_日本語TeamRoute_for_OpenVMS__________________ インストレーション/システム管理ガイド AA-PX1CA-TE 1993年6月 本書は,TeamRoute for OpenVMSのインストールと管理に ついて説明します。TeamRoute for OpenVMSは異なるロー カル・エリア・ネットワークやワイド・エリア・ネット ワーク上でパッケージの作成と配信を行います。 改訂/更新情報: 本書は新しく作成され たマニュアルです。 オペレーティング・システム: 日本語OpenVMS V5.4-3 〜V5.5-2 ソフトウェア・バージョン: 日本語TeamRoute for OpenVMS V1.0 日本ディジタル イクイップメント株式会社 __________________________________________________________ 1993年6月 本書の著作権は日本ディジタル イクイップメント株式会社(日本 DEC)が保有しており,本書中の解説および図,表は日本DECの文 書による許可なしに,その全体または一部を,いかなる場合にも 再版あるいは複製することを禁じます。 また,本書に記載されている事項は,予告なく変更されることが ありますので,あらかじめご承知おきください。万一,本書の記 述に誤りがあった場合でも,日本DECは一切その責任を負いかね ます。 本書で解説するソフトウェア(対象ソフトウェア)は,所定のライ センス契約が締結された場合に限り,その使用あるいは複製が許 可されます。 日本DECは,日本DECまたは日本DECの指定する会社から納入され た機器以外の機器で対象ソフトウェアを使用した場合,その性能 あるいは信頼性について一切責任を負いかねます。 (c) Digital Equipment Corporation Japan 1993. All Rights Reserved. Printed in Japan. 以下は米国Digital Equipment Corporationの米国における商標 です。 ALL-IN-1 DECforms DECnet PATHWORKS TeamRoute VAX Basic VAX C VAXCluster VAX FMS VAX Notes VAX VTX VMS WPS-PLUS DIGITAL 以下は他社の商標です。 o IBMは米国International Business Machines社の商標で す。 o MS-DOSは米国Microsoft社の商標です。 o Lotus 1-2-3は米国Lotus Development社の商標です。 o WordPerfectは米国WordPerfect社の商標です。 o UNIXオペレーティング・システムはUNIXシステム ラボラト リーズ社が開発し,ライセンスしています。 o Windowsは米国Microsoft Corporation社の商標です。 ________________________________________________________________ 目次 まえがき................................................ vii 1 概要 1.1 パッケージ処理.............................. 1-1 1.2 クライアント/サーバ・モデル................. 1-2 1.3 テンプレート................................ 1-3 1.4 パッケージ.................................. 1-4 1.4.1 役割.................................... 1-5 1.4.2 回覧.................................... 1-6 1.4.3 追跡.................................... 1-6 1.4.4 添付文書................................ 1-6 1.4.5 サイン.................................. 1-7 2 インストレーションの準備 2.1 必須ソフトウェアとオプション・ソフトウェア.. 2-1 2.2 VMSライセンス管理機能(LMF).................. 2-2 2.3 TeamRouteをインストールするための必要条件... 2-2 2.3.1 特権とディスク容量...................... 2-2 2.3.2 システム・パラメータ.................... 2-3 2.3.2.1 システム・パラメータ値の確認.......... 2-4 2.3.2.2 GBLPAGES値とGBLSECTIONS値の計算....... 2-4 2.3.2.3 AUTOGENによるシステム・パラメータの変 更..................................... 2-6 2.3.3 プロセス・アカウント・クォータ.......... 2-7 2.3.4 VMSINSTALの必要事項..................... 2-8 2.3.5 システム・ディスクのバックアップ........ 2-9 iii 3 インストレーションの手順 3.1 インストレーション・プロシージャ............ 3-1 3.2 インストレーション失敗の原因となるエラー.... 3-8 4 インストレーション後の手続き 4.1 IVPの単独実行............................... 4-1 4.2 システム・ファイルの編集.................... 4-1 4.3 システム・パラメータの変更.................. 4-2 4.4 VAXclusterに関する配慮...................... 4-2 4.5 問題点の通知................................ 4-3 5 システム管理 5.1 TMRMANユーティリティ........................ 5-1 5.2 TeamRouteサービスの開始..................... 5-2 5.3 サービス・エージェントの保守................ 5-5 5.4 テンプレート・ライブラリの保守.............. 5-7 5.5 登録済みアプリケーション・ファイルの保守.... 5-7 5.6 TMR$APPLICATION識別子の付与................. 5-8 A インストレーション例 B インストールされるファイルと論理名 C サービス・エージェントの診断 C.1 情報メッセージ.............................. C-1 C.2 警告メッセージ.............................. C-7 C.3 エラー・メッセージ.......................... C-8 C.4 重大なエラー・メッセージ.................... C-14 iv D TMRMANユーティリティの診断 D.1 情報メッセージ.............................. D-1 D.2 警告メッセージ.............................. D-3 D.3 エラー・メッセージ.......................... D-4 E システム診断 E.1 情報メッセージ.............................. E-1 E.2 警告メッセージ.............................. E-1 E.3 エラー・メッセージ.......................... E-2 E.4 重大なエラー・メッセージ.................... E-17 F トランザクション・ファイル F.1 概要........................................ F-1 F.2 レコード形式................................ F-2 F.2.1 固定長フィールド........................ F-2 F.2.2 可変長フィールド........................ F-4 索引 図 1-1 TeamRouteクライアント/サーバ・エージェン ト・モデル............................... 1-2 表 2-1 必須ソフトウェアとオプション・ソフトウェ ア....................................... 2-2 2-2 必要なディスク容量....................... 2-3 2-3 必要なシステム・パラメータの最小値....... 2-3 2-4 インストール用アカウントに必要なプロセ ス・アカウント・クォータ................. 2-7 5-1 TMR$CONTROLユーティリティのモード........ 5-1 v B-1 ファイル名と格納場所..................... B-2 F-1 トランザクション・ファイルの固定長フィー ルド..................................... F-2 F-2 トランザクション・ファイルの可変長フィー ルド..................................... F-4 vi ________________________________________________________________ まえがき 本書は,日本語OpenVMSシステム上に日本語TeamRoute for OpenVMS (以下,日本語TeamRouteと記す)をインストールす る方法とオンライン・リリース・ノートの保管場所について説明 します。また,サービス・エージェント,クライアント,テンプ レート・ライブラリ,登録アプリケーション・ファイルを設定す る方法についても説明します。TeamRouteのインストール後は, オンライン・ヘルプからシステム管理コマンドの詳細を知ること ができます。 対象読者 本書は,経験を積んだVMSシステム管理者を対象としています。 本書の構成 本書は次に示す5つの章と6つの付録から構成されています。 第1章 TeamRouteの概要について説明します。 第2章 インストレーションの前提条件について説明します。 第3章 インストレーションの方法について説明します。 第4章 インストレーション後に必要な処理について説明しま す。 第5章 TeamRouteサービスの開始と保守の方法について説明し ます。 vii 付録 A 一般的なインストレーション例を示します。 付録 B インストレーション・ファイルの一覧を示します。 付録 C TeamRouteサービス・エージェントの診断メッセージに ついて説明します。 付録 D TeamRoute TMRMANユーティリティの診断メッセージにつ いて説明します。 付録 E TeamRouteシステムの診断メッセージについて説明しま す。 付録 F トランザクション・ファイルについて説明します。 オンライン・ヘルプからTeamRouteシステム管理機能に関する補 足説明が参照できます。 関連資料 関連ドキュメントは次のとおりです。 『日本語ALL-IN-1インストレーション・ガイド』 『VMSシステム管理サブキット』 『ALL-IN-1 MAIL System Manager's Guide』 『Introduction to VMS System Management』 『VMS License Management Utility Manual』 『VMS Software Information Management Handbook』 本書で使用する表記法 本書で使用する表記法を次に示します。 __________________________________________________________ 表記法______説明__________________________________________ キーの名前が< >で囲まれている場合,キーボード 上のそのキーを押すことを表します。 viii __________________________________________________________ 表記法______説明__________________________________________ [] []で囲まれた値は,インストレーション時の省略 時の値を表します。 __________________________________________________________ ix 1 ________________________________________________________________ 概要 この章では日本語TeamRouteの概要について説明します。使用上 の詳細な説明や構成要素については第2章以降の章,付録,およ び適切なオンライン・ヘルプを参照してください。 ___________________________________________________________ 1.1 パッケージ処理 TeamRouteは分散した組織環境において,構成員およびチーム間 でパッケージの作成,送信,承認,追跡を行うことができます。 TeamRouteは紙の文書処理システムの持つ基本的な特長を備えて いるだけでなく,柔軟性,機密性,および効率性をも向上させた ものです。 TeamRouteでは,情報の収集,送信,処理,表示用のモデルをパ ッケージと呼びます。パッケージ・マスタは,テンプレートを選 択しそのテンプレートから作成することができます。パッケージ を作成する際に次の操作が行われます。 o 各受信者が実行する役割を記した回覧情報を指定する。 o パッケージに関連するフォームがあれば表示する。アプリ ケーションのプロンプトに適切に応答する。 o 関連するパッケージ構成要素があれば添付する。 パッケージを作成したら,指定した受信者にそのパッケージを送 信します。受信者はそれを処理し,承認または否認を行います。 TeamRouteではクライアント/サーバ・モデルを採用しています。 ユーザはこのモデルのTeamRouteクライアントを使用してパッケ ージとの対話処理を行います。クライアントは,TeamRouteサー バにアクセスしてパッケージの処理や管理を実行します。 概要 1-1 概要 1.1パッケージ処理 日本語TeamRouteクライアントは日本語DEC MAILworks (以下, MAILworksと記す)を拡張して,すべてのTeamRouteパッケージ処 理機能に対して文字セル単位でのアクセスを可能にしています。 TeamRouteのパッケージはメール・メッセージとして受信でき, パッケージの着信もメールで知ることができます。TeamRouteの メール・メッセージはファイル・キャビネットに保管されます。 また,TeamRouteはパッケージを送信する際にMAILworksに対して ニックネームを使用することもできます。 このクライアントは固有のVMSサーバを使用して,すべての TeamRouteクライアントにパッケージを送信します。 省略時のエディタは簡単なテキスト・エディタです。エディタに は,DECの各種エディタの他にDEC以外のエディタも使用できま す。MAILworksで使用できるエディタはすべてTeamRouteでも使用 できます。 ___________________________________________________________ 1.2 クライアント/サーバ・モデル このモデルは,異なるグループからなるクライアントや複数のサ ーバ・ドメインの間で行われる対話処理をサポートします。クラ イアントは,図 1-1に示すようにサービス・エージェントを介し てサーバに接続されます。サーバ・ドメインとは,特定のサーバ に関連したすべてのサービス・エージェントとクライアントを表 します。サービス・ドメイン間はDEC MAILbusにより接続されま す。 図 1-1 TeamRouteクライアント/サーバ・エージェント・モデル TeamRouteサーバは,各VMS環境に固有の管理ユーティリティを提 供します。クラスタ上でTeamRouteのシステム管理操作を集中的 に行うには,TMRMANユーティリティを起動してください。 1-2 概要 概要 1.2クライアント/サーバ・モデル ファイル・キャビネットの保守を行う特別なユーティリティはあ りません。加入者領域のバックアップや回復は,サーバ標準の VMSユーティリティにおいて実行できます。 ___________________________________________________________ 1.3 テンプレート TeamRouteのテンプレートとは,パッケージを作成する際のひな 型です。そのテンプレートには,省略時の回覧情報と加入者がパ ッケージに対して行う操作が含まれています。TeamRouteでテン プレートを使用すると,一般的なテンプレートと同様に同じ構造 や属性を持つコピーを複数作成できます。 TeamRouteには,次に示す定義済みテンプレートがあります。 o 作業依頼 o グループ校正 o アカウント申請 o 質問 o 電話受信メモ o 出張申請 o 回覧板 o 会議開催通知 これらのテンプレートはTeamRouteの機能を示す例です。テンプ レートを使用して各組織用のパッケージを作成できます。 これらのテンプレートをそのまま使用したり,カスタマイズした り,あるいはテンプレート作成ユーティリティ(TCU)を使用して 新しくテンプレートを作成することができます。 TeamRouteテンプレートには,次の情報が含まれています。 o 一般情報 - 発信者名 - 作成日 概要 1-3 概要 1.3テンプレート - 文書名 - 表題 - パッケージの説明 o 加入者の役割 o 役割の説明 o 添付文書 添付文書は,テンプレートから作成されるパッケージの一 部となります。 o フォーム o 回覧リスト o データ・ファイル o アプリケーション o 主コンポーネント ___________________________________________________________ 1.4 パッケージ パッケージとは高度に構造化されたメール・メッセージのような ものであり,各受信者への処理要求だけでなく回覧情報も含んで います。発信者はテンプレートを使用してパッケージ・マスタを 作成し,受信者に送信します。 パッケージには,次のような多くのフォームがあります。 o 情報要求 o 文書の編集とレビューの共同作業 o 作業項目の追跡 o システムの問題の報告および追跡 o 出張許可申請 o 物品購入依頼 o 会議開催通知 1-4 概要 概要 1.4パッケージ パッケージを作成するには次の手順に従います。 1. テンプレートを選択します。 2. 回覧リストと表題を入力します。 3. 関連するフォームを表示して,必要に応じて要求された情 報を入力します。 4. 必要に応じて文書を添付します。 5. 必要に応じてパッケージにサインします。 パッケージが完成したら,変更,削除,または回覧リスト上の受 信者に送信します。 マスタから回覧用コピーおよび閲覧用コピーが受信者に送信され ます。回覧用コピーは添付文書を付けたり,サインをすべき受信 者に回覧されます。閲覧用コピーはパッケージを見るだけの受信 者に回覧されます。受信者は回覧用コピーまたは閲覧用コピーを 各自のファイル・キャビネットに保管できます。 第1.4.1項以降では,TeamRouteパッケージについて詳しく述べま す。 1.4.1 役割 役割は,権利(できること),義務(行うべきこと),そして必要に 応じて役割に関連付けられたアプリケーション名をまとめて定義 します。すべての加入者は,パッケージの回覧を通じて1つまた は複数の指定された役割を果します。たとえば,あるパッケージ に関しては承認権限があっても,他のパッケージに関しては閲覧 しかできないこともあります。 役割はテンプレート内で指定されており,パッケージの発信者に より割り当てられます。 概要 1-5 概要 1.4パッケージ 1.4.2 回覧 パッケージの回覧は回覧リストにより定義されます。通常,回覧 リスト内の受信者の順番に従ってパッケージを送信します。受 信者が回覧用コピーを更新した場合,TeamRouteはマスタを更新 し,回覧リストの次の受信者に更新後のマスタのコピーを送信し ます。 パッケージ履歴は,そのパッケージが回覧されたルートを記録し ます。 1.4.3 追跡 役割定義で追跡が許可されている場合,パッケージの進捗状況を 追跡できます。追跡レポートは,レポートが要求されたときのパ ッケージの状態やレポート要求時までにパッケージに追加された 添付文書とサイン記録を報告します。進捗状況を監視するため に,パッケージの履歴を使用することもできます。 1.4.4 添付文書 添付文書を使用すれば,同一環境内の他のアプリケーションによ り作成されたファイルまたはファイル・キャビネット中の文書を パッケージに添付することができます。添付文書は,同一環境内 で認識できるものであればどんなデータ型でも構いません。役割 定義で許可されていれば,パッケージの発信者と受信者は添付文 書を追加したり変更することができます。許可されていれば,パ ッケージの発信者は添付文書を削除することもできます。 添付文書には,ユーザ名,添付文書ID,添付日時(現地時間),表 題,添付型,データ型,ファイル名,および変更可能かどうかな どの情報が記録されています。 1-6 概要 概要 1.4パッケージ 1.4.5 サイン サインはVMSパスワードにより保護された機能であり,パッケー ジの承認,否認,または確認のいずれか1つを示すことができま す。サインは変更不可能な添付文書,およびパッケージがサイン された時点で存在したフォーム上のフィールド値に対して行われ ます。サインした後に添付文書が削除されたり,フィールド値が 変更されるとそのサインは無効となります。 パッケージにサインをすると,TeamRouteはユーザ名と日時を追 加します。どのサインが有効かを表示することもできます。 概要 1-7 2 ________________________________________________________________ インストレーションの準備 この章では,TeamRouteをインストールするために必要な準備と 前提条件について説明します。 キットと一緒に提供されるBOM (Bill of Materials)およびBIL (Indented Bills Report)には,メディアの数と内容が記載され ています。この情報を参照して,必ずキットの内容を確認してく ださい。キットが破損している場合,あるいは一部が不足してい る場合には日本DEC各支店/営業所にお知らせください。 TeamRouteはオンライン・リリース・ノートを提供しています。 インストールを開始する前に,必ずリリース・ノートをお読みく ださい。オンライン・リリース・ノートにアクセスする方法につ いては,第3.1節を参照してください。 必要なクラスについては,『日本語TeamRoute for OpenVMS Version1.0ソフトウェア仕様書』と共に送付されている『日本語 TeamRoute for OpenVMS Version1.0システム・サポート付加情 報』を参照してください。 ___________________________________________________________ 2.1 必須ソフトウェアとオプション・ソフトウェア 表 2-1では,TeamRouteをインストールする前にシステムにイン ストールしておかなければならないソフトウェアを示します。ま た,TeamRouteといっしょに使用できるオプション・ソフトウェ アについても説明します。必須ソフトウェア,オプション・ソフ トウェア,およびそのバージョン番号の完全なリストについては 『日本語TeamRoute for OpenVMS Version1.0システム・サポート 付加情報』を参照してください。 インストレーションの準備 2-1 インストレーションの準備 2.1必須ソフトウェアとオプション・ソフトウェア 表 2-1 必須ソフトウェアとオプション・ソフトウェア __________________________________________________________ 必須製品____________バージョン____________________________ 日本語DEC 詳細はシステム・サポート付加情報を参 MAILworks___________照。__________________________________ ___________________________________________________________ 2.2 VMSライセンス管理機能(LMF) ライセンスの登録に必要な情報は,日本語TeamRouteと共に出荷 されるプロダクト・オーソライゼーション・キー(PAK)に記載さ れています。PAKは特定のソフトウェアを実行するために必要な ライセンス情報を記載した証明書です。 ___________________________________________________________ 2.3 TeamRouteをインストールするための必要条件 本節では,TeamRouteをインストールする前に必要な条件につい て説明します。 インストール時間はメディアの種類とシステム構成により異なり ますが,約20〜30分かかります。 2.3.1 特権とディスク容量 TeamRouteをインストールするには,SETPRV特権または少なくと も次の特権を持ったアカウントにログインしなければなりませ ん。 o CMKRNL o WORLD o SYSPRV VMSINSTALプロシージャがインストレーションの起動時にBYPASS 特権をはずすことに注意してください。 2-2 インストレーションの準備 インストレーションの準備 2.3 TeamRouteをインストールするための必要条件 TeamRouteに必要な空きディスク容量は,インストール時とイン ストール後では異なります。表 2-2に必要なディスク容量を示し ます。 表 2-2 必要なディスク容量 __________________________________________________________ インストール時に インストール後に キット________________必要なブロック数___必要なブロック数_ VMSサービスと 5500 4900 TeamRoute_________________________________________________ 現在のシステム・ディスク上の空きブロック数を確認するには, DCLプロンプトで次のコマンドを入力してください。 $ SHOW DEVICE SYS$SYSDEVICE 2.3.2 システム・パラメータ TeamRouteをインストールするには,特定のシステム・パラメー タを設定する必要があります。表 2-3は,インストールに必要な システム・パラメータの最小値を示したものです。ユーザのシス テムで実行するプログラムやアプリケーションの種類によって は,ここで示した値より高いパラメータ値を必要とする場合もあ ります。 表 2-3 必要なシステム・パラメータの最小値 __________________________________________________________ システム・パラメータ__最小値______________________________ GBLPAGES[1] n + 2200 GBLSECTIONS[1] n + 18 [1]これらのシステム・パラメータ値は,インストールに必要な_ 空きグローバル・ページ数およびグローバル・セクション数をそ れぞれ表しています。システムおよび他のソフトウェアを実行す るために必要な合計数ではありません。 __________________________________________________________ インストレーションの準備 2-3 インストレーションの準備 2.3 TeamRouteをインストールするための必要条件 2.3.2.1 システム・パラメータ値の確認 現在設定されているシステム・パラメータ値を確認するには, DCLプロンプトに対して次のコマンドを入力し,システム・ジェ ネレーション・ユーティリティ(SYSGEN)を起動します。 $ RUN SYS$SYSTEM:SYSGEN SYSGEN> システム・パラメータ値を表示するには,SYSGEN>プロンプトで SHOWコマンドを入力します。表示された値は,表 2-3で示した各 システム・パラメータ値と等しいかまたは大きくなければなり ません。次の例は,WSMAXシステム・パラメータの値を表示しま す。 SYSGEN> SHOW WSMAX SHOWコマンドを使用してパラメータを確認した後は,SYSGEN>プ ロンプトでEXITと入力してDCLレベルに戻ります。 2.3.2.2 GBLPAGES値とGBLSECTIONS値の計算 TeamRouteをインストールし実行するには,十分な空きグロー バル・ページとグローバル・セクションが必要です。まず最 初に,ユーザのシステムに空きグローバル・ページとグローバ ル・セクションがどのくらいあるかを調べます。GBLPAGESおよび GBLSECTIONSのシステム・パラメータを増やす場合は,AUTOGENを 使用してください。 表 2-3に示したn + 2200とn + 18は,インストールを正常に行う ためにシステムに必要なグローバル・ページとグローバル・セク ションの最小値を表します。これらの値を算出するには次の手順 に従います。 1. 次のDCLコマンドを使用して,VMSインストール・ユーティ リティ(INSTALL)を起動します。 $ INSTALL LIST /GLOBAL /SUMMARY VMSインストール・ユーティリティは,現在未使用のグロー バル・ページ数だけでなく,システムが使用しているグロ ーバル・ページおよびグローバル・セクションの合計を表 示します。 2-4 インストレーションの準備 インストレーションの準備 2.3 TeamRouteをインストールするための必要条件 Summary of Local Memory Global Sections 258 Global Sections Used, 22580/3420 Global Pages Used/Unused 2. 未使用のグローバル・ページ数(例中では3420)が500以上あ るかどうかを確認します。未使用のグローバル・ページ数 が500より少ない場合は,GBLPAGESの値を増やす必要があり ます。 3. "Global Sections Used"の数(例中では258)に注目してくだ さい。 4. システム・ジェネレーション・ユーティリティ(SYSGEN)を 実行してから,以下のSHOWコマンドを使用して,グローバ ル・セクションがどのくらい割り当てられているかを確認 します。 $ RUN SYS$SYSTEM:SYSGEN SYSGEN> SHOW GBLSECTIONS システムは,次のようなリストを表示します。 Parameter Name Current Default Minimum Maximum Unit Dynamic -------------- ------- ------- ------- ------- ---- ------- GBLSECTIONS 512 250 20 4095 Sections 5. 割り当てられている値から現在使用している合計値(例 中では258)を引きます。この差が11より小さい場合は, GBLSECTIONSパラメータの値を増やす必要があります。 第2.3.2.3項では,AUTOGENを使用してこれらの値を増やすための 手順を説明します。AUTOGENの使用方法については,『VMSシステ ム管理サブキット』を参照してください。 WRITEコマンドとF$GETSYIレキシカル関数を使用して,未使用 のグローバル・ページ数およびグローバル・セクション数を求 めることができます。次の例は,それらの値を端末(省略値は SYS$OUTPUT)に表示したものです。 $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLPAGES") 15848 $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLSECTS") 24 インストレーションの準備 2-5 インストレーションの準備 2.3 TeamRouteをインストールするための必要条件 表示された値が表 2-3で示した値より大きい場合は,これらのパ ラメータ値を増やす必要はありません。そうでない場合は,シス テム・パラメータの設定値を増やさなくてはなりません。 2.3.2.3 AUTOGENによるシステム・パラメータの変更 システム・パラメータを変更するには,AUTOGENコマンド・プロ シージャを使用します。AUTOGENは,手入力で再設定する値に関 連したパラメータ値を自動的に調整します。AUTOGENを使用する 場合には,SYS$SYSTEM:MODPARAMS. DATファイルを修正しなくて はなりません。 エディタを起動してそのファイルにアクセスします。既存のパラ メータ値を変更するには,そのパラメータの現在値を削除して新 しい値を入力してください。 新しいパラメータを追加するには,そのファイルにパラメータ名 とその値を含む行を追加します。たとえば,次のようにします。 WSMAX = 1024 GBLPAGESおよびGBLSECTSの増分パラメータを変更することができ ます。次の例は,グローバル・ページの設定値を2000増やすこと を示します。 ADD_GBLPAGES = 2000 ページ・ファイル・クォータを設定する場合は,システム上で使 用可能なページ・ファイル領域を超える値を使用してはなりませ ん。 すべての変更を終えたらエディタを終了して,システム・パラメ ータを再計算するためにAUTOGENプロシージャを実行します。DCL プロンプトで次のコマンドを入力してください。 $ @SYS$UPDATE:AUTOGEN GETDATA REBOOT REBOOTを指定すると,AUTOGENは自動的にシステムのシャットダ ウンとリブートを実行します。システムのリブートにより新しい パラメータ値が有効になります。 2-6 インストレーションの準備 インストレーションの準備 2.3 TeamRouteをインストールするための必要条件 AUTOGENユーティリティは,前回のリブートからいままでの資源 消費量に基づいてSYSGENパラメータのいくつかを自動的に調整 します。自動調整をしたくない場合は,AUTOGENコマンド行に NOFEEDBACK修飾子を指定してください。 AUTOGENについての詳細は,『VMSシステム管理サブキット』を参 照してください。 2.3.3 プロセス・アカウント・クォータ TeamRouteをインストールするために使用するアカウントには, インストレーションを実行するのに十分なクォータが設定されて いなければなりません。表 2-4に,インストール用のアカウント に必要なプロセス・クォータを示します。 表 2-4 インストール用アカウントに必要なプロセス・アカウン ト・クォータ __________________________________________________________ アカウント・クォータ__値__________________________________ ASTLM 24 BIOLM 18 BYTLM 18,000 DIOLM 18 ENQLM 30 FILLM 20 PRCLM 8 WSDEF 25[1] [1]WSEXTおよびWSQUOの値は,WSDEFの値と等しいかまたは大きく なければなりません。 __________________________________________________________ ユーザ・アカウント・クォータはSYSUAF.DATファイルに格納され ています。ユーザ・アカウント・クォータを確認および変更する インストレーションの準備 2-7 インストレーションの準備 2.3 TeamRouteをインストールするための必要条件 には,VMS Authorizeユーティリティ(AUTHORIZE)を使用します。 最初にディレクトリをSYS$SYSTEMに設定してから,AUTHORIZEを 実行します。 $ SET DEFAULT SYS$SYSTEM $ RUN AUTHORIZE UAF> UAF>プロンプトに対してSHOWコマンドとアカウント名を入力し, そのアカウントのクォータを確認します。たとえば,次のように 入力します。 UAF> SHOW SMITH クォータを変更するには,MODIFYコマンドを入力します。次の例 は,SMITHアカウントのFILLMクォータを変更し,ユーティリティ を終了することを示します。 UAF> MODIFY SMITH /FILLM=50 UAF> EXIT ユーティリティを終了した後,システムは変更が行われたかどう かを示すメッセージを表示します。変更後はいったんログアウト してから再度ログインしなければ,新しいクォータは有効になり ません。 アカウント・クォータの変更については,『VMSシステム管理サ ブキット』のAuthorizeユーティリティの説明を参照してくださ い。 2.3.4 VMSINSTALの必要事項 VMSINSTALが起動されると,次の項目が確認されます。 o 省略時の装置およびディレクトリがSYS$UPDATEに設定され ているか。 o 特権アカウントにログインしているか。 o インストレーションに十分なクォータがあるか。 o DECnetが起動しているか。 2-8 インストレーションの準備 インストレーションの準備 2.3 TeamRouteをインストールするための必要条件 o 他のユーザがシステムにログインしていないか。 VMSINSTALを起動するには,インストール用のアカウントが少な くとも次のクォータを持っていなければなりません。 ASTLM = 24 BIOLM = 18 BYTLM = 18,000 DIOLM = 18 ENQLM = 30 FILLM = 20 インストレーション中に問題点を発見した場合,VMSINSTALはそ の問題をユーザに通知し,インストレーションを続行するかどう かを聞いてきます。"YES"と答えるとそのまま継続されます。イ ンストレーションを中止して問題を解決する場合は,"NO"と入力 するかReturnキーを押します。そのときは,問題点を解決して再 度インストレーションを開始します。 2.3.5 システム・ディスクのバックアップ インストレーションのはじめに,VMSINSTALはシステム・ディス クのバックアップをとったかどうかを聞いてきます。ソフトウェ アをインストールする前に,システム・ディスクのバックアップ をとるようにしてください。 各サイトで設定されているバックアップ手順を使用してくだ さい。システム・ディスクのバックアップについての詳細は, 『VMSシステム管理サブキット』のバックアップ・ユーティリテ ィの節を参照してください。 インストレーションの準備 2-9 3 ________________________________________________________________ インストレーションの手順 本章では,TeamRouteをインストールする方法とインストレーシ ョン・エラーからの回復方法について説明します。 ___________________________________________________________ 3.1 インストレーション・プロシージャ TeamRouteのインストレーション・プロシージャは,一連の質問 と情報メッセージから構成されています。インストレーション例 については,付録 Aを参照してください。 インストレーション・プロシージャを強制終了するには,Ctrl/Y キーを押してください。Ctrl/Yキーを押すと,インストレーショ ン・プロシージャはそれまでに作成したすべてのファイルを削除 して終了します。その後,ユーザは再度インストレーションを開 始できます。 1. VMSINSTALの起動 $ @SYS$UPDATE:VMSINSTAL JTMR010 MTA0: OPTIONS N インストレーションを開始するには,以下に示すように SYSTEMアカウントなどの特権アカウントからVMSINSTALコマ ンド・プロシージャを起動します。VMSINSTALはSYS$UPDATE ディレクトリにあります。以下に,VMSINSTALコマンド・プ ロシージャの構成要素を示します。 製品名 製品のインストレーション名を入力します。TeamRouteの場 合は,次のインストレーション名を使用してください。 JTMR010 インストレーションの手順 3-1 インストレーションの手順 3.1インストレーション・プロシージャ 装置名 媒体をマウントする装置名を指定します。ここでは,MTA0: がテープ・ドライブの装置名です。インストレーション作 業にコンソール・ドライブを使用する必要はありません。 コンソール・ドライブを使用しなければならないような場 合には,インストレーション終了後,ドライブから取り除 いたすべての媒体を置き換える必要があります。 OPTIONS N リリース・ノートに関する問い合わせを表示させたいかど うかを指定するオプション・パラメータです。このパラメ ータを指定しなかった場合は,こうした問い合わせはあり ません。リリース・ノートにはインストレーションに関す る追加情報が入っている場合があるので,インストレーシ ョンを開始する前に必ずリリース・ノートをお読みくださ い。すでにリリース・ノートを読んでいる場合はOPTION N を指定する必要はありません。 この他に,VMSINSTAL起動時に選択可能なオプションとして 以下があります。 o 自動応答オプション(A):  最初に,VMSINSTALLの質問およびプロンプトへの応答 を格納したファイルを作成しておきます。この応答フ ァイルを使用すれば,次にインストールする際のイン ストレーション時間を短縮できます。 o セーブ・セット取得オプション(G):  磁気テープまたはディスクに製品のセーブ・セットを 一時的に格納することができます。 o ファイル・ログ・オプション(L):  インストレーション中のすべての端末操作を記録でき ます。 o 代替ルート・オプション(R):  起動しているシステム以外のシステム・ルートに,製 品をインストールすることができます。 これらのオプションについての詳細は,『VMSシステム管理 サブキット』のソフトウェアのインストレーションに関す るドキュメントを参照してください。2つ以上のオプション を指定する場合は,OPTIONS A,Nのように各オプションをコ ンマで区切ってください。 3-2 インストレーションの手順 インストレーションの手順 3.1インストレーション・プロシージャ 次に,VMSINSTALを起動しテープ・ドライブMTA0:から TeamRouteをインストールするコマンドと,それに対するシ ステムの応答例を示します。この例では,リリース・ノー ト・パラメータOPTION Nを使用しています。 $ @SYS$UPDATE:VMSINSTAL JTMR010 MTA0: OPTIONS N VAX/VMS Software Product Installation Procedure V5.4 It is dd-mmm-yyyy at hh:mm. Enter a question mark (?) at any time for help. 製品名または装置名を指定しないと,インストレーショ ン中にこれらに関する問い合わせがあります。ただし, オプションについての問い合わせはありません。インスト レーション中にリリース・ノートにアクセスする場合は, VMSINSTALのコマンド行に必ずOPTIONS Nを指定してくださ い。 2. システムのバックアップ * Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]? インストレーションを実行する前には,必ずシステム・デ ィスクのバックアップをとるようにしてください。現在の バックアップで十分な場合は,"YES"と入力するかReturnキ ーを押してください。そうでない場合は,"NO"と入力して インストレーションを中止してください。システム・ディ スクのバックアップ終了後,再度インストレーションを開 始します。 3. 媒体のマウント Please mount the first volume of the set on MTA0:. * Are you ready? YES %MOUNT-I-MOUNTED, TeamRoute MOUNTED ON _$$MTA0: (NODE 1) The following products will be processed: JTMR V1.0 Beginning installation of JTMR V1.0 at 20:01 %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product saveset A... VMSINSTAL起動時に指定した装置に提供ボリュームをマウ ントします。装置名は質問の前の行に表示されます。さら インストレーションの手順 3-3 インストレーションの手順 3.1インストレーション・プロシージャ に,インストレーションを継続する準備ができているかど うかを確認してきます。 "YES"と応答すると,TeamRouteの入った媒体が指定した装 置にマウントされ,インストレーションが開始されたこと を示すメッセージが表示されます。 VMSINSTAL起動時に誤った装置名を入力したためにインス トレーションを再起動する必要がある場合は,"Are you ready?"の質問に"NO"と答えてください。それ以外の理由で インストレーションを中止する場合は,Ctrl/Yキーを押し てください。 4. リリース・ノート インストレーション開始時にOPTION Nを指定した場合,リ リース・ノートに関する問い合わせがあります。 たとえば,日本語OpenVMS V5.2以降のバージョンでは以下 の4つのオプションが表示されます。 Release notes included with this kit are always copied to SYS$HELP. Additional Release Notes Options: 1. Display release notes 2. Print release notes 3. Both 1 and 2 4. None of the above * Select option [2]: オプション1を選択すると,VMSINSTALは直ちにコンソール 端末上にリリース・ノートを表示します。表示を中止する にはCtrl/Cキーを押します。 オプション2を選択すると,VMSINSTALはプリント・キュー 名を聞いてきます。 * Queue name [SYS$PRINT]: ここで,別のキュー名を入力するか,Returnキーを押して 省略時の出力装置にファイルを送信します。 3-4 インストレーションの手順 インストレーションの手順 3.1インストレーション・プロシージャ オプション3を選択すると,VMSINSTALは直ちにコンソール 端末上にリリース・ノートを表示し,出力するためのキュ ー名を聞いてきます。 すでにリリース・ノートを読み,インストレーションを再 起動している場合はオプション4(日本語OpenVMS V5.2以降 のバージョンの場合)を選択してください。 日本語OpenVMS V5.2以降のバージョンでオプション4を選択 した場合,リリース・ノートは常にシステムのヘルプ・デ ィレクトリにコピーされます。 次に,VMSINSTALは以下の質問をしてきます。 * Do you want to continue the installation [N]?: YES %VMSINSTAL-I-RELMOVED, The product's release notes have been successfully moved to SYS$HELP. インストレーションを継続するには"YES"と入力します。 インストレーションを中止する場合はReturnキーを押しま す。いずれの場合も,リリース・ノートは SYS$HELPディレ クトリの以下のファイルにコピーされます。 SYS$HELP:JTMR010.RELEASE_NOTES 5. プロダクト・オーソライゼーション・キー(PAK)の確認 ここでインストレーション・プロシージャは,PAKが正しく 登録されているかどうかを聞いてきます。 Product: TMRVMS-UI-JAPANESE Producer: DEC Version: 1.0 Release Date: 10-JUN-1993 * Does this product have an authorization key registered and loaded? PAKが正しく登録されている場合は,"YES"と入力します。 6. インストレーション検証プロシージャ(IVP)の実行 * Do you want to run the IVP after the installation [YES]? インストレーション検証プロシージャ(IVP)は,インストレ ーションが成功したかどうかを確認するためのテストを行 います。インストレーション・プロシージャは,一連のイ ンストレーションの手順の一部として IVPを実行するかど インストレーションの手順 3-5 インストレーションの手順 3.1インストレーション・プロシージャ うかを聞いてきます。"YES"と答えれば,インストレーショ ンの後にIVPが実行されます。TeamRouteが正しくインスト ールされたことを確認するために IVPの実行をお奨めしま す。 TeamRouteのインストールが終了した後でIVPを単独で実行 し,TeamRouteがシステム上で使用できるかどうかを確認 することができます。また,システムに障害が発生した場 合,ユーザがTeamRouteにアクセスできるかどうかを確認す るためにIVPを実行することもできます。 7. 古いファイルのパージ * Do you want to purge files replaced by this installation [YES]? インストレーション・プロシージャは,インストールによ り置換されたファイルをパージするかどうかを聞いてきま す。 8. TeamRouteライブラリ用の装置名の指定 * Enter the device name for the TeamRoute Library: TeamRouteライブラリとは,TeamRouteを正常に操作し保守 するために必要な種々のファイルを保管したディレクトリ を表します。ここには,キットに付属したTeamRouteのテ ンプレート・ファイルも保管されます。この質問に答える と,インストレーション・プロシージャは指定したディス ク上にディレクトリを作成します。 9. 固有のUICの指定 * Enter UIC for TMR$SERVICE account (include brackets): TMR$SERVICEアカウントのUICを入力します。その際,かぎ 括弧も含めるようにしてください。 10.TMR$SERVICEアカウントの省略時の装置 * Enter the default device for the TMR$SERVICE account: TeamRouteのサービス・エージェント・アカウントには専用 のディレクトリが必要です。この質問に答えると,インス トレーション・プロシージャは指定したディスク上にディ レクトリを作成します。 3-6 インストレーションの手順 インストレーションの手順 3.1インストレーション・プロシージャ TeamRouteのサービス・エージェントのディレクトリは,デ ィスク領域を許可しない装置上に作成しなければなりませ ん。これが不可能な場合は,インストレーション・プロシ ージャがサービス・エージェントに120,000ブロックのディ スク領域を割り当てます。 11.情報メッセージ この時点でインストレーション・プロシージャは,インス トレーションの進捗状況を知らせる一連の情報メッセージ を表示します。この後の問い合わせはありません。インス トレーションがここまで正常に行われていれば,VMSINSTAL は新しく作成されたファイルまたは変更されたファイルを 適切なディレクトリに移動させ,必要に応じてヘルプ・フ ァイルやDCLテーブルを更新します。古いファイルをパージ するよう指定してあれば,ここでパージが行われます。こ の間に次のメッセージが表示されます。 %VMSINSTAL-I-MOVEFILES, files will now be moved to their target directories... 12.インストレーション検証プロシージャ(IVP)の実行 IVPを実行するよう指定してある場合,VMSINSTALはここで IVPを実行します。IVPが正常に終了すると,次のメッセー ジが表示されます。 The TeamRoute for VMS services IVP completed successfully Installation of JTMR V1.0 completed at hh:mm:ss.s VMSINSTALL procedure done at hh:mm:ss.s 13.インストレーションの終了 Installation of JTMR V1.0 completed at hh:mm VMSINSTAL procedure done at hh:mm インストレーションが終了したら,上記のようなメッセー ジが表示されます。 特権アカウントからログアウトします。 $ LOGOUT SYSTEM logged out at dd-mmm-yyyy hh:mm:ss.ss インストレーションの手順 3-7 インストレーションの手順 3.1インストレーション・プロシージャ VMSINSTALは,インストレーション中にプロセス・シンボ ル・テーブルのエントリを削除したり変更したりしていま す。したがって,システム管理者のアカウントを引き続き 使用する場合,これらのシンボルを復元するために,いっ たんこのアカウントからログアウトし再度ログインし直す 必要があります。 ___________________________________________________________ 3.2 インストレーション失敗の原因となるエラー インストレーションまたはIVPの実行中にエラーが発生すると, VMSINSTALはエラー・メッセージを表示します。 たとえば,インストレーションが異常終了した場合のエラー・メ ッセージは以下のとおりです。 %VMSINSTAL-E-INSFAIL, The installation of JTMR V1.0 has failed. IVPが異常終了した場合のエラー・メッセージは以下のとおりで す。 The JTMR V1.0 Installation Verification Procedure failed. %VMSINSTAL-E-IVPFAIL, The IVP for TeamRoute V1.0 has failed. 次に示す状況のうち1つでもあてはまるものがあれば,インスト レーション中にエラーが発生する可能性があります。 o オペレーティング・システムのバージョンが不適切であ る。 o 必要なソフトウェアのバージョンが不適切である。 o インストレーションに必要なクォータが不足している。 o インストレーションに必要なシステム・パラメータ値が不 足している。 o VMSヘルプ・ライブラリが現在使用中である。 o 製品のライセンスが正しく登録およびロードされていな い。 3-8 インストレーションの手順 インストレーションの手順 3.2インストレーション失敗の原因となるエラー エラー・メッセージについては,OpenVMSのシステム・メッセー ジ,回復手順,VMSソフトウェア・インストレーションに関する ドキュメントを参照してください。実際にエラーが表示された ら,メッセージに従って適切な処置を行ってください。また,イ ンストレーションの必要条件については第2章を参照してくださ い。 インストレーションの手順 3-9 4 ________________________________________________________________ インストレーション後の手続き TeamRouteをインストールした後は次の作業を行う必要がありま す。 o IVPの実行 o システムのスタートアップおよびシャットダウン・ファイ ルの編集 o システム・パラメータの変更 o VAXclusterでのプロシージャの実行 o 問題点の通知 ___________________________________________________________ 4.1 IVPの単独実行 IVPは通常,インストレーション中に実行します。インストール されたファイルの整合性を確認するために,インストレーション 後にIVPを単独で実行する場合は,次のコマンド・プロシージャ を実行します。 $ @SYS$TEST:TMR$IVP.COM ___________________________________________________________ 4.2 システム・ファイルの編集 システムをリブートしたときにTeamRouteのスタートアップやシ ャットダウンが自動的に行われるようにするには,システムのス タートアップおよびシャットダウン・ファイルを編集する必要が あります。 インストレーション後の手続き 4-1 インストレーション後の手続き 4.2システム・ファイルの編集 まず最初に,スタートアップ・ファイルSYS$MANAGER:SYSTARTUP_ V5.COMにTeamRouteを起動するコマンド行を追加します。このと き,TeamRouteはネットワークとMAILworksを起動した後に起動し なくてはならないことに注意してください。以下の例ではネット ワークのスタートアップ・コマンド・プロシージャとMAILworks のスタートアップ・コマンド・プロシージャの後に,TeamRoute のスタートアップ・コマンド・プロシージャが実行されていま す。 $ @SYS$MANAGER:STARTNET.COM $ @SYS$STARTUP:A1MAIL$STARTUP.COM $ @SYS$STARTUP:TMR$STARTUP.COM 次に,シャットダウン・ファイルSYS$MANAGER:SYSHUTDWN.COMに は次のコマンド行を追加します。 $ @SYS$MANAGER:TMR$SHUTDOWN.COM ___________________________________________________________ 4.3 システム・パラメータの変更 TeamRouteをインストールするために事前に,システム・パラメ ータの値を大きめに設定していました。インストレーション終了 後は,これらを小さく設定し直してシステム性能の効率化を図る ことができます。システム・パラメータの名前とその最小値につ いては,第2章の表 2-3を参照してください。 ___________________________________________________________ 4.4 VAXclusterに関する配慮 クラスタ上にTeamRouteをインストールした場合,クラスタの各 ノード上で次の作業を行ってください。 1. VMSインストール・ユーティリティを使用して,システム・ ファイル DCLTABLES.EXEをインストールし直します。 2. TeamRouteのスタートアップ・コマンド・プロシージャを実 行します。 $ @SYS$STARTUP:TMR$STARTUP.COM 4-2 インストレーション後の手続き インストレーション後の手続き 4.4 VAXclusterに関する配慮 3. X4MANを使用してMAILworksをいったん停止させ,起動し直 します。 $ X4MAN X4MAN.MAIL> MANAGE MAIL_SERVER X4MAN.MAIL> STOP/ALL/RESTART X4MAN.MAIL> EXIT X4MAN> EXIT 4. システムのスタートアップ・ファイルにおいて,MAILworks を起動しているコマンド行の後にTeamRouteを起動させる次 のコマンドを追加します。 $ @SYS$STARTUP:TMR$STARTUP.COM ___________________________________________________________ 4.5 問題点の通知 本ソフトウェアについては,日本DEC所定のソフトウェア保証基 準に定められた保証が提供されますので,その内容にしたがった 処置を行ってください。 なお,ご不明な点につきましては,日本DECの各支店/営業所にお 問い合わせください。 インストレーション後の手続き 4-3 5 ________________________________________________________________ システム管理 本章では,TMRMANを使用してTeamRouteのサービスを開始し,さ まざまなTeamRouteのコンポーネントを保守する方法について説 明します。また,アプリケーション開発者にTMR$APPLICATION識 別子を与える方法についても説明します。 TMRMANコマンドについての詳細は,ユーティリティを起動した 後にTMRMAN>プロンプトに対してHELPと入力することで得られま す。 TMRMAN> HELP TMRMANヘルプは,TeamRouteをサポートするファイルの移動など の情報も含んでいます。 ___________________________________________________________ 5.1 TMRMANユーティリティ TeamRouteをインストールした後は,TMRMANユーティリティを 使用してサービス管理を行います。このユーティリティには, 表 5-1に示すように5つのモードがあります。 表 5-1 TMR$CONTROLユーティリティのモード __________________________________________________________ モード________TeamRouteサービスの管理コンポーネント_______ NODE TeamRouteが起動しているクラスタ上のノード AGENT サービス・エージェント __________________________________________________________ (次ページに続く) システム管理 5-1 システム管理 5.1 TMRMANユーティリティ 表 5-1 (続き) TMR$CONTROLユーティリティのモード __________________________________________________________ モード________TeamRouteサービスの管理コンポーネント_______ USER 加入者 TEMPLATE TeamRouteテンプレート・ライブラリ APPLICATION___登録済みアプリケーション・ファイル__________ 次に,TMRMANを起動するのに必要な特権とその内容を示します。 TMPMBX 一時メールボックスを作成する。 NETMBX ネットワーク装置を作成する。 CMKRNL カーネル・モードに変更する。 SYSPRV システム保護を通してオブジェクトにアクセスする。 SYSLCK システム単位の資源をロックする。 ___________________________________________________________ 5.2 TeamRouteサービスの開始 TeamRouteサービスを開始するには,次の手順に従います。 1. TeamRouteを起動するクラスタ上のノードを追加します。 以下は,システム管理者がノードを追加する例を示してい ます。 ______________________________________________________ ユーザ入力____________動作____________________________ $ TMRMAN TMR$CONTROLユーティリティに入 る。 TMRMAN> MANAGE NODE NODEモードに入る。 5-2 システム管理 システム管理 5.2 TeamRouteサービスの開始 ______________________________________________________ ユーザ入力____________動作____________________________ TMRMAN.NODE> ADD TeamRouteサービスにwxyzという名 wxyz 前のノードを追加し,サービスを 開始する。[1] [1]クラスタ上で識別できるノード名を使用しなければなり_ ません。______________________________________________ システム管理 5-3 システム管理 5.2 TeamRouteサービスの開始 2. 選択されたノードにサービス・エージェントを割り当てま す。 以下は,システム管理者がサービス・エージェントを追加 する例を示しています。 ______________________________________________________ ユーザ入力____________動作____________________________ $ TMRMAN TMR$CONTROLユーティリティに入 る。 TMRMAN> MANAGE AGENT AGENTモードに入る。 TMRMAN.AGENT> ADD wxyzという名前のノードに,001と 001/NODE=wxyz 呼ばれるサービス・エージェント を追加する。[1] TMRMAN.AGENT> START 001という名前のサービス・エージ 001 ェントを開始する。サービス・エ ージェントは,明示的に開始しな ければならない。 [1]サービス・エージェント名は3文字以内の英数字で指定__ します。ただし,同じノード上の他のサービス・エージェ ントとは共有できません。______________________________ 3. TeamRouteサービスへのクライアントの加入を設定します。 以下は,システム管理者があるユーザのTeamRouteへの加入 を認める例を示しています。 ______________________________________________________ ユーザ入力____________動作____________________________ $ TMRMAN TMR$CONTROLユーティリティに入 る。 TMRMAN> MANAGE USER USERモードに入る。 TMRMAN.USER> ADD Pappasという名前のユーザの加入 Pappas を認める。[1]. [1]ユーザはMAILworksユーザでなければなりません。______ ______________________________________________________ 5-4 システム管理 システム管理 5.2 TeamRouteサービスの開始 サービス・ドメインに加入者を追加した場合,TeamRouteは 新しい加入者に基本テンプレートを自動的に送信すること を通知します。 大量のアカウントの追加 大量のアカウントを追加する場合は,個々に追加するので はなくリストを使用して1度に行うことができます。 以下は,システム管理者がサービス・エージェントを追加 し,クラスタ上のすべてのMAILworks加入者にTeamRouteア カウントを与える例を示しています。 ______________________________________________________ ユーザ入力例__________動作____________________________ $ TMRMAN TMR$CONTROLユーティリティに入 る。 TMRMAN> MANAGE USER USERモードに入る。 TMRMAN.USER> CREATE クラスタ上のすべてのMAILworksユ LIST ーザを含むUSERS.LISという名前の /SUBSCRIBER=A1MAIL ファイルを作成する。このリスト /OUTPUT=USERS.LIS は編集可能。 TMRMAN.USER> ADD TeamRouteは,リスト内のすべての /INPUT=USERS.LIS______ユーザを追加する。______________ モードを終了すると,TMRMANはそのときのセッションで行われた 定義を保存します。モードを取り消して終了すると,TMRMANは確 認プロンプトの後に行われた定義を削除します。 ___________________________________________________________ 5.3 サービス・エージェントの保守 本節ではノード,サービス・エージェント,加入者の動作を停止 または終了する方法について説明します。 以下は,サービス・エージェントが現在動作しているかどうかを システム管理者がシステムに問い合わせる例です。システム管理 者は,いったんサービス・エージェントの動作を停止させ,その 後再び起動し直します。 システム管理 5-5 システム管理 5.3サービス・エージェントの保守 __________________________________________________________ ユーザ入力例__________動作________________________________ $ TMRMAN TMR$CONTROLユーティリティに入る。 TMRMAN> MANAGE AGENT 001という名前のサービス・エージェン 001 トを指定して,AGENTモードに入る。 TMRMAN.AGENT> SHOW サービス・エージェント001について, ALL システムに問い合わせる。 TMRMAN.AGENT> STOP サービス・エージェント001を停させ 001 る。 TMRMAN.AGENT> START サービス・エージェント001を起動させ 001___________________る。________________________________ 以下は,上記の入力例のSHOW ALLコマンドからの出力を表示する 例です。 表示対象: 001 Sun Feb 14 22:17:19 1993 日本語 TeamRoute バージョン: V1.0-000 -------------------------------------------------------------------------------- 変更日時: Fri Feb 5 14:48:43 1993 Inboxのメール数: なし Txn ログファイル: SYS$SYSDEVICE:[TMR$SERVICE.LOGS]TMR$SA_MANANA_001_TR.LOG トレースのログ: 有効 ノード: MANANA エラー・ログファイル: SYS$SYSDEVICE:[TMR$SERVICE.LOGS]TMR$SA_MANANA_001_ER.LOG エラーの回数: なし カウンタの指定: False セッションID: 000035AA 起動日時: Fri Feb 5 14:48:41 1993 起動ログファイル: SYS$SYSDEVICE:[TMR$SERVICE.LOGS]TMR$SA_MANANA_001_ST.LOG 個人メールの数: なし 作成日時: Sun Dec 27 18:35:49 1992 作成者: SYSTEM 再送信回数: なし 自動再起動した回数: なし 自動再起動する最大回数: 25 終了コード: 57379499 5-6 システム管理 システム管理 5.3サービス・エージェントの保守 状態: 有効 この例に示されている属性については,オンライン・ヘルプを参 照してください。 ___________________________________________________________ 5.4 テンプレート・ライブラリの保守 ユーザはローカル・ディレクトリで作成したテンプレートをテン プレート・ライブラリに追加し,それらをTeamRoute加入者に送 信することができます。テンプレートの作成方法については, 『TeamRoute Programming Guide』を参照してください。 以下は,システム管理者がライブラリに新しいテンプレートを追 加し,それをTeamRoute加入者に送信する例を示しています。 ________________________________________________________________ ユーザ入力例______________________動作__________________________ $ TMRMAN TMR$CONTROLユーティリティに入 る。 TMRMAN> MANAGE TEMPLATE TEMPLATEモードに入る。 TMRMAN.TEMPLATE> ADD disk:[dir]temp1.trtレートtemp1.trtを,temp1 temp1 という名前の省略時のテンプレー ト・ライブラリ言語領域に追加す る。 TMRMAN.TEMPLATE> SEND temp1 TeamRoute加入者Pappasにtemp1を Pappas____________________________送信する。____________________ ___________________________________________________________ 5.5 登録済みアプリケーション・ファイルの保守 登録済みアプリケーション・ファイルに,ユーザの作成したアプ リケーションを追加できます。アプリケーションの作成方法に ついては,『TeamRoute Programming Guide』を参照してくださ い。 システム管理 5-7 システム管理 5.5登録済みアプリケーション・ファイルの保守 以下は,システム管理者が登録済みアプリケーション・ファイル に新しいアプリケーションを追加する例を示しています。 __________________________________________________________ ユーザ入力例__________動作________________________________ $ TMRMAN TMR$CONTROLユーティリティに入る。 TMRMAN> MANAGE APPLICATIONモードに入る。 APPLICATION TMRMAN.APPL> MODIFY 登録済みアプリケーション・ファイルを 編集するために,省略時のMAILworksエ ______________________ディタが起動される。________________ 省略時のエディタを起動すると,ファイルの先頭のコメント行に 新しいアプリケーションの追加方法が説明されています。ファイ ルの編集を終了すると,ファイルの内容が確認されます。 ___________________________________________________________ 5.6 TMR$APPLICATION識別子の付与 TeamRouteでは,TMR$APPLICATION識別子が使用できます。これ は,OpenVMSシステム上のアプリケーション開発者に与えられる 識別子です。この識別子を使用すれば,アプリケーション開発者 はTeamRouteに対してアプリケーションを定義できます。また, システム管理者の特権がなくても,TMRMANユーティリティを使用 して加入者にテンプレートを送信することもできます。 TMR$APPLICATION識別子を与えるには,次のコマンドを入力しま す。 $ RUN SYS$SYSTEM:AUTHORIZE UAF> GRANT/IDENTIFIER TMR$APPLICATION developer UAF> EXIT "developer"には,識別子を使用するアプリケーション開発者の 名前を指定します。 5-8 システム管理 A ________________________________________________________________ インストレーション例 この付録では,今回初めてTeamRouteをインストールするシステ ムでの実行例を示します。システム上にすでに他のレイヤード・ プロダクトをインストールしてある場合は,ここに示すメッセー ジや質問以外のものが表示されることがあります。 ここでは,システムにログインしているユーザがいないと仮定し ます。インストレーションの終わりにIVPが実行されます。 $ @SYS$UPDATE:VMSINSTAL JTMR010 MTA0: OPTIONS N VAX/VMS Software Product Installation Procedure V5.5-2 It is 22-APR-1993 at 16:42. Enter a question mark (?) at any time for help. %VMSINSTAL-W-ACTIVE, The following processes are still active: MRLOGGER MR$T_N_1 A1MAIL$PRINT MUAS$SERVER_000 A1MAIL$CONNECT MRLISTEN_8211 * Do you want to continue anyway [NO]? YES * Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]? YES The following products will be processed: JTMR V1.0 Beginning installation of JTMR V1.0 at 16:42 %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set A ... Release notes included with this kit are always copied to SYS$HELP. Additional Release Notes Options: インストレーション例 A-1 インストレーション例 1. Display release notes 2. Print release notes 3. Both 1 and 2 4. None of the above * Select option [2]: 4 * Do you want to continue the installation [NO]? YES %VMSINSTAL-I-RELMOVED, Product's release notes have been moved to SYS$HELP. * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * JTMR V1.0 Kit Installation Procedure Copyright 1992,1993, Digital Equipment Corporation REQUIREMENTS: 1) VAX/VMS/Japanese V5.4-3 or later 2) MAILworks/Japanese V1.1-C or later 3) LMF V1.1 is required if Personal Use licensing is to be used 4) A TeamRoute/Japanese license must be loaded before attempting the installation 5) The account from which you are performing the installation must be a registered ALL-IN-1 MAIL subscriber 6) An MAILworks Server must be currently running on your system 7) Any TeamRoute Service Agents currently running from a previous installation will be shutdown by this installation 8) A Rights Database (SYS$SYSTEM:RIGHTSLIST.DAT) must exist * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * Do you wish to continue with the installation [NO]? YES Product: TMRVMS-UI-JAPANESE Producer: DEC Version: 1.0 Release Date: 10-JUN-1993 * Does this product have an authorization key registered and loaded? YES A-2 インストレーション例 インストレーション例 This kit contains an Installation Verification Procedure (IVP) to verify the correct installation of TeamRoute. It can be run prior to the conclusion of this procedure by answering "YES" to the IVP prompt or invoked after the installation as follows: @SYS$TEST:TMR$IVP * Do you want to run the IVP after the installation [YES]? YES * Do you want to purge files replaced by this installation [YES]? YES %JTMR-I-NEWINSTALL, This is a new installation of JTMR V1.0 * Enter the device name for the TeamRoute Library: DISK$USER1 To ensure that the TeamRoute Service Agent runs with the proper quotas, this installation procedure will create an account for the TeamRoute Service Agent. This account, TMR$SERVICE, has no special privileges. The TeamRoute Service Agent's directory should be placed on a device that does NOT have disk quotas enabled. However, if this is not possible, then the installation procedure will assign a disk quota of 100000 blocks to the Service Agent. Note that if the Service Agent runs out of disk quota, it will not be able to receive and process routing package updates, and the routing of all packages initiated from this node/cluster will be stalled. You must specify a unique UIC for this account in order to ensure proper security of your TeamRoute Service Agent. This installation procedure generates a password for this account that is difficult to guess. Because there is no need to login to the TeamRoute Service Agent account, this password is not made known to the installer. インストレーション例 A-3 インストレーション例 * Enter UIC for TMR$SERVICE account (include brackets): [201,43] %VMSINSTAL-I-ACCOUNT, This installation creates an ACCOUNT named TMR$SERVICE. %UAF-I-ADDMSG, user record successfully added %UAF-I-RDBADDMSGU, identifier TMR$SERVICE value: [000201,000043] added to rights data base * Enter the default device for the TMR$SERVICE account: DISK$USER1 %JTMR-I-CHKDSKQUO, Checking if disk quotas enabled on device DISK$USER1:... %JTMR-I-NODSKQUO, Disk quotas not enabled - installation is continuing... %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory DISK$USER1:[TMR$SERVICE]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory DISK$USER1:[TMR$SERVICE.LOGS]. %VMSINSTAL-I-ACCOUNT, This installation updates an ACCOUNT named TMR$SERVICE. %UAF-I-MDFYMSG, user record(s) updated %VMSINSTAL-I-ACCOUNT, This installation updates an ACCOUNT named TMR$SERVICE. %UAF-I-MDFYMSG, user record(s) updated %VMSINSTAL-I-ACCOUNT, This installation updates an ACCOUNT named TMR$SERVICE. %UAF-I-MDFYMSG, user record(s) updated %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set B ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set C ... * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * This is the end of the questions that are asked by this installation. The rest of the installation will take about 20 to 30 minutes. Upon completion of this installation, please follow the instructions given during the Post Installation phase. * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * A-4 インストレーション例 インストレーション例 %JTMR-I-INSTALL_TMRSA, Installing the TeamRoute Service Agent... %JTMR-I-MOVEFILES, Moving files into DISK$USER1:[TMR$SERVICE]... %JTMR-I-A1MAILREG, Registering the TeamRoute Service Agent account with ALL-IN-1 MAIL... %JTMR-I-INSTALL_TMRMAN, Installing TMRMAN: TeamRoute System Management... %JTMR-I-INSTALL_TMREXT, Installing TeamRoute extensions to the ALL-IN-1 MAIL Server... %JTMR-I-CRETMRLIB, Creating TeamRoute Library directories... %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory DISK$USER1:[TMR$LIBRARY]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory DISK$USER1:[TMR$LIBRARY.SCRATCH]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory DISK$USER1:[TMR$LIBRARY.TEMPLATES]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory DISK$USER1:[TMR$LIBRARY.ENGLISH]. %VMSINSTAL-I-ACCOUNT, This installation adds an identifier named TMR$APPLICATIONS. %UAF-I-RDBADDMSG, identifier TMR$APPLICATIONS value: %X80010003 added to rights data base %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory DISK$USER1:[TMR$LIBRARY.APPLICATIONS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory DISK$USER1:[TMR$LIBRARY.GERMAN]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory DISK$USER1:[TMR$LIBRARY.SPANISH]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory DISK$USER1:[TMR$LIBRARY.FRENCH]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory DISK$USER1:[TMR$LIBRARY.ITALIAN]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory DISK$USER1:[TMR$LIBRARY.JAPANESE]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory DISK$USER1:[TMR$LIBRARY.DUTCH]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory DISK$USER1:[TMR$LIBRARY.SWEDISH]. %JTMR-I-EDITSTARTUP, Editing the TeamRoute Startup command file... %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[SYSTEST.TMR]. %JTMR-I-INSTALL_TMRVTCLT, Installing the TeamRoute for Video Terminals Client... %VMSINSTAL-I-MOVEFILES, Files will now be moved to their target directories... %JTMR-I-POSTINST, Performing post installation tasks... %JTMR-I-RESTARTMAILSRVS, Stopping and restarting all ALL-IN-1 MAIL Servers on this node... %JTMR-I-TMRSTART, Executing TeamRoute startup procedure... Starting TeamRoute... %JTMR-I-SACONFIG, Configuring a TeamRoute Service Agent (SA1) for this node... %JTMR-I-TMPLCONFIG, Adding eight templates to the TeamRoute Library... * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * Upon completion of this installation, please do the following: - If this installation is being done on a cluster, you MUST do the following on each node in the cluster: 1. Use the VMS Install Utility to reinstall the System DCLTABLES.EXE file. 2. Execute the TeamRoute startup command procedure: @SYS$STARTUP:TMR$STARTUP.COM 3. Stop and Restart the ALL-IN-1 MAIL Server (via X4MAN): インストレーション例 A-5 インストレーション例 $ X4MAN X4MAN.MAIL> MANAGE MAIL_SERVER X4MAN.MAIL> STOP/ALL/RESTART X4MAN.MAIL> EXIT X4MAN> EXIT - Edit the system startup file to include the command to start up TeamRoute. Note that the TeamRoute start up command must be executed AFTER the command to start up ALL-IN-1 MAIL. The TeamRoute start up command is: @SYS$STARTUP:TMR$STARTUP.COM - Edit the system shutdown file to include the command to shutdown TeamRoute. The TeamRoute shutdown command is: @SYS$MANAGER:TMR$SHUTDOWN.COM - Add the names of users to the TeamRoute subscriber list and then provide these users with TeamRoute templates. Refer to the "TeamRoute for VMS Installation and System Management Guide" for details. * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * Starting TeamRoute... Starting the Installation Verification Procedure for TeamRoute for VMS V1.0 Starting the IVP for TeamRoute for VMS Services To run the TeamRoute for VMS Services IVP, an ALL-IN-1 MAIL Server must be running on this node. Checking for ALL-IN-1 MAIL Server... Starting a special IVP Service Agent... IVP Service Agent has started Submitting a test message to the TeamRoute Service Agent... Checking for Service Agent acknowlegement... Checking for Service Agent acknowlegement... IVP cleanup in progress... Stopping the special IVP Service Agent... IVP Service Agent is stopping The TeamRoute for VMS Services IVP completed successfully Starting the IVP for TeamRoute for VMS VT Client A-6 インストレーション例 インストレーション例 To run the TeamRoute for VMS VT Client IVP: o) An ALL-IN-1 MAIL Server must be running on this node. o) A TeamRoute Service Agent must be running on this node. o) A valid TeamRoute license must be loaded. Note: if you are using a Personal Use license then an entry must exist in the RESERVE_LIST for user SYSTEM. Checking for ALL-IN-1 MAIL Server... Checking for TeamRoute Service Agent... Checking for TeamRoute license... Loading TeamRoute Template... Checking for message delivery... 新しい ALL-IN-1 MAIL メ ッセージが NODE01 に SYSTEM (SYSTEM@AM@NODE01)から届きました。 (22-APR-1993 16:48:39.28) Creating routing package and sending to SYSTEM... Checking for message delivery... 新しい ALL-IN-1 MAIL メッセージが NODE01 に TeamRoute サービ ス (TMR$SERVICE@AM@NODE01) から届きま した。(22-APR-1993 16:49:15.47) Routing package successfully delivered. The TeamRoute for VMS VT Client IVP completed successfully. The TeamRoute for VMS Installation Verification Procedure completed successfully Installation of JTMR V1.0 completed at 16:49 VMSINSTAL procedure done at 16:49 インストレーション例 A-7 B ________________________________________________________________ インストールされるファイルと論理名 TeamRouteをインストールすると,システム上でいくつかの論理 名が定義され,ファイルが新しく作成されたり変更されたりしま す。 実際にシステムの論理名テーブルに組み込まれる論理名は以下の とおりです。 TMR$APPLICATIONS TMR$LIBRARY TMR$SA_DIRECTORY TMR$SA_LOGS TMR$SA_NAME TMR$SCRATCH TMR$TEMPLATES これらはスタートアップ・ファイルに格納されており,システム をリブートしたり,TeamRouteを起動したときに論理名テーブル に自動的に組み込まれます。 TeamRouteをインストールしたときに,システム上で新しく作成 されたり変更されたファイルの名前と格納場所については表 B-1 に示します。 インストールされるファイルと論理名 B-1 インストールされるファイルと論理名 表 B-1 ファイル名と格納場所 ________________________________________________________________ ファイル名______________________格納場所________________________ TMR$SERVICE_AGENTS.EXE [SYSEXE]: (SYS$SYSTEM) TMR$CONTROL.EXE [SYSEXE]: (SYS$SYSTEM) TMR$RTL_SHR.EXE [SYSLIB]: (SYS$LIBRARY) TMR$RTLMSG_SHR.EXE [SYSMSG]: (SYS$MESSAGE) TMRRTL.H [SYSLIB]: (SYS$LIBRARY) TMR$ADM_SHR.EXE [SYSLIB]: (SYS$LIBRARY) TMR$CCT_SHR.EXE [SYSLIB]: (SYS$LIBRARY) TMR$MSG_SHR.EXE [SYSMSG]: (SYS$MESSAGE) TMR$CCT_HELP.HLB [SYSHLP]: (SYS$HELP) TMR$CONTROL_HELP.HLB [SYSHLP]: (SYS$HELP) TMR$IVP.COM [SYSTEST]: (SYS$TEST) TMR$STARTUP.COM [SYS$STARTUP]: (SYS$STARTUP) TMR$SHUTDOWN.COM [SYSMGR]: (SYS$MANAGER) LOGIN.COM [TMR$SERVICE] TMR$SA.COM [TMR$SERVICE] TMR$SA_STARTUP.COM [TMR$SERVICE] TMR$CONTROL_START_AGENTS.COM [TMR$SERVICE] TMR$NODE_FILE.DAT [TMR$LIBRARY]: ________________________________________________________________ (次ページに続く) B-2 インストールされるファイルと論理名 インストールされるファイルと論理名 表 B-1 (続き) ファイル名と格納場所 ________________________________________________________________ ファイル名______________________格納場所________________________ TMR$SUBSCRIBER_FILE.DAT [TMR$LIBRARY]: TMR$APPLICATION_FILE.DAT [TMR$LIBRARY]: TMR$TEMPLATE_ACCREQ.TRT [TMR$LIBRARY.TEMPLATES]: TMR$TEMPLATE_ACTION.TRT [TMR$LIBRARY.TEMPLATES]: TMR$TEMPLATE_ANSWER.TRT [TMR$LIBRARY.TEMPLATES]: TMR$TEMPLATE_DOCREV.TRT [TMR$LIBRARY.TEMPLATES]: TMR$TEMPLATE_MEETING.TRT [TMR$LIBRARY.TEMPLATES]: TMR$TEMPLATE_READBACK.TRT [TMR$LIBRARY.TEMPLATES]: TMR$TEMPLATE_TELEPHONE.TRT [TMR$LIBRARY.TEMPLATES]: TMR$TEMPLATE_TRAVELREQ.TRT [TMR$LIBRARY.TEMPLATES]: TMR$RTL_DUMP.EXE [TMR$LIBRARY]: TMR$IVP.MSG [SYSTEST.TMR]: TMR$IVP_TEMPLATE.001 [SYSTEST.TMR]: TMR$SHOW_HEADER.TXT [TMR$LIBRARY.ENGLISH]: TMR$TCU.EXE [TMR$LIBRARY]: TMR$TCU_HELP.HLB [SYSHLP]:(SYS$HELP) TMR$CCT_KEYDEF.INI [TMR$LIBRARY]: ________________________________________________________________ (次ページに続く) インストールされるファイルと論理名 B-3 インストールされるファイルと論理名 表 B-1 (続き) ファイル名と格納場所 ________________________________________________________________ ファイル名______________________格納場所________________________ JTMR010.RELEASE_NOTES [SYSHLP]:(SYS$HELP) TMR$CONTROL_STOP_AGENTS.COM [TMR$SERVICE] TMR$MGMT_SHR.EXE [SYSLIB]:(SYS$LIBRARY) TMR$SA_COMPRESS.COM [TMR$SERVICE] TMR$TEAMFORM.COM [TMR$LIBRARY.APPLICATIONS] TMR$TEAMFORM.EXE [TMR$LIBRARY.APPLICATIONS] TMR$TEMPLATE_ACTION_V10.0 [TMR$LIBRARY.TEMPLATES] TMR$TEMPLATE_ANSWER_V10.0 [TMR$LIBRARY.TEMPLATES] TMR$TEMPLATE_DOCREV_V10.0 [TMR$LIBRARY.TEMPLATES] TMR$VMSSV_IVP.COM [SYSTEST.TMR] TMR$VMSVT_IVP.COM [SYSTEST.TMR] TMR$VMSVT_IVP.TRT_______________[SYSTEST.TMR]___________________ B-4 インストールされるファイルと論理名 C ________________________________________________________________ サービス・エージェントの診断 この付録では,サービス・エージェントが出す以下の診断メッセ ージについて説明します。 o 情報メッセージ o 警告メッセージ o エラー・メッセージ o 重大なエラー・メッセージ ___________________________________________________________ C.1 情報メッセージ 情報メッセージは,サービス・エージェントの通常の処理におい て表示されます。メッセージに対する処置は必要ありません。 メッセージはすべて%TMRSA-I-で始まります。 サービス・エージェントに関するトレース・ログを許可している 場合,メッセージはそのエラー・ログ・ファイルにだけ表示され ます。トレース・ログを禁止してから許可するには,次のコマン ドをこの順番に実行してください。 $ TMRMAN TMRMAN> MANAGE AGENT xxx TMRMAN.AGENT> MODIFY TRACE DISABLED TMRMAN.AGENT> WRITE TMRMAN.AGENT> MODIFY TRACE ENABLED TMRMAN.AGENT> WRITE TMRMAN.AGENT> SHOW TRACE TMRMAN.AGENT> EXIT TMRMAN> EXIT サービス・エージェントの診断 C-1 サービス・エージェントの診断 C.1情報メッセージ この例のxxxはエージェント名です。MODIFY TRACE DISABLEDコマ ンドはトレース・ログを禁止します。MODIFY TRACE ENABLEDコマ ンドはトレース・ログを許可します。SHOW TRACEコマンドは現在 の設定を示します。 S_A1MS_CONNECT, "ノード'nodename'上のMAILworksサーバに接続され ました。" 説明: サービス・エージェントが接続しているMAILworksサーバを 示します。 S_BPADDED, "本文がメールに付加されました-ファイル・タイプ: 'text',ユーザ書式: 'text'" 説明: サービス・エージェントが加入者のファイル・キャビネッ ト・エントリに本文レコードを付加しました。本体レコードは更 新プロセスの一部として追加されることがあります。 S_BYPASSNOTCURR, "現在のステップに対する飛越しではありません- 要求は無視されました。" 説明: サービス・エージェントは,マスタの回覧で受信者を飛び 越すように要求されました。しかし,対象となる受信者は現在の 受信者ではありません。 S_CCSENT, "閲覧用コピーが受信者xxxに送信されました。" 説明: サービス・エージェントは,指定された受信者に閲覧用コ ピーを送信しました。 S_CURRSTEP, "回覧ステップID 'number'が現在のステップになりまし た。" 説明: TeamRouteパッケージの回覧の次のステップが現在のステッ プになります。現在のステップの受信者(1人または複数)に承認用 コピーが送られます。 S_FILCOP, "ファイル'source_filespec'を'target_filespec'にコピ ーしました。" 説明: サービス・エージェントが自身のファイル・キャビネット または加入者のファイル・キャビネットのどちらかにファイルを コピーしました。 S_IPIGNORED, "個人メールは現在無視されています。" 説明: サービス・エージェントのファイル・キャビネットで個人 メールが見つかりました。このようなメールは無視されます。 C-2 サービス・エージェントの診断 サービス・エージェントの診断 C.1情報メッセージ S_MGMT_ACKNOW, "システム管理の確認テストを行っています。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,VERIFYコマンドがAGENT モードで実行されました。サービス・エージェントはコマンドを 確認しました。 S_MGMT_AGESTA, "エージェントの状態が'text'に設定されました。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,MODIFY STATEコマンド がAGENTモードで実行されました。サービス・エージェントは,そ の内部状態をコマンドで指定された値に変更しました。 S_MGMT_CLOSELOG, "トランザクションのログ・ファイルがクローズさ れていません。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,CLOSEコマンドがAGENT モードで実行されました。サービス・エージェントは,現在のト ランザクション・ログ・ファイルをクローズし,新しいトランザ クション・ログ・ファイルをオープンしました。 S_MGMT_CLRCTRS, "内部カウンタがクリアされました。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,CLEARコマンドがAGENT モードで実行されました。サービス・エージェントは,その内部 カウンタをクリアしました。 S_MGMT_DUMPCTRS, "内部カウンタがダンプされました。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,DUMPコマンドがAGENT モードで実行されました。サービス・エージェントは,その内部 カウンタをダンプしました。この後,同じエージェントに対して TMRMANでSHOW ALLコマンドを実行すると,これらのカウンタの現 在値が表示されます。 S_MGMT_MAX_AUTOREST, "自動再起動の最大回数が'number'に設定され ました。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,MODIFY MAX_AUTORESTARTS コマンドがAGENTモードで実行されました。サービス・エージェン トは,自動再起動の最大回数をコマンドで指定された値に変更し ました。 S_MGMT_MAX_RETRIES, "再送信の最大回数が'number'に設定されまし た。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,MODIFY MAX_RETRIES コマンドがNODEモードで実行されました。サービス・エージェン トは,再送信の最大回数をコマンドで指定された値に変更しまし た。 サービス・エージェントの診断 C-3 サービス・エージェントの診断 C.1情報メッセージ S_MGMT_NODSTA, "ノードの状態が'text'に設定されました。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,MODIFY STATEコマンド がNODEモードで実行されました。サービス・エージェントは,内 部状態をコマンドで指定された値に変更しました。 S_MGMT_PURGAGE, "パージするまでの期間が'delta_time'に設定され ました。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,MODIFY PURGE_AGEコ マンドがNODEモードで実行されました。サービス・エージェント は,wastebasketファイル・キャビネットから削除されたメッセー ジをパージするまでの期間を変更しました。 S_MGMT_PURGINT, "パージを行う間隔が'delta_time'に設定されまし た。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,MODIFY PURGE_INTERVAL コマンドがNODEモードで実行されました。サービス・エージェン トは,ファイル・キャビネットから削除されたメッセージをパー ジする間隔をコマンドで指定された値に変更しました。 S_MGMT_RETRYINT, "再送信を行う間隔が'delta_time'に設定されまし た。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,MODIFY RETRY_INTERVAL コマンドがNODEモードで実行されました。サービス・エージェン トは,再送信の間隔をコマンドで指定された値に変更しました。 S_MGMT_ROLLOVER, "1つのログ・ファイルの最大サイズを'number'に 設定しました。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,MODIFY ROLLOVERコマン ドがNODEモードで実行されました。サービス・エージェントは, トランザクション・ログ・ファイルを自動的にクローズするのに 使用する値を指定された値に変更しました。 S_MGMT_SHUTDOWN, "シャットダウン要求を受け取りました。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,STOPコマンドがAGENTモ ードで実行されました。サービス・エージェントはコマンドを受 信しました。 S_MGMT_TRACELOG, "トレースのログが'text'に設定されました。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,MODIFY TRACEコマンド がAGENTモードで実行されました。サービス・エージェントは,そ の内部トレースの設定を指定された値に変更しました。 C-4 サービス・エージェントの診断 サービス・エージェントの診断 C.1情報メッセージ S_MSGDELETED, "メールはフォルダ'folder_name'から削除されまし た。" 説明: サービス・エージェントは,そのフォルダの1つから要求メ ールを削除しました。 S_MSGDEQUEUED, "メール'subject'がキュー'sender'から削除されま した- IPMID: 'interpersonal message identifier'" 説明: サービス・エージェントは,そのinboxキューからメール・ エントリを取り除きました。メールの表題,送信者,および個人 メール識別子が含まれます。 S_MSGMOVED, "メールはフォルダ'folder_name'に移されました。" 説明: サービス・エージェントは,メールを別のフォルダに移動 またはファイルし直しました。 S_MSGPURGE, "削除の印が設定されたメールをパージしています。" 説明: サービス・エージェントは,そのファイル・キャビネット 内で削除の印が設定されたメッセージをパージしています。サー ビス・エージェントは,PURGE_MESSAGE_INTERVALシステム管理パ ラメータに基づいて削除されたメッセージをパージします。 S_NEXTRECIP, "次の受信者は'name',アドレスは<'mail_address'>で す。" 説明: サービス・エージェントは,承認用コピーを回覧リスト上 の次の受信者に送信しようとしています。次の受信者の名前とア ドレスがマスタに示されたとおりに表示されます。 S_NONDELREP, "非配信レポートを受信しました。" 説明: サービス・エージェントは,メッセージング・システムか ら非配信レポートを受信しました。 S_OPENEDRP, "オープンされたパッケージ'filespec'" 説明: サービス・エージェントがTeamRouteドキュメント・ファイ ルをオープンしました。 S_PROCBEGROUT, "「回覧開始」要求を処理しています..." 説明: サービス・エージェントがマスタ・コピー・パッケージの 回覧を開始しました。 S_PROCBYPASS, "「飛越し」要求を処理しています..." 説明: サービス・エージェントがマスタ・コピー・パッケージの 飛越し要求の処理を開始しました。 サービス・エージェントの診断 C-5 サービス・エージェントの診断 C.1情報メッセージ S_PROCRCOPY, "「回覧コピー」メールを処理しています..." 説明: サービス・エージェントがマスタ・コピー・パッケージの 回覧リストに含まれていました。 S_PROCTRACK, "「追跡」要求を処理しています..." 説明: サービス・エージェントがマスタ・コピー・パッケージに 関する追跡要求の処理を開始しました。 S_PROCUPDATE, "「更新」要求を実行しています..." 説明: サービス・エージェントがマスタ・コピー・パッケージに 対する更新の適用を開始しました。 S_RCSENT, "回覧のコピーが受信者xxxに送信されました。" 説明: サービス・エージェントは,指定された受信者にサービス 通知を送信しました。 S_RECIPSKIP, "受信者'name'は飛び越されます。理由'text'" 説明: 通常は次に回覧されるべき受信者が飛び越されることを示 します。これは,受信者のエントリに削除の印が設定されている ことをサービス・エージェントが検出したか,受信者のエントリ が回覧で飛び越されているからです。回覧は,次の適切なステッ プから継続されます。 S_REPOST, "後ほどこのメールの再送信を行うことになります。" 説明: サービス・エージェントが範囲外のメールをMAILworksサー バへ送れませんでした。サービス・エージェントは,このメッセ ージを後で再送信します。 S_RESET_ROUT, "回覧はステップID 'number'に変更されました。" 説明: サービス・エージェントがマスタ・コピー・パッケージを 更新した結果,通常の順序の回覧フローが変更されました。回覧 パッケージは少し前のステップに戻され,その点から継続されま す。 S_RESTARTING, Job TMR$SA_STARTUP (queue 'queue_name', entry 'entry_number') started on 'queue_name' 説明: サービス・エージェントが,自動再起動したときにエラ ー・ログ・ファイルに書き込みを行いました。表示されるメッセ ージは,新しいサービス・エージェントをバッチ・キューに登録 したときのステータスを表します。 C-6 サービス・エージェントの診断 サービス・エージェントの診断 C.1情報メッセージ S_SHUTDOWN, "サービス・エージェントがシャットダウンしました。" 説明: サービス・エージェントがシャットダウンして,エラー・ ログが書き込まれました。 S_STARTUP, "サービス・エージェント'agent_id'がノード'nodename' で起動されました。" 説明: サービス・エージェントが起動されました。 S_STATE_CHANGE, "マスタ'filespec'の状態は'text'に変更されまし た。" 説明: サービス・エージェントがマスタ・コピー・パッケージの 状態を変更しました。マスタ・コピー・パッケージは,有効期間 中に状態がさまざまに変化することがあります。 S_STOPPING, "サービス・エージェントが停止しています..." 説明: サービス・エージェントが停止しています。 S_SUBADD, "ユーザ'username'の加入者エントリを追加しました。" 説明: サービス・エージェントは,TeamRoute加入者データベース にエントリされていないユーザあてにパッケージを回覧するよう に要求されました。加入者エントリの追加が成功しました。 S_TRANSRETRY, "現在のトランザクションは後で再実行されます。" 説明: 現在のトランザクションが処理できず,後で再実行されま す。 S_TRANSCOMP, "現在のトランザクションは終了しました。" 説明: サービス・エージェントは,現在のトランザクションの処 理を終了しました。 S_TRSENT, "追跡レポートが受信者xxxに送られました。" 説明: サービス・エージェントは,追跡レポートを指定された受 信者に送信しました。 ___________________________________________________________ C.2 警告メッセージ 警告メッセージは通常,サービス・エージェントによる現在のパ ッケージの処理を妨げるものではありません。メッセージに対す る処置は必要ありません。 サービス・エージェントの診断 C-7 サービス・エージェントの診断 C.2警告メッセージ このメッセージはすべて%TMRSA-W-で始まります。 S_NOTBYPASSED, "受信者には飛越しの印は設定されませんでした。" 説明: サービス・エージェントは,回覧リスト上の指定された受 信者を飛び越す要求を受信しました。しかし,この受信者にはマ スタ内で飛越しの印は設定されていません。 S_MSTINVSIG, "マスタへのサインのうちいくつかは無効です。" 説明: マスタの更新と回覧コピーまたは追跡レポートの作成を行 った結果,すでに無効となったサインを見つけました。 ___________________________________________________________ C.3 エラー・メッセージ エラー・メッセージは,サービス・エージェントによる現在のパ ッケージまたは回覧要求の処理を妨げる可能性があります。 メッセージはすべて%TMRSA-E-で始まります。 S_ACTRPERR, "パッケージ'filespec'の回覧の開始に失敗しました。" 説明: サービス・エージェントが,このパッケージの回覧を開 始しようとしてパッケージを起動したときにエラーを起こしまし た。この後にTMRRTLのメッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_ERRADDATT, "添付文書を付加する際にエラーが発生しました。" 説明: サービス・エージェントがTeamRouteドキュメント・ファ イルに文書を添付する際に問題が発生しました。この後にサービ ス・エージェント(TMRSA)またはTeamRouteシステムのメッセージ が表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_ERRCLOSERP, "パッケージ'filespec'のクローズに失敗しました。" 説明: サービス・エージェントがTeamRouteドキュメント・ファイ ルをクローズする際に問題が発生しました。この後にTMRRTLのメ ッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 C-8 サービス・エージェントの診断 サービス・エージェントの診断 C.3エラー・メッセージ S_ERRDELMSG, "メールを削除する際にエラーが発生しました。" 説明: サービス・エージェントがファイル・キャビネットから TeamRouteメールを削除する際に問題が発生しました。この後にサ ービス・エージェント(TMRSA)またはTeamRouteシステムのメッセ ージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_ERRLOCMST, "パッケージ'filespec'のマスタの探索に失敗しまし た。" 説明: サービス・エージェントがTeamRouteマスタ・コピー・パッ ケージを探索する際に問題が発生しました。この後にサービス・ エージェント(TMRSA)またはTeamRouteシステムのメッセージが表 示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_ERRMOVMSG, "メールを移動する際にエラーが発生しました。" 説明: サービス・エージェントがあるフォルダから別のフォルダ にTeamRouteメールを移動する際に問題が発生しました。この後に サービス・エージェント(TMRSA)またはTeamRouteシステムのメッ セージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_ERROPEDRA, "ファイル・キャビネットのドロア'filespec'のオープ ンに失敗しました。" 説明: サービス・エージェントが,MAILworksのファイル・キャビ ネット・ドロアをオープンする際にエラーを起こしました。この 後にサービス・エージェント(TMRSA)またはTeamRouteシステムの メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_ERROPENRP, "パッケージ'filespec'のオープンに失敗しました。" 説明: サービス・エージェントが,パッケージをオープンする際 にエラーを起こしました。この後にTMRRTLあるいはRMSのエラー・ メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 サービス・エージェントの診断 C-9 サービス・エージェントの診断 C.3エラー・メッセージ S_FILCOPERR, "ファイル'source_filespec'の'target_filespec'への コピーに失敗しました。" 説明: サービス・エージェントが,データ・ファイルをコピーす る際にエラーを起こしました。この後にRMSのエラー・メッセージ が表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_FILPURGERR, "ファイル'filespec'のパージに失敗しました。" 説明: サービス・エージェントが,データ・ファイルをパージす る際にエラーを起こしました。この後にRMSのエラー・メッセージ が表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_INVBYPREQ, "無効な飛越し要求です。" 説明: サービス・エージェントは,マスタ・コピー・パッケージ の回覧リスト上にある現在の受信者を飛び越すように要求されま した。しかし,そのデータが無効か,あるいはサービス・エージ ェントが対応するマスタを探索できませんでした。 ユーザの処置: 飛越し要求が処理される前にユーザがマスタを削 除したために操作が失敗した場合,処置は特に必要ありません。 そうでない場合は,ソフトウェア・パフォーマンス・レポート (SPR)を提出してください。 S_INVMSG, "inboxのメールは無効です。" 説明: サービス・エージェントはその受信済フォルダ・キューか ら無効なメッセージを取り除きました。これはプログラムの内部 エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INVMSTCPYREF, "マスタの無効な参照です。" 説明: サービス・エージェントは,無効な参照情報のために TeamRouteマスタを探索できませんでした。このエラーは,サービ ス・エージェントがマスタに対して飛越し,追跡,または更新な どの操作を行おうとした場合に起こることがあります。この後に VMSのエラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 C-10 サービス・エージェントの診断 サービス・エージェントの診断 C.3エラー・メッセージ S_MAX_RETRIES, "再送信回数が最大値を超えました。" 説明: サービス・エージェントは,再送信回数が指定された最 大値を超えたため,前に失敗したトランザクションを再送信で きませんでした。対象となるマスタが別のユーザによってロック されている場合,サービス・エージェントは通常はトランザクシ ョンを再送信します。再送信回数が最大値を超えた場合,問題の TeamRouteメールは,サービス・エージェントのMAILworksのファ イル・キャビネット・ドロアのTMR_ERRORSフォルダに移動されま す。この後にRMS,VMS,TMRRTL,またはTeamRouteのエラー・メッ セージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。このような状況下では,システム管理者により次 の手順に従ってトランザクションを実行し直すことができます。 1. サービス・エージェントのTMR_ERRORSフォルダから失敗した TeamRouteメールを探索し,サービス・エージェントの受信済 フォルダに戻します。 2. システム管理者のノードまたはクラスタ上で現在実行されて いるサービス・エージェントに対して,次のコマンドを実行 してください。 $ TMRMAN JTMRMAN> MANAGE AGENT xxx JTMRMAN.AGENT> MODIFY STATE DISABLED JTMRMAN.AGENT> WRITE JTMRMAN.AGENT> MODIFY STATE ENABLED JTMRMAN.AGENT> WRITE JTMRMAN.AGENT> EXIT JTMRMAN> EXIT S_MGMTRQSTERR, "システム管理リクエストの読み込みに失敗しまし た。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 サービス・エージェントの診断 C-11 サービス・エージェントの診断 C.3エラー・メッセージ S_MSGDLVABO, "このメールの配信は中止になりました。" 説明: サービス・エージェントがinboxフォルダにあるメールの配 信完了を待っているときに,MAILworksサーバがメールの配信を中 止しました。 ユーザの処置: MAILworksサーバのログ・ファイルを調べてくださ い。 S_MSGDLVTMO, "メールの配信の際,時間切れが起こり接続待ちをして います。" 説明: サービス・エージェントによりinboxフォルダにあるメール がMAILworksサーバによって配信処理継続中であることが検出さ れ,メールの配信完了を待っている間に時間切れとなりました。 ユーザの処置: 配信未完了のメールは,サービス・エージェン トのTMR_RETRYフォルダに格納されます。サービス・エージェ ントは,このメールを次の再試行時間(システム管理属性RETRY_ INTERVALによって定義された)が過ぎたときに,再度処理します。 S_MSTCPYLCK, "パッケージのマスタはロックされています。" 説明: サービス・エージェントはマスタに対してトランザクショ ンを実行しようとしましたが,マスタは別のプロセスによってロ ックされていました。トランザクションはサービス・エージェン トの再実行キューに配置され,その後実行されます。 S_MSTCPYNOTFND, "パッケージのマスタが見つかりません。" 説明: サービス・エージェントはマスタに対して操作(更新など) を実行しようとしましたが,マスタが見つかりませんでした。こ のような状況は,マスタを所有しているTeamRoute加入者がそのマ スタを削除した場合に起こります。 S_POSTERR, "範囲外のTeamRouteメールを送ろうとし,失敗しまし た。" 説明: サービス・エージェントが範囲外のTeamRouteメールを MAILworksサーバへ送ろうとした際にエラーが発生しました。自分 のノードまたはクラスタで利用できるMAILworksサーバがなかった ためにエラーが生じた場合,メールは後ほど再送信されます。こ の後にMAILworksまたはTeamRouteのエラー・メッセージが表示さ れます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 C-12 サービス・エージェントの診断 サービス・エージェントの診断 C.3エラー・メッセージ S_ROUTERR, "加入者'username'のパッケージの回覧に失敗しました。 " 説明: サービス・エージェントは,パッケージの回覧を開始また は継続できませんでした。この後にRMSまたはTeamRouteシステム のエラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_STATE_CHANGERR, "パッケージのマスタの状態を'filesc'から 'text'に変更するのに失敗しました。" 説明: サービス・エージェントがマスタの内部状態を変更する際 にエラーが発生しました。この後にTMRRTLのエラー・メッセージ が表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_SUBADDERR, "'username'の加入者エントリの追加に失敗しました。 " 説明: サービス・エージェントは,ユーザの加入者エントリを追 加できませんでした。この後にRMSまたはTeamRouteシステムのエ ラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_TRANSFAIL, "現在のトランザクションは失敗しました。" 説明: 現在のトランザクションの最終状態が失敗しました。この 後にエラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_TRNLOGERR, "'trans_code'タイプのトランザクションのレコードの 書き込みに失敗しました。" 説明: サービス・エージェントは,そのトランザクション・ロ グ・ファイルにレコードを書き込めませんでした。この後にRMSま たはTeamRouteシステムのエラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 サービス・エージェントの診断 C-13 サービス・エージェントの診断 C.3エラー・メッセージ S_UNEXPFCERR, "予期せぬファイル・キャビネットのエラー'error_ number'" 説明: サービス・エージェントは,MAILworksのファイル・キャビ ネットに対して操作を試みましたが,予期しないエラーで操作が 失敗しました。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_UNKRPTYPE, "パッケージのタイプが識別不能です。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_UPDATERR, "パッケージ'filespec'のマスタの更新に失敗しまし た。" 説明: サービス・エージェントがマスタに対して更新を適用する 際にエラーが発生しました。この後にエラー・メッセージが表示 されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_UPDCOMERR, "パッケージのマスタの更新に関わるエラーです。" 説明: プログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 ___________________________________________________________ C.4 重大なエラー・メッセージ 次のメッセージは,サービス・エージェントの障害の原因となり ます。 メッセージはすべて%TMRSA-F-で始まります。 S_INTLOGERR, "プログラム内部で論理的なエラー'error_number'が発 生しました。" 説明: プログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 C-14 サービス・エージェントの診断 サービス・エージェントの診断 C.4重大なエラー・メッセージ S_UNEXPERR, "予期せぬ実行時エラー'error_number'" 説明: サービス・エージェントで予期しない実行時エラーが発生 しました。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 サービス・エージェントの診断 C-15 D ________________________________________________________________ TMRMANユーティリティの診断 この付録では,TMRMANが出す以下の診断メッセージについて説明 します。 o 情報メッセージ o 警告メッセージ o エラー・メッセージ ___________________________________________________________ D.1 情報メッセージ 情報メッセージは,TMRMANユーティリティの通常の処理において 表示されます。メッセージに対する処置は必要ありません。 メッセージはすべて%TMRMAN-I-で始まります。 S_EXTRACTED, "'xxx'のトランザクション・ログ・レコードが書き出 されました。" 説明: EXTRACTコマンドがAGENTモードで入力されました。ここで は,書き出されたトランザクション・ログ・レコードの数が示さ れます。 S_FWDADDRFND, "加入者のMAILworksプロフィールにおいて,次のよう な転送先のアドレスを検出しました。" 説明: MODIFY STATE MOVEDコマンドがUSERモードで実行されまし た。TMRMANは,加入者のMAILworksプロフィールにおいて転送先の アドレスを検出しました。転送先のアドレスは次の行に表示され ます。 TMRMANユーティリティの診断 D-1 TMRMANユーティリティの診断 D.1情報メッセージ S_LICSTILLACT, "製品または加入者に対しライセンスはまだ有効で す。" 説明: DELETEコマンドがUSERモードで実行されました。製品また は加入者に対して有効なライセンスがLMFデータベースに存在する ことが確認されました。 ユーザの処置: TeamRoute個人使用ライセンスを使用している場合 は,DCL LICENSEコマンドを使用して加入者名をライセンス保管リ ストから削除してください。 S_NOLICENSE, "製品または加入者に対して有効なライセンスがありま せん。" 説明: ADDコマンドがUSERモードで実行されました。TeamRouteに 対して有効なライセンスが存在しないことが確認されました。こ のメッセージは,個人使用ライセンスが存在していて,新しく追 加された加入者の名前がライセンス保管リストにないときにも表 示されます。 ユーザの処置: 正しいTeamRouteのライセンスを登録してくだ さい。TeamRoute個人使用ライセンスを使用している場合,DCL LICENSEコマンドを使用して加入者名をライセンス保管リストに追 加しなくてはなりません。 S_REC_MODIFIED, "レコードは変更されています。" 説明: モードを管理しながら情報を変更した後に,WRITEコマンド により変更をTMRMANのデータベースのパーマネント・データとし て格納するのではなく,QUITまたはMANAGEコマンドを実行しまし た。この後に,その変更をTMRMANパーマネント・データベースに 反映させるかどうかを確認するプロンプトが表示されます。 ユーザの処置: 変更をパーマネント・データとして格納する場 合,確認プロンプトに対して"YES"と答えてください。そうでない 場合は"NO"と答えます。 S_SENDING, "加入者'user_id'にテンプレートを送信しています。" 説明: SENDコマンドをTEMPLATEモードで入力しました。ここで は,テンプレートの送信先のユーザ名が示されます。 S_UPDATING, "現在の管理情報を更新しています。" 説明: 確認プロンプトに対して"YES"と答えたときに表示されま す。これにより,変更がTMRMANパーマネント・データベースに格 納することができます。 D-2 TMRMANユーティリティの診断 TMRMANユーティリティの診断 D.1情報メッセージ TST_TMRNODEOK, "ノード'node_name'のテストは正常終了しました。" 説明: VERIFYコマンドがNODEモードで入力されました。このメ ッセージは,確認表示の終わりに出力されます。指定されたノー ド・データが正しいことが確認されました。 TST_TMRTEMPOK, "テンプレート'template_id'のテストは正常終 了しました。" 説明: VERIFYコマンドがTEMPLATEモードで入力されました。この メッセージは,確認表示の終わりに出力されます。指定されたテ ンプレート・データが正しいことが確認されました。 TST_TMRAGENOK, "エージェント'agent_id'のテストは正常終了しまし た。" 説明: VERIFYコマンドがAGENTモードで入力されました。このメッ セージは,確認表示の終わりに出力されます。指定されたサービ ス・エージェント・データが正しいことが確認されました。 TST_TMRUSEROK, "加入者'user_id'のテストは正常終了しました。" 説明: VERIFYコマンドがUSERモードで入力されました。このメ ッセージは,確認表示の終わりに出力されます。指定されたユー ザ・データが正しいことが確認されました。 ___________________________________________________________ D.2 警告メッセージ 警告メッセージは通常,TMRMANユーティリティによる現在の要求 の処理を妨げるものではありません。 メッセージはすべて%TMRMAN-W-で始まります。 S_AGENOTENA, "エージェント'agent_id'はノード'node_name'で有効 になっていません。" 説明: START/ALLコマンドがAGENTモードで入力されました。 TMRMANは,指定されたサービス・エージェントが無効であると判 断しました。 ユーザの処置: MODIFYコマンドをAGENTモードで実行することによ りサービス・エージェントを有効にしてから,実行し直してくだ さい。 TMRMANユーティリティの診断 D-3 TMRMANユーティリティの診断 D.2警告メッセージ S_NODNOTENA, "ノード'node_name'は有効になっていません。" 説明: START/ALLコマンドがAGENTモードで入力されました。 TMRMANは,指定されたノードが無効であると判断しました。 ユーザの処置: MODIFYコマンドをNODEモードで実行することによ りノードを有効にしてから,実行し直してください。 S_USRNOTENA, "'user_id'という加入者は有効になっていません。" 説明: 指定された加入者にテンプレートを送信するためにSENDコ マンドがTEMPLATEモードで入力されました。TMRMANは,指定され た加入者アカウントが無効であると判断しました。 ユーザの処置: MODIFYコマンドをUSERモードで実行することによ り加入者アカウントを有効にしてから,実行し直してください。 ___________________________________________________________ D.3 エラー・メッセージ エラー・メッセージは,TMRMANユーティリティによる現在の要求 を妨げる可能性があります。 メッセージはすべて%TMRMAN-E-で始まります。 S_DISNOTALL, "配布先リストは指定できません。" 説明: SENDコマンドをTEMPLATEモードで実行する際に"@"で始まる アドレスを指定したために,配布先リストと解釈されました。 ユーザの処置: 各アドレスを個別に指定してSENDコマンドを実行 し直してください。 S_ERRADD, "加入者,テンプレート,ノードもしくはエージェントの 登録中にエラーが発生しました。" 説明: ADDコマンドがUSER,TEMPLATE,NODE,またはAGENTのモー ドで入力されました。このエラーは,指定されたレコードを追加 しようとしたときに発生しました。この後に,RMS,TeamRouteシ ステム,またはTMRRTLのエラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 D-4 TMRMANユーティリティの診断 TMRMANユーティリティの診断 D.3エラー・メッセージ S_ERRDEL, "加入者,テンプレート,ノードもしくはエージェントの 削除中にエラーが発生しました。" 説明: DELETEコマンドがUSER,TEMPLATE,NODE,またはAGENTのモ ードで入力されました。このエラーは,指定されたレコードを削 除しようとしたときに発生しました。この後に,RMS,TeamRoute システム,またはTMRRTLのエラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_ERRDMPCTR, "カウンタをダンプ中にエラーが発生しました。" 説明: DUMPコマンドがAGENTモードで入力されました。このエラー は,TeamRouteサービス・エージェントにその内部カウンタをダ ンプさせようとしたときに発生しました。この後に,RMSまたは TeamRouteシステムのエラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_ERRDMPTMP, "テンプレートをダンプ中にエラーが発生しました。" 説明: DUMPコマンドがTEMPLATEモードで入力されました。このエ ラーは,現在管理されているテンプレートを指定された出力ファ イルにダンプしようとしたときに発生しました。この後に,RMS, TeamRoute,またはTMRRTLのエラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_ERREXTLOG, "トランザクション・ログ・レコードを書き出す際にエ ラーが発生しました。" 説明: EXTRACTコマンドがAGENTモードで入力されました。このエ ラーは,トランザクション・ログ・ファイルの情報を書き出そう としたときに発生しました。この後に,RMSまたはTeamRouteのエ ラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 TMRMANユーティリティの診断 D-5 TMRMANユーティリティの診断 D.3エラー・メッセージ S_ERRINIMAN, "指定した管理モードの初期化中にエラーが発生しまし た。" 説明: 管理するモードに入るためにMANAGEコマンドが入力されま した。このエラーは,このモードのためにTMRMAN自身を初期化し ようとしたときに発生しました。この後に,RMS,TeamRoute,ま たはTMRRTLのエラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_ERRININP, "入力ファイルの'line_number'行目が間違っています。 " 説明: LIST,MODIFY,またはVERIFYのコマンドがAPPLICATIONモー ドで入力されたか,ADD/INPUTコマンドがUSERモードで入力された か,またはSEND/INPUTコマンドがテンプレート・モードで入力さ れました。TMRMANは,入力ファイルの内容に関するエラーを検出 しました。エラーが生じた行の番号が表示されます。この後に, RMSまたはTeamRouteのエラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_ERRLIS, "加入者,テンプレート,ノードもしくはエージェントの 表示中にエラーが発生しました。" 説明: LISTコマンドがUSER,TEMPLATE,NODE,またはAGENTモード で入力されました。このエラーは,指定されたレコードをリスト しようとしたときに発生しました。この後に,RMS,TeamRouteシ ステム,またはTMRRTLのエラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_ERRMODAPP, "アプリケーション登録ファイルの修正中にエラーが発 生しました。" 説明: MODIFYコマンドがAPPLICATIONモードで入力されました。こ のエラーは,変更を行うためのエディタを起動しようとしたとき に発生しました。また,TMRMANが登録されたアプリケーション・ ファイルを解析するときに発生する可能性もあります。この後 に,RMS,TeamRoute,またはTMRRTLのエラー・メッセージが2つ表 示されます。 ユーザの処置: 2番目および3番目のエラー・メッセージを読んで その指示に従ってください。 D-6 TMRMANユーティリティの診断 TMRMANユーティリティの診断 D.3エラー・メッセージ S_ERRPURLOG, "サービス・エージェントのログ・ファイルのパージ中 にエラーが発生しました。" 説明: PURGEコマンドがAGENTモードで入力されました。このエラ ーは,サービス・エージェントのログ・ファイルをパージしよう としたときに発生しました。この後に,RMSまたはTeamRouteのエ ラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_ERRREALOG, "サービス・エージェントのログ・ファイルの読み込み 中にエラーが発生しました。" 説明: READコマンドがAGENTモードで入力されました。このエラー は,サービス・エージェントのログ・ファイルを読み込むための エディタを起動しようとしたときに発生しました。この後に,RMS またはTeamRouteのエラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_ERRSETSHO, "状態や属性の設定または表示中にエラーが発生しまし た。" 説明: MODIFYまたはSHOWのコマンドがいずれかの管理モードで入 力されました。このエラーは,モードの属性を設定または表示し ようとしたときに発生しました。この後に,TeamRouteのエラー・ メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_ERRSTASTO, "サービス・エージェントの開始または停止の際にエラ ーが発生しました。" 説明: STARTまたはSTOPのコマンドがAGENTモードで入力されまし た。このエラーは,サービス・エージェントを起動または停止し ようとしたときに発生しました。この後に,TeamRouteのエラー・ メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 TMRMANユーティリティの診断 D-7 TMRMANユーティリティの診断 D.3エラー・メッセージ S_ERRTERMAN, "この管理モードの終了中にエラーが発生しました。" 説明: 管理モードを終了するためにEXITコマンドが入力されま した。このエラーは,このモードのための資源を解放しよう としたときに発生しました。このメッセージの後には,RMS, TeamRoute,またはTMRRTLのエラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_INTLOGERR, "プログラム内部で論理的なエラーが発生しました。" 説明: これはTMRMANの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INVMODREQ, "無効な修正要求です。" 説明: TMRMANの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INVSHOREQ, "無効な表示要求です。" 説明: TMRMANの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_NEEDSREPAIR, " 'agent_name'は修復する必要があります。" 説明: VERIFYコマンドがAGENTモードで入力されました。検証すべ きサービス・エージェントに関する情報に内部不一致が検出され ました。 ユーザの処置: 内部の不一致を修復するために/REPAIR修飾子を使 用して, VERIFYコマンドを実行し直してください。 S_NOAGECONFIG, "ノード'node_name'に,エージェントが何も設定さ れていません。" 説明: クラスタ上でエージェントを起動するために,AGENTモード でSTARTコマンドが入力されました。STARTコマンドに示されたノ ードのTeamRouteシステム管理データベース中に,エージェント・ レコードがありませんでした。 ユーザの処置: 対応するエージェント・レコードのないTeamRoute システム管理データベースにおいてノードをもつことは,エラー ではありません。指定されたノード上で動作するエージェントを D-8 TMRMANユーティリティの診断 TMRMANユーティリティの診断 D.3エラー・メッセージ 設定したい場合は,AGENTモードでADDコマンドを実行してくださ い。 S_NOAGEFND, "'agent_id'というTeamRouteのサービス・エージェント はありません。" 説明: 特定のサービス・エージェントのためにPURGE,VERIFY,ま たは START/ALLコマンドがAGENTモードで入力されました。しかし, TMRMANのデータベースにおいてそのサービス・エージェントが見 つかりませんでした。 ユーザの処置: 入力ミスを確認し,コマンドを実行し直してくだ さい。 S_NOAPPLFND, "'application_name'というTeamRouteのアプリケーシ ョンはありません。" 説明: LISTまたはVERIFYコマンドがAPPLICATIONモードで入力さ れました。TMRMANの登録済みアプリケーション・ファイルにおい て,そのアプリケーション・エントリが見つかりませんでした。 ユーザの処置: MODIFYコマンドを使用して,登録済みアプリケー ション・ファイルにアプリケーション・エントリを入力してくだ さい。 S_NOFWDADDR, "加入者のMAILworksのプロフィールの中に転送先のア ドレスがありません。" 説明: MODIFY STATE MOVEDコマンドがUSERモードで入力されまし た。加入者のMAILworksプロフィールにおいて,転送先のアドレス が発見されませんでした。 ユーザの処置: X4MANGERユーティリティを用いて,REDIRECTフィ ールドをTeamRoute加入者が移動する新しいアドレスに設定してく ださい。 S_NONODEFND, "'node_name'というTeamRouteのノードはありません。 " 説明: VERIFYコマンドがNODEモードで入力されたか,START/ALLコ マンドがAGENTモードで入力されました。TMRMANのデータベースに おいて,指定されたノード名が見つかりませんでした。 ユーザの処置: 入力ミスを確認し,コマンドを実行し直してくだ さい。 TMRMANユーティリティの診断 D-9 TMRMANユーティリティの診断 D.3エラー・メッセージ S_NOTEMPFND, "'template_id'というTeamRouteのテンプレートはあり ません。" 説明: 指定されたテンプレートのためにSENDまたはVERIFYコマン ドがTEMPLATEモードで入力されました。TMRMANのデータベースに おいて,指定されたテンプレート名が見つかりませんでした。 ユーザの処置: 入力ミスを確認し,コマンドを実行し直してくだ さい。 S_NOTEMPSENT, "'template_id'というテンプレートは送信できませ ん。" 説明: SENDコマンドがTEMPLATEモードで入力されました。このエ ラーは,TeamRouteテンプレートを加入者に送信しようとしたと きに発生しました。この後に,RMS,TeamRouteシステム,または TMRMANのエラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_NOUSERADD, "'userid'という加入者を登録することができません。 " 説明: 加入者となる名前が入ったファイルを使用して,ADDコマン ドがUSERモードで入力されました。このエラーは,入力ファイル にリストされた加入者を登録しようとしたときに発生しました。 この後に,RMS,TeamRouteシステム,またはTMRMANのエラー・メ ッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。入力ファイルで示された名前が有効なVMSユーザ名 であるかどうかを調べます。 S_NOUSERSEND, "'userid'という加入者にテンプレートを送ることが できません。" 説明: 加入者の名前が入ったファイルを使用して,SENDコマン ドがTEMPLATEモードで入力されました。このエラーは,入力ファ イルにリストされた加入者にテンプレートを送信しようとしたと きに発生しました。この後に,RMS,TeamRouteシステム,または TMRMANのエラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。入力ファイルで示された名前が有効なTeamRoute加 入者名であるかどうかを調べます。 D-10 TMRMANユーティリティの診断 TMRMANユーティリティの診断 D.3エラー・メッセージ S_NOUSRFND, "'user_id'というTeamRouteの加入者はいません。" 説明: VERIFYコマンドがUSERモードで入力されたか,特定のユー ザにテンプレートを送信するためにSENDコマンドがTEMPLATEモー ドで入力されました。TMRMANのデータベースにおいて,指定され た加入者エントリが見つかりませんでした。 ユーザの処置: USERモードでADDコマンドを使用して加入者エント リを追加してください。SENDコマンドによりエラーが発生した場 合,入力エラーを確認してコマンドを実行し直してください。 S_TESTFAILED, "この管理モードでのテストは失敗しました。" 説明: VERIFYコマンドがAGENT,NODE,TEMPLATE,またはUSERの モードで入力されました。このエラーは,その内部データベー スを確認中にエラーが発生しました。この後に,TMRMANまたは TeamRouteのエラー・メッセージが表示されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 S_VMSNOTALL, " VMSMAIL形式のアドレス指定はできません。" 説明: TEMPLATEモードでSENDコマンドが入力されました。"::"を 含むアドレスを入力したため,VMSMAIL形式のアドレスと解釈され ました。 ユーザの処置: 正しいMAILbusアドレス形式を用いてSENDコマンド を実行し直してください。TeamRouteではMAILworksで使用できる アドレス形式と同じアドレス形式が使用できますが,VMSMAILのア ドレス形式(ex. NODEA::USER10)は例外です。TeamRouteのテンプ レートをVMSMAILユーザに送るべきではありません。 TMRMANユーティリティの診断 D-11 E ________________________________________________________________ システム診断 付録 Eでは,次のTeamRouteのシステム診断メッセージについて 説明します。 o 情報メッセージ o 警告メッセージ o エラー・メッセージ o 重大なエラー・メッセージ ___________________________________________________________ E.1 情報メッセージ 情報メッセージは,サービス・エージェントの通常の処理におい て表示されます。メッセージに対する処置は必要ありません。 メッセージはすべて%TMR-I-で始まります。 S_LICACTIVE, "ライセンスは有効です。" 説明: 製品または加入者のためのライセンスは現在も有効です。 S_RECREPAIRED, "レコードは正しく修復されました。" 説明: TMRMANユーティリティの使用中に,指定されたオブジェク トに対してVERIFY/REPAIRコマンドが実行された結果,そのオブジ ェクトは正しく修復されました。 ___________________________________________________________ E.2 警告メッセージ 警告メッセージは通常,TeamRouteによる現在のパッケージの処 理を妨げるものではありません。メッセージに対する処置は必要 ありません。 システム診断 E-1 システム診断 E.2警告メッセージ メッセージはすべて%TMR-W-で始まります。 S_AGENOTRUN, "エージェント'agent_id'は実行中ではありません。" 説明: 指定されたエージェントは,現在実行されていません。 S_EOF, "ファイルの終端を検出しました。" 説明: ファイルの終端に到達しました。 S_NOMATFND, "一致するレコードが見つかりません。" 説明: 入力された選択基準に一致するトランザクション・ログ・ レコードが見つかりません。 ユーザの処置: 選択基準を確認して,コマンドを実行し直してく ださい。 ___________________________________________________________ E.3 エラー・メッセージ エラー・メッセージは,TeamRouteによる現在のパッケージまた は回覧要求の処理を妨げる可能性があります。 メッセージはすべて%TMR-E-で始まります。 S_AGENAMMIS, "エージェント名が見つかりません。" 説明: AGENTモードにいるときに,TMRMANユーティリティを使用し てREADコマンドが入力されました。このエラーは,現在特定のエ ージェントを管理していないこととコマンド行にエージェント名 を指定しなかったために発生しました。 ユーザの処置: エージェント名を指定して,READコマンドを入力 し直してください。 S_AGENOTACK, "エージェントは確認していません。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,VERIFYエージェント・ コマンドが入力されました。指定されたエージェントは,有効な 確認メッセージを返してきません。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 E-2 システム診断 システム診断 E.3エラー・メッセージ S_AGENOTENA, "エージェントが有効になっていません。" 説明: 指定されたエージェントは実行できません。 ユーザの処置: このエージェントが実行できないようにシステム 管理者により設定されている場合,ユーザが処置すべきことはあ りません。そうでない場合は,TMRMANユーティリティを使用して このエージェントを有効にしてから実行し直してください。 S_AGENOTFND, "'agent_id'というエージェント・レコードが見つかり ません。" 説明: 指定されたエージェント・レコードが,TeamRoute管理デー タベース内に存在しません。 ユーザの処置: エージェント名が正しく入力されていることを確 認し,コマンドを実行し直してください。 S_AGERECFND, "指定のノードにはエージェント・レコードがありま す。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,TeamRoute管理データベ ースからノード・レコードを削除しようとしました。削除しよう としたレコードを管理しているノード上で動作するように構成さ れたエージェント・レコードが,少なくとも1つありました。 ユーザの処置: TMRMANユーティリティを使用してそのノードに関 連付けられたエージェント・レコードをすべて削除してから,実 行し直してください。 S_AGERUNNING, "エージェントは実行中なのでレコードを削除できま せん。" 説明: TMRMANユーティリティを使用して,TeamRoute管理データベ ースからエージェント・レコードを削除しようとしました。指定 されたエージェントが現在実行中なので,エージェント・レコー ドは削除されませんでした。 ユーザの処置: TMRMANユーティリティを使用して,指定されたエ ージェントを停止させてから実行し直してください。 S_APPFILNAMMIS, "アプリケーションのファイル名が見つかりませ ん。" 説明: TeamRoute登録アプリケーション・ファイルのエントリにお いて,そのアプリケーション・ファイル名が見つかりません。 ユーザの処置: システム管理者に,TeamRoute登録アプリケーショ ン・ファイルの内容を確認してもらってください。 システム診断 E-3 システム診断 E.3エラー・メッセージ S_APPFILNOTFND, "アプリケーション・ファイルが見つかりません。" 説明: TeamRoute登録アプリケーション・ファイルで参照されたア プリケーション・ファイルが見つかりません。 ユーザの処置: システム管理者に,TeamRoute登録アプリケーショ ン・ファイルの内容を確認してもらってください。 S_APPNAMMIS, "アプリケーション名が見つかりません。" 説明: TeamRoute登録アプリケーション・ファイルのエントリにお いて,そのアプリケーション名が見つかりません。 ユーザの処置: システム管理者に,TeamRoute登録アプリケーショ ン・ファイルの内容を確認してもらってください。 S_ATTDATAMIS, "添付文書またはデータ・ファイルが見つかりませ ん。" 説明: 存在しない添付文書またはデータ・ファイルに関連付けら れたTeamRouteテンプレートを,TMRMANユーティリティを使用し てTeamRouteデータベースに登録しようとしました。このエラー は,存在しない添付文書またはデータ・ファイルと関連付けられ たTeamRouteテンプレートの内容をTMRMANユーティリティを使用し てダンプしようとしたときにも発生します。 ユーザの処置: 必要な添付文書またはデータ・ファイルがそろっ ていることを確認してから,実行し直してください。 S_DUPAPPNAM, "アプリケーション名が重複しています。" 説明: TeamRoute登録アプリケーション・ファイルのアプリケーシ ョン名が重複しています。 ユーザの処置: システム管理者に,TeamRoute登録アプリケーショ ン・ファイルの内容を確認してもらってください。 S_ERRINVUSELEN, "ユーザ名の長さが正しくありません。" 説明: TEMPLATEモードでSENDコマンドを,またはUSERモードでADD コマンドを入力してユーザ名の入ったファイルを使用していまし た。入力ファイル内のユーザ名レコードが長過ぎます。 ユーザの処置: 入力ファイルで最大12文字を超えるユーザ名が使 用していないか確認してください。 E-4 システム診断 システム診断 E.3エラー・メッセージ S_ERRREAPRO, "MAILworksプロフィール・レコードを読み込むのに失 敗しました。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_EXITPROOWN, "ユーザ・プロフィールの所有者がMAILworksユーザ・ エージェントではありません。" 説明: ADDコマンドをUSERモードで実行して,加入者データベース にユーザを登録しようとしました。このユーザのMUASプロフィー ル・レコードでは,このプロフィール・エントリを所有するユー ザ・エージェントとしてMAILworksが指定されていません。 ユーザの処置: このユーザのプロフィール・エントリの所有者ユ ーザ・エージェントをMAILworksにするかどうか,システム管理者 に相談してください。 S_FLK, "ファイルは現在他のユーザにロックされています。" 説明: ファイルのオープンまたは作成に失敗しました。他からの アクセスを許可しないモードで,他のユーザがファイルをオープ ンしています。 ユーザの処置: 現在使用中のユーザがそのファイルのロックを解 除するまで待ってください。 S_FNF, "ファイルが見つかりません。" 説明: 指定されたファイルが見つかりません。 ユーザの処置: ファイル指定において装置名,ディレクトリ名, ファイル名,およびファイル・タイプがすべて正しく指定され ているか調べてください。論理名を使用している場合は,その論 理名に割り当てられている現在値を確認します。現在値が正しい 場合は指定された装置に正しいボリュームがマウントされている か,またはそのファイルが本当に存在するかを確認します。 S_ILLCHA, "文字列<'string'>に不適切な文字があります。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 システム診断 E-5 システム診断 E.3エラー・メッセージ S_INSFARG, "必要な引数が不足しています。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INSVIRMEM "仮想メモリが不十分です。", 説明: 要求された操作を処理するための仮想メモリが不足してい ます。 ユーザの処置: 仮想メモリのプロセス制限値を増やしてくださ い。 S_INTLOGERR, "プログラム内部で論理的なエラーが発生しました。" 説明: これはTMRMANの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INVAPPL_HANDLE, "管理ハンドルが正しくありません-アプリケーシ ョン" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INVAPPFILNAM, "アプリケーションのファイル名が正しくありませ ん。" 説明: TeamRoute登録アプリケーション・ファイルにおいて,無効 なアプリケーション・ファイル名が見つかりました。 ユーザの処置: システム管理者に,TeamRoute登録アプリケーショ ン・ファイルの内容を確認してもらってください。 S_INVAPPNAM, "アプリケーション名が正しくありません。" 説明: TeamRoute登録アプリケーション・ファイルにおいて,無効 なアプリケーション名が見つかりました。 ユーザの処置: システム管理者に,TeamRoute登録アプリケーショ ン・ファイルの内容を確認してもらってください。 S_INVARG, "引数が正しくありません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 E-6 システム診断 システム診断 E.3エラー・メッセージ S_INVDATATYPE, "データ・タイプが正しくありません。" 説明: 関連付けられた添付文書またはデータ・ファイルを持つ TeamRouteテンプレートの内容をダンプするために,TMRMANユーテ ィリティを使用しました。 添付文書またはデータ・ファイルのデータ・タイプが, SYS$SHARE:MUAS $TABLE_SHARE.EXEファイル内にありません。このファイルは MAILworksの一部であり,MAILworksに受け入れられるファイルの 既知のデータ・タイプのテーブルを含んでいます。 SYS$SHARE:MUAS$TABLE_SHARE.EXEファイルは,サイトの要求に応 じて調整されます。そのため,TeamRouteテンプレート内のそのデ ータ・タイプは,いったんSYS$SHARE:MUAS$TABLE_SHARE.EXE内に 保管されたとしてもその後削除された可能性があります。 ユーザの処置: 『ALL-IN-1 MAIL System Manager's Guide』を 参照して,SYS$SHARE:MUAS$TABLE_SHARE.EXEの内容を確認してく ださい。不足しているデータ・タイプをSYS$SHARE:MUAS$TABLE_ SHARE.EXEに追加するか,TeamRouteテンプレートを作成し直さな くてはならないかもしれません。 S_INVDELTA, <デルタ時間が正しくありません-正しい形式は"DDDD HH:MM:SS.CC"です> 説明: 指定されたデルタ時間の形式が正しくありません。 ユーザの処置: エラー・メッセージに表示された形式でデルタ時 間を入力し直してください。 S_INVENT, "エントリが正しくありません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INVINVVAL, "起動時の値が正しくありません。" 説明: TeamRoute登録アプリケーション・ファイルにおいて,無効 な起動時の値が見つかりました。 ユーザの処置: システム管理者に,TeamRoute登録アプリケーショ ン・ファイルの内容を確認してもらってください。 システム診断 E-7 システム診断 E.3エラー・メッセージ S_INVITMCOD, "項目コード'xxx'は正しくありません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INVITMLEN, "項目の長さが正しくありません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INVKEYLIST, "キー・リストが正しくありません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INVLEN, "長さが正しくありません- 'xxx'文字までです。" 説明: 制限値を超える長さで値が入力されました。このメッセー ジの前には通常,実行しようとした特定の操作について記述する メッセージが出力されます。 ユーザの処置: エラー・メッセージに表示された長さで,コマン ドを実行し直してください。 S_INVMGMT_HANDLE, "管理ハンドルが正しくありません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INVMSGDSC, "メール・ディスクリプタ・ハンドルが正しくありませ ん。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INVMUAS_HANDLE, "muasハンドルが正しくありません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 E-8 システム診断 システム診断 E.3エラー・メッセージ S_INVNA_HANDLE, "管理ハンドルが正しくありません-ノード/エージ ェント" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INVSTAVAL, "状態の値が正しくありません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INVSUBS_HANDLE, "管理ハンドルが正しくありません-利用者" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INVTEMP_HANDLE, "管理ハンドルが正しくありません-テンプレート " 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INVTRNCOD, "トランザクション・コードが正しくありません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_INVVALMIS, "起動時の値が見つかりません。" 説明: TeamRoute登録アプリケーション・ファイル内のエントリに おいて,起動時の値が見つかりません。 ユーザの処置: システム管理者に,TeamRoute登録アプリケーショ ン・ファイルの内容を確認してもらってください。 S_LCKNOTQUEUED, "ロック要求はキューに登録されませんでした。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 システム診断 E-9 システム診断 E.3エラー・メッセージ S_LCKSYNCTMO, "ロック同期が時間切れです。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_LICINVDATE, "この製品の出荷日に対し,ライセンスが正しくあり ません。" 説明: 製品の出荷日に対してライセンスが正しくありません。 ユーザの処置: システム管理者に相談してください。 S_LICINVVER, "製品のバージョンに対し,ライセンスが正しくありま せん。" 説明: 製品のバージョンに対してライセンスが正しくありませ ん。 ユーザの処置: システム管理者に相談してください。 S_LICNOAUTH, "このノードに対してはライセンスが許可されていませ ん。" 説明: このノードからアクセスできるように,TeamRouteのライセ ンスが許可されていません。 ユーザの処置: このノードからTeamRouteを使用できるかどうかを システム管理者に相談してください。 S_LICTERM, "ライセンスの期限切れです。" 説明: ライセンスの期限切れです。 ユーザの処置: システム管理者に相談してください。 S_LOGNAMTOOLON, "ログ・ファイル名が呼び出し元のバッファに対し て長すぎます。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_MSGFAE, "メール・ファイルは既に存在しています。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 E-10 システム診断 システム診断 E.3エラー・メッセージ S_NFNOTOPEN, "エージェント/ノード・ファイルがオープンされてい ません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_NOACCESS, "ファイルへのアクセスが拒否されました。" 説明: 次のいずれかの状況が発生しました。 o プロセスにおいて,要求されたファイル・アクセスを実行す るために必要な特権(1つまたは複数)がない。 o そのファイル,またはそのファイルが示されたディレクトリ に適用されている保護設定により,そのプロセスはファイル へのアクセスを拒否された。 ユーザの処置: そのファイルに適用された保護設定を調べ (DIRECTORY/FULLコマンドを使用),必要に応じてそれを変更 (SET PROTECTIONコマンドを使用)してください。そのファイルの 保護設定を変更できない場合は,システム管理者またはファイル 所有者に変更してもらいます。現在の保護設定のままで必要なア クセス権は許可されているならば,ファイルが格納されているデ ィレクトリに適用された保護設定を調べてください。これらのど の方法によっても解決できない場合は,システム管理者に必要な 特権をつけてもらってください。 S_NODNOTENA, "ノードは有効になっていません。" 説明: TeamRouteサービス・エージェントを実行できない VAXCluster内のノード上で,TeamRouteサービス・エージェントを 起動しようとしました。 ユーザの処置: このノード上でTeamRouteサービス・エージェン トが実行できないようにシステム管理者により設定されている場 合,ユーザが処置すべきことはありません。そうでない場合は, TMRMANユーティリティを使用してこのノードを有効にしてから実 行し直してください。 S_NODNOTFND, "'node_name'というノード・レコードが見つかりませ ん。" 説明: TeamRoute管理データベースにおいて,指定されたノード・ レコードが見つかりません。 ユーザの処置: ノード名が正しく入力されていることを確認し, コマンドを実行し直してください。 システム診断 E-11 システム診断 E.3エラー・メッセージ S_NOLICENSE, "本製品または加入者に対する有効なライセンスがあり ません。" 説明: TeamRouteに対して有効なライセンスがありません。 ユーザの処置: システム管理者に相談してください。 S_NOMORENT, "エントリはこれ以上ありません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_NOSELITEM, "項目が選択されていません。" 説明: 管理すべき特定のオブジェクトを選択することなく, TeamRoute管理モードの1つでオブジェクトを管理しようとしてい ます。 ユーザの処置: 特定の管理オブジェクトを選択し,次のコマンド を実行し直してください。 TMRMAN> MANAGE AGENT SA1 TMRMAN.AGENT> SHOW ALL S_NOSERVERS, "MAILworksサーバは現在利用できません。" 説明: MAILworksサーバに接続することができません。 ユーザの処置: システム管理者に問い合わせてください。 S_MOTATEMP, "TeamRouteのテンプレートではありません。" 説明: TeamRouteテンプレート・ライブラリで指定されたテンプレ ートは,有効なTeamRouteテンプレートではありません。 ユーザの処置: TeamRouteテンプレート・ライブラリからこの無効 なテンプレートを削除してください。 S_NOTINRSRVLIST, "加入者はライセンス保管リストに存在しません。 " 説明: 個人使用のライセンスを使用しているため,問題の加入者 はTeamRouteの使用を許可された加入者の保管リストに存在しませ ん。 ユーザの処置: ライセンス保管リストに追加されているかどうか をシステム管理者に確認してください。 E-12 システム診断 システム診断 E.3エラー・メッセージ S_NOTMUASUSER, "'username'というMAILworksユーザはいません。" 説明: MAILworksのプロフィール・データベースにおいて,指定さ れたユーザは見つかりません。 ユーザの処置: MAILworksプロフィールにこのユーザ名を登録する よう,システム管理者に依頼してください。また,ユーザ名が正 しく入力されていることを確認し,コマンドを実行し直します。 S_NOTSYSMEM, "システムに'node_name'というノードはありません。" 説明: NODEモードにおいて,ADDコマンドを使用してTeamRoute管 理データベースにノード・レコードを追加しようとしました。指 定されたノードはローカルVAXCluster上に存在しません。 ユーザの処置: 入力したノード名がローカルVAXCluster上に存在 するかどうかを調べてください。ノード名が正しく入力されてい ることを確認し,コマンドを実行し直します。 S_NOTVMSUSER, "'username'というVMSユーザはいません。" 説明: システムの利用者登録ファイル(SYSUAF)において,指定さ れたユーザが見つかりません。このエラーは,TeamRoute加入者の SYSUAFレコードは削除されている一方で,同じ加入者のMAILworks プロフィール・レコードは削除されていないときにも発生しま す。 ユーザの処置: ユーザ名が正しく入力されていることを確認し, コマンドを実行し直してください。 S_PIPE_INVACC, "通信パイプへのアクセスが正しくありません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_PIPE_INVHAN, "通信パイプ・ハンドルが正しくありません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_PIPE_INVNAME, "通信パイプ名が正しくありません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 システム診断 E-13 システム診断 E.3エラー・メッセージ S_PIPE_NOREADERS, "通信パイプに現在の受け手がおりません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_PIPE_TMO, "通信パイプへの書き込みが時間切れになりました。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_PQ_INVHAN, "優先順位付きキューのハンドルが正しくありません。 " 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_PQ_INVPRIO, "優先順位の値が正しくありません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_RECALREXI, "レコードは既に存在しています。" 説明: 既に存在するユーザ,テンプレート,ノード,またはエー ジェントのレコードをTeamRouteデータベースに登録しようとしま した。 S_RECLOCK, "指定したレコードは他の処理によってロックされていま す。後でやり直してください。" 説明: 指定されたレコードが,他のストリームによってロックさ れています。 ユーザの処置: 操作を実行し直してください。 S_SEARCHFAIL, "'filespec'というファイルの検索に失敗しました。" 説明: 指定された入力ファイルが見つかりません。このメッセー ジは通常,エラーの原因を示すRMSの二次メッセージといっしょに 出力されます。 ユーザの処置: 2番目のエラー・メッセージを読んでその指示に従 ってください。 E-14 システム診断 システム診断 E.3エラー・メッセージ S_SFNOTOPEN, "加入者ファイルはオープンされていません。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_SUBNOTENA, "加入者レコードは有効になっていません。" 説明: TeamRouteのテンプレートを受信できないVAXCluster内の加 入者に,TeamRouteテンプレートを送信しようとしました。 ユーザの処置: この加入者がTeamRouteのテンプレートを受信でき ないようにシステム管理者により設定されている場合,ユーザが 処置すべきことはありません。そうでない場合は,TMRMANユーテ ィリティを使用してこの加入者を受信可能にしてから実行し直し てください。 S_SUBNOTFND, "'username'という加入者レコードはありません。" 説明: TeamRoute管理データベースにおいて,指定された加入者レ コードが見つかりません。 ユーザの処置: その加入者名が正しく入力されていることを確認 し,コマンドを実行し直してください。 S_TEMNOTENA, "テンプレートは有効になっていません。" 説明: 別のユーザに使用不能なテンプレートを送信しようとしま した。 ユーザの処置: テンプレートが使用不可能な状態にシステム管理 者により設定されている場合,ユーザが処置すべきことはありま せん。そうでない場合は,TMRMANユーティリティを使用してその テンプレートを使用可能な状態にしてから操作を実行し直してく ださい。 S_TIMEORDER, "BEFORE (以前)とSINCE (以後)の時間の値が矛盾して います。" 説明: この修飾子の組み合わせに,正しくない時間順序を指定し ました(BEFOREの値には,SINCEの値より以前の時間を指定できま せん)。 ユーザの処置: 値が正しく入力されていることを確認し,コマン ドを実行し直してください。 システム診断 E-15 システム診断 E.3エラー・メッセージ S_TOOMANYLNAM, "論理名が多すぎます。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_TRALIBLOG, "論理名TMR$LIBRARYが未定義またはそれが指すディレ クトリがありません。" 説明: 論理名TMR$LIBRARYの変換中にエラーが発生しました。 この論理名は,TeamRouteシステム・スタートアップ・ファイル (SYS$STARTUP: TMR$STARTUP.COM)内に定義されています。このエラーは,この 論理名が示すディレクトリ・ファイルにアクセスした時にも発生 します。 ユーザの処置: システム管理者に,TeamRouteのシステム・スター トアップ・ファイルを実行してもらってください。また,この論 理名が指示するディレクトリ・ファイルが存在することも確認し ます。 S_TRASANLOG, "論理名TMR$SA_NAMEの翻訳に失敗しました。" 説明: 論理名TMR$SA_NAMEの変換中にエラーが発生しました。 この論理名は,TeamRouteシステム・スタートアップ・ファイル (SYS$STARTUP: TMR$STARTUP.COM)内に定義されています。 ユーザの処置: システム管理者に,TeamRouteのシステム・スター トアップ・ファイルを実行してもらってください。 S_TRATOOLON, "変換された論理名が長すぎます。" 説明: これはプログラムの内部エラーです。 ユーザの処置: ソフトウェア・パフォーマンス・レポート(SPR)を 提出してください。 S_VERMISMAT, "バージョンの不整合のためこのパッケージは処理でき ません。" 説明: パッケージのバージョンが,1)システム上のTeamRoute RTL のバージョンまたは2)システム上のTeamRouteクライアントのバー ジョンと一致していません。 ユーザの処置: システム管理者に,システムをアップグレードし てもらってください。 E-16 システム診断 システム診断 E.3エラー・メッセージ S_WLK, "装置が書き込み禁止になっています。" 説明: VMS RMS操作で指定したハードウェア装置が書き込み禁止に 設定されているにもかかわらず,書き込み操作を実行しようとし ました。 ユーザの処置: ハードウェア装置の状態を確認し,必要に応じて 書き込み禁止スイッチをオフにします。それでもエラーが発生す る場合は,システム管理者に問い合わせてください。 ___________________________________________________________ E.4 重大なエラー・メッセージ 次のメッセージは,TeamRouteの障害の原因となります。 メッセージは%TMR-F-で始まります。 INVLICENS, " TeamRouteのライセンスが正しくありません。システム 管理者に相談してください。" 説明: ソフトウェア・ライセンスが,このリリースのTeamRouteに 有効ではありません。 ユーザの処置: 有効なライセンスを取得するために,システム管 理者に相談してください。 システム診断 E-17 F ________________________________________________________________ トランザクション・ファイル 付録 Fでは,トランザクション・ファイルの概要とそのレコード 形式について説明します。 ___________________________________________________________ F.1 概要 トランザクション・ファイルは可変長レコードを持つASCII形式 の順編成ファイルであり,TeamRouteサービス・エージェントに よって生成されます。このファイルには,サービス・エージェン トが実行したトランザクションに関するレコードが格納されてい ます。次に,トランザクションのタイプを示します。 BR 回覧要求開始の受信 BY 受信者の飛越し CC 閲覧用コピー送信 IP 個人メール受信 LC 承認用コピー送信 SN サービス通知送信 TC 追跡レポート送信 TR 追跡要求受信 UP 更新実行 RC 回覧終了 トランザクション・ファイル F-1 トランザクション・ファイル F.2レコード形式 ___________________________________________________________ F.2 レコード形式 トランザクション・ログ・ファイル内の各レコードは,固定長と 可変長の2つの部分からなります。固定長部分はすべてのトラン ザクション・タイプに共通で,可変長部分はトランザクション・ タイプにより異なります。 トランザクション・ログ・レコード内の各種フィールドには, ASCIIデータが入っています。このASCIIデータを使用することに よりVMS SEARCHコマンドやTYPEコマンドといった簡単な方法でフ ァイル操作を行うことができます。フィールドは,可能なかぎり 短縮形を使用してスペースの節約を図っています。たとえば,ト ランザクション・タイプ・フィールドには複数の文字列からなる 冗長な表現ではなく2文字のニーモニックで表されます(第F.1節 参照)。各フィールドはそれぞれコンマで区切られ,リスト形式 に並べられます。 F.2.1 固定長フィールド 表 F-1に,トランザクション・ログ・レコードの固定長フィール ドを示します。各フィールドはコンマ(,)で区切られ,未使用フ ィールドはそのサイズ分の空白で満たされます。 表 F-1 トランザクション・ファイルの固定長フィールド __________________________________________________________ サイ フィールド____ズ_____説明_________________________________ TIMESTAMP 14 レコードが記録された日時を表すタイ ム・スタンプ。形式はYYYYMMDDHHSSCC。 TRANS_ID 2 トランザクション・レコードのタイプ を表す2文字のニーモニック(第F.1節参 照)。 __________________________________________________________ (次ページに続く) F-2 トランザクション・ファイル トランザクション・ファイル F.2レコード形式 表 F-1 (続き) トランザクション・ファイルの固定長フィール ド __________________________________________________________ サイ フィールド____ズ_____説明_________________________________ USER_ID 12 トランザクションが記録されているマス タの所有ユーザに関する識別子。このフ ィールドにはMAILworksユーザID (通常は VMSユーザ名)が入る。 RPID 8 トランザクションが記録されているマス タに関する識別子。 NODE_NAME 6 トランザクション・レコードが書き出さ れたときに実行していたサービス・エー ジェントの実際のノード。 AGENT_ID 3 トランザクション・ログ・レコードを書 いたサービス・エージェントに関する識 別子/ニーモニック(このバージョンでは _____________________常に001)。___________________________ トランザクション・ファイル F-3 トランザクション・ファイル F.2レコード形式 F.2.2 可変長フィールド 表 F-2に,トランザクション・ログ・レコードの可変長フィール ドをトランザクション・コード別に示します。各フィールドはコ ンマ(,)で区切られ,未使用フィールドにはプレースホルダとし てコンマが使用されます。 表 F-2 トランザクション・ファイルの可変長フィールド __________________________________________________________ フィールド_____説明_______________________________________ _トランザクション・コード:_BR_(回覧要求開始)______________ IPMID この回覧要求開始を含む受信メール・メッセー ジの個人メッセージ識別子。 SUBMIT_DATE 回覧要求開始がメール・トランスポートに送信 された日付。 RETRIES トランザクション終了前に,サービス・エージ ェントがトランザクションを再実行しなければ ならなかった回数。 MASTER_COPY マスタのMAILworksドロア名/ユーザ・エージェ ント内容ID (UACID)。 __________________________________________________________ (次ページに続く) F-4 トランザクション・ファイル トランザクション・ファイル F.2レコード形式 表 F-2 (続き) トランザクション・ファイルの可変長フィール ド __________________________________________________________ __________________________________________________________ _トランザクション・コード:_BY_(飛越し要求)________________ IPMID この飛越し要求を含む受信メール・メッセージ の個人メッセージ識別子。 SUBMIT_DATE 飛越し要求がメール・トランスポートに送信さ れた日付。 STEP_ID 飛越しのターゲットである,マスタ内の回覧ス テップの識別子。 RECIP_ID 飛越しのターゲットである,マスタ内の(ステッ プ内)回覧受信者識別子。 RETRIES トランザクション終了前に,サービス・エージ ェントがトランザクションを再実行しなければ ならなかった回数。 MASTER_COPY マスタのMAILworksドロア名/ユーザ・エージェ ント内容ID (UACID)。 __________________________________________________________ (次ページに続く) トランザクション・ファイル F-5 トランザクション・ファイル F.2レコード形式 表 F-2 (続き) トランザクション・ファイルの可変長フィール ド __________________________________________________________ __________________________________________________________ _トランザクション・コード:_CC_(閲覧用コピー送信)__________ IPMID この閲覧用コピーを含む送信メール・メッセー ジの個人メッセージ識別子。 SUBMIT_DATE 閲覧用コピーがメール・トランスポートに送信 された日付。 STEP_ID 閲覧用コピーの送信先である,マスタ内に定義 された回覧ステップ識別子。 RECIP_ID 閲覧用コピーの送信先である,マスタ内に定義 された(ステップ内)回覧受信者識別子。 TOADDR 閲覧用コピー受信者の名前/メール・アドレス。 これは通常,閲覧用コピーが含まれるメール・ メッセージのヘッダ内の'to'フィールドと一致 する。 RETRIES トランザクション終了前に,サービス・エージ ェントがトランザクションを再実行しなければ ならなかった回数。 MASTER_COPY マスタのMAILworksドロア名/ユーザ・エージェ ント内容ID (UACID)。 __________________________________________________________ トランザクション・コード: IP (個人メール(通常のMAILworks メール)受信)______________________________________________ IPMID このIPメール・メッセージを含む受信メール・ メッセージの個人メッセージ識別子。 SUBMIT_DATE 個人メール・メッセージがメール・トランスポ ートに送信された日付。 __________________________________________________________ (次ページに続く) F-6 トランザクション・ファイル トランザクション・ファイル F.2レコード形式 表 F-2 (続き) トランザクション・ファイルの可変長フィール ド __________________________________________________________ フィールド_____説明_______________________________________ _トランザクション・コード:_LC_(承認用コピー送信)__________ IPMID この承認用コピーを含む送信メール・メッセー ジの個人メッセージ識別子。 SUBMIT_DATE 承認用コピーがメール・トランスポートに送信 された日付。 STEP_ID 承認用コピーの送信先である,マスタ内に定義 された回覧ステップ識別子。 RECIP_ID 承認用回覧コピーの送信先である,マスタ内に 定義された(ステップ内)回覧受信者識別子。 TOADDR 承認用コピー受信者の名前/メール・アドレス。 これは通常,承認用コピーが含まれるメール・ メッセージのヘッダ内の'to'フィールドと一致 する。 RETRIES トランザクション終了前に,サービス・エージ ェントがトランザクションを再実行しなければ ならなかった回数。 MASTER_COPY マスタのMAILworksドロア名/ユーザ・エージェ ント内容ID (UACID)。 __________________________________________________________ (次ページに続く) トランザクション・ファイル F-7 トランザクション・ファイル F.2レコード形式 表 F-2 (続き) トランザクション・ファイルの可変長フィール ド __________________________________________________________ __________________________________________________________ _トランザクション・コード:_SN_(サービス通知送信)__________ IPMID このサービス通知を含む送信メール・メッセー ジの個人メッセージ識別子。 SUBMIT_DATE サービス通知がメール・トランスポートに送信 された日付。 TOADDR 閲覧用コピー受信者の名前/メール・アドレス。 これは通常,閲覧用コピーが含まれるメール・ メッセージのヘッダ内の'to'フィールドと一致 する。 更新エラーが発生した場合,同じサービス通知 を受信者と発信者に送ることができる。その場 合,受信者と発信者の名前をand記号(&)で区切 って,フィールド内に指定する。受信者名を最 初に指定する。 RETRIES 適用されない。 MASTER_COPY マスタのMAILworksドロア名/ユーザ・エージェ ント内容ID (UACID)。 __________________________________________________________ (次ページに続く) F-8 トランザクション・ファイル トランザクション・ファイル F.2レコード形式 表 F-2 (続き) トランザクション・ファイルの可変長フィール ド __________________________________________________________ __________________________________________________________ _トランザクション・コード:_TC_(追跡レポート送信)__________ IPMID この追跡レポートを含む送信メール・メッセー ジの個人メッセージ識別子。 SUBMIT_DATE 追跡レポートがメール・トランスポートに送信 された日付。 STEP_ID 追跡レポートの送信先である,マスタ内に定義 された回覧ステップ識別子。 RECIP_ID 追跡レポートの送信先である,マスタ内に定義 された(ステップ内)回覧受信者識別子。 TOADDR 追跡レポート受信者の名前/メール・アドレス。 これは通常,追跡レポートが含まれるメール・ メッセージのヘッダ内の'to'フィールドと一致 する。 RETRIES トランザクション終了前に,サービス・エージ ェントがトランザクションを再実行しなければ ならなかった回数。 MASTER_COPY マスタのMAILworksドロア名/ユーザ・エージェ ント内容ID (UACID)。 __________________________________________________________ (次ページに続く) トランザクション・ファイル F-9 トランザクション・ファイル F.2レコード形式 表 F-2 (続き) トランザクション・ファイルの可変長フィール ド __________________________________________________________ __________________________________________________________ _トランザクション・コード:_TR_(追跡要求受信)______________ IPMID この追跡要求を含む受信メール・メッセージの 個人メッセージ識別子。 SUBMIT_DATE 追跡要求がメール・トランスポートに送信され た日付。 STEP_ID 追跡レポートが要求された,マスタ内に定義さ れた回覧ステップ識別子。 RECIP_ID 追跡レポートが要求された,マスタ内に定義さ れた(ステップ内)回覧受信者識別子。 SENDER 追跡要求送信者の名前/メール・アドレス。これ は通常,追跡要求が含まれるメール・メッセー ジのヘッダ内の'from'フィールドと一致する。 RETRIES トランザクション終了前に,サービス・エージ ェントがトランザクションを再実行しなければ ならなかった回数。 MASTER_COPY マスタのMAILworksドロア名/ユーザ・エージェ ント内容ID (UACID)。 __________________________________________________________ (次ページに続く) F-10 トランザクション・ファイル トランザクション・ファイル F.2レコード形式 表 F-2 (続き) トランザクション・ファイルの可変長フィール ド __________________________________________________________ __________________________________________________________ _トランザクション・コード:_UP_(更新実行)__________________ IPMID この更新要求を含む受信メール・メッセージの 個人メッセージ識別子。 SUBMIT_DATE 更新ファイルがメール・トランスポートに送信 された日付。 STEP_ID 更新のターゲットである,マスタ内に定義され た回覧ステップ識別子。 RECIP_ID 更新のターゲットである,マスタ内に定義され た(ステップ内)回覧受信者識別子。 SENDER 更新ファイル送信者の名前/メール・アドレス。 これは通常,更新ファイルが含まれるメール・ メッセージのヘッダ内の'from'フィールドと一 致する。 RETRIES トランザクション終了前に,サービス・エージ ェントがトランザクションを再実行しなければ ならなかった回数。 MASTER_COPY マスタのMAILworksドロア名/ユーザ・エージェ ント内容ID (UACID)。 __________________________________________________________ _トランザクション・コード:_RC_(回覧終了)__________________ DATE_ 更新ファイルがメール・トランスポートに送信 COMPLETED された日付。 MASTER_COPY マスタのMAILworksドロア名/ユーザ・エージェ _______________ント内容ID_(UACID)。_______________________ トランザクション・ファイル F-11 ________________________________________________________________ 索引 _A_________________________ _U_________________________ AGENTモード, 5-4 USERモード, 5-4 AUTOGEN システムの値の変更, 2-6 V ___________________________ _G_________________________ VMSINSTAL GBLPAGES 必要事項, 2-8 値の計算, 2-4 ア GBLSECTIONS ___________________________ 値の計算, 2-4 アカウント・クォータ, 2-7 ___________________________ _イ________________________ MAILbus, 1-2 インストレーション インストレーション後の手 _N_________________________ 続き, 4-1 NODEモード, 5-2 強制終了, 3-1 準備と前提条件, 2-1 T TeamRoute, 3-1 ___________________________ 必要条件, 2-2 TMR$APPLICATION識別子, 5-8 例, A-1 TMR$APPLICATION識別子の付 インストレーション検証プロ 与, 5-8 シージャ(IVP) TMR$CONTROLユーティリティ インストレーションを参照 システム管理用, 5-1 単独実行, 4-1 TMRMAN エラー・メッセージ, エ D-4〜D-11 ___________________________ 警告メッセージ, D-3〜D-4 閲覧用コピー, 1-5 情報メッセージ, D-1〜D-3 エラー 回復, 3-8 索引-1 省略時のアプリケーション, _カ________________________ 1-3 回覧, 1-6 処理要求, 1-4 回覧用コピー, 1-5 診断メッセージ 回覧リスト TMRMAN, D-1〜D-11 定義, 1-6 サービス・エージェント, C-1〜C-15 ク システム, E-1〜E-17 ___________________________ クォータ _ソ________________________ プロセス・アカウント, ソフトウェア 2-7 オプションと必須, 2-1 クライアント 追加, 5-4 _ツ________________________ _コ________________________ 追跡, 1-6 個人用テンプレート, 1-3 _テ________________________ _サ________________________ データ型 サイン, 1-7 添付文書, 1-6 サーバ・ドメイン, 1-2 添付文書 サービス・エージェント 定義, 1-6 エラー・メッセージ, テンプレート用, 1-4 C-8〜C-14 テンプレート, 1-3〜1-4 警告メッセージ, C-7〜C-8 定義済み, 1-3 重大なエラー・メッセージ, テンプレート・ライブラリ, C-14〜C-15 5-7 情報メッセージ, C-1〜C-7 ト 追加, 5-4 ___________________________ 保守, 5-6 登録済みアプリケーション・ ファイル, 5-7 _シ________________________ 特権 システム TMRMANの起動に必要な特権, エラー・メッセージ, 5-2 E-2〜E-17 トランザクション・タイプ, 警告メッセージ, E-1〜E-2 F-1 重大なエラー・メッセージ, トランザクション・ファイル, E-17 F-1 情報メッセージ, E-1 トランザクション・レコード システム・ディスク 可変長フィールド, F-4 バックアップ, 2-9 形式, F-2 システム・ファイル 固定長フィールド, F-2 編集, 4-1 索引-2 _ニ________________________ _フ________________________ TeamRoute ファイル サービスの保守, 5-6 インストール, B-2 TeamRouteアカウント 保守, 5-5 _ヘ________________________ ハ 変数, 1-3 ___________________________ パッケージ _モ________________________ イベント, 1-6 問題点 回覧, 1-6 通知, 4-3 作成, 1-5 種類, 1-4 ヤ 処理要求, 1-4 ___________________________ 追跡, 1-6 役割 定義, 1-4 定義, 1-5 パラメータ AUTOGENによるシステムの値 _ラ________________________ の変更, 2-6 ライセンス, 2-2 システム, 2-3 システムの値の確認, 2-4 リ システム・パラメータの変 ___________________________ 更, 4-2 リリース・ノート, 2-1 必要な, 2-3 _ロ________________________ _ヒ________________________ 論理名 必要なシステム・ディスク容 インストール, B-1 量, 2-3 必要なシステム特権, 2-2 索引-3