Software Product Description _____________________________________________________________________ H-RJE for OpenVMS SPD 27.J9.01 Version1.0Aソフトウェア仕様書 仕様書の包含する範囲この文 KEIS→DEC 書は,H-RJE for OpenVMSのソ o 切り替えコード(KEIS漢字コ フトウェア仕様を述べたもので ードとEBCDIKコードを切り す。 替えるためのコード)ではさ まれたKEIS漢字コードから 1 概要 DEC漢字コードへの変換を行 H-RJE for OpenVMS(以下H-RJEと います。切り替えコードは 略す)は,DECnet SNA VMS Remote 削除されます。 Job Entry(標準版RJE)と組み合 o KEISKNJDEFユーティリティ わせることにより,HITACホストと で作成した外字管理ファイ OpenVMSシステム間で漢字コードを ルを指定することにより, 含むファイルを透過的に送受信す KEIS拡張文字セット3(JIS ることを可能にします。H-RJEは 第一水準,第二水準に含ま OpenVMSシステム上で,OpenVMSシ れない文字)あるいはKEISユ ステム上のKEIS漢字コード(切り ーザ定義文字のKEISコード 替えではさまれた2バイト・コー をDEC拡張漢字セットのユー ド)とEBCDIKコードの混在した順編 ザ定義領域のDEC漢字コー 成ファイルと,DEC漢字コードと ドに変換することができま ASCIIコード(及びJISカタカナ・ す。 コード)の混在した順編成ファイル o 変換の際に使用する1バ との相互変換を行うためのユーテ イト・コード変換テーブ ィリティです。 ルをユーザで作成して, 2 特徴 指定できます。(この1バイ H-RJEは,KEISCODEユーティリティ ト・コード・テーブルは, およびKEISKNJDEFユーティリティ DECnet/SNA VMS Gateway から構成されるソフトウェア製品 Managementソフトウェアが です。 備えているコード・テーブ ル作成ツールにより作成さ れます。) 2.1 KEISCODEユーティリティ o RMTKNJ指定のプリンタ・ス KEISCODEユーティリティは,KEIS トリームで受信したテキス コードのファイルとDEC コードの トのレコードの先頭に付加 ファイルを相互に変換するユーテ されている4バイトの制御 ィリティです。本ユーティリティ コードを削除できます。 は,どのような変換を行うかを指 o KEISの漢字スペースコード 定するためのいくつかの修飾子を X'A1A1'はDEC漢字スペース 備えています。修飾子の組み合せ コードX'A1A1'に変換されま により,次のような変換機能が提 す。KEISのスペースコード 供されます。 X'40'は常にASCIIスペース コードX'20'に変換されま す。 DIGITAL 1994年4月 AE-Q4Z9A-TE H-RJE for OpenVMS SPD 27.J9.01 Version1.0Aソフトウェア仕様書 o 半角カタカナ1バイト・コ 2.2 KEISKNJDEFユーティリティ ードを含むファイルを変換 KEISKNJDEFユーティリティは,外 する場合,出力ファイルと 字管理ファイルを作成・管理する して作成されるDECコードか ためのユーティリティです。外字 ら成るテキスト・ファイル 管理ファイルは,KEIS拡張文字セ の形式を次の2通から選択 ット3(JIS第一水準,第二水準に できます。 含まれない文字)あるいはKEISユー o 半角カタカナをプリン ザ定義文字のKEIS 漢字コードと タ,ターミナルにその DEC拡張漢字セットのユーザ定義 まま出力できるよう, 領域のDEC漢字コードとの変換対 ESCAPEシーケンスコード 応規則を定義し保存したファイル 挿入された形式。 です。このファイルは,KEISCODE o ESCAPEシーケンスを含ま ユーティリティにより利用されま ない形式。 す。このユーティリティには,次 のような機能があります。 DEC→KEIS o 外字管理ファイルの作成 o DEC漢字コードを切り替え o 既存の外字管理ファイルの コードではさまれたKEIS漢 修正 字コードへの変換を行いま o 外字管理ファイルの内容表 す。 示 o KEISKNJDEFユーティリティ で作成した外字管理ファイ ルを指定することにより, 3 必要なハードウェアの最小構成 DEC拡張漢字セットのユーザ 定義領域のDEC漢字コードを 適用プロセッサ KEIS拡張文字セット3(JIS VAX: VAX 4000モデル100, 第一水準,第二水準に含ま VAX 4000モデル200, れない文字)あるいはKEIS VAX 4000モデル300, ユーザ定義文字のKEISコー VAX 4000モデル400, ドへ変換することができま VAX 4000モデル500, す。 VAX 4000モデル600, o 変換の際に使用する1バ VAX 6000モデル200シリ イト・コード変換テーブ ーズ, ルをユーザで作成して, VAX 6000モデル300シリ 指定できます。(この1バイ ーズ, ト・コード・テーブルは, VAX 6000モデル400シリ DECnet SNA VMS Gateway ーズ, Managementソフトウェアが VAX 6000モデル500シリ 備えているコード・テーブ ーズ, ル作成ツールにより作成さ VAX 6000モデル600シリ れます。) ーズ, o DEC漢字スペースX'A1A1'は VAX 7000モデル600シリ KEISの漢字スペースコード ーズ, X'A1A1'に変換されます。 VAX 8200,VAX 8250,VAX 8300, ASCIIスペースコードX'20' VAX 8350,VAX は常にKEISのスペースコー 85XX,VAX 8600, ドX'40'に変換されます。 VAX 8650,VAX 8700, VAX 8800, VAX 8810,VAX 8820, VAX 8830, 2 H-RJE for OpenVMS SPD 27.J9.01 Version1.0Aソフトウェア仕様書 VAX 8840, VAXstation 3520, VAX 9000モデル110, VAXstation 3540, VAX 9000モデル210, VAXstation 4000 VAX 9000モデル300シリ VLC, ーズ, VAXstation 4000モ VAX 9000モデル400シリ デル60 ーズ, VAXstation 4000モ VAX 10000モデル600シリ デル90 ーズ, VAXserver:VAXserver 3100モデ VAXftモデル110,VAXft ル10/10E, モデル310, VAXserver 3100モデ VAXftモデル410,VAXft ル20/20E, モデル610, VAXserver 3300, VAXftモデル612, VAXserver 3400, MicroVAX: MicroVAX II, VAXserver 3500, MicroVAX 2000, VAXserver 3600, MicroVAX 3100モデ VAXserver 3602, ル10/10E, VAXserver 3800, MicroVAX 3100モデ VAXserver 3900, ル20/20E, VAXserver 4000モデ MicroVAX 3100モデ ル200, ル30, VAXserver 4000モデ MicroVAX 3100モデ ル300, ル40, VAXserver 4000モデ MicroVAX 3100モデ ル500, ル80, VAXserver 6000モデ MicroVAX 3100モデ ル210/220, ル90, VAXserver 6000モデ MicroVAX 3300, ル310/320, MicroVAX 3400, VAXserver 6000モデ MicroVAX 3500, ル410/420, MicroVAX 3600, VAXserver 6000モデ MicroVAX 3800, ル510/520, MicroVAX 3900 VAXserver 6000モデ VAXstationVAXstation II, ル610, VAXstation 2000, VAXserver 6000モデ VAXstation 3100モ ル620, デル30, VAXserver 6000モデ VAXstation 3100モ ル630 デル38, 適用されないプロセッサ VAXstation 3100モ o VAX-11/730 デル40, VAXstation 3100モ o VAX-11/750 デル48, o VAX-11/780 VAXstation 3100モ o VAX-11/785 デル76, VAXstation 3200, プロセッサ制限事項 VAXstation 3500, スタンドアロンのMicroVAX 2000お よびVAXstation 2000では,TK50テ ープ駆動装置が必要です。 3 H-RJE for OpenVMS SPD 27.J9.01 Version1.0Aソフトウェア仕様書 必要なディスク容量 o 当社の通信機器へのインタ フェースに必要なモデム, インストール時: 約460 その他の機器,および設備 ブロッ を入手,設置,そして試操 ク 作を行ってください。 (230K o DECnet SNA Gatewayと標準 バイ 版RJEが通信するのに必要な ト) HITACホスト・ソフトウェ システム運用時: 約230 アを生成しておいてくださ ブロッ い。 ク o インストレーションで使 (115K 用するすべてのハードウェ バイ ア,通信設備およびターミ ト) ナルを,お客様と日本DECが これらのディスク容量は,システ 合意した期間に利用できる ム・ディスク上で必要となるディ ように準備しておいてくだ スク領域を表したものであり,概 さい。 数です。実際の値は,システムの このプロダクトを効率的に使用す 環境,構成,ソフトウェア・オプ るためには,以下の作業が必要と ションに応じて異なります。 なります。 4 インストレーション o インストレーション前の処 理を調整するために,当社 H-RJEを使用するには,日本DECが およびHITAC のシステムの サポートするDECnet SNA Gateway 専門家が共同で作業できる 構成が必要です。弊社がサポ ように準備しておいてくだ ートするDECnet SNA Gateway さい。 を最初に購入する際にGateway o DECnet SNA Gatewayとリモ Installation/Orientation ート・ジョブ・エントリソ Serviceも購入する必要があり フトウェアをサポートする ます。 ためにHITAC構成要素作成パ H-RJEのインストールは,経験豊富 ラメータを変更する必要が なお客様が行ってください。ある あります。 いは日本DECのインストレーショ ン・サービスをご利用ください。 5 必要なサポート このサービスにより,経験を積ん だ日本DECのソフトウェアの技術者 HITACホスト・ベースのアプリケー によるソフトウェア・プロダクト ション環境にアクセスしたいすべ のインストレーションが提供され てのOpenVMSノードを含む,ネット ます。 ワーク構成とDECnetカスタマ・サ インストレーションを行う前 ポート・プラン(適切な場合)を, に お客様と日本DECが協力して準備す る必要があります。 当社のソフトウェア・インスト H-RJEを日本DECが適切にサポート レーション・サービスを利用され するために,お客様は日本DECが る前に,次のことを行ってくださ サポートするDECnet SNA Gateway い。 を準備しておかなければなりませ o ターミナルを含む,すべて ん。 の必要なハードウェアを事 前にインストールしてくだ さい。 4 H-RJE for OpenVMS SPD 27.J9.01 Version1.0Aソフトウェア仕様書 日本DECがDECnet SNA Gatewayを 9 ライセンス管理機能のサポート サポートするには,DECnet SNA 本ソフトウェアはOpenVMSライセン Gatewayを最初に購入される際に, ス管理機能(LMF)をサポートして ゲートウェイ・オリエンテーショ います。本プロダクトのライセン ン/インストレーション・サービス ス単位はCPUの性能に応じて割り当 (QSF0x-SZ)も同時に購入する必要 てられます。 があります。 ライセンス管理機能の詳細は 6 必要なソフトウェア* 『OpenVMS Operating System Software Product Description OpenVMS VAXシステム: (SPD 25.01.xx)』またはOpenVMS 1.DECnet SNA Gateway環境 Operating Systemのドキュメ ント・セット中の『License o 日本語OpenVMS VAXオペ Management Facility Manual』 レーティング・システム を参照してください。 V6.0 o DECnet-VAX V6.0 10 ソフトウェア製品サービス o DECnet SNA Remote Job 日本DECでは,様々なサービス・オ Entry V1.4 プションを提供しています。詳細 o DECnet SNA Gateway ST については,最寄りの日本DEC各支 V1.2 (SPD 25.C6.xx) 店/営業所にお問い合わせくださ 必要なハードウェアおよびソフト い。 ウェアについてはそれぞれの『ソ フトウェア仕様書(SPD)』を参照 11 提供媒体 してください。 VAX Systems: 7 注文情報 テープ: TK50ストリーム・テ 最寄りの日本DECの各支店/営業所 ープまたは にお問い合わせください。 9トラック1600BPI磁 気テープ 8 ソフトウェア・ライセンス CD-ROM 本ソフトウェアは日本DEC標準販売 本製品は,「日本語OpenVMS 約款中のライセンス規定に基づい Consolidated Software て提供されます。 Distribution」の一部として, 日本DECのライセンス条件とその方 CD-ROMでも利用可能となってい 針についての詳細は,最寄りの日 ます。またソフトウェア・ドキュ 本DEC各支店/営業所にお問い合わ メントは「日本語OpenVMS Online せください。 Documentation Library」の一部と してCD-ROMで利用可能となってい ます。 12 保証 本ソフトウェアについては,日本 DEC所定のソフトウェア保証基準に 定められた保証が提供されます。 保証に関する制限事項 IBMがサポートする構成 5 H-RJE for OpenVMS SPD 27.J9.01 Version1.0Aソフトウェア仕様書 _____________________________ 本ソフトウェアは,以下に示す ソフトウェ HITACソフトウェアで構成された ア・ バージョン, HITACシステムに対してテストされ プロダクト_____レベル________ ており,これらのシステムに対し VOS3/ES1-JSS3 06-00 て保証されます。 また,このソフトウェアは,他の ECS/VTAM/BASE 06-00 HITACソフトウェアおよび機器と組 み合わせて使用したり,HITACがサ ECS/NCP________06-00_________ ポートするソフトウェア以外のソ フトウェアと組み合わせて使用し ても正しく機能します。ただし, 適切なテストを行っていない機器 およびソフトウェア構成でご使用 の際は,日本DECは本ソフトウェア に対して標準保証を提供していま せん。 H-RJEは次の表にあるのHITACソフ トウェア構成に対してテストされ ており,これらの構成に対して保 証されます。 6