日本語DEC_COBOL_V2.4_for_OpenVMS_Alphaをご使用のお客様へ 日本語DEC COBOL for OpenVMS Alpha (以下,日本語DEC COBOLと記す) をご利用いただきありがとうございます。本書では,日本語DEC COBOL V2.4のキットの内容,および本製品をご使用いただく際に必要な情報を 記載しています。ご使用の前に必ずお読みください。 1 ライセンス管理機能(LMF)に関する情報 日本語DEC COBOLをインストールする前に,LMF PAKを登録しロードする 必要があります(『日本語DEC COBOL for OpenVMS Alphaインストレーシ ョン・ガイド \ITALIC』を参照)。ブックリーダを介してレイヤード製 品のドキュメントCD-ROM (CD)上のドキュメントを読む場合は,事前に BOOKBROWSER PAKを登録しておく必要があります。登録方法に関する説 明については,『日本語OpenVMS Alphaソフトウェア・ライブラリ コ ンパクト・ディスク・ユーザーズ・ガイド \ITALIC』を参照してくださ い。 2 インストレーション情報 日本語DEC COBOLをインストールするには,日本語OpenVMS Alpha V6.1 以降および標準版DEC COBOL V2.4 for OpenVMS Alphaが必要です。 レイヤード製品のソフトウェア・バイナリ・コンパクトディスク(媒 体CD)は,インストレーション・セーブセット(キット),『日本語DEC COBOL for OpenVMS Alphaインストレーション・ガイド \ITALIC』,お よびその他の関連マニュアルをASCII形式とPostScript[1]形式で提供し ています。 ___________________ [1] POSTS CRIPTはAdobe Systems, Incorporated社の登録商標です。 _____________________________________________________________________ V2.4キット・コンポーネント セーブセット,ファイルまたはディレクトリ ______________________________________________________________________ DEC COBOL for日本語 [NCOBOL024.KIT] NCOBOL024.A OpenVMS Alpha [NCOBOL024.KIT] NCOBOL024.B インストレーション・ガイ ド, [NCOBOL024.DOCUMENTATION]*.ps カバーレター,およびSPD [NCOBOL024.DOCUMENTATION]*.txt _____________________________________________________________________ 3 リリース・ノート情報 日本語DEC COBOL V2.4のリリース・ノートでは,インストールに関する 指示の他に,既知の問題,制限事項,修正された問題,Digital UNIX 上で使用するDEC COBOLとの相違点,VAX COBOLとの相違点,RTLに関す る注意点,およびデバッガに関する注意点をまとめています。[R]日本 語DEC COBOLをインストールする前にリリース・ノートを読むには, VMSINSTALを起動して表示されるインストレーション・ガイドの指示に 従ってください。また,日本語DEC COBOLをインストールした後でリリ ース・ノートを読む場合は,次のコマンドを入力すると表示することが できます。 SYS$HELP:NCOBOL024.RELEASE_NOTES ___________________ [R] UNIXは,米国およびその他多くの国で商標登録され,X/Open Company 社を通じて独占的にライセンス供給されているものです。X/Openは X/Open Company社の商標です。 2 4 キットの内容 日本語DEC COBOL V2.4のキットには,以下のものが含まれています。 o BOM (Bill of Materials) 本キットに同封されたBOMとキットの中身を照合して,リストに記 載された品がすべて揃っているかどうかを確認してください。万が 一,キットに損傷があったり,必要な媒体およびドキュメントが欠 落している場合は,最寄りの日本DECの各支店/営業所にお問い合わ せください。 o 媒体 システム上に日本語DEC COBOLをインストールする方法については, 『日本語DEC COBOL for OpenVMS Alphaインストレーション・ガイド \ITALIC』をお読みください。 o CDマニュアルおよびレター 『日本語OpenVMS Alphaソフトウェア・ライブラリ コンパクト・ ディスク・ユーザーズ・ガイド \ITALIC』および『日本語OpenVMS Alphaソフトウェア・ライブラリをご使用のお客様へ \ITALIC』が, CDディストリビューション・キットと一緒に配布されます。『日本 語OpenVMS Alphaソフトウェア・ライブラリ コンパクト・ディス ク・ユーザーズ・ガイド \ITALIC』では,各製品が格納された媒体 CD上の各製品のディレクトリ名を示しています。 o 日本語DEC COBOLドキュメント 本バージョンでは,次のハードコピー・ドキュメントを提供してい ます。 『日本語DEC COBOL日本語機能の概要 \ITALIC』 また,次のドキュメントについては,ブックリーダ形式のファイル もドキュメントCD上に提供されています。 『日本語DEC COBOL for OpenVMS Alphaインストレーション・ガ イド \ITALIC』 『日本語DEC COBOL日本語機能の概要 \ITALIC』 CD上のドキュメントを読むには,DECwindowsターミナルまたはワー クステーションからブックリーダを使用してください。 3 1. まず,ブックリーダを起動します。 画面にブックリーダの初期ウィンドウまたはナビゲーション・ウ ィンドウが表示されます。 2. ナビゲーション・ウィンドウで「プログラミング言語およびツー ル」トピックを選択します。 3. 「日本語DEC COBOL for OpenVMS Alpha」トピックを選択しま す。 4. 目的の日本語DEC COBOLドキュメントを選択します。 選択したドキュメントの目次が表示されます。 日本語DEC COBOL製品の概要説明とその機能については,媒体CD上の 『日本語DEC COBOL Version 2.4 for OpenVMS Alphaソフトウェア仕 様書(SPD) \ITALIC』を参照してください。また,本製品をサポート する環境についても解説しています。 5 日本語デバッガについて 日本語OpenVMS Alphaオペレーティング・システムV6.1にはキャラク タ・セル・モードの日本語デバッガが付属していますが,DECwindowsモ ードの日本語デバッガは付属していません。 DECwindows/Motif V1.2上でDECwindowsモードのデバッガを使って日本 語機能を用いたプログラムのデバッグを行う場合は,以下の手順により 標準版のデバッガを用いてください。 1. リソース・ファイルを生成します。 DECwindowsモードの標準版デバッガを起動します。起動したら 「Options」メニューの「Save Options」を選択しリソース・ファイ ルを生成します。このとき生成されるリソース・ファイルの名前は SYS$LOGIN:VMSDEBUG.DATです。 すでにこのファイルが存在する場合は生成する必要はありません。 ただし,リソース・ファイル中に以下の行が存在しない場合は,リ ソース・ファイルを生成し直してください。 DebugResourceFileVersion: 1 2. リソース・ファイルを修正します。 4 以下の2行をリソース・ファイルに追加します。 DebugInstruction.Font: DebugSource.Font: なお,1および2の作業は1度だけ行えば次回からは必要ありませ ん。 3. DBG$NATIONALITY論理名を定義します。 DBG$NATIONALITY論理名を以下のように定義すると日本語機能(日本 語利用者語の使用など)が有効になります。 $ DEFINE[/JOB|/PROCESS] DBG$NATIONALITY JAPAN 標準版の機能に戻すには,この論理名定義をDEASSIGNコマンドで削 除してください。 このあとは,DBG$NATIONALITYを定義するだけで,標準版デバッガの DECwIndowsモードにおいて日本語機能のデバッグが実行できます。日本 語機能を常に使用する場合は,LOGIN.COMで論理名定義することをお奨 めします。 標準版のデバッガをキャラクタ・セル・モードで使用する場合は, DBG$NATIONALITYは定義しないでください。定義したままにすると,キ ー入力が正しく動作しなくなります。キャラクタ・セル・モードでデバ ッグを行う場合は,日本語デバッガをご利用ください。 6 最後に 日本DECは,お客様のニーズに応えることを誇りにしております。今後 もよりよいサービスを提供し続けていくため,弊社ではお客様のご意見 を伺っております。マニュアルに間違いを見つけたり,ご意見,ご要望 などございましたら,マニュアルの最後に添付されたコメント用紙にご 記入の上,弊社社員にお渡しください。[TM] [1] ___________________ [TM] Bookreader, DEC, DEC COBOL, DECwindows,およびDIGITALロゴは Digital Equipment Corporation社の商標です。 [1] Display POSTSCRIPTおよびPOSTSCRIPTはAdobe Systems Incorporated社 の登録商標です。OSF/1はOpen Software Foundation, Inc社の登録商標 です。 5