COMPAQ Software Product Description _____________________________________________________________________________ 日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム, SPD 25.C4.15 日本語Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3  ソフトウェア仕様書 仕様書の包含する範囲 本書は,日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システムV7.3および日本語 Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3 (以下それぞれ,日本語Compaq OpenVMS Alpha,日本語Compaq OpenVMS VAXと記述します)のソフトウェア機能仕様を 述べたものです。 ここでは標準版Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム,Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システム(以下それぞれ,標準版Compaq OpenVMS Alpha,標準 版Compaq OpenVMS VAXと記述します)に追加/拡張された日本語処理の機能仕様につ いてのみ記述していますので,標準版に含まれている基本機能については『Compaq OpenVMS Operating System for Alpha and VAX, Version 7.3 Software Product Description (SPD 25.01.59 ?)』を参照してください。 1 日本語処理の概要 日本語Compaq OpenVMSは,標準版Compaq OpenVMSを拡張して,以下の諸領域での日本 語の取り扱いを可能にしています。標準版Compaq OpenVMSの基本機能を損なうことな く,追加機能として日本語処理を組み込んだものです。したがって,日本語Compaq OpenVMSでは標準版に含まれる機能はそのまま利用できます。 周辺装置やターミナル・デバイスなどの環境があれば,日本語を取り扱うことがで きますし,英語のターミナル・デバイスなどからは,基本としている英語のままで Compaq OpenVMSを利用できます。日本語Compaq OpenVMSのもとでは,英語と日本語の 双方の処理が可能で,矛盾なく混在できます。 日本語Compaq OpenVMSには,次の機能があります。 o 日本語ターミナルのドライバ・プログラム o ユーザ定義文字の作成/更新ユーティリティ o かな漢字変換用辞書 メインテナンス・ユーティリティ o 日本語処理用ランタイム・ライブラリ o 日本語画面管理ライブラリ o 日本語エディタ 2001年7月 AE-QU1CE-TE 日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム, SPD 25.C4.15 日本語Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3 ソフトウェア仕様書 o 日本語メール・ユーティリティ o 日本語ソート/マージ o 漢字プリント・シンビオント o 日本語ファイル名 o その他の日本語処理用ユーティリティ (KINQUIRE,KCODE,KCONVERT) o 変換キー定義ライブラリ o デバッガ日本語サポート 1.1 日本語ターミナル 漢字文字集合 日本語Compaq OpenVMSでは,DEC漢字1983年版漢字ターミナルとDEC漢字1978年版漢字 ターミナルを利用できます。 1983年版漢字ターミナルでは,JIS X 0208-1983に準拠した6,877字のDEC漢字1983年版 文字集合とユーザ定義文字などのための8,836字,合計15,713字の文字集合を利用でき ます。1978年版漢字ターミナルでは,JIS C 6226-1978に準拠した6,802字のDEC漢字 1978年版文字集合とユーザ定義文字などのための8,836字,合計15,638字の文字集合を 利用できます。 DEC漢字文字集合の詳細については, 『日本語Compaq OpenVMS 概説書』に記述してあります。 ターミナル・デバイス 漢字ターミナル・デバイスには,漢字ROM(固定記憶装置)にJISレベル1および2に相 当する文字フォントを内蔵するものとJISレベル1だけをもつものの2種類があります。 漢字ディスプレイ/キーボード・ターミナルでは,これら以外のユーザ定義文字等の追 加フォントを初期設定時に転送するプリローディング方式,または必要時に転送する オンデマンド・ローディング方式によって表示します。漢字プリンタでは,ダイナミ ック・プリローディング方式によって追加フォントを表示します。 オンデマンド・ローディング方式には,漢字ターミナル・デバイスのフォント要求機 能を用いるハードウェア・オンデマンド・ローディングと,漢字ターミナル・デバイ スのフォント要求機能を用いないソフトウェア・オンデマンド・ローディングがあり ます。 ハードウェア・オンデマンド・ローディングは,ソフトウェア・オンデマンド・ロー ディングが使用しない場合,漢字ターミナル・デバイスのフォント要求を使用しま す。 2 日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム, SPD 25.C4.15 日本語Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3 ソフトウェア仕様書 ソフトウェア・オンデマンド・ローディング方式では,ホストに直結,または DECserver経由で接続されたターミナル・デバイスへの文字の表示をサポートしま す。ただし,1つの漢字ターミナル・デバイスからターミナル・サーバ経由で複数のセ ッションを使用している場合,その各セッションで同時にソフトウェア・オンデマン ド・ローディングを使用することはできません。また,プリローディング方式との併 用はできません。 ハードウェア・オンデマンド・ローディング方式は,以下のターミナル・サーバ経由 の接続のみサポートされます。 o ターミナル・サーバ DECserver 90M DECserver 90L+ DECserver 90TL DECserver 200 DECserver 300 DECserver 500 DECserver 700 ハードウェア・オンデマンド・ローディング方式は,1つの漢字ターミナル・デバイス からターミナル・サーバ経由で複数のセッションで同時に使用することができます。 ただし,複数のホストに接続してハードウェア・オンデマンド・ローディングを使用 する場合は,接続しているすべてのホストのフォント・データベースが同一である必 要があります。 以下のターミナル・デバイスは,JISレベル1に相当する文字フォントを内蔵していま す。 o 漢字ディスプレイ・キーボード端末 VT282-EA(Alpha版ではサポートされません) 以下のターミナル・デバイスは,JISレベル1および2に相当する文字フォントを内蔵し ています。 o 漢字ディスプレイ・キーボード端末 VT284-FA, VT286-FA VT382-FA,VT382-FA, VT382-FB,VT382-FC, VT382-FE,VT382-FG o 漢字プリンタ LA86-AA, LA86-AB, LA88-AA, LA88-AB, LA90-AA, LA90-AB, LA280-AA, LA280-AB, LA380-AA, LN03S-JA, DEClaser 2300 3 日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム, SPD 25.C4.15 日本語Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3 ソフトウェア仕様書 DEClaser 2400 上記ターミナル・デバイスに加えて,Compaq DECwindows対応として,次のターミナ ル・デバイスが利用できます。 o 日本語VXT2000 1.2 オペレーティング・システム環境 DECnetソフトウェア DECnetにおいての日本語処理では,漢字データの転送(ファイル転送,タスク間通信) およびリモート・ターミナル操作($ SET HOSTコマンド)が可能です。ただし,DECnet を経由してのオンデマンド・ローディングはサポートされていません。リモート・タ ーミナルで日本語処理を効果的に行うには,プリローディング方式を行うことをお勧 めします。 OpenVMS Clusterソフトウェア OpenVMS Clusterでは,各ノード間で漢字データを共用できます。また,コモン・シス テム・ディスクに日本語Compaq OpenVMSをインストールすることも可能です。 ただし,OpenVMS Cluster環境におけるリモート・ターミナル操作では,前項の "DECnetソフトウェア"と同様の制限があり,他ノードのユーザ定義文字の使用は,プ リローディング方式で行います。 1.3 端末およびコード系の互換性 DEC漢字文字集合は,日本語Compaq OpenVMSおよび日本語ULTRIX,日本語Compaq Tru64 UNIXに共通で,互換性があります。したがって,これらのシステム間でのデータの受 け渡しや端末エミュレーションを行う場合,漢字コード系にかかわる問題はありませ ん。 1.4 漢字プリント・シンビオント LAシリーズの漢字プリンタで拡張漢字を印字するために拡張されたプリント・シンビ オントです。ホスト直結用とLAT経由用の2種の漢字プリント・シンビオントがありま す。 漢字プリンタでは,漢字プリント・シンビオントを利用して印刷することで,ユーザ 定義文字の追加フォントを使用することができます。接続コントローラの制限やプリ ンタの登録可能文字数による制限もありません。 4 日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム, SPD 25.C4.15 日本語Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3 ソフトウェア仕様書 1.5 フォント・ユーティリティ 日本語Compaq OpenVMSは,ユーザ定義文字などのフォントを作成し維持更新するため のCharacter Managerユーティリティを提供しています。Character Managerは,サブ コマンドでユーザ定義文字の作成/登録等ができます。 1.6 かな漢字変換用辞書 かな漢字変換を行うための辞書として,一般的な国語辞書に人名および地名を加え た,約10万語を備えたものを提供しています。辞書は,かな漢字変換ライブラリを利 用することによってユーザ・プログラムからも簡単にアクセスできます。 日本語Compaq OpenVMSには,システム辞書(マスター辞書)に加えて,ユーザごとにそ のユーザの参照した単語だけを抜き出して保有する個人辞書(ユーザ辞書)機能があり ます。通常のかな漢字変換はこのメカニズムから,主としてマスター辞書を利用し, 個人辞書はユーザが登録した単語や,自動的に学習された単語を記録し,変換効率を 上げる目的で使われます。 1.7 かな漢字変換ライブラリ 日本語Compaq OpenVMSは,かな漢字変換(ローマ字漢字変換を含む)にかかわる各種操 作を行うサブルーチン・ライブラリを提供します。このライブラリはCompaq OpenVMS の標準のコーリング・シーケンスを用いており,各種のプログラミング言語で作成さ れたプログラムから呼び出して利用することができます。ライブラリをコールして, かな漢字変換操作を行ったり,かな漢字変換付のデータ入力操作を行うプログラムを 作成することができます。 かな漢字変換ライブラリの辞書は,日本語Compaq OpenVMSの各種アプリケーション・ ソフトウェアで共通に利用できます。ライブラリの構成内容は日本語ULTRIXや日本語 Compaq Tru64 UNIXとの互換性があります。 1.8 日本語画面管理ライブラリ(日本語SMG) 日本語画面管理ライブラリ(日本語SMG)は,標準版SMGに日本語処理機能を拡張したバ ージョンです。 1.9 DEC XTPU DEC XTPUは,DECTPUに日本語処理機能を追加したものです。DEC XTPUは,高性能でプ ログラマブルなテキスト処理用のユーティリティで,マルチ・バッファ,マルチ・ウ ィンドウ,サブプロセス機能など数多くの特徴があります。DEC XTPUには標準とし て,高度な日本語編集機能をもつエディタ,日本語EVE V3が用意されています。日本 語EVE V3には,いままでEVEJを使っていたユーザのために,EVEJエミュレーション機 能があります。 5 日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム, SPD 25.C4.15 日本語Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3 ソフトウェア仕様書 1.10 日本語メール・ユーティリティ 日本語Compaq OpenVMSは,日本語メール・ユーティリティを提供しています。基本機 能はOpenVMS Mailと同じです。ユーザは標準版OpenVMS Mailと日本語メールの両方を 使用することができます。 DECnetで連結されたシステム間での日本語メールを送受信できます。メール・ルーテ ィングのためのシステムや日本語の読み書きが不要なネットワーク・システムでは, 必ずしも日本語Compaq OpenVMSを必要としません。 日本語メール・ユーティリティでは,エラー・メッセージやヘルプ・メッセージは日 本語化されています。 1.11 日本語ソート・マージ 標準版SORT/MERGEに以下の機能を追加・拡張したものです。SORT/MERGEのコレーティ ング・シーケンス処理に,漢字特有の性質を考慮しています。 o 音読み順ソート/マージ o 訓読み順ソート/マージ o 部首コード順ソート/マージ o 総画数順ソート/マージ o 国語辞典方式ソート/マージ 国語辞典方式では,ふりがなフィールドに全角または半角文字を使用することができ ます。 1.12 日本語ファイル名(Alphaのみ) Extended File Specificationの機能により,日本語のファイル名をODS-5ディスクに Unicode形式で格納することが出来ます。また,RMSや一部のコマンド/ユーティリティ では,ODS-5のファイルに対して,DEC漢字コードを用いて最大118文字の日本語ファイ ル名を扱うことができます。 日本語ファイル名をサポートするユーティリティについては『日本語Compaq OpenVMS V7.3リリースノート』を参照してください。 1.13 翻訳メッセージ/ヘルプ・ユーティリティ 翻訳メッセージ/ヘルプ・ユーティリティは,Compaq OpenVMSのメッセージおよびヘル プを日本語で参照できるようにするユーティリティです。翻訳メッセージ/ヘルプが提 供する機能は次のとおりです。 o いくつかのCompaq OpenVMSコマンドとユーティリティの日本語に翻訳されたメッセ ージとヘルプを提供します。 o 使用したい言語を選択するためのコマンド・プロシージャを提供します。 6 日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム, SPD 25.C4.15 日本語Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3 ソフトウェア仕様書 翻訳メッセージ/ヘルプでは,プロセスごとに使用する言語を選択することができま す。システムにログインした状態では英語に設定されています。 1.14 日本語OpenVMSテーラリング(VAXのみ) 日本語OpenVMSテーラリング・ユーティリティは,日本語Compaq OpenVMSをインストー ルしたシステム・ディスクに,ファイルを追加する,または,削除することを可能に します。追加または削除する日本語Compaq OpenVMSのファイルは,クラス(機能単位) あるいはサブクラス(クラスの中のユーティリティ単位)で指定することができます。 1.15 ユーザ・キー定義ライブラリ(IMLIB) ユーザ・キー定義ライブラリ(IMLIB)は,かな漢字変換のキー定義をユーザが変更でき るようにするためのライブラリです。 IMLIBを使用すると,ユーザは違うアプリケーション内で,同じかな漢字変換キー定義 を使用することができます。IMLIBを使用して作られたアプリケーションで,かな漢字 変換を実行することにより,ユーザは独自の定義されたキーを使用することができま す。 1.16 日本語デバッガ・サポート 日本語デバッガ・サポートは,日本語COBOLの日本語機能を用いたプログラムのデバッ グを容易に行うことを目的とする機能です。 次の機能をサポートします。 o 日本語ユーザ定義語 o 日本語文字定数 o 日本語によるコメント o かな漢字変換機能 o 日本語Compaq DECwindowsインタフェース 1.17 フロントエンド日本語入力プロセス(FIP) フロントエンド日本語入力プロセス(FIP)は,日本語Compaq OpenVMS上の漢字ターミナ ル(VT284,VT382等)上で動いているアプリケーションに,日本語を入力するためのフ ロントエンド・システムです。 FIPを起動している環境下では,アプリケーションの入力要求にしたがってFIPが日本 語入力を行い,その結果をアプリケーションに返します。この時使用されるインタフ ェースは,システム・サービスの$QIOです。したがって,日本語入力機能を持たない アプリケーションに対しても,日本語の入力が可能となります。 7 日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム, SPD 25.C4.15 日本語Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3 ソフトウェア仕様書 1.18 KINQUIREユーティリティ Compaq OpenVMSのINQUIREコマンドの日本語版であるKINQUIREは,日本語を含むDCLコ マンド・プロシージャなどに利用できます。 1.19 KCODEユーティリティ KCODEユーティリティは,DEC漢字コードを他の漢字コードへ変換したり,他の漢字コ ードをDEC漢字コードに変換します。 JIS漢字コードやCP/M漢字コード,MS-DOS漢字コード,さらに主要なコンピュータ・ベ ンダー独自のコード系(IBM,富士通,日立各社のMシリーズ用漢字コード系,日本電気 (各種)コード系)からの,またはそれらへの,漢字コード変換を行います。 1.20 KCONVERTユーティリティ KCONVERTは,変換テーブルに従って漢字コードを変換します。DEC漢字1978年版から 1983年版への変換またはその逆の変換に使用します。DEC漢字1978年版から1983年版へ の変換またはその逆の変換に用いる変換テーブルは日本語Compaq OpenVMSに含まれて います。 1.21 日本語Compaq DECwindowsフォント・ファイル/キーマップファイル ワークステーション上で日本語を表示するための漢字フォントとして,スクリーン, 明朝,ゴシックのフォントを提供します。利用できるフォントの大きさは,スクリー ンは4種類,明朝,ゴシックは6種類です。 キーマップファイルは,Alpha版の場合,LK401-JJ等のJIS配列キーボードやOADG 106 キー日本語キーボード(PCXAJ-AA)を含む7種類のキーボードをサポートします。 VAX版の場合,キーマップ・ファイルは,LK401-JJ等のJIS配列キーボードを含む6種類 のキーボードをサポートします。 2 必要なハードウェアの最小構成 2.1 適用プロセッサ(Alpha) Alpha Processor: DEC 2000モデル300, 500 DEC 3000モデル300, 300L DEC 3000モデル300X, 300LX DEC 3000モデル400, 400S DEC 3000モデル500, 500S, 500X DEC 3000モデル600, 600S 8 日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム, SPD 25.C4.15 日本語Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3 ソフトウェア仕様書 DEC 3000モデル700, 700LX DEC 3000モデル800, 800S DEC 3000モデル900, 900LX DEC 4000モデル600シリーズ DEC 4000モデル700シリーズ DEC 7000モデル600シリーズ DEC 10000モデル600シリーズ Alpha Station: Alpha Station 200シリーズ Alpha Station 250シリーズ Alpha Station 255モデル233 Alpha Station 255モデル300 Alpha Station 400シリーズ Alpha Station 500モデル266 Alpha Station 500モデル333 Alpha Station 500モデル400 Alpha Station 500モデル500 Alpha Station 600シリーズ Alpha Station 600Aシリーズ DPWau 433au, 500au, 600au Alpha Station DS20e Alpha Station ES40 Alpha Station XP900/DS10 Alpha Station XP1000 Digital Server: Digital Server 2100モデルA500MP Digital Server 2100モデルA600MP Alpha Server: Alpha Server 300シリーズ Alpha Server 400シリーズ Alpha Server 800シリーズ Alpha Server 1000シリーズ Alpha Server 1000Aシリーズ Alpha Server 1200シリーズ Alpha Server 2000シリーズ Alpha Server 2100シリーズ Alpha Server 2100Aシリーズ Alpha Server 2100A LPシリーズ Alpha Server 4000シリーズ Alpha Server 4100シリーズ 9 日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム, SPD 25.C4.15 日本語Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3 ソフトウェア仕様書 Alpha Server 8200シリーズ Alpha Server 8400シリーズ Alpha Server DS10, DS10L, DS20, DS20E Alpha Server ES40 Alpha Server GS60, GS60E, GS80 Alpha Server GS140, GS160, GS320 2.2 必要な最小ハードウェア(Alpha) o CD-ROMドライブ 内蔵CD-ROMを持たないDEC 7000モデル600シリーズやDEC 10000モデル600シリーズにイ ンストールする場合には,RRD42等のCD-ROMドライブまたはアクセス可能なEthernetに 接続されたInfoServerが必要です。 ※InfoServerについては『InfoServer Software Product Description (SPD 33.20.xx)』を参照してください。 o ディスク・ドライブ RA,RFまたはRZシリーズのディスク装置が必要です。 o メインメモリ 最小64 MB以上のメイン・メモリが必要です。 o ターミナル・デバイス コンソール・ターミナル・デバイスおよび漢字ディスプレイ・ターミナル・デバイス の両方が必要です。ただし,ワークステーションの場合には,これらは不要です。 2.3 適用プロセッサ(VAX) VAX Processor: VAX 4000モデル50 VAX 4000モデル100 VAX 4000モデル100A, 105A VAX 4000モデル106A, 108 VAX 4000モデル200 VAX 4000モデル300 VAX 4000モデル400 VAX 4000モデル500 VAX 4000モデル500A, 505A VAX 4000モデル600 VAX 4000モデル600A VAX 4000モデル700A, 705A VAX 6000モデル200シリーズ 10 日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム, SPD 25.C4.15 日本語Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3 ソフトウェア仕様書 VAX 6000モデル300シリーズ VAX 6000モデル400シリーズ VAX 6000モデル500シリーズ VAX 6000モデル600シリーズ VAX 7000モデル600シリーズ VAX 7000モデル700シリーズ VAX 7000モデル800シリーズ VAX 8200, VAX 8250, VAX 8300, VAX 8350 VAX 8500, VAX 8530, VAX 8550, VAX 8600 VAX 8650, VAX 8700, VAX 8800, VAX 8810 VAX 8820, VAX 8830, VAX 8840, VAX 8842 VAX 8974, VAX 8978 VAX 9000モデル110, 110VP VAX 9000モデル210, 210VP VAX 9000モデル300シリーズ VAX 9000モデル400シリーズ VAX 10000モデル600シリーズ MicroVAX: MicroVAX II MicroVAX 3100モデル10,10E MicroVAX 3100モデル20,20E MicroVAX 3100モデル30,40 MicroVAX 3100モデル80,85,88 MicroVAX 3100モデル90,95,96,98 MicroVAX 3300 MicroVAX 3400 MicroVAX 3500 MicroVAX 3600 MicroVAX 3800 MicroVAX 3900 VAXstation: VAXstation 3500 VAXstation 3520 VAXstation 3540 VAXstation 4000 VLC VAXstation 4000モデル60 VAXstation 4000モデル90,95,96 VAXserver: VAXserver 3100モデル10, 10E VAXserver 3100モデル20, 20E 11 日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム, SPD 25.C4.15 日本語Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3 ソフトウェア仕様書 VAXserver 3300 VAXserver 3400 VAXserver 3500 VAXserver 3600 VAXserver 3800 VAXserver 3900 VAXserver 4000モデル200 VAXserver 4000モデル300 VAXserver 4000モデル400 VAXserver 4000モデル500 VAXserver 4000モデル600 VAXserver 6000モデル210,220 VAXserver 6000モデル310,320 VAXserver 6000モデル410,420 VAXserver 6000モデル510,520 VAXserver 6000モデル610 VAXserver 6000モデル620 VAXserver 6000モデル630 VAXserver 8200, 8250 VAXserver 8300, 8350 VAXserver 8530, 8550 VAXserver 8600, 8650 VAXserver 8700 VAXserver 8800, 8810, 8820, 8830, 8840 2.4 適用されないプロセッサ(VAX) o MicroVAX I o MicroVAX 2000 o VAX-11/725, VAX-11/730, VAX-11/750, VAX-11/751, VAX-11/780, VAX-11/782, VAX-11/785 o VAXftモデル110, 310, 410, 610, 810 o VAXstation I o VAXstation II/GPX, VAXstation II/QVSS o VAXstation 2000, 2000/GPX, 2000/MFB 12 日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム, SPD 25.C4.15 日本語Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3 ソフトウェア仕様書 2.5 必要な最小ハードウェア(VAX) o ディスク・ドライブ RD,RA,RFまたはRZシリーズのディスク装置が必要です。ただし,RD32, RD51, RD52, RD53およびRZ22は,システム・ディスクとして使用することはできません。また,日 本語Compaq DECwindowsをインストールする場合には,このほかRZ23もシステム・ディ スクとして使用することはできません。 o テープまたはCD-ROMドライブ TF85,TK50,TK70,TZ30カートリッジ・テープ・ドライブ,またはRRD42等のCD-ROMド ライブが必要です。 o メインメモリ 最小14 MB以上のメイン・メモリが必要です。 o ターミナル・デバイス コンソール・ターミナル・デバイスおよび漢字ディスプレイ・ターミナル・デバイス の両方が必要です。ただし,ワークステーションの場合には,これらは不要です。 3 必要なディスク容量 (Block Cluster Size=1の場合) 3.1 日本語Compaq OpenVMS Alpha インストール時: 約91,000ブロック (45Mバイト) システム運用時: 約89,000ブロック (45Mバイト) これらのディスク容量は,日本語部分の概数です。この他に標準版OpenVMSオペレーテ ィング・システムのディスク容量が必要です。正確な値は,システムの環境,構成な どによって異なります。 3.2 日本語Compaq OpenVMS VAX インストール時: 約77,000ブロック (38.5Mバイト) システム運用時: 約69,000ブロック (34.5Mバイト) これらのディスク容量は,日本語部分の概数です。この他に標準版OpenVMSオペレーテ ィング・システムのディスク容量が必要です。正確な値は,システムの環境,構成な どによって異なります。 13 日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム, SPD 25.C4.15 日本語Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3 ソフトウェア仕様書 また,システム・ディスクの容量が十分でない場合には,日本語Compaq OpenVMSテー ラリング・ユーティリティを使用することにより,一部のユーティリティを削除する ことができます。テーラリング可能なクラスには次のものがあります。 o Obsolete Files (古いファイル) o Japanese Utilities (日本語ユーティリティ) o Kanji Font Utilities (漢字フォント・ユーティリティ) o Programming Support (プログラミング・サポート) o 翻訳メッセージ/ヘルプ o Kana Utility (カナ・ユーティリティ) o IVP (インストレーション検証プロシージャ) o Examples (例,例題ファイル) o DECwindows/Japanese files (日本語Compaq DECwindowsフォント・ファイル等) 4 クラスタ環境 日本語Compaq OpenVMSは,正規のライセンスを持つOpenVMS Cluster構成上にインスト ールされている場合は,機能上の制約を受けません。 OpenVMS Cluster構成についての詳しい説明は『Compaq OpenVMS Cluster Software Description (SPD 29.78.xx)』を参照してください。また,この構成にはCI, NIおよ びMixed Interconnect構成が含まれます。 5 必要なソフトウェア o 標準版Compaq OpenVMSオペレーティング・システム Alpha版: 日本語Compaq OpenVMS Alpha V7.3をインストールする前に,標準版Compaq OpenVMS Alpha V7.3がインストールされていることが必要です。 VAX版: 日本語Compaq OpenVMS VAX V7.3をインストールする前に,標準版Compaq OpenVMS VAX V7.3がインストールされていることが必要です。 o XPG4ロケール・データ・ファイル XPG4ロケール・データ・ファイルのキットは日本語Compaq OpenVMS V7.3のメディアに 含まれています。 o VMSテーラリング(VAXのみ) 日本語Compaq OpenVMSの全機能を得るには,標準版Compaq OpenVMSの以下の構成要素 が必要です。 14 日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム, SPD 25.C4.15 日本語Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3 ソフトウェア仕様書 o VMS Required Saveset o Secure User's Environment o Network Support ただし,Secure User's EnvironmentおよびNetwork Supportは,JMAILを使用する場合 のみ必要です。 6 バージョンアップの考慮 本製品の将来のバージョンでは,必要なハードウェアおよびソフトウェアの最小構成 が変更されることがあります。 7 提供媒体 日本語Compaq OpenVMS Alpha: o CD-ROM 日本語Compaq OpenVMS VAX: o TK50ストリーム・テープ o 9トラック1600 BPI磁気テープ o CD-ROM 8 注文情報 日本語Compaq OpenVMS Alpha o ソフトウェア・ライセンス: ベース:QL-MT1J*-6* SMPベース・エクステンション:QL-MT1A9-6* コンカレント・ユース:QL-MT3A*-3* o ソフトウェア・メディア/ドキュメント(CD-ROM): QA-MT1JA-H8 o ソフトウェア・ドキュメント(ハードコピー): 標準版ドキュメント:QA-MT1AA-GZ 日本語版ドキュメント:QA-MT3JA-GZ o ソフトウェア製品サービス:QT-MT1J*-** 15 日本語Compaq OpenVMS Alphaオペレーティング・システム, SPD 25.C4.15 日本語Compaq OpenVMS VAXオペレーティング・システムV7.3 ソフトウェア仕様書 日本語Compaq OpenVMS VAX o ソフトウェア・ライセンス: ベース:QL-005J*-6* SMPベース・エクステンション:QL-005A9-6* コンカレント・ユース:QL-MT3A*-3* o ソフトウェア・メディア/ドキュメント: QA-09SJA-H* (ベース・ドキュメント・セット付き) QA-001JA-H* (フル・ドキュメント・セット付き) o ソフトウェア製品サービス:QT-001J*-** 詳細については,最寄りのコンパックコンピュータ株式会社の各支店/営業所にお問い 合わせください。 9 ソフトウェア・ライセンス 本ソフトウェアはコンパックのライセンス規定に基づいて提供されます。コンパック のライセンス規定/方針についての詳細は,最寄りのコンパックの各支店/営業所にお 問い合わせください。 10 ライセンス管理機能(LMF) 本ソフトウェアは,Compaq OpenVMSライセンス管理機能(LMF)をサポートしていま す。ライセンス単位には,無制限ユーザ・システム,およびコンカレント・ユースが あります。コンカレント・ユース・ライセンスでは,規定された人数内で同時に誰で も,本ソフトウェアを利用できます。 ライセンス管理機能についての詳細は『Compaq OpenVMS Operationg System for Alpha and VAX Version 7.3 Software Product Description』(SPD)またはCompaq OpenVMS Operating Systemのドキュメント・セット中の『Compaq OpenVMS License Management Utility Manual』を参照してください。 11 ソフトウェア製品サービス コンパックでは,様々なサービス・オプションを提供しています。詳細については, 最寄りのコンパック各支店/営業所にお問い合わせください。 12 保証 本ソフトウェアについては,コンパック所定のソフトウェア保証基準に定められた保 証が提供されます。 16