DIGITAL AV-RCACA-TE 日本語DIGITAL_COBOL_V2.5_for_OpenVMS_Alphaをご使用のお客様へ 日本語DIGITAL COBOL for OpenVMS Alpha (以下,日本語DIGITAL COBOL と記す)をご利用いただきありがとうございます。本書では,日本語 DIGITAL COBOL V2.5のキットの内容,および本製品をご使用いただく際 に必要な情報を記載しています。ご使用の前に必ずお読みください。 1 ライセンス管理機能(LMF)に関する情報 日本語DIGITAL COBOLをインストールする前に,LMF PAKを登録しロード する必要があります(『日本語DIGITAL COBOL for OpenVMS Alphaインス トレーション・ガイド』を参照)。ブックリーダを介してレイヤード製 品のドキュメントCD-ROM (CD)上のドキュメントを読む場合は,事前に BOOKBROWSER PAKを登録しておく必要があります。登録方法に関する説 明については,『日本語OpenVMS Alphaソフトウェア・ライブラリ コ ンパクト・ディスク・ユーザーズ・ガイド』を参照してください。 2 インストレーション情報 日本語DIGITAL COBOLをインストールするには,日本語OpenVMS Alpha V6.1以降および標準版DIGITAL COBOL V2.5 for OpenVMS Alphaが必要で す。 レイヤード製品のソフトウェア・バイナリ・コンパクトディスク(媒体 CD)は,インストレーション・セーブセット(キット),『日本語DIGITAL COBOL for OpenVMS Alphaインストレーション・ガイド』,およびその 他の関連マニュアルをTXT形式とPostScript[1]形式で提供しています。 ___________________ [1] POSTS CRIPTはAdobe Systems, Incorporated社の登録商標です。 1 ________________________________________________________________ V2.5キット・コンポーネン セーブセット,ファイルまたはディレ ト___________________________クトリ_____________________________ DIGITAL COBOL for日本語 [NCOBOL025.KIT] NCOBOL025.A OpenVMS Alpha [NCOBOL025.KIT] NCOBOL025.B インストレーション・ガイ [NCOBOL025.DOCUMENTATION]*.ps ド, [NCOBOL025.DOCUMENTATION]*.txt カバーレター,およびSPD_________________________________________ 3 リリース・ノート情報 日本語DIGITAL COBOL V2.5のリリース・ノートでは,インストールに 関する指示の他に,既知の問題,制限事項,修正された問題,Digital UNIX上で使用するDIGITAL COBOLとの相違点,VAX COBOLとの相違点, RTLに関する注意点,およびデバッガに関する注意点をまとめていま す。[R]日本語DIGITAL COBOLをインストールする前にリリース・ノート を読むには,VMSINSTALを起動して表示されるインストレーション・ガ イドの指示に従ってください。また,日本語DIGITAL COBOLをインスト ールした後でリリース・ノートを読む場合は,次のコマンドを入力する と表示することができます。 SYS$HELP:NCOBOL025.RELEASE_NOTES ___________________ [R] UNIXは,米国およびその他多くの国で商標登録され,X/Open Company 社を通じて独占的にライセンス供給されているものです。X/Openは X/Open Company社の商標です。 2 4 キットの内容 日本語DIGITAL COBOL V2.5のキットには,以下のものが含まれていま す。 o BOM (Bill of Materials) 本キットに同封されたBOMとキットの中身を照合して,リストに記 載された品がすべて揃っているかどうかを確認してください。万が 一,キットに損傷があったり,必要な媒体およびドキュメントが欠 落している場合は,最寄りの日本DIGITALの各支店/営業所にお問い 合わせください。 o 媒体 システム上に日本語DIGITAL COBOLをインストールする方法について は,『日本語DIGITAL COBOL for OpenVMS Alphaインストレーショ ン・ガイド』をお読みください。 o CDマニュアルおよびレター 『日本語OpenVMS Alphaソフトウェア・ライブラリ コンパクト・デ ィスク・ユーザーズ・ガイド』および『日本語OpenVMS Alphaソフト ウェア・ライブラリをご使用のお客様へ』が,CDディストリビュー ション・キットと一緒に配布されます。『日本語OpenVMS Alphaソフ トウェア・ライブラリ コンパクト・ディスク・ユーザーズ・ガイ ド』では,各製品が格納された媒体CD上の各製品のディレクトリ名 を示しています。 o 日本語DIGITAL COBOLドキュメント 本バージョンでは,次のハードコピー・ドキュメントを提供してい ます。 『日本語DIGITAL COBOL日本語機能の概要』 また,次のドキュメントについては,ブックリーダ形式のファイル もドキュメントCD上に提供されています。 『日本語DIGITAL COBOL for OpenVMS Alphaインストレーショ ン・ガイド』 『日本語DIGITAL COBOL日本語機能の概要』 3 CD上のドキュメントを読むには,DECwindowsターミナルまたはワー クステーションからブックリーダを使用してください。 1. まず,ブックリーダを起動します。 画面にブックリーダの初期ウィンドウまたはナビゲーション・ウ ィンドウが表示されます。 2. ナビゲーション・ウィンドウで「プログラミング言語およびツー ル」トピックを選択します。 3. 「日本語DIGITAL COBOL for OpenVMS Alpha」トピックを選択し ます。 4. 目的の日本語DIGITAL COBOLドキュメントを選択します。 選択したドキュメントの目次が表示されます。 日本語DIGITAL COBOL製品の概要説明とその機能については,媒体CD 上の『日本語DIGITAL COBOL Version 2.5 for OpenVMS Alphaソフト ウェア仕様書(SPD)』を参照してください。また,本製品をサポート する環境についても解説しています。 5 日本語デバッガについて 日本語OpenVMS Alphaオペレーティング・システムV6.1にはキャラク タ・セル・モードの日本語デバッガが付属していますが,DECwindowsモ ードの日本語デバッガは付属していません。 DECwindows/Motif V1.2上でDECwindowsモードのデバッガを使って日本 語機能を用いたプログラムのデバッグを行う場合は,以下の手順により 標準版のデバッガを用いてください。 1. リソース・ファイルを生成します。 DECwindowsモードの標準版デバッガを起動します。起動したら 「Options」メニューの「Save Options」を選択しリソース・ファイ ルを生成します。このとき生成されるリソース・ファイルの名前は SYS$LOGIN:VMSDEBUG.DATです。 4 すでにこのファイルが存在する場合は生成する必要はありません。 ただし,リソース・ファイル中に以下の行が存在しない場合は,リ ソース・ファイルを生成し直してください。 DebugResourceFileVersion: 1 2. リソース・ファイルを修正します。 以下の2行をリソース・ファイルに追加します。 DebugInstruction.Font: DebugSource.Font: なお,1および2の作業は1度だけ行えば次回からは必要ありませ ん。 3. DBG$NATIONALITY論理名を定義します。 DBG$NATIONALITY論理名を以下のように定義すると日本語機能(日本 語利用者語の使用など)が有効になります。 $ DEFINE[/JOB|/PROCESS] DBG$NATIONALITY JAPAN 標準版の機能に戻すには,この論理名定義をDEASSIGNコマンドで削 除してください。 このあとは,DBG$NATIONALITYを定義するだけで,標準版デバッガの DECwIndowsモードにおいて日本語機能のデバッグが実行できます。日本 語機能を常に使用する場合は,LOGIN.COMで論理名定義することをお奨 めします。 標準版のデバッガをキャラクタ・セル・モードで使用する場合は, DBG$NATIONALITYは定義しないでください。定義したままにすると,キ ー入力が正しく動作しなくなります。キャラクタ・セル・モードでデバ ッグを行う場合は,日本語デバッガをご利用ください。 5 6 最後に 日本DIGITALは,お客様のニーズに応えることを誇りにしております。 今後もよりよいサービスを提供し続けていくため,弊社ではお客様のご 意見を伺っております。マニュアルに間違いを見つけたり,ご意見,ご 要望などございましたら,マニュアルの最後に添付されたコメント用紙 にご記入の上,弊社社員にお渡しください。[TM] [1] ___________________ [TM] Bookreader, DEC, DIGITAL COBOL, DECwindows,およびDIGITALロゴは Digital Equipment Corporation社の商標です。 [1] Display POSTSCRIPTおよびPOSTSCRIPTはAdobe Systems Incorporated社 の登録商標です。OSF/1はOpen Software Foundation, Inc社の登録商標 です。 6