_日本語DECdecision/VMS________________________ インストレーション・ガイド AA-PNF3B-TE 1993年8月 本書は,日本語OpenVMS VAXオペレーティング・システム 上に日本語DECdecision/VMSをインストールする方法につ いて説明します。 改訂/更新情報: 本書は改訂版です。 オペレーティング・システム: 日本語OpenVMS VAX V5.4-2〜V6.0 ソフトウェア・バージョン: 日本語DECdecision/VMS V1.5B 日本ディジタル イクイップメント株式会社 __________________________________________________________ 1993年8月 本書の著作権は日本ディジタル イクイップメント株式会社(日本 DEC)が保有しており,本書中の解説および図,表は日本DECの文 書による許可なしに,その全体または一部を,いかなる場合にも 再版あるいは複製することを禁じます。 また,本書に記載されている事項は,予告なく変更されることが ありますので,あらかじめご承知おきください。万一,本書の記 述に誤りがあった場合でも,日本DECは一切その責任を負いかね ます。 本書で解説するソフトウェア(対象ソフトウェア)は,所定のライ センス契約が締結された場合に限り,その使用あるいは複製が許 可されます。 日本DECは,日本DECまたは日本DECの指定する会社から納入され た機器以外の機器で対象ソフトウェアを使用した場合,その性能 あるいは信頼性について一切責任を負いかねます。 (c) Digital Equipment Corporation Japan 1993. All Rights Reserved. Printed in Japan. 以下は米国Digital Equipment Corporationの米国における商標 です。 CDA DATATRIEVE DDIF DEC DECchart DECdecision DECnet DEC Rdb DECwindows DECwrite DTIF LiveLink OpenVMS PDP ULTRIX VAX VAXcluster VAXstation DIGITAL 以下は他社の商標です。 IBMは米国International Business Machines社の商標です。 Lotus 1-2-3はLotus Development社の商標です。 PostScriptはAdobe Systems社の商標です。 ________________________________________________________________ 目次 まえがき................................................ vii 1 インストレーションの準備 1.1 ディストリビューション・キットの確認........ 1-2 1.2 必要なハードウェア.......................... 1-2 1.3 必要なソフトウェア.......................... 1-3 1.4 オプション・ソフトウェア.................... 1-4 1.5 必要なオペレーティング・システム構成要素.... 1-4 1.6 ライセンスの登録............................ 1-4 1.7 DECdecisionディレクトリ..................... 1-5 1.8 VAXclusterの場合の注意事項.................. 1-6 1.9 システムとインストール・アカウントの準備.... 1-7 1.9.1 インストール・アカウントの特権の確認.... 1-7 1.9.2 インストール・アカウント・クォータの確 認....................................... 1-7 1.9.3 必要なシステム・ディスク容量............ 1-9 1.9.4 必要なユーザ・ディスク容量.............. 1-10 1.9.5 システム・パラメータ値.................. 1-10 1.9.5.1 パラメータ値の確認.................... 1-11 1.9.5.2 GBLPAGESおよびGBLSECTIONSパラメータ値 の計算................................. 1-12 1.9.5.3 AUTOGENによるパラメータ値の変更....... 1-12 1.10 DEC Rdbの実行を確認......................... 1-13 1.11 サーバのセッション言語を確認................ 1-14 1.12 システム・ディスクのバックアップ............ 1-14 1.13 問題点の通知................................ 1-14 iii 1.14 インストレーション前のチェック・リスト...... 1-14 2 インストレーションの手順 2.1 インストレーションの概要.................... 2-1 2.2 DEC Rdbのバージョンの設定................... 2-2 2.3 VMSINSTALコマンド・プロシージャの実行....... 2-3 3 インストレーション後の手続き 3.1 システム・スタートアップおよびシャットダウ ン・ファイルの編集........................... 3-1 3.2 VAXclusterでのDECdecisionの起動............. 3-2 3.3 DECdecision V1.1データベースの終了による SCHEMA特権の取消し........................... 3-3 3.4 DECquery「サンプル」フォルダの作成.......... 3-4 3.5 ユーザ・アカウントの必要条件................ 3-5 3.5.1 ユーザ・アカウント特権.................. 3-5 3.5.2 ユーザ・アカウント・クォータ............ 3-6 3.6 システムの再ブート.......................... 3-7 3.7 インストレーション検証プロシージャ(IVP)の単 独実行....................................... 3-7 3.8 DECdecisionの実行........................... 3-8 3.9 インストレーション後のチェック・リスト...... 3-9 4 DECdecision環境の管理 4.1 性能に関する注意事項........................ 4-1 4.1.1 ワーキング・セットの値.................. 4-2 4.1.2 グローバル・ページとグローバル・セクショ ン....................................... 4-2 4.2 DECqueryとデータベースの管理................ 4-4 4.2.1 DATATRIEVEドメインに対するDECdecisionの 利用..................................... 4-4 4.2.2 他のシステムのユーザへのデータベース・ア クセスの許可............................. 4-5 4.3 DECdecisionの回復不可能なエラー............. 4-5 iv 4.4 DECdecisionに対する論理名の使用............. 4-6 A DECdecisionを初めてインストールする例 B インストール時に作成されるファイルおよび論理名 B.1 DECdecisionのインストール時に作成されるファ イル......................................... B-1 B.2 DECdecisionのインストール時に追加される論理 名........................................... B-7 索引 表 1-1 DECdecisionの省略時のディレクトリ........ 1-5 1-2 必要なアカウント・クォータの最小値....... 1-8 1-3 必要な空きディスク容量................... 1-9 1-4 必要なシステム・パラメータの最小値....... 1-10 1-5 インストレーション前のチェック・リスト... 1-15 2-1 日本語DECchartのインストール............. 2-2 2-2 DECdecisionセーブ・セットの内容.......... 2-2 3-1 必要なユーザ・アカウント・クォータの最小 値....................................... 3-6 3-2 インストレーション後のチェック・リスト... 3-9 v ________________________________________________________________ まえがき 本書の目的 本書では,日本語OpenVMS VAX(以下,日本語OpenVMSと記す)オ ペレーティング・システムに日本語DECdecision/VMS (以下, DECdecisionと記す)バージョン1.5Bをインストールし,管理する 方法について説明します。 本書の対象 本書は日本語OpenVMSシステム管理者をはじめ,システム・ソ フトウェアのインストレーションの担当者を対象にしていま す。DECdecisionソフトウェアをインストールするには,SYSTEM アカウントなどの特権アカウントにアクセスしなければなり ません。また,OpenVMSインストレーション・プロシージャ (VMSINSTAL.COM)をよく理解していなければなりません。 本書の構成 本書は4つの章と2つの付録で構成されています。 o 第1章では,インストールの前提条件と必要な操作について 説明します。 o 第2章では,実際のインストールの操作方法について説明し ます。 o 第3章では,インストールの後に実行しなければならない操 作について説明します。 o 第4章では,DECdecision環境の管理について説明します。 vii o 付録 Aでは,初めてDECdecisionをインストールする際の実 行例を示します。 o 付録 Bでは,DECdecisionのインストレーションにおいてシ ステムに転送されるファイルの一覧を示します。 参考文献 DECdecisionについて詳しい説明が必要な場合は,以下の参考文 献を参照してください。 o 『日本語DECdecision/VMS概要』 DECdecisionの使用法および操作法について説明します。 o 『DECdecision Calc Macro Guide』 Calcマクロ言語の使用法について説明します。 o 『日本語DECdecision/VMSリリース・ノート』 DECdecisionの本バージョンにおける問題点とその回避方法 についての情報を提供します。 o コンポーネント・オンライン・ヘルプ 各コンポーネントの使用法について説明します。 DECwindowsについての詳細は,『日本語OpenVMS DECwindowsユー ザーズ・ガイド』を参照してください。 VMSINSTALコマンド・プロシージャについての詳細は,以下のい ずれかのマニュアルを参照してください。 o 『VMS System Manager's Manual』 OpenVMS基本ドキュメンテーション・セットの一部です。 o 『Guide to Setting Up a VMS System』 OpenVMSシステム管理キットの一部です。 viii 表記法 本書は以下の表記法を使用しています。 ________________________________________________________________ 表記__________________意味______________________________________ マウス マウスという用語は,マウスそのものやパッ ク,あるいはスタイラスなどのポインティン グ・デバイスを意味します。 MB1, MB2, MB3 MB1は左端,MB2は中央,MB3は右端のマウス・ ボタンを示します。ボタンの定義は変更できま す。 Returnキーを押すことを示します。 Ctrlキーを押しながら,他のキーやポインティ ング・デバイスのボタンを押すことを示しま す。 最初にPF1キーを押して離した後に,他のキー やポインティング・デバイスのボタンを押して 離すことを示します。 キーは,一部のキーボードではカナ・キ ーとして示されています。 . . . 例の中で,水平方向の反復記号は以下のいずれ かを示します。 o 文中で省略可能な追加の引数が省略され ていること o 前の項目(1つ以上)を1回以上繰り返すこ とができること o 追加パラメータ,値,または他の情報を 入力できること ix ________________________________________________________________ 表記__________________意味______________________________________ . 垂直方向の反復記号は,コード例やコマンド形 . 式で項目が省略されていることを示します。 . () 形式の説明で,括弧は,複数のオプションを選 択するときに,選択したオプション全体を括弧 で囲まなければならないことを示します。 [] 形式の説明で,大括弧は,省略可能な項目を示 します。何も選択しないか,1つの項目を選択 するか,またはすべての項目を選択します。 {} 形式の説明で,中括弧は複数のオプションから 必ず1つのオプションを選択しなければならな いことを示します。 太字のテキスト 新しい用語を初めて紹介するときに使用しま す。 イタリック体のテキス システム・メッセージの中で変化する可能性の ト ある情報(たとえば,内部エラー番号など)を意 味します。 英字の大文字 コマンドを入力しなければならないことを示 します(たとえば,OPEN/READと入力する)。ま た,ルーチンの名前,ファイルの名前,ファイ ル保護コードの名前,あるいはシステム特権の ______________________省略形も示します。________________________ x 1 ________________________________________________________________ インストレーションの準備 この章では,DECdecisionをインストールする前に行わなければ ならない作業について説明します。DECdecisionのインストール 方法は,他のOpenVMSレイヤード・プロダクトのインストール方 法に似ています。 o ソフトウェア・ディストリビューション・キットの内容を 確認します。 o システムに必要なハードウェアが接続されており, DECdecisionをインストールおよび実行するのに必要な メモリとディスク容量が確保されていることを確認しま す。 o 必要な日本語OpenVMSオペレーティング・システム構成要素 と必要なソフトウェアがシステムにインストールされてい ることを確認します。 o VAXclusterでインストールする場合は,システム構成に応 じてDECdecisionをインストールするための最適な方法を判 断します。 o DECdecisionライセンスを登録し,ロードします。 o ソフトウェアをインストールするために使用するアカウン トに対して,必要な特権とクォータが割り当てられている かどうかを確認します。 o OpenVMSシステム・パラメータの適切な値を判断します。 o システム・ディスクをバックアップします。 o ユーザに対して,インストール操作をいつ行うのかと,そ の操作にどれくらいの時間がかかるかを知らせます。 インストレーションには,VAXstation 4000-60システムで約20分 かかります。インストレーションが終了するまでの時間は,シス テム構成およびインストレーション・メディアの種類に応じて異 なります。 インストレーションの準備 1-1 インストレーションの準備 インストレーションの準備が終わった後で,第2章の説明にした がってインストレーションを実行します。その後に,第3章で説 明するインストレーション後に必要な作業を行います。 ___________________________________________________________ 1.1 ディストリビューション・キットの確認 DECdecisionディストリビューション・キットには,以下のもの が含まれています。 o BOM(Bill of Materials)およびBIL(Indented Bills Report) o DECdecisionソフトウェアを記録したディストリビューショ ン・メディア o DECdecisionのドキュメンテーション o DECDECISION-USER-UI-JPNソフトウェア・ライセンスまたは DECDECISION-UI-JAPANソフトウェア・ライセンス DECdecisionのバージョンをグレードアップする場合は,新規に ライセンスを取得する必要はありません。 キットが完全であるかどうか確認するために,キットの内容を BOMおよびBILと照合してください。また,正しいディストリビ ューション・メディアが納品されたかどうかも確認してくださ い。DECdecisionバージョン1.5Bというラベルが付いているはず です。 キットが破損していたり,不足するものがある場合は,日本DEC の各支店/営業所にご連絡ください。 ___________________________________________________________ 1.2 必要なハードウェア DECdecisionは12MB以上のメモリを持ち(これはリモート実行の場 合であり,スタンドアロン実行では16Mバイト以上のメモリが必 要である),日本語OpenVMS DECwindows Motif V1.0〜V1.1Nでサ ポートされるハードウェア構成であれば,どのハードウェアでも 実行できます。 1-2 インストレーションの準備 インストレーションの準備 1.2必要なハードウェア 詳細は『日本語DECdecision/VMS Version 1.5Bソフトウェア仕様 書』および『日本語DECdecision/VMS Version 1.5Bシステム・サ ポート付加情報』を参照してください。 ___________________________________________________________ 1.3 必要なソフトウェア DECdecisionをインストールするには,以下のものが必要です。 o 日本語OpenVMS V5.4-2〜V6.0と日本語OpenVMS DECwindows Motif V1.0〜V1.1Nを実行している適切なOpenVMSオペレー ティング・システム構成。 o 登録されているDECdecisionソフトウェア・ライセンス。 詳細は第1.6節を参照のこと。 o 次の日本語DEC Rdb for OpenVMS VAX(以下,DEC Rdbと記 す)キットのいずれか。 - DEC Rdb開発キットV3.1B〜V5.1 - DEC Rdb会話型キットV3.1B〜V5.1 - DEC Rdb実行時キットV3.1B〜V5.1 _______________________ 注意 _______________________ DECdecision V1.1はDEC Rdb実行時キットをインストール しますが, DECdecision V1.5BではDEC Rdbはインストールされま せん。DECdecision V1.5Bをインストールする前にDEC Rdb の必要なバージョンをインストールしなくてはなりませ ん。 DECdecision V1.1がインストールされている場合には,既 存のDECdecisionデータベースがそのまま使用できます。 _____________________________________________________ 詳細は『日本語DECdecision/VMS Version 1.5Bソフトウェ ア仕様書』または『日本語DECdecision/VMS Version 1.5B システム・サポート付加情報』を参照してください。 インストレーションの準備 1-3 インストレーションの準備 1.4オプション・ソフトウェア ___________________________________________________________ 1.4 オプション・ソフトウェア オプション・ソフトウェアについては『日本語DECdecision/VMS Version 1.5Bシステム・サポート付加情報』を参照してくださ い。 ___________________________________________________________ 1.5 必要なオペレーティング・システム構成要素 DECdecisionは日本語OpenVMS V5.4-2〜V6.0の次の構成要素を必 要とします。 o VMS Required Saveset o Network Support o Programming Support o Secure User's Environment o Utilities システムがこれらの構成要素を備えていない場合は,インストレ ーションは異常終了します。その場合は,DECdecisionをインス トールする前に,VMSTAILORを使用して必要な構成要素をインス トールしなければなりません。 ___________________________________________________________ 1.6 ライセンスの登録 DECdecisionソフトウェア・ライセンスを登録し,ロードしなけ ればなりません。この操作に必要な情報は,製品に添付されてい るプロダクト・オーソライゼーション・キー(PAK)に示されてい ます。PAKは,ライセンスに関する情報を記載したライセンス証 書です。 ライセンスはDECdecisionをインストールする前に登録しておか なければなりません。ライセンスを登録していない場合は,イン ストレーションの途中で,ライセンスがまだ登録されていないこ とが警告され,インストレーションは異常終了します。 1-4 インストレーションの準備 インストレーションの準備 1.6ライセンスの登録 初めてインストールをするためにライセンスを登録する場合は, まずシステム管理者のアカウントであるSYSTEMなどの特権アカウ ントにログインします。次に,ライセンス管理機能を使用して, 以下のいずれかの方法でライセンスの登録を行います。 o SYS$UPDATE:VMSLICENSE.COMプロシージャを起動する。情報 を要求するプロンプトに対して,PAKに記載されているデー タを入力する。 o DCLのLICENSE REGISTERコマンドを使用する。その際,PAK に記載されている情報に対応する適切な修飾子を指定す る。 VAXcluster内の複数のノードでDECdecisionを使用する場合は, このインストレーションを終了した後に,他のノードでLICENSE LOADを実行しなければなりません。詳細は第3.2節を参照してく ださい。 ライセンス管理機能の使い方の詳細は,OpenVMSドキュメンテー ション・セットを参照してください。 ___________________________________________________________ 1.7 DECdecisionディレクトリ インストレーション中にDECdecisionの省略時のルート・ディレ クトリSYS$COMMON:[DECISION],および各コンポーネントに対す るサブディレクトリが作成されます。 表 1-1はディレクトリとその論理名を示しています。 表 1-1 DECdecisionの省略時のディレクトリ ________________________________________________________________ コンポーネ ント________ディレクトリ_______________論理名___________________ DECdecision SYS$COMMON:[DECISION] DECISION$LIBRARY ________________________________________________________________ (次ページに続く) インストレーションの準備 1-5 インストレーションの準備 1.7 DECdecisionディレクトリ 表 1-1 (続き) DECdecisionの省略時のディレクトリ ________________________________________________________________ コンポーネ ント________ディレクトリ_______________論理名___________________ DECquery SYS$COMMON:[DECISION.ACCESSDECISION$ACCESS_LIBRARY Builder SYS$COMMON:[DECISION.BUILDEDECISION$BUILDER_LIBRARY Calc SYS$COMMON:[DECISION.ECALC]DECISION$ECALC_LIBRARY 日本語 SYS$COMMON: CHART$EXAMPLES DECchart____[SYSHLP.EXAMPLES.DECCHART]__________________________ ___________________________________________________________ 1.8 VAXclusterの場合の注意事項 VAXclusterにDECdeisionをインストールすることができます。 共通環境VAXclusterでは,VAXclusterのブート・ノードに DECdecisionをインストールできます。このようにすれば, 複数のVAXプロセッサは同じDECdecisionソフトウェアを共用でき ます。 複数システムVAXclusterでは,クラスタ内の各システム・ディス クにDECdecisionをインストールできます。 DECdecisionをインストールまたは実行する各ノードが,必要と される最小限のシステム・パラメータ値を満足するかどうかを確 認しておかなければなりません。必要なシステム・パラメータ値 については,第1.9.5項を参照してください。 DECdecisionをインストールした後,DECdecisionスタートアッ プ・コマンド・プロシージャ(SYS$STARTUP:DECISION$STARTUP.COM) を実行し,さらにDECdecisionを実行する各クラスタ・ノードに ソフトウェア・ライセンスをロードしなければなりません。詳細 は第3.1節と第3.2節を参照してください。 1-6 インストレーションの準備 インストレーションの準備 1.9システムとインストール・アカウントの準備 ___________________________________________________________ 1.9 システムとインストール・アカウントの準備 この節では,DECdecisionをインストールする前に確認しておか なければならないシステムおよびインストール・アカウントの属 性について説明します。インストール・アカウントの属性は以下 のとおりです。 o アカウント特権 o アカウント・クォータ o 必要なディスク容量 o システム・パラメータ システムおよびアカウント属性のうち,DECdecisionをインスト ールおよび実行するのに必要な値を満足しない属性は調整してお く必要があります。 1.9.1 インストール・アカウントの特権の確認 DECdecisionをインストールするために使用するアカウントは, ユーザ特権SETPRVが割り当てられていなければなりません。 VMSINSTALコマンド・プロシージャは最初に,それを起動したプ ロセスにすべての特権(BYPASSを除く)を割り当てます。このコマ ンドを正常終了するには,アカウントにSETPRV特権が割り当てら れていなければなりません。 大部分のシステムでは,SYSTEMアカウントはSETPRV特権を持って おり,ソフトウェアをインストールするために使用できます。本 書で説明するプロシージャでは,SYSTEMアカウントを使用するも のと仮定していますが,SETPRV特権を持つアカウントであれば, どのアカウントでも同じ操作を行うことができます。 1.9.2 インストール・アカウント・クォータの確認 インストール・アカウントはインストレーションとインストレー ション検証プロシージャ(IVP)を実行するのに必要なクォータを 備えていなければなりません。表 1-2に,必要なアカウント・ク ォータの最小値を示します。 インストレーションの準備 1-7 インストレーションの準備 1.9システムとインストール・アカウントの準備 表 1-2 必要なアカウント・クォータの最小値 __________________________________________________________ アカウント・ クォータ_______値________説明_____________________________ ASTLM 100 ASTキュー・リミット BYTLM 33,000 バッファされるI/Oバイト・カウン ト・リミット ENQLM 2,000 ロック・キュー・リミット FILLM 100 オープン・ファイル・リミット MAXDETACH 0 デタッチ・プロセスの最大数 PGFLQUO 20,000 ページング・ファイル・リミット PRCLM 1 サブプロセス作成リミット WSEXTENT 2,048 ワーキングセット・エクステント WSQUO 512 ワーキングセット・クォータ JTQUOTA________3,072_____ジョブ・テーブル・クォータ_______ アカウント・クォータはSYSUAF.DATファイルに格納されていま す。ユーザ・アカウント・クォータを確認して,変更するには, OpenVMS Authorizeユーティリティを使用します。以下に示す操 作を行ってください。 1. ディレクトリをSYS$SYSTEMに設定し,次に示すように AUTHORIZEを実行します。 $ SET DEFAULT SYS$SYSTEM $ RUN AUTHORIZE UAF> 2. AUTHORIZEプロンプト(UAF>)に対して,SHOWコマンドを入力 し,確認したいアカウントの名前を指定します。次の例を 参照してください。 UAF> SHOW SMITH 1-8 インストレーションの準備 インストレーションの準備 1.9システムとインストール・アカウントの準備 3. クォータを変更するには,UAF>プロンプトに対してMODIFY コマンドを実行します。MODIFYコマンドの形式は次のとお りです。 MODIFYアカウント名/クォータ名=nnnn たとえば,SMITHアカウントでFILLMクォータを100に変更し て,Authorizeユーティリティを終了するには,次のように 入力します。 UAF> MODIFY SMITH /FILLM=100 UAF> EXIT ユーティリティを終了する際,クォータが変更されたかどうかを 示すメッセージを表示します。新しいクォータを有効にするに は,クォータを変更した後に一度ログアウトをしてから再びログ インします。 アカウント・クォータの変更についての詳細は,『Guide to Setting Up a VMS System』のAUTHORIZEユーティリティの説明を 参照してください。 1.9.3 必要なシステム・ディスク容量 インストレーションを実行するのに十分なディスク容量が必要で す。 表 1-3に必要な空きディスク容量を示します。 表 1-3 必要な空きディスク容量 __________________________________________________________ インストレーション・ タイプ:_______________ディスク容量(ブロック)______________ インストール時 45,000 システム運用時________41,000______________________________ システム・ディスクの現在使用できる空きディスク容量を調べる には,DCLのSHOW DEVICEコマンドを次のように使用します。 $ SHOW DEVICE SYS$SYSDEVICE インストレーションの準備 1-9 インストレーションの準備 1.9システムとインストール・アカウントの準備 システム・ディスクに十分な空きディスク容量がない場合は,不 要なファイルを削除して,必要な容量を確保してください。 1.9.4 必要なユーザ・ディスク容量 ユーザが初めてDECqueryを実行すると,省略時のユーザ・データ ベースが作成されます。 それは,DECISION$ACCESS_DB.RDBとDECISION$ACCESS_DB.SNPとい う名前の2つのファイルで,合計1692ブロックのディスク容量を 必要とします。さらに,ユーザが新しいテーブルをデータベース に追加したり,新しいデータベースを作成する場合は,それに応 じてディスク容量の追加が必要になります。 1.9.5 システム・パラメータ値 表 1-4に,DECdecisionをインストールおよび使用するために必 要なシステム・パラメータの最小値を示します。パラメータ値が ここに示した値より大きい場合は,それを小さくする必要はあり ません。システムで使用中の他のアプリケーションが,ここに示 した最小値より大きい値を必要としている可能性があります。 VAXclusterの場合は,DECdecisionをインストールするノードの システム・パラメータだけでなく,DECdecisionを実行するノー ドのシステム・パラメータも調整しなければなりません。 表 1-4 必要なシステム・パラメータの最小値 __________________________________________________________ システム・パラ メータ__________最小値__________________________タイプ____ CHANNELCNT システム上で使用しているFILLM の最大値より大きいこと。 DECdecisionではFILLMの最小 値は100。表 3-1を参照。 __________________________________________________________ (次ページに続く) 1-10 インストレーションの準備 インストレーションの準備 1.9システムとインストール・アカウントの準備 表 1-4 (続き) 必要なシステム・パラメータの最小値 __________________________________________________________ システム・パラ メータ__________最小値__________________________タイプ____ CLISYMTBL[1] 500 Dynamic GBLPAGES 9,000 (未使用のグローバル・ペ ージ) GBLPAGFIL 2,048 GBLSECTIONS 45 (未使用のグローバル・セクシ ョン) LOCKIDTBL 256 LOCKIDTBL_MAX 2,048 Dynamic MAXBUF 1,584 Dynamic PQL_DBYTLM 20,000 Dynamic PROCSECTCNT 64 RESHASHTBL 512 SRPCOUNT 1,024 SRPCOUNTV 2,048 VIRTUALPAGECNT 20,000 [1]インストールを実行する場合にのみ必要。_________________ __________________________________________________________ 1.9.5.1 パラメータ値の確認 システム・パラメータ値を確認するには,DCLプロンプトに対し て以下のコマンドを入力します。 $ RUN SYS$SYSTEM:SYSGEN SYSGEN> インストレーションの準備 1-11 インストレーションの準備 1.9システムとインストール・アカウントの準備 各システム・パラメータ値を表示するには,SYSGEN>プロンプト に対して,SHOWコマンドを使用します。Current欄に表示される 値は,表 1-4に示した各パラメータの値に等しいか,またはそ れより大きくなければなりません。たとえば,次のコマンドは MAXBUFシステム・パラメータの値を表示します。 SYSGEN> SHOW MAXBUF パラメータ値を確認した後にDCLレベルにもどるには,EXITコマ ンドを使用します。 1.9.5.2 GBLPAGESおよびGBLSECTIONSパラメータ値の計算 表 1-4に示したGBLPAGESおよびGBLSECTIONSの値は,インストー ルを行うために少なくとも9,000ページの未使用グローバル・ペ ージと45の未使用グローバル・セクションが必要であることを示 しています。 システムの未使用グローバル・ページと未使用グローバル・セク ションの数を計算するには,次の操作を行います。 1. DCLのF$GETSYIレキシカル関数を使用して,未使用グローバ ル・ページと未使用グローバル・セクションの数を判断し ます。 $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLPAGES") $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLSECTS") 2. 未使用グローバル・ページまたは未使用グローバル・セ クションの数が表 1-4に示した値より小さい場合は,第 1.9.5.3項の説明にしたがって,AUTOGENコマンド・プロシ ージャを使用して値を大きくしなければなりません。 1.9.5.3 AUTOGENによるパラメータ値の変更 システム・パラメータ値を変更する場合は,AUTOGENコマンド・ プロシージャを使用します。AUTOGENを使用してシステム・パラ メータ値を変更するには,次の操作を行います。 1. 次のファイルを編集します。 SYS$SYSTEM:MODPARAMS.DAT 1-12 インストレーションの準備 インストレーションの準備 1.9システムとインストール・アカウントの準備 たとえば,GBLPAGESシステム・パラメータの設定が40000の ときに2000だけ大きくする場合は,次の行をファイルに追 加します。 GBLPAGES = 42000 2. AUTOGENプロシージャを実行して,システム・パラメータを 再び計算し,システムを再ブートします。DCLプロンプトに 対して次のコマンドを入力してください。 $ @SYS$UPDATE:AUTOGEN GETDATA REBOOT REBOOTを指定した場合は,AUTOGENは自動的にシステムのシ ャットダウンと再ブートを行います。ユーザがシステムに ログインしている場合は,そのユーザはシャットダウン操 作でただちに切断されます。自動再ブートにより,新しい パラメータ値が有効になります。 AUTOGENは,最後の再ブートの後で使用されたリソースの量 をもとにSYSGENパラメータの一部を自動的に調整します。 この自動的な調整機能を利用したくない場合は,AUTOGENコ マンド行にNOFEEDBACKパラメータを指定します。次の例を 参照してください。 $ @SYS$UPDATE:AUTOGEN GETDATA REBOOT NOFEEDBACK AUTOGENの使い方の詳細は,『Guide to Setting Up a VMS System』のシステム・パラメータの変更方法に関する説明を 参照してください。 ___________________________________________________________ 1.10 DEC Rdbの実行を確認 DECdecisionをインストールする前にDEC Rdbが実行されているか どうかを確認します。DEC Rdbが実行されていなかった場合は, IVPはDECdecisionサンプル・データベースを回復できません。 DEC Rdbの標準版を起動するには,以下のDCLコマンドを使用しま す。 $ @SYS$STARTUP:RMONSTART.COM インストレーションの準備 1-13 インストレーションの準備 1.11サーバのセッション言語を確認 ___________________________________________________________ 1.11 サーバのセッション言語を確認 IVPの実行を表示するサーバのセッション言語が日本語であるこ とを確認します。セッション言語が日本語ではない場合,IVPは 異常終了します。 ___________________________________________________________ 1.12 システム・ディスクのバックアップ インストレーション開始時に,システム・ディスクをバックアッ プしたかどうかが質問されます。ソフトウェアをインストールす る場合は,必ずシステム・ディスクをバックアップするようにし てください。インストレーション中にシステム障害が発生した場 合は,一部のファイルが破壊される可能性があります。したがっ て,ソフトウェアをインストールする場合は,その前にシステ ム・ディスクをバックアップしておく必要があります。 システム・ディスクのバックアップについての詳細は,OpenVMS システム管理関係ドキュメントのBackupユーティリティに関する 節を参照してください。 ___________________________________________________________ 1.13 問題点の通知 本ソフトウェアについては,日本DEC所定のソフトウェア保証基 準に定められた保証が提供されますので,その内容にしたがった 処置をとってください。 なお,ご不明な点につきましては,日本DECの各支店/営業所にお 問い合わせください。 ___________________________________________________________ 1.14 インストレーション前のチェック・リスト 表 1-5は,DECdecisionをインストールする前に行わなければな らない作業をまとめています。インストールをする前に,これら のすべての作業を終了したかどうかを確認してください。 1-14 インストレーションの準備 インストレーションの準備 1.14インストレーション前のチェック・リスト 表 1-5 インストレーション前のチェック・リスト __________________________________________________________ 作業________________________________参照する箇所__________ 必要なハードウェアとソフトウェアを 第1.2節および第1.3節 インストールしたことを確認する。 ライセンスを登録し,ロードする。 第1.6節 インストール・アカウントの特権とク 第1.9.1項および第1.9.2 ォータを確認する。 項 十分なディスク容量があることを確認 第1.9.3項 する。 システム・パラメータを確認する。 第1.9.5項 DEC Rdbの実行を確認する。 第1.10節 サーバのセッション言語を確認する。 第1.11節 システム・ディスクをバックアップす 第1.12節 る。______________________________________________________ インストレーションの準備 1-15 2 ________________________________________________________________ インストレーションの手順 この章では,DECdecision V1.5Bをインストールし,IVPを実行す る方法について説明します。 DECdecisionのインストレーションを開始する前に,第1章に示し た必要条件をシステムが満足しているかどうかを確認してくださ い。 インストレーションは,VAXstation 4000-60システムで約20分か かります。インストレーションにかかる時間は,システム構成, インストールでの選択,使用するメディアのタイプに応じて異な ります。 ___________________________________________________________ 2.1 インストレーションの概要 DECdecisionのインストレーションには次の3種類があります。 o DECdecisionを初めてインストールする場合。 付録 Aに初めてインストレーションを行った際の実行例を 示します。 o DECdecision V1.1からグレードアップする場合。 o DECdecision V1.5Aからグレードアップする場合。 インストレーションを実行するたびに,DECdecisionはDECchart の正しいバージョンがシステムにインストールされているかどう かを確認します。これらの要素が正しいバージョンでない場合 や,インストールされていない場合は,DECdecisionは適切なバ ージョンをインストールします。正しいバージョンの要素がすで にシステムにインストールされている場合は,DECdecisionはそ のバージョンをそのまま使用します。 インストレーションの手順 2-1 インストレーションの手順 2.1インストレーションの概要 表 2-1は,DECdecisionのインストールでDECchartの各バージョ ンがどのように取り扱われるかを示しています。表 2-2は,各要 素のファイルがどのセーブ・セットに格納されているかを示して います。 表 2-1 日本語DECchartのインストール __________________________________________________________ 現在のDECchartバージ ョン__________________DECdecisionでのインストール操作_____ なし 日本語DECchart V1.5Aをインストールす る。 標準版DECchart V1.0 処理を継続するかどうかを質問するメッ または セージが表示される。"YES"と応答した 日本語DECchart V1.1 場合は,日本語DECchart V1.5Aがインス 〜V1.5 トールされる。 日本語DECchart V1.5A 日本語DECchart V1.5Aをもう一度インス トールするかどうかを質問するメッセー ジが表示される。しかし,将来,これ以 上のバージョンが提供されるようになっ た場合は,DECdecisionは現在のバージ ョンを置換しない(現在のところ,日本 語DECchart V1.5Aは最新のバージョンで ______________________ある)。_____________________________ 表 2-2 DECdecisionセーブ・セットの内容 __________________________________________________________ 構成要素______________セーブ・セット______________________ DECdecision A,D,F 日本語DECchart________B,C,E_______________________________ ___________________________________________________________ 2.2 DEC Rdbのバージョンの設定 マルチバージョン版DEC Rdbを使用してインストレーションを行 う場合には,VMSINSTAL.COMを起動する前にDEC Rdbのバージョン 2-2 インストレーションの手順 インストレーションの手順 2.2 DEC Rdbのバージョンの設定 を設定しなくてはなりません。標準版DEC Rdbを使用する場合は この節を読み飛ばしてください。 まず,次のコマンドで設定されているDEC Rdbのバージョンを確 認します。 $ @SYS$LIBRARY:RDBVMS_SHOVER マルチバージョン版DEC RdbのバージョンがV4.1に設定されてい る場合は,次のように表示されます。このとき,バージョン番号 はJOB,GROUP,またはSYSTEMのいずれかでなくてはなりません。 Current JOB VAX Rdb/VMS environment is version V4.1-0 (MULTIVERSION) ここで表示されたバージョン番号がユーザのインストールしたい バージョンと異なる場合,次のコマンドで設定してください。こ こではDEC Rdb V4.2に設定する例を示します。 $ @SYS$LIBRARY:RDBVMS_SETVER 4.2 /JOB このとき必ず/JOBを指定してください。そうしないと,IVPが異 常終了します。 ___________________________________________________________ 2.3 VMSINSTALコマンド・プロシージャの実行 DECdecisionをインストールするには,VMSINSTALコマンド・プロ シージャを使用します。VMSINSTALについての詳細は,OpenVMSド キュメンテーション・セットの中の次の参考文献を参照してくだ さい。 o 『VMS System Manager's Manual』 OpenVMS基本ドキュメンテーション・セットの一部です。 o 『Guide to Setting Up a VMS System』 OpenVMSシステム管理キットの一部です。 VMSINSTALがインストレーションの途中で問題を検出した場合 は,そのことをユーザに通知し,処理を継続するかどうかを質 問します。インストレーションを中止し,問題を修正する場合 は"NO"と入力するか,Returnキーを押します。問題を修正した後 で,インストレーションを再実行することができます。 インストレーションの手順 2-3 インストレーションの手順 2.3 VMSINSTALコマンド・プロシージャの実行 インストレーションを途中で中止するには,Ctrl/Yを押します。 それまでにインストレーションで作成されたすべてのファイルが 削除され,処理が終了します。その後で,インストレーションを 再実行することができます。 次の手順にしたがってDECdecisionをインストールしてくださ い。 1. SYSTEMアカウントにログインする。 オペレータのコンソール・ターミナルからシステム管理者 のアカウント(SYSTEM)にログインします。 2. ユーザに通知する。 すべてのユーザにログアウトをするようメッセージを送り ます。DCL REPLYコマンドを使用してインストレーションの スケジュールをユーザに通知します。SET LOGINSコマンド を使用して他のユーザがログインするのを禁止します。 $ REPLY/USER "Installation starting in 5 minutes. Please log out." $ SET LOGINS/INTERACTIVE=0 3. DEC Rdbのバージョンを設定する。 第2.2節の指示に従ってDEC Rdbのバージョンを設定しま す。 4. VMSINSTALを起動する。 VMSINSTAL.COMを実行するには,次のコマンド行を入力しま す。 $ @SYS$UPDATE:VMSINSTAL DECISIONJA_B015 ddcu: OPTIONS N 指定する項目については以下のとおりです。 o @SYS$UPDATE:VMSINSTALはVMSINSTALを起動する。 o DECISIONJA_B015はDECdecisionのセーブ・セット名で ある。 o ddcu:はディストリビューション・メディアのデバイス 指定である。たとえば,MUA0:と指定する。 2-4 インストレーションの手順 インストレーションの手順 2.3 VMSINSTALコマンド・プロシージャの実行 o OPTIONS Nは省略可能なパラメータであり,リリー ス・ノートに関する質問を表示することを指定す る。OPTIONS Nパラメータを指定しなかった場合は, VMSINSTALはリリース・ノートに関する質問を表示しな い。インストールを行う前に,なるべくリリース・ノ ートを確認しておくことが望ましい。 VMSINSTALを起動した後に,次のメッセージが表示されま す。 VAX/VMS Software Product Installation Procedure V5.5 It is 21-APR-1992 at 17:21. Enter a question mark (?) at any time for help. 5. バックアップに関する質問に答える。 システム・ディスクをバックアップしたかどうかが質問さ れます。 * Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]? システム・ディスクをバックアップしていない場合は,イ ンストレーションを中止して,システム・ディスクのバッ クアップを行ってください。システム・ディスクをバック アップする場合は,"NO"と入力します。VMSINSTALが終了し て,DCLプロンプトにもどります。システム・ディスクのバ ックアップ終了後に,VMSINSTALをもう一度起動してくださ い。 システム・ディスクをすでにバックアップしている場合 は,Returnキーを押して処理を継続します。 6. メディアをマウントする。 VMSINSTALを起動したときに指定したデバイス(この例では MUA0:)にディストリビューション・メディアをマウントす るよう指示が表示されます。 Please mount the first volume of the set on MUA0:. *Are you ready? ディストリビューション・メディアをマウントしてか ら,"YES"と入力して処理を継続します。 インストレーションの手順 2-5 インストレーションの手順 2.3 VMSINSTALコマンド・プロシージャの実行 次のメッセージがターミナルに表示されます。 %MOUNT-I-MOUNTED, DECISI は _MUA0: にマウントされまし た。 The following products will be processed: DECISIONJA_B V1.5 Beginning installation of DECISIONJA_B V1.5 at 17:21 %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set A ... 2-6 インストレーションの手順 インストレーションの手順 2.3 VMSINSTALコマンド・プロシージャの実行 7. リリース・ノートに関する質問に答える。 VMSINSTALを起動するときにOPTIONS Nを指定した場合は, リリース・ノートの表示に関して,次の4つの選択肢からい ずれかを選択するように要求されます。 Release notes included with this kit are always copied to SYS$HELP. Additional Release Notes Options: 1. Display release notes 2. Print release notes 3. Both 1 and 2 4. None of the above * Select option [2]: オプション1を選択すると,リリース・ノートをコンソー ル・ターミナルで直接見ることができます。表示を中止す る場合は,Ctrl/Cを押します。 オプション2を選択すると,リリース・ノートを印刷するた めのキュー名の質問が表示されます。 * Queue name [SYS$PRINT]: キュー名を入力するか,あるいはReturnキーを押して省略 時の出力プリント装置にファイルを送ります。 オプション3を選択すると,リリース・ノートをコンソー ル・ターミナルで直接見ることができ,さらに印刷するた めのキュー名の質問が表示されます。 オプション4を選択すると,リリース・ノートがヘルプ・デ ィレクトリにコピーされます。このオプションを選択しな くても,DECdecisionのリリース・ノートはSYS$HELPディレ クトリにコピーされます。 8. 処理を継続するかどうかを指定する。 処理を継続するかどうかが質問されます。 * Do you want to continue the installation [NO]? %VMSINSTAL-I-RELMOVED, Product's release notes have been moved to SYS$HELP. インストレーションの手順 2-7 インストレーションの手順 2.3 VMSINSTALコマンド・プロシージャの実行 処理を継続する場合は,"YES"と入力します。処理を継続 しない場合は,Returnキーを押します。どちらの場合も, リリース・ノートはSYS$HELPディレクトリにコピーされま す。リリース・ノートは次のファイルに登録され,後で表 示したり,印刷することができます。 SYS$HELP:DECISIONJA_B015.RELEASE_NOTES この後に,次のメッセージが表示されます。 ************************************************************ * * * DECdecision/Japanese V1.5B * * Integrated Decision Support Package * * * * Installation Procedure * * * ************************************************************ この時点でインストレーション・プロシージャはOpenVMSの 必要とされるバージョンでシステムが実行されているかど うかを確認します。もし不適切な場合は,インストレーシ ョン・プロシージャはエラー・メッセージを出し,終了し ます。 9. ライセンス登録に関する質問に答える。 ライセンス管理機能(LMF)を使用してDECdecisionのプ ロダクト登録キーDECDECISION-USER-UI-JPNあるいは DECDECISION-UI-JAPANのいずれかを登録したかどうかが 質問されます。 まずDECDECISION-USER-UI-JPNを登録したかどうかが質問さ れます。 Product: DECDECISION-USER-UI-JPN Producer: DEC Version: 1.5 Release Date: 26-APR-1992 * Does this product have an authorization key registered and loaded? 2-8 インストレーションの手順 インストレーションの手順 2.3 VMSINSTALコマンド・プロシージャの実行 DECDECISION-USER-UI-JPNを登録して,ロードしてある場合 は"YES"と入力し,インストレーションを継続します。この 場合はDECDECISION-UI-JAPANについては質問されません。 PAKを登録していない場合は"NO"と入力します。そして次の 質問に答えます。 Product: DECDECISION-UI-JAPAN Producer: DEC Version: 1.5 Release Date: 26-APR-1992 * Does this product have an authorization key registered and loaded? DECDECISION-UI-JAPANを登録して,ロードしてある場合 は"YES"と入力し,インストレーションを継続します。 プロダクト登録キーDECDECISION-USER-UI-JPNあるいは DECDECISION-UI-JAPANを前もって登録し,ロードしておか なければなりません。この操作を行っていない場合は,イ ンストレーションは異常終了します。どちらの質問に対し ても"NO"と入力すると,インストレーションは継続されま すがIVPは実行されません。PAKの登録についての詳細は, 第1.6節を参照してください。 10.メッセージが表示される。 次のメッセージが表示されます。 Checking user parameters Checking system parameters Testing dependent product versions この時点でインストレーション・プロシージャはVMS DECwindows Motifの必要とされるバージョンでシステム が実行されているかどうかを確認します。もし不適切な場 合は,インストレーション・プロシージャは次のようなエ ラー・メッセージを出し終了します。 %VMSINSTAL-E-BADDW, This kit requires VMS DECwindows Motif V1.0 or later to install インストレーションの手順 2-9 インストレーションの手順 2.3 VMSINSTALコマンド・プロシージャの実行 11.インストールされているDEC Rdbのバージョンに関するメッ セージが表示される。 現在インストールされているDEC Rdbのバージョンが表示さ れます。 ************************************************************ The currently installed RDB version: RDB/VMS V4.0-0 (STANDALONE) ************************************************************ * Do you want to proceed [YES]: 表示されているバージョンを使ってインストールを継続す るには Returnキーを押します。 12.DECchartのインストレーションに関するメッセージが表示 される。 DECdecisionはDECchart V1.5Aをインストールします。シス テムにDECchartの以前のバージョンがインストールされて いる場合は,次のメッセージが表示されます。 %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set B ... This kit requires DECchart V1.5-1J or later. ************************************************************* DECchart V1.5-1J will be installed since an earlier version exists on your system. ************************************************************* * Do you want to proceed [YES]?) インストールを継続するには,Returnキーを押します。 表示されるメッセージは,DECchartがインストールされて いるかどうかと,どのバージョンがインストールされてい るかに応じて異なります。現在,システムにDECchartがイ ンストールされていない場合は,次のメッセージが表示さ れます。 2-10 インストレーションの手順 インストレーションの手順 2.3 VMSINSTALコマンド・プロシージャの実行 This kit requires DECchart V1.5-1J or later. ************************************************************* DECchart V1.5-1J will be installed since it does not exist on your system. ************************************************************* DECdecisionがDECchartをどのような方法でインストールす るかについての説明は,表 2-1を参照してください。 13.ライブラリ・ディレクトリを作成する。 この質問は,DECdecisionを初めてインストールするのか, 以前のDECdecisionからグレードアップするのかに応じて異 なります。ライブラリ・ルート・ディレクトリをどこに登 録するかが質問されます。 o 初めてインストールする場合: The DECdecision product creates a tree of library directories. A sub directory is created for each component. * Where would you like to place the DECISIONJA_B V1.5 library root [SYS$COMMON:[DECISION]]: 省略時のライブラリを作成する場合は,Returnキーを 押します。また,別のディレクトリを指定することも できます。 次のメッセージが表示されます。 %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[DECISION]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[DECISION.BUILDER]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[DECISION.ECALC]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[DECISION.ACCESS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[SYSTEST.DECISION$IVP]. o グレードアップまたは再インストールの場合: The directory DECISION$LIBRARY currently exists on your system. * Would you like to place the DECISIONJA_B V1.5 library root there [YES]? 省略時のライブラリを使用する場合は,Returnキーを 押します。また,別のディレクトリを指定することも できます。 インストレーションの手順 2-11 インストレーションの手順 2.3 VMSINSTALコマンド・プロシージャの実行 次のメッセージが表示されます。 %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[SYSTEST.DECISION$IVP]. %CREATE-I-EXISTS, VMI$ROOT:[SYSTEST.DECISION$IVP] already exists 14.省略時のユーザ・データベースをグレードアップするかど うかを指定する。 この質問が表示されるのは,DECdecisionをグレードアップ する場合や,再びインストールする場合だけです。省略時 のユーザ・データベースを置換するかどうかが質問されま す。 DECdecision has a default database. This is copied to new user's accounts when they first use DECdecision. This database is installed in DECISION$ACCESS_LIBRARY Your system already has a default user database. * Do you want to replace it [NO]? 省略時のユーザ・データベースを変更していない場合 は,"YES"と入力して置換します。このデータベースを変更 している場合は,Returnキーを押します。 15.IVPを実行するかどうかを指定する。 IVPを実行するかどうかが質問されます。 * Do you want to run the IVP after the installation [YES]? DECdecisionのIVPで,インストレーションが正常終了した かどうかを確認します。Returnキーを押します。なるべく IVPを実行するようにしてください。 16.IVPの表示デバイスを指定する。 IVPを表示するワークステーションを指定しなければなりま せん。 The DECdecision/Japanese IVP requires that a display device be defined (using the SET DISPLAY command). Please enter the node name of the workstation on which to display the IVP. * Enter node name (or Return to not run IVP): 2-12 インストレーションの手順 インストレーションの手順 2.3 VMSINSTALコマンド・プロシージャの実行 IVPを表示できるように,セキュリティが設定されたワーク ステーションのノード名を指定しなければなりません。 ワークステーション側のセキュリティが正しく設定されて いるかどうかを確認するには,セッション・マネージャの 「オプション」メニューから「セキュリティ...」を選択し ます。DECdecisionをインストールするノードとユーザ名が 指定されていない場合は,ノードとユーザ名を追加してく ださい。 たとえば,MYNODEというワークステーション・ノードの SYSTEMアカウントからDECdecisionをインストールする場合 は,MYNODE::SYSTEMをセキュリティ・データベースに追加 しなければなりません。 SYSTEMアカウントを使用するために,自分のアカウントか らSET HOST 0を実行した場合は,0::SYSTEMをセキュリテ ィ・データベースに追加しなければなりません。 セッション・マネージャのセキュリティの設定について は,『日本語OpenVMS DECwindowsユーザーズ・ガイド』を 参照してください。 使用できるワークステーションがない場合は,Returnキー を押してIVPを実行しないようにすることができます。イン ストレーション後に,IVPを実行する方法については,第3 章を参照してください。 17.ファイルをパージ(削除)するかどうかを指定する。 このインストレーションで置換されたファイルの古いバー ジョンをパージ(削除)するかどうかが質問されます。 * Do you want to purge files replaced by this installation [YES]? 古いファイルはなるべくパージしてください。古いファイ ルをパージする場合は,Returnキーを押します。しかし, 前のバージョンのファイルを保存しておかなければならな い場合は,"NO"と入力します。 18.処理を継続するかどうかを指定する。 所要時間の見積りが表示され,処理を継続するかどうかが 質問されます。 インストレーションの手順 2-13 インストレーションの手順 2.3 VMSINSTALコマンド・プロシージャの実行 To complete the installation on a standalone VAXstation 4000-60 will take approximately: 15 minutes to install 5 minutes to run the IVP All required questions have been asked. You can terminate the installation procedure at this time. * Do you want to continue the installation [YES]? インストールを継続する場合は,Returnキーを押します。 19.情報メッセージを確認する。 次の作業が実行されるときに一連のメッセージが表示され ます。 o ファイルを回復する。 o SYSTARTUP_V5.COMを編集するように要求する。 o DECchartディレクトリを作成する。 o ファイルをディレクトリに転送する。 o DECqueryデータベースをインストールする。 %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set C ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set D ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set E ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set F ... *************************************************************************** SYSTEM MANAGER The following command line MUST be added to the system startup command file SYS$MANAGER:SYSTARTUP_V5.COM for all nodes that will be running DECdecision/Japanese @SYS$STARTUP:DECISION$STARTUP.COM The following command line should be added to the system shutdown command file SYS$MANAGER:SYSHUTDWN.COM for all nodes that will be running DECdecision/Japanese @SYS$MANAGER:DECISION$SHUTDOWN.COM 2-14 インストレーションの手順 インストレーションの手順 2.3 VMSINSTALコマンド・プロシージャの実行 ********************************************************************* * * * Installing Sample Database... * * * ********************************************************************* * * * Installing Default User Database... * * * ********************************************************************* * * * Installing Public Folder Database... * * * ********************************************************************* *************************************************************************** %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[SYSHLP.EXAMPLES.DECCHART]. Deleting obsolete files %VMSINSTAL-I-MOVEFILES, Files will now be moved to their target directories... 20.DECdecisionのIVPを実行する。 DECdecisionのIVPが実行されます。 Rdb/VMS (RDMS_MONITOR) has been previously started Executing IVP for: DECdecision/Japanese V1.5B The IVP runs a Builder BLUEPRINT which will run each component and produce intermediate reports and a final chart of the results. The reports and chart are compared with the expected values to determine if the IVP has completed successfully. Starting DECdecision/Japanese... Comparing the results of the BLUEPRINT with the expected results ******************************** DECdecision/Japanese V1.5B IVP COMPLETED SUCCESSFULLY ******************************** IVP completed for: DECdecision/Japanese V1.5B インストレーションの手順 2-15 インストレーションの手順 2.3 VMSINSTALコマンド・プロシージャの実行 21.インストレーション・プロシージャを終了する。 インストレーション・プロシージャが終了すると,次のメ ッセージが表示されます。 Installation of DECISIONJA_B V1.5 completed at 18:01 VMSINSTAL procedure done at 18:01 22.システムをユーザが利用できる状態にする。 インストレーションが正常終了した後に,システムにログ インできるユーザ数を省略時の設定(この例では64)に再設 定しなければなりません。その後,システムが再度利用可 能な状態になったことを示すメッセージをすべてのユーザ に送ります。次のDCLコマンドを使用してください。 $ SET LOGINS/INTERACTIVE=64 $ REPLY/USER "Installation complete. System is ready for use." 2-16 インストレーションの手順 3 ________________________________________________________________ インストレーション後の手続き この章では,DECdecisionをインストールした後で行わなければ ならない作業について説明します。 ___________________________________________________________ 3.1 システム・スタートアップおよびシャットダウン・ファイルの 編集 インストレーション終了後,DECdecisionを実行するすべてのノ ードのシステム・スタートアップ・ファイルとシャットダウン・ ファイルを編集しなければなりません。 システム・スタートアップ・ファイルSYS$MANAGER:SYSTARTUP_ V5.COMの中で,ネットワーク・スタートアップ・コマンド・プロ シージャを起動する部分の後に次の行を追加してください。 $ @SYS$STARTUP:DECISION$STARTUP.COM 本バージョンのDECISION$STARTUP.COMには,DEC Rdbを起動す るためのコマンドは含まれていません。V1.5A以前のバージョ ンからグレードアップした場合には,使用するDEC Rdbのバー ジョンに対応したコマンド・プロシージャの実行コマンドを SYS$MANAGER:SYSTARTUP_V5.COMに追加してください。DEC Rdbの 標準版がインストールされているシステムでは次の1行を追加し ます。 $ @SYS$STARTUP:RMONSTART.COM この1行は,ネットワーク・スタートアップ・コマンド・プロシ ージャを起動する部分とDECdecisionのスタートアップ・コマン ド・プロシージャを起動する部分の間に追加します。 インストレーション後の手続き 3-1 インストレーション後の手続き 3.1システム・スタートアップおよびシャットダウン・ファイルの編集 _______________________ 注意 _______________________ ネットワーク・スタートアップ・コマンド・プロシージャ をバッチ・モードで実行する場合は,DEC RdbのSQLの部分 を起動するときに問題が発生する可能性があります。 SQL$STARTUP.COMには,ネットワーク制御プログラム(NCP) を実行するコマンドが含まれています。SQL$STARTUP.COM を実行したときにNCPがまだ使用可能な状態でない場合 は,SQLのスタートアップは異常終了します。この場合は DCLのWAITコマンド(たとえば,$WAIT 00:01は1分間のポー ズを挿入)を,SYSTARTUP_V5.COMの中でRMONSTART.COMを起 動する行の前に挿入すれば,この問題を解決できます。 _____________________________________________________ 次の行をシステム・シャットダウン・ファイル(SYS$MANAGER:SYSHUTDWN.COM) に追加してください。 $ @SYS$MANAGER:DECISION$SHUTDOWN.COM このファイルには,DEC Rdbモニタをシャットダウンするための コマンドも含まれています。 ___________________________________________________________ 3.2 VAXclusterでのDECdecisionの起動 任意のタイプのVAXclusterでDECdecisionを起動するには,ま ずクラスタ内のノードで共用される各システム・ディスクに DECdecisionをインストールしなくてはなりません。そして,以 下のプロシージャを実行してDECdecisionを起動し,DCLテーブル を置換してクラスタ内の他のすべてのノードにライセンスをロー ドします。 $ RUN SYS$SYSTEM:SYSMAN SYSMAN> SET ENVIRONMENT/CLUSTER/USER=SYSTEM Remote Password: SYSMAN> DO LICENSE LOAD 使用するPAKのプロダクト名 SYSMAN> DO LICENSE REPLACE SYS$LIBRARY:DCLTABLES.EXE SYSMAN> DO @SYS$STARTUP:DECISION$STARTUP SYSMAN> EXIT 3-2 インストレーション後の手続き インストレーション後の手続き 3.3 DECdecision V1.1データベースの終了によるSCHEMA特権の取消し ___________________________________________________________ 3.3 DECdecision V1.1データベースの終了によるSCHEMA特権の取消 し DECdecisionの前のバージョンからグレードアップする場合はこ の作業をしなくてはなりません。DECdecision V1.5Bを初めてイ ンストールする場合は,この節を読み飛ばしてください。 DEC Rdb V4.0ではいくつかのSCHEMA特権が役割適応するため に変更されています。これらのSCHEMA特権(DBADM,OPERATOR, SECURITY)は現在,個々のテーブル上の保護設定を無視するよう になっています。この変更は,この特権のうちの2つ(DBADMと OPERATOR)がすべてのDECdecision V1.1データベースに設定され ている場合にDECdecisionデータベースに影響を与えます。すべ てのDECdecision V1.1データベースには以下の保護設定が定義さ れています。 Protection on Schema RDB$DBHANDLE (IDENTIFIER=[SYSTEM,MANAGER],ACCESS=SELECT+INSERT+UPDATE+DELETE+SHOW+ CREATETAB+ALTER+DROP+DBCTRL+OPERATOR+DBADM) (IDENTIFIER=[*,*],ACCESS=SELECT+INSERT+UPDATE+DELETE+SHOW+CREATETAB+ALTER+ DROP+OPERATOR+DBADM) DBADMとOPERATORのSCHEMA特権が個々のテーブルの保護設定を無 視するので,どのユーザもDECdecision V1.1データベースに含ま れている個々のテーブルにアクセスしなくてはなりません。 DEC Rdb V4.0がまだインストールされていない場合は,存在 するすべてのDECdecision V1.1データベース上でこれらの特権 (DBADM,OPERATOR)を無効にすることをお勧めします。下記のも のが含まれます。 o DECISION$ACCESS_LIBRARY:DECISION$ACCESS_SYSDB.RDB o DECISION$ACCESS_LIBRARY:DECISION$ACCESS_DEFDB.RDB o ユーザ個々のDECISION$ACCESS_DB.RDB 以下の例は,SQLを使ったパブリック・フォルダ・データベース 上の特権を無効にするように要求しています。 インストレーション後の手続き 3-3 インストレーション後の手続き 3.3 DECdecision V1.1データベースの終了によるSCHEMA特権の取消し $ MCR SQL$ SQL> DECLARE DATABASE FILENAME DECISION$ACCESS_LIBRARY:DECISION$ACCESS_SYSDB.RDB; SQL> REVOKE DBADM, OPERATOR ON SCHEMA RDB$DBHANDLE FROM [*,*]; SQL> COMMIT; SQL> EXIT; _______________________ 注意 _______________________ この操作を実行するには,[MANAGER,SYSTEM]UIC.が必要で す。 _____________________________________________________ 以下の例は,RDOを使ったパブリック・フォルダ・データベース 上の特権を無効にするように要求しています。 $ MCR RDO RDO> DATA FILE DECISION$ACCESS_LIBRARY:DECISION$ACCESS_SYSDB.RDB RDO> CHANGE PROTECTION FOR DATABASE [*,*] ACCESS "NOOPERATOR+NOADMINISTRATOR". RDO> COMMIT; RDO> EXIT; ___________________________________________________________ 3.4 DECquery「サンプル」フォルダの作成 DECqueryの多くの使用例を示したサンプル・データベースの入っ た「サンプル」フォルダをDECqueryは持っています。これらのテ ーブルのいくつかはBuilderガイド・ブループリントでも使用さ れています。 DECdecisionの前のバージョンからグレードアップする場合は, DECquery「サンプル」フォルダを新規に作成しなくてはなりませ ん。DECdecision V1.5Bを初めてインストールする場合には,こ の節を読み飛ばしてください。 DECquery「サンプル」フォルダを作成するには,以下の手順に従 ってください。 3-4 インストレーション後の手続き インストレーション後の手続き 3.4 DECquery「サンプル」フォルダの作成 1. SYSTEMアカウントにログインします。 2. 次のコマンドを入力します。 $ @DECISION$ACCESS_LIBRARY:DECISION$ACCESS_PUBLISH.COM また,このままではユーザの既存のデータベースdeci- sion$access_db.rdbには「サンプル」フォルダが追加されて いないため,「サンプル」フォルダを参照することができませ ん。 各ユーザのデータベースに「サンプル」フォルダを追加するに は,以下の手順に従ってください。 1. ユーザのアカウントにログインします。 2. 次のコマンドを入力して,論理名DECISION$ACCESS_DBが適 切に設定されていることを確認します。 $ SHOW LOGICAL/JOB DECISION$ACCESS_DB 3. 次のコマンドを入力します。 $ @DECISION$ACCESS_LIBRARY:DECISION$ACCESS_CREATE_SAMPLE.COM ___________________________________________________________ 3.5 ユーザ・アカウントの必要条件 DECdecisionユーザには,特定のアカウント特権とクォータを割 り当てる必要があります。この後の2つの項では,これらの必要 条件について説明します。 3.5.1 ユーザ・アカウント特権 DECdecisionを使用するには,アカウントに少なくともTMPMBX特 権とNETMBX特権を割り当てておかなければなりません。ユーザ が必要な特権を持っているかどうかを判断するには,OpenVMS Authorizeユーティリティを使用します。詳細は第1.9.2項を参照 してください。 インストレーション後の手続き 3-5 インストレーション後の手続き 3.5ユーザ・アカウントの必要条件 3.5.2 ユーザ・アカウント・クォータ DECdecisionを使用するには,アカウントに十分なクォータを割 り当てておかなければなりません。表 3-1は,必要なユーザ・ア カウント・クォータの最小値を示しています。 表 3-1 必要なユーザ・アカウント・クォータの最小値 __________________________________________________________ アカウント・ク ォータ__________値_______説明_____________________________ ASTLM 100 ASTキュー・リミット BIOLM 10 バッファされるI/Oリミット BYTLM[1] 33,000 バッファされるI/Oバイト・カウン ト・リミット DIOLM 10 ダイレクトI/Oリミット ENQLM 2,000 ロック・キューリミット FILLM 100 オープン・ファイル・リミット MAXDETACH[2] 0 デタッチ・プロセスの最大数 PGFLQUO 20,000 ページング・ファイル・リミット PRCLM 1 サブプロセス作成リミット [1]同時に実行されるDECdecisionの各コンポーネントは全部で__ 3,000のBYTLMを使用する。BYTLMを33,000に設定しておけば,ユ ーザは一度に8つのコンポーネントを実行でき,さらに残りの BYTLYMを他のプロセスのために使用できる。ユーザが一度に8つ より多くのコンポーネントを実行したい場合は,それに応じて BYTLMの値を増加する。 [2]DECdecisionの各コンポーネントは独立プロセスとして実行さ れる。MAXDETACHの値をnに設定した場合は,n個のコンポーネン ト要素を実行できる。また,この値を0に設定すれば,実行でき るコンポーネントの数は無制限になる。 __________________________________________________________ (次ページに続く) 3-6 インストレーション後の手続き インストレーション後の手続き 3.5ユーザ・アカウントの必要条件 表 3-1 (続き) 必要なユーザ・アカウント・クォータの最小値 __________________________________________________________ アカウント・ク ォータ__________値_______説明_____________________________ WSEXTENT 2,048 ワーキングセット・エクステント WSQUO___________512______ワーキングセット・クォータ_______ プロセスがすべて使用されることのないようにするために,省略 時のMAXDETACHプロセス・クォータである0(つまり無限)をそのま ま使用する必要があります。DECdecisionは再利用のためにアプ リケーション・プロセスを保存します。したがって,プロセスの 数が無限に設定されていない限り,プロセスをすべて使用してし まう可能性があります。 ユーザ・アカウント・クォータを確認し,変更するには, OpenVMS Authorizeユーティリティを使用します。詳細は第 1.9.2項を参照してください。 ___________________________________________________________ 3.6 システムの再ブート DECdecisionを起動するために,システムを再ブートする必要は ありません。しかし,DECdecisionをインストールし,システ ム・スタートアップ・ファイルとシャットダウン・ファイルを編 集して,システム・パラメータを再設定した後に,(必要に応じ て)システムの再ブートを実行することもできます。システムを 再ブートすると,新しいパラメータ値が設定され,DECdecision が使用可能な状態であるかどうかが確認されます。また,システ ム・スタートアップ・コマンド・ファイルの変更が正しいかどう かが確認されます。 ___________________________________________________________ 3.7 インストレーション検証プロシージャ(IVP)の単独実行 DECdecisionをインストールするときに,IVPに関する質問に対し て"YES"と応答した場合は,IVPはインストレーションの最後に自 動的に実行されます。その後,IVPが正常終了したのか,異常終 了したのかを示すメッセージが表示されます。 インストレーション後の手続き 3-7 インストレーション後の手続き 3.7インストレーション検証プロシージャ(IVP)の単独実行 IVPは単独で実行することも可能です。IVPを実行するアカウント は,DECdecisionをインストールするのに必要な特権とアカウン ト・クォータを備えていなければなりません。また,IVPの実行 を表示するサーバのセッション言語が日本語であることが必要で す。詳細は第1.9節を参照してください。 IVPを実行するには,次のDCLコマンドを使用します。 $ @SYS$TEST:DECISION$IVP ___________________________________________________________ 3.8 DECdecisionの実行 インストレーション後,「日本語DECdecision」という名前がセ ッション・マネージャとファイルビューの「アプリケーション」 メニューに自動的に追加されます。システム管理者は,オプショ ンとして各々のメニューからDECdecisionを起動できることをす べてのユーザに知らせてください。 _______________________ 注意 _______________________ マルチ・システム・ディスク環境のクラスタでは, DECdecisionがインストールされたディスクに対しての み「アプリケーション」メニューが変更されます。 _____________________________________________________ ユーザはDECdecisionとそのコンポーネントを使用するために, DCLプロンプトに対して次のコマンドを入力することもできま す。 __________________________________________________________ 入力_______________________起動するコンポーネント_________ INFORM/QUERYまたはINFORM DECquery /ACCESS INFORM/CALC Calc INFORM/CHART Chart 3-8 インストレーション後の手続き インストレーション後の手続き 3.8 DECdecisionの実行 __________________________________________________________ 入力_______________________起動するコンポーネント_________ INFORM/BUILDER_____________Builder________________________ DECdecision DCLコマンドと修飾子については,『日本語 DECdecision/VMS概要』を参照するか,または次のDCLコマン ドを入力してヘルプを参照してください。 $ HELP DECdecision ___________________________________________________________ 3.9 インストレーション後のチェック・リスト 表 3-2は,DECdecisionのインストレーション後に行わなければ ならない作業を示しています。DECdecisionが利用できる状態に なったことをユーザに知らせる前に,これらのすべての作業を行 ったかどうかを確認してください。 表 3-2 インストレーション後のチェック・リスト                       ____________________ 作業____________________________________参照する節________ システム・スタートアップ・ファイルとシ 第3.1節 ャットダウン・ファイルを編集する。 VAXclusterでDECdecisionを起動する。 第3.2節 すでにあるDECdecision V1.1データベース 第3.3節 からSCHEMA特権を削除する。 DECquery「サンプル」フォルダを作成す 第3.4節 る。 ユーザ・アカウントの特権とクォータを確 第3.5節 認する。__________________________________________________ インストレーション後の手続き 3-9 4 ________________________________________________________________ DECdecision環境の管理 この章では,DECdecision環境を管理するための方法について説 明します。 ___________________________________________________________ 4.1 性能に関する注意事項 多くのDECdecisionユーザをサポートするときに考慮すべきもっ とも重要な要素は,物理メモリ・サイズとシステム・パラメータ の設定です。 いろいろなプロセス・パラメータとシステム・パラメータが DECdecisionの性能に影響を与える可能性があります。この節で は,性能を向上するために変更できるパラメータについて説明し ます。この後の節では,性能を向上するための以下のパラメータ について説明します。 o ワーキング・セットの値 o グローバル・ページとグローバル・セクション o システム・パラメータ _______________________ 注意 _______________________ この後の節で示すクォータは最小値です。大きいテーブル のアクセスや大きいテーブルの組み合わせ,あるいは大量 のデータのIMPORTとEXPORTなどの操作を頻繁に行う場合 は,性能を向上するために,ここに示した値より大きいク ォータが必要になることがあります。 _____________________________________________________ OpenVMSの性能についての詳細は,『Guide to VMS Performance Management』を参照してください。 DECdecision環境の管理 4-1 DECdecision環境の管理 4.1性能に関する注意事項 DEC Rdbを実行するのに必要なパラメータとクォータについて, またDEC Rdbデータベース・システムの調整については,『日本 語VAX Rdb/VMSインストレーション・ガイド』と『VAX Rdb/VMS Guide to Database Maintenance and Performance』を参照して ください。 4.1.1 ワーキング・セットの値 DECdecisionを最適な状態で実行するには,大きいユーザ・ワー キング・セットが必要です。このため,次のプロセス・アカウン ト・パラメータはここに示した値に設定してください。 o WSDEFAULT = 512 o WSQUOTA = 1024 o WSEXTENT = 2048〜8192 SYSGENのWSMAXパラメータは,少なくともユーザのWSEXTENTアカ ウント・パラメータの最大値に等しくなければなりません。シス テムでページングが発生するのをできるだけ少なくするには, WSEXTENTの値を大きい値に設定しなければなりません。 4.1.2 グローバル・ページとグローバル・セクション ローカルで実行をする場合(たとえば,スタンドアロン・ワーク ステーションとして,またはVAXclusterのサテライト・ノードと して),DECdecisionの各コンポーネントを呼び出すたびに300ペ ージの追加のグローバル・ページと1つのグローバル・セクショ ンが必要になります。このため,十分な未使用グローバル・ペー ジとグローバル・セクションを準備しておかなければなりませ ん。 さらに,DECqueryは実行時に追加のグローバル・ページとグロー バル・セクションを必要とします。これは,DEC Rdbが,オープ ンされた各データベースに対して特定のサイズのメモリを割り当 てるからです。必要な追加グローバル・ページとグローバル・セ クションの数は,DECqueryユーザの数に応じて異なります。 4-2 DECdecision環境の管理 DECdecision環境の管理 4.1性能に関する注意事項 必要な未使用グローバル・ページの総数を求めるには,次の値を 合計します。 1. DECqueryユーザの数に100を乗算した値 2. DECdecisionをインストールするのに必要な未使用グローバ ル・ページの数-9,000 3. DECdecisionをローカルに実行する場合は,同時に実行され るコンポーネントの最大数に300を乗算した値 必要な未使用グローバル・セクションの総数を求めるには,次の 値を合計します。 1. DECqueryユーザの数に2を乗算した値 2. DECdecisionをインストールするのに必要な未使用グローバ ル・セクションの数-45 3. DECdecisionをローカルで実行する場合は,同時に実行され るコンポーネントの最大数に1を乗算した値 たとえば,ワークステーションをローカル・エリアVAXclusterの サテライト・ノードと仮定します。DECdecisionはブート・ノー ドにインストールされています。通常はDECquery,Calc,Chart を同時に実行します。このような状況では,ワークステーション が必要とする未使用グローバル・ページとグローバル・セクショ ンの最小値は次のとおりです。 o グローバル・ページ - 1(DECqueryコンポーネントのユーザ数)×100 = 100 - 9,000 - 3(同時に実行されるコンポーネント数)×300 = 900 合計: 100 + 9,000 + 900 = 10,000 o グローバル・セクション - 1(DECqueryコンポーネントのユーザ数)×2 = 2 - 45 - 3(同時に実行されるコンポーネント数)×1 = 3 合計: 2 + 45 + 3 = 50 DECdecision環境の管理 4-3 DECdecision環境の管理 4.1性能に関する注意事項 DECdecisionを実行するのに必要なパラメータの最小値について は,第1.9.5項を参照してください。 ___________________________________________________________ 4.2 DECqueryとデータベースの管理 DECqueryはDEC Rdbの上に構築されています。この後の2つの項で は,DECqueryデータベース管理の次の項目について詳しく説明し ます。 o DATATRIEVEドメインと組み合わせたDECdecisionの利用 o 他のシステムのユーザに対するデータベース・アクセスの 許可 DECqueryデータベース管理の中で次の分野については,DECquery オンライン・ヘルプを参照してください。 o DECqueryのオブジェクトと論理名 o DECqueryデータベースを他のシステムに移行する方法 o DECqueryの内部からの最適なDEC Rdbリレーションのアクセ ス o ユーザに情報アクセス権を与える操作 o IBMシステムに格納されているデータをアクセスする権利を ユーザに与える操作 o データの保護 DEC Rdbについての詳細は,『Rdb/VMS Guide to Database Administration』を参照してください。 4.2.1 DATATRIEVEドメインに対するDECdecisionの利用 DATATRIEVEドメインに対してDECqueryを使用するには, SYS$SHARE: DTRSHR.EXEファイルがシステムにあるか,または適切なDTR共用 可能イメージを指すように論理名が定義されていなければなりま せん。 4-4 DECdecision環境の管理 DECdecision環境の管理 4.2 DECqueryとデータベースの管理 一部のシステムでは,DATATRIEVEの複数のバージョンが同時に実 行されます。このときDTRSHR.EXEではなく,DTRSHRV4.EXEなど のファイルが使用されます。この選択を永久に設定するために SYSTARTUP_V5.COMに次の行を登録しなければなりません。 $ DEFINE/SYSTEM/EXEC DTRSHR SYS$SHARE:DTRSHRV4.EXE この行を含むようにSYSTARTUP_V5.COMを変更すると,DECquery ユーザがDATATRIEVEドメインを操作するときに,DECdecisionは DTRSHRV4.EXEを使用します。 4.2.2 他のシステムのユーザへのデータベース・アクセスの許可 他のシステムのユーザに対してローカル・システムに登録されて いるデータベースのアクセスを許可する場合は,RDBSERVERに対 応するアカウントは,少なくともDECdecisionユーザ・アカウン トにとって必要なクォータの最小値を備えていなければなりませ ん。これらのクォータは表 3-1に示すとおりです。 どのアカウントがRDBSERVERに対応づけられているかを確認する には,SYSTEMのような特権アカウントにログインし,次のコマン ドを入力してください。 $ RUN SYS$SYSTEM:NCP NCP> SHOW OBJECT RDBSERVER NCPは,RDBSERVERに対応づけられているアカウントに関する情報 を表示します。NCPが情報を表示しない場合は,DECnetアカウン トがリモート・アクセス要求に対して使用されるアカウントで す。この場合は,DECnetアカウントは表 3-1に示すクォータを備 えていなければなりません。EXITと入力して,NCPを終了してく ださい。 ___________________________________________________________ 4.3 DECdecisionの回復不可能なエラー DECdecisionの各コンポーネントで予測できない問題が発生した 場合や,内部エラーが発生した場合は,セッションは終了しま す。この場合,各コンポーネントは次のように動作します。 DECdecision環境の管理 4-5 DECdecision環境の管理 4.3 DECdecisionの回復不可能なエラー o DECqueryはエラー・メッセージを表示し,ダンプ・ファイ ルDECISION$ ACCESS_BUGCHK. DMPを作成する。 o Calcはダンプ・ファイルDECISION$CALC_BUGCHK.DMPを作成 する。 o DECchartはエラー・メッセージを表示し,ダンプ・ファイ ルDECCHART.DMPを作成する。 o Builderはエラー・メッセージを表示し,ダンプ・ファイル DECISION$ BUILDER_BUGCHK . DMPを作成する。 o Controlはダンプ・ファイルDECISION$CTL_BUGCHK.DMPを作 成する。 バグチェック・ダンプ・ファイルはSYS$SCRATCHディレクトリに 登録されます。 バグチェックが発生した場合は,問題の内容,問題を再現する 方法,関連データ・ファイル(データベース,スプレッド・シー ト,ブループリントなど),およびバグチェック・ダンプ・ファ イルのコピーを日本DEC各支店/営業所にお送りください。 ___________________________________________________________ 4.4 DECdecisionに対する論理名の使用 DECdecisionで実行されるすべてのコンポーネントに必要なJOB論 理名(または,GROUPやSYSTEM論理名)として論理名を定義するこ とができます。 DECdecisionを起動したプロセスが終了するとすべてのJOB論理名 が消されます。失われるJOB論理名にはSYS$LOGINとSYS$SCRATCH が含まれます。SYS$SCRATCHがないとDECqueryに含まれている Builderブループリントのオープンやプライベート・マクロの記 録,取り込み,取り出し,Copy Selectionの実行,Draw Chartコ マンドが実行できません。 論理名DECW$USER_DEFAULTSを指定しないとDECdecisionで予期し ない結果を起こす原因になります。DECW$USER_DEFAULTSは必ず指 定してください。 4-6 DECdecision環境の管理 A ________________________________________________________________ DECdecisionを初めてインストールする例 この付録では,日本語OpenVMS V5.5システムでDECdecisionを初 めてインストールする例を示します。この例では,DECdecision は日本語DECchart V1.5Aもインストールしています。 DECdecisionのインストレーション前に行わなければならない作 業は,表 1-5にまとめられています。インストールを開始する前 に,これらのすべての作業が終了しているかどうかを確認してく ださい。 Welcome to MYNODE Username: SYSTEM Password: Welcome to VAX/VMS V5.5 Last interactive login on Monday, 26-APR-1993 09:40 Last non-interactive login on Monday, 26-APR-1993 14:51 $ REPLY/USER "Installation starting in 5 minutes. Please log out." $ SET LOGINS/INTERACTIVE=0 $ @SYS$UPDATE:VMSINSTAL DECISIONJA_B015 MUA0: OPTIONS N VAX/VMS Software Product Installation Procedure V5.5 It is 27-APR-1993 at 16:16. Enter a question mark (?(cparen) at any time for help. * Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]? Please mount the first volume of the set on MUA0:. *Are you ready? YES %MOUNT-I-MOUNTED, DECISI は _MUA0: にマウントされました。 The following products will be processed: DECISIONJA_B V1.5 Beginning installation of DECISIONJA_B V1.5 at 16:16 DECdecisionを初めてインストールする例 A-1 DECdecisionを初めてインストールする例 %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set A ... Release notes included with this kit are always copied to SYS$HELP. Additional Release Notes Options: 1. Display release notes 2. Print release notes 3. Both 1 and 2 4. None of the above * Select option [2]: 2 * Queue name [SYS$PRINT]: Job 810 (queue SYS$PRINT, entry 1295) started on SYS$PRINT * Do you want to continue the installation [NO]? YES %VMSINSTAL-I-RELMOVED, Product's release notes have been moved to SYS$HELP. ************************************************************ * * * DECdecision/Japanese V1.5B * * Integrated Decision Support Package * * * * Installation Procedure * * * ************************************************************ Product: DECDECISION-USER-UI-JPN Producer: DEC Version: 1.5 Release Date: 26-APR-1992 * Does this product have an authorization key registered and loaded? YES Checking user parameters Checking system parameters Testing dependent product versions ************************************************************ The currently installed RDB version: RDB/VMS V4.0-0 (STANDALONE) ************************************************************ * Do you want to proceed [YES]: %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set B ... A-2 DECdecisionを初めてインストールする例 DECdecisionを初めてインストールする例 This kit requires DECchart V1.5-1J or later. ************************************************************* DECchart V1.5-1J will be installed since it does not exist on your system. ************************************************************* The DECdecision product creates a tree of library directories. A sub directory is created for each component. * Where would you like to place the DECISIONJA_B V1.5 library root [SYS$COMMON:[DECISION]]: %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[DECISION]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[DECISION.BUILDER]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[DECISION.ECALC]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[DECISION.ACCESS]. %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[SYSTEST.DECISION$IVP]. * Do you want to run the IVP after the installation [YES]? YES The DECdecision/Japanese IVP requires that a display device be defined (using the SET DISPLAY command). Please enter the node name of the workstation on which to display the IVP. * Enter node name (or Return to not run IVP): MYNODE * Do you want to purge files replaced by this installation [YES]? YES To complete the installation on a standalone VAXstation 4000-60 will take approximately: 15 minutes to install 5 minutes to run the IVP All required questions have been asked. You can terminate the installation procedure at this time. * Do you want to continue the installation [YES]? YES %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set C ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set D ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set E ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set F ... *************************************************************************** SYSTEM MANAGER DECdecisionを初めてインストールする例 A-3 DECdecisionを初めてインストールする例 The following command line MUST be added to the system startup command file SYS$MANAGER:SYSTARTUP_V5.COM for all nodes that will be running DECdecision/Japanese @SYS$STARTUP:DECISION$STARTUP.COM The following command line should be added to the system shutdown command file SYS$MANAGER:SYSHUTDWN.COM for all nodes that will be running DECdecision/Japanese @SYS$MANAGER:DECISION$SHUTDOWN.COM ********************************************************************* * * * Installing Sample Database... * * * ********************************************************************* * * * Installing Default User Database... * * * ********************************************************************* * * * Installing Public Folder Database... * * * ********************************************************************* *************************************************************************** %VMSINSTAL-I-SYSDIR, This product creates system disk directory VMI$ROOT:[SYSHLP.EXAMPLES.DECCHART]. Deleting obsolete files %VMSINSTAL-I-MOVEFILES, Files will now be moved to their target directories... Rdb/VMS (RDMS_MONITOR) has been previously started Executing IVP for: DECdecision/Japanese V1.5B The IVP runs a Builder BLUEPRINT which will run each component and produce intermediate reports and a final chart of the results. The reports and chart are compared with the expected values to determine if the IVP has completed successfully. Starting DECdecision/Japanese... Comparing the results of the BLUEPRINT with the expected results ******************************** DECdecision/Japanese V1.5B IVP COMPLETED SUCCESSFULLY ******************************** A-4 DECdecisionを初めてインストールする例 DECdecisionを初めてインストールする例 IVP completed for: DECdecision/Japanese V1.5B Installation of DECISIONJA_B V1.5 completed at 16:51 VMSINSTAL procedure done at 16:51 $ SET LOGINS/INTERACTIVE=64 $ REPLY/USER "Installation complete. System is ready for use." DECdecisionのインストレーション後に行わなければならない作 業は表 3-2に示すとおりです。DECdecisionをユーザが使用でき る状態に設定する前に,これらのすべての作業を終了したかどう かを確認してください。 DECdecisionを初めてインストールする例 A-5 B ________________________________________________________________ インストール時に作成されるファイルおよび論理名 ___________________________________________________________ B.1 DECdecisionのインストール時に作成されるファイル この付録では,日本語DECchart V1.5Aがインストールされていな いシステムにDECdecisionを初めてインストールするときに転送 されるすべてのファイルを示します。 ファイルはディレクトリ別に示します。各ファイルに対して,フ ァイル名とおよそのファイル・サイズ(ブロック数)を示します。 DECW$SYSTEM_DEFAULTS: CHART.DAT 1 DECCHART$MOTIF_UID.UID 1984 DECISION$ACCESS_DEFAULTS.DAT 10 DECISION$ACCESS_UID.UID 1592 DECISION$BUILDER_DEFAULTS.DAT 2 DECISION$BUILDER_UID.UID 632 DECISION$CT_UID.UID 72 DECISION$DEFAULTS.DAT 1 DECISION$ECALC.DAT 10 DECISION$ESP_UID.UID 960 DECISION$EVE_UID.UID 296 DECW$SYSTEM_DEFAULTS_JA_JP: DECCHART$MOTIF_UID.UID 2040 DECISION$ACCESS_UID.UID 1584 DECISION$BUILDER_UID.UID 640 DECISION$CT_UID.UID 72 DECISION$ESP_UID.UID 968 インストール時に作成されるファイルおよび論理名 B-1 インストール時に作成されるファイルおよび論理名 B.1 DECdecisionのインストール時に作成されるファイル SYS$STARTUP: CHART$STARTUP.COM 4 DECISION$STARTUP.COM 11 SYS$SYSTEM: DECCHART$MOTIF.EXE 1646 DECISION$ACCESS.EXE 2016 DECISION$BUILDER.EXE 767 DECISION$CT.EXE 171 DECISION$ECALC.EXE 9 SYS$HELP: DECISION$ACCESS_HELP.DECW$BOOK 1284 DECISION$BUILDER_HELP.DECW$BOOK 1674 DECCHART$MOTIF.HLB 278 DECISION$CT_HELP.DECW$BOOK 106 DECISION$ECALC.DECW$BOOK 1377 DECISIONJA_B015.RELEASE_NOTES 224 TCV_CONVERT_MESSAGES.TXT 583 SYS$HELP_JA_JP: DECCHART$MOTIF.HLB 304 DECISION$CT_HELP.DECW$BOOK 250 SYS$COMMON:[SYSHLP.EXAMPLES.DECCHART] CHART$SAMPLE.CHART 47 CHART$SAMPLE.CHART_STYLE 16 CHART$SAMPLE.TABLE 2 B-2 インストール時に作成されるファイルおよび論理名 インストール時に作成されるファイルおよび論理名 B.1 DECdecisionのインストール時に作成されるファイル SYS$LIBRARY: DECISION$BUILDER_SHR.EXE 172 DECISION$DTIF_TO_DDIF.EXE 263 DECISION$ESP_SECTION.TPU$SECTION 2649 DECISION$TABLEWGT_SHR.EXE 206 DECISION$WRITE_PS.EXE 406 DTIF$READ_ASCII_FIELD.EXE 210 DTIF$READ_ASCII_TABULAR.EXE 222 DTIF$READ_CALCGRD.EXE 112 DTIF$READ_DIF.EXE 30 DTIF$READ_WJ2.EXE 304 DTIF$READ_WK1.EXE 96 DTIF$READ_WK3.EXE 341 DTIF$WRITE_ASCII_TABULAR.EXE 176 DTIF$WRITE_WJ2.EXE 310 DTIF$WRITE_WK1.EXE 125 DTIF$WRITE_WK3.EXE 364 ECALC$GRID_SHR.EXE 979 ECALC$TPU_SHR.EXE 1106 JSY$DDIF$WRITE_PS.EXE 323 TCV$SHR.EXE 184 TPU$EXT_TABLEWGT.EXE 18 SYS$LIBRARY_JA_JP: DECISION$ESP_SECTION.TPU$SECTION 2649 SYS$MANAGER: DECISION$SHUTDOWN.COM 5 SYS$MESSAGE: DTIF$READ_CALCGRD_MESSAGES.EXE 19 DTIF$READ_DIF_MESSAGES.EXE 17 DTIF$READ_WK1_MESSAGES.EXE 10 DTIF$READ_WK3_MESSAGES.EXE 11 DTIF$WRITE_WK1_MESSAGES.EXE 17 DTIF$WRITE_WK3_MESSAGES.EXE 19 ECALC$MESSAGES.EXE 188 TCV$MSG.EXE 30 インストール時に作成されるファイルおよび論理名 B-3 インストール時に作成されるファイルおよび論理名 B.1 DECdecisionのインストール時に作成されるファイル SYS$MESSAGE_JA_JP: ECALC$MESSAGES.EXE 189 CDA$LIBRARY: CH_AREA100.CHART_STYLE 13 CH_AREAGRID.CHART_STYLE 13 CH_AREASIMPLE.CHART_STYLE 13 CH_AREA_COL.CHART_STYLE 13 CH_BAR100.CHART_STYLE 13 CH_BARCLUSTER.CHART_STYLE 13 CH_BARCLUSTERGRID.CHART_STYLE 13 CH_BARCLUSTERVALUE.CHART_STYLE 13 CH_BAROVERLAP.CHART_STYLE 13 CH_BARSTACK.CHART_STYLE 13 CH_COL100.CHART_STYLE 13 CH_COLCLUSTER.CHART_STYLE 13 CH_COLCLUSTERGRID.CHART_STYLE 13 CH_COLCLUSTERVALUE.CHART_STYLE 13 CH_COLOVERLAP.CHART_STYLE 13 CH_COLSTACK.CHART_STYLE 13 CH_COL_HILO.CHART_STYLE 13 CH_COL_LINE.CHART_STYLE 13 CH_COL_SCAT.CHART_STYLE 13 CH_HILO.CHART_STYLE 13 CH_HILOCLOSE.CHART_STYLE 13 CH_HILOOPCL.CHART_STYLE 13 CH_HILOOPEN.CHART_STYLE 13 CH_HILO_LINE.CHART_STYLE 13 CH_HISTO.CHART_STYLE 13 CH_HISTOHGRID.CHART_STYLE 13 CH_HISTOHVGRID.CHART_STYLE 13 CH_HISTOVALUE.CHART_STYLE 13 CH_LINE.CHART_STYLE 13 CH_LINEHGRID.CHART_STYLE 13 CH_LINEHVGRID.CHART_STYLE 13 CH_LINELOG.CHART_STYLE 13 CH_LINEMARKERS.CHART_STYLE 13 CH_LINE_LINE.CHART_STYLE 13 CH_LINE_SCAT.CHART_STYLE 13 CH_PIE.CHART_STYLE 13 CH_PIEALLEXP.CHART_STYLE 13 B-4 インストール時に作成されるファイルおよび論理名 インストール時に作成されるファイルおよび論理名 B.1 DECdecisionのインストール時に作成されるファイル CH_PIEONEEXP.CHART_STYLE 13 CH_PIEVALUE.CHART_STYLE 13 CH_SCATTER.CHART_STYLE 13 CH_SCATTERDEPLOG.CHART_STYLE 13 CH_SCATTERHVGRID.CHART_STYLE 13 CH_SCATTERLINES.CHART_STYLE 13 CH_SCATTERXYLOG.CHART_STYLE 13 DECISION$LIBRARY: ACCESS.DIR BUILDER.DIR ECALC.DIR DECISION$ACCESS_LIBRARY: DECISION$ACCESS_CREATE_SAMPLE.COM 3 DECISION$ACCESS_CREDB.COM 5 DECISION$ACCESS_DEFDB.RBR 33 DECISION$ACCESS_DEFDB.RDB 1490 DECISION$ACCESS_DEFDB.SNP 202 DECISION$ACCESS_PUBLISH.COM 5 DECISION$ACCESS_PUBLISH1.ACCESS$MACRO 3 DECISION$ACCESS_PUBLISH2.ACCESS$MACRO 1 DECISION$ACCESS_SAMPLE.RBR 231 DECISION$ACCESS_SAMPLE.RDB 3084 DECISION$ACCESS_SAMPLE.SNP 202 DECISION$ACCESS_SYSDB.RBR 85 DECISION$ACCESS_SYSDB.RDB 1810 DECISION$ACCESS_SYSDB.SNP 202 インストール時に作成されるファイルおよび論理名 B-5 インストール時に作成されるファイルおよび論理名 B.1 DECdecisionのインストール時に作成されるファイル DECISION$BUILDER_LIBRARY: DECISION$APPEND.COM 1 DECISION$BIG_DISCOUNT.DOC 21 DECISION$BUILDER_SYSTBX.DAT 4 DECISION$DECISION.BLUEPRINT 32 DECISION$DECISION.DOC 27 DECISION$DECISION_MORE.DOC 15 DECISION$DECWRITE.BLUEPRINT 12 DECISION$DECWRITE_GUIDE.DOC 24 DECISION$EXTERNAL.BLUEPRINT 23 DECISION$EXTERNAL.DOC 29 DECISION$LIVELINK.DOC 61 DECISION$LOOP.BLUEPRINT 20 DECISION$LOOP.DOC 27 DECISION$LOOP_MORE.DOC 17 DECISION$REVENUE_BY_DIVISION.TABLE 16 DECISION$SMALL_DISCOUNT.DOC 23 DECISION$TUTORIAL.BLUEPRINT 27 DECISION$TUTORIAL.DOC 27 DECISION$TUTORIAL_MORE.DOC 16 DECISION$USER_TOOL.BLUEPRINT 21 DECISION$USER_TOOL.DOC 25 DECISION$USER_TOOL_MORE.DOC 16 DECISION$VARIABLES.BLUEPRINT 20 DECISION$VARIABLES.DOC 27 DECISION$VARIABLES_MORE.DOC 16 DECISION$YEARLY_REVENUE.TABLE 11 DECISION$ECALC_LIBRARY: DECISION$INTEREST_TABLE.TABLE 57 DECISION$MACRO_EXAMPLE.TPU 14 DECISION$YEARLY_REV.TABLE 11 SYS$TEST: DECISION$IVP.COM 10 DECISION$IVP.DIR B-6 インストール時に作成されるファイルおよび論理名 インストール時に作成されるファイルおよび論理名 B.1 DECdecisionのインストール時に作成されるファイル SYS$COMMON:[SYSTEST.DECISION$IVP] DECISION$ACCESS_REPORT.DDIF 52 DECISION$CALC_REPORT.DDIF 23 DECISION$CHART_RESULTS.CHART 71 DECISION$COMPARE_FILES.COM 5 DECISION$IVP.BLUEPRINT 24 SYS$COMMON:[VUE$LIBRARY.USER] DECCHART$VUE.COM 3 DECCHART$VUE_PROFILE.VUE$DAT 15 DECISION$VUE.COM 4 DECISION$VUE_PROFILE.VUE$DAT 15 SYS$COMMON:[VUE$LIBRARY.USER.JA_JP] DECCHART$VUE_PROFILE.VUE$DAT 15 DECISION$VUE_PROFILE.VUE$DAT 15 ___________________________________________________________ B.2 DECdecisionのインストール時に追加される論理名 この付録ではDECdecision V1.5Bをインストールするときに追加 される論理名を示します。 __________________________________________________________ 論理名_____________________意味___________________________ DECISION$ESP_SECTION Calcコンポーネントが使用するセ クション・ファイル ECALC$SECTION Calcコンポーネントが使用するセ クション・ファイルの別名 DECISION$CHART DECchartイメージ・ファイル DECISION$TRANSFER DECdecisionドメイン・コンバータ DECISION$WRITE_PS DECdecision PSバックエンド・コ ンバータ インストール時に作成されるファイルおよび論理名 B-7 インストール時に作成されるファイルおよび論理名 B.2 DECdecisionのインストール時に追加される論理名 __________________________________________________________ 論理名_____________________意味___________________________ DECISION$LIBRARY DECdecisionの省略時のルート・デ ィレクトリ DECISION$BUILDER_LIBRARY Builderコンポーネントのサブ・デ ィレクトリ DECISION$ECALC_LIBRARY Calcコンポーネントのサブ・ディ レクトリ DECISION$ACCESS_LIBRARY DECqueryコンポーネントのサブ・ ディレクトリ CHART$EXAMPLES DECchartのサンプル・ディレクト ___________________________リ_____________________________ B-8 インストール時に作成されるファイルおよび論理名 ________________________________________________________________ 索引 C DECdecisionの実行, 3-8 ___________________________ DECquery Cluster 「サンプル」フォルダの作 へのインストール, 1-6 成, 3-4 DEC Rdb _D_________________________ インストレーション前の起 DATATRIEVE 動, 1-13 およびDECdecision, 4-4 のインストール, 2-1 DCLコマンド DECdecisionの実行, 3-8 _I_________________________ IVPの実行, 3-8 IVP Rdbモニタの起動, 1-13 DECdecision, 2-15 VMSINSTALの動作, 2-4 インストール後の実行, ディスク容量の確認, 1-9 3-7 DECchart インストール中の実行, のインストール, 2-1 2-12 のインストレーション, 2-10 P のグレードアップ, 2-2 ___________________________ DECdecision PAK DATATRIEVEとの使用, 4-4 の登録, 1-4, 2-8 回復不可能なエラーの扱い, 4-5 _S_________________________ で使用される論理名, 1-5 SCHEMA特権の取消し, 3-3 の実行, 3-8 SYSGEN の省略時のディレクトリ, 値の確認, 1-11 1-5 の最小値, 1-10 ユーザ・アカウント特権, パラメータ値の変更, 1-12 3-6 SYSTARTUP_V5.COM リモート・データベースと の編集, 3-1 の使用, 4-5 DECdeiciosn ユーザ・アカウント特権, 3-5 索引-1 インストレーション (続き) _V_________________________ の概要, 2-1 VAXcluster の準備, 1-1 へのインストール, 1-6 のチェック・リスト, 3-9 VMSINSTALプロシージャ の中止, 2-4 インストレーションに必要 例, A-1〜A-5 な時間, 2-1 インストレーション検証プロ インストレーションの開始, シージャ 2-3 インストール後の実行, インストレーションの中止, 3-7 2-4 インストレーションに必要な での問題検出, 2-3 時間, 2-1 の開始, 2-4 インストレーションの開始, のコマンド行, 2-4 2-3 の終了, 2-16 インストレーションの準備, 1-1 _ア________________________ インストレーションの中止, アカウント・クォータ, 3-6 2-4 アカウント・クォータ インストレーション・プロシ の確認, 1-8 ージャ の変更, 1-9 インストール中の実行, アカウント特権, 3-5 2-12 アクセス DECdecision, 2-15 リモート・アクセスの許可, インストレーション例, 4-5 A-1〜A-5 ___________________________ _エ________________________ インストール エラー のグレードアップ, 2-1 回復不可能なエラーの扱い, 初めてのインストール, 4-5 2-1, A-1〜A-5 インストール・アカウント _オ________________________ に必要なクォータ, 1-7 オペレーティング・システム に必要な特権, 1-7 必要な構成要素, 1-4 インストール・アカウントの 準備, 1-7 カ インストールの準備 ___________________________ チェック・リスト, 1-14 回復不可能なエラー, 4-5 インストレーション インストールされたファイ ル, B-1〜B-7 に必要な時間, 2-1 の開始, 2-3 索引-2 システム・パラメータ値 _ク________________________ の確認, 1-12 クォータ の最小値, 1-10 インストール・アカウント に必要なクォータ, 1-7 _ス________________________ ユーザ・アカウント, 3-6 スタートアップ・ファイル グレードアップ手順, 2-1 システム・スタートアッ グローバル・セクション プ・ファイルの編集, 実行のための調整, 4-2 3-1 グローバル・ページ 実行のための調整, 4-2 セ グローバル・セクション ___________________________ の確認, 1-12 性能に関する注意事項, 必要な値, 1-10 4-1〜4-2 グローバル・ページ グローバル・セクション, の確認, 1-12 4-2 必要な値, 1-10 グローバル・ページ, 4-2 ワーキング・セット, 4-2 _サ________________________ 性能の向上, 4-1 サーバ ソ セッション言語, 1-14 ___________________________ ソフトウェア _シ________________________ 必要なソフトウェア, 1-3 システム タ スタートアップ・ファイル, ___________________________ 3-1 ダンプ・ファイル, 4-5 の再ブート, 3-7 の調整, 4-1〜4-2 _テ________________________ システム・ディスク ディスク容量 のバックアップ, 2-5 ユーザに必要なディスク容 システム・ディスクのバック 量, 1-10 アップ, 2-5 ディス容量 システム・パラメータ 現在使用できるブロック数 実行のための調整, 4-2 の表示, 1-9 システム・ディスク ディストリービューション・ のバックアップ, 1-14 キット システム・ディスクのバック ファイルの表, B-1 アップ, 1-14 ディストリビューション・キ システムの再ブート, 3-7 ット システムの調整, 4-1 の確認, 1-2 システム・パラメータ VAXclusters, 1-6 索引-3 ディストリビューション・キ 必要なソフトウェア, 1-3 ットの確認, 1-2 必要な特権, 1-7 ディレクトリ, 1-5 必要なハードウェア, 1-2 データベース DECqueryの管理, 4-4 _フ________________________ IBMへのアクセス, 4-4 ファイル 省略時のユーザ・データベ DECqueryの管理, 4-4 ースのグレードアップ, ダンプ・ファイル, 4-5 2-12 日本語DECdecision/VMS, 他のシステムへの移行, B-1〜B-7 4-4 古いバージョンのパージ, リモート・データベースへ 2-13 のアクセス, 4-5 プロダクト・オーソライゼー ト ション・キー ___________________________ の登録, 1-4 特権 インストールに必要な特権, _ヘ________________________ 1-7 編集 ユーザに必要な特権, 3-5 SYSTARTUP_V5.COM, 3-1 _ニ________________________ _メ________________________ 日本語DECdecision/VMS メディア ファイル, B-1〜B-7 のマウント, 2-5 ライセンスの登録, 1-4 のラベル, 1-2 _ハ________________________ _モ________________________ ハードウェア 問題点 必要なハードウェア, 1-2 の通知, 1-14 パラメータ 問題点の通知, 1-14 実行のための調整, 4-2 システム・パラメータ, ユ 1-10 ___________________________ パラメータ値 ユーザ・アカウント の確認, 1-11, 1-12 クォータ, 3-6 特権, 3-5 _ヒ________________________ 必要なOpenVMS構成要素, 1-4 _ラ________________________ 必要なオペレーティング・シ ライセンス ステム構成要素, 1-4 の登録, 1-4, 2-8 必要な構成要素 ライブラリ・ディレクトリ, OpenVMS, 1-4 2-11 索引-4 ラベル ディストリビューション・ _ロ________________________ メディアの, 1-2 論理名, 1-5, 4-6 _リ________________________ _ワ________________________ リモート・アクセス ワーキング・セット, 4-2 の許可, 4-5 WSDEFAULTの値, 4-2 リモート・データベース・ア WSEXTENTの値, 4-2 クセスの許可, 4-5 WSMAXの値, 4-2 リリース・ノート, 2-7 WSQUOTAの値, 4-2 索引-5