_日本語Compaq_Advanced_Server_for_OpenVMS_____ インストレーションおよび構成ガイド 2001年7月 本書は,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソ フトウェアのインストレーションと構成の方法を説明し ます。 変更および改訂情報: 本書は改訂ドキュメン トです。 オペレーティング・システム: 日本語OpenVMS Alpha V7.2-1 ソフトウェア・バージョン: 日本語Advanced Server V7.3 for OpenVMS コンパックコンピュータ株式会社 __________________________________________________________ 2001年7月 本書の著作権はコンパックコンピュータ株式会社が保有してお り,本書中の解説および図,表はコンパックの文書による許可な しに,その全体または一部を,いかなる場合にも再版あるいは複 製することを禁じます。 また,本書に記載されている事項は,予告なく変更されることが ありますので,あらかじめご承知おきください。万一,本書の記 述に誤りがあった場合でも,コンパックは一切その責任を負いか ねます。 本書で解説するソフトウェア(対象ソフトウェア)は,所定のライ センス契約が締結された場合に限り,その使用あるいは複製が許 可されます。 (c) 2001 Compaq Computer Corporation Printed in Singapore. 以下は他社の商標です。 Microsoft,MS-DOS,Windows,およびWindows NTは米国 Microsoft社の商標です。 Intelは米国Intel社の商標です。 UNIXはThe Open Groupがライセンスしている米国ならびに他の国 における登録商標です。 本書は,日本語VAX DOCUMENT V 2.1を用いて作成しています。 ________________________________________________________________ 目次 まえがき................................................ xi 1 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1.1 Advanced Serverソフトウェア・キットについて. 1-1 1.1.1 VAXシステムについて..................... 1-2 1.1.2 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS にアップグレードする場合................. 1-2 1.1.2.1 LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジスト リへの移行............................. 1-4 1.1.2.2 OpenVMS Clusterのアップグレード....... 1-4 1.2 DECprintソフトウェアのインストレーション.... 1-5 1.3 ライセンスについて.......................... 1-5 1.3.1 ライセンスの必要条件.................... 1-6 1.3.2 License Serverについて.................. 1-6 1.4 外部認証について............................ 1-8 1.5 リリース・ノートについて.................... 1-8 1.5.1 インストレーション前にリリース・ノートに アクセスする方法......................... 1-9 1.5.2 インストレーション後にリリース・ノートに アクセスする方法......................... 1-9 1.6 インストレーション・チェックリストの使用.... 1-9 1.7 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをイ ンストールするための必要条件................. 1-10 1.7.1 ハードウェアの必要条件.................. 1-10 1.7.2 ソフトウェアの必要条件.................. 1-10 1.7.3 サポートされるクライアント・ソフトウェ ア....................................... 1-11 1.7.4 メモリの必要条件........................ 1-11 1.8 インストレーション前の手順.................. 1-11 iii 1.8.1 ステップ1:パーツ一覧の確認.............. 1-13 1.8.2 ステップ2:ネットワーク・ハードウェアの確 認....................................... 1-13 1.8.3 ステップ3: SYSTEMアカウントへのログイン. 1-13 1.8.4 ステップ4:必要なソフトウェアの確認...... 1-14 1.8.5 ステップ5: OpenVMS Registry Serverの起 動....................................... 1-14 1.8.6 ステップ6:リリース・ノートの印刷と確認.. 1-15 1.8.7 ステップ7:システム・パラメータの確認.... 1-16 1.8.7.1 GBLPAGESパラメータ.................... 1-16 1.8.7.2 GBLSECTIONSパラメータ................. 1-17 1.8.7.3 PROCSECTCNTパラメータ................. 1-17 1.8.7.4 SCSNODEパラメータ..................... 1-18 1.8.8 ステップ8:システムのバックアップ........ 1-20 1.8.9 ステップ9:ディスク容量の必要条件の確認.. 1-20 1.8.10 ステップ10:キュー・マネージャの確認..... 1-20 1.8.11 ステップ11:タイム・ゾーンおよびTDFの確 認....................................... 1-21 1.8.12 ステップ12: DECnetの状態の確認.......... 1-23 1.8.12.1 DECnet (フェーズIV)の状態の確認....... 1-23 1.8.12.2 DECnet-Plusの状態の確認............... 1-23 1.8.13 ステップ13: TCP/IPの状態の確認.......... 1-24 1.8.14 ステップ14:既存のOpenVMS Serverのイメー ジおよびファイルがあるかどうかの確認..... 1-25 1.8.15 ステップ15: OpenVMS Cluster構成の確認... 1-25 1.9 次のステップ................................ 1-27 2 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2.1 インストレーション・プロシージャ............ 2-2 2.1.1 インストレーション・プロシージャを開始す る前に................................... 2-3 2.1.2 サーバのインストレーション.............. 2-4 2.1.3 インストレーション完了後の作業.......... 2-16 2.2 インストレーション時の問題のトラブルシューテ ィング....................................... 2-17 2.2.1 VAXシステム上への日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインスト レーション............................... 2-17 2.2.2 別のAdvanced Serverイメージを実行して いるシステムへの日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのインストール......... 2-18 iv 2.2.3 システム・ディスクの制限事項............ 2-18 2.2.4 PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) V6.0A以前のバージョンのあるシステムへの日 本語Compaq Advanced Server for OpenVMSの インストール............................. 2-19 2.3 次のステップ................................ 2-19 3 Advanced Serverの構成 3.1 Advanced Serverの構成プロシージャについて... 3-1 3.1.1 構成プロシージャの動作.................. 3-2 3.2 LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジストリへの 移行......................................... 3-3 3.3 Advanced Server構成プロシージャを起動する前 に........................................... 3-5 3.3.1 どのOpenVMSディスク・デバイスにAdvanced Serverデータ・ファイルを格納するか?...... 3-5 3.3.2 今すぐシステム構成パラメータを変更する か?...................................... 3-6 3.3.2.1 バックアップ・ドメイン・コントローラま たはメンバ・サーバ用のトランスポートの 構成................................... 3-6 3.3.3 サーバ構成設定のいずれかを変更するか?... 3-9 3.3.4 Administratorアカウントのパスワードは何 にするか?................................ 3-14 3.3.5 アカウント/パスワード情報を提供するか?.. 3-15 3.3.6 ドメイン管理者のパスワードは?........... 3-15 3.3.7 新しい管理者アカウントのパスワードを入力 するか?.................................. 3-16 3.3.8 サーバを起動するかどうか?............... 3-16 3.4 Advanced Server構成プロシージャの起動方法... 3-16 3.5 Advanced Server構成プロンプトへの応答方法... 3-17 3.6 サーバ構成設定の変更方法.................... 3-22 3.7 Advanced Serverのドメインの役割の構成....... 3-25 v 3.7.1 Advanced Serverのメンバ・サーバとしての 構成..................................... 3-29 3.7.1.1 新しい日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのメンバ・サーバとしての構成.... 3-30 3.7.1.2 既存の日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのBDCのメンバ・サーバとしての構 成..................................... 3-33 3.8 サーバの言語の構成.......................... 3-34 3.8.1 サーバの言語に関する考慮事項............ 3-34 3.8.2 サーバの言語の構成例.................... 3-35 3.9 Windows NTプリンタ管理の構成................ 3-37 3.9.1 Windows NTプリンタ管理に関する考慮事項.. 3-38 3.9.2 Windows NTプリンタ管理の構成例.......... 3-39 3.10 構成プロシージャの問題のトラブルシューティン グ........................................... 3-40 3.10.1 Registry Serverのスタートアップ時の問題. 3-40 3.10.2 クライアントをサポートするための十分なリ ソースが存在することの確認............... 3-42 3.10.3 Advanced Serverの再構成中に問題が発生し た場合................................... 3-42 3.11 Advanced Serverのネットワーク・アダプタ..... 3-43 3.11.1 ネットワーク・アダプタの手動による定義.. 3-43 3.11.2 ネットワーク・アダプタが見つからない場合 の対処方法............................... 3-45 3.12 次のステップ................................ 3-46 4 スタンドアロンLicense Serverの構成と起動 4.1 License Serverについて...................... 4-1 4.2 スタンドアロンLicense Serverを構成する前に.. 4-2 4.3 スタンドアロンLicense Serverの構成.......... 4-3 4.4 トランスポートの構成........................ 4-4 4.5 License Serverの構成プロンプトへの応答方法.. 4-4 4.6 スタンドアロンLicense Serverの起動方法...... 4-7 4.6.1 License Serverを手動で起動する方法...... 4-7 4.6.2 License Serverを自動的に起動する方法.... 4-7 4.6.3 OpenVMS ClusterにおけるLicense Serverの 起動方法................................. 4-8 vi 5 Advanced Serverのインストール後の処理 5.1 インストレーション後のタスクを開始する前に.. 5-1 5.2 Advanced Serverインストレーションの検証..... 5-2 5.3 Advanced Serverの起動....................... 5-2 5.3.1 Advanced Serverを起動するとき........... 5-3 5.3.2 スタートアップ・プロシージャの動作...... 5-3 5.4 Advanced Serverの起動方法................... 5-4 5.4.1 Advanced Serverを手動で起動する方法..... 5-4 5.4.2 Advanced Serverを自動的に起動する方法... 5-4 5.4.3 OpenVMS ClusterでAdvanced Serverを起動す る方法................................... 5-5 5.4.4 スタートアップのトラブルシューティング.. 5-6 5.4.4.1 SYLOGIN.COMに独立プロセスに適さないコ マンドが入っている..................... 5-6 5.4.4.2 OpenVMSレジストリ・サービスが利用でき ない................................... 5-7 5.4.5 OpenVMSレジストリに保存される初期の Advanced Serverパラメータ値の決定........ 5-7 5.5 Advanced Serverの停止....................... 5-8 5.6 特殊なAdvanced Server管理コマンド........... 5-8 5.7 外部認証のセットアップ...................... 5-9 5.7.1 OpenVMS Clusterにおける外部認証のセット アップ................................... 5-11 5.7.2 DECnet-Plusを経由した外部認証の必要条件. 5-14 5.7.2.1 外部認証のためのサーバの能力の構成.... 5-14 5.7.3 外部認証されたクライアント接続の構成.... 5-14 5.7.4 ネットワークのダウン時の外部認証のバイパ ス....................................... 5-15 5.8 日本語ファイル名のODS-2からODS-5への変換.... 5-15 5.8.1 ファイル名変換ユーティリティの使用...... 5-16 5.8.2 コード化されたファイル名の変換の例...... 5-18 5.8.3 全部のファイル名を変換する場合の例...... 5-19 5.9 オプションのサーバ管理ツールのインストール.. 5-20 vii 6 ワイド・エリア・ネットワークの実装 6.1 ワイド・エリア・ネットワーク・サポートの有効 化........................................... 6-1 6.2 ワイド・エリア・ネットワークにおけるLMHOSTS ファイルの使用............................... 6-2 6.2.1 TCP/IPワイド・エリア・ネットワークのセッ トアップ................................. 6-3 6.2.2 LMHOSTSディレクトリ..................... 6-4 6.2.3 LMHOSTSファイル構文..................... 6-4 6.2.4 LMHOSTSファイルの管理................... 6-8 6.2.5 LMHOSTSログ・ファイルの使用............. 6-9 6.3 ワイド・エリア・ネットワークにおけるWINSの使 用........................................... 6-9 6.3.1 OpenVMSクラスタのためのWINSのセットアッ プ....................................... 6-10 6.4 ワイド・エリア・ネットワークにおけるDNSの使 用........................................... 6-10 7 Advanced Serverソフトウェアの削除 7.1 Advanced Serverのアンインストレーション..... 7-2 7.2 Advanced Server構成パラメータの削除......... 7-3 7.3 Advanced Serverソフトウェアの削除........... 7-4 7.3.1 OpenVMSレジストリ内のサーバ構成パラメー タ....................................... 7-6 7.4 Advanced Server削除プロシージャの例......... 7-6 A インストレーションおよびアップグレードのチェックリス ト B Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 B.1 Advanced Serverのインストレーション・プロシ ージャの例................................... B-1 B.2 Advanced Server構成プロシージャの例......... B-4 viii C スタンドアロンLicense Serverのインストレーションと構 成の例 C.1 スタンドアロンLicense Serverのインストレーシ ョン・プロシージャの例....................... C-1 C.2 スタンドアロンLicense Serverの構成ダイアログ の例......................................... C-3 D 外部認証ソフトウェアのインストレーションの例 E Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E.1 Advanced Serverファイル..................... E-1 E.2 Advanced Serverオンディスク構造............. E-26 F Advanced Server論理名 索引 例 2-1 サンプルのインストレーション・プロシージ ャ-パート1............................... 2-7 2-2 サンプルのインストレーション・プロシージ ャ-パート2............................... 2-10 2-3 サンプルのインストレーション・プロシージ ャ-パート3............................... 2-10 2-4 サンプルのインストレーション・プロシージ ャ-パート4............................... 2-13 2-5 サンプルのインストレーション・プロシージ ャ-パート5............................... 2-14 2-6 サンプルのインストレーション・プロシージ ャ-パート6............................... 2-15 2-7 サンプルのインストレーション・プロシージ ャ-パート7............................... 2-15 ix 図 E-1 オンディスク構造図....................... E-26 表 1-1 インストレーション前のチェックリスト..... 1-12 3-1 Advanced Server構成プロンプト............ 3-17 3-2 構成設定................................. 3-23 3-3 各ドメインのタイプにおけるサーバの役割... 3-26 3-4 サーバの役割を変更する方法............... 3-28 3-5 OpenVMSネットワーク・アダプタの論理名.... 3-44 3-6 未定義のアダプタ・メッセージ............. 3-46 4-1 License Serverの構成プロンプト........... 4-5 5-1 PWCONVERTの修飾子........................ 5-18 7-1 PRODUCT REMOVEプロンプト................. 7-5 A-1 インストレーションおよびアップグレードの チェックリスト........................... A-2 E-1 Advanced Server用にインストールされるファ イル..................................... E-1 F-1 Advanced Server論理名.................... F-1 x ________________________________________________________________ まえがき 本書は,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェ ア("Advanced Server"ともいいます)のインストールおよび構成 の方法を説明します。インストレーション・プロシージャによ り,次のものをインストールすることができます。 o Advanced Serverの全機能 o ローカル・エリア・ネットワークの中の異なるシステム上 で実行できるスタンドアロンLicense Serverのみ o Advanced Serverを実行していないOpenVMS Clusterメン バ・ノードで,外部認証を行うために使用できるスタンド アロン外部認証ソフトウェアのみ o スタンドアロンLicense Serverとスタンドアロン外部認証 ソフトウェアのみ 対象読者 本書は,OpenVMSシステム管理者およびネットワーク管理者を対 象としており,Compaq OpenVMSオペレーティング・システムの次 の点について熟知していることを前提とします。 o DIGITALコマンド言語(DCL) o EDTまたはEVEのようなテキスト・エディタ o POLYCENTERソフトウェア・インストレーション・ユーティ リティ 本書はまた,基本的なAdvanced Serverの概念を熟知しているこ とを前提としています。 xi 本書の構成 次の表に,本書の内容を示します。 __________________________________________________________ 章__________説明__________________________________________ 第1章 インストレーション・プロシージャの前提条件を説 明する。 第2章 インストレーション・プロシージャを説明する。 第3章 Advanced Serverの構成プロシージャを説明する。 第4章 スタンドアロンLicense Serverの構成プロシージャ を説明する。 第5章 インストレーション後のタスク(インストレーシ ョン検証プロシージャの実行やインストレーショ ン/構成プロシージャから独立のサーバの起動など) を説明する。 第6章 ワイド・エリア・ネットワークの設定方法を説明す る。 第7章 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフト ウェアをシステムから削除する方法を説明する。 付録 A インストール/構成タスクを要約する。付録 Aを複 写し,本書を読みながらチェックリストとして使用 することができる。 付録 B Advanced Serverのインストレーション/構成プロシ ージャの例を示す。 付録 C スタンドアロンLicense Serverのインストレーショ ン/構成プロシージャの例を示す。 付録 D 外部認証ソフトウェアのみのインストレーション・ プロシージャのサンプルを示す。 xii __________________________________________________________ 章__________説明__________________________________________ 付録 E 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフト ウェアとともにインストールされるファイルを説明 する。 付録 F Advanced Server用に作成される論理名を説明す ____________る。__________________________________________ xiii 参考文献 次のマニュアルは,本書で説明するトピックについて詳細に説明 します。 __________________________________________________________ ドキュメント__________説明________________________________ 『Compaq Advanced システム管理者およびオペレータに対 Server for OpenVMS し,Advanced Serverソフトウェアの概 Compaq Advanced 要と紹介,および関連のネットワーキン Server for OpenVMS グの概念を説明する。 Concepts and Planning Guide』 『Compaq Advanced Advanced Serverソフトウェアの管理と Server for カスタマイズの方法を説明する。 OpenVMS Server Administrator's Guide』 『Compaq Advanced すべてのADMINISTERコマンドおよびNET Server for OpenVMS コマンドと同値のコマンドについてのコ Commands Reference マンド構文を説明する。 Manual』 『Compaq Advanced License Serverソフトウェアおよび Server for OpenVMS Advanced Serverライセンスの管理方法 Compaq Advanced を説明する。 Server for OpenVMS Guide to Managing Advanced Server Licenses』________________________________________________ 次の表に,関連のOpenVMSドキュメントを示します。 xiv __________________________________________________________ OpenVMSドキュメント________説明___________________________ 『OpenVMS V7.2-1 New OpenVMS Alphaシステム・ソフトウ Features Manual and ェアの新機能および関連する注意 Release Notes Manual』 事項について記述する。 『OpenVMS Alpha OpenVMSシステム・ソフトウェアの Version 7.2 Upgrade and インストール方法を説明する。 Installation Manual』 『OpenVMSシステム管理者マ OpenVMSシステムの管理について ニュアル』 のタスク指向のガイドである(2分 冊)。必要なシステム・サービスの 設定方法を説明する。 『OpenVMSシステム管理ユ OpenVMSシステムの管理に使用する ーティリティ・リファレン ユーティリティとツールについて ス・マニュアル』 のリファレンス・ガイドである(2 分冊)。 『OpenVMS License ライセンスのProduct Authorization Management Utility Key (PAK)のロードと管理の方法を Manual』 説明する。 『OpenVMS Extended File ODS-5ファイル・システムの設定 Specificationsの手引き』 と有効化の方法など,OpenVMSの Extended File Specificationsを 説明する。 『OpenVMS Guide to System 外部認証の有効化のプロシージャ Security』 など,OpenVMSのセキュリティ機能 を説明する。 『OpenVMS Connectivity COM for OpenVMS,OpenVMSレジス Developer's Guide』 トリ,およびOpenVMSイベントに関 する情報が記載されている。 『Compaq C Run-Time 国際化ソフトウェア・アプリケー Library Utilities ションのローカライズおよびタイ Reference Manual』 ム・ゾーン・データの管理に役立 つユーティリティについて説明す ___________________________る。___________________________ xv OpenVMS製品およびサービスに関する詳細な情報については,次 のOpenVMSのワールド・ワイド・ウェッブのアドレスにアクセス してください。 http://www.openvms.compaq.com/ xvi 表記法 Advanced Serverドキュメント・セットでは,次の表記法を使用 します。 __________________________________________________________ 表記法________意味________________________________________ Advanced Advanced Serverとは,日本語Compaq Advanced Server Server for OpenVMSファイル・サーバを指しま す。 Italic 入力すべき情報やパラメータのためのプレースホ ルダを示します。たとえば,プロシージャがfile nameを入力するよう求める場合は,実際のファイ ル名を入力します。 イタリック体はまた,新出用語や参照される他の ドキュメントのタイトルも示します。 monospace 入力する実際のコマンドや文字,およびシステム 表示を示します。 注意: 特に重要な情報を示します。 注: ソフトウェアまたはハードウェアの損傷防止のた めの情報を示します。 警告: 人体の安全にとって重要な情報を示します。 . . . コマンド行の中でエントリに続く水平の反復記号 は,そのエントリまたは類似のエントリを何度で も繰り返せることを示します。ファイル名に続く 反復記号は,追加のパラメータ,値,または情報 を入力できることを示します。 . 例の中の垂直の反復記号は,すべてのデータが記 . 載されているわけではないことを示します。 . Ctrl/x Ctrlキーを押した状態で,別のキーまたはポイン ティング・デバイスのボタンを押します。 xvii __________________________________________________________ 表記法________意味________________________________________ Returnまたは ReturnまたはEnterキーを押さなければならない Enter 箇所を示します。このキーには,キーボードによ り,ReturnまたはEnterというラベルが付いてい ます。 例の中では,四角で囲まれたキー名は,ユーザが キーボードのキーを押すことを示します(本文中 では,キー名は四角で囲まれていません)。 本書のHTML版では,四角ではなくカッコで示され ます。 PF1 x PF1 xのようなシーケンスは,まず,PF1というラ ベルの付いたキーを押して放し,次に別のキーま たはポインティグ・デバイス・ボタンを押して放 ______________すことを示します。__________________________ xviii 1 ________________________________________________________________ Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に この章では,必要なハードウェアとソフトウェア,および日本語 Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストー ルする前に完了すべき手順を説明します。 この章は,次の節から構成されます。 o 第1.1節, Advanced Serverソフトウェア・キットについて o 第1.2節, DECprintソフトウェアのインストレーション o 第1.3節,ライセンスについて o 第1.4節,外部認証について o 第1.5節,リリース・ノートについて o 第1.6節,インストレーション・チェックリストの使用 o 第1.7節, Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをイ ンストールするための必要条件 o 第1.8節,インストレーション前の手順 o 第1.9節,次のステップ ___________________________________________________________ 1.1 Advanced Serverソフトウェア・キットについて 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSキットでは,次のサ ーバ・ソフトウェアを実行するのに必要なオプションが選べま す。 o License Serverおよび外部認証ソフトウェアを含む,完全 なAdvanced Serverソフトウェア o Advanced ServerスタンドアロンLicense Server o スタンドアロン外部認証ソフトウェア Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-1 o スタンドアロンLicense Serverおよびスタンドアロン外部 認証ソフトウェア 1.1.1 VAXシステムについて 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS製品は,OpenVMS Alphaシステム上でのみサポートされます。日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをOpenVMS VAXシ ステムにインストールすることはできません。VAXシステム上で は,現在のPATHWORKSサーバ・ソフトウェアを引き続き使用し なければなりません。まだPATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) V6.0C以降にアップグレードしていない場合は,アップ グレードしてください。 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSをAlphaメンバ上で 実行している混合アーキテクチャのOpenVMS Clusterでは,VAXメ ンバはまだ外部認証を使用することができます。詳細について は,「第5.7.1項, OpenVMS Clusterにおける外部認証のセットア ップ」を参照してください。 _______________________ 注意 _______________________ 同じクラスタ内で日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSまたはPATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) の複数のバージョンを実行することはできません。 _____________________________________________________ 1.1.2 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSにアップグレード する場合 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアは,OpenVMS V7.2-1 以降のAlphaシステム上でのみインストールおよび稼動すること ができます。したがって,サーバ・ソフトウェアとともにオペレ ーティング・システムもアップグレードする必要がある場合があ ります。 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS V7.2以降がすでに インストールされている場合,インストレーションおよびアップ グレードでは,中間的なアップグレードを必要としません。 1-2 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に PATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server)が現在インス トールされている場合は,それがV6.0C以降であることを確認 してください。V6.0C以降でない場合には,PATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server)の現在のリリースにアップグレード してから処理を続行します。Advanced Server構成プロシージャ (PWRK$CONFIG.COM)は,第3章で説明するように,PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server)データ・ファイルを日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSと互換性のあるフォーマットに自 動的に変換します。 現在PATHWORKS V5 for OpenVMS (LAN Manager)がインストールさ れている場合には,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS に直接アップグレードする方法はありません。既存のユーザ, グループ,共有,およびセキュリティ・オブジェクトを保持し たい場合は,まず,PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) V6.0C以降にアップグレードする必要があります。詳細につ いては,『Compaq PATHWORKS for OpenVMS Server Migration Guide』を参照してください。 OpenVMS Alpha V6.2システム上でPATHWORKS V5 for OpenVMS (LAN Manager)ファイル・サーバを実行するシステムについて は,できるだけ次の移行パスに従ってください。 1. V5ファイル・サーバをPATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server) V6.0C以降にアップグレードします。 2. オペレーティング・システムをOpenVMS V7.2-1以降にアッ プグレードします。 3. V6ファイル・サーバをAdvanced Server V7.3 for OpenVMS にアップグレードします。 PATHWORKS for OpenVMSおよび日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSの各バージョンがサポートするOpenVMSのバージョン については,適切な『ソフトウェア仕様書(SPD)』を参照してく ださい。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-3 1.1.2.1 LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジストリへの移行 旧バージョンのサーバ・ソフトウェア(たとえば,PATHWORKS for OpenVMS)では,サーバ・パラメータを格納するのにLANMAN.INIフ ァイルが使用されています。日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSは,これらのパラメータをWindows NTレジストリに似た OpenVMSレジストリに格納します。 システムをPATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server)か らAdvanced Server V7.3 for OpenVMSにアップグレードする 場合,既存のLANMAN.INIファイルにあるパラメータと設定は, PWRK$CONFIG.COM構成プロシージャを最初に実行したときにレジ ストリ・パラメータに移行されます。詳細については,「第3.2 節, LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジストリへの移行」を参 照してください。 1.1.2.2 OpenVMS Clusterのアップグレード 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSは,OpenVMS Alpha バージョン7.2-1以降を実行するどのOpenVMS Clusterメンバ 上にもインストールすることができます。ただし,PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server)または日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSが現在いずれかのクラスタ・メンバで実行中 の場合には,インストレーションを行う前に停止する必要があ ります。日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSを実行す るクラスタ・メンバが共通のシステム・ディスクを共有する場 合は,そのシステム・ディスクを共有する任意のクラスタ・メ ンバでインストレーションを実行することができます。日本語 Compaq Advanced Server for OpenVMSを実行するクラスタ・メン バが別々のシステム・ディスクを使用する場合には,各システム に日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSをインストールし ます。 OpenVMS Clusterに他のシステム・ディスクが含まれている場合 (たとえば,クラスタ内でVAXシステムや,OpenVMS Alphaの以前 のバージョンを実行するシステムをサポートするため),これ らのディスクにはPATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) の古いバージョンがインストールされていることがあります。 その場合には,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSを OpenVMS Alpha V7.2-1以降のシステムで実行中に,誤って古い バージョンが起動されないように削除しておきます。PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server)製品を削除するには,PATHWORKS を削除する予定のシステム・ディスクを使用するクラスタ・メ ンバからコマンド・プロシージャSYS$UPDATE:PWRK$DEINSTALを 1-4 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 実行します。PWRK$DEINSTAL.COMの使用方法についての詳細は, 『Compaq PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) Server Installation and Configuration Guide』を参照してください。 ただし,外部認証を使用している場合には,クラスタ内のすべて のノードに外部認証ソフトウェアをセットアップするよう推奨し ます。Compaq OpenVMSファイル・サーバを実行していないノード で外部認証サポートをセットアップする方法については,「第 5.7節,外部認証のセットアップ」を参照してください。 ___________________________________________________________ 1.2 DECprintソフトウェアのインストレーション DECprint Supervisor for OpenVMS (DCPS)は,PostScriptプリ ンタ用のキュー管理と印刷機能を提供する印刷システムです。 PostScriptプリンタを共有するには,DECnetまたはTCP/IPを経由 してプリンタと通信を行うために,選択したPostScriptプリンタ はDECprint Supervisor for OpenVMS (DCPS)ソフトウェアの使用 を必要とすることがあります。 DECprint Supervisor for OpenVMSを使用しようとする場合,で きるだけAdvanced Serverをインストールする前にそれをインス トールしてください。DECprintソフトウェアをインストールした 後,システムを再起動しなければなりません。起動は,DECprint Supervisorのインストレーション・プロシージャの一部として行 うことも,Advanced Serverをインストールした後,それを構成 する前に行うこともできます。 ___________________________________________________________ 1.3 ライセンスについて 次の各項では,Advanced Serverのライセンシング・ソフトウェ アとライセンスの必要条件について説明します。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-5 1.3.1 ライセンスの必要条件 Advanced Serverは,ファイル・サービスおよびプリント・サー ビスにアクセスするクライアントが適切にライセンスされている ことを要します。この必要条件に準拠するには,次のいずれかに 該当しなければなりません。 o クライアントは,Advanced Serverに最初に接続する前に, クライアント・ベースのライセンスを取得しなければなら ない。 o Advanced Serverは,Advanced Serverのサービスを使用し ようとするクライアントがライセンスを持たない場合,そ れに割り当て可能なサーバ・ベースのライセンスを持って いなければならない。 いずれの場合も,Advanced Serverのサービスへのアクセスに必 要なライセンスは,PWLMXXXCA07.03というクライアント・アクセ ス・ライセンスです。 PATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server)または日本語 Compaq Advanced Server for OpenVMS V7.2からアップグレード する場合,クライアント・ライセンスのアップグレードについ ての詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Guide to Managing Advanced Server Licenses』を参照してください。 1.3.2 License Serverについて Advanced Server License Serverは,OpenVMSシステム上で実行 して,クライアントにライセンスを付与するオプションのソフト ウェア・プログラムです。 License Serverは,次のようにインストールできます。 o ファイル・サーバとともにインストールする(Advanced Serverのインストレーションに自動的に含まれます)。 o ファイル・サーバとは別にインストールする("スタンドア ロンLicense Server"といいます)。 1-6 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に いずれの場合も,License Serverが次のプロトコルのどれを使っ てクライアントをサポートするようにも構成することができま す。 o DECnet o LAN Manager (NetBEUI) o TCP/IP Advanced Serverのない指定されたOpenVMSシステム上にLicense Serverをインストールすることを推奨します。日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSキットにより,ファイル・サーバ とは別にスタンドアロンLicense Serverをインストールするこ とができます。また,この代わりに,Advanced Serverのある OpenVMS Cluster上でLicense Serverを実行すれば,クラスタ・ フェイルオーバにより信頼性が向上します(クラスタ・フェイル オーバにより,Advanced Serverファイル・サーバの信頼性も向 上します)。 LANはそれぞれ,アクティブなLicense Serverを1つだけ必要 とします。License Serverを実行するシステムにライセンスの Product Authorization Key (PAK)をロードする必要がありま す。OpenVMS Clusterでは,PAKを共有ライセンス・データベース にロードしなければなりません。 __________________________________________________________ 必要な情報_________参照するマニュアル_____________________ ライセンスのロー 『OpenVMS License Management Utility ド Manual』 License Serverの 「第4章,スタンドアロンLicense Serverの 構成 構成と起動」 ライセンスの管理 『Compaq Advanced Server for OpenVMS Guide to Managing Advanced Server ___________________Licenses』_____________________________ Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-7 ___________________________________________________________ 1.4 外部認証について 外部認証は,OpenVMSシステムのオプション機能で,これによ り,システム管理者はOpenVMSセキュリティ以外のセキュリテ ィ・メカニズムに基づくログイン認証に応じてユーザ・アカウン トを設定できるようになります。Advanced Serverは,Advanced ServerまたはWindows NT互換のユーザ認証メカニズムを使用し てOpenVMSユーザ・ログインを認証する能力を提供することによ り,この機能を利用します。これにより,ユーザはOpenVMSログ イン・プロンプトでAdvanced Serverのユーザ名とパスワードを 使用してログインすることができ,また,ユーザ・アカウントに 自動的にパスワードが同期化されます。COM for OpenVMS製品を 使用している場合,外部認証が必要な場合があります。 完全なAdvanced Serverのインストール時に,外部認証をサポー トするために必要なファイルが自動的にインストレーション・プ ロセスに含まれます。 Advanced ServerをOpenVMS Clusterにインストールするとき,サ ーバを実行しておらず,同じシステム・ディスクを共有している OpenVMS Clusterメンバ・ノードで外部認証を有効にしようとす る場合,(Advanced Serverソフトウェアをインストールしない で)そのディスクにスタンドアロン外部認証ソフトウェアをイン ストールすることができます。VAXメンバ・ノードでは,外部認 証ファイルを,Advanced ServerがインストールされているAlpha システムからVAXノードにコピーする必要があります。外部認証 を有効にする方法についての詳細は,「第5.7節,外部認証のセッ トアップ」を参照してください。 ___________________________________________________________ 1.5 リリース・ノートについて 『Advanced Server V7.3 for OpenVMS Release Notes』には,製 品をインストールする前に知っておく必要のある重要な情報が含 まれています。インストレーションを開始する前に,リリース・ ノートを確認するようにしてください。 1-8 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1.5.1 インストレーション前にリリース・ノートにアクセスする方法 インストレーションの前にリリース・ノートを印刷する場合は, 次の手順を行ってリリース・ノートをテキスト・ファイルに取り 出します。 o ドライブにインストレーション・キットをロードします。 o 次のPOLYCENTER Software Installationユーティリティ・ コマンドを入力します。file_name.txtは,ユーザが指定 するテキスト・ファイルの名前であり,directory-pathに は,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSキットの あるソース・ドライブのディレクトリ名を指定します。た とえば/SOURCE=DAD$100:[ASOVMS073]のように指定します。 $ PRODUCT EXTRACT RELEASE_NOTES ADVANCEDSERVER/FILE=file_name.txt- _$ /SOURCE=directory-path ファイル名を指定しない場合,リリース・ノートは,現在 のディレクトリのDEFAULT.PCSI$RELEASE_NOTESというファ イルに書き込まれます。ソース修飾子を指定しなければ, POLYCENTER Software Installationユーティリティは,論 理名PCSI$SOURCEで定義される位置を検索します。論理名が 定義されていなければ,ユーティリティは現在の省略時の ディレクトリを検索します。 1.5.2 インストレーション後にリリース・ノートにアクセスする方法 インストレーションの完了後にリリース・ノートを参照したい場 合は,SYS$HELP:ASOVMS073.RELEASE_NOTESからオンラインで読む ことも,ファイルを印刷することもできます。 ___________________________________________________________ 1.6 インストレーション・チェックリストの使用 「付録 A,インストレーションおよびアップグレードのチェック リスト」には,インストレーション/構成チェックリストが用意 されています。このチェックリストを複写し,本書で説明するイ ンストレーションと構成手順の完了を追跡するために使用するこ とができます。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-9 ___________________________________________________________ 1.7 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする ための必要条件 以降の各項では,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソ フトウェアのインストール時に必要なハードウェアおよびソフト ウェアについて説明します。 1.7.1 ハードウェアの必要条件 OpenVMSオペレーティング・システムV7.2-1でサポートされる すべてのAlphaプロセッサは,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSでもサポートされます。サーバがサポートするハー ドウェアの一覧についての最新情報は,『ソフトウェア仕様書 (SPD)』を参照してください。 1.7.2 ソフトウェアの必要条件 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアを正常 にインストールするには,システムに次のソフトウェアを正しく インストールし,構成しなければなりません。 o OpenVMS Alpha V7.2-1以降 Advanced ServerはOpenVMS Alpha V7.2-1以降のシステム上 でのみ稼動し,OpenVMSレジストリ・サービスを必要とし ます。OpenVMSレジストリについての詳細は,『OpenVMSシ ステム管理者マニュアル』または『OpenVMS Connectivity Developer's Guide』(OpenVMS Documentation CD-ROMに含 まれています)を参照してください。 o 他のサーバおよびネットワーク・クライアントが使用する ネットワーク・プロトコルをサポートするための適切なト ランスポート・ソフトウェア。次のうちの1つ以上が含まれ ます。 - DECnetまたはDECnet-Plus (オプション) DECnetまたはDECnet-Plusは,OpenVMSオペレーティン グ・システムのインストール時にオプションとしてイ ンストールすることができます。 - TCP/IP (オプション) 1-10 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に TCP/IP Services for OpenVMSまたはサポートされる サードパーティのTCP/IP製品を使用してIPをサポー トすることができます。サポートされるTCP/IP製品の 一覧については,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSの『ソフトウェア仕様書(SPD)』を参照してく ださい。 1.7.3 サポートされるクライアント・ソフトウェア 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSは,次のタイプのク ライアントからの接続をサポートします。 o Windows NT V4.0 o Windows 2000 o Windows 2000 Professional o Windows 98 o Windows 95 1.7.4 メモリの必要条件 OpenVMS Alphaシステム上でAdvanced Serverを実行するために は、最低限64 MBの物理メモリが必要です。 ___________________________________________________________ 1.8 インストレーション前の手順 表 1-1にあるチェックリストを使用して,この節で説明するイン ストレーション前の手順を完了します。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-11 表 1-1 インストレーション前のチェックリスト __________________________________________________________ < >1. パーツ一覧を確認します。 < >2. ネットワーク・ハードウェアがインストールされ,接 続されていることを確認します。 < >3. SYSTEMアカウント(またはインストレーション・プロ シージャを実行するためにすべての特権が有効になっ た別のアカウント)にログインします。 < >4. 必要なソフトウェアがインストールされていることを 確認します。 < >5. OpenVMSレジストリ・サーバを起動します。 < >6. リリース・ノートを確認します。 < >7. システム・パラメータを確認します。 < >8. システム・ディスクをバックアップします。 < >9. インストレーションのために十分なディスク容量があ ることを確認します。 < >10. キュー・マネージャを確認します。 < >11. タイム・ゾーンの構成を確認します。 < >12. DECnetトランスポートを使用しようとする場合は, DECnetまたはDECnet-Plusが稼動していることを確認 します。 < >13. TCP/IPトランスポートを使用しようとする場合は, TCP/IPが稼動していることを確認します。 < >14. 既存のCompaq OpenVMSサーバ・イメージとファイルが あるかどうかを確認します。 < >15. クラスタ上にAdvanced Serverをインストールする場 __________合は,OpenVMS_Cluster構成を確認します。_________ 1-12 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをイン ストールする前に,次の手順を行います。 _______________________ 注意 _______________________ 最後の手順を除き,すべての手順はスタンドアロンおよび クラスタAdvanced Serverの両方に適用されます。最後の 手順は,Advanced Serverをクラスタにインストールする ために行う必要のある作業を示しています。 _____________________________________________________ 1.8.1 ステップ1:パーツ一覧の確認 ソフトウェアのパーツ一覧は,入手したキットの内容の明細で す。キットの内容をこの情報に照らして確認します。パーツが不 足していたり,破損している場合は,弊社の担当者にご連絡くだ さい。 1.8.2 ステップ2:ネットワーク・ハードウェアの確認 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSは,ソフトウェア の必要条件を満足するOpenVMS Alphaシステム上で稼動します。 PCローカル・エリア・ネットワーク(LAN)には次のものが必要で す。 o サーバおよび各クライアントごとに装備されたサポートさ れるネットワーク・コントローラ o 各クライアントおよびサーバをネットワークに接続するケ ーブル 1.8.3 ステップ3: SYSTEMアカウントへのログイン 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをイン ストールする前に,SYSTEMアカウント,またはインストレーショ ン・プロシージャを実行するために十分な特権を持つ別のアカウ ントにログインします。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-13 SYSTEMアカウントにログインするには,次の手順を行います。 1. Username:プロンプトでSYSTEMと入力します。 Username: SYSTEM 2. Password:プロンプトでSYSTEMアカウントへのパスワードを 入力します。入力したパスワードは表示されません。 1.8.4 ステップ4:必要なソフトウェアの確認 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアには, 次のものが必要です。 o OpenVMS Alphaオペレーティング・システム(バージョン 7.2-1以上)。 o DECnet経由でDECnetトランスポート,メール・サーバ,ま たはLicense Serverを使用する場合は,DECnetネットワー ク・トランスポート。 o クラスタまたはネットワーク通信にTCP/IPトランスポート を使用しようとする場合は,TCP/IPトランスポート。TCP /IPトランスポートを使用する場合は,『Advanced Server V7.3 for OpenVMS Release Notes』に説明するように, TCP/IPトランスポート製品をインストール/構成しなければ なりません。 1.8.5 ステップ5: OpenVMS Registry Serverの起動 OpenVMSレジストリは,OpenVMSのインストレーションの一部とし てインストールされます。レジストリ・サービスを提供するに は,次の手順を行います。 1. Registry Serverのファイルが格納されるディスク位置をポ イントするSYS$REGISTRY論理名を定義します。 たとえば,レジストリ・ファイルをディレクトリ[SYS$REGISTRY]の デバイスDKA100:に格納するには,次のコマンドを入力しま す。 $ DEFINE/SYSTEM SYS$REGISTRY DKA100:[SYS$REGISTRY] 1-14 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に OpenVMS Clusterでは,必ずすべてのクラスタ・メンバが利 用可能なディスクおよびディレクトリを指定します。 2. Registry Serverを起動します。 できるだけシステムのスタートアップとともにRegistry Serverを自動的に起動するようにします。これにより,レ ジストリを必要とするあらゆるAdvanced Serverユーティリ ティ(PWRK$REGUTLや構成マネージャなど)が正しく動作する ことが保証されます。Registry Serverをシステムの起動 時に自動的に起動するようにするには,OpenVMS Registry Configurationユーティリティ(SYS$MANAGER:REG$CONFIG) を実行し,REG$TO_BE_STARTED論理名を必ずTRUEに設定 しておきます。OpenVMS Registry Serverの起動について の詳細は,『OpenVMSシステム管理者マニュアル』または 『OpenVMS Connectivity Developer's Guide』(OpenVMS Documentation CD-ROMに含まれています)を参照してくださ い。 Registry Serverを手動で起動しなければならない場合は, 次のコマンドを入力します。 $ @SYS$STARTUP:REG$STARTUP.COM OpenVMSレジストリの管理についての詳細は,『OpenVMSシステム 管理者マニュアル』または『OpenVMS Connectivity Developer's Guide』(OpenVMS Documentation CD-ROMに含まれています)を参 照してください。 1.8.6 ステップ6:リリース・ノートの印刷と確認 リリース・ノートをまだ読んでいない場合,ソフトウェアをイン ストールする前に読む必要があります。「第1.8.8項,ステップ8: システムのバックアップ」で推奨しているように,システムをバ ックアップする場合には,バックアップ中にリリース・ノートを 読むことができます。詳細については,「第1.5節,リリース・ノ ートについて」を参照してください。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-15 1.8.7 ステップ7:システム・パラメータの確認 ほとんどシステムには,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアを格納するために直ちに利用できる十分な システム・リソースがあります。ただし,次のOpenVMSのシステ ム・パラメータが適切に設定されていることを確認してくださ い。必要な変更をMODPARAMS.DATファイルに加えたのち,AUTOGEN を実行して,システムをリブートします。このリブートは,シス テム・ディスクのバックアップに必要な最初にリブートまで遅ら せることができます(バックアップは「第1.8.8項,ステップ8:シ ステムのバックアップ」で推奨しています)。 システムで稼動する他のすべてのソフトウェアが本当に稼動し ていることを確認します。PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server)または日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSがす でに稼動している場合,システムには日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSの新しいバージョンをサポートするために十 分なリソースがあると考えられます。 _______________________ 注意 _______________________ これらのパラメータが正しく設定されていなければ,イン ストレーション・プロシージャを完了した後で,サーバを 構成することができません。 _____________________________________________________ 1.8.7.1 GBLPAGESパラメータ 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSでは,GBLPAGESパラ メータの値は,少なくとも7500ページ必要です。 システムに十分な未使用グローバル・ページがあることを確認す るには,Advanced Serverが実行されていない間に次の手順を行 います。 1. 次のコマンドを入力します。 $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLPAGES") FREE_GBLPAGESパラメータの値が表示されます。次に例を示 します。 143576 1-16 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 2. 値が必要な値を下回る場合は,システム・パラメータ・フ ァイルSYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを編集して,次のような 行を追加します。 ADD_GBLPAGES = 7500 1.8.7.2 GBLSECTIONSパラメータ 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSでは,GBLSECTIONS パラメータは少なくとも75必要です。 スタンドアロンLicense Serverのみをインストールする場合,最 低値は50です。 システムに十分な未使用グローバル・セクションがあることを確 認するには,Advanced Serverが実行されていない間に次の手順 を行います。 1. 次のコマンドを入力します。 $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLSECTS") GBLSECTIONSパラメータの値が表示されます。次に例を示し ます。 249 2. 値が必要な値を下回る場合は,システム・パラメータ・フ ァイルSYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを編集して,次のような 行を追加します。 ADD_GBLSECTIONS = 75 1.8.7.3 PROCSECTCNTパラメータ Advanced Serverをインストールする場合,PROCSECTCNTパラメー タの最低値は40です。 スタンドアロンLicense Serverのみをインストールする場合,最 低値は32です。 システム・パラメータPROCSECTCNTの値が十分であることを確認 するには,次の手順を行います。 1. 次のコマンドを入力します。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-17 $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("PROCSECTCNT") PROCSECTCNTパラメータの値が表示されます。次に例を示し ます。 20 2. 値が必要な値を下回る場合は,システム・パラメータ・フ ァイルSYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを編集して,次のような 行を追加します。 MIN_PROCSECTCNT = 40 1.8.7.4 SCSNODEパラメータ SCSNODEパラメータは,システムのコンピュータ名に定義しま す。DECnetを実行している場合,SCSNODE名は,DECnetノード名 と同じでなければなりません。 次に示すように,SCSNODEパラメータのインストール前の状態 は,インストレーション後の動作に影響します。 __________________________________________________________ SCSNODEの状 態____________新定義の有無__サーバの動作__________________ 未定義 定義せず 起動せず。 定義済み 定義せず 起動する。 未定義 定義する 起動するが,OpenVMSシステム は,プリント・キューおよびバッ チ・キューの名前に新しいコンピ ュータ名が含まれるように名前を 変更する。したがって,既存のプ リント・ジョブまたはバッチ・ジ ョブを新しいキューに再登録する 必要がある。キュー・データベー スの再構築が必要になることもあ る。これらのシステム管理作業に ついての詳細は,『OpenVMSシス ____________________________テム管理者マニュアル』を参照。 1-18 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に システム・パラメータSCSNODEがシステムのコンピュータ名に定 義されていることを確認するには,システム・プロンプトで次の コマンドを入力します。 $ SCSNODE = F$GETSYI("SCSNODE") $ SHOW SYMBOL SCSNODE この結果,次のいずれかの状態になります。 o SCSNODEが定義されている場合,コンピュータ名が表示され ます。たとえば,システムのコンピュータ名がSPEEDYの場 合,次のように表示されます。 $ SHOW SYMBOL SCSNODE SPEEDY o SCSNODEが定義されていない場合,コンピュータ名は表示さ れません。 SCSNODEが定義されていない場合,SYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを 編集して,このパラメータを定義します。たとえば,コンピュー タ名がSPEEDYの場合,次の行が含まれるようにファイルを編集し ます。 SCSNODE = "SPEEDY" ファイルSYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを編集する場合,OpenVMSの コマンド・プロシージャであるAUTOGENを実行し,すぐに,また はサーバを構成する前にシステムを再起動します。次に例を示し ます。 $ @SYS$UPDATE:AUTOGEN GETDATA REBOOT NOFEEDBACK AUTOGENユーティリティの使用についての詳細は,『OpenVMSシス テム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』を参照し てください。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-19 1.8.8 ステップ8:システムのバックアップ 貴重なデータの損失を防ぐため,レイヤード・プロダクトをイン ストールする前に,できるだけシステム上のすべてのディスク (または最低限システム・ディスク)をバックアップしてくださ い。 システム・バックアップを行うには,OpenVMS BACKUPコマンドを 使用します。BACKUPコマンドについての詳細は,『OpenVMSシス テム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』を参照し てください。 1.8.9 ステップ9:ディスク容量の必要条件の確認 インストレーションに必要なディスク・ブロック数を決定するに は,『Advanced Server V7.3 for OpenVMS Release Notes』を参 照してください。システム・ディスク上の空きブロック数を確認 するには,次のコマンドを入力します。 $ SHOW DEVICE SYS$SYSDEVICE OpenVMSシステムが,空きブロック数など,システム・ディスク についての情報を表示します。次に例を示します。 Device Device Error Volume Free Trans Mnt Name Status Count Label Blocks Count Cnt DUA0: Mounted 0 AXP072 724856 280 1 1.8.10 ステップ10:キュー・マネージャの確認 インストレーション時にキュー・マネージャを実行する必要はあ りませんが,サーバを構成するときには実行しなければなりませ ん。SHOW QUEUE/MANAGERコマンドを入力して,キュー・マネージ ャが実行されているかどうかを確認することができます。 $ SHOW QUEUE/MANAGER 1-20 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に キュー・マネージャが実行されている場合,OpenVMSシステムは 次のように表示します。 Queue manager SYS$QUEUE_MANAGER, running, on SPEEDY:: キュー・マネージャが実行されていない場合,次のコマンドを使 用して起動することができます。 $ START/QUEUE/MANAGER OpenVMS DCLコマンドについての詳細は,『OpenVMS DCL Dictionary』を参照してください。 1.8.11 ステップ11: タイム・ゾーンおよびTDFの確認 Advanced Serverの内部の時間管理では,グリニッジ標準時(GMT) を使用します。異なるタイム・ゾーンにあるコンピュータ間で共 通の時間フォーマットの同期をとるためには,OpenVMSの協定世 界時(UTC)が使用されます。Advanced Serverシステムは,UTC標 準を使用する省略時の日付/時間サポートを実装しています。UTC は実用上GMTと同じです。UTC時間標準では,グリニッジ標準時の 真夜中に,0時になります。夏時間により戻ったり進んだりする ローカル時間と異なり,UTCは常に一定です。 ローカル時間は,GMTに対して最大12時間遅れているか,13時間 進んでいます。 UTCは,タイム・ゾーンに依存していないため,世界中でUTCを使 用できます。たとえば,2:00 UTCは,パリでも東京でも同じ瞬間 をさします。ローカルのタイム・ゾーンを取り扱うための複雑な 変換を行わなくても,パリと東京でUTC値を使ってタイム・スタ ンプを押されたデータを調べることができます。 ローカル・サーバ環境で時間を適切に表すには,次の手順に従い ます。 1. 各ローカル・タイム・ゾーンをUTCに関連付ける,システム の時差係数(TDF)を決定します。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-21 TDFは,ローカル・システム時間とUTC (協定世界時)との差 です。この差は,時間と分で表されます。TDFは,夏時間か ら標準時間へ変わったときなど,ローカル・システム時間 が変わるたびに変わります。一方,UTCは変わりません。 アメリカはUTCに対して負のオフセットを持ち,ヨーロッ パ,アフリカ,アジア,およびオーストラリアは正のオフ セットを持ちます。たとえば,ニューヨーク(東部標準時) のTDFは-5:00であり,東オーストラリアのTDFは+10:00で す。夏時間を採用している地域のTDFは,通常その地域の標 準時より+1:00になります。たとえば,夏時間の間のニュー ヨークのTDFは,-4:00です。システムのTDFを決定するに は,『OpenVMSシステム管理者マニュアル』に掲載されてい るマップを参照してください。 2. OpenVMSコマンド・プロシージャUTC$TIME_SETUP.COMを実行 して,システムでタイム・ゾーンと時差係数(TDF)を設定し ます(このコマンド・プロシージャは,Advanced Serverで 必要な時間に関連する論理名を定義します)。SYSTEMアカウ ントから,次のコマンドを入力して,プロシージャを起動 します。 $ @SYS$MANAGER:UTC$TIME_SETUP.COM プロシージャからどの時間パラメータを構成するかについ て問い合わせがあります。システムが夏時間を採用してい る地域にある場合は,夏時間の開始時と終了時には,シス テム時間およびTDFを適切に変更する必要があります。これ らの変更を年に2回自動的に行うようにするには,コマン ド・プロシージャSYS$EXAMPLES:DAYLIGHT_SAVINGS.COMを使 用できます。 タイム・ゾーンまたはTDF,あるいはその両方の設定の変更 を選択したとき,サーバがOpenVMS Clusterに加わっている 場合には,その変更はクラスタ単位で行われます。 タイム・ゾーン情報を変更した場合は,時刻を正確に表示 するために,サーバを再起動しなければなりません。 コマンド・プロシージャの実行およびタイム・ゾーンとTDFのリ セットについての詳細は,『OpenVMSシステム管理者マニュア ル』を参照してください。 1-22 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1.8.12 ステップ12: DECnetの状態の確認 DECnetトランスポートを使用しようとする場合,インストレーシ ョン時にDECnetまたはDECnet-Plusを実行する必要があります。 ただし,システムが構成できるようになるには,その前にDECnet またはDECnet-Plusをそのシステム上で実行しなければなりませ ん。 サーバ・ソフトウェアをインストールしようとするシステム上で DECnetが実行されているかを確認するには,以降の各項で説明す るように,DECnet (フェーズIV)かDECnet-Plusのいずれがインス トールされているかによって適切なコマンドを入力します。 1.8.12.1 DECnet (フェーズIV)の状態の確認 DECnetの状態を確認するには,次のコマンドを入力します。 $ MCR NCP SHOW EXECUTOR o DECnetが実行中の場合,SHOW EXECUTORにより次のように表 示されます。 Node Volatile Summary as of 1-SEP-2000 12:16:36 Executor node = 9.000 (BRUTUS) State = on Identification = DECnet for OpenVMS AXP V7.2 o DECnetが実行中でない場合は,次のコマンドを入力して起 動します。 $ @SYS$MANAGER:STARTNET 1.8.12.2 DECnet-Plusの状態の確認 DECnet-Plusの状態を確認するには,次のコマンドを入力しま す。 $ SHOW LOGICAL NET$STARTUP_STATUS o DECnet-Plusが実行中の場合,次のように表示されます。 "NET$STARTUP_STATUS" = "RUNNING-ALL" (LNM$SYSTEM_TABLE) Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-23 o DECnet-Plusが実行中でない場合は,次のコマンドを入力し て起動します。 $ @SYS$STARTUP:NET$STARTUP 詳細については,DECnet製品のドキュメントを参照してくださ い。 1.8.13 ステップ13: TCP/IPの状態の確認 TCP/IPトランスポートを使用しようとする場合は,TCP/IPが実行 され,PWIPドライバがロードされていることを確認します。プロ シージャは,どのTCP/IP製品を使用しているかによって異なりま す。詳細については,インストールされているTCP/IP製品のドキ ュメントを参照してください。 たとえば,日本語TCP/IP Services for OpenVMS V5.0がインスト ールされている場合,次のコマンドを入力することにより,PWIP ドライバを手動で起動することができます。 $ @SYS$STARTUP:TCPIP$PWIP_STARTUP.COM この代わりに,TCP/IPの起動時にPWIPドライバが自動的に起動す るよう,構成プロシージャTCPIP$CONFIG.COMを使用してTCP/IP Services for OpenVMSサービスを構成することができます。 インストレーションの完了後,構成マネージャを使用することに より,TCP/IPを使用するように日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSを構成することができます。この処理は,構成プロ シージャ(PWRK$CONFIG)の実行中,またはサーバの構成後に行う ことができます。前者の場合には,PWRK$CONFIGにより構成マネ ージャを起動するオプションが示されます。後者の場合は,DCL プロンプトでADMINISTER/CONFIGコマンドを入力することによ り,構成マネージャを起動できます。 1-24 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1.8.14 ステップ14:既存のOpenVMS Serverのイメージおよびファイル があるかどうかの確認 次の事項を確認してください。 1. ローカル・システムで実行中のAdvanced Server (PATHWORKS Advanced Serverおよび日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS)イメージ,またはPATHWORKS V5 for OpenVMS (LAN Manager)イメージがない。クラスタ内では,PATHWORKS OpenVMSサーバまたは日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSの以前のバージョンが実行されていてはなりませ ん。 2. PATHWORKS for OpenVMS (NetWare)キットによるファイルが システム・ディスクにない。そのようなファイルが存在す る場合は,SYS$UPDATE:PWVN$DEINSTAL.COM (PATHWORKS for OpenVMS (NetWare)キットに含まれる)を使用してそれらの ファイルを削除します。 3. PATHWORKS Advanced Serverまたは日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSキットによるファイルがSYS$SPECIFIC ディレクトリ・ツリー内にない。 POLYCENTER Software Installationユーティリティがこれらの条 件のいずれかが存在することを検出し,上記のイメージまたはフ ァイルが見つかると,ユーザに通知します。 1.8.15 ステップ15: OpenVMS Cluster構成の確認 Advanced Serverは,複数のOpenVMS Alpha Clusterメンバ上で実 行することができます。これには,次の手順を行います。 1. TCP/IPトランスポートを使用しようとする場合は, Advanced Serverを実行するすべてのクラスタ・メンバ が同じTCP/IPサブネット内にあることを確認します。 2. PATHWORKS for OpenVMS,PATHWORKS V5 for OpenVMS (LAN Manager),または日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSの以前のバージョンがいずれかのクラスタ・メンバ 上で実行されている場合は,そのサーバを停止します。ク ラスタ内にあるAdvanced Serverの以前のバージョンについ ての詳細は,「第1.1.2.2項, OpenVMS Clusterのアップグ レード」を参照してください。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-25 外部認証を提供するために,できるだけ外部認証ソフトウ ェアをクラスタ内のすべてのノードにセットアップしてく ださい。Compaq OpenVMSファイル・サーバを実行しないノ ードに外部認証サポートをセットアップするには,「第5.7 節,外部認証のセットアップ」を参照してください。 3. Advanced Serverをインストールする各システムで,この章 で説明したタスクを完了します。 複数のシステム・ディスクを使用するクラスタ構成では, OpenVMS Registry Serverが共通レジストリ・データベース を使用するように構成しなければなりません。詳細につい ては,「第1.8.5項,ステップ5: OpenVMS Registry Server の起動」を参照してください。 ファイル・サーバおよびプリント・サーバとして使用す るそれぞれのクラスタ・メンバで,「第3章, Advanced Serverの構成」で説明するように,Advanced Server構成コ マンド・プロシージャ(PWRK$CONFIG.COM)を実行します。こ れにより,各ノードで適切なパラメータが設定されサーバ を実行するのに十分なリソースを持つようになります。 4. Advanced Serverを実行するすべてのクラスタ・メンバは, 次の共通のものを共有しなければなりません。 o システムの利用者登録ファイル(SYSUAF.DAT) o ライトリスト・ファイル(RIGHTSLIST.DAT) o OpenVMSレジストリ・データベースの位置(SYS$REGISTRY:) o Advanced Serverデータ・ディレクトリの位置 (PWRK$COMMONROOT:) Advanced ServerをOpenVMS Clusterメンバにインストールすると き,次の2つの条件があてはまる場合は,サーバをシャットダウ ンするように強制され,可能であれば,サーバを実行しているシ ステムをリブートするように強制されます。 1. クラスタ内の2つ以上のシステム・ディスクにAdvanced Serverがインストールされている。 2. Advanced Serverが,インストレーションが行われているシ ステム・ディスク以外のシステム・ディスクからブートさ れた1つ以上のクラスタ・メンバですでに実行されている。 1-26 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に ___________________________________________________________ 1.9 次のステップ Advanced Serverをインストールするには,「第2章, Advanced Serverソフトウェアのインストレーション」の手順に従います。 Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に 1-27 2 ________________________________________________________________ Advanced Serverソフトウェアのインストレーション この章では,POLYCENTER Software Installation (PCSI)ユーテ ィリティを使用した日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS ソフトウェアのインストール方法を説明します。旧バージョンの サーバからアップグレードするか,初めてサーバをインストール するかに関わらず,ここで概要を説明するプロシージャに従わな ければなりません。 OpenVMS Alpha CD-ROMメニューから直接製品をインストールす る方法については,『OpenVMS Alpha Version 7.2 Upgrade and Installation Manual』を参照してください。 POLYCENTER Software Installationユーティリティについては, 『OpenVMSシステム管理者マニュアル』を参照してください。 インストレーション・プロシージャを開始する前に,「第1章, Advanced Serverソフトウェアをインストールする前に」で説明 したインストレーション前のタスクが完了していることを確認し ます。 この章は,次の節から構成されます。 o 第2.1節,インストレーション・プロシージャ o 第2.2節,インストレーション時の問題のトラブルシューテ ィング o 第2.3節,次のステップ Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-1 ___________________________________________________________ 2.1 インストレーション・プロシージャ POLYCENTER Software Installationユーティリティは,次の処理 を行います。 1. インストレーションがVAXシステムで行われるか,Alphaシ ステムで行われるかを判定する。VAXシステムの場合,イン ストレーションが終了する。Advanced Serverが稼動するの は,Alphaシステム上のみである。 2. 必要に応じて,システム上にAdvanced Serverアカウントを 作成する。 3. インストレーション・キットのAdvanced Serverファイルを ターゲット・ディスクにコピーする。 4. DECnetまたはDECnet-Plusを実行している場合,DECnetオブ ジェクトを作成する。 5. OpenVMS DCLコマンド定義ファイルをインストールする。 これにはADMINISTERコマンドが含まれており,Advanced Serverの管理が容易になる。 6. Advanced Server論理名定義ファイルをインストールする。 7. 古くなったファイルを削除する。 8. ソフトウェアが正常にインストールされたことを検証す る。ソフトウェアをインストールした後に,インストレ ーション検証プロシージャが自動的に実行されるように POLYCENTER Software Installationを実行する方法につい ての詳細は,「第5.2節, Advanced Serverインストレーシ ョンの検証」を参照する。 9. リブートが必要かどうかを検出し,必要な場合にのみリブ ートを要求する。たとえば,リブート前に他の設定を構成 したり変更したい場合などには,必要なリブートを後で行 うようにするオプションも選択できる。 2-2 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2.1.1 インストレーション・プロシージャを開始する前に インストレーション・プロシージャを起動する前に,次の事項を 確認します。 1. 製品識別子 製品識別子は,POLYCENTER Software Installationユーテ ィリティに対し,どの製品をインストールするかを指示し ます。日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフト ウェア・キットの製品識別子は,ADVANCEDSERVERJAです。 2. メディアをマウントするデバイスの名前 デバイス名は,使用するコンピュータとメディアのタイ プによって異なります。たとえば,AlphaStation 400の CD-ROMドライブにCD-ROMをマウントする場合,デバイス名 はDKA400のようになります。 3. インストールするコンポーネント o 完全なAdvanced Serverソフトウェア o License Serverのみ o 外部認証イメージのみ o License Serverと外部認証イメージのみ これらのコンポーネントは,OpenVMS V7.2-1以降を実行 する任意のAlphaシステムにインストールすることができ ます。完全なAdvanced ServerソフトウェアまたはLicense Serverソフトウェアをインストールするときに,PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server)がすでにインストールされ ている場合は,「第3章, Advanced Serverの構成」で説明 するように,サーバの構成中に,サーバ・データ・ファイ ルが自動的にアップグレードされます。 完全なAdvanced Serverソフトウェアをインストールしない ことを選択した場合は,他のオプションのいずれか1つを選 択できます。完全なAdvanced Serverをインストールするこ とを選択した場合には,他のオプションは示されません。 システムがスタンドアロンLicense Serverを実行するよう に指定されている場合は,完全なAdvanced Serverソフト ウェアの代わりにLicense Serverソフトウェアをインスト ールできます。スタンドアロンLicense Serverは,できる Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-3 だけ指定されたLicense Serverシステムで実行してくださ い。License Serverを実行するかどうかは後で(構成中に) 決めることができます。License Serverと外部認証イメー ジは,完全なAdvanced Serverのインストレーションでイン ストールされます。 OpenVMS 7.2-1以降を実行するAlphaシステムを含むOpenVMS ClusterにAdvanced Serverをインストールして外部認証を 有効にしているとき,これらのシステムがAdvanced Server をインストールしていないシステム・ディスクからブー トされる場合は,そのシステム・ディスクにスタンドアロ ン外部認証ソフトウェアをインストールすることができま す。外部認証のセットアップについての詳細は,「第5.7 節,外部認証のセットアップ」を参照してください。 4. 利用者識別コード(UIC)グループ番号 Advanced Serverインストレーション・プロシージャ は,OpenVMSのユーザ・アカウントPWRK$DEFAULTおよび PWRK$GUESTがまだ存在しない場合,それらを作成します。 インストレーション・ダイアログに表示される省略時の選 択は,次のように決定されます。 ______________________________________________________ インストール時の状態_____省略時の値___________________ ファイル・サーバを初め 360から始まる最初に使用可能 てインストールする。 な未使用のUICグループ番号 PCFS$ACCOUNTという名前 既存のアカウントPCFS$ACCOUNT のアカウントがすでに存 に関連づけられたのと同じグル 在する。 ープ番号 ファイル・サーバのアカ 既存のアカウントと同じグルー ウントがすでに存在す プ番号 る。__________________________________________________ 2.1.2 サーバのインストレーション 「第1章, Advanced Serverソフトウェアをインストールする 前に」に概要を示した推奨するインストレーション前の作業 が完了し,リリース・ノートを読み終えていれば,POLYCENTER Software Installationユーティリティを使用して日本語Compaq 2-4 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション Advanced Server for OpenVMSをインストールする準備ができて います(このユーティリティを使用し,システムでソフトウェア 製品のインストール,管理,および削除を行う方法についての詳 細は,『OpenVMSシステム管理者マニュアル』を参照してくださ い)。 製品のアップグレード中,既存の構成ファイルは,ソフトウェア のこのバージョンの構成を行う際に使用したい場合に備えて保存 されます。 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトェアをインス トールするには,次の手順に従います。 1. インストレーション・キット・メディアを利用可能なドラ イブにロードします。 2. SYSTEMアカウントまたは同等の特権を持つアカウントにロ グインします。 3. 他のユーザがシステムにログインしていないことを確認し ます。 4. ソフトウェアの以前のバージョンがシステムにインスト ールされている場合には,それをシャットダウンします。 クラスタでは,すべてのクラスタ・メンバのソフトウェア をシャットダウンします。クラスタでないサーバの場合に は,次のように入力します。 $ @SYS$STARTUP:PWRK$SHUTDOWN クラスタ・サーバの場合には,次のように入力します。 $ @SYS$STARTUP:PWRK$SHUTDOWN CLUSTER 5. システムにDECnetを構成していて,インストレーション・ プロシージャのログを作成したい場合には,次のコマンド を入力したのち,再度システム・アカウントにログインし ます。 $ SET HOST 0/LOG=file-name このとき,file-nameには,ログを書き込みたいファイルの 名前を指定します。 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-5 6. POLYCENTER Software Installationユーティリティを開始 するには,システムに適したソース・ディレクトリ・パス を指定してPRODUCT INSTALLコマンドを入力します。たとえ ば,次のように入力します。 $ PRODUCT INSTALL ADVANCEDSERVERJA /SOURCE=directory-path このとき,directory-pathには,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSキットのあるソース・ドライブのデ ィスクおよびディレクトリ名を指定します。たとえば, /SOURCE=DAD$100:[ASOVMS073]のように指定します。 ソース修飾子を指定しない場合,POLYCENTER Software Installationユーティリティは,論理名PCSI$SOURCEで定義 された位置を検索します。論理名が定義されていない場合 には,ユーティリティは現在の省略時のディレクトリを検 索します。 ユーティリティは,ソフトウェアをPCSI$DESTINATION論理 名で定義された位置へインストールします。その論理名が 定義されていない場合には,SYS$COMMON:[VMS$COMMON]およ びその下のディレクトリにソフトウェアをインストールし ます。 _______________________ 警告 _______________________ PCSIを使用して日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSをインストールしている場合には,PCSI$DESTINATION 論理名を再定義したり,/DESTINATION修飾子を使用したり しないようにしてください。インストール先が省略時の設 定以外の場合,インストレーションが失敗して,インスト ールされたキットが正しく動作しないことがあります。 _____________________________________________________ 省略時の設定では,インストレーション・プロシージャ で表示されるのは最小限の説明だけです。各プロンプトに ついての追加情報を取得するには,次の例に示すように, PRODUCT INSTALLコマンドに/HELP修飾子を指定します。 $ PRODUCT INSTALL ADVANCEDSERVERJA /SOURCE=directory-path- _$ /HELP 7. 対話型のインストレーション・プロシージャが開始され, 情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。 2-6 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 「例 2-1,サンプルのインストレーション・プロシージャ -パート1」以降には,各項にサンプルのインストレーシ ョン・スクリプトと,それに付随する説明が含まれていま す。 システムに表示される実際のインストレーション・スクリ プトには,現在の構成により,追加の質問が含まれている ことがあります。 _______________________ 注意 _______________________ Ctrl/Yを押すと,いつでもインストレーションを中止する ことができます。インストレーション・プロシージャは作 成したすべてのファイルを削除して終了します。 _____________________________________________________ 例 2-1 サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート1 $ PRODUCT INSTALL ADVANCEDSERVERJA/SOURCE=DKA100:[000000] The following product has been selected: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 Layered Product Do you want to continue? [YES] Y Configuration phase starting ... You will be asked to choose options, if any, for each selected product and for any products that may be installed to satisfy software dependency requirements. CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVER V7.3: Advanced Server for OpenVMS Copyright 2000 Compaq Computer Corporation Advanced Server is sold by Compaq Computer Corporation (次ページに続く) Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-7 例 2-1 (続き) サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート 1 Advanced Server requires PAK PWLMXXXCA07.03 for each client. This installation procedure requires that all the following conditions are satisfied: 1. This procedure is running on an Alpha processor. 2. The system is running OpenVMS 7.2 or later. 3. All required privileges are currently enabled. 4. No PATHWORKS or Advanced Server images are running on this node or anywhere in the cluster. 5. No files from a PATHWORKS (NetWare) kit are present on this system disk. 6. No files from any Pathworks or Advanced Server kit are in SYS$SPECIFIC on this system disk. This procedure checks if the conditions are satisfied. If they are satisfied, the procedure continues. If not, the procedure stops. Do you want to continue? [YES] ___________________ 例 2-1の説明 ___________________ このインストレーション例では,インストール担当者がイ ンストレーションのソースを指定します。"Configuration phase starting ..."というメッセージは,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS自体の構成ではなく, POLYCENTER Software Installationユーティリティ・デー タベースの構成を指しています。 インストレーション・スクリプトの最初の部分では,イン ストールしている製品を識別し,インストレーションを続 行する前にプロシージャがチェックする条件をリストして います。これらの条件のうちの1つ以上が満足されていな い場合には,NOを入力してプロシージャを停止し,条件を 満足するのに必要な処理を行います。 これらの条件が満足されている場合には,Returnを押して インストレーション・プロシージャを続行します。続行 したときに,プロシージャがこれらの条件のうちの1つが 2-8 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 満足されていないことを検出した場合は,「第2.2.1項, VAXシステム上への日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション」または「第 2.2.2項,別のAdvanced Serverイメージを実行しているシ ステムへの日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSの インストール」に掲載されているようなメッセージが表示 されます。満足されていない必須条件を満足してから,プ ロシージャを再起動します。 プロシージャを続行した("Do you want to continue?"プ ロンプトに対してYESと応答した)場合は,インストレーシ ョンについて次のいずれかの選択を行うように要求するプ ロンプトが表示されます。 _____________________________________________________ Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-9 例 2-2 サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート2 Select one of the numbered options: 1 Install the complete Advanced Server [default] 2 Install only the License Server 3 Install only the external authentication images 4 Install both the License Server and the external authentication images Option: [1] ___________________ 例 2-2の説明 ___________________ スクリプトのこの部分では,完全な日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS製品をインストールする か,またはスタンドアロンLicense Serverのみ,スタンド アロン外部認証イメージのみをインストールするか,ある いはスタンドアロンLicense Serverとスタンドアロン外部 認証イメージの両方をインストールするかを選択します。 この例では,完全なインストレーションが選択されて,プ ロシージャが続行します。 _____________________________________________________ 例 2-3 サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート3 A PWRK$STREAMSOS_V*.EXE execlet from a previous kit is currently loaded into memory on this node. You must reboot this node before starting the product on this node. For complete information about the reasons a reboot might be necessary and how to avoid unnecessary reboots, see the Installation and Configuration Guide. (次ページに続く) 2-10 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 例 2-3 (続き) サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート 3 Select an option: 1. Delay reboot as long as possible on all nodes. [default] 2. Prevent PWRK$CONFIG configuration on any node using this system disk until after reboot. 3. Prevent PWRK$CONFIG configuration on all nodes until after reboot. 4. Prevent startup on any node using this system disk until after after reboot. 5. Prevent startup on all nodes until after reboot. Option: [1] ___________________ 例 2-3の説明 ___________________ インストレーション・プロシージャは,システムのリブー トが必要な状況をチェックします。次のような場合にリブ ートが必要になります。 o サーバ・ドライバ(PCFまたはPCI)またはexeclet (PWRK$STREAMSOS_V*.EXE)の以前のバージョンがメ モリ内で検出された場合。以前のバージョンは, 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSまたは PATHWORKS for OpenVMS製品のいずれかのものです (Advanced Serverを開始する前にリブートする必要が あります)。 o システム・パラメータ(MODPARAMS.DAT内)が変更さ れたか,システム・パラメータに影響を与えるよう なサーバ・パラメータが変更された場合(「第1章, Advanced Serverソフトウェアをインストールする前 に」に示すように,Advanced Serverを構成する前に リブートが必要です)。 PATHWORKS for OpenVMSまたは日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS製品が以前にインストールされていて 起動されていた場合は,その製品が停止または削除された 後でもシステムに残っているイメージがあります。このた め,Advanced Server for OpenVMSが起動できるようにす Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-11 るには,システムをリブートして古いイメージを削除する 必要があります。 ダウン時間を最小限にするため,インストレーション・プ ロシージャは必要な場合にのみリブートするように要求し ます。インストレーション後にはリブートを強制されるこ とはありません。 「例 2-3,サンプルのインストレーション・プロシ ージャ-パート3」では,以前の製品のインストレー ションからのソフトウェアが検出されました(この 場合,PWRK$STREAMSOS_V*.EXEファイル,つまり, PATHWORKS for OpenVMSからのPWRK$STREAMSOS_V6.EXEま たは,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSから のPWRK$STREAMSOS_V7.EXEのいずれか)。このシステムで日 本語Compaq Advanced Server for OpenVMSを実行する予定 がない場合にかぎり,リブートが必要です。 必要なリブートを遅らせて,インストレーションや構成プ ロセスをリブート前に終わらせるようにするオプションが あります。たとえば,OpenVMS Clusterにサーバをインス トールしている場合は,クラスタのすべてのノードへのサ ーバ・インストレーションを終えてからリブートを行いた いと思うでしょう。リブートは,無期限に遅らせて,回避 することも可能です。 また,インストール済みのサーバで次の処理を行わないよ うにするオプションもあります。 o このシステム・ディスク(サーバをインストールして いるディスク)を使用するノードでの構成をリブート 後まで行わないようにする。 o すべてのクラスタ・ノードでの構成をリブート後まで 行わないようにする。 o このシステム・ディスクを使用するノードでの起動を リブート後まで行わないようにする。 o すべてのクラスタ・ノードでの起動をリブート後まで 行わないようにする。 これらのオプションは,サーバを共通ディスクにインスト ールしている場合に,クラスタ上などでの不必要なリブー トを防ぐことができるようにします。サーバを1つのノー ドにインストールする場合に,これらのオプションを使用 2-12 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション すると,サーバを起動する前に,他のクラスタ・ノード上 でのインストレーションおよび構成を完了することができ ます。システムは1度だけリブートする必要があります。 _____________________________________________________ 例 2-4 サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート4 User Accounts and User Identification Codes (UICs) -------------------------------------------------- The Advanced Server V7.3 for OpenVMS installation creates two OpenVMS accounts: a default account, PWRK$DEFAULT, and a guest account, PWRK$GUEST. The default UIC group number for both these new accounts depends on the following: o If you are installing the server for the first time, the default is the first unused UIC group number, starting with 360. o If a PCFS$ACCOUNT already exists, the default is the UIC group number associated with PCFS$ACCOUNT. o If a PWRK$DEFAULT or PWRK$GUEST account already exists, the default is the UIC group number associated with PWRK$DEFAULT or PWRK$GUEST, in preference to PCFS$ACCOUNT. However, the default UIC group number will not be used to change the UIC of any existing accounts. For more information about UIC group numbers, see the OpenVMS System Manager's Manual. Enter default UIC group number for PWRK$DEFAULT and PWRK$GUEST Group: [360] Creating OpenVMS accounts for PWRK$DEFAULT and PWRK$GUEST PWRK$DEFAULT account already exists PWRK$GUEST account already exists Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-13 ___________________ 例 2-4の説明 ___________________ 完全な日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS製品を インストールしている場合にかぎり,省略時のUICグルー プ番号の入力を要求されます。新しく作成したOpenVMSア カウントのPWRK$DEFAULTおよびPWRK$GUESTを省略時のユー ザ識別コード(UIC)グループ番号と関連付けたくない場合 には,別の3桁のUICグループ番号を指定します。 _____________________________________________________ 例 2-5 サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート5 * This product does not have any configuration options. ___________________ 例 2-5の説明 ___________________ 構成の選択はすでにプロシージャの実行中に行われていま す。 プロシージャは次のように続行されます。 _____________________________________________________ 2-14 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 例 2-6 サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート6 Execution phase starting ... The following product will be installed to destination: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 DISK$AXP0721:[VMS$COMMON.] Portion done: 0%...10%...20%...30%...40%...70%...90% To automatically start Advanced Server V7.3 for OpenVMS at system startup, you should add the following line to the SYS$MANAGER:SYSTARTUP_VMS.COM file. $ @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP Note: Add this line after the lines that start all the network transports, such as DECnet. Before starting Advanced Server V7.3 for OpenVMS on this node, be sure to configure the product (@SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG) on each node in the cluster where the product will run. ...100% The following product has been installed: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 Layered Product ___________________ 例 2-6の説明 ___________________ インストレーションの実行フェーズの進行中,各部分が完 了するごとにスクリプトから通知があります(どれくらい 完了したかがパーセントで示されます)。その後,システ ムの起動時に自動的にサーバが起動するようにする方法に ついて説明するとともに,サーバを起動する前に構成プロ シージャを実行することを通知します(外部認証イメージ のみのインストレーションでは,起動および構成はオプシ ョンではありません)。 _____________________________________________________ 例 2-7 サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート7 (次ページに続く) Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-15 例 2-7 (続き) サンプルのインストレーション・プロシージャ-パート 7 %PCSI-I-IVPEXECUTE, executing test procedure for CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 ... Copyright Compaq Computer Corporation 1998, 2000. Starting Installation Verification Procedure for Advanced Server V7.3 for OpenVMS %PWRK-I-NORMAL, IVP completed successfully %PCSI-I-IVPSUCCESS, test procedure completed successfully $ ___________________ 例 2-7の説明 ___________________ プロシージャはインストレーションの検証を行ったのち, 終了します。 _____________________________________________________ 2.1.3 インストレーション完了後の作業 外部認証イメージのみをインストールした場合は,「第5.7節,外 部認証のセットアップ」で説明している外部認証を有効にする処 理へ進むことができます。他のインストレーションでは,インス トレーションの完了後,次の処理を行います。 1. システムで日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS の以前のバージョンを実行していた場合には,必要であれ ば,Advanced Serverを起動する前にシステムをリブートし ます。リブートが必要な状況については,「例 2-3,サンプ ルのインストレーション・プロシージャ-パート3」の後の 説明を参照してください。 2. 第3章に進んで日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS を構成します。 2-16 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション インストレーションが完了した後,次のコマンドを入力すると, インストールされた日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS ファイルの一覧を表示することができます。 $ PRODUCT LIST ADVANCEDSERVERJA /SOURCE=directory-path このとき,directory-pathには,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSキットが入っているソース・ドライブ のディスクおよびディレクトリ名を指定します。たとえば, /SOURCE=DAD$100:[ASOVMS073]のように指定します。ソース修飾 子を指定しなければ,POLYCENTER Software Installationユー ティリティは,論理名PCSI$SOURCEで定義される位置を検索しま す。論理名が定義されていない場合,ユーティリティは現在の省 略時のディレクトリを検索します。 ___________________________________________________________ 2.2 インストレーション時の問題のトラブルシューティング 以降の各項では,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソ フトウェアを適切でない環境にインストールした場合に発生する 可能性のある問題をいくつか説明します。 2.2.1 VAXシステム上への日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション Advanced Serverは,OpenVMS VAXシステム上では稼動しません。 Advanced ServerをVAXシステムにインストールしようとすると, POLYCENTER Software Installationユーティリティが次のエラ ー・メッセージを表示して,インストレーションを終了します。 Advanced Server V7.3 for OpenVMS does not run on OpenVMS VAX systems. You can install this product on OpenVMS Alpha systems only. Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-17 2.2.2 別のAdvanced Serverイメージを実行しているシステムへの日 本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのインストール 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSを,PATHWORKS for OpenVMSまたは日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSイメ ージを実行中のシステム(またはクラスタ内のノード)にインスト ールしようとすると,インストレーション・プロシージャは次の ようなメッセージを表示します。 Advanced Server V7.3 for OpenVMS cannot be installed while any PATHWORKS or Advanced Server processes are running. If this node is part of a cluster, no node of the cluster can be running any of those images. At least one of the preconditions for installation have not been met. See the Installation Guide for more information %PCSI-E-S_OPFAIL, operation failed %PCSIUI-E-ABORT, operation terminated due to an unrecoverable error condition _______ このメッセージが表示された場合の処置 _______ これらのサーバ・イメージの実行を停止した後,インスト レーション・プロシージャを再起動します。 _____________________________________________________ 2.2.3 システム・ディスクの制限事項 インストレーション・プロシージャがPATHWORKS (NetWare)フ ァイルを検出すると,プロシージャはユーザに通知し,それ らのファイルを削除してインストレーション・プロシージャを 再起動するように要求します。インストレーション・プロシー ジャがSYS$SPECIFIC:ディレクトリでPATHWORKS for OpenVMSフ ァイルまたはいずれかのAdvanced Serverファイルを検出した 場合も同様です。システム・メモリでイメージ(「例 2-3,サン プルのインストレーション・プロシージャ-パート3」にあるよ うなPWRK$STREAMSOS_V*.EXEファイルなど)が検出された場合に は,プロシージャは続行し,日本語Compaq Advanced Server for 2-18 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション OpenVMSを起動する前にリブートする必要があることを通知しま す。 2.2.4 PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) V6.0A以前のバー ジョンのあるシステムへの日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのインストール システムにV6.0A以前のバージョンのPATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server)がインストールされている場合,インストレ ーション・プロシージャは次のメッセージを表示します。 The migration path from PATHWORKS V6.0 to the Advanced Server is valid, but not recommended. Do you want to continue with the installation? [YES]: できるだけPATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) V 6.0C以 降からAdvanced Server V7.3 for OpenVMSにアップグレードする ようにしてください。サーバの以前のバージョンからアップグレ ードするには,Advanced Server V7.3 for OpenVMSをインストー ルする前に,「第1.1.2項,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSにアップグレードする場合」で説明する移行パスに従い ます。 ___________________________________________________________ 2.3 次のステップ 続行する場合は,インストールしているサーバに応じて,次のい ずれかを行います。 ________________________________________________________________ インストールしているサ ーバ____________________参照する章______________________________ 完全なAdvanced Server 第3章, Advanced Serverの構成 スタンドアロンLicense 第4章,スタンドアロンLicense Serverの構成 Server と起動 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 2-19 ________________________________________________________________ インストールしているサ ーバ____________________参照する章______________________________ スタンドアロン外部認証 第5.7節,外部認証のセットアップおよび ソフトウェア 『OpenVMS Guide to System Security』を参 ________________________照______________________________________ 2-20 Advanced Serverソフトウェアのインストレーション 3 ________________________________________________________________ Advanced Serverの構成 この章では,Advanced Serverの構成方法について説明します。 この章は,次の節から構成されます。 o 第3.1節, Advanced Serverの構成プロシージャについて o 第3.2節, LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジストリへの 移行 o 第3.3節, Advanced Server構成プロシージャを起動する前 に o 第3.4節, Advanced Server構成プロシージャの起動方法 o 第3.5節, Advanced Server構成プロンプトへの応答方法 o 第3.6節,サーバ構成設定の変更方法 o 第3.7節, Advanced Serverのドメインの役割の構成 o 第3.8節,サーバの言語の構成 o 第3.9節, Windows NTプリンタ管理の構成 o 第3.10節,構成プロシージャの問題のトラブルシューティン グ o 第3.11節, Advanced Serverのネットワーク・アダプタ o 第3.12節,次のステップ ___________________________________________________________ 3.1 Advanced Serverの構成プロシージャについて Advanced Serverの初期構成プロシージャPWRK$CONFIG.COMは,日 本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのインストレーショ ン・プロシージャによってインストールされます。 Advanced Serverの構成 3-1 インストレーション・プロシージャと同様,構成プロシージャも (プロンプトを表示することにより)一連の質問を行います。プロ シージャは,入力された答えを使用してAdvanced Serverを構成 します。 PWRK$CONFIGプロシージャを使用して,あとでいつでもサーバを 構成することができます。スクリプトの内容は,最初の構成の 後,変更されることに注意してください。 3.1.1 構成プロシージャの動作 PWRK$CONFIGは,次のことを行うコマンド・プロシージャです。 o Advanced Serverのオンディスク構造(「第E.2節, Advanced Serverオンディスク構造」を参照)を作成する。 o サーバを以前のバージョンからアップグレードする場合 や,現在構成されている言語が既存のファイル・サーバで 使用されていた言語と互換性がない場合などに,既存のフ ァイル・サーバのユーザ・アカウントおよび共有データベ ースをアップグレードする。 o 以前に構成されていたサーバを構成している場合は,元 のアカウント・データベースを特別に作成したディレクト リに保存する(詳細については,「第3.10.3項, Advanced Serverの再構成中に問題が発生した場合」を参照)。 o まだ実行されていない場合は,レジストリ・サーバを起動 する。 o PATHWORKS for OpenVMSサーバから日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSへアップグレードしている場合は,サ ーバ構成パラメータをPATHWORKS for OpenVMSのLANMAN.INI ファイルからOpenVMSレジストリに移行する(詳細について は,「第3.2節, LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジスト リへの移行」を参照)。 o 構成マネージャに入って,システム環境に影響を及ぼす システム構成パラメータを変更できるようにする。また利 用可能なシステム・リソースに対する構成の設定の確認を 可能にする。たとえば,サーバが実行するトランスポート や,サーバに同時に接続できるクライアントの最大数を指 定することができる。 3-2 Advanced Serverの構成 構成マネージャについての詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参 照。 o サーバの役割,ドメイン名,および有効にするサービスな ど,サーバ構成の省略時設定の変更を可能にする。 o プライマリ・ドメイン・コントローラまたはメンバ・サー バとして実行するサーバ上で,Administratorアカウント・ パスワードを指定できるようにする。 o サーバを起動するオプションを提供する。 サーバをインストールした後,サーバを起動できるようにするに は,PWRK$CONFIG構成プロシージャを実行する必要があります。 OpenVMS Clusterでは,サーバを起動する前に,サーバを実行し ようとする各ノードで,PWRK$CONFIGを実行しなければなりませ ん。OpenVMS Clusterのノードは,ドメインにおいて1つの単位と して機能しますが,構成のためにはそれらを個別の単位として扱 います。 ___________________________________________________________ 3.2 LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジストリへの移行 PATHWORKS for OpenVMSと日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSサーバは,サーバ・パラメータを異なる位置に保存し ます。PATHWORKS for OpenVMSサーバは,LANMAN.INIファイル を使用してサーバ構成パラメータを保存します。日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSは,Windows NTレジストリに似 たOpenVMSレジストリを使用します。OpenVMSレジストリにお けるサーバ構成パラメータの管理についての詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』 を参照してください。 PATHWORKS for OpenVMSから日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSにシステムをアップグレードする場合,インストレーシ ョンの後でPWRK$CONFIG.COM構成プロシージャを初めて実行し たときに,既存のLANMAN.INIファイルにあるパラメータや設定 がOpenVMSレジストリに移行されます(日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSは,パラメータ設定をLANMAN.INIファイルか らは読み込みません)。パラメータはOpenVMSレジストリに移行さ れた後,レジストリで管理することができます。それ以降,シス Advanced Serverの構成 3-3 テムがPATHWORKS for OpenVMSを再度実行した場合,LANMAN.INI ファイルが保持されます。 PWRK$CONFIG.COM構成プロシージャは,パラメータの1度限りの移 行を実行します。パラメータがレジストリに移行されるとき, PWRK$CONFIGプロシージャがLanmanIniMigrated値に関連づけられ ているデータをOpenVMSレジストリに設定します。この値が存在 し,それに関連づけられたデータを持つ場合,PWRK$CONFIGプロ シージャは,パラメータ移行プロセスを省略します。 次のコマンドを使用して,OpenVMSレジストリにある値とそれに 関連づけられたデータを表示することができます。 $ REGUTL :== $SYS$SYSTEM:PWRK$REGUTL.EXE $ REGUTL SHOW VALUE * LANMANINIMIGRATED 次の例では,LanmanIniMigrated値について表示されているデー タは,パラメータが2000年10月29日に移行されたことを示してい ます。 Key: SYSTEM\CurrentControlSet\Services\AdvancedServer\Parameters Value: LanmanIniMigrated Type: String Current Data: LANMAN.INI migrated on 29-OCT-2000 15:31:48.90 次の例は,PATHWORKS for OpenVMSを構成したことがないシステ ムに日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSを構成している 場合(つまり,PATHWORKS for OpenVMSからアプップグレードして いるのではない場合),LanmanIniMigrated値について表示される データを示しています。 REGUTL> SHOW VALUE * LANMANINIMIGRATED Key: SYSTEM\CurrentControlSet\Services\AdvancedServer\Parameters Value: LanmanIniMigrated Type: String Current Data: No LANMAN.INI to migrate on 29-OCT-2000 15:31:48.90 PWRK$REGUTLユーティリティを使用してOpenVMSレジストリ にあるサーバ構成パラメータを管理する方法についての 詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してください。 3-4 Advanced Serverの構成 ___________________________________________________________ 3.3 Advanced Server構成プロシージャを起動する前に PWRK$CONFIGコマンド・プロシージャを起動する前に,次の事項 を確認します。 3.3.1 どのOpenVMSディスク・デバイスにAdvanced Serverデータ・フ ァイルを格納するか? データ・ファイルには,次のものがあります。 o 構成パラメータ・ファイル o License Serverのデータ・ファイル o ログ・ファイル o プリンタ・スプール・ファイル o サーバ・データ・ファイル o Security Account Manager (SAM)データベース・ファイル o クライアント・ベースのサーバ管理ツールおよびライセン ス・キット o 仮想メモリ・セクション・ファイル 省略時には,構成プロシージャは,データ・ファイルをシステ ム・デバイス(SYS$SYSDEVICE)にコピーします。ただし,指定で きるのは,未使用ブロックが最低85,000あるディスク領域を持つ 既存のOpenVMSディスク・デバイスです。必要な容量はインスト ールするコンポーネントによって異なります。 Advanced Serverデータ・ファイルのディスクを選択する場合, 次のことに注意してください。 o Advanced Serverは,指定されたディスク・デバイスにコ ピーされたデータ・ファイルに頻繁にアクセスし,これに よりディスク入出力が発生します。このような動作がシス テム・ディスクで生じると,OpenVMSシステムとAdvanced Serverの両方のパフォーマンスが低下する可能性がありま す。できるだけシステム・ディスク以外のディスク・デバ イスを指定してください。 Advanced Serverの構成 3-5 o 複数のシステム・ディスクがあるOpenVMS Clusterでは, Advanced Serverを実行する予定のノード全部が同じディス ク・デバイスを使用して,Advanced Serverデータ・ファイ ルを格納し,アクセスしなければなりません。別々のクラ スタ・メンバで別々のディスクを使用することは,厳しく 禁止されています。 o Advanced Serverデータ・ファイルを格納するディスク・デ バイスは,PWKR$CONFIGコマンド・プロシージャを実行し て,随時,変更することができます。PWRK$CONFIGは,自動 的にデータ・ファイルを新しい位置にコピーして,現在の 位置からデータ・ファイルを削除します。 3.3.2 今すぐシステム構成パラメータを変更するか? システム構成パラメータを変更するためのプロンプトに"YES"と 答えると,構成マネージャが起動します。構成マネージャは,サ ーバに同時に接続できるクライアントの最大数やサーバが使用で きる物理メモリの割合,およびサーバが使用するネットワーク・ トランスポートなどのシステム環境構成パラメータの設定を変更 したり確認したりするためのユーティリティです。 Advanced Serverの起動後も,構成マネージャを使用してシス テム構成パラメータの設定を変更することができます。詳細 については,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してください。「第B.2節, Advanced Server構成プロシージャの例」には,PWRK$CONFIGの実 行中にシステム構成パラメータの設定を変更する場合に表示され る基本的な構成マネージャの画面を示しています。 3.3.2.1 バックアップ・ドメイン・コントローラまたはメンバ・サー バ用のトランスポートの構成 サーバをバックアップ・ドメイン・コントローラ(BDC)またはメ ンバ・サーバとして構成する場合,プライマリ・ドメイン・コン トローラ(PDC)でも実行されるトランスポートを最低1つ選択する 必要があります。そうでなければ,構成が失敗します。 トランスポートがワイド・エリア・ネットワークの中のサーバ上 で動作するよう選択する場合,次の事項に注意してください。 3-6 Advanced Serverの構成 o ワイド・エリア・ネットワークでは,TCP/IPトランスポー トは必須です(DECnetもワイド・エリア・ネットワークを サポートしていますが,提供する機能は,TCP/IPほど広範 囲に渡るものではありません)。クラスタでは,すべての Advanced Serverメンバは同じサブネット内に存在していな ければなりません。 o BDCまたはメンバ・サーバを構成する場合,PDCがあるのと は別のTCP/IPサブネットの既存のドメインに加えるには, 構成しているサーバとPDCの両方がTCP/IPトランスポートを 使用するように構成するとともに,「第6章,ワイド・エリ ア・ネットワークの実装」に説明するように,NetBIOS名の 解決にWINS (Windowsインターネット・ネーム・サービス) サーバ,Domain Name System (DNS)サーバ,またはLMHOSTS ファイルのいずれかを使用して,ワイド・エリア・ネット ワークをセットアップしなければなりません(名前の解決に は,これらの方法のうちの1つ,2つ,または3つすべてを選 択することができます)。 o ネットワーク名の解決にWINSを使用する場合,PDCとBDCの 両方とメンバ・サーバがWINSサーバを使用してNetBIOS名の 解決を行わなければなりません。 Advanced ServerをOpenVMS Clusterで実行する場合,ロー ド・バランシングおよびフェイルオーバの恩恵を受けるに は,クライアントはAdvanced Serverクラスタ・エイリアス を使用してAdvanced Serverに接続する必要があります。 ただし,Advanced Serverは,Advanced Serverクラスタ・ エイリアスをWINSサーバに動的には登録しません。そのた め,Advanced Serverエイリアス用の静的なマルチホーム・ エントリをWINSデータベースに定義しておきます。詳細に ついては,「第6.3.1項, OpenVMSクラスタのためのWINSの セットアップ」を参照してください。NetBIOS名の解決に DNSを使用する予定の場合には,この静的なマルチホーム・ エントリをWINSデータベースから削除する必要があります (NetBIOS名の解決のためにクライアントがWINSおよびDNS の両方を使用するように構成されている場合には,まず, WINSサーバを照会して名前を解決します)。 o LMHOSTSファイルを使用する場合,PDC,BDCおよびメンバ・ サーバにそれをセットアップしなければなりません。PDCと 同じサブネット上にないBDCまたはメンバ・サーバを構成す る前に,PDC用の特別なNetBIOS名エントリがBDCまたはメン バ・サーバ上のLMHOSTSファイルにあることを確認します。 Advanced Serverの構成 3-7 このエントリがない場合,BDCまたはメンバ・サーバはPDC を見つけることができず,既存のドメインへの参加に失敗 します。このNetBIOS名エントリは,ドメイン名と同じでな ければならず,15文字まで空白を詰め,それに16進数の制 御文字1Bを付加したものです。PDCのIPアドレスをこの特殊 名にマップします。たとえば,ドメイン名がLANGROUPで, LANGROUPのPDCがIPアドレス10.20.30.40のDOMPDCのとき, BDCおよびメンバ・サーバは次の行をLMHOSTSファイルに追 加する必要があります。 10.20.30.40 DOMPDC #PRE #DOM:LANGROUP 10.20.30.40 "LANGROUP \0x1B" #PRE 引用符内の文字の総数は常に20文字(空白詰めして15文字に したドメイン名に16進数の制御文字(\0x1B)に必要な5文字 を加えたもの)であることに注意してください。 詳細については,「第6章,ワイド・エリア・ネットワーク の実装」を参照してください。 Advanced ServerをOpenVMS Cluster内で実行する場合, Advanced Serverクラスタと同じサブネットにない他のドメ イン・コントローラ(PDCを含む)は,Advanced Serverクラ スタ・エイリアス用のエントリをLMHOSTSファイルに追加す る必要があります。これにより,NetBIOS名の解決に他の方 法(WINSまたはDNS)が使用されないことが想定されます。 ドメインの操作については,クラスタ内のすべてのドメイ ン・コントローラは,個々のクラスタ・メンバの固有のコ ンピュータ名ではなく,Advanced Serverクラスタ・エイリ アス名で識別される単一のドメイン・コントローラとして 動作します。ただし,LMHOSTSファイルでは,複数のIPアド レスを単一のNetBIOS名にマッピングする方法を提供してい ないため,Advanced Serverクラスタ・エイリアスのエント リは,1つの特定のサーバ・クラスタ・メンバのIPアドレス にマップしていなければなりません。Advanced Serverがそ のクラスタ・メンバで停止された場合は,Advanced Server がまだ実行されているクラスタ・メンバのIPアドレスにク ラスタ・エイリアス名をマップするようにLMHOSTSファイル を変更する必要があります。Microsoft Windowsオペレーテ ィング・システムを実行しているシステムでは,NetBIOS名 キャッシュもコマンドNBTSTAT -R (Rは大文字)を使用して 再ロードする必要があります。 3-8 Advanced Serverの構成 上述したLMHOSTSの制限のために,LMHOSTSファイルを使用 して,ロード・バランシングおよびフェイルオーバの恩恵 を受けることは困難(そして,おそらく管理不能)です。 o OpenVMS Cluster内でAdvanced Serverを実行し,DNSを使 用してクラスタのロード・バランシングをセットアップ している場合には,すべてのサーバおよびクライアント 上でNetBIOS名の解決のためにDNSの使用を可能にします。 LMHOSTSファイルおよびWINSデータベースからAdvanced Serverクラスタ・エイリアス用のエントリを削除します。 Advanced Serverクラスタ・エイリアスはTCP/IPクラスタ・ エイリアス(TCP/IPクラスタ・インパーソネータ名と呼ぶ) と同じにしないように強く推奨します。ロード・バランシ ングのセットアップ方法については,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参 照してください。 いずれかのワイド・エリア・ネットワークの実装を有効に するには,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』に説明するように,構成マネージャを 使用してそれらを選択します。 3.3.3 サーバ構成設定のいずれかを変更するか? サーバ構成設定によって,次の事項が決定されます。 o License Serverを実行するかどうか。 License Serverは,クライアントごとのライセンスを付与 するためにOpenVMSシステム上で実行することができるソフ トウェア・プログラムです。サーバのリソースを使用しよ うとするクライアントはすべて,有効なライセンスが必要 です。ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)のそれぞれ につき,License Serverが1つだけ必要です。クライアン トのライセンスのProduct Authorization Key (PAK)は, License Serverを実行するシステム上にロードしなければ なりません。 OpenVMS Clusterでは,クラスタ・メンバすべてが利用可能 な共有ライセンス・データベースにPAKをロードする必要が あります。 Advanced Serverの構成 3-9 License Serverは,構成プロシージャで有効にした場合の み実行されます。 - クライアントごとのライセンスを使用する場合, License Serverを実行する必要があります。License ServerはできるだけAdvanced Serverとは異なるシステ ム上で実行してください。詳細については,「第1.3 節,ライセンスについて」を参照してください。 - サーバごとのライセンスを使用する場合は,License Serverを実行する必要がありません。 省略時には,License Serverは実行されません。 o Timesourceサービスを実行するかどうか。 Timesourceサービスを実行すると,サーバがタイム・サー バとして動作できるようになります。ネットワーク上の他 のサーバは,このタイム・サーバと同期化してネットワー ク・イベントを同調させることができます(たとえば,毎日 同じ時間にすべてのコンピュータでバッチ・プログラムを 実行する)。タイム・サーバは,各LANに1つだけ必要です。 省略時には,Timesourceサービスは実行されません。 o Alerterサービスを実行するかどうか。 Alerterサービスは,警告(アラート)と呼ばれるメッセージ をMessengerサービスを実行するサーバおよびクライアント に送信します。 省略時には,Alerterサービスが実行されます。 o 警告メッセージを受信するユーザの名前 省略時には,警告メッセージがAdministratorアカウントに 送信されます。 o Netlogonサービスを有効にするかどうか。 ドメインでは,Netlogonサービスが,ドメイン単位のユ ーザ・アカウント・データベースを,Netlogonを実行して いるすべてのドメイン・コントローラに配布します。この サービスにより,ドメイン単位のシングル・ログオンが可 能になり,ユーザはドメイン内の任意のサーバのリソース にアクセスできるようになります。Netlogonサービスは, ドメインの円滑な操作のために必要です。このため,メン 3-10 Advanced Serverの構成 バ・サーバであっても,NetLogonサービスは必ず有効にし ておくように推奨します。 省略時には,Netlogonサービスが実行されます。 o ドメイン名 これは,サーバが置かれるドメインです。ドメインと は,ネットワーク上のクライアントおよびサーバの一部 分です。ドメインについての詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Concepts and Planning Guide』 および『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してください。 省略時のドメイン名はLANGROUPです。自分の会社やグルー プを示す名前を指定することができます。 o サーバの役割 これは,ドメインにおけるサーバの役割です。 Advanced Serverは,プライマリ・ドメイン・コントローラ(PDC), バックアップ・ドメイン・コントローラ(BDC),またはメ ンバ・サーバとして指定することができます。Advanced Serverを新しいドメインにインストールすると,省略時 の設定により,新しいサーバはPDCになります。OpenVMS Clusterでは,クラスタ上のすべてのノードは同じ役割でな ければなりません。つまり,1つのノードの役割を変更する と,その変更はクラスタ上のすべてのサーバに適用されま す。 サーバ・ドメインの役割の構成についての詳細は,「第3.7 節, Advanced Serverのドメインの役割の構成」を参照して ください。 o コンピュータ名 この一意の名前がドメイン内でサーバを識別します。構成 プロシージャの実行時には,この名前を定義するか,省略 時の値をそのまま使用します。 PWRK$CONFIGプロシージャは,別のノードまたはクラスタが すでに定義され,それがPDCとして実行されていても,同じ 名前のPDCを指定することができなくはありません。しか し,新しい(重複した) PDCでは,Netlogonサービスが起動 されません。PDCは,ドメインで一意でなければなりませ ん。 Advanced Serverの構成 3-11 省略時のコンピュータ名は,サーバのSCSNODE名と同じで す。 o Advanced Serverのクラスタ・エイリアス サーバがOpenVMS Clusterのメンバである場合,これは,ク ラスタにあるすべてのサーバが共有する名前です。エイリ アスを使用すると,リモート・ノード(クライアントを含め た)がクラスタ内のすべてのサーバ・メンバを,あたかも1 つのサーバであるかのように扱うことができます。たとえ ば,クライアント・ユーザは,Advanced Serverクラスタ・ エイリアスを指定して,クラスタの任意のサーバに接続す ることができ,ユーザは,クラスタの中でそれが接続され る特定のノードを知る必要がありません。 DECnetがクラスタで実行されるよう構成されている場合, Advanced Serverの省略時のエイリアスは,DECnetのク ラスタ・エイリアスと同じです。DECnetのエイリアスが 定義されていない場合,Advanced Serverの省略時のク ラスタ・エイリアスは,nodename_ALIASであり,このと きnodenameは,最初にPWRK$CONFIGを実行するクラスタ・メ ンバのSCSNODE名です。 _______________________ 注意 _______________________ Advanced Serverのクラスタ・エイリアスとTCP/IPのクラ スタ・エイリアス(TCP/IPインパーソネータ・クラスタ名 と呼ばれる)は同じにしないように強く推奨します。 ドメイン名をAdvanced Serverのクラスタ・エイリアスと して使用してはなりません。それらが同じ場合,NetLogon は起動に失敗します。 _____________________________________________________ o サーバ・アナウンス・コメント これは,Advanced Serverがネットワーク上に存在すること を自らアナウンスするとき,および利用できるサーバのリ ストを表示するときに表示されるテキストです。 省略時のサーバ・アナウンス・コメントは"Advanced Server V7.3 for OpenVMS"です。 o Advanced Serverの言語 3-12 Advanced Serverの構成 これは,Advanced Serverが,ファイルや共有名,ユーザ 名,記述文字列,およびADMINISTERコマンド表示の内容な どの,テキストのエンコーディングに使用する言語と関連 する文字セット(ISO-8859文字セットのうちの1つ)を決定し ます。ただし,日本語Compaq Advanced Serverでは設定に かかわらず,日本語ファイル名が使用できます。言語の設 定は英語(USA)を選択してください。 _______________________ 注意 _______________________ ドメイン内のすべてのサーバは同じ言語を使用しなければ なりません。そのサーバにアクセスするすべてのクライア ントも同じ言語を使用するように構成することを推奨しま す。そうでない場合,サーバの言語でサポートされていな い文字を含む名前は,クライアントが期待するように表示 されません。 _____________________________________________________ ディスク・デバイスにODS-2ファイル名(具体的には,エス ケープ・コード化文字を含む__XXという形式のファイル名) が含まれる場合は,「第5.8節,日本語ファイル名のODS-2か らODS-5への変換」で説明するように,まず,そのファイ ル名をODS-5ファイル名に変換する必要があります。「第 3.8節,サーバの言語の構成」で,Advanced Serverの言語 を構成する方法について説明しています。言語,文字セッ ト,およびUnicodeについての詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参 照してください。 o NTスタイルの印刷を有効にする これにより,共有プリンタの管理を,リモートWindows NT コンピュータから行うか,またはサーバでADMINISTERコマ ンド・インタフェースを使用してローカルに行うかを選択 することができます。これが有効な場合,管理者はプリン タ用の最新のドライバをAdvanced Serverに保存することが できます。新しいドライバが配布されると,管理者は1つの 場所だけをアップデートする必要があります。クライアン トのユーザがワークステーションから使用するようにプリ ンタをセットアップすると,適切なプリンタ・ドライバを 自動的にダウンロードすることができます。 Advanced Serverの構成 3-13 省略時の設定は,ADMINISTERコマンドを使用した,共有 プリンタのローカル管理です。Windows NTプリンタ管理を 有効にすると,ADMINISTERインタフェースを使用したプリ ンタの管理について限られた機能のみを使用することがで きます。Windows NTスタイルのプリンタ管理を構成する前 に,「第3.9.1項, Windows NTプリンタ管理に関する考慮事 項」に記載されている考慮事項と制限事項を参照してくだ さい。「第3.9.2項, Windows NTプリンタ管理の構成例」に は,Windows NTスタイルのプリンタ管理の構成方法を示す サンプルの構成スクリプトが示されています。 Advanced Serverプリント共有の管理についての詳細 は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してください。 構成設定の変更についての詳細は,「第3.6節,サーバ構成設定の 変更方法」を参照してください。 サーバ構成の各設定についての詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照し てください。 3.3.4 Administratorアカウントのパスワードは何にするか? PDCを構成している場合,構成プロシージャは,ドメインの Administratorアカウント用のパスワードを指定するよう求めま す。メンバ・サーバを構成している場合には,構成プロシージャ は,メンバ・サーバのローカルAdministratorアカウントのパス ワードを設定するように求めるプロンプトを表示します。メン バ・サーバのローカルAdministratorアカウントのパスワードで メンバ・サーバのローカル・セキュリティ・アカウント・データ ベースにアクセスすることができます。Windows NTのように,ド メイン全体を管理する権限を与えないで,特定のユーザがメン バ・サーバのローカル・データベースを管理できるようにしたい 場合があります。 パスワードでは,大文字小文字が区別され,14文字以下で,英数 字と次の特殊文字を含めることができます。 ! # $ % & () - . ^ _ ` { } ~ 3-14 Advanced Serverの構成 3.3.5 アカウント/パスワード情報を提供するか? 既存のドメインに(BDCまたはメンバ・サーバとして)参加するよ うにサーバを構成している場合には,次のいずれかを行うことが できます。 o ドメイン管理者がコンピュータを手動でドメインに追加す る o 構成プロシージャの実行中に,管理者アカウントのユーザ 名とパスワードを提供することにより,コンピュータを追 加する 最初のオプションは,ドメイン管理者が,このサーバをドメ インに参加するように構成しているユーザに,ドメインの Administratorアカウントのユーザ名とパスワードを教えた くない場合に便利です。ドメイン管理者は,ADMINISTER ADD COMPUTERコマンドまたはWindows NT Server Managerを使用し て,コンピュータをドメインに追加することができます。この場 合は,このプロンプトに対してNOと応答すると,アカウント/パ スワード情報の入力を求めるプロンプトが表示されません。 2番目のオプションでは,構成プロシージャはドメインのPDCにコ ンピュータをドメインに追加するように要求します。「第3.3.6 項,ドメイン管理者のパスワードは?」で説明するように,ドメイ ン管理者アカウントのユーザ名とパスワードを入力するように求 めるプロンプトが表示されます。 3.3.6 ドメイン管理者のパスワードは? 構成プロシージャによりコンピュータを自動的に追加することを 選択した場合には,ドメイン管理者アカウントのユーザ名とパス ワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。「第3.3.5項, アカウント/パスワード情報を提供するか?」に記述したように, PDCはコンピュータをドメインに追加するように要求されます。 PDCは,構成プロシージャの代わりに,アカウントのユーザ名と パスワードを認証します。「第3.3.4項, Administratorアカウ ントのパスワードは何にするか?」で説明されている規則に従っ て,パスワードを入力します。 Advanced Serverの構成 3-15 3.3.7 新しい管理者アカウントのパスワードを入力するか? 場合によっては,新しいAdministratorのパスワードを入力する かどうかの問い合わせがあります。これにより,パスワードを変 更することができます。 3.3.8 サーバを起動するかどうか? 構成プロシージャは,Advanced Serverを起動するかどうかを尋 ねます。この時点でAdvanced Serverを起動しなくても,構成プ ロシージャが完了した後で,コマンド行から起動することができ ます。 OpenVMS Clusterメンバでサーバを起動する場合は,できるだけ その前にサーバとして使用するクラスタ・メンバのそれぞれで Advanced Serverを構成してください。各クラスタ・メンバ上で 個別にサーバを起動することにする場合,必ず各サーバ・ノー ドのSYSTEMアカウント(または同様のアカウント)から起動しま す。詳細については,「第5.4.3項, OpenVMS ClusterでAdvanced Serverを起動する方法」を参照してください。 ___________________________________________________________ 3.4 Advanced Server構成プロシージャの起動方法 インストレーション・プロシージャが完了すると,OpenVMSシス テムのプロンプトである($)が表示されます。 1. SYSTEMアカウントにログインしていることを確認します。 2. 次のコマンドを入力して,構成プロシージャを起動しま す。 $ @SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG 3-16 Advanced Serverの構成 ___________________________________________________________ 3.5 Advanced Server構成プロンプトへの応答方法 「表 3-1, Advanced Server構成プロンプト」に,PWRK$CONFIGが 表示するプロンプトに対する応答方法を示します。 _______________________ 注意 _______________________ 表 3-1には,PWRK$CONFIGが表示するプロンプトだけを示 し,情報メッセージは表示しません。構成スクリプトの完 全な例については,「付録 B, Advanced Serverのインス トレーションおよび構成の例」を参照してください。 _____________________________________________________ 表 3-1 Advanced Server構成プロンプト ________________________________________________________________ プロンプト_________行いたい操作_________________入力____________ Do you want to サーバ,または構成中のサー Returnキーを押す continue with バがOpenVMS Clusterの一部で configuration ある場合はクラスタの中のす [YES]:[1] べてのサーバをシャットダウ ンする。 構成プロシージャを強制終了 NO する。 [1]このプロンプトはサーバが実行されている場合のみ表示される。___ ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverの構成 3-17 表 3-1 (続き) Advanced Server構成プロンプト ________________________________________________________________ プロンプト_________行いたい操作_________________入力____________ Enter disk Advanced Serverのオンディス Returnキーを押す device name ク構成を,表示された省略時 where Advanced のOpenVMSディスク・デバイス Server data files にコピーする。 will be stored これまでにPWRK$CONFIGを実行 [default_device]: している場合,省略時のディ スク・デバイスは,サーバを 最後に構成したときに指定し たデバイスである。実行した ことがない場合,省略時のデ バイスは,SYS$SYSDEVICEであ る。 Advanced Serverのオンディス device_name ク構成を,表示された省略時 のディスク・デバイス以外の OpenVMSディスク・デバイスに コピーする。 Do you want to 構成マネージャ・ツールにア Returnキーを押す change the server クセスして,サーバのシステ 構成マネージャの configuration ム環境に影響を及ぼすパラメ 使用についての詳 parameters now? ータを変更する。 細は,『Compaq [YES]: Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照。 構成マネージャに入らずに構 NO 成を終了する。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) 3-18 Advanced Serverの構成 表 3-1 (続き) Advanced Server構成プロンプト ________________________________________________________________ プロンプト_________行いたい操作_________________入力____________ Enter item 表示されたサーバ構成パラメ Returnキーを押す number, or RETURN ータを使用する(これは,サ to use these ーバのソフトウェア構成に直 values [DONE]: 接影響を及ぼしたり,定義し たりする10くらいのパラメー タ)。 表示された構成設定を変更す 変更する設定の番 る。 号。 省略時の構成設定 の変更についての 詳細は,「第3.6 節,サーバ構成設 定の変更方法」を 参照。 Are you going PWRK$CONFIGによりコンピュ Returnキーを押す to supply ータを自動的に追加する。ド account/password メイン管理者アカウントのユ information? ーザ名とパスワードの入力を [YES]:[4] 求めるプロンプトが表示され る。 ドメイン管理者のパスワード NO を教えなくて済むように,コ ンピュータを手動で(たとえば ドメイン管理者により)追加す る。 [4]このプロンプトは,BDCまたはメンバ・サーバを構成している(既存_ のドメインに参加している)場合にのみ表示される。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverの構成 3-19 表 3-1 (続き) Advanced Server構成プロンプト ________________________________________________________________ プロンプト_________行いたい操作_________________入力____________ Enter the name サーバが加わろうとしている PDC-name of the primary ドメインのプライマリ・ドメ domain controller イン・コントローラ(PDC)の名 for domain 前を入力する。 domain-name[4] Enter AdministratorパスワードをAdministratorア password account カウントに関連づける。 ドメインの既存の password:[3] Administratorア カウントへのパス ワードを入力す る。 Do you want to 既存のAdministratorアカウン Returnキーを押す enter a new トのパスワードを継続して使 Administrator 用する。 account password [NO]:[2,3] 新しいAdministratorアカウ YES ントのパスワードを入力する ためのプロンプトを表示させ る。 [2]このプロンプトは,PWRK$CONFIGがこれ以前に実行された場合に表示 される。 [3]このプロンプトは,PDCを構成している場合にのみ表示される。 [4]このプロンプトは,BDCまたはメンバ・サーバを構成している(既存 のドメインに参加している)場合にのみ表示される。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) 3-20 Advanced Serverの構成 表 3-1 (続き) Advanced Server構成プロンプト ________________________________________________________________ プロンプト_________行いたい操作_________________入力____________ Re-enter to password verify password [3,4,5]: Enter a password パスワードをメンバ・サーバ password for this member のローカルAdministratorアカ メンバ・サー server's local ウントに関連付ける。 バのローカルの Administrator Administratorア account:[5] カウントへのパス ワードを入力す る。 Enter the account password password in the 現在のドメイン・ required case[4] アカウントのパス ワードに一致す るように,大文 字/小文字を区別 してパスワードを 入力する。 [3]このプロンプトは,PDCを構成している場合にのみ表示される。____ [4]このプロンプトは,BDCまたはメンバ・サーバを構成している(既存 のドメインに参加している)場合にのみ表示される。 [5]このプロンプトは,メンバ・サーバを構成している場合のみ表示さ れる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverの構成 3-21 表 3-1 (続き) Advanced Server構成プロンプト ________________________________________________________________ プロンプト_________行いたい操作_________________入力____________ Do you want 構成プロシージャ完了後にサ Returnキーを押す to start the ーバを自動起動する。 Advanced Server V7.3 for OpenVMS on node node_name now [YES]:[6] サーバを起動しない。 NO [6]このプロンプトは,最初にAUTOGENを実行したり,システムをリブ__ ートすることなく,Advanced Serverを起動できる場合にのみ表示され る。 ________________________________________________________________ ___________________________________________________________ 3.6 サーバ構成設定の変更方法 構成マネージャの終了後,構成プロシージャは,サーバ構成設定 のリストを表示し,それらが変更できるようプロンプトを表示し ます。次に例を示します。 Advanced Server for OpenVMS is presently configured to run as follows: 1. Run the License Server: NO 2. Enable Timesource service: NO 3. Enable Alerter service: YES 3a. Alert user names: Administrator 4. Enable Netlogon service: YES 5. Advanced Server domain: LANGROUP 6. Advanced Server role: PRIMARY 7. Advanced Server computer name: COBRAZ 7a. Advanced Server OpenVMS Cluster alias: COBRAZ_ALIAS 8. Server announce comment: Advanced Server V7.3 for OpenVMS 9. Advanced Server language: English (USA) 10. Enable NT style printing: NO Enter item number, or RETURN to use these values [DONE]: o サーバの構成設定を変更するには,変更する設定の番号を 入力します。設定を変更できるよう,プロンプトが表示さ 3-22 Advanced Serverの構成 れます。「表 3-2,構成設定」に,各設定が取りうる値を示 します。 o 変更が終わって設定を保存する場合や,表示された設定 を使用する場合は,Returnキーを押して,省略時の答 えであるDONEを使用します。サーバ構成についての詳 細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してください。 表 3-2 構成設定 ________________________________________________________________ 設定____________________取りうる値______________________________ 1. Run the License YES-License Serverを実行する場合 Server: NO-省略時の値を使用し,License Serverを 実行しない場合 2. Enable Timesource YES-Timesourceサービスを有効にする場合 service: NO-Timesourceサービスを有効にしない場合 3. Enable Alerter YES-省略時の値を使用し,Alerterサービス service: を有効にする場合 NO-Alerterサービスを無効にする場合 3a. Alert user 警告メッセージを受け取れるユーザーの名前 names:[1] (各ユーザ名は最大20文字)が,カンマで区切 られて記載されているリスト 4. Enable Netlogon YES-省略時の値を使用し,Netlogonサービス service:[2] を有効にする場合 NO-Netlogonサービスを無効にする場合 5. Advanced Server 最大15文字のドメイン名。 domain: Returnキーを押して省略時の値を使用する。 省略時のドメイン名は,LANGROUPである。会 社やグループの名前を付けることができる。 [1]Alerterサービスが有効な場合のみ表示される。__________________ [2]メンバ・サーバ上でも,NetLogonサービスを常に有効にしておくよ うに推奨する。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverの構成 3-23 表 3-2 (続き) 構成設定 ________________________________________________________________ 設定____________________取りうる値______________________________ 6. Advanced Server PRIMARY-サーバをPDCとして指定する場合 role: BACKUP-サーバをBDCとして指定する場合 MEMBER-サーバをメンバ・サーバとして指定 する場合 ドメインの役割を構成する方法についての詳 細は,「第3.7節, Advanced Serverのドメイ ンの役割の構成」を参照。 7. Advanced Server 最大15文字のコンピュータ名。 computer name: 省略時の値を使用するには,Returnキーを押 す。構成プロシージャを実行するのが初めて の場合,省略時の値は,システムのSCSNODE 名である。 7a. Advanced Server サーバが属するOpenVMS Clusterについて for OpenVMS Cluster の,Advanced Serverのクラスタ・エイリア alias:[3] ス。 省略時の値を使用するには,Returnキーを押 す。DECnetが実行されるよう構成する場合, 省略時の値は,DECnetのクラスタ・エイリア スである。DECnetが実行されるよう構成しな い場合,省略時の値は,nodename_ALIASであ る。 8. Server announce サーバがネットワーク上でその存在をアナウ comment: ンスするために使用する最大48文字のテキス ト文字列。 省略時の値を使用するには,Returnキーを押 す。 [3]OpenVMS_Clusterでのみ表示される。____________________________ ________________________________________________________________ (次ページに続く) 3-24 Advanced Serverの構成 表 3-2 (続き) 構成設定 ________________________________________________________________ 設定____________________取りうる値______________________________ 9. Advanced Server Advanced Serverが使用する言語のオプショ language: ン番号。省略時の設定は英語(USA)。 省略時の設定を使用するには,Returnキーを 押す。 サーバの言語を構成する方法についての詳細 は,「第3.8節,サーバの言語の構成」を参 照。 10. Enable NT style YES-Windows NTからのサーバ・プリンタのリ printing: モート管理を有効にする NO-省略時の設定を使用する。つまり, ADMINISTERコマンド・インタフェースを使用 して,サーバ・プリンタをローカルに管理す る。 Windows NTのプリンタ管理を構成する方法に ついての詳細は,「第3.9節, Windows NTプ ________________________リンタ管理の構成」を参照。______________ ___________________________________________________________ 3.7 Advanced Serverのドメインの役割の構成 ドメインのタイプにより,Advanced Serverは,PDC,BDC,また はメンバ・サーバのいずれかとしてドメインに加わることができ ます。 Advanced Serverが加わるドメインには,次の3つの種類がありま す。 o Windows NTドメイン。このドメインには,Advanced Server はPDC,BDC,またはメンバ・サーバとして加わることがで きます。 o Windows 2000混在モード・ドメイン。これは,Windows 2000ドメイン・コントローラおよびWindows NTまたは Compaq Advanced Serverドメイン・コントローラの両方 を含むドメインであり,Advanced ServerはBDCおよびメン バ・サーバとして加わることができます。 Advanced Serverの構成 3-25 o Windows 2000ネイティブ・モード(またはピュアWindows 2000ドメインとも呼ぶ)。これは,すべてのドメイン・コ ントローラがWindows 2000システムのドメインであり, Advanced Serverはメンバ・サーバとしてのみ加わることが できます。 「表 3-3,各ドメインのタイプにおけるサーバの役割」に,各ド メインのタイプについてサーバがとることができる役割をリスト します。 表 3-3 各ドメインのタイプにおけるサーバの役割 __________________________________________________________ ドメイン・タ イプ Advanced Serverがとることができる役割 ______________PDC__BDC__メンバ・サーバ____________________ Windows NT ○ ○ ○ Windows 2000 ○ ○ 混在モード Windows 2000 ○ ネイティブ・ モード____________________________________________________ 各Windows NTドメインには1つのPDCがなければなりません。PDC はセキュリティ・アカウント・データベースのドメインのマス タ・コピーを保存します。 Advanced Serverをインストールして新しいWindows NTドメイン を作成する場合,その新しいサーバは省略時の設定によりPDCに なります。サーバ・ソフトウェアをインストールし,既存のドメ イン名を指定した場合,サーバは既存のドメインにBDCまたはメ ンバ・サーバとしてのみ加わることができます。 ドメインにはBDCがなくてもかまいませんが,1つ以上のBDCを持 つことを推奨します。BDCは,ドメインのマスタ・セキュリテ ィ・アカウント・データベースのコピーを保持します。BDCに保 持されているセキュリティ・アカウント・データベースのコピー は,PDCのマスタ・データベースと同期がとられます。PDCおよび BDCは,ドメイン内のログオン要求を認証します。 3-26 Advanced Serverの構成 メンバ・サーバは,ドメインのセキュリティ・アカウント・デー タベースのコピーを保持せず,ログオン要求を認証しません。メ ンバ・サーバは,ドメイン・コントローラに依存して,メンバ・ サーバ共有へのアクセスを要求するユーザのクレデンシャルを認 証します。Advanced Serverをメンバ・サーバとして構成するこ との利点を「第3.7.1項, Advanced Serverのメンバ・サーバとし ての構成」にリストしています。 OpenVMS Clusterでは,クラスタ上のすべてのノードは同じ役割 を持たなくてはなりません。1つのノードの役割を変更すると, 他のノードも自動的に同じ役割に変更されます。 Advanced Serverを始めて構成する場合,サーバがドメイン内で 実行する役割を選択します。何度かサーバの役割を変更する必要 があるかもしれません。サーバを変更する方法は,サーバの現在 の役割と変更したい役割によって異なります。BDCからPDCへ, またはその逆へサーバの役割を変更するには,ADMINISTER SET COMPUTER/ROLEコマンドを使用します。サーバをBDCからメンバ・ サーバに変更するには,「第3.7.1項, Advanced Serverのメン バ・サーバとしての構成」で説明しているPWRK$CONFIGを使用す る必要があります。PDCからメンバ・サーバに変更するには,ま ず,別のBDCをPDCに昇格します。すると,元PDCが自動的にBDCに 降格され,その後,PWRK$CONFIGを使用してそれをメンバ・サー バに変更することができます。メンバ・サーバをBDCに変更する 場合にもPWRK$CONFIGを使用します(この制限は,Windows NTの 制限に似ています。Windows NTでは,ドメイン・コントローラ をメンバ・サーバに変更したり,その逆を行う場合,オペレー ティング・システムを再インストールする必要があります)。サ ーバをBDCからPDCへ変更したり,その逆の変更を行う方法につ いての詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してください。「表 3-4,サーバ の役割を変更する方法」に,PWRK$CONFIGで許可されている役割 の変更と許可されていない役割の変更を示します。 Advanced Serverの構成 3-27 表 3-4 サーバの役割を変更する方法 __________________________________________________________ 変更前___変更後___方法____________________________________ BDC PDC ADMINISTER SET COMPUTER/ROLEコマンドを使 用してBDCをPDCへ昇格する BDC メンバ PWRK$CONFIGを使用する メンバ PDC PWRK$CONFIGを使用してこのサーバをBDCへ変 更したのち,ADMINISTER SET COMPUTER/ROLE コマンドを使用してBDCをPDCへ昇格する メンバ BDC PWRK$CONFIGを使用する PDC BDC ADMINISTER SET COMPUTER/ROLEを使用して, ドメイン内のBDCをPDCに昇格すると,この昇 格により,元のPDCがBDCに降格される PDC メンバ ADMINISTER SET COMPUTER/ROLEを使用して, 既存のBDCをPDCに昇格すると,この昇格によ り,PDCがBDCに降格され,PWRK$CONFIGを使 用して,それをメンバ・サーバに変更するこ __________________とができる______________________________ _______________________ 警告 _______________________ BDCをメンバ・サーバとして再構成すると,PWRK$CONFIGは ドメイン・コントローラのドメイン・ユーザ・アカウン ト・データベースを自動的に削除します。 メンバ・サーバをBDCに再構成すると,PWRK$CONFIGはメン バ・サーバのローカル・ユーザ・アカウント・データベー スを自動的に削除します。 どちらの場合も,ローカル・グループ情報が失われるた め,リソースへのアクセスに影響を及ぼします。リソース の許可がローカル・グループを使用して設定されている場 合,これらの許可を再設定する必要があります。リソース の許可がグローバル・グループまたはグローバル・ユー ザ・アカウントを使用して設定されている場合には,これ らの許可は役割を変更しても有効なままです。 _____________________________________________________ 3-28 Advanced Serverの構成 3.7.1 Advanced Serverのメンバ・サーバとしての構成 Advanced Serverを構成して,ドメインにメンバ・サーバとして 加わるようにするには,PWRK$CONFIG.COM構成プロシージャを使 用します。ADMINISTER SET COMPUTER/ROLEコマンドを使用して, 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSドメイン・コントロ ーラをメンバ・サーバの役割に変更したり,メンバ・サーバをド メイン・コントローラの役割に変更したりすることはできませ ん。 Advanced Serverが,動作中のPDCのある既存のドメインに加わっ ている場合,それをメンバ・サーバとして構成することができ ます。ドメインがネイティブ・モードのWindows 2000環境(ピュ アWindows 2000ドメインとも呼ばれ,これは,すべてのドメイ ン・コントローラがWindows 2000システムであるドメイン)で構 成される場合,まず,ドメインに少なくとも1つのドメイン・コ ントローラが含まれるようにする必要があり,その後Advanced Serverをメンバ・サーバとして構成できます。 次のような理由により,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSをBDC (またはPDC)ではなく,メンバ・サーバとして構成 したいことがあります。 o メンバ・サーバはログオン要求の認証に時間を費やすこと がありません。このため,この役割は,作業負荷の重いサ ーバや,非常に時間的制約の厳しいタスクを実行するサー バにとっては良い選択です。 o さらに重要なことは,1つ以上のサーバをドメイン・コント ローラではなくメンバ・サーバとして構成すると,ドメイ ン・コントローラがユーザ・データベースの複製を行った り,ログオン要求の認証を行ったりすることにより通常生 成されるネットワーク・トラフィックが排除されるため, ネットワーク負荷を削減するのに役立ちます。クライア ントが要求を認証するログオン・サーバを見つけようとす ると,すべてのドメイン・コントローラが要求に応答しま す。環境によっては,これがネットワーク上で深刻な負荷 を生成することがあります。 o 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSをメンバ・ サーバとして構成すると,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSはネイティブ・モードのWindows 2000環境を中 断することなく,その環境に加わることができます。 Advanced Serverの構成 3-29 o 将来,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSサー バを異なるドメインに移動する場合,それをメンバ・サー バとしてドメインから別のドメインに移動する方が簡単で す。 次の「第3.7.1.1項,新しい日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのメンバ・サーバとしての構成」および「第3.7.1.2項, 既存の日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのBDCのメン バ・サーバとしての構成」の2つの項で,Advanced Serverをメン バ・サーバとして構成する方法について説明します。 3.7.1.1 新しい日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのメン バ・サーバとしての構成 新しい日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSを既存のドメ インにインストールしている場合,PWRK$CONFIG.COM構成プロシ ージャの実行中にそれをメンバ・サーバとして構成することがで きます。ドメインには1つのアクティブなPDCを含んでいる必要が あります。つまり,ネイティブ・モードのWindows 2000ドメイン には,少なくとも1つのドメイン・コントローラがなければなり ません。 次のPWRK$CONFIG.COM出力は,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSサーバをメンバ・サーバとして構成する方法を示し ています。プロシージャのこの前の部分で項目5が選択されて, ドメインとしてUPTIMEが選択されています。この例では,UPTIME ドメインは,すでに1つ以上のドメイン・コントローラのあるネ イティブ・モードのWindows 2000ドメインであると想定していま す。 Reading current configuration parameters ... Your Advanced Server for OpenVMS is presently configured to run as follows: 3-30 Advanced Serverの構成 1. Run the License Server: NO 2. Enable Timesource service: NO 3. Enable Alerter service: YES 3a. Alert user names: Administrator 4. Enable Netlogon service: YES 5. Advanced Server domain: UPTIME 6. Advanced Server role: PRIMARY 7. Advanced Server computer name: GRATDA 7a. Advanced Server OpenVMS Cluster alias: GRATDA_ALIAS 8. Server announce comment: Advanced Server V7.3 for OpenVMS 9. Advanced Server language: English (USA) 10. Enable NT style printing: NO Enter item number, or RETURN to use these values [DONE]: 6 The Advanced Server role is the part the server will play in its domain. A primary domain controller maintains the domain's master user accounts database and validates logins. A backup domain controller receives copies of the master database, validates logins, and can be promoted to primary. A member server does not receive copies of the master database or validate logins. It relies on domain controllers to validate user credentials. Enter the role of this server (P)rimary/(B)ackup/(M)ember [P]: M Before joining a domain, the computer must be added to the domain. This can be done in one of two ways: - the administrator of the domain uses the administrative tools to add this computer to the domain, or - the computer is added automatically by this procedure; you must supply an administrator account and password Are you going to supply account/password information [Y]/N YES Enter the name of the primary domain controller for domain UPTIME: SUNDA Enter the name of the administrator account: [Administrator] Enter the account password in the required case: Re-enter to verify password: Advanced Serverの構成 3-31 Process NETBIOS created with identification 206010B5 Process PWRK$NBDAEMON created with identification 206010B7 Process PWRK$KNBDAEMON created with identification 206010B9 Confirming domain name with SUNDA Successfully retrieved domain name from SUNDA ... Your Advanced Server for OpenVMS is presently configured to run as follows: 1. Run the License Server: NO 2. Enable Timesource service: NO 3. Enable Alerter service: YES 3a. Alert user names: Administrator 4. Enable Netlogon service: YES 5. Advanced Server domain: UPTIME 6. Advanced Server role: MEMBER 7. Advanced Server computer name: GRATDA 7a. Advanced Server OpenVMS Cluster alias: GRATDA_ALIAS 8. Server announce comment: Advanced Server V7.3 for OpenVMS 9. Advanced Server language: English (USA) 10. Enable NT style printing: NO Enter item number, or RETURN to use these values [DONE]: Saving parameters to the OpenVMS Registry... Creating SAM datafiles... . . . The Advanced Server Administrator account is used to administer the server. The Administrator account is mapped by default to the OpenVMS SYSTEM account. The Administrator account password can be up to 14 characters long and the case of the characters used will be preserved. Enter a password for this Member Server's local Administrator account: Re-enter to verify password: Changing password for Administrator account... Setting character set information in databases as needed ... 3-32 Advanced Serverの構成 ... Setting share database character set information. ... Setting ACL database character set information. Checking system resources... 3.7.1.2 既存の日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのBDCのメ ンバ・サーバとしての構成 BDCをメンバ・サーバになるように構成する場合,スクリプト は,新しいサーバをメンバ・サーバとして構成するスクリプトと 同様です。1つの例外は,スクリプトで次の数行が表示されるこ とです。 Changing from backup domain controller to member server results in the re-creation of the Advanced Server SAM databases. If there is any problem with the configuration, your existing SAM databases will be restored. BDCのドメイン単位のアカウント・データベースが削除されて, メンバ・サーバのローカル・データベースが作成されます。サー バ固有のデータは,BDCのデータベースから保持されます。構成 プロシージャは,あとでリストアする必要が生じた場合に備え て,ドメイン単位のアカウント・データベースを保存します(詳 細については「第3.10.3項, Advanced Serverの再構成中に問題 が発生した場合」を参照)。 次の2つの表示例は,サーバLIONHEARTの役割をメンバ・サーバの 役割として再構成する前後を示しています。メンバ・サーバを表 す表示シンボルは[SV]です。 LANDOFOZ\\TINMAN> SHOW COMPUTERS Computers in domain "LANDOFOZ": Computer Type Description ------- ------------------------ ----------------------------- [PD] TINMAN OpenVMS (NT 4.0) Primary Advanced Server V7.3 for OpenVMS [BD] LIONHEART OpenVMS (NT 4.0) Backup Advanced Server V7.3 for OpenVMS [BD] DOROTHY OpenVMS (NT 3.51) Backup Advanced Server V7.2A for OpenVMS Total of 3 computers Advanced Serverの構成 3-33 [reconfigure server role] . . . LANDOFOZ\\TINMAN> SHOW COMPUTERS Computers in domain "LANDOFOZ": Computer Type Description ------- ------------------------ ----------------------------- [PD] TINMAN OpenVMS (NT 4.0) Primary Advanced Server V7.3 for OpenVMS [SV] LIONHEART OpenVMS (NT 4.0) Server Advanced Server V7.3 for OpenVMS [BD] DOROTHY OpenVMS (NT 3.51) Backup Advanced Server V7.2A for OpenVMS Total of 3 computers ___________________________________________________________ 3.8 サーバの言語の構成 Advanced Serverの言語設定はファイル名等のテキストのエンコ ーディングに使われる文字セットを指定します。日本語Compaq Advanced Serverでは設定にかかわらず,日本語ファイル名が使 用できます。言語の設定は英語(USA)を選択してください。 3.8.1 サーバの言語に関する考慮事項 サーバの言語を構成する際には,次の点を考慮してください。 o ドメイン内のすべてのサーバが同じ言語を使用しなければ なりません。同じクラスタ内のすべてのAdvanced Server は,自動的に同じ言語を共有します(それらは言語が保存さ れている同じレジストリ・データベースを共有します)。 o サーバの言語は(Advanced Serverを停止したのち)いつでも 変更することができますが,いったん選択したら,選択を 変更しないことを推奨します。 選択した新しい言語に含まれていない文字を含む名前のオ ブジェクトが存在する場合があります。たとえば,新しい 言語を選択したのち,PWRK$CONFIGは,Security Account Manager (SAM),アクセス制御リスト(ACL),および共有デ ータベース内のすべての文字列を,古い文字セット(以前の 3-34 Advanced Serverの構成 言語用)から新しい文字セット(新しい言語用)に(言語に応 じて)変換することがあります。 これらのデータベースの1つ以上が変換される場合, PWRK$CONFIGは次のメッセージを表示します。 Setting character set information in databases as needed... さらに,影響の及ぶ各データベースについて,次のような メッセージが表示されます。 ... Setting share database character set information. これらのデータベースのいずれかに変換できないテキスト 文字列が含まれる場合(つまり,新しく構成されるAdvanced Serverの言語の文字セットに含まれていない文字を含むオ ブジェクト名),PWRK$CONFIGプロシージャは,変換を行う 前のデータベースのセットに戻します。エラー・メッセー ジに変換できなかった名前が示されて,言語は元の言語に 戻されます。変換できないオブジェクトは名前を変更(また は削除)し,PWRK$CONFIGを再実行して言語を変更する必要 があります。 いくつかの言語については,PWRK$CONFIGは上述したデータ ベース内のテキスト文字列を変換する必要がなく,クライ アント・コード・ページ値のみを変換します(クライアン ト・コード・ページは,各国の言語で使用されるさまざま な文字をサポートするために,ASCII (American Standard Code for Information Interchange)文字セットの制限を超 える256文字の順序付けされたセットです。各言語に固有の コード・ページは,同じ8ビット値のセットの上に置かれて います。たとえば,英語用に使用されるコード・ページ内 の固有の8ビット値は,キリル言語用に使用される別の文字 のために使用できます)。 3.8.2 サーバの言語の構成例 PWRK$CONFIG.COM構成プロシージャの実行中に,オプション9を選 択することにより,Advanced Serverの言語を省略時の設定以外 の言語に構成することができます。プロシージャは,構成可能な 言語をリストします。プロンプトに対して,使用したい言語の番 号を入力します。 Advanced Serverの構成 3-35 次の例では,ヘブライ語(文字セットISO8859-8)が構成されま す。 Your Advanced Server for OpenVMS is presently configured to run as follows: 1. Run the License Server: NO 2. Enable Timesource service: NO 3. Enable Alerter service: YES 3a. Alert user names: Administrator 4. Enable Netlogon service: YES 5. Advanced Server domain: LANDOFOZ 6. Advanced Server role: MEMBER 7. Advanced Server computer name: LIONHEART 7a. Advanced Server OpenVMS Cluster alias: LIONHEART_ALIAS 8. Server announce comment: Advanced Server V7.3 for OpenVMS 9. Advanced Server language: English (USA) 10. Enable NT style printing: NO Enter item number, or RETURN to use these values [DONE]: 9 ******************** W A R N I N G ************************ Although you can change the server's language at any time (after stopping the Advanced Server), Compaq recommends that once a choice is made, you do not alter that choice. Certain objects might exist whose names include characters that are not included in the new language that you select. Error messages will indicate the names that could not be converted, and the language will be reset to the original language. If you want to change the language, you must first rename (or remove) the objects that cannot be converted, and rerun PWRK$CONFIG to change the language. ***********************************************************" Do you want to continue with item number 9 (Y/[N]) Y 1) Afrikaans 16) French 31) Portuguese 2) Albanian 17) French (Ca. MS-DOS) 32) Portuguese (MS-DOS) 3) Basque 18) German 33) Romanian 4) Belarussian 19) Greek 34) Russian 5) Bulgarian 20) Greek (IBM) 35) Serbian (Cyrillic) 6) Catalan 21) Hebrew 36) Serbian (Latin) 7) Croatian 22) Hungarian 37) Slovak 8) Czech 23) IBM Cyrillic 38) Slovenian 9) Danish 24) Icelandic 39) Spanish 10) Dutch 25) Icelandic (MS-DOS) 40) Swedish 11) English (USA) 26) Indonesian 41) Turkish 3-36 Advanced Serverの構成 12) English (USA)+Euro 27) Italian 42) Ukrainian 13) English (Other) 28) Nordic L. (MS-DOS) 43) Western Europe+ 14) Faeroese 29) Norwegian Euro 15) Finnish 30) Polish The Advanced Server language specifies the internal character set encoding for strings, character casing rules, and the client code page. Enter Advanced Server language by number for this cluster [English(USA)]: 21 Your Advanced Server for OpenVMS is presently configured to run as follows: 1. Run the License Server: NO 2. Enable Timesource service: NO 3. Enable Alerter service: YES 3a. Alert user names: Administrator 4. Enable Netlogon service: YES 5. Advanced Server domain: LANDOFOZ 6. Advanced Server role: MEMBER 7. Advanced Server computer name: LIONHEART 7a. Advanced Server OpenVMS Cluster alias: LIONHEART_ALIAS 8. Server announce comment: Advanced Server V7.3 for OpenVMS 9. Advanced Server language: Hebrew 10. Enable NT style printing: NO Enter item number, or RETURN to use these values [DONE]: ___________________________________________________________ 3.9 Windows NTプリンタ管理の構成 省略時の設定では,サーバによって共有されるプリンタは, ADMINISTERユーザ・インタフェースを使用してローカルに管理さ れます。Windows NTからのプリンタの管理をサポートするように サーバを構成することができます。これにより,プリンタを追加 するための「プリンタの追加ウィザード」などの,Windows NTプ リント・サービス・ダイアログ・ボックスを使用することによ り,Windows NTスタイルのプリンタ管理を利用できるようになり ます。 Advanced Serverの構成 3-37 管理者は,Advanced Serverにプリンタ用の最新のドライバを保 存することができます。新しいドライバが配布される場合,管理 者は1つの位置を更新する必要があるだけです。クライアント・ ユーザが自分のワークステーションから使用するようにプリンタ をセットアップする場合は,適切なプリンタ・ドライバを自動的 にダウンロードすることができます。 Windows NTプリンタ管理をサポートするようにサーバを構成す る前に,「第3.9.1項, Windows NTプリンタ管理に関する考慮事 項」に記述している考慮事項を理解しておいてください。 3.9.1 Windows NTプリンタ管理に関する考慮事項 Windows NTスタイルのプリンタ管理を構成することを選択する前 に,次の事項について考慮してください。Windows NTプリンタ管 理を有効にすると,次のようになります。 o ADMINISTERインタフェースでのプリンタ管理では,限られ た機能のみ利用可能です(同様に,省略時のプリンタ管理 スタイルを有効にすると(ADMINISTERインタフェースを使 用),Windows NTからのプリンタ管理では,限られた機能の み利用可能です)。 o サーバですでに定義されていたプリンタまたはプリント・ キューは,自動的にアップグレードされて,クライアン トはこれらのプリンタおよびキューを継続して共有する ことができるようになります。ただし,アップグレードさ れたこれらのプリンタのWindows NTからの管理は制限され ています。これらのプリンタについて,完全なWindows NT の管理機能を利用できるようにするには,Windows NTプ リント・サービスを使用し,プリンタを一度削除してから Advanced Serverにプリンタを追加します。 _______________________ 注意 _______________________ PWRK$CONFIGを実行してAdvanced Serverを再構成する場 合,以前にアップグレードされているプリンタは,再度ア ップグレードされることはありません。 _____________________________________________________ 3-38 Advanced Serverの構成 o Windows NTプリンタ管理スタイルを一度構成すると,サー バを省略時のローカル・プリンタ管理スタイルに再構成す る場合には,すべてのプリンタが使用不能になります。プ リンタを再度使用可能にするには,いくつかの時間のかか る作業を実行する必要があります。 o Windows NTプリンタ管理に関する制限事項の詳細につい て,必ず『Advanced Server V7.3 for OpenVMS Release Notes』を参照してください。 3.9.2 Windows NTプリンタ管理の構成例 PWRK$CONFIG.COM構成プロシージャの実行中に,オプション10を 選択することにより,Windows NTスタイルのプリンタ管理を構成 することができます。次の例に示すように,プロシージャは警告 メッセージを表示して,本当に変更したいかどうかを問い合わせ ます。 Your Advanced Server for OpenVMS is presently configured to run as follows: 1. Run the License Server: NO 2. Enable Timesource service: NO 3. Enable Alerter service: YES 3a. Alert user names: Administrator 4. Enable Netlogon service: YES 5. Advanced Server domain: LANDOFOZ 6. Advanced Server role: MEMBER 7. Advanced Server computer name: LIONHEART 7a. Advanced Server OpenVMS Cluster alias: LIONHEART_ALIAS 8. Server announce comment: Advanced Server V7.3 for OpenVMS 9. Advanced Server language: English (USA) 10. Enable NT style printing: NO Enter item number, or RETURN to use these values [DONE]: 10 Advanced Serverの構成 3-39 ******************** W A R N I N G ************************ Before enabling this feature, make sure you are familiar with the Windows NT printer management restrictions documented in the Release Notes. Note that once you configure the Windows NT printer management style, if you reconfigure your server to the default local printer management style, all printers will be unusable. You will have to perform several time-consuming tasks to make printers functional again. ***********************************************************" Are you sure you want to enable Windows NT printer management? [Y/[N]] Y 10. Enable NT style printing: Y ___________________________________________________________ 3.10 構成プロシージャの問題のトラブルシューティング この節では,次の方法を説明します。 o Registry Serverのスタートアップ時の問題 o クライアントをサポートするために利用できるリソースが 十分であることの確認 3.10.1 Registry Serverのスタートアップ時の問題 PWRK$CONFIG.COM構成プロシージャとファイル・サーバの正しい 操作のためには,Advanced Serverを稼動するシステム上で,レ ジストリ・サービスが利用可能でなければなりません。 OpenVMS Cluster環境では,Registry Serverがそのサーバ・ ノードではなく,クラスタ内の他のノードで実行されるように OpenVMSレジストリを構成することができます。しかし,OpenVMS レジストリは,できるだけ全部のAdvanced Serverノードで Registry Serverを実行するように構成してください。これによ り,ファイル・サーバが確実にレジストリ・サービスを利用でき るようになります。Registry Serverを起動し,レジストリ・サ ービスを有効にする方法については,「第1.8.5項,ステップ5: OpenVMS Registry Serverの起動」を参照してください。 3-40 Advanced Serverの構成 o レジストリ・サービスが利用できない場合,PWRK$CONFIG.COM プロシージャは,OpenVMS Registry Serverを起動しようと します。この試みが成功すると,プロシージャが次のメッ セージを表示します。 Checking to see if the OpenVMS Registry Services are available ... %RUN-S-PROC_ID, identification of created process is 0000023B o SYS$REGISTRY論理名が定義されていなければ,OpenVMSレジ ストリは起動されません。この場合,PWRK$CONFIG.COMは次 のメッセージを表示して終了します。 Checking to see if OpenVMS Registry Services are available... SYS$REGISTRY must be defined to start the VMS Registry %PWRK-F-NOREGISTRY, OpenVMS Registry services not configured for this system %PWRK-F-CONFIGERR, severe error encountered during configuration OpenVMS Registry Services are not available on this system. Some file server parameters are stored in the OpenVMS Registry. For the file server or file server utilities to be able to access these parameters, OpenVMS Registry Services must be available on this system. Since the file server requires access to the OpenVMS Registry, it is recommended that OpenVMS Registry Services be started as part of system start-up, before the file server is started. For instructions on how to start OpenVMS Registry Services please refer to the file server release notes. This configuration is incomplete and cannot continue. You must execute @SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG again. Please configure and start the OpenVMS Registry Services before doing so. レジストリ・サービスを有効にし,Registry Serverを起動 してから,PWRK$CONFIG.COMプロシージャを再度,実行しな ければなりません。Registry Serverを有効にし,起動する 方法についての詳細は,『OpenVMSシステム管理者マニュア ル』または『OpenVMS Connectivity Developer's Guide』 (OpenVMS Documentation CD-ROMに含まれている)を参照し てください。 Advanced Serverの構成 3-41 3.10.2 クライアントをサポートするための十分なリソースが存在す ることの確認 Advanced Serverは,OpenVMS AUTOGENユーティリティを使用 して,必要とするリソースを要求します。AUTOGENがAdvanced Server以外のプロセスの使用に必要なリソースを過小評価し, Advanced Serverの起動時にそのリソースがすでに消費されてい た場合,Advanced Serverが予定した数のクライアントをサポー トするためのリソースが十分残されていない可能性があります。 クライアントをサポートするために十分なリソースの割り 当てを確保するには,Advanced Serverと同時に実行される ソフトウェアがすべて,Advanced Server構成プロシージャ (PWRK$CONFIG.COM)を実行する前にインストールされ起動されて いなければなりません。トランスポートとしてTCP/IPが選択され ている場合,PWRK$CONFIGプロシージャを実行する前にTCP/IP製 品がロードされていることを確認します。 Advanced Serverを正常に構成しても,クライアントをサポート するためのリソースが不十分であるとレポートして,起動しない ことがあります。この場合,次のファイルを検査して増加させる 必要があるシステム・リソースを判断します(nodenameは,サー バ・ノードの名前)。 PWRK$LOGS:PWRK$CONFIG_ERROR_nodename.LOG リソースを増加させるには,MODPARAMS.DATファイルに適切な変 更を加えた後,AUTOGENを実行します。 3.10.3 Advanced Serverの再構成中に問題が発生した場合 以前に構成されたサーバを再構成する場合,PWRK$CONFIGコマン ド・プロシージャは,PWRK$LMDOMAINS:およびPWRK$LMDATAFILES: ディレクトリにサブディレクトリを作成し,元のアカウント・デ ータベース・ファイルをそこに保存します。 サブディレクトリの名前は,16JUN200014314818.DIRのよう に,日付と時刻に基づいて決められ,これはディレクトリが 16-JUN-2000の午後2:32頃に作成されたことを示しています。 3-42 Advanced Serverの構成 構成中にエラーが発生した場合,サーバ構成は元の状態に戻され ます。再構成が成功したことを確信している場合は,これらのサ ブディレクトリとその中のファイルを手動で削除することができ ます。 ___________________________________________________________ 3.11 Advanced Serverのネットワーク・アダプタ PWRK$CONFIG構成では,PDCと通信するために,ネットワークを使 用する必要がある場合があります。システムに複数のネットワー ク・アダプタ(ネットワーク・インタフェース・カードとも呼ば れる)がある場合,PWRK$CONFIGによって選択された省略時のアダ プタが正しくないことがあります。また,いくつかの新しいシス テムでは,Advanced Serverはひとつしか存在しないネットワー ク・アダプタでも認識できないことがあります。このような場合 には,システム論理名を定義して,Advanced Serverに特定のイ ンタフェースを使用するように指示することができます。そのよ うな論理名が定義されていなければ,PWRK$CONFIGは,既知のア ダプタのリストからシステムで定義されている最初のアダプタ (アルファベット順)を選択します。 サーバが複数のネットワーク・アダプタにアクセスし,選択され たアダプタを使用したくない場合,または,Advanced Serverが 見つけられなかったり認識できないネットワーク・アダプタがシ ステムにある場合は,指定したトランスポートで使用するネット ワーク・アダプタを手動で指定することができます。 3.11.1 ネットワーク・アダプタの手動による定義 特定のプロトコルで使用するためにネットワーク・アダプタを手 動で定義するには,次の手順に従います。 1. 次の例に示すように,DCL DEFINE/SYSTEMコマンドを使 用して,ネットワーク・アダプタを指定するシステム 論理名を定義します。「表 3-5, OpenVMSネットワー ク・アダプタの論理名」に,各トランスポートで使用で きるOpenVMSの論理名をリストします。適切な論理名を SYS$MANAGER:SYLOGICALS.COMに追加して,リブート後にそ れらの論理名が使用できるようにしなければなりません。 Advanced Serverの構成 3-43 2. サーバを再起動します。 $ @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP 表 3-5 OpenVMSネットワーク・アダプタの論理名 __________________________________________________________ 論理名__________________________トランスポート____________ NETBIOS$DEVICE DECnet PWRK$KNBDAEMON_DEVICE TCP/IP PWRK$NETBEUI_DEVICE_____________NetBEUI___________________ 次の例は,DECnet,TCP/IP,およびNetBEUIトランスポートに適 切なネットワーク・アダプタを定義する方法をそれぞれ示してい ます。 o DECnetトランスポート用にアダプタEWA0:を指定するには, 次のコマンドを入力します。 $ DEFINE/SYSTEM NETBIOS$DEVICE EWA0: o TCP/IPトランスポート用にアダプタESA0:を指定するには, 次のコマンドを入力します。 $ DEFINE/SYSTEM PWRK$KNBDAEMON_DEVICE ESA0: _______________________ 注意 _______________________ TCP/IPが複数のネットワーク・アダプタ上で実行されてい て,そのうちの1つをAdvanced Serverが使用するよう選択 する場合,選択するアダプタがTCP/IPローカル・ホスト・ データベースにリストされた最初のアダプタに対応してい ることを確認してください。 _____________________________________________________ o NetBEUIトランスポート用にアダプタESA1:を指定するに は,次のコマンドを入力します。 $ DEFINE/SYSTEM PWRK$NETBEUI_DEVICE ESA1: 3-44 Advanced Serverの構成 次の例のように,各プロトコルに対して同じアダプタを指定する ことができます。 $ DEFINE/SYSTEM NETBIOS$DEVICE EWA0: $ DEFINE/SYSTEM PWRK$KNBDAEMON_DEVICE EWA0: $ DEFINE/SYSTEM PWRK$NETBEUI_DEVICE EWA0: _______________________ 注意 _______________________ 論理名PWRK$NETBEUI_DEVICE,PWRK$KNBDAEMON_DEVICE,お よびNETBIOS$DEVICEを使用して定義されたアダプタの名前 は,下線(_)で始まっていてはなりません。下線で始まっ ている場合, PWRK$KNBDAEMONが起動しないで他のプロセス が起動し,それらのプロセスは正しく動作しません。 _____________________________________________________ 3.11.2 ネットワーク・アダプタが見つからない場合の対処方法 NETBIOS,PWRK$KNBDAEMON (TCP/IP用),およびPWRK$NBDAEMON (NetBEUI用)プロセスは,関連するネットワーク・アダプタがサ ーバ・ソフトウェアで認識されて,使用可能であることを必要と します。Advanced Serverソフトウェアの現在のバージョンで認 識されない新しいネットワーク・アダプタがリリースされるこ とがあります。Advanced Serverが,選択されたネットワーク・ アダプタを見つけられなかったり,認識しない場合,失敗した 各プロセス(NETBIOS (必ず存在する),およびPWRK$KNBDAEMONと PWRK$NBDAEMON (存在する場合))は,それぞれのログ・ファイル にエラーを書き込みます。「表 3-6,未定義のアダプタ・メッセ ージ」に,それぞれのプロセス,そのプロセスからのエラー・メ ッセージを記録するログ・ファイル,およびエラー・メッセージ のテキストの例を示します。表 3-6の例では,サーバ・ノード名 はMYNODEです。3つのエラー・メッセージはすべて同じ意味(つ まり,サーバでそのようなデバイスは見つかりませんでした)で す。 Advanced Serverの構成 3-45 表 3-6 未定義のアダプタ・メッセージ ________________________________________________________________ プロセス_________ログ・ファイル名_______________________________ PWRK$KNBDAEMON PWRK$LOGS:PWRK$KNBDAEMON_MYNODE.LOG メッセージ: Tue Mar 24 13:13:50 2000 get_phys_addr: Failed to get Ethernet device_characteristics__________________________________________ PWRK$NBDAEMON PWRK$LOGS:PWRK$NBDAEMON_MYNODE.LOG メッセージ: Tue_Mar_24_13:13:50_2000_Failed_to_open_datalink________________ NETBIOS PWRK$LOGS:NETBIOS_MYNODE.LOG メッセージ: %NB-W-ERRSIGNAL, exceptional conditional detected at 24-Mar- 2000 13:13:50.00 -SYSTEM-W-NOSUCHDEV,_no_such_device_available___________________ 表 3-6に記載されているいずれかのメッセージが表示された場合 は,「第3.11.1項,ネットワーク・アダプタの手動による定義」 で概要を説明したプロシージャを使用し,適切なプロセス用にネ ットワーク・アダプタを定義します。たとえば,サーバで未知の デバイスが報告された場合は,DEFINE/SYSTEMコマンドを入力し て,サーバ上の各プロトコル用に適切なアダプタを定義します。 ___________________________________________________________ 3.12 次のステップ 構成プロシージャの一部として,Advanced Serverを自動的に起 動することができます。 サーバを起動してよい場合は,「第5章, Advanced Serverのイン ストール後の処理」の指示を参照してください。 3-46 Advanced Serverの構成 4 ________________________________________________________________ スタンドアロンLicense Serverの構成と起動 License Serverは,クライアントにライセンスを付与するため に,OpenVMSシステム上で実行するソフトウェア・プログラムで す。 この章では,スタンドアロンLicense Serverの構成と起動の方法 について説明します。この章は,次の節から構成されます。 o 第4.1節, License Serverについて o 第4.2節,スタンドアロンLicense Serverを構成する前に o 第4.3節,スタンドアロンLicense Serverの構成 o 第4.4節,トランスポートの構成 o 第4.5節, License Serverの構成プロンプトへの応答方法 o 第4.6節,スタンドアロンLicense Serverの起動方法 ___________________________________________________________ 4.1 License Serverについて 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSのLicense Server は,PATHWORKS (LAN Manager)サーバ,PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server)サーバ,および日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSサーバにアクセスする必要のあるクライ アントに対してライセンスの認証を提供します。 License Serverは,クライアント別のライセンスに必要です。サ ーバ別のライセンスを使用する場合,License Serverを実行する 必要はありません。 1つのLANごとに,クライアント別のライセンスをサポートする ためのLicense Serverは1つのみ必要です。次のタイプのファイ ル・サーバにアクセスするクライアントのためのライセンスは, 同じLicense Serverで管理できます。 スタンドアロンLicense Serverの構成と起動 4-1 o PATHWORKS V5 for OpenVMS (LAN Manager) o PATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server) o 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSに付属のLicense Serverは,PATHWORKS for OpenVMS (NetWare)ライセンスの発 行,および管理は行いません。NetWareネットワーク・ソフトウ ェアを使用するクライアントがある場合,Advanced Serverを稼 動するシステムとは異なるシステム上で,既存のバージョンの License Serverを維持します。 License Serverは,次のようにインストールすることができま す。 o Advanced Serverとは別にインストールする。 o Advanced Serverとともにインストールする。 License ServerはAdvanced Serverを持たない,決められた OpenVMSシステムにインストールすることを推奨します。したが って,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSキットは, スタンドアロンLicense Serverをファイル・サーバとは別にイ ンストールできるようになっています。また,この代わりに, Advanced ServerのあるOpenVMS Cluster上でLicense Serverを実 行すれば,クラスタ・フェイルオーバにより信頼性が向上します (Advanced ServerのないOpenVMS Cluster上でもLicense Server を実行することができます)。 OpenVMSクラスタでは,PAKは共有ライセンス・データベースに ロードしなければなりません。ライセンス管理についての詳細 は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Guide to Managing Advanced Server Licenses』を参照してください。 ___________________________________________________________ 4.2 スタンドアロンLicense Serverを構成する前に スタンドアロンLicense Serverは,Advanced Serverのインスト レーションに使用するのと同じソフトウェア・キットからイン ストールします。プロシージャについては,「第2章, Advanced Serverソフトウェアのインストレーション」で説明されていま す。 4-2 スタンドアロンLicense Serverの構成と起動 ___________________________________________________________ 4.3 スタンドアロンLicense Serverの構成 LANのクライアントにライセンスを付与するよう,スタンドアロ ンLicense Serverを構成しなければなりません。したがって,ク ライアントが使用する適切なトランスポートを選択します。次の トランスポートを使用するようLicense Serverを構成することが できます。 o DECnet o NetBEUI o TCP/IP License Serverは,これらのタイプのトランスポートをすべてサ ポートしているので,スタートアップおよびシャットダウン・ プロシージャは,サービスが予期せず中断されるのを防ぐため に,注意深く設計されています。License Serverの起動およびシ ャットダウンは,ファイル・サーバ・コマンド・プロシージャ PWRK$STARTUP.COMおよびPWRK$SHUTDOWN.COMを使用して行うこと ができます。スタンドアロンLicense Serverの起動についての詳 細は,「第4.6節,スタンドアロンLicense Serverの起動方法」を 参照してください。 次の表に,PWRK$STARTUP.COMプロシージャの詳細について示しま す。 __________________________________________________________ 構成されてい るもの_________起動されるもの_____________________________ DECnet DECnetトランスポート NetBEUI NetBEUIトランスポート TCP/IP TCP/IPトランスポート DECnet Advanced Serverメール通知のためのDECnetトラ ンスポート License License Serverコンポーネント Server____________________________________________________ スタンドアロンLicense Serverの構成と起動 4-3 ___________________________________________________________ 4.4 トランスポートの構成 次の節では,構成コマンド・プロシージャを使用して,スタンド アロンLicense Server用のトランスポートを構成する方法を説明 します。 インストレーション・プロシージャが完了すると,OpenVMSのシ ステム・プロンプト($)が表示されます。インストレーションに 続いてシステムを再起動する場合は,次の手順を行います。 1. SYSTEMアカウントにログインしていることを確認します。 2. 次のコマンドを入力して,構成プロシージャを起動しま す。 $ @SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG 3. 構成プロンプトに応答します。 ___________________________________________________________ 4.5 License Serverの構成プロンプトへの応答方法 「表 4-1, License Serverの構成プロンプト」には,スタンドア ロンLicense Serverの構成時に,PWRK$CONFIGが表示するプロン プトに対する応答方法を示します。 _______________________ 注意 _______________________ 表 4-1には,PWRK$CONFIGが表示するプロンプトだけを示 し,情報メッセージは表示しません。構成スクリプトの完 全な例については,「付録 B, Advanced Serverのインス トレーションおよび構成の例」を参照してください。 _____________________________________________________ 4-4 スタンドアロンLicense Serverの構成と起動 表 4-1 License Serverの構成プロンプト ________________________________________________________________ プロンプト_________行いたい操作_________________入力____________ Enter disk device サーバのオンディスク構 name where 成を,表示される省略時の the Advanced OpenVMSディスク・デバイスに Server data files コピーする。 will be stored (以前にPWRK$CONFIGを実行し [default_device]: た場合,省略時のディスク・ デバイスは,サーバを最後に 構成したときに指定したデバ イスとなる。) Advanced Serverのオンディス device_name ク構成を,表示される省略時 のディスク・デバイス以外の OpenVMSディスク・デバイスに コピーする。 Do you want to ライセンスをDECnet経由で付 serve client- 与する。 based licenses over DECnet [YES]:[1] ライセンスをDECnet経由で付 NO 与しない。 [1]License_Server構成プロシージャを,以前に実行したことがある場_ 合は,省略時の応答が異なることがある。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) スタンドアロンLicense Serverの構成と起動 4-5 表 4-1 (続き) License Serverの構成プロンプト ________________________________________________________________ プロンプト_________行いたい操作_________________入力____________ Do you want to ライセンスをNetBEUI経由で付 YES serve client- 与する。 based licenses over NetBEUI [NO]:[1] ライセンスをNetBEUI経由で付 与しない。 Do you want to ライセンスをTCP/IP経由で付 YES serve client- 与する。 based licenses over TCP/IP [NO]:[1] ライセンスをTCP/IP経由で付 与しない。 Do you want 構成プロシージャ完了後にサ to start the ーバを自動起動する。 Advanced Server License Server now [YES]: サーバを起動せずに,構成プ NO ロシージャを完了する。 [1]License_Server構成プロシージャを,以前に実行したことがある場_ 合は,省略時の応答が異なることがある。 ________________________________________________________________ 4-6 スタンドアロンLicense Serverの構成と起動 ___________________________________________________________ 4.6 スタンドアロンLicense Serverの起動方法 License Serverは,次のいずれかの方法で起動できます。 o 「第4.3節,スタンドアロンLicense Serverの構成」で説明 するように,構成プロシージャ中に起動する。 o コマンド行から手動で起動する。 o 再起動のたびに自動的に起動する。 4.6.1 License Serverを手動で起動する方法 構成プロシージャでLicense Serverを起動しなかった場合,次の コマンドを使用して,手動で起動します。 $ @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP The License Server will use DECnet, NetBEUI, TCP/IP. Process NETBIOS created with identification 0000011E Process PWRK$NBDAEMON created with identification 00000120 Process PWRK$KNBDAEMON created with identification 00000122 Process PWRK$LICENSE_S created with identification 00000124 $ 4.6.2 License Serverを自動的に起動する方法 OpenVMSシステムを起動するたびに,License Serverが自動的に 起動する設定を行うには,次のようにします。 1. システム・スタートアップ・ファイルSYS$STARTUP:SYSTARTUP_VMS.COMを 編集します。 2. 次の例に示すように,startupコマンドを追加します。コマ ンドを,ファイルのネットワーク・トランスポートを起動 するコマンドすべてより後に追加します。次の例に,ファ イルの編集方法を示します。 スタンドアロンLicense Serverの構成と起動 4-7 $ IF F$SEARCH("SYS$SYSTEM:NETACP.EXE") .NES. "" $ THEN @SYS$MANAGER:STARTNET $ ENDIF . . . $ @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP 4.6.3 OpenVMS ClusterにおけるLicense Serverの起動方法 License Serverを同じOpenVMS Cluster上の,複数のメンバにイ ンストールして構成する場合,できるだけSYSMANユーティリティ を使用して,すべてのクラスタ・メンバでサーバを手動で同時に 起動してください。これには,次の手順を行います。 1. OpenVMS Clusterのノードの1つで,SYSTEMアカウントにロ グインしていることを確認します。 2. 次のコマンドを入力して,SYSMANユーティリティを起動し ます。 $ RUN SYS$SYSTEM:SYSMAN 3. スタンドアロンLicense Serverを起動する,すべてのクラ スタ・メンバを定義します。たとえば,License Serverを SPEEDY,SPIN,およびSPANというノードで起動する場合, SYSMAN>プロンプトから次のコマンドを入力します。 SYSMAN> SET ENVIRONMENT/NODE=(SPEEDY,SPIN,SPAN) 4. 定義したノードでLicense Serverを起動します。SYSMAN>プ ロンプトで次のコマンドを入力します。 SYSMAN>DO @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP 4-8 スタンドアロンLicense Serverの構成と起動 5 ________________________________________________________________ Advanced Serverのインストール後の処理 この章では,Advanced Serverをインストールした後に行うタス クについて説明します。この章は,次の節から構成されます。 o 第5.1節,インストレーション後のタスクを開始する前に o 第5.2節, Advanced Serverインストレーションの検証 o 第5.3節, Advanced Serverの起動 o 第5.4節, Advanced Serverの起動方法 o 第5.5節, Advanced Serverの停止 o 第5.6節,特殊なAdvanced Server管理コマンド o 第5.7節,外部認証のセットアップ o 第5.8節,日本語ファイル名のODS-2からODS-5への変換 o 第5.9節,オプションのサーバ管理ツールのインストール ___________________________________________________________ 5.1 インストレーション後のタスクを開始する前に Advanced Serverを起動する前に,次の操作を完了していること を確認します。 o 「第2章, Advanced Serverソフトウェアのインストレーシ ョン」に説明するように,Advanced Serverをインストール していること。 o 「第3章, Advanced Serverの構成」に説明するように,構 成プロシージャを完了していること。 Advanced Serverのインストール後の処理 5-1 ___________________________________________________________ 5.2 Advanced Serverインストレーションの検証 Advanced Serverのインストレーション時にインストレーショ ン検証プロシージャ(IVP)を実行しなかった場合は,この時点 で(または後に)実行して,サーバが正常にインストールされて いることを確認することができます(PRODUCT INSTALLコマンド に/NOTEST修飾子を指定すると,IVPプロシージャは実行されませ ん)。 IVPを実行するには,次のコマンドを入力します。 $ @SYS$TEST:PWRK$PCSI_IVP ________________________________________________________________ インストレ ーションの 状態________IVPの表示_____________必要な操作____________________ 成功 メッセージ: %PWRK-I-NORMAL, IVP completed success- fully 「第5.3節, Advanced Serverの起 動」に説明するように,サーバを 起動する。 失敗 エラーメッセージの後に次のメッセージ: -PWRK-E-IVPFAIL, IVP has failed 「第2章, Advanced Serverソフト ウェアのインストレーション」に 説明するように,ソフトウェアを __________________________________再インストールする。__________ ___________________________________________________________ 5.3 Advanced Serverの起動 以降の各項では,Advanced Serverの起動方法と,サーバのスタ ートアップを自動化する方法について説明します。 5-2 Advanced Serverのインストール後の処理 5.3.1 Advanced Serverを起動するとき Advanced Serverを構成して初めて,起動できるようになりま す。構成プロシージャを実行した後は,Advanced Serverの起動 と停止をいつでも行えます。 5.3.2 スタートアップ・プロシージャの動作 スタートアップ・プロシージャは,次の処理を行います。 1. 必要な特権を確認する。 2. 必要な構成ファイルが利用可能であることを確認する。 3. サーバが構成されていることを確認し,構成されていない 場合に終了する。 4. リブートが必要な場合は,リブートが実行されたことを確 認し,実行されていない場合は終了する。 5. トランスポート・ドライバをロードする。 6. イメージをインストールする。 7. トランスポート・サポート・プロセスを起動する。 8. 必要に応じて,OpenVMS Registry Serverを起動する。 9. 次のコンポーネントを起動する。 o License Registrar o License Server (構成されている場合) o ファイル・サーバ 10.OpenVMSレジストリに設定されているすべてのAdvanced Serverパラメータのリストを記録する(「第5.4.5項, OpenVMSレジストリに保存される初期のAdvanced Server パラメータ値の決定」を参照)。 Advanced Serverのインストール後の処理 5-3 ___________________________________________________________ 5.4 Advanced Serverの起動方法 Advanced Serverは次のように起動することができます。 o 「第3章, Advanced Serverの構成」に説明するように,構 成プロシージャ中に起動する。 o コマンド行から手動で起動する。 o 再ブートするたびに自動で起動する。 5.4.1 Advanced Serverを手動で起動する方法 構成プロシージャでAdvanced Serverを起動しなかった場合,次 のコマンドを入力して起動することができます。 $ @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP Advanced Serverが起動し,次のようなメッセージが表示されま す。 The file server will use DECnet, NetBEUI, TCP/IP. Advanced Server mail notification will use DECnet. Process NETBIOS created with identification 00000248 Process PWRK$NBDAEMON created with identification 0000024A Process PWRK$KNBDAEMON created with identification 0000024C Process PWRK$LICENSE_R created with identification 0000024E Checking to see if the OpenVMS Registry Services are available... The Advanced Server is configured to support 20 PC clients. Process PWRK$MASTER created with identification 00000251 The master process will now start all other Advanced Server processes. 5.4.2 Advanced Serverを自動的に起動する方法 OpenVMSシステムを起動するたびにAdvanced Serverが必ず自動的 に起動するようにするには,サイト固有のスタートアップ・ファ イル,SYS$STARTUP:SYSTARTUP_VMS.COMを編集します。ファイル のネットワーク・トランスポートを起動するコマンドすべてよ り後に,Advanced ServerのSTARTUPコマンドを追加します。次に 例を示します。 5-4 Advanced Serverのインストール後の処理 $ START/NETWORK DECNET . . . $ @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP 5.4.3 OpenVMS ClusterでAdvanced Serverを起動する方法 Advanced Serverを同じOpenVMS Cluster上の,複数のメンバにイ ンストールして構成する場合,できるだけSYSMANユーティリティ を使用して,すべてのクラスタ・メンバでAdvanced Serverを手 動で同時に起動してください。 Advanced Serverをすべてのクラスタ・メンバで同時に起動する には,OpenVMS Clusterのメンバ・ノードの1つで,SYSTEMアカウ ントにログインしていることを確認してから,次のようにSYSMAN を実行します。 ________________________________________________________________ コマンド________________________操作____________________________ $ RUN SYS$SYSTEM:SYSMAN SYSMANユーティリティの起動 SYSMAN> SET ENVIRONMENT /NODE=(SPEEDY,SPIN,SPAN) サーバを起動するOpenVMS Cluster メンバを定義する。たとえば, SPEEDY,SPIN,SPANなど。 SYSMAN> DO @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP 前のコマンドで定義したすべての ノードでAdvanced Serverを起動す る。 SYSMAN>_EXIT____________________SYSMANユーティリティを終了する。 _______________________ 注意 _______________________ SYSMANユーティリティのSTARTUP機能を使用してAdvanced Serverを起動する場合," " (ヌルまたは空白)のP1パラメ ータを渡さなければなりません。次に例を示します。 Advanced Serverのインストール後の処理 5-5 SYSMAN> STARTUP ADD FILE PWRK$STARTUP.COM/PARAMETER=P1:" " SYSMANユーティリティのSTARTUP機能の使用方法について の詳細は,『OpenVMSシステム管理ユーティリティ・リフ ァレンス・マニュアル』を参照してください。 _____________________________________________________ 5.4.4 スタートアップのトラブルシューティング 以降の項に,Advanced Serverが起動しない原因をいくつか挙げ ます。 o 第5.4.4.1項, SYLOGIN.COMに独立プロセスに適さないコマ ンドが入っている o 第5.4.4.2項, OpenVMSレジストリ・サービスが利用できな い 5.4.4.1 SYLOGIN.COMに独立プロセスに適さないコマンドが入っている Advanced Serverプロセスは独立プロセスです。スタートアップ 時に,独立プロセスはすべてサイト固有のシステム・ログイン・ プロシージャ(省略時にはSYS$MANAGER:SYLOGIN.COM)を実行しな ければなりません。 Advanced Serverスタートアップが正常に完了しない場合, SYLOGIN.COMプロシージャを確認します。独立プロセスが実行し なければならないコマンドだけがAdvanced Serverスタートアッ プ時に実行されることを確認します。 SYLOGIN.COMでは,$SET TERM/INQUIREのような,非独立プロセス によってのみ実行されるDCLコマンドがAdvanced Serverスタート アップ時に実行されないように,DCLレキシカル関数のF$MODEま たはF$GETJPIを使用して条件化することができます。詳細につい ては,『OpenVMS DCL Dictionary』を参照してください。 5-6 Advanced Serverのインストール後の処理 5.4.4.2 OpenVMSレジストリ・サービスが利用できない Advanced Serverは,OpenVMSレジストリ・サービスが利用可能 な場合のみ起動します。Registry Serverの起動についての詳 細は,『OpenVMSシステム管理者マニュアル』および『OpenVMS Connectivity Developer's Guide』(OpenVMS Documentation CD-ROMに含まれている)を参照してください。 Registry ServerがAdvanced Serverスタートアップの一部として 起動する場合,次のようなメッセージがスタートアップ・プロシ ージャにより表示されます。 Checking to see if the OpenVMS Registry Services are available... %RUN-S-PROC-ID, identification of created process is 0000023B Registry Serverが起動できない場合,次のメッセージが表示さ れてスタートアップ・プロシージャが終了します。 SYS$REGISTRY must be defined to start the VMS Registry. %PWRK-F-NOREGISTRY, OpenVMS Registry services not configured for this system %PWRK-F-STARTERR, severe error encountered during start-up OpenVMS Registry Services are not available on this system. Some file server parameters are stored in the OpenVMS Registry. For the file server or file server utilities to be able to access these parameters, OpenVMS Registry Services must be available on this system. Without them the file server cannot start. $ 5.4.5 OpenVMSレジストリに保存される初期のAdvanced Serverパラメ ータ値の決定 Advanced Serverスタートアップ・プロシージャは,OpenVMSレジ ストリに設定されるすべてのAdvanced Serverパラメータのリス トを記録します。最新のパラメータ値が必要な場合は,このリス トを参照することができます。このリストは次の位置に保存され ています。このとき,nodenameは,サーバ・ノードの名前です。 PWRK$PARAMS:PWRK$REGISTRY_PARAMS_nodename.LIS Advanced Serverのインストール後の処理 5-7 ___________________________________________________________ 5.5 Advanced Serverの停止 Advanced Serverは,次のような場合に,いつでも停止すること ができます。 o サーバ構成パラメータを変更したいとき o 定期システム・シャットダウンの一部として Advanced Serverを停止するには,次のコマンドを入力します。 $ @SYS$STARTUP:PWRK$SHUTDOWN Shutting down the currently running server(s)... クラスタ・サーバについては,次のコマンドを入力します。 $ @SYS$STARTUP:PWRK$SHUTDOWN CLUSTER 定期システム・シャットダウンの一部としてAdvanced Serverを 停止するには,サイト固有のシステム・シャットダウン・プロシ ージャにSHUTDOWNコマンドを追加します。さらに,サーバをシャ ットダウンする前には,ADMINISTER SEND/USERSコマンドを使用 して,接続しているユーザにシャットダウンの予定を通知しま す。次の例では,サーバWOODMANに接続しているすべてのユーザ に警告しています。 LANDOFOZ\\TINMAN> SEND/USERS/SERVER=WOODMAN "Shutdown at 1pm today!!!" ___________________________________________________________ 5.6 特殊なAdvanced Server管理コマンド Compaqでは,たとえば,特定のサーバ管理コマンドやプ ロシージャを起動するためのショートカットを提供する コマンド・プロシージャを多数提供しています。ファイ ルSYS$STARTUP:PWRK$DEFINE_COMMANDS.COMの内容を調べると,こ れらのコマンドのリストを見ることができます。 Advanced Serverの管理に使用するアカウントにログインする と,これらのAdvanced Server管理コマンドを自動的に定義する ことができます。ログイン時にAdvanced Serverコマンドを定義 するには,特権付きアカウントのLOGIN.COMファイルを編集し て,次の行を追加します。 5-8 Advanced Serverのインストール後の処理 $ @SYS$STARTUP:PWRK$DEFINE_COMMANDS ___________________________________________________________ 5.7 外部認証のセットアップ バージョン7.1以上のOpenVMSオペレーティング・システムは, 外部認証をサポートします。Advanced Serverはオペレーティン グ・システムとともに,Advanced Serverドメイン・ユーザが Advanced Serverのユーザ名とパスワードを使用して,OpenVMSオ ペレーティング・システムにログインすることができるようにし ます。 外部認証は,OpenVMSアカウントとそれに対応するAdvanced Serverドメイン・アカウントの間で,自動的にパスワードを同 期化することができます。Advanced Serverドメイン・コント ローラが要求に対するサービスに利用可能な場合は,ユーザが OpenVMSアカウントにログインするときには必ずパスワードが同 期化されます。外部認証を有効にすると,OpenVMSとAdvanced Serverドメインの両方のユーザ・アカウントを持つユーザは,異 なるパスワードを2つ管理する必要がなくなります。 省略時の設定では,外部認証は無効にされています。ただし, 『OpenVMS Guide to System Security』で説明するように, OpenVMSシステムの管理者がSYSTARTUP_VMS.COMに論理名を定義 し,SYSUAFにユーザ・アカウントをマークした場合は,Advanced Serverを起動すると,サーバの外部認証が自動的に有効になりま す。 Advanced Serverを実行しているクラスタ・メンバでは,外部認 証プロセスに加わるためにAdvanced Serverを有効にするための 追加の構成は必要ありません。ただし,Advanced Serverクラス タで外部認証を使用するには,すべてのクラスタ・メンバをネッ トワーク・ユーザのOpenVMSログイン要求が処理できるように構 成し,外部認証されたユーザがクラスタ内の任意のノードを介し てクラスタにログオンできるようにします。Advanced Serverを 実行していないクラスタ・メンバは,共有クラスタ・ディスク上 の外部認証ソフトウェアにアクセスできる場合には,ネットワー ク・ユーザからのログオン要求を認証するように構成することが できます。共有クラスタ・ディスク上の外部認証ソフトウェアに アクセスできない場合は,「第5.7.1項, OpenVMS Clusterにおけ る外部認証のセットアップ」で説明する手順に従って,外部認証 Advanced Serverのインストール後の処理 5-9 イメージをシステム・ディスクにコピーするだけで,そのシステ ムでの外部認証を有効にすることができます。 Advanced Serverシステム上で外部認証を提供するには,次のプ ロシージャを実行します。 __________________________________________________________ ステッ プ______プロシージャ____________________参照する情報______ 1. 次のいずれかをインストールす 第2章, Advanced る。 Serverソフトウェア のインストレーショ o Advanced Server ン o スタンドアロン外部認証ソ フトウェア ______ 注意 ______ 少なくともクラス タ内の1つのノード が完全なAdvanced Serverソフトウェア を実行していなけれ ばなりません。 ___________________ 2. OpenVMSシステムで外部認証を有 『OpenVMS Guide to 効化する。 System Security』 3. 外部認証を起動するようOpenVMS 『OpenVMS Guide to ユーザ・アカウントを設定する。 System Security』 4. 必要に応じて,Advanced Server 『Compaq Advanced ドメイン・ユーザ・アカウントと Server for OpenVMSユーザ・アカウントの間 OpenVMS Server で,ホスト・マッピングを確立す Administrator's る。 Guide』 5-10 Advanced Serverのインストール後の処理 __________________________________________________________ ステッ プ______プロシージャ____________________参照する情報______ 5. Advanced ServerをOpenVMS 第5.7.1項, OpenVMS Clusterに加える場合は,す Clusterにおける外 べてのクラスタ・メンバで外部認 部認証のセットアッ 証をセットアップする。 プ 6. 外部認証で使用する省略時の 『Compaq Advanced ドメインを変更する場合は(ロ Server for ーカル・サーバのドメインは, OpenVMS Server 外部認証を確立するときのユ Administrator's ーザの省略時のドメイン。ログ Guide』 イン時にユーザがドメイン名を 指定しない場合,システムは認 証に省略時のドメインを使用す る),それに応じてシステム論理 名PWRK$ACME_DEFAULT_DOMAINを設 定する。 7. 信頼される側のドメインでユーザ 『Compaq Advanced の外部認証を確立するには,信頼 Server for される側のドメインの名前(1つま OpenVMS Server たは複数)をOpenVMSレジストリ値 Administrator's ________HOSTMAPDOMAINSに追加する。______Guide』___________ 5.7.1 OpenVMS Clusterにおける外部認証のセットアップ OpenVMS Clusterで外部認証が使用されている場合には,すべて のクラスタ・メンバを,ネットワーク・ユーザのためにOpenVMS ログオン要求が処理できるように構成するよう推奨します。1つ 以上のメンバが外部認証をサポートしていない場合,アカウン ト・レコードに外部認証を設定しているユーザでも,これらの外 部認証用に構成されていないホストにはログオンすることができ ません。 『OpenVMS Guide to System Security』で説明しているように, クラスタ内の各OpenVMSシステムで外部認証が一度適切に有効に されると,Advanced Serverクラスタ・メンバでは外部認証プロ Advanced Serverのインストール後の処理 5-11 セスを有効にするための追加の構成は必要ありません。Advanced Serverが起動されると,外部認証が自動的に有効になります。 Advanced Serverを実行していないクラスタ・メンバは,共有ク ラスタ・ディスク上の外部認証ソフトウェアにアクセスできる場 合,ネットワーク・ユーザからのログオン要求を認証することが できます。外部認証はV7.1より前のOpenVMSシステムではサポー トされていないことに注意してください。このため,クラスタ上 で外部認証が適切に動作するためには,Advanced Serverを実行 していないクラスタ内のすべてのメンバが必ずOpenVMS V7.1以降 を実行しているようにしてください。 クラスタ・メンバが共有クラスタ・ディスク上の外部認証ソフト ウェアにアクセスできない場合は,次の手順を実行することによ り,そのシステム上で外部認証を有効にすることができます。共 有クラスタ・ディスク上の外部認証ソフトウェアにアクセスでき ないクラスタ・メンバについては,手順2と3のみを実行する必要 があります。 1. クラスタ・メンバがVAXノードの場合は,次の外部認証 ファイルを,完全な日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSがインストールされている任意のシステム・ディス クから,VAXノード上の指示された位置にコピーします。 SYS$LIBRARY:PWRK$ACME_MODULE_VAX.EXE から SYS$COMMON:[SYSLIB] SYS$STARTUP:PWRK$ACME_STARTUP.COM から SYS$COMMON:[SYS$STARTUP] クラスタ・メンバがOpenVMS Alpha V7.2-1以降のノード の場合は,「第2.1.2項,サーバのインストレーション」 で説明するように,PRODUCT INSTALL ADVANCEDSERVERJA コマンドを使用して,システムでPOLYCENTER Software Installationユーティリティを実行します。Advanced Serverなしで外部認証イメージをインストールするには, 「External Authentication Images only」オプションを選 択します。 AlphaシステムがV7.1の場合には,次の外部認証ファイル を,完全な日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSが インストールされている任意のシステム・ディスクから, Alphaノード上の指示された位置にコピーします。 5-12 Advanced Serverのインストール後の処理 SYS$LIBRARY:PWRK$ACME_MODULE_ALPHA.EXE から SYS$COMMON:[SYSLIB] SYS$STARTUP:PWRK$ACME_STARTUP.COM から SYS$COMMON:[SYS$STARTUP] 2. 次の論理名をクラスタ単位ではないノード固有のシステ ム・スタートアップ・ファイルに定義します。または, SYS$COMMON:[SYSMGR]SYLOGICALS.COMのような共有システ ム・スタートアップ・ファイルを使用している場合は,レ キシカル関数F$GETSYIを使用して,ノード名に基づき条件 分けして定義します。 $ DEFINE/SYSTEM/EXE PWRK$ACME_SERVER scsnode1_name[,scsnode2_name,...] 各scsnodex_nameは等価名であり,外部認証要求の処理に 使用できるAdvanced Serverを実行しているクラスタ・メ ンバのSCSNODE名です。Advanced Serverメンバ・ノードの 名前のすべてまたは一部を含めることができます。これに より,認証要求のために,要求しているホストが,完全な Advanced Serverソフトウェアを実行しているホストにコン タクトする順番を指定することができます。リスト内の最 初のノードが応答しない場合,要求側のホストは次のホス トに問い合わせを行い,以下同様に続きます。 _______________________ 注意 _______________________ 外部認証要求を適切に処理するためには,Advanced Serverメンバ・ノードの一部を指定する場合に,これ ら指定されたクラスタ・メンバのうちの少なくとも1つで Advanced Serverが実行されていなければ(利用可能でな ければ)なりません。そうでない場合,リストに指定され ていない別のAdvanced Serverメンバ・ノードが現在実行 中であっても,要求は処理されません。 _____________________________________________________ 3. システムのスタートアップ時にSYS$STARTUP:PWRK$ACME_ STARTUPコマンド・プロシージャを起動します。 4. すべてのクラスタ・メンバでOpenVMSユーザ・アカウントを 外部認証有効に設定し,必要であれば,OpenVMSユーザ・ アカウントとAdvanced Serverユーザ・アカウントとの間 にホスト・マッピングをセットアップします。外部認証の ためにOpenVMSユーザ・アカウントを有効にする方法につ いての詳細は,『OpenVMS Guide to System Security』を Advanced Serverのインストール後の処理 5-13 参照してください。ホスト・マッピングをセットアップす る方法についての詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してくだ さい。 5.7.2 DECnet-Plusを経由した外部認証の必要条件 DECnet-Plus for OpenVMSを経由してユーザの外部認証を可能に するには,OpenVMSシステム・パラメータNET_CALLOUTSを255に設 定します。これにより,Advanced ServerのユーザIDマッピング およびネットワーク・ログインのための認証が可能になります。 5.7.2.1 外部認証のためのサーバの能力の構成 省略時の設定では,Advanced Serverは同時に10までの外部 認証ログオン要求(サインオン)をサポートすることができま す。この最大値は,構成マネージャを使用することにより, サーバの要求に適合するように変更することができます。詳細 については,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してください。 5.7.3 外部認証されたクライアント接続の構成 省略時の設定では,Advanced Serverは,10までの外部認証要求 の同時処理をサポートします。構成マネージャを使用すれば, Advanced Serverの要求に合わせて,この最大値を変更すること ができます。構成マネージャを起動するには,次のコマンドを入 力します。 $ ADMINISTER/CONFIGURATION 基本的なサーバ・パラメータには,外部認証によるユーザの同時 アクティブ化があります。 構成マネージャの使用についての詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照し てください。 5-14 Advanced Serverのインストール後の処理 5.7.4 ネットワークのダウン時の外部認証のバイパス ネットワーク接続が必要で,かつネットワークがダウンしている 場合,外部認証を行うことができません。しかし,一時的な解 決方法として,特権ユーザであれば,ログイン・プロンプトで OpenVMSユーザ名の後に/LOCAL_PASSWORD修飾子を入力して,ロー カル認証を指定することができます。/LOCAL_PASSWORD修飾子を 使用するときには,OpenVMSユーザ名とパスワードを必ず指定し ます。 /LOCAL_PASSWORD修飾子の使用は,システム・マネージャが確 立したセキュリティ・ポリシーを事実上オーバーライドするの で,ユーザのアカウントに,許可された特権としてSYSPRVがある 場合にのみ許容されます。これにより,システム管理者は,ネ ットワークがダウンしたときにシステムにアクセスできます。 SYS$SINGLE_SIGNON論理名にビット1が設定されている場合は,通 常は外部認証される,特権のないユーザがローカルにログインで きるようになります(/LOCAL_PASSWORD修飾子を指定する必要はあ りません)。 ログイン・コマンド行の/LOCAL_PASSWORD修飾子についての詳細 は,『OpenVMS Guide to System Security』を参照してくださ い。 ___________________________________________________________ 5.8 日本語ファイル名のODS-2からODS-5への変換 既存のPATHWORKS共有ディレクトリは,ODS-2からODS-5に変換 することによって,OpenVMSの拡張ファイル指定のサポートを 利用することができます。日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアは,ODS-2から変換されたODS-5デバイス上 で,ODS-2用にエンコードされたファイル名を変換するための変 換ユーティリティを提供します。この変換ユーティリティは,フ ァイル名のエスケープコード化文字を削除し,ファイル名を日本 語の文字に変更します。たとえば,ODS-2ディスク上に作成され たファイルの名前が,__8F__6Fという文字コード化シーケンス を含む場合,日本語の「出」という文字のエンコード文字列なの で,変換ユーティリティはエンコードされた文字列を削除し,そ れを「出」という文字に置き換えます。 Advanced Serverのインストール後の処理 5-15 ODS-2ファイル名からODS-5ファイル名に変換できるのは,次の操 作が行われた後です。 o 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSがインストー ルされ,構成されている。 o エスケープコード化されたファイル名が存在するディス ク・デバイスが,ODS-2からODS-5に変換されている。デ ィスク・デバイスのODS-5への変換についての詳細は, 『OpenVMS Extended File Specificationsの手引き』を参 照。 _______________________ 注意 _______________________ 省略時の言語(英語(USA))以外の言語を構成するときに, システム・デバイスにODS-2ファイル名(エスケープ・コ ード化文字を含む__XX形式の名前)が含まれている場合に は,新しい言語を構成する前にすべてのファイル名を変換 する必要があります。 _____________________________________________________ 5.8.1 ファイル名変換ユーティリティの使用 ファイル名をODS-2ファイル・システムで使用されるエンコード 文字列から,Extended File Specificationsの日本語ファイル名 に変換することができます。ファイル名変換ユーティリティ・フ ァイルは,次のとおりです。 SYS$SYSTEM:PWRK$CNVTOHFS.EXE Advanced Serverコマンドが定義されていれば,PWCONVERTシステ ム管理コマンドを使用して,ファイル名変換ユーティリティを起 動することができます。Advanced Serverシステム管理コマンド の定義についての詳細は,「第5.6節,特殊なAdvanced Server管 理コマンド」を参照してください。たとえば,PWCONVERTコマン ドを定義するには,次のDCLコマンドを入力します。 $ PWCONVERT :== $SYS$SYSTEM:PWRK$CNVTOHFS.EXE 5-16 Advanced Serverのインストール後の処理 PWCONVERTコマンドの形式は次のとおりです。 $ PWCONVERT /qualifiers file-spec ここでは,次の規則が適用されます。 o 修飾子はオプションです。修飾子については,「表 5-1, PWCONVERTの修飾子」で説明します。修飾子を省略した場合 は,省略時設定が使用されます。 o file-spec引数は必須で,デバイス名,ディレクトリ名,お よびファイル名を含めることができます。 - ディスク・デバイスだけを指定した場合,変換ユーテ ィリティは,コード化されたファイル名をデバイス全 体でスキャンし,それらを必要に応じて変換します。 - ディスク・デバイスとディレクトリを指定した場合, 指定されたディレクトリにあるすべてのファイルがス キャンされ,必要に応じて変換されます。ディレクト リ名とファイル名には,ワイルドカード文字を含める ことができます。 - ディスク・デバイス,ディレクトリ,およびファイル 名を1つだけ指定した場合は,そのファイルだけが変換 されます。 - ファイル指定なしにPWCONVERTコマンドを入力した場 合,ファイル指定を求めるプロンプトが表示されま す。次に例を示します。 $ PWCONVERT FILENAME: このプロンプトへの応答では,変換するデバイス名を 指定しなければなりません。オプションとして,ディ レクトリ名とファイル名を指定することができます。 修飾子を付けることも可能です。 Advanced Serverのインストール後の処理 5-17 表 5-1 PWCONVERTの修飾子 ________________________________________________________________ 修飾子___________説明____________________________省略時の値_____ /DISABLE=keyword キーワードによって指定される変 /NODISABLE 換ユーティリティの機能を無効に する。キーワードは次のとおりで ある。 o ACE-変換ユーティリティが ファイル上で"PATHWORKS" ACEの確認を行わないよう指 定する。 o STRUCTURE_LEVEL-変換ユー ティリティがファイル・シ ステム・タイプ(ODS-2また はODS-5)の確認を行わない ように指定する。 /LOG=log-file- 変換されたファイル名を含むロ /NOLOG。情報が specification グ・ファイルを作成する。この修 表示されログ・ 飾子を使用して,ログの記憶位置 ファイルは作成 と名前を指定することができる。 されない。 /VERBOSE 変換処理の間に,スキャンされた /NOVERBOSE ファイル名をすべて表示する。 /NOLIST 変換されたファイル名を一切表示 /LIST しない。エラー・メッセージのみ _________________表示する。_____________________________________ 5.8.2 コード化されたファイル名の変換の例 この例では,報告書.TXTという名前のファイルが,DISKAに ある共有ディレクトリ上にWindows 95クライアントで作成さ れ,__95__F1__8D__90__8F__91.TXTという名前でコード化され ています。デバイスDISKAは,ODS-2からODS-5に変換されていま す。OpenVMSから表示すると,ファイルは次のようになります。 5-18 Advanced Serverのインストール後の処理 $ DIRECTORY DISKA:[FILES] Directory DISKA:[FILES] ... __95__F1__8D__90__8F__91.TXT;1 Total of 20 files. $ 次のようにPWCONVERTコマンドを使用して,このファイルを変換 します。 $ PWCONVERT/VERBOSE DISKA:[FILES]__95__F1__8D__90__8F__91.TXT Scanning file - DISKA:[FILES]__95__F1__8D__90__8F__91.TXT;1 Renamed __95__F1__8D__90__8F__91.TXT to ^U5831^U544A^U66F8.TXT Convert Utility Complete $ ここで^U5831^U544A^U66F8.TXTはODS-5上での「報告書.TXT」を 表します。日本語OpenVMS V7.2以降を使用している場合,以下の ように見えます。 $ DIRECTORY DISKA:[FILES] Directory DISKA:[FILES] ... 報告書.TXT;1 Total of 20 files. $ 5.8.3 全部のファイル名を変換する場合の例 ディスク・デバイスおよびディレクトリにある,コード化された ファイル名を全部変換するには,ファイル名を指定せずに,ディ スク・デバイスとディレクトリを指定して,PWCONVERTコマンド を入力します。たとえば,デバイスDISK$USER1に格納されている コード化されたファイル名を全部変換するには,次のように入力 します。 Advanced Serverのインストール後の処理 5-19 $ PWCONVERT _FILENAME: DISK$USER1: ... Renamed __95__F1__8D__90__8F__91.TXT to ^U5831^U544A^U66F8.TXT ... Convert Utility Complete $ ___________________________________________________________ 5.9 オプションのサーバ管理ツールのインストール Advanced Serverは,Windows 2000,Windows 98,Windows 95, またはWindows NTクライアントからサーバを管理できるオプショ ンのクライアント別サーバ管理ツールを提供します。これらのツ ールは,インストレーション,構成およびサーバの起動の後, PWUTIL共有ディレクトリで利用できます。 PWUTIL共有ディレクトリのSRVTOOLSディレクトリには,それぞれ のタイプのクライアント・コンピュータのためのサブディレクト リがあります。クライアント・コンピュータへのソフトウェアの インストレーション方法については,適切なサブディレクトリに あるREADME.TXTファイルを参照してください。 サーバ管理ツールの使用方法についての詳細は,Windows NT Serverのドキュメントを参照するか,オンライン・ヘルプを使用 してください。 5-20 Advanced Serverのインストール後の処理 6 ________________________________________________________________ ワイド・エリア・ネットワークの実装 この章では,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフ トウェアがサポートするTCP/IPソフトウェア製品の1つを使用し て,ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)をセットアップする方 法を説明します。 この章は,次の節から構成されます。 o 第6.1節,ワイド・エリア・ネットワーク・サポートの有効 化 o 第6.2節,ワイド・エリア・ネットワークにおけるLMHOSTSフ ァイルの使用 o 第6.3節,ワイド・エリア・ネットワークにおけるWINSの使 用 o 第6.4節,ワイド・エリア・ネットワークにおけるDNSの使用 ___________________________________________________________ 6.1 ワイド・エリア・ネットワーク・サポートの有効化 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアでは, 次の方法のいずれか1つ以上を使用して,ワイド・エリア・ネッ トワークの名前の解決を行うことができます。 o LMHOSTSファイル o Windows Internet Name Servers (WINS) o Domain Name System (DNS) これらを使用するためには,構成マネージャを使用して有効化す る必要があります。これらは,PWRK$CONFIG.COMコマンド・プロ シージャによって有効化することができます。このコマンド・プ ロシージャで,"Do you want to change server configuration parameters."という質問にYESと答えると,構成マネージャに ワイド・エリア・ネットワークの実装 6-1 アクセスできます。1つ以上の方式のワイド・エリア・ネット ワーク・サポートを有効化するには,Transports画面を選択 してから,適切なチェックボックスを選択します。また,こ の代わりに,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』で説明するように,サーバを構成して 起動した後で,構成マネージャを実行することもできます。 _______________________ 注意 _______________________ チェックボックスはX印が有効を意味し,空白が無効を意 味します。 _____________________________________________________ ___________________________________________________________ 6.2 ワイド・エリア・ネットワークにおけるLMHOSTSファイルの使用 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアは, LMHOSTSファイルを使用することにより,TCP/IPトランスポート のワイド・エリア・ネットワークをセットアップする能力を提供 します。このファイルには,同じドメイン内にあるドメイン・コ ントローラとメンバ・サーバ,および信頼を確立しているドメイ ン内にあるドメイン・コントローラのリストが入っています。 LMHOSTSファイルにより,Advanced Serverは,Windows NTのワイ ド・エリア・ネットワークにも参加できるようになります。 Advanced Serverは,Windows NT Serverとは異なり,リモート LMHOSTSファイル(#INCLUDEを使用して,Windows NT LMHOSTSファ イルに呼び込まれます)はサポートしません。Windows NT Server にある既存のLMHOSTSファイルと同じホスト名を取り込むには, そのLMHOSTSファイルをAdvanced Serverにコピーしてから,その エントリをAdvanced ServerのLMHOSTSファイルに手動で挿入しま す。 _______________________ 警告 _______________________ WANでクラスタのロード・バランシングを使用する (Advanced Serverクラスタ・エイリアス名のNetBIOS解決 のためにDNSを使用)予定がある場合は,Advanced Server クラスタにアクセスし,名前解決のためにDNSを有効に するすべてのシステム上のLMHOSTSファイルから,クラ スタ・エイリアスのすべてのエントリを削除する必要が あります。クラスタのロード・バランシングについての 6-2 ワイド・エリア・ネットワークの実装 詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してください。 _____________________________________________________ 6.2.1 TCP/IPワイド・エリア・ネットワークのセットアップ TCP/IPワイド・エリア・ネットワークをセットアップするには, 同じドメイン,またはそのドメインと信頼関係のあるドメインに ある,ワイド・エリア・ネットワーク中のドメイン・コントロー ラとメンバ・サーバについての,ホスト名とTCP/IPアドレスを追 加することにより,LMHOSTSファイルを修正します。 LMHOSTSファイルは,NetBIOS名を解決するために他の方法が使用 されていなければ,ドメイン内のすべてのドメイン・コントロー ラおよびメンバ・サーバ上でセットアップされていなければなり ません。Advanced ServerのLMHOSTSファイルに,ドメインのすべ てのドメイン・コントローラとメンバ・サーバ,およびそのドメ インと信頼関係を確立しているドメイン内のドメイン・コントロ ーラのエントリが含まれていることを確認してください。 既存のドメインでバックアップ・ドメイン・コントローラ(BDC) またはメンバ・サーバになるサーバを構成している場合には, 次の点に注意してください。つまり,異なるTCP/IPサブネット にあるプライマリ・ドメイン・コントローラ(PDC)のエントリが LMHOSTSファイルに含まれていない場合,サーバはそのPDCを見つ けることができません。LMHOSTSファイルにそのPDCのエントリが 含まれていることを確認してから,既存のドメインに加わるため にPWRK$CONFIGを実行してください。1つのPDCに対して,次の2つ のエントリが必要です。 o PDCのコンピュータ名の標準エントリ o ドメインのPDCとしてシステムを一意に識別するエントリ このエントリには,16バイト目に制御文字\0x1Bを持つド メイン名(15文字まで空白詰めされている)が含まれてい ます。詳細については,「第6.2.3項, LMHOSTSファイル構 文」を参照してください。 ワイド・エリア・ネットワークの実装 6-3 BDCは,ドメイン単位のセキュリティ・アカウント・データベ ースに対する変更を,PDCから定期的に検索します。PDC上の LMHOSTSファイルからBDCを削除すると,PDCは,検索する必要の あるデータベースの変更をBDCに通知しません。あるいは,BDCが PDCのための必要なエントリを削除すると,BDCは,データベー スの変更を検索しようとする際に,PDCを見つけることができま せん。どちらの場合も,BDCのデータベースが最新でなくなりま す。 LMHOSTSファイルは,随時修正が可能です。LMHOSTSファイルが存 在する限り,ユーザはこのファイルにリストされた任意のサーバ に対して,TCP/IP接続を確立することができます。 6.2.2 LMHOSTSディレクトリ ワイド・エリア・ネットワークのセットアップは,異なるサブネ ットにあるすべてのOpenVMSファイル・サーバで次のファイルを 供給することにより行います。 PWRK$LMROOT:[LANMAN]LMHOSTS. (LMHOSTSファイルには,ファイル・タイプはありません。上記の ように最後のドットも含まれます。) 6.2.3 LMHOSTSファイル構文 LMHOSTSファイルでは,各ノードについて次の行を指定すること により,ノードのリストを作成します。 address NetBIOSname #PRE #DOM:domain_name ここで, o addressは,x.x.x.xという形式のインターネット・アドレ スで,xは,0から255までの10進数です。 o NetBIOSnameは,1〜16文字の名前で,制御文字を含む場合 もあります(制御文字の形式は,\0Xnnまたは\nnで,nは16 進数です) 6-4 ワイド・エリア・ネットワークの実装 印刷されない文字や制御文字を含めるには,名前を二重引 用符で囲みます。名前がキャッシュにロードされる前(次に 説明する#PRE指示文を参照)または照合に使用される前に, 英文字はすべて大文字に設定されます。 名前の16バイト目に制御文字を明示的に含めたい場合は, 次の処理を行う必要があります。 o 制御文字の位置を制御するために,名前の後ろに空白 文字を詰めます。 o 名前と制御文字を二重引用符で囲みます。 次は,有効なNetBIOS名の例です。 speedy "LANDOFOZ \0x1B" o #PREは,エントリがキャッシュにプリロードされなければ ならないことを示すオプションの指示文です。#PREタグの 付いたエントリは,Advanced Serverが最初に起動されると きにキャッシュにプリロードされます。Advanced Serverの 起動後に,#PREタグの付いたエントリをLMHOSTSファイルに 追加した場合は,Advanced Serverが再起動されるまで名前 はキャッシュにプリロードされません。ただし,その名前 は,LMHOSTSファイルを次に検索するときに利用可能になり ます。 o #DOM:domain-nameは,エントリをdomain-nameによって指定 されるドメイン内のドメイン・コントローラとして指定し ます。これは,エントリがドメイン・コントローラの場合 には必須です。メンバ・サーバのエントリについて含めて はなりません。 #DOM:domain-name指示文は,ログインおよびブラウザ・サ ービスがルーティング環境においてどう動作するかに作用 します。これはまた,ユーザ・アカウント管理および信頼 関係でも使用されます。 たとえば,PDCと同じIPサブネット内にないBDC上のLMHOSTSファ イルには,次のエントリを含めておきます(2つのシステムが同じ IPサブネット内にある場合には,ブロードキャストを使用して名 前を解決することができます)。この例では,PDC名はDOMPDCで, ドメインLANGROUP内にあり,IPアドレスは10.20.30.40です。 ワイド・エリア・ネットワークの実装 6-5 10.20.30.40 DOMPDC #PRE #DOM:LANGROUP 10.20.30.40 "LANGROUP \0x1B" #PRE \0x1B名は,ドメインのPDCによってのみ登録されます。BDCがPDC に昇格した場合,元のPDCは\0x1B名を解放して,新しいPDCがそ れを登録できるようにします。この\0x1B名のエントリを含む他 のシステム上のLMHOSTSファイルは,新しいPDCのIPアドレスを反 映するように更新する必要があります。 ドメインのPDCが,OpenVMS Clusterの複数のメンバ上で実行さ れているPATHWORKSまたはAdvanced Server for OpenVMSサーバ の場合は,1つのクラスタ・メンバだけが\0x1B名を登録します (NetLogonサービスを起動する最初のメンバ)。ただし,サーバが そのクラスタ・メンバ上で停止した場合,\0x1B名はそのクラス タ・メンバによって解放され,その後,そのサーバを実行する別 のクラスタ・メンバによって登録されます。この場合には,こ の\0x1B名のエントリを含む他のシステム上のLMHOSTSファイル は,\0x1B名を登録して保持しているクラスタ・メンバのIPアド レスを反映するように更新する必要があります。\0x1B名の登録 を行い,現在それを保持しているクラスタ・メンバを判断する には,クラスタの各ノードでOpenVMS DCLプロンプトからNBSHOW KNBコマンドを実行し,表示された名前テーブルで\0x1B名を探し ます。\0x1B名は,クラスタ・メンバのうちの1つの名前テーブル にのみ表示されます。コマンドNBSHOWは,コマンド・ファイル SYS$MANAGER:PWRK$DEFINE_COMMANDS.COMに定義されている特別な Advanced Server管理コマンドです。詳細については,「第5.6 節,特殊なAdvanced Server管理コマンド」を参照してください。 _______________________ 警告 _______________________ すべてのシステム上のLMHOSTSファイルが,PDCの変更を反 映するように更新されていない場合,これらのシステムで はドメインのPDCを見つけることができない場合がありま す。これにより,ドメイン操作に悪影響を及ぼすことがあ ります。 _____________________________________________________ 信頼関係を使用する環境では,信頼する側のドメインにあるドメ イン・コントローラは,信頼される側のドメイン内のドメイン・ コントローラとセキュアな通信チャネルを確立する必要があり ます。これにより,1つのドメイン内にアカウントを持つユーザ は,そのユーザのドメインを信頼するドメインによって提供され 6-6 ワイド・エリア・ネットワークの実装 るリソースにアクセスできるようになります(パススルー認証と 呼びます)。このため,信頼する側のドメインのドメイン・コン トローラは,信頼される側のドメインのドメイン・コントローラ と同様,それぞれのLMHOSTSファイルに他のドメインからのすべ てのドメイン・コントローラをリストする必要があります(この 場合,WINSなど他のNetBIOS名解決の方法が使用されていないも のとします)。各ドメイン・コントローラには,他のドメインの PDCの\0x1Bエントリも含める必要があります。次の例では,ドメ インLANGROUPはドメインCORPDOMを信頼します。LANGROUPドメイ ンは,次のドメイン・コントローラから構成されます。 __________________________________________________________ 名前____IPアドレス____役割________________________________ LGPPDC 192.20.30.40 PDC LGPBDC__192.20.30.41__BDC_________________________________ CORPDOMドメインは,次のドメイン・コントローラから構成され ます。 __________________________________________________________ 名前________IPアドレス____役割____________________________ CORPPDC 110.5.5.5 PDC CORPBDC1 110.5.5.20 BDC CORPBDC2____110.10.1.1____BDC_____________________________ ドメインLANGROUPのドメイン・コントローラが,ドメイン CORPDOMのドメイン・コントローラを検索できるようにするに は,ドメインLANGROUPのドメイン・コントローラにあるLMHOSTS ファイルに次のエントリを含めます。 110.5.5.5 CORPPDC #PRE #DOM:CORPDOM 110.5.5.5 "CORPDOM \0x1B" #PRE 110.5.5.20 CORPBDC1 #PRE #DOM:CORPDOM 110.10.1.1 CORPBDC2 #PRE #DOM:CORPDOM ワイド・エリア・ネットワークの実装 6-7 同様に,ドメインCORPDOMのドメイン・コントローラが,ドメイ ンLANGROUPのドメイン・コントローラを検索できるようにするに は,ドメインCORPDOMのドメイン・コントローラにあるLMHOSTSフ ァイルに次のエントリを含めます。 192.20.30.40 LGPPDC #PRE #DOM:LANGROUP 192.20.30.40 "LANGROUP \0x1B" #PRE 192.20.30.41 LGPBDC #PRE #DOM:LANGROUP これらの場合,#DOM指示文は必須です。これは,システムを,指 定されたドメインのドメイン・コントローラとして明示的に指 定します。メンバ・サーバをLMHOSTSファイルに含める場合には (Windows NTまたはAdvanced Serverメンバ・サーバのどちらであ っても),#DOM指示文を省く必要があります。メンバ・サーバは ドメイン・コントローラではありません。 6.2.4 LMHOSTSファイルの管理 利用可能なノードのリストを変更するために,ファイルをいつで も編集することができます。ドメイン・コントローラ・エントリ (#DOM指示文で指定される)および#PRE指示文のないコンピュータ 名エントリは,LMHOSTSファイルを動的に確認することにより解 決されます。この確認は,名前を解決する必要があり,名前キャ ッシュで見つからないときにはいつでも行われます。 LMHOSTS名の解決を無効にするには,すべてのバージョンの LMHOSTSファイルの名前をLMHOSTS以外のものに変更します。 あるいは,構成マネージャを使用して,LMHOSTS名の解決を無 効にすることもできます。構成マネージャを起動し($ ADMIN /CONFIG),「Transports」オプションを選択して,「Enable LMHOSTS Resolution」オプションの横のチェック・マークをクリ アします。構成マネージャを使用してLMHOSTS名の解決を有効ま たは無効にする場合,変更は動的ではありません。つまり,次に Advanced Serverを起動するまで,変更は有効になりません。 _______________________ 注意 _______________________ チェックボックスはX印が有効を意味し,空白が無効を意 味します。 _____________________________________________________ 6-8 ワイド・エリア・ネットワークの実装 Advanced Serverの実行中にLMHOSTSファイルにエントリを追加し たとき,エントリに#PRE指示文が含まれている場合,サーバが 次に再起動されるまで,(エントリの#PRE部分で指示されている ように)エントリはパーマネントにキャッシュされません。ただ し,その名前が次に解決が必要になった場合に動的に読み込まれ るので,変更は直ちに有効になります。 6.2.5 LMHOSTSログ・ファイルの使用 LMHOSTSにアクセスしたときにエラーが発生すると,そのエラー が次のファイルに記録されます。 PWRK$LMROOT:[LOGS]PWRK$KNBDAEMON_nodename.LOG このファイルは,Advanced Serverの実行中は開いており,書 き込みが行われます。ログ・ファイルをクローズするには, Advanced Serverを停止する必要があります。 ログ・ファイルが大きくなり過ぎるのを防ぐため,エラーはそれ ぞれ,最初に発生したときのみログに記録されます。エラーがロ グ・ファイルにある場合,そのエラーが重ねてログに記録される ことはありません。 ___________________________________________________________ 6.3 ワイド・エリア・ネットワークにおけるWINSの使用 Advanced Serverサーバは,WINSクライアントとして構成する ことができます。これにより,Advanced Serverはワイド・エ リア・ネットワーク構成において,WINSサーバを使用して, NetBIOS名の登録,解決,書き換え,および解放を行うことがで きます。 構成マネージャを使用して,Advanced ServerがWINSを使用する よう構成する方法についての詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してくださ い。 ワイド・エリア・ネットワークの実装 6-9 6.3.1 OpenVMSクラスタのためのWINSのセットアップ WINSをサポートするよう構成されたクライアントが,Advanced Serverのエイリアス名を使用して,WANの中のクラスタ化された Advanced Serverに接続できるようにするには,Advanced Server エイリアス名のための静的マルチホーム・エントリをWINSデータ ベースに追加しなければなりません。 Advanced Serverエイリアス名のための静的マルチホーム・エ ントリを追加するには,Advanced Serverを実行するOpenVMS Clusterにある各ノードのTCP/IPアドレスを入力しなければなり ません。 WINSデータベースへの静的エントリの追加についての詳細は,お 使いのWINS製品のドキュメントを参照してください。 _______________________ 警告 _______________________ DNS名の解決を使用してWANでクラスタのロード・バラン シングを提供する場合には,WINSデータベースからクラ スタ・エイリアスのすべての静的エントリを削除しなけ ればなりません。WANでクラスタのロード・バランシング を有効にする方法についての詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を 参照してください。 _____________________________________________________ ___________________________________________________________ 6.4 ワイド・エリア・ネットワークにおけるDNSの使用 Advanced ServerをDNSクライアントとして構成することができま す。これにより,Advanced ServerはNetBIOS名の解決のために DNSサーバを使用できるようになります。Advanced Serverは, NetBIOS名を解決するための他のすべての方法が失敗した場合 に,最後の手段として名前解決のためにDNSを使用します。 _______________________ 注意 _______________________ DNS名の解決は,WINSおよびLMHOSTSの代わりに提供されて いるのではなく,むしろそれらを補うために提供されてい ます。DNSでは,Advanced Serverは,名前の解決のために 6-10 ワイド・エリア・ネットワークの実装 WINS,LMHOSTS,またはブロードキャスト方法も使用しま す。 _____________________________________________________ 構成マネージャを使用して,DNSを使用するようにAdvanced Serverを構成する方法についての詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照し てください。 ワイド・エリア・ネットワークの実装 6-11 7 ________________________________________________________________ Advanced Serverソフトウェアの削除 この章は,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウ ェアをシステムから削除する方法について説明します。 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアを再 インストールしなければならない場合,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアの削除が必要になることがあり ます。 たとえば,インストレーション検証プロシージャにより,ソフト ウェア・インストレーション・プロシージャが失敗した場合,ソ フトウェアを再インストールしなければなりません。しかし,ま ず,Advanced Serverソフトウェアを削除する必要があります。 o システムに十分なディスク領域がある場合,Advanced Serverを削除することなく,サーバを再度インストールす ることができます。 o システムに十分なディスク領域がない場合,再インストー ルする前にAdvanced Serverを削除する必要があります。 必要なディスク領域についての詳細は,「第1.8.9項,ステップ9: ディスク容量の必要条件の確認」を参照してください。 この章は,次の節から構成されます。 o 第7.1節, Advanced Serverのアンインストレーション o 第7.2節, Advanced Server構成パラメータの削除 o 第7.3節, Advanced Serverソフトウェアの削除 o 第7.4節, Advanced Server削除プロシージャの例 Advanced Serverソフトウェアの削除 7-1 ___________________________________________________________ 7.1 Advanced Serverのアンインストレーション Advanced Serverは,PRODUCT REMOVEコマンドを使用して削除し ます。削除プロシージャは,次の操作を行います。 o サーバを自動的にシャットダウンする。 o 削除プロシージャを完了するために必要な情報を入力する ためのプロンプトを表示する。 o レジストリ・サービスが利用できない場合,OpenVMS Registry Serverを起動する。 o インストレーション・プロシージャで作成されたすべての 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSイメージ,サ ポート・ファイル,および論理名を削除する。 o すべてのAdvanced Serverデータ・ファイルをシステムから 削除するかどうかを問い合わせるプロンプトを表示する。 YESと応答すると,OpenVMSレジストリ内にあるすべての既 知のAdvanced Serverキーと値,およびデータ・ファイルを 削除する。NOと応答すると,サーバ・ソフトウェアを削除 する前に,OpenVMSレジストリにあったすべてのAdvanced Serverパラメータのリストを含むファイルを作成する。 o データ・ファイルを削除した場合に,Advanced Serverユー ザ・アカウントを削除する。 o Advanced Serverで提供されるクリーンアップ・ツールを削 除したいかどうかを問い合わせるプロンプトを表示する。 このツールには,PWRK$FIXACEおよびPWRK$DELETEACEが含 まれている。これらのツールについての詳細は,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照。 o 必要な場合にリストアできるように,NETBIOSイメージ SYS$COMMON:[SYSEXE]NETBIOS.EXE (インストールされて いる場合)を保存したいかどうかを問い合わせるプロンプ トを表示する。たとえば,他の製品で必要なことがあと でわかることがある(日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSおよびPATHWORKS for OpenVMSの古いバージョンで は,NETBIOSイメージが必要)。このプロンプトに対する応 答により,プロシージャは他の関連するファイルもいくつ か保存したり,削除したりする。保存されたファイルは, SYS$COMMON:[SYSUPD.PWRK$SAFETY]に保存される。 7-2 Advanced Serverソフトウェアの削除 o NETBIOSイメージの保存を選択しなかった場合,NETBIOS$ACCESS というOpenVMS識別子を削除する。 o NETBIOSイメージの保存を選択しなかった場合,Advanced Server DECnetオブジェクトを削除する。 o すべてのAdvanced Server論理名の割り当てを解除する。 o 古いAdvanced ServerのファイルをSYS$SPECIFICから削除す る(以前そこへコピーされたパッチなど)。 ___________________________________________________________ 7.2 Advanced Server構成パラメータの削除 Advanced Serverデータ・ファイルを削除する場合,削除プロシ ージャは,値またはそのキーとして格納されているサーバ構成パ ラメータを,OpenVMSレジストリから削除します。 この操作を完了するために,削除プロシージャは,次の動作を行 います。 o レジストリ・サービスがシステム上で利用可能であること を要求する。Registry Serverは,システムまたはクラス タで実行されていなければならず,レジストリ・データベ ースがシステム上で利用できなければならない。レジスト リ・サービスが利用できない場合,削除プロシージャは, Registry Serverを起動しようとする。Registry Serverを 実行するためには,レジストリ・サービスがシステムで有 効になっていなければならない。レジストリ・サービスを 利用できるようにする方法についての詳細は,『OpenVMSシ ステム管理者マニュアル』または『OpenVMS Connectivity Developer's Guide』(OpenVMS Documentation CD-ROMに含 まれている)を参照。 o PWRK$REGUTLパラメータ管理ユーティリティを起動する (説明は『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』)。 Advanced Serverソフトウェアの削除 7-3 ___________________________________________________________ 7.3 Advanced Serverソフトウェアの削除 削除プロシージャを起動し,日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSソフトウェアを削除するには,次の手順を行います。 1. SYSTEMアカウントにログインしていることを確認します。 2. Advanced Server ADMINISTERコマンド行インタフェースを 実行しているプロセスが存在しないことを確認します。 3. 次のように,削除コマンド・プロシージャを起動します。 $ PRODUCT REMOVE ADVANCEDSERVERJA 「表 7-1, PRODUCT REMOVEプロンプト」では,削除プロシージャ が表示するプロンプトへの応答の方法を説明します。 7-4 Advanced Serverソフトウェアの削除 表 7-1 PRODUCT REMOVEプロンプト ________________________________________________________________ 削除プロシージャに行わせたい動 プロンプト______________作________________________________入力__ Do you want to 続行 continue? [YES] 終了 NO Information about the セキュリティ・アカウント・デー use of the Advanced タベース(SAM),共有データベー Server may have ス,およびサーバ構成パラメータ accumulated in data などのAdvanced Serverのオンディ files. Delete those スク構造をOpenVMSレジストリに保 files? [NO]: 存する(「第7.3.1項, OpenVMSレ ジストリ内のサーバ構成パラメー タ」を参照)。 セキュリティ・アカウント・デー YES タベース(SAM),共有データベー ス,およびサーバ構成パラメータ などのAdvanced Serverのオンディ スク構造を削除する Save clean up tools? PWRK$FIXACEおよびPWRK$DELETEACE [YES] ツールを保存する これらのツールを削除する NO Save a copy of 必要な場合に,あとでリストアで NETBIOS.EXE? [YES] きるように,NETBIOSイメージと関 連ファイルを保存する NETBIOSイメージと関連ファイルを NO ________________________削除する________________________________ Advanced Serverソフトウェアの削除 7-5 7.3.1 OpenVMSレジストリ内のサーバ構成パラメータ Advanced Serverデータ・ファイルを削除するかどうかを問い合 わせるプロンプトが表示された場合には,応答により,次のよう な処理が行われます。 o YESと応答すると,データ・ファイル(インストール時に作 成されたAdvanced Serverディレクトリ構造および関連する ファイル)の削除に加えて,プロシージャはすべての既知の Advanced Serverキーと値をOpenVMSレジストリから削除し ます。 o NOと応答すると,プロシージャは次のファイルを作成しま す。 PWRK$LANMAN:SYS$REGISTRY.LIS このファイルには,Advanced Serverを削除する前に OpenVMSレジストリにあったすべてのAdvanced Server パラメータのリストが含まれています。一旦Advanced Server製品が削除されると,PWRK$REGUTLはもうレジス トリ・パラメータの管理に使用することはできません。 OpenVMSレジストリに残されたAdvanced Serverパラメー タを削除するには,OpenVMSレジストリ制御プログラム (REG$CP.EXE)を使用します。削除するキーと値を決定する には,PWRK$LANMAN:SYS$REGISTRY.LISファイルを参照して ください。 ___________________________________________________________ 7.4 Advanced Server削除プロシージャの例 次は,Advanced Serverソフトウェアを削除するプロシージャの 例です。 The following product has been selected: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 Layered Product Do you want to continue? [YES] YES The following product will be removed from destination: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 DISK$AXP0721:[VMS$COMMON.] Portion done: 0%...10%...20% 7-6 Advanced Serverソフトウェアの削除 Information about the use of the Advanced Server may have accumulated in data files. Delete those files? [NO] YES Some portions of Advanced Server may be useful even after Advanced Server is removed. Save clean up tools? [YES] NO If PCSI provided the image SYS$COMMON:[SYSEXE]NETBIOS.EXE and does not know of another product also using that image, then PCSI will remove that image. It is possible another program uses that image but PCSI does not know about it. This procedure can save the image so you can restore it in case it is needed. Several related files are also saved. Save a copy of NETBIOS.EXE? [YES] The OpenVMS Registry server is already started on this node. Removing Advanced Server registry parameter and keys Removing PWRK$DEFAULT and PWRK$GUEST OpenVMS accounts... Saving Advanced Server for OpenVMS NETBIOS component... Deleting Advanced Server data files... Deassigning Advanced Server for OpenVMS logical names... ...30%...40%...50%...60%...70%...80%...90%...100% The following product has been removed: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 Layered Product Advanced Serverソフトウェアの削除 7-7 A ________________________________________________________________ インストレーションおよびアップグレードのチェックリスト 表 A-1に,Advanced Serverをインストールおよび構成するため に行う必要があるタスクを要約します。本書でタスクについて読 み,それを行うときには,この表をコピーしてチェックリストと して使用することができます。 インストレーションおよびアップグレードのチェックリスト A-1 表 A-1 インストレーションおよびアップグレードのチェックリスト ________________________________________________________________ < >1. 「第1.8節,インストレーション前の手順」のチェックリスト にある,次のようなインストレーション前のタスクを行うこ とにより,インストレーションの準備を整える。 a. パーツ一覧を確認する。 b. 必要なハードウェアが揃っていることを確認する。 c. SYSTEMアカウント(または同等のアカウント)にログイ ンする。 d. システムに必要なソフトウェアがインストールされて いることを確認する。 e. Advanced Serverシステムで,OpenVMSレジストリ・サ ービスが利用可能であることを確認する。 f. リリース・ノートを読む。 g. GBLPAGES,GBLSECTIONS,PROCSECTCNT,およびSCSNODE というシステム・パラメータが正しく設定されている ことを確認する。 h. システム・ディスクをバックアップする。 i. このソフトウェアをインストールするために必要なデ ィスク領域があることを確認する。 j. キュー・マネージャが実行されていることを確認す る。 k. タイム・ゾーン構成を確認する。 l. 必要に応じて,DECnet (またはDECnet-Plus)および TCP/IPが稼動していることを確認する。 m. システムに既存のCompaq OpenVMSサーバ・イメージお よびファイルがあるかどうかを確認する。 n. クラスタ上にインストールする場合は,OpenVMS Cluster構成を確認する。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) A-2 インストレーションおよびアップグレードのチェックリスト 表 A-1 (続き) インストレーションおよびアップグレードのチェック リスト ________________________________________________________________ < >2. インストレーション・プロシージャを起動し,インストレー ション・プロンプトに答える。次のものがインストールでき る。 o 完全なAdvanced Server o スタンドアロンLicense Server (Advanced Serverのイ ンストレーションを選択しない場合) o スタンドアロン外部認証ソフトウェア(Advanced Serverのインストレーションを選択しない場合) o スタンドアロンLicense Serverと外部認証ソフトウェ アの両方(Advanced Serverのインストレーションを選 択しない場合) < >3. 構成プロシージャを起動し,構成プロンプトに答える。 < >4. インストレーション検証プロシージャを実行する(Advanced Serverのインストレーション時に行わなかった場合)。 < >5. サーバを起動する(Advanced Serverのインストレーション時 に起動しなかった場合)。 < >6. Windows NTサーバ管理ツールをインストールする(オプショ __________ン)。_________________________________________________ インストレーションおよびアップグレードのチェックリスト A-3 B ________________________________________________________________ Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 この付録では,Advanced Serverがシステムに初めてインストー ルされる場合のインストレーションおよび構成プロシージャの例 を示します。 ___________________________________________________________ B.1 Advanced Serverのインストレーション・プロシージャの例 次に,Advanced Serverのインストレーション・ダイアログの例 を示します。システムの環境により,インストレーション・ダイ アログが少し異なります。 $ PRODUCT INSTALL ADVANCEDSERVERJA/SOURCE=DKA100:[000000] The following product has been selected: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 Layered Product Configuration phase starting ... You will be asked to choose options, if any, for each selected product and for any products that may be installed to satisfy software dependency requirements. CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3: Advanced Server for OpenVMS Copyright 2000 Compaq Computer Corporation Advanced Server is sold by Compaq Computer Corporation Advanced Server requires PAK PWLMXXXCA07.03 for each client. Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 B-1 This installation procedure requires that all the following conditions are satisfied: 1. This procedure is running on an Alpha processor. 2. The system is running OpenVMS 7.2 or later. 3. All required privileges are currently enabled. 4. No PATHWORKS or Advanced Server images are running on this node or anywhere in the cluster. 5. No files from a PATHWORKS (NetWare) kit are present on this system disk. 6. No files from any Pathworks or Advanced Server kit are in SYS$SPECIFIC on this system disk. This procedure checks if the conditions are satisfied. If they are satisfied, the procedure continues. If not, the procedure stops. Do you want to continue? [YES] Select one of the numbered options: 1 Install the complete Advanced Server [default] 2 Install only the License Server 3 Install only the external authentication images 4 Install both the License Server and the external authentication images Option: [1] This node contains a PWRK$STREAMSOS_V*.EXE execlet from a previous kit loaded into memory. A node that will not run this product does not have to be rebooted. A node that did not run a previous version of this product does not have to be rebooted. Only nodes that ran a previous version and will run the new version must be rebooted. Depending on the existing configuration and the desired configuration of a node it might be necessary to reboot a node before it can be configured, after it has been configured, or both. Both is rare. For complete information about the reasons a reboot might be necessary and how to avoid unnecessary reboots, see the Installation and Configuration Guide. B-2 Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 Select an option: 1. Delay reboot as long as possible on all nodes. [default] 2. Prevent PWRK$CONFIG configuration on any node using this system disk until after reboot. 3. Prevent PWRK$CONFIG configuration on all nodes until after reboot. 4. Prevent startup on any node using this system disk until after reboot. 5. Prevent startup on all nodes until after reboot. Option: [1] User Accounts and User Identification Codes (UICs) -------------------------------------------------- The Advanced Server V7.3 for OpenVMS installation creates two OpenVMS accounts: a default account, PWRK$DEFAULT, and a guest account, PWRK$GUEST. The default UIC group number for both these new accounts depends on the following: o If you are installing the server for the first time, the default is the first unused UIC group number, starting with 360. o If a PCFS$ACCOUNT already exists, the default is the UIC group number associated with PCFS$ACCOUNT. o If a PWRK$DEFAULT or PWRK$GUEST account already exists, the default is the UIC group number associated with PWRK$DEFAULT or PWRK$GUEST, in preference to PCFS$ACCOUNT. However, the default UIC group number will not be used to change the UIC of any existing accounts. For more information about UIC group numbers, see the OpenVMS System Manager's Manual. Enter default UIC group number for PWRK$DEFAULT and PWRK$GUEST Group: [360] Creating OpenVMS accounts for PWRK$DEFAULT and PWRK$GUEST PWRK$DEFAULT account already exists PWRK$GUEST account already exists * This product does not have any configuration options. Execution phase starting ... The following product will be installed to destination: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 DISK$AXP0721:[VMS$COMMON.] Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 B-3 Portion done: 0%...10%...20%...30%...40%...60%...90% To automatically start Advanced Server V7.3 for OpenVMS at system startup, you should add the following line to the SYS$MANAGER:SYSTARTUP_VMS.COM file. $ @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP Note: Add this line after the lines that start all the network transports, such as DECnet. Before starting Advanced Server V7.3 for OpenVMS on this node, be sure to configure the product (@SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG) on each node in the cluster where the product will run. ...100% The following product has been installed: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 Layered Product %PCSI-I-IVPEXECUTE, executing test procedure for CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 ... Copyright Compaq Computer Corporation 1998, 2000. Starting Installation Verification Procedure for Advanced Server V7.3 for OpenVMS %PWRK-I-NORMAL, IVP completed successfully %PCSI-I-IVPSUCCESS, test procedure completed successfully $ ___________________________________________________________ B.2 Advanced Server構成プロシージャの例 次に,Advanced Serverの構成ダイアログの例を示します。 $ @SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG Advanced Server V7.3 for OpenVMS Configuration Procedure The Advanced Server stores and accesses the following types of data files: o Configuration parameter files o License Server data files o Log files o Printer spool files o Virtual memory section files B-4 Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 You can specify any existing OpenVMS disk device that has at least 85,000 free blocks of disk space to store these data files. Note: The server frequently accesses the data files stored on the disk. If these files are stored on the system disk, it can degrade the performance of both the OpenVMS system and the server. Therefore, Compaq recommends that you specify a disk other than the system disk. Press RETURN to continue: If this OpenVMS cluster has multiple system disks, make sure that all nodes on which you plan to run the Advanced Server: o Use the same disk device to store and access Advanced Server data files. o Share the same SYSUAF.DAT file. In each system disk's startup file, define a system logical name that points all nodes to the shared SYSUAF.DAT file. For example: $ define/system/exec sysuaf pencil$dka300:[sys0.sysexe]sysuaf.dat The startup file is called SYS$MANAGER:SYSTARTUP_VMS.COM Enter disk device name where the Advanced Server data files will be stored [SYS$SYSDEVICE:]: Creating Advanced Server directory tree on PWROOT:... PWRK$LICENSE_SERVER_STATE.DAT already exists, not superseded. %CREATE-I-EXISTS, PWRK$COMMONROOT:[000000] already exists Checking to see if the OpenVMS Registry Services are available... %RUN-S-PROC_ID, identification of created process is 0000023B Populating OpenVMS Registry with required Advanced Server & NT parameters... Please wait, this may take one to two minutes to complete ... Required OpenVMS Registry file server keys and values have been created. Migrating LANMAN.INI parameters to the OpenVMS Registry... Verifying SAM database files... Creating Advanced Server directory tree... Copying client files to Advanced Server directory tree... Creating the Monitor user authorization file PWRK$COMMON:PWMONUAF.DAT... Changing the server configuration parameters will allow you to modify this server's client capacity and select the transports to be used. SPEEDY is currently configured to + support 20 PC clients + use the following transport(s): DECnet Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 B-5 If you want this server to be the primary domain controller, you should configure it to use all the transports used by the backup domain controllers and member servers in the domain. If you want this server to be a backup domain controller or member server, you should configure it to have at least one transport in common with the domain's primary domain controller, otherwise this configuration will fail. If you do not change the configuration parameters now, you may do so later by typing ADMIN/CONFIG. Do you want to change the server configuration parameters now? [YES]:Y ******* Advanced Server Configuration for node SPEEDY ********* * Options Help * * * * * * *Server's Client Capacity********************************** * * * * * * * * * * * ( ) Maximize Client Capacity Using AUTOGEN/Reboot * * * * (* ) Maximize Client Capacity Without AUTOGEN or Reboot * * * * ( ) User Supplied Client Capacity * * * * * * * * Client Capacity: 20 * * * * * * * *********************************************************** * * * * Percent of Physical Memory Used: 80 * * * * Data Cache Size (Kbytes): 12888 * * * * Maximum Concurrent Signons: 10 * * OpenVMS Process Priority: 9 * * * * ********** ******** *************** ***************** * * * Verify * * Quit * * Advanced... * * Transports... * * * ********** ******** *************** ***************** * * * * Enter data cache size in Kbytes ***************************** . . . B-6 Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 Reading current configuration parameters ... Your Advanced Server for OpenVMS is presently configured to run as follows: 1. Run the License Server: NO 2. Enable Timesource service: NO 3. Enable Alerter service: YES 3a. Alert user names: Administrator 4. Enable Netlogon service: YES 5. Advanced Server domain: LANGROUP 6. Advanced Server role: PRIMARY 7. Advanced Server computer name: SPEEDY 7a. Advanced Server OpenVMS Cluster alias: SPEEDY_ALIAS 8. Server announce comment: Advanced Server V7.3 for OpenVMS 9. Advanced Server language: English (USA) 10. Enable NT style printing: NO Enter item number, or RETURN to use these values [DONE]: 5 An Advanced Server domain is a collection of computers that share a common security database and policy. Each domain has a unique name. A network can have many domains. The Advanced Server domain name can be up to 15 characters long. The domain name must be different than the computer name. Enter Advanced Server domain name for this system [5]: SPUNKY.DOM Your Advanced Server for OpenVMS is presently configured to run as follows: 1. Run the License Server: NO 2. Enable Timesource service: NO 3. Enable Alerter service: YES 3a. Alert user names: Administrator 4. Enable Netlogon service: YES 5. Advanced Server domain: SPUNKY.DOM 6. Advanced Server role: PRIMARY 7. Advanced Server computer name: SPEEDY 7a. Advanced Server OpenVMS Cluster alias: SPEEDY_ALIAS 8. Server announce comment: Advanced Server V7.3 for OpenVMS 9. Advanced Server language: English (USA) 10. Enable NT style printing: NO Enter item number, or RETURN to use these values [DONE]: Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 B-7 Saving parameters to the OpenVMS Registry... Creating SAM datafiles... Creating sharefile PWRK$LMROOT:[LANMAN.DATAFILES]SHAREDB ... New sharefile has been created. ADMIN$ added IPC$ added PWUTIL added PWLICENSE added PWLIC added The Advanced Server Administrator account is used to administer the server. The Administrator account is mapped by default to the OpenVMS SYSTEM account. The account password can be up to 14 characters long and the case of the characters used will be preserved. Enter Administrator account password: Re-enter to verify password: Changing password for Administrator account... Checking system resources... The current system configuration for SPEEDY will support 20 PC clients. The Advanced Server is configured to use DECnet, NetBEUI, TCP/IP. To automatically start the Advanced Server V7.3 for OpenVMS at system startup, you should add the following line to the SYS$MANAGER:SYSTARTUP_VMS.COM file. $ @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP Note: Add this line below the lines that start all network transports (such as DECnet). B-8 Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 Do you want to start the Advanced Server V7.3 on node SPEEDY now [YES]: The file server will use DECnet, NetBEUI, TCP/IP. Advanced Server mail notification will use DECnet. Process NETBIOS created with identification 00000248 Process PWRK$NBDAEMON created with identification 0000024A Process PWRK$KNBDAEMON created with identification 0000024C Process PWRK$LICENSE_R created with identification 0000024E Checking to see if the OpenVMS Registry Services are available... The Advanced Server is configured to support 20 PC clients. Process PWRK$MASTER created with identification 00000251 The master process will now start all other Advanced Server processes. $ Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 B-9 C ________________________________________________________________ スタンドアロンLicense Serverのインストレーションと構成の例 この付録では,OpenVMS ClusterにおけるスタンドアロンLicense Serverのインストレーションおよび構成プロシージャの例を示し ます。 ___________________________________________________________ C.1 スタンドアロンLicense Serverのインストレーション・プロシ ージャの例 次に,スタンドアロンLicense Serverのインストレーション・ダ イアログの例を示します。 $ PRODUCT INSTALL ADVANCEDSERVERJA The following product has been selected: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 Layered Product Do you want to continue? [YES] Configuration phase starting ... You will be asked to choose options, if any, for each selected product and for any products that may be installed to satisfy software dependency requirements. CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3: Advanced Server for OpenVMS Copyright 2000 Compaq Computer Corporation Advanced Server is sold by Compaq Computer Corporation スタンドアロンLicense Serverのインストレーションと構成の例 C-1 Advanced Server requires PAK PWLMXXXCA07.03 for each client. This installation procedure requires that all the following conditions are satisfied: 1. This procedure is running on an Alpha processor. 2. The system is running OpenVMS 7.2 or later. 3. All required privileges are currently enabled. 4. No PATHWORKS or Advanced Server images are running on this node or anywhere in the cluster. 5. No files from a PATHWORKS (NetWare) kit are present on this system disk. 6. No files from any PATHWORKS or Advanced Server kit are in SYS$SPECIFIC on this system disk. This procedure checks if the conditions are satisfied. If they are satisfied, the procedure continues. If not, the procedure stops. Do you want to continue? [YES] Select one of the numbered options: 1. Install the complete Advanced Server [default] 2. Install only the License Server 3. Install only the external authentication images 4. Install both the License Server and the external authentication images Option: [1] 2 This node does not have to be rebooted before starting this product. For complete information about the reasons a reboot might be necessary and how to avoid unnecessary reboots, see the Installation and Configuration Guide. Select an option: 1. Delay reboot as long as possible on all nodes. [default] 2. Prevent PWRK$CONFIG configuration on any node using this system disk until after reboot. 3. Prevent PWRK$CONFIG configuration on all nodes until after reboot. 4. Prevent startup on any node using this system disk until after reboot. 5. Prevent startup on all nodes until after reboot. Option: [1] 1 * This product does not have any configuration options. Execution phase starting ... C-2 スタンドアロンLicense Serverのインストレーションと構成の例 The following product will be installed to destination: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 DISK$AXP0721:[VMS$COMMON.] Portion done: 0%...10%...20%...30%...40%...50%...60%...70%...80%...90% ...100% The following product has been installed: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 Layered Product %PCSI-I-IVPEXECUTE, executing test procedure for CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 ... Copyright Compaq Computer Corporation 1998, 2000. Starting Installation Verification Procedure for Advanced Server V7.3 for OpenVMS %PWRK-I-NORMAL, IVP completed successfully %PCSI-I-IVPSUCCESS, test procedure completed successfully ___________________________________________________________ C.2 スタンドアロンLicense Serverの構成ダイアログの例 次に,スタンドアロンLicense Serverの構成ダイアログの例を示 します。 $ @SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG Advanced Server V7.3 for OpenVMS Configuration Procedure The Advanced Server stores and accesses the following types of data files: o Configuration parameter files o License Server data files o Log files o Printer spool files o Virtual memory section files You can specify any existing OpenVMS disk device that has at least 5000 free blocks of disk space to store these data files. Note: The server frequently accesses the data files stored on the disk. If these files are stored on the system disk, it can degrade the performance of both the OpenVMS system and the server. Therefore, Compaq recommends that you specify a disk other than the system disk. Press RETURN to continue: スタンドアロンLicense Serverのインストレーションと構成の例 C-3 If this OpenVMS Cluster has multiple system disks, make sure that all nodes on which you plan to run the Advanced Server: o Use the same disk device to store and access Advanced Server data files. o Share the same SYSUAF.DAT file. In each system disk's startup file, define a system logical name that points all nodes to the shared SYSUAF.DAT file. For example: $ define/system/exec sysuaf pencil$dka300:[sys0.sysexe]sysuaf.dat The startup file is called SYS$MANAGER:SYSTARTUP_VMS.COM Enter disk device name where the Advanced Server data files will be stored [SYS$SYSDEVICE:]: Creating Advanced Server directory tree on SYS$SYSDEVICE:... %CREATE-I-EXISTS, PWRK$COMMONROOT:[000000] already exists The License Server can serve client-based licenses for Advanced Server clients over DECnet, NetBEUI, and TCP/IP. The Advanced Server need not be running for the License Server to operate. Do you want to serve client-based licenses over DECnet [YES]: Do you want to serve client-based licenses over NetBEUI [NO]: Y Do you want to serve client-based licenses over TCP/IP [NO]: Y Do you want to start the Advanced Server License Server now [YES]: The License Server will use DECnet, NetBEUI, TCP/IP. Process NETBIOS created with identification 2960012B Process PWRK$NBDAEMON created with identification 2960012D Process PWRK$KNBDAEMON created with identification 2960012F Process PWRK$LICENSE_S created with identification 29600131 To automatically start the License Server at system startup, you should add the following line to the SYS$MANAGER:SYSTARTUP_VMS.COM file: $ @SYS$STARTUP:PWRK$LICENSE_STARTUP Note: Add this line below the lines that start all network transports (such as DECnet). $ C-4 スタンドアロンLicense Serverのインストレーションと構成の例 D ________________________________________________________________ 外部認証ソフトウェアのインストレーションの例 次に,外部認証ソフトウェアのみをインストールする場合のイン ストレーション・ダイアログの例を示します。このインストレー ションの後は,構成プロシージャPWRK$CONFIGは使用できないこ とに注意してください。使用しようとすると,例に示すようなメ ッセージが表示されます。 $ PRODUCT INSTALL ADVANCEDSERVERJA The following product has been selected: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 Layered Product [Installed] Do you want to continue? [YES] Configuration phase starting ... You will be asked to choose options, if any, for each selected product and for any products that may be installed to satisfy software dependency requirements. CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3: Advanced Server for OpenVMS Copyright 2000 Compaq Computer Corporation Advanced Server is sold by Compaq Computer Corporation Advanced Server requires PAK PWLMXXXCA07.03 for each client. This installation procedure requires that all the following conditions are satisfied: 1. This procedure is running on an Alpha processor. 2. The system is running OpenVMS 7.2 or later. 3. All required privileges are currently enabled. 4. No PATHWORKS or Advanced Server images are running on this node or anywhere in the cluster. 5. No files from a PATHWORKS (NetWare) kit are present on this system disk. 6. No files from any PATHWORKS or Advanced Server kit are in SYS$SPECIFIC on this system disk. 外部認証ソフトウェアのインストレーションの例 D-1 This procedure checks if the conditions are satisfied. If they are satisfied, the procedure continues. If not, the procedure stops. Do you want to continue? [YES] Select one of the numbered options: 1. Install the complete Advanced Server [default] 2. Install only the License Server 3. Install only the external authentication images 4. Install both the License Server and the external authentication images Option: [1] 3 A PWRK$STREAMSOS_V*.EXE execlet from a previous kit is currently loaded in memory on this node. You must reboot this node before starting the product on this node. For complete information about the reasons a reboot might be necessary and how to avoid unnecessary reboots, see the Installation and Configuration Guide. Select an option: 1. Delay reboot as long as possible on all nodes. [default] 2. Prevent PWRK$CONFIG configuration on any node using this system disk until after reboot. 3. Prevent PWRK$CONFIG configuration on all nodes until after reboot. 4. Prevent startup on any node using this system disk until after reboot. 5. Prevent startup on all nodes until after reboot. Option: [1] 1 * This product does not have any configuration options. Execution phase starting ... The following product will be installed to destination: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 DISK$AXP0721:[VMS$COMMON.] Portion done: 0%...10%...20%...30%...40%...50%...60%...70%...80%...90% ...100% The following product has been installed: CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 Layered Product %PCSI-I-IVPEXECUTE, executing test procedure for CPQ AXPVMS ADVANCEDSERVERJA V7.3 ... Copyright Compaq Computer Corporation 1998, 2000. D-2 外部認証ソフトウェアのインストレーションの例 Starting Installation Verification Procedure for Advanced Server V7.3 for OpenVMS %PWRK-I-NORMAL, IVP completed successfully %PCSI-I-IVPSUCCESS, test procedure completed successfully $ $ @SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG %DCL-E-OPENIN, error opening SYS$SYSROOT:[SYSUPD]PWRK$CONFIG.COM; as input -RMS-E-FNF, file not found 外部認証ソフトウェアのインストレーションの例 D-3 E ________________________________________________________________ Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 この付録は次の節から構成されます。 o 第E.1節, Advanced Serverファイル o 第E.2節, Advanced Serverオンディスク構造 ___________________________________________________________ E.1 Advanced Serverファイル 表 E-1では,Advanced Serverのインストレーション時に作成さ れるファイルを説明します。 表 E-1 Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ DCPS$EXAMPLES:__________________________________________________ PWRK$BORDER.LUP[5] ボーダがある場合のDECprint Supervisorプリンタ・レイア ップ PWRK$NOBORDER.LUP[5] ボーダがない場合のDECprint Supervisorプリンタ・レイア ップ [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス_ タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-1 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ DCPS$EXAMPLES:__________________________________________________ PWRK$REV_LANDSCAPE_BORDER.LUP[5] Windowsによるボーダがある場 合のDECprint Supervisorプリ ンタ・レイアップ PWRK$REV_LANDSCAPE_NOBORDER.LUP[5] Windowsによるボーダがない場 合のDECprint Supervisorプリ ンタ・レイアップ ________________________________________________________________ SYS$HELP:_______________________________________________________ ASOVMS073.RELEASE_NOTES Advanced Server V7.3 for OpenVMSのリリース・ノート AS$HLP.HLB[1],[5] Advanced Serverのシステム・ ダンプ・アナライザ(SDA)のヘ ルプ・ファイル(AS$SDA.EXE に関連付けられ,SDA内でAS HELPコマンドによって起動さ れる) CS$HLP.HLB[1],[5] 共通サービスのシステム・ダ ンプ・アナライザ(SDA)のヘル プ・ファイル(CS$SDA.EXEに関 連付けられ,SDA内でCS HELP コマンドによって起動される) PCDISKHLP.HLB[5] DOS File Maintenanceユーテ ィリティのヘルプ・ライブラ リ [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-2 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$HELP:_______________________________________________________ PWRK$ADMIN_CFG.HLB 構成マネージャのヘルプ・ラ イブラリ PWRK$ADMIN_LIC.HLB[5] ライセンス・マネージャのヘ ルプ・ライブラリ PWRK$MANAGER.HLB ADMINISTERコマンドのヘル プ・ライブラリ PWRK$PWMONITOR.HLB[1], [5] ホスト・ベースのモニタリン グ・ユーティリティである PWRK$PWMONのヘルプ・ファイ ル(PWRK$PWMON内でPWMON HELP コマンドにより起動される) PWRK$SHOWINI.HLB[1] PWRK$SHOWINI.EXE用のヘル プ・ファイル STREAMS$HLP.HLB[1],[5] ストリーム(プロトコル 層)分析のためのシステ ム・ダンプ・アナライザ (SDA)のヘルプ・ファイル (STREAMS$SDA.EXEに関連付け られ,SDA内でSTREAMS HELPコ マンドにより起動される) ________________________________________________________________ SYS$LIBRARY:____________________________________________________ [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-3 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$LIBRARY:____________________________________________________ AS$SDA.EXE[1],[5] Advanced Serverシステムお よびダンプの分析のためのシ ステム・ダンプ・アナライザ (SDA)の拡張機能 CS$SDA.EXE[1],[5] 共通サービス・ダンプの分析 のためのシステム・ダンプ・ アナライザ(SDA)の拡張機能 NETBIOSSHR.EXE[5] NetBIOS for DECnetの共有可 能イメージ PCDISKSHR.EXE[5] DOS File Maintenanceユーテ ィリティの共有可能イメージ PCSA_MAILSHR.EXE[5] メール通知の共有可能イメー ジ PWRK$ACME_MODULE_ALPHA.EXE[4] 外部認証のAlphaイメージ PWRK$ACME_MODULE_VAX.EXE[4] 外部認証のVAXイメージ [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 [4]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロン外部認証ソフトウェアのインストレーションでもインスト ールされる。 [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-4 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$LIBRARY:____________________________________________________ PWRK$CMTLIBSHR.EXE[1],[3],[5] コンフィギュレータ,モニ タ,およびチューナの共有可 能ライブラリ(日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS の最新バージョンでは使用不 可であるため,現在ロギング はPWRK$PWMONで実行される) PWRK$CMT_LM.EXE[1],[3] コンフィギュレータ,モ ニタ,およびチューナへの Advanced Serverインタフェ ース(日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSの最新 バージョンでは使用不可で あるため,現在ロギングは PWRK$PWMONで実行される) PWRK$CMTSHR.EXE[1],[3],[5] コンフィギュレータ,モニ タ,およびチューナの共有 可能イメージ(日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS の最新バージョンでは使用不 可であるため,現在ロギング はPWRK$PWMONで実行される) PWRK$CSSHR_V7.EXE 共通サービスの共有可能イメ ージ [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 [3]このファイルは,サポートされていないユーティリティであり, Advanced Server for OpenVMSとはもう互換性がない。 [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-5 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$LIBRARY:____________________________________________________ PWRK$DEVCTL_DL1100.TLB[5] DEClaser 1100デバイス制御ラ イブラリ PWRK$DEVCTL_DL2100.TLB[5] DEClaser 2100デバイス制御ラ イブラリ PWRK$DEVCTL_DL2100P.TLB[5] DEClaser 2100Pデバイス制御 ライブラリ PWRK$DEVCTL_DL2200.TLB[5] DEClaser 2200デバイス制御ラ イブラリ PWRK$DEVCTL_DL2200P.TLB[5] DEClaser 2200Pデバイス制御 ライブラリ PWRK$DEVCTL_DL3200.TLB[5] DEClaser 3200デバイス制御ラ イブラリ PWRK$DEVCTL_FX1050.TLB[5] FX1050デバイス制御ライブラ リ PWRK$DEVCTL_FX850.TLB[5] FX850デバイス制御ライブラリ PWRK$DEVCTL_GENERIC.TLB[5] 汎用デバイス制御ライブラリ PWRK$DEVCTL_HP_LASERJET.TLB[5] HP LaserJetデバイス制御ライ ブラリ PWRK$DEVCTL_LA50.TLB[5] LA50デバイス制御ライブラリ [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス_ タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-6 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$LIBRARY:____________________________________________________ PWRK$DEVCTL_LA51.TLB[5] LA51デバイス制御ライブラリ PWRK$DEVCTL_LA70.TLB[5] LA70デバイス制御ライブラリ PWRK$DEVCTL_LA75.TLB[5] LA75デバイス制御ライブラリ PWRK$DEVCTL_LA75P.TLB[5] LA75Pデバイス制御ライブラリ PWRK$DEVCTL_LA210.TLB[5] LA210デバイス制御ライブラリ PWRK$DEVCTL_LA324.TLB[5] LA324デバイス制御ライブラリ PWRK$DEVCTL_LG01.TLB[5] LG01デバイス制御ライブラリ PWRK$DEVCTL_LG02.TLB[5] LG02デバイス制御ライブラリ PWRK$DEVCTL_LG06.TLB[5] LG06デバイス制御ライブラリ PWRK$DEVCTL_LG31.TLB[5] LG31デバイス制御ライブラリ PWRK$DEVCTL_LJ250.TLB[5] LJ250デバイス制御ライブラリ PWRK$DEVCTL_LN03.TLB[5] LN03デバイス制御ライブラリ PWRK$DEVCTL_LN03P.TLB[5] LN03 PLUSデバイス制御ライブ ラリ PWRK$DEVCTL_LN03R.TLB[5] LN03Rデバイス制御ライブラリ [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス_ タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-7 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$LIBRARY:____________________________________________________ PWRK$DEVCTL_PROPRINTER.TLB[5] Proprinterデバイス制御ライ ブラリ PWRK$DEVCTL_SILENTWRITER.TLB[5] SilentWriterデバイス制御ラ イブラリ PWRK$FSLIB_ODS2.EXE[5] ODS2/ODS5アドオン・ライブラ リ PWRK$LICENSE_LIBSHR.EXE[5] ライセンス共有可能ライブラ リ PWRK$LICENSE_MGMTSHR.EXE[5] ライセンス管理共有可能イメ ージ PWRK$LMAPISHR.EXE[5] Advanced Server共有可能イメ ージ PWRK$LMRPCAPISHR.EXE[5] Advanced Server共有可能イメ ージ PWRK$LMRPCSHR.EXE[5] Advanced Server共有可能イメ ージ PWRK$LMRPCXNPSHR.EXE Advanced Server共有可能イメ ージ PWRK$LMTASKSHR.EXE[5] Advanced Server共有可能イメ ージ [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス_ タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-8 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$LIBRARY:____________________________________________________ PWRK$MGTLIBSHR.EXE[5] Advanced Server共有可能イメ ージ PWRK$MSV1_0_ACMESHR.EXE[4] 外部認証サポート・ライブラ リ PWRK$NBLIB_DECNET.EXE DECnetに対するAdvanced Serverネットワーク・インタ フェース PWRK$NBLIB_NETBEUI.EXE NetBEUIに対するAdvanced Serverネットワーク・インタ フェース PWRK$NBLIB_TCPIP.EXE TCP/IPに対するAdvanced Serverネットワーク・インタ フェース PWRK$PCMSHR.EXE[5] キャッシュ・マネージャ共有 可能イメージ PWRK$PRINTER_INFORMATION.DAT[5] プリンタ情報ファイル [4]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス_ タンドアロン外部認証ソフトウェアのインストレーションでもインスト ールされる。 [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-9 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$LIBRARY:____________________________________________________ PWRK$SDA.EXE[1],[5] 下位互換性のための,シ ステムおよびダンプの分 析のためのシステム・ダン プ・アナライザ(SDA)の拡張 (AS$SDA.EXE,CS$SDA.EXE,お よびSTREAMS$SDA.EXEで置き換 えられる) PWRK$SDA_V1.EXE[1],[5] システム・ダンプ・アナライ ザのオリジナルの拡張 PWRK$STREAMSSHR_V7.EXE[5] ストリーム(プロトコル層)共 有可能イメージ PWRK$WHAT_TO_INSTALL.TXT インストレーション・オプシ ョンのメニューを表示するた めにインストレーション・プ ロシージャが使用するテキス ト・ファイル PWRK$WINLIBSHR.EXE[5] Advanced Serverキャラクタセ ル・ユーザ・インタフェース の共有可能イメージ PWRK$XTILIBSHR.EXE[5] X/Open Transport Interface 共有可能ライブラリ PWRK$XTINETBIOSSHR.EXE[5] NetBIOS用のX/Open Transport Interface共有可能イメージ [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-10 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$LIBRARY:____________________________________________________ PWRK$XTINSPNBSHR.EXE[5] DECnet用のX/Open Transport Interface共有可能イメージ STREAMS$SDA.EXE[1],[5] ストリーム(プロトコル層)の ロード可能イメージの分析の ためのシステム・ダンプ・ア ナライザ ________________________________________________________________ SYS$LOADABLE_IMAGES:____________________________________________ PCFSDRIVERDEF.STB[5] PCFSDRIVERのためのデータ構 造定義 PWRK$STREAMSOS_V7.EXE[5] ストリーム(プロトコル層)シ ステムのロード可能イメージ PWRK$STREAMSOS_V7.STB[5] PWRK$STREAMSOS_V7.EXE用シン ボル・テーブル(プロトコル 層) SYS$PCFSDRIVER_V7.EXE[5] DECnet I/Oおよびダブル・マ ッピング・ドライバ SYS$PCFSDRIVER_V7.STB[5] SYS$PCFSDRIVER_V7.EXE用シン ボル・テーブル SYS$PCIDRIVER_V7.EXE[5] Cluster Interconnect I/Oド ライバ [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-11 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$LOADABLE_IMAGES:____________________________________________ SYS$PCIDRIVER_V7.STB[5] SYS$PCIDRIVER_V7.EXE用シン ボル・テーブル ________________________________________________________________ SYS$MANAGER:____________________________________________________ PWRK$DEFINE_COMMANDS.COM[1],[5] Advanced Serverユーティリテ ィを実行するコマンド用にシ ンボルを定義するコマンド・ プロシージャ PWRK$SHOWSYS.COM[5] ファイル・サーバ・プロセス の状態を示すコマンド・プロ シージャ ________________________________________________________________ SYS$MESSAGE:____________________________________________________ PWRK$MSG.EXE[5] 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSメッ セージ・ファイル ________________________________________________________________ SYS$STARTUP:____________________________________________________ PCSA$MAIL_STARTUP.COM[5] TCP/IPクライアントが PATHWORKSメール・サーバ を起動するためのPCSAMAILコ マンド [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-12 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$STARTUP:____________________________________________________ PWRK$ACME_STARTUP.COM[4] 外部認証スタートアップ・フ ァイル PWRK$CHECK_PARAMS.COM[5] システム・リソースを確認す るコマンド・プロシージャ PWRK$COMMON_LOGICALS.COM[5] 共通の論理名を定義するコマ ンド・プロシージャ PWRK$COMMON_SHUTDOWN.COM[5] 共通シャットダウン・コマン ド・プロシージャ PWRK$COMMON_STARTUP.COM[5] 共通スタートアップ・コマン ド・プロシージャ PWRK$GATHER_INFO.COM レポートに関する問題につい て情報をセーブ・セットに収 集するコマンド・プロシージ ャ PWRK$IS_REBOOT_NEEDED.COM インストレーション時に呼び 出され,リブートが必要かど うかを判断するコマンド・プ ロシージャ PWRK$LICENSE_R_START.COM[5] License Registrarのスタート アップ [4]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス_ タンドアロン外部認証ソフトウェアのインストレーションでもインスト ールされる。 [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-13 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$STARTUP:____________________________________________________ PWRK$LICENSE_S_START.COM[5] License Serverのスタートア ップ PWRK$LICENSE_SHUTDOWN.COM[5] License Serverのシャットダ ウン・コマンド・プロシージ ャ PWRK$LICENSE_STARTUP.COM[5] License Serverスタートアッ プ・コマンド・プロシージャ PWRK$LMBROWSER_START.COM ブラウザ・スタートアップ・ ファイル PWRK$LMMCP_START.COM Advanced Serverコントローラ を実行するコマンド・プロシ ージャ PWRK$LMSRV_START.COM Advanced Serverを実行するコ マンド・プロシージャ PWRK$LOGICALS.COM[5] 論理名を定義するコマンド・ プロシージャ PWRK$PCSA_SHUTDOWN.COM PATHWORKS for VMS V4.xシャ ットダウン・コマンド・プロ シージャ PWRK$SHUTDOWN.COM[5] シャットダウン・コマンド・ プロシージャ [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス_ タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-14 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$STARTUP:____________________________________________________ PWRK$STARTUP.COM[5] スタートアップ・コマンド・ プロシージャ ________________________________________________________________ SYS$I18n.LOCALES.SYSTEM_________________________________________ PWRK$ISO8859-1-EURO.LOCALE ISO8859-1-EURO文字セット用 のロケール・ファイル PWRK$ISO8859-1.LOCALE ISO8859-1文字セット用のロケ ール・ファイル(省略時の設 定) PWRK$ISO8859-2.LOCALE ISO8859-2文字セット用のロケ ール・ファイル PWRK$ISO8859-5.LOCALE ISO8859-5文字セット用のロケ ール・ファイル PWRK$ISO8859-7.LOCALE ISO8859-7文字セット用のロケ ール・ファイル PWRK$ISO8859-8.LOCALE ISO8859-8文字セット用のロケ ール・ファイル PWRK$ISO8859-9.LOCALE ISO8859-9文字セット用のロケ ール・ファイル ________________________________________________________________ SYS$SYSTEM:_____________________________________________________ [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス_ タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-15 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$SYSTEM:_____________________________________________________ PWRK$FIXMEMSRV.EXE メンバ・サーバの役割用のサ ポート・イメージ NETBIOS.EXE[5] DECnet用のNetBIOS PCDISK.EXE[5] DOS File Maintenanceユーテ ィリティ PCSA$MAIL_SERVER.EXE[5] PATHWORKSクライアント・メー ル・サーバ PCSA_CLAIM_NAME.EXE[5] PCSAクレイム・ネーム・ユー ティリティ PCX$SERVER.COM PC DECwindows X serverを起 動するコマンド・プロシージ ャ PWRK$ACLADM.EXE サーバ構成ツール PWRK$ADMIN.COM Remote Net Adminコマンド・ プロシージャ PWRK$ADMIN_CFG.EXE 構成マネージャ・ユーティリ ティ PWRK$ADMIN_LIC.EXE[5] ライセンス・マネージャ・ユ ーティリティ [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス_ タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-16 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$SYSTEM:_____________________________________________________ PWRK$BANNER.EXE システム情報を収集し,それ をログ・ファイルの先頭に挿 入するユーティリティ PWRK$BLOBADM.EXE サーバ構成ツール PWRK$CHACL.EXE サーバ構成ツール PWRK$CHDOMAIN.EXE サーバ構成ツール PWRK$CHGROUP.EXE[1] Advanced Serverグループ・デ ータベースを管理するスタン ドアロン・ユーティリティ PWRK$CHUSER.EXE[1] Advanced Serverユーザ・アカ ウント・データベースを管理 するスタンドアロン・ユーテ ィリティ PWRK$CNVTOHFS.EXE[5] ODS-5ファイル名変換ユーティ リティ PWRK$DELETEACE.EXE[5] File ACE削除ユーティリティ PWRK$FIXACE.EXE[5] File ACE修復ユーティリティ PWRK$ELFREAD.EXE イベント・ログ・ファイル・ リーダ・ユーティリティ [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-17 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$SYSTEM:_____________________________________________________ PWRK$EVTREPORT.EXE[5] イベント・ロガー・レポー ト・ジェネレータ PWRK$GETROLE.EXE サーバ構成ツール PWRK$KNBDAEMON.EXE[5] TCP/IP用のカーネルNETBIOSデ ーモン・プロセス PWRK$LICENSE_REGISTRAR.EXE[5] License Registrar PWRK$LICENSE_SERVER.EXE[5] License Server PWRK$LMBROWSER.EXE Advanced Serverブラウザ・イ メージ PWRK$LMECHO.EXE[1] デバッギング・ユーティリテ ィ PWRK$LMMCP.EXE Advanced Serverコントローラ PWRK$LMSHARE.EXE[1] Advanced Server共有データベ ースを管理するスタンドアロ ン・ユーティリティ PWRK$LMSRV.EXE Advanced Server実行可能ファ イル PWRK$LMSTAT.EXE[1] デバッギング・ユーティリテ ィ [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-18 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$SYSTEM:_____________________________________________________ PWRK$LOADSTREAMS_V7.EXE[5] ストリーム(プロトコル層)シ ステムのロード可能イメージ 用ローダ PWRK$LR_SHOW_USAGE.EXE[1],[5] ライセンス・カウント・ユニ ット・ユーティリティ PWRK$LSACL.EXE[1] デバッギング・ユーティリテ ィ PWRK$MAKEMACH.EXE サーバ構成ツール PWRK$MANAGER.EXE[5] ADMINユーティリティ PWRK$MAPUNAME.EXE[1] デバッギング・ユーティリテ ィ PWRK$MASTER.EXE[1] マスタ・プロセスおよびイベ ント・ロガー PWRK$MODAL.EXE[1] Advanced Serverモダル・デー タベースを管理するスタンド アロン・ユーティリティ [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-19 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$SYSTEM:_____________________________________________________ PWRK$MONITOR.EXE[1],[3],[5] PATHWORKSモニタ・ユーティリ ティ(日本語Compaq Advanced Server for OpenVMSの最新バ ージョンでは使用できない。 PWRK$PWMONで置き換えられた) PWRK$NBDAEMON.EXE[5] NetBEUI用のNetBIOSデーモ ン・プロセス PWRK$NBSHOW.EXE[1],[5] NetBEUI状態表示ユーティリテ ィ PWRK$NETEVENT.EXE[1] デバッギング・ユーティリテ ィ PWRK$PWMON.EXE[1],[5] ホスト・ベースのモニタ・ユ ーティリティ PWRK$REGUTL.EXE[5] レジストリ・パラメータ管理 ユーティリティ PWRK$RMACL.EXE サーバ構成ツール PWRK$SAMCHECK.EXE サーバ構成ツール PWRK$SETSHO.EXE[5] Set/Show Parametersユーティ リティ [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 [3]このファイルは,サポートされていないユーティリティであり, Advanced Server for OpenVMSとはもう互換性がない。 [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-20 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$SYSTEM:_____________________________________________________ PWRK$SHOWINI.EXE[1] サーバ構成パラメータを表示 するユーティリティ PWRK$SHOWQUOTA.EXE[5] Show Disk Quotaユーティリテ ィ PWRK$SRVCONFIG.EXE[1] デバッギング・ユーティリテ ィ PWRK$START.EXE[5] 独立マスタ・プロセスを起動 するユーティリティ PWRK$START_PRINTERS.EXE プリンタ・キューおよびプリ ンタの出力先を起動するユー ティリティ PWRK$STARTSVC.EXE[1] デバッギング・ユーティリテ ィ PWRK$STOP.EXE[5] サーバ・プロセスを終了する ユーティリティ PWRK$VAPFADM.EXE サーバ構成ツール PWRK$VERIFY.EXE[5] 構成パラメータを確認するユ ーティリティ [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-21 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$TEST:_______________________________________________________ PWRK$PCSI_IVP.COM インストレーション検証プロ シージャ(IVP) PWRK$PCSI_IVP.DAT インストレーション検証プロ シージャのデータ・ファイル ________________________________________________________________ SYS$UPDATE:_____________________________________________________ PWRK$COMMANDS.CLD[5] サーバ・コマンド行の定義 PWRK$COMMON.SAV[2],[5] 初期のサーバ・ディレクト リ・ツリーのためのバックア ップ・セーブセット PWRK$COMMON_CONFIG.COM[5] 共通の構成コマンド・プロシ ージャ PWRK$CONFIG.COM[5] ワンタイム構成コマンド・プ ロシージャ PWRK$DEFINE_FORMS.COM[2],[5] プリンタ・フォームを定義す るコマンド・プロシージャ PWRK$DEINSTAL.COM Advanced Server削除コマン ド・プロシージャ(サーバが PCSIでインストールされてい る場合は,PRODUCT REMOVEコ マンドを使用してサーバをア ンインストールする) [2]このファイルは,サーバの構成後削除される。___________________ [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-22 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$UPDATE:_____________________________________________________ PWRK$GETPARAM.COM[5] PWRK.INIからパラメータを取 得するコマンド・プロシージ ャ PWRK$INSTALL_COMMANDS.COM[5] Advanced Server DCLコマン ドをインストールするコマン ド・プロシージャ PWRK$LANMAN.SAV[2],[5] Advanced Serverの初期ディ レクトリ・ツリーのための BACKUPセーブセット PWRK$LICENSE_CONFIG.COM[5] License Serverの構成コマン ド・プロシージャ PWRK$LICENSE.SAV PATHWORKSクライアント・ラ イセンシング・ソフトウェア BACKUPセーブセット PWRK$LMCONFIG.COM Advanced Serverの初期ディレ クトリ・ツリーをセットアッ プするコマンド・プロシージ ャ PWRK$MIGRATE_INI.COM[5] LANMAN.INIパラメータを OpenVMSレジストリに移行する コマンド・プロシージャ [2]このファイルは,サーバの構成後削除される。___________________ [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-23 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$UPDATE:_____________________________________________________ PWRK$PCSI_CHECK_SYS$SPECIFIC.COM SYS$SPECIFICにインストレー ション前に削除しなければな らないファイルまたはイメー ジがあるかどうかを検出する コマンド・プロシージャ PWRK$PCSI_CLEANUP_SYS$SPECIFIC.COM SYS$SPECIFIC内の古いサー バ・イメージを削除するため に,インストレーションおよ びアンインストレーション・ プロシージャで呼び出される コマンド・プロシージャ PWRK$PCSI_REMOVE_MASTER.COM Advanced Serverのファイルお よびイメージを削除するため のアンインストレーション・ コマンド・プロシージャ PWRK$PWUTIL.SAV[2] PATHWORKSクライアント・ベ ースのユーティリティ用の BACKUPセーブセット PWRK$RESTORE_NETBIOS.COM サーバのアンインストレーシ ョン後にNETBIOSイメージを保 存するコマンド・プロシージ ャ PWRK$SETINI.COM[5] サーバ構成パラメータを更新 するコマンド・プロシージャ [2]このファイルは,サーバの構成後削除される。___________________ [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-24 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$UPDATE:_____________________________________________________ PWRK$SETPARAM.COM[5] PWRK.INIにパラメータを設定 するコマンド・プロシージャ PWRK$VERSIONS.COM[5] サーバ・イメージのバージョ ンを表示するコマンド・プロ シージャ [5]このファイルは,完全なサーバ・インストレーションのほかに,ス_ タンドアロンLicense Serverソフトウェアのインストレーションでもイ ンストールされる。 ________________________________________________________________ Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-25 ___________________________________________________________ E.2 Advanced Serverオンディスク構造 図 E-1は,Advanced Serverオンディスク構造を示します。従属 構造の一部のみが示されていることに注意してください。 図 E-1 オンディスク構造図 pwrk$commonroot, pwrk$lmroot | |___datafiles | |___lanman | | | |___.accounts | |___.datafiles | |___.debug | |___.domains | |___.logs | |___.repl | |___.samsave | |___.shares | |___.upgrade | |___license | |___logs | |___params | |___perfdata | |___print | |___section | |___spool | |___temp E-26 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 F ________________________________________________________________ Advanced Server論理名 表 F-1では,Advanced Serverを構成し,起動したときに作成さ れる論理名を説明します。 表 F-1 Advanced Server論理名 ________________________________________________________________ 論理名_____________________説明_________________________________ NETBIOS$DEVICE DECnetデバイス用に使用する-この論理 名は,インストレーション時には定義さ れない。これは,一定の状況下でネット ワーク・アダプタを定義するために使用 される(詳細については,「第3.11節, Advanced Serverのネットワーク・アダプ タ」を参照)。 PWRK$ACME_SERVER Advanced Serverソフトウェアを実行して おらず,共有クラスタ・ディスクを使用 して外部認証ソフトウェアにアクセスし ないOpenVMS Clusterメンバ上で,そのメ ンバのために外部認証要求を処理するた めに指定するOpenVMS Advanced Server クラスタ・メンバを定義する。この論理 名は,インストレーション時には定義さ れない(詳細については,「第5.7.1項, OpenVMS Clusterにおける外部認証のセッ トアップ」を参照)。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Server論理名 F-1 表 F-1 (続き) Advanced Server論理名 ________________________________________________________________ 論理名_____________________説明_________________________________ PWRK$ACME_DEFAULT_DOMAIN 外部認証を使用するユーザのために省 略時のドメインを定義する。この論理 名は,インストレーション時には定義 されない(詳細については,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照) PWRK$ADDON_LIBRARY ファイル・システムの共有可能イメージ の位置 PWRK$COMMON Advanced Serverの最上位ディレクトリ PWRK$COMMONROOT[1] Advanced Server共通ディレクトリ・ツリ ーのルート・ディレクトリ PWRK$DATAFILES 1バイト文字コード・ページの変換マッピ ング・データ PWRK$KNBDAEMON_DEVICE TCP/IPデバイス用に使用される。この論 理名は,インストレーション時には定義 されない。これは,一定の状況下でネッ トワーク・アダプタを定義するために使 用される(詳細については,「第3.11節, Advanced Serverのネットワーク・アダプ タ」を参照)。 PWRK$LANMAN Advanced Server領域 PWRK$LICENSE ライセンス領域 PWRK$LMDATAFILES Advanced Serverのデータ・ファイル領域 PWRK$LMDEBUG トレース・ファイルが書き込まれる領域 [1]この論理名は,ディレクトリを一緒に指定する必要がある。_______ ________________________________________________________________ (次ページに続く) F-2 Advanced Server論理名 表 F-1 (続き) Advanced Server論理名 ________________________________________________________________ 論理名_____________________説明_________________________________ PWRK$LMDOMAINS Advanced Serverドメイン・データベース 領域 PWRK$LMLOGS Advanced Serverログ・ファイル領域 PWRK$LMROOT[1] Advanced Serverディレクトリ・ツリーの ルート・ディレクトリ PWRK$LMMSGFILES Advanced Serverメッセージ・ファイル PWRK$LMUPGRADE Advanced Serverアップグレード領域 PWRK$LOADSTREAMS LoadStreamsイメージ用論理名 PWRK$LOGS 共通ログ・ファイル領域 PWRK$LR_DISABLE_CLIENT_ License Registrarがクライアント・ベ PING ースのライセンスをチェックするか,あ るいは,直ちにサーバ・ベースのライセ ンスを割り当てようとするかを定義す る。詳細については,『Compaq Advanced Server for OpenVMS Guide to Managing Advanced Server Licenses』を参照。 PWRK$LR_LICENSE_REPORT_ サーバ・ベースのライセンスについて報 INTERVAL 告する間隔をLicense Registrarログ・フ ァイルに生成するかどうかを決定する。 省略時の設定では,これらの報告は生成 されない。 PWRK$LR_LOG_SERVERBASED_ サーバ・ベースのライセンスに関連する ACTIVITY イベントをログに記録するかどうかを決 定する。 [1]この論理名は,ディレクトリを一緒に指定する必要がある。_______ ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Server論理名 F-3 表 F-1 (続き) Advanced Server論理名 ________________________________________________________________ 論理名_____________________説明_________________________________ PWRK$LS_V7_ACCESS_UPGRADE PATHWORKS V5 for OpenVMS (LAN Manager)クライアント・ライセンス 要求のアップグレードを可能にするため にLicense Serverスタートアップ・ファ イルに含める。 PWRK$NETBEUI_DEVICE NetBEUIデバイス用に使用される。この論 理名は,インストレーション時には定義 されない。これは,一定の状況下でネッ トワーク・アダプタを定義するために使 用される(詳細については,「第3.11節, Advanced Serverのネットワーク・アダプ タ」を参照)。 PWRK$PARAMS パラメータ領域 PWRK$PERFDATA Advanced Serverモニタ・パフォーマン ス・データ・ディレクトリ PWRK$PRINT Advanced Serverプリンタ・データベー ス・ディレクトリ PWRK$SAMSAVE SAMCHECKデータ領域 PWRK$SAMSAVEX SAMCHECKデータ領域 PWRK$SECTION セクション・ファイル領域 PWRK$SPOOL スプール領域 PWRK$TEMP Advanced Server一時領域 PWRK$VERSION_______________Advanced_Serverのバージョン__________ F-4 Advanced Server論理名 ________________________________________________________________ 索引 A Advanced Server (続き) ___________________________ 論理名,割り当て解除, ADMIN/CONFIG 7-3 構成マネージャを参照 Advanced Serverディスク Administratorアカウント 変更, 3-6 メンバ・サーバ, 3-14 Advanced Serverイメージ Administratorアカウントのパ 状態の確認, 1-25 スワード Alerterサービス 設定, 3-14 説明, 3-10 メンバ・サーバ用, 3-14 Advanced Server _B_________________________ NETBIOSイメージ,削除, BACKUPコマンド, 1-20 7-2 SYS$SPECIFIC:で検出された D ファイル, 2-18 ___________________________ オンディスク構造, E-26 DCPS 起動, 5-2 DECprint Supervisor クラスタ・エイリアス, (DCPS)ソフトウェアを 3-12 参照 構成時の起動, 3-16 DECnet 削除プロシージャの例, 確認, 1-23 7-6 起動, 1-23 サンプルのインストレーシ DECnet-Plus ョンと構成, B-1 確認, 1-23 スタートアップ, 5-4 起動, 1-24 停止, 5-8 DECnetオブジェクト ファイル, E-1 削除, 7-3 役割, 3-11, 3-23 DECnetトランスポート, 1-10 構成, 3-25 構成中の実行, 1-23 変更, 3-27 状態の確認, 1-23 ユーザ・アカウント,削除, DECprint Supervisorソフトウ 7-2 ェア, 1-5 論理名, F-1 DNS 使用するための構成, 6-11 索引-1 DNS (続き) セットアップ, 6-10 _N_________________________ NETBIOS$ACCESS OpenVMS識別 _G_________________________ 子 GBLPAGESパラメータ 削除, 7-2 確認と定義, 1-16 NETBIOS$DEVICE, 3-44 GBLSECTIONSパラメータ NETBIOSイメージ 確認と定義, 1-17 削除, 7-2 NETBIOSプロセス, 3-45 I NetBIOS名の解決 ___________________________ DNSの使用, 6-10 IVP LMHOSTSを使用した, 6-2 インストレーション中, WINSを使用した, 6-9 2-15 Netlogonサービス, 3-10 インストレーション後の実 NetLogonサービス 行, 5-2 起動の失敗, 3-12 NIC _L_________________________ ネットワーク・アダプタを LANMAN.INIパラメータ 参照 OpenVMSレジストリへの移 行, 3-3 _O_________________________ LanmanIniMigratedパラメー ODS-5へのファイル名の変換, タ, 3-4 5-15 License Server, 3-9 OpenVMS Cluster インストレーション・プロ Advanced Server for シージャ, 4-1 OpenVMSへのアップグ 構成プロシージャ, 4-1 レード, 1-4 スタンドアロン・インスト Advanced Serverファイル用 レーション, 2-3 のディスク・デバイス, License Server 3-6 スタートアップおよびシャ License Serverを実行する, ットダウン, 4-3 1-7 LMHOSTS PAKをロードする, 1-7 使用するための構成, 6-3, クラスタ・エイリアス, 6-9 3-12, 3-24 トランスポートの構成, 構成の確認, 1-12 3-8 でサーバを起動する, 5-5 LMHOSTS名の解決, 3-8 におけるサーバの起動, 4-8 におけるサーバの役割, 3-11 におけるノードの構成, 3-3 索引-2 OpenVMS Cluster (続き) のノードの構成, 3-40 _P_________________________ へのインストレーション, PATHWORKS V5 for OpenVMS 1-25, 3-16 (LAN Manager) OpenVMS Cluster アップグレード, 1-3 DNSを使用したロード・バラ PATHWORKS Advanced Servers ンシング, 6-10 アップグレード, 1-3 LMHOSTSファイル, 3-8 PATHWORKS (NetWare)ファイ での外部認証の有効化, ル 5-9 インストレーション時に検 における外部認証, 5-11 出, 2-18 負荷分散, 3-7 PATHWORKS for OpenVMS メンバ・サーバ, 3-7 SYS$SPECIFIC:で検出された ロード・バランシング, ファイル, 2-18 3-7, 3-9 PATHWORKS Advanced Server OpenVMS Clusters へのインストレーション, LMHOSTSファイル, 6-6 2-19 OpenVMS Registry Server PROCSECTCNTパラメータ 起動, 1-15 確認と定義, 1-17 OpenVMSクラスタ PWCONVERTコマンド, 5-16 License Serverを実行する, PWRK$ACME_SERVER logical, 4-2 5-13 クライアント・ライセンス PWRK$CONFIGプロシージャ PAKをロードする, 4-2 構成プロシージャを参照 スタンドアロンLicense PWRK$DEFINE_COMMANDS.COM, Serverのインストレーシ 5-8 ョンおよび構成プロシー PWRK$DELETEACE ジャの例, C-1 削除, 7-2 のためのWINSサーバのセッ PWRK$FIXACE トアップ, 6-10 削除, 7-2 OpenVMSのリブート PWRK$KNBDAEMON_DEVICE, 遅延, 2-12 3-44 必要な場合, 2-11 PWRK$KNBDAEMONプロセス, 不要な場合の回避, 2-12 3-45 OpenVMSレジストリ, 3-3 PWRK$NETBEUI_DEVICE, 3-44 起動, 1-14 PWRK$REGUTLユーティリティ, サーバ・パラメータの削除, 1-15, 3-4 7-3 PWRK$STARTUP.COM スタートアップ時のサー バ・パラメータ値, 5-7 スタートアップ・プロシー OpenVMS VAXシステム, 2-17 ジャを参照 OpenVMSレジストリ・サーバ, PWRK$STREAMSOS_V*.EXE 1-4 インストレーション中に検 出, 2-10 索引-3 PWRK$NBDAEMONプロセス, 3-45 _V_________________________ VMSINSTALプロシージャ _R_________________________ インストレーション・プロ Registry Server シージャを参照 起動, 1-15 _W_________________________ _S_________________________ Windows 2000 SCSNODEパラメータ ドメイン環境, 3-26, 3-29 定義, 1-19 Windows 2000混在モード・ド Security Account Manager メイン, 3-25 (SAM)データベース, 3-35 Windows 2000ネイティブ・モ ファイル, 3-5 ード・ドメイン, 3-25 SHOW QUEUE/MANAGERコマンド, Windows NTプリンタ管理, 1-20 3-13, 3-25 START/QUEUE/MANAGERコマン 構成, 3-37 ド, 1-21 例, 3-39 SYSTEMアカウント 考慮事項, 3-38 ログイン, 1-13 Windows NTサーバ管理ツール, 5-20 _T_________________________ インストレーション, 5-20 TCP/IP, 1-10 WINS 起動, 1-24 OpenVMSクラスタのためのセ クラスタにおける, 1-25 ットアップ, 6-10 サポートのためのAdvanced 使用するための構成, 6-9 Serverの構成, 1-24 セットアップ, 6-9 状態の確認, 1-24 トランスポートの構成, TCP/IPクラスタ・インパーソ 3-7 ネータ名, 3-9, 3-12 TCP/IPクラスタ・エイリアス, _ア________________________ 3-9, 3-12 アップグレード TDF OpenVMS Cluster, 1-4 時差係数を参照 PATHWORKS Advanced Timesourceサービス Servers, 1-3 説明, 3-10 ファイル・サーバ, 1-2 アンインストレーション _U_________________________ Advanced Server Unicode (UCS-2) のガイドライン, 7-1 拡張文字セットを参照 アンインストレーション・プ ロシージャ 削除を参照 索引-4 インストレーション・プロシ _イ________________________ ージャ (続き) 移行 スタンドアロンLicense Advanced Serverへの, 1-3 Server, 4-1 LANMAN.INIパラメータ, スタンドアロンLicense 1-4 Serverのサンプル・スク インストールされたファイル リプト, C-1 表示, 2-17 説明, 2-2 インストールの必要条件 前提条件, 2-3 必要条件, 1-11 中断, 2-7 インストール前の手順, 1-13 インストレーション前のタス インストレーション ク, 2-3 チェックリスト, A-1 インストレーション前の手順 インストレーション検証プロ チェックリスト, 1-11 シージャ IVPを参照 _オ________________________ インストレーションのための オプションのソフトウェア, チェックリスト, A-1 5-20 インストレーション後のタス オペレーティング・システム ク, 5-1 の必要条件, 1-10 インストレーションの必要条 オンディスク構造, E-26 件 ソフトウェア, 1-10, 1-14 カ ディスク容量, 1-20 ___________________________ ハードウェア, 1-10, 1-13 外部認証 ライセンス, 1-6 パススルー認証も参照 インストレーション・プロシ Advanced Serverを実行して ージャ いないシステム上, 5-12 Advanced Serverのサンプ DECnet-Plus経由での必要条 ル・スクリプト, B-1 件, 5-14 PWRK$STREAMSOS_V*.EXEの検 OpenVMS Clusterでのセット 出, 2-10 アップ, 5-11 インストールされたファイ クラスタ内, 1-26 ル, 2-17 サーバの能力, 5-14 インストールされるファイ セットアップ, 5-9 ル, E-1 バイパス, 5-15 外部認証, D-1 外部認証ソフトウェア 起動, 2-4 サンプル・インストレーシ 失敗,システム・ディスク ョン, D-1 に他のサーバ・ファイル スタンドアロン・インスト がある, 2-18 レーション, 2-4 失敗,別のサーバの実行中, 2-18 索引-5 拡張文字セット, 3-13, 3-25, 3-34 _ケ________________________ 構成 言語, 3-13, 3-25 例, 3-35 構成, 3-34 管理コマンド 考慮事項, 3-34 のためのショートカット, 例, 3-35 5-8 コード・ページ, 3-35 管理者アカウントのパスワー ド コ 確認, 3-15 ___________________________ 構成中に提供するかどうか, 構成 3-15 バックアップ・ドメイン・ ドメインへの参加, 3-15 コントローラ, 3-6 変更, 3-16 メンバ・サーバ, 3-29 メンバ・サーバ・トランス _キ________________________ ポート, 3-6 起動 ワイド・エリア・ネットワ Advanced Server, 5-2 ーク, 3-6 DECnet, 1-23, 1-24 構成設定 License Serverを手動で, 変更, 3-22 4-7 構成プロシージャ License Serverを自動的に, Advanced Server, 3-1 Advanced Serverのための準 4-7 備, 3-5 OpenVMSレジストリ, 1-14 以前に構成されたサーバ, TCP/IP, 1-24 3-42 構成時のAdvanced Server 起動, 3-16 の, 3-16 作成される論理名, F-1 スタンドアロンLicense 実行中のサーバの起動, Server, 4-7 3-22, 4-6 キットの内容 スタンドアロンLicense 確認, 1-13 Serverのサンプル・スク キュー・マネージャ リプト, C-1, C-3 起動, 1-21 前提条件, 3-5 構成時の実行, 1-21 時のサーバの起動, 3-16 ク 必要なディスク領域, 3-5 ___________________________ プロンプトへの応答, クライアント・ソフトウェア, 3-17, 4-4 1-11 構成マネージャ, 1-15, 3-2 クライアント別のサーバ管理 コード・ページ, 3-35 ツール, 5-20 コンピュータ名, 3-11 クラスタ SCSNODEパラメータ, 1-19 OpenVMSクラスタを参照 索引-6 _サ________________________ _ス________________________ 再構成, 3-42 スタートアップ 削除 Advanced Server, 5-4 Advanced Server, 7-1, OpenVMS Clusterにおける, 7-2, 7-4 5-5 サーバ構成パラメータ, OpenVMSレジストリ・サー 7-3 バ・パラメータ値の保存, サーバ 5-7 外部認証のための能力, SYSMANユーティリティの起 5-14 動, 5-5 構成時の起動, 3-22, 4-6 自動, 5-4 サーバ・アナウンス・コメン 手動, 5-4 ト, 3-12 トラブルシューティング, サーバ管理ツール 5-6 インストレーション, 5-20 プロシージャ, 5-3 サーバ構成パラメータ スタンドアロンLicense 構成中, 3-22 Server, 1-7 サーバ・システム構成パラメ インストレーションおよび ータ, 3-2 構成プロシージャの例, C-1 _シ________________________ スタートアップ, 4-7 時差係数 スタンドアロン・License 設定, 1-22 Server, 4-2 システム・ディスク インストレーション中の制 _セ________________________ 限, 2-18 製品識別子, 2-3 インストレーションに必要 セキュリティ・アカウント・ な容量, 1-20 データベース システムのバックアップ, プライマリ・ドメイン・コ 1-20 ントローラ上, 3-26 システムのリブート 必要な場合, 2-11 ソ システム・パラメータ ___________________________ 確認と定義, 1-16 ソフトウェアの必要条件, システム・リブート 1-10, 1-14 遅延, 2-12 必要な場合, 2-11 _タ________________________ 不要な場合の回避, 2-12 タイム・ゾーンの設定, 1-22 シャットダウン・プロシージ 確認, 1-21 ャ, 5-8 索引-7 ドメイン名 _テ________________________ 定義された用語, 3-11 ディスク,システム トランスポート インストレーション中の制 LMHOSTS用, 3-8 限, 2-18 WINS用, 3-7 ディスク容量 選択, 3-6 判定, 1-20 ナ ディスク容量の必要条件, ___________________________ 1-20 夏時間 ディスク領域 設定, 1-22 構成のための必要条件, 3-5 _ネ________________________ データの喪失 ネットワーク・アダプタ, 再構成中のリストア, 3-42 3-43 データの損失 NETBIOS$DEVICE, 3-44 防止, 1-20 OpenVMS論理名, 3-43 デバイス名, 2-3 PWRK$KNBDAEMON_DEVICE, ト 3-44 ___________________________ PWRK$NETBEUI_DEVICE, ドメイン 3-44 自動的に参加,PWRK$CONFIG 定義, 3-43 による, 3-15 見つからない, 3-45 手動での参加,ADMINISTER ネットワーク・インタフェー ADD COMPUTERコマンドに ス・カード よる, 3-15 ネットワーク・アダプタを ドメイン管理者アカウント 参照 メンバ・サーバにローカル, ネットワーク・トランスポー 3-14 ト・ソフトウェア, 1-10 ドメイン管理者アカウントの パスワード ハ 確認, 3-15 ___________________________ ドメインへの参加, 3-15 バックアップ・ドメイン・コ 変更, 3-16 ントローラ メンバ・サーバ用, 3-14 構成, 3-6 ドメインの管理者アカウント 指定, 3-11, 3-23 のパスワード 指定designating, 3-25 確認, 3-15 パススルー認証, 6-6 構成中に提供するかどうか, 外部認証も参照 3-15 パスワード ドメインへの参加, 3-15 管理者アカウント, 3-15 ドメインの役割 パーツ一覧 構成, 3-25 確認, 1-13 変更, 3-27 索引-8 ハードウェアの必要条件, 1-10, 1-13 _メ________________________ パラメータ メモリの必要条件, 1-11 LanmanIniMigrated, 3-4 メンバ・サーバ 移行, 3-3 OpenVMS Clusterにおける, 削除, 7-3 3-7 サーバ構成 構成, 3-29 構成中, 3-22 指定, 3-11, 3-23, 3-25 システムに影響を及ぼす, トランスポートの構成, 3-2 3-6 パラメータ設定 利点, 3-29 サーバ ローカルのAdministratorア 構成中, 3-22 カウントのパスワード, システムに影響を及ぼす, 3-14 3-2 フ _モ________________________ ___________________________ 文字セット, 3-13, 3-25 ブート 構成, 3-34 リブートを参照 考慮事項, 3-34 プライマリ・ドメイン・コン 例, 3-35 トローラ 指定, 3-11, 3-23 ユ 指定designating, 3-25 ___________________________ プリンタ ユーザ・アカウント 管理, 3-13 削除, 7-2 の管理, 3-25 考慮事項, 3-38 _ラ________________________ スタイルの構成, 3-37 ライセンスの必要条件, 1-6 プリンタ管理スタイル 構成, 3-37 リ 例, 3-39 ___________________________ 考慮事項, 3-38 リブート プロトコル およびDECprint Supervisor トランスポートを参照 for OpenVMSのインストレ ーション, 1-5 _ヘ________________________ およびシステムの変更, 変換ユーティリティ, 5-16 1-16 クラスタ上での回避, 1-27 遅延, 2-12 必要な場合, 2-11 不要な場合の回避, 2-12 リリース・ノート, 1-8 印刷, 1-9 索引-9 リリース・ノート (続き) 論理名 インストレーション後の位 Advanced Server, F-1 置, 2-17 スタートアップ・プロシー ジャ, 5-3 レ 割り当て解除, 7-3 ___________________________ レジストリ _ワ________________________ OpenVMSレジストリを参照 ワイド・エリア・ドメイン, ロ 6-1 ___________________________ ワイド・エリア・ネットワー ロード・バランシング, 3-7, キング 3-9, 6-10 提供, 3-6 索引-10 日本語Compaq Advanced Server for OpenVMS インストレーションおよび構成ガイド ________________________________________________________________ 2001年7月 発行 コンパックコンピュータ株式会社 〒140-8641 東京都品川区東品川2-2-24天王洲セントラルタワー 電話 (03)5463-6600 (大代表) ________________________________________________________________