_日本語DECwrite/VMS___________________________ インストレーション・ガイド AA-PNUDA-TE 1992年6月 本書では,日本語DECwrite/VMSバージョン2.0のインスト レーションの方法について説明しています。 ソフトウェア・バージョン: 日本語DECwriteバージ ョン2.0 日本ディジタル イクイップメント株式会社 1992年6月_________________________________________________ 本書の著作権は日本ディジタル イクイップメント株式会社(日本 DEC)が保有しており,本書中の解説および図,表は日本DECの文 書による許可なしに,その全体または一部を,いかなる場合にも 再版あるいは複製することを禁じます。 また,本書に記載されている事項は,予告なく変更されることが ありますので,あらかじめご承知おきください。万一,本書の記 述に誤りがあった場合でも,日本DECは一切その責任を負いかね ます。 本書で解説するソフトウェア(対象ソフトウェア)は,所定のライ センス契約が締結された場合に限り,その使用あるいは複製が許 可されます。 日本DECは,日本DECまたは日本DECの指定する会社から納入され た機器以外の機器で対象ソフトウェアを使用した場合,その性能 あるいは信頼性について一切責任を負いかねます。 (c) Digital Equipment Corporation Japan 1992. All Rights Reserved. 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All rights reserved. 以下は他社の商標です。 Arts & Lettersは米国Computer Support社の商標です。 HelveticaおよびTimesは米国Linotype社の商標です。 IBMは米国International Business Machines社の商標です。 ITC Avant Garde Gothic, ITC SouvenirおよびITC Lubalin Graphは米国International Typeface社の商標です。 Lotusおよび1-2-3は米国Lotus Development社の商標です。 Microsoft, MSおよびMS-DOSは米国Microsoft社の商標です。 MotifおよびOSF/Motifは米国Open Software Foundation社の商標 です。 PostScript, Display PostScript, ATMおよびType Managerは米 国Adobe Systems社の商標です。 Sun, SPARCおよびSPARCstationは米国Sun Microsystems社の商標 です。 TeXは米国American Mathematical Societyの商標です。 20/20は米国Access Technology社の商標です。 UNIXオペレーティング・システムは,UNIXシステムラボラトリー ズ社が開発し,ライセンスしています。 一太郎は株式会社 ジャストシステムの商標です。 新松は株式会社 管理工学研究所の商品です。 Usage Alert, Electronic Thesaurus, International Hyphenators, and International CorrectSpell licensed from Houghton Mifflin Company. Copyright(c) 1985, 1987, 1988 by Houghton Mifflin. German(c) 1985, 1987 by Langenscheidt K.G. French in cooperation with Librairie Larousse. Italian(c) 1988 by Nicola Zanichelli. All rights reserved. U.S. Pat. Nos. 4,580,241, 4,724,523 and 4,771,401. Canadian Pat. No. 1,203,916. Thesaurus U.S. Pat. No. 4,724,523. English based upon THE AMERICAN HERITAGE DICTIONARY. Thesaurus based upon ROGET'S II THESAURUS. Reproduction or disassembly of embodied computer programs or algorithms prohibited. ________________________________________________________________ 目次 まえがき................................................ vii 1 インストレーションの準備 1.1 DECwrite配布キット.......................... 1-2 1.2 必要なソフトウェア.......................... 1-2 1.3 必要なハードウェア.......................... 1-4 1.4 特権アカウント.............................. 1-4 1.5 ライセンス登録.............................. 1-4 1.6 起動プロシージャ............................ 1-5 1.7 VAXcluster関連事項.......................... 1-6 1.8 システム・クォータ.......................... 1-6 1.8.1 必要なディスク容量...................... 1-6 1.8.2 システム・パラメータ値.................. 1-7 1.8.2.1 パラメータ値の確認.................... 1-7 1.8.2.2 GBLPAGESおよびGBLSECTIONSパラメータ値 の計算................................. 1-8 1.8.2.3 AUTOGENによるパラメータ値の変更....... 1-8 1.9 システム・ディスクのバックアップ............ 1-9 2 インストレーションの手順 2.1 VMSINSTALプロシージャ実行時の注意事項....... 2-2 2.2 VMSINSTALコマンド・プロシージャ............. 2-2 iii 3 インストレーション後の手続き 3.1 システム起動ファイルの編集.................. 3-1 3.1.1 SYSTARTUP_V5.COMの編集.................. 3-1 3.1.2 WRITE$STARTUP.COMの編集................. 3-1 3.1.3 WRITE$EXAMPLES.......................... 3-2 3.1.4 SYS$MANAGER:SYLOGIN.COMの編集........... 3-2 3.2 スタンドアロン・システムでの作業............ 3-2 3.3 VAXclusterでの作業.......................... 3-3 3.4 システムのリブート.......................... 3-3 3.5 ユーザ・アカウント条件...................... 3-3 3.5.1 特権.................................... 3-4 3.5.2 ユーザ・アカウント・クォータ............ 3-4 3.5.3 ファイルビューのアカウント・クォータ.... 3-5 3.5.4 ユーザ・アカウント・クォータの変更...... 3-6 3.6 システムの調整.............................. 3-7 3.7 インストレーション検証プロシージャ.......... 3-8 3.8 DECwriteの起動.............................. 3-9 3.8.1 セッション・マネージャからの実行........ 3-10 3.8.2 ファイルビューからの実行................ 3-10 3.8.3 DCLからの実行........................... 3-10 3.9 サンプル文書................................ 3-11 3.10 リモート・ワークステーションへのフォントのイ ンストレーション............................. 3-11 3.10.1 VMSワークステーションへのフォントのイン ストレーション........................... 3-11 3.10.2 ULTRIXワークステーションへのフォントのイ ンストレーション......................... 3-12 3.11 DECwriteで使用する「書体」メニューの変更.... 3-14 3.12 問題点の通知................................ 3-15 A インストレーション・プロシージャ出力例 A.1 全体をインストールする場合.................. A-1 A.2 フォントのみをインストールする場合.......... A-7 iv B DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインスト ール B.1 インストレーションの準備.................... B-1 B.1.1 DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC) 用-配付キット............................ B-2 B.1.2 必要なソフトウェア...................... B-2 B.1.3 rootアカウント.......................... B-3 B.1.4 必要なディスク容量...................... B-3 B.1.5 システム・ディスクのバックアップ........ B-3 B.2 インストレーションの手順.................... B-4 B.2.1 スタンドアロン・ワークステーションへのイ ンストレーション......................... B-4 B.2.2 ディスクレス・ワークステーションへのイン ストレーション........................... B-5 B.2.3 ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントのインス トレーション............................. B-8 B.2.4 ディスクレス・ワークステーションでの終了 手続き................................... B-9 B.2.5 エラー時の処置.......................... B-9 B.3 インストレーション後の手続き................ B-10 B.4 インストレーション・プロシージャ出力例...... B-10 B.4.1 スタンドアロン・ワークステーションの場 合....................................... B-11 B.4.2 ディスクレス・ワークステーションの場合.. B-11 B.5 転送ファイル................................ B-13 B.5.1 DPJKANFON110 ディレクトリ............... B-13 B.5.2 DPJKANFON15110 ディレクトリ............. B-14 B.5.3 DPDEQFONT110 ディレクトリ............... B-15 図 2-1 インストレーションの成功を知らせる画面表 示....................................... 2-14 v 表 1-1 インストールに必要な空きディスク容量(ク リップアートを含む)..................... 1-6 1-2 必要な最小グローバル・ページおよびセクシ ョン..................................... 1-7 3-1 ユーザ・アカウント・クォータ............. 3-4 3-2 DECwriteで標準的に使用できる書体......... 3-14 3-3 LN82Rプリンタで印刷できる書体............ 3-14 B-1 ULTRIX(RISC)用サーバ・フォント・キット のサブセット............................. B-2 B-2 ULTRIX(RISC)用サーバ・フォント・サブセ ットのインストールに必要な空きディスク容 量....................................... B-3 B-3 インストレーション時に発生するエラーとそ の対処方法............................... B-9 vi ________________________________________________________________ まえがき 日本語DECwrite/VMS(以下,DECwriteと呼ぶ)は,様々な環境 (各種ハードウェア,各種オペレーティング・システム)で稼動 する複合文書処理アプリケーションです。DECwriteは,Digital Network Application Services(NAS)によりサポートされてい るため,異なった機種で構成されるコンピュータ環境での動作が 可能です。また,DECwriteの編集操作および作成された文書の転 送などは,すべての環境で,同じインターフェイスを用いて行う ことができます。 本書の目的 本書は,DECwriteをVMSオペレーティング・システムにインスト ールする方法について説明しています。DECwriteをインストール する前に,本書をよくお読みください。 対象読者 本書は,VMSシステム管理者またはシステム・ソフトウェアのイ ンストレーション責任者を対象にしています。DECwriteソフトウ ェアをインストールするには,SYSTEMアカウントなどの特権アカ ウントにアクセスする必要があります。また,VMSインストレー ション・プロシージャ(VMSINSTAL)をよく理解している必要が あります。 本書の構成 本書は,3つの章と2つの付録から構成されています。 o 第1章−インストレーション前提条件と推奨値などの説明 o 第2章−インストレーションの手順 o 第3章−インストレーション後の手続き vii o 付録 A−インストレーション・プロシージャの出力例(2通 り) o 付録 B−ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントのインストレ ーション方法 インストール時にDECwriteがシステムに提供するファイルおよび 変更するファイルは,『日本語DECwriteリリース・ノート』に示 されています。第2.2節では,『日本語DECwriteリリース・ノー ト』をキットから取り出す方法ならびに印刷する方法について説 明しています。 関連資料 o 『日本語DECwrite入門』 − DECwrite概念および具体的な操作について説明されて いるオンラインの入門書 この入門書を使用するには,DECwriteを起動した後で 「ヘルプ」メニューから「DECwrite入門」を選択して ください。 o 『日本語DECwrite日本語機能の手引き』 − DECwriteで提供している日本語機能についての説明書 o 『日本語DECwriteリリース・ノート』 − DECwrite,日本語DECchart,日本語CDAコンバータ(以 下,それぞれDECchart,CDAコンバータと呼ぶ)に関す る制限事項についてオンラインで説明したもの o 『日本語DECwriteユーザーズ・ガイド』 − DECwriteが提供する機能についての説明書 o 『日本語DECwriteユーザーズ・ガイド別冊(VMS用)』 − VMS環境でDECwriteを使用する際に必要な情報および 『日本語DECwriteユーザーズ・ガイド』に関する補足 情報が記載されている説明書 DECwriteは,サンプル文書,補足情報およびCDAコンバータ[1]の オプションとエラー・メッセージに関する情報を含んだいくつか のオンライン・ファイルを提供します。これらのファイルに関す る情報は,『日本語DECwriteユーザーズ・ガイド別冊』を参照 ___________________ [1]CDAコンバータでは,他の形式のファイルをDECwriteの標準 形式の文書に変更するための機能が提供されます。 viii してください。さらに,DECwriteのCDAコンバータをよくご利用 になる方やCDAコンバータに興味のある方は,『Using the CDA Converters』をご購入ください。 _______________________ 注意 _______________________ ファイル管理に関するガイドライン,バックアップ・コピ ーの取り方,ドキュメントの保護,および関連ドキュメン トを保管するディレクトリの作成方法に関する情報は, VMSシステムのドキュメントを参照してください。これら の情報は,本書には記載されていません。 _____________________________________________________ VMSINSTALコマンド・プロシージャについての詳細は,次のマニ ュアルを参照してください。 o 『VMS System Manager's Manual』 (VMSベース・ドキュメント・セット) o 『Guide to Setting Up a VMS System』 (VMSフル・ドキュメント・セット) 日本語DECwindows Motifについての詳細は,次のマニュアルを参 照してください。 o 『日本語VMS DECwindows Motif操作ガイド』 本書で使用する表記法 本書では,次のような規則を使用します。 < Return > キーの名前を四角形で囲んである場合 は,キーボード上のそのキーを押すこと を示します。 < Ctrl/X > < Ctrl/X >のようにキーが並んでいる場 合は,Ctrlとラベル表示されたキーを押 したまま,別のキーまたはポインティン グ装置のボタンを押すことを示します。 DECwrite DECwriteとは,日本語DECwriteソフトウ ェアを示します。 ix DECchart DECchartとは,日本語DECchartソフトウ ェアを示します。 DECdecision DECdecisionとは,日本語DECdecisionソ フトウェアを示します。 DECpage DECpageとは,DECpageソフトウェアを示 します。 WPS-PLUS WPS-PLUSとは,WPS-PLUSソフトウェアを 示します。 CDAコンバータ CDAコンバータとは,日本語CDAコンバー タ・ソフトウェアを示します。 x 1 ________________________________________________________________ インストレーションの準備 本章では,DECwriteをVMSシステムにインストールする際に行わ なければならない作業と,事前に行う準備について説明します。 DECwriteのインストール方法は,他のVMSレイヤード・プロダク トのインストール方法と同じです。インストレーションでは次の ことを必ず行ってください。 1. ソフトウェア配布キットを調べる。 2. システムに必要なソフトウェアとハードウェアが揃ってい ることを確認する。 3. 本章の"ライセンス登録"の項に従ってDECwriteライセンス を登録する。 4. インストレーションのためのシステムおよびユーザ側の準 備をする。 5. 実際にインストレーションを行い,インストレーション後 に必要な手続きをとる。 6. 『日本語DECwriteリリース・ノート』(オンライン)を読 む。 7. インストレーションが完了したら,通常の操作を再開す る。 インストレーションに要する時間は,システム構成あるいは インストールする内容により異なります。スタンド・アロンの VAXstation 3100モデル48でのキット全体のインストレーション には約50分,IVPの実行には約5分かかります。 インストレーションの準備 1-1 1.1 DECwrite配布キット DECwrite配布キットには,次のものが含まれています。 o ソフトウェアBOM(Bill of Material) o DECwriteソフトウェアの配布媒体 (TK50ストリーム・テープ・カートリッジまたは9トラック 1600 BPI磁気テープ) o 製品に関するドキュメント (媒体のみのキットにはインストレーション・ガイドの み) o Product Authorization Key(PAK) キットに不備がないことを確認するため,ソフトウェアBOM とキットの内容とを照らし合わせてください。また,"日本語 DECwrite/VMS V2.0" というラベルの付いた適切な配布媒体を受 け取ったことを確認してください。 もし,キットが破損していたり,内容が不足していたりした場合 は,日本DECの各支店/営業所にご連絡ください。 1.2 必要なソフトウェア DECwriteバージョン2.0は,Motifグラフィカル・ユーザ・インタ ーフェース(GUI)に対応し,日本語VMSバージョン5.4-2以降およ び日本語DECwindows Motifバージョン1.0以降がインストールさ れているシステムで実行できます。 DECwriteの実行方法は,次の2通りあります。 スタンドアロン: DECwriteの起動と表示を同一のワークステーショ ンで行う場合 リモート: DECwriteの起動と表示をそれぞれ別のシステム/ ワークステーションで行う場合 DECwriteをインストールするためには,DECwriteの実行形態に応 じて,システムに次のソフトウェアがインストールされているこ とが必要です。 o 日本語VMSオペレーティング・システム 1-2 インストレーションの準備 VMSシステムで本レイヤード・プロダクトの全機能を得るに は,次のVMS構成要素が必要です。 スタンドアロン: − VMS Required Saveset − Network Support (電子メールを使用する場合にのみ必要) − Utilities (電子メールを使用する場合にのみ必要) リモート: − VMS Required Saveset − Network Support − Utilities (電子メールを使用する場合にのみ必要) VMSのクラスおよびテーラリングについては,VMS Operating System の『Software Product Description』 (SPD 25.01.xx)を参照してください。 o 日本語VMS DECwindows Motif スタンドアロン,リモート共に次のDECwindowsの構成要素 が必要です。 − VMS DECwindows Compute Server (ベース・キットおよびランタイム・サポートを 含む) − VMS DECwindows Device Support リモートで実行する場合,DECwriteを起動するシステムへ のVMS DECwindowsのDevice Supportのインストールは,オ プションです(詳細は日本語VMSのインストレーション・ガ イドを参照)。 また,日本語VMS DECwindows Motifは,オプション・ソフ トウェアです。日本語VMSオペレーティング・システムには 含まれません。 インストレーションの準備 1-3 1.3 必要なハードウェア DECwriteは,日本語VMS DECwindows Motifバージョン1.0が実行 可能な,日本語VMSバージョン5.4-2以降のシステムがサポートす るすべてのハードウェア構成をサポートします。メモリ容量に関 しては,スタンドアロン・ワークステーションで最低16 Mバイト のメモリが必要となります。 サポートされているハードウェア構成の詳細については,本製品 の『ソフトウェア仕様書』(SPD)を参照してください。 1.4 特権アカウント DECwriteをインストールするには,システム管理者のアカウント (SYSTEM),SETPRVを持つアカウント,または少なくとも次の特 権を持つアカウントにログインしなければなりません。 o CMKRNL o WORLD o SYSPRV VMSINSTALプロシージャによって,インストレーションの開始時 にBYPASS特権が無効になることに注意してください。 1.5 ライセンス登録 DECwriteをインストールまたは使用する前に,DECwrite のPAKを 登録し,ロードしなければなりません。必要な情報は,DECwrite と共に出荷されるProduct Authorization Key(PAK)に記載され ています。PAKは,ライセンスに関する情報を含む証明書です。 _______________________ 注意 _______________________ DECwriteをインストールする前にライセンスを登録し,ロ ードしていない場合は,インストレーションが完了して も,DECwriteはデモンストレーション・モードでしか実行 されません。デモンストレーション・モードでは,文書を 保管することはできません。DECwriteを正規に使用するに は,PAKを登録し,ロードした後に再度DECwriteをインス トールしてください。 _____________________________________________________ 1-4 インストレーションの準備 DECwriteバージョン2.0では,数種類のライセンスを使用できま す。DECwriteは,起動時に有効なライセンスが登録されているか どうかを順次検索します。検索時に見つからなかったライセンス は,オペレータ・コンソールに表示されますが,無視してかま いません。これらのメッセージは,論理名lmf$display_opcom_ messageを定義することにより,制御することができます。詳細 は『VMS License Management Utility manual』を参照してくだ さい。 ライセンスを登録するには,最初にシステム管理者のアカウント (SYSTEM)などの特権アカウントにログインします。その後,次 のいずれかの方法で登録してください。経験のある方は,次のう ち2番目の方法を使うと早く行えます。 o SYS$UPDATE:VMSLICENSE.COMプロシージャを呼び出す。画面 の指示にしたがって,Product Authorization Key(PAK) のデータを入力する。 o PAKの情報を適切な修飾子により指定し,DCLコマンドの LICENSE REGISTERおよびLICENSE LOADを実行する。 追加情報の詳細は,VMSドキュメント・セットの"License Management Facility"の項を参照してください。 1.6 起動プロシージャ すでにDECwriteがインストールされている場合は,新しくインス トレーションを始める前に必ずSYS$STARTUP:WRITE$STARTUP.COM を実行してください。 また,すでにInternational Lexiconのキットがインス トールされている場合,またはDECwriteを再インストー ルする場合は,インストレーションを始める前に必ず SYS$STARTUP:LCI$STARTUP.COMプロシージャを実行してくだ さい。この起動プロシージャは,辞書ファイルやスペルチェック 辞書を正しいディレクトリに配置するために,インストレーショ ン・プロシージャがチェックする論理名LCI$LEXICONSを定義しま す。 インストレーションの準備 1-5 1.7 VAXcluster関連事項 VAXcluster上にDECwriteをインストールできます。 システム・ディスクを共有するVAXclusterの場合は,クラスタの どれか1つのプロセッサからインストレーション・プロシージャ を実行してください。インストレーション完了後,各VAXプロセ ッサは同じDECwriteソフトウェアを共用できます。VAXclusterの 場合のインストレーション後の手続きについては,第3章を参照 してください。 1.8 システム・クォータ DECwriteをインストールするにはVMSINSTALコマンド・プロシー ジャを使用します。VMSINSTALを正しく実行するには,インスト レーションに十分なディスク容量を確保し,システム・パラメー タ値を適切に設定する必要があります。本節では,インストレー ションに最低限必要なディスク容量とシステム・パラメータにつ いて説明します。 1.8.1 必要なディスク容量 DECwriteをインストールするには,所定のディスク容量が必要で す。インストレーション完了後は,必要なディスク容量はそれよ りも少なくなります。表 1-1にインストールに必要なディスク容 量をまとめます。 表 1-1 インストールに必要な空きディスク容量(クリップアー トを含む) __________________________________________________________ インストー キット_____________________ル時[1]_____インストール後[1]__ DECwrite 52,000 50,200 サーバ・フォントのみ 2,200 1,000 __________________________________________________________ [1]インストールに必要なブロック数(1ブロック=512バイト) の最大値の概数。インストレーション・プロシージャにより実際 に使用したブロック数が表示されますが,それは上記の値よりも いくらか小さく,また,第2章で説明するインストレーションの 例とは異なります。 __________________________________________________________ システム・ディスクで現在使用可能な空きブロック数を調べるに は,DCLコマンドのSHOW DEVICEを使用します。 1-6 インストレーションの準備 $ SHOW DEVICE SYS$SYSDEVICE ディスクに十分な容量がない場合は,不要なファイルを削除して ディスク容量を確保してください。 1.8.2 システム・パラメータ値 システム・パラメータWSMAXの値は少なくとも4100に設定するこ とをおすすめします。シングル・ユーザのワークステーションで は,ワークステーションのメモリ容量に応じてさらに大きい値に 設定してください。 DECwriteの各種実行イメージおよび共用イメージをインストール するかどうかは,VMSINSTALLユーティリティ起動時に指定するこ とができます。表 1-2に,すべてのイメージや共有イメージをイ ンストールするために必要なシステム・パラメータの最小値を示 します。 表_1-2_必要な最小グローバル・ページおよびセクション_______ システム・パラメータ____最小値____________________________ GBLPAGES 3,116 GBLSECTIONS_____________9_________________________________ GBLPAGESまたはGBLSECTIONSが推奨値よりも小さい場合は,メッ セージが表示されます。この状態でDECwrite実行イメージをイン ストールすると,性能が低下することがあります。 DECwriteスタートアップ・プロシージャWRITE$STARTUP.COMを変 更および実行する前に,これらのシステム・パラメータを必ず調 整してください。詳細は第3章を参照してください。 DECwriteイメージおよび共有イメージのインストールは,オプシ ョンで選択可能です。そのため,これらのシステム・パラメータ 値が小さくても,インストールを続けることはできます。 1.8.2.1 パラメータ値の確認 各種パラメータ値を確認するには,DCLプロンプトに対して次の コマンドを入力します。 $ RUN SYS$SYSTEM:SYSGEN SYSGEN> インストレーションの準備 1-7 各システム・パラメータ値を表示するには,SYSGEN>プロンプト に対してSHOWコマンドを入力します。 パラメータの値をチェックした後でDCLレベルにもどるには, EXITコマンドを使用します。 1.8.2.2 GBLPAGESおよびGBLSECTIONSパラメータ値の計算 表 1-2のGBLPAGESおよびGBLSECTIONSの値は,少なくとも 3,116 の未使用グローバル・ページと,9の未使用グローバル・セクシ ョンがインストレーションに必要であることを示しています。 システムの未使用グローバル・ページおよびグローバル・セクシ ョン数は,次のように計算します。 1. DCLのF$GETSYIレキシカル関数を使用して,空きグローバ ル・ページとグローバル・セクション数を求める。 $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLPAGES") $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLSECTS") 2. 未使用グローバル・ページ数が表 1-2に示した値よりも小 さい場合は,AUTOGENコマンド・プロシージャを使用して値 を大きくする(この方法については後述する)。 次項では,これらの値を変更する手順について説明します。詳 細は, VMSシステム管理に関するドキュメントを参照してくださ い。 1.8.2.3 AUTOGENによるパラメータ値の変更 システム・パラメータを変更するには,AUTOGENコマンド・プロ シージャを使用します。AUTOGENにより,変更する必要のあるパ ラメータ値が自動的に調整されます。 AUTOGENを使用してシステム・パラメータ値を変更するには,次 のようにしてください。 1. SYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATファイルを編集する。 たとえば,GBLPAGESシステム・パラメータの設定値を現在 の値より2000だけ大きくするには,次の1行をファイルに追 加します。 ADD_GBLPAGES = 2000 2. AUTOGENプロシージャを実行して,システム・パラメータを 再計算する。 $ @SYS$UPDATE:AUTOGEN GETDATA REBOOT 1-8 インストレーションの準備 終了すると,AUTOGENは自動的にシステムをシャット・ダウ ンし,リブートします。システムをリブートすると新しい パラメータ値が有効になります。 AUTOGENの使用の詳細については,VMSシステム管理に関するドキ ュメントのシステム・パラメータの変更に関する項を参照してく ださい。 1.9 システム・ディスクのバックアップ DECwriteをインストールする前に,システム・ディスクのバック アップ・コピーをテープなどに作成してください。 システム・ディスクのバックアップの詳細は,VMSシステム管理 に関するドキュメントを参照してください。 インストレーションの準備 1-9 2 ________________________________________________________________ インストレーションの手順 本章では,DECwriteインストレーション・プロシージャの実行方 法について説明します。インストレーションに要する時間は,シ ステム構成あるいはインストールする内容により異なります。ス タンド・アロンのVAXstation 3100モデル48でのキット全体のイ ンストレーションには約50分,IVPの実行には約5分かかります。 フォントのみのインストールには,約3分かかります。DECwrite をインストールする前に,システムが第1章に述べた条件を満た していることを確認してください。 オプションのスペルチェック辞書に関しては,本製品の『ソフト ウェア仕様書』(SPD)を参照してください。 付録 Aには,参考として一般的なインストレーションの例を載せ てあります。 キット全体,あるいは数式エディタ用フォント・ファイル,およ びPictures,Boxes,Bulletsのフォント・ファイルのみをインス トールするために必要な空きディスク容量については,第1章を 参照してください。 DECwriteキット全体(この場合,クリップアートをインストール するかどうかの選択が可能)をインストールするか,あるいは DECwriteが提供するサーバ・フォント・ファイルのみをインスト ールかを選択することができます。 o ワークステーションをもつVAXclusterではキット全体をイ ンストールする。 o DECwriteをローカルで実行するスタンドアロンのワークス テーションでは,キット全体をインストールする。 o DECwriteを常にリモート・システムから実行するスタンド アロンのワークステーションでは,サーバ・フォントだけ をインストールする。この場合,ワークステーションでは DECwriteをリモート・システムから実行できる。 インストレーションの手順 2-1 また,DECwriteは使用しないが,日本語DECwindowsの電子メール および日本語CDAビューアを使用してDECwrite文書を読む場合, そのワークステーションにDECwriteのサーバ・フォントをインス トールする必要があります。 2.1 VMSINSTALプロシージャ実行時の注意事項 VMSINSTALコマンド・プロシージャを呼び出すと,このコマンド により次のことがチェックされます。 o ユーザが特権アカウントにログインしているかどうか o インストレーションに十分なクォータがあるかどうか o DECnetが使用できるかどうか o ユーザがシステムにログインしているかどうか インストレーション・プロシージャ実行時にVMSINSTALが問題 を検出した場合は,ユーザにそれを通知し,このままインスト レーションを続けるかどうかの問い合わせがあります。インス トレーションを中止して問題点を訂正するには,NOと入力する かを押します。訂正後インストレーションを再度行って ください。 インストレーションを途中で終了するには,< Ctrl/Y >を押しま す。インストレーション・プロシージャは,それまでに作成した ファイルをすべて削除して終了します。その後,インストレーシ ョンを再度行うことができます。 VMSドキュメント・セットの"VMSINSTALコマンド・プロシージャ "の項を参照することをおすすめします。VMSベース・ドキュメン ト・セットをご利用の方は『VMS System Manager's Manual』を 参照してください。VMSフル・ドキュメント・セットをご利用の 方は『Guide to Setting Up a VMS System』を参照してくださ い。 2.2 VMSINSTALコマンド・プロシージャ DECwriteをインストールするには,VMSINSTALコマンド・プロシ ージャを使用しなければなりません。次の手順にしたがってイン ストレーションを行ってください。 1. VMSシステム管理者のアカウント(SYSTEMなどの特権アカウ ント)にログインする。 2-2 インストレーションの手順 2. システムにログインしているユーザがいないことを確認す る。 3. 日本語DECwindows Motifが起動されていることを確認す る。 4. VMSINSTALを実行するため次のコマンド行を入力する。 $ @SYS$UPDATE:VMSINSTAL DECWRITEJA020 デバイス名 OPTIONS N デバイス名には配布媒体のデバイスを指定してください (たとえばMUA0:)。 OPTIONS Nを指定すると,リリース・ノートの表示または印 刷を指定するプロンプトが表示されます。 VMSINSTALには他にもいくつかの選択肢があり,これらの選 択肢はVMSソフトウェアのインストレーションに関するドキ ュメントに記載されています。 次のようなメッセージが画面に表示されます。 VAX/VMS Software Product Installation Procedure V5.5 It is dd-mmm-yyyy at hh:mm. Enter a question mark (?) at any time for help. The following processes are still active: L M N O P * Do you want to continue anyway [NO]? 日本語VMS DECwindows Motifでは,DECnetが起動され,実 行されていることが必要です。 5. インストレーションを続けるには YES と入力する。 次のようにシステム・ディスクをバックアップしたかどう かの問い合わせがあります。 * Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]? インストレーションの手順 2-3 ソフトウェアをインストールする前に,システム・ディス クをバックアップしておいてください。 なお,システムの設定値が応答の値として,あらかじめ括 弧で囲まれているものがあります。ここでのみを 押す場合は,YES と入力することと同じ意味になります。 6. システム・ディスクをバックアップした場合は,を 押してインストレーションを継続する。 次に,VMSINSTALを実行した際に指定したデバイスに配布 媒体(この例ではMUA0:)をマウントするように指示され ます。配布媒体をマウントする場所を指定しなかった場合 は,マウントする場所を指定するように促されます。 Please mount the first volume of the set on MUA0:. * Are you ready? 7. 媒体をマウントし,インストレーションを続ける用意がで きたら YES と入力する。 次のメッセージが画面に表示されます。 The following products will be processed: DECWRITEJA V2.0 Beginning installation of DECWRITE V2.0 at hh:mm %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set A ... 8. VMSINSTALを実行した際,OPTIONS Nを選択した場合は,リ リース・ノートの取り扱いを指定するためのメニューが表 示される。 Release Notes Options: 1. Display release notes 2. Print release notes 3. Both 1 and 2 4. None of the above * Select option [2]: インストレーションに関する注意事項が記載されている場 合がありますので,リリース・ノートを先にお読みくださ い。ここで選択肢の3を選ぶと,リリース・ノートが画面に 表示され,同時に印刷されます。 2-4 インストレーションの手順 リリース・ノートを印刷する選択肢を選んだ場合は,印刷 キューの名前を入力するように指示されます。 * Queue name [SYS$PRINT]: 9. ここでを押すと,リリース・ノートがSYS$PRINTに 印刷される。他のキューを指定する場合は,そのキュー名 を入力してからを押す。 次のようなメッセージが表示されます。 Job 810 (queue SYS$PRINT, entry 1295) started on SYS$PRINT インストレーションをこのまま続けるかどうかを問い合わ せるメッセージが表示されます。 * Do you want to continue the installation? 10.インストレーションを続ける場合は YES と入力し,を 押す。 いずれの場合も,リリース・ノートはSYS$HELPディレクト リのファイルに複写され,次のようなメッセージが表示さ れます。 %VMSINSTAL-I-RELMOVED, The product's release notes have been moved to SYS$HELP. リリース・ノートはSYS$HELP:DECWRITEJA020.RELEASE_ NOTESとして収められます。 _______________________ 注意 _______________________ DECwriteの初期のバージョンのリリース・ノートを削除し ないようにしてください。 _____________________________________________________ リリース・ノートのファイル名には製品名とバージョン番 号が入っています。 次のメッセージが画面に表示されます。 _______________________ 注意 _______________________ なお,次の例にある各ブロック数の値は,実際のインスト ール時に画面に表示される値とは異なる場合があります。 インストールに必要なディスク容量については,第1章を 参照してください。 _____________________________________________________ インストレーションの手順 2-5 DECwrite/Japanese V2.0 Installation Procedure Usage Alert, Electronic Thesaurus, International Hyphenators, and International CorrectSpell licensed from Houghton Mifflin Company. Copyright 1985, 1987, 1988 by Houghton Mifflin. German 1985, 1987 by Langenscheidt K.G. French in cooperation with Librairie Larousse. Italian 1988 by Nicola Zanichelli. All rights reserved. U.S. Pat. Nos. 4,580,241, 4,724,523 and 4,771,401. Canadian Pat. No. 1,203,916. Thesaurus U.S. Pat. No. 4,724,523. English based upon The American Heritage Dictionary. Thesaurus based upon Roget's II Thesaurus. Reproduction or disassembly of embodied computer programs or algorithms prohibited. Arts and Letters (TM) clipart licensed to Digital Equipment Corporation, Maynard, Massachusetts. Copyright (c) Computer Support Corporation 1985- 1990. All rights reserved. Portions licensed to Digital Equipment Corporation, Maynard, Massachusetts Copyright (c) Frame Technology Corporation 1989. All rights reserved. %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set B ... You can install the DECwrite kit completely or just the additional screen fonts used by DECwrite and the DECwrite Equation Editor. If you are installing this kit for use on a workstation, or on a VAXcluster that includes workstations, then you should install the entire kit. This requires 52000 blocks. If you are installing this kit on a workstation that will only run DECwrite from a remote system, then only the screen font files are needed. This requires 1334 blocks. DECwriteのキット全体をインストールするか,あるいは DECwriteが提供するサーバ・フォント・ファイルのみをイ ンストールするかを選択することができます。 o ワークステーションをもつVAXclusterでは,キット全 体をインストールする。 o DECwriteをローカルで実行するスタンドアロンのワ ークステーションでは,キット全体をインストールす る。 2-6 インストレーションの手順 o DECwriteを常にリモート・システムから実行するスタ ンドアロンのワークステーションでは,サーバ・フォ ントだけをインストールする。この場合,ワークステ ーションではDECwriteをリモート・システムから実行 できる。 DECwriteにより提供されるフォントに関しては,『日本語 DECwriteリリース・ノート』(オンライン)を参照してく ださい。 キット全体をインストールするかどうかを問い合わせるメ ッセージが表示されます。 * Do you want to install the entire kit [YES]? 11.キット全体をインストールする場合は,を押す。 Installing DECwrite... This kit contains an optional clipart library composed of Encapsulated PostScript pictures, DDIF pictures, and DDIF images. Its total size is 9912 blocks. * Do you want to install the clip art library [YES]? 12.クリップアートをインストールする場合は,を押 す。 クリップアートは標準設定であるsys$sysdevice:[clipart] に, あるいは任意のディレクトリにインストールすることがで きます。クリップアートをどこのディレクトリにインスト ールするかを問い合わせるメッセージが表示されます。 Specify a device and directory on which to install the clip art library * Device and directory [sys$sysdevice:[clipart]]: 13.標準設定のディレクトリにインストールする場合 は,を押す。または,ファイルを置きたいディ レクトリの名前を入力し,を押す。 You have chosen the device and directory USER:[PUBLISH.CLIPART] * Is this correct [YES]? 14.ディレクトリの指定が正しい場合は,を押す。 インストレーションの手順 2-7 インストール時にDECwriteの書式ファイルが上書きされま す。CDA$LIBRALY内の書式ファイルを変更している場合は, 一度インストレーション・プロシージャを終了し,変更し た書式ファイルをバックアップしてください。 ************************************************************* Note: This installation will replace the DECwrite supplied style files in CDA$LIBRARY. If you have made modifications to these files, make backup copies before continuing. For example: $ backup/log cda$library:wr_*.doc_style style_files.bck/sav ************************************************************* * Do you want to continue [YES]? 15.必要に応じてバックアップ・ファイルを作成する。必要の ない場合は,を押す。 This kit requires DECchart V1.5-0J or later. 必要なバージョンのDECchartがシステムにインストール されていない場合は,次のようなメッセージが表示されま す。 ************************************************************* DECchart V1.5-0J will be installed since it does not exist on your system. ************************************************************* 必要なバージョンがすでにインストールされている場合 は,次のようなメッセージが表示されます。 ************************************************************* DECchart V1.n already exists on your system. You may choose to reinstall DECchart V1.n or use the currently installed version. ************************************************************* * Do you want to reinstall DECchart [NO]? 2-8 インストレーションの手順 16.DECchartをインストールする場合は,YES と入力する。イ ンストールしない場合は,を押す。 This kit requires the DECwrite Equation Editor V1.1-2 or later. DECwrite数式エディタV1.1-2,またはそれ以降がインス トールされていない場合は,次のメッセージが表示されま す。 ************************************************************* The DECwrite Equation Editor V1.1-2 will be installed since it does not exist on your system. ************************************************************* DECwrite数式エディタV1.1-2,またはそれ以降がインスト ールされている場合は,次のメッセージが表示されます。 ************************************************************* The DECwrite Equation Editor V1.1-2 already exists on your system. You may choose to reinstall the Equation Editor or use the currently installed version. ************************************************************* * Do you want to reinstall the Equation Editor [NO]? 17.数式エディタをインストールする場合は,YES と入力す る。インストールしない場合は,を押す。 DECwriteの前バージョンまたは他のプロダクトにより,ス ペル・チェック辞書がインストールされていない場合は, 次のメッセージが表示されます。 The DECwrite spell check lexicons will be installed in the directory SYS$SYSDEVICE:[LCI.LEXICONS] by default. You may optionally install the files on a device other than the system disk. * Specify a device on which to install the spell check lexicons [SYS$SYSDEVICE:]: 18.スペル・チェック辞書がインストールされるディスク装置 名を入力する。標準設定(SYS$SYSDEVICE:)を使用する場合 は,を押す。 You have chosen the device SYS$SYSDEVICE: * Is this correct [YES]? インストレーションの手順 2-9 19.ディスク装置を確認してを押す。 Checking/registering INTL-LEXICON-AMERICAN Product Authorization Key... Checking/registering INTL-LEXICON-BRITISH-ENG Product Authorization Key... 次のメッセージが表示されます。 * Do you want to run the IVP after the installation [YES]? 20.ワークステーション以外のプロセッサにDECwriteをインス トールしている場合は,インストレーション中にIVPを実行 できないので,インストレーションが終了した後,ワーク ステーションを使用してIVPを実行する。 ワークステーションにDECwriteをインストールしている が,DECnetを実行していない場合も,インストレーション 中にIVPを実行することができません。インストレーション が終了した後,DCLコマンドのSET DISPLAYを使用してディ スプレイ装置がローカル・トランスポートであることを確 認し,DCLコマンドでIVPを実行してください。 それ以外の場合は,YES と入力してください。 ワークステーション・ディスプレイが定義されていなけれ ば,ワークステーション名を問い合わせるメッセージが表 示されます。 Enter the node name of the workstation on which to display the IVP or press Return to continue and not run the IVP * Node name: 21.IVPを表示するワークステーションのノード名を入力する。 このノードに対して,SET DISPLAYコマンドが実行されま す。この時,ワークステーションのセッション・マネー ジャのセキュリティ・データベースが適切に設定されて いること,さらにワークステーションのノードがネット ワーク・データベースに登録されていることが必要です。 たとえば,ワークステーションの個人アカウントにログイ ンし,SET HOST 0によってSYSTEMアカウントにログインし た状態でDECwriteをインストールしている場合,セッショ ン・マネージャのセキュリティ・データベースに0::SYSTEM を追加する必要があります。 2-10 インストレーションの手順 セッション・マネージャのセキュリティ・データベースに 関する詳細は『VMS DECwindows Motif User's Guide』を参 照してください。 The language in the Language dialog box on the Session Manager's Customize/Options menu must be set to American English or Japanese in order to run the IVP. Ensure the language is set accordingly before continuing. * Press Return when ready to continue: 22.言語が,希望する言語(日本語またはアメリカ英語)に設 定されていることを確認し,を押す。 このインストレーションで置き換えた古いバージョンのフ ァイルを,パージ(削除)するかどうかの問い合わせがあ ります。 * Do you want to purge files replaced by this installation [YES]? パージすることをお勧めします。 23.ファイルの古いバージョンをパージするために,を 押す。 次のメッセージが表示されます。 To complete the installation on a standalone VAXstation 3100 Model 48 will take approximately: 50 minutes to install 5 minutes to run the IVP All required questions have been asked. You can terminate the installation procedure at this time. * Do you want to continue the installation [YES]? 24.インストレーションを継続するには,を押す。イ ンストレーションを中止するには,NO と入力する。 インストレーションの手順 2-11 %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set C ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set D ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set E ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set G ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set H ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set F ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set I ... %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[SYSHLP.EXAMPLES.JA_JP.DECWRITE]. The on-line demonstration document, tutorial.doc and the documents used in the Getting Started exercises are in: SYS$COMMON:[SYSHLP.EXAMPLES.JA_JP.DECWRITE] %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[SYSHLP.EXAMPLES.DECWRITE.FONTS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[SYSTEST.DECWRITE]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory DKB100:[CLIPART]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[EPS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[ARROWS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[BUILDING]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[COMMUNIC]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[ENERGY]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[SPORTS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[FIGURES]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[FINANCE]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[GOVERNMT]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[SCIENCE]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_BLDG]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_BORDR]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_BUSNS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_COMM]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_DOM]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_FIN]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_FLAGS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_MISC]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_NATUR]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_PEOPL]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_SCI]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_SPORT]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_SYMBL]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_TOONS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_TRANS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_USMAP]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_WDMAP]. 2-12 インストレーションの手順 %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory SYS$SYSDEVICE:[LCI.LEXICONS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[SYSHLP.EXAMPLES.DECCHART]. The following commands must be added to the system startup command file SYS$MANAGER:SYSTARTUP_V5.COM for all nodes that will be running DECwrite: @sys$startup:write$startup @sys$startup:lci$startup.com ! American-English/British-English lexicon 25.インストレーション完了後,上記のコマンドをDECwriteを 実行するすべてのノードのSYS$MANAGER:SYSTARTUP_V5.COM ファイルに加える。 If you are installing this kit on a workstation, you should restart DECwindows after the installation has completed: @sys$startup:decw$startup restart 26.インストレーション完了後,日本語DECwindows Motifを再 起動する。 インストレーションが継続されます。 %VMSINSTAL-I-MOVEFILES, Files will now be moved to their target directories... %VMSINSTAL-I-FONTS, Updating font directories 8 fonts loaded Creating sys$common:[sysfont.decw.user_75dpi]DECW$FONT_DIRECTORY.DAT 8 fonts loaded Creating sys$common:[sysfont.decw.user_100dpi]DECW$FONT_DIRECTORY.DAT %VMSINSTAL-I-RUNIVP, Executing installation verification procedure(s) Executing IVP for: DECwrite V2.0 The IVP edits a sample document. If the document looks the same as the illustration in the installation guide, then the installation has been successful. After the document window appears, click the mouse in the window to assign input focus, and type Alt/Q (hold down the Compose Character or "Alt" key and press Q) to exit DECwrite and complete the DECwrite portion of the IVP. Note that when executing this IVP for a particular DECwrite language variant, make sure to set the appropriate language in the Language dialog box on the Session Manager's Customization menu. See the installation guide for details. インストレーションの手順 2-13 Set your language now before continuing with the IVP. Press return when ready: 27.セッション・マネージャの言語設定内容を確認した上で, ターミナル・ウィンドウにフォーカスを戻し,を 押す。 Starting DECwrite.... 28.画面上に図 2-1のような文書が表示される。 29.IVP文書の指示に従ってライブリンクの更新を行い, DECchartのIVPを行う。チャートを更新した後,IVP文書 を閉じる。 DECwriteがIVP文書を表示すると同時に,次のメッセージが ターミナル・ウィンドウに表示されます。 ************************************* DECwrite V2.0 IVP COMPLETED SUCCESSFULLY ************************************* IVP completed for: DECwrite V2.0 Executing IVP for: International Lexicon/American for VMS V1.0 ******************************************** International Lexicon/American for VMS V1.0 IVP COMPLETED SUCCESSFULLY ******************************************** IVP completed for: International Lexicon/American for VMS V1.0 Executing IVP for: International Lexicon/British English for VMS V1.0 **************************************************** International Lexicon/British English for VMS V1.0 IVP COMPLETED SUCCESSFULLY 2-14 インストレーションの手順 **************************************************** IVP completed for: International Lexicon/British English for VMS V1.0 Installation of DECWRITE V2.0 completed at hh:mm VMSINSTAL procedure done at hh:mm $Enter the products to be processed from the next distribution volume set. * Products: ^Z VMSINSTAL procedure done at hh:mm _______________________ 注意 _______________________ VMSINSTALが,DECwriteに含まれるコンポーネントIVPプロ シージャ(DECchart,アメリカ英語辞書およびイギリス英 語辞書を含む)をすべて実行し,これらが正常に終了した ことを確認してください。エラーがあればIVPから通知さ れます。 _____________________________________________________ これでインストレーションは終わりです。次の第3章の"インスト レーション後の手続き"を参照してください。 インストレーションの手順 2-15 3 ________________________________________________________________ インストレーション後の手続き 本章では,DECwriteのインストレーション後に行う作業について 説明します。 3.1 システム起動ファイルの編集 DECwriteを使用する前に,システム・スタートアップ・ファイル SYSTARTUP_V5.COMを,また必要に応じてWRITE$STARTUP.COMを編 集してください。 3.1.1 SYSTARTUP_V5.COMの編集 次の行をSYS$MANAGER:SYSTARTUP_V5.COMに追加してください。 $ @SYS$STARTUP:WRITE$STARTUP.COM ! DECwrite $ @SYS$STARTUP:LCI$STARTUP.COM ! International Lexicons _______________________ 注意 _______________________ すでにスペルチェック辞書がインストールされている場合 は,LCI$STARTUP.COMの行はSYS$MANAGER:STARTUP_V5.COM に含まれています。 _____________________________________________________ 3.1.2 WRITE$STARTUP.COMの編集 WRITE$STARTUPにより,論理名のWRITE$CLIPARTはDECwriteのクリ ップアート・ディレクトリを示すように定義されます。クリップ アート・ファイルに関しては,『日本語DECwriteユーザーズ・ガ イド』を参照してください。 インストレーション時の標準設定は,SYS$SYSDEVICE:[CLIPART] で す。インストレーション中にクリップアートをインストールする か,あるいはインストレーション前に論理名WRITE$CLIPARTを定 義してある場合は,論理名WRITE$CLIPARTがWRITE$STARTUP.COMに 自動的に追加されます。 インストレーション後の手続き 3-1 標準設定では,WRITE$STARTUP.COM中のINSTALLコマンドのいくつ かはコメント行にしてあります。インストールしたいイメージと 共用ライブラリのコメントは,必要に応じて取り除くことができ ます。この場合,複数のユーザがDECwriteを起動しているような システムの効率を上げることができます。 スタンドアロンのシステムまたはVAXcluster上の他のノードで WRITE$STARTUP.COMを実行する前に,第1章の "システム・クォー タ"の項で説明してある各種パラメータが正しく調整されている ことを必ず確認してください。 3.1.3 WRITE$EXAMPLES 編集に役立つデモ文書,サンプル用クリップアート,およびその 他のサンプル文書がサンプル文書ディレクトリに提供されていま す。すべてのサンプル文書ファイルの一覧が,write$examples ディレクトリの readme.txt ファイル中に記載されています。 3.1.4 SYS$MANAGER:SYLOGIN.COMの編集 DECwriteから起動されたライブリンク(LiveLink)・アプリケー ションは,独立プロセスを作成します。これらのアプリケーショ ンが,独立プロセスや子プロセスを作成する場合,LOGIN.COMフ ァイルは実行されません。また,通常見うけられる論理名であっ ても,子プロセスに障害をきたすような論理名は定義されないこ とがあります。論理名をライブリンク・アプリケーションからア クセス可能にするには,論理名を定義する際に,修飾子 /jobを 使用してください。 ライブリンク・アプリケーションがSYLOGIN.COMを実行すること に注意してください。また,SYLOGIN.COMを作成する場合,会話 型のみの使用ではないことに注意してください。たとえば,レキ シカル関数F$MODE() を忘れずに使用して作成してください。 $ IF F$MODE() .EQS. "INTERACTIVE" THEN EXIT 3.2 スタンドアロン・システムでの作業 DECwriteをスタンドアロン・システムにインストールした場合 は,次の操作を行ってください。 $ SYS$STARTUP:WRITE$STARTUP.COM 3-2 インストレーション後の手続き また,DECwriteをワークステーションにインストールした場合 は,DECwriteが提供する PicturesおよびBoxesのフォントを使用 できるようにするために,日本語DECwindowsサーバを再起動して ください。 $ @SYS$STARTUP:DECW$STARTUP RESTART これにより,ワークステーション上のセッションはすべて停止 し,日本語DECwindowsサーバが再起動されます。 3.3 VAXclusterでの作業 共通のシステム・ディスクを持つクラスタにDECwriteをインスト ールした場合は,必ずDECwriteライセンスをクラスタの各ノード 上にロードしてください。 ライセンスをロードするためには,次のようにコマンドを入力し てください。 $ RUN SYS$SYSTEM:SYSMAN SYSMAN> SET ENVIRONMENT/CLUSTER/USER=SYSTEM Remote Password: <クラスタ・ノードのパスワード> SYSMAN> DO LICENSE LOAD SYSMAN> DO LICENSE LOAD INTL-LEXICON-AMERICAN SYSMAN> DO LICENSE LOAD INTL-LEXICON-BRITISH-ENG SYSMAN> DO @SYS$STARTUP:WRITE$STARTUP SYSMAN> DO @SYS$STARTUP:DECW$STARTUP RESTART ! If there are no acrive users. Only required for workstations SYSMAN> EXIT 3.4 システムのリブート 必要時には,DECwriteのインストール後にシステムをリブート し,システム・パラメータを再設定することができます。システ ムをリブートするとDECwriteが使用できるようになり,新しいパ ラメータ設定が有効となります。ただし,リブートをしなくても かまいません。 3.5 ユーザ・アカウント条件 DECwriteを使用するには,システムのユーザ・アカウントに所定 の特権と適切なクォータがなければなりません。本節では,これ らの条件について説明します。また,ユーザ・アカウント・クォ ータの設定方法についても説明します。 インストレーション後の手続き 3-3 3.5.1 特権 DECwriteを使用するには,各アカウントに少なくともTMPMBXおよ びNETMBX特権がなければなりません。ユーザが必要な特権を持っ ているかどうかを調べるには,VMS Authorizeユーティリティを 使用します。 3.5.2 ユーザ・アカウント・クォータ ユーザ・アカウントに,DECwriteを使用するために十分なクォー タがあることを確認してください。表 3-1に最低限必要なプロセ ス・クォータを示します。 表_3-1_ユーザ・アカウント・クォータ_______________________ アカウント・クォータ__値__________________________________ ASTLM 10 BIOLM 10 BYTLM 35,000 DIOLM 10 ENQLM 110 FILLM 10 MAXDETACH 0[1] PGFLQUO 40,000 PRCLM 2 TQELM 10 WSDEF 256 (次ページに続く) 3-4 インストレーション後の手続き 表_3-1_(続き)_ユーザ・アカウント・クォータ________________ アカウント・クォータ__値__________________________________ WSQUOTA 512 WSEXTENT 4,100[2] __________________________________________________________ [1]ライブリンク・アプリケーションは独立プロセスとして実行 されます。MAXDETACHは,一度に実行することのできるライブリ ンク・プロセスの数を制御します。 [2]シングル・ユーザのワークステーションの場合は,性能を高 めるために WSEXTENTの値をWSMAXの値と同じに設定してくださ い。 __________________________________________________________ 3.5.3 ファイルビューのアカウント・クォータ ファイルビューからDECwriteを実行するには,特別のチューニン グが必要です。 ファイルビューは,タスクをサブプロセスとして実行します。プ ロセス・クォータは,サブプロセスの作成により消費されるの で,このプロセス・クォータの値により,同時にどれだけのタス クをファイルビューから実行できるかが制限されます。 ファイルビューは,新しいプロセスを作成する前に各クォータ量 をチェックし,少なすぎる場合はダイアログ・ボックスに警告を 表示します。メッセージ中に表示されるクォータ名を次に示しま す。 − ASTLM − BIOLM − BYTLM − FILLM − PGFLQUOTA − PRCLM − TQELM もっとも多く消費されるクォータは,プロセス・クォータ (PRCLM)およびバッファードI/Oバイト・カウント(BYTLM)で す。ファイルビューから1つのタスクを実行するには,BYTLMクォ ータを最低10000にしてください。また,同時に複数のタスクを 実行する場合は,各タスクにつき5000を追加してください。たと えば,同時に5つのタスクを実行する場合はPRCLMクォータは5以 上に,また,BYTLMクォータを30000以上にします。1つのプロセ インストレーション後の手続き 3-5 スを作成すると,ASTCNTおよびBIOCNTが3,FILCNTが2減少しま す。PGFLQUOTAは,タスクの内容にかなり依存します。 サブプロセスを作成する際,ファイルビューはこれらのクォータ をチェックします。PGFLQUOTAのように,アプリケーションが実 行されるまで消費されないクォータもあります。そのため,ファ イルビューによる警告が表示されない場合でも,アプリケーショ ンが起動した直後にPGFLQUOTAが使い尽くされてしまうことがあ ります。この場合,クォータを超過した時点で,アプリケーショ ンは異常終了します。 クォータが足りないためにプロセスの作成ができない場合,実行 中の他のタスクが終了するまで,ファイルビューは「処理中」ダ イアログ・ボックスのタスクの状態表示を「待機中」とします。 実行中のタスクが終了すれば,待機中のタスクが順次「実行中」 になります。クォータに関するメッセージが表示された後に,さ らにタスクを起動しようとすると,そのタスクの状態は「待機 中」となり,「処理中」ダイアログ・ボックスに表示されます。 その際,警告メッセージは表示されません。 3.5.4 ユーザ・アカウント・クォータの変更 ユーザ・アカウント・クォータは,SYSUAF.DATファイルに格納さ れます。ユーザ・アカウント・クォータの確認あるいは変更を行 う場合は,AUTHORIZEユーティリティを使用します。最初にディ レクトリをSYS$SYSTEMに設定してからAUTHORIZEを実行します。 $ SET DEFAULT SYS$SYSTEM $ RUN AUTHORIZE UAF> 特定のアカウントを調べるためは,AUTHORIZEプロンプト (UAF>)に対してそのアカウント名を指定してSHOWコマンド を入力します。 UAF> SHOW SMITH クォータを変更するためは,UAF>プロンプトに対してMODIFYコマ ンドを入力します。MODIFYコマンドの形式は次のとおりです。 MODIFY アカウント名/クォータ名=nnnn 3-6 インストレーション後の手続き 次の例では,SMITHアカウントのFILLMクォータを変更してから, AUTHORIZEユーティリティを終了しています。 UAF> MODIFY SMITH /FILLM=10 UAF> EXIT AUTHORIZEユーティリティ終了後,VMSシステムは変更を行ったか どうかを表示します。変更されたユーザは,一旦ログアウトして から再びログインしてください。ログイン後に新しいクォータが 有効となります。 ファイルビューからDECwriteを実行するには,PRCLMクォータを 少なくとも1に設定しなければなりません。ファイルビュー実行 時のプロセス・クォータに関する詳細は,『日本語VMSリリー ス・ノート』を参照してください。 アカウント・クォータの変更の詳細については,VMSシステム管 理および操作に関するドキュメントのAuthorizeユーティリティ の説明を参照してください。 3.6 システムの調整 DECwriteのインストール後,性能の向上や特定のシステム・リ ソースの使用を低減するために,システムの各パラメータを調 整する場合があります。このシステム調整に関する詳細は『VMS System Management, Volume 4, Performance』を参照してくださ い。 特にボリュームの大きい文書をDECwriteで作成する場合は,利用 可能なメモリの量によりかなり性能が違ってきます。そのため, DECwriteを実行するワークステーションの各パラメータを調整す る必要があります。SYSGENパラメータおよびAUTHORIZEクォータ のうち,各ユーザ・プロセスが使用可能なメモリ量を制御するも のは次のとおりです。 − WSDEF − WSQUOTA − WSEXTENT − WSMAX インストレーション後の手続き 3-7 これらのクォータ/パラメータを極端に低く設定すると,不必要 なページング/スワッピングを引き起こします。WSDEFとWSQUOTA は,それぞれ256,512くらいに設定することをお勧めします。ウ ィンドウ・マネージャのようなDECwindowsのプロセスもユーザの クォータを使用するため,まずは少ないメモリに設定し,必要に 応じて増やしていくのがよいでしょう。 WSEXTENTは,SYSGENパラメータWSMAXと等しく設定することがで きます。ワークステーション上で,WSMAXは非常に大きな値に設 定することができます。たとえば,24 Mバイトのメモリ容量を持 つワークステーション上では,49 Kページのメモリが利用可能で す。そのうちの約6 Kページは,VMSシステムによって占有されて います。残りの約43 Kページは,ユーザ・プロセスで利用可能で す。WSMAXは42 Kに設定できますが,AUTOGENはこれより低い値 (約34 K)に設定することを推奨します。WSMAXおよびWSEXTENT を34 Kに設定すると,DECwriteのような1つのユーザ・プロセス は,非常に多くの物理的メモリを得ることができます。これは, ほとんどのタイムシェアリング/サーバ・マシン上では非実現的 ですが,1ユーザのワークステーションでは可能です。このよう にすると,大量のメモリを使用するプロセスが,最小限のページ ングでメモリを使用することができるようにになります。 上記のようなことは,DECwriteの文書の大きさや内容に依存しま すのでご注意ください。さらに,利用可能な物理的メモリは,同 時に実行しているその他のアプリケーション(セッション・マネ ージャ,ファイルビュー,カレンダ,時計など)に応じて変化し ます。 非常に大きな文書(数百ページにおよぶもの)を編集する場合 は,システム・パラメータVIRTUALPAGECNTおよびユーザ・クォー タPGFLQUOTAが十分な大きさであることを確かめてください。大 きな文書を開く際に,SHOW PROCESSコマンドで実際に使用されて いるVIRTUALPAGECNTを調べてください。そして,その値を基準 に,設定したWSEXTENTが必要とするPGFLQUOTAを計算してくださ い。 3.7 インストレーション検証プロシージャ DECwriteのインストレーション検証プロシージャ(IVP)は, インストレーション時にその選択肢で YES と入力すれば, DECwriteインストレーション・プロシージャの最後で自動的に実 行されます。 3-8 インストレーション後の手続き _______________________ 注意 _______________________ IVPを実行する前に,日本語DECwindowsのセッション・マ ネージャの言語設定を,希望する言語(日本語またはアメ リカ英語)に設定してください。 _____________________________________________________ 自動実行を行うかどうかの問い合わせに対して YES と入力しな い場合は,IVPを後で実行してください。IVPを後で実行する場合 は,次のコマンド・プロシージャが必要です。 $ @SYS$TEST:WRITE$IVP.COM ! DECwrite $ @SYS$TEST:LAE$IVP.COM ! American English lexicon $ @SYS$TEST:LBE$IVP.COM ! British English lexicon IVPが正常に終了したか異常終了したかを示すメッセージが表示 されます。 3.8 DECwriteの起動 DECwriteは,セッション・マネージャ,ファイルビュー,ある いはコマンド・ライン(DCL)から実行することができます。 DECwriteを実行するには,適切なディスプレイ装置を使用しなけ ればなりません。サポートしているディスプレイ装置の一覧に関 しては,本製品の『システム・サポート付加情報』(SSA)を参 照してください。 DECwriteで使用する言語の切換えは,次のようにします。 1. セッション・マネージャの「オプション」メニューから 「言語...」を選択し,「セッション:言語の設定」ダイア ログ・ボックスからDECwriteで使用する言語(日本語また はアメリカ英語)を選択する。 2. 以下の3つの項で説明されている方法のうちの1つを使用し て,DECwriteを実行する。 _______________________ 注意 _______________________ 日本語またはアメリカ英語以外の言語を設定した場合,ア メリカ英語が使用されます。 _____________________________________________________ インストレーション後の手続き 3-9 3.8.1 セッション・マネージャからの実行 インストール時に,セッション・マネージャの「アプリケーショ ン」メニューに「日本語DECwrite」が自動的に追加されます。 3.8.2 ファイルビューからの実行 インストール時に,ファイルビューの「アプリケーション」メニ ューに「日本語DECwrite」が自動的に追加されます。システム・ マネージャは,ファイルビューの「アプリケーション」メニュー からDECwriteを起動できることを,全ユーザに知らせてくださ い。 ファイルビューで,.doc または .doc_style 拡張子を持つファ イルをダブルクリックするとDECwriteが自動的に起動され,指定 した文書を編集することができます。 ファイルビューからDECwriteを実行する際に必要なクォータに関 しては,第3.5.2項を参照してください。 3.8.3 DCLからの実行 DCLコマンド行でDECwriteを実行するには,$プロンプトで次のコ マンドを入力してください。 run sys$system:decwrite ユーザのlogin.com中に,DECwrite起動用のシンボルを定義する ことができます。たとえば,次の1行をlogin.comに追加します。 decwrite :== $ sys$system:decwrite 追加した後,一旦ログアウトしてから再びログインするか,また はlogin.comを実行して,DCLプロンプトで次のように入力してく ださい。 decwrite ファイル名 これで,DECwriteを起動し,その文書を開くことができます。新 しい文書を指定した場合は,「新規文書属性」ダイアログ・ボッ クスが表示されます。 3-10 インストレーション後の手続き 3.9 サンプル文書 インストール時に各種のサンプル・ファイルが次のディレクトリ に収められます。 o WRITE$EXAMPLES o CHART$EXAMPLES WRITE$EXAMPLESには次のものが収められます。 o 入門者向け練習用文書 o デモンストレーション用文書 o DECwrite数式エディタで使用するサンプル・ファイル o DECwriteの「図形...」で使用するEncapsulated PostScript File(EPSF) すべてのサンプル・ファイルの一覧は, write$examples ディレ クトリ中のファイル readme.txt を読んでください。 入門者向け練習用文書およびデモンストレーション用文書の使 い方の詳細は,オンラインの「DECwrite入門」および『日本語 DECwriteユーザーズ・ガイド』を参照してください。 CHART$EXAMPLESディレクトリには,DECchartの練習用に利用でき るサンプル・チャート・ファイルが収められています。DECchart についての詳しい説明は『日本語DECwriteユーザーズ・ガイド』 を参照してください。 3.10 リモート・ワークステーションへのフォントのインストレーショ ン DECwriteがインストールされていないワークステーション上に DECwriteを表示させる場合,そのワークステーションにDECwrite が使用するフォントをインストールしておく必要があります。 3.10.1 VMSワークステーションへのフォントのインストレーション VMSワークステーションへフォントのみをインストールする場合 は,第2.2節に従いフォントのみのインストレーションを行いま す。 インストレーション後の手続き 3-11 3.10.2 ULTRIXワークステーションへのフォントのインストレーション ULTRIXワークステーションへフォントをインストールする場合 は,次の手順で行います。 o 付属の"日本語DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX (RISC)用 -"を使用して,漢字フォントおよび数式エディタ用フォン トをインストールする。 インストレーションの詳細は,付録 Bを参照してくださ い。 なお,既にDECwrite用の漢字フォントがインストールされ ている場合は,漢字フォントを再度インストールする必要 はありません。 o DECwriteが使用する特殊フォントをインストールする。 1. 以下のファイルをULTRIXシステムのワーク・ディレク トリに複写する。 SYS$SYSROOT:[SYSHLP.EXAMPLES.DECWRITE.FONTS] Bulletsフォント PRESENT_BULLETS8_75.BDF PRESENT_BULLETS10_75.BDF PRESENT_BULLETS12_75.BDF PRESENT_BULLETS14_75.BDF PRESENT_BULLETS18_75.BDF PRESENT_BULLETS24_75.BDF PRESENT_BULLETS36_75.BDF PRESENT_BULLETS48_75.BDF PRESENT_BULLETS72_75.BDF PRESENT_BULLETS8_100.BDF PRESENT_BULLETS10_100.BDF PRESENT_BULLETS12_100.BDF PRESENT_BULLETS14_100.BDF PRESENT_BULLETS18_100.BDF PRESENT_BULLETS24_100.BDF PRESENT_BULLETS36_100.BDF PRESENT_BULLETS48_100.BDF PRESENT_BULLETS72_100.BDF 3-12 インストレーション後の手続き Boxesフォント DECBOX14_75.BDF DECBOX18_75.BDF DECBOX24_75.BDF DECBOX36_75.BDF Picturesフォント DECPIC14_75.BDF DECPIC18_75.BDF DECPIC24_75.BDF DECPIC36_75.BDF BoxesフォントおよびPicturesフォントに関しては, ULTRIXシステムに複写した後,次のように100dpi用の ファイルを作成してください。 cp fontfile_75.bdf fontfile_100.bdf 2. ULTRIXシステムでVMSシステムから複写した上記の.bdf ファイルをコンパイルし,.pcfファイルを作成する。 /usr/bin/dxfc fontfilename.bdf > fontfilename.pcf 3. 作成した75dpi用pcfファイルを,システムのフォン ト・ディレクトリに複写する。 75dpi用のフォントは,ファイル名に_75が含まれてい ます。 mv fontfile_75.pcf /var/X11/fonts/private/75dpi 4. 2.で作成した100dpi用pcfファイルを,システムのフォ ント・ディレクトリに複写する。 100dpi用のフォントは,ファイル名に_100が含まれて います。 mv fontfile_100.pcf /var/X11/fonts/private/100dpi 5. 次のコマンドを実行する。 /usr/bin/X11/mkfontdir /var/X11/fonts/private/75dpi /usr/bin/X11/mkfontdir /var/X11/fonts/private/100dpi インストレーション後の手続き 3-13 o 日本語DECwindowsサーバを再起動する。 kill -9 PID-number この場合PID-numberは日本語DECwindowsサーバーのプロセ スIDです。 3.11 DECwriteで使用する「書体」メニューの変更 DECwriteで標準的に使用できる書体は表 3-2のとおりです。ま た,LN82Rプリンタで印刷可能な書体は表 3-3のとおりです。 表_3-2_DECwriteで標準的に使用できる書体___________________ 欧文書体 Avant Garde,Courier,Boxes,Bullets, DECtech,Helvetica,Lubalin Graph,NC Schoolbook,Pictures,Souvenir,Symbol, Times 漢字書体_________明朝,ゴシック___________________________ 表_3-3_LN82Rプリンタで印刷できる書体______________________ 欧文書体 Courier,Boxes,Bullets,DECtech, Helvetica,Pictures,Symbol,Times 漢字書体_________明朝,ゴシック___________________________ DECwriteで作成した文書をLN82Rプリンタで印刷する場合,LN82R プリンタで印刷できない欧文書体はCourier書体に置き代わって 印刷されます。このため,DECwrite上で選択した書体と異なる書 体で印刷されることがあります。LN82Rプリンタで印刷できない 欧文書体を,DECwriteの「書体」メニューから削除することがで きます。 DECwriteの「書体」メニューを変更するには次のコマンドを実行 してください。 $ @sys$common:[sysmgr]write$modify_font_menu 3-14 インストレーション後の手続き 次のようなメッセージが画面に表示されます。 You can select the DECwrite Font Menu in accordance with the printer you use. 1) Set the DECwrite Font Menu for LN82R printer. 2) Set the DECwrite Font Menu for STANDARD printer. 3) Cancel this operation. *Enter your choice: LN82Rプリンタで印刷可能な書体のみをメニューに表示する場合 は1を,標準メニューに戻す場合は2をそれぞれ入力してくださ い。 上記の手順でDECwriteの「書体」メニューを変更した場合,その システムで使用する全てのDECwriteの「書体」メニューが変わり ます。 3.12 問題点の通知 本ソフトウェアについては,日本DEC所定のソフトウェア保証基 準に定められた保証が提供されますので,その内容に従った処置 を取ってください。 なお,ご不明な点につきましては,日本DECの各支店/営業所に お問い合わせください。 インストレーション後の手続き 3-15 A ________________________________________________________________ インストレーション・プロシージャ出力例 本付録では,一般的なDECwriteのインストレーション・プロシー ジャの出力例を示します。この付録に示すインストレーション例 は次の種類です。 o キット全体をインストールする完全なインストレーション o フォントだけをインストールするインストレーション インストレーションの手順は,第2章〜第3章を参照してくださ い。 _______________________ 注意 _______________________ なお,これらの例にある各ブロック数の値は,実際のイン ストール時に画面に表示される値とは異なる場合がありま す。インストールに必要なディスク容量については,第2 章を参照してください。 _____________________________________________________ A.1 全体をインストールする場合 本節では,日本語VMSバージョン5.5において,日本語VMS DECwindows Motifバージョン1.0および適切なライセンスを すべてインストールした場合の,ユーザの応答とシステム・メッ セージを示します。 $ @sys$update:vmsinstal DECWRITEJA020 mua0: VAX/VMS Software Product Installation Procedure V5.5 It is dd-mmm-yyyy at hh:mm. Enter a question mark (?) at any time for help. * Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]? インストレーション・プロシージャ出力例 A-1 The following products will be processed: DECWRITEJA V2.0 Beginning installation of DECWRITEJA V2.0 at hh:mm %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set A ... %VMSINSTAL-I-RELMOVED, Product's release notes have been moved to SYS$HELP. DECwrite/Japanese V2.0 Installation Procedure Usage Alert, Electronic Thesaurus, International Hyphenators, and International CorrectSpell licensed from Houghton Mifflin Company. Copyright 1985, 1987, 1988 by Houghton Mifflin. German 1985, 1987 by Langenscheidt K.G. French in cooperation with Librairie Larousse. Italian 1988 by Nicola Zanichelli. All rights reserved. U.S. Pat. Nos. 4,580,241, 4,724,523 and 4,771,401. Canadian Pat. No. 1,203,916. Thesaurus U.S. Pat. No. 4,724,523. English based upon The American Heritage Dictionary. Thesaurus based upon Roget's II Thesaurus. Reproduction or disassembly of embodied computer programs or algorithms prohibited. Arts and Letters (TM) clipart licensed to Digital Equipment Corporation, Maynard, Massachusetts. Copyright (c) Computer Support Corporation 1985- 1990. All rights reserved. Portions licensed to Digital Equipment Corporation, Maynard, Massachusetts Copyright (c) Frame Technology Corporation 1989. All rights reserved. %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set B ... You can install the DECwrite kit completely or just the additional screen fonts used by DECwrite and the: DECwrite Equation Editor. If you are installing this kit for use on a workstation, or on a VAXcluster that includes workstations, then you should install the entire kit. This requires 52000 blocks. If you are installing this kit on a workstation that will only run DECwrite from a remote system, then only the screen font files are needed. This requires 1334 blocks. * Do you want to install the entire kit [YES]? Installing DECwrite... A-2 インストレーション・プロシージャ出力例 This kit contains an optional clipart library composed of Encapsulated PostScript pictures, DDIF pictures, and DDIF images. Its total size is 9912 blocks. * Do you want to install the clip art library [YES]? Specify a device and directory on which to install the clip art library * Device and directory [sys$sysdevice:[clipart]]: You have chosen the device and directory SYS$SYSDEVICE:[CLIPART] * Is this correct [YES]? ************************************************************* Note: This installation will replace the DECwrite supplied style files in CDA$LIBRARY. If you have made modifications to these files, make backup copies before continuing. For example: $ backup/log cda$library:wr_*.doc_style style_files.bck/sav ************************************************************* * Do you want to continue [YES]? This kit requires DECchart V1.5-0J or later. ************************************************************* DECchart V1.5-0J will be installed since it does not exist on your system. ************************************************************* This kit requires the DECwrite Equation Editor V1.1-2 or later. ************************************************************* The DECwrite Equation Editor V1.1-2 will be installed since it does not exist on your system. ************************************************************* The DECwrite spell check lexicons will be installed in the directory SYS$SYSDEVICE:[LCI.LEXICONS] by default. You may optionally install the files on a device other than the system disk. * Specify a device on which to install the spell check lexicons [SYS$SYSDEVICE:]: You have chosen the device SYS$SYSDEVICE: * Is this correct [YES]? インストレーション・プロシージャ出力例 A-3 Checking/registering INTL-LEXICON-AMERICAN Product Authorization Key... Checking/registering INTL-LEXICON-BRITISH-ENG Product Authorization Key... * Do you want to run the IVP after the installation [YES]? %VMSINSTAL-W-NODISPLAY, Workstation display not defined Enter the node name of the workstation on which to display the IVP or press Return to continue and not run the IVP * Node name: xxxxxx The language in the Language dialog box on the Session Manager's Customize/Options menu must be set to American English or Japanese in order to run the IVP. Ensure the language is set accordingly before continuing. * Press Return when ready to continue: * Do you want to purge files replaced by this installation [YES]? To complete the installation on a standalone VAXstation 3100 Model 48 will take approximately: 50 minutes to install 5 minutes to run the IVP All required questions have been asked. You can terminate the installation procedure at this time. * Do you want to continue the installation [YES]? %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set C ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set D ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set E ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set G ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set H ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set F ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set I ... %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[SYSHLP.EXAMPLES.JA_JP.DECWRITE]. The on-line demonstration document, tutorial.doc and the documents used in the Getting Started exercises are in: SYS$COMMON:[SYSHLP.EXAMPLES.JA_JP.DECWRITE] A-4 インストレーション・プロシージャ出力例 %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[SYSHLP.EXAMPLES.DECWRITE.FONTS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[SYSTEST.DECWRITE]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory DKB100:[CLIPART]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[EPS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[ARROWS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[BUILDING]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[COMMUNIC]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[ENERGY]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[SPORTS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[FIGURES]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[FINANCE]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[GOVERNMT]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[SCIENCE]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_BLDG]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_BORDR]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_BUSNS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_COMM]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_DOM]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_FIN]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_FLAGS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_MISC]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_NATUR]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_PEOPL]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_SCI]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_SPORT]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_SYMBL]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_TOONS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_TRANS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_USMAP]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory WRITE$CLIPART:[PR_WDMAP]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory SYS$SYSDEVICE:[LCI.LEXICONS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[SYSHLP.EXAMPLES.DECCHART]. The following commands must be added to the system startup command file SYS$MANAGER:SYSTARTUP_V5.COM for all nodes that will be running DECwrite: @sys$startup:write$startup @sys$startup:lci$startup.com ! American-English/British-English lexicon If you are installing this kit on a workstation, you should restart DECwindows after the installation has completed: @sys$startup:decw$startup restart インストレーション・プロシージャ出力例 A-5 %VMSINSTAL-I-MOVEFILES, Files will now be moved to their target directories... %VMSINSTAL-I-FONTS, Updating font directories 8 fonts loaded Creating sys$common:[sysfont.decw.user_75dpi]DECW$FONT_DIRECTORY.DAT 8 fonts loaded Creating sys$common:[sysfont.decw.user_100dpi]DECW$FONT_DIRECTORY.DAT %VMSINSTAL-I-RUNIVP, Executing installation verification procedure(s) Executing IVP for: DECwrite V2.0 The IVP edits a sample document. If the document looks the same as the illustration in the installation guide, then the installation has been successful. After the document window appears, click the mouse in the window to assign input focus, and type Alt/Q (hold down the Compose Character or "Alt" key and press Q) to exit DECwrite and complete the DECwrite portion of the IVP. Note that when executing this IVP for a particular DECwrite language variant, make sure to set the appropriate language in the Language dialog box on the Session Manager's Customization menu. See the installation guide for details. Set your language now before continuing with the IVP. Press return when ready: Starting DECwrite.... ************************************* DECwrite V2.0 IVP COMPLETED SUCCESSFULLY ************************************* IVP completed for: DECwrite V2.0 Executing IVP for: International Lexicon/American for VMS V1.0 ******************************************** International Lexicon/American for VMS V1.0 IVP COMPLETED SUCCESSFULLY ******************************************** A-6 インストレーション・プロシージャ出力例 IVP completed for: International Lexicon/American for VMS V1.0 Executing IVP for: International Lexicon/British English for VMS V1.0 **************************************************** International Lexicon/British English for VMS V1.0 IVP COMPLETED SUCCESSFULLY **************************************************** IVP completed for: International Lexicon/British English for VMS V1.0 Installation of DECWRITEJA V2.0 completed at hh:mm VMSINSTAL procedure done at hh:mm $ lo A.2 フォントのみをインストールする場合 本節では,PicturesおよびBoxsesのフォント・ファイルをインス トールした場合の,ユーザの応答とシステム・メッセージを示し ます。 $ @sys$update:vmsinstal DECWRITEJA020 mua0: VAX/VMS Software Product Installation Procedure V5.5 It is dd-mmm-yyyy at hh:mm. Enter a question mark (?) at any time for help. * Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]? The following products will be processed: DECWRITEJA V2.0 Beginning installation of DECWRITEJA V2.0 at hh:mm %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set A ... %VMSINSTAL-I-RELMOVED, Product's release notes have been moved to SYS$HELP. DECwrite/Japanese V2.0 Installation Procedure インストレーション・プロシージャ出力例 A-7 Usage Alert, Electronic Thesaurus, International Hyphenators, and International CorrectSpell licensed from Houghton Mifflin Company. Copyright 1985, 1987, 1988 by Houghton Mifflin. German 1985, 1987 by Langenscheidt K.G. French in cooperation with Librairie Larousse. Italian 1988 by Nicola Zanichelli. All rights reserved. U.S. Pat. Nos. 4,580,241, 4,724,523 and 4,771,401. Canadian Pat. No. 1,203,916. Thesaurus U.S. Pat. No. 4,724,523. English based upon The American Heritage Dictionary. Thesaurus based upon Roget's II Thesaurus. Reproduction or disassembly of embodied computer programs or algorithms prohibited. Arts and Letters (TM) clipart licensed to Digital Equipment Corporation, Maynard, Massachusetts. Copyright (c) Computer Support Corporation 1985- 1990. All rights reserved. Portions licensed to Digital Equipment Corporation, Maynard, Massachusetts Copyright (c) Frame Technology Corporation 1989. All rights reserved. %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set B ... You can install the DECwrite kit completely or just the additional screen fonts used by DECwrite and the: DECwrite Equation Editor. If you are installing this kit for use on a workstation, or on a VAXcluster that includes workstations, then you should install the entire kit. This requires 52000 blocks. If you are installing this kit on a workstation that will only run DECwrite from a remote system, then only the screen font files are needed. This requires 1334 blocks. * Do you want to install the entire kit [YES]? NO * Do you want to install only the screen fonts [YES]? Installing only the DECwrite screen fonts... * Do you want to purge files replaced by this installation [YES]? To complete the installation on a standalone VAXstation 3100 Model 48 will take approximately: 3 minutes to install All required questions have been asked. You can terminate the installation procedure at this time. A-8 インストレーション・プロシージャ出力例 * Do you want to continue the installation [YES]? %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set C ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set D ... If you are installing this kit on a workstation, you should restart DECwindows after the installation has completed: @sys$startup:decw$startup restart %VMSINSTAL-I-MOVEFILES, Files will now be moved to their target directories... %VMSINSTAL-I-FONTS, Updating font directories 8 fonts loaded Creating sys$common:[sysfont.decw.user_75dpi]DECW$FONT_DIRECTORY.DAT 8 fonts loaded Creating sys$common:[sysfont.decw.user_100dpi]DECW$FONT_DIRECTORY.DAT Installation of DECWRITEJA V2.0 completed at hh:mm VMSINSTAL procedure done at hh:mm $ lo インストレーション・プロシージャ出力例 A-9 B ________________________________________________________________ DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインストール 日本語ULTRIX Worksystem Software(UWS)/RISCがインストール されているワークステーションを使用し,ネットワーク経由で DECwriteを使用する場合は,そのワークステーション上に付属の ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントをインストールしてくださ い。 本付録では,"日本語DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC) 用-"(以下,ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントと呼ぶ)を ULTRIXワークステーションにインストールする方法について説明 します。 B.1 インストレーションの準備 本節では,VMSシステム上のULTRIX(RISC)ワークステーション にULTRIX(RISC)用サーバ・フォントをインストールする際に行 わなければならない作業と,事前に行う準備について説明しま す。 インストレーションでは,次のことを必ず行ってください。 1. ソフトウェア配布キットを調べる。 2. システムに必要なソフトウェアとハードウェアが揃ってい ることを確認する。 3. インストレーションのためのシステムおよびユーザ側の準 備をする。 4. 実際にインストレーションを行い,インストレーション後 に必要な手続きをとる。 5. インストレーションが完了したら,通常の操作を再開す る。 DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインストール B-1 インストレーションに要する時間は,そのシステム構成あるいは インストール時に選択するサブセットによって異なります。スタ ンド・アロンのDECstation 3100にTK50からインストールする場 合,約12分かかります。 B.1.1 DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-配付キット ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントは,TK50ストリーム・テー プ・カートリッジまたは9トラック1600 BPI磁気テープからイン ストールします。 "日本語DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-"というラ ベルの付いた適切な配布媒体を受け取ったことを確認してくださ い。 キットが破損していたり,内容が不足していたりした場合は,日 本DECの各支店/営業所にご連絡ください。 B.1.2 必要なソフトウェア ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントをインストールするには,次 のことが必要です。 o 日本語ULTRIX Worksystem Software(UWS)/RISC V4.1以降 がインストールされていること o オプションのサブセットがインストールされていること 表 B-1に,ULTRIX(RISC)用サーバ・フォント・キットの提供す るサブセットと,それぞれのサブセットをインストールするため に必要なサブセットの一覧を示します。 表 B-1 ULTRIX(RISC)用サーバ・フォント・キットのサブセット __________________________________________________________ サブセット名_____概要____________________必要なサブセット_ DPJKANFON110 75 dpiサーバ・フォント UDWFONT***[1] DPJKANFON15110 100 dpiサーバ・フォン UDWFONT15*** ト DPDEQFONT110 数式記号サーバ・フォン UDWSER*** ト __________________________________________________________ [1]必要なサブセットの***は,インストールされている英語版 UWSまたは英語版ULTRIXのバージョンに依存します。 __________________________________________________________ B-2 DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインストール システムがこれらの条件を満たしていない場合は,インストレー ションは正しく行われません。ULTRIX(RISC)用サーバ・フォン トをインストールする前に,必要なソフトウェアをあらかじめイ ンストールしておいてください。 B.1.3 rootアカウント ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントをインストールするには, rootアカウントにログインしなければなりません。 B.1.4 必要なディスク容量 表 B-2に,ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントの提供するサブセ ットと,それぞれのサブセットをインストールするために必要な ディスク容量を示します。 表 B-2 ULTRIX(RISC)用サーバ・フォント・サブセットのイン _______ストールに必要な空きディスク容量___________________ サブセット名_____概要__________________必要なディスク容量_ DPJKANFON110 75 dpiサーバ・フォン 5050 Kバイト ト DPJKANFON15110 100 dpiサーバ・フォ 7400 Kバイト ント DPDEQFONT110 数式記号サーバ・フォ 310 Kバイト _________________ント_____________________________________ B.1.5 システム・ディスクのバックアップ ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントをインストールする前に,シ ステム・ディスクのバックアップ・コピーをテープなどに作成し てください。 システム・ディスクのバックアップの詳細については,『ULTRIX Guide to Backup and Restore』を参照してください。 DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインストール B-3 B.2 インストレーションの手順 本節では,ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントのインストレー ション・プロシージャの実行方法について説明します。ULTRIX (RISC)用サーバ・フォントをインストールする前に,システム がB.1に述べた条件を満たしていることを確認してください。 インストレーションに要する時間は,そのシステム構成あるいは インストール時に選択するサブセットによって異なります。スタ ンド・アロンのDECstation 3100にTK50からインストールする場 合,約12分かかります。 B.2.1 スタンドアロン・ワークステーションへのインストレーション インストレーション時には,システムからの質問に答えるための プロンプトが表示されます。また,配付媒体をマウントしたかど うかの問い合わせがあります。 システムからの質問には,システム設定値が応答の値として,あ らかじめ括弧で囲まれているものがあります。システム設定値を そのまま使用する場合はを押してください。 _______________________ 注意 _______________________ 本節で使用する画面表示内容は,日本語UWS V4.1でインス トールを行う際に表示されたものです。日本語UWS V4.2以 降では多少異なる場合があります。 _____________________________________________________ インストレーション・プロシージャを途中で終了する場合 は,を押してください。 インストレーション・プロシージャを開始する前に,次のことを 行ってください。 1. ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントの配付媒体をマウント するデバイス名を決める。 インストレーション・プロシージャでは,デバイスは指定 した名前で参照されます。ほとんどのワークステーション のTK50ドライブのデバイス名は,/dev/rmt0h です。 2. ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントの配付媒体を,テー プ・ドライブにロードする。 3. ワークステーションのrootアカウントにログインする。 B-4 DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインストール 4. # プロンプトで次のように入力し,インストレーション・ プロシージャを呼び出す。 # /etc/setld -l デバイス名 次のメッセージが画面に表示されます。 Please make sure your installation tape is mounted and on-line. Are you ready? (y/n): 5. y と入力し,を押す。 n と入力した場合は,配付媒体の準備が完了して y と入力 するまでプロンプトが繰り返し表示されます。 y と入力すると,次のメッセージとプロンプトが表示され ます。 Positioning tape 6. B.2.3の"ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントのインストレ ーション"の項に進む。 B.2.2 ディスクレス・ワークステーションへのインストレーション インストレーション時には,システムからの質問に答えるための プロンプトが表示されます。また,配付媒体をマウントしたかど うかの問い合わせがあります。 システムからの質問には,システム設定値が応答の値として,あ らかじめ括弧で囲まれているものがあります。システム設定値を そのまま使用する場合はを押してください。 インストレーション・プロシージャを途中で終了する場合 は,を押してください。 インストレーション・プロシージャを開始する前に,次のことを 行ってください。 1. ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントの配付媒体をマウント するデバイス名を決める。 ディスクレス環境へインストールする場合には,ファイ ル・サーバのテープ・ドライブを使用します。 インストレーション・プロシージャでは,デバイスは指定 した名前で参照されます。ほとんどのワークステーション のTK50ドライブのデバイス名は,/dev/rmt0h です。 2. ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントの配付媒体を,テー プ・ドライブにロードする。 DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインストール B-5 3. ファイル・サーバのrootアカウントにログインする。 4. # プロンプトで次のように入力し,インストレーション・ プロシージャを呼び出す。 # /etc/dms 次のようなメニューが画面に表示されます。 DISKLESS MANAGEMENT SERVICES (DMS) UTILITY MENU a - Add Client Processor m - Modify Client Parameters r - Remove Client Processor l - List Registered Clients s - Show Products in Diskless Environments i - Install Software c - Create Diskless Area on Disk k - Kernel Rebuild or Copy e - Exit Enter your choice: 5. i と入力し,を押す。 次のメッセージが表示されます。 The menu below offers you two software installation alternatives: 1) You can install an operating system to a new diskless area. 2) You can install additional software to an existing diskless area that already contains an operating system. Diskless Area Software Installation Menu: 1 Install Operating System to New Area 2 Add software to Existing Area 3 Return to Previous Menu Enter your choice: 6. 2 と入力し,を押す。 B-6 DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインストール 確認メッセージとディスクレス環境の一覧が表示されま す。 You have chosen to install additional software into an existing diskless environment. These are the available installation directories: 1 /dlenv0/root0.mips 2 ... 3 ... . . . Enter your choice : 7. ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントをインストールするデ ィスクレス環境の番号を選択する。 次のメッセージが表示されます。 Enter the device special file name or mount point of the distribution media, for example, /dev/rmt0h: 8. デバイス名を入力する。 次のメッセージが表示されます。 The product software will automatically be propagated every registered client. Is that alright? (y/n): 9. y と入力し,を押す。 Please make sure your installation tape is mounted and on-line. Are you ready (y/n)? 10.y と入力し,を押す。 次のメッセージが表示されます。 Positioning Tape DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインストール B-7 B.2.3 ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントのインストレーション 次のメッセージが表示されます。 The subsets listed below are optional: 1) Kanji Server Fonts for 75dpi 2) Kanji Server Fonts for 100dpi 3) Equation Editor Server Fonts 4) All of the Above 5) None of the Abobe 6) Exit without installing subsets Enter your choice(s): 1. 必要なサブセットの番号を入力する。 たとえば,75dpiのディスプレイを使用しているシステムに インストールする場合は,1 3 と入力します。 次のメッセージが表示されます。 You are installing the following subsets: Kanji Server Fonts for 75dpi Equation Editor Server Fonts Is this correct? (y/n): 2. y と入力し,を押す。 システムは,キットから新しいファイルを複写します。次 のメッセージが表示されます。 Copying Kanji Server Fonts for 75 dpi (DPJKANFON110) from tape Verifying Kanji Server Fonts for 75 dpi (DPJKANFON110) Copying Equation Editor Server Fonts (DPDEQFONT110) from tape Verifying Equation Editor Server Fonts (DPDEQFONT110) Rewinding Tape... B.4に,スタンドアロン・ワークステーションとディスクレス・ ワークステーションのインストレーション・プロシージャの出力 例を示します。 ディスクレス・ワークステーションにインストールしている場合 は,B.2.4の"ディスクレス・ワークステーションでの終了手続き "に進んでください。 スタンドアロン・ワークステーションにインストールしている場 合は,インストレーションはこれで完了です。インストレーショ ン後の作業については,B.3を参照してください。 B-8 DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインストール B.2.4 ディスクレス・ワークステーションでの終了手続き 1. DMSメイン・メニューが画面に表示される。 DISKLESS MANAGEMENT SERVICES (DMS) UTILITY MENU a - Add Client Processor m - Modify Client Parameters r - Remove Client Processor l - List Registered Clients s - Show Products in Diskless Environment i - Install Software c - Create Diskless Area on Disk k - Kernel Rebuild or Copy e - Exit Enter your choice: 2. e と入力し,を押す。 これでインストレーションは完了です。インストレーション後の 作業については,B.3を参照してください。 B.2.5 エラー時の処置 インストレーション時にエラーが発生すると,システムはエラ ー・メッセージを表示します。 表 B-3に,インストレーション時に発生する可能性のあるエラー とその処置を示します。 表_B-3_インストレーション時に発生するエラーとその対処方法_ エラー状態___________________処置_________________________ The operating system 正しいバージョンのシステムを version is incorrect インストールしてください。オ (オペレーティング・システ ペレーティング・システムの正 ムのバージョンが正しくあり しいバージョンについては,日 ません) 本語DECwrite/ULTRIX(RISC) のシステム・サポート付加情報 (SSA)でご確認ください。 (次ページに続く) DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインストール B-9 表 B-3 (続き) インストレーション時に発生するエラーとその ______________対処方法____________________________________ エラー状態___________________処置_________________________ A prerequisite software 必要なソフトウェアの正しいバ version is incorrect ージョンをインストールしてく (インストールに必要なソフ ださい。必要なソフトウェアの トウェアのバージョンが正し 正しいバージョンについては, くありません) 日本語DECwrite/ULTRIX(RISC) のシステム・サポート付加情報 (SSA)でご確認ください。 There is insufficient disk インストレーションを実行する space ために十分なディスク容量を確 (ディスク容量が足りませ 保してください。必要なディス ん) ク容量は,B.1.4を参照してくだ _____________________________さい。_______________________ B.3 インストレーション後の手続き ULTRIX(RISC)用サーバ・フォントのインストレーション後,ソ フトウェアを正しく実行するために次のことを行ってください。 1. ワークステーションにrootからログインしていることを確 認する。 2. 日本語DECwindowsサーバを再起動する。 # kill -9 PID-number この場合,PID-number には PID の番号を入れてくださ い。 B.4 インストレーション・プロシージャ出力例 本節では,スタンドアロン・ワークステーションとディスクレ ス・ワークステーションにおけるULTRIX(RISC)用サーバ・フォ ントのインストレーション・プロシージャの出力例を示します。 インストレーションの手順は,B.1〜B.3を参照してください。 B-10 DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインストール B.4.1 スタンドアロン・ワークステーションの場合 # setld -l /dev/rmt0h Please make sure your installation tape is mounted and on- line. Are you ready (y/n)? y Positioning Tape The subsets listed below are optional: 1) Kanji Server Fonts for 75dpi 2) Kanji Server Fonts for 100dpi 3) Equation Editor Server Fonts 4) All of the Above 5) None of the Abobe 6) Exit without installing subsets Enter your choice(s): 1 3 You are installing the following subsets: Kanji Server Fonts for 75dpi Equation Editor Server Fonts Is this correct? (y/n): y Copying Kanji Server Fonts for 75 dpi (DPJKANFON110) from tape Verifying Kanji Server Fonts for 75 dpi (DPJKANFON110) Copying Equation Editor Server Fonts (DPDEQFONT110) from tape Verifying Equation Editor Server Fonts (DPDEQFONT110) Rewinding Tape... B.4.2 ディスクレス・ワークステーションの場合 # mds DISKLESS MANAGEMENT SERVICES (DMS) UTILITY MENU a - Add Client Processor m - Modify Client Parameters r - Remove Client Processor l - List Registered Clients s - Show Products in Diskless Environments i - Install Software c - Create Diskless Area on Disk k - Kernel Rebuild or Copy e - Exit Enter your choice: i The menu below offers you two software installation alternatives: DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインストール B-11 1) You can install an operating system to a new diskless area. 2) You can install additional software to an existing diskless area that already contains an operating system. Diskless Area Software Installation Menu: 1 Install Operating System to New Area 2 Add software to Existing Area 3 Return to Previous Menu Enter your choice: 2 You have chosen to install additional software into an existing diskless environment. These are the available installation directories: 1 /dlenv0/root0.mips Enter your choice : 1 Enter the device special file name or mount point of the distribution media, for example, /dev/rmt0h: /dev/nrmt1l The product software will automatically be propagated every registered client. Is that alright? (y/n): y Please make sure your installation tape is mounted and on- line. Are you ready (y/n)? y Positioning Tape The subsets listed below are optional: 1) Kanji Server Fonts for 75dpi 2) Kanji Server Fonts for 100dpi 3) Equation Editor Server Fonts 4) All of the Above 5) None of the Abobe 6) Exit without installing subsets Enter your choice(s): 1 3 You are installing the following subsets: Kanji Server Fonts for 75dpi Equation Editor Server Fonts Is this correct? (y/n): y Copying Kanji Server Fonts for 75 dpi (DPJKANFON110) from tape Verifying Kanji Server Fonts for 75 dpi (DPJKANFON110) B-12 DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインストール Copying Equation Editor Server Fonts (DPDEQFONT110) from tape Verifying Equation Editor Server Fonts (DPDEQFONT110) Rewinding Tape... DISKLESS MANAGEMENT SERVICES (DMS) UTILITY MENU a - Add Client Processor m - Modify Client Parameters r - Remove Client Processor l - List Registered Clients s - Show Products in Diskless Environments i - Install Software c - Create Diskless Area on Disk k - Kernel Rebuild or Copy e - Exit Enter your choice: e # B.5 転送ファイル 本節では,ULTRIX(RISC)用サーバ・フォント・キットが正常に インストールされた際にシステムに転送されるファイルの一覧を 示します。 B.5.1 DPJKANFON110 ディレクトリ /usr/lib/X11/fonts/decwin/75dpi/jdecw_gothic_kanji_1_ 12.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/75dpi/jdecw_gothic_kanji_1_ 14.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/75dpi/jdecw_gothic_kanji_1_ 18.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/75dpi/jdecw_gothic_kanji_1_ 24.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/75dpi/jdecw_mincho_kanji_1_ 10.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/75dpi/jdecw_mincho_kanji_1_ 12.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/75dpi/jdecw_mincho_kanji_1_ 14.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/75dpi/jdecw_mincho_kanji_1_ 18.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/75dpi/jdecw_mincho_kanji_1_ DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインストール B-13 24.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/75dpi/jdecw_mincho_kanji_1_8.pcf B.5.2 DPJKANFON15110 ディレクトリ /usr/lib/X11/fonts/decwin/100dpi/jdecw_gothic_kanji_1_ 12.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/100dpi/jdecw_gothic_kanji_1_ 14.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/100dpi/jdecw_gothic_kanji_1_ 18.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/100dpi/jdecw_gothic_kanji_1_ 24.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/100dpi/jdecw_mincho_kanji_1_ 10.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/100dpi/jdecw_mincho_kanji_1_ 12.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/100dpi/jdecw_mincho_kanji_1_ 14.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/100dpi/jdecw_mincho_kanji_1_ 18.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/100dpi/jdecw_mincho_kanji_1_ 24.pcf /usr/lib/X11/fonts/decwin/100dpi/jdecw_mincho_kanji_1_ 8.pcf B-14 DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインストール B.5.3 DPDEQFONT110 ディレクトリ /var/X11/fonts/private/eqfontcompile /var/X11/fonts/private/75dpi/dutch801_decmath_extension12.bdf /var/X11/fonts/private/75dpi/dutch801_decmath_extension12.pcf /var/X11/fonts/private/75dpi/dutch801_decmath_italic10.bdf /var/X11/fonts/private/75dpi/dutch801_decmath_italic10.pcf /var/X11/fonts/private/75dpi/dutch801_decmath_italic12.bdf /var/X11/fonts/private/75dpi/dutch801_decmath_italic12.pcf /var/X11/fonts/private/75dpi/dutch801_decmath_italic8.bdf /var/X11/fonts/private/75dpi/dutch801_decmath_italic8.pcf /var/X11/fonts/private/75dpi/dutch801_decmath_symbol10.bdf /var/X11/fonts/private/75dpi/dutch801_decmath_symbol10.pcf /var/X11/fonts/private/75dpi/dutch801_decmath_symbol12.bdf /var/X11/fonts/private/75dpi/dutch801_decmath_symbol12.pcf /var/X11/fonts/private/75dpi/dutch801_decmath_symbol8.bdf /var/X11/fonts/private/75dpi/dutch801_decmath_symbol8.pcf /var/X11/fonts/private/100dpi/dutch801_decmath_extension12.bdf /var/X11/fonts/private/100dpi/dutch801_decmath_extension12.pcf /var/X11/fonts/private/100dpi/dutch801_decmath_italic10.bdf /var/X11/fonts/private/100dpi/dutch801_decmath_italic10.pcf /var/X11/fonts/private/100dpi/dutch801_decmath_italic12.bdf /var/X11/fonts/private/100dpi/dutch801_decmath_italic12.pcf /var/X11/fonts/private/100dpi/dutch801_decmath_italic8.bdf /var/X11/fonts/private/100dpi/dutch801_decmath_italic8.pcf /var/X11/fonts/private/100dpi/dutch801_decmath_symbol10.bdf /var/X11/fonts/private/100dpi/dutch801_decmath_symbol10.pcf /var/X11/fonts/private/100dpi/dutch801_decmath_symbol12.bdf /var/X11/fonts/private/100dpi/dutch801_decmath_symbol12.pcf /var/X11/fonts/private/100dpi/dutch801_decmath_symbol8.bdf /var/X11/fonts/private/100dpi/dutch801_decmath_symbol8.pcf DECwriteサーバ・フォント-ULTRIX(RISC)用-のインストール B-15 日本語DECwrite/VMSインストレーション・ガイド ________________________________________________________________ 1992年6月発行 日本ディジタル イクイップメント株式会社 〒170 東京都豊島区東池袋3-1-1サンシャイン60 35階 電話(03)3989-7111 (大代表) ________________________________________________________________ AA-PNUDA-TE