_日本語HP_TCP/IP_Services_for_OpenVMS_________ インストレーション/ コンフィギュレーション・ガイド 2005年7月 本書は,日本語HP TCP/IP Services for OpenVMS製品を OpenVMS Alphaシステムにインストールしコンフィギュレ ーションする方法について説明します。 改訂情報: 本書は改訂版です。 オペレーティング・システム: 日本語OpenVMS Alpha V8.2 ソフトウェア・バージョン: 日本語HP TCP/IP Services for OpenVMS V5.5 日本ヒューレット・パッカード株式会社 __________________________________________________________ 2005年7月 本書の著作権はHewlett-Packard Development Company, L.P.が 保有しており,本書中の解説および図,表はHewlett-Packard Development Company, L.P.の文書による許可なしに,その全体 または一部を,いかなる場合にも再版あるいは複製することを禁 じます。 また,本書に記載されている事項は,予告なく変更されることが ありますので,あらかじめご承知おきください。万一,本書の記 述に誤りがあった場合でも,日本ヒューレット・パッカードは一 切その責任を負いかねます。 本書で解説するソフトウェア(対象ソフトウェア)は,所定のライ センス契約が締結された場合に限り,その使用あるいは複製が許 可されます。 (c) 2005 Hewlett-Packard Development Company, L.P. 本書に記載しているすべての製品名は,それぞれの会社の商標で す。 本書は,日本語VAX DOCUMENT V 2.1を用いて作成しています。 ________________________________________________________________ 目次 まえがき................................................ vii 1 TCP/IP Servicesのインストレーションとコンフィギュ レーションを行う前の準備作業 1.1 主な作業の確認.............................. 1-1 1.2 インストール前の作業........................ 1-2 1.2.1 配布キットの確認........................ 1-3 1.2.2 リリース・ノートの抽出.................. 1-4 1.2.3 システム・ディスクのバックアップと日本語 OpenVMSのアップグレード.................. 1-4 1.2.4 ライセンス製品登録キーの登録............ 1-5 1.2.5 ディスクの空き領域の確認................ 1-5 1.2.6 物理メモリの確認........................ 1-6 1.2.7 システム・パラメータの確認.............. 1-6 1.2.7.1 グローバル・ページレットとグローバル・ セクション............................. 1-7 1.2.7.2 非ページング動的プール................ 1-7 1.2.8 ユーザ識別コードの割り当て.............. 1-8 1.2.9 Early Adopters Kits (EAKs)の削除........ 1-9 1.3 コンフィギュレーション情報の収集............ 1-10 2 TCP/IP Servicesのインストレーション 2.1 インストレーション・プロシージャの起動...... 2-1 2.2 インストレーション・プロシージャのステップ・ スルー....................................... 2-4 2.3 インストレーション後の作業.................. 2-6 iii 3 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3.1 推奨するTCP/IP Servicesのコンフィギュレーシ ョン手順..................................... 3-2 3.2 OpenVMSクラスタへのシステムの追加........... 3-4 3.2.1 新たにコンフィギュレーションしたシステム のクラスタ内での実行..................... 3-4 3.2.2 システムをクラスタに追加する前に行う TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション.. 3-5 3.3 DHCPクライアントを使用したTCP/IP Servicesの 自動コンフィギュレーション................... 3-6 3.4 TCPIP$CONFIGの実行.......................... 3-7 3.4.1 既存のTCP/IP Servicesコンフィギュレーシ ョン・ファイルの変換(アップグレードの場合 のみ).................................... 3-7 3.4.2 新しいTCP/IP Servicesコンフィギュレーシ ョン・ファイルの作成..................... 3-9 3.4.3 コンフィギュレーション・メニューについ て....................................... 3-10 3.4.4 コア環境のコンフィギュレーション........ 3-12 3.4.4.1 ドメインのコンフィギュレーション...... 3-14 3.4.4.2 インタフェースのコンフィギュレーショ ン..................................... 3-14 3.4.4.3 failSAFE IPアドレスのコンフィギュレー ション................................. 3-15 3.4.4.4 動的経路選択のコンフィギュレーション.. 3-18 3.4.4.5 BINDリゾルバのコンフィギュレーション.. 3-20 3.4.4.6 標準時間帯のコンフィギュレーション.... 3-20 3.4.5 クライアント環境のコンフィギュレーショ ン....................................... 3-21 3.4.6 サーバ環境のコンフィギュレーション...... 3-25 3.4.7 オプションの構成要素のコンフィギュレーシ ョン..................................... 3-28 3.4.7.1 Kerberosサポートのコンフィギュレーショ ンおよび有効化......................... 3-30 3.4.7.2 failSAFE IPサポートのコンフィギュレー ションと有効化......................... 3-32 3.5 TCPIP$CONFIGメニューをバイパスするための TCPIP$CONFIGオプション・コマンドの使用....... 3-33 3.6 コンフィギュレーションの変更を有効にする.... 3-35 iv 3.7 TCPIP$CONFIGを使用したTCP/IP Servicesの停止. 3-36 3.8 TCPIP$CONFIGを使用したTCP/IP Servicesの起動. 3-38 3.9 コンフィギュレーションの検証................ 3-40 3.9.1 TCPIP$CONFIGコマンド・プロシージャからの IVPの実行................................ 3-41 3.9.2 OpenVMS DCLプロンプトからのIVPの実行.... 3-42 3.9.3 TCP/IP Servicesインターネット・コンフィ ギュレーションの検証..................... 3-42 3.9.4 SNMPコンフィギュレーションの検証........ 3-43 3.10 追加のコンフィギュレーション作業............ 3-45 3.11 TCP/IP Servicesの起動と停止................. 3-46 3.11.1 TCP/IP Servicesの自動起動と自動停止..... 3-46 3.11.2 TCP/IP Servicesの手動による起動と停止... 3-47 3.11.3 個々のサービスの起動と停止.............. 3-47 3.11.4 ユーザ作成サービスの起動と停止.......... 3-48 3.12 TCP/IP ServicesをDECwindowsアプリケーション のトランスポートに指定....................... 3-49 4 IPv6のコンフィギュレーション 4.1 IPv6ホストのコンフィギュレーション.......... 4-4 4.2 IPv6ルータのコンフィギュレーション.......... 4-12 4.3 failSAFE IP IPv6アドレスのコンフィギュレーシ ョン......................................... 4-21 A TCP/IP Servicesの新規のインストレーションとコンフィ ギュレーションの例 A.1 新規のインストレーション・プロシージャの例.. A-1 A.2 新規のコンフィギュレーション・プロシージャ.. A-2 索引 v 例 2-1 TCP/IP Servicesのインストレーション: POLYCENTER Software Installationユーティ リティのプロシージャ(例)................. 2-4 表 1 日本語TCP/IP Servicesのドキュメント...... ix 1-1 主な作業:インストールとコンフィギュレー ション................................... 1-1 1-2 インストール前の作業..................... 1-3 1-3 コンフィギュレーション・プラニング・ワー クシート................................. 1-11 3-1 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション.. 3-3 3-2 SYSUAFパラメータの最小値................. 3-5 3-3 コンフィギュレーションの変更を有効にする. 3-35 3-4 IVPエラーのトラブルシューティング........ 3-43 vi ________________________________________________________________ まえがき 日本語HP TCP/IP Services for OpenVMSは,TCP/IPネット ワーキング・プロトコル体系とインターネット・サービスを OpenVMS Alphaシステム用に実装した製品です。日本語HP TCP/IP Services for OpenVMSは,異種ネットワーク通信とリソース共有 のための業界標準プロトコルをサポートする包括的な機能とアプ リケーションのセットを提供します。 本書は,OpenVMS Alphaシステムに日本語HP TCP/IP Services for OpenVMS V5.5製品をインストールし,コンフィギュレーショ ンする方法について説明しています。また,『日本語HP TCP/IP Services for OpenVMSリリース・ノート』にもインストレーショ ンおよびコンフィギュレーションに関する注意事項が記載されて いますので,あわせて参照してください。 対象読者 本書は経験のあるOpenVMSおよびUNIXのシステム管理者を対象と しており,OpenVMSのシステム管理,TCP/IPネットワークとその 用語を理解していることを前提に書かれています。 本書の構成 本書は4つの章と1つの付録で構成されています。 o 第1章では,日本語HP TCP/IP Services for OpenVMSのイン ストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備 作業について説明しています。 vii o 第2章では,POLYCENTER Software Installationユーティリ ティを使用して,OpenVMS Alphaシステムに日本語HP TCP /IP Services for OpenVMSをインストールする方法につい て説明しています。 o 第3章では,ソフトウェアを正常にインストールした後に, 日本語HP TCP/IP Services for OpenVMSの構成要素および サービスのコンフィギュレーションを行う方法について, ガイドラインを示します。 o 第4章では,IPv6ソフトウェアのコンフィギュレーション方 法について説明します。 o 付録 Aでは,OpenVMS Alphaシステムに日本語HP TCP/IP Services for OpenVMSを初めてインストールした際の画面 表示例およびコンフィギュレーションを行った際の画面表 示例を示します。なお,第3章の画面表示例は,日本語HP TCP/IP Services for OpenVMSをアップグレードした際に表 示されるものです。 関連資料 表 1に,日本語HP TCP/IP Services for OpenVMSで利用できるド キュメントを示します。 viii 表 1 日本語TCP/IP Servicesのドキュメント ________________________________________________________________ ドキュメント______________内容__________________________________ 『Compaq TCP/IP Services このマニュアルでは,日本語TCP/IP for OpenVMS Concepts and Servicesソフトウェアを使用するため Planning』 にシステムのコンフィギュレーションを行 う前に考慮すべき一般的な設計上の問題を 含め,OpenVMSシステム上でのTCP/IPネッ トワーキングに関する概念的な情報を提供 します。 また,このマニュアルでは,日本語TCP/IP Servicesのドキュメント・セットのマ ニュアルについて記述し,日本語TCP/IP Servicesソフトウェア製品で使用されてい る用語および頭文字の用語集を提供してい ます。 『日本語HP TCP/IP リリース・ノートでは,ドキュメント・セ Services for OpenVMS ットの情報に置き代わるバージョン固有の リリース・ノート』 情報を提供しています。ソフトウェアの本 バージョンの機能,制限事項,および訂正 事項については,リリース・ノートに記載 されています。ソフトウェアをインストー ルする前には必ずリリース・ノートをお読 みください。 『日本語HP TCP/IP このマニュアルは,日本語TCP/IP Services for OpenVMS Services製品のインストレーションと インストレーション/コン コンフィギュレーションの方法について説 フィギュレーション・ガイ 明しています。 ド』 『日本語HP TCP/IP このマニュアルは,日本語TCP/IP Services for OpenVMS Servicesの日本語機能の概要と,漢字 日本語機能の手引き』 フィルタの使用方法,および漢字フィルタ のプログラミングについて説明していま す。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) ix 表 1 (続き) 日本語TCP/IP Servicesのドキュメント ________________________________________________________________ ドキュメント______________内容__________________________________ 『HP TCP/IP Services for このマニュアルは,リモート・ファイル操 OpenVMS User's Guide』 作,電子メール,TELNET,TN3270,ネット ワーク印刷など,日本語TCP/IP Services で利用できるアプリケーションの使用方法 について説明しています。 『HP TCP/IP Services for このマニュアルは,日本語TCP/IP OpenVMS Management』 Services製品のコンフィギュレーショ ンと管理の方法について説明しています。 『HP TCP/IP Services このマニュアルは,日本語TCP/IP for OpenVMS Management Servicesの管理コマンドについて説明 Command Reference』 しています。 『HP TCP/IP Services このリファレンス・カードでは,構成要素 for OpenVMS Management ごとにTCP/IP管理コマンドをリストし,各 Command Quick Reference コマンドの目的を説明しています。 Card』 『HP TCP/IP Services このリファレンス・カードには,よく実行 for OpenVMS UNIX Command されるネットワーク管理タスクおよび対応 Equivalents Reference するTCP/IP管理とUNIXコマンド書式に関す Card』 る情報が記載されています。 『HP TCP/IP Services このマニュアルは,オープン・ネットワー for OpenVMS ONC RPC ク・コンピューティングのリモート・プロ Programming』 シージャ・コール(ONC RPC)を使った高水 準プログラミングについて概説していま す。また,RPCプログラミング・インタフ ェースや,RPCGENプロトコル・コンパイラ を使ったアプリケーションの作成方法につ いても説明しています。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) x 表 1 (続き) 日本語TCP/IP Servicesのドキュメント ________________________________________________________________ ドキュメント______________内容__________________________________ 『HP TCP/IP Services for このマニュアルは,SSH for OpenVMSソフ OpenVMS Guide to SSH』 トウェアのコンフィギュレーション,セッ トアップ,使用方法,および管理について 説明しています。 『HP TCP/IP Services このマニュアルは,ソケットAPIとOpenVMS for OpenVMS Sockets システム・サービスを使って,ネットワー API and System Services ク・アプリケーションを開発する方法につ Programming』 いて説明しています。 『HP TCP/IP Services for このマニュアルは,簡易ネットワーク管理 OpenVMS SNMP Programming プロトコル(SNMP)およびSNMPアプリケーシ and Reference』 ョン・プログラミング・インタフェース (API)について説明しています。また,日 本語TCP/IP Servicesで提供されるサブエ ージェント,サブエージェントの管理のた めに提供されているユーティリティ,およ びユーザ独自のサブエージェントの構築方 法についても説明しています。 『HP TCP/IP Services このマニュアルでは,ネットワーク問題の for OpenVMS Tuning and 原因を切り分ける方法,および最高の性能 Troubleshooting』 を引き出すために日本語TCP/IP Services ソフトウェアをチューニングする方法につ いて説明しています。 『HP TCP/IP Services for このマニュアルでは,IPv6環境,この環境 OpenVMS Guide to IPv6』 におけるシステムの役割り,異なるIPv6 アドレスのタイプと機能,および6boneネ ットワークにアクセスするために日本語 TCP/IP Servicesをコンフィギュレーショ __________________________ンする方法について説明しています。____ TCP/IPプロトコル体系全般の概要を知りたい場合には, Douglas Comer著『Internetworking with TCP/IP: Principles, Protocols, and Architecture』が参考になります。 xi 表記法 「TCP/IP Services」は日本語HP TCP/IP Services for OpenVMS を指します。 「UNIX」はTru64 UNIXオペレーティング・システムを指します。 本書で使用しているIPアドレスは架空のものです。 本書では,以下の表記法に従っています。 Ctrl/x Ctrl/xのような表記は,Ctrlというラベルの 付いたキーを押しながら,別のキーまたはポ インティング・デバイスのボタンを押すこと を示します。 PF1 x PF1 xのような表記は,まず,PF1というラベ ルの付いたキーを押して放し,その後,別の キーまたはポインティング・デバイスのボタ ンを押すことを示します。 例中では,四角で囲まれたキー名は,ユーザ がキーボードのキーを押すことを示します(本 文中では,キー名は四角で囲まれません)。 本書のHTML版では,この表記は四角ではな く,カッコになります。 . . . 例中の水平方向の省略記号は,次のいずれか を示します。 o 文で追加のオプション引数が省略されて いる。 o 前述の項目(1つまたは複数)が1回以上繰 り返される。 o 追加のパラメータ,値,または他の情報 が入力できる。 xii . 垂直方向の省略記号は,コーディング例また . はコマンド書式で項目が省略されていること . を示します。つまり,説明しているトピック に関して重要でない事項であるため,省略さ れています。 ( ) コマンド書式の説明で,カッコは,複数選択 する場合には,選択したものをカッコで囲む 必要があることを示します。 [ ] コマンド書式の説明で,大カッコはオプショ ン選択を示します。ユーザは1つまたは複数の 項目を選択することも,あるいは選択しない こともできます。コマンド行に大カッコを入 力してはなりません。ただし,OpenVMSのディ レクトリ指定,または割り当て文の部分列指 定の構文では大カッコを含める必要がありま す。 | コマンド書式の説明では,縦線は大カッコま たは中カッコ内で選択項目を区切ります。大 カッコ内では,選択はオプションですが,中 カッコ内では,必ず1つ以上を選択する必要が あります。コマンド行に縦線を入力してはな りません。 { } コマンド書式の説明で,中カッコは必須の選 択を示し,リストされている項目から1つ以上 の項目を選択する必要があります。コマンド 行に中カッコを入力してはなりません。 bold text この書体は,新しい用語であることを示しま す。また,引数の名前,属性,あるいは理由 を示します。 xiii italic text 斜体のテキストは,変数を示します。変数に は,システム出力(Internal error number), コマンド行(/PRODUCER=name),および本文中 のコマンド・パラメータ(このとき,ddはデバ イス・タイプの事前に定義されたコードを表 します)において異なる情報も含まれます。 UPPERCASE TEXT 大文字は,OpenVMSおよびHP TCP/IP Services for OpenVMSのコマンド,オプション,ユー ティリティ,ファイル,ディレクトリ,ホス ト,およびユーザの名前を示します。 Monospace text この書体は,コーディング例および対話型の 画面表示を示します。 Cプログラミング言語では,テキスト中のこの 書体は次の項目を示します。つまり,キーワ ード,単独でコンパイルされた外部関数とフ ァイル,構文のまとめ,例中の変数または識 別子の参照を示します。 - コマンド書式の説明,コマンド行,コード行 の終わりのハイフンは,コマンドまたは文が 次の行に継続することを示します。 数 本文中のすべての数は,特に明記していなけ れば,10進数です。基数が10進法以外の場 合,つまり,2進,8進,16進の場合には,明 記されています。 xiv 1 ________________________________________________________________ TCP/IP Servicesのインストレーションとコンフィギュレーションを行 う前の準備作業 本章では,日本語HP TCP/IP Services for OpenVMSソフトウェア のインストレーションとコンフィギュレーションに必要な準備作 業について説明します。 ___________________________________________________________ 1.1 主な作業の確認 TCP/IP Servicesソフトウェアのインストールは数分で完了しま す。このソフトウェアは,レイヤード・プロダクトとしてインス トールします。 TCP/IP Servicesのインストールが終了したら,次の作業とし て,メニュー方式のTCPIP$CONFIGコンフィギュレーション手順を 実行して,サービスを使用可能にし,コンフィギュレーションの 内容を検証します。この作業は,通常15分程度で終了します。 表 1-1に,TCP/IP Servicesソフトウェアのインストールとコン フィギュレーションに関係する主な作業,およびそれらの作業に ついて説明している箇所を示します。 表 1-1 主な作業:インストールとコンフィギュレーション __________________________________________________________ 手 順___作業________________________________参照先___________ 1 インストールとコンフィギュレーショ 第1.2節および第 ンを行う前の準備作業 1.3節 __________________________________________________________ (次ページに続く) のインストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備作業 1-1 表 1-1 (続き) 主な作業:インストールとコンフィギュレーシ ョン __________________________________________________________ 手 順___作業________________________________参照先___________ 2 システムで実行されているTCP/IP 第2.1節 Servicesの以前のバージョンのシャッ トダウン 3 TCP/IP Servicesのインストレーショ 第2章 ン 4 ネットワーク環境に合わせたTCP/IP 第3章 Servicesのコンフィギュレーション 5 TCP/IP Servicesの起動 第3.6節 6 コンフィギュレーションの内容の検証 第3.9節 7 必要に応じて,追加のコンフィギュレ 第3.10節 ーションおよびセットアップ作業を実 行 8 システムをIPv6ホストあるいはIPv6ル 第4章 _____ータとしてコンフィギュレーション_____________________ ___________________________________________________________ 1.2 インストール前の作業 表 1-2に,システムにTCP/IP Servicesをインストールする前に 完了しておく必要のある作業と,それらの作業について説明して いる箇所を示します。 1-2 TCP/IP Servicesのインストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備作業 表 1-2 インストール前の作業 __________________________________________________________ 手 順___作業________________________________参照先___________ 1 配布キットの検査 第1.2.1項 2 TCP/IP Servicesリリース・ノートの 第1.2.2項 抽出と一読 3 システム・ディスクのバックアップ 第1.2.3項 4 必要に応じて,OpenVMSオペレーティ 第1.2.3項 ング・システムのアップグレード 5 TCP/IP ServicesライセンスPAKの登録 第1.2.4項 6 ディスクの空き領域,メモリの容量, 第1.2.5項〜第 およびシステム・パラメータのチェッ 1.2.7項 ク 7 必要に応じて,ユーザ識別コード 第1.2.8項 (UIC)の割り当て 8 コンフィギュレーション情報の収集 第1.3節 9 バージョン5.0のIPv6ならびにバージ 第1.2.9項 ョン5.3のSSHあるいはfailSAFE Early _____Adopters_Kits_(EAKs)の削除___________________________ 1.2.1 配布キットの確認 ソフトウェア配布キットが全部そろっていることを確認します。 OpenVMSソフトウェア・ライブラリをお持ちの場合は,同梱され ている『Master Index』でCD-ROMの番号とキットの場所(ディレ クトリ)を確認してください。日本語OpenVMS V8.2 OSキットをお 持ちの場合は『日本語OpenVMS V8.2コンパクト・ディスク・ユー ザーズ・ガイド』でキットの場所を確認してください。 配布キットに該当するCD-ROMメディアが含まれていない場合に は,HPの担当窓口にお問い合わせください。 のインストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備作業 1-3 1.2.2 リリース・ノートの抽出 『日本語HP TCP/IP Services for OpenVMSリリース・ノート』に は,製品をインストールする前に知っておく必要がある重要な情 報が含まれています。 リリース・ノートは,POLYCENTER Software Installationユーテ ィリティを使用して,テキスト・ファイルまたはPostScriptフ ァイルのいずれかとして抽出することができます。リリース・ ノートをテキスト・ファイルとして抽出するには,POLYCENTER Software Installationユーティリティ・コマンドを次のように 入力します。 $ PRODUCT EXTRACT RELEASE_NOTES TCPIPJA/FILE=file-name.TXT file-name.TXTは,リリース・ノートに対してユーザが指定する ファイル名です。ファイル名を指定しなければ,リリース・ノー トは現在のディレクトリのDEFAULT.PCSI$RELEASE_NOTESという名 前のファイルに書き出されます。 1.2.3 システム・ディスクのバックアップと日本語OpenVMSのアップ グレード TCP/IP Servicesのインストールを行う前に,ご自分の環境で使 用しているバックアップ手順に従って,システム・ディスクのバ ックアップをとることをお勧めします。バックアップ操作が完了 したら,必要に応じて日本語OpenVMSオペレーティング・システ ムをアップグレードします。 システム・ディスクのバックアップ方法については,『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。 日本語OpenVMSのアップグレード方法については,日本語OpenVMS の該当するアップグレードおよびインストレーション用マニュア ルを参照してください。 1-4 TCP/IP Servicesのインストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備作業 1.2.4 ライセンス製品登録キーの登録 新規にライセンスされたノードやクラスタ上でTCP/IP Services ソフトウェアのインストールを行うときには,OpenVMSライセン ス管理機能(LMF)を使ってライセンス製品登録キー(PAK)を登録す る必要があります。PAKがない場合は,DECwindows TCP/IPトラン スポート・ソフトウェアのみ使用できます。 対象のノードまたはクラスタにTCP/IP Servicesライセンスがす でに登録されており,TCP/IP Servicesのインストールがアップ グレード・インストールの場合は,ライセンスPAKの登録は不要 です。 TCP/IP Servicesと同時に必須またはオプションのソフトウェア をインストールする場合には,そのソフトウェアのPAKの状態を 確認し,もし登録されていなければ,PAKを登録してからTCP/IP Servicesのインストールを行ってください。 ライセンスを登録するには,SYSTEMアカウントにログインし,以 下のいずれかの操作を行います。 o SYS$UPDATE:VMSLICENSE.COMを実行し,ライセンスPAKから データを入力する。 o DCLプロンプトからLICENSE REGISTERコマンドおよび適当な 修飾子を入力する。 OpenVMS Clusterの各ノードでライセンスを登録します。 LMFについての詳細は,『OpenVMS License Management Utility Manual』を参照してください。 1.2.5 ディスクの空き領域の確認 システム・ディスクに,170,000ブロック以上の空き領域がある かどうかを確認します。実際に必要なディスクの空き領域は,シ ステム環境,コンフィギュレーションの内容,使用するソフトウ ェア・オプションによって異なります。 のインストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備作業 1-5 システム・ディスクの空きブロックを表示するには,次のコマン ドを入力します。 $ SHOW DEVICE SYS$SYSDEVICE 1.2.6 物理メモリの確認 TCP/IP Services for OpenVMSが必要とする最小物理メモリ量 は,OpenVMSオペレーティング・システムが必要とするメモリ量 と同じです。OpenVMSが必要とするメモリ量については『日本語 OpenVMSオペレーティング・システムVersion 8.2ソフトウェア仕 様書(SPD 25.C4.xx)』を参照してください。 システムのメモリの容量を確認するには,次のコマンドを入力し ます。 $ SHOW MEMORY/FULL 1.2.7 システム・パラメータの確認 TCP/IP Servicesソフトウェアのインストールに関しては,ほと んどのシステムが必要な条件を満たすシステム・リソースを備え ています。しかし,次項以下で説明するシステム・パラメータに ついては,設定内容を確認したうえで,MODPARAMS.DATファイル に必要な変更を加えることをお勧めします。MODPARAMS.DATファ イルを変更した場合は,AUTOGENを使用してシステムをリブート する必要があります。 _______________________ 注意 _______________________ MIN,INST,あるいはUPGRADEを指定したOpenVMSのブー トはサポートしていません。フル・ブート以外のブー トを実行した場合,製品のコンフィギュレーション・ プロシージャおよびスタートアップ・プロシージャ (TCPIP$CONFIG.COMおよびTCPIP$STARTUP.COM)が失敗し ます。 以下の推奨値は最低構成の場合の値です。サービスを追加 したり,接続を追加すると,必要量は増加します。 _____________________________________________________ 1-6 TCP/IP Servicesのインストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備作業 1.2.7.1 グローバル・ページレットとグローバル・セクション TCP/IP Servicesソフトウェアは,最低90のグローバル・セクシ ョンと35,000のグローバル・ページレットを必要とします。有効 にするサービスの数により,この最低値は変わります。 使用できるグローバル・ページレットとグローバル・セクション 数を確認するには,F$GETSYIレキシカル関数でWRITEコマンドを 入力します。 $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLPAGES") 143576 $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLSECTS") 249 グローバル・ページレットとグローバル・セクション数を追加す るには,システム・パラメータのGBLPAGESとGBLSECTIONSの値を 増やすステートメントをSYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATファイルに追 加します。次に例を示します。 ADD_GBLPAGES = 35000 ADD_GBLSECTIONS = 90 1.2.7.2 非ページング動的プール TCP/IP Servicesソフトウェアを動作させるには,次の手順に従 って,利用可能な非ページング動的プールを少なくとも500,000 バイト追加します。 1. SYSTEMアカウントにログインします。 2. ご使用のシステムで,非ページング・プールをどの程度追 加する必要があるかを確認します。推定値の500,000バイト に,各ソケットに必要なバイト数をそれぞれ2,000バイトと して,使用する最大ソケット数に相当するバイト数を加算 します。 _______________________ 注意 _______________________ FDDIを使用するシステムでは,TCP/IPソケット・バッフ ァ・クォータの省略時のサイズは,自動的に増やされま す。これにより,ローカルTCP接続のためのFDDI全体のス ループットが増加します。 _____________________________________________________ のインストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備作業 1-7 3. 次の例を参考に,MODPARAMS.DATファイルを編集し, NPAGEDYNパラメータとNPAGEVIRパラメータを適切な値に 変更します。 ! Add nonpaged pool for HP TCP/IP Services for OpenVMS. ! ADD_NPAGEDYN=500000 ADD_NPAGEVIR=500000 非ページング動的プールについての詳細は,『OpenVMSシステム 管理者マニュアル』を参照してください。 1.2.8 ユーザ識別コードの割り当て OpenVMSユーザまたはユーザ・グループは,[group,member]の書 式で割り当てられた一意のユーザ識別コード(UIC)で識別されま す。groupおよびmemberは数字,英数字,または英字の文字列で す。たとえばUICは,[306,210],[GROUP1,JONES],単にJONESな どのいずれにもなります。UICは,ユーザおよびグループ特権を 決定するシステム定義のライト・データベースにリンクされてい ます。 TCPIP$CONFIGコンフィギュレーション・プロシージャでは,グル ープUICを使用してサービスのためのアカウントを作成します。 ユーザ指定のUICが既存のコンフィギュレーションになかった場 合には,プロシージャにより,次のUICグループ番号が作成され ます。 __________________________________________________________ 省略時の UICグルー プ番号_____説明___________________________________________ 3655 サービス・アカウント用の省略時のUICグループ番 号。これがこの製品の最初のコンフィギュレーショ ンでも,番号3655が使用中であることをプロシージ ャが検出すると,TCPIP$CONFIGを実行したときに新 しいUICグループ番号を入力するように要求するプロ ンプトが表示されます。 1-8 TCP/IP Servicesのインストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備作業 __________________________________________________________ 省略時の UICグルー プ番号_____説明___________________________________________ 3375 TCPIP$NOBODYユーザ・アカウント用の省略時のUICグ ループ番号。 3376 ANONYMOUSアカウント用の省略時のUICグループ番 ___________号。___________________________________________ 新しいグループUICを割り当てる前に,次のコマンドを入力し て,選択する番号が未使用であることを確認します。 $ RUN SYS$SYSTEM:AUTHORIZE UAF> SHOW /BRIEF [your-group-number,*] UAF> SHOW /IDENTIFIER /VALUE=UIC:[your-group-number,*] TCPIP$CONFIGで強制的にユーザが新しいUICグループ番号を指定 できるようにするには,次の例のように,論理名TCPIP$ASK_ GROUP_UICにTRUEの値を代入します。これにより,TCP/IP Servicesのコンフィギュレーションを行う際に,TCPIP$CONFIGが グループUICを入力するよう要求します。 $ DEFINE TCPIP$ASK_GROUP_UIC TRUE 1.2.9 Early Adopters Kits (EAKs)の削除 以下のいずれかのEAKをインストール済みの場合,TCP/IP Services Version 5.5をインストールする前にPCSI REMOVE コマンドを使用してEAKを削除してください。 o バージョン5.0 IPv6 EAK _______________________ 注意 _______________________ バージョン5.0 IPv6 EAKを削除した後,以下を行ってくだ さい。 1. TCPIP$IP6_SETUP.COMコマンド・プロシジャを実 行してください。詳細は『HP TCP/IP Services のインストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備作業 1-9 for OpenVMS Guide to IPv6』を参照してくださ い。 2. 本バージョンのTCP/IP Servicesをインストール した後,アプリケーションを再コンパイル,再リ ンクしてください。 _____________________________________________________ o バージョン5.3 SSH for OpenVMS EAK o バージョン5.3 failSAFE IP EAK ___________________________________________________________ 1.3 コンフィギュレーション情報の収集 表 1-3のワークシートを利用して,コンフィギュレーション情報 を収集します。 システムで初めてTCP/IP Servicesのコンフィギュレーションを 行う場合,TCPIP$CONFIGコンフィギュレーション・プロシージャ は,表 1-3に示した情報を入力するよう要求します。製品のアッ プグレード後に再度コンフィギュレーションを行う場合には,プ ロシージャは前のコンフィギュレーション情報を,新しいコンフ ィギュレーション情報の省略時の値として使用します。 コンフィギュレーション・ワークシートの個々の質問に関 する具体的な情報は,『HP TCP/IP Services for OpenVMS Management』の該当する章を参照してください。SSHコンフ ィギュレーション・オプションの個々の質問に関する具体的な情 報は,『HP TCP/IP Services for OpenVMS Guide to SSH』を参 照してください。 1-10 TCP/IP Servicesのインストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備作業 表 1-3 コンフィギュレーション・プラニング・ワークシート __________________________________________________________ 質問______________________________________回答____________ システムのホスト名(MYNODEなど) ________________ システムのインターネット・ドメイン名 ________________ (widgets.comなど) IPインタフェースをDHCPクライアントの制御 ________________ 下に置きたいかどうか?置きたい場合は,こ のワークシートの次の項目(システムのアド レスとマスク,およびシステムのネットワー ク・インタフェース)がDHCPサーバにより自 動的に構成されることがあり,その場合に は,それらを指定する必要がありません。詳 細については,ネットワーク管理者に問い合 わせてください。 システムのアドレスとマスクについて[1] * IPアドレス(19.112.139.14など) ________________ * サブネット(ネットワーク・マスク)ア ドレス(255.0.0.0など) ________________ * ブロードキャスト・アドレス ________________ (19.255.255.255など) [1]IPインタフェースがDHCPクライアントの制御の下で実行され_ る場合,この情報は自動的に構成されることがあります。ネット ワーク管理者に確認してください。詳細については,DHCPクライ アントのドキュメントを参照してください。 __________________________________________________________ (次ページに続く) のインストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備作業 1-11 表 1-3 (続き) コンフィギュレーション・プラニング・ワーク シート __________________________________________________________ 質問______________________________________回答____________ システムのネットワーク・インタフェース ________________ (WE0など)[1] ________________ ________________ failSAFE IPに関して,IPアドレスのスタン ________________ バイ用に使用するインタフェース ________________ ________________ TCP/IP ServicesのUICグループ番号(第1.2.8 ________________ 項を参照) (3655など) [1]IPインタフェースがDHCPクライアントの制御の下で実行され_ る場合,この情報は自動的に構成されることがあります。ネット ワーク管理者に確認してください。詳細については,DHCPクライ アントのドキュメントを参照してください。 __________________________________________________________ (次ページに続く) 1-12 TCP/IP Servicesのインストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備作業 表 1-3 (続き) コンフィギュレーション・プラニング・ワーク シート __________________________________________________________ 質問______________________________________回答____________ ネットワークに適した経路選択の種類 静的-経路に変更がない簡単なネットワ ________________ ーク 静的な経路選択を使用する場合には, 省略時のゲートウェイのホスト名とア ドレス(GATWY1; 19.112.0.65など) 動的-柔軟性が要求される複雑なネット ワーク 動的な経路選択を使用する場合には, ROUTEDとGATEDのどちらの経路選択を使 用するか BINDリゾルバを使用するかどうか。使用する 場合: * リゾルバに使用するBINDサーバの名前 ________________ (MAINSVなど) ________________ * BINDサーバのIPアドレス(19.112.139.10 など) ________________ * ドメイン名(mainsv.widgets.comなど) __________________________________________________________ (次ページに続く) のインストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備作業 1-13 表 1-3 (続き) コンフィギュレーション・プラニング・ワーク シート __________________________________________________________ 質問______________________________________回答____________ SNMPを使用するかどうか。使用する場合: * SNMP管理クライアントがset要求を発行 することでMIBを変更できるようにする ________________ かどうか * マスタ・エージェントが,不法なコミ ________________ ュニティ文字列を指定するSNMP要求を 受信したときに,認証トラップを有効 にするかどうか ________________ * システムの担当者の名前。テキストを 指定する。(Sam Spadeなど) ________________ * システムの設置場所。次の3つの例のよ うに,1つまたは2つのフィールドのテ キストを指定する。 - Falcon Building, Los Angeles - Boston, MA ________________ - Northwest * ネットワーク管理者がシステムをリモ ート管理できるようにするかどうか。 可能にする場合には,パブリック・コ ミュニティ名を指定する必要がありま す。省略時の設定は「public」です。 ________________ 英数字のみから構成される文字列を指 定してください。文字列を引用符で囲 んではなりません。大文字/小文字は入 力どおりになります。例: Rw2 * 追加のコミュニティ名とアドレスを提 供するかどうか(トラップを実装し, 「public」コミュニティで提供される 省略時の読み込み専用を超えてアクセ スできるようにするため) __________________________________________________________ 1-14 TCP/IP Servicesのインストレーションとコンフィギュレーションを行う前の準備作業 2 ________________________________________________________________ TCP/IP Servicesのインストレーション 本章では,日本語HP TCP/IP Services for OpenVMSソフトウェア をPOLYCENTER Software Installationユーティリティを使用し て,レイヤード・プロダクトとしてインストールする方法を説明 します。ここで説明する方法は,初めてのインストールとアップ グレード・インストールの両方にあてはまります。 POLYCENTER Software Installationユーティリティについての詳 細は,『OpenVMSシステム管理者マニュアル』を参照してくださ い。 _______________________ 注意 _______________________ 標準版OpenVMS Alphaオペレーティング・システムをイン ストールする際,メニューから標準版TCP/IP Services製 品を直接インストールすることができますが,これはイン ストールしないでください。標準版TCP/IP Servicesをイ ンストールすると,日本語TCP/IP Servicesをインストー ルする前に削除する必要が生じます。 _____________________________________________________ ___________________________________________________________ 2.1 インストレーション・プロシージャの起動 第1章で推奨したインストレーション前の準備作業が終了し,リ リース・ノートに目を通したら(第1.2.2項),TCP/IP Servicesの アップグレードまたはインストール作業に進むことができます。 製品をアップグレードする場合には,既存のコンフィギュレーシ ョン・ファイルが保存されるので,このファイルを使って,新し いバージョンのコンフィギュレーションを行うことができます。 TCP/IP Servicesのインストレーション 2-1 TCP/IP ServicesソフトウェアをOpenVMS Alphaシステムにインス トールするには,次の手順に従います。 1. SYSTEMアカウントにログインします。 2. システムに誰もログインしていないことを確認します。 3. SYS$STARTUP:SYSTARTUP_VMS.COMファイルを編集し, @SYS$STARTUP:UCX$STARTUPコマンドが定義されている かどうかを確認します。このコマンドが定義されて いる場合には,システムの起動時に自動的に現在のバ ージョンの製品が起動するように,このコマンド定義 を@SYS$STARTUP:TCPIP$STARTUPに変更します。 4. 前のバージョンのTCP/IP Servicesソフトウェアがシステム にインストールされている場合には,適切なコマンドを入 力して,前バージョンのTCP/IP Servicesソフトウェアをシ ャットダウンします。 ______________________________________________________ ソフトウェ アのバージ ョン________使用するコマンド__________________________ バージョン @SYS$MANAGER:UCX$SHUTDOWN.COM 4.x バージョン @SYS$STARTUP:TCPIP$SHUTDOWN.COM 5.x___________________________________________________ 5. システムに以前のバージョンのTCP/IP Servicesがインスト ールされている場合には,そのTCP/IP Servicesを削除しな ければ,インストール時にエラーが発生することがありま す。 削除の手順は,インストールされているTCP/IP Servicesの バージョンにより異なります。以下に示すそれぞれの手順 にしたがって削除してください。 o 日本語TCP/IP Services V4.xがインストールされてい る場合 $ PRODUCT REMOVE UCXJA 2-2 TCP/IP Servicesのインストレーション o 英語版TCP/IP Services V4.xがインストールされてい る場合 $ PRODUCT REMOVE UCX o 英語版TCP/IP Services V5.xがインストールされてい る場合 $ PRODUCT REMOVE TCPIP 上記以外の場合は,TCP/IP Servicesを削除する必要はあり ません。 6. インストレーション・プロシージャのログを取るように 推奨します。そのシステムでDECnetを使用している場合に は,次のコマンドを入力して,システム・アカウントに再 度ログインすることにより,インストレーション・プロシ ージャのログを作成することができます。 $ SET HOST 0/LOG=file-specification このコマンドで,file-specificationには,ログの書き込 み先となるファイル名を指定します。ログ・ファイルは現 在のディレクトリに書き込まれます。 DECnetではなくLATプロトコル(Version 5.0 or later)が使 える環境では,以下のコマンドを使用できます。 $ SET HOST /LAT /LOG=file-specification 7. システムに応じたディレクトリ・パスを指定してPRODUCT INSTALLコマンドを入力し,POLYCENTER Software Installationユーティリティを起動します。次に例を示 します。 $ PRODUCT INSTALL TCPIPJA /SOURCE=directory-path このコマンド中のdirectory-pathは,TCP/IP Servicesキッ トが含まれているCD-ROMのデバイス名とディレクトリ名で す(たとえば,/SOURCE=DKA400:[TCPIPJAAXP055])。 ソース修飾子を指定しなかった場合,POLYCENTER Software Installationユーティリティは,論理名PCSI$SOURCEで定 義された場所を検索します。何も定義されていない場合に は,ユーティリティは現在の省略時ディレクトリを検索し ます。 TCP/IP Servicesのインストレーション 2-3 ___________________________________________________________ 2.2 インストレーション・プロシージャのステップ・スルー インストレーション・プロシージャを起動すると,情報を入力す るよう要求されます。以前のバージョンのTCP/IP Servicesがイ ンストールされていたOpenVMS Alphaシステム上でのサンプルの インストレーションを例 2-1に示します。インストレーション・ プロシージャの各部分の後に詳しい説明があります。製品がまだ 一度もインストールされていないシステムでのインストレーショ ンの例については,付録 Aを参照してください。 システム上で実際に表示されるインストレーションの出力は,現 在のコンフィギュレーションに応じて異なります。 _______________________ 注意 _______________________ インストレーションを中断する場合は,随時Ctrl/Yを押し てください。インストレーション・プロシージャは,その 時点までに作成されたファイルをすべて削除してから終了 します。 _____________________________________________________ 例 2-1 TCP/IP Servicesのインストレーション:POLYCENTER Software Installationユーティリティのプロシージャ (例) 1 - DEC AXPVMS TCPIPJA V5.5-11 Layered Product 2 - DEC AXPVMS TCPIPJA V5.1-15 Layered Product 3 - DEC AXPVMS TCPIPJA V5.0-11 Layered Product 4 - All products listed above 5 - Exit Choose one or more items from the menu separated by commas: 1 表示される最初のメニューには,最新のTCP/IP Services製品と システム上にある製品のすべてのバージョンが含まれています。 最新のバージョンをインストールします(オプション1)。 The following product has been selected: DEC AXPVMS TCPIPJA V5.5-11 Layered Product Do you want to continue? [YES] 2-4 TCP/IP Servicesのインストレーション インストレーション手順を続けるには,Returnキーを押します。 Configuration phase starting ... You will be asked to choose options, if any, for each selected product and for any products that may be installed to satisfy software dependency requirements. DEC AXPVMS TCPIPJA V5.5-11: HP TCP/IP Services/Japanese for OpenVMS. Copyright 1976, 2004 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Hewlett-Packard Development Company, L.P. HP TCP/IP Services/Japanese for OpenVMS offers several license options. Do you want the defaults for all options? [YES] POLYCENTER Software Installationユーティリティの省略時の設 定を選択する場合はReturnキーを押し(あるいはYES入力し),他 のオプションを選択する場合はNOを選択します。 Do you want to review the options? [NO] POLYCENTER Software Installationユーティリティのオプション を調べる場合は,YESを選択します。インストレーションの最終 フェーズを継続する場合はReturnキーを押して(あるいはNOを入 力して)ください。 この例では,オプションを参照していません。オプションを参照 するためにYESを選択すると,オプションが表示されて,オプシ ョンに満足しているかどうかが質問されます。リストされたオプ ションを受け入れる場合は,Returnキーを押し,オプションを変 更する場合は,N0を選択します。 Execution phase starting ... The following product will be installed to destination: DEC AXPVMS TCPIPJA V5.5-11 DISK$ALPHASYS:[VMS$COMMON.] The following product will be removed from destination: DEC AXPVMS TCPIPJA V5.1-15 DISK$ALPHASYS:[VMS$COMMON.] Portion done: 0%...10%...20%...30%...40%...50%...60%...70%...80%...90% TCP/IP Servicesのインストレーション 2-5 次のメッセージは,システムで以前のバージョンのTCP/IP Servicesがコンフィギュレーションされていた場合に限り表 示されます。初めてインストレーションを行う場合には,製品の 名前とバージョンを確認する同様のメッセージが表示されます。 %PCSI-I-PRCOUTPUT, output from subprocess follows ... % TCPIP-W-PCSI_INSTALL % - BG device exists. % To use the version of HP TCP/IP Services that was just installed, % system must be rebooted. % Portion done: 100% The following product has been installed: DEC AXPVMS TCPIPJA V5.5-11 Layered Product The following product has been removed: DEC AXPVMS TCPIPJA V5.1-15 Layered Product DEC AXPVMS TCPIPJA V5.5-11: HP TCP/IP Services/Japanese for OpenVMS. Check the release notes for current status of the product. ___________________________________________________________ 2.3 インストレーション後の作業 インストレーションが完了したら,次の作業を行ってください。 1. オプションとして,次の作業を実行することができます。 - 『日本語HP TCP/IP Services for OpenVMSリリ ース・ノート』に目を通してください(オンライ ンで,または印刷して読みます)。ファイルは SYS$HELP:TCPIPJA055_RELEASE_NOTES.PSまたは SYS$HELP:TCPIPJA055.RELEASE_NOTESです。 - インストールされたTCP/IP Servicesファイルのリス トを表示して,確認します。次のコマンドを入力しま す。 $ PRODUCT LIST TCPIPJA /SOURCE=directory-path 2-6 TCP/IP Servicesのインストレーション このコマンドで,directory-pathには,TCP/IP Servicesのキットが入っているソース・デバイスのデ ィスクおよびディレクトリ名を指定します(たとえば, /SOURCE=DKA400:[TCPIPJAAXP055])。ソース修飾子を指 定しない場合,POLYCENTER Software Installationユ ーティリティは,論理名PCSI$SOURCEで定義された場所 を検索します。論理名が定義されていない場合には, 現在の省略時のディレクトリを検索します。 2. システムで前のバージョンのTCP/IP Servicesがコンフィ ギュレーションされていて,ソフトウェアが以前に起動さ れたことがある場合は,システムをリブートして,新しい TCP/IP Servicesソフトウェアを有効にします。 _______________________ 重要 _______________________ 前のバージョンのファイルは削除しないでください。 TCPIP$CONFIGは,これらのファイルの多くを使用して,既 存のコンフィギュレーションを新しいコンフィギュレーシ ョンに変換します(第3章で説明)。 OpenVMSをブートする際,フル・ブートを実行してくだ さい。フル・ブート以外のブートを実行した場合,製 品のコンフィギュレーション・プロシージャおよびス タートアップ・プロシージャ(TCPIP$CONFIG.COMおよび TCPIP$STARTUP.COM)が失敗します。 _____________________________________________________ 3. 第3章に進んで,TCP/IP Servicesのコンフィギュレーショ ンを行います。 _______________________ 注意 _______________________ 以前のバージョンのTCP/IP Servicesでは,TCPIPコマンド 環境を確立するために,一旦SYSTEMアカウントからログア ウトし,再度SYSTEMアカウントにログインする必要があり ました。バージョン5.4のTCP/IP Servicesからは,再度ロ グインする必要はなくなりました。 _____________________________________________________ TCP/IP Servicesのインストレーション 2-7 3 ________________________________________________________________ TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 日本語HP TCP/IP Services for OpenVMSのインストールが終了し たら,メニュー方式のTCPIP$CONFIGコンフィギュレーション・プ ロシージャを使用して,そのシステムに必要な構成要素と特性を 有効にする必要があります。 本章では,TCPIP$CONFIGのメニューについて説明し,サンプル・ インストレーションの出力を見せながら,追加で行うコンフィギ ュレーションと各種設定作業の概要を示します。 _______________________ 注意 _______________________ TCP/IP services for OpenVMSのコンフィギュレーション を行う前に,以下のことがらを実行済みであることを確認 してください。 o System Authorization File (SYSUAF)データベース及 びRIGHTSLISTデータベースを作成してください。これ らが存在しないシステムではTCPIP$CONFIG.COMコンフ ィギュレーション・プロシージャが失敗します。 o キュー・マネージャを作成し,起動してください。キ ュー・マネージャは実行している必要があります。 SMTPあるいはLPDといったキューを使用するサービス を有効にする場合,特に重要です。 通常キュー・マネージャは省略時の設定で有効になっ ています。キュー・マネージャが実行中であるかどう かを調べるために, OpenVMSのDCLプロンプトで以下の コマンドを入力してください。 $ SHOW QUEUE/MANAGER キュー・マネージャが実行中の場合,以下のように表 示されます(以下はノード名がACMEの場合です)。 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-1 Queue manager SYS$QUEUE_MANAGER, running, on ACME:: 以下が表示された場合,必要なキュー・ファイルがま だ作成されていません。OpenVMSを最初にインストー ルした直後はこれらのファイルは存在しておらず,作 成する必要があります。 -RMS-E-FNF, file not found これらのファイルを作成するために,OpenVMSのDCLプ ロンプトで以下のコマンドを入力してください。 $ START/QUEUE/MANAGER/NEW. 詳細は『HP OpenVMS System Manager's Manual: Essentials』を参照してください。また,SYS$MANAGER:SYSTARTUP_ VMS.TEMPLATEファイルにも情報が記載されています。 _____________________________________________________ ___________________________________________________________ 3.1 推奨するTCP/IP Servicesのコンフィギュレーション手順 表 3-1に,TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション手順,お よびそれらの作業について説明している箇所を示します。 3-2 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 表 3-1 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション __________________________________________________________ 手 順___作業_____________________________________参照箇所____ 1 TCPIP$CONFIGを実行する前の準備作業とし 第1.3節 てシステム情報を収集する。 2 必要な場合,TCP/IPホストとして機能する 第3.2節 よう,システムをOpenVMSクラスタに追加す る 3 TCPIP$CONFIGを実行する。(あるいは,手順 第3.4節 4に示すように自動的にTCP/IP Servicesの コンフィギュレーションを行う。)システム でTCP/IP Services V4.xのコンフィギュレ ーションを行っている場合には,プロンプ トに答えることで,既存データベースを変 換するか,または新しいデータベースを作 成する。 4 希望する場合には,DHCPサーバにより自動 第3.3節 的にTCP/IP Servicesソフトウェアのコンフ ィギュレーションを行う。 5 TCPIP$CONFIGを使用して,TCP/IP Services 3.4.4から のコア環境,クライアントおよびサーバの 3.4.6 コンフィギュレーションを手動で行う。 6 必要に応じて,TCPIP$CONFIGを使用して, 第3.4.7項 オプションの構成要素のコンフィギュレー ションを行う。 7 TCP/IP Servicesを起動する。 第3.6節 8 コンフィギュレーションを検証する。 第3.9節 9 必要に応じて,追加のコンフィギュレーシ 第3.10節 _____ョンを実行する。_____________________________________ TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-3 _______________________ 注意 _______________________ TCP/IP Servicesソフトウェアに対して行なわれたコンフ ィギュレーションの変更を有効にするには,このソフトウ ェアを起動するあるいは再起動する必要があります。詳細 は第3.6節を参照してください。 _____________________________________________________ ___________________________________________________________ 3.2 OpenVMSクラスタへのシステムの追加 TCP/IP Services Version 5.5のTCPIP$CONFIG.COMコンフィギュ レーション・プロシージャは,以前のバージョンより大きなシ ステム・パラメータ値を指定してOpenVMSアカウントを作成しま す。新規に作成したアカウントだけが大きな値を持ちます。これ らの値はOpenVMS Alphaシステムでも役に立ちますが,OpenVMS I64システムでは必須です。 OpenVMS I64システムをTCP/IPホストとしてOpenVMSクラスタに 追加させる場合,TCP/IP Servicesのコンフィギュレーションを 行う前にシステムをクラスタに追加することを推奨します。第 3.2.1項に記したガイドラインはこの推奨に従っていることを前 提にしています。 システムをクラスタに追加する前にTCP/IP Servicesのコンフィ ギュレーションを行った場合は第3.2.2項を参照してください。 3.2.1 新たにコンフィギュレーションしたシステムのクラスタ内での 実行 以下の推奨は,システムをOpenVMSクラスタに追加した後にTCP /IP Servicesのコンフィギュレーションを実行していることを前 提としています。 TCP/IP Servicesが以前にこのクラスタ内のあるノードにインス トールされており,このシステムでTCP/IPコンポーネントを実行 する際に問題が生じている場合,クラスタのSYSUAFを変更し,問 題のあるコンポーネントが使用するアカウントのパラメータ値を 増加させてください。最小推奨値が表 3-2に記載されています。 3-4 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 表 3-2 SYSUAFパラメータの最小値 __________________________________________________________ パラメータ____最小値______________________________________ ASTLM 100 BIOLM 400 BYTLM 108000 DIOLM 50 ENQLM 100 FILLM 100 PGFLQUOTA[1] 50000 TQELM 50 WSEXTENT 4000 WSQUOTA 1024 [1]本パラメータの設定値が特に重要です。___________________ __________________________________________________________ PGFLQUOTAあるいはその他の記載されたパラメータの値が非常に 小さい場合,IMAP,DHCP,およびXDMコンポーネントはアカウン ト・パラメータの問題を引き起こすことがあります。SYSUAFのパ ラメータを変更するために,OpenVMSのAUTHORIZEユーティリテ ィを使ってください。詳細は『HP OpenVMS System Management Utilities Reference Manual: A-L』を参照してください。 3.2.2 システムをクラスタに追加する前に行うTCP/IP Servicesのコ ンフィギュレーション システムをクラスタに追加する前にTCP/IP Servicesのコンフィ ギュレーションを行った場合,システムにクラスタを追加する と各TCP/IPサービスのSYS$LOGINディレクトリ(TCPIP$service- name,ただしservice-nameはサービスの名前)の所有者UICが TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-5 異る場合があります。これらのUICを修正するためにOpenVMS AUTHORIZEユーティリティを使ってください。 ___________________________________________________________ 3.3 DHCPクライアントを使用したTCP/IP Servicesの自動コンフィギ ュレーション TCP/IP Services V5.5ではDHCPクライアントをサポートしていま す。DHCPクライアントを使用すると,DHCPサーバにより自動的に システムのコンフィギュレーションを行うことができます。次の いずれかの方法により,これを行うことができます。 o システムでTCP/IP Servicesのコンフィギュレーションを一 度も行ったことがない場合は,TCP/IP Servicesスタートア ップ・プロシージャSYS$STARTUP:TCPIP$STARTUP.COMを実行 することができます。スタートアップ・プロシージャで, TCP/IP Servicesソフトウェアのコンフィギュレーションを まだ行ったことがないことが検出されると,DHCPクライア ントでホストのコンフィギュレーションを行うかどうかの 問い合わせがあります。YESと応答してください。 スタートアップ・プロシージャはTCPIP$CONFIGを起動し, これによりDHCPクライアントのための環境が設定され, DHCPクライアントの制御下に置かれるインタフェースでコ ンフィギュレーションされていないものがあれば指定され ます。プロシージャは,次のサービスのセットを自動的に 有効にします。 - FTPクライアント - TELNETクライアント - TELNETサーバ - SMTP DHCPの詳細については,『HP TCP/IP Services for OpenVMS Management』を参照してください。 o TCPIP$CONFIGを実行します。「Core Environment Configuration」メニューからオプション2を選択してイ ンターネット・インタフェースのコンフィギュレーション を行ったのち,「Interface Configuration」メニューから オプション2を選択します。次の例を参照してください。 3-6 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション Configuration options: 1 - Configure interface manually (Current default) 2 - Let DHCP configure interface 必要に応じて,TCPIP$CONFIGを使用して追加のサービスや パラメータのコンフィギュレーションを行うこともできま す。 ___________________________________________________________ 3.4 TCPIP$CONFIGの実行 TCPIP$CONFIGコンフィギュレーション・プロシージャは,次の操 作を行うメニューを表示します。 o システムでサービスを使用できるように選択を行う。省略 時の設定を選択する場合には,Returnキーを押す。 o TCP/IP Servicesソフトウェアを起動または終了する。 o コンフィギュレーションを検証する。 最初に,次のコマンドを入力します。 $ @SYS$MANAGER:TCPIP$CONFIG 3.4.1 既存のTCP/IP Servicesコンフィギュレーション・ファイルの 変換(アップグレードの場合のみ) システムにTCP/IP Services for OpenVMS V4.x (UCX)のコンフィ ギュレーションが存在し,そのシステムでV5.xの製品のコンフィ ギュレーションをまだ一度も行っていない場合には,プロシージ ャが開始されると,TCP/IP Services V4.x (UCX)のコンフィギュ レーション・ファイルを変換するかどうかの問い合わせがありま す。 Convert the old configuration files [Y] プロシージャは,プロンプトに対してNOと応答しない限り,既存 のコンフィギュレーション・ファイルを新しいコンフィギュレー ション・ファイルに変換します。 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-7 この製品のコンフィギュレーションをすでに行っている場合,プ ロシージャは新しいコンフィギュレーション・ファイルを作成し ないことを示します。 Checking TCP/IP Services for OpenVMS configuration database files. No new database files were created. 次のサンプル出力は,TCPIP$CONFIGプロシージャの先頭部分と, 以前のコンフィギュレーションの変換を確認する部分を示してい ます。 TCP/IP Network Configuration Procedure This procedure helps you define the parameters required to run HP TCP/IP Services for OpenVMS on this system. NOTE: TCP/IP has been previously configured from an earlier version of this product. You can avoid a complete reconfiguration of TCP/IP by allowing this procedure to automatically convert the old configuration files. If you choose not to do this now, you will not be asked again. At the end of the conversion you will be able to further modify your configuration. Convert the old configuration files [Y]: Preparing files for conversion... UCX$SERVICE.DAT --> TCPIP$SERVICE.DAT UCX$HOST.DAT --> TCPIP$HOST.DAT UCX$NETWORK.DAT --> TCPIP$NETWORK.DAT UCX$ROUTE.DAT --> TCPIP$ROUTE.DAT UCX$PROXY.DAT --> TCPIP$PROXY.DAT UCX$CONFIGURATION.DAT --> TCPIP$CONFIGURATION.DAT UCX$EXPORT.DAT --> TCPIP$EXPORT.DAT UCX$PRINTCAP.DAT --> TCPIP$PRINTCAP.DAT No new database files were created. FTP SERVER Configuration LPD SERVER Configuration Service is not defined in the SYSUAF. Nonprivileged user access is not enabled. 3-8 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション By default, HP TCP/IP Services for OpenVMS configures LPD such that nonprivileged users cannot modify queue entries. Creating TCPIP$AUX identifier with a value of 3655 HP TCP/IP Services for OpenVMS supports Line Printer Daemon Protocol (see RFC 1179). LPD requires the following: - Name of the local queue - Name of the remote queue - Name of the remote host - Spooling directory for the local queue To add or delete printers in the TCPIP PRINTCAP database, use the $RUN SYS$SYSTEM:TCPIP$LPRSETUP command. . . . 3.4.2 新しいTCP/IP Servicesコンフィギュレーション・ファイルの 作成 前のバージョンのTCP/IP Servicesのコンフィギュレーションが 存在しない場合には,プロシージャは,次の出力例に示されてい るように,最初にコンフィギュレーション・データスベース・フ ァイルを作成します。 TCP/IP Network Configuration Procedure This procedure helps you define the parameters required to run HP TCP/IP Services for OpenVMS on this system. Checking TCP/IP Services for OpenVMS configuration database files. Creating SYS$COMMON:[SYSEXE]TCPIP$SERVICE.DAT Creating SYS$COMMON:[SYSEXE]TCPIP$HOST.DAT Creating SYS$COMMON:[SYSEXE]TCPIP$NETWORK.DAT Creating SYS$COMMON:[SYSEXE]TCPIP$ROUTE.DAT Creating SYS$COMMON:[SYSEXE]TCPIP$PROXY.DAT Creating SYS$COMMON:[SYSEXE]TCPIP$CONFIGURATION.DAT HP TCP/IP Services for OpenVMS requires a definition for at least one interface. There are no interfaces defined on this system. TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-9 Please select the Interface option from the Core Environment Menu. 3.4.3 コンフィギュレーション・メニューについて コンフィギュレーション・ファイルの変換または作成が完了する と,メインのコンフィギュレーション・メニューが表示されま す。 HP TCP/IP Services for OpenVMS Configuration Menu Configuration options: 1 - Core environment 2 - Client components 3 - Server components 4 - Optional components 5 - Shutdown HP TCP/IP Services for OpenVMS 6 - Startup HP TCP/IP Services for OpenVMS 7 - Run tests A - Configure options 1 - 4 [E] - Exit configuration procedure Enter configuration option: メニューでは次のオプションを選択できます。 ________________________________________________________________ オプション___________説明_______________________________________ 1 Core Environment TCP/IPアーキテクチャのネットワーク,インタ (コア環境) ーネット,およびトランスポート層に関連付け られたソフトウェアのコンフィギュレーション を行います(第3.4.4項)。 2 Client アプリケーション・ソフトウェアおよび関連す Components るサービスのコンフィギュレーションを行いま (クライアント構 す(第3.4.5項)。 成要素) 3-10 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション ________________________________________________________________ オプション___________説明_______________________________________ 3 Server サーバ・ソフトウェアおよび関連するサービス Components のコンフィギュレーションを行います(第3.4.6 (サーバ構成要 項)。 素) 4 Optional Anonymous FTPアクセスを許可する場合,TELNET Components サーバ用にKerberos認証を有効にする場合, (オプションの構 failSAFE IPサポートを有効にする場合,または 成要素) PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server), Advanced Server for OpenVMS,DECnet over TCP/IPなどの製品を実行したり,SRI (Stanford Research Institute) QIOアプリケーション・プ ログラミング・インタフェースを使用する任意 のアプリケーションの使用を許可する場合に必 要なソフトウェアのコンフィギュレーションを 行います(第3.4.7項)。 5 Shutdown TCP/IP TCP/IP Servicesを停止します(第3.7節)。 Services for OpenVMS (シャッ トダウン) 6 Startup TCP/IP TCP/IP Servicesを開始します(第3.8節)。 Services for OpenVMS (スター トアップ) 7 Run Tests (テス インストレーション検証プロシージャを実行し トの実行) ます(第3.9節)。 A Configure TCP/IP Servicesのすべての構成要素(コア,ク options 1 - ライアント,サーバ,およびオプションのサー 4 (オプションの ビス)のコンフィギュレーションを行います。プ コンフィギュレ ロシージャにより,コンフィギュレーション・ ーション) オプションが提供されます。 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-11 ________________________________________________________________ オプション___________説明_______________________________________ E Exit the システム・プロンプトに戻ります。 configuration procedure (コン フィギュレーシ ョン・プロシー ____ジャの終了)_________________________________________________ _______________________ 注意 _______________________ TCP/IP Services製品を始めて使用する場合には, TCPIP$CONFIGコンフィギュレーション・プロシージャ により提供されるコンフィギュレーション・メニューを使 って製品のコンフィギュレーションを行うこと(オプショ ン1から4,あるいはオプションAを使用)お勧めします。 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーションの経験がある 場合には,TCPIP$CONFIGを実行するときに1つ以上のコマ ンド・パラメータを追加することで,コンフィギュレー ション・メニューをスキップすることができます。コマ ンド・パラメータについては,第3.5節を参照してくださ い。 _____________________________________________________ 3.4.4 コア環境のコンフィギュレーション 「Core Environment Configuration」メニューを表示するには, メインのコンフィギュレーション・メニューからオプション1 (Core environment)を選択します。TCP/IP Servicesのすべての 構成要素のコンフィギュレーションを行うために,メインのコン フィギュレーション・メニューからオプションAを選択すると, まず「Core Environment Configuration」メニューが表示されま す。以降に示すサンプル出力は,オプションAを選択した場合の 処理の進行を示しています。 Domain,Interfaces,およびRoutingサービスのコンフィギュレ ーションは必須です。BIND ResolverおよびTime Zoneはオプショ ンです。 3-12 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション _______________________ 注意 _______________________ DHCPクライアントの制御下でインタフェースを設定する には,「Interfaces」メニュー(オプション2)を使用しま す。DHCPクライアント・インタフェースをプライマリとし てマークする場合には,他のコア環境構成要素を設定する 必要がないことがあります。これらの構成要素がDHCPでコ ンフィギュレーションされているかどうかについてネット ワーク管理者に問い合わせてください。詳細については, DHCPクライアントのドキュメントを参照してください。 _____________________________________________________ HP TCP/IP Services for OpenVMS Core Environment Configuration Menu Configuration options: 1 - Domain 2 - Interfaces 3 - Routing 4 - BIND Resolver 5 - Time Zone A - Configure options 1 - 5 [E] - Exit menu Enter configuration option: A _______________________ 注意 _______________________ IPv6を有効にするためにTCPIP$IP6_SETUP.COMプロシージ ャを実行した後,TCPIP$CONFIG.COMコマンド・プロシージ ャを実行すると,TCPIP$CONFIG.COMは,コア環境コンフィ ギュレーション・オプションを表示する前に以下の警告メ ッセージを表示します。詳細は『HP TCP/IP Services for OpenVMS Guide to IPv6』を参照してください。 - WARNING - This node has been configured for IPv6. If you make any additional changes to the configuration of the interfaces, you must run TCPIP$IP6_SETUP again and update your host name information in BIND/DNS for the changes to take effect. _____________________________________________________ TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-13 以降の各項には,コア環境構成要素のサンプル出力を示していま す。サンプルは,他のTCP/IP Servicesのコンフィギュレーショ ンが存在するシステムでのTCP/IP Services製品のコンフィギュ レーションの場合です。TCP/IP Servicesを新規にインストール する場合には出力が異なります(付録 Aを参照)。 準備したコンフィギュレーション・プラニング・ワークシート (第1.3節)の情報を使用して,メニューの質問に対する応答を入 力してください。 3.4.4.1 ドメインのコンフィギュレーション 次は,ドメインのコンフィギュレーションを行うサンプル出力で す。 DOMAIN Configuration Enter Internet domain [budget.acme.com]: 3.4.4.2 インタフェースのコンフィギュレーション 次は,インターネット・インタフェースのコンフィギュレーショ ンを行うサンプル出力です。 INTERFACE Configuration The Ethernet device(s) on your system are: EWA0: Start of configuration questions for Internet interface WE0. WE0 is the Ethernet device EWA0: Interface: WE0 IP_Addr: 10.10.1.1 NETWRK: 255.0.0.0 BRDCST: 10.10.2.255 C_Addr: C_NETWRK: C_BRDCST: Flags: Receive buffer: 0 HP TCP/IP Services for OpenVMS Interface WE0 Reconfiguration Menu Reconfiguration options: 1 - Configure interface manually (Current default) 2 - Let DHCP configure interface [E] - Exit menu (Do not reconfigure interface WE0) Enter configuration option: 3-14 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション この例では,インタフェースに対して何の変更も行われません。 failSAFE IPフェイルオーバ・サポートのためにスタンバイ用の インターフェースIPアドレスのコンフィギュレーションを行う場 合は,第3.4.4.3項を参照してください。それ以外は第3.4.4.4項 へ進んでください。 3.4.4.3 failSAFE IPアドレスのコンフィギュレーション ひとつのノードあるいはクラスタ全体の複数のインターフェース に対してfailSAFE IPが割り当てる,スタンバイ用のIPアドレス のコンフィギュレーションを行います。例えば,ネットワーク・ インターフェース・コントローラの故障,ケーブルの破損あるい は接続断が生じた場合,failSAFE IPはスタンバイ用IPアドレス を有効にし,代わりのインターフェースがネットワーク接続の管 理を引き継ぎます。スタンバイ用にアドレスが予めコンフィギュ レーションされていない場合は,failSAFE IPは故障したインタ ーフェースからアドレスを削除します。 故障したインターフェースが復旧した場合,failSAFE IPはこれ を検出し,元のアドレスを付与します。 次の手順でスタンバイIPアドレスのコンフィギュレーションを行 います。 1. 「Core Environment Configuration」メニューでオ プション2 (Interfaces)を選択する。「Interface Configuration」メニューが表示される。 2. 「Interface Configuration」メニューで,オプション1 (Configure interface manually)を選択する。ホスト名, インターネット・アドレス,ネットワーク・マスクおよ びブロードキャスト・マスクなど,インターフェース固 有の情報に関する問い合わせに答えてインタフェースの コンフィギュレーションを行う。次の例では,IPアドレス 10.10.1.1がインターフェースWE0に対してコンフィギュレ ーションされました。 _______________________ 注意 _______________________ failSAFE IPv6アドレスのコンフィギュレーションの詳細 は『第4.3節』を参照してください。 _____________________________________________________ TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-15 HP TCP/IP Services for OpenVMS Interface WE0 Configuration Menu Configuration options: 1 - Configure interface manually 2 - Let DHCP configure interface [E] - Exit menu (Do not configure interface WE0) Enter configuration option: 1 Enter fully qualified host name [delite.budget.acme.com]: Enter Internet address for delite [10.10.1.1]: Enter Internet network mask for delite [255.0.0.0]: Enter broadcast mask for delite [10.10.2.255]: The following parameters will be used to define the Internet interface WE0: Host name: delite Internet address: 10.10.1.1 Network mask: 255.0.0.0 Broadcast mask: 10.10.2.255 * Is the above correct [YES]: この例に示すとおり,コンフィギュレーション・プロシー ジャは入力したインターフェース情報を表示し,正しいか どうかの確認を要求します。情報が正しい場合はYESを入力 してください。 3. 次に,コンフィギュレーション・プロシージャはfailSAFE IPに関する情報を表示します。次の例に示すとおり, failSAFE IP用のターゲットのコンフィギュレーションを行 うかどうかの問い合わせがあります。YESを入力してくださ い。 3-16 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション failSAFE IP failSAFE IP uses multiple Network Interface Controllers (NICs) to provide high availability of IP addresses. In the event of a NIC failure, (e.g. any event preventing the NIC from receiving data), all IP addresses associated with the failed NIC are reassigned to a preconfigured failover target. In a cluster configuration, the IP address may be preconfigured on NICs across other cluster members. This provides cluster-wide failover for the IP address. See the management guide for more configuration options. You will be asked what other NICs on this node will act as failover targets. * Configure failover target for failSAFE IP [NO]: YES 4. コンフィギュレーション・プロシージャはフェイルオー バ用に利用可能な他のインターフェースの一覧を表示し, failSAFE IP用のインターフェースを指定するよう要求しま す。次の例では,インターフェースIE0とIE1がfailSAFE IP 用のスタンバイ用アドレスを使ってコンフィギュレーショ ンされました。全ての利用可能なインターフェースを指定 し終わった場合,または問い合せに対してReturnキーを押 した場合にフェイルオーバのコンフィギュレーションは終 了します。 Interfaces available for failover are: IE0 IE1 Enter an interface for failSAFE IP: IE0 Interfaces available for failover are: IE1 Enter an interface for failSAFE IP: IE1 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-17 5. スタンバイ用IPアドレスのコンフィギュレーションを終え た後,第3.4.7.2項に記載された手順により,failSAFE IP サービスのコンフィギュレーションを行い,有効にしてく ださい。 _______________________ 注意 _______________________ TCP/IP管理用のSET INTERFACEコマンドまたはifconfigユ ーティリティを使って,failSAFE IPアドレスのコンフィ ギュレーションを手動で行うことができます。ifconfigユ ーティリティはより深いレベルの管理コントロールを提供 するため,より複雑な環境での使用を推奨します。詳細は 『HP TCP/IP Services for OpenVMS Management』を参照 してください。 _____________________________________________________ 3.4.4.4 動的経路選択のコンフィギュレーション 次のサンプル出力は,動的経路選択のコンフィギュレーションの 場合です。 3-18 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション DYNAMIC ROUTING Configuration Dynamic routing has not been configured. You may configure dynamic ROUTED or GATED routing. You cannot enable both at the same time. If you want to change from one to the other, you must disable the current routing first, then enable the desired routing. If you enable dynamic ROUTED routing, this host will use the Routing Information Protocol (RIP) - Version 1 to listen for all dynamic routing information coming from other hosts to update its internal routing tables. It will also supply its own Internet addresses to routing requests made from remote hosts. If you enable dynamic GATED routing, you will be able to configure this host to use any combination of the following routing protocols to exchange dynamic routing information with other hosts on the network: Routing Information Protocol (RIP) - Version 1 & 2 Router Discovery Protocol (RDISC) Open Shortest Path First (OSPF) Exterior Gateway Protocol (EGP) Border Gateway Protocol (BGP-4) Static routes * Do you want to configure dynamic ROUTED or GATED routing [NO]: YES * Do you want to enable GATED routing configuration [NO]: ROUTED option If you enable the 'supply' option of dynamic routing, this host will supply dynamic routing information to other hosts on the network whether it is acting as an internetwork gateway or not. * Do you want this host to supply its dynamic routing information [NO]: TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-19 3.4.4.5 BINDリゾルバのコンフィギュレーション DNSはBerkeley Internet Name Domain (BIND)ソフトウェアによ り実装されました。HP TCP/IP Services for OpenVMSはInternet Software Consortium's (ISC) BINDバージョン9をベースとした BINDサーバを実装しています。 次のサンプル出力は,BINDリゾルバのコンフィギュレーションを 示しています。 A BIND resolver has already been configured. BIND Resolver Configuration Transport: UDP Domain: budget.acme.com Retry: 4 Timeout: 4 Servers: island.budget.acme.com Path: No values defined * Do you want to reconfigure BIND [NO]: この例では,BINDリゾルバに対して何の変更も行われません。 3.4.4.6 標準時間帯のコンフィギュレーション 次は,標準時間帯のコンフィギュレーションを行うサンプル出力 です。 TCPIP uses timezone information provided by the OpenVMS Operating System. No additional timezone configuration is needed for TCPIP when the operating system is configured correctly. This section verifies the current OpenVMS timezone configuration. A warning message (TCPIP-W-) indicates that corrective action should be taken. TCPIP will appear to operate but components may display either the wrong time or a time inconsistent with other applications. %TCPIP-I-INFO, Logical name SYS$TIMEZONE_RULE found. -TCPIP-I-INFO, Software for automatic Summer/Winter time (TDF) change -TCPIP-I-INFO, is present. -TCPIP-I-INFO, Further action to ensure TDF change is not necessary. %TCPIP-I-NORMAL, timezone information verified Press Return to continue ... 3-20 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション コア環境のコンフィギュレーションの後,Returnキーを押す か,オプションEを選択して,「Core Environment」メニューを 終了します。TCP/IP Servicesのすべての構成要素のコンフィ ギュレーションを行うために,メインのコンフィギュレーショ ン・メニューからオプションAを入力した場合は,次に「Client Components Configuration」メニューが表示され,それ以外の場 合,プロシージャはメインのコンフィギュレーション・メニュー に戻ります。 3.4.5 クライアント環境のコンフィギュレーション 「Client Components Configuration」メニューを表示するに は,メインのコンフィギュレーション・メニューからオプション 2 (Client components)を選択します。TCP/IP Servicesのすべて の構成要素のコンフィギュレーションを行うために,メインのコ ンフィギュレーション・メニューからオプションAを選択した場 合には,コア環境サービスのコンフィギュレーションが終了する と,「Client Components Configuration」メニューが自動的に 表示されます。 「Client Components Configuration」メニューからオプションA を選択して,すべてのクライアント・サービスのコンフィギュレ ーションを行います。代わりの方法として,1度に1つのクライア ント構成要素のコンフィギュレーションを行うこともできます。 以降に示すサンプル出力は,オプションAを選択した場合の処理 の進行を示しています。 _______________________ 注意 _______________________ TCP/IP Services V5.4から,セキュアなログイン,リモー ト・コマンドの実行,ファイルのコピーおよびファイルの 転送を行うためのセキュア・シェル(SSH)のコンフィギュ レーションを行い使用することができます。SSHソフトウ ェアのコンフィギュレーション,管理および使い方につい ては『HP TCP/IP Services for OpenVMS Guide to SSH』 を参照してください。 本バージョンのTCP/IP ServicesのSSHクライアントとサ ーバは以前のバージョンのSSHで作成したコンフィギュ レーション・ファイルを使用することができません。SSH クライアントとサーバが古いバージョンのSSHで作成した コンフィギュレーション・ファイルを検出した場合,ク TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-21 ライアントとサーバの起動に失敗します。詳細はTCP/IP Servicesのリリース・ノートを参照してください。 _____________________________________________________ HP TCP/IP Services for OpenVMS Client Components Configuration Menu Configuration options: 1 - DHCP Client Disabled Stopped 2 - FTP Client Enabled Stopped 3 - NFS Client Enabled Started 4 - REXEC and RSH Enabled Started 5 - RLOGIN Enabled Started 6 - SMTP Enabled Started 7 - SSH Client Enabled Stopped 8 - TELNET Enabled Started 9 - TELNETSYM Disabled Stopped A - Configure options 1 - 9 [E] - Exit menu サンプルの「Client Components Configuration」メニュ ーでは,ほとんどのクライアントが有効で,そのすべてが 停止していることに注意してください。クライアントは, TCP/IP Servicesコンフィギュレーション・データベース (TCPIP$CONFIGURATION.DAT)で有効になっている場合,有効 になります。有効なサービスは,次にTCP/IP Servicesが起動さ れるときに起動されます。そのサービスのコンギフュレーショ ン・メニューから「Start service」オプションを選択すると, TCP/IP Servicesを再起動しなくても,特定のサービスを起動(ま たは停止)することもできます。また,第3.11.3項で説明するよ うに,コマンド・プロシージャを使用することにより,特定のサ ービスを起動または停止することができます。 サービスの最初のステータスは,システムに他のTCP/IP Servicesをインストールしているかどうかや,ソフトウェア または個々のサービスを起動しているかどうかによって異な ります。新しいシステムでは,すべてのサービスが無効にな っています(省略時の設定)。サービスのステータスは,「Core Environment」メニューでの選択によっても影響を受けます。 3-22 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション リソースの消費を最小限にするには,確実に使用するサービスだ けを有効にして起動します。使用する予定のないサービスは無効 にします。 すべてのクライアント・サービスのコンフィギュレーションを行 うには,オプションAを選択します。 次は,FTPクライアントのコンフィギュレーションの出力例で す。他のクライアントのコンフィギュレーション出力は,異なる ことがあります。関連するサーバを持つクライアント(FTPなど) のコンフィギュレーションを行った後は,対応するサーバのコン フィギュレーションを行うかどうかの問い合わせがあります。 Enter configuration option: 2 FTP CLIENT Configuration Service is enabled on specific node. Service is stopped. FTP CLIENT configuration options: 1 - Disable service on this node 2 - Start service on this node [E] - Exit FTP_CLIENT configuration Enter configuration option: 1 The FTP SERVER is enabled. * Do you want to configure the FTP SERVER [NO] ? 前述の例では,FTPクライアントは元々有効になっており,オプ ション1を選択して無効にします。コンフィギュレーション・プ ロシージャは,現在FTPサーバが有効になっており,同様にコン フィギュレーションを行うかどうかを問い合わせます。 次の例は,無効になっているFTPクライアントを有効にする場合 のコンフィギュレーション出力を示しています。 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-23 FTP CLIENT Configuration Service is not enabled. Service is stopped. FTP CLIENT configuration options: 1 - Enable service on this node 2 - Enable & Start service on this node [E] - Exit FTP_CLIENT configuration Enter configuration option: 2 前述の例と同様,この例でも,TCP/IP Servicesソフトウェアは すでに起動されているため,クライアントを有効にするオプショ ンに加えて,クライアントを起動するオプションもあります。オ プション1を選択すると,FTPサービスが有効にされて,TCP/IP Servicesが次に起動されるときにFTPが起動されます。オプシ ョン2を選択すると,FTPサービスが直ちに起動され,その後は TCP/IPカーネルが起動されるたびに起動されます。 TCP/IP Servicesソフトウェアがまだ起動されていない場合, 「FTP Client Components Configuration」メニューには,次の 例のように,サービスを有効にするオプションしか表示されませ ん。 1 - Enable service on this node [E] - Exit FTP_CLIENT configuration クライアント構成要素環境のコンフィギュレーションを行っ た後,Returnキーを押すか,またはオプションEを選択して, 「Client Components」メニューを終了します。すべてのTCP/IP Services構成要素のコンフィギュレーションを行うために,メイ ンのコンフィギュレーション・メニューからオプションAを選択 した場合には,次に「Server Components Configuration」メニ ューが表示され,それ以外の場合には,プロシージャはメインの コンフィギュレーション・メニューに戻ります。 3-24 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3.4.6 サーバ環境のコンフィギュレーション 「Server Components Configuration」メニューを表示するに は,メインのコンフィギュレーション・メニューからオプション 3 (Server components)を選択します。TCP/IP Servicesのすべて の構成要素のコンフィギュレーションを行うためにメインのコン フィギュレーション・メニューからオプションAを選択した場合 には,クライアント・サービスのコンフィギュレーションが終了 すると,「Server Components Configuration」メニューが自動 的に表示されます。 _______________________ 注意 _______________________ TCP/IP Services V5.4から,セキュアなログイン,リモー ト・コマンドの実行,ファイルのコピーおよびファイルの 転送を行うためのセキュア・シェル(SSH)のコンフィギュ レーションを行い使用することができます。SSHソフトウ ェアのコンフィギュレーション,管理および使い方につい ては『HP TCP/IP Services for OpenVMS Guide to SSH』 およびTCP/IP Servicesリリース・ノートを参照してくだ さい。 _____________________________________________________ HP TCP/IP Services for OpenVMS Server Components Configuration Menu 1 - BIND Enabled Started 12 - NTP Enabled Started 2 - BOOTP Disabled Stopped 13 - PC-NFS Enabled Started 3 - DHCP Disabled Stopped 14 - POP Enabled Started 4 - FINGER Enabled Started 15 - PORTMAPPER Enabled Started 5 - FTP Enabled Started 16 - RLOGIN Enabled Started 6 - IMAP Disabled Stopped 17 - RMT Disabled Stopped 7 - LBROKER Disabled Stopped 18 - SNMP Enabled Stopped 8 - LPR/LPD Disabled Stopped 19 - SSH Enabled Started 9 - METRIC Enabled Started 20 - TELNET Enabled Started 10 - NFS Enabled Started 21 - TFTP Enabled Started 11 - LOCKD/STATD Disabled Stopped 22 - XDM Enabled Started A - Configure options 1 - 22 [E] - Exit menu Enter configuration option: TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-25 サーバは,TCP/IP Servicesコンフィギュレーション・データベ ース(TCPIP$CONFIGURATION.DAT)に追加されている場合,起動 が有効になり,次にTCP/IP Servicesを起動するときに起動さ れます。そのサーバのコンフィギュレーション・メニューから 「Start service」オプションを選択すると,TCP/IP Servicesを 再起動しなくても,特定のサーバを起動(または停止)することも できます。また,第3.11.3項で説明するように,コマンド・プロ シージャを使用することにより,特定のサーバを起動または停止 することができます。 サーバの最初のステータスは,システムに他のTCP/IP Services をインストールしているかどうかや,ソフトウェアまたは個々の サーバを起動しているかどうかによって異なります。リソースの 消費を最小限にするには,使用する予定のある特定のサーバを有 効にして起動し,使用しないサーバは無効にします。オプション Aを選択すると,すべてのサーバのコンフィギュレーションを行 うことができます。 関連するクライアント・サービスを持つサーバ(FTPサーバとク ライアントなど)では,サーバのコンフィギュレーションを行う と,対応するクライアントのコンフィギュレーションを行うかど うかの問い合わせがあります。 _______________________ 注意 _______________________ TELNETおよびRLOGINは,クライアント・メニューから有効 にすることができます。TELNETまたはRLOGINサーバを無効 にしたい場合には,そのサービスを無効にする必要があ ります。TELNETサーバまたはRLOGINサーバを有効または 無効にするには,「Client Components Configuration」 メニューを使用して,適切なクライアントを選択し, 「Disable & Stop service on this node」オプションを 選択することにより,サービスを無効にして停止します。 _____________________________________________________ 次は,XDMサーバのコンフィギュレーション出力の例です。他の サーバのコンフィギュレーションでは,表示が異なることがあり ます。 3-26 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション Enter configuration option: 21 XDM Configuration Service is defined in the SYSUAF. Service is not defined in the TCPIP$SERVICE database. Service is not enabled. Service is stopped. XDM configuration options: 1 - Enable service on this node [E] - Exit XDM configuration Enter configuration option: _______________________ 注意 _______________________ XDMでは,次のDECwindowsの構成要素がインストールされ ている必要があります。 o SYS$COMMON:[SYSLIB]DECW$XLIBSHR.EXE o SYS$COMMON:[SYSLIB]DECW$XTLIBSHRR5.EXE TCPIP$CONFIGコンフィギュレーション・プロシージャは, これらの構成要素がインストールされているかどうかをチ ェックします。見つからない場合,TCPIP$CONFIGはユーザ に通知し,後でXDMを起動しようとする前に,XDMのコンフ ィギュレーションを行いDECwindowsの構成要素をインスト ールするオプションを提供します。次のように,通知およ びプロンプトが表示されます。 XDM requires DECwindows components that are not installed. Attempts to activate XDM will fail. Type C to continue with XDM configuration, or E to exit [ E ]: _____________________________________________________ サーバ構成要素のコンフィギュレーションが終了すると,Return キーを押すか,オプションEを選択して,「Server Components Configuration」メニューを終了します。TCP/IP Servicesのすべ ての構成要素のコンフィギュレーションを行うために,メインの コンフィギュレーション・メニューからオプションAを選択した 場合は,「Optional Components Configuration」メニューが次 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-27 に表示され,それ以外の場合,プロシージャはメインのコンフィ ギュレーション・メニューに戻ります。 3.4.7 オプションの構成要素のコンフィギュレーション 次のことを行うためには,オプション製品の構成要素のコンフィ ギュレーションが必要になる場合があります。 o PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server),Advanced Server for OpenVMS,またはDECnet over TCP/IPソフトウ ェアを実行する。 o Stanford Research Institute (SRI)が提供するQIOアプリ ケーション・プログラミング・インタフェース(API)を使用 するアプリケーションを実行または開発する。 o Anonymous FTPアクセスを許可する。 o TELNETサーバ用のKerberos認証を初期化する。 o ノードあるいはクラスタが複数のインターフェースを持つ 場合,ネットワーク・インターフェース・カードの健全性 を監視し,ひとつのインターフェースが故障した場合,別 なインターフェースにフェイルオーバすることで,ネット ワークの接続性を維持するためにfailSAVE IPを有効にす る。 「Optional Components Configuration」メニューを表示するに は,メインのコンフィギュレーション・メニューからオプション 4 (Optional components)を選択します。TCP/IP Servicesのす べての構成要素のコンフィギュレーションを行うために,メイ ンのコンフィギュレーション・メニューからオプションAを選択 した場合は,サーバのコンフィギュレーションが終了した後, 「Optional Components Configuration」メニューが自動的に表 示されます。 「Optional Components Configuration」メニューが表示され, 次のメニュー・オプションを選択できます。 3-28 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション HP TCP/IP Services for OpenVMS Optional Components Configuration Menu Configuration options: 1 - Configure PWIP Driver (for DECnet-Plus and PATHWORKS) 2 - Configure SRI QIO Interface (INET Driver) 3 - Set up Anonymous FTP Account and Directories 4 - Configure Kerberos Applications 5 - Configure failSAFE IP A - Configure options 1 - 5 [E] - Exit menu Enter configuration option: PWIPドライバ,SRI QIOインターフェース,Anonymous FTPア カウントおよびディレクトリ,TELNET用Kerberos認証,および failSAFE IP (ひとつのノードまたはクラスタ上の複数のインタ ーフェースに対してIPアドレス・フェイルオーバ機能を提供す る)の中からシステムに適切なオプションを選択します。 o PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server),Advanced Server for OpenVMS,またはDECnet over TCP/IPを実行す る場合は,オプション1を選択して,PWIPドライバのコンフ ィギュレーションを行います。また,レイヤード製品につ いては,適切なドキュメントを参照してください。 o SRI QIO APIを使用するアプリケーションを実行または開発 する場合は,オプション2を選択します。 o Anonymous FTPアクセスを許可する場合は,オプション3を 選択して,Anonymous FTPアカウントとディレクトリを設定 します。必要なユーザ識別コード(UIC) (第1.2.8項を参照) を取得して,ゲスト・ユーザのアクセス権の判定を必ず行 ってください。 o TELNETサーバ用にKerberos認証のセキュリティ機能を提供 したい場合は,オプション4を選択してKerberosのコンフィ ギュレーションを行います。Kerberosサポートのコンフィ ギュレーションの詳細については,第3.4.7.1項を参照して ください。 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-29 o ひとつのノードあるいはクラスタ上の複数のインターフェ ースに対してIPアドレス・フェイルオーバ機能をを提供し たい場合は,オプション5を選択してfailSAFE IPのコンフ ィギュレーションを行います。failSAFE IPサポートのコン フィギュレーションの詳細については,第3.4.7.2項を参 照してください。また『HP TCP/IP Services for OpenVMS Management』もあわせて参照してください。 次の例は,PWIPドライバのコンフィギュレーションを行う際に表 示される出力を示しています。 Enter configuration option: 1 TCPIP Transport for DECnet and Pathworks Service Configuration Service is enabled on specific node. Service is stopped. TCPIP Transport for DECnet and Pathworks Service configuration options: 1 - Disable service on this node [E] - Exit PWIP_DRIVER configuration Enter configuration option: 3.4.7.1 Kerberosサポートのコンフィギュレーションおよび有効化 KerberosをサポートするためにTELNETサービスのコンフィギュレ ーションを行うには,次の手順に従います。Kerberosを使用する ための前提条件および方法を含め,Kerberosの詳細については, 『HP TCP/IP Services for OpenVMS Management』を参照してく ださい。 _______________________ 注意 _______________________ 次の手順を開始する前に,TELNETサービスが停止されてい ることを確認してください。 _____________________________________________________ 1. TCPIP$CONFIG.COMプロシージャのメインのコンフィギュレ ーション・メニューからオプション2 (Client components) を選択します。 2. クライアント・サービスのリストから,オプション6 (TELNET)を選択します。 3-30 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3. 「TELNET Configuration」メニューからオプション1 (Enable service on all nodes)を選択します。これに より,TCPIP$TELNETのユーザ・アカウントとディレクトリ が作成されます。 4. メインのコンフィギュレーション・メニューに戻ります。 5. メインのコンフィギュレーション・メニューからオプショ ン4 (Optional components)を選択します。 6. 「Optional Components Configuration」メニューからオプ ション4 (Configure Kerberos Applications)を選択しま す。すると,次のメニューが表示されます。 Kerberos Applications Configuration Menu TELNET Kerberos is not defined in the TCPIP$SERVICE database. Configuration options: 1 - Add Kerberos for TELNET server 2 - Remove Kerberos for TELNET server [E] - Exit menu Enter configuration option: 7. 「Kerberos Applications Configuration」メニューからオ プション1 (Add Kerberos for TELNET Server)を選択しま す。 8. コマンド・プロシージャを終了します。 9. TELNETサービスを起動するかどうかの問い合わせがあった 場合には,Nを入力します。 10.次の例に示すように,TELNETスタートアップ・プロシージ ャを実行して,TELNETサービスを起動します。 $ @SYS$STARTUP:TCPIP$TELNET_STARTUP.COM %TCPIP-I-INFO, image SYS$SYSTEM:TCPIP$TELNET_SERVER.EXE installed %TCPIP-I-INFO, image SYS$SYSTEM:TCPIP$TELNET.EXE installed %TCPIP-I-INFO, logical names created %TCPIP-I-INFO, telnet service enabled %TCPIP-I-INFO, telnet (kerberos) service enabled %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$TELNET startup completed TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-31 情報メッセージでTELNET Kerberosサービスが有効になった ことを確認します。 3.4.7.2 failSAFE IPサポートのコンフィギュレーションと有効化 failSAFE IPのコンフィギュレーションを行うには,次の手順に 従います。 1. 第3.4.4.3項で説明するように,各ホーム・インターフェー スのフェイルオーバ先のインターフェースである,フェイ ルオーバ先のスタンバイIPアドレスのコンフィギュレーシ ョンを行う。 2. 「Optional Components Configuration」メニューのオプシ ョン5 (Configure failSAFE IP)を選択し,failSAFE IPサ ポートのコンフィギュレーションを行う。 さらに,failSAFE IP IPv6アドレスのコンフィギュレーションを 行うことができます。詳細は第4.3節を参照してください。 「Optional Components Configuration」メニューのオプション5 を選択すると,次のメニューが表示されます。このメニュー中, オプション1 (Enable service on all nodes)はクラスタのコン フィギュレーション時にのみ表示されます。クラスタ内の全ての ノードに対してfailSAFE IPを有効にする場合はオプション1を選 択してください。ローカル・ノードに対してのみfailSAFE IPを 有効にする場合はオプション2を選択してください。 failSAFE configuration options: 1 - Enable service on all nodes 2 - Enable service on this node 3 - Enable & Start service on this node [E] - Exit FAILSAFE configuration Enter configuration option: failSAFE IPに関する詳細は『HP TCP/IP Services for OpenVMS Management』を参照してください。 3-32 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション ___________________________________________________________ 3.5 TCPIP$CONFIGメニューをバイパスするためのTCPIP$CONFIGオプ ション・コマンドの使用 TCP/IP Services製品に精通しているユーザであれば,次の手順 を実行することで,コンフィギュレーション・メニューをバイパ スして,直接機能を使用可能または使用不能に設定することがで きます。 1. SYSTEMアカウントにログインします。 2. 次に示す書式を使い,TCPIP$CONFIGコマンド・プロシージ ャを実行し,コマンド行に適切なオプションとキーワード を入力します。 $ @SYS$MANAGER:TCPIP$CONFIG [option] {DISABLE | ENABLE} [CLUSTER] このフォーマットで,optionには,次の表に示すいずれか のオプションを指定します。表では,DISABLE,ENABLE,お よびCLUSTERキーワードの機能についても説明しています。 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-33 ______________________________________________________ オプション____説明____________________________________ ALL コア環境とすべてのクライアントおよびサ ーバ・サービスのコンフィギュレーション を行う。 CLIENT すべてのクライアント・サービスと関連す るソフトウェアのコンフィギュレーション を行う。 MINIMUM ドメイン,インターネット・インタフェー ス,Rloginクライアント,FTPクライアン ト,FTPサーバ,TELNETクライアント,およ びTELNETサーバのコンフィギュレーション を行う。プロンプトを表示してオプション の構成要素について問い合わせる。 SERVER すべてのサーバと関連するソフトウェアの コンフィギュレーションを行う。 WORKSTATION BINDリゾルバ,ドメイン,動的経路選択, インターネット・インタフェース,標準時 間帯,リモート・ログイン,リモート・シ ェル,リモート実行,FTPクライアント, FTPサーバ,TELNETクライアント,TELNETサ ーバ,およびSMTPのコンフィギュレーショ ンを行う。 ______________________________________________________ キーワード____説明____________________________________ CLUSTER クラスタ全体を対象に,指定したすべての 構成要素のコンフィギュレーションを行う (クラスタ単位のコンフィギュレーションが できないBINDサーバとSMTPを除く)。 ENABLE 指定した構成要素を使用可能にする。 DISABLE_______指定した構成要素を使用不能にする。______ たとえば,次のコマンドはクラスタ全体のクライアント・ サービスを使用可能にします。 3-34 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション $ @SYS$MANAGER:TCPIP$CONFIG CLIENT ENABLE CLUSTER _______________________ 注意 _______________________ このプロシージャは,クラスタ全体とノード単位の2つの レベルで使用可能と使用不能の設定ができるように実装さ れています(SMTPは例外で,ノード単位のコンフィギュレ ーションのみ可能です)。 _____________________________________________________ ___________________________________________________________ 3.6 コンフィギュレーションの変更を有効にする TCP/IP Servicesソフトウェアに対して行ったコンフィギュレー ションの変更内容は,変更を行ったサービスを起動(または再起 動)するまで有効になりません。TCP/IP Servicesを再起動する か,表 3-3に示すように変更を行ったサービスを個別に再起動し てください。 表 3-3 コンフィギュレーションの変更を有効にする ________________________________________________________________ 変更を行ったサービス__変更を有効にする方法_______コメント_______ コア環境(ドメイン, TCP/IP Servicesソフトウェ テスト(検証プロ インターネット・イン アを起動あるいは再起動す シージャ)の実行 ターフェース,経路選 る。 あるいは環境の 択,BINDリゾルバ,標 カスタマイズ前 準時間帯) に行う。TCP/IP Servicesの起動 方法は3.8および 3.11を参照。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-35 表 3-3 (続き) コンフィギュレーションの変更を有効にする ________________________________________________________________ 変更を行ったサービス__変更を有効にする方法_______コメント_______ クライアント,サー コア環境に対して変更を行 各サービスのス バ,あるいはオプショ っていない場合は,変更を タートアップ・ ン・サービスのみ 行った個々のサービスのみ コマンド・プロ を起動または再起動する。 シージャについ 各サービスのコンフィギュ ては第3.11.3項 レーション・メニューの を参照。 「Start service」オプシ ョンを選択する。あるいは 各サービスのスタートアッ プ・コマンド・プロシージ ャを使う。 コア環境に対して変更 を行った場合は,TCP/IP ______________________Servicesを起動する。______________________ _______________________ 注意 _______________________ 第3.11節で説明するように,OpenVMSオペレーティング・ システムがリブートされるたびにTCP/IP Servicesソフト ウェアが自動的に起動されるようにすることができます。 _____________________________________________________ ___________________________________________________________ 3.7 TCPIP$CONFIGを使用したTCP/IP Servicesの停止 次の例に示すように,メインのコンフィギュレーション・メ ニューからオプション5 (Shutdown HP TCP/IP Services for OpenVMS)を選択することにより,システム上のTCP/IP Services を停止します。 HP TCP/IP Services for OpenVMS Configuration Menu Configuration options: 3-36 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 1 - Core environment 2 - Client components 3 - Server components 4 - Optional components 5 - Shutdown HP TCP/IP Services for OpenVMS 6 - Startup HP TCP/IP Services for OpenVMS 7 - Run tests A - Configure options 1 - 4 [E] - Exit configuration procedure Enter configuration option: 5 TCP/IP Servicesのシャットダウン・プロシージャは以下の例の ような一連のメッセージを表示します(表示されるメッセージは コンフィギュレーションによって異なります)。 Begin Shutdown... %TCPIP-I-INFO, TCP/IP Services shutdown beginning at 5-SEP-2004 15:26:14.39 %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$FINGER shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$FTP_CLIENT shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$FTP shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$INET_DRIVER shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$METRIC shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$NFS_CLIENT shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$NFS shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$NTP shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$PCNFS shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$POP shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$PORTMAPPER shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$PROXY shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$PWIP_DRIVER shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$REXEC shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$RLOGIN shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$RSH shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$SMTP shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$SNMP shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$SSH_CLIENT shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$SSH shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$TELNET shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$TFTP shutdown completed TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-37 %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$XDM shutdown completed %TCPIP-I-SERVSTOPPED, BIND service already stopped %TCPIP-S-SHUTDONE, TCPIP$BIND shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCP/IP Kernel shutdown completed %TCPIP-S-SHUTDONE, TCP/IP Services shutdown completed at 5-SEP-2004 15:26:17.78 Shutdown request completed. ___________________________________________________________ 3.8 TCPIP$CONFIGを使用したTCP/IP Servicesの起動 コア環境のコンフィギュレーションを行った後は,次の例のよう に,メインのコンフィギュレーション・メニューからオプション 6 (Startup HP TCP/IP Services for OpenVMS)を選択することに より,システムでTCP/IP Servicesを起動します。 HP TCP/IP Services for OpenVMS Configuration Menu Configuration options: 1 - Core environment 2 - Client components 3 - Server components 4 - Optional components 5 - Shutdown HP TCP/IP Services for OpenVMS 6 - Startup HP TCP/IP Services for OpenVMS 7 - Run tests A - Configure options 1 - 4 [E] - Exit configuration procedure Enter configuration option: 6 TCP/IP Servicesのスタートアップ・プロシージャは以下の例の ような一連のメッセージを表示します(表示されるメッセージは コンフィギュレーションによって異なります)。 3-38 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション Begin Startup... %TCPIP-I-INFO, TCP/IP Services startup beginning at 5-SEP-2004 15:27:08.34 %TCPIP-I-NORMAL, timezone information verified %RUN-S-PROC_ID, identification of created process is 00000D42 %TCPIP-I-SETLOCAL, setting domain and/or local host %TCPIP-I-STARTCOMM, starting communication %TCPIP-I-SETPROTP, setting protocol parameters %TCPIP-I-DEFINTE, defining interfaces %TCPIP-I-STARTNAME, starting name service %TCPIP-I-STARTDROUT, starting dynamic routing %RUN-S-PROC_ID, identification of created process is 00000C4E %TCPIP-S-STARTDONE, TCP/IP Kernel startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$BIND startup completed %TCPIP-I-PROXYLOADED, loaded 0 NFS proxy records %TCPIP-I-LOADSERV, loading TCPIP server proxy information %TCPIP-I-SERVLOADED, auxiliary server loaded with 0 proxy records -TCPIP-I-SERVSKIP, skipped 0 communication proxy records -TCPIP-I-SERVTOTAL, total of 0 proxy records read %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$PROXY startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$PORTMAPPER startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$FINGER startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$FTP startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$FTP_CLIENT startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$INET_DRIVER startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$METRIC startup completed %TCPIP-I-NOMAP, no filesystem mapping information available %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$NFS startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$NFS_CLIENT startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$NTP startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$PCNFS startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$POP startup completed %RUN-S-PROC_ID, identification of created process is 000002DC %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$PWIP_DRIVER startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$REXEC startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$RLOGIN startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$RSH startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$SMTP startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$SSH startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$SSH_CLIENT startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$TELNET startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$TFTP startup completed TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-39 %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$XDM startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCP/IP Services startup completed at 5-SEP-2004 15:27:50.47 Startup request completed. Press Return to continue ... _______________________ 注意 _______________________ この例にあるTCPIP-I-NOMAPメッセージは,TCP/IPコンフ ィギュレーション・データベースに対してファイル・シス テムが割り当てられていない場合にのみ表示されます。 NFSサービスが必要な場合は,『HP TCP/IP Services for OpenVMS Management』に説明されているように,有効なフ ァイル・システムの割り当てを行ってください。NFSサー ビスを必要としない場合は,このメッセージを無視してく ださい。次回以降のスタートアップ時にこのメッセージを 表示しないようにするためにはTCPIP$CONFIGコンフィギュ レーション・プロシージャを使ってNFSサーバを無効にに してください。 _____________________________________________________ ___________________________________________________________ 3.9 コンフィギュレーションの検証 インストレーション検証プロシージャ(IVP)を実行することで, コンフィギュレーションを検証することができます。 次のいずれかに該当する場合は,IVPを実行してください。 o 製品登録キー(PAK)を組み込んだ環境で,下層ソフトウェア とポートマップ・サービスが正しくインストールされてい ることを確認したい場合 o PAKは組み込んでいないが,TCP/IP Servicesのインストー ルが正常に行われ,TCP/IP Servicesアプリケーションが DECwindowsに表示されるかどうかを確認したい場合 o 送信側と受信側で,サイズが絶えず変化するデバイス・ソ ケット・パケットを転送するソフトウェアを必要とする場 合 o 1組のクライアント/サーバ・プログラムでポートマップ・ サービスをテストする必要がある場合 3-40 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション IVPは,テストの実行に要した時間をSYS$OUTPUTに報告しま す。 o SNMPサービスをテストする必要がある場合 IVPを実行する前に,TCP/IP Servicesソフトウェアが起動さ れていることを確認してください。IVPを実行するユーザは, SYSPRV,OPER,NETMBX,およびTMPMBX特権を持っていなければな りません。 IVPは,TCPIP$CONFIGコンフィギュレーション・プロシージャま たはOpenVMSのDCLプロンプトのコマンド行から実行することがで きます。TCPIP$CONFIGからIVPを実行する際には,SNMPのコンフ ィギュレーションを検証する追加のテストを実行するオプション を選択することができます。 3.9.1 TCPIP$CONFIGコマンド・プロシージャからのIVPの実行 TCP/IP Services for OpenVMSのメインのコンフィギュレーショ ン・メニューで,オプション7 (Run tests)を選択します。次の 例のように「Test」メニューが表示されます。 HP TCP/IP Services for OpenVMS TEST Menu Test options: 1 - Internet IVP 2 - SNMP IVP A - Tests 1 - 2 [E] - Exit menu Enter test option: 実行したいテストに適したオプションを選択します。 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-41 3.9.2 OpenVMS DCLプロンプトからのIVPの実行 コンフィギュレーション・プロシージャの終了後に,DCLプロン プトからIVPを実行するには,次のコマンドを入力します。この プロシージャでは,TCPIP$CONFIG「Test」メニューのオプション 1 (Internet IVP)と同じテストが実行されます。 $ @SYS$TEST:TCPIP$IVP 3.9.3 TCP/IP Servicesインターネット・コンフィギュレーションの 検証 TCPIP$CONFIG「Test」メニューからオプション1またはオプショ ンAを選択するか,またはコマンド行でTCPIP$IVPコマンド・プロ シージャを実行する場合,IVPは,次の例に示すように,TCP/IP Servicesソフトウェアの基本的なコンフィギュレーションをテス トします。この例では,テストは正常に終了します。 Enter test option: 1 Begin IVP... %%% TCPIP IVP: started %%% UDP/IP test started at 5-SEP-2004 16:13:03.62 UDP/IP test ended at 5-SEP-2004 16:13:03.69 UDP/IP transferred successfully in 0 seconds 4198400 bytes TCP/IP test started at 5-SEP-2004 16:13:04.20 TCP/IP test ended at 5-SEP-2004 16:13:04:28 TCP/IP transferred successfully in 0 seconds 4198400 bytes RAW_IP test started at 5-SEP-2004 16:13:41.71 RAW_IP test ended at 5-SEP-2004 16:13:41.72 RAW_IP transferred successfully in 0 seconds 251000 bytes %%% TCPIP IVP: completed successfully %%% IVP request completed. Press Return to continue ... IVPが正常に終了しなかった場合,プロシージャはエラー・メッ セージを表示します。IVPエラーはすべて,OpenVMSシステム・メ ッセージと同じ書式を使用します。次にIVPエラーの出力例を示 します。 3-42 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション %TCPIP-E-IDENT, explanation of error. 表 3-4に,IVPエラー・メッセージの原因となる一般的な問題を 示します。推奨される処置を行っても問題が解決しない場合に は,HPの最寄りの支店/営業所にお問い合わせください。 表 3-4 IVPエラーのトラブルシューティング __________________________________________________________ 問題____________________処置______________________________ ネットワーク・コンフィ TCP/IP Servicesをシャットダウン ギュレーションに問題が し,コンフィギュレーション・プロシ ある。 ージャを再度実行します。 起動に失敗した。 MODPARAMS.DATファイル中のシステ ム・パラメータをチェックし,必要に 応じて値を調整します(第1.2.7項を参 照)。その後,TCP/IP Servicesをシャ ットダウンして再起動します。 インストレーション・キ キットの交換をお申し出ください。 ットに欠陥がある。 PAKがないためにIVPが失 TCP/IP Services for OpenVMS PAKを 敗した。________________登録してください。________________ 3.9.4 SNMPコンフィギュレーションの検証 TCPIP$CONFIG「Test」メニューからオプション2またはオプショ ンAのいずれかを選択すると,IVPは,次の例のようにSNMPサービ スをテストします。 Begin SNMP IVP... The SNMP IVP requires that TCPIP/IP Services be running. It performs the following startups and shutdowns on the SNMP service only (other TCP/IP services are not affected): TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-43 - If SNMP is running, shuts down SNMP before initial configuration - Starts SNMP and runs tests - Shuts down SNMP and restores initial configuration - Before exiting, starts SNMP Shutting down the SNMP service... done. Creating temporary read/write community SNMPIVP_6520. Enabling SET operations. Starting up the SNMP service... done. Saving sysContact: Ralph Nickleby Setting sysContact to: Julius Caesar Retrieved sysContact: Julius Caesar (Retrieved value matches SET value.) Restoring sysContact to: Ralph Nickleby Saving snmpEnableAuthenTraps: 2 (disabled) Setting snmpEnableAuthenTraps to: 1 (enabled) Retrieved snmpEnableAuthenTraps: 1 (enabled) (Retrieved value matches SET value.) Restoring snmpEnableAuthenTraps: 2 (disabled) Disabling SET operations. Deleting temporary read/write community SNMPIVP_6520. Shutting down and restarting the SNMP service... Shutting down the SNMP service... done. Starting up the SNMP service... done. SNMP IVP request completed. Press Return to continue ... SNMPテストのうちのいずれかが失敗した場合には,次のようなメ ッセージが表示されます。 3-44 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション SNMPIVP: unexpected text in response to SNMP request: "No reply." See file SYS$SYSDEVICE:[TCPIP$SNMP]TCPIP$SNMP_REQUEST.DAT for more details. Verify that SNMP trace is not enabled. sysContact could not be retrieved. Status = 0 The SNMP IVP has NOT completed successfully. この場合のエラーは,起動されていないSNMP構成要素があるか, またはSNMPトレースが有効になっていて無効にする必要があるこ とを示している可能性があります。SNMPトレースの詳細について は,『HP TCP/IP Services for OpenVMS Management』を参照し てください。 ___________________________________________________________ 3.10 追加のコンフィギュレーション作業 TCPIP$CONFIGを実行して,ネットワークに必要な機能と構成要素 を使用可能にした後は,製品アプリケーションへのアクセスを可 能にするため,追加のコンフィギュレーション作業を終了させる 必要があります。TCP/IP Servicesには,環境に合わせてソフト ウェアを変更したり,カスタマイズできる管理コマンド・インタ フェースと論理名が用意されています。 追加のコンフィギュレーション作業には次のようなものがありま す。 o データベースのポピュレート(たとえば,BINDやDHCP用に) o ユーザ・アカウントの設定 o 通信およびNFSプロキシの設定 o プリント・キューの定義 o ファイル・システムの設定,エクスポート,および保守 o 最適なパフォーマンスを得るためのシステムのチューニン グ サービスの多くは,追加のコンフィギュレーション作業や最 適化を必要とします。各サービスのコンフィギュレーション 方法についての詳細は,『HP TCP/IP Services for OpenVMS Management』を参照してください。 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-45 ___________________________________________________________ 3.11 TCP/IP Servicesの起動と停止 第3.11.1項で説明するように,OpenVMSスタートアップ・ファイ ルのコマンドを使用して,OpenVMSシステムがスタートアップま たはシャットダウンした際に,TCP/IP Servicesを自動的に起動 または停止することができます。これらのコマンドは,システム にインストールされているすべてのTCP/IP Services構成要素の 起動または停止を行います。代わりの方法として,現在実行中の 他のTCP/IP Services構成要素に影響を与えることなく,個々の TCP/IP Servicesクライアントまたはサーバ・サービスの起動ま たは停止を行うこともできます。個々のサービスの起動または停 止についての詳細は,第3.11.3項を参照してください。 必要な場合には,第3.11.2項で説明するように,TCP/IP Servicesの起動および停止を手動で行うことができます。ま た,第3.11.4項で説明するように,ユーザ作成のサービスの起動 および停止を行うこともできます。 3.11.1 TCP/IP Servicesの自動起動と自動停止 TCP/IP Servicesソフトウェアをシステムの起動時に自動的に起 動させ,システムのシャットダウン時に自動的に停止させるに は, SYS$COMMON:[SYSMGR]SYSTARTUP_VMS.COMファイルを編集して,次 の行の先頭の感嘆符(!)を削除します。 $!$ @SYS$STARTUP:TCPIP$STARTUP.COM システムに以前のバージョンのTCP/IP Servicesがインス トールされていた場合には,UCX$STARTUP.COMファイルと UCX$SHUTDOWN.COMファイルが存在している可能性があります。こ れらのファイルはもう適用できないため,これらのファイルに関 係する定義はすべて,SYS$MANAGER:SYSTARTUP_VMS.COMから削除 してください。 OpenVMSアカウントへログインした後にTCP/IP Servicesが起動す るようにしたい場合は,OpenVMSのシステム単位のログイン・プ ロシージャ(通常SYS$MANAGER:SYLOGIN.COM)のworldの読み取りと 実行の保護(W:RE)が設定されていなければなりません。 3-46 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 現在の保護を表示するには,次のコマンドを入力します。 $ DIR/PROTECTION SYS$MANAGER:SYLOGIN.COM 保護についての情報は,OpenVMSのマニュアルを参照してくださ い。 3.11.2 TCP/IP Servicesの手動による起動と停止 TCP/IP Servicesを手動で起動するには,次のコマンドを入力し ます。 $ @SYS$STARTUP:TCPIP$STARTUP TCP/IP Servicesを手動で停止するには,次のコマンドを入力し ます。 $ @SYS$STARTUP:TCPIP$SHUTDOWN 3.11.3 個々のサービスの起動と停止 TCP/IP Servicesをすでに実行しているシステムでは,システム で実行中の他のTCP/IP Services構成要素に影響を及ぼすことも なく,またTCP/IP Servicesを再起動する必要もなく,個々のサ ーバまたはクライアント構成要素のコンフィギュレーションを行 うことができます。 ほとんどのサービスは個別に停止,起動を行うことができます。 サービスの再起動が必要となるパラメータや論理名を変更する際 に役に立ちます。 次のファイルが提供されます。 o SYS$STARTUP:TCPIP$service_STARTUP.COMはserviceサービ スを起動することができます。 o SYS$STARTUP:TCPIP$service_SHUTDOWN.COMはserviceサービ スを停止することができます。 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-47 サイト固有のパラメータ設定およびコマンドを保持するに は,次のファイルを作成します。これらのファイルは,TCP /IP Servicesを再インストールしても上書きされません。 o SYS$STARTUP:TCPIP$service_SYSTARTUP.COMは,serviceを 起動する際に呼び出されるサイト固有の定義およびパラメ ータのリポジトリとして使用することができます。 o SYS$STARTUP:TCPIP$service_SYSHUTDOWN.COMは,serviceを シャットダウンする際に呼び出されるサイト固有の定義お よびパラメータのリポジトリとして使用することができま す。 これらのファイル名で,serviceは,起動またはシャットダウン するサービスの名前です。たとえば,NTPサービスをシャットダ ウンするにはTCPIP$NTP_SHUTDOWNを使用します。 詳細については,『HP TCP/IP Services for OpenVMS Management』を参照してください。 3.11.4 ユーザ作成サービスの起動と停止 TCP/IP Servicesでは,ユーザ作成サービスの起動および停止を 行うためのコマンド・プロシージャを提供しています。ユーザ作 成サービスを起動するには,次のコマンドを入力します。 $ SYS$STARTUP:TCPIP$CUSTOMER_SERVICE_STARTUP service ユーザ作成サービスを停止するには,次のコマンドを入力しま す。 $ SYS$STARTUP:TCPIP$CUSTOMER_SERVICE_SHUTDOWN service いずれのコマンドにおいても,TCP/IP管理コマンドSET SERVICE を使って定義したサービス名を指定してください。 _______________________ 注意 _______________________ クオーテーション・マーク(")で囲まれていない場合,小 文字のサービス名は起動および停止プロシージャによって 大文字として解釈されます。サービスを定義する際に,ク オーテーション・マークを使って大文字小文字を保持する 3-48 TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション よう指定した場合,起動および停止プロシージャでサービ ス名を指定する場合はクオーテーション・マークを忘れず に使ってください。 _____________________________________________________ ___________________________________________________________ 3.12 TCP/IP ServicesをDECwindowsアプリケーションのトランスポ ートに指定 TCP/IP ServicesをDECwinsowsアプリケーションのトランスポ ート・インタフェースとして使用可能にするには,次の行を SYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_SERVER_SETUP.COMコマンド・プロシ ージャに追加します。 $ DECW$SERVER_TRANSPORTS == "DECNET,LOCAL,TCPIP" 続いて,次のコマンドを入力してDECwindowsを再起動します。 $ @SYS$STARTUP:DECW$STARTUP RESTART システムで,DECnetまたはDECnet-Plusソフトウェアを使用して いる場合には,これも起動します。 DECwindowsクライアント(リモート・ホスト)で実行されている DECwindowsアプリケーションをDECwindowsサーバ(あなたが使用 しているワークステーション)に表示するには,次の手順に従い ます。 1. リモート・ホストのセキュリティを設定します。 2. ローカル・ホスト・データベースにリモート・クライアン トを追加します。 3. 次の行をSYS$MANAGER:DECW$PRIVATE_SERVER_SETUP.COMに追 加します。 $ DECW$SERVER_TRANSPORTS == "DECNET,LOCAL,TCPIP" 4. アプリケーションの表示をリモート・ホストに設定しま す。 $ SET DISPLAY/CREATE/NODE=remote-host/TRANSPORT=TCPIP TCP/IP Servicesのコンフィギュレーション 3-49 4 ________________________________________________________________ IPv6のコンフィギュレーション TCPIP$CONFIG.COMコマンド・プロシジャを使ってTCP/IP Services for OpenVMSをコンフィギュレーションした後に本 章に記載した設定を行うことにより,IPv6ネットワーク環境での 通信を可能にするようシステムをコンフィギュレーションするこ とができます。 TCP/IP Servicesバージョン5.5では,IPv6コンフィギュレーショ ン・プロシジャ(TCPIP$IP6_SETUP.COM) に大きな変更と改良が加 えられました。IPv6ホストあるいはルータとしてノードをコンフ ィギュレーションするための設定は『HP TCP/IP Services for OpenVMS Guide to IPv6』に記載されている設定ではなく,本章 に記載されている設定を使ってください。 次の表に,本章内の節とそれが置き換える『Guide to IPv6』内 の節(該当する場合)を示します。failSAFE IP IPv6 addresssの 節は,TCP/IP Services for OpenVMSの本リリースで新たに追加 されました。IPv6の概念とプロセス,DNSドメイン名とアドレス 登録,等についての情報は『Guide to IPv6』の2章を引き続き参 照してください。 __________________________________________________________ 『Guide to IPv6』中 節...______記述内容...._______________の置き換える節...___ 4.1 システムをIPv6 hostとして 2.5.1 コンフィギュレーションす る手順 4.2 システムをIPv6ルータとし 2.6.1 てコンフィギュレーション する手順 IPv6のコンフィギュレーション 4-1 __________________________________________________________ 『Guide to IPv6』中 節...______記述内容...._______________の置き換える節...___ 4.3 failSAFE IP IPv6アドレス N/A をコンフィギュレーション ___________する手順_______________________________________ ノードをIPv6のホストとしてもIPv6ルータとしてもコンフィギ ュレーションすることができます。IPv6コンフィギュレーショ ン・プロシジャ(TCPIP$IP6_SETUP.COM)を実行中に,この選択を 行います。このコンフィギュレーション・プロシジャを実行した 後,TCP/IP Servicesを再起動してください。選択内容に関連し たIPv6プロセスがシステムで起動されます。 _______________________ 注意 _______________________ TCPIP$IP6_SETUP.COMコンフィギュレーション・プロ シジャを実行する前に,そのシステムですでにIPv4が コンフィギュレーションされている必要があります。 (TCPIP$CONFIG.COMコンフィギュレーション・プロシジャ がIPv4をコンフィギュレーションします。) TCP/IP Servicesの以前のバージョンからアップグレード した場合は,TCPIP$IP6_SETUP.COMコンフィギュレーショ ン・プロシジャを再度実行する必要があります。 _____________________________________________________ IPv6コンフィギュレーション・プロシジャでは,以下を指定する 必要があります: o システムを,IPv6ホストとしてコンフィギュレーションす るのか,IPv6ルータとしてコンフィグするのか。 o システムが6to4インターフェース(IPv4のみのネットワーク とIPv6のサイト間での通信に必要)を必要とするかどうか。 必要な場合,そのシステムのIPv4アドレス,6to4トンネ ル・アドレス・プレフィックス,システムが6to4リレー・ ルータをサポートするかどうか,および必要に応じてリレ ー・ルータのアドレスを指定する必要があります。 o IPv6を有効にするインターフェースのインターフェース名 を指定する必要があります。 4-2 IPv6のコンフィギュレーション o 自動トンネルをコンフィギュレーションするかどうか。コ ンフィギュレーションする場合,そのトンネルのエンドポ イントのIPv4アドレスを指定する必要があります。 o システムがIPv6-over-IPv4トンネルを必要とするかどう かを指定する必要があります。それぞれのトンネルに対 して,そのトンネルの始点(source) IPv4アドレス,終点 (destination) IPv6アドレス,およびIPv6-over-IPv4トン ネル用のアドレス・プレフィックスを入力する必要があり ます。複数のIPv6-over-IPv4トンネルを作成することがで きます。 o システムがIPv6-over-IPv6トンネルを必要とするかどう か。それぞれのトンネルに対して,そのトンネルの始点 IPv6アドレス,終点IPv6アドレス,およびIPv6-over-IPv6 トンネル用のアドレス・プレフィックスを入力する必要が あります。複数のIPv6-over-IPv6トンネルを作成すること ができます。 o システムが,手動IPv6経路選択を必要とするかどうか。そ れぞれのルータに対して,終点IPv6ネットワークのアドレ ス・プレフィックス,経路選択にトラフィックを送るため に使用するインターフェース,およびパス中の最初のルー タのlink-local IPv6アドレスあるいは使用する自動トンネ ルのIPv4互換IPv6アドレスを入力する必要があります。複 数の手動IPv6経路選択を作成することができます。 o IPv6ルータに対して,以下を指定する必要があります: - それぞれのインタフェースで,RIPngプロトコルを有効 にするかどうか。 - それぞれのインターフェースのIPv6アドレス・プレ フィックスを通知するかどうか,通知する場合はその IPv6アドレス・プレフィックス。 - 作成するそれぞれのトンネルについて,そのトンネル でRIPngプロトコルを有効にするかどうか,そのトンネ ルのインターフェースのIPv6アドレス・プレフィック スを通知するかどうか,通知する場合はそのIPv6アド レス・プレフィックス。 - 作成するそれぞれの手動経路選択について,リモート のIPv6ネットワークにトラフィックを転送するために 使用するインタフェース。 IPv6のコンフィギュレーション 4-3 システムをIPv6ホストまたはルータとしてコンフィギュレーショ ンするためにTCPIP$IP6_SETUP.COMコンフィギュレーション・プ ロシジャを使用した後,オプションで,システムをBINDサーバと してコンフィギュレーションするとができます。詳細は『Guide to IPv6』の第3章を参照してください。さらに,第4.3節で説明 するfailSAFE IP IPv6アドレスをコンフィギュレーションするこ とができます。 TCPIP$IP6_SETUP.COMコンフィギュレーション・プロシジャを使 ってIPv6をコンフィギュレーションした後,そのシステムでIPv6 を有効にするためにTCP/IP Servicesを停止し,再起動させる必 要があります。 IPv6コンフィグレーションを後程変更することができます。 『Guide to IPv6』の第4章に追加の変更の方法が記載されていま す。 ___________________________________________________________ 4.1 IPv6ホストのコンフィギュレーション システムをIPv6ホストとしてコンフィギュレーションするため に,以下を行ってください: 1. 以下のコマンドを入力し,TCPIP$IP6_SETUP.COMコンフィギ ュレーション・プロシジャを起動します。 $ @SYS$MANAGER:TCPIP$IP6_SETUP このプロシジャはIPv6ネットワーク・コンフィグレーショ ン・プロシジャに関する情報を表示し,システムをIPv6ホ ストあるいはIPv6ルータのいずれかとしてコンフィギュレ ーションできることを表示します。 2. システムをIPv6ホストとしてコンフィギュレーションする 場合は,以下のプロンプトで,省略時の値を指定してくだ さい(Returnキーを押すあるいはNOを入力してください): Configure this system as an IPv6 router? [NO]: 3. 以下のプロンプトで,6to4インターフェースをコンフィギ ュレーションするかどうかを指定してください: Configure a 6to4 interface? [NO]: 4-4 IPv6のコンフィギュレーション システムがIPv4のみのネットワークに接続されており,他 の6to4のサイトあるいはネイティブIPv6のサイトと通信す る必要がある場合は,6to4インターフェースが必要です。 システムが6to4サイト内のホストの場合,6to4インターフ ェースを作成する必要はありません。標準のIPv6機能によ り,6to4アドレスがこのシステムで自動的にコンフィギュ レーションされます。 6to4インターフェースをコンフィギュレーションしない場 合はReturnキーを押してください。コンフィギュレーショ ン・プロシジャはステップ8に進みます。 6to4インターフェースをコンフィギュレーションする場合 はYESを入力してください。コンフィギュレーション・プロ シジャは以下の6to4トンネル・インターフェースを表示し ます: The 6to4 tunnel is: TN1 以降のステップで,インターフェースに関する情報の入力 を求められます。 4. このホストのIPv4アドレスを入力してください: Enter this node's IPv4 address to use when generating your site's 6to4 prefix: ドットで区切られた10進形式(d.d.d.d)でIPv4アドレスを入 力してください。コンフィギュレーション・プロシジャは 入力されたIPv4アドレスをもとに,自動的に6to4サイト・ プレフィックスを生成し,以下の例のように表示します: Your 6to4 site prefix is: 2002:x:x::/48 5. 以下の問いに対して,6to4トンネル用のアドレス・プレフ ィックスを入力してください: Enter an address prefix to use on interface TN1 [2002:x:x::/64]: ステップ4で生成されたIPv6アドレス・プレフィックスを使 用する場合は,省略時の値を使用してください。 IPv6のコンフィギュレーション 4-5 _______________________ 注意 _______________________ 6to4アドレス・プレフィックスの上位48ビットは6to4サイ ト・プレフィックスと同じである必要があります。 _____________________________________________________ 6. 6to4リレー・ルータをコンフィギュレーションするかどう かを指定してください: Configure a 6to4 relay router? [NO]: システムをネイティブIPv6サイトに接続する際にリレー・ ルータが必要になります。リレー・ルータをコンフィギュ レーションしない場合,他の6to4サイトには接続できます が,ネイティブIPv6サイトには接続できません。 6to4リレー・ルータをコンフィギュレーションしない場 合,Returnキーを押してください。コンフィギュレーショ ン・プロシジャはステップ8に進みます。 6to4リレー・ルータをコンフィギュレーションする場合, YESを入力してください。 7. リレー・ルータのアドレスを指定してくだい: Enter the 6to4 address of a 6to4 relay router [2002:C058:6301::]: 省略時のリレー・ルータのアドレスが表示されます。省略 時の値を使用する場合,Returnキーを押してください。そ れ以外の場合,6to4リレー・ルータの6to4ユニキャスト・ アドレスを入力してください。 8. コンフィギュレーション・プロシジャは,システム上のそ れぞれのインターフェースについて,そのインターフェー ス上でIPv6を有効にするかどうかを,以下の例のように問 い合わせます。ddnはインターフェース名(WE0など)です: Enable IPv6 on interface ddn? [YES]: このインターフェースでIPv6を有効にする場合は,Return キーを押してください。有効にしない場合はNOを入力して ください。 4-6 IPv6のコンフィギュレーション システムに複数のインターフェースがある場合,プロシジ ャはそれぞれのインターフェースについて,この質問を繰 り返します。 9. 自動トンネルをコンフィギュレーションするかどうかを指 定してください: Configure an IPv6 over IPv4 automatic tunnel interface? [NO]: 自動トンネルをコンフィギュレーションしない場合, Returnキーを押してください。プロシジャはステップ11に 進みます。自動トンネルをコンフィギュレーションする場 合,YESを入力してください。プロシジャは次の例のよう に自動トンネル・インターフェースを表示します。ステッ プ10で,プロシジャはトンネルのアドレスを問い合わせま す。 The automatic tunnel is: TN0 _______________________ 注意 _______________________ 潜在的なIPv4互換アドレスの経路選択問題のため,この自 動トンネルの使用を避けることを推奨します。 _____________________________________________________ 10.自動トンネルのエンド・ポイントを構成する場合,使用す るIPv4アドレスを入力してください: Enter this node's IPv4 address to use when creating your automatic tunnel: ドットで区切られた10進形式(d.d.d.d)のIPv4アドレスを入 力してください。 11.コンフィギュレーション・プロシジャはIPv6-over-IPv4構 成済みトンネルを作成するかどうかを問い合わせます: Create IPv6 over IPv4 configured tunnels? [NO]: IPv6-over-IPv4構成済みトンネルを作成する場合はYESを入 力してください。以降のステップでトンネルに関する情報 の問い合わせがあります。 IPv6-over-IPv4構成済みトンネルを作成しない場合は Returnキーを押してください。プロシジャはステップ16に 進みます。 IPv6のコンフィギュレーション 4-7 12.以下の問いに対して,トンネルの始点IPv4アドレスを入力 してください: Enter the source IPv4 address of tunnel ITn: トンネルの始点IPv4アドレスをドットで区切られた10進形 式(d.d.d.d)で入力してください。 13.以下の問いに対して,トンネルの終点IPv4アドレスを入力 してください: Enter the destination IPv4 address of tunnel ITn: トンネルの終点IPv4アドレスをドットで区切られた10進形 式(d.d.d.d)で入力してください。トンネルの終点アドレス はステップ12で入力した始点アドレスと異なる必要があり ます。 14.トンネル・インターフェースで使用するアドレス・プレフ ィックスを入力してください: Enter an address prefix to use on interface ITn [DONE]: ルータがこのトンネル・インターフェースのグローバル・ アドレス・プレフィックスを通知しない場合,64-bitのア ドレス・プレフィックスを入力してください。構成済みの トンネルに対して複数のアドレス・プレフィックスをコン フィギュレーションすることができます。DONEを入力する まで,追加のアドレス・プレフィックスの入力を要求され ます。 ホストにおいてトンネル・インターフェースでIPv6アドレ ス・プレフィックスを使用しない場合,Returnキーを押し てください。 15.コンフィギュレーション・プロシージャは別のIPv6-over- IPv4構成済みトンネルを作成するかどうか問い合わせま す: Create another IPv6 over IPv4 configured tunnel? [NO]: 別のIPv6-over-IPv4構成済みトンネルを作成する場合,YES を入力してください。プロシージャは作成する構成済みト ンネルそれぞれについて,ステップ12から14を繰り返しま す。 4-8 IPv6のコンフィギュレーション 別のIPv6-over-IPv4構成済みトンネルを作成しない場合, Returnキーを押してください。プロシジャはステップ16に 進みます。 16.IPv6-over-IPv6構成済みトンネルを作成するかどうか指定 してください: Create IPv6 over IPv6 configured tunnels? [NO]: IPv6-over-IPv6構成済みトンネルを作成する場合,YESを入 力してください。以降のステップで,トンネルに関する情 報の問い合わせがあります。 IPv6-over-IPv6構成済みトンネルを作成しない場合, Returnキーを押してください。コンフィギュレーション・ プロシジャはステップ21に進みます。 17.以下の問いに対して,IPv6-over-IPv6トンネルの始点IPv6 アドレスを入力してください: Enter the source IPv6 address of tunnel ITn: 始点IPv6アドレスをドットで区切られた10進形式(d.d.d.d) で入力してください。 18.以下の問いに対して,トンネルの終点IPv6アドレスを入力 してください: Enter the destination IPv6 address of tunnel ITn: トンネルの終点IPv6アドレスをドットで区切られた10進形 式(d.d.d.d)で入力してください。トンネルの終点アドレス はステップ17で入力した始点アドレスと異なる必要があり ます。 19.トンネル・インターフェースで使用するアドレス・プレフ ィックスを入力してください: Enter an address prefix to use on interface ITn [DONE]: ルータがこのトンネル・インターフェースのグローバル・ アドレス・プレフィックスを通知しない場合,64-bitのア ドレス・プレフィックスを入力してください。構成済みの トンネルに対して複数のアドレス・プレフィックスをコン フィギュレーションすることができます。DONEを入力する まで,追加のアドレス・プレフィックスの入力を要求され ます。 IPv6のコンフィギュレーション 4-9 このホストにおいてトンネル・インターフェースでIPv6ア ドレス・プレフィックスを使用しない場合,Returnキーを 押してください。 20.コンフィギュレーション・プロシージャは別のIPv6-over- IPv6構成済みトンネルを作成するかどうか問い合わせま す: Create another IPv6 over IPv6 configured tunnel? [NO]: 別のIPv6-over-IPv6構成済みトンネルを作成する場合,YES を入力してください。プロシージャは作成する構成済みト ンネルそれぞれについて,ステップ17から19を繰り返しま す。 別のIPv6-over-IPv6構成済みトンネルを作成しない場合, Returnキーを押してください。 21.プロシジャは手動IPv6経路選択をコンフィギュレーション するかどうかを問い合わせます。 Configure manual IPv6 routes? [NO]: 隣接ルータあるいはリモートのIPv6ネットワークへの手動 IPv6経路選択をコンフィギュレーションする場合,YESを 入力してください。引き続き,経路選択に関する情報の問 い合わせがあります。手動IPv6経路選択をコンフィギュレ ーションしない場合,Returnキーを押してください。コン フィギュレーション・プロシージャはステップ26に進みま す。 22.終点IPv6ネットワークのアドレス・プレフィックスを指定 してください: Enter the destination network address prefix: 終点IPv6ネットワークのIPv6アドレス・プレフィックスを 入力してください。省略時の経路選択の場合はDEFAULTを入 力してください。 23.リモートIPv6ネットワークにトラフィックを送出する際に 経由するインターフェースの名前を入力してください: Enter interface to use when forwarding messages: 4-10 IPv6のコンフィギュレーション 24.終点ネットワークへのパス中の最初のルータのlink-local IPv6アドレスを入力してください。このアドレスはIPv6ア ドレス・プレフィックスと共に静的経路表エントリを構成 します。 Enter the next node's IPv6 address: 次ノードが本ノードと同じリンク上にある場合,あるい は,次ノードが構成済みトンネルを経由して到達可能な場 合,link-localアドレスを入力してください。次ノードが 自動トンネルを経由して到達可能な場合,IPv4互換のIPv6 アドレスを入力してください。それ以外の全ての接続の場 合,IPv6アドレスを入力してください。 25.近隣ルータあるいはリモートIPv6ネットワークへの別の手 動経路選択を定義するかどうかを指定してください: Configure another manual IPv6 route? [NO]: 別の手動経路選択を定義する場合はYESを入力してくださ い。コンフィギュレーション・プロシジャは,追加で定義 する手動IPv6経路選択に対して,ステップ22から24を繰り 返します。別の手動経路選択を定義しない場合はReturnキ ーを押してください。 26.ここで,コンフィギュレーション・プロシジャは,以下の 例に示すように,新しいIPv6ホストのコンフィギュレーシ ョンのサマリを表示します: You configured this node as an IPv6 host with the following: Daemons: ND6HOST Dynamic Updates Disabled Interfaces: WE0 Dynamic Address Configuration Enabled TN1 6to4 Tunneling Enabled using 5.6.7.8 Prefix 2002:506:708::/64 Relay Router 2002:90A:B0C:1::1 Manual Routes: 2002::/16 TN1 FE80::5.6.7.8 DEFAULT TN1 2002:90A:B0C:1::1 IPv6のコンフィギュレーション 4-11 27.コンフィギュレーション・プロシジャは指定した情報を使 って新しいホスト・コンフィギュレーション・ファイルを 作成するかどうかを問い合わせます: Create new IPv6 network configuration files? [YES]: このコンフィギュレーション内容に問題がある場合,NOを 入力してください。コンフィギュレーション・プロシジャ は現状のIPv6ネットワーク・コンフィギュレーションに変 更を加えることなく,直ちに終了します。 このコンフィギュレーション内容で問題がなければ, Returnキーを押してください。コンフィギュレーション・ プロシジャは新しいホスト・コンフィギュレーション・フ ァイルを作成し,以下の情報を表示します: A new IPv6 configuration file, SYS$SYSTEM:TCPIP$INET6_CONFIG.DAT, has been created. The previous configuration file (if any) has been renamed to SYS$SYSTEM:TCPIP$INET6_CONFIG.DAT_OLD. This new IPv6 network configuration will become active the next time TCP/IP Services for OpenVMS is started. ___________________________________________________________ 4.2 IPv6ルータのコンフィギュレーション システムをIPv6ルータとしてコンフィギュレーションするため に,本節に記載されたステップに従ってください。 1. 以下のコマンドを入力して,TCPIP$IP6_SETUP.COMコンフィ ギュレーション・プロシジャを起動してください: $ @SYS$MANAGER:TCPIP$IP6_SETUP このプロシジャはIPv6ネットワーク・コンフィギュレーシ ョン・プロシジャに関する情報を表示し,システムをIPv6 ホストあるいはIPv6ルータのいずれかとしてコンフィギュ レーションできることを表示します。 4-12 IPv6のコンフィギュレーション 2. システムをIPv6ルータとしてコンフィギュレーションする ために,以下の問い合わせに対してYESを入力してくださ い: Configure this system as an IPv6 router? [NO]: 3. 6to4インターフェースをコンフィギュレーションするかど うかを指定してください: Configure a 6to4 interface? [NO]: 境界ルータをコンフィギュレーションするために,6to4イ ンタフェースが必要です。6to4インターフェースをコンフ ィギュレーションしない場合はReturnキーを押してくださ い。コンフィギュレーション・プロシジャはステップ7に進 みます。 6to4インターフェースをコンフィギュレーションする場合 はYESを入力してください。コンフィギュレーション・プロ シジャは以下の6to4トンネル・インターフェースを表示し ます: The 6to4 tunnel is: TN1 以降のステップで,インターフェースに関する情報の入力 を求められます。 4. 次の問い合わせに対してノードのIPv4アドレスを入力して ください: Enter this node's IPv4 address to use when generating your site's 6to4 prefix: ドットで区切られた10進形式(d.d.d.d)でIPv4アドレスを入 力してください。コンフィギュレーション・プロシジャは 入力されたIPv4アドレスをもとに,自動的に6to4サイト・ プレフィックスを生成し,以下の例のように表示します: Your 6to4 site prefix is: 2002:x:x::/48 このサイト・プレフィックスは,IPv6サイトに接続された ホストのインターフェースに通知されます。ルータのIPv4 ネットワークに対するインターフェースとしてコンフィギ ュレーションされた有効で,グローバルにユニークなIPv4 アドレスを指定してください。 IPv6のコンフィギュレーション 4-13 5. コンフィギュレーション・プロシジャはこのシステムを 6to4リレー・ルータとしてコンフィギュレーションするか どうか問い合わせます: Configure a 6to4 relay router? [NO]: この境界ルータがある6to4サイトのホストがIPv6ネイティ ブ(IPv6のみ)のサイトと通信する必要がある場合,このシ ステムを6to4リレー・ルータとしてコンフィギュレーショ ンする必要があります。YESを入力してください。 6to4リレー・ルータとしてコンフィギュレーションしない 場合,Returnキーを押してください。コンフィギュレーシ ョン・プロシジャはステップ7に進みます。 6. リレー・ルータのアドレスを指定してくだい: Enter 6to4 address of a 6to4 relay router [2002:C058:6301::]: 省略時のリレー・ルータのアドレスが表示されます。省略 時の値を使用する場合,Returnキーを押してください。そ れ以外の場合,6to4リレー・ルータの6to4ユニキャスト・ アドレスを入力してください。 7. コンフィギュレーション・プロシジャは,システム上のそ れぞれのインターフェースについて,そのインターフェー ス上でIPv6を有効にするかどうかを,以下の例のように問 い合わせます。ddnはインターフェース名(WE0など)です: Enable IPv6 on interface ddn [YES]? このインターフェースでIPv6を有効にする場合は,Return キーを押してください。有効にしない場合はNOを入力して ください。 システムのそれぞれのインターフェースについて,コンフ ィギュレーション・プロシジャはステップ7から9を繰り返 します。 8. ルータが指定したインターフェースでRIPngプロトコルを有 効にするかどうかを指定してください: Enable RIPng on interface ddn? [YES]: 4-14 IPv6のコンフィギュレーション RIPngプロトコルは,本ルータが別のルータとIPv6経路選択 を交換することができます。本ルータでRIPngプロトコルを 有効にする場合,Returnキーを押してください。有効にし ない場合はNOを入力してください。 9. コンフィギュレーション・プロシジャは,指定したインタ ーフェースのIPv6アドレス・プレフィックスをルータに通 知させるかどうかを問い合わせます: Enter an address prefix to advertise on interface ddn [DONE]: ルータにIPv6アドレス・プレフィックスを通知させる場 合,そのインターフェース用の64-bitアドレス・プレフィ ックスを入力してください。このインターフェースに対し て複数のアドレス・プレフィックスをコンフィギュレーシ ョンすることができます。DONEを入力するまで,追加のア ドレス・プレフィックスの入力を要求されます。 ルータに指定したインターフェースのIPv6アドレス・プ レフィックスを通知させない場合,DONEを入力してくださ い。 10.自動トンネルをコンフィギュレーションするかどうかを指 定してください: Configure an IPv6 over IPv4 automatic tunnel interface? [NO]: 自動トンネルをコンフィギュレーションしない場合, Returnキーを押してください。コンフィギュレーション・ プロシジャはステップ12に進みます。 自動トンネルをコンフィギュレーションする場合,YESを入 力してください。プロシジャは次の例のように自動トンネ ル・インターフェースを表示し,次のステップでトンネル のアドレスを問い合わせます。 The automatic tunnel is: TN0 _______________________ 注意 _______________________ 潜在的なIPv4互換アドレスの経路選択問題のため,この自 動トンネルの使用を避けることを推奨します。 _____________________________________________________ IPv6のコンフィギュレーション 4-15 11.自動トンネルのエンドポイントを構成する場合,IPv4アド レスを入力してください: Enter the IPv4 address to use when creating your automatic tunnel: ドットで区切られた10進形式(d.d.d.d)のIPv4アドレスを入 力してください。 12.コンフィギュレーション・プロシジャはIPv6-over-IPv4構 成済みトンネルを作成するかどうかを問い合わせます: Create IPv6 over IPv4 configured tunnels? [NO]: IPv6-over-IPv4構成済みトンネルを作成する場合はYESを入 力してください。続いてトンネルに関する情報の問い合わ せがあります。 IPv6-over-IPv4構成済みトンネルを作成しない場合は Returnキーを押してください。プロシジャはステップ18に 進みます。 13.トンネルの始点IPv4アドレスを入力してください: Enter the source IPv4 address of tunnel ITn: トンネルの始点IPv4アドレスをドットで区切られた10進形 式(d.d.d.d)で入力してください。 14.以下の問いに対して,トンネルの終点IPv4アドレスを入力 してください: Enter the destination IPv4 address of tunnel ITn: トンネルのIPv4アドレスをドットで区切られた10進形式 (d.d.d.d)で入力してください。トンネルの終点アドレスは ステップ13で入力した始点アドレスと異なる必要がありま す。 15.RIPngプロトコルを有効にするかどうかを指定してくださ い: Enable RIPng on interface ITn? [YES]: 4-16 IPv6のコンフィギュレーション RIPngプロトコルは,本ルータが別のルータとIPv6経路選択 を交換することができます。本ルータでRIPngプロトコルを 有効にする場合,Returnキーを押してください。有効にし ない場合はNOを入力してください。 16.トンネル・インターフェースのIPv6アドレス・プレフィッ クスをルータに通知させるかどうかを指定してください: Enter an address prefix to advertise on interface ITn? [DONE]: ルータにIPv6アドレス・プレフィックスを通知させる場 合,指定したインターフェース用の64-bitアドレス・プレ フィックスを入力してください。このインターフェースに 対して複数のアドレス・プレフィックスをコンフィギュレ ーションすることができます。DONEを入力するまで,追加 のアドレス・プレフィックスの入力を要求されます。 ルータに指定したインターフェースのIPv6アドレス・プ レフィックスを通知させない場合,DONEを入力してくださ い。 17.コンフィギュレーション・プロシージャは別のIPv6-over- IPv4構成済みトンネルを作成するかどうか問い合わせま す: Create another IPv6 over IPv4 configured tunnel? [NO]: 別のIPv6-over-IPv4構成済みトンネルを作成する場合,YES を入力してください。プロシージャは作成する構成済みト ンネルそれぞれについて,ステップ13から16を繰り返しま す。 別のIPv6-over-IPv4構成済みトンネルを作成しない場合, Returnキーを押してください。 18.プロシジャはIPv6-over-IPv6構成済みトンネルを作成する かどうかを問い合わせます: Create IPv6 over IPv6 configured tunnels? [NO]: IPv6-over-IPv6構成済みトンネルを作成する場合はYESを入 力してください。続いてトンネルに関する情報の問い合わ せがあります。 IPv6-over-IPv6構成済みトンネルを作成しない場合は Returnキーを押してください。プロシジャはステップ24に 進みます。 IPv6のコンフィギュレーション 4-17 19.以下の問いに対して,トンネルの始点IPv6アドレスを入力 してください: Enter the source IPv6 address of tunnel ITn: トンネルの始点IPv6アドレスをドットで区切られた10進形 式(d.d.d.d)で入力してください。 20.以下の問いに対して,IPv6-over-IPv6トンネルの終点IPv6 アドレスを入力してください: Enter the destination IPv6 address of tunnel ITn: IPv6アドレスをドットで区切られた10進形式(d.d.d.d)で入 力してください。トンネルの終点アドレスはステップ19で 入力した始点アドレスとは異なる必要があります。 21.このインターフェースでRIPngプロトコルを有効にするかど うかを指定してください: Enable RIPng on interface ITn? [YES]: RIPngプロトコルは,本ルータが別のルータとIPv6経路選択 を交換することができます。本ルータでRIPngプロトコルを 有効にする場合,Returnキーを押してください。有効にし ない場合はNOを入力してください。 22.トンネル・インターフェースのIPv6アドレス・プレフィッ クスをルータに通知させるかどうかを指定してください: Enter an address prefix to advertise on interface ITn? [DONE]: ルータにIPv6アドレス・プレフィックスを通知させる場 合,そのインターフェース用の64-bitアドレス・プレフィ ックスを入力してください。このインターフェースに対し て複数のアドレス・プレフィックスをコンフィギュレーシ ョンすることができます。DONEを入力するまで,追加のア ドレス・プレフィックスの入力を要求されます。 ルータにトンネル・インターフェースのIPv6アドレス・プ レフィックスを通知させない場合,DONEを入力してくださ い。 23.別のIPv6-over-IPv6構成済みトンネルを作成するかどうか の問い合せがあります: Create another IPv6 over IPv6 configured tunnel? [NO]: 4-18 IPv6のコンフィギュレーション 別のIPv6-over-IPv6構成済みトンネルを作成する場合,YES を入力してください。プロシージャは作成する構成済みト ンネルそれぞれについて,ステップ19から22を繰り返しま す。 別のIPv6-over-IPv6構成済みトンネルを作成しない場合, Returnキーを押してください。 24.近隣ルータあるいはリモートIPv6ネットワークへの別の手 動経路選択を定義するかどうかを指定してください: Configure manual IPv6 routes? [NO]? 手動IPv6経路選択を定義する場合,YESを入力してくださ い。以降のステップで,経路選択に関する情報の入力を求 められます。 手動経路選択を定義しない場合,NOを入力してください。 プロシジャはステップ29に進みます。 25.終点IPv6ネットワークのアドレス・プレフィックスを入力 してください: Enter the destination network address prefix: 終点IPv6ネットワークのIPv6アドレス・プレフィックスを 入力してください。省略時の経路選択の場合はDEFAULTを入 力してください。 26.リモートIPv6ネットワークにトラフィックを送出する際に 経由するインターフェースの名前を入力してください: Enter interface to use when forwarding messages: 27.プロシジャは,終点ネットワークのパス上の最初のルータ のlink-local IPv6アドレスを問い合わせます。このアドレ スはIPv6アドレス・プレフィックスと共に静的経路表エン トリを構成します。 Enter the next node's IPv6 address: 次ノードが本ノードと同じリンク上にある場合,あるい は,次ノードが構成済みトンネルを経由して到達可能な場 合,link-localアドレスを入力してください。次ノードが 自動トンネルを経由して到達可能な場合,IPv4互換のIPv6 アドレスを入力してください。それ以外の全ての接続の場 合,IPv6アドレスを入力してください。 IPv6のコンフィギュレーション 4-19 28.近隣ルータあるいはリモートIPv6ネットワークへの別の手 動経路選択を定義するかどうかを指定してください: Configure another manual IPv6 route? [NO]: 別の手動経路選択を定義する場合はYESを入力してくださ い。コンフィギュレーション・プロシジャは,追加で定義 する手動IPv6経路選択に対して,ステップ25から27を繰り 返します。別の手動経路選択を定義しない場合はReturnキ ーを押してください。 29.ここで,コンフィギュレーション・プロシジャは,以下の 例に示すように,新しいIPv6ルータのコンフィギュレーシ ョンのサマリを表示します: You configured this node as an IPv6 router with the following: Daemons: IP6RTRD Interfaces: WE0 RIP Enabled IT0 RIP Enabled Tunnel Source ::1 Tunnel Destination ::2 Prefix AAAA::/64 Prefix BBBB::/64 TN1 6to4 Tunneling Enabled using 1.2.3.4 Relay Router 2002:C058:6301:: Manual Routes: ::4/64 WE0 ::5 30.コンフィギュレーション・プロシジャは指定した情報を使 って新しいルータ・コンフィギュレーション・ファイルを 作成するかどうかを問い合わせます: Create new IPv6 network configuration files? [YES]: このコンフィギュレーション内容に問題がある場合,NOを 入力してください。コンフィギュレーション・プロシジャ は現状のIPv6ネットワーク・コンフィギュレーションに変 更を加えることなく,直ちに終了します。 4-20 IPv6のコンフィギュレーション このコンフィギュレーション内容で問題がなければ, Returnキーを押してください。コンフィギュレーション・ プロシジャは新しいルータ・コンフィギュレーション・フ ァイルを作成し,以下の情報を表示します: A new IPv6 configuration file, SYS$SYSTEM:TCPIP$INET6_CONFIG.DAT, has been created. The previous configuration file (if any) has been renamed to SYS$SYSTEM:TCPIP$INET6_CONFIG.DAT_OLD. A new IPv6 configuration file, SYS$SYSTEM:TCPIP$IP6RTRD.CONF, has been created. The previous configuration file (if any) has been renamed to SYS$SYSTEM:TCPIP$IP6RTRD.CONF_OLD. This new IPv6 network configuration will become active the next time TCP/IP Services for OpenVMS is started. ___________________________________________________________ 4.3 failSAFE IP IPv6アドレスのコンフィギュレーション スタンバイfailSAFE IP IPv6アドレスは手動でコンフィギュレー ションする必要があります。IPv6はいろいろなスコープのアドレ スをサポートしますが,link-localアドレスだけはスタンバイ・ アドレスと共にコンフィギュレーションされる必要があります。 (Link-localアドレスは,16進のFE80で始まるアドレスです。) スタンバイfailSAFE IP IPv6アドレスをコンフィギュレーション する場合,以下のステップに従ってください: 1. 以下の例に示すように,ifconfigコマンドを使ってそれ ぞれのインターフェースに対して動的に生成されるlink- local IPv6アドレスを確認してください。それぞれのイン ターフェースの最終行にlink-local IPv6アドレスが含まれ ます。IPv4アドレスが既にスタンバイ・アドレスを使用し てコンフィギュレーションされていることに注意してくだ さい。(IPv4スタンバイ・アドレスのコンフィギュレーショ ン手順は第3.4.4.3項に記載されています。) $ ifconfig -a IE0: flags=c43 failSAFE IP Addresses: inet 16.176.56.81 netmask fffffe00 broadcast 10.0.255.255 (on GRYFFIIE1) *inet 16.176.56.65 netmask ff000000 broadcast 16.255.255.255 ipmtu 1500 *inet6 fe80::202:a5ff:fe60:a368 IPv6のコンフィギュレーション 4-21 IE1: flags=c43 failSAFE IP Addresses: inet 16.176.56.65 netmask fffffe00 broadcast 10.0.255.255 (on GRYFFIIE0) *inet 16.176.56.81 netmask fffffe00 broadcast 16.176.57.255 ipmtu 1500 *inet6 fe80::202:a5ff:fe60:a369 2. ステップ1で取得したIPv6アドレスを指定して以下のコマン ドを実行して,スタンバイIPv6アドレスを作成してくださ い。 $ ifconfig ie1 inet6 alias fe80::202:a5ff:fe60:a368 $ ifconfig ie0 inet6 alias fe80::202:a5ff:fe60:a369 この例の場合,インターフェースIE0上でコンフィギュレー ションされたlink-local IPv6アドレスがスタンバイとして IE1に追加されます。同様に,インターフェースIE1上でコ ンフィギュレーションされたIPv6アドレスがスタンバイと してIE0に追加されます。 3. コンフィギュレーションの変更内容を有効にするた めに,failSAFE IPサービスを再起動してください (第3.6節を参照してください)。TCP/IP Serviceの起 動時に変更内容が有効になるようにするためには, SYS$STARTUP:TCPIP$SYSTARTUP.COMを編集し,以下のコ マンドを追加してください。これらには,ステップ2で指定 したifconfigコマンドが含まれています。 $! $! IPv6 failSAFE Addresses $! $ ifconfig ie1 inet6 alias fe80::202:a5ff:fe60:a368 $ ifconfig ie0 inet6 alias fe80::202:a5ff:fe60:a369 $! $! Restart failSAFE to pick up IPv6 address changes $! $ @sys$startup:tcpip$failsafe_shutdown $ @sys$startup:tcpip$failsafe_startup $! 4-22 IPv6のコンフィギュレーション A ________________________________________________________________ TCP/IP Servicesの新規のインストレーションとコンフィギュレーショ ンの例 この付録では,TCP/IP Services製品を一度もインストールした ことがないシステムでの,TCP/IP Servicesのインストレーショ ンとコンフィギュレーションの例を示します。 ___________________________________________________________ A.1 新規のインストレーション・プロシージャの例 次の例は,TCP/IP Servicesのインストレーションでの対話のサ ンプルを示しています。この例では,インストレーションは,製 品がまだインストールされていないシステムで行われています。 TCP/IP Servicesが以前にインストールされていたシスムでは, インストレーションでの対話がわずかに異なります(第2章を参 照)。 Choose one or more items from the menu separated by commas: 1 The following product has been selected: DEC AXPVMS TCPIPJA V5.5-11 Layered Product Do you want to continue? [YES] Configuration phase starting ... You will be asked to choose options, if any, for each selected product and for any products that may be installed to satisfy software dependency requirements. DEC AXPVMS TCPIPJA V5.5-11: HP TCP/IP Services/Japanese for OpenVMS. Copyright 1976, 2004 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Hewlett-Packard Development Company, L.P. HP TCP/IP Services/Japanese for OpenVMS offers several license options. Do you want the defaults for all options? [YES] Servicesの新規のインストレーションとコンフィギュレーションの例 A-1 Do you want to review the options? [NO] Execution phase starting ... The following product will be installed to destination: DEC AXPVMS TCPIPJA V5.5-11 DISK$ALPHASYS:[VMS$COMMON.] Portion done: 0%...10%...20%...30%...40%...50%...60%...70%...80%...90% %PCSI-I-PRCOUTPUT, output from subprocess follows ... % TCPIP-W-PCSI_INSTALL % - Execute SYS$MANAGER:TCPIP$CONFIG.COM to proceed with configuration of % HP TCP/IP Services. % Portion done: 100% The following product has been installed: DEC VAXVMS TCPIPJA V5.5-11 Layered Product DEC VAXVMS TCPIPJA V5.5-11: HP TCP/IP Services/Japanese for OpenVMS. Check the release notes for current status of the product. $ ___________________________________________________________ A.2 新規のコンフィギュレーション・プロシージャ 次の例は,TCP/IP Servicesのコンフィギュレーションでの対話 のサンプルを示しています。この例では,次の構成要素のコンフ ィギュレーションが行われます。 o コア環境 o TELNETクライアント o FTPサーバ この例では,コンフィギュレーションは,製品のコンフィギュレ ーションがまだ行われたことがないシステムで行われます。シ ステムで以前にTCP/IP Servicesのコンフィギュレーションが行 われたことがある場合,対話はわずかに異なります(第3章を参 照)。 A-2 TCP/IP Servicesの新規のインストレーションとコンフィギュレーションの例 TCP/IP Network Configuration Procedure This procedure helps you define the parameters required to run HP TCP/IP Services for OpenVMS on this system. Checking TCP/IP Services for OpenVMS configuration database files. Creating SYS$COMMON:[SYSEXE]TCPIP$SERVICE.DAT Creating SYS$COMMON:[SYSEXE]TCPIP$HOST.DAT Creating SYS$COMMON:[SYSEXE]TCPIP$NETWORK.DAT Creating SYS$COMMON:[SYSEXE]TCPIP$ROUTE.DAT Creating SYS$COMMON:[SYSEXE]TCPIP$PROXY.DAT Creating SYS$COMMON:[SYSEXE]TCPIP$CONFIGURATION.DAT HP TCP/IP Services for OpenVMS requires a definition for at least one interface. There are no interfaces defined on this system. Please select the Interface option from the Core Environment Menu. HP TCP/IP Services for OpenVMS Configuration Menu Configuration options: 1 - Core environment 2 - Client components 3 - Server components 4 - Optional components 5 - Shutdown HP TCP/IP Services for OpenVMS 6 - Startup HP TCP/IP Services for OpenVMS 7 - Run tests A - Configure options 1 - 4 [E] - Exit configuration procedure Enter configuration option: 1 HP TCP/IP Services for OpenVMS Core Environment Configuration Menu Configuration options: 1 - Domain 2 - Interfaces 3 - Routing 4 - BIND Resolver 5 - Time Zone A - Configure options 1 - 5 [E] - Exit menu Servicesの新規のインストレーションとコンフィギュレーションの例 A-3 Enter configuration option: A DOMAIN Configuration Enter Internet domain: acme.com INTERFACE Configuration The Ethernet device(s) on your system are: EWA0: * Not Configured * Start of configuration questions for Internet interface WE0. WE0 is the Ethernet device ESA0: WE0 has not been configured HP TCP/IP Services for OpenVMS Interface WE0 Configuration Menu Configuration options: 1 - Configure interface manually 2 - Let DHCP configure interface [E] - Exit menu (Do not configure interface WE0) Enter configuration option: 1 Enter fully qualified host name: HEARTS.BUDGET.ACME.COM Enter Internet address: 10.0.2.4 Enter Internet network mask for hearts [255.0.1.0]: 255.1.12.1 Enter broadcast mask for hearts [10.0.2.255]: The following parameters will be used to define the Internet interface WE0: Host name: hearts Internet address: 10.0.2.4 Network mask: 255.0.0.0 Broadcast mask: 10.0.2.255 * Is the above correct [YES]: failSAFE IP failSAFE IP uses multiple Network Interface Controllers (NICs) to provide high availability of IP addresses. In the event of a NIC failure, (e.g. any event preventing the NIC from receiving data), all IP addresses associated with the failed NIC are reassigned to a preconfigured failover target. A-4 TCP/IP Servicesの新規のインストレーションとコンフィギュレーションの例 In a cluster configuration, the IP address may be preconfigured on NICs across other cluster members. This provides cluster-wide failover for the IP address. See the management guide for more configuration options. You will be asked what other NICs on this node will act as failover targets. * Configure failover target for failSAFE IP [NO]: End of configuration questions for Internet interface WE0 DYNAMIC ROUTING Configuration Dynamic routing has not been configured. You may configure dynamic ROUTED or GATED routing. You cannot enable both at the same time. If you want to change from one to the other, you must disable the current routing first, then enable the desired routing. If you enable dynamic ROUTED routing, this host will use the Routing Information Protocol (RIP) - Version 1 to listen for all dynamic routing information coming from other hosts to update its internal routing tables. It will also supply its own Internet addresses to routing requests made from remote hosts. If you enable dynamic GATED routing, you will be able to configure this host to use any combination of the following routing protocols to exchange dynamic routing information with other hosts on the network: Routing Information Protocol (RIP) - Version 1 & 2 Router Discovery Protocol (RDISC) Open Shortest Path First (OSPF) Exterior Gateway Protocol (EGP) Border Gateway Protocol (BGP-4) Static routes * Do you want to configure dynamic ROUTED or GATED routing [NO]: A default route has not been configured. * Do you want to configure a default route [YES]: Enter your Default Gateway host name or address: GATE1.BUDGET.ACME.COM gate1.budget.acme.com is not in the local host database. Enter Internet address for gate1.budget.acme.com: 10.0.2.66 Servicesの新規のインストレーションとコンフィギュレーションの例 A-5 BIND RESOLVER Configuration A BIND resolver has not been configured. HP TCP/IP Services for OpenVMS supports the Berkeley Internet Name Domain (BIND) resolver. BIND is a network service that enables clients to name resources or objects and share information with other objects on the network. Before configuring your system as a BIND resolver, you should first be sure that there is at least one system on the network configured as either a BIND primary or secondary server for this domain. You can specify a BIND server by its address or name; however, if specified by name, an entry for it must exist in the TCPIP$HOST database. You will be asked one question for each server. Press Return at the prompt to terminate the list. Enter your BIND server name: NUMB9.BUDGET.ACME.COM numb9.budget.acme.com is not in the local host database. Enter Internet address for numb9.budget.acme.com: 10.0.2.11 Enter your BIND server name: Creating file TCPIP$ETC:IPNODES.DAT Creating file TCPIP$ETC:SERVICES.DAT TCPIP uses timezone information provided by the OpenVMS Operating System. No additonal timezone configuration is needed for TCPIP when the operating system is configured correctly. This section verifies the current OpenVMS timezone configuration. A warning message (TCPIP-W-) indicates that corrective action should be taken. TCPIP will appear to operate but components may display either the wrong time or a time inconsistent with other applications. %TCPIP-I-INFO, Logical name SYS$TIMEZONE_RULE found. -TCPIP-I-INFO, Software for automatic Summer/Winter time (TDF) change -TCPIP-I-INFO, is present. -TCPIP-I-INFO, Further action to ensure TDF change is not necessary. %TCPIP-I-NORMAL, timezone information verified Press Return to continue ... HP TCP/IP Services for OpenVMS Core Environment Configuration Menu A-6 TCP/IP Servicesの新規のインストレーションとコンフィギュレーションの例 Configuration options: 1 - Domain 2 - Interfaces 3 - Routing 4 - BIND Resolver 5 - Time Zone A - Configure options 1 - 5 [E] - Exit menu Enter configuration option: HP TCP/IP Services for OpenVMS Configuration Menu Configuration options: 1 - Core environment 2 - Client components 3 - Server components 4 - Optional components 5 - Shutdown HP TCP/IP Services for OpenVMS 6 - Startup HP TCP/IP Services for OpenVMS 7 - Run tests A - Configure options 1 - 4 [E] - Exit configuration procedure Enter configuration option: 2 HP TCP/IP Services for OpenVMS Client Components Configuration Menu Configuration options: 1 - DHCP Client Disabled Stopped 2 - FTP Client Disabled Stopped 3 - NFS Client Disabled Stopped 4 - REXEC and RSH Disabled Stopped 5 - RLOGIN Disabled Stopped 6 - SMTP Disabled Stopped 7 - SSH Client Disabled Stopped 8 - TELNET Disabled Stopped 9 - TELNETSYM Disabled Stopped A - Configure options 1 - 9 [E] - Exit menu Enter configuration option: 8 Servicesの新規のインストレーションとコンフィギュレーションの例 A-7 TELNET Configuration Service is not defined in the TCPIP$SERVICE database. Service is not enabled. Service is stopped. TELNET configuration options: 1 - Enable service on this node [E] - Exit TELNET configuration Enter configuration option: 1 Creating TELNET Service Entry HP TCP/IP Services for OpenVMS Client Components Configuration Menu Configuration options: 1 - DHCP Client Disabled Stopped 2 - FTP Client Disabled Stopped 3 - NFS Client Disabled Stopped 4 - REXEC and RSH Disabled Stopped 5 - RLOGIN Disabled Stopped 6 - SMTP Disabled Stopped 7 - SSH Client Disabled Stopped 8 - TELNET Disabled Stopped 9 - TELNETSYM Disabled Stopped A - Configure options 1 - 9 [E] - Exit menu Enter configuration option: HP TCP/IP Services for OpenVMS Configuration Menu Configuration options: 1 - Core environment 2 - Client components 3 - Server components 4 - Optional components 5 - Shutdown HP TCP/IP Services for OpenVMS 6 - Startup HP TCP/IP Services for OpenVMS 7 - Run tests A - Configure options 1 - 4 [E] - Exit configuration procedure Enter configuration option: 3 A-8 TCP/IP Servicesの新規のインストレーションとコンフィギュレーションの例 HP TCP/IP Services for OpenVMS Server Components Configuration Menu Configuration options: 1 - BIND Disabled Stopped 12 - NTP Disabled Stopped 2 - BOOTP Disabled Stopped 13 - PC-NFS Disabled Stopped 3 - DHCP Disabled Stopped 14 - POP Disabled Stopped 4 - FINGER Disabled Stopped 15 - PORTMAPPER Disabled Stopped 5 - FTP Disabled Stopped 16 - RLOGIN Enabled Stopped 6 - IMAP Disabled Stopped 17 - RMT Disabled Stopped 7 - LBROKER Disabled Stopped 18 - SNMP Disabled Stopped 8 - LPR/LPD Disabled Stopped 19 - SSH Disabled Stopped 9 - METRIC Disabled Stopped 20 - TELNET Enabled Stopped 10 - NFS Disabled Stopped 21 - TFTP Disabled Stopped 11 - LOCKD/STATD Disabled Stopped 22 - XDM Disabled Stopped A - Configure options 1 - 22 [E] - Exit menu Enter configuration option: 5 FTP Configuration Service is not defined in the SYSUAF. Service is not defined in the TCPIP$SERVICE database. Service is not enabled. Service is stopped. FTP configuration options: 1 - Enable service on this node [E] - Exit FTP configuration Enter configuration option: 1 The FTP CLIENT is enabled. * Do you want to configure FTP CLIENT [NO]: HP TCP/IP Services for OpenVMS Server Components Configuration Menu Configuration options: Servicesの新規のインストレーションとコンフィギュレーションの例 A-9 1 - BIND Disabled Stopped 12 - NTP Disabled Stopped 2 - BOOTP Disabled Stopped 13 - PC-NFS Disabled Stopped 3 - DHCP Disabled Stopped 14 - POP Disabled Stopped 4 - FINGER Disabled Stopped 15 - PORTMAPPER Disabled Stopped 5 - FTP Enabled Stopped 16 - RLOGIN Enabled Stopped 6 - IMAP Disabled Stopped 17 - RMT Disabled Stopped 7 - LBROKER Disabled Stopped 18 - SNMP Disabled Stopped 8 - LPR/LPD Disabled Stopped 19 - SSH Disabled Stopped 9 - METRIC Disabled Stopped 20 - TELNET Enabled Stopped 10 - NFS Disabled Stopped 21 - TFTP Disabled Stopped 11 - LOCKD/STATD Disabled Stopped 22 - XDM Disabled Stopped A - Configure options 1 - 22 [E] - Exit menu Enter configuration option: HP TCP/IP Services for OpenVMS Configuration Menu Configuration options: 1 - Core environment 2 - Client components 3 - Server components 4 - Optional components 5 - Shutdown HP TCP/IP Services for OpenVMS 6 - Startup HP TCP/IP Services for OpenVMS 7 - Run tests A - Configure options 1 - 4 [E] - Exit configuration procedure Enter configuration option: 6 Begin Startup... A-10 TCP/IP Servicesの新規のインストレーションとコンフィギュレーションの例 %TCPIP-I-INFO, TCP/IP Services startup beginning at 5-SEP-2004 13:22:27 .82 %TCPIP-I-NORMAL, timezone information verified %RUN-S-PROC_ID, identification of created process is 00000058 %TCPIP-I-SETLOCAL, setting domain and/or local host %TCPIP-I-STARTCOMM, starting communication %TCPIP-I-SETPROTP, setting protocol parameters %TCPIP-I-DEFINTE, defining interfaces %TCPIP-I-STARTNAME, starting name service %TCPIP-S-STARTDONE, TCP/IP Kernel startup completed %TCPIP-I-PROXYLOADED, loaded 0 NFS proxy records %TCPIP-I-LOADSERV, loading TCPIP server proxy information %TCPIP-I-SERVLOADED, auxiliary server loaded with 0 proxy records -TCPIP-I-SERVSKIP, skipped 0 communication proxy records -TCPIP-I-SERVTOTAL, total of 0 proxy records read %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$PROXY startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$FTP startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$INET_DRIVER startup completed %TCPIP-I-NOMAP, no filesystem mapping information available %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$RLOGIN startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCPIP$TELNET startup completed %TCPIP-S-STARTDONE, TCP/IP Services startup completed at 5-SEP-2004 13: 23:00.49 Startup request completed. Press Return to continue ... Servicesの新規のインストレーションとコンフィギュレーションの例 A-11 ________________________________________________________________ 索引 _A_________________________ _C_________________________ Advanced Server for CD-ROM版配布キット OpenVMS 確認, 1-3 コンフィギュレーション, 3-28 _D_________________________ Anonymous FTP DECnet over TCP/IP 使用するためのコンフィギ コンフィギュレーション例, ュレーション, 3-28 3-30 B 使用するためのコンフィギ ___________________________ ュレーション, 3-28 Berkeley Internet Name DECwindows Domain TCPトランスポートの定義, BINDサーバ,BINDリゾルバ 3-49 を参照 XDMに必須の構成要素, BGデバイス・メッセージ 3-27 インストレーション中, 製品のインストールに必要 2-6 な条件, 1-5 BINDサーバ DHCPクライアント コンフィギュレーション, コンフィギュレーション, 3-25 3-22 BINDリゾルバ DHCPサーバ コンフィギュレーション, TCP/IP Servicesのコンフィ 3-20, A-2 ギュレーション, 3-6 BOOTPサーバ コンフィギュレーション, コンフィギュレーション, 3-25 3-25 _E_________________________ EAK Early Adopters Kits (EAKs)を参照 索引-1 Early Adopters Kits (EAKs), IPv6ルータ 1-9 コンフィギュレーション, 4-12 _F_________________________ IVP (インストレーション検証 failSAFE IP プロシージャ) EAK, 1-10 OpenVMS TESTメニュー, IPアドレスのコンフィギュ 3-41 レーション, 3-15 SNMP検証例, 3-43 IPv6アドレス, 4-21 エラー・メッセージ, 3-42 クライアントのコンフィギ 説明, 3-40 ュレーションと有効化, 例, 3-42 3-32 K コンフィギュレーション, ___________________________ 3-28, 3-29 Kerberos コンフィギュレーション・ コンフィギュレーションお オプション・メニュー, よび有効化, 3-30 3-32 コンフィギュレーション・ ターゲットIPアドレスのコ メニュー, 3-31 ンフィギュレーション, 使用のためのコンフィギュ A-2 レーション, 3-28, 3-29 定義, 3-29 利点, 3-29 FINGERサーバ コンフィギュレーション, _L_________________________ 3-25 LBROKERサーバ FTPクライアント コンフィギュレーション, コンフィギュレーション, 3-25 3-23 LOCKD/STATDサーバ FTPサーバ コンフィギュレーション, コンフィギュレーション, 3-25 3-25, A-2 LPR/LPDクライアント コンフィギュレーション, _I_________________________ 3-22 IPv6 LPR/LPDサーバ EAK, 1-9 コンフィギュレーション, failSAFE IPアドレス, 3-25 4-21 TCPIP$CONFIGにおける警告 _M_________________________ メッセージ, 3-13 METRICサーバ コンフィギュレーション, コンフィギュレーション, 4-2 3-25 IPv6ホスト コンフィギュレーション, 4-4 索引-2 PC-NFSサーバ _N_________________________ コンフィギュレーション, NFSクライアント 3-25 コンフィギュレーション, POLYCENTER Software 3-22 Installationユーティ NFSサーバ リティ コンフィギュレーション, インストールとアップグレ 3-25 ード, 2-1〜2-7 NOMAPエラー・メッセージ, POPサーバ 3-40 コンフィギュレーション, NTPサーバ 3-25 コンフィギュレーション, PORTMAPPERサーバ 3-25 コンフィギュレーション, 3-25 _O_________________________ PWIP OpenVMS TESTメニュー, 3-41 コンフィギュレーション, OpenVMSオペレーティング・シ 3-29 ステム コンフィギュレーション例, リブート, 1-6, 2-6 3-30 注意, 2-7 R OpenVMSクラスタ ___________________________ TCP/IPホストとして追加, REXECおよびRSHクライアント 3-4 コンフィギュレーション, コンフィギュレーション直 3-22 後のTCP/IPホストの実行, RIGHTSLISTデータベース, 3-4 3-1 追加前のTCP/IPのコンフィ RLOGINクライアント ギュレーション, 3-5 コンフィギュレーション, OpenVMSのブート, 1-6, 2-6 3-22 注意, 2-7 RLOGINサーバ OpenVMSライセンス管理機能 コンフィギュレーション, (LMF) 3-25 PAKの登録, 1-5 RMTサーバ コンフィギュレーション, _P_________________________ 3-25 PAK S 登録, 1-5 ___________________________ PATHWORKS SMTPクライアント Internet Protocolドライバ コンフィギュレーション, PWIPを参照 3-22 コンフィギュレーション, SNMP 3-28, 3-30 検証エラー・メッセージ, 3-44 索引-3 SNMP (続き) TCPIP$CONFIGコンフィギュレ 検証例, 3-43 ーション・プロシージャ コンフィギュレーションの (続き) 検証, 3-43 PWIPコンフィギュレーショ テスト, 3-43 ン例, 3-30 SNMPサーバ XDMコンフィギュレーショ コンフィギュレーション, ン・メニュー, 3-26 3-25 インターフェース・コンフ SRI QIO ィギュレーション・メニ 使用するためのコンフィギ ュー, 3-14 ュレーション, 3-28 オプションの構成要素コン SSH フィギュレーション・メ EAK, 1-10 ニュー, 3-28, A-2 コンフィギュレーションの クライアント環境コンフィ 注意, 3-21, 3-25 ギュレーション・メニュ SSHクライアント ー, 3-22, A-2 コンフィギュレーション, コア環境コンフィギュレ 3-22 ーション・メニュー, SSHサーバ 3-13, A-2 コンフィギュレーション, サーバ構成要素コンフィギ 3-25 ュレーション・メニュー, System Authorization File 3-25, A-2 (SYSUAF), 3-1 出力例, 3-8〜3-32, OpenVMSクラスタ, 3-4 A-2〜A-11 T 出力例,データベース・フ ___________________________ ァイルの作成, 3-9, A-2 TCPIP$CONFIGコンフィギュレ 動的経路選択コンフィギュ ーション・プロシージャ レーション・メニュー, TCP/IP Servicesのコンフィ 3-18, A-2 ギュレーションを参照 標準時間帯コンフィギュレ BINDリゾルバ・コンフィギ ーション例, 3-20, A-2 ュレーション, 3-20 メイン・コンフィギュレ failSAFEコンフィギュレ ーション・メニュー, ーション・オプション, 3-10, A-2 3-32 メニュー failSAFEコンフィギュレー 説明, 3-10 ション例, 3-16, A-2 TCPIP$IP6_SETUPコマンド・プ FTPクライアント・コンフィ ロシージャ ギュレーション・メニュ IPv6ホストのコンフィギュ ー, 3-23 レーション, 4-4 Kerberosアプリケーショ IPv6ルータのコンフィギュ ン・コンフィギュレーシ レーション, 4-12 ョン・メニュー, 3-31 概要, 4-1 索引-4 TCPIP-I-NOMAPエラー・メッセ TELNETサーバ (続き) ージ, 3-40 コンフィギュレーション, TCP/IP Services 3-25, A-2 Anonymous FTPアクセス, TFTPサーバ 3-29 コンフィギュレーション, TCPIP$CONFIGを使用した起 3-25 動, 3-38 TCPIP$CONFIGを使用した停 _U_________________________ 止, 3-36 UICコード アップグレード, 2-1〜2-7 割り当て, 1-8 インストール前の準備作業, User identification code 1-2〜1-10 (UIC) インストレーション, 割り当て, 1-8 2-1〜2-7 新規, A-1 X クライアント・サービス ___________________________ 個々の起動と停止, XDMサーバ 3-47 およびDECwindows要件, コンフィギュレーショ 3-27 ン, 3-21〜3-24 コンフィギュレーション, 検証, 3-40 3-26 コア環境 コンフィギュレーショ _ア________________________ ン, 3-12〜3-21 アップグレード,TCP/IP コンフィギュレーション, Services, 2-1〜2-7 3-2〜3-45 新規, A-2 イ コンフィギュレーション後 ___________________________ の起動, 3-35 インストレーション,TCP/IP コンフィギュレーションを Services, 2-1〜2-7 行う前の準備作業, 1-10 インストールされたファイ サーバ ルの表示, 2-7 個々の起動と停止, インストールに必要な主な 3-47 作業, 1-1 コンフィギュレーショ コンフィキュレーション・ ン, 3-25〜3-28 フェーズ 自動起動と自動停止, 3-46 出力例, 2-5 手動による起動と停止, 実行フェーズ 3-47 出力例, 2-5 TELNETクライアント 出力例, 2-4, A-1 コンフィギュレーション, 所要時間, 1-2 3-22 新規のインストレーション, TELNETサーバ A-2 索引-5 インストレーション検証プロ シージャ(IVP) _ク________________________ 説明, 3-40 クライアント環境 インターフェース コンフィギュレーション, コンフィギュレーション, 3-21 3-14, A-2 コンフィギュレーション・ インターフェース・コンフィ メニュー, A-2 ギュレーション・メニュ クライアント・サービス ー, 3-14 個々の起動と停止, 3-47 グローバル・ページレットと _エ________________________ グローバル・セクション エラー・メッセージ インストールの条件, 1-7 IVP (インストレーション検 追加方法, 1-7 証プロシージャ), 3-42 SNMP検証, 3-44 _ケ________________________ TCPIP-I-NOMAP, 3-40 検証,TCP/IPサービスのコ ンフィギュレーション, _オ________________________ 3-40 オプションの構成要素 Advanced Server for _コ________________________ OpenVMS, 3-29 コア環境コンフィギュレーシ Anonymous FTP, 3-29 ョン・メニュー, 3-13, failSAFE IP, 3-29 A-2 Kerberos認証, 3-29 コンフィギュレーション, PATHWORKS (Advanced TCP/IP Services Server), 3-29 TCPIP$CONFIGコンフィギュ PWIPドライバ, 3-29 SRI QIOインタフェース, レーション・プロシージ 3-29 ャを参照 コンフィギュレーション・ IPv6, 4-2 メニュー, 3-28, A-2 TCPIP$CONFIGオプション・ コマンドの使用, 3-33 _キ________________________ TCPIP$CONFIG出力例, 起動,TCP/IP Services, A-2〜A-11 3-46 BINDリゾルバ, 3-20 TCPIP$CONFIGの使用, 3-38 failSAFEコンフィギュ コンフィギュレーション後, レーション, 3-16, 3-38 A-2 自動, 3-46 PWIPコンフィギュレー 手動, 3-47 ション, 3-30 XDMコンフィギュレー ション・メニュー, 3-26 索引-6 コンフィギュレーション, コンフィギュレーション・ワ TCP/IP Services ークシート, 1-10 TCPIP$CONFIG出力例 (続き) 開始, 3-8 _サ________________________ データベース・ファ 作業 イルの作成, 3-9, 主な〜,インストレーショ A-2 ンとコンフィギュレーシ 標準時間帯, 3-20 ョン, 1-1 メイン・コンフィギュ サーバ レーション・メニュ 個々の起動と停止, 3-47 ー, 3-10, A-2 コンフィギュレーション・ TCPIP$CONFIGメニュー, メニュー, 3-25, A-2 3-12 サービス TCPIP$CONFIGメニューの説 ユーザ作成 明, 3-10 起動および停止, 3-48 新しいコンフィギュレーシ サービス名 ョン, 1-1 大文字小文字の混在, 3-48 オプションの構成要素, ユーザ作成サービス, 3-48 3-28 サービス名の大文字小文字の 既存のコンフィギュレーシ 混在, 3-48 ョンの変換, 3-7 クライアント環境, _シ________________________ 3-21〜3-24 システム・パラメータ クライアント・サービス, インストール前の確認と変 3-23 更, 1-6〜1-8 コア環境, 3-12〜3-21 事前作業, 3-1 コンフィギュレーション後 自動コンフィギュレーショ の作業, 3-45 ン,TCP/IP Services, コンフィギュレーションに 3-6 必要な主な作業, 1-1 シャットダウン,TCP/IP サーバ, 3-25, 3-27 Services サーバ環境, 3-25〜3-28 停止,TCP/IP Servicesを参 サービスの検証, 3-40 事前作業, 3-1 照 自動, 3-6 シャットダウン・コマンド・ 所要時間, 1-2 プロシージャ 推奨する作業手順, 3-2 起動, 3-47 コンフィギュレーション後の 個々のサービス, 3-47 作業, 3-45 失敗, 1-6, 2-7 コンフィギュレーション・デ 出力例, 3-37 ータベース・ファイル 使用するバージョン, 2-2 作成, 3-9, A-2 ユーザ作成サービス, 3-48 索引-7 _ス________________________ _ニ________________________ スタートアップ・コマンド・ 日本語OpenVMSオペレーティン プロシージャ グ・システム 起動, 3-47 アップグレード, 1-4 個々のサービス, 3-47 失敗, 1-6, 2-7 _ハ________________________ 出力例, 3-38 配布キット ユーザ作成サービス, 3-48 確認, 1-3 _セ________________________ ヒ セキュア・シェル ___________________________ SSHを参照 非ページング動的プール 追加方法, 1-7 標準時間帯 _テ________________________ コンフィギュレーション, 停止,TCP/IP Services, 3-20, A-2 3-46 コンフィギュレーション例, TCPIP$CONFIGの使用, 3-36 A-2 自動, 3-46 手動, 3-47 _フ________________________ ディスク プール,非ページング動的, システム・ディスク,バッ 1-7 クアップ, 1-4 必要な空き領域, 1-5 メ データベース・ファイル ___________________________ 作成, 3-9, A-2 メニュー TCPIP$CONFIG, 3-10 _ト________________________ メモリ 動的経路選択 インストールに必要な物理 コンフィギュレーション, メモリの容量, 1-6 3-18, A-2 ユ ドメイン ___________________________ コンフィギュレーション, ユーザ・アクセス 3-14, A-2 Anonymous FTPアクセスを許 トラブルシューティング 可するためのコンフィギ コンフィギュレーション・ ュレーション, 3-28 プロシージャの問題, 3-43 索引-8 PAKを参照 _ラ________________________ ライセンス製品登録キー _リ________________________ リブート, 2-7 注意, 2-7 リリース・ノート インストール後の格納場所, 2-7 テキスト・ファイルへの抽 出, 1-4 索引-9 日本語HP TCP/IP Services for OpenVMS インストレーション/コンフィギュレーション・ガイド ________________________________________________________________ 2005年7月 発行 日本ヒューレット・パッカード株式会社 〒140-8641 東京都品川区東品川2-2-24天王洲セントラルタワ ー 電話 (03)5463-6600 (大代表) ________________________________________________________________