_日本語ALL-IN-1_TLC_V2.0______________________
                      インストール・マネージメント・
                     ガイド

                     AA-Q7MYA-TE


                      1994年6月







                      変更／更新情報:             本書は初版です。

                      オペレーティング・システム: OpenVMS VAXバージョン
                                                 5.5-2以降

                      ソフトウェア・バージョン:   日本語ALL-IN-1
                                                 TeamLinks Connection
                                                 V2.0 for OpenVMS VAX







                     日本ディジタル イクイップメント株式会社

 






           __________________________________________________________
           1994年6月

           本書の著作権は日本ディジタル イクイップメント株式会社(日本
           DEC)が保有しており，本書中の解説および図，表は日本DECの文
           書による許可なしに，その全体または一部を，いかなる場合にも
           再版あるいは複製することを禁じます。

           また，本書に記載されている事項は，予告なく変更されることが
           ありますので，あらかじめご承知おきください。万一，本書の記
           述に誤りがあった場合でも，日本DECは一切その責任を負いかね
           ます。

           本書で解説するソフトウェア(対象ソフトウェア)は，所定のライ
           センス契約が締結された場合に限り，その使用あるいは複製が許
           可されます。

           日本DECは，日本DECまたは日本DECの指定する会社から納入され
           た機器以外の機器で対象ソフトウェアを使用した場合，その性能
           あるいは信頼性について一切責任を負いかねます。

           (c) Digital Equipment Corporation Japan 1994.

           All Rights Reserved.
           Printed in Japan.

           本書は，日本語VAX DOCUMENT V 2.1を用いて作成しています。

 











   ________________________________________________________________

                                                               目次



    まえがき................................................    vii


    1     問題点と制限事項

          1.1   フィールド・テスト・ソフトウェアとの互換性..    1-1

          1.2   SUBSCRIBERS:の使用方法......................    1-1

          1.3   無視されるOpenVMSディスク・クォータ.........    1-2

          1.4   TeamLinks個人アドレス帳へのニックネームのコ
               ピー.........................................    1-2
          1.4.1     文書への同時アクセス....................    1-3

          1.5   TLCの追加言語...............................    1-3

    2     TLCインストールのための準備

          2.1   インストール計画............................    2-1
          2.1.1     インストールの種類......................    2-1
          2.1.2     インストール所要時間....................    2-2
          2.1.3     インストールに使用するアカウント........    2-2
          2.1.4     TCP/IPサービス情報......................    2-3
          2.1.5     サイト・リンク・ファイルの格納場所......    2-4
          2.1.6     必要なソフトウェア......................    2-5
          2.1.7     インストールされたイメージ..............    2-5
          2.1.8     システム・パラメータ....................    2-6
          2.1.9     ディスク容量............................    2-6
          2.1.10    論理名..................................    2-8
          2.1.11    ノード固有のバッチ・キュー..............    2-8
          2.1.12    A1V30START.COMの格納場所................    2-9
          2.1.13    OAFC_SERVER_MASTER.DATと
                   OAFC_SERVER_MASTER.FDLの格納場
                   所.......................................    2-9

                                                                iii

 






            2.2   TLCバージョン2.0をインストールする前に必要な
                 作業.........................................   2-10
            2.2.1     リリース・ノートへのアクセス............   2-11
            2.2.2     カスタマイズのコンフリクト・チェック....   2-12

            2.3   インストール・ログ..........................   2-13

            2.4   インストールの中断..........................   2-13

      3     TLCのインストール

            3.1   インストール・プロシージャの実行............    3-1

            3.2   次の操作....................................    3-5

            3.3   インストール後の作業........................    3-6
            3.3.1     ALL-IN-1の再起動........................    3-6
            3.3.2     ニックネーム・データ・ファイルの変換....    3-7
            3.3.3     ファイル・キャビネット・サーバへのTCP/IP
                     ポート番号の追加.........................    3-7
            3.3.4     OA$MAIN.EXEのパージ.....................    3-8

      4     インストールの再実行

            4.1   インストール・エラーからの復旧..............    4-1

            4.2   オブジェクト・ライブラリの復元..............    4-1

            4.3   ポストインストール・プロシージャの実行......    4-2

      5     TLCの管理

            5.1   必要なライセンス............................    5-1

            5.2   ネットワーク・トランスポート................    5-3
            5.2.1     TCP/IPネットワークの使用................    5-4

            5.3   非DECnet以外の非同期接続の使用..............    5-6

            5.4   ALL-IN-1 IOSの再リンク......................    5-6






      iv

 






         6     AIDAサーバの管理

               6.1   AIDAサーバの動作............................    6-1

               6.2   AIDAサーバの管理作業........................    6-2

               6.3   AIDAサーバに関する変数......................    6-2
               6.3.1     サーバの状態............................    6-3
               6.3.2     構成の詳細..............................    6-4

               6.4   サーバの状態の変更..........................    6-9
               6.4.1     サーバの起動............................    6-9
               6.4.2     サーバの停止............................   6-10

               6.5   サーバへの接続の監視と制御..................   6-11

               6.6   サーバのチューニング........................   6-12
               6.6.1     ユーザの数..............................   6-13
               6.6.2     メール・ディレクトリの使用..............   6-14
               6.6.3     プロセス・クォータ......................   6-14

               6.7   サーバの作成................................   6-15

               6.8   サーバの削除................................   6-16

               6.9   AIDAサーバの処理のログ......................   6-17
               6.9.1     ログ・ファイル..........................   6-17
               6.9.2     ログ・ファイルの管理....................   6-18
               6.9.3     ログ・ファイルの削除....................   6-18

               6.10  トレース....................................   6-18
               6.10.1    トレース可能な処理......................   6-19
               6.10.2    トレース出力ファイル....................   6-19
               6.10.3    サーバのトレース........................   6-20
               6.10.4    AIDAサーバ・セッションのトレース........   6-20
               6.10.5    トレースの停止..........................   6-21
               6.10.6    トレース・ファイルの管理................   6-22
               6.10.7    トレース・ファイルの削除................   6-22

         7     ファイル・キャビネット・サーバのためのTCP/IPサポー
              ト

               7.1   TCP/IPポート番号フィールド..................    7-1

               7.2   ファイル・キャビネット・サーバに対するTCP/IP
                    トランスポートの使用.........................    7-2

                                                                       v

 






      8     TLCにおける問題の解決

            8.1   ツール......................................    8-1
            8.1.1     IVPの実行...............................    8-2
            8.1.2     TeamLinks for Windowsにおけるログとトレ
                     ース.....................................    8-2

            8.2   問題........................................    8-3
            8.2.1     ALL-IN-1 IOSへの接続の失敗..............    8-3
            8.2.2     メールの宛先指定........................    8-4
            8.2.3     ブロードキャスト・メッセージまたは新着メ
                     ール通知の受信不可.......................    8-5
            8.2.4     DSLエラー...............................    8-7

      A   サンプル・インストール・ログ

            A.1   コンフリクト・チェック・オプションの選択....    A-1

            A.2   新規インストール............................    A-3


      例

            A-1      コンフリクト・チェック・インストール.....    A-1

            A-2      新規インストール.........................    A-3

            A-3      TCP/IPトランスポートを指定した新規インス
                     トール...................................   A-12

      図

            1-1      PABに正しくコピーされないニックネーム....    1-3

            6-1      サーバ設定フォーム(ページ2)..............   6-15

      表

            2-1      インストールの種類.......................    2-1

            2-2      インストール所要時間(概算)...............    2-2

            2-3      TCP/IPサービス情報.......................    2-3

            2-4      必要なシステム・パラメータ...............    2-6

            2-5      必要なディスク容量(ブロック数)...........    2-7

      vi

 






               2-6      準備作業.................................   2-10

               5-1      ネットワーク・トランスポート.............    5-4

               6-1      AIDAサーバに関する情報の取得.............    6-3

               6-2      AIDAサーバの状態.........................    6-4

               6-3      AIDAサーバの構成の詳細...................    6-5

               6-4      Index of Server Connectionsメニューのオプ
                        ション...................................   6-12

               6-5      AIDAサーバのパフォーマンスに影響する要素.   6-12

               6-6      トレース可能な処理.......................   6-19

               8-1      問題解決のためのツール...................    8-1




























                                                                     vii

 










        ________________________________________________________________

                                                                まえがき



              本書では，日本語ALL-IN-1 TeamLinks Connection V2.0のインス
              トール，設定，管理の方法について説明します。


        本書の構成

              第1章では，TLCの問題点と制限事項について説明します。この
              内容は，VMSINSTALコマンドでリリース・ノート・オプション
              OPTIONS Nを指定するとアクセスできるリリース・ノートと同じ
              です。


              第2章〜第4章と付録 Aでは，TLCのインストール準備とインス
              トール方法について説明します。

              第5章〜第8章では，TLCの管理方法について説明します。


        関連資料

              次の資料も合わせてお読みください。

               o  『ALL-IN-1 マネージメント・ガイド』，特に次の方法につ
                  いて説明している節

                  -   ALL-IN-1のConflict Checking and Resolution Tool
                      (CART)の使用方法

                  -   ALL-IN-1システムの設定方法と実行方法

                  -   ファイル・キャビネット・サーバの管理方法





                                                                     vii

 






            o  『Using the Conflict Checking and Resolution Tool』
               は，ALL-IN-1 Conflict Checking and Resolution Toolに
               ついて詳しく説明します。このツールは，カスタマイズさ
               れたALL-IN-1エレメントが，ALL-IN-1 IOSにレイヤード・
               プロダクトの一部としてインストールされているエレメン
               トとコンフリクトする可能性がある場合に，そのことにつ
               いて通知します。

            o  TeamLinksのドキュメント一式


     本書で使用する表記法

           本書で使用する表記法は次のとおりです。

           ALL-IN-1 IOS     ALL-IN-1[TM] Integrated Office System
                            Server for OpenVMS[TM] VAX[TM]のことで
                            す。

           TLC              TeamLinks[TM] Connection to ALL-IN-1[TM]
                            IOS for OpenVMS[TM] VAX[TM]のことです。

           AIDAサーバ       ALL-IN-1[TM] Distributed Access Serverの
                            ことです。

           クライアント・   TeamLinksクライアントまたはそれ以外のクラ
           ユーザ           イアント・アプリケーションのユーザのこと
                            です。


















      viii

 








                                                                       1
        ________________________________________________________________

                                                        問題点と制限事項


              この章では，TLCバージョン2.0の問題点と制限事項について説明
              します。


        ___________________________________________________________

        1.1   フィールド・テスト・ソフトウェアとの互換性

              TLCバージョン2.0をイントールする前に，ALL-IN-1バージョン
              3.0Bの最新バージョンをインストールしてください。

        ___________________________________________________________

        1.2   SUBSCRIBERS:の使用方法

              ユーザがメールをSUBSCRIBERS:に送信できるようにするには，
              ユーザのALL-IN-1アカウント詳細フィールドのSUBSCR特権フィー
              ルドにYを設定しなければなりません。

              また，ユーザがSUBSCRIBERS:をTeamLinksで使用できるようにす
              るには，ALL-IN-1センダを実行するALL-IN-1アカウントのSUBSCR
              特権フィールドにもYを設定しなければなりません。

              センダを実行するアカウントの名前を見つけるには，センダ・コ
              マンド・プロシージャOA$LIB:OAMTISEND.COMの次の語で始まる行
              を検索します。

              $ ALLIN1/USER=

              センダを実行するアカウントの名前は，等号(=)の後ろにくる名
              前です。

              ALL-IN-1アカウントの詳細フィールドのSUBSCRフィールドの値を
              見つけるには，PRVCMDがあるALL-IN-1アカウントで次のコマンド
              を入力します。



                                                    問題点と制限事項 1-1

 


      問題点と制限事項
       1.2 SUBSCRIBERS:の使用方法


           <GET PROFIL.PRVSUB["user"]


           ここで，userはALL-IN-1アカウントの名前です。

     ___________________________________________________________

     1.3    無視されるOpenVMSディスク・クォータ

           TeamLinksユーザは，ディスク・クォータが残っていなくても，
           ファイル・キャビネット内で文書を作成できます。

     ___________________________________________________________

     1.4    TeamLinks個人アドレス帳へのニックネームのコピー

           TeamLinksユーザは，ALL-IN-1ニックネームをTeamLinks個人アド
           レス帳にコピーできます。ただし，ALL-IN-1ニックネームに対応
           した宛先が正しくコピーされないことがあります。この場合，個
           人アドレス帳に作成した宛先にメールを送信できません。これ
           は，ALL-IN-1ユーザが次の方法でニックネームを作成した場合に
           発生します。

            o  ニックネーム入力形式でメール宛先フィールドを2つ以上使
               用する。

            o  アットマーク(@)ではなくATを使用する。

           図 1-1に，ニックネームがTeamLinks PABに正しくコピーされな
           い例を示します。
















      1-2  問題点と制限事項

 


                                                        問題点と制限事項
                     1.4 TeamLinks個人アドレス帳へのニックネームのコピー


              図 1-1 PABに正しくコピーされないニックネーム
















        1.4.1  文書への同時アクセス

              クライアント・アプリケーションとVTから，またはターミナル・
              エミュレーションによって，複数のユーザが同時にALL-IN-1アカ
              ウントにアクセスできます。このとき，同一ユーザがTeamLinks
              セッションとターミナル・セッションの両方で1つの文書にアク
              セスすると，TeamLinksセッションで予想外の結果が生じること
              があります。しかし，文書にはロックがかけられているため，
              データが紛失または破損することはありません。


        ___________________________________________________________

        1.5   TLCの追加言語

              日本語ALL-IN-1 Teamlinks Connection V2.0の追加言語キットは
              提供していません。複数言語形式でALL-IN-1のインストールを
              行っても，追加言語環境からのAIDAサーバ管理メニューをサポー
              トしていません。










                                                    問題点と制限事項 1-3

 








                                                                       2
        ________________________________________________________________

                                             TLCインストールのための準備


              この章では，TLCをインストールするために行わなければならな
              い確認事項と作業について説明します。


        ___________________________________________________________

        2.1   インストール計画

              以下の節では，インストールを計画するための必要事項について
              説明します。

        2.1.1  インストールの種類

              TLCバージョン2.0では，表 2-1に示す2とおりの方法でインス
              トールできます。


              表 2-1 インストールの種類
              __________________________________________________________
              インストー
              ルの種類____説明________________適用______________________

              新規        新規システムを初め  まだTLCバージョン2.0をイン
                          てインストールす    ストールしていない場合。
                          る。

              アップグ    システムをアップグ  TLCバージョン2.0のフィール
              レード      レードし，旧インス  ド・テスト・バージョンをイ
                          トールの構成データ  ンストールしている場合。
              ____________を保持する。__________________________________

              インストール・プロシージャは，ALL-IN-1システムを確認して，
              適切なイントールの種類を次のように判断します。





                                         TLCインストールのための準備 2-1

 


      TLCインストールのための準備
       2.1インストール計画


            o  AIDAサーバ構成ファイルOA$DATA_SHARE:SM_AIDA_
               CONFIG.DATがシステムにない場合，プロシージャが新規
               インストールを行う。

            o  AIDAサーバ構成ファイルがあり，システムにインストール
               されている言語が1つだけの場合，プロシージャがアップグ
               レード・インストールを行う。

           AIDAサーバ構成ファイルについての詳しい説明は，第6.3.2項を
           参照してください。


     2.1.2  インストール所要時間

           表 2-2に，TLCバージョン2.0をインストールするのに要するおよ
           その時間を示します。


           表 2-2 インストール所要時間(概算)
           __________________________________________________________
           インストールの種類______所要時間(分)______________________

           新規またはアップグレー  20〜30
           ド________________________________________________________

              _______________________  注意 _______________________

              TLCバージョン2.0をインストールすると，ALL-IN-1の
              フォームとファイルが変わるので，インストール中
              はALL-IN-1システムをシャットダウンする必要があり
              ます。したがって，ALL-IN-1ユーザにできるだけ不都合を
              生じない時間にインストールするようにしなければなりま
              せん。

              _____________________________________________________

     2.1.3  インストールに使用するアカウント

           TLCをインストールするには，SYSTEMアカウントまたは次の特権
           が設定されているアカウンにログインしなければなりません。

            o  SYSPRV




      2-2  TLCインストールのための準備

 


                                             TLCインストールのための準備
                                                     2.1インストール計画


               o  SYSNAM

               o  PRMGBL

               o  CMKRNL

               o  TMPMBX

               o  NETMBX

        2.1.4  TCP/IPサービス情報

              DEC[TM] TCP/IP Services for OpenVMS[TM] (UCX)バージョン2.0
              以上がシステムにインストールされており，TLCとTeamLinksなど
              のクライアント・アプリケーションの間の通信にTCP/IPネット
              ワークを使用する場合，インストール中にTCP/IPポート番号を指
              定して省略時のAIDAサーバとファイル・キャビネット・サーバが
              使用できるようにしなければなりません。表 2-3に，これらに対
              するサーバの省略時の値と，そのサービス名を示します。

              表 2-3 TCP/IPサービス情報
              __________________________________________________________
                                    省略時のポート
              サーバ________________番号_____________サービス名_________

              AIDAサーバ            7300             OA$AIDA

              ファイル・キャビネッ  7373             OA$FCS[1]
              ト・サーバ
              [1]ファイル・キャビネット・サーバのサービス名_____________

              は，ALL-IN-1管理インターフェイスでは使用しません。
              __________________________________________________________

              TCP/IPポート番号は1024〜65535でなければなりません。

              また，サーバのポート番号は，重複していてはなりません。

              アップグレード・インストールの場合，表 2-3に示した省略時の
              サービス名がInternet Servicesデータベースにすでに登録済み
              であれば，インストール・プロシージャはポート番号を入力す
              るように促す表示をしません。また，サーバ構成ファイル内の
              TCP/IPサービス情報も変更しません。



                                         TLCインストールのための準備 2-3

 


      TLCインストールのための準備
       2.1インストール計画


           TLCが使用できるネットワーク・トランスポートについての詳し
           い説明は，第5.2節を参照してください。



     2.1.5  サイト・リンク・ファイルの格納場所

           TLCをインストールすると，ALL-IN-1メイン・イメージが自動的
           に再リンクされます。ALL-IN-1システムをコード・レベルでカス
           タマイズしてある場合，TLCをインストールするときにサイト領
           域に固有なリンク・ファイルSITELINK30.COMを使用して再リンク
           しなければなりません。

           SITELINK30.COMは通常，OA$BUILD_LLVディレクトリ内にありま
           す。ただし，レイヤード・アプリケーションによっては，サイ
           ト・リンク・ファイルが他のディレクトリにあります。

           TLCインストール・プロシージャは，論理名OA$BUILDで定義され
           たディレクトリの中にSITELINK30.COMファイルがあるかどうか検
           索し，その位置をすべて表示します。さらに，ALL-IN-1システム
           がサイト・リンク・ファイルを使用するかどうか，使用する場合
           このファイルがどこにあるかを指定するように要求してきます。

           したがって，TLCをインストールする前に，システムのどこ
           にSITELINK30.COMが格納されているか確認しておいてくだ
           さい。SITELINK30.COMファイルがシステム上にないか，ま
           たはSITELINK30.COMで参照されたアプリケーションのどれ
           もALL-IN-1システムに現在統合されていない場合，次のイン
           ストールに関する問いにNOと応答します。

           * Does your ALL-IN-1 IOS system use a SITELINK30.COM [YES]?

           SITELINK30.COMで参照されたアプリケーションが現在ALL-IN-1シ
           ステムに統合されている場合，上記の問いにYESと応答し，TLCの
           インストール時にこのファイルの格納場所を指定します。











      2-4  TLCインストールのための準備

 


                                             TLCインストールのための準備
                                                     2.1インストール計画


        2.1.6  必要なソフトウェア


              TLCバージョン2.0をインストールする前に，次のソフトウェアを
              システムにインストールしておく必要があります。

               o  日本語OpenVMSバージョン5.5-2以上

               o  日本語ALL-IN-1 IOSバージョン3.0B

                  このALL-IN-1 IOSのバージョンは，ALL-IN-1 IOSの最新の
                  バージョンです。これは，TLCバージョン2.0と同じ配布メ
                  ディアで供給されます。

              また，次のソフトウェアも必要に応じてインストールし起動して
              おきます。

               o  DEC TCP/IP Services for OpenVMSバージョン2.0以降

                  TLCとTeamLinksなどのクライアント・アプリケーション
                  の間の通信にTCP/IPネットワークを使用する場合に必要で
                  す。

               o  PATHWORKS[TM] for OpenVMSバージョン4.0〜バージョン4.2

                  TLCとクライアント・アプリケーションの間の通信に
                  DECnet[TM]ネットワークを使用し，クライアント・ユー
                  ザ[1] がALL-IN-1 IOSからブロードキャスト・メッセー
                  ジと新着メール通知を受信できるようにする場合に必要で
                  す。

              PATHWORKSとDEC TCP/IP Services for OpenVMSのインストール
              は，TLCのインストールの前でも後でもできます。

        2.1.7  インストールされたイメージ

              DEC TCP/IP Services for OpenVMSをシステムにインストール
              して実行しており，TLCとクライアント・アプリケーションの
              間の通信にTCP/IPネットワークを使用する場合，共有可能イ
              メージUCX$IPC_SHR.EXEをメモリにインストールする必要があり
              ます。これにより，クライアント・アプリケーションのユーザ

        ________________________________
        [1]TeamLinksクライアントまたはそれ以外のクライアント・アプリ

           ケーションのユーザをクライアント・ユーザといいます。

                                         TLCインストールのための準備 2-5

 


      TLCインストールのための準備
       2.1インストール計画


           は，ALL-IN-1 IOSからブロードキャスト・メッセージと新着メー
           ル通知を受信できます。


           このイメージをインストールするには，次のコマンドを使用しま
           す。

           $ INSTALL CREATE SYS$SHARE:UCX$IPC_SHR.EXE/OPEN/SHARED/HEADER_RES

           このイメージが常時インストールされているようにするには，こ
           のINSTALLコマンドをシステム起動プロシージャに追加します。


     2.1.8  システム・パラメータ

           表 2-4に，TLCバージョン2.0のインストールに必要なシステム・
           パラメータの最小値を示します。

           表 2-4 必要なシステム・パラメータ
           __________________________________________________________
                         新規インス
           パラメータ____トール________アップグレード・インストール__

           GBLPAGES      1500          1500

           GBLSECTIONS___40____________40____________________________


     2.1.9  ディスク容量

           表 2-5に，TLCバージョン2.0のインストールに必要なディスク容
           量を示します。


           表 2-5の数字は，ALL-IN-1フォーム・ライブラリOAFORM.FLB
           とMANAGER.FLBが妥当なサイズであることを前提にしていま
           す。ALL-IN-1のパッチをインストールすると，これらのフォー
           ム・ライブラリが大きくなります。このフォーム・ライブラリを
           妥当なサイズにするには，ALL-IN-1バージョン3.0Bをインストー
           ルした後で次のコマンドを使用し，フォーム・ライブラリのサイ
           ズを確認します。

           DIRECTORY/SIZE OA$LIB:OAFORM.FLB,MANAGER.FLB



      2-6  TLCインストールのための準備

 


                                             TLCインストールのための準備
                                                     2.1インストール計画


              フォーム・ライブラリのサイズは，次に示す程度が妥当です。


              OAFORM.FLB 4500ブロック

              MANAGER.FLB 3200ブロック

              これらのフォーム・ライブラリのサイズが妥当なサイズより
              1000ブロック以上大きい場合は，再編成します。ALL-IN-1管理メ
              ニューで再編成するには，CSZを入力してシステム・カスタマイ
              ズ管理メニューにアクセスしてから，フォーム・ライブラリ再編
              成(RFL)オプションを使用します。フォーム・ライブラリの再編
              成についての詳しい説明は，『ALL-IN-1 マネージメント・ガイ
              ド』を参照してください。

              表 2-5 必要なディスク容量(ブロック数)
              __________________________________________________________
                                              新規または
                                              アップグレード・インストー
              領域____________________________ル________________________

              システムディスク(VMSINSTAL AWD  20000
              オプションを指定した場合は，別
              の作業領域)

              ALL-IN-1共有ライブラリ(OA$LIB_  8000
              SHAREとOA$BUILD_SHARE)

              ALL-IN-1第1言語(OA$LIB_         8000
              lang[1]とOA$BUILD_lang[1])

              ALL-IN-1共有データ(OA$DATA_     100
              SHARE)
              [1]langは，新規またはアップグレード・インストールの場合は_

              JAPANESE，または追加言語インストールの場合はENGLISHです。
              __________________________________________________________

              表 2-5の数字は，インストール時に必要な領域です。必要なパー
              マネント・ディスク容量は，若干少ない場合があります。システ
              ム・ディスク(SYS$SYSTEM領域とSYS$SHARE領域が入っています)
              の場合，必要なパーマネント・ディスク容量は1000ブロックで
              す。



                                         TLCインストールのための準備 2-7

 


      TLCインストールのための準備
       2.1インストール計画


     2.1.10  論理名


           TLCを正しくインストールするには，次の論理名をシステムで定
           義する必要があります。

            o  OA$BUILD_SHARE

            o  OA$BUILD_lang[1]

            o  OA$LIB_SHARE

            o  OA$LIB_lang[1]

            o  OA$DATA_SHARE

            o  OA$SITE_BUILD_SHARE

            o  OA$SITE_BUILD_lang[1]

            o  OA$LOG

            o  OA$IVP

            o  SYS$SYSDEVICE

           この他に，AIDAサーバを起動するため，エグゼクティブ・モード
           論理名としてOA$PRIMARY_NODEを定義する必要があります。

           接頭辞OA$が付いた論理名が定義されていない場合は，
           A1V30START.COMを実行します。

     2.1.11  ノード固有のバッチ・キュー

           TLCをインストールする前に，ALL-IN-1 IOSを実行しているシス
           テムのレコードがノード固有バッチ・キュー・データ・セット内
           に登録されていることを確認してください。ALL-IN-1 IOSを2つ
           以上のクラスタ・ノードで実行する場合は，実行するノードごと
           にレコードがこのデータ・セットに登録されていなければなりま
           せん。インストール・プロシージャは，このデータ・セットの情
           報を使用して，ALL-IN-1を実行するノードまたはシステムごとに
           AIDAサーバのエントリをAIDAサーバ構成ファイルに作成します。
     ________________________________
     [1]langは，新規またはアップグレード・インストールの場合は

         JAPANESE，または追加言語インストールの場合はENGLISHです。
     [1]langは，新規またはアップグレード・インストールの場合は

         JAPANESE，または追加言語インストールの場合はENGLISHです。

      2-8  TLCインストールのための準備

 


                                             TLCインストールのための準備
                                                     2.1インストール計画


              ノード固有バッチ・キュー・データ・セットにアクセスする
              には，ALL-IN-1管理メニューでノード固有バッチ・キュー管理
              (MNQ)オプションを使用します。



        2.1.12  A1V30START.COMの格納場所

              TLCを正しくインストールするには，ALL-IN-1起動コマンド・プ
              ロシージャA1V30START.COMがSYS$COMMON:[SYS$STARTUP]ディレク
              トリ内になければなりません。このファイルのバージョンが他の
              ディレクトリにある場合，その名前をSYS$COMMON:[SYS$STARTUP]に
              変更してから，TLCをインストールしてください。


        2.1.13  OAFC_SERVER_MASTER.DATとOAFC_SERVER_MASTER.FDLの格納場
                所

              自動ポストインストール・タスク中に，TLCインストール・プ
              ロシージャがファイルOAFC_SERVER_MASTER.DATを変換して，レ
              コードサイズを拡大します。この変換を実行するには，ファイル
              OAFC_SEVER_MASTER.DATとOAFC_SERVER_MASTER.FDLが次の格納場
              所になければなりません。

               o  OA$DATA_SHARE:OAFC_SERVER_MASTER.DAT

               o  OA$LIB_SHARE:OAFC_SERVER_MASTER.FDL

              これらのファイルについて，カスタマイズされたものがサイト領
              域内にあってはなりません。

              TLCをインストールする前に，これらのファイルが正しい格納場
              所にあり，SITE領域にないことを確認する必要があります。これ
              を確認するには，次のコマンドを入力します。

              $ DIRECTORY OA$DATA:OAFC_SERVER_MASTER.DAT
              $ DIRECTORY OA$LIB:OAFC_SERVER_MASTER.FDL

              ファイルが正しい格納場所にない場合は，インストールを開始す
              る前に名前を変更します。






                                         TLCインストールのための準備 2-9

 


      TLCインストールのための準備
       2.1インストール計画


           また，OAFC_SERVER_MASTER.FDLのカスタマイズしたファイルがサ
           イト領域にあると，TLCをインストールするためCARTを実行した
           ときにそのことが報告されます。


     ___________________________________________________________

     2.2    TLCバージョン2.0をインストールする前に必要な作業

           表 2-6に，TLCバージョン2.0をインストールする前に必要な作業
           を示します。

           表 2-6 準備作業
           __________________________________________________________
           作業______________説明____________________________________

           必要なソフトウェ  必要なソフトウェアの一覧については，第
           アがインストール  2.1.6項を参照のこと。
           されているかどう
           かを確認する。

           キットの内容を確  配布キットの内容一覧については，部品表を
           認する。          参照のこと。キットが損傷しているか不足し
                             ている場合，日本DECの各支店/営業所にお問
                             い合わせください。

           リリース・ノート  リリース・ノートは第1章にある。ASCIIテキ
           に目を通す。      スト形式の独立した文書としても入手でき
                             る。この文書にアクセスするには，第2.2.1
                             項で説明する手順に従うこと。

           カスタマイズによ  第2.2.2項を参照すること。
           るコンフリクトが
           ないかどうか確認
           する。

           __________________________________________________________
                                                     (次ページに続く)








      2-10  TLCインストールのための準備

 


                                             TLCインストールのための準備
                    2.2 TLCバージョン2.0をインストールする前に必要な作業


              表 2-6 (続き) 準備作業
              __________________________________________________________
              作業______________説明____________________________________

              ディスクのバック  システム・ディスクと次のALL-IN-1領域があ
              アップをとる。    るディスクのバックアップをとる。

                                 o  OA$LIB_SHAREとOA$BUILD_SHARE

                                 o  OA$LIB_lang[1]とOA$BUILD_lang[1]

                                 o  OA$DATA_SHARE

              ALL-IN-1をシャッ  シャットダウンする方法についての詳しい
              トダウンする      説明は，『ALL-IN-1 マネージメント・ガイ
                                ド』を参照すること。
              [1]langは，新規またはアップグレード・インストールの場合は_

              JAPANESE，または追加言語インストールの場合はENGLISHです。
              __________________________________________________________

        2.2.1  リリース・ノートへのアクセス

              TLCの問題点と制限事項については，第1章で説明しています。

              このリリース・ノートをASCIIテキスト・バージョンで入手する
              には，次の手順を実行します。

               1. OpenVMSシステム・マネージャのアカウントにログインす
                  る。

               2. 次のコマンドを入力する。

                  $ @SYS$UPDATE:VMSINSTAL TLC020 dev: OPTIONS N

                  ここで，devは配布メディアをマウントする装置のデバイス
                  名である。

               3. VMSINSTALがマウントを促す表示を行ったら，配布メディア
                  をマウントする。






                                        TLCインストールのための準備 2-11

 


      TLCインストールのための準備
       2.2 TLCバージョン2.0をインストールする前に必要な作業


            4. 次のように表示される。

               Additional Release Notes Options:

               1.  Display release notes
               2.  Print release notes
               3.  Both 1 and 2
               4.  None of the above

               * Select option [2]:

               必要なオプションの番号を入力するか，RETURNキーを押
               す。RETURNキーを押すと，省略時オプションとして，リ
               リース・ノートが印刷される。

            5. インストールを続行するかどうか選択するように促す表示
               が現れた場合，RETURNキーを押すと，インストール・プロ
               シージャは終了する。

           TLCをインストールした後，リリース・ノートはSYS$HELP:TLC020.RELEASE_
           NOTESというファイルに格納されます。

     2.2.2  カスタマイズのコンフリクト・チェック

           ALL-IN-1システムをカスタマイズした場合，TLCのエレメント
           が，カスタマイズしたALL-IN-1エレメントとコンフリクトしない
           かどうか確認する必要があります。確認手順は次のとおりです。

            1. 第3章で説明する手順に従ってインストールを開始する。

            2. 手順5にきたら，次の問いにNOと応答する。

               * Has ALL-IN-1 Conflict Checking already been performed? [NO]?

               さらに，次の問いにYESと応答する。

               * Do you want to perform ALL-IN-1 Conflict Checking? [YES]?

               インストール・プロシージャは，システムにインストール
               した言語ごとに，Conflict Checking and Resolution Tool
               (CART)データ・ファイルをALL-IN-1サイト・ディレクトリ
               にいれて，終了する。

            3. 『ALL-IN-1 マネージメント・ガイド』の第20章の説明に
               従って，CARTを実行する。

      2-12  TLCインストールのための準備

 


                                             TLCインストールのための準備
                    2.2 TLCバージョン2.0をインストールする前に必要な作業


                  TLCバージョン2.0のCART IDは，OA$TLC$PRIMARYである。


              CARTを実行すれば，明らかになったコンフリクトをすべて解決し
              てから，TLCをインストールできます。

              CARTについての詳しい説明は，『Using the Conflict Checking
              and Resolution Tool』を参照してください。

        ___________________________________________________________

        2.3   インストール・ログ

              インストール作業のログを取ることを推奨します。これを行うに
              は，ハードコピー・ターミナルを使用するか，またはログ・ファ
              イルを使用します。

              ログ・ファイルを使用するには，インストールを開始する直前に
              次のコマンドを入力します。

              $ SET HOST 0/LOG=filename

              filenameはログ・ファイルの名前です。

              SET HOSTコマンドを使用するには，DECnet[TM]を起動しておかな
              ければなりません。


        ___________________________________________________________

        2.4   インストールの中断

              インストールが終了する前に中断するには，Ctrl/Yを押します。

              インストールを中断すると，インストール・プロシージャは，イ
              ンストールの一時作業ディレクトリにあるファイルをすべて削除
              します。ただし，対象とする格納場所に書き込まれたファイルは
              そのまま残ります。インストールを再実行する方法についての詳
              しい説明は，第4章を参照してください。

              インストールによって作成されたアカウント，識別子，ディレク
              トリ構造はインストールを中断しても削除されません。




                                        TLCインストールのための準備 2-13

 








                                                                       3
        ________________________________________________________________

                                                       TLCのインストール


              この章では，TLCバージョン2.0をインストールする方法について
              説明します。ここで取り上げるメッセージはインストール・ログ
              から抽出したものですが，インストール中に表示されるメッセー
              ジをすべて示すことはできません。サンプル・インストール・ロ
              グの全内容を調べるには，付録 Aを参照してください。


        ___________________________________________________________

        3.1   インストール・プロシージャの実行

               1. VMSINSTALの起動

                  インストールを開始するには，SYSTEMアカウントまたは第
                  2.1.3項に示す特権を持つ他のアカウントでVMSINSTALコマ
                  ンド・プロシージャを起動します。

                  @SYS$UPDATE:VMSINSTAL TLC020 dev

                  devは，配布メディアをマウントする装置のデバイス名で
                  す。

               2. システム・バックアップの確認

                  * Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]?

                  システムのバックアップをとったことを確認したら，この
                  確認メッセージに対してRETURNを押します。そうでない場
                  合，NOを入力して，システム・ディスクのバックアップを
                  とってから，インストールを再実行します。

               3. 配布メディアのマウント

                  インストール・プロシージャがマウントを促したら，配布
                  メディアをマウントします。

                  準備ができたら，確認メッセージに対してインストール継
                  続の応答をします。

                                                   TLCのインストール 3-1

 


      TLCのインストール
       3.1インストール・プロシージャの実行


            4. インストールの種類の指定

               インストール・プロシージャは，ALL-IN-1システムを確認
               してどの種類のインストールを実行するかを，次のように
               決定します。

                o   TLCがまだインストールされていない場合，新規インス
                    トールを実行する。

                o   TLCがすでにインストールされている場合，アップグ
                    レード・インストールを実行する。

            5. コンフリクト・チェックを行ったかどうかの指定

               * Has ALL-IN-1 Conflict Checking already been performed [NO]?

               すでにコンフリクト・チェックを行っているか，ALL-IN-1シ
               ステムをカスタマイズしていなければ，この確認メッセー
               ジに対してYESと応答します。YESと応答すると，インス
               トールが続行されます。

               ALL-IN-1システムをカスタマイズしており，コンフリク
               ト・チェックをしていない場合，NOと応答します。NOと応
               答すると，次の問いが表示されます。

               * Do you want to perform ALL-IN-1 Conflict Checking [YES]?

               この問いにYESと応答します。インストール・プロシージャ
               は次のことを実行します。

                o   インストールされている言語ごとに，ALL-IN-1デー
                    タ・ファイルCM$CART$RUNS.DATにTLC CARTの実行記録
                    を追加する。

                o   インストールされている言語ごとに，OAアプリ
                    ケーション・サイト・ルート・ディレクトリ(通常
                    は[ALLIN1.SITE])に，TLC CARTデータ・ファイルを登
                    録する。

                o   終了し，コンフリクト・チェックができるようにす
                    る。

               コンフリクト・チェックについての詳しい説明は，第2.2.2
               項と『ALL-IN-1 マネージメント・ガイド』を参照してくだ
               さい。

            6. 新規またはアップグレード・インストールの場合，およびDEC_TCP/IP_Services
               for_OpenVMS_バージョン2.0がインストールされている場合

      3-2  TLCのインストール

 


                                                       TLCのインストール
                                     3.1インストール・プロシージャの実行


                  TCP/IPサポートの有無の指定

                  * Do you want to use TCP/IP [YES]?

                  TCP/IPを使用しない場合は，NOを入力します。

                  ALL-IN-1サーバとクライアントの間の通信にTCP/IPネット
                  ワークを使用する場合は，RETURNキーを押します。

                  TCP/IPサポートを指定すると，インストール・プロシー
                  ジャは共有可能イメージUCX$IPC_SHR.EXEがインストール
                  されているかどうかを確認します。このイメージがインス
                  トールされていない場合，次の警告が表示されます。

                  %TLC-W-UCXIPC, *******************************************************
                  %TLC-W-UCXIPC,  SYS$SHARE:UCX$IPC_SHR.EXE  is not installed in memory.
                  %TLC-W-UCXIPC, *******************************************************

                  この警告が表示された場合，TLCをインストールした後に
                  次のコマンドを使用して共有イメージをインストールしま
                  す。

                  $ INSTALL CREATE SYS$SHARE:UCX$IPC_SHR.EXE/OPEN/SHARED/HEADER_RES

                  また，TCP/IPサポートを指定すると，インストール・プロ
                  シージャは，Internet Servicesデータベースを調べて，
                  AIDAサーバの省略時のサービス名(OA$AIDA)とファイル・
                  キャビネット・サーバの省略時のサービス名(OA$FCS)があ
                  るかどうかを確認します。データベースにこれらの名前が
                  あると，これらが省略時のAIDAサーバとファイル・キャビ
                  ネット・サーバに対応しているとみなし，これらのサーバ
                  のTCP/IPポート番号を指定するよう要求しません。

                  これらの名前がInternet Servicesデータベース内にない
                  場合，AIDAサーバとファイル・キャビネット・サーバの
                  TCP/IPポート番号を指定するように要求します。

                  TCP/IPポート番号についての詳しい説明は，第2.1.4項を参
                  照してください。

               7. ALL-IN-1リンクについての問いへの応答

                  ALL-IN-1リンクについての問いに対する省略時の応答
                  は，ALL-IN-1システムを最後に再リンクしたときに与えら
                  れたものです。ALL-IN-1イメージのリンクについての詳し

                                                   TLCのインストール 3-3

 


      TLCのインストール
       3.1インストール・プロシージャの実行


               い説明は，『ALL-IN-1 マネージメント・ガイド』を参照し
               てください。

            8. ALL-IN-1サイトのリンクについての問いへの応答

               OA$BUILDディレクトリでSITELINK30.COMファイルを検索し
               ます。

               * Does your ALL-IN-1 IOS system use a SITELINK30.COM?

               SITELINK30.COMファイルが見つかった場合，この問いへの
               省略時の応答はYES，このファイルが見つからない場合はNO
               です。

               ALL-IN-1システムがサイト・リンク・ファイルを使用す
               るように指定した場合，インストール・プロシージャは
               このファイルの記憶位置を指定するように要求してきま
               す。プロシージャは指定した記憶位置でファイルを探し
               ます。そこにファイルがないと，ALL-IN-1システムが
               SITELINK30.COMを使用するかどうか再度問い合わせてきま
               す。

               詳しい説明については，第2.1.5項を参照してください。

            9. アップグレード・インストールの場合

               置換したファイルのパージの指定

               * Do you want to purge files replaced by this installation [YES]:

               アップグレード・インストールの場合，一部のTLCファイル
               は新規バージョンに置換されますが，旧ファイルは自動的
               にパージされません。

               置換したファイルをパージするには，この確認メッセージ
               に対してRETURNキーを押します。置換したファイルを保持
               するには，NOを入力します。

            10.IVPの実行の指定

               * Do you want to run the IVP after the installation [YES]:

               インストールの完了時にInstallation Verification
               Procedure (IVP)を実行する場合，この確認メッセージ
               に対してRETURNキーを押してください。IVPはTLCが正しく
               インストールされているかどうかを確認します。

      3-4  TLCのインストール

 


                                                       TLCのインストール
                                     3.1インストール・プロシージャの実行


                  インストール後にIVPを実行するように指定した場合，イ
                  ンストール・プロシージャが完了すると，VMSINSTALはIVP
                  を実行し，ログ・ファイルOA$IVP:TLC$IVP.LOGを生成しま
                  す。

                  TLCのインストール後，ソフトウェアがシステムに正しくイ
                  ンストールされたことを確認するためIVPを独自に実行で
                  きます。IVPを実行する方法についての詳しい説明は，第
                  8.1.1項を参照してください。


        ___________________________________________________________

        3.2   次の操作

              すべての問いに応答すると，インストール・プロシージャは次の
              ことを実行します。

               o  オブジェクト・ライブラリOALIBR.OLB内にあるALL-IN-1モ
                  ジュールをアップグレードする。

               o  CTIブローカをインストールする。

               o  フォームをアップグレードし，ALL-IN-1フォーム・ライブ
                  ラリMANAGER.FLBに追加する。

               o  フォームをALL-IN-1フォーム・ライブラリOAFORM.FLBに追
                  加する。

               o  ALL-IN-1管理メッセージ・ファイルSM.A1$MSGをアップグ
                  レードする。

               o  ALL-IN-1メイン・イメージを再リンクする。

               o  TLCイメージをリンクする。

               o  ALL-IN-1データ・ファイルOA$PC_NOTIFY.DATを作成する。

               o  インストールによって提供されたファイルをターゲット・
                  ディレクトリに移動する。

              インストール作業が完了すると，インストール・プロシージャは
              次のポストインストール作業を自動的に実行します。

               o  インストール時にTCP/IPポート番号を指定すると，AIDA
                  サーバの省略時のサービス名(OA$AIDA)とファイル・キャ
                  ビネット・サーバの省略時のサービス名(OA$FCS)のエント

                                                   TLCのインストール 3-5

 


      TLCのインストール
       3.2次の操作


               リをInternet Servicesデータベースに追加し，指定した
               TCP/IPポート番号に関連付ける。

            o  アップグレードしたALL-IN-1管理メッセージ・ファイル
               SM.A1$MSGをコンパイルし，インストールする。

            o  アップグレードしたフォーム・ライブラリOAFORM.FLBをコ
               ンパイルし，インストールする。

            o  フォーム・ライブラリMANAGER.FLBを事前にコンパイルした
               場合，アップグレード後のライブラリをコンパイルし，イ
               ンストールする。

            o  TCP/IPポート番号をサポートするため，ファイル・キャ
               ビネット・サーバ・マスター・ファイルOAFC_SERVER_
               MASTER.DATを変換する。

            o  新規インストールの場合，AIDAサーバ構成ファイル
               に，ALL-IN-1 IOSを実行する各ノードごとにレコードを
               いれる。

            o  カスタマイズ可能な新規のALL-IN-1エレメントごとに，レ
               コードを基本エレメント・ファイルに追加する。

            o  TLC構成要素を起動するため，ALL-IN-1起動プロシージャを
               実行する。

           自動ポストインストール作業が完了し，インストールの一部とし
           てIVPを実行することを指定した場合，ここでIVPが実行されま
           す。

     ___________________________________________________________

     3.3    インストール後の作業

     3.3.1  ALL-IN-1の再起動

           インストールが正常に完了した後，ALL-IN-1 IOSをクラスタの2
           つ以上のノードで実行する場合，各ノードで再実行されます。







      3-6  TLCのインストール

 


                                                       TLCのインストール
                                                 3.3インストール後の作業


        3.3.2  ニックネーム・データ・ファイルの変換


              TLCをインストールするため，ALL-IN-1システムをバージョン
              2.4からアップグレードした場合，ユーザのニックネーム・デー
              タ・ファイルを変換してからでないと，ユーザはTLCを使用し
              てALL-IN-1 IOSにアクセスできません。

              ニックネーム・データ・ファイルを変換するには，VTから，また
              はターミナル・エミュレーションによって，アップグレードし
              たALL-IN-1にアクセスします。ニックネーム・データ・ファイル
              は，ユーザがこの方法でALL-IN-1 IOSに始めてアクセスしたとき
              に，自動的に変換されます。

              したがって，TLCによってアクセスする前に，VTから，または
              ターミナル・エミュレーションによって，ALL-IN-1 IOSバージョ
              ン3.0またはバージョン3.0Bにアクセスするようにしてくださ
              い。


        3.3.3  ファイル・キャビネット・サーバへのTCP/IPポート番号の追加

              インストール時に，TCP/IPをサポートすることを指定した場合，
              インストール・プロシージャは，省略時のファイル・キャビネッ
              ト・サーバの構成データをアップグレードして，指定したTCP/IP
              ポート番号を追加します。システムに追加のファイル・キャビ
              ネット・サーバがあり，これらのサーバにTCP/IPトランスポート
              を使用する場合は，サーバの構成データにTCP/IPポート番号を追
              加しなければなりません。


              TCP/IPポート番号を既存のファイル・キャビネット・サーバの構
              成データに追加するには，次の手順を実行します。

               1. ALL-IN-1管理メニューでMFCを入力する。

                  これにより，ファイル・キャビネット管理メニューが表示
                  される。

               2. MSを入力する。

                  これにより，サーバ管理メニューが表示される。




                                                   TLCのインストール 3-7

 


      TLCのインストール
       3.3インストール後の作業


            3. 目的のサーバを選択する。指定したサーバが起動されてい
               ない場合，サーバ起動(STA)オプションを使用して起動す
               る。

            4. 変更(E)オプションを使用してサーバを編集し，ポート番号
               フィールドに値を入力する。値は，1024〜65535でなければ
               ならない。また，ノード上の各サーバのポート番号は重複
               していてはならない。

            5. サーバを停止するには，サーバ停止(STO)オプションを使用
               する。

            6. サーバを再起動するには，サーバ起動(STA)オプションを使
               用する。

     3.3.4  OA$MAIN.EXEのパージ

           インストール・プロシージャは，新しいALL-IN-1イメージ・ファ
           イルOA$LIB_SHARE:OA$MAIN.EXEを作成します。しかし，旧バー
           ジョンはパージされません。ディスク領域を再利用するには，こ
           のファイルをパージする必要があります。

























      3-8  TLCのインストール

 








                                                                       4
        ________________________________________________________________

                                                    インストールの再実行

        ___________________________________________________________

        4.1   インストール・エラーからの復旧

              インストール時にエラーが発生すると，障害の原因を示すエ
              ラー・メッセージが表示されます。インストール・エラーの原因
              は次のとおりです。

               o  必要なソフトウェアがインストールされていない

               o  システム・パラメータの値が十分でない

              インストールに失敗した場合，エラー・メッセージで示された問
              題を修正してから，インストールを再実行します。

        ___________________________________________________________

        4.2   オブジェクト・ライブラリの復元

              TLCをインストールすると，ALL-IN-1オブジェクト・ライブラリ
              OALIBR.OLBがアップグレードされます。インストール・プロシー
              ジャは，アップグレードする前に次の指示メッセージを表示しま
              す。

              If the installation fails or is abandoned after this point,
              return the object library to its original state by executing
              the following command:

              $ LIBRARY/REPLACE OA$BUILD_SHARE:OALIBR.OLB -
              _$ OA$BUILD_SHARE:OASERVER.OBJ_BEFORE_TLC

              このメッセージの後でポストインストール・フェーズが開始する
              前にインストールに失敗するかインストールが停止した場合(第
              4.3節を参照)，指示に従ってオブジェクト・ライブラリを元の状
              態にしてから，インストールを再実行してください。




                                                インストールの再実行 4-1

 


      インストールの再実行
       4.3ポストインストール・プロシージャの実行

     ___________________________________________________________

     4.3    ポストインストール・プロシージャの実行

           ポストインストール・フェーズの開始時に，ポストインストー
           ル・プロシージャは次のメッセージを表示します。

           THE INSTALLATION OF TLC V2.0 FILES HAS NOW COMPLETED.
           THE AUTOMATIC POST-INSTALLATION PROCEDURE WILL NOW BE RUN.

           このメッセージが表示された後で，インストールに失敗するかま
           たはインストールが停止した場合，インストールの再実行もオブ
           ジェクト・ライブラリの置換も必要ありません。発生した問題を
           修正したら，次のコマンドを入力してポストインストール・プロ
           シージャを再実行します。

           $ @OA$LIB_LLV:TLC$POSTINSTALL

           ポストインストール・プロシージャの実行中にエラーが発生した
           場合，問題を解決するため，OA$LIB_LLV:TLC$POSTINSTALL.COMと
           いうファイルを編集しなければならないことがあります。


























      4-2  インストールの再実行

 








                                                                       5
        ________________________________________________________________

                                                               TLCの管理


              TLCの管理では，次のことを行います。

               o  クライアント・ユーザがALL-IN-1にアクセスできるライセ
                  ンスを得ているかどうかの確認。第5.1節を参照。

               o  TLCとクライアント・アプリケーションの間のネットワーク
                  通信をサポートするためのシステムの設定。第5.2節を参
                  照。

               o  非DECnetの非同期接続をサポートするためのシステムの設
                  定。第5.3節を参照。

               o  ALL-IN-1 IOSの再リンク後のTLCファイルの保守。第5.4節
                  を参照。

               o  AIDAサーバの管理。第6章を参照。

               o  ファイル・キャビネット・サーバの管理。ファイル・キャ
                  ビネット・サーバの管理作業については，『ALL-IN-1 マ
                  ネージメント・ガイド』を参照。TLCバージョン2.0では，
                  ファイル・キャビネット・サーバの管理方法が多少変更さ
                  れている。詳しい説明は，第7章を参照。

               o  問題の解決。第8章を参照。ファイル・キャビネット・
                  サーバに関する問題の解決について詳しい説明は，
                  『ALL-IN-1 マネージメント・ガイド』を参照。

        ___________________________________________________________

        5.1   必要なライセンス

              既存のALL-IN-1ユーザはTeamLinksなどのクライアント・アプリ
              ケーションからTLCを使用してALL-IN-1アカウントにアクセスで
              きます。ALL-IN-1システムに改めてライセンスを登録する必要は
              ありません。TeamLinksバージョン2.0クライアント・ライセンス
              さえあれば，ユーザはTeamLinksバージョン2.0から既存の自分
              のALL-IN-1アカウントにアクセスできます。このクライアント・

                                                           TLCの管理 5-1

 


      TLCの管理
       5.1必要なライセンス


           ライセンスは，TeamLinksバージョン2.0クライアント・ソフト
           ウェアを購入すると自動的に入手できます。


           ただし，ALL-IN-1アカウントを新規に作成する場合は，ALL-IN-1シ
           ステムで使用するライセンスの種類によって，さらにライセンス
           の登録が必要になることもあります。従来のライセンスまたは
           キャパシティ・ライセンスを持っている場合は，さらにライセン
           スを登録する必要はありません。ただし，パーソナル・ユース・
           ライセンスの場合は，新規アカウントごとに，次のパーソナル・
           ユース・ライセンスを1つ取得する必要があります。

            o  ALL-IN-1 IOS個人用(ALLIN1-PERSONAL)

               これは，標準のALL-IN-1パーソナル・ユース・ライセン
               スです。このライセンスでは，VTかクライアント・アプリ
               ケーションから，またはターミナル・エミュレーションに
               よって，ALL-IN-1に自由にアクセスできます。

            o  ALL-IN-1 IOSクライアント・サービス・アクセス
               (ALLIN1CLSVR)

               これは，クライアント・ユーザがアクセスできるサービ
               スに限って設定された低価格のライセンスです。このライ
               センスでは，ユーザはTLCを使用してALL-IN-1 IOSにアク
               セスできますが，VTから，またはターミナル・エミュレー
               ションによって，直接アクセスすることはできません。
               TeamLinksなどのクライアント・アプリケーションからだけ
               アクセスする新規ALL-IN-1アカウントには，ALL-IN-1パー
               ソナル・ユース・ライセンスではなく，このライセンスを
               使用します。

               クライアント・アプリケーションのユーザだけをサポー
               トするためにALL-IN-1 IOSをインストールする顧客の場合
               は，ALLIN1CLSVRライセンスをキャパシティ・ベースでも使
               用できます。

              _______________________  注意 _______________________

              ALLIN1CLSVRパーソナル・ユース・ライセンスから
              ALLIN1CLSVRキャパシティ・ライセンスに切り替えるに
              は，ALLIN1CLSVRパーソナル・ユース・ライセンスをすべ
              てアンロードしてから，キャパシティ・ライセンスをロー
              ドしてください。

              _____________________________________________________

      5-2  TLCの管理

 


                                                               TLCの管理
                                                     5.1必要なライセンス


              どの種類のALL-IN-1ライセンスを使用する場合も，クライアン
              ト・ユーザはクライアント・アプリケーション用のライセンス
              を持っていなければなりません。TeamLinksユーザの場合は，
              TeamLinksバージョン2.0のライセンスが必要です。


              要約すると，クライアント・ユーザがALL-IN-1 IOSに接続するに
              は，クライアント・アプリケーション用ライセンスのほかに，次
              のライセンスのうちのどれか1つを取得していなければなりませ
              ん。

               o  ALL-IN-1 IOS用ALLIN1-PERSONALパーソナル・ユース・ライ
                  センス

               o  ALLIN1CLSVRパーソナル・ユース・ライセンス

               o  ALLIN1キャパシティ・ライセンス

               o  ALLIN1CLSVRキャパシティ・ライセンス

              ALL-IN-1ライセンス・オプションについての詳しい説明は，日本
              DECの各支店/営業所にお問い合わせください。

        ___________________________________________________________

        5.2   ネットワーク・トランスポート

              表 5-1に，TLCとTeamLinksなどのクライアント・アプリケーショ
              ンの間のネットワーク・トランスポートに使用できる方法を示し
              ます。また，トランスポートをサポートするため，OpenVMS VAX
              システムとパーソナル・コンピュータ(PC)にインストールしなけ
              ればならない追加ソフトウェアも示します。














                                                           TLCの管理 5-3

 


      TLCの管理
       5.2ネットワーク・トランスポート


           表 5-1 ネットワーク・トランスポート
           __________________________________________________________
           方式___VAXで必要なソフトウェア___PCで必要なソフトウェア___

           DECnet[PATHWORKS for OpenVMS     PATHWORKS for DOSバージョ
                  バージョン4.0 (最低)〜    ン4.0〜バージョン4.1A
                  バージョン4.2 (最高)

           TCP    DEC TCP/IP Service for    サポートされているTCP/IP
           /IP    OpenVMSバージョン2.0      スタックのうちの1つ(詳し
                                            い説明については，各クラ
                                            イアント・アプリケーショ
                                            ンのドキュメントを参照)
           [1]DECnetトランスポートを使用するかどうかにかかわらず，シ_

           ステムでDECnet-VAXバージョン5.5を実行していなければならな
           い。これは，ALL-IN-1 IOSで必須のインストールである。
           __________________________________________________________

           DECnetトランスポートとTCP/IPトランスポートのどちらか一方の
           方式を使用することも，両方の方式を使用することもできます。

           TLCをインストールした後に，PATHWORKS for OpenVMSとDEC TCP
           /IP Services for OpenVMSをインストールできます。


     5.2.1  TCP/IPネットワークの使用

           TCP/IPをALL-IN-1サーバとクライアント・アプリケーションの
           間の通信手段として使用するには，DEC TCP/IP Services for
           OpenVMSをインストールしなければなりません。このソフトウェ
           アを使用すると，OpenVMS VAXシステムからTCP/IPネットワーク
           にアクセスできます。

           TLCをインストールした後にDEC TCP/IP Services for OpenVMSを
           インストールして，サーバがTCP/IPネットワークを使用できるよ
           うにするには，次の手順を実行します。

            1. 共有可能イメージUCX$IPC_SHR.EXEがメモリにインストー
               ルされているかどうか確認する。これがインストールされ
               ていない場合は，次のコマンドを使用してインストールす
               る。




      5-4  TLCの管理

 


                                                               TLCの管理
                                         5.2ネットワーク・トランスポート


                  $ INSTALL CREATE SYS$SHARE:UCX$IPC_SHR.EXE/OPEN/SHARED/HEADER_RES

                  このイメージが常時インストールされているようにするに
                  は，このINSTALLコマンドをシステムの起動プロシージャに
                  追加する。

               2. AIDAサーバに対応したTCP/IPサービスの名前を使用するに
                  は，Internet Servicesデータベースにその名前を登録す
                  る。登録は，UCXコマンドSET SERVICEを次に示すように使
                  用する。

                  $ UCX SET SERVICE service_name/FILE=NL:/USER_NAME=accout/PORT=number

                  ここで，service_nameは，使用するサービス名である。こ
                  れは，15字以下の文字列である。次の文字を使用できる。

                      英字(A〜Z)
                      数字(0〜9)
                      ドル記号($)
                      アンダスコア(_)

                  先頭文字は数字以外でなければならない。

                  accoutは，特権がないOpenVMSアカウントの名前である。こ
                  こでは，OAFC$DEFAULTを使用すること。

                  numberは，使用するポート番号である。これは1024〜65535
                  の数字でなければならない。また，システム上のサーバ
                  は，すべて固有のポート番号を持っていなければならな
                  い。

                  詳しい説明については，DEC TCP/IP Services for OpenVMS
                  のドキュメントを参照。

               3. サーバを停止する。

               4. TCP/IPサービス名を登録している場合，名前をサーバ構成
                  の詳細データに追加する。

                  TCP/IPサービス名を登録していない場合，サーバ構成の詳
                  細データにTCP/IPポート番号を追加する。この番号は1024
                  〜65535でなければならない。また，各サーバのTCP/IPポー
                  ト番号はすべて固有でなければならない。

               5. サーバを再起動する。

                                                           TLCの管理 5-5

 


      TLCの管理
       5.3非DECnet以外の非同期接続の使用

     ___________________________________________________________

     5.3    非DECnet以外の非同期接続の使用

           TeamLinksユーザは，モデムを接続することで，TLCを介して遠
           隔地からALL-IN-1 IOSにアクセスできます。ただし，ユーザが
           これを実行するには，TeamLinksクライアントで，共通トランス
           ポート・インターフェイス(CTI)を非DECnetの非同期接続を設
           定しなければなりません。設定方法についての詳しい説明は，
           TeamLinksのドキュメントを参照してください。

           ユーザがこの方法でALL-IN-1 IOSにアクセスする場合，ユーザの
           OpenVMSアカウントのBYTLMフィールドのバッファードI/Oバイト
           リミットは48,000以上でなければなりません。

           遠隔地から接続するたびに，非ページング・システム動的メモリ
           が約12,000バイト消費されます。メールの作成，ファイル・キャ
           ビネット文書のメールへの添付，メールの送信などの操作では，
           3個か4個のネットワーク・リンクを使用できます。


     ___________________________________________________________

     5.4    ALL-IN-1 IOSの再リンク

           ALL-IN-1 IOSを再リンクすると，リンク・プロシージャは，イ
           メージ・ファイルOA$AIDA_SECSHR.EXEをOA$BUILD_LLV内に残しま
           す。

           したがって，ALL-IN-1 IOSを再リンクした後，このファイルを
           SYS$COMMON:[SYSLIB]にコピーしてください。
















      5-6  TLCの管理

 








                                                                       6
        ________________________________________________________________

                                                        AIDAサーバの管理


              AIDAサーバは，TeamLinksクライアントなどのクライアント・ア
              プリケーションのユーザがALL-IN-1データにアクセスできるよう
              にするネットワーク・オブジェクトです。

              この章では，AIDAサーバの動作と，AIDAサーバの管理作業につい
              て説明します。


        ___________________________________________________________

        6.1   AIDAサーバの動作

              TLCをALL-IN-1システムにインストールすると，AIDAサーバのイ
              ンスタンスが1つ作成され，ALL-IN-1 IOSを実行しているクラス
              タの各ノードで起動されます。この場合，サーバは，省略時の設
              定で実行されます。

              クライアント・アプリケーションは，ALL-IN-1データにアクセス
              するためAIDAサーバに接続し，AIDAサーバのセッションを作成し
              ます。一度に複数のAIDAサーバに接続できるので，多数のクライ
              アント・ユーザが一度にALL-IN-1データにアクセスできます。

              AIDAサーバは，通常のALL-IN-1アカウントを使用して，クライ
              アント・ユーザの代理でALL-IN-1データにアクセスします。各
              AIDAサーバ・セッションは，ALL-IN-1アカウントに対応していま
              す。したがって，使用するALL-IN-1アカウントにより，どの個人
              用ALL-IN-1データ(ニックネームなど)にアクセスできるかが決ま
              ります。AIDAサーバは，ALL-IN-1アカウントに対応したOpenVMS
              アカウントがALL-IN-1データへのアクセス権を持っていることを
              確認します。








                                                    AIDAサーバの管理 6-1

 


      AIDAサーバの管理
       6.2 AIDAサーバの管理作業

     ___________________________________________________________

     6.2    AIDAサーバの管理作業

           AIDAサーバの管理には，定期的な作業は必要ありません。管理作
           業は次の場合にだけ必要です。

            o  システムの設定方法を変更する場合

            o  問題が発生した場合

           AIDAサーバの管理作業は次のとおりです。

            o  サーバの起動，停止，使用禁止(第6.4節を参照)

            o  サーバへの接続の監視と制御(第6.5節を参照)

            o  サーバのパフォーマンスを高めるためのALL-IN-1システム
               でのサーバ実行方法の変更(第6.6節を参照)

            o  システムで発生したサーバに関する問題の原因の究明(第
               6.9節と第6.10節を参照のこと)

           これらの作業に関するオプションは，AIDAサーバ管理メニューに
           あります。このメニューを表示するには，ALL-IN-1システム管理
           メニューでAIDAサーバ管理(MAS)オプションを使用します。

     ___________________________________________________________

     6.3    AIDAサーバに関する変数

           AIDAサーバを管理する場合，次の変数を処理する必要がありま
           す。

            o  サーバの状態(第6.3.1項と第6.4節を参照)

            o  サーバへの接続(第6.5節を参照)

            o  サーバの設定の詳細(第6.3.2項，第6.6節，第6.7節，第6.8
               節を参照)

            o  サーバのトレース(第6.10節を参照)

           表 6-1に，AIDAサーバに関する情報をシステムのどこで得ること
           ができるかを示します。


      6-2  AIDAサーバの管理

 


                                                        AIDAサーバの管理
                                              6.3 AIDAサーバに関する変数


              表 6-1 AIDAサーバに関する情報の取得
              __________________________________________________________
              情報_____________検索方法_________________________________

              状態             現項目ブロックまたはサーバ索引で探す。ま
                               たは，AIDAサーバ管理メニューまたは索引メ
                               ニューで印刷オプションを使用する。

              サーバの接続の   AIDAサーバ管理メニューまたは索引メニュー
              索引             でサーバ接続の索引(ISC)オプションを使用す
                               る。

              トレース         現項目ブロックまたはサーバ索引で探す。
              (オンまたは
              オフ)

              サーバ設定の詳   AIDAサーバ管理メニューまたは索引メニュー
              細               で表示オプションまたは印刷オプションを使
              _________________用する。_________________________________


        6.3.1  サーバの状態


              AIDAサーバの状態により，クライアント・アプリケーションが使
              用できるかどうか，またALL-IN-1管理者が操作できるかどうかが
              決まります。表 6-2に，AIDAサーバの状態を示します。



















                                                    AIDAサーバの管理 6-3

 


      AIDAサーバの管理
       6.3 AIDAサーバに関する変数


           表 6-2 AIDAサーバの状態
           __________________________________________________________
                                    管理者ができ
           状態___説明______________る操作________ユーザができる操作_

           Runningサーバの初期化プ  起動，使      すべて
                  ロセスが完了し，  用許可，
                  サーバがクライア  削除，変更を
                  ント・アプリケー  除くすべての
                  ションからの接続  操作
                  を受け入れること
                  ができる。

           Disableクライアント・ア  起動，使      新セッションでは操
                  プリケーションが  用禁止，      作できない。
                  サーバへの新セッ  削除，変更を
                  ションを設定でき  除くすべての
                  ない。既存のセッ  操作
                  ションは影響を受
                  けない。

           Stoppinサーバが現在の    表示，印刷    なし
                  セッションをすべ
                  て切断している。

           Stoppedサーバのすべての  起動，表      なし
                  セッションが切断  示，変更，
                  されている。      印刷，削除

           Startin停止状態から実行  表示，印刷    なし
           _______中までの移行状態___________________________________


     6.3.2  構成の詳細


           サーバを新規作成するか，サーバの実行方法を変更する場合，
           サーバ構成ファイルのサーバ・エントリを作成するか編集しま
           す。このファイルには，サーバの構成の詳細データが記録されて
           います。






      6-4  AIDAサーバの管理

 


                                                        AIDAサーバの管理
                                              6.3 AIDAサーバに関する変数


              構成設定にはたいてい省略時の値があります。サーバを省略時の
              値で実行するか，省略時の値の代わりに設定した値で実行するか
              を選択できます。


              表 6-3に，AIDAサーバに対してユーザが設定できる構成の詳細を
              示します。値を指定しない場合に使用される省略時の値も示しま
              す。

              表 6-3 AIDAサーバの構成の詳細
              __________________________________________________________
              属性__________省略時の値__説明____________________________

              記述子        -           同じノードまたはクラスタ上の他の
                                        サーバと区別するための，サーバに
                                        関する短い記述。相手サーバを選択
                                        する場合に使用する。

              ノード名      -           サーバを実行しているノードの名
                                        前。これは，ALL-IN-1 IOSバージョ
                                        ン3.0Bを実行していればどのノード
                                        でもよい。

              __________________________________________________________
                                                        (次ページに続く)





















                                                    AIDAサーバの管理 6-5

 


      AIDAサーバの管理
       6.3 AIDAサーバに関する変数


           表 6-3 (続き) AIDAサーバの構成の詳細
           __________________________________________________________
           属性__________省略時の値__説明____________________________


           起動キュー    -           サーバの起動コマンド・ファイル
                                     OA$LIB:SM_AIDA_START_SERVER.COM
                                     を登録するバッチ・キューの名前。
                                     このキューは次の条件を満足してい
                                     なければならない。

                                      o  ノード名で指定されたノード
                                         にある

                                      o  汎用キューでない

                                      o  ノード固有のバッチ・
                                         キュー・データ・セット
                                         (ALL-IN-1システム管理メ
                                         ニューのノード固有バッチ・
                                         キュー管理(MNQ)オプションで
                                         アクセスする)にエントリがあ
                                         る

                                      o  起動されている

           __________________________________________________________
                                                     (次ページに続く)


















      6-6  AIDAサーバの管理

 


                                                        AIDAサーバの管理
                                              6.3 AIDAサーバに関する変数


              表 6-3 (続き) AIDAサーバの構成の詳細
              __________________________________________________________
              属性__________省略時の値__説明____________________________


              DECnetオブ    OA$AIDA     サーバがネットワーク接続に対する
              ジェクト                  待機に使用するDECnetオブジェクト
                                        の名前。次のどちらかである。

                                         o  名前

                                            DECnetオブジェクト名は，
                                            12文字以下でなければならな
                                            い。使用できる文字は，英字
                                            (A〜Z)，数字(0〜9)，アンダ
                                            スコア文字(_)，ドル記号($)
                                            である。名前の先頭は数字以
                                            外でなければならない。

                                         o  番号

                                            DECnetオブジェクト番号は，
                                            0〜255でなければならない。
                                            128未満の番号は予約済みなの
                                            で使用しないこと。

                                        1つのノード上のサーバは，それぞ
                                        れ固有のDECnetオブジェクト名を
                                        持っていなければならない。

              __________________________________________________________
                                                        (次ページに続く)














                                                    AIDAサーバの管理 6-7

 


      AIDAサーバの管理
       6.3 AIDAサーバに関する変数


           表 6-3 (続き) AIDAサーバの構成の詳細
           __________________________________________________________
           属性__________省略時の値__説明____________________________

           TCP/IPポート  OA$AIDA[1]  サーバがネットワーク接続に対する
                                     待機に使用するTCP/IPのポート番号
                                     またはサービス名。

                                     TCP/IPサービス名を使用する場合，
                                     Internet Servicesデータベースに
                                     登録しなければならない。登録方法
                                     についての詳しい説明は，第5.2.1
                                     項を参照。

                                     TCP/IPポート番号を使用する場合，
                                     番号は1024〜65535でなければなら
                                     ない。1つのノード上のサーバは，
                                     それぞれ固有のTCP/IPポート番号を
                                     持っていなければならない。

           ALL-IN-1の起  Y           ALL-IN-1の起動時にサーバを自動的
           動時のサーバ              に起動するかどうかを指定する。第
           の起動                    6.4.1項を参照。

           異常終了した  Y           操作中に異常終了した場合，サーバ
           場合のサーバ              を自動的に再実行するかどうかを指
           の再実行                  定する。第6.4.1項を参照。

           サーバの起動  Y           サーバが起動したときに古いエ
           時のログ・                ラー・ログ・ファイルを自動的に削
           ファイルの削              除するかどうかを指定する。ログ・
           除                        ファイルについての詳しい説明は，
                                     第6.9.1項を参照。

           [1]省略時のTCP/IPサービス名は，TLCをインストールしたときに

           AIDAサーバに指定したTCP/IPポート番号に対応している。TLCを
           インストールしたときにシステム上にDEC TCP/IP Services for
           OpenVMSが存在していれば，このサービス名が存在し，Internet
           Servicesデータベースに登録されている。

           __________________________________________________________
                                                     (次ページに続く)



      6-8  AIDAサーバの管理

 


                                                        AIDAサーバの管理
                                              6.3 AIDAサーバに関する変数


              表 6-3 (続き) AIDAサーバの構成の詳細
              __________________________________________________________
              属性__________省略時の値__説明____________________________

              サーバの起動  Y           サーバを起動したときに古いトレー
              時のトレー                ス・ファイルを自動的に削除するか
              ス・ファイル              どうかを指定する。トレース・ファ
              の削除                    イルについての詳しい説明は，第
                                        6.10.2項を参照。

              接続クライア  0           サーバが許可する接続クライアント
              ントの最大数              の最大数。値0は，接続クライアン
                                        トの数に制限がないことを意味す
                                        る。第6.6.1項を参照。

              プロセスの優  4           サーバが実行するプロセスの優先順
              先順位                    位。

              プロセス・    第6.6.3項
              クォータ______を参照。____________________________________


        ___________________________________________________________

        6.4   サーバの状態の変更

              AIDAサーバ管理メニューまたは索引メニューでは，サーバの状態
              を変更する次のオプションが使用できます。

               o  サーバ起動(STA)

               o  サーバ停止(STO)

               o  サーバ使用許可(ENA)

               o  サーバ使用禁止(DIS)

        6.4.1  サーバの起動

              ALL-IN-1 IOSバージョン3.0Bを実行しているノードまたはクラス
              タ上でサーバを会話形式で起動するには，サーバ起動(STA)オプ
              ションを使用します。




                                                    AIDAサーバの管理 6-9

 


      AIDAサーバの管理
       6.4サーバの状態の変更


           サーバを正しく起動するには，そのネットワーク・アドレス
           (DECnetとTCP/IP)が，実行中または無効の状態にあるシステムま
           たはクラスタの他のサーバのアドレスと異なっていなければなり
           ません。


           サーバ構成ファイルで設定されたサーバの属性により，次の条件
           下でサーバを自動的に起動するかどうかが決まります。

            o  ALL-IN-1の起動時

            o  異常終了後

           自動起動に失敗した場合，最高5回までサーバの起動を試みま
           す。

           サーバが起動されると，クライアントから接続できるようになり
           ます。サーバが起動されたら，サーバ使用許可(ENA)オプション
           を使用する必要はありません。


     6.4.2  サーバの停止

           AIDAサーバが停止すると，そのサーバに関するセッションはすべ
           て即座に切断されます(クライアント・ユーザにこれがどのよう
           に影響するかについての詳しい説明は，第6.5節を参照してくだ
           さい)。したがって，サーバ停止(STO)オプションを使用する前
           に，次のことを実行してください。

            o  クライアント・ユーザが，そのサーバに関する新規セッ
               ションに接続するのを防ぐため，サーバを無効にする

               これは，サーバ使用禁止(DIS)オプションを使用する。無効
               状態のサーバには，新規の接続はできない。また，既存の
               接続は影響を受けない。

               サーバを無効にした後で，そのサーバに対して新たに接続
               できるようにするには，サーバを停止せず，サーバ使用許
               可(ENA)オプションを使用する。

            o  現在サーバが使用中かどうかを確認するには，サーバ接
               続の索引(ISC)オプションを使用する(ISCオプションに
               ついての詳しい説明は，第6.5節を参照)。サーバに接続
               しているユーザに対して，サーバを停止することを通知


      6-10  AIDAサーバの管理

 


                                                        AIDAサーバの管理
                                                   6.4サーバの状態の変更


                  し，ALL-IN-1のメール機能が使用できなくなることを警告
                  しなければならない。


              サーバ停止(STO)オプションを使用するときに，ALL-IN-1マ
              ネージャ・アカウント以外の接続が設定されている場
              合，ALL-IN-1は，サーバの停止処理を継続するかどうか指定
              するように要求してきます。

              ALL-IN-1 IOSがシャットダウンすると，AIDAサーバは自動的に停
              止します。ALL-IN-1をシャットダウンし，ALL-IN-1を再実行した
              ことを警告するブロードキャスト・メッセージを受信するには，
              クライアント・ユーザがクライアント・アプリケーションからの
              通知を有効にしなければなりません。

        ___________________________________________________________

        6.5   サーバへの接続の監視と制御

              ユーザは，AIDAサーバに接続せずに，クライアント・アプリケー
              ションからALL-IN-1 IOSにアクセスできます。この場合，ユーザ
              は，文書の表示およびリファイリングなどのファイル・キャビ
              ネット操作を実行できます。ただし，ALL-IN-1メールの宛先指定
              などの電子メール操作は実行できません。

              現在選択しているサーバに接続しているクライアント・ユーザの
              索引を作成するには，サーバ接続の索引(ISC)オプションを使用
              します。このオプションを実行するには，サーバが実行中でなけ
              ればなりません。

              索引は，各クライアント接続した時間と，セッション中にサーバ
              に行った一番新しい要求の時間を示します。

              表 6-4に，サーバへの接続を監視して制御する場合に，サーバ接
              続の索引で使用できるオプションを示します。











                                                   AIDAサーバの管理 6-11

 


      AIDAサーバの管理
       6.5サーバへの接続の監視と制御


           表 6-4 Index of Server Connectionsメニューのオプション
           __________________________________________________________
           オプション_______説明_____________________________________

           削除             セッションを切断する。ファイルのロックな
                            どの問題を生じているセッションを切断する
                            場合，このオプションを使用する。サーバの
                            管理用に使用するセッションを切断する場
                            合，このオプションは使用できない。

           トレース許可     セッションのトレースを実行する。第6.10.4
                            項を参照。

           トレース禁止     セッションのトレースを停止する。第6.10.5
           _________________項を参照。_______________________________


     ___________________________________________________________

     6.6    サーバのチューニング

           表 6-5に，AIDAサーバのパフォーマンスに影響する要素を示しま
           す。

           表 6-5 AIDAサーバのパフォーマンスに影響する要素
           __________________________________________________________
           要素__________________説明________________________________

           同時に接続している    一度にサーバにアクセスするユーザの数
           ユーザの数            が多いほど，パフォーマンスは下がる。
                                 第6.6.1項を参照。

           プロセスの優先順位    システム上で他のプロセスよりもサーバ
                                 を優先させるために，サーバのプロセス
                                 の優先順位を設定できる。これにより，
                                 サーバのパフォーマンスを向上できる
                                 が，それ以外のプロセスのパフォーマン
                                 スは低下する。

           __________________________________________________________
                                                     (次ページに続く)





      6-12  AIDAサーバの管理

 


                                                        AIDAサーバの管理
                                                 6.6サーバのチューニング


              表 6-5 (続き) AIDAサーバのパフォーマンスに影響する要素
              __________________________________________________________
              要素__________________説明________________________________


              トレース              トレースの実行を指定すると，サーバの
                                    パフォーマンスがわずかに低下する。

              メール・ディレクトリ  複数のクライアント・ユーザが同時に
              の使用                メール・ディレクトリを使用すると，
                                    サーバ上の他のプロセスのパフォーマン
                                    スが低下する。第6.6.2項を参照。

              プロセス・クォータ    プロセス・クォータとシステムのチュー
                                    ニングについての詳しい説明は，第
                                    6.6.3項とOpenVMSのドキュメントを参
              ______________________照。________________________________


        6.6.1  ユーザの数


              サーバの構成の詳細データで接続クライアントの最大数の値を設
              定すれば，サーバに同時にアクセスするユーザの数を制御できま
              す。値にゼロを設定すると，同時にサーバにアクセスできるクラ
              イアント・ユーザの数が制限されないことを意味します。ゼロ以
              外の値を指定する場合，10以上でなければなりません。

              同時アクセス・ユーザ数の上限を設定すると，ユーザの要求に対
              するサーバの応答が速くなります。また，サーバが必要とするシ
              ステム・リソースの量も少なくてすみます。

              ただし，同時アクセス・ユーザの最大数を設定する場合，予想
              される全クライアント・ユーザが同時にサーバにアクセスでき
              るだけの数を指定してください。たとえば，組織内に100人の
              TeamLinksユーザがいて，その全員がTeamLinksからALL-IN-1アカ
              ウントにアクセスする予定である場合，同時アクセス・ユーザの
              最大数を100以上に設定してください。

              同時アクセス・ユーザの最大数を大きく設定すれば，それだけプ
              ロセス・クォータの推奨値も大きくなります。接続クライアント
              の最大数を0に設定した場合，この最大数のフィールドの値が100
              のときと同じプロセス・クォータの推奨値が計算されます。



                                                   AIDAサーバの管理 6-13

 


      AIDAサーバの管理
       6.6サーバのチューニング


     6.6.2  メール・ディレクトリの使用


           論理名OA$DDS_PRIMEの値が1または2のシステムでは，多数のクラ
           イアント・ユーザが同時にメール・ディレクトリ検索を要求する
           と，そのサーバ上のそれ以外のプロセスのパフォーマンスが低下
           する可能性があります。これは，サーバが実行できる並行タスク
           の数が制限されているためです。メール・ディレクトリ検索は，
           サブプロセスへ検索を送信し結果が戻るのを待機する1つのタス
           クです。複数のクライアント・ユーザが同時にメール・ディレク
           トリ検索を要求すると，検索の実行中に，サーバが実行できる並
           行タスク数の上限に達することがあります。このような場合，そ
           のメール・ディレクトリ検索が完了するまで，サーバはクライア
           ント・ユーザのためにほかのタスクを実行できません。この問題
           が発生すると，サーバはしばらく機能を停止しているように見え
           ます。

           この問題が発生した場合，サーバが実行できる並行タスクの最大
           数を増やします。これは次の手順で行います。

            1. カスタマイズ管理を使用してDOスクリプトを編集する。
               OA$LIB:SM_AIDA_CALCULATE_QUOTAS.SCP

            2. スクリプトの次の部分を探す。

               .IF oa$dds_prime gt 0
                   .THEN
                       get #pop_dds_max = 5
                       get #pop_threads_max = 15

            3. #pop_threads_maxの値を増やす。

     6.6.3  プロセス・クォータ

           AIDAサーバのパフォーマンスに影響するプロセス・クォータ
           は，サーバ構成フォームの2ページ目に示されます。このフォー
           ムは，サーバの詳細データを表示か編集すると表示されます。
           図 6-1を参照してください。

           これらのプロセス・クォータの推奨値は，次の値を使用して計算
           されます。

            o  接続クライアントの最大数



      6-14  AIDAサーバの管理

 


                                                        AIDAサーバの管理
                                                 6.6サーバのチューニング


               o  システム論理名OA$DDS_PRIMEの値


              図 6-1 サーバ設定フォーム(ページ2)















              プロセス・クォータの推奨値を変更するには，次の手順に従いま
              す。

               1. サーバ設定フォームの「プロセス・クォータ推奨値を使
                  用」フィールドにNを設定する。

               2. 使用する値を指定値の欄に入力する。

        ___________________________________________________________

        6.7   サーバの作成

              TLCをALL-IN-1システムにインストールすると，AIDAサーバのイ
              ンスタンスが1つ作成され，ALL-IN-1 IOSバージョン3.0Bを実行
              しているクラスタの各ノードで起動されます。通常は，これです
              べてのクライアントの接続を処理できます。サーバを1つ削除し
              たら，代わりのサーバを1つだけ作成する必要があります。

              サーバを作成するには，次の手順に従います。

               1. AIDAサーバ管理メニューまたは索引メニューで作成(C)オプ
                  ションを選択する。





                                                   AIDAサーバの管理 6-15

 


      AIDAサーバの管理
       6.7サーバの作成


            2. サーバ構成フォームでサーバの詳細データに必要な情報を
               指定する。最小限指定しなければならない情報は，次のと
               おりである。

                o   記述子

                o   ノード名(ALL-IN-1をクラスタの2つ以上のノードで実
                    行する場合)

                o   DECnetオブジェクト名またはTCP/IPポート番号，また
                    はその両方

               サーバ構成フォームのフィールドについての詳しい説明
               は，表 6-3を参照してください。また，サーバのパフォー
               マンスに影響する要素についての詳しい説明は，第6.6節を
               参照してください。

           サーバは，初めて作成したとき，停止状態にあります。クライア
           ント・アプリケーションのユーザをサーバに接続するには，この
           サーバを先に起動する必要があります。サーバを起動するには，
           サーバ起動(STA)オプションを使用します。

     ___________________________________________________________

     6.8    サーバの削除

           システムからAIDAサーバを削除するには，AIDAサーバ管理メ
           ニューまたは索引メニューの削除(D)オプションを使用します。
           サーバを2つ以上削除するには，索引メニューの削除(選択項目全
           部)(XD)オプションを使用します。

           サーバを削除する場合，そのサーバを事前に停止しておかなけれ
           ばなりません。サーバの停止についての詳しい説明は，第6.4.2
           項を参照してください。

           サーバを削除すると，そのサーバへの接続はすべて解除され，そ
           のサーバに関するエラー・ログ・ファイルとトレース・ログ・
           ファイルはすべて削除されます。








      6-16  AIDAサーバの管理

 


                                                        AIDAサーバの管理
                                              6.9 AIDAサーバの処理のログ

        ___________________________________________________________

        6.9   AIDAサーバの処理のログ

              AIDAサーバ・プロセスには，それぞれ対応したログ・ファイルが
              あり，サーバで発生した問題を診断する場合に使用できます。

              サーバ・ログには，サーバ・プロセスから出力されたすべての
              メッセージが記録されています。たとえば，次のことに関する
              メッセージがあります。

               o  起動プロセスのすべての段階

               o  起動プロセスで発生したすべての異常，およびその後の再
                  試行状況

               o  サーバの実行中に発生した重要なエラーとイベント

               o  シャットダウン

        6.9.1  ログ・ファイル

              ログ・ファイルは，サーバが起動されると自動的に作成されま
              す。最初のログ・ファイルには，サーバを起動したプロセスのロ
              グが記録されています。

              サーバを起動したプロセスから次のプロセスが作成され，そのプ
              ロセスでサーバが実行されます。サーバを実行しているプロセス
              からの出力は，サーバの起動時に作成されたログ・ファイルの次
              のバージョンのログ・ファイルに書き込まれます。

              サーバの実行中にエラーが発生すると，新しいバージョンのロ
              グ・ファイルが作成されます。それ以降のバージョンのログ・
              ファイルは，次の条件に基づいて作成されます。

               o  ファイルに1000行書き込まれたとき

               o  ファイルにロックがかけられたとき

              サーバを起動したときに，サーバのログ・ファイルを削除するか
              どうかは，サーバの設定表示のサーバ起動時のログ・ファイルの
              削除フィールドの設定によって決まります。ログ・ファイルが自
              動的に削除されずに残っていると，ディスク領域がすぐにいっぱ
              いになります。ディスク領域が不足するとログ・ファイルを書き



                                                   AIDAサーバの管理 6-17

 


      AIDAサーバの管理
       6.9 AIDAサーバの処理のログ


           込めなくなり，サーバ・プロセスはメッセージを記録せずに処理
           を続けます。



     6.9.2  ログ・ファイルの管理

           AIDAサーバ管理メニューと索引メニューのエラー・ログ管理
           (MEL)オプションは，現在のサーバに関するすべてのログ・ファ
           イルの索引を表示します。一番新しく作成されたファイルが，索
           引の最初の項目になります。

           エラー・ログの索引に関するメニューには，次の操作のためのオ
           プションがあります。

            o  ログ・ファイルの表示

            o  ログ・ファイルの印刷

            o  ログ・ファイルの削除

            o  メールとしてのログ・ファイルの送信

            o  OpenVMSディレクトリでのファイルの索引の作成

     6.9.3  ログ・ファイルの削除

           サーバの起動時にログ・ファイルを削除しないことをサーバの構
           成詳細データで指定した場合，エラー・ログの索引メニューで削
           除(D)オプションか削除(選択項目全部)(XD)オプションを使用し
           て，不要になったログ・ファイルを削除します。

           サーバが削除されると，そのサーバのログ・ファイルは自動的に
           削除されます。

     ___________________________________________________________

     6.10    トレース

           トレース機能を使用すると，AIDAサーバの処理を記録できます。
           この場合，ログ・ファイルに記録されている情報よりも詳しい情
           報を得ることができ，サーバに関する問題を診断する場合に役立
           ちます。



      6-18  AIDAサーバの管理

 


                                                        AIDAサーバの管理
                                                            6.10トレース


        6.10.1  トレース可能な処理


              表 6-6に，トレース可能なAIDAサーバの処理の種類と，各処理を
              示すためにトレース出力で使用するラベルを示します。

              表 6-6 トレース可能な処理
              __________________________________________________________
              処理_____________ラベル__説明_____________________________

              ファイルへのア   IO      ファイルのオープンとクローズ
              クセス

              サーバの呼出し   API     AIDAアプリケーション・プログラ
                                       ム・インターフェイスへの呼出しと
                                       渡されるパラメータ

              サーバへの接続___CON_____サーバへの接続と切断_____________

              表 6-6に示す処理のすべてをトレースするか一部をトレースする
              かを，サーバごとに選択できます。

              サーバに対するトレースを開始すると，接続した個々のセッショ
              ン，またはサーバに関するすべてのセッションで処理をトレース
              できます。2つ以上のセッションで処理をトレースする場合，ど
              のセッションでも同じ種類の処理がトレースされます。同一サー
              バのセッションでは，セッションごとに異なる処理をトレースす
              ることはできません。


        6.10.2  トレース出力ファイル


              ファイルに書き込まれたトレース出力は，表示，印刷，削除，
              メール送信ができます。

              トレース・ファイルは，サーバに対するトレースを開始するたび
              に新規に作成されます。新しいバージョンのトレース・ファイル
              は，次の条件に基づいて作成されます。

               o  ファイルに5000行書き込まれたとき

               o  ファイルにロックがかけられたとき



                                                   AIDAサーバの管理 6-19

 


      AIDAサーバの管理
       6.10トレース


           サーバを起動したときに既存のトレース・ファイルを削除するか
           どうかは，構成詳細データによって決まります。



     6.10.3  サーバのトレース

           AIDAサーバのトレースを有効にするには，次の手順を実行しま
           す。

            1. サーバが実行中か無効の状態にあることを確認する。

            2. AIDAサーバ管理メニューまたは索引メニューのサーバ・ト
               レース管理(MST)オプションを使用する。

               サーバ・トレース管理フォームが表示される。

            3. 目的のトレース・オプションを設定する。オプションを有
               効にするにはYを，オプションを無効にするにはNをそれぞ
               れ入力する。トレースを実行するには，少なくとも1つのト
               レース・オプションにYを設定しなければならない。

            4. トレース(ON/OFF)フィールドにONを設定する。

     6.10.4  AIDAサーバ・セッションのトレース

           サーバのトレースを有効にすると，サーバに関するすべてのセッ
           ションまたは指定した特定のセッションの処理をトレースできま
           す。

           サーバのすべてのセッションをトレースするには，次の手順で行
           います。

            1. AIDAサーバ管理メニューまたは索引メニューでサーバ・ト
               レース管理(MST)オプションを使用する。

            2. 全接続のトレース・オプションをYに設定する。

            3. トレース(ON/OFF)フィールドをONに，1つ以上のトレース・
               オプションをYに設定する。

            4. RETURNを押して，フォームを終了する。

           フォームを終了すると，選択した処理のトレースが開始されま
           す。

      6-20  AIDAサーバの管理

 


                                                        AIDAサーバの管理
                                                            6.10トレース


              選択したセッションの処理だけをトレースするには，次の手順を
              実行します。

               1. AIDAサーバ管理メニューまたは索引メニューでサーバ・ト
                  レース管理(MST)オプションを使用する。

               2. 全接続のトレース・オプションをNに設定する。

               3. トレース(ON/OFF)フィールドをONに，1つまたは複数のト
                  レース・オプションをYに設定する。

               4. RETURNを押して，フォームを終了する。

               5. ISCオプションを使用して，現在のクライアント・セッショ
                  ンの索引を表示する。

               6. トレース許可(TON)オプションを使用して，1つのクライア
                  ント・セッションのトレースを設定する。2つ以上のクラ
                  イアント・セッションをトレースする場合は，トレースす
                  るセッションを選択する。次にトレース許可(選択項目全
                  部)(XTON)オプションを使用する。

        6.10.5  トレースの停止

              個々のセッションまたは選択した複数のセッションのトレースを
              停止するには，サーバ接続の索引メニューのトレース禁止(TOF)
              オプションまたはトレース禁止(選択項目全部)(XTOF)オプション
              を使用します。

              トレース中のすべてのセッションのトレースを個別に停止した場
              合，サーバ・トレース管理フォームのトレース(ON/OFF)フィール
              ドをOFFに設定するまで，サーバの詳細データにはトレースが実
              行中であると表示されます。

              サーバのトレースを停止するには，AIDAサーバ管理メニューま
              たは索引メニューでサーバ・トレース管理(MST)オプションを指
              定します。次に，トレース(ON/OFF)フィールドをOFFに設定しま
              す。個々のクライアント・セッションのトレースを設定している
              場合にこれを行うと，これらすべてのセッションのトレースが停
              止します。






                                                   AIDAサーバの管理 6-21

 


      AIDAサーバの管理
       6.10トレース


           トレースを実行している間にサーバが停止すると，トレースは自
           動的に停止します。トレースを再開するには，サーバを再実行し
           た後で，第6.10.3項で説明したようにトレースを有効にします。



     6.10.6  トレース・ファイルの管理

           AIDAサーバ管理メニューまたは索引メニューのトレース・ログ
           管理(MTL)オプションは，現在のサーバに関するすべてのトレー
           ス・ファイルの索引を表示します。一番新しく作成されたファイ
           ルが索引の最初の項目になります。

           トレース・ファイルの索引に関するメニューには，次の操作を行
           うためのオプションがあります。

            o  トレース・ファイルの表示

            o  トレース・ファイルの印刷

            o  トレース・ファイルの削除

            o  メールとしてのトレース・ファイルの送信

            o  OpenVMSディレクトリでのファイルの索引の作成

     6.10.7  トレース・ファイルの削除

           サーバを起動時にトレース・ファイルを削除しないことをサーバ
           設定で指定した場合，トレース・ログの索引メニューの削除(D)
           オプションまたは削除(選択項目全部)(XD)オプションを使用し
           て，不要になったトレース・ファイルを削除します。

           サーバが削除されると，そのサーバのトレース・ファイルは自動
           的に削除されます。











      6-22  AIDAサーバの管理

 








                                                                       7
        ________________________________________________________________

                    ファイル・キャビネット・サーバのためのTCP/IPサポート


              この章では，TCP/IPネットワークをサポートするために行われ
              た，ファイル・キャビネット・サーバ管理上の変更について説明
              します。ファイル・キャビネット・サーバの管理についての一般
              的な説明は，『ALL-IN-1 マネージメント・ガイド』を参照して
              ください。


        ___________________________________________________________

        7.1   TCP/IPポート番号フィールド

              ファイル・キャビネット・サーバでTCP/IPネットワークをサポー
              トするために，特別にTCP/IPポート番号フィールドがあるサーバ
              管理フォームがあります。TCP/IPポート番号フィールドがある
              フォームは次のとおりです。

               o  サーバ作成

               o  サーバ変更

               o  サーバの詳細データを表示か印刷する場合に使用する
                  フォーム

              ポート番号フィールドにはTCP/IPポート番号を指定します。こ
              のポート番号は，ネットワーク接続受け入れ可能状態を示すと
              きにサーバが使用します。ポート番号は1024〜65535です。1つ
              のノード上ではサーバ(AIDAサーバまたはファイル・キャビネッ
              ト・サーバ)がそれぞれ固有なポート番号を持っていなければな
              りません。

              TCP/IPトランスポートを使用しない場合，TCP/IPポート番号を指
              定する必要はありません。TCP/IPポート番号を指定しない場合，
              ポート番号フィールドの値はゼロ(0)になります。





                ファイル・キャビネット・サーバのためのTCP/IPサポート 7-1

 


      ファイル・キャビネット・サーバのためのTCP/IPサポート
       7.2ファイル・キャビネット・サーバに対するTCP/IPトランスポートの使用

     ___________________________________________________________

     7.2    ファイル・キャビネット・サーバに対するTCP/IPトランスポー
            トの使用

           サーバにTCP/IPトランスポートを使用するには，DEC TCP/IP
           Services for OpenVMSをインストールして実行する必要がありま
           す。

           TCP/IPトランスポートを使用するためにファイル・キャビネッ
           ト・サーバを作成する場合，サーバの詳細データのTCP/IPフィー
           ルドに必要な情報を指定するだけですみます。ただし，サーバの
           DECnet詳細データについても情報を指定しなければなりません。
           これらの詳細データが指定されていないとファイル・キャビネッ
           ト・サーバが実行されないからです。

           TCP/IPトランスポートを使用できるように既存のサーバを変更す
           るには，サーバが実行中に変更要求を行い，第3.3.3項の説明に
           従ってTCP/IPフィールドにポート番号を入力します。TCP/IP情報
           を追加した後，サーバを停止して再実行します。



























      7-2  ファイル・キャビネット・サーバのためのTCP/IPサポート

 








                                                                       8
        ________________________________________________________________

                                                   TLCにおける問題の解決


              この章では，TLCで発生する問題を調べて解決する方法について
              説明します。

              第8.1節では，問題を調べる場合に使用するツールについて説明
              します。


              第8.2節では，特定の問題を調べる場合に役立つ情報について説
              明します。

        ___________________________________________________________

        8.1   ツール

              表 8-1に，TLCに関する問題の原因を調べる場合に使用するツー
              ルを示します。

              表 8-1 問題解決のためのツール
              __________________________________________________________
              ツール________________参照先______________________________

              インストール確認プロ  第8.1.1項
              シージャ(IVP)

              AIDAサーバ・ログ・    第6.9節
              ファイル

              AIDAサーバのトレース  第6.10節

              __________________________________________________________
                                                        (次ページに続く)







                                               TLCにおける問題の解決 8-1

 


      TLCにおける問題の解決
       8.1ツール


           表 8-1 (続き) 問題解決のためのツール
           __________________________________________________________
           ツール________________参照先______________________________


           ファイル・キャビネッ  『ALL-IN-1 マネージメント・ガイド』
           ト・サーバ・ログ・
           ファイル

           ファイル・キャビネッ  『ALL-IN-1 マネージメント・ガイド』
           ト・サーバのトレース

           クライアント・アプリ  クライアント・アプリケーションに関す
           ケーション・ログ・    るドキュメントを参照。クライアント・
           ファイル              アプリケーションとしてTeamLinks for
                                 Windows[TM]を使用している場合は，第
           ______________________8.1.2項も参照。_____________________


     8.1.1  IVPの実行


           IVPは，TLCが正しくインストールされているかどうか確認しま
           す。IVPを実行するには，次の手順を実行します。

            1. ALL-IN-1管理者のOpenVMSアカウントにログインする。

            2. 次のコマンドを入力する。

               $ @OA$IVP:TLC$IVP

           TLCをインストーした後でIVPを実行すると，ログ・ファイルは
           作成されません。このため，IVPがエラーを検出した場合，メッ
           セージが表示されます。

     8.1.2  TeamLinks for Windowsにおけるログとトレース

           TeamLinks for Windowsアプリケーションに関する問題を調べる
           には，ログを取ります。これは，次の手順で行います。

            1. WindowsディレクトリにあるOFFICE.INIファイルをオープン
               する。




      8-2  TLCにおける問題の解決

 


                                                   TLCにおける問題の解決
                                                               8.1ツール


               2. 次の行の先頭にあるセミコロン(;)を削除する。

                  ;CfcLogOptions

               3. LogオプションかTraceオプション，または両方のオプショ
                  ンをCfcLogOptionsコマンドに追加する。このコマンドで
                  使用できるオプションについての説明は，TeamLinks for
                  Windowsのドキュメントを参照。

               4. TeamLinksとWindowsが実行中の場合，両方を終了して再実
                  行する。

              トレース出力とログ出力は，WindowsディレクトリのCFCDEBUG.LOG
              ファイルに書き込まれます。

              詳しい説明は，TeamLinks for Windowsのドキュメントを参照し
              てください。

        ___________________________________________________________

        8.2   問題

              以下の各項では，次に示す種類の問題を調べる場合に役立つ情報
              について説明します。

               o  ALL-IN-1 IOSへの接続の失敗(第8.2.1項を参照)

               o  メールの宛先指定の失敗(第8.2.2項を参照)

               o  ブロードキャスト・メッセージまたは新着メール通知の受
                  信の失敗(第8.2.3項を参照)

               o  DSLエラー(第8.2.4項を参照)

        8.2.1  ALL-IN-1 IOSへの接続の失敗

              クライアント・ユーザがALL-IN-1 IOSへ接続できない場合，次の
              事項を確認します。

               o  ALL-IN-1 IOSのバージョン3.0Bがインストールされ，実行
                  中である。

               o  ファイル・キャビネット・サーバがALL-IN-1システムで実
                  行中である。


                                               TLCにおける問題の解決 8-3

 


      TLCにおける問題の解決
       8.2問題


            o  クライアント・ユーザのOpenVMSアカウントの期限が切れて
               いない。

            o  クライアント・ユーザのパスワードの期限が切れていな
               い。

            o  クライアント・ユーザのOpenVMSアカウントのDISUSERフラ
               グが設定されていない。

            o  クライアント・ユーザがALL-IN-1に接続しようとしている
               のは，ユーザのOpenVMSアカウント詳細データでローカル・
               アクセスとリモート・アクセスの両方が許可されている時
               間帯である。

            o  OpenVMSブレーク・イン・データベースに，クライアント・
               ユーザのレコードがない。

            o  ALL-IN-1 IOSに接続する場合に，クライアント・ユーザが
               クラスタの別名を指定するかどうか。

               クライアント・ユーザが，ALL-IN-1 IOSに接続する場合に
               サーバとしてクラスタ・エイリアスを指定すると，接続先
               としてクラスタ内のノードが無作為に選択されます。この
               場合，選択されたノードでALL-IN-1バージョン3.0Bを実行
               していないと，接続は失敗します。

               したがって，クライアント・ユーザがクラスタ別名を指
               定するのは，クラスタ内のすべてのノードでALL-IN-1 IOS
               バージョン3.0Bを実行している場合だけにしてください。

     8.2.2  メールの宛先指定

           クライアント・ユーザがメールの宛先を指定できない場合は，次
           の事項について確認します。

            o  クライアント・アプリケーションの初期化プロシージャ
               (TeamLinks for Windowsの場合はWIN.INI)で指定したAIDA
               サーバが実行中である。

            o  サーバの構成詳細データで設定したAIDAサーバの同時アク
               セス・ユーザの最大数に達していない。サーバに接続され
               ているユーザの数を調べるには，AIDAサーバ管理メニュー
               の(ISC)オプションを使用する。



      8-4  TLCにおける問題の解決

 


                                                   TLCにおける問題の解決
                                                                 8.2問題


        8.2.3  ブロードキャスト・メッセージまたは新着メール通知の受信不
               可


              ブロードキャスト・メッセージ(たとえば，ALL-IN-1 IOSを
              シャットダウンすることを警告するメッセージ)や新着メール受
              信通知を受信するには，クライアント・ユーザがクライアント・
              アプリケーションからの通知を有効にしておく必要があります。
              通知を有効にしても，クライアント・ユーザがブロードキャス
              ト・メッセージや新着メール受信通知を受信できない場合は，次
              の手順で行います。

               1. ユーザのALL-IN-1アカウントの詳細データでMail
                  destinationフィールドがALL-IN-1またはALLIN1に設定
                  されているかどうか確認する。

                  Mail destinationフィールドの値をTMRからALL-IN-1か
                  ALLIN1に変更しても，TeamRoute[TM]ソフトウェアは動作し
                  続ける。

               2. メールのトレースを開始し，ユーザへローカル・メール
                  を送信した後で，トレース・ログにエラーがないかどう
                  か確認する。メールのトレースについての詳しい説明は，
                  『ALL-IN-1 メール・マネージメント・ガイド』を参照。

               3. ユーザがこれまでにPC上でブロードキャスト・メッセージ
                  を受信したことがあり，PCがPATHWORKSトランスポートを使
                  用している場合，NETBIOSプロセスを再実行する。再実行す
                  るには，次のOpenVMSコマンドを入力する。

                  $ SYS$STARTUP:PCFS_STARTUP NETBIOS

               4. ユーザのALL-IN-1プロファイル・エントリのRSVD_FOR_TCS
                  フラグが1に設定されているかどうか確認する。確認するに
                  は，任意のALL-IN-1メニューで，PRVCMDがあるALL-IN-1ア
                  カウントから次のように入力する。

                  <GET PROFIL.RSVD_FOR_TCS["user"]

                  ここで "user" はクライアント・ユーザのALL-IN-1アカウ
                  ント名である。

                  数字の1が表示されない場合，次のように入力してフラグを
                  設定する。

                  <WRITE CHANGE PROFIL USER="user", RSVD_FOR_TCS="1"

                                               TLCにおける問題の解決 8-5

 


      TLCにおける問題の解決
       8.2問題


               ここで "user" は，クライアント・ユーザのALL-IN-1アカ
               ウント名である(大文字で指定する)。

            5. PC接続データ・セットOA$PC_NOTIFYにユーザのレコードが
               あり，このレコードに次の情報があるかどうか確認する。

               ______________________________________________________
               フィールド
               名__________説明______________________________________

               A1USER      クライアント・ユーザのALL-IN-1ユーザ名。
                           これはキー・フィールドである。

               NODE        クライアント・ユーザがALL-IN-1 IOSに接続
                           するときに使用するPCの名前。

               NODEPATH    このフィールドは，TCP/IPトランスポートを
                           トランスポート方式として使用する場合だけ
                           使用する。このフィールドには，クライアン
                           ト・ユーザがALL-IN-1 IOSに接続するときに
                           使用するPCの名前がある。

               TRANSPORT   PCがALL-IN-1 IOSに接続する場合に使用する
                           トランスポート方式。次のどちらかの値を指
                           定できる。

                           N   PCがPATHWORKS NETBIOSトランスポートを
                               使用する場合

                           U   PCがTCP/IP UDPトランスポートを使用す
                               る場合

               SUBJECT     新規メールの件名を通知メッセージに含める
                           かどうかを示すフラグ。値が1であれば件名を
               ____________含め，0であれば件名を含めない。___________

               OA$PC_NOTIFYデータ・セットのユーザのエントリを調べる
               には，次の手順で行います。

                a.  任意のALL-IN-1メニューで，次のように入力する。

                    <FORM OA$PC_NOTIFY

                b.  ALL-IN-1 userフィールドにユーザのALL-IN-1ユーザ名
                    を入力する。

      8-6  TLCにおける問題の解決

 


                                                   TLCにおける問題の解決
                                                                 8.2問題


                  データ・セット内のフィールドの値を変更するには，次の
                  ようにFORMファンクションで/MODE=CHANGE修飾子を使用す
                  る。

                  <FORM OA$PC_NOTIFY/MODE=CHANGE

               6. クライアント・アプリケーションのドキュメントで指定し
                  ているネットワーク・ソフトウェアを，PC上で実行してい
                  るかどうか確認する。

               7. PCがブロードキャスト・メッセージを受信できるかどうか
                  確認する。確認するには，OpenVMSコマンドPCSA BROADCAST
                  を次のように使用する。

                  $ PCSA BROADCAST node message

                  ここで，nodeはPCのノード名，messageはPC上にブロード
                  キャストされるメッセージである。

                  メッセージがブロードキャストされない場合，PCに問題が
                  ないかどうか調べる。

              問題の原因が明らかになったら，まず問題を解決します。問題が
              メッセージを送信しているALL-IN-1アカウントにあった場合は，
              このアカウントのユーザをALL-IN-1 IOSから一度切断した後に再
              接続して，問題が解決したことを確認します。

        8.2.4  DSLエラー

              DSLは，TLCの構成要素の1つであり，サーバにネットワーク機能
              を提供します。DSLプロセスにエラーがあると，サーバ・ログ・
              ファイルに報告されます。この項では，このエラーについて説明
              します。

               o  %DSL-E-DUPOBJ (ネットワーク・オブジェクトが重複)

                  説明：    同じDECnetオブジェクト名またはTCP/IPポート
                            番号のサーバがすでにシステム上で実行されて
                            いる。







                                               TLCにおける問題の解決 8-7

 


      TLCにおける問題の解決
       8.2問題



               処置：    サーバのDECnetオブジェクト名またはTCP/IP
                         ポート番号を固有なものに変更する。

            o  %DSL-E-INSFMEM (仮想メモリが不十分)

               説明：    サーバが動作するのに十分な仮想メモリがな
                         い。

               処置：    サーバの構成詳細データを変更して，ページ・
                         ファイル・クォータ(PGFLQUOTA)を増やす。

            o  %DSL-E-INVOBJNUM (オブジェクト番号が無効)

               説明：    サーバの構成詳細データで指定したDECnetオブ
                         ジェクト名またはTCP/IPポート番号が無効であ
                         る。

               処置：    サーバのDECnetオブジェクト名またはTCP/IP
                         ポート番号を変更する。
                         DECnetオブジェクト番号は1〜255でなければな
                         らない。DECnetオブジェクト番号を指定する場
                         合，128未満の数字は使用しないこと。128未満
                         の数字は予約済みである。
                         TCP/IPポート番号は1024〜65535でなければなら
                         ない。

            o  %DSL-E-NOPRIV (特権が不十分)

               説明：    セッションがサーバに接続するには，サーバ
                         を実行しているプロセスの特権がSYSNAM，
                         TMPMBX，NETMBXでなければならない。

               処置：    必要な特権をすべて備えた状態でサーバを起動
                         しているかどうか確認するため，ALL-IN-1 IOS
                         を再実行する。

            o  %DSL-W-SHUT (ネットワークのシャットダウン)

               説明：    DECnetまたはDEC TCP/IP Services for OpenVMS
                         を使用できない。





      8-8  TLCにおける問題の解決

 


                                                   TLCにおける問題の解決
                                                                 8.2問題



                  処置：    DECnetまたはDEC TCP/IP Services for OpenVMS
                            を再実行する。

               o  %DSL-E-INVNET (ネットワークが無効)

                  説明：    サーバにTCP/IPアドレスが指定されているが，
                            そのTCP/IPネットワークはシステムで使用でき
                            ない。

                  処置：    DEC TCP/IP Services for OpenVMSをインストー
                            ルするか，TCP/IPポート番号のフィールドをク
                            リアする。

               o  %DSL-E-INVTSKNAM (タスク名文字列が無効)

                  説明：    サーバのDECnetアドレスが無効である。

                  処置：    DECnetオブジェクト名が英数字だけで構成さ
                            れ，また12文字以下であるかどうか確認する。

               o  %DSL-W-NOTSKNAM (OBJNUM，OBJLOG，OBJTSKADRの指定が必
                  要)

                  説明：    サーバに対して，DECnetアドレスまたはTCP/IP
                            アドレスが指定されていない。

                  処置：    有効なDECnetアドレスかTCP/IPアドレス，また
                            はその両方をサーバに指定する。

















                                               TLCにおける問題の解決 8-9

 








                                                                       A
        ________________________________________________________________

                                            サンプル・インストール・ログ


              この付録では，次のインストールに関するサンプル・ログ・ファ
              イルを示します。

               o  コンフリクト・チェックを行うオプションを選択している
                  インストール(第A.1節を参照)

               o  TLCの新規インストール(第A.2節を参照)

        ___________________________________________________________

        A.1   コンフリクト・チェック・オプションの選択

              コンフリクト・チェックを行うオプションを選択しているインス
              トールのログを示します。

        例 A-1 コンフリクト・チェック・インストール

         VAX/VMS Software Product Installation Procedure V5.5-2

        It is ll-OCT-1993 at 10:22.

        Enter a question mark (?) at any time for help.

        * Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]?

        The following products will be processed:

          TLC V2.0
         Beginning installation of TLC V2.0 at 10:22
        %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set A ...

        ******************************************************************

            TLC V2.0

                                Kit Installation Procedure

        Copyright (c) Digital Equipment Corporation. 1993. All Rights Reserved.

                                                        (次ページに続く)

                                        サンプル・インストール・ログ A-1

 


      サンプル・インストール・ログ
       A.1コンフリクト・チェック・オプションの選択


     例 A-1 (続き) コンフリクト・チェック・インストール

     ******************************************************************

     %TLC-I-CHKVMS, Checking OpenVMS version...
     %TLC-I-CHKAl, Checking ALL-IN-l IOS...
     %TLC-I-AlVER, ALL-IN-l V3.0A is installed.
     %TLC-I-CHKLOG, Checking ALL-IN-l logicals...
     %TLC-I-AlCFIG, Accessing AlCONFIG.DAT to determine
     -TLC-I-AlCFIG, configuration details...

      The TeamLinks Connection has not been previously installed.

      A FULL installation will be performed.

      This product is supplied with a CART data file so that the ALL-IN-l
      Conflict Checking option can be used to discover whether changes
      made by this product will conflict with any of your ALL-IN-l IOS
      customizations.

     * Has ALL-IN-l Conflict Checking already been done [NO]?

      If you want to use the ALL-IN-l Conflict Checking option to discover
      whether changes made by this product will conflict with any of your
      ALL-IN-l IOS customizations then answer YES to the following question.
      The installation will then register the CART run for this product,
      provide the CART data file to your system and then EXIT.

      If your ALL-IN-l IOS system is not customized then answer NO to this
      question installation will continue as usual.

     * Do you want to perform ALL-IN-l Conflict Checking [YES]?

     %TLC-I-CART, Providing CART file CM$CART$BASE$CHANGES$0A$TLC$PRIMARY.DAT
     -TLC-I-CART, to AlDISKl:[ALLINl.SITE]

     %TLC-I-CART, Providing CART file CM$CART$BASE$CHANGES$0A$TLC$FRENCH.DAT
     -TLC-I-CART, to AlDISKl:[ALLINl.SITE]

     %TLC-I-CART, Providing CART file CM$CART$BASE$CHANGEs$oA$TLC$GERMAN.DAT
     -TLC-I-CART, to AlDISKl:[ALLINl.SITE]

                                                     (次ページに続く)



      A-2  サンプル・インストール・ログ

 


                                            サンプル・インストール・ログ
                             A.1コンフリクト・チェック・オプションの選択


        例 A-1 (続き) コンフリクト・チェック・インストール

        %VMSINSTAL-I-MOVEFILES, Files will now be moved to their target
        -VMSINSTAL-I-MOVEFILES, directories...
         Installation of TLC V2.0 completed at 10:23

         VMSINSTAL procedure done at 10:23

        ___________________________________________________________

        A.2   新規インストール

              TLCの新規インストールのログを示します。この例では，TCP/IP
              トランスポートを使用しないように指定しています。TCP/IPトラ
              ンスポートを使用する場合のインストール例は，例 A-3を参照し
              てください。

        例 A-2 新規インストール

         VAX/VMS Software Product Installation Procedure V5.5-2

        It is 1-APR-1994 at 10:04.

        Enter a question mark (?) at any time for help.

        * Do you want to continue anyway [NO]? yes
        * Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]?

        The following products will be processed:

          TLC V2.0

         Beginning installation of TLC V2.0 at 10:04

        %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set A ...
        %VMSINSTAL-I-RELMOVED, Product's release notes have been moved to SYS$HELP.

        ********************************************************************************

            TLC V2.0

                                Kit Installation Procedure

                                                        (次ページに続く)


                                        サンプル・インストール・ログ A-3

 


      サンプル・インストール・ログ
       A.2新規インストール


     例 A-2 (続き) 新規インストール

       Copyright (c) Digital Equipment Corporation.  1993.  All Rights Reserved.

     ********************************************************************************

     %TLC-I-CHKVMS, Checking OpenVMS version...
     %TLC-I-CHKA1,  Checking ALL-IN-1 IOS...
     %TLC-I-A1VER,  ALL-IN-1 V3.0B is installed.
     %TLC-I-CHKLOG, Checking ALL-IN-1 logicals...
     %TLC-I-A1CFIG, Accessing A1CONFIG.DAT to determine configuration details...

         The TeamLinks Connection has not been previously installed.

         A FULL installation will be performed.

         This product is supplied with a CART data file so that the ALL-IN-1
         Conflict Checking option can be used to discover whether changes
         made by this product will conflict with any of your ALL-IN-1 IOS
         customizations.

     * Has ALL-IN-1 Conflict Checking already been done [NO]?

         If you want to use the ALL-IN-1 Conflict Checking option to discover
         whether changes made by this product will conflict with any of your
         ALL-IN-1 IOS customizations then answer YES to the following question.
         The installation will then register the CART run for this product,
         provide the CART data file to your system and then EXIT.

         If your ALL-IN-1 IOS system is not customized then answer NO to this
         question installation will continue as usual.

     * Do you want to perform ALL-IN-1 Conflict Checking [YES]? no

     %TLC-I-CHKSPA, Checking free space on the kit working disk...

     %TLC-I-CHKGBL, Checking for sufficient free global pages and global sections...

     %TLC-I-CHKLOG, Checking JAPANESE ALL-IN-1 logicals...

     %TLC-I-CHKOLB, Checking ALL-IN-1 Object Library OALIBR...

     %TLC-I-CHKSHT, Checking that ALL-IN-1 has been shutdown...

                                                     (次ページに続く)

      A-4  サンプル・インストール・ログ

 


                                            サンプル・インストール・ログ
                                                     A.2新規インストール


        例 A-2 (続き) 新規インストール

        %TLC-I-CHKDSK, Checking space on target disks...
        %TLC-I-DSKSPA, Checking space on the ALL-IN-1 shared library files disk.
        %TLC-I-DSKSPA, Checking space on the ALL-IN-1 shared data files disk.
        %TLC-I-DSKSPA, Checking space on the ALL-IN-1 JAPANESE files disk.

        %TLC-I-UCXVER, DEC TCP/IP Services for OpenVMS VAX, UCX V2.0-002 is installed.

        * Do you want to use TCP/IP [YES]? no

        %TLC-I-A1LNKQ, ALL-IN-1 link questions will now be asked.

        %TLC-I-SAVED_ANS_1, Default answers are being taken from saved answers file
        %TLC-I-SAVED_ANS_2, which was created on 31-MAR-1994 14:02:17.58
        * Do you want to integrate DATATRIEVE with ALL-IN-1 [NO]?
        %TLC-I-DTRNOLINK, DATATRIEVE will not be linked with ALL-IN-1
        * Do you want to link WPS-PLUS with ALL-IN-1 [YES]?
        %TLC-I-WPSLINK, The WPS-PLUS editor will be linked with ALL-IN-1
        * Do you want to integrate ACMS with ALL-IN-1 [NO]?
        %TLC-I-ACMSNOLINK, ACMS will not be linked with ALL-IN-1
        * Do you want to build a MULTI-LANGUAGE system [NO]?
        %TLC-I-NOMLLINK, ALL-IN-1 will be linked as a single language system
        * Which date format do you require [8]:
        %TLC-I-DATEFORMAT, Date format YYYY-MM-DD and YY/MM/DD (8) has been selected
        %TLC-I-MRVEROK, Your Message Router version is V3.2
        %TLC-I-DDS, DDS support will be included in the link

        %TLC-I-A1LNKQ, End of ALL-IN-1 link questions.

        * Does your ALL-IN-1 IOS system use a SITELINK30.COM [NO]?

        %TLC-I-PRECHK, Pre-installation checks finished.

        * Do you want to run the IVP after the installation [YES]?

            All questions have now been completed.  The installation will take
            another 20-30 minutes.

        %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set B ...
        %TLC-I-AIDA, Installing the AIDA Server and other base components...

        ********************************************************************************
            This installation updates the ALL-IN-1 object library OALIBR.OLB.
            To minimise the disk space required by this installation the update
            of this library will NOT be deferred.

                                                        (次ページに続く)

                                        サンプル・インストール・ログ A-5

 


      サンプル・インストール・ログ
       A.2新規インストール


     例 A-2 (続き) 新規インストール

         If the installation fails or is abandoned after this point, return
         the object library to its original state by executing the following
         command:

         $ LIBRARY/REPLACE OA$BUILD_SHARE:OALIBR.OLB  -
                     OA$BUILD_SHARE:OASERVER.OBJ_BEFORE_TLC
     ********************************************************************************

     %TLC-I-CTIBRKER, Installing the CTI Broker...
     %TLC-I-CTIEXIST, A1MAIL$CTI_BROKER.EXE already exists on this system.
     %TLC-I-CTINEWER, The version of the CTI Broker provided by this kit is
     -TLC-I-CTINEWER, newer than the existing version.
     -TLC-I-CTINEWER, Therefore A1MAIL$CTI_BROKER.EXE will be updated.

     %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set C ...

     %TLC-I-INSMGR, Installing Server Management User Interface.

     %TLC-I-ADDFRM, Adding JFMS forms to MANAGER.FLB...
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM$AIDA$CONNECTIONS$INDEX.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM$AIDA$CONNECTIONS$VIEW.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form AIDA_SERVERS3.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM$AIDA$MENU.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM_AIDA_CLIENTS$_ENTRY.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM$AIDA$SERVER$INDEX$MENU2.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form AIDA_SERVERS.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form AIDA_SERVERS2.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM$AIDA$CONFIG.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM$AIDA$CONFIG2.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form OAFC_SERVER_MASTER.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM_MFC_MS_CREATE.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form OAFC_SERVER_READ.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form V30_OAFC_SERVER_MASTER.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM_MFC_MS.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM_MFC_MS_INDEX.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM_MFC_MS_INDEX_FIND.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form AIDA_SERVERS4.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form OAFC_SERVER_EDIT.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form OAFC_SERVER_CONFIG.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM$AIDA$SELECT.FRM.
     %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM$AIDA$SERVER$INDEX$MENU.FRM.

                                                     (次ページに続く)

      A-6  サンプル・インストール・ログ

 


                                            サンプル・インストール・ログ
                                                     A.2新規インストール


        例 A-2 (続き) 新規インストール
        %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM$AIDA$SERVER$INDEX.FRM.
        %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM$FF$INDEX$FIND.FRM.
        %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM$AIDA$SERVER$TRACING.FRM.
        %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM$AIDA$CONNECTIONS$INDEX$MENU.FRM.
        %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM$FF$INDEX$MENU.FRM.
        %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM$FF$INDEX$OPTIONS.FRM.
        %TLC-I-FMSFRM, Processing form SM$FF$INDEX.FRM.

        %TLC-I-ADDFRM, Adding JFMS form to OAFORM.FLB...
        %TLC-I-FMSFRM, Processing form OA$PC_NOTIFY.FRM.

        %TLC-I-ADDMSG, Adding AIDA Server messages to SM.A1$MSG...

        %TLC-I-LINK, Linking the OA$AIDA_SECSHR image...

        %TLC-I-A1LNK, Relinking ALL-IN-1...

        Building shared image modules
        Shared image modules built
        Linking the OA$MAIN image

        %TLC-I-LNKOK, The ALL-IN-1 link has completed successfully.

        %OA-I-LASTLINE, ALL-IN-1 Running to create OA$PC_NOTIFY.DAT...

         SYSTEM ALL-IN-1 終了 1994-04-01 10:51

        %TLC-I-SETACLS, Setting ACLs on new files...

        %VMSINSTAL-I-MOVEFILES, Files will now be moved to their target directories...

        ********************************************************************************
        ********************************************************************************

            THE INSTALLATION OF TLC V2.0 FILES HAS NOW COMPLETED.

            THE AUTOMATIC POST-INSTALLATION PROCEDURE WILL NOW BE RUN.

            If the post-installation procedure does not complete on your system, you
            may get a VMSINSTAL message indicating that 'The installation of TLC V2.0
            has failed.'  This message will apply to the post-installation phase of
            the installation only.  You do NOT need to repeat the installation.

                                                        (次ページに続く)

                                        サンプル・インストール・ログ A-7

 


      サンプル・インストール・ログ
       A.2新規インストール


     例 A-2 (続き) 新規インストール

         If any errors occur during the post-installation phase, investigate
         and correct the reported problem, then re-run the post-installation
         command procedure as follows:

         $ @OA$LIB_JAPANESE:TLC$POSTINSTALL

     ********************************************************************************
     ********************************************************************************

             **************************************************************
             *        Start of Automatic Post-installation tasks          *
             **************************************************************

     %OA-I-LASTLINE, ALL-IN-1 Running to compile and install SM message file...
     %OA-I-CMPFILE, Processing DISK$IOS:[ALLIN1.SOURCES_JAPANESE]SM.A1$MSG;2
     %OA-I-CMPSTS, 2701 symbols used, 0 duplicates
     %OA-I-CMPEND, Symbols total: 2701 symbols, Section file 148084 bytes long

      SYSTEM ALL-IN-1 終了 1994-04-01 10:55

     %OA-I-LASTLINE, ALL-IN-1 Running to compile and install OAFORM.FLC...
     %OA-I-LASTLINE, Compiling OA$LIB_JAPANESE:OAFORM...

      SYSTEM ALL-IN-1 終了 1994-04-01 10:58

     %OA-I-LASTLINE, ALL-IN-1 Running to convert OAFC_SERVER_MASTER.DAT...


      SYSTEM ALL-IN-1 終了 1994-04-01 10:58

     %OA-I-LASTLINE, ALL-IN-1 Running to Populate AIDA Server Configuration file...
     %OA-I-LASTLINE, ALL-IN-1 Running to Update CM$SDC Elements file...


      SYSTEM ALL-IN-1 終了 1994-04-01 10:59

          Running ALL-IN-1 Startup Procedure...


                                                     (次ページに続く)




      A-8  サンプル・インストール・ログ

 


                                            サンプル・インストール・ログ
                                                     A.2新規インストール


        例 A-2 (続き) 新規インストール

         Starting ALL-IN-1
         Installing ALL-IN-1 images
         Defining language independent logical names
         Defining JAPANESE language logical names

         Running ALL-IN-1 to remove existing JAPANESE FORM LIBRARIES

         Running ALL-IN-1 to install the JAPANESE FORM LIBRARIES

         Initializing the Script Symbiont queue OA$SCRIPT_JAPANESE

         Running ALL-IN-1 to define SHARED AREA logicals

        %OA-I-LASTLINE, ""Defining CUSTOMIZATION MANAGEMENT logicals""
        %OA-I-LASTLINE, Defining Customization Management logicals...

         Running ALL-IN-1 to check HOUSEKEEPING jobs

        Checking the housekeeping schedule to see if any procedures need requeueing

         Starting the MAIL Sender
         Starting the MAIL Fetcher
         Starting OA$FCV
         Starting the File Cabinet Server

         Running ALL-IN-1 to start local File Cabinet Server Processes

        %OA-I-LASTLINE, 起動のために JIT043::"73=" は FTSV$BATCH にサブ
        ミットしました。

         Starting the AIDA Server

         Running ALL-IN-1 to start local AIDA Server Processes

         Starting the TM SERVER
         Installing CDA images
         Starting the WPS-PLUS batch queue for background LIST and SORT jobs
        %JBC-I-QUENOTMOD, modifications not made to running queue
         Starting the Script Symbiont queues

         OA$FORMATTER キューがスタートしました。

         Defining ALL-IN-1 Print Forms

         ALL-IN-1 startup procedure completed

                                                        (次ページに続く)

                                        サンプル・インストール・ログ A-9

 


      サンプル・インストール・ログ
       A.2新規インストール


     例 A-2 (続き) 新規インストール

             **************************************************************
             *      Automatic Post-installation tasks have completed      *
             **************************************************************

         Running the IVP for TeamLinks Connection V2.0 ...

                   *************************************************
                   **      IVP for TeamLinks Connection V2.0      **
                   *************************************************

     %TLC$IVP-I-PROC, Looking for the AIDA Server process...

     %TLC$IVP-I-PROCOK, AIDA Server is running.
     ********************************************************************************

      1-APR-1994 11:02:54.09   User: ALLIN1           Process ID:   20200C41
                               Node: JIT043           Process name: "AIDA$SERVER_1"

     Terminal:
     User Identifier:    [ALLIN1]
     Base priority:      4
     Default file spec:  Not available

                                                     (次ページに続く)




















      A-10  サンプル・インストール・ログ

 


                                            サンプル・インストール・ログ
                                                     A.2新規インストール


        例 A-2 (続き) 新規インストール

        Devices allocated:  NET3422:
        ********************************************************************************
        *********************************************************
        %TLC$IVP-I-CONN, Connecting to AIDA server over DECnet...
        *********************************************************
        %AIDACLI-I-SERVSET, Remote AIDA server node is JIT043::DECNET:[0=OA$AIDA]
        %AIDACLI-I-VMSUSET, Remote VMS Username is SYSTEM
        %AIDACLI-I-A1ACCSET, Remote IOS Username is IVP
        Welcome to the AIDA test client
        AIDA> Connecting to server JIT043::DECNET:[0=OA$AIDA]
        1 successful connection(s)
        AIDA> PROFIL #1 : USER=<IVP>, VMSUSR=<>,
        1 successful search test(s)
        AIDA> <Sn-0> PROFIL: USER=<IVP> DIRECT=<DISK$PRODUCTS:[ALLIN1.IVPUSER]>
        1 successful read test(s)
        AIDA> <Sn-0> PROFIL: USER=<IVP> FULNAM=<IVP USER>
        1 successful read test(s)
        AIDA> Disconnecting from server JIT043::DECNET:[0=OA$AIDA]
        1 successful disconnection(s)
        AIDA>

        %TLC$IVP-I-RERUN, To re-run the IVP do: $ @OA$IVP:TLC$IVP

            The IVP for TeamLinks Connection V2.0 has PASSED.
         Installation of TLC V2.0 completed at 11:03

         VMSINSTAL procedure done at 11:03

          SYSTEM       logged out at  1-APR-1994 11:06:15.18


              例 A-3は，新規インストールのログの一部です。この例では，
              TCP/IPトランスポートを使用するように指定しています。











                                       サンプル・インストール・ログ A-11

 


      サンプル・インストール・ログ
       A.2新規インストール


     例 A-3 TCP/IPトランスポートを指定した新規インストール


     %TLC-I-UCXVER, DEC TCP/IP Services for OpenVMS VAX,
     -TLC-I-UCXVER, UCX V2.0-OO is installed.

     * Do you want to use TCP/IP [YES]?

     %TLC-I-UCXENV, Checking DEC TCP/IP Services...

     * Enter a port number for the AIDA Server [7300]:

     * Enter a port number for the default ALL-IN-l File Cabinet Server [7373]:

     %TLC-W-UCXIPC, ******************************************************
     -TLC-W-UCXIPC, SYS$SHARE:UCX$IPC_SHR.EXE is not installed in memory.
     -TLC-W-UCXIPC, ******************************************************

       To enable TeamLinks users to receive notification of new ALL-IN-l
       Electronic Mail and ALL-IN-l Startup or Shutdown over TCP/IP, this
       shareable image MUST be installed.

       Install the image using the following command, which must also
       be added to your system startup procedure.

     $INSTALL CREATE SYS$SHARE:UCX$IPC_SHR.EXE/OPEN/SHARED/HEADER_RES




















      A-12  サンプル・インストール・ログ

 





































             日本語ALL-IN-1 TLC V2.0
             インストール・マネージメント・ガイド

        ________________________________________________________________

                 1994年6月 発行

                   日本ディジタル イクイップメント株式会社

                   〒167 東京都杉並区上荻1-2-1

                        電話 (03)5349-7111 (大代表)

        ________________________________________________________________

                                                             AA-Q7MYA-TE