Software Product Description _____________________________________________________________________ DEC TN560ターミナル・エミュレータfor OpenVMS SPD 28.B8.01 Version 1.0Aソフトウェア仕様書 仕様書の包含する範囲 1.1 TN560TEの起動 この文書は,DEC TN560ターミナ TN560TEを起動するには,接続した ル・エミュレータfor OpenVMSのソ いHITACシステムとシステム資源を フトウェア機能仕様を述べたもの 指定する修飾子を含むローカルの です。 OpenVMSシステムのコマンド言語を 使用します。TN560TEが動作してい 本文中ではDEC TN560ターミナル・ る間,ターミナル画面はT-560/20 エミュレータfor OpenVMSを単に 表示画面に類似した様式にフォー TN560TEと記述します。 マットされます。HITACシステム上 での作業を終了すると,TN560TEは 1 TN560TEの概要 終了し,ターミナルはOpenVMSコマ ンド・ターミナルとして"復元"さ TN560TEは,TCP/IPネットワーク内 れます。 で適切に構成されたOpenVMSシステ ム上のVTxxxターミナル(または 2 特徴 その他のVT100,VT200,VT300モ ードのDECターミナルかパーソナ 2.1 T-560/20ビデオデータシステ ル・コンピュータ)のユーザが, ムのエミュレーション 対話式でHITACホスト上のアプリケ TN560TEは次に示すHITAC表示シ ーションへアクセスを可能にする ステムによく似た機能を提供しま レイヤード・ソフトウェア・プロ す。 ダクトです。OpenVMSシステムか らHITACホスト上のアプリケーシ o T-560/20ビデオデータシス ョン・システムへのアクセスは, テム(タイプIII) Open Connect Systems社のOpen Connect Server (以下OCSと呼ぶ) 2.1.1 サポートされるT-560/20機 およびANET+または日本語DEC TCP 能 /IP Services for OpenVMS(UCX)ソ フトウェアを通じて行われます。 1.接続方法 通常の操作において,HITACシステ o HNA/HDLC手順によるリモ ムは"フォーム"のような定様式画 ート接続 面をT-560/20にブロック・モード 2.T-560/20データストリーム で転送します。TN560TEは,"フォ a.コマンド ーム"を一旦OpenVMSシステム上の メモリ内に格納し,それをターミ o Write ナル上に表示します。ユーザが"フ o Erase/Write ォーム"に要求すると,TN560TEは 入力後の"フォーム"を一つのブロ ックとして,OCSを通じてHITACシ ステムに送ります。 DIGITAL 1994年4月 AE-Q4VXA-TE DEC TN560ターミナル・エミュレータfor OpenVMS SPD 28.B8.01 Version 1.0Aソフトウェア仕様書 o Write Structured o 拡大文字 Field o 保護/非保護 注意: Write o 印字/非印字 Structured Field o 転送/非転送 コマンドを認識しま o 英数/カタカナ/数 すが, これに続く 字/数値フィールド すべての構造化フィ ールドをサポートす 注意: 英数/カタカ るわけではありませ ナ/数字/数値フィ ん。 ールドを認識します o Read Buffer が, シフトコントロ o Read Modified ールは行いません。 o Erase All o 入力必須フィールド Unprotected o 自動入力フィールド b.制御シーケンス o モジュラスチェック o バッファアドレス設 フィールド 定シーケンス(Set o 桁あふれチェックフ Buffer Address) ィールド o フィールド属性定義 o 自動スキップフィー (DFC)シーケンス ルド (Field Heading) o 全桁入力フィールド o オンラインリピート o 右寄せフィールド シーケンス(Online o ライトペン検出可能 Repeat) フィールド o カーソル位置設定 o アンダードット表示 (Insert Cursor) o オンラインタブ d.カーソル表示 (Online Tab) o 文字リバースカーソ o EUシーケンス(Erase ル Unprotected) o アンダーラインカー 3.画面制御 ソル a.表示文字数 o ブリンクあり/なし o 英数字・カナ1920文 o 倍角カーソル(拡大 字(80文字×24行) 文字対応) o 漢字 960文字(40文 o アンダーラインカー 字×24行) ソル o ブロックカーソル b.画面様式 4.キーボード機能 o 定様式/不定様式 c.フィールド制御 a.カーソル移動 o 高輝度/通常輝度 o ←,→,↑,↓ o 表示/無表示 o タブ(|=),バック タブ(=|) o リバース/ノーマル o 復改(←┘) o ブリンク表示 o 始点( ) o 罫線表示 2 DEC TN560ターミナル・エミュレータfor OpenVMS SPD 28.B8.01 Version 1.0Aソフトウェア仕様書 b.編集 2.1.2 サポートされないT-560/20 o 挿入,削除 機能 o フィールド 1.データストリーム o データ o Diagnous Readコマンド o FM,DUP o Set Attributeオーダ o マイナスタブ o グラフィックデータ c.ホストプログラムへの要 o 画像データ 求 o 2050 560/20 DS2 o 送信 o 9415互換データストリー o PF1〜PF96 ム o PA1〜PA3 2.伝送制御 o 割込 o RU(request/response o スクリーン unit)を伴わない o SRQ RH(request/response header)のみによる送信 d.画面の印刷 権の移譲 o 印刷 3.画面制御 o IDENT a.カラー表示 注意: 印刷属性を指 4.キーボード機能 定できますが,指定 o キャンセル 内容は T-560/20と異 o テスト なります e.その他 o セットアップ o リセット o リバース o IA 5.その他の機能 o ブリンク o グラフィック機能 5.ファイル転送機能 o 画像機能 o OpenVMSファイル−順編 o ライトペン 成ファイル o 磁気カードリーダ o ファイル保存方法の指定 o バーコードリーダ (新規/追加) o OCRハンドリーダ o コード変換/無変換 o 圧縮/非圧縮転送 (OpenVMS→HITACの 場合のみ) o タブ変換/無変換 (OpenVMS→HITACの 場合のみ) o 連続ファイル転送 3 DEC TN560ターミナル・エミュレータfor OpenVMS SPD 28.B8.01 Version 1.0Aソフトウェア仕様書 2.2 TN560TEバージョン1.0A固有の 機能 VAX 9000モデル400シリ o Single Shift(SS2)に対応し ーズ, たDEC社製のVT端末または VAX 10000モデル600シリ パーソナル・コンピュータ ーズ, のVTエミュレータでは,漢 VAXftモデル110,VAXft 字入力モードで漢字と半角 モデル310, カナを区別して入力できま VAXftモデル410,VAXft す。 モデル610, VAXftモデル612, o 漢字入力は,JVMSキーと同 MicroVAX: MicroVAX II, じです。 MicroVAX 2000, o IMLIBによりユーザがかな漢 MicroVAX 3100モデ 字変換キーの定義を行えま ル10/10E, す。 MicroVAX 3100モデ ル20/20E, 3 必要なハードウェアの最小構成 MicroVAX 3100モデ ル30, 適用プロセッサ MicroVAX 3100モデ VAX: VAX 4000モデル100, ル40, VAX 4000モデル200, MicroVAX 3100モデ VAX 4000モデル300, ル80, VAX 4000モデル400, MicroVAX 3100モデ VAX 4000モデル500, ル90, VAX 4000モデル600, MicroVAX 3300, VAX 6000モデル200シリ MicroVAX 3400, ーズ, MicroVAX 3500, VAX 6000モデル300シリ MicroVAX 3600, ーズ, MicroVAX 3800, VAX 6000モデル400シリ MicroVAX 3900 ーズ, VAXstationVAXstation II, VAX 6000モデル500シリ VAXstation 2000, ーズ, VAXstation 3100モ VAX 6000モデル600シリ デル30, ーズ, VAXstation 3100モ VAX 7000モデル600シリ デル38, ーズ, VAXstation 3100モ VAX 8200,VAX 8250,VAX 8300, デル40, VAX 8350,VAX VAXstation 3100モ 85XX,VAX 8600, デル48, VAX 8650,VAX 8700, VAXstation 3100モ VAX 8800, デル76, VAX 8810,VAX 8820, VAXstation 3200, VAX 8830, VAXstation 3500, VAX 8840, VAXstation 3520, VAX 9000モデル110, VAXstation 3540, VAX 9000モデル210, VAXstation 4000 VAX 9000モデル300シリ VLC, ーズ, VAXstation 4000モ デル60 4 DEC TN560ターミナル・エミュレータfor OpenVMS SPD 28.B8.01 Version 1.0Aソフトウェア仕様書 VAXstation 4000モ インストール時: 約3000 デル90 ブロッ VAXserver:VAXserver 3100モデ ク ル10/10E, (1500K VAXserver 3100モデ バイ ル20/20E, ト) VAXserver 3300, システム運用時: 約1000 VAXserver 3400, ブロッ VAXserver 3500, ク VAXserver 3600, (500K VAXserver 3602, バイ VAXserver 3800, ト) VAXserver 3900, これらのディスク容量は,システ VAXserver 4000モデ ム・ディスク上で必要となるディ ル200, スク領域を表したものであり,概 VAXserver 4000モデ 数です。実際の値は,システムの ル300, 環境,構成,ソフトウェア・オプ VAXserver 4000モデ ションに応じて異なります。 ル500, VAXserver 6000モデ 4 インストレーション ル210/220, VAXserver 6000モデ 経験を積んだお客様のみ,このソ ル310/320, フトウェアのインストレーション VAXserver 6000モデ を実行してください。その他のお ル410/420, 客様には日本DECのインストレーシ VAXserver 6000モデ ョン・サービスをお勧めします。 ル510/520, このサービスでは,日本DECのソフ VAXserver 6000モデ トウェアの技術者がインストレー ル610, ションを行います。 VAXserver 6000モデ 日本DECによるソフトウェアのイン ル620, ストレーションの前に,お客様は VAXserver 6000モデ 次のことを行ってください。 ル630 適用されないプロセッサ o ターミナルおよびOCSを含 む,必要なハードウェアの o VAX-11/730 すべてを事前にインストー o VAX-11/750 ルしておいてください。 o VAX-11/780 o DECの通信機器へのインター o VAX-11/785 フェイスに必要なモデムや その他の機器を設置して, プロセッサ制限事項 正しく動作しているかどう スタンドアロンのMicroVAX 2000お かを確認してください。 よびVAXstation 2000では,TK50テ o OCSとTN560TEが通信できる ープ駆動装置が必要です。 ようにTCP/IP環境を適切に 設定してください。 必要なディスク容量 5 DEC TN560ターミナル・エミュレータfor OpenVMS SPD 28.B8.01 Version 1.0Aソフトウェア仕様書 o お客様と日本DECの最終的 7 必要なソフトウェア* な合意が得られるまでの期 間,インストレーションで 1.OCSIIをゲートウェイに使用 使用するすべてのハードウ する場合 ェア,通信機器,ターミナ o 日本語OpenVMS VAXオペ ルを使用可能な状態にして レーティング・システム おいてください。 V6.0 このプロダクトを有効に使用する o ANET+ V2.7または日本 ためには以下の作業が必要です。 語DEC TCP/IP Services o お客様は,日本DECとHITAC for OpenVMS V2.0 システムの技術者がインス o OCSII トール前の作業を協力して 実行できるように準備して 2.M2133をゲートウェイに使用 おいてください。 する場合 o お客様は,ANET+または日本 o 日本語OpenVMS VAXオペ 語DEC TCP/IP Services for レーティング・システム OpenVMS(UCX)ソフトウェア V6.0 とTN560TEソフトウェアをサ o ANET+ V2.7または日本 ポートするために,HITAC構 語DEC TCP/IP Services 成要素の生成パラメータを for OpenVMS V2.0 変更してください。 必要なハードウェアおよびソフト ウェアについてはそれぞれの『ソ 5 必要なサポート フトウェア仕様書(SPD)』を参照 HITACホスト・ベースのアプリケー してください。 ション環境にアクセスしたいすべ * 必須ソフトウェアおよびオ てのOpenVMSノードを含む,ネット プション・ソフトウェアの ワーク構成とCCL(Configuration 情報と必要なバージョンに Check List)(必要な場合)を,お客 ついては『DEC TN560ター 様と日本DECが協力して準備する必 ミナル・エミュレータfor 要があります。 OpenVMS Version 1.0Aシ TN560TEを日本DECが適切にサポー ステム・サポート付加情報 トするために,お客様は日本DEC (SSA 28.B6.00-x)』を参照 がサポートする日本語DEC TCP/IP してください。 Services for OpenVMSまたはANET+ がサポートするTCP/IP構成を準備 8 注文情報 しておかなければなりません。 最寄りの日本DECの各支店/営業所 にお問い合わせください。 6 必要なハードウェア o ゲートウェイが動作するハ 9 ソフトウェア・ライセンス ードウェアは,以下のいず 本ソフトウェアは日本DEC標準販売 れかが必要です。 約款中のライセンス規定に基づい o Open Connect Server て提供されます。 M2133 日本DECのライセンス条件とその方 o OCSIIが適切に動作する 針についての詳細は,最寄りの日 DECstation 本DEC各支店/営業所にお問い合わ せください。 6 DEC TN560ターミナル・エミュレータfor OpenVMS SPD 28.B8.01 Version 1.0Aソフトウェア仕様書 10 ライセンス管理機能のサポート 13 保証 本ソフトウェアはOpenVMSライセン 本ソフトウェアについては,日本 ス管理機能(LMF)をサポートして DEC所定のソフトウェア保証基準に います。本プロダクトのライセン 定められた保証が提供されます。 ス単位はCPUの性能に応じて割り当 保証に関する制限事項 てられます。 ライセンス管理機能の詳細は 本ソフトウェアは,以下に示す 『OpenVMS Operating System HITACソフトウェアを使用して構 Software Product Description 成されているHITACプロセッサ・ (SPD 25.01.xx)』またはOpenVMS システムに対してテストされてお Operating Systemのドキュメ り,これらのシステムに対して保 ント・セット中の『License 証されます。また,本ソフトウェ Management Facility Manual』 アは,他のHITACソフトウェア及び を参照してください。 機器と組み合わせて使用したり, HITACがサポートするソフトウェア 以外のソフトウェアと組み合わせ 11 ソフトウェア製品サービス て使用しても正しく機能する場合 日本DECでは,様々なサービス・オ がありますが,このような機器及 プションを提供しています。詳細 びソフトウェア構成では適切なテ については,最寄りの日本DEC各支 ストを行っておりませんので,DEC 店/営業所にお問い合わせくださ は本ソフトウェアに対して標準保 い。 証を提供しません。 _____________________________ バージ 12 提供媒体 ョン, VAX Systems: ソフトウェア製品______レベル_ VOS3/ES1-JSS3 06-00 テープ: TK50ストリーム・テ ープ _____________________________ CD-ROM ECS/VTAM 06-00 本製品は,「日本語OpenVMS Consolidated Software 05-06 Distribution」の一部として, CD-ROMでも利用可能となってい _____________________________ ます。またソフトウェア・ドキュ メントは「日本語OpenVMS Online ECS/NCP 06-00 Documentation Library」の一部と してCD-ROMで利用可能となってい 05-06 ます。 _____________________________ TIOP2 06-01 05-01 _____________________________ 7 DEC TN560ターミナル・エミュレータfor OpenVMS SPD 28.B8.01 Version 1.0Aソフトウェア仕様書 _____________________________ バージ ョン, ソフトウェア製品______レベル_ TIOP3 01-01 03-00 _____________________________ DCCM3 07-06 DCCM3/EA 02-00 _____________________________ XMAP2 E2 01-01 XMAP2 05-00 _____________________________ MODE/BS 05-02 05-01 _____________________________ ASPEN E2 03-04 03-02 _____________________________ ADM 11-04 11-03 _____________________________ IFIT-TSS_E2___________02-00__ 本ソフトウェアを導入後,その他 の構成がテストされていることが あります。ソフトウェア構成の最 新情報については,最寄りの日本 DECの各支店/営業所にお問い合わ せください。 8