DIGITAL AV-Q7MXA-TE 日本語ALL-IN-1_V3.0B および 日本語ALL-IN-1_TeamLinks_Connection_V2.0_for_OpenVMS_VAX_ をご使用のお客さまへ 製品情報 1 インストールの前に 日本語ALL-IN-1 TeamLinks Connection V2.0(以降日本語TLC V2.0と記 述します)をインストールする場合,既に日本語ALL-IN-1 V3.0Bがイン ストールされていなければなりません。日本語ALL-IN-1 V3.0Bのインス トレーションについては,『日本語ALL-IN-1インストレーション・ガイ ド』を参照してください。 2 配布メディアの内容 このキットには次の2つの製品が含まれています。 o 日本語ALL-IN-1 V3.0B このソフトウェアは,日本語ALL-IN-1 V3.0における障害を解決し, 日本語TLC V2.0を使用するためにアップデートされたフルキットで す。 日本語TLC V2.0をインストールする場合には,このソフトウェアが 既にインストールされていなければなりません。 o 日本語TLC V2.0 このソフトウェアによって,TeamLinks V2.0クライアント (TeamLinks for WindowsV2.0およびTeamLinks Mail for Windows V2.0)のユーザはALL-IN-1 V3.0Bファイル・キャビネットとALL-IN-1 V3.0Bデータにアクセスできるようになります。 1 この製品のいずれにも固有のドキュメントとインストレーション・ プロシージャが付属しています。この製品を両方共にインストール する必要はありませんが,日本語TLC V2.0をインストールする場合 は先に日本語ALL-IN-1 V3.0Bをインストールしなければなりませ ん。 3 日本語ALL-IN-1 V3.0Bについて 日本語ALL-IN-1 V3.0Bは,日本語ALL-IN-1 V3.0におけるすべての障害 を解決している必須アップデートです。 日本語ALL-IN-1 V3.0Bの『リリース・ノート』には,以下のような情報 が含まれています。 o 解決される障害についての情報 o このソフトウェアをインストールするために必要なハードウェアと ソフトウェアについての情報 o このソフトウェアで必要とされるディスク容量 o ソフトウェアのインストール方法についての情報 日本語ALL-IN-1 V3.0Bのリリース・ノートはページ数が多いので, SYS$HELPのリリース・ノートを印刷する場合,事前にリリース・ノ ートのファイルを編集することをお勧めします。 3.1 日本語ALL-IN-1 V3.0Bリリース・ノートへのアクセス方法 リリース・ノートにアクセスするには,以下のようにしてください。 1. システム・アカウントから,次のコマンドを入力します。 $ @SYS$UPDATE:VMSINSTAL A1BJVB030 device: OPTIONS N ここで,deviceは配布メディアをマウントする装置の装置名です。 2. VMSINSTALからの要求に応じて配布メディアをマウントします。 2 3. 配布メディアをマウントすると,VMSINSTALは次のプロンプトを表示 します。 Additional Release Notes Options: 1. Display release notes 2. Print release notes 3. Both 1 and 2 4. None of the above * Select option [2]: オプションの番号を入力します。印刷の前にリリース・ノートのフ ァイルを編集したい場合は,オプション1またはオプション4を選択 します。このオプションはどちらもリリース・ノートをSYS$HELPに 転送します。 4. VMSINSTALがインストレーションの継続を選択するように要求した ら,デフォルトの応答としてのNOを入力するためにRETURNを押しま す。 以上の操作でリリース・ノートはファイルSYS$HELP:A1BJVB030.RELEASE_ NOTESに格納されます。 4 日本語TLC V2.0について ALL-IN-1 IOSシステムは,単なるターミナル・ベースのシステムから分 散クライアントに対するネットワーク・サービスの提供へと拡張を続け ています。 日本語TLC V2.0は,TeamLinks V2.0のユーザがALL-IN-1 IOSシステムへ アクセスすることを可能にします。この機能は,次のようなネットワー ク・サーバを使うことによって実現されます。 o ファイル・キャビネット・サーバ これはALL-IN-1ファイル・キャビネットに対する完全なアクセ スを提供します。これはまた,ALL-IN-1メッセージング・サービ ス,ALL-IN-1バッチ・スクリプト実行機能に対するアクセスも提供 します。 3 o ALL-IN-1 AIDAサーバ これはALL-IN-1データ・オブジェクト(システム・データやユー ザ・データ)に対する完全なアクセスを提供します。 これらのサーバは,パフォーマンスおよびクライアント・サーバのやり とりを共に最適化するように設計されています。それぞれのサーバは単 一のプロセスで,複数セッションをサポートすることができます。サー バはALL-IN-1のメイン・プロセスとは別になっていて,メイン・プロセ スを呼び出すことはありません。 それぞれのサーバは,DECnet,TCP/IP,非同期通信アクセスをサポート します。 日本語TLC V2.0を使用することによって,TeamLinksクライアント はALL-IN-1 IOSを自分専用のサーバであるかのように使用することがで きます。このように,TeamLinksクライアントからALL-IN-1 IOSを使用 すると次のような利点が得られます。 o ALL-IN-1の機能をPCスタイルのユーザ・インタフェースで使用でき ます。 o ALL-IN-1サービスと関連して使用できるPCアプリケーションを選択 できます。 o ユーザはエディタやスプレッドシートなどのアプリケーションを始 めとするPC製品を使用できるため,サーバ・システムに対するリソ ース要求を軽減できます。 ネットワーク・サーバを含めるようなALL-IN-1 IOSの開発によって,既 存のALL-IN-1 IOSカスタマはタイムシェアリング式のオフィス・システ ムから完全なクライアント・サーバ環境へと必要に応じて移行できるよ うになります。ALL-IN-1の基本システムに対する必須の移行を伴わず に,PCあるいはVTであるかの如何を問わずすべてのユーザは同一の統合 環境で操作できます。 個々のユーザは自分自身のPC環境に適したユーザ・インタフェースに移 行できます。同時に,使用するデスクトップの如何に関らず,ユーザは 以下のことを継続して行うことができます。 o 以前と同じ作業環境へのアクセス 4 o ファイルの共有 o 他のユーザとのグループ作業 要するに,ALL-IN-1 IOSはカスタマイズとアプリケーション開発のため のツールとサポートを伴った統合オフィス・システムとしてあり続ける ということです。そして,日本語TLC V2.0を使うことによって,オープ ンなクライアント・サーバ環境での一連の使い易いオフィス・サービス を提供します。 TeamLinks V2.0のユーザが日本語ALL-IN-1 V3.0Bをサーバとして使用す るために次のことを行う必要があります。 1. OpenVMS V5.5-2以降がインストールされていることの確認 2. 本配布メディア内にある日本語ALL-IN-1 V3.0Bのインストール 3. 日本語TLC V2.0のインストール 5 日本語TLC V2.0のドキュメント このキットには『日本語ALL-IN-1 TeamLinks Connection V2.0インスト ール・マネージメント・ガイド』が含まれていて,以下のような内容が 記述されています。 o リリース・ノートの項には,TLC V2.0における既知の問題や制限事 項についての説明があります。リリース・ノートは,5.2項に説明さ れているようにVMSINSTALでOPTIONS Nというオプションを使用する ことによってアクセスできる別のドキュメントとして利用すること もできます。 o TLCのインストールに先立って必要な情報 o TLCをインストールするための手順 o TLCを管理する方法についての情報と手順 『日本語ALL-IN-1 TeamLinks Connection V2.0インストール・マネージ メント・ガイド』は,配布メディア上に別のセーブセットとしてプリン ト可能なファイル形式で提供されています。このファイルは以下のよう なものです。 5 ________________________________________________________________ ファイル________________形式____________________________________ TLC020_INST_MGT.PS ポストスクリプト TLC020_INST_MGT.TXT_____ASCIIテキスト___________________________ 5.1 『日本語ALL-IN-1 TeamLinks Connection V2.0インストール・マ ネージメント・ガイド』へのアクセス方法 『日本語ALL-IN-1 TeamLinks Connection V2.0インストール・マネージ メント・ガイド』にアクセスするためには,次のようにしてください。 1. 配布メディアをマウントします。 2. 次のようにBACKUPユーティリティを使って,ドキュメント・ファイ ルを自分のOpenVMSシステムのディレクトリにコピーします。 $ BACKUP volume-label:TLC020.D/SAVE_SET dir*.* ここで,volume-labelは配布メディアのラベルであり,dir*.*はド キュメント・ファイルのコピー先です。 3. 必要に応じてファイルをプリントします。 5.2 TLCリリース・ノートへのアクセス方法 『日本語ALL-IN-1 TeamLinks Connection V2.0インストール・マネージ メント・ガイド』のリリース・ノートの項は,別のドキュメントとして も利用できます。このドキュメントにアクセスするには,次のようにし てください。 1. システム・アカウントから,次のコマンドを入力します。 $ @SYS$UPDATE:VMSINSTAL TLC020 device OPTIONS N ここで,deviceは配布メディアをマウントする装置の装置名です。 2. VMSINSTALからの要求に応じて配布メディアをマウントします。 6 3. 配布メディアをマウントすると,VMSINSTALは次のプロンプトを表示 します。 Additional Release Notes Options: 1. Display release notes 2. Print release notes 3. Both 1 and 2 4. None of the above * Select option [2]: オプションの番号を入力します。 4. VMSINSTALがインストレーションの継続を選択するように要求した ら,デフォルトの応答としてのNOを入力するためにRETURNを押しま す。 以上の操作でリリース・ノートはファイルSYS$HELP:TLC020.RELEASE_ NOTESに格納されます。 6 PCIPを既にインストールしているお客さまへ 『FORMAT.DATへのPCIP用データの登録方法』 PCIPアプリケーション・インターフェイス1 V3.0および2 V3.0がすでに インストールされている環境へMUPBをインストールする場合には,MUPB をインストールした後で以下の作業を行なってください。 (作業を省略した場合にはPCIPの機能が使えなくなります。) 1. ALL-IN-1マネージャのアカウントでログインし,BYPASS特権を設定 します。 $ SET PROCESS/PRIV=BYPASS 2. V3.0 ALL-IN-1を起動します。 $ ALLIN1/USER=MANAGER 7 3. GOLD KP7 (「PF1」に続いて「キーパッドの7」を押す)にてコマンド 入力プロンプトを出し,続いて以下のコマンドを入力します。 (アプリケーション・インターフェイス1 V3.0がインスールされてい る場合) Enter COMMAND: DO PCI$TOOLS:PCI$WRITE_FORMAT_APP1V30 (アプリケーション・インターフェイス2 V3.0がインスールされてい る場合) Enter COMMAND: DO PCI$TOOLS:PCI$WRITE_FORMAT_APP2V30 4. EXITコマンドでALL-IN-1を終了してください。 EXIT 7 ALL-IN-1/OAFAXをご使用のお客様へ OAFAX V1.1AがインストールされているALL-IN-1 V3.0(A)システム をALL-IN-1 V3.0Bへのアップグレードする場合には,ALL-IN-1 V3.0Bを アップグレードインストールした後にOAFAX用のパッチを当てる必要が あります。OAFAXをご使用のお客様は日本DECまでご連絡ください。 注意 上記のパッチを当てないでALL-IN-1をご利用いただくと,電子メ ールの作成時,または配布リストの作成時に不具合が生じること があります。 8 サポートOSについて 本バージョンは,VMS V6.1をサポートしておりませんので,ご注意くだ さい。 8 9 セカンダリ・キットをご使用のお客様へ セカンダリ・キット(プロダクト名A1LUSB030 )をご使用のお客様は,イ ンストレーションの前に日本語ALL-IN-1 V3.0Bのリリース・ノートをお 読みください。また,日本語ALL-IN-1 V3.0Bベース・キットをインスト ールしてからセカンダリ・キットをインストールしてください。 以  上 Copyright (c) 1994 Digital Equipment Corporation Japan. All rights reserved. 9