_日本語DEC_Notes______________________________ インストレーション・ガイド AA-QWSNA-TE 1996年5月 本書は,日本語OpenVMSオペレーティング・システムに日 本語DEC Notesをインストールする方法を記述していま す。また,日本語DEC Notesをインストールする前あるい は後にオンライン・リリース・ノートを読む方法も説明 しています。 オペレーティング・システム :日本語OpenVMS VAX Version 6.0以降 :日本語OpenVMS Alpha Version 6.1以降 ソフトウェア・バージョン :日本語DEC Notes Version 2.5 日本ディジタル イクイップメント株式会社 __________________________________________________________ 1996年5月 本書の著作権は日本ディジタル イクイップメント株式会社(日本 DEC)が保有しており,本書中の解説および図,表は日本DECの文 書による許可なしに,その全体または一部を,いかなる場合にも 再版あるいは複製することを禁じます。 また,本書に記載されている事項は,予告なく変更されることが ありますので,あらかじめご承知おきください。万一,本書の記 述に誤りがあった場合でも,日本DECは一切その責任を負いかね ます。 本書で解説するソフトウェア(対象ソフトウェア)は,所定のライ センス契約が締結された場合に限り,その使用あるいは複製が許 可されます。 日本DECは,日本DECまたは日本DECの指定する会社から納入され た機器以外の機器で対象ソフトウェアを使用した場合,その性能 あるいは信頼性について一切責任を負いかねます。 (c) Digital Equipment Corporation Japan 1996. All Rights Reserved. Printed in Singapore. 以下は米国Digital Equipment Corporationの商標です: ALL-IN-1, Alpha AXP, AXP, Bookreader, DECnet, DEC Notes, DECwindows, Digital, OpenVMS, PATHWORKS, PrintServer, TeamLinks, VAX, VAX Notes, VAXcluster, VAXserver, VAXstation, VMS, WPS-PLUS, XUI,およびDIGITALロゴ。 以下は他社の商標です: MotifおよびOSF/MotifはOpen Software Foundation社の商標で す。 PostScriptは米国Adobe Systems社の商標です。 UNIXはX/Openカンパニーリミテッドが独占的にライセンスしてい る米国ならびに他の国における登録商標です。 本書は,日本語VAX DOCUMENT V 2.1を用いて作成しています。 ________________________________________________________________ 目次 まえがき................................................ v 1 インストールの準備 1.1 ディストリビューション・キットの確認........ 1-1 1.2 オンライン・リリース・ノートへのアクセス.... 1-1 1.3 VAXインストレーション・プロシージャの必要条 件........................................... 1-2 1.4 Alphaインストレーション・プロシージャの必要 条件......................................... 1-4 1.5 ユーザ・アカウント・クォータと特権.......... 1-6 1.6 VMS License Management Facility............. 1-7 1.7 VMSINSTALの使用............................. 1-9 2 日本語DEC Notesのインストール 2.1 インストレーション・プロシージャの実行...... 2-1 3 インストール後の手順 3.1 システム・スタートアップ・ファイルの変更.... 3-1 3.2 ネットワーク・トランスポート情報............ 3-1 3.2.1 DECnet情報.............................. 3-2 3.2.2 TCP/IP情報.............................. 3-2 3.3 VAXclusterでの日本語DEC Notesのインストール. 3-3 3.4 インストール後の日本語DEC Notesの起動....... 3-4 3.5 日本語DEC Notesサーバの制御................. 3-5 iii 3.6 Installation Verification Procedureの単独実 行........................................... 3-6 3.7 エラー条件.................................. 3-7 3.8 保守用アップデート版........................ 3-8 3.9 問題の判断と報告............................ 3-9 A インストレーションの例 B 日本語DEC Notesライセンス情報 B.1 NOTES-CLIENT-USERライセンス................. B-1 B.2 NOTES-SERVER-LANLINKライセンス.............. B-1 B.2.1 予約リストへのユーザの追加.............. B-1 索引 iv ________________________________________________________________ まえがき 本書では,日本語OpenVMSオペレーティング・システムに日本語DEC Notesをインストールし,保守する方法について説明します。実際にイ ンストールを開始する前に,本書全体をよく読んでください。 本書の対象読者 本書はシステム管理者をはじめ,システム・ソフトウェアのイン ストールを担当する人を対象にしています。日本語DEC Notesソ フトウェアをインストールするには,SYSTEMアカウントなどの特 権付きアカウントにアクセスできなければならず,OpenVMSイン ストール・プロシージャ,VMSINSTAL.COMを十分理解していなけ ればなりません。 本書はディストリビューション・キットともに保管してくださ い。保守更新をインストールする場合や,他の理由で日本語DEC Notesを再インストールする場合には,本書が必要になります。 参考文献 OpenVMSシステムで日本語DEC Notesをインストールする処理の詳 細については,各プロセッサのインストレーション/操作ガイド を参照してください。 VMSINSTALコマンド・プロシージャについての詳細は,次のいず れかのマニュアルを参照してください。 o OpenVMSベース・ドキュメンテーション・セットの 『OpenVMSシステム管理者マニュアル』 v o OpenVMSベース・ドキュメンテーション・セットの 『OpenVMS License Management Utility Manual』 o OpenVMSベース・ドキュメンテーション・セットの 『OpenVMS Authorize Utility Manual』 o OpenVMSベース・ドキュメンテーション・セットの 『OpenVMS System Messages and Recovery Procedures Reference Volume』 o OpenVMSシステム管理キットの『Guide to Setting Up a VMS System』 表記法 本書は次の表記法を使用して書かれています。 プロシージャの説明で四角で囲んだキー名は, キーボードでそのキーを押すことを示す。 などのシーケンスは,Ctrlキーを押し ながら,別のキーまたはポインティング・デバ イス・ボタンを押すことを示す。 () 形式の説明で使用している括弧は,複数のオプ ションを選択するときに,全体を括弧で囲まな ければならないことを示す。 [] 形式の説明で使用している大括弧は,囲んだ要 素が省略可能であることを示す。要素をまった く選択しないことも,1つまたは全部を選択す ることも可能である。 bold オンライン・バージョンで使用している太字 は,使用例中のユーザ入力部分を示す。 italic text 斜体は,システム・メッセージで変化する可 能性がある情報を示す(たとえば,Internal error number)。 vi UPPERCASE TEXT 大文字の英字は,コマンドを入力しなければな らないことを示す。また,ルーチン名,ファイ ル名,ファイル保護コードの名前,システム特 権の省略形を示すこともある。 ブックリーダ ブックリーダ・ソフトウェアを示す。 OpenVMS, VMS OpenVMSオペレーティング・システムを示す。 vii 1 ________________________________________________________________ インストールの準備 この章では,日本語DEC Notesのインストールを開始する前に終 了しておかなければならない作業について説明します。 ___________________________________________________________ 1.1 ディストリビューション・キットの確認 Bill of Materials (BOM)とBills Report (BIL)には,メディア の数と内容が指定されています。キットの内容をこの情報と突き 合わせてください。キットが破損している場合や,不足するもの がある場合には,日本DECの担当者にご連絡ください。 ディストリビューション・メディアは,示されている番号の順に マウントしなければなりません。インストレーション・プロシー ジャでは,ボリュームのマウントを要求するプロンプトが表示さ れます。ディストリビューション・メディアのマウントの方法に ついては,各プロセッサのインストレーション/操作ガイドを参 照してください。そのマニュアルでは,インストレーション・プ ロシージャに対するオプションについても詳しく説明されていま す。 ___________________________________________________________ 1.2 オンライン・リリース・ノートへのアクセス 日本語DEC Notesでは,オンライン・リリース・ノートが提供さ れます。OPTIONS Nパラメータを指定してVMSINSTALを起動する と,インストレーション・プロシージャの手順4で,インストー ル中にリリース・ノートを表示または印刷するように促すプロン プトが表示されます。 インストールが終了した後でリリース・ノートを入手するには, ファイルSYS$HELP:NOTESJA025.RELEASE_NOTESを印刷するか,ま たは次のように入力します。オンライン・ヘルプでも,リリー 1-1 1.2オンライン・リリース・ノートへのアクセス ス・ノート・ファイルが示されます。インストールの後で次のコ マンドを入力してください。 $ HELP NOTES RELEASE_NOTES ___________________________________________________________ 1.3 VAXインストレーション・プロシージャの必要条件 VAXのインストールには,メディアの種類とシステム構成に応じ て約15分かかります。日本語DEC Notesのインストールを開始す る前に,次の特権とリソースを準備しておいてください。 o SETPRV特権,またはCMKRNL,WORLD,OPER,およびSYSPRV特 権。 o インストール時に6400ブロック以上の空きディスク容量, インストール後に5600ブロックが使用される。 o SYS$LIBRARY:DCLTABLES.EXEのサイズに2360ページの空きグ ローバル・ページを加算したものが必要である。 o インストール時に全部で6セクションの空きグローバル・セ クションが必要である。 o OpenVMS VAXバージョン6.0以降。 _______________________ 注意 _______________________ インストールのためにシステムに必要なグローバル・ペー ジおよびグローバル・セクションSYSGENクォータがあるか どうかを確認しなければなりません。このことを確認し なかった場合には,DCLテーブルが壊れる可能性がありま す。 _____________________________________________________ システムで使用できるグローバル・ページ数を判断するには, VMS Installユーティリティを使用します。次のコマンドを入力 してください。 1-2 1.3 VAXインストレーション・プロシージャの必要条件 $ INSTALL :== $INSTALL/COMMAND_MODE $ INSTALL INSTALL> LIST/GLOBAL/SUMMARY Summary of Local Memory Global Sections ?? Global Sections Used, ???/??? Global Pages Used/Unused INSTALL> EXIT これらのコマンドを入力すると,使用済みのグローバル・セクシ ョン数,使用済みのグローバル・ページ数,未使用のグローバ ル・ページ数が表示されます。VMS Installユーティリティを終 了するには,EXITコマンドを使用します。 日本語DEC Notesでは,約2360のグローバル・ページが必 要です。使用できるページ数が2360ページ未満の場合に は,VMS Installユーティリティを使用して,既存の既知 のイメージを削除することができます。また,VMS System Generationユーティリティ(SYSGEN)を使用し,ファイル SYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを変更した後,AUTOGENコマンド・ プロシージャSYS$UPDATE:AUTOGEN.COMを起動することにより, GBLPAGESシステム・パラメータを増加することもできます。たと えば,次のような行をMODPARAMS.DATに指定できます。 ADD_GBLPAGES=4000 AUTOGENコマンド・プロシージャの詳細については, VMS System Managementサブキットを参照してください。 使用可能なグローバル・セクションの数は,次に示すように, SYSGENを起動することにより判断できます。 $ RUN SYS$SYSTEM:SYSGEN SYSGEN> USE CURRENT SYSGEN> SHOW GBLSECTIONS . . . SYSGEN> EXIT 1-3 1.3 VAXインストレーション・プロシージャの必要条件 最後に表示される値は,グローバル・セクションの最大数です。 この値を,VMS Installユーティリティで表示された使用中のグ ローバル・セクション数と比較してください。日本語DEC Notes では,最大6つのグローバル・セクションが必要です。したがっ て,使用済みのグローバル・セクション数に6を加算した値が 最大グローバル・セクション数をこえる場合には,日本語DEC Notesをインストールする前に,使用可能なグローバル・セクシ ョンの数を増加しなければなりません。この値を増加するには, SYSGENを使用し,ファイルSYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを変更した 後,SYS$UPDATE:AUTOGEN.COMプロシージャを起動することによ り,GBLSECTIONSシステム・パラメータを増大しなければなりま せん。AUTOGENコマンド・プロシージャの詳細については,VMS System Managementサブキットを参照してください。 使用済みグローバル・セクションの数に6を加算した値が最大グ ローバル・セクション数より少ない場合には,SYSGENを終了し, インストールを続行できます。 ___________________________________________________________ 1.4 Alphaインストレーション・プロシージャの必要条件 Alphaのインストールには,メディアの種類とシステム構成に応 じて約15分かかります。日本語DEC Notesをインストールする前 に,次の特権とリソースを準備しておく必要があります。 o SETPRV特権,またはCMKRNL,WORLD,OPER,およびSYSPRV特 権。 o インストール時に11000ブロック以上の空きディスク容量, インストール後に6900ブロックが使用される。 o SYS$LIBRARY:DCLTABLES.EXEのサイズに3750ページの空きグ ローバル・ページを加算したものが必要である。 o インストール時に全部で10個の空きグローバル・セクショ ンが必要である。 o OpenVMS Alphaバージョン6.1以降。 _______________________ 注意 _______________________ インストールのために必要なグローバル・ページとグロー バル・セクションのSYSGENクォータがシステムにあるかど 1-4 1.4 Alphaインストレーション・プロシージャの必要条件 うか確認しなければなりません。このことを確認しない と,DCLテーブルが壊れることがあります。 _____________________________________________________ システムで使用可能なグローバル・ページ数を判断するには, VMS Installユーティリティを使用します。次のコマンドを入力 してください。 $ INSTALL :== $INSTALL/COMMAND_MODE $ INSTALL INSTALL> LIST/GLOBAL/SUMMARY Summary of Local Memory Global Sections ?? Global Sections Used, ???/??? Global Pages Used/Unused INSTALL> EXIT これらのコマンドを入力すると,使用済みグローバル・セクショ ン数,使用済みグローバル・ページ数,未使用のグローバル・ペ ージ数が表示されます。VMS Installユーティリティを終了する には,EXITコマンドを入力します。 日本語DEC Notesでは,約3750ページのグローバル・ページが 必要です。使用できるページ数が3750ページ未満の場合には, VMS Installユーティリティを使用して,既存の既知のイメージ を削除できます。また,VMS System Generationユーティリティ (SYSGEN)を使用して,ファイルSYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを変更 し,AUTOGENコマンド・プロシージャSYS$UPDATE:AUTOGEN.COMを 起動することにより,GBLPAGESシステム・パラメータを増大する こともできます。たとえば,次の行をMODPARAMS.DATに指定でき ます。 ADD_GBLPAGES=4000 AUTOGENコマンド・プロシージャの詳細については, VMS System Managementサブキットを参照してください。 使用可能なグローバル・セクション数は,次に示すようにSYSGEN を起動することにより判断できます。 1-5 1.4 Alphaインストレーション・プロシージャの必要条件 $ RUN SYS$SYSTEM:SYSGEN SYSGEN> USE CURRENT SYSGEN> SHOW GBLSECTIONS . . . SYSGEN> EXIT 最後に表示される値は最大グローバル・セクション数です。こ の値を,VMS Installユーティリティで表示された使用中のグロ ーバル・セクション数と比較してください。日本語DEC Notesで は,最大10個のグローバル・セクションが必要です。したがっ て,使用済みグローバル・セクション数に10を加算した値が最 大グローバル・セクション数より大きい場合には,日本語DEC Notesをインストールする前に,使用可能なグローバル・セク ション数を増大する必要があります。この値を増大するには, SYSGENを使用し,ファイルSYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを変更し, SYS$UPDATE:AUTOGEN.COMコマンド・プロシージャを起動すること により,GBLSECTIONSシステム・パラメータを増加しなければな りません。AUTOGENコマンド・プロシージャの詳細については, VMS System Managementサブキットを参照してください。 使用済みグローバル・セクション数に10を加算した値が最大グロ ーバル・セクション数より少ない場合には,SYSGENを終了し,イ ンストールを続行できます。 ___________________________________________________________ 1.5 ユーザ・アカウント・クォータと特権 日本語DEC Notesを使用するには,各アカウントにTMPMBX特権と NETMBX特権が必要であり,各クォータが次の最小値を満たさなけ ればなりません。 o ASTリミット(ASTLM): 24 (最小値) o バッファード入出力クォータ(BIOLM): 18 (最小値) o バッファード入出力バイト・カウント・クォータ(BYTLM): 8192 (最小値) o ダイレクト入出力クォータ(DIOLM): 18 (最小値) o エンキュー・クォータ(ENQLM): 30 (最小値) 1-6 1.5ユーザ・アカウント・クォータと特権 o オープン・ファイル・リミット(FILLM): 20 (最小値) o ページング・ファイル・クォータ(PGFLQUOTA): 20,000ペー ジ(最小値) o サブプロセス生成クォータ(PRCLM): 2 (最小値) o ワーキング・セット・サイズ(WSDEF): 512ページ(最小 値),1024ページ(最適値) これらのクォータの現在の値と日本語DEC Notesの必要条件を比 較するには,VMS Authorizeユーティリティ(AUTHORIZE)を使用し ます。たとえば,次の例で使用されているアカウントはSYSTEMア カウントです。 $ SET DEFAULT SYS$SYSTEM $ RUN AUTHORIZE UAF> SHOW SYSTEM ユーザ・アカウント・クォータと特権の値を変更するには,VMS AuthorizeユーティリティのMODIFYコマンドを使用します。詳細 については,『OpenVMS Authorize Utility Manual』を参照して ください。 ___________________________________________________________ 1.6 VMS License Management Facility この製品では,OpenVMS (バージョン5.0以上)で提供される License Management Facililty (LMF)機能がサポートされ, Product Authorization Key (PAK)が登録されている必要があり ます。 必要なライセンス登録情報は,日本語DEC Notesに添付されてい るPAKに同梱されています。PAKは特定のソフトウェアを実行する のに必要なライセンスに関する情報を記載した認定書です。 インストール時に,日本語DEC Notesライセンスを登録したかど うかと,適切な登録キーをロードしたかどうかが質問されます。 Installation Verification Procedure (IVP)を実行し,このソ フトウェアを使用するには,インストールを開始する前に,日本 語DEC Notesのライセンスを登録し,ロードしておかなければな りません。 1-7 1.6 VMS License Management Facility OpenVMSバージョン5.0以上でライセンスを登録するには,まずシ ステム管理者のアカウント,SYSTEMにログインします。次に,次 のいずれかの方法で登録を行います。 o SYS$UPDATE:VMSLICENSE.COMプロシージャを起動する。情報 を要求するプロンプトが表示されたら,PAKに記載されてい るデータを入力する。 o DCLのLICENSE REGISTERコマンドと,PAKの情報に対応する 適切な修飾子を入力する。 VMSLICENSE.COMプロシージャとLMFの管理機能の詳細について は,『OpenVMS License Management Utility Manual』を参照し てください。 日本語DEC Notesのキットは1つのみですが,ライセンスは次の5 種類があります。 o NOTES-UI-JAPANESE o NOTES-USER-UI-JAPANESE o NOTES-CLIENT-UI-JAPANESE o NOTES-CLIENT-USER o NOTES-SERVER-LANLINK NOTES-UI-JAPANESEライセンスとNOTES-USER-UI-JAPANESEライセ ンスは完全な機能を備えています。この2つのライセンスの違い は,NOTES-USER-UI-JAPANESEライセンスでは,一度に日本語DEC Notesを使用できるユーザの最大数が指定されているという点で す。NOTES-UI-JAPANESEライセンスには,最大ユーザ数の制限が ありません。 NOTES-CLIENT-UI-JAPANESEライセンスとNOTES-CLIENT-USERライ センスでは,完全な機能は提供されません。この2つのライセン スの違いは,NOTES-CLIENT-USERライセンスでは,一度に日本語 DEC Notesを使用できるユーザの最大数が指定されているという ことです。ユーザはリモート・コンファレンスにだけアクセスで きます。ローカル・コンファレンスを作成したり,アクセスする ことはできません。NOTES-CLIENT-UI-JAPANESEライセンスでは, ユーザ数は制限されません。 1-8 1.6 VMS License Management Facility NOTES-SERVER-LANLINKライセンスでは,DEC Notesサーバをノー ドで実行できますが,DEC Notesクライアントは実行できませ ん。ユーザはリモート・ノードのDEC Notesクライアントまたは 他のプラットフォームのConferencingクライアントを使用して, ライセンスが提供されるノードのコンファレンスにアクセスでき ます。 NOTES-CLIENT-UI-JAPANESEライセンスのあるシステムのユーザが NOTES-CLIENT-UI-JAPANESEライセンスで認められていない操作を 実行しようとすると,次のエラー・メッセージが戻されます。 Your software license does not allow this operation NOTES-USER-UI-JAPANESEライセンスのあるシステムのユーザが日 本語DEC Notesを起動しようとしたときに,すでにライセンスで 認められている最大数のユーザが日本語DEC Notesを使用してい る場合には,次のエラー・メッセージが戻されます。 $ NOTES %LICENSE-F-NOAUTH, DEC NOTES-USER-UI-JAPANESE use is not authorized on this node -LICENSE-F-EXCEEDED, attempted usage exceeds active license limits -LICENSE-I-SYSMGR, please see your system manager ___________________________________________________________ 1.7 VMSINSTALの使用 日本語DEC Notesをインストールするために特権付きアカウント にログインした後,省略時のディレクトリをSYS$UPDATE:に設定 し,VMSINSTALを起動します。これは,この製品をインストール するコマンド・プロシージャです。このプロシージャの例は,第 2章の手順1と手順2に示されています。 $ SET DEFAULT SYS$UPDATE $ @VMSINSTAL NOTESJA025 ddn: [OPTIONS N] また,NOTESJA025の代わりにアスタリスク(*)を入力することも できます。磁気テープからインストールする場合には,アスタリ スクを使用すると,インストール時間を短縮できます。アスタリ スクを指定すると,日本語DEC Notesは最小のテープ・パスでイ ンストールされます。次の例を参照してください。 1-9 1.7 VMSINSTALの使用 $ SET DEFAULT SYS$UPDATE $ @VMSINSTAL * ddn: [OPTIONS N] コマンド・パラメータについては,この後の説明を参照してくだ さい。最初の2つのパラメータ(NOTESJA025とddn:)を指定しなか った場合には,VMSINSTALは製品名とデバイス名を要求するプロ ンプトを表示します。製品名とデバイス名を要求するプロンプト を表示し,リリース・ノートを表示または印刷する場合には,次 のように入力してください。 $ @SYS$UPDATE:VMSINSTAL "" "" OPTIONS N ddn: ディストリビューション・ボリュームがマウントされるデバ イスの名前を指定します。ただし,ddはデバイス・コードであ り,nはユニット番号です。日本語DEC Notesをインストールする ために,コンソール・ドライブを使用する必要はありません。コ ンソール・ドライブを使用する場合には,ドライブから取り出し たメディアを交換しなければなりません。CSA1:は本書の例で使 用されるデバイス名です。 OPTIONS N これは省略可能なパラメータであり,リリース・ノートを表示ま たは印刷するためのプロンプトを表示したいときは,このパラメ ータを指定しなければなりません。OPTIONS Nパラメータを指定 しなかった場合には,VMSINSTALはリリース・ノートの表示また は印刷を促すプロンプトを表示しません。VMSINSTALでは,この 他にもいくつかのオプションを使用できます。他のオプションの 詳細については,各プロセッサのインストレーション/操作ガイ ドを使用してください。 VMSINSTALを起動すると,次のことが確認されます。 o 特権付きアカウントにログインしているかどうか。シス テム管理者のアカウントからソフトウェアをインストー ルする場合には,省略時のデバイスとディレクトリを SYS$UPDATEに設定することが望ましい。 o インストールに必要なクォータがあるかどうか。VMSINSTAL は次のクォータ値を確認する。 - ASTLM = 24 - BIOLM = 18 1-10 1.7 VMSINSTALの使用 - BYTLM = 18000 - DIOLM = 18 - ENQLM = 30 - FILLM = 20 次に,VMSINSTALは次の条件が満たされるかどうか確認します。 o DECnetが起動されておらず,実行されていないこと。 o 他のユーザがシステムにログインしていないこと。 VMSINSTALでこれらの条件が確認されると,インストールを続け るかどうか質問されます。続ける場合はYESと入力してくださ い。インストールを中断する場合は,RETURNを押してください。 1-11 2 ________________________________________________________________ 日本語DEC Notesのインストール この章では,インストレーション・プロシージャの抜粋を示し, 各手順について説明します。インストレーション・プロシージャ での省略時の設定は,大括弧で囲んで示しています。 ___________________________________________________________ 2.1 インストレーション・プロシージャの実行 インストレーション・プロシージャを強制終了するには,CTRL/Y を押します。CTRL/Yを押すと,インストレーション・プロシージ ャはその時点まで作成したすべてのファイルを削除し,DCLレベ ルに戻ります。CTRL/Yを押した後,インストレーション・プロシ ージャを再実行する場合には,手順2から開始しなければなりま せん。 1. 特権付きアカウントにログインし,省略時のデバイスとデ ィレクトリをSYS$UPDATEに設定します。 Username: SYSTEM Password: $ SET DEFAULT SYS$UPDATE 2. VMSINSTALを起動します。 $ @VMSINSTAL NOTESJA025 CSA1: OPTIONS N VAX/VMS Software Product Installation Procedure Vx.x It is dd-mmm-yyyy at hh:mm. Enter a question mark (?) at any time for help. * Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]? YES 2-1 2.1インストレーション・プロシージャの実行 システム・ディスクのバックアップに問題がない場合に は,RETURNを押します。バックアップに問題がある場合に は,NOと入力し,RETURNを押し,インストレーションを中 止します。 3. インストレーション・キット・ボリュームを挿入します。 Please mount the first volume of the set on CSA1:. * Are you ready? YES The following products will be processed: NOTES 2.5 Beginning installation of NOTESJA V2.5 at hh:mm %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product saveset A... インストレーションを続ける場合は,YESと入力し,RETURN を押します。 4. リリース・ノート・オプションを選択します。 この手順は,手順2でOPTIONS Nを指定した場合にのみ実行 されます。 Release notes included with this kit are always copied to SYS$HELP. Additional Release Notes Options: 1. Display release notes 2. Print release notes 3. Both 1 and 2 4. None of the above * Select option [2]: 2 オプション1を選択した場合には,VMSINSTALはリリース・ ノートをオンラインでただちに表示します。CTRL/Cを押す と,いつでも表示を終了できます。 2-2 2.1インストレーション・プロシージャの実行 オプション2を選択した場合には,VMSINSTALはキュー名を 要求するプロンプトを表示します。プロンプトに対してキ ュー名を入力します。または,ファイルを省略時の出力プ リント・デバイスに送信するときはRETURNを押します。 * Queue name [SYS$PRINT]: SYS$PRINT オプション3を選択した場合には,VMSINSTALはリリース・ ノートをオンラインでただちに表示し,キュー名を要求す るプロンプトを表示します。 オプション4を選択した場合には,VMSINSTALはリリース・ ノートの表示,印刷,またはコピーを行いません。通常, このオプションは,ユーザがインストレーションを終了す るときに選択します。 _______________________ 注意 _______________________ VMSINSTALでインストールされるリリース・ノート・ファ イルのこのバージョンには,現在の製品名とバージョン番 号がラベルに示されています。DEC Notesの以前のバージ ョンのリリース・ノートを削除しないように注意してくだ さい。 _____________________________________________________ 次に,VMSINSTALは次のプロンプトを表示します。 * Do you want to continue the installation [N]?: YES %VMSINSTAL-I-RELMOVED, The product's release notes have been successfully moved to SYS$HELP. インストレーションを続行するときは,YESと入力し, RETURNを押します。NOと入力するか,RETURNを押すと, VMSINSTALはインストレーションを中止します。どちらの場 合も,VMSINSTALはリリース・ノートをSYS$HELPに移動しま す。 5. インストレーション・オプションを選択し,ライセンスを 指定します。 2-3 2.1インストレーション・プロシージャの実行 *********************************************************** DEC Notes/Japanese Installation Procedure Copyright (c) Digital Equipment Corporation. 1996. All Rights Reserved. DEC Notes/Japanese V2.5 DEC Notes can be installed on any system running OpenVMS AXP V6.1 (or later). This installation will fail if this system is running an older version of OpenVMS. DEC Notes/Japanese provides both a character-cell and a DECwindows/Motif user interface. Use of the DECwindows/Motif interface requires that DECwindows/Motif V1.2 (or later) be installed. This installation can continue and the character-cell interface can be used if the required version of DECwindows/Motif is not installed. DEC Notes/Japanese supports both DECnet and TCP/IP transports. Use of the TCP/IP transport requires prior installation of V3.1 (or later) of DEC TCP/IP Services for OpenVMS. Installation can continue and only the DECnet transport will be used if the required version of DEC TCP/IP Services for OpenVMS is not installed on this system. An appropriate software license is required to run DEC Notes/Japanese. The license should be installed before attempting to install DEC Notes/Japanese. If you have not yet installed a DEC Notes/Japanese license, you can continue with this installation, but you will be unable to run either DEC Notes/Japanese or the DEC Notes/Japanese Installation Verification Procedure until an appropriate license has been installed. *********************************************************** * Do you want to continue with this installation [YES]? この時点でインストレーションを続行するときは,YESと入 力し,RETURNを押します。NOと入力するか,またはRETURN だけを押した場合には,VMSINSTALはインストレーションを 中止します。 * Do you want to purge files replaced by this installation [YES]? YES 2-4 2.1インストレーション・プロシージャの実行 ディレクトリSYS$HELP,SYS$LIBRARY,SYS$MANAGER,およ びSYS$SYSTEMには,DEC NotesあるいはVAX Notesファイル の以前のバージョンが格納されている可能性があります。 これらのファイルはインストール時に新しいファイルに置 き換えられますが,古いファイルは自動的に消去されませ ん。なるべく消去するようにしてください。消去プロンプ トに対する応答として,ファイルを消去するときはRETURN を押し,消去せずに保存するときはNOと入力します。 * Do you want to run the IVP after the installation [YES]? YES Installation Verification Procedure (IVP)は,インスト レーション・プロシージャが正常終了したかどうかを確認 するためのテストを実行します。インストレーションの後 でIVPを実行するときは,RETURNを押します。IVPを実行し ないときは,プロンプトに対する応答としてNOと入力しま す。 %NOTESJA-I-CHKPRDVER, Checking installation requirements All installation and product dependencies will now be checked. If problems are discovered, it may still be possible to complete this installation, depending upon the nature of the problems. %NOTESJA-I-VMSVER, Checking OpenVMS version... %NOTESJA-I-MOTIFVER, Checking DECwindows/Motif version... %NOTESJA-I-UCXVER, Checking DEC TCP/IP Services for OpenVMS version... %NOTESJA-I-SYSRES, Checking system resources... 購入したライセンスを指定するように要求するプロンプト が表示されます。 Please indicate the level of capability that you want to install: 1. Full capability (NOTES-UI-JAPANESE or NOTES-USER-UI-JAPANESE) 2. TeamLinks DEC Notes/Japanese server (NOTES-SERVER-LANLINK) 3. Reduced capability, client-only (NOTES-CLIENT-UI-JAPANESE or NOTES-CLIENT-USER) * Enter the number of the level of capability to install [1]: 次に,日本語DEC Notes PAKを登録し,ロードしたかどうか を確認するプロンプトが表示されます。 2-5 2.1インストレーション・プロシージャの実行 Product: NOTES-UI-JAPANESE or NOTES-USER-UI-JAPANESE Producer: DEC Version: 2.5 Release Date: dd-mmm-yyyy * Does this product have an authorization key registered and loaded? YES PAKを登録し,ロードした場合には,YESと入力してくださ い。まだロードしていない場合には,NOと入力してくださ い。その場合には,IVPは実行されません。 6. 適用可能な場合は,サーバ・アカウントをセットアップし ます。 _______________________ 注意 _______________________ 手順6は,完全な機能を持つライセンス(NOTES-UI- JAPANESEまたはNOTES-USER-UI-JAPANESE)を購入した場 合にだけ実行されます。NOTES-CLIENT-UI-JAPANESEライセ ンスを購入した場合には,この手順をとばして,手順7に 進んでください。 _____________________________________________________ 日本語DEC Notesのアップグレードをインストールする場合 には,手順6aに進んでください。初めて日本語DEC Notesを インストールする場合には,手順6aをとばし,手順6bに進 んでください。 a. 日本語DEC Notesのアップグレードのインストール (NOTES-UI-JAPANESEまたはNOTES-USER-UI-JAPANESEラ イセンス) 次のメッセージは,日本語DEC Notesのアップグレード をインストールする場合にだけ表示されます。 2-6 2.1インストレーション・プロシージャの実行 %NOTES-I-EXISTS, NOTES$SERVER account already exists %NOTES-I-MODACC, Modifying account NOTES$SERVER... %VMSINSTAL-I-ACCOUNT, This installation updates an account named NOTES$SERVER. %UAF-I-MDFYMSG, user record(s) updated %NOTES-I-EXISTS, The logical NOTES$LIBRARY exists %NOTES-I-ASSUMEOK, This installation will assume it is properly defined The network object NOTES has been defined. If you wish to view this, run SYS$SYSTEM:NCP and issue the command NCP> LIST OBJECT NOTES CHAR TCP/IPがインストールされていない場合には,次のメ ッセージは表示されません。 The TCP/IP service NOTES has been defined. If you wish to view this, run SYS$SYSTEM:UCX and issue the command UCX> SHOW SERVICE/FULL NOTES この時点で手順6bをとばし,手順7に進んでください。 b. 初めての日本語DEC Notesのインストール(NOTES- UI-JAPANESEまたはNOTES-USER-UI-JAPANESEライセン ス) 日本語DEC Notesを初めてインストールする場合には, 次のメッセージが表示され,新規NOTES$SERVERアカウ ントに割り当てるUIC番号が要求されます。なるべく省 略時のUIC [376,377]を使用してください。省略時の設 定を使用しなかった場合には,固有のUICを使用するよ うに注意してください。 In order to ensure that the DEC Notes/Japanese server runs with the proper quotas, this installation procedure will create an account for the server. This account, NOTES$SERVER, has no special privileges and is set up for only network operation. You must specify a unique UIC for this account in order to ensure proper security of your conferences. You may want to change the password on this account after the installation has completed. If you do, you must also change the password with NCP SET/DEF OBJECT NOTES commands. 2-7 2.1インストレーション・プロシージャの実行 * Enter UIC for NOTES server account (include brackets) [[376,377]]: %NOTESJA-I-CREACC, Creating account NOTES$SERVER for the DEC Notes server %VMSINSTAL-I-ACCOUNT, This installation creates an ACCOUNT named NOTES$SERVER. %UAF-I-ADDMSG, user record successfully added %UAF-I-RDBADDMSGU, identifier NOTES$SERVER value [000376,000377] added to rights database %NOTESJA-I-MODACC, Modifying account NOTES$SERVER quotas... %VMSINSTAL-I-ACCOUNT, This installation updates an ACCOUNT named NOTES$SERVER. %UAF-I-MDFYMSG, user record(s) updated %VMSINSTAL-I-ACCOUNT, This installation updates an ACCOUNT named NOTES$SERVER. %UAF-I-MDFYMSG, user record(s) updated %VMSINSTAL-I-ACCOUNT, This installation updates an ACCOUNT named NOTES$SERVER. %UAF-I-MDFYMSG, user record(s) updated %VMSINSTAL-I-ACCOUNT, This installation updates an ACCOUNT named NOTES$SERVER. %UAF-I-MDFYMSG, user record(s) updated %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory SYS$SYSDEVICE:[NOTES$SERVER]. コンファレンスを格納するために使用するデバイスの 名前を要求するプロンプトが表示されます。ここでは デモンストレーションの目的で,DUA1:というデバイス 名を使用します。 DEC NOTES/Japanese conference files are stored in a directory named [NOTES$LIBRARY]. You must designate the device on which this directory is to be created. Be sure that the device you specify has plenty of free blocks to permit normal conference file expansion. * Device to be used for storing conferences: SYS$SYSDEVICE %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory SYS$SYSDEVICE:[NOTES$LIBRARY]. The DECnet object NOTES has been defined. If you wish to view this, run SYS$SYSTEM:NCP and issue the command NCP> LIST OBJECT NOTES CHAR The TCP/IP service NOTES has been defined. If you wish to view this, run SYS$SYSTEM:UCX and issue the command UCX> SHOW SERVICE/FULL NOTES 7. メッセージを読みます。 2-8 2.1インストレーション・プロシージャの実行 日本語DEC Notesインストレーション・プロシージャでは, インストールの進行状況に関して多くの情報メッセージが 表示されます。インストレーション・プロシージャが正常 終了すると,新しいファイルまたは変更されたファイルが ターゲット・ディレクトリに移動されます。 No further questions will be asked during this installation. Completion of the installation should take another 5-10 minutes. This installation will add the following files: . . . SYS$HELP:HELPLIB.HLBファイルとSYS$LIBRARY:DCLTABLES.EXE ファイルは更新され,日本語DEC Notesヘルプ・テキストと NOTESコマンド・ライン定義の新しいバージョンを含むよう になります。 手順5でファイルの消去を要求するプロンプトに対してYES と入力した場合には,DEC Notesファイルの以前のバージョ ンはここで消去されます。 8. 情報メッセージの確認とInstallation Verification Procedure (NOTES-UI-JAPANESEまたはNOTES-USER-UI- JAPANESEライセンス) This installation will add the following files: 2-9 2.1インストレーション・プロシージャの実行 [SYSLIB]NOTES$SHARE.EXE [SYSLIB]NOTES$SECTION.TPU$SECTION [SYSEXE]NOTES$MAIN.EXE JSY$SYSTEM:NOTES$COMMAND.TPU [SYSEXE]NOTES$SERVER.EXE [SYSEXE]NOTES$SERVER_LOGIN.COM SYS$SYSROOT:[SYSTEST]NOTES$IVP.COM [SYSMGR]NOTES$REMOVE.COM [SYSMGR]NOTES$MOVE_CONFERENCE.COM NOTES$LIBRARY:NOTES$SAMPLE.NOTE NOTES$LIBRARY:JNOTES$SAMPLE.NOTE SYS$SYSROOT:[SYSTEST]NOTES$IVP_CLIENT.COM SYS$SYSROOT:[SYSTEST]NOTES$IVP_LOCAL.COM [SYSHLP]NOTESJA025.RELEASE_NOTES [SYSHLP]NOTES_SHORTGUIDE.MEM [SYSHLP]NOTES$HELP.HLB [SYSHLP]NOTES$DWHELP.HLB [SYSLIB]NOTES$DWSHARE.EXE [SYSLIB]NOTES$DWNOTES.UID [SYSLIB]NOTES$DEFAULTS.DAT [SYS$STARTUP]NOTES$STARTUP.COM [DECW$DEFAULTS.SYSTEM]LWK_REG_NOTESNOTE.UID *********************************************************** REMINDERS: 1. SYSTEM STARTUP -------------- After the installation has completed, you should execute SYS$STARTUP:NOTES$STARTUP.COM on each system on which this copy of DEC Notes will be run. You should also edit your system startup procedure to run SYS$STARTUP:NOTES$STARTUP.COM on each system on which this copy of DEC Notes will be run. ** IMPORTANT NOTE: Installation instructions for previous versions of VAX Notes suggested that NOTES$STARTUP.COM be run prior to network startup during the system startup process. It is now recommended that NOTES$STARTUP run AFTER network startup has COMPLETED, particularly if TCP/IP will be used as the network transport for DEC Notes connections. 2-10 2.1インストレーション・プロシージャの実行 2. DEC NOTES SHUTDOWN OR DEINSTALLATION ------------------------------------ A new utility, SYS$MANAGER:NOTES$REMOVE.COM, can be used to deinstall DEC Notes/Japanese or to prevent new servers from executing. Type: $ @SYS$MANAGER:NOTES$REMOVE for further details. 3. VMSCLUSTER ENVIRONMENTS ----------------------- If DEC Notes/Japanese is run in a VMScluster environment with multiple copies of SYS$SYSTEM:NETOBJECT.DAT in use, NCP must be used to define the NOTES DECnet object in each copy of NETOBJECT.DAT. The password used when defining the NOTES object must always match the password for account NOTES$SERVER in the system authorization file. If DEC Notes/Japanese is run in a VMScluster environment with multiple copies of SYS$SYSTEM:UCX$SERVICE.DAT in use, it is similarly required that UCX be used to define the NOTES service in each copy of UCX$SERVICE.DAT. This can normally be accomplished by running NOTES$STARTUP.COM on each system. NOTES$STARTUP.COM will attempt to properly define and enable the NOTES service each time it is executed. %VMSINSTAL-I-MOVEFILES, Files will now be moved to their target directories... %NOTES-I-SHUT, Disabling Notes server... %NOTES-I-STARTDNSRV, Notes server enabled for DECnet %NOTES-I-STARTTCPSRV, Notes server enabled for TCP/IP 手順5でIVPを実行することを選択した場合には,VMSINSTAL はここでIVPを呼び出して,日本語DEC Notesが正しくイン ストールされたかどうか確認します。 Beginning the DEC Notes/Japanese V2.5 Installation Verification Procedure. Copyright (c) Digital Equipment Corporation. 1988, 1996. All Rights Reserved. Testing OPEN, READ, DIRECTORY, SHOW, HELP, and CLOSE. Successful completion of this procedure does not imply the presence of a full function DEC Notes/Japanese license. 2-11 2.1インストレーション・プロシージャの実行 電子会議システム ヘルプが必要な場合には,HELP コマンドを 入力してください ノートブック (NOTES$NOTEBOOK) を作成中 SYS$SYSROOT:[SYSMGR]NOTES$NOTEBOOK.NOTE;1 created エントリ SAMPLE_CONFERENCE がクラス MAIN に追加されま した Copyright (c) Digital Equipment Corporation. 1986, 1996. All Rights Reserved. DEC Notes Sample Conference 作成: 27-JAN-1986 10:39 9 トピッ ク 更新: 26-JAN-1993 17:34 ノー ト 1.0 Welcome to DEC Notes リプ ライの数は 7 MAR::JOHN_Q_NOTER "I'll make a note!" 24 行 27-JAN-1986 10:42 DEC Notes is a computer-mediated conferencing system that lets you conduct online conferences or meetings. Using DEC Notes, you can communicate conveniently and economically with people in different geographic locations. Anyone connected to the system can participate, making it possible for you to receive input from many people without costly, time-consuming meetings. This sample conference has been provided to help you quickly get started using DEC Notes. It contains definitions of terms, ways to read notes, a place for you to add your first reply, and helpful hints for running and participating in an online conference. This conference also has information about choosing an editor for writing notes, running DEC Notes in batch mode, and protecting a confidential meeting with an Access Control List (ACL). To continue reading this note, press the RETURN key. [ 8 行続きがあります... ] [ 6 行続きがあります... ] DEC Notes Sample Conference 作成: 27-JAN-1986 10:39 9 トピッ ク 更新: 26-JAN-1993 17:34 トピック 作成者 日付 リプライ タイ トル 2-12 2.1インストレーション・プロシージャの実行 1 MAR::JOHN_Q_NOTER 27-JAN-1986 7 Welcome to DEC Notes 2 MAR::JOHN_Q_NOTER 27-JAN-1986 1 Choosing an editor to use in DE 3 MAR::NEW_USER 27-JAN-1986 2 Help! I don't understand NEXT U 4 MAR::JOHN_Q_NOTER 27-JAN-1986 0 Who Are You? - Tell us about yo 5 MAR::JOHN_Q_NOTER 27-JAN-1986 3 Using the DIRECTORY, PRINT and 6 MAR::JOHN_Q_NOTER 27-JAN-1986 0 Suggestions for the Welcome note 7 MAR::JOHN_Q_NOTER 27-JAN-1986 5 Online Etiquette 8 MAR::JOHN_Q_NOTER 27-JAN-1986 1 Using NOTES$COMMAND to Define A 9 MAR::JOHN_Q_NOTER 3-FEB-1986 0 DEC Notes Security Consideratio [ リストの終わり ] ノー ト 1.0 Welcome to DEC Notes リプ ライの数は 7 MAR::JOHN_Q_NOTER "I'll make a note!" 24 行 27-JAN-1986 10:42 ノートは隠されていません リプライは許可されています DEC Notes Sample Conference 作成: 27-JAN-1986 10:39 9 トピッ ク 更新: 26-JAN-1993 17:34 ファイ ル: JRDORA::SYS$SYSDEVICE:[NOTES$LIBRARY]NOTES$SAMPLE.NOTE;1 モデレーター:MAR::JOHN_Q_NOTER アクセスは制限されていません キーワードの作成は制限されています ノートを書き込むことができます NOTES$LIBRARY: のコンファレンスのデ ィレクトリ コンファレンス・ファイル JNOTES$SAMPLE タイトル: 日本語 VAX Notes コンファレンス例 モデレーター: SALES::TAKAHASHI 作成: 16-JAN-1991 14:03 10 トピック,33 ノー ト 更新: 16-JAN-1991 14:11 2-13 2.1インストレーション・プロシージャの実行 NOTES$SAMPLE タイトル: DEC Notes Sample Conference モデレーター: MAR::JOHN_Q_NOTER 作成: 27-JAN-1986 10:39 9 トピック,28 ノー ト 更新: 26-JAN-1993 17:34 [ リストの終わり ] DEC Notes Sample Conference 作成: 27-JAN-1986 10:39 9 トピッ ク 更新: 26-JAN-1993 17:34 メンバ ノード メール・アドレ ス 特権 JOHN_Q_NOTER MAR::JOHN_Q_NOTER [M] SYSTEM 0::SYSTEM SYSTEM [MK] [ リストの終わり ] DEC Notes V2.5-0J - Copyright (c) Digital Equipment Corporation. 1986, 1996. Command_Summary DEC Notesを初めて使用する場合には,次のようにし てヘルプを使用して ください。 o 基本的なコマンドの使用例を表示するためには New_Userとタイプしま す。 o DEC Notesで使用する用語や概念についての説明を 表示するためには, Terms_and_Conceptsとタイプします。 o DEC Notesのすべてのコマンドのリストを表示する ためには,疑問符 (?)をタイプします。 基本コマンド: ADD ENTRY REPLY (また は ANSWER) CLOSE DIRECTORY EXIT PRINT NOTES (DCL コマン ド) HELP WRITE READ OPEN 2-14 2.1インストレーション・プロシージャの実行 以下の項目は,より詳しい説明や,より高度なコマン ドの使い方の説明で す: Information_Commands Keyword_Commands Logical_Names Moderator_Commands Notebook_Commands Subprocess_Commands Other_Utilities Reading_Notes 電子会議システム ヘルプが必要な場合には,HELP コマンドを 入力してください If the informational output above is similar to the example displayed in the DEC Notes/Japanese Installation Guide, then this installation is successful. The DEC Notes/Japanese V2.5 Installation Verification Procedure completed. 9. 情報メッセージの確認とInstallation Verification Procedure (NOTES-CLIENT-UI-JAPANESEライセンス) NOTES-CLIENT-UI-JAPANESEライセンスの場合の日本語DEC NotesのインストレーションのメッセージとIVPは,付録 A に示すとおりです。 10.インストレーション・プロシージャを終了します。 Installation of NOTESJA V2.5 completed at hh:mm Adding history entry in VMI$ROOT:[SYSUPD]VMSINSTAL.HISTORY Creating installation data file: VMI$ROOT:[SYSUPD]NOTESJA025.VMI_DATA VMSINSTAL procedure done at hh:mm 製品のインストレーション・プロシージャが終了するとき に,他の製品をインストールするのか,ログアウトするの かを選択できます(ここではログアウトします)。インスト レーションを開始する前にコンソール・ドライブからメデ ィアを取り出した場合には,ここで元に戻してください。 2-15 2.1インストレーション・プロシージャの実行 VMSINSTALはインストール時にプロセス・シンボル・テーブ ルのエントリを削除または変更します。したがって,今後 もシステム管理者のアカウントを使用し,これらのシンボ ルを復元したい場合には,一度ログアウトして,再度ログ インしなければなりません。 2-16 3 ________________________________________________________________ インストール後の手順 この章では,日本語DEC Notesをインストールした後で実行しな ければならない作業について説明します。 ___________________________________________________________ 3.1 システム・スタートアップ・ファイルの変更 ネットワークを起動した後,SYS$STARTUP:NOTES$STARTUP.COM が起動されるように,システム・スタートアップ・ファイル SYSTARTUP_VMS.COMを変更しなければなりません。 _______________________ 注意 _______________________ DEC Notesの以前のバージョンでは,ネットワークを 起動する前に,SYS$STARTUP:NOTES$STARTUP.COMを起 動するように,システム・スタートアップ・ファイル SYSTARTUP_VMS.COMを変更しなければなりませんでし た。この条件は,日本語DEC NotesのVersion 2.5で変 更されました。今後はネットワークを起動した後に, SYS$STARTUP:NOTES$STARTUP.COMを起動するように,シス テム・スタートアップ・ファイルを変更しなければなりま せん。 _____________________________________________________ ___________________________________________________________ 3.2 ネットワーク・トランスポート情報 この節では,Notesがネットワーク・トランスポートを選択する 方法について説明します。 DECnetネットワーク・トランスポートとTCP/IPネットワーク・ト ランスポートの両方が動作している必要はありません。どちらか 一方のネットワーク・トランスポートが動作していない場合に は,Notesサーバはもう1つのトランスポートを使用します。 3-1 3.2ネットワーク・トランスポート情報 Notesサーバが起動され,実行された後,サポートされるネット ワーク・トランスポートの1つの新しいバージョンをインストー ルした場合には,NOTES$STARTUP.COMを再実行して,Notesサーバ で新しいトランスポートを有効にしなければなりません。 3.2.1 DECnet情報 DECnetオブジェクト・データベースでNotesオブジェクトに対し てパスワードが定義されます。このパスワードは,システム登録 ファイル(SYS$SYSTEM:SYSUAF.DAT)でNOTES$SERVERアカウントに 割り当てられているアカウントと一致しなければなりません。 SYS$STARTUP:NOTES$STARTUP.COMは,DECnetデータベース (SYS$SYSTEM:NETOBJECT.DAT)でNotesオブジェクト(オブジェ クト33)を有効に設定しようとします。ネットワーク・トラン スポートの1つとしてDECnetを使用する計画がある場合には, NOTES$STARTUPを実行する前に,DECnetの構成とスタートアップ を完了しておかなければなりません。 NOTES$SERVER.COMが起動されるときに,DECnetが動作していない 場合には,NotesサーバはDECnet接続を受け付けることができま せん。 Notesオブジェクトが正しく有効に設定されると,Notesサーバは DECnet接続を受け付けることができるようになります。 3.2.2 TCP/IP情報 NOTES$STARTUP.COMは,日本語DEC TCP/IP Services for OpenVMSが使用可能かどうか判断します。使用可能な場合 には,NOTES$STARTUP.COMはTCP/IP Serviceデータベース (SYS$SYSTEM:UCX$SERVICE.DAT)でNotesサービス(ポート3333)を 有効に設定しようとします。 ネットワーク・トランスポートの1つとしてTCP/IPを使用する計 画がある場合には,NOTES$STARTUP.COMを実行する前に,TCP/IP の構成とスタートアップを完了しておかなければなりません。 NOTES$STARTUP.COMを起動する前にTCP/IPが動作していない場合 3-2 3.2ネットワーク・トランスポート情報 には,NotesサーバはTCP/IP接続を受け付けることができませ ん。 Notesサービスを正しく有効に設定すると,日本語DEC TCP/IP Services for OpenVMSによって,ファイルSYS$SYSTEM:NOTES$SERVER.COM が作成され(まだ存在しない場合),NotesサーバはTCP/IP接続を 受け付けることができるようになります。 ___________________________________________________________ 3.3 VAXclusterでの日本語DEC Notesのインストール 複数のノードを接続したVAXclusterで日本語DEC Notesを実行し たい場合には,まず,適切なソフトウェア・ライセンスがあるが どうか確認してください。その後,クラスタ内の他の各ノードの 特権付きアカウントにログインし,次の操作を実行します。 1. LICENSE LOADコマンドを使用して,ライセンスをアクテ ィブにします。『OpenVMS License Management Utility Manual』の説明を参照してください。 2. 次のコマンドを入力します。 $ INSTALL :== $INSTALL/COMMAND_MODE $ INSTALL INSTALL> REPLACE SYS$LIBRARY:DCLTABLES.EXE INSTALL> EXIT 3. クラスタにサーバがある場合には(つまり,1つ以上のノー ドにNOTES-UI-JAPANESEまたはNOTES-USER-UI-JAPANESEライ センスがある場合),次のいずれかの操作を実行しなければ なりません。 a. 日本語DEC Notesをこのシステムに初めてインストール する場合には,次のコマンドを入力します。 $ RUN SYS$SYSTEM:NCP NCP> DEF OBJ NOTES NUM 33 FILE NOTES$SERVER.EXE NCP> DEF OBJ NOTES USER NOTES$SERVER PASSWORD PROXY OUT NCP> SET OBJ NOTES ALL NCP> EXIT _______________________ 注意 _______________________ フィールドで使用するパスワードは, 3-3 3.3 VAXclusterでの日本語DEC Notesのインストール NOTES$SERVERアカウントのパスワードと一致しなけれ ばなりません。 _____________________________________________________ b. これが日本語DEC Notesのアップグレードである場合に は,以前のNotesサーバ(NOTES$nnnn_nという名前のネ ットワーク・プロセス)を停止して,新しいサーバ・コ ードで再起動されるようにします。それぞれ,DCLの SHOW SYSTEM/NETWORKコマンドとSTOP/IDENTIFICATION コマンドを使用してください。 4. 次のコマンドを入力します。 $ @SYS$STARTUP:NOTES$STARTUP.COM ___________________________________________________________ 3.4 インストール後の日本語DEC Notesの起動 第2章で説明した手順をすべて実行し,システム・スタートアッ プ・ファイルを編集した後,NOTESコマンドを使用して,すべて のユーザが日本語DEC Notesを起動できるようになります。 NOTESコマンドが認識され,処理されるように,インストレーシ ョン・プロシージャではDCLコマンド・テーブルを変更します。 しかし,現在ログインしているユーザのために,以前のコマン ド・テーブルもまだ有効です。現在ログインしているユーザのう ち,NOTESコマンドを使用したいユーザは,システムからログア ウトして,再度ログインするか,または次のコマンドを使用しま す。 $ SET COMMAND/TABLE=SYS$LIBRARY:DCLTABLES このシステムにNOTES-CLIENT-UI-JAPANESEライセンスがある 場合には,Notesコンファレンス・ファイルが格納されるシ ステムを指すように,NOTES$LIBRARYを定義すれば,システム のユーザのためにコンファレンスの指定を簡単にすることが できます(この操作が可能なのは,NOTES-UI-JAPANESEまたは NOTES-USER-UI-JAPANESEライセンスのあるシステムの場合だけで す)。 3-4 3.4インストール後の日本語DEC Notesの起動 ユーザの多くがコンピュータの"初心者"の場合には,ノートブッ クをセットアップするのに援助が必要なことがあります。システ ム管理者はこのようなユーザのために,ノートブックをセットア ップし,ノートブックに1つ以上のエントリを指定することがで きます。次の例はこの操作方法を示しています。 $ DEFINE /USER NOTES$NOTEBOOK NOTES$LIBRARY:NOTES$NOTEBOOK.NOTE $ NOTES Notes> ADD ENTRY ABC::DECNOTES !abc::decnotes is used as an example Notes> ADD ENTRY your-notefile Notes> SET PROFILE /EDITOR=EDT !make EDT keypad the default Notes> EXIT その後,NOTES$LIBRARY:NOTES$NOTEBOOK.NOTEというノートブッ ク・ファイルを初心者ユーザのSYS$LOGINディレクトリにコピー します。 ___________________________________________________________ 3.5 日本語DEC Notesサーバの制御 使用状況によっては,日本語DEC Notesバージョン2.5は,システ ムで認められている最大サーバ・リンク数を使用してしまう可能 性があります。この状況が発生するのを防止するには,日本語 DEC Notesを特定のサーバ数に制限するためのシステム論理名を 定義します。さらに,SYS$STARTUP:NOTES$STARTUP.COMファイル を変更し,次の論理名のどちらか一方または両方を適切な値にな るように設定することにより,各サーバのリンク数を制限できま す。この例では,値として4と16を使用しています。 $ DEFINE /SYSTEM /EXEC NOTES$SERVER_MAX_SERVERS 4 !per system $ DEFINE /SYSTEM /EXEC NOTES$SERVER_MAX_LINKS 16 !per server 大部分のシステムでは,省略時のサーバ数は無制限です。日本語 DEC Notesでは,各サーバで16のリンクが省略時の値として設定 されています。これらの値は,必要に応じてシステムで変更でき ます。これらのコマンドを指定する場合には,日本語DEC Notes をアップグレードするたびに,NOTES$STARTUPファイルを再変更 しなければなりません。 3-5 3.5日本語DEC Notesサーバの制御 _______________________ 注意 _______________________ DECnetトランスポートとTCP/IPトランスポートの両方を有 効に設定した場合には,リンクの最大数は,1つのサーバ で同時に開かれるDECnet接続とTCP/IP接続の合計になりま す。 _____________________________________________________ これまで日本語DEC Notesを実行していなかったシステム に,日本語DEC Notesをインストールする場合には,ワーキ ング・セット・エクステント(WSEXTENT)とワーキング・セット・ クォータ(WSQUOTA)の省略時の値がNOTES$SERVERアカウントで設 定されていることに注意してください。WSEXTENTの省略時の値は 512以上で2048以下でなければなりません。WSQUOTAの省略時の値 はWSEXTENTの正確に半分です。次のコマンドを使用すれば,これ らの省略時の値を変更できます(XとYに対してシステムで適切な 値を指定してください)。 $ SET DEFAULT SYS$SYSTEM $ RUN AUTHORIZE UAF> MODIFY NOTES$SERVER /WSEXTENT=X /WSQUOTA=Y UAF> EXIT ___________________________________________________________ 3.6 Installation Verification Procedureの単独実行 Installation Verification Procedure (IVP)は通常,インスト ール時に実行されます。システムで問題が発生したときに,イ ンストールされているファイルの整合性を確実にするために, IVPを単独で実行したい場合には,NOTES-UI-JAPANESEまたは NOTES-USER-UI-JAPANESEライセンスがあるときは,次のコマン ド・プロシージャを実行します。 $ @SYS$TEST:NOTES$IVP IVPが正常に実行されると,画面に表示される出力は第2章の手順 8の例に示すとおりになります。何らかの理由でIVPが失敗する と,次のメッセージが表示されます。 The DEC Notes V2.5 Installation Verification Procedure failed. 3-6 3.6 Installation Verification Procedureの単独実行 NOTES-CLIENT-UI-JAPANESEライセンスがある場合には,次のコマ ンド・プロシージャを実行してください。 $ @SYS$TEST:NOTES$IVP_CLIENT IVPが正常に実行されると,画面に表示される出力は付録 Aに示 した例のとおりになります。何らかの理由でIVPが失敗すると, 次のメッセージが表示されます。 The DEC Notes V2.5 Client-only Installation Verification Procedure failed. ___________________________________________________________ 3.7 エラー条件 何らかの理由でインストレーション・プロシージャが失敗した場 合には,次のようなメッセージが表示されます。 %VMSINSTAL-E-INSFAIL, The installation of Notes V2.5 has failed. インストール時にエラーが発生するのは,次の問題が1つ以上あ るからです。 o オペレーティング・システム・バージョンが正しくない。 o 正しくインストールするのに必要なクォータが不足してい る(第1.3節または第1.4節を参照)。 o VMSINSTALで必要とされるプロセス・クォータが満たされな い(第1.7節を参照)。 o VMS HELPライブラリが現在使用中である。 o 製品が正しく登録されていないか,またはまったく登録さ れていない。 これらの問題があるために生成されるエラー・メッセージの 説明については,『OpenVMS System Messages and Recovery Procedures Reference Volume』,プロセッサのインストレ ーション/操作ガイド,または『OpenVMS License Management Utility Manual』を参照してください。 3-7 3.7エラー条件 これらの問題があることが通知された場合には,メッセージに示 される適切な処置をとらなければなりません。システム・パラメ ータを変更したり,認可されるクォータ値を増大する必要があり ます。 インストレーションが失敗した場合には,手順2からインストレ ーション・プロシージャを再起動しなければなりません。IVPが 失敗したためにインストレーションが失敗した場合には,DECの フィールド・サービスにご連絡ください。 ___________________________________________________________ 3.8 保守用アップデート版 定期的に日本語DEC Notesの保守用アップデート版がリリースさ れます。各アップデート版はインストレーション・キットで構成 されます。このキットは,本書の説明または保守用アップデート 版に添付されているマニュアルの説明に従ってインストールして ください。 保守用アップデート版がリリースされるたびに,バージョン番号 が変化します。たとえば,現在のバージョンが1.0の場合には, 最初の保守用アップデート版のバージョン番号は1.1になりま す。さらに,保守用アップデート版には新しいリリース・ノート も添付されています。リリース・ノートでは,前のリリースから 日本語DEC Notesに対して行われた変更点が説明されています。 保守用アップデート版のリリース・ノートはオンラインで提 供されます。日本語DEC Notesを最初にインストールするとき は,リリース・ノートを必ず参照してください。また,製品 をインストールした後も,リリース・ノートはいつでもアク セスできます。日本語DEC Notesをインストールするときにリ リース・ノートを参照する方法については,インストレーショ ン・プロシージャの手順4に従ってください。日本語DEC Notes をインストールした後でリリース・ノートを検索するときは, SYS$HELP:NOTESJA025.RELEASE_NOTESファイルを表示または印刷 するか,次のように入力してください。 $ HELP NOTES RELEASE_NOTES 3-8 3.8保守用アップデート版 日本語DEC Notesの以前のバージョンでプライベート・セクショ ン・ファイルを使用していた場合には,バージョン2.5をインス トールした後,バージョン2.5と互換性があるように,セクショ ン・ファイルを再構築しなければなりません。 ___________________________________________________________ 3.9 問題の判断と報告 日本語DEC Notesの使用中にエラーが発生し,そのエラーが日本 語DEC Notesの問題によって発生したと考えられる場合には,日 本DECの担当者または,最寄りの日本DEC各支店/営業所へお知ら せください。 日本語DEC Notesのマニュアルに誤りがある場合には,その誤り のあるマニュアルの最後に添付されているコメント用紙に記入し て提出してください。その場合,誤りがある節の番号とページ番 号もお書き願います。 3-9 A ________________________________________________________________ インストレーションの例 この付録では,NOTES-CLIENT-UI-JAPANESEライセンスがある場合 の日本語DEC Notesのインストレーションの例を示します(第2章 に示したインストレーションの抜粋は,NOTES-UI-JAPANESEライ センスの場合のインストレーションであり,これはNOTES-USER- UI-JAPANESEライセンスの場合のインストレーションに類似して います)。 Username: SYSTEM Password: . . . $ set default sys$update $ @vmsinstal notesJA025 $disk: OpenVMS AXP Software Product Installation Procedure Vx.x It is dd-mmm-yyy at hh:mm. Enter a question mark (?) at any time for help. * Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]? The following products will be processed: NOTESJA V2.5 Beginning installation of NOTESJA V2.5 at hh:mm %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set A ... %VMSINSTAL-I-RELMOVED, Product's release notes have been moved to SYS$HELP. *********************************************************** DEC Notes/Japanese Installation Procedure Copyright (c) Digital Equipment Corporation. 1996. All Rights Reserved. A-1 DEC Notes/Japanese V2.5 DEC Notes can be installed on any system running OpenVMS AXP V6.1 (or later). This installation will fail if this system is running an older version of OpenVMS. DEC Notes/Japanese provides both a character-cell and a DECwindows/Motif user interface. Use of the DECwindows/Motif interface requires that DECwindows/Motif V1.2 (or later) be installed. This installation can continue and the character-cell interface can be used if the required version of DECwindows/Motif is not installed. DEC Notes/Japanese supports both DECnet and TCP/IP transports. Use of the TCP/IP transport requires prior installation of V3.1 (or later) of DEC TCP/IP Services for OpenVMS. Installation can continue and only the DECnet transport will be used if the required version of DEC TCP/IP Services for OpenVMS is not installed on this system. An appropriate software license is required to run DEC Notes/Japanese. The license should be installed before attempting to install DEC Notes/Japanese. If you have not yet installed a DEC Notes/Japanese license, you can continue with this installation, but you will be unable to run either DEC Notes/Japanese or the DEC Notes/Japanese Installation Verification Procedure until an appropriate license has been installed. *********************************************************** * Do you want to continue with this installation [YES]? * Do you want to purge files replaced by this installation [YES]? * Do you want to run the IVP after the installation [YES]? %NOTESJA-I-CHKPRDVER, Checking installation requirements All installation and product dependencies will now be checked. If problems are discovered, it may still be possible to complete this installation, depending upon the nature of the problems. %NOTESJA-I-VMSVER, Checking OpenVMS version... %NOTESJA-I-MOTIFVER, Checking DECwindows/Motif version... %NOTESJA-I-UCXVER, Checking DEC TCP/IP Services for OpenVMS version... %NOTESJA-I-SYSRES, Checking system resources... Please indicate the level of capability that you want to install: A-2 1. Full capability (NOTES-UI-JAPANESE or NOTES-USER-UI-JAPANESE) 2. TeamLinks DEC Notes/Japanese server (NOTES-SERVER-LANLINK) 3. Reduced capability, client-only (NOTES-CLIENT-UI-JAPANESE or NOTES-CLIENT-USER) * Enter the number of the level of capability to install [1]: 3 Product: NOTES-CLIENT-UI-JAPANESE or NOTES-CLIENT-USER Producer: DEC Version: 2.5 Release Date: 20-APR-1996 * Does this product have an authorization key registered and loaded? y No further questions will be asked during this installation. Completion of the installation should take another 5-10 minutes. This installation will add the following files: [SYSLIB]NOTES$SHARE.EXE [SYSLIB]NOTES$SECTION.TPU$SECTION [SYSEXE]NOTES$MAIN.EXE JSY$SYSTEM:NOTES$COMMAND.TPU [SYSMGR]NOTES$REMOVE.COM SYS$SYSROOT:[SYSTEST]NOTES$IVP_CLIENT.COM SYS$SYSROOT:[SYSTEST]NOTES$IVP_LOCAL.COM [SYSHLP]NOTESJA025.RELEASE_NOTES [SYSHLP]NOTES_SHORTGUIDE.MEM [SYSHLP]NOTES$HELP.HLB [SYSHLP]NOTES$DWHELP.HLB [SYSLIB]NOTES$DWSHARE.EXE [SYSLIB]NOTES$DWNOTES.UID [SYSLIB]NOTES$DEFAULTS.DAT [SYS$STARTUP]NOTES$STARTUP.COM [DECW$DEFAULTS.SYSTEM]LWK_REG_NOTESNOTE.UID *********************************************************** REMINDERS: 1. SYSTEM STARTUP -------------- After the installation has completed, you should execute SYS$STARTUP:NOTES$STARTUP.COM A-3 on each system on which this copy of DEC Notes will be run. You should also edit your system startup procedure to run SYS$STARTUP:NOTES$STARTUP.COM on each system on which this copy of DEC Notes will be run. ** IMPORTANT NOTE: Installation instructions for previous versions of VAX Notes suggested that NOTES$STARTUP.COM be run prior to network startup during the system startup process. It is now recommended that NOTES$STARTUP run AFTER network startup has COMPLETED, particularly if TCP/IP will be used as the network transport for DEC Notes connections. 2. DEC NOTES SHUTDOWN OR DEINSTALLATION ------------------------------------ A new utility, SYS$MANAGER:NOTES$REMOVE.COM, can be used to deinstall DEC Notes/Japanese or to prevent new servers from executing. Type: $ @SYS$MANAGER:NOTES$REMOVE for further details. %VMSINSTAL-I-MOVEFILES, Files will now be moved to their target directories... %NOTES-I-SHUT, Disabling Notes server... Beginning the DEC Notes/Japanese V2.5 Client-only Installation Verification Procedure. Copyright (c) Digital Equipment Corporation. 1988, 1996. All Rights Reserved. Testing SHOW, HELP, and EXIT. 電子会議システム ヘルプが必要な場合には,HELP コマンドを入力してくださ い ノートブック・クラス MAIN のディレクトリ エントリ名 未読 最新のノート トピック 更新ステー タス SAMPLE_CONFERENCE 1 17-NOV-1858 00:00 0 アクセスし ていません [ リストの終わり ] DEC Notes V2.5-0J - Copyright (c) Digital Equipment Corporation. 1986, 1996. A-4 Command_Summary DEC Notesを初めて使用する場合には,次のようにしてヘルプを使用 して ください。 o 基本的なコマンドの使用例を表示するためにはNew_Userとタイプ しま す。 o DEC Notesで使用する用語や概念についての説明を表示するために は, Terms_and_Conceptsとタイプします。 o DEC Notesのすべてのコマンドのリストを表示するためには,疑問 符 (?)をタイプします。 基本コマンド: ADD ENTRY REPLY (または ANSWER) CLOSE DIRECTORY EXIT PRINT NOTES (DCL コマンド) HELP WRITE READ OPEN 以下の項目は,より詳しい説明や,より高度なコマンドの使い方の説 明で す: Information_Commands Keyword_Commands Logical_Names Moderator_Commands Notebook_Commands Subprocess_Commands Other_Utilities Reading_Notes If the informational output above is similar to the example displayed in the DEC Notes/Japanese Installation Guide, then this installation is successful. The DEC Notes/Japanese V2.5 Client-only Installation Verification Procedure completed. Installation of NOTESJA V2.5 completed at hh:mm Adding history entry in VMI$ROOT:[SYSUPD]VMSINSTAL.HISTORY Creating installation data file: VMI$ROOT:[SYSUPD]NOTESJA025.VMI_DATA A-5 VMSINSTAL procedure done at hh:mm $ LOGOUT SYSTEM logged out at dd-mmm-yyyy hh:mm:ss.ss A-6 B ________________________________________________________________ 日本語DEC Notesライセンス情報 この付録では,日本語DEC Notesライセンスについて説明しま す。 ___________________________________________________________ B.1 NOTES-CLIENT-USERライセンス NOTES-CLIENT-USERライセンスは並列クライアント専用ライセン スであり,Notesを同時に特定の数だけ起動することができ,ク ライアントのみの機能が提供されます。詳細については,『日本 語DEC Notesソフトウェア仕様書』(SPD)を参照してください。 ___________________________________________________________ B.2 NOTES-SERVER-LANLINKライセンス NOTES-SERVER-LANLINKライセンスはサーバのみの機能を提供しま す。このライセンスでは,Notesをコマンド・ラインから起動で きません(つまり,クライアント機能はありません)。これは個人 用に使用するライセンスであるため,ユーザに対してサーバの使 用を許可する前に,そのユーザをライセンス予約リストに追加し なければなりません。予約リストにはユーザ名だけでなく,ノー ド名も含まれるため,予約リストの形式は他の多くのアプリケー ションと異なります。PATHWORKS Conferencing (SPD 38.65.xx) クライアントからの省略時のユーザ名はConferencing-Userです が,これはユーザが変更できます。 B.2.1 予約リストへのユーザの追加 NOTES-SERVER-LANLINKライセンスの場合,ユーザを予約リストに 追加するには,ノード名を指定しなければなりません。たとえ ば,MYPCノードのユーザがユーザ名をJohnsonに設定している場 合には,認可がXXXXであるPAKに対してそのユーザを予約リスト に追加するコマンドは次のようになります。 B-1 B.2 NOTES-SERVER-LANLINKライセンス $ license modify NOTES-SERVER-LANLINK - _$ /authorization=XXXX/reserve=(MYPC::Johnson)/add B-2 ________________________________________________________________ 索引 _A_________________________ _V_________________________ Alphaインストレーション・ VAXインストレーション・プロ プロシージャの必要条件, シージャの必要条件, 1-2 1-4 VMSINSTAL, 2-1 使用, 1-9 _B_________________________ BIL, 1-1 _ア________________________ BOM, 1-1 アップデート版, 3-8 _D_________________________ _イ________________________ DECnet, 3-2 インストール VAXclusterでの, 3-3 _I_________________________ アップグレードの, 2-6 IVP 後の手順, 3-1 単独実行, 3-6 準備, 1-1 手順, 2-1 _L_________________________ 初めての, 2-7 LMF, 1-7 例, A-1 インストレーション メッセージ, 2-15 _P_________________________ インストレーション・プロシ PAK, 1-7 ージャ 登録, 2-5 実行, 2-1 失敗, 3-7 _T_________________________ インストレーション・プロシ TCP/IP, 3-2 ージャの必要条件 Alpha, 1-4 VAX, 1-2 索引-1 _エ________________________ _ネ________________________ エラー, 3-7 ネットワーク・トランスポー ト, 3-1 _オ________________________ オンライン・リリース・ノー _ホ________________________ ト, 1-1 保守用アップデート版, 3-8 ___________________________ _ユ________________________ クォータ, 1-6 ユーザ・アカウント・クォー タ, 1-6 _コ________________________ ユーザの追加, B-1 コマンド・パラメータ, 1-10 ヨ ___________________________ _シ________________________ 予約リスト, B-1 システム・スタートアップ・ ラ ファイル, 3-1 ___________________________ ライセンス _テ________________________ NOTES-CLIENT-UI-JAPANESE, ディスク・スペースの必要条 1-8 件 NOTES-CLIENT-USER, 1-8, Alpha, 1-4 B-1 VAX, 1-2 NOTES-SERVER-LANLINK, 1-9, B-1 ト NOTES-UI-JAPANESE, 1-8 ___________________________ NOTES-USER-UI-JAPANESE, 特権, 1-6 1-8 指定, 2-3 _ニ________________________ 種類, 1-8 日本語DEC Notesのインストー 登録, 1-7 ル, 2-1 リ 日本語DEC Notesの起動, 3-4 ___________________________ リリース・ノート, 1-1 索引-2 日本語DEC Notes インストレーション・ガイド ________________________________________________________________ 1996年5月 発行 日本ディジタル イクイップメント株式会社 〒167 東京都杉並区上荻1-2-1 電話 (03)5349-7111 (大代表) ________________________________________________________________ AA-QWSNA-TE