Software Product Description _____________________________________________________________________ F-PrE for OpenVMS SPD 26.T8.01 Version1.0Aソフトウェア仕様書 1 概要 FCCS(Format Control Character F-PrE for OpenVMS(以下,F-PrE String)によるバルクプリント(タ と呼ぶ)は,DECnet SNAゲート イプ1)はサポートしません。 ウェイを通して,FACOMホストに o バルクプリント(タイプ 基づいたアプリケーションから 3)における以下のオーダ 印刷可能なデータを受信できる を認識します。 ようにするOpenVMSレイヤード・ CR − Carriage Return ソフトウェア・プロダクトです。 DUP − Duplicate(空白に これらのアプリケーションは, 変換) 本来システム・ネットワーク体系 EM − End Message (FNA/HDLC)ネットワーキング環境 EUA − Erase Unprotected にあるFACOM6651制御装置または to Address FACOM6681制御装置に接続された FF − Form Feed FACOM6654型プリンタ装置の出力を FM − Field Mark(空白に 生成するために開発されたもので 変換) す。 NL − Newline 実際にFACOM6654プリンタ装置を使 PT − Program Tab 用する環境では,データはホスト RA − Repeat to Address からプリンタ装置へ単方向に送信 SBA − Set Buffer Address され,ハード・コピーが生成され SF − Start Fields ます。F-PrEソフトウェアを使用す ることにより,OpenVMSユーザは バルクプリント(タイプ3)に 受け取った出力をOpenVMS Print おける以下のコマンドを認識しま Symbiontを通じて印刷するか,ま す。 たはディスク・ファイルにスプー WRITE ルするかのどちらかを選択できま す。 ERASE/WRITE プリンタ・エミュレータの機 能 ERASE/WRITE ALTERNATE 以下に,F-PrEが提供する機能を示 ERASE ALL UNPROTECTED します。 o DIGITALコマンド言語(DCL) 書式インタフェースを通じ o PA1,PA2スイッチおよび取消 て構成および制御されてお しスイッチをサポートしま り,使いやすくなっていま せん。 す。 o WRITEコマンドによるバルク o 印刷制御マトリックス機能 プリント(タイプ3)をサ をサポートしていません。 ポートします。 また,再印刷スイッチ機能 もサポートしていません。 DIGITAL 1994年4月 AE-Q4YJA-TE F-PrE for OpenVMS SPD 26.T8.01 Version1.0Aソフトウェア仕様書 o 罫線およびアンダスコアを o LUにアクセスする際の付 サポートしません。 加的な機密保護を提供する o 印刷すべきプリント・ジョ ためにパスワードを利用し ブを255枚までコピーできま てLU機密保護をサポートし す。 ます。この機能は,DECnet o 最大128まで同時にセッショ SNA Gaterway-ST,DECnet ンを実行できます。 SNA Gateway-CTでサポート されます。 o 他のユーザのアカウント o 外字登録機能を備えてい でプリント・ジョブを出す ます。外字登録機能では, ことができます。あたかも JEF(Japanese Processing そのユーザが要求をだした Extended Feature:富士通日 かのようにプリント・ジョ 本語情報システム)拡張文字 ブが実行されます。アカウ セットおよびユーザ定義文 ンティング情報はそのユー 字セット内の2914文字が登 ザのアカウントに記録され 録できます。これにより, ます。ユーザ名は最大12文 F-PrEによるJEF拡張文字セ 字までのシステム上で有効 ットおよびユーザ定義文字 な名前でなくてはなりませ の印刷が可能になります。 ん。 o 複数のフォーム・タイプ 2 必要なハードウェアの最小構成 をサポートします。フォ ーム・タイプは,数値また 適用プロセッサ はフォーム名のどちらかを 使用して指定されます。こ VAX: VAX 4000モデル100, れらのフォーム・タイプで VAX 4000モデル200, は,印刷イメージ幅,書類 VAX 4000モデル300, の長さ,またはタイプを指 VAX 4000モデル400, 示できます。これらのフォ VAX 4000モデル500, ーム・タイプのコードはイ VAX 4000モデル600, ンストレーション時に定義 VAX 6000モデル200シリ されます。 ーズ, o セッションを中止するこ VAX 6000モデル300シリ となく,キュー名,フォー ーズ, ム,数,コピー数,ユーザ VAX 6000モデル400シリ 名および出力ストリーム・ ーズ, ファイルの削除選択を変更 VAX 6000モデル500シリ できます。 ーズ, o プリンタにスプールされた VAX 6000モデル600シリ 出力ファイルを削除するこ ーズ, とができます。この設定は VAX 7000モデル600シリ ユーザが選択可能です。 ーズ, VAX 8200,VAX 8250,VAX 8300, o INIT SELF要求をFACOMアプ VAX 8350,VAX リケーションに送るオプシ 85XX,VAX 8600, ョンを提供します。 VAX 8650,VAX 8700, VAX 8800, VAX 8810,VAX 8820, VAX 8830, VAX 8840, VAX 9000モデル110, 2 F-PrE for OpenVMS SPD 26.T8.01 Version1.0Aソフトウェア仕様書 VAX 9000モデル210, VAXstation 4000 VAX 9000モデル300シリ VLC, ーズ, VAXstation 4000モ VAX 9000モデル400シリ デル60 ーズ, VAXstation 4000モ VAX 10000モデル600シリ デル90 ーズ, VAXserver:VAXserver 3100モデ VAXftモデル110,VAXft ル10/10E, モデル310, VAXserver 3100モデ VAXftモデル410,VAXft ル20/20E, モデル610, VAXserver 3300, VAXftモデル612, VAXserver 3400, MicroVAX: MicroVAX II, VAXserver 3500, MicroVAX 2000, VAXserver 3600, MicroVAX 3100モデ VAXserver 3602, ル10/10E, VAXserver 3800, MicroVAX 3100モデ VAXserver 3900, ル20/20E, VAXserver 4000モデ MicroVAX 3100モデ ル200, ル30, VAXserver 4000モデ MicroVAX 3100モデ ル300, ル40, VAXserver 4000モデ MicroVAX 3100モデ ル500, ル80, VAXserver 6000モデ MicroVAX 3100モデ ル210/220, ル90, VAXserver 6000モデ MicroVAX 3300, ル310/320, MicroVAX 3400, VAXserver 6000モデ MicroVAX 3500, ル410/420, MicroVAX 3600, VAXserver 6000モデ MicroVAX 3800, ル510/520, MicroVAX 3900 VAXserver 6000モデ VAXstationVAXstation II, ル610, VAXstation 2000, VAXserver 6000モデ VAXstation 3100モ ル620, デル30, VAXserver 6000モデ VAXstation 3100モ ル630 デル38, 適用されないプロセッサ VAXstation 3100モ o VAX-11/730 デル40, VAXstation 3100モ o VAX-11/750 デル48, o VAX-11/780 VAXstation 3100モ o VAX-11/785 デル76, VAXstation 3200, プロセッサ制限事項 VAXstation 3500, スタンドアロンのMicroVAX 2000お VAXstation 3520, よびVAXstation 2000では,TK50テ VAXstation 3540, ープ駆動装置が必要です。 必要なディスク容量 3 F-PrE for OpenVMS SPD 26.T8.01 Version1.0Aソフトウェア仕様書 o 当社の通信機器へのインタ インストール時: 約780 フェースに必要なモデム, ブロッ その他の機器,および設備 ク を入手,設置,そして試操 (390K 作を行ってください。 バイ o DECnet SNA Gatewayとプリ ト) ンタ・エミュレータが通信 システム運用時: 約430 するのに必要なFACOMホス ブロッ ト・ソフトウェアを生成し ク ておいてください。 (215K o インストレーションで使 バイ 用するすべてのハードウェ ト) ア,通信設備およびターミ これらのディスク容量は,システ ナルを,お客様と日本DECが ム・ディスク上で必要となるディ 合意した期間に利用できる スク領域を表したものであり,概 ように準備しておいてくだ 数です。実際の値は,システムの さい。 環境,構成,ソフトウェア・オプ このプロダクトを効率的に使用す ションに応じて異なります。 るためには,以下の作業が必要と なります。 3 インストレーション o インストレーション前の処 F-PrEを使用するには,日本DECが 理を調整するために,当社 サポートするDECnet SNA Gateway およびFACOM のシステムの 構成が必要です。弊社がサポ 専門家が共同で作業できる ートするDECnet SNA Gateway ように準備しておいてくだ を最初に購入する際にGateway さい。 Installation/Orientation o DECnet SNA Gatewayとプリ Serviceも購入する必要があり ンタ・エミュレータ・ソフ ます。 トウェアをサポートするた F-PrEのインストールは,経験豊富 めにFACOM構成要素作成パラ なお客様が行ってください。ある メータを変更する必要があ いは日本DECのインストレーショ ります。 ン・サービスをご利用ください。 このサービスにより,経験を積ん 4 必要なサポート だ日本DECのソフトウェアの技術者 によるソフトウェア・プロダクト FACOMホスト・ベースのアプリケー のインストレーションが提供され ション環境にアクセスしたいすべ ます。 てのOpenVMSノードを含む,ネット インストレーションを行う前 ワーク構成とDECnetカスタマ・サ に ポート・プラン(適切な場合)を, お客様と日本DECが協力して準備す 当社のソフトウェア・インスト る必要があります。 レーション・サービスを利用され F-PrEを日本DECが適切にサポート る前に,次のことを行ってくださ するために,お客様は日本DECが い。 サポートするDECnet SNA Gateway o ターミナルを含む,すべて を準備しておかなければなりませ の必要なハードウェアを事 ん。 前にインストールしてくだ さい。 4 F-PrE for OpenVMS SPD 26.T8.01 Version1.0Aソフトウェア仕様書 日本DECがDECnet SNA Gatewayを 8 ライセンス管理機能のサポート サポートするには,DECnet SNA 本ソフトウェアはOpenVMSライセン Gatewayを最初に購入される際に, ス管理機能(LMF)をサポートして ゲートウェイ・オリエンテーショ います。本プロダクトのライセン ン/インストレーション・サービス ス単位はCPUの性能に応じて割り当 (QSF0x-SZ)も同時に購入する必要 てられます。 があります。 ライセンス管理機能の詳細は 5 必要なソフトウェア* 『OpenVMS Operating System Software Product Description OpenVMS VAXシステム: (SPD 25.01.xx)』またはOpenVMS 1.DECnet SNA Gateway環境 Operating Systemのドキュメ ント・セット中の『License o 日本語OpenVMS VAXオペ Management Facility Manual』 レーティング・システム を参照してください。 V6.0 o DECnet-VAX V6.0 9 ソフトウェア製品サービス o DECnet SNA Gateway ST 日本DECでは,様々なサービス・オ V1.2 (SPD 25.C6.xx) プションを提供しています。詳細 必要なハードウェアおよびソフト については,最寄りの日本DEC各支 ウェアについてはそれぞれの『ソ 店/営業所にお問い合わせくださ フトウェア仕様書(SPD)』を参照 い。 してください。 10 提供媒体 6 注文情報 VAX Systems: 最寄りの日本DECの各支店/営業所 にお問い合わせください。 テープ: TK50ストリーム・テ ープまたは 7 ソフトウェア・ライセンス 9トラック1600BPI磁 気テープ 本ソフトウェアは日本DEC標準販売 約款中のライセンス規定に基づい CD-ROM て提供されます。 本製品は,「日本語OpenVMS 日本DECのライセンス条件とその方 Consolidated Software 針についての詳細は,最寄りの日 Distribution」の一部として, 本DEC各支店/営業所にお問い合わ CD-ROMでも利用可能となってい せください。 ます。またソフトウェア・ドキュ メントは「日本語OpenVMS Online Documentation Library」の一部と してCD-ROMで利用可能となってい ます。 11 保証 本ソフトウェアについては,日本 DEC所定のソフトウェア保証基準に 定められた保証が提供されます。 保証に関する制限事項 IBMがサポートする構成 5 F-PrE for OpenVMS SPD 26.T8.01 Version1.0Aソフトウェア仕様書 _____________________________ 本ソフトウェアは,以下に示す ソフトウェ FACOMソフトウェアで構成された ア・ バージョン, FACOMシステムに対してテストされ プロダクト_____レベル________ ており,これらのシステムに対し OS IV/F4 MSP E20 て保証されます。 また,このソフトウェアは,他の VTAM-G V10L20 FACOMソフトウェアおよび機器と組 み合わせて使用したり,FACOMがサ NCP-G V10L20 ポートするソフトウェア以外のソ フトウェアと組み合わせて使用し APS V10L21 ても正しく機能します。ただし, 適切なテストを行っていない機器 AIM/DC V12L30 およびソフトウェア構成でご使用 の際は,日本DECは本ソフトウェア PSAM___________V10L50________ に対して標準保証を提供していま せん。 F-PrEは次の表にあるのFACOMソフ トウェア構成に対してテストされ ており,これらの構成に対して保 証されます。 6