_日本語Advanced_Server_for_OpenVMS____________ インストレーションおよび構成ガイド 1999年4月 本書は,日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェ アのインストレーションと構成の方法を説明します。 変更および改訂情報: 本書は新規ドキュメン トです。 オペレーティング・システム: 日本語OpenVMS Alpha V7.2 ソフトウェア・バージョン: 日本語Advanced Server V7.2 for OpenVMS コンパックコンピュータ株式会社 1999年4月_________________________________________________ 本書の著作権はコンパックコンピュータ株式会社が保有してお り,本書中の解説および図,表はコンパックの文書による許可な しに,その全体または一部を,いかなる場合にも再版あるいは複 製することを禁じます。 また,本書に記載されている事項は,予告なく変更されることが ありますので,あらかじめご承知おきください。万一,本書の記 述に誤りがあった場合でも,コンパックは一切その責任を負いか ねます。 本書で解説するソフトウェア(対象ソフトウェア)は,所定のライ センス契約が締結された場合に限り,その使用あるいは複製が許 可されます。 (c) Compaq Computer K.K. 1999 All rights reserved. Printed in Singapore. 以下は他社の商標です。 AT&Tは米国American Telephone and Telegraph社の商標です。 Apple,LaserWriter,AppleShare,Macintosh,TRUETYPEは米国 Apple Computer社の商標です。 DEC Rdbは米国Oracle社の商標です。 Hewlett-Packard,HP,LaserJet,PCLは米国Hewlett-Packard社 の商標です。 IBM,OS/2は米国International Business Machines社の商標で す。 Microsoft,MS-DOS,Windows,Windows 95,Windows NTは米国 Microsoft社の商標です。 MultiNet,TCPWareは米国Process Software社の商標です。 Novell,NetWareは米国Novell社の商標です。 PostScriptは日本および各国で登録されたアドビシステムズ社の 商標です。 本書は,日本語VAX DOCUMENT V 2.1を用いて作成しています。 ________________________________________________________________ 目次 まえがき................................................ x 1 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをイ ンストールする前に 1.1 Advanced Serverソフトウェア・キットについて. 1-1 1.1.1 VAXシステムについて..................... 1-2 1.1.2 Advanced Serverにアップグレードする場合. 1-2 1.1.2.1 サーバーの移行........................ 1-2 1.1.2.2 LANMAN.INIパラメータの移行............ 1-3 1.1.2.3 OpenVMSクラスタのアップグレード....... 1-4 1.2 DECprintソフトウェアのインストレーション.... 1-4 1.3 ライセンスについて.......................... 1-4 1.3.1 ライセンスの必要条件.................... 1-5 1.3.2 ライセンス・サーバについて.............. 1-5 1.4 外部認証について............................ 1-6 1.5 リリース・ノートの確認...................... 1-7 1.5.1 リリース・ノートについて................ 1-7 1.5.2 リリース・ノートのアクセス方法.......... 1-8 1.6 インストレーション・チェックリストの使用.... 1-8 1.7 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをイ ンストールするための必要条件................. 1-9 1.7.1 ハードウェアの必要条件.................. 1-9 1.7.2 ソフトウェアの必要条件.................. 1-9 1.7.3 サポートされるクライアント・ソフトウェ ア....................................... 1-10 1.7.4 メモリの必要条件........................ 1-10 1.8 インストレーション前の手順.................. 1-10 1.8.1 ステップ1:パーツ一覧の確認.............. 1-12 iii 1.8.2 ステップ2:ネットワーク・ハードウェアの確 認....................................... 1-12 1.8.3 ステップ3:必要なソフトウェアの確認...... 1-12 1.8.4 ステップ4: OpenVMSレジストリ・サーバの起 動....................................... 1-13 1.8.5 ステップ5: SYSTEMアカウントへのログイン. 1-13 1.8.6 ステップ6:システムのバックアップ........ 1-14 1.8.7 ステップ7:リリース・ノートの印刷と確認.. 1-14 1.8.8 ステップ8:ディスク容量の必要条件の確認.. 1-14 1.8.9 ステップ9:システム・パラメータの確認.... 1-15 1.8.9.1 GBLPAGESパラメータ.................... 1-15 1.8.9.2 GBLSECTIONSパラメータ................. 1-16 1.8.9.3 PROCSECTCNTパラメータ................. 1-16 1.8.9.4 SCSNODEパラメータ..................... 1-17 1.8.10 ステップ10:キュー・マネージャの確認..... 1-18 1.8.11 ステップ11:タイム・ゾーンおよびTDFの確 認....................................... 1-19 1.8.12 ステップ12: DECnetの状態の確認.......... 1-20 1.8.12.1 DECnet(フェーズIV)の状態の確認........ 1-20 1.8.12.2 DECnet-Plusの状態の確認............... 1-20 1.8.13 ステップ13: TCP/IPの状態の確認.......... 1-21 1.8.14 ステップ14: OpenVMSクラスタ構成の確認... 1-22 1.9 次のステップ................................ 1-23 2 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインスト レーション 2.1 インストレーション・プロシージャについて.... 2-1 2.1.1 VMSINSTALとは........................... 2-1 2.1.2 VMSINSTALインストレーション・キット..... 2-2 2.1.3 VMSINSTALの機能......................... 2-2 2.2 サーバのインストレーション.................. 2-3 2.2.1 VMSINSTALを起動する前に................. 2-3 2.2.2 VMSINSTALの起動方法..................... 2-5 2.2.3 プロンプトへの応答方法.................. 2-6 2.2.4 インストレーションの中断方法............ 2-7 2.2.5 インストレーション時の質問への応答方法.. 2-7 2.3 インストレーション時の問題のトラブルシューテ ィング....................................... 2-13 iv 2.3.1 VAXシステム上への日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーショ ン....................................... 2-13 2.3.2 PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server) がインストールされたシステムへの日本語 Advanced Server for OpenVMSのインストレー ション................................... 2-13 2.3.3 Advanced Serverがインストールされている システムへのスタンドアロン・ライセンス・ サーバのインストレーション............... 2-14 2.3.4 外部認証ソフトウェアのインストレーショ ン....................................... 2-15 2.4 次のステップ................................ 2-15 3 Advanced Serverの構成 3.1 Advanced Serverの構成プロシージャについて... 3-1 3.1.1 構成プロシージャの動作.................. 3-2 3.2 LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジストリへの 移行......................................... 3-3 3.3 Advanced Server構成プロシージャを起動する前 に........................................... 3-4 3.4 Advanced Server構成プロシージャの起動方法... 3-10 3.5 Advanced Server構成プロンプトへの応答方法... 3-10 3.6 構成設定の変更方法.......................... 3-14 3.7 構成プロシージャの問題のトラブルシューティン グ........................................... 3-17 3.7.1 レジストリ・サーバのスタートアップ時の問 題....................................... 3-17 3.7.2 クライアントをサポートするための十分なリ ソースが存在することの確認............... 3-18 3.8 Advanced Serverのネットワーク・デバイスの選 択........................................... 3-19 3.9 通信デバイスの定義.......................... 3-20 3.10 次のステップ................................ 3-22 v 4 スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成と起動 4.1 ライセンス・サーバについて.................. 4-1 4.2 スタンドアロン・ライセンス・サーバを構成する 前に......................................... 4-2 4.3 スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成.... 4-3 4.4 トランスポートの構成........................ 4-3 4.5 ライセンス・サーバの構成プロンプトへの応答方 法........................................... 4-3 4.6 スタンドアロン・ライセンス・サーバの起動方 法........................................... 4-6 4.6.1 ライセンス・サーバを手動で起動する方法.. 4-6 4.6.2 ライセンス・サーバを自動的に起動する方 法....................................... 4-6 4.6.3 OpenVMSクラスタにおけるライセンス・サー バの起動方法............................. 4-7 5 Advanced Serverのインストール後処理 5.1 インストレーション後のタスクを開始する前に.. 5-1 5.2 Advanced Serverインストレーションの検証..... 5-2 5.3 Advanced Serverの起動....................... 5-2 5.3.1 Advanced Serverを起動するとき........... 5-3 5.3.2 スタートアップ・プロシージャの動作...... 5-3 5.4 Advanced Serverの起動方法................... 5-3 5.4.1 Advanced Serverを手動で起動する方法..... 5-4 5.4.2 ログイン時にAdvanced Serverコマンドを定 義する方法............................... 5-4 5.4.3 Advanced Serverを自動的に起動する方法... 5-4 5.4.4 OpenVMSクラスタでAdvanced Serverを起動す る方法................................... 5-5 5.4.5 スタートアップのトラブルシューティング.. 5-6 5.5 Advanced Serverの停止....................... 5-7 5.6 外部認証のセットアップ...................... 5-8 5.6.1 ネットワーク経由の外部認証の確立........ 5-9 5.6.2 外部認証されたクライアント接続の構成.... 5-10 5.7 日本語ファイル名のODS-2からODS-5への変換.... 5-10 5.7.1 変換ユーティリティの使用................ 5-11 vi 5.7.2 コード化されたファイル名の変換の例...... 5-13 5.7.3 全部のファイル名を変換する場合の例...... 5-14 5.8 オプションのサーバ管理ツールのインストール.. 5-15 6 ワイド・エリア・ネットワークの実装 6.1 ワイド・エリア・ネットワークの有効化........ 6-1 6.2 ワイド・エリア・ネットワークにおけるLMHOSTS ファイルの使用............................... 6-2 6.2.1 TCP/IPワイド・エリア・ネットワークのセッ トアップ................................. 6-2 6.2.2 LMHOSTSディレクトリ..................... 6-3 6.2.3 LMHOSTSファイル構文..................... 6-3 6.2.4 LMHOSTSファイルの管理................... 6-4 6.2.5 LMHOSTSログ・ファイルの使用............. 6-5 6.3 ワイド・エリア・ネットワークにおけるWINSの使 用........................................... 6-5 6.3.1 OpenVMSクラスタのためのWINSのセットアッ プ....................................... 6-6 7 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアの削 除 7.1 Advanced Serverアンインストレーション・プロ シージャ..................................... 7-2 7.2 Advanced Server構成パラメータの削除......... 7-2 7.3 Advanced Serverソフトウェアの削除........... 7-3 7.4 Advanced Server削除プロシージャの例......... 7-5 A インストレーションおよびアップグレードのチェックリス ト vii B Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 B.1 Advanced Serverのインストレーション・プロシ ージャの例................................... B-1 B.2 Advanced Server構成プロシージャの例......... B-5 C スタンドアロン・ライセンス・サーバのインストレーショ ンと構成の例 C.1 スタンドアロン・ライセンス・サーバのインスト レーション・プロシージャの例................. C-1 C.2 スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成ダイ アログの例................................... C-3 D 外部認証ソフトウェアのインストレーションの例 E Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E.1 Advanced Serverファイル..................... E-1 E.2 Advanced Serverオンディスク構成............. E-18 F Advanced Server論理名 索引 図 E-1 オンディスク構成図....................... E-18 表 1-1 インストレーション前のチェックリスト..... 1-11 2-1 インストレーション時の質問............... 2-7 3-1 Advanced Server構成プロンプト............ 3-11 3-2 構成設定................................. 3-15 3-3 OpenVMSネットワーク・デバイスの論理名.... 3-20 viii 3-4 未定義のデバイス・メッセージ............. 3-21 4-1 ライセンス・サーバの構成プロンプト....... 4-4 5-1 PWCONVERTの修飾子........................ 5-13 7-1 PWRK$DEINSTALプロンプト.................. 7-4 A-1 インストレーションおよびアップグレードの チェックリスト........................... A-1 E-1 Advanced Server用にインストールされるファ イル..................................... E-1 F-1 Advanced Server論理名.................... F-1 ix ________________________________________________________________ まえがき 本書は,日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェア ("Advanced Server"ともいいます)のインストールおよび構成の 方法を説明します。インストレーション・プロシージャにより, 次のものをインストールすることができます。 o 完全なAdvanced Server o ローカル・エリア・ネットワークの中の異なるシステム上 で実行できるスタンドアロン・ライセンス・サーバ o Advanced Serverを実行していないOpenVMSクラスタ・メン バ・ノードで,外部認証を行うために使用できる外部認証 ソフトウェアのみ 対象読者 本書は,OpenVMSシステム管理者およびネットワーク管理者を対 象としており,OpenVMSの次の点について熟知していることを前 提とします。 o DIGITALコマンド言語(DCL) o EDTまたはEVEのようなテキスト・エディタ o VMSINSTALコマンド・プロシージャ 本書はまた,基本的なAdvanced Serverの概念を熟知しているこ とを前提としています。 x 本書の構成 次の表に,本書の内容を示します。 __________________________________________________________ 章__________説明__________________________________________ 第1章 インストレーション・プロシージャの前提条件を説 明する。 第2章 インストレーション・プロシージャを説明する。 第3章 Advanced Serverの構成プロシージャを説明する。 第4章 スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成プロシ ージャを説明する。 第5章 インストレーション後のタスク(インストレーシ ョン検証プロシージャの実行やインストレーショ ン/構成プロシージャから独立のサーバの起動など) を説明する。 第6章 ワイド・エリア・ネットワークの設定方法を説明す る。 第7章 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェア をシステムから削除する方法を説明する。 付録 A インストール/構成タスクを要約する。付録 Aを複 写し,本書を読みながらチェックリストとして使用 することができる。 付録 B Advanced Serverのインストレーション/構成プロシ ージャの例を示す。 付録 C スタンドアロン・ライセンス・サーバのインストレ ーション/構成プロシージャの例を示す。 付録 D 外部認証ソフトウェアのみのインストレーショ ン/構成プロシージャのサンプルを示す。 xi __________________________________________________________ 付録 E 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェア とともにインストールされるファイルを説明する。 付録 F Advanced Server用に作成される論理名を説明す ____________る。__________________________________________ xii 参考文献 次のマニュアルは,本書で説明するトピックについて詳細に説明 します。 __________________________________________________________ ドキュメント__________説明________________________________ 『Advanced Server システム管理者およびオペレータに対 for OpenVMS Concepts し,Advanced Serverソフトウェアの概 and Planning Guide』 要と紹介,および関連のネットワーキン グの概念を説明する。 『Advanced Server Advanced Serverソフトウェアの管理と for OpenVMS Server カスタマイズの方法を説明する。 Administrator's Guide』 『Advanced Server すべてのADMINISTERコマンドおよびNET for OpenVMS Commands コマンドと同値のコマンドについてのコ Reference Manual』 マンド構文を説明する。 『Advanced Server ライセンス・サーバ・ソフトウェアおよ for OpenVMS Guide to びAdvanced Serverライセンスの管理方 Managing Advanced 法を説明する。 Server_Licenses』_________________________________________ 次の表に,関連のOpenVMSドキュメントを示します。 xiii __________________________________________________________ 『OpenVMS Alpha V7.2 OpenVMSシステム・ソフトウェアの Upgrade and Installation インストール方法を説明する。 Guide』 『OpenVMSシステム管理者マ OpenVMSシステムの管理について ニュアル』 のタスク指向のガイドである。 OpenVMSレジストリのような必要な システム・サービスの設定方法を 説明する。 『OpenVMSシステム管理ユ OpenVMSシステムの管理に使用する ーティリティ・リファレン ユーティリティとツールについて ス・マニュアル』 のリファレンス・ガイドである。 『OpenVMS License ライセンスのProduct Authorization Management Utility Key (PAK)のロードと管理の方法を Manual』 説明する。 『OpenVMS Extended File ODS-5ファイル・システムの設定と Specificationsの手引き』 有効化の方法など,OpenVMSの拡張 ファイル指定を説明する。 『OpenVMS V7.2 Guide to 外部認証の有効化のプロシージャ System Security』 など,OpenVMSのセキュリティ機能 ___________________________を説明する。___________________ xiv 表記法 Advanced Serverドキュメント・セットでは,次の表記法を使用 します。 __________________________________________________________ 表記法________意味________________________________________ Advanced Advanced Serverとは,日本語Advanced Server Server for OpenVMSファイル・サーバを指します。 Ctrlキーを押した状態で,別のキーまたはポイン ティング・デバイスのボタンを押します。 Return(またはEnter)キーを押さなければならな い箇所を示します。 Italic 入力すべき情報やパラメータのためのプレースホ ルダを示します。たとえば,プロシージャがファ イル名を入力するよう求める場合は,実際のファ イル名を入力します。 イタリック体はまた,新出用語や参照される他の ドキュメントのタイトルも示します。 monospace 入力する実際のコマンドや文字,およびシステ ム・ディスプレイを示します。 注意: 特に重要な情報を示します。 注: ソフトウェアまたはハードウェアの損傷防止のた めの情報を示します。 警告: 人体の安全にとって重要な情報を示します。 . . . コマンド行の中でエントリに続く水平の反復記号 は,そのエントリまたは類似のエントリを何度で も繰り返せることを示します。ファイル名に続く 反復記号は,追加のパラメータ,値,または情報 を入力できることを示します。 xv __________________________________________________________ . 例の中の垂直の反復記号は,すべてのデータが記 . 載されているわけではないことを示します。 ____._____________________________________________________ xvi 1 ________________________________________________________________ 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする 前に この章では,必要なハードウェアとソフトウェア,および日本語 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする 前に完了すべき手順を説明します。 この章は,次の節から構成されます。 o 第1.1節, Advanced Serverソフトウェア・キットについて o 第1.2節, DECprintソフトウェアのインストレーション o 第1.3節,ライセンスについて o 第1.4節,外部認証について o 第1.5節,リリース・ノートの確認 o 第1.6節,インストレーション・チェックリストの使用 o 第1.7節, Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをイ ンストールするための必要条件 o 第1.8節,インストレーション前の手順 o 第1.9節,次のステップ ___________________________________________________________ 1.1 Advanced Serverソフトウェア・キットについて 日本語Advanced Server for OpenVMSキットには,次のサーバ・ ソフトウェアを実行するのに必要なソフトウェアが入っていま す。 o Advanced Serverファイル・サーバ o Advanced Serverスタンドアロン・ライセンス・サーバ o 外部認証ソフトウェアのみ 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 1-1 1.1.1 VAXシステムについて 日本語Advanced Server for OpenVMS製品は,OpenVMS Alpha上で のみサポートされます。日本語Advanced Server for OpenVMSソ フトウェアをOpenVMS VAXシステムにインストールすることはで きません。VAXシステム上では,現在のサーバ・ソフトウェアを 引き続き使用しなければなりません。 1.1.2 Advanced Serverにアップグレードする場合 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアは,OpenVMS V7.2シ ステム上でのみ稼動します。したがって,サーバ・ソフトウェア とともにオペレーティング・システムもアップグレードする必要 がある場合があります。 o PATHWORKS for OpenVMSがインストールされている場所に日 本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインスト ールする場合は,第1.1.2.1項,サーバーの移行で説明する 移行パスに従ってシステムを準備します。 o PATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server)からアップ グレードする場合,サーバ環境および操作に関する変更点 についての詳細は,「第5章, Advanced Serverのインスト ール後処理」を参照してください。 1.1.2.1 サーバーの移行 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアは,PATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server)がインストールされている システムにインストールすることができます。構成プロシージ ャ(PWRK$CONFIG.COM)が,サーバ・コンポーネントとパラメータ を自動的にアップグレードします。システムがPATHWORKS V6.0B for OpenVMS (Advanced Server)より前のバージョンのサーバを 実行している場合,日本語Advanced Server for OpenVMSをイン ストールする前に,オペレーティング・システムをOpenVMSバー ジョン7.2にアップグレードしてから,サーバをV6.0Bにアップグ レードする必要があります。V6.0Bにアップグレードする前に, 『Server Migration Guide』を参照して必ずサーバの移行作業を 行ってください。 1-2 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に OpenVMSバージョン6.2システム上でPATHWORKS V5 for OpenVMS(LAN Manager)ファイル・サーバを実行するシステム については,できるだけ次の移行パスに従ってください。 1. オペレーティング・システムをOpenVMSバージョン7.1にア ップグレードする。 2. PATHWORKS V5からV6への移行作業を行う。 3. V5ファイル・サーバをPATHWORKS V6.0B for OpenVMS (Advanced Serverにアップグレードする。 4. オペレーティング・システムをOpenVMSバージョン7.2にア ップグレードする。 5. V6.0Bファイル・サーバをAdvanced Server V7.2 for OpenVMSにアップグレードする。 各バージョンのPATHWORKS for OpenVMSおよび日本語Advanced Server for OpenVMSがサポートするOpenVMSのバージョンについ ては,適切な『ソフトウェア仕様書(SPD)』を参照してくださ い。 1.1.2.2 LANMAN.INIパラメータの移行 Advanced Serverは,サーバの構成パラメータのためのレジスト リとして,OpenVMSレジストリに依存します。旧バージョンのサ ーバ・ソフトウェア(たとえば,PATHWORKS for OpenVMSサーバ) では,サーバ・パラメータを格納するのにLANMAN.INIファイルが 使用されています。Advanced Serverは,パラメータをWindows NTレジストリに似たOpenVMSレジストリに格納します。 システムをPATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server)か らAdvanced Server V7.2 for OpenVMSにアップグレードする 場合,既存のLANMAN.INIファイルにあるパラメータと設定は, PWRK$CONFIG.COM初期構成プロシージャを実行したときにレジス トリ・パラメータに移行されます。詳細については,「第3.2節, LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジストリへの移行」を参照し てください。 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 1-3 1.1.2.3 OpenVMSクラスタのアップグレード Advanced Serverは,他のクラスタ・メンバがPATHWORKS for OpenVMSを実行していない限り,OpenVMS Alphaバージョン7.2を 実行するどのOpenVMSクラスタ・メンバの上にもインストール することができます。Advanced Serverをクラスタ・メンバ・ ノードにインストールする場合,同じクラスタの他のノードで PATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server)またはPATHWORKS V5 for OpenVMS (LANマネージャ)を実行することはできません。 Advanced Serverは,OpenVMS Alphaシステム上でのみ稼動しま す。Advanced Serverを混合アーキテクチャ・クラスタ(Alphaと VAXメンバの両方があるクラスタ)にインストールする場合,VAX メンバ上でPATHWORKS for OpenVMSを実行することはできませ ん。ただし,「第5.6節,外部認証のセットアップ」に説明するよ うに,VAXノードに外部認証を設定することにより,クラスタの すべてのノードで外部認証をサポートすることができます。 ___________________________________________________________ 1.2 DECprintソフトウェアのインストレーション DECprint Supervisor for OpenVMSは,PostScriptプリンタ用の キュー管理と印刷機能を提供する印刷システムです。 DECprint Supervisor for OpenVMSを使用しようとする場合,で きるだけAdvanced Serverをインストールする前にそれをインス トールしてください。DECprintソフトウェアをインストールした 後,システムを再起動しなければなりません。起動は,DECprint Supervisorのインストレーション・プロシージャの一部として行 うことも,Advanced Serverをインストールした後,それを構成 する前に行うこともできます。 ___________________________________________________________ 1.3 ライセンスについて 次の節では,Advanced Serverのライセンシング・ソフトウェア とライセンスの必要条件について説明します。 1-4 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 1.3.1 ライセンスの必要条件 Advanced Serverは,ファイル・サービスおよびプリント・サー ビスにアクセスするクライアントが適切にライセンスされている ことを要します。この必要条件に準拠するには,次のいずれかに 該当しなければなりません。 o クライアントは,Advanced Serverに接続する前に,クライ アント・ベースのライセンスを取得しなければならない。 o Advanced Serverは,Advanced Serverのサービスを使用し ようとするクライアントがライセンスを持たない場合,そ れに割り当て可能なサーバ・ベースのライセンスを持って いなければならない。 いずれの場合も,Advanced Serverのサービスへのアクセスに必 要なライセンスは,PWLMXXXCA07.02というクライアント・アクセ ス・ライセンスです。 PATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server)からアップグレ ードする場合,クライアント・ライセンスの必要条件について の詳細については,『Advanced Server for OpenVMS Guide to Managing Advanced Server Licenses』を参照してください。 1.3.2 ライセンス・サーバについて Advanced Serverライセンス・サーバは,OpenVMSシステム上で実 行して,クライアントにライセンスを付与するオプションのソフ トウェア・プログラムです。 ライセンス・サーバは,次のようにインストールできます。 o ファイル・サーバとともにインストールする(ファイル・サ ーバのインストレーションに自動的に含まれます)。 o ファイル・サーバとは別にインストールする("スタンドア ロン・ライセンス・サーバ"といいます)。 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 1-5 いずれの場合も,ライセンス・サーバが次のプロトコルのどれを 使ってクライアントをサポートするようにも構成することができ ます。 o DECnet o LAN Manager (NetBEUI) o TCP/IP Advanced Serverのない指定されたOpenVMSシステム上にライセ ンス・サーバをインストールすることを推奨します。したがっ て,日本語Advanced Server for OpenVMSキットにより,ファイ ル・サーバとは別にスタンドアロン・ライセンス・サーバをイン ストールすることができます。また,この代わりに,Advanced ServerのあるOpenVMSクラスタ上でライセンス・サーバを実行す れば,クラスタ・フェイルオーバにより信頼性が向上します。 LANはそれぞれ,アクティブ・ライセンス・サーバを1つだけ必要 とします。ライセンス・サーバを実行するシステムにライセンス のProduct Authorization Key (PAK)をロードする必要がありま す。OpenVMSクラスタでは,PAKを共有ライセンス・データベース にロードしなければなりません。 __________________________________________________________ 必要な情報_________参照するマニュアル_____________________ ライセンスのロー 『OpenVMS License Management Utility ド Manual』 ライセンス・サー 「第4章,スタンドアロン・ライセンス・サ バの構成 ーバの構成と起動」 ライセンスの管理 『Advanced Server for OpenVMS Guide to ___________________Managing_Advanced_Server_Licenses』____ ___________________________________________________________ 1.4 外部認証について 外部認証は,OpenVMSシステムのオプション機能で,これによ り,システム管理者はOpenVMSセキュリティ以外のセキュリテ ィ・メカニズムに基づくログイン認証に応じてユーザ・アカウン トを設定できるようになります。 1-6 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に Advanced Serverは,Advanced ServerまたはWindows NT互換のユ ーザ認証メカニズムを使用してOpenVMSユーザ・ログインを認証 する能力を提供することにより,この機能を利用します。これに より,ユーザはOpenVMSログイン・プロンプトでAdvanced Server のユーザ名とパスワードを使用してログインすることができ,ま た,ユーザ・アカウントに自動的にパスワードが同期化されま す。COM for OpenVMS製品を使用している場合,外部認証が必要 な場合があります。 Advanced Serverのインストール時に,外部認証をサポートする ために必要なファイルが自動的にインストレーション・プロセス に含まれます。 Advanced ServerをOpenVMSクラスタにインストールし,Advanced ServerがインストールされていないOpenVMSクラスタ・メンバ・ ノードで外部認証を有効にしようとする場合,外部認証ソフトウ ェアのみをインストールすることができます。 外部認証の有効化についての詳細は,「第5.6節,外部認証のセッ トアップ」を参照してください。 ___________________________________________________________ 1.5 リリース・ノートの確認 次の節では,製品のリリース・ノートおよび日本語Advanced Server for OpenVMSをインストールする前にそれをソフトウェ ア・キットから抽出する方法について説明します。 1.5.1 リリース・ノートについて インストレーションを開始する前に,リリース・ノートを印刷し て確認してください。 インストレーション・プロシージャにより,リリース・ノートが SYS$HELP:エリアにコピーされるので,サーバのインストレーシ ョン後はそこから利用することができます。 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 1-7 1.5.2 リリース・ノートのアクセス方法 o インストレーションの前にリリース・ノートを印刷する場 合は,次の手順を行います。 1. ドライブにインストレーション・キットをロードしま す。 2. 次のコマンドを入力します。deviceは,インストレー ション・キットをロードしたデバイスとディレクトリ の名前に置き換えます。 $ MOUNT device: FPS $ BACKUP/SELECT=ASOVMSJA072.RELEASE_NOTES device:ASOVMSJA072.A/SAVE_SET * $ PRINT ASOVMSJA072.RELEASE_NOTES o インストレーション中にリリース・ノートを印刷する場合 は,次の手順に従います。 1. ドライブ上にインストレーション・キットをロードし ます。 2. 次のコマンドを入力してインストレーション・プロシ ージャを起動します。 $ @VMSINSTAL ASOVMSJA072 device_name: OPTIONS N インストレーション・プロシージャがリリース・ノートを 印刷するか,それとも表示するかを尋ねます。いずれの場 合もリリース・ノートは常にSYS$HELP:エリアにコピーされ ます。 ___________________________________________________________ 1.6 インストレーション・チェックリストの使用 「付録 A,インストレーションおよびアップグレードのチェック リスト」には,インストレーション/構成チェックリストが用意 されています。このチェックリストを複写し,本書で説明するイ ンストレーションと構成手順の完了を追跡するために使用するこ とができます。 1-8 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 1.7___Advanced_Server_for_OpenVMSソフトウェアをインストールする ための必要条件 次の節では,日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェア のインストール時に必要なハードウェアおよびソフトウェアにつ いて説明します。 1.7.1 ハードウェアの必要条件 サーバがサポートするハードウェアの一覧については,『ソフト ウェア仕様書(SPD)』を参照してください。 1.7.2 ソフトウェアの必要条件 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアを正常にイン ストールするには,システムに次のソフトウェアを正しくインス トールし,構成しなければなりません。 o OpenVMS Alpha V7.2 Advanced ServerはOpenVMS Alpha V7.2システム上でのみ稼 動し,オプションのOpenVMSレジストリ・サービスを必要と します。OpenVMSレジストリについての詳細は,『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。 o 他のサーバおよびネットワーク・クライアントが使用する ネットワーク・プロトコルをサポートするための適切なト ランスポート・ソフトウェア。次のうちの1つ以上が含まれ ます。 - DECnetまたはDECnet-Plus(オプション) DECnetまたはDECnet-Plusは,OpenVMSオペレーティン グ・システムのインストール時にオプションとしてイ ンストールすることができます。 - TCP/IP (オプション) TCP/IP Services for OpenVMSまたはサポートされるサ ードパーティのTCP/IP製品を使用してIPをサポートす ることができます。サポートされるTCP/IP製品の一覧 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 1-9 については,日本語Advanced Server for OpenVMSの 『ソフトウェア仕様書(SPD)』を参照してください。 1.7.3 サポートされるクライアント・ソフトウェア 日本語Advanced Server for OpenVMSは,次のタイプのクライア ントからの接続をサポートします。 o Windows NT o Windows 98 o Windows 95 1.7.4 メモリの必要条件 OpenVMS Alphaシステム上でAdvanced Serverを実行するために は、最低限64 MBの物理メモリが必要です。 ___________________________________________________________ 1.8 インストレーション前の手順 表 1-1にあるチェックリストを使用して,この節で説明するイン ストレーション前の手順を完了します。 1-10 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 表 1-1 インストレーション前のチェックリスト __________________________________________________________ < >1. パーツ一覧を確認します。 < >2. ネットワーク・ハードウェアがインストールされ,接 続されていることを確認します。 < >3. 必要なソフトウェアがインストールされていることを 確認します。 < >4. OpenVMSレジストリ・サーバを起動します。 < >5. SYSTEMアカウントにログインします。 < >6. システム・ディスクをバックアップします。 < >7. リリース・ノートを確認します。 < >8. インストレーションのために十分なディスク容量があ ることを確認します。 < >9. システム・パラメータを確認します。 < >10. キュー・マネージャを確認します。 < >11. タイム・ゾーンの構成を確認します。 < >12. DECnetトランスポートを使用しようとする場合は, DECnetまたはDECnet-Plusが稼動していることを確認 します。DECnetが必要な状況については,「第1.8.12 項,ステップ12: DECnetの状態の確認」を参照してく ださい。 < >13. TCP/IPトランスポートを使用しようとする場合は, TCP/IPが稼動していることを確認します。 < >14. クラスタ上にAdvanced Serverをインストールする場 __________合は,OpenVMSクラスタ構成を確認します。_________ 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストー ルする前に,次の手順を行います。 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 1-11 1.8.1 ステップ1:パーツ一覧の確認 ソフトウェアのパーツ一覧は,入手したキットの内容の明細で す。キットの内容をこの情報に照らして確認します。パーツが不 足していたり,破損している場合は,弊社の担当者にご連絡くだ さい。 1.8.2 ステップ2:ネットワーク・ハードウェアの確認 日本語Advanced Server for OpenVMSは,ソフトウェアの必要条 件を満足するOpenVMS Alphaシステム上で稼動します。PCローカ ル・エリア・ネットワーク(LAN)には次のものが必要です。 o サーバおよび各クライアントごとに装備されたサポートさ れるネットワーク・コントローラ o 各クライアントをネットワークに接続するケーブル 1.8.3 ステップ3:必要なソフトウェアの確認 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアには,次のも のが必要です。 o OpenVMS Alphaオペレーティング・システム(バージョン7.2 以上)。 o DECnet経由でDECnetトランスポート,メール・サーバ,ま たはライセンス・サーバを使用する場合は,DECnetネット ワーク・トランスポート。 o クラスタまたはネットワーク通信にTCP/IPトランスポート を使用しようとする場合は,TCP/IPトランスポート。TCP /IPトランスポートを使用する場合は,『Advanced Server for OpenVMS Release Notes』に説明するように,TCP/IPト ランスポート製品をインストール/構成しなければなりませ ん。 1-12 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 1.8.4 ステップ4: OpenVMSレジストリ・サーバの起動 OpenVMSレジストリは,OpenVMSバージョン7.2のインストレーシ ョンの一部としてインストールされます。レジストリ・サービス を提供するには,次の手順を行います。 1. レジストリ・サーバのファイルが格納されるディスク位置 をポイントするSYS$REGISTRY論理名を定義します たとえば,レジストリ・ファイルをディレクトリ[SYS$REGISTRY]の デバイスDKA100:に格納するには,次のコマンドを入力しま す。 $ DEFINE/SYSTEM/EXECUTIVE SYS$REGISTRY DKA100:[SYS$REGISTRY] OpenVMSクラスタでは,必ずAdvanced Serverを実行するす べてのクラスタ・メンバが利用可能なディスクおよびディ レクトリを指定します。 2. レジストリ・サーバを起動します。 レジストリサーバを手動で起動しなければならない場合 は,次のコマンドを入力します。 $ @SYS$STARTUP:REG$STARTUP.COM できるだけAdvanced Serverを起動するコマンド行の前の SYS$STARTUP_VMS.COMプロシージャにこのコマンドを追加し てください。これにより,スタートアップとともにレジス トリ・サーバが起動され,レジストリを必要とするあらゆ るAdvanced Serverユーティリティ(PWRK$REGUTLや構成マネ ージャ)が正しく操作されることが保証されます。 OpenVMSレジストリの管理についての詳細は,『OpenVMSシステム 管理者マニュアル』を参照してください。 1.8.5 ステップ5: SYSTEMアカウントへのログイン 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストー ルする前に,SYSTEMアカウント,すなわちインストレーション・ プロシージャを実行するために十分な特権を持つアカウントにロ グインします。 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 1-13 SYSTEMアカウントにログインするには,次の手順を行います。 1. Username:プロンプトでSYSTEM:と入力します。 Username: SYSTEM 2. Password:プロンプトでSYSTEMアカウントへのパスワードを 入力します。入力したパスワードは表示されません。 1.8.6 ステップ6:システムのバックアップ 貴重なデータの損失を防ぐため,レイヤード・プロダクトをイン ストールする前に,できるだけシステム上のすべてのディスクを バックアップしてください。 システム・バックアップを行うには,OpenVMS BACKUPコマンドを 使用します。BACKUPコマンドについての詳細は,『OpenVMSシス テム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』を参照し てください。 1.8.7 ステップ7:リリース・ノートの印刷と確認 リリース・ノートをまだ読んでいない場合,ソフトウェアをイン ストールする前に読む必要があります。詳細については,「第 1.5節,リリース・ノートの確認」を参照してください。 1.8.8 ステップ8:ディスク容量の必要条件の確認 インストレーション・プロシージャには,システム・ディスク上 に最低139,500ブロックの空き容量が必要です。 システム・ディスク上の空きブロック数を確認するには,次のコ マンドを入力します。 $ SHOW DEVICE SYS$SYSDEVICE 1-14 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に OpenVMSシステムが,空きブロック数など,システム・ディスク についての情報を表示します。次に例を示します。 Device Device Error Volume Free Trans Mnt Name Status Count Label Blocks Count Cnt DUA0: Mounted 0 AXP072 724856 280 1 1.8.9 ステップ9:システム・パラメータの確認 次のOpenVMSシステム・パラメータが正しく設定されていること を確認します。 _______________________ 注意 _______________________ これらのパラメータが正しく設定されていなければ,イン ストレーション・プロシージャを完了した後で,サーバを 構成することができません。 _____________________________________________________ 1.8.9.1 GBLPAGESパラメータ GBLPAGESパラメータの最低値は,少なくとも7500ページでなけれ ばなりません。 システムに十分な未使用グローバル・ページがあることを確認す るには,次の手順を行います。 1. 次のコマンドを入力します。 $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLPAGES") GBLPAGESパラメータの値が表示されます。次に例を示しま す。 7500 2. 値が必要な値を下回る場合は,システム・パラメータ・フ ァイルSYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを編集して,次のような 行を追加します。 ADD_GBLPAGES = 7500 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 1-15 1.8.9.2 GBLSECTIONSパラメータ Advanced Serverをインストールする場合,GBLSECTIONSパラメー タの最低値は75です。 スタンドアロン・ライセンス・サーバのみをインストールする場 合,最低値は50です。 システムに十分な未使用グローバル・セクションがあることを確 認するには,次の手順を行います。 1. 次のコマンドを入力します。 $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLSECTS") GBLSECTIONSパラメータの値が表示されます。次に例を示し ます。 75 2. 値が必要な値を下回る場合は,システム・パラメータ・フ ァイルSYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを編集して,次のような 行を追加します。 ADD_GBLSECTIONS = 75 1.8.9.3 PROCSECTCNTパラメータ Advanced Serverをインストールする場合,PROCSECTCNTパラメー タの最低値は40です。 スタンドアロン・ライセンス・サーバのみをインストールする場 合,最低値は32です。 システム・パラメータPROCSECTCNTの値が十分であることを確認 するには,次の手順を行います。 1. 次のコマンドを入力します。 $ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("PROCSECTCNT") PROCSECTCNTパラメータの値が表示されます。次に例を示し ます。 40 1-16 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 2. 値が必要な値を下回る場合は,システム・パラメータ・フ ァイルSYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを編集して,次のような 行を追加します。 MIN_PROCSECTCNT = 40 1.8.9.4 SCSNODEパラメータ SCSNODEパラメータは,システムのコンピュータ名に定義しま す。DECnetを実行している場合,SCSNODE名は,DECnetノード名 と同じでなければなりません。 次に示すように,SCSNODEパラメータのインストール前の状態 は,インストレーション後の動作に影響します。 __________________________________________________________ SCSNODEの状 態____________定義の有無____サーバの動作__________________ 未定義 定義せず 起動せず。 定義済み 定義せず 起動する。 未定義 定義する 起動するが,OpenVMSシステム は,プリント・キューおよびバッ チ・キューの名前に新しいコンピ ュータ名が含まれるように名前を 変更する。キュー・データベース の再構築が必要になることもあ る。これらのシステム管理作業に ついての詳細は,『OpenVMSシス ____________________________テム管理者マニュアル』を参照。 システム・パラメータSCSNODEがシステムのコンピュータ名に定 義されていることを確認するには,システム・プロンプトで次の コマンドを入力します。 $ SCSNODE = F$GETSYI("SCSNODE") $ SHOW SYMBOL SCSNODE 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 1-17 この結果,次のいずれかの状態になります。 o SCSNODEが定義されている場合,コンピュータ名が表示され ます。たとえば,システムのコンピュータ名がSPEEDYの場 合,次のように表示されます。 $ SHOW SYMBOL SCSNODE SPEEDY o SCSNODEが定義されていない場合,コンピュータ名は表示さ れません。 SCSNODEが定義されていない場合,SYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを 編集して,このパラメータを定義します。たとえば,コンピュー タ名がSPEEDYの場合,次の行が含まれるようにファイルを編集し ます。 SCSNODE = "SPEEDY" ファイルSYS$SYSTEM:MODPARAMS.DATを編集する場合,OpenVMSの コマンド・プロシージャであるAUTOGENを実行し,すぐに,また はサーバを構成する前にシステムを再起動します。次に例を示し ます。 $ @SYS$UPDATE:AUTOGEN GETDATA REBOOT NOFEEDBACK AUTOGENユーティリティの使用についての詳細は,『OpenVMSシス テム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』を参照し てください。 1.8.10 ステップ10:キュー・マネージャの確認 インストレーション時にキュー・マネージャを実行する必要はあ りませんが,サーバーを構成するときには実行しなければなりま せん。SHOW QUEUE/MANAGERコマンドを入力して,キュー・マネー ジャが実行されているかどうかを確認することができます。 $ SHOW QUEUE/MANAGER 1-18 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に キュー・マネージャが実行されている場合,OpenVMSシステムは 次のように表示します。 Queue manager SYS$QUEUE_MANAGER, running, on SPEEDY:: キュー・マネージャが実行されていない場合,次のコマンドを使 用して起動することができます。 $ START/QUEUE/MANAGER OpenVMS DCLコマンドについての詳細は,『OpenVMS DCL Dictionary』を参照してください。 1.8.11 ステップ11: タイム・ゾーンおよびTDFの確認 Advanced Serverは,内部の時間管理にグリニッジ標準時(GMT)を 使用します。ローカル環境で時刻を正確に表示するには,サーバ を起動する前にタイム・ゾーン情報を設定する必要があります。 タイム・ゾーンと時差係数(TDF)の設定は,OpenVMSコマンド・プ ロシージャUTC$TIME_SETUP.COMを実行することにより確認するこ とができます。SYSTEMアカウントから,次のコマンドを入力し て,このプロシージャを起動します。 $ @SYS$MANAGER:UTC$TIME_SETUP.COM o OpenVMSシステム上でタイム・ゾーンを設定するには,次の コマンド・プロシージャを実行します。 @ SYS$MANAGER:UTC$TIMEZONE_SETUP.COM o OpenVMSシステムでタイム・ゾーンの時差係数を設定するに は,次のコマンド・プロシージャを実行します。 @ SYS$MANAGER:UTC$CONFIGURE_TDF.COM 夏時間のようなタイム・ゾーン情報を変更した場合,時刻を正確 に表示するために,サーバを再起動しなければなりません。 コマンド・プロシージャの実行およびタイム・ゾーンとTDFのリ セットについての詳細は,『OpenVMSシステム管理者マニュア ル』を参照してください。 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 1-19 1.8.12 ステップ12: DECnetの状態の確認 DECnetトランスポートを使用しようとする場合,インストレーシ ョン時にDECnetまたはDECnet-Plusを実行する必要があります。 ただし,システムが構成できるようになるには,その前にDECnet またはDECnet-Plusをそのシステム上で実行しなければなりませ ん。 サーバ・ソフトウェアをインストールしようとするシステム上で DECnetが実行されているかを確認するには,次の節で説明するよ うに,DECnet(フェーズIV)かDECnet-Plusのいずれがインストー ルされているかによって適切なコマンドを入力します。 1.8.12.1 DECnet(フェーズIV)の状態の確認 DECnetの状態を確認するには,次のコマンドを入力します。 $ MCR NCP SHOW EXECUTOR o DECnetが実行中の場合,次のように表示されます。 Node Volatile Summary as of 1-NOV-1998 12:16:36 Executor node = 9.000 (BRUTUS) State = on Identification = DECnet-VAX V7.2, VMS V7.2 Active links = 2 o DECnetが実行中でない場合は,次のコマンドを入力して起 動します。 $ @SYS$MANAGER:STARTNET 1.8.12.2 DECnet-Plusの状態の確認 DECnet-Plusの状態を確認するには,次のコマンドを入力しま す。 $ SHOW LOGICAL NET$STARTUP_STATUS o DECnet-Plus実行中の場合,次のように表示されます。 "NET$STARTUP_STATUS" = "RUNNING-ALL" (LNM$SYSTEM_TABLE) 1-20 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に o DECnet-Plusが実行中でない場合は,次のコマンドを入力し て起動します。 $ @SYS$STARTUP:NET$STARTUP 詳細については,DECnet製品のドキュメントを参照してくださ い。 1.8.13 ステップ13: TCP/IPの状態の確認 TCP/IPトランスポートを使用しようとする場合,TCP/IPが実行さ れ,PWIPドライバがロードされていることを確認します。プロシ ージャは,どのTCP/IP製品を使用しているかによって異なりま す。詳細については,インストールされているTCP/IP製品のドキ ュメントを参照してください。 たとえば,日本語DIGITAL TCP/IP Services for OpenVMS V5.0が インストールされている場合,次のコマンドを入力することによ り,PWIPドライバを手動で起動することができます。 $ @SYS$STARTUP:TCPIP$PWIP_STARTUP.COM この代わりに,TCP/IPの起動時にPWIPドライバが自動的に起動す るよう,構成プロシージャTCPIP$CONFIG.COMを使用してTCP/IP Services for OpenVMSサービスを構成することができます。 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 1-21 1.8.14 ステップ14: OpenVMSクラスタ構成の確認 Advanced Serverは,複数のOpenVMS Alphaクラスタ・メンバ上で 実行することができます。これには,次の手順を行います。 1. Advanced Serverを実行する各システム・ディスク上で次の 手順を行います。 o この章で説明されている手順 o 「第2章, Advanced Server for OpenVMSソフトウェア のインストレーション」で説明されているVMSINSTALコ マンド・プロシージャ 複数のシステム・ディスクを使用するクラスタ構成では, OpenVMSレジストリ・サーバが共通レジストリ・データベー スを使用するように構成しなければなりません。詳細につ いては,「第1.8.4項,ステップ4: OpenVMSレジストリ・サ ーバの起動」を参照してください。 2. ファイル・サーバおよびプリント・サーバとして使用する それぞれのクラスタ・メンバで,Advanced Server構成プロ シージャ(PWRK$CONFIG.COM)を実行します。これにより,各 ノードが適切なパラメータ・セットとサーバを実行するに 十分なリソースを持つようになります。 OpenVMSクラスタには,VAXとAlphaの両方のメンバを含めること ができます。日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェ アはOpenVMS Alphaバージョン7.2メンバ上でのみ稼動します。 OpenVMSクラスタは,Advanced Serverと同じクラスタにある旧バ ージョンのファイル・サーバをサポートすることができません。 したがって,この環境をサポートするには,Advanced Serverを Alphaメンバ上で実行します。VAXメンバでは,ファイルおよびプ リント・サーバを実行しないでください。 ただし,「第5.6節,外部認証のセットアップ」に説明するよう に,外部認証を提供するために,できるだけ外部認証ソフトウェ アをクラスタ内のすべてのノードにセットアップしてください。 1-22 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 1.9___次のステップ_________________________________________ Advanced Serverをインストールするには,「第2章, Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション」の手順 に従います。 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストールする前に 1-23 2 ________________________________________________________________ Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション この章では,日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェア のインストール方法を説明します。旧バージョンのサーバからア ップグレードするか,初めてサーバをインストールするかに関わ らず,これらのプロシージャに従わなければなりません。 インストレーション・プロシージャを開始する前に,「第1章,日 本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストール する前に」で説明したインストレーション前のタスクが完了して いることを確認します。 この章は,次の節から構成されます。 o 第2.1節,インストレーション・プロシージャについて o 第2.2節,サーバのインストレーション o 第2.3節,インストレーション時の問題のトラブルシューテ ィング o 第2.4節,次のステップ ___________________________________________________________ 2.1 インストレーション・プロシージャについて 次の節では,VMSINSTALインストレーション・プロシージャとそ の動作を説明します。 2.1.1 VMSINSTALとは VMSINSTALは,OpenVMSオペレーティング・システムにソフトウェ アをインストールするための標準のコマンドプロシージャです。 VMSINSTALは,一連の質問(プロンプト)からなります。これらの 質問に答えることにより,日本語Advanced Server for OpenVMS Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション 2-1 ソフトウェアのインストールに必要な情報がVMSINSTALに提供さ れます。 2.1.2 VMSINSTALインストレーション・キット VMSINSTALインストレーション・キットには,複数のOpenVMS BACKUPセーブ・セットが入っています。セーブ・セット ASOVMSJA072.Aには,ファイルKITINSTAL.COMおよびリリース・ノ ートが入っています。 2.1.3 VMSINSTALの機能 VMSINSTALを使用すると,次のことが行われます。 1. インストレーションがVAXシステムで行われるか,Alphaシ ステムで行われるかを判定する。VAXシステムの場合,イン ストレーションが終了する。Advanced Serverが稼動するの は,Alphaシステム上のみである。 2. 必要に応じて,システム上にAdvanced Serverアカウントを 作成する。 3. インストレーション・キットのセーブ・セットからファイ ルを復元する。 4. DECnetまたはDECnet-Plusを実行している場合,DECnetオブ ジェクトを作成する。 5. OpenVMS DCLコマンド定義ファイルをインストールする。こ れにより,Advanced Serverの管理が容易になる。 6. Advanced Server論理名定義ファイルをインストールする。 7. 古くなったファイルを削除する。 8. Advanced Serverファイルをインストールする。 9. ソフトウェアが正常にインストールされたことを検証す る(ソフトウェアをインストールした後のインストレーシ ョン検証プロシージャの実行方法についての詳細は,「第 5.2節, Advanced Serverインストレーションの検証」を参 照)。 2-2 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション 2.2___サーバのインストレーション___________________________ 次の節では,インストレーション・プロシージャが必要とする情 報の準備方法と必要な情報をプロシージャの際に指定する方法に ついて説明します。 2.2.1 VMSINSTALを起動する前に VMSINSTALコマンド・プロシージャを起動する前に,次の事項を 確認します。 1. 製品識別子。 製品識別子は,VMSINSTALに対し,どのセーブ・セットをメ ディアからシステム上のディスクにコピーするかを指示し ます。日本語Advanced Server for OpenVMSの製品識別子 は,ASOVMSJA072です。 2. メディアをマウントするデバイスの名前。 デバイス名は,使用するコンピュータとメディアのタイ プによって異なります。たとえば,AlphaStation 400の CD-ROMドライブにCD-ROMをマウントする場合,デバイス名 はDKA400のようになります。 3. インストレーション・プロシージャの間にオンライン・リ リース・ノートにアクセスするかどうか。 インストレーション中にオンライン・リリース・ノートを 表示または印刷するかどうかを尋ねるよう,VMSINSTALに指 示することができます。リリース・ノートには重要な変更 事項が記載されていることがあるので,できるだけ日本語 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアをインストール する前にこれを確認してください。リリース・ノートにア クセスするためのプロシージャは,「第1.5節,リリース・ ノートの確認」に説明されています。 4. Advanced Serverをインストールするかどうか。 Advanced Serverは,あらゆるOpenVMS Alpha V7.2シス テムにインストールすることができます。PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server)がすでにインストールされてい る場合,「第3章, Advanced Serverの構成」に説明するよ Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション 2-3 うに,サーバの構成中にサーバ・データ・ファイルが自動 的にアップグレードされます。 5. スタンドアロン・ライセンス・サーバのみをインストール するかどうか。 システムがスタンドアロン・ライセンス・サーバを実行す るよう指定されている場合,ライセンス・サーバ・ソフト ウェアのみをインストールすることができます。スタンド アロン・ライセンス・サーバは,できるだけ指定されたラ イセンス・サーバ・システムで実行してください。 Advanced Serverの全オプションをインストールしないこ とを選択する場合,インストレーション・プロシージャで は,日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェア・ キットからスタンドアロン・ライセンス・サーバをイン ストールするというオプションが示されます。この場合, Advanced Serverはインストールされません。 Advanced Serverの全オプションをインストールすること を選択する場合,スタンドアロン・ライセンス・サーバを インストールするという選択肢は示されません。ライセン ス・サーバは,Advanced Serverインストレーションの一部 としてインストールされます。 6. 外部認証ソフトウェアのみをインストールするかどうか。 Advanced Serverをインストールし,OpenVMSクラスタにお ける外部認証を有効にした場合,Advanced Serverでインス トールされていないクラスタ・メンバに外部認証ソフトウ ェアだけをインストールすることができます。外部認証の セットアップについての詳細は,「第5.6節,外部認証のセ ットアップ」を参照してください。 2-4 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション 7. 利用者識別コード(UIC)グループ番号。 Advanced Serverインストレーション・プロシージャ は,OpenVMSのユーザ・アカウントPWRK$DEFAULTおよび PWRK$GUESTがまだ存在しない場合,それらを作成します。 インストレーション・ダイアログに表示される省略時の選 択は,次のように決定されます。 ______________________________________________________ インストール時の状態_____省略時の値___________________ ファイル・サーバを初め 360から始まる最初に使用可能 てインストールする。 な未使用のUICグループ番号 PCFS$ACCOUNTという名前 既存のアカウントPCFS$ACCOUNT のアカウントがすでに存 に関連づけられたのと同じグル 在する。 ープ番号 ファイル・サーバのアカ 既存のアカウントと同じグルー ウントがすでに存在す プ番号 る。__________________________________________________ 2.2.2 VMSINSTALの起動方法 VMSINSTALを起動するには,以下の手順を行います。 1. SYSTEMアカウントでログインしていることを確認します。 2. インストレーション・キットのメディアをドライブにロー ドします(ドライブをマウントする必要はありませんが,イ ンストレーション・プロシージャがマウントできるようオ ンラインにしなければなりません)。 3. 次のコマンドを入力して,インストレーション・キットを ロードしたデバイスの状態を確認します。device_nameは, 適切なデバイス名に置き換えます。 $ SHOW DEVICE device_name Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション 2-5 たとえば,次のようになります。 $ SHOW DEVICE $1$DUS0: Device Device Error Volume Free Trans Mnt Name Status Count Label Blocks Count Cnt $1$DUS0: (HSC001) Mounted 0 HUBSYS 347718 628 4 デバイスの状態がOfflineの場合,次のコマンドを入力し て,デバイスをオンラインにします。device_nameは適切な デバイス名に置き換えます。 $ SET DEVICE/AVAILABLE device_name 4. 省略時のディレクトリをSYS$UPDATE:に変更します。 $ SET DEFAULT SYS$UPDATE 5. VMSINSTALを起動し,製品識別子ASOVMSJA072,ソフトウェ ア・キットがあるデバイスの名前,およびインストレーシ ョン・プロシージャ中にオンライン・リリース・ノートに アクセスするかどうかを指定します。 ________________________________________________________________ リリース・ノートへのアク セスの有無________________入力するコマンド______________________ インストレーション・プロ @VMSINSTAL ASOVMSJA072 device_name シージャ中にリリース・ノ OPTIONS N ートにアクセスする インストレーション・プロ @VMSINSTAL ASOVMSJA072 device_name シージャ中にリリース・ノ ートにアクセスしない____________________________________________ 2.2.3 プロンプトへの応答方法 インストレーション・プロシージャの行の前に付いているアス タリスク(*)は,その質問に答えなければならないことを示しま す。 通常,質問には省略時の答えが用意されており,質問の最後に角 かっこ([])に入れて表示されます。 2-6 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション 省略時の値のままでよい場合は,を押します。次に例を 示します。 * Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]? 2.2.4 インストレーションの中断方法 いつでもを押すと,インストレーション・プロシージャ を中断することができます。この後,インストレーションを最初 からやり直すことができます。 2.2.5 インストレーション時の質問への応答方法 「表 2-1,インストレーション時の質問」に,VMSINSTALによって 表示される質問への応答方法を示します。 _______________________ 注意 _______________________ 表 2-1には,VMSINSTALが表示する質問だけを示し,情報 メッセージは表示しません。インストレーション・スクリ プトの完全な例については,「付録 B, Advanced Server のインストレーションおよび構成の例」を参照してくださ い。 _____________________________________________________ 表 2-1 インストレーション時の質問 ________________________________________________________________ 質問_______________行いたい操作_________________入力____________ Are you 続行する。 satisfied with the backup of your system disk [YES]? 終了する。 NO ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション 2-7 表 2-1 (続き) インストレーション時の質問 ________________________________________________________________ 質問_______________行いたい操作_________________入力____________ Select option リリース・ノートを画面表示 1 [2]:[1] する。 任意の箇所で表 示を停止するに は,を押 す。 リリース・ノートを印刷す 2 (また る。 はを 押してこの省略 時の値を使用す る。) リリース・ノー ト・ファイルが省 略時のプリント・ キューSYS$PRINT に送られる。他の プリント・キュー 名を入力すること もできる。 [1]この質問は,VMSINSTALプロシージャの起動時にOPTIONS_Nを指定し_ た場合,またはシステム上にアクティブなプロセスが存在する場合のみ 表示される。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) 2-8 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション 表 2-1 (続き) インストレーション時の質問 ________________________________________________________________ 質問_______________行いたい操作_________________入力____________ リリース・ノートの印刷と画 3 面表示を行う。 リリース・ノート を他のプリント・ キューに送るに は,他のプリン ト・キューの名前 を入力する。 任意の箇所で画面 表示を停止するに は,を押 す。 リリース・ノートの表示や印 4 刷を行わずに続行する。 リリース・ノ ートは自動的に SYS$HELPにコピー される。 Do you want Advanced Serverの全オプシ to install ョンをインストールする。 the complete Advanced Server for OpenVMS [YES]? Advanced Serverの全オプシ NO ョンをインストールしない。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション 2-9 表 2-1 (続き) インストレーション時の質問 ________________________________________________________________ 質問_______________行いたい操作_________________入力____________ Do you want to スタンドアロン・ライセン YES install only ス・サーバをインストールす このオプショ the Advanced る。 ンは,Advanced Server's license Serverなしにライ server [NO]?[2] センス・サーバと トランスポート・ ソフトウェアをイ ンストールする。 詳細については, 「第4章,スタンド アロン・ライセン ス・サーバの構成 と起動」を参照。 スタンドアロン・ライセン ス・サーバをインストールし ない。 Do you want 外部認証イメージのみインス YES to install トールする。 このオプショ the External ンは,Advanced Authentication Serverなしに外部 images only 認証イメージをイ [NO]?[2] ンストールする。 [2]この質問は,Advanced_Serverをインストールすると選択した場合の み表示される。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) 2-10 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション 表 2-1 (続き) インストレーション時の質問 ________________________________________________________________ 質問_______________行いたい操作_________________入力____________ Advanced Serverの全オプシ ョンまたはスタンドアロン・ このオプションに ライセンス・サーバをインス より,インストレ トールする。 ーション・プロシ ージャが前の質問 を繰り返すので, Advanced Server の全オプションを 選択することがで きる。 Is the selection その選択肢を使用する。 correct [YES]? その選択肢を変更する。 NO インストレーションを終了す る。 Do you want インストレーション・プロジ to run the ージャ完了後にインストレー IVP after the ション検証プロシージャを自 installation is 動実行する。 finished [YES]? ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション 2-11 表 2-1 (続き) インストレーション時の質問 ________________________________________________________________ 質問_______________行いたい操作_________________入力____________ IVPを実行しない。 NO IVPは,インスト レーション・プロ シージャとは独立 に実行することが できる。IVPを独 立に実行する方法 についての詳細 は,「第5.2節, Advanced Server インストレーショ ンの検証」を参 照。 Do you want 置き換えられたファイルを全 to purge files 部パージする。 replaced by this installation [YES]? 置き換えられたファイルを全 NO くパージしない。 Enter default 新たに作成されたOpenVMSア UIC group カウントPWRK$DEFAULTおよび number for PWRK$GUESTを省略時の利用者 PWRK$DEFAULT and 識別コード(UIC)グループ・ PWRK$GUEST[360][3]:メンバ(たとえば,360)に関 連づける。 [3]この質問は,Advanced_Serverをインストールすると選択した場合の み表示される。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) 2-12 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション 表 2-1 (続き) インストレーション時の質問 ________________________________________________________________ 質問_______________行いたい操作_________________入力____________ 新たに作成されたアカウント 3桁のUIC番号 を指定したUICグループ番号 ___________________に関連づける。_______________________________ ___________________________________________________________ 2.3 インストレーション時の問題のトラブルシューティング 次の節では,日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェア を適切でない環境にインストールした場合に発生する可能性のあ る問題をいくつか説明します。 2.3.1 VAXシステム上への日本語Advanced Server for OpenVMSソフト ウェアのインストレーション Advanced Serverは,OpenVMS VAXシステム上では稼動しません。 Advanced ServerをVAXシステムにインストールしようとすると, VMSINSTALプロシージャが次のエラー・メッセージを表示して, インストレーションを終了します。 Advanced Server V7.2 for OpenVMS does not run on OpenVMS VAX systems. You can install this product on OpenVMS Alpha systems only. 詳細については,「第1.1.1項, VAXシステムについて」を参照し てください。 2.3.2 PATHWORKS for OpenVMS (Advanced Server)がインストールさ れたシステムへの日本語Advanced Server for OpenVMSのイン ストレーション PATHWORKS V6.0B for OpenVMS (Advanced Server)は,Advanced Server V7.2 for OpenVMSにアップグレードすることができ ます。システムに旧バージョンのPATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server)がインストールされている場合,インストレ ーション・プロシージャが次のメッセージを表示します。 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション 2-13 The migration path from PATHWORKS V6.0 to the Advanced Server is valid, but not recommended. Do you want to continue with the installation? [Yes]: できるだけPATHWORKS V6.0B for OpenVMS (Advanced Server)か らAdvanced Server V7.2 for OpenVMSにアップグレードしてく ださい。旧バージョンのサーバからアップグレードするには, Advanced Server V7.2 for OpenVMSをインストールする前に, 「第1.1.2.1項,サーバーの移行」で説明する移行パスに従いま す。 2.3.3 Advanced Serverがインストールされているシステムへのスタ ンドアロン・ライセンス・サーバのインストレーション Advanced Serverがインストールされているシステムに,スタン ドアロン・ライセンス・サーバをインストールすると,インスト レーション・プロシージャが,次のメッセージを表示します。 The Advanced Server was previously installed and you have selected to install the license server only. Because the Advanced Server includes the license server, the complete Advanced Server V7.2 for OpenVMS must also be installed. インストレーション・プロシージャが,Advanced Serverをイン ストールすることを選択します。このインストレーションを続行 するというオプションもありますし,を押すことにより インストレーション・プロシージャを終了することもできます。 このシステムにスタンドアロン・ライセンス・サーバをインスト ールするには,「第7章,日本語Advanced Server for OpenVMSソ フトウェアの削除」に説明するように,PWRK$DEINSTAL.COMコマ ンド・プロシージャを使用して,まずAdvanced Serverソフトウ ェアを削除します。 スタンドアロン・ライセンス・サーバのインストレーションおよ び構成スクリプトのサンプルについては,「付録 C,スタンドア ロン・ライセンス・サーバのインストレーションと構成の例」を 参照してください。 2-14 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション 2.3.4 外部認証ソフトウェアのインストレーション すでに日本語Advanced Server for OpenVMSをインストールして ある場合,外部認証ソフトウェアだけをインストールすることは できません。Advanced Serverがインストールされている場所に 外部認証ソフトウェアをインストールしようとすると,インスト レーション・プロシージャは次のメッセージを表示します。 The Advanced Server was previously installed, and you have selected to install the External Authentication images only. Because the Advanced Server includes the External Authentication images, the complete Advanced Server V7.2 for OpenVMS must also be installed. このオプションを選択するには,Advanced Serverをアンインス トールする必要があります。 外部認証のインストレーション・プロシージャのサンプル・スク リプトについては,「付録 D,外部認証ソフトウェアのインスト レーションの例」を参照してください。 ___________________________________________________________ 2.4 次のステップ 続行する場合は,インストールしているサーバに応じて,次のい ずれかを行います。 ________________________________________________________________ インストールしてい るサーバ____________参照する章_______行う手順___________________ 完全なAdvanced 第3章, Advanced Advanced Serverの構成 Server Serverの構成 スタンドアロン・ラ 第4章,スタンド スタンドアロン・ライセン イセンス・サーバ アロン・ライセ ス・サーバの構成 ンス・サーバの 構成と起動 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション 2-15 インストールしてい______________________________________________ るサーバ____________参照する章_______行う手順___________________ 外部認証ソフトウェ 第5.6節,外部認 システム上における外部認証 アのみ 証のセットアッ の設定 ____________________プ__________________________________________ 2-16 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーション 3 ________________________________________________________________ Advanced Serverの構成 この章では,Advanced Serverの構成方法について説明します。 この章は,次の節から構成されます。 o 第3.1節, Advanced Serverの構成プロシージャについて o 第3.2節, LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジストリへの 移行 o 第3.3節, Advanced Server構成プロシージャを起動する前 に o 第3.4節, Advanced Server構成プロシージャの起動方法 o 第3.5節, Advanced Server構成プロンプトへの応答方法 o 第3.6節,構成設定の変更方法 o 第3.7節,構成プロシージャの問題のトラブルシューティン グ o 第3.8節, Advanced Serverのネットワーク・デバイスの選 択 o 第3.9節,通信デバイスの定義 o 第3.10節,次のステップ ___________________________________________________________ 3.1 Advanced Serverの構成プロシージャについて Advanced Serverの初期構成プロシージャPWRK$CONFIG.COMは,日 本語Advanced Server for OpenVMSのインストレーション・プロ シージャによってインストールされます。 インストレーション・プロシージャと同様,構成プロシージャも (プロンプトを表示することにより)一連の質問を行います。プロ シージャは,入力された答えを使用してAdvanced Serverを構成 します。 Advanced Serverの構成 3-1 3.1.1 構成プロシージャの動作 PWRK$CONFIGは,次のことを行うコマンド・プロシージャです。 o Advanced Serverのオンディスク構造(「図 E-1,オンディス ク構成図」を参照)を作成する。 o 必要に応じて,既存のファイル・サーバのユーザ・アカウ ントおよび共有データベースをアップグレードする。 o 必要に応じて,レジストリ・サーバを起動する。 o 必要に応じて,サーバ構成パラメータをLANMAN.INIファ イルからOpenVMSレジストリに移行する(詳細については, 「第3.2節, LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジストリへ の移行」を参照)。 o 構成マネージャに入ってシステム構成パラメータを変更で きるようにする。また利用可能なシステム・リソースに対 する構成の設定の確認を可能にする。たとえば,サーバが 実行するトランスポートや,サーバに同時に接続できるク ライアントの最大数を指定することができる。 o サーバの役割,ドメイン名,および有効にするサービスな ど,サーバ構成の省略時設定の変更を可能にする。 o プライマリ・ドメイン・コントローラとして実行するサー バ上で,Administratorアカウント・パスワードを指定でき るようにする。 o サーバを起動するオプションを提供する。 サーバをインストールした後,サーバを起動できるようにするに は,PWRK$CONFIG構成プロシージャを実行する必要があります。 OpenVMSクラスタでは,サーバを起動する前に,サーバを実行し ようとする各ノードで,PWRK$CONFIGを実行しなければなりませ ん(OpenVMSクラスタは,ドメインにおいて1つの単位として機 能しますが,構成のためにはそれらを個別の単位として扱いま す)。 構成マネージャについての詳細は,『Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してください。 3-2 Advanced Serverの構成 3.2___LANMAN.INIパラメータのOpenVMSレジストリへの移行______ PATHWORKS for OpenVMSサーバでは,LANMAN.INIがサーバ・パラ メータの変更と格納に使用されます。Advanced Serverは,構成 パラメータをWindows NTレジストリに似たOpenVMSレジストリに 格納します。Advanced Serverは,パラメータ設定をLANMAN.INI からは読み込みません。OpenVMSレジストリにおけるサーバ構成 パラメータの管理についての詳細は,『Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してください。 PATHWORKS for OpenVMSから日本語Advanced Server for OpenVMS にシステムをアップグレードする場合,インストレーションの後 でPWRK$CONFIG.COM構成プロシージャを初めて実行したときに, 既存のLANMAN.INIファイルにあるパラメータや設定がOpenVMSレ ジストリに移行されます。パラメータはOpenVMSレジストリに 移行された後,レジストリで管理することができます。それ以 降,システムがPATHWORKS for OpenVMSを再度実行した場合, LANMAN.INIファイルが保持されます。 PWRK$CONFIG.COM構成プロシージャは,パラメータの1度限りの移 行を実行します。パラメータがレジストリに移行されるとき, PWRK$CONFIGプロシージャがLanmanIniMigrated値に関連づけられ ているデータをOpenVMSレジストリに設定します。この値が存在 し,それに関連づけられたデータを持つ場合,PWRK$CONFIGプロ シージャは,パラメータ移行プロセスを省略します。 次のコマンドを使用して,OpenVMSレジストリにある値とそれに 関連づけられたデータを表示することができます。 $ REGUTL :== $SYS$SYSTEM:PWRK$REGUTL.EXE $ REGUTL SHOW VALUE * LANMANINIMIGRATED Key: SYSTEM\CurrentControlSet\Services\AdvancedServer\Parameters Value: LanmanIniMigrated Type: String Current Data: 29-OCT-1998 19:02:57.19 この例に示すとおり,LanmanIniMigrated値のデータは, LANMAN.INIパラメータが移行された時刻を示すタイムスタン プです。 Advanced Serverの構成 3-3 PWRK$REGUTLユーティリティを使用してOpenVMSレジストリ にあるサーバ構成パラメータを管理する方法についての詳細 は,『Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してください。 ___________________________________________________________ 3.3 Advanced Server構成プロシージャを起動する前に PWRK$CONFIGコマンド・プロシージャを起動する前に,次の事項 を確認します。 1. どのOpenVMSディスク・デバイスにAdvanced Serverデー タ・ファイルを格納するか。データ・ファイルには,次の ものがある。 o 構成パラメータ・ファイル o ライセンス・サーバのデータ・ファイル o ログ・ファイル o プリンタ・スプール・ファイル o サーバ・データ・ファイル o 仮想メモリ・セクション・ファイル 省略時には,構成プロシージャは,データ・ファイルをシ ステム・デバイス(SYS$SYSDEVICE)にコピーします。ただ し,指定できるのは,未使用ブロックが最低84,000あるデ ィスク領域を持つ既存のOpenVMSディスク・デバイスです。 必要な容量はインストールするコンポーネントによって異 なります。 Advanced Serverデータ・ファイルのディスクを選択する場 合,次のことに注意してください。 o 最初にデータ・ファイルをコピーする場合,ODS-2ボリ ュームのデバイスを指定してください。 o Advanced Serverは,指定されたディスク・デバイスに コピーされたデータ・ファイルに頻繁にアクセスし, これによりディスク入出力が発生します。このような 動作がシステム・ディスクで生じると,OpenVMSシステ ムとAdvanced Serverの両方のパフォーマンスが低下す る可能性があります。できるだけシステム・ディスク 以外のディスク・デバイスを指定してください。 3-4 Advanced Serverの構成 o 複数のシステム・ディスクがあるOpenVMSクラスタで は,Advanced Serverを実行する予定のノード全部が同 じディスク・デバイスを使用して,Advanced Serverデ ータ・ファイルを格納し,アクセスしなければなりま せん。 o Advanced Serverデータ・ファイルを格納するディス ク・デバイスは,PWKR$CONFIGコマンド・プロシージャ を実行して,随時,変更することができます。 2. 今すぐシステム構成パラメータを変更するか。 システム構成パラメータを変更するためのプロンプト に"YES"と答えると,構成マネージャが起動します。構成マ ネージャは,サーバに同時に接続できるクライアントの最 大数やサーバが使用するトランスポートを変更したり確認 したりするためのユーティリティです。 Advanced Serverの起動後も,構成マネージャを使用してシ ステム構成パラメータの設定を変更することができます。 詳細については,『Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してください。 バックアップ・ドメイン・コントローラ用のトランスポー トの構成 サーバをバックアップ・ドメイン・コントローラとして構 成する場合,プライマリ・ドメイン・コントローラでも実 行されるトランスポートを最低1つ選択する必要がありま す。そうでなければ,構成が失敗します。 トランスポートがワイド・エリア・ネットワークの中のサ ーバ上で動作するよう選択する場合,次の事項に注意して ください。 o バックアップ・ドメイン・コントローラを設定する 場合,プライマリ・ドメイン・コントローラがあるの とは別のTCP/IPサブネットの既存のドメインに加える には,バックアップ・ドメイン・コントローラとプラ イマリ・ドメイン・コントローラの両方がTCP/IPトラ ンスポートを使用するように構成するともに,「第6 章,ワイド・エリア・ネットワークの実装」に説明す るように,ネットワーク名の解決にWINS(Windowsイン ターネット・ネーミング・サービス)サーバ,または LMHOSTSファイルのいずれかを使用して,ワイド・エリ Advanced Serverの構成 3-5 ア・ネットワークをセットアップしなければなりませ ん。 o 名前の解決にWINSを使用する場合,バックアップ・ド メイン・コントローラとプライマリ・ドメイン・コン トローラの両方がWINSサーバを使用してNetBIOS名の解 決を行わなければなりません。 o LMHOSTSファイルを使用する場合,バックアップ・ド メイン・コントローラとプライマリ・ドメイン・コン トローラの両方にそれをセットアップしなければなり ません。バックアップ・ドメイン・コントローラを構 成する前に,プライマリ・ドメイン・コントローラ用 のエントリがバックアップ・ドメイン・コントローラ 上のLMHOSTSファイルであることを確認します。バッ クアップ・ドメイン・コントローラの構成時に,その LMHOSTSファイルにプライマリ・ドメイン・コントロー ラ用のエントリが存在しなければ,バックアップ・ド メイン・コントローラはプライマリ・ドメイン・コン トローラを見つけることができず,既存のドメインへ の追加に失敗します。詳細については,「第6章,ワイ ド・エリア・ネットワークの実装」を参照してくださ い。 いずれか,または両方のワイド・エリア・ネットワークの 実装を有効にするには,『Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』に説明するように,構成 マネージャを使用してそれらを選択します。 3. サーバ構成設定のいずれかを変更するか。これらの設定に よって,次の事項が決定される。 o ライセンス・サーバを実行するかどうか。 ライセンス・サーバは,クライアントごとのライセン スを付与するためにOpenVMSシステム上で実行すること ができるソフトウェア・プログラムです。サーバのリ ソースを使用しようとするクライアントはすべて,有 効なライセンスが必要です。ローカル・エリア・ネッ トワーク(LAN)のそれぞれにつき,ライセンス・サーバ は1つしか必要ありません。クライアントのライセンス のProduct Authorization Key(PAK)は,ライセンス・ サーバを実行するシステム上にロードしなければなり ません。 3-6 Advanced Serverの構成 OpenVMSクラスタでは,クラスタ・メンバすべてが利用 可能な共有ライセンス・サーバにPAKをロードする必要 があります。 ライセンス・サーバは,構成プロシージャで有効にし た場合のみ実行されます。 - クライアントごとのライセンスを使用する場合, ライセンス・サーバを実行する必要があります。 ライセンス・サーバはできるだけAdvanced Server とは異なるシステム上で実行してください。詳細 については,「第1.3節,ライセンスについて」を 参照してください。 - サーバごとのライセンスを使用する場合は,ライ センス・サーバを実行する必要がありません。 省略時には,ライセンス・サーバは実行されません。 o Timesourceサービスを実行するかどうか。 Timesourceサービスを実行すると,サーバがタイム・ サーバとして動作できるようになります。ネットワー ク上の他のサーバは,このタイム・サーバと同期化し てネットワーク・イベントを同調させることができま す(たとえば,毎日同じ時間にすべてのコンピュータで バッチ・プログラムを実行する)。タイム・サーバは, 各LANに1つだけ必要です。 省略時には,Timesourceサービスは実行されません。 o Alerterサービスを実行するかどうか。 Alerterサービスは,警告(アラート)と呼ばれるメッセ ージをMessengerサービスを実行するサーバおよびクラ イアントに送信します。 省略時には,Alerterサービスが実行されます。 o 警告メッセージを受信するユーザの名前 省略時には,警告メッセージがAdministratorアカウン トに送信されます。 o Netlogonサービスを有効にするかどうか。 Advanced Serverの構成 3-7 ドメインでは,Netlogonサービスがドメイン単位のユ ーザ・アカウント・データベースをNetlogonを実行し ているすべてのサーバに配布します。このサービスに より,ドメイン単位のシングル・ログオンが可能にな り,ユーザはドメイン内の任意のサーバにアクセスで きるようになります。Netlogonサービスは必要です。 このオプションに"NO"と答えないでください。 省略時には,Netlogonサービスが実行されます。 o ドメイン名 これは,サーバが置かれたWindows NT Serverドメイン です。ドメインとは,ネットワーク上のクライアント およびサーバの論理的なグループです。 省略時のドメイン名はLANGROUPです。自分のドメイン にはできるだけ別の名前を付けてください。 o サーバの役割 これは,ドメインにおけるサーバの役割です。 Advanced Serverは,プライマリ・ドメイン・コン トローラまたはバックアップ・ドメイン・コントロー ラとして指定することができます。OpenVMSクラスタで は,クラスタ上のすべてのノードに同じ役割を設定し なければなりません。 o コンピュータ名 この一意の名前がドメイン内でサーバを識別します。 構成プロシージャの実行時には,この名前を定義する か,省略時の値をそのまま使用します。 PWRK$CONFIGプロシージャは,別のノードまたはクラス タがすでに定義され,それがプライマリ・ドメイン・ コントローラとして実行されていても,同じ名前の プライマリ・ドメイン・コントローラを指定すること ができなくはありません。しかし,新しい(重複した) プライマリ・ドメイン・コントローラでは,Netlogon サービスが起動されません。プライマリ・ドメイン・ コントローラは,ドメインで一意でなければなりませ ん。 省略時のコンピュータ名は,サーバのSCSNODE名と同じ です。 3-8 Advanced Serverの構成 o Advanced Serverのクラスタ・エイリアス サーバがOpenVMSクラスタのメンバである場合,これ は,クラスタにあるすべてのサーバが共有する名前で す。エイリアスを使用すると,リモート・ノード(クラ イアントを含めた)がクラスタ全体を,あたかも1つの サーバであるかのように扱うことができます。たとえ ば,クライアント・ユーザは,クライアント・エイリ アスを指定して,クラスタの任意のサーバに接続する ことができ,ユーザは,クラスタの中でそれが接続さ れる特定のノードを知る必要がありません。 DECnetがクラスタで実行されるよう構成されている場 合,Advanced Serverの省略時のエイリアスは,DECnet のクラスタ・エイリアスと同じです。DECnetを実行す るよう構成されていない場合,Advanced Serverの省略 時のクラスタ・エイリアスは,nodename_aliasです。 o サーバ・アナウンス・コメント これは,Advanced Serverがネットワーク上に存在する ことを自らアナウンスするとき,および利用できるサ ーバのリストを表示するときに表示されるテキストで す。 省略時のサーバ・アナウンス・コメントは"Advanced Server V7.2 for OpenVMS."です。 For more information about changing構成設定の変更につ いての詳細は,「第3.6節,構成設定の変更方法」を参照し てください。 サーバ構成の各設定についての詳細は,『Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照して ください。 4. Administratorアカウントのパスワード プライマリ・ドメイン・コントローラを構成している場 合,構成プロシージャは,ドメインを管理するAdvanced ServerのAdministratorアカウント用のパスワードを指定す るよう求めます。パスワードでは,大文字小文字が区別さ れ,14文字までの英数字と次の特殊文字を含めることがで きます。 ! # $ % & () - . ^ _ ` { } ~ Advanced Serverの構成 3-9 5. サーバを起動するかどうか。 構成プロシージャは,Advanced Serverを起動するかどうか を尋ねます。この時点でAdvanced Serverを起動しなくて も,構成プロシージャが完了した後で,コマンド行から起 動することができます。 OpenVMSクラスタ・メンバのサーバを起動する場合は,で きるだけその前にサーバとして使用するクラスタ・メンバ のそれぞれでAdvanced Serverを構成してください。各ク ラスタ・メンバ上で個別にサーバを起動することにする場 合,必ず各サーバ・ノードのSYSTEMアカウントから起動し ます。詳細については,「第5.4.4項, OpenVMSクラスタで Advanced Serverを起動する方法」を参照してください。 ___________________________________________________________ 3.4 Advanced Server構成プロシージャの起動方法 インストレーション・プロシージャが完了すると,OpenVMSシス テムのプロンプトである($)が表示されます。インストレーショ ンに続いてシステムを再起動する場合は,次の手順を行います。 1. SYSTEMアカウントにログインしていることを確認します。 2. 次のコマンドを入力して,構成プロシージャを起動しま す。 $ @SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG ___________________________________________________________ 3.5 Advanced Server構成プロンプトへの応答方法 「表 3-1, Advanced Server構成プロンプト」に, PWRK$CONFIGが 表示するプロンプトに対する応答方法を示します。 _______________________ 注意 _______________________ 表 3-1には,PWRK$CONFIGが表示するプロンプトだけを示 し,情報メッセージは表示しません。構成スクリプトの完 全な例については,「付録 B, Advanced Serverのインス トレーションおよび構成の例」を参照してください。 _____________________________________________________ 3-10 Advanced Serverの構成 表 3-1 Advanced Server構成プロンプト ________________________________________________________________ プロンプト_________行いたい操作_________________入力____________ Do you want to サーバ,または構成中のサー continue with バがOpenVMSクラスタの一部で configuration ある場合はクラスタの中のす [YES]:[1] べてのサーバをシャットダウ ンする。 構成プロシージャを強制終了 NO する。 Enter disk Advanced Serverのオンディス device name ク構成を,表示された省略時 where Advanced のOpenVMSディスク・デバイス Server data files にコピーする。 will be stored これまでにPWRK$CONFIGを実行 [default_device]: している場合,省略時のディ スク・デバイスは,サーバを 最後に構成したときに指定し たデバイスである。実行した ことがない場合,省略時のデ バイスは,SYS$SYSDEVICEであ る。 Advanced Serverのオンディス device_name ク構成を,表示された省略時 のディスク・デバイス以外の OpenVMSディスク・デバイスに コピーする。 [1]このプロンプトはサーバが実行されている場合のみ表示される。___ ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverの構成 3-11 表 3-1 (続き) Advanced Server構成プロンプト ________________________________________________________________ プロンプト_________行いたい操作_________________入力____________ Do you want to 構成マネージャ・ツールに入 change the server る。 構成マネージャの configuration 使用についての詳 parameters now? 細は,『Advanced [YES]: Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照。 構成マネージャに入らずに構 NO 成を終了する。 Enter item 表示された構成パラメータを number, or RETURN 使用する。 to use these values [DONE]: 表示された構成設定を変更す 変更する設定の番 る。 号 省略時の構成設定 の変更についての 詳細は,「第3.6 節,構成設定の変 更方法」を参照。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) 3-12 Advanced Serverの構成 表 3-1 (続き) Advanced Server構成プロンプト ________________________________________________________________ プロンプト_________行いたい操作_________________入力____________ Do you want to 既存のAdministratorアカウン enter a new トのパスワードをそのまま使 Administrator 用する。 account password [NO]:[2,3] 新しいAdministratorアカウ YES ントのパスワードを入力する ためのプロンプトを表示させ る。 Enter AdministratorパスワードをAdministratorア password network account カウントに関連づける。 サーバがドメ password[3]: インの一部で ある場合,ド メインの既存の Administratorア カウントへのパス ワードを入力す る。 Re-enter password to verify password[3]: [2]このプロンプトは,PWRK$CONFIGがこれ以前に実行された場合に表示 される。 [3]このプロンプトは,プライマリ・ドメイン・コントローラを構成し ている場合のみ表示される。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverの構成 3-13 表 3-1 (続き) Advanced Server構成プロンプト ________________________________________________________________ プロンプト_________行いたい操作_________________入力____________ Do you want 構成プロシージャ完了後にサ to start the ーバを自動起動する。 Advanced Server V7.2 for OpenVMS on node node_name now [YES]:[4] サーバを起動しない。 NO [4]このプロンプトは,AUTOGENの実行,またはシステムの再起動を行う ことなくAdvanced Serverを起動できる場合のみ表示される。 ________________________________________________________________ ___________________________________________________________ 3.6 構成設定の変更方法 構成マネージャの終了後,構成プロシージャは,サーバ構成設定 のリストを表示し,それらが変更できるようプロンプトを表示し ます。次に例を示します。 Advanced Server for OpenVMS is presently configured to run as follows: 1. Run the license server: NO 2. Enable Timesource service: NO 3. Enable Alerter service: YES 3a. Alert user names: Administrator 4. Enable Netlogon service: YES 5. Advanced Server domain: LANGROUP 6. Advanced Server role: PRIMARY 7. Advanced Server computer name: COBRAZ 7a. Advanced Server OpenVMS cluster alias: COBRAZ_ALIAS 8. Server announce comment: Advanced Server V7.2 for OpenVMS Enter item number, or RETURN to use these values [DONE]: o サーバの構成設定を変更するには,変更する設定の番号を 入力します。設定を変更できるよう,プロンプトが表示さ れます。「表 3-2,構成設定」に,各設定が取りうる値を示 します。 3-14 Advanced Serverの構成 o 変更が終わって設定を保存する場合や,表示された設定 を使用する場合は,を押して,省略時の答えで あるDONEを使用します。サーバ構成についての詳細は, 『Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してください。 表 3-2 構成設定 ________________________________________________________________ 設定____________________________取りうる値______________________ 1. Run the license server: YES(ライセンス・サーバを実行する 場合) NO(省略時の値を使用し,ライセン ス・サーバを実行しない場合) 2. Enable Timesource service: YES(Timesourceサービスを有効にす る場合) NO(Timesourceサービスを有効にし ない場合) 3. Enable Alerter service: YES(デフォルト値を使用し, Alerterサービスを有効にする 場合) NO(Alerterサービスを無効にする場 合) 3a. Alert user names:[1] 警告メッセージを受け取れるユーザ ーの名前(各ユーザ名は最大20文字) が,カンマで区切られて記載されて いるリスト 4. Enable Netlogon service: YES(デフォルト値を使用し, Netlogonサービスを有効にする 場合) NO(Netlogonサービスを無効にする 場合) [1]Alerterサービスが有効な場合のみ表示される。__________________ ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverの構成 3-15 表 3-2 (続き) 構成設定 ________________________________________________________________ 設定____________________________取りうる値______________________ 5. Advanced Server domain: 最大15文字のドメイン名 を押して省略時の値を使 用する。省略時のドメイン名は, LANGROUPである。ドメインには,で きるだけ別の名前を付けること。 6. Advanced Server role: PRIMARY(サーバをプライマリ・ドメ イン・コントローラとして指定する 場合) BACKUP(バックアップ・ドメイン・ コントローラとして指定する場合) 7. Advanced Server computer 最大15文字のコンピュータ名 name: 省略時の値を使用するに は,を押す。構成プロ シージャを実行するのが初めての 場合,省略時の値は,システムの SCSNODE名である。 7a. Advanced Server for サーバが属するOpenVMSクラスタに OpenVMS cluster alias:[2] ついての,Advanced Serverのクラ スタ・エイリアス。 省略時の値を使用するに は,を押す。DECnetが 実行されるよう構成する場合,省略 時の値は,DECnetのクラスタ・エイ リアスである。DECnetが実行される よう構成しない場合,省略時の値 は,nodename_aliasである。 [2]OpenVMSクラスタでのみ表示される。____________________________ ________________________________________________________________ (次ページに続く) 3-16 Advanced Serverの構成 表 3-2 (続き) 構成設定 ________________________________________________________________ 設定____________________________取りうる値______________________ 8. Server announce comment: サーバがネットワーク上でその存在 をアナウンスするために使用する最 大48文字のテキスト文字列。 省略時の値を使用するに ________________________________は,を押す。____________ ___________________________________________________________ 3.7 構成プロシージャの問題のトラブルシューティング この節では,次の方法を説明します。 o レジストリ・サーバのスタートアップ時の問題 o クライアントをサポートするために利用できるリソースが 十分であることの確認 3.7.1 レジストリ・サーバのスタートアップ時の問題 PWRK$CONFIG.COM構成プロシージャとファイル・サーバの正しい 操作のためには,Advanced Serverを稼動するシステム上で,レ ジストリ・サービスが利用可能でなければなりません。 OpenVMSクラスタ環境では,レジストリ・サーバがそのサーバ・ ノードではなく,クラスタ内の他のノードで実行されるように OpenVMSレジストリを構成することができます。しかし,OpenVMS レジストリは,できるだけ全部のAdvanced Serverノードで実行 するよう構成してください。これにより,ファイル・サーバがレ ジストリ・サービスを利用できるようになります。レジストリ・ サーバを起動し,レジストリ・サービスを有効にする方法につい ては,「第1.8.4項,ステップ4: OpenVMSレジストリ・サーバの起 動」を参照してください。 o レジストリ・サービスが利用できない場合,PWRK$CONFIG.COM プロシージャは,OpenVMSレジストリ・サーバを起動しよう とします。この試みが成功すると,プロシージャが次のメ ッセージを表示します。 Advanced Serverの構成 3-17 Checking to see if the OpenVMS Registry Services are available... %RUN-S-PROC_ID, identification of created process is 0000023B o SYS$REGISTRY論理名が定義されていなければ,OpenVMSレジ ストリは起動されません。この場合,PWRK$CONFIG.COMは次 のメッセージを表示して終了します。 Checking to see if OpenVMS Registry Services are available... SYS$REGISTRY must be defined to start the VMS Registry %PWRK-F-NOREGISTRY, OpenVMS Registry services not configured for this system %PWRK-F-CONFIGERR, severe error encountered during configuration OpenVMS Registry Services are not available on this system. Some file server parameters are stored in the OpenVMS Registry. For the file server or file server utilities to be able to access these parameters, OpenVMS Registry Services must be available on this system. Since the file server requires access to the OpenVMS Registry, it is recommended that OpenVMS Registry Services be started as part of system start-up, before the file server is started. For instructions on how to start OpenVMS Registry Services please refer to the file server release notes. This configuration is incomplete and cannot continue. You must execute @SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG again. Please configure and start the OpenVMS Registry Services before doing so. レジストリ・サービスを有効にし,レジストリ・サーバを 起動してから,PWRK$CONFIG.COMプロシージャを再度,実行 しなければなりません。レジストリ・サーバを有効にし, 起動する方法についての詳細は,『OpenVMSシステム管理者 マニュアル』を参照してください。 3.7.2 クライアントをサポートするための十分なリソースが存在する ことの確認 Advanced Serverは,OpenVMS AUTOGENユーティリティを使用 して,必要とするリソースを要求します。AUTOGENがAdvanced Server以外のプロセスの使用に必要なリソースを過小評価し, Advanced Serverの起動時にそのリソースがすでに消費されてい 3-18 Advanced Serverの構成 た場合,Advanced Serverが予定した数のクライアントをサポー トするためのリソースが十分残されていない可能性があります。 クライアントをサポートするために十分なリソースの割り 当てを確保するには,Advanced Serverと同時に実行される ソフトウェアがすべて,Advanced Server構成プロシージャ (PWRK$CONFIG.COM)を実行する前にインストールされ起動されて いなければなりません。トランスポートとしてTCP/IPが選択され ている場合,PWRK$CONFIGプロシージャを実行する前にTCP/IP製 品がロードされていることを確認します。 Advanced Serverを正常に構成しても,クライアントをサポート するためのリソースが不十分であるとレポートして,起動しない ことがあります。この場合,次のファイルを検査して増加させる 必要があるシステム・リソースを判定します。 PWRK$LOGS:PWRK$CONFIG_ERROR_nodename.LOG リソースを増加させるには,MODPARAMS.DATファイルに適切な変 更を加えた後,AUTOGENを実行します。 ___________________________________________________________ 3.8 Advanced Serverのネットワーク・デバイスの選択 構成プロシージャは,その実行時に指定したトランスポートに応 じて,ネットワーク・デバイスを選択します。サーバが複数のネ ットワーク・デバイスを持ち,選択されたデバイスを使用しない 場合,またはサーバの持つネットワーク・デバイスがAdvanced Serverによって認識されない場合,指定したトランスポートとと もに使用するネットワーク・デバイスを手動で選択することがで きます。 「表 3-3, OpenVMSネットワーク・デバイスの論理名」に, Advanced Serverがその上で動作するネットワーク・デバイスを 制御するために使用できるOpenVMS論理名を示します。これらの 論理名をSYS$MANAGER:SYLOGICALS.COMに追加すると,再起動後, 利用できるようになります。 Advanced Serverの構成 3-19 表 3-3 OpenVMSネットワーク・デバイスの論理名 __________________________________________________________ 論理名__________________________トランスポート____________ NETBIOS$DEVICE DECnet PWRK$KNBDAEMON_DEVICE TCP/IP PWRK$NETBEUI_DEVICE_____________NetBEUI___________________ 次に例を示します。 o DECnetトランスポート用デバイスEWA0:を選択するには,サ ーバを起動する前に次のコマンドを入力します。 $ DEFINE/SYSTEM NETBIOS$DEVICE EWA0: o TCP/IPトランスポート用デバイスESA0:を選択するには,サ ーバを起動する前に次のコマンドを入力します。 $ DEFINE/SYSTEM PWRK$KNBDAEMON_DEVICE ESA0: o NetBEUIトランスポート用デバイスESA1:を選択するには, サーバを起動する前に次のコマンドを入力します。 $ DEFINE/SYSTEM PWRK$NBDAEMON_DEVICE ESA1: _______________________ 注意 _______________________ TCP/IPが複数のネットワーク・デバイス上で実行されてい て,そのうちの1つをAdvanced Serverが使用するよう選択 する場合,選択するデバイスがTCP/IPローカル・ホスト・ データベースにリストされた最初のデバイスに対応してい ることを確認してください。 _____________________________________________________ ___________________________________________________________ 3.9 通信デバイスの定義 この節では,Advanced Serverが自動認識しない新しい通信デバ イスの追加方法と,通信デバイスの制約および制限について説明 します。 3-20 Advanced Serverの構成 PWRK$KNBDAEMON,NETBIOS,およびPWRK$NBDAEMONプロセスには, 通信デバイスが内部デバイス・テーブルに定義してあることが必 要です。ユーザーが更新されたAdvanced Serverソフトウェアを 使用できるようになるよりも先に,新しい通信デバイスがリリー スされることがあります。したがって,この節では,Advanced Serverが使用する通信デバイスを定義する方法について説明しま す。 通信デバイスがAdvanced Serverによって認識されない場合,失 敗したプロセスは,それぞれそのログ・ファイルにエラーを書き 込みます。「表 3-4,未定義のデバイス・メッセージ」は,それ ぞれのプロセス,そのプロセスからのエラー・メッセージを記録 するログ・ファイル,およびエラー・メッセージのテキストの例 を示します。表 3-4の例では,サーバ・ノード名はMYNODEです。 表 3-4 未定義のデバイス・メッセージ ________________________________________________________________ プロセス_________ログ・ファイル名_______________________________ PWRK$KNBDAEMON PWRK$LOGS:PWRK$KNBDAEMON_MYNODE.LOG メッセージ: Tue Mar 24 13:13:50 1998 get_phys_addr: Failed to get Ethernet device_characteristics__________________________________________ PWRK$NBDAEMON PWRK$LOGS:PWRK$NBDAEMON_MYNODE.LOG メッセージ: Tue_Mar_24_13:13:50_1998_Failed_to_open_datalink________________ NETBIOS PWRK$LOGS:NETBIOS_MYNODE.LOG メッセージ: %NB-W-ERRSIGNAL, exceptional conditional detected at 24-Mar- 1998 13:13:50.00 -SYSTEM-W-NOSUCHDEV,_no_such_device_available___________________ Advanced Serverの構成 3-21 このデバイス・テーブルには,既知の通信デバイスがすべて含ま れています。しかし,最新のリリースを実行していて,表 3-4に 記載されたいずれかのメッセージが表示される場合,次のプロシ ージャを使用して,3つのプロセスすべてについて通信デバイス を明示的に指定することができます。 1. PWRK$KNBDAEMON,NETBIOS,およびPWRK$NBDAEMONプロセス のための物理通信デバイス・タイプを定義します。たとえ ば,EWA0が不明な物理通信デバイス・タイプであれば,次 のコマンドを入力します。 $ DEFINE/SYSTEM PWRK$KNBDAEMON_DEVICE EWA0: $ DEFINE/SYSTEM NETBIOS$DEVICE EWA0: $ DEFINE/SYSTEM PWRK$NETBEUI_DEVICE EWA0: 2. サーバを再起動します。 $ @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP ___________________________________________________________ 3.10 次のステップ Advanced Serverを構成プロシージャの一部として,自動的に起 動することができます。 サーバを起動してよい場合は,「第5章, Advanced Serverのイン ストール後処理」の指示を参照してください。 3-22 Advanced Serverの構成 4 ________________________________________________________________ スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成と起動 ライセンス・サーバは,クライアントにライセンスを付与するた めに,OpenVMSシステム上で実行するソフトウェア・プログラム です。 この章では,スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成と起動 の方法について説明します。この章は,次の節から構成されま す。 o 第4.1節,ライセンス・サーバについて o 第4.2節,スタンドアロン・ライセンス・サーバを構成する 前に o 第4.3節,スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成 o 第4.4節,トランスポートの構成 o 第4.5節,ライセンス・サーバの構成プロンプトへの応答方 法 o 第4.6節,スタンドアロン・ライセンス・サーバの起動方法 ___________________________________________________________ 4.1 ライセンス・サーバについて ライセンス・サーバは,次のようにインストールすることができ ます。 o Advanced Serverとは別にインストールする。 o Advanced Serverとともにインストールする。 ライセンス・サーバをできるだけAdvanced Serverを持たない, 指定されたOpenVMSシステムにインストールすることを推奨しま す。したがって,日本語Advanced Server for OpenVMSキット は,スタンドアロン・ライセンス・サーバをファイル・サーバと は別にインストールできるようになっています。また,この代わ スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成と起動 4-1 りに,Advanced ServerのあるOpenVMSクラスタ上でライセンス・ サーバを実行すれば,クラスタ・フェイルオーバにより信頼性が 向上します。 ライセンス・サーバは,クライアント別のライセンスに必要で す。サーバ別のライセンスを使用する場合,ライセンス・サーバ を実行する必要はありません。 1つのLANごとに,クライアント別のライセンスをサポートするた めのライセンス・サーバは1つのみ必要です。次のタイプのファ イル・サーバにアクセスするクライアントのためのライセンス は,同じライセンス・サーバで管理できます。 o PATHWORKS V5 for OpenVMS (LAN Manager) o PATHWORKS V6 for OpenVMS (Advanced Server) o Advanced Server V7.2 for OpenVMS 日本語Advanced Server for OpenVMSに付属のライセンス・サー バは,PATHWORKS for OpenVMS (NetWare)ライセンスの発行,お よび管理は行いません。NetWareネットワーク・ソフトウェアを 使用するクライアントがある場合,Advanced Serverを稼動する システムとは異なるシステム上で,既存のバージョンのライセン ス・サーバを維持します。 OpenVMSクラスタでは,PAKは共有ライセンス・データベースにロ ードしなければなりません。ライセンス管理についての詳細は, 『Advanced Server for OpenVMS Guide to Managing Advanced Server Licenses』を参照してください。 ___________________________________________________________ 4.2 スタンドアロン・ライセンス・サーバを構成する前に スタンドアロン・ライセンス・サーバは,Advanced Serverの インストレーションに使用するのと同じソフトウェア・キット からインストールします。プロシージャについては,「第2章, Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインストレーショ ン」で説明されています。 4-2 スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成と起動 4.3___スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成_____________ LANのクライアントにライセンスを付与するよう,スタンドアロ ン・ライセンス・サーバを構成しなければなりません。したがっ て,クライアントが使用する適切なトランスポートを選択しま す。次のトランスポートを使用するようライセンス・サーバを構 成することができます。 o DECnet o NetBEUI o TCP/IP ___________________________________________________________ 4.4 トランスポートの構成 次の節では,構成コマンド・プロシージャを使用して,スタンド アロン・ライセンス・サーバ用のトランスポートを構成する方法 を説明します。 インストレーション・プロシージャが完了すると,OpenVMSのシ ステム・プロンプト($)が表示されます。インストレーションに 続いてシステムを再起動する場合は,次の手順を行います。 1. SYSTEMアカウントにログインしていることを確認します。 2. 次のコマンドを入力して,構成プロシージャを起動しま す。 $ @SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG 3. 構成プロンプトに応答します。 ___________________________________________________________ 4.5 ライセンス・サーバの構成プロンプトへの応答方法 「表 4-1,ライセンス・サーバの構成プロンプト」には,スタン ドアロン・ライセンス・サーバの構成時に,PWRK$CONFIGが表示 するプロンプトに対する応答方法を示します。 スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成と起動 4-3 _______________________ 注意 _______________________ 表 4-1には,PWRK$CONFIGが表示するプロンプトだけを示 し,情報メッセージは表示しません。構成スクリプトの完 全な例については,「付録 B, Advanced Serverのインス トレーションおよび構成の例」を参照してください。 _____________________________________________________ 表 4-1 ライセンス・サーバの構成プロンプト ________________________________________________________________ プロンプト_________行いたい操作_________________入力____________ Enter disk device サーバのオンディスク構 name where 成を,表示される省略時の the Advanced OpenVMSディスク・デバイスに Server data files コピーする。 will be stored (以前にPWRK$CONFIGを実行し [default_device]: た場合,省略時のディスク・ デバイスは,サーバを最後に 構成したときに指定したデバ イスとなる。) Advanced Serverのオンディス device_name ク構成を,表示される省略時 のディスク・デバイス以外の OpenVMSディスク・デバイスに コピーする。 Do you want to ライセンスをDECnet経由で付 serve client- 与する。 based licenses over DECnet [yes]:[1] [1]ライセンス・サーバ構成プロシージャを,以前に実行したことがあ_ る場合は,省略時の応答が異なることがある。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) 4-4 スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成と起動 表 4-1 (続き) ライセンス・サーバの構成プロンプト ________________________________________________________________ プロンプト_________行いたい操作_________________入力____________ ライセンスをDECnet経由で付 NO 与しない。 Do you want to ライセンスをNetBEUI経由で付 YES serve client- 与する。 based licenses over NetBEUI [no]:[1] ライセンスをNetBEUI経由で付 与しない。 Do you want to ライセンスをTCP/IP経由で付 YES serve client- 与する。 based licenses over TCP/IP [no]:[1] ライセンスをTCP/IP経由で付 与しない。 Do you want 構成プロシージャ完了後にサ to start the ーバを自動起動する。 Advanced Server license server now [YES]: [1]ライセンス・サーバ構成プロシージャを,以前に実行したことがあ_ る場合は,省略時の応答が異なることがある。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成と起動 4-5 表 4-1 (続き) ライセンス・サーバの構成プロンプト ________________________________________________________________ プロンプト_________行いたい操作_________________入力____________ サーバを起動せずに,構成プ NO ___________________ロシージャを完了する。_______________________ ___________________________________________________________ 4.6 スタンドアロン・ライセンス・サーバの起動方法 ライセンス・サーバは,次のいずれかの方法で起動できます。 o 「第4.3節,スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成」 で説明するように,構成プロシージャ中に起動する。 o コマンド行から手動で起動する。 o 再起動のたびに自動的に起動する。 4.6.1 ライセンス・サーバを手動で起動する方法 構成プロシージャでライセンス・サーバを起動しなかった場合, 次のコマンドを使用して,手動で起動します。 $ @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP The license server will use DECnet, NetBEUI, TCP/IP. Process NETBIOS created with identification 0000011E Process PWRK$NBDAEMON created with identification 00000120 Process PWRK$KNBDAEMON created with identification 00000122 Process PWRK$LICENSE_S created with identification 00000124 $ 4.6.2 ライセンス・サーバを自動的に起動する方法 OpenVMSシステムを起動するたびに,ライセンス・サーバが自動 的に起動することを確認します。 1. システム・スタートアップ・ファイルSYS$STARTUP:SYSTARTUP_VMS.COMを 編集します。 4-6 スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成と起動 2. 次の例に示すように,startupコマンドを追加します。コマ ンドを,ファイルのネットワーク・トランスポートを起動 する全部の行の下に追加します。次の例に,ファイルの編 集方法を示します。 $ IF F$SEARCH("SYS$SYSTEM:NETACP.EXE") .NES. "" THEN @SYS$MANAGER:STARTNET . . . $ @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP 4.6.3 OpenVMSクラスタにおけるライセンス・サーバの起動方法 ライセンス・サーバを同じOpenVMSクラスタ上の,複数のメンバ にインストールして構成する場合,できるだけSYSTEMユーティリ ティを使用して,すべてのクラスタ・メンバでサーバを手動で同 時に起動してください。これには,次の手順を行います。 1. OpenVMSクラスタのサーバ・ノードの1つで,SYSTEMアカウ ントにログインしていることを確認します。 2. 次のコマンドを入力して,SYSMANユーティリティを起動し ます。 $ RUN SYS$SYSTEM:SYSMAN 3. スタンドアロン・ライセンス・サーバを起動する,すべ てのクラスタ・メンバを定義します。たとえば,ライセン ス・サーバをSPEEDY,SPIN,およびSPANというノードで起 動する場合,次のコマンドを入力します。 SYSMAN> SET ENVIRONMENT/NODE=(SPEEDY,SPIN,SPAN) 4. 定義したノードでライセンス・サーバを起動します。 SYSMAN>プロンプトで次のコマンドを入力します。 SYSMAN>DO @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成と起動 4-7 5 ________________________________________________________________ Advanced Serverのインストール後処理 この章では,Advanced Serverをインストールした後に行うタス クについて説明します。この章は,次の節から構成されます。 o 第5.1節,インストレーション後のタスクを開始する前に o 第5.2節, Advanced Serverインストレーションの検証 o 第5.3節, Advanced Serverの起動 o 第5.4節, Advanced Serverの起動方法 o 第5.5節, Advanced Serverの停止 o 第5.6節,外部認証のセットアップ o 第5.7節,日本語ファイル名のODS-2からODS-5への変換 o 第5.8節,オプションのサーバ管理ツールのインストール ___________________________________________________________ 5.1 インストレーション後のタスクを開始する前に Advanced Serverを起動する前に,次の操作を完了していること を確認します。 o 「第2章, Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのイ ンストレーション」に説明するように,Advanced Serverを インストールしていること。 o 「第3章, Advanced Serverの構成」に説明するように,構 成プロシージャを完了していること。 Advanced Serverのインストール後処理 5-1 5.2___Advanced_Serverインストレーションの検証______________ Advanced Serverのインストレーション時にIVPを実行しなかった 場合,この時点で実行して,サーバが正常にインストールされて いることを確認します。 IVPを実行するには,次のコマンドを入力します。 $ @SYS$TEST:PWRK$IVP ________________________________________________________________ インストレ ーションの 状態________IVPの表示_____________必要な操作____________________ 成功 メッセージ: %PWRK-I-NORMAL, IVP completed success- fully 「第5.3節, Advanced Serverの起 動」に説明するように,サーバを 起動する。 失敗 次のメッセージに続けて,エラーメッセージ: -PWRK-E-IVPFAIL, IVP has failed 「第2章, Advanced Server for OpenVMSソフトウェアのインスト レーション」に説明するように, ソフトウェアを再インストールす __________________________________る。__________________________ ___________________________________________________________ 5.3 Advanced Serverの起動 次の節では,Advanced Serverの起動方法と,サーバのスタート アップを自動化する方法について説明します。 5-2 Advanced Serverのインストール後処理 5.3.1 Advanced Serverを起動するとき Advanced Serverを構成して初めて,起動できるようになりま す。構成プロシージャを実行した後は,Advanced Serverの起動 と停止をいつでも行えます。 5.3.2 スタートアップ・プロシージャの動作 スタートアップ・プロシージャは,次の事項を行います。 1. 必要な特権を確認する。 2. 必要な構成ファイルが利用可能であることを確認する。 3. サーバが構成されていることを確認し,構成されていない 場合に終了する。 4. トランスポート・ドライバをロードする。 5. イメージをインストールする。 6. トランスポート・サポート・プロセスを起動する。 7. 必要に応じて,OpenVMSレジストリ・サーバを起動する。 8. 次のコンポーネントを起動する。 o License Registrar o ライセンス・サーバ(構成されている場合) o ファイル・サーバ ___________________________________________________________ 5.4 Advanced Serverの起動方法 Advanced Serverは次のように起動することができます。 o 「第3章, Advanced Serverの構成」に説明するように,構 成プロシージャ中に起動する。 o コマンド行から手動で起動する。 o 再ブートするたびに自動で起動する。 Advanced Serverのインストール後処理 5-3 5.4.1 Advanced Serverを手動で起動する方法 構成プロシージャでAdvanced Serverを起動しなかった場合,次 のコマンドを入力して起動することができます。 $ @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP Advanced Serverが起動し,次のようなメッセージが表示されま す。 The file server will use DECnet, NetBEUI, TCP/IP. Advanced Server mail notification will use DECnet. Process NETBIOS created with identification 00000248 Process PWRK$NBDAEMON created with identification 0000024A Process PWRK$KNBDAEMON created with identification 0000024C Process PWRK$LICENSE_R created with identification 0000024E Checking to see if the OpenVMS Registry Services are available... The Advanced Server is configured to support 20 PC clients. Process PWRK$MASTER created with identification 00000251 The master process will now start all other Advanced Server processes. 5.4.2 ログイン時にAdvanced Serverコマンドを定義する方法 Advanced Serverの管理に使用する特権アカウントへのログイン 時に,Advanced Server管理コマンドを自動的に定義することが できます。 ログイン時にAdvanced Serverコマンドを定義するには,特権ア カウントのLOGIN.COMファイルを編集して,次の行を追加しま す。 $ @SYS$STARTUP:PWRK$DEFINE_COMMANDS 5.4.3 Advanced Serverを自動的に起動する方法 OpenVMSシステムを起動するたびにAdvanced Serverが必ず自動的 に起動するようにするには,サイト固有のスタートアップ・フ ァイル,SYS$STARTUP:SYSTARTUP_VMS.COMを編集します。ファイ ルのネットワークトランスポートを起動する全部の行の下に, 5-4 Advanced Serverのインストール後処理 Advanced ServerのSTARTUPコマンドを追加します。次に例を示し ます。 $ START/NETWORK DECNET . . . $ @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP 5.4.4 OpenVMSクラスタでAdvanced Serverを起動する方法 Advanced Serverを同じOpenVMSクラスタ上の,複数のメンバにイ ンストールして構成する場合,できるだけSYSTEMユーティリティ を使用して,すべてのクラスタ・メンバでAdvanced Serverを手 動で同時に起動してください。 Advanced Serverをすべてのクラスタ・メンバで同時に起動する には,OpenVMSクラスタのサーバ・ノードの1つで,SYSTEMアカウ ントにログインしていることを確認してから,次のようにSYSMAN を実行します。 ________________________________________________________________ コマンド________________________操作____________________________ $ RUN SYS$SYSTEM:SYSMAN SYSMANユーティリティの起動 SYSMAN> SET ENVIRONMENT /NODE=(SPEEDY,SPIN,SPAN) サーバを起動するOpenVMSクラス タ・メンバを定義する。たとえば, SPEEDY,SPIN,SPANなど SYSMAN> DO @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUPコマンドで定義したすべての ノードでAdvanced Serverを起動す る。 SYSMAN>_EXIT____________________SYSMANユーティリティを終了する。 Advanced Serverのインストール後処理 5-5 _______________________ 注意 _______________________ SYSMANユーティリティのSTARTUP機能を使用してAdvanced Serverを起動する場合," "のP1パラメータを渡さなけれ ばなりません。次に例を示します。 SYSMAN> STARTUP ADD FILE PWRK$STARTUP.COM/PARAMETER=P1:" " SYSMANユーティリティのSTARTUP機能の使用方法について の詳細は,『OpenVMSシステム管理ユーティリティ・リフ ァレンス・マニュアル』を参照してください。 _____________________________________________________ 5.4.5 スタートアップのトラブルシューティング 次に,Advanced Serverが起動しない原因をいくつか挙げます。 o SYLOGIN.COMに,独立プロセスに適さないコマンドが入って いる。 Advanced Serverプロセスは独立プロセスです。スタ ートアップ時に,独立プロセスはすべてサイト固有 のシステム・ログイン・プロシージャ(省略時には SYS$MANAGER:SYLOGIN.COM)を実行しなければなりませ ん。 Advanced Serverスタートアップが正常に完了しない場合, SYLOGIN.COMプロシージャを確認します。独立プロセスが実 行しなければならないコマンドだけがAdvanced Serverスタ ートアップ時に実行されることを確認します。 SYLOGIN.COMでは,$SET TERM/INQUIREのような,非独立 プロセスによってのみ実行されるDCLコマンドがAdvanced Serverスタートアップ時に実行されないように,F$MODE というDCLレキシカル関数またはF$GETJPIを使用して条件 化することができます。詳細については,『OpenVMS DCL Dictionary』を参照してください。 o OpenVMSレジストリ・サービスが利用できない。 5-6 Advanced Serverのインストール後処理 Advanced Serverは,OpenVMSレジストリ・サービスが利用 可能な場合のみ起動します。レジストリ・サーバの起動に ついての詳細は,『OpenVMSシステム管理者マニュアル』を 参照してください。 - レジストリ・サーバがAdvanced Serverスタートアップ の一部として起動する場合,次のようなメッセージが スタートアップ・プロシージャにより表示されます。 %RUN-S-PROC-ID, identification of created process is 0000023B - レジストリ・サーバが起動できない場合,次のメッセ ージが表示されてスタートアップ・プロシージャが終 了します。 SYS$REGISTRY must be defined to start the VMS Registry. %PWRK-F-NOREGISTRY, OpenVMS Registry services not configured for this system %PWRK-F-STARTERR, severe error encountered during start-up OpenVMS Registry Services are not available on this system. Some file server parameters are stored in the OpenVMS Registry. For the file server or file server utilities to be able to access these parameters, OpenVMS Registry Services must be available on this system. Without them the file server cannot start. $ ___________________________________________________________ 5.5 Advanced Serverの停止 Advanced Serverは,次のような場合に,いつでも停止すること ができます。 o サーバ構成パラメータを変更するとき o 定期システム・シャットダウンの一部として Advanced Serverを停止するには,次のコマンドを入力します。 $ @SYS$STARTUP:PWRK$SHUTDOWN Shutting down the currently running server(s)... Advanced Serverのインストール後処理 5-7 定期システム・シャットダウンの一部としてAdvanced Serverを 停止するには,サイト固有のシステム・シャットダウン・プロシ ージャにSHUTDOWNコマンドを追加します。 ___________________________________________________________ 5.6 外部認証のセットアップ バージョン7.1以上のOpenVMSオペレーティング・システムは, 外部認証をサポートします。Advanced Serverがオペレーティン グ・システムとともに外部認証を提供することにより,Advanced ServerユーザがAdvanced Serverユーザ名とパスワードを使用し て,OpenVMSオペレーティング・システムにログインすることが できます。 外部認証は,OpenVMSアカウントとそれに対応するWindows NTア カウントの間で,自動的にパスワードを同期化します。外部認証 を有効にすると,OpenVMSとAdvanced Serverの両方のユーザ・ア カウントを持つユーザは,異なるパスワードを2つ管理する必要 がなくなります。 システム上で外部認証を提供するには,次のプロシージャを実行 します。 __________________________________________________________ ステ ップ___プロシージャ__________参照する情報_________________ 1. 次のいずれかをインス 第2章, Advanced Server for トールする。 OpenVMSソフトウェアのインスト レーション o Advanced Server o 外部認証ソフト ウェアのみ 2. システムで外部認証を OpenVMS V7.2 Guide to System 有効化する。 Security 5-8 Advanced Serverのインストール後処理 ステ______________________________________________________ ップ___プロシージャ__________参照する情報_________________ 3. 外部認証が可能になる 『OpenVMS V7.2 Guide to ようOpenVMSユーザ・ System Security』 アカウントを設定す る。 4. 必要に応じて, 『Advanced Server for OpenVMS Advanced Server Server Administrator's ユーザ・アカウントと Guide』 OpenVMSユーザ・アカ ウントの間で,ホス ト・マッピングを確立 _______する。_____________________________________________ 5.6.1 ネットワーク経由の外部認証の確立 ネットワーク接続が必要で,かつネットワークがダウンして いる場合,外部認証を行うことができません。しかし,特権ユ ーザであれば,ログイン・プロンプトでOpenVMSユーザ名の後 に/LOCAL_PASSWORD修飾子を入力して,ローカル認証を指定する ことができます。/LOCAL_PASSWORD修飾子を使用するときには, OpenVMSユーザ名とパスワードを必ず指定します。 /LOCAL_PASSWORD修飾子の使用は,システム・マネージャが確立 したセキュリティ・ポリシーを事実上オーバーライドするので, 次の条件においてのみ許容されます。 o ユーザのアカウントに,許可された特権としてSYSPRVがあ る場合。これにより,システム管理者は,ネットワークが ダウンしたときにシステムにアクセスできます。 o SYS$SINGLE_SIGNON論理名にビット1が設定されている場 合。これにより,通常は外部認証される,特権のないユー ザがローカルにログインできるようになります。 LOGINコマンドの/LOCAL_PASSWORD修飾子についての詳細は, 『OpenVMSシステム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュ アル』を参照してください。 Advanced Serverのインストール後処理 5-9 5.6.2 外部認証されたクライアント接続の構成 省略時には,Advanced Serverは,最高10の外部認証要求の同時 処理をサポートします。構成マネージャを使用すれば,Advanced Serverの要求に合わせて,この最大値を変更することができま す。構成マネージャを起動するには,次のコマンドを入力しま す。 $ ADMINISTER/CONFIGURATION 基本的なサーバ・パラメータには,外部認証によるユーザの同時 アクティブ化("シングル・サインオン"ともいいます)がありま す。 構成マネージャの使用についての詳細は,『Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してくださ い。 ___________________________________________________________ 5.7 日本語ファイル名のODS-2からODS-5への変換 既存のPATHWORKS共有ディレクトリは,ODS-2からODS-5に変換す ることによって,OpenVMSバージョン7.2の拡張ファイル指定のサ ポートを利用することができます。日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアは,ODS-2から変換されたODS-5デバイス上 で,ODS-2用にエンコードされたファイル名を変換するための変 換ユーティリティを提供します。この変換ユーティリティは,フ ァイル名のエスケープコード化文字を削除し,ファイル名を日本 語の文字に変更します。たとえば,ODS-2ディスク上に作成され たファイルの名前が,__8F__6Fという文字コード化シーケンス を含む場合,日本語の「出」という文字のエンコード文字列なの で,変換ユーティリティはエンコードされた文字列を削除し,そ れを「出」という文字に置き換えます。 ODS-2ファイル名からODS-5ファイル名に変換できるのは,次の操 作が行われた後です。 o 日本語Advanced Server for OpenVMSがインストールされ, 構成されている。 5-10 Advanced Serverのインストール後処理 o エスケープコード化されたファイル名が存在するディス ク・デバイスが,ODS-2からODS-5に変換されている。デ ィスク・デバイスのODS-5への変換についての詳細は, 『OpenVMS Extended File Specificationsの手引き』を参 照。 変換する前に,ディスク・デバイスのバックアップを行ってくだ さい。 5.7.1 変換ユーティリティの使用 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェア・キットに は,ファイル名変換ユーティリティが入っており,ファイル名を ODS-2ファイル・システムで使用されるエンコード文字列から, Extended File Specificationsの日本語ファイル名に変換するこ とができます。ファイル名変換ユーティリティ・ファイルは,次 のとおりです。 SYS$SYSTEM:PWRK$CNVTOHFS.EXE Advanced Serverコマンドが定義されていれば,PWCONVERTコマン ドを使用して,変換ユーティリティを起動することができます。 Advanced Serverコマンドの定義についての詳細は,「第5.4.2 項,ログイン時にAdvanced Serverコマンドを定義する方法」を 参照してください。たとえば,PWCONVERTコマンドを定義するに は,次のDCLコマンドを入力します。 $ PWCONVERT :== $SYS$SYSTEM:PWRK$CNVTOHFS.EXE PWCONVERTコマンドの形式は次のとおりです。 $ PWCONVERT /qualifiers file-spec ここでは,次の規則が適用されます。 o 修飾子はオプションです。修飾子については,「表 5-1, PWCONVERTの修飾子」で説明します。修飾子を省略した場合 は,省略時設定が使用されます。 Advanced Serverのインストール後処理 5-11 o file-spec引数は必須で,デバイス名,ディレクトリ名,お よびファイル名を含めることができます。 - ディスク・デバイスだけを指定した場合,変換ユーテ ィリティは,コード化されたファイル名をデバイス全 体でスキャンし,それらを必要に応じて変換します。 - ディスク・デバイスとディレクトリを指定した場合, 指定されたディレクトリにあるすべてのファイルがス キャンされ,必要に応じて変換されます。ディレクト リ名とファイル名には,ワイルドカード文字を含める ことができます。 - ディスク・デバイス,ディレクトリ,およびファイル 名を1つだけ指定した場合は,そのファイルだけが変換 されます。 - ファイル指定なしにPWCONVERTコマンドを入力した場 合,ファイル指定を求めるプロンプトが表示されま す。次に例を示します。 $ PWCONVERT FILENAME: このプロンプトへの応答では,変換するデバイス名を 指定しなければなりません。オプションとして,ディ レクトリ名とファイル名を指定することができます。 修飾子を付けることも可能です。 5-12 Advanced Serverのインストール後処理 表 5-1 PWCONVERTの修飾子 ________________________________________________________________ 修飾子_________説明____________________________省略時の値_______ /DISABLE= キーワードによって指定される変 /NODISABLE keyword 換ユーティリティの機能を無効に する。キーワードは次のとおりで ある。 o ACE:変換ユーティリティが ファイル上でPATHWORKS ACE の確認を行わないよう指定 する。 o STRUCTURE_LEVEL:変換ユー ティリティがファイル・シ ステム・タイプ(ODS-2また はODS-5)の確認を行わない ように指定する。 /LOG=log- 変換されたファイル名を含むロ /NOLOG。情報が表 file- グ・ファイルを作成する。この修 示されログ・ファ specification 飾子を使用して,ログの記憶位置 イルは作成されな と名前を指定することができる。 い。 /VERBOSE 変換処理の間に,スキャンされた /NOVERBOSE ファイル名をすべて表示する。 /NOLIST 変換されたファイル名を一切表示 /LIST しない。エラー・メッセージのみ _______________表示する。_______________________________________ 5.7.2 コード化されたファイル名の変換の例 この例では,報告書.TXTという名前のファイルが,DISKAに ある共有ディレクトリ上にWindows 95クライアントで作成さ れ,__95__F1__8D__90__8F__91.TXTという名前でコード化され ています。デバイスDISKAは,ODS-2からODS-5に変換されていま す。OpenVMSから表示すると,ファイルは次のようになります。 Advanced Serverのインストール後処理 5-13 $ DIRECTORY DISKA:[FILES] Directory DISKA:[FILES] ... __95__F1__8D__90__8F__91.TXT;1 Total of 20 files. $ 次のようにPWCONVERTコマンドを使用して,このファイルを変換 します。 $ PWCONVERT/VERBOSE DISKA:[FILES]__95__F1__8D__90__8F__91.TXT Scanning file - DISKA:[FILES]__95__F1__8D__90__8F__91.TXT;1 Renamed __95__F1__8D__90__8F__91.TXT to ^U5831^U544A^U66F8.TXT Convert Utility Complete $ ここで^U5831^U544A^U66F8.TXTはODS-5上での「報告書.TXT」を 表します。日本語OpenVMS V7.2を使用している場合,以下のよう に見えます。 $ DIRECTORY DISKA:[FILES] Directory DISKA:[FILES] ... 報告書.TXT;1 Total of 20 files. $ 5.7.3 全部のファイル名を変換する場合の例 ディスク・デバイスおよびディレクトリにある,コード化された ファイル名を全部変換するには,ファイル名を指定せずに,ディ スク・デバイスとディレクトリを指定して,PWCONVERTコマンド を入力します。たとえば,デバイスDISK$USER1に格納されている コード化されたファイル名を全部変換するには,次のように入力 します。 5-14 Advanced Serverのインストール後処理 $ PWCONVERT _FILENAME: DISK$USER1: ... Renamed __95__F1__8D__90__8F__91.TXT to ^U5831^U544A^U66F8.TXT ... Convert Utility Complete $ ___________________________________________________________ 5.8 オプションのサーバ管理ツールのインストール Advanced Serverは,Windows 98,Windows 95,またはWindows NTクライアントからサーバを管理できるオプションのクライアン ト別サーバ管理ツールを提供します。これらのツールは,インス トレーション,構成およびサーバの起動の後,PWUTIL共有ディレ クトリで利用できます。 PWUTIL共有ディレクトリのSRVTOOLSディレクトリには,それぞれ のタイプのクライアント・コンピュータのためのサブディレクト リがあります。クライアント・コンピュータへのソフトウェアの インストレーション方法については,適切なサブディレクトリに あるREADME.TXTファイルを参照してください。 サーバ管理ツールの使用方法についての詳細は,Windows NT Serverのドキュメントを参照するか,オンライン・ヘルプを使用 してください。 Advanced Serverのインストール後処理 5-15 6 ________________________________________________________________ ワイド・エリア・ネットワークの実装 この章では,日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェア がサポートするTCP/IPソフトウェア製品の1つを使用して,ワイ ド・エリア・ネットワーク(WAN)をセットアップする方法を説明 します。 この章は,次の節から構成されます。 o 第6.1節,ワイド・エリア・ネットワークの有効化 o 第6.2節,ワイド・エリア・ネットワークにおけるLMHOSTSフ ァイルの使用 o 第6.3節,ワイド・エリア・ネットワークにおけるWINSの使 用 ___________________________________________________________ 6.1 ワイド・エリア・ネットワークの有効化 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアでは,次の方 法のいずれか1つまたは両方を使用して,ワイド・エリア・ネッ トワークの名前の解決を行うことができます。 o TCP/IP対応のLMHOSTSファイル o Windows Internet Name Servers (WINS) これらを使用するためには,構成マネージャを使用して有効化す る必要があります。これらは,PWRK$CONFIG.COMコマンド・プロ シージャによって有効化することができます。このコマンド・プ ロシージャで,"Do you want to change server configuration parameters."という質問にYESと答えると,構成マネージャに アクセスできます。1つまたは両方の方式のワイド・エリア・ ネットワークを有効化するには,Transports画面を選択してか ら,適切なチェックボックスを選択します。また,この代わり に,『Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's ワイド・エリア・ネットワークの実装 6-1 Guide』で説明するように,サーバを構成して起動した後で,構 成マネージャを実行することもできます。 ___________________________________________________________ 6.2 ワイド・エリア・ネットワークにおけるLMHOSTSファイルの使用 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアは,LMHOSTSフ ァイルを使用することにより,TCP/IPトランスポートのワイド・ エリア・ネットワークをセットアップする能力を提供します。 このファイルには,プライマリ・ドメイン・コントローラと同 じTCP/IPサブネットにはない,ドメイン・コントローラとメン バ・サーバのリストが入っています。LMHOSTSファイルにより, Advanced Serverは,Windows NTのワイド・エリア・ネットワー クにも参加できるようになります。 Advanced Serverは,Windows NT Serverとは異なり,リモート LMHOSTSファイル(#INCLUDEを使用して,Windows NT LMHOSTSファ イルに呼び込まれます)はサポートしません。Windows NT Server にある既存のLMHOSTSファイルと同じホスト名を取り込むには, そのLMHOSTSファイルをAdvanced Serverにコピーしてから,その エントリをAdvanced ServerのLMHOSTSファイルに手動で挿入しま す。 6.2.1 TCP/IPワイド・エリア・ネットワークのセットアップ TCP/IPワイド・エリア・ネットワークをセットアップするには, 同じドメインにある,ワイド・エリア・ネットワーク中のドメ イン・コントローラとメンバ・サーバについての,ホスト名と TCP/IPアドレスのリストからなるLMHOSTSファイルを修正しま す。 LMHOSTSファイルにノードを含めると,プライマリ・ドメイン・ コントローラがユーザ・アカウント・データベースをそのノード にコピーし,それを常に最新に保ちます。ノードを省略すると, そのユーザ・アカウント・データベースが最新でなくなる場合が あります。 LMHOSTSファイルは,随時修正が可能です。LMHOSTSファイルが存 在する限り,ユーザはこのファイルにリストされた任意のサーバ に対して,TCP/IP接続を確立することができます。 6-2 ワイド・エリア・ネットワークの実装 6.2.2 LMHOSTSディレクトリ ワイド・エリア・ネットワークのセットアップは,異なるサブネ ットにあるすべてのOpenVMSファイル・サーバで次のファイルを 供給することにより行います。 PWRK$LMROOT:[LANMAN]LMHOSTS. (LMHOSTSファイルには,ファイル・タイプはありません) 6.2.3 LMHOSTSファイル構文 LMHOSTSファイルでは,各ノードについて次の行を指定すること により,ノードのリストを作成します。 address nodename #PRE #DOM:domain_name ここで, o addressは,x.x.x.xという形式のインターネット・アドレ スで,xは,0から255までの10進数です。 o nodenameは,1〜16文字の名前で,制御文字を含む場合もあ ります(制御文字の形式は,\0Xnnまたは\nnで,nは16進数 です) 文字の大文字小文字の区別を保つために,ノード名を二重 引用符で囲みます。ノード名が二重引用符で囲まれていな い場合,ノード名がキャッシュにロードされる前(次に説明 するパラメータ#PREを参照)または照合に使用される前に, 英文字は大文字に設定されます。 ノード名の最後のバイトに制御文字が含まれる場合,制 御文字の位置を明示的に制御するために空白文字を入れる 必要があります。ノード名が16文字未満の場合,空白文字 が埋められます。次に,有効なノード名をいくつか挙げま す。 1. speedy 2. "speedy\0X03" 3. "speedy \0X03" ワイド・エリア・ネットワークの実装 6-3 例1では,ノード名が大文字の(SPEEDY)と解釈され,空白文 字で埋められます。 例2では,ノード名が大文字として解釈されず,バイト8〜 16は空白文字で埋められます。 例3では,ノード名が大文字として解釈されず,空白スペー スがすでに含まれているので,制御文字がバイト16文字に 来るようにパディングを挿入する必要がありません。 o #PREは,エントリがキャッシュにプリロードされなければ ならないことを示すオプションのタグです。 o #DOM:domain-nameは,エントリをdomain-nameによって指定 されるWindows NTドメインに関連づけるためのオプション のタグです。これは,エントリがドメイン・コントローラ の場合には必須です。これは,ログインおよびブラウザ・ サービスがルーティング環境においてどう動作するかに作 用します。これはまた,ユーザ・アカウント管理および信 頼関係でも使用されます。 たとえば,LMHOSTSファイルには,次のエントリを含めることが できます。 12.13.14.15 SERVER #PRE #DOM:VMSDOMAIN このエントリにより,12.13.14.15というインターネット・アド レスを持つNetBIOS名SERVERが,キャッシュにプリロードされる ようになります。NetBIOS名SERVERとNetBIOS名VMSDOMAIN(ドメイ ン名)の両方が,マッチングに利用できるようになります。 6.2.4 LMHOSTSファイルの管理 利用可能なノードのリストを変更するために,ファイルをいつで も編集することができます。ドメイン名は,LMHOSTSファイルを 動的に確認することによって解決されます。 LMHOSTS名の解決を無効にするには,LMHOSTSファイルの名前を LMHOSTS以外に変更します。 6-4 ワイド・エリア・ネットワークの実装 LMHOSTSファイルを修正または無効にしても,Advanced Serverの 再起動は不要です。変更内容はその場で有効になり,次に検索し たときにそれが参照されます。 6.2.5 LMHOSTSログ・ファイルの使用 LMHOSTSにアクセスしたときにエラーが発生すると,そのエラー が次のファイルに記録されます。 PWRK$LMROOT:[LOGS]PWRK$KNBDAEMON_nodename.LOG このファイルは,Advanced Serverの実行中は開いており,書き 込みが行われます。 ログ・ファイルが大きくなり過ぎるのを防ぐため,エラーはそれ ぞれ,最初に発生したときのみログに記録されます。エラーがロ グ・ファイルにある場合,そのエラーが重ねてログに記録される ことはありません。 ___________________________________________________________ 6.3 ワイド・エリア・ネットワークにおけるWINSの使用 Advanced Serverサーバは,WINSクライアントとして構成する ことができます。これにより,Advanced Serverはワイド・エ リア・ネットワーク構成において,WINSサーバを使用して, NetBIOS名の登録,解決,書き換え,および解放を行うことがで きます。 構成マネージャを使用して,Advanced ServerがWINSを使用する よう構成する方法についての詳細は,『Advanced Server for OpenVMS Server Administrator's Guide』を参照してください。 ワイド・エリア・ネットワークの実装 6-5 6.3.1 OpenVMSクラスタのためのWINSのセットアップ WINSをサポートするよう構成されたクライアントが,Advanced Serverのエイリアス名を使用して,WANの中のクラスタ化され たPATHWORKS Advanced Serverに接続できるようにするには, Advanced Serverエイリアス名のための静的マルチホーム・エン トリをWINSデータベースに追加しなければなりません。次に, alpha1_aliasというAdvanced Serverエイリアス名のエントリの 例を示します。 alpha1_alias 16.20.240.24 Advanced Serverエイリアス名のための静的マルチホーム・エン トリを追加するには,Advanced Serverを実行するOpenVMSクラス タにある各ノードのTCP/IPアドレスを入力しなければなりませ ん。 _______________________ 注意 _______________________ WINSデータベースのリストの最初に置くTCP/IPアドレス は,クラスタでAdvanced Serverを起動する最初のノード のTCP/IPアドレスでなければなりません。 _____________________________________________________ WINSデータベースへの静的エントリの追加についての詳細は,お 使いのWINS製品のドキュメントを参照してください。 6-6 ワイド・エリア・ネットワークの実装 7 ________________________________________________________________ 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアの削除 この章は,日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアを システムから削除する方法について説明します。 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアを再インス トールしなければならない場合,日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアの削除が必要になることがあります。 たとえば,インストレーション検証プロシージャにより,ソフト ウェア・インストレーション・プロシージャが失敗した場合,ソ フトウェアを再インストールしなければなりません。しかし,ま ず,Advanced Serverソフトウェアを削除する必要があります。 o システムに十分なディスク領域がある場合,Advanced Serverをアンインストールすることなく,サーバを再度イ ンストールすることができます。 o システムに十分なディスク領域がない場合,再インストー ルする前にAdvanced Serverをアンインストールする必要が あります。 必要なディスク領域についての詳細は,「第1.8.8項,ステップ8: ディスク容量の必要条件の確認」を参照してください。 この章は,次の節から構成されます。 o 第7.1節, Advanced Serverアンインストレーション・プロ シージャ o 第7.2節, Advanced Server構成パラメータの削除 o 第7.3節, Advanced Serverソフトウェアの削除 o 第7.4節, Advanced Server削除プロシージャの例 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアの削除 7-1 7.1___Advanced_Serverアンインストレーション・プロシージャ__ Advanced Serverは,日本語Advanced Server for OpenVMSソフト ウェアのインストール時に取り込まれるコマンド・プロシージャ を使用して削除します。アンインストレーション・コマンド・プ ロシージャは,次の操作を行います。 o サーバを自動的にシャットダウンする。 o 削除プロシージャを完了するために必要な情報を入力する ためのプロンプトを表示する。 o レジストリ・サービスが利用できない場合の,OpenVMSレジ ストリ・サーバを起動する。 o インストレーション・プロシージャで作成されたすべての 日本語Advanced Server for OpenVMSイメージ,サポート・ ファイル,および論理名を削除する。 o ユーザ・アカウント・データベース,共有データベース, およびサーバ構成パラメータなどのAdvanced Serverデータ をシステムから削除する(オプション)。 o Advanced Serverユーザ・アカウントを削除する。 o NETBIOS$ACCESSというOpenVMS識別子を削除する。 o Advanced Server DECnetオブジェクトを削除する。 ___________________________________________________________ 7.2 Advanced Server構成パラメータの削除 Advanced Serverデータ・ファイルを削除する場合,アンインス トレーション・プロシージャは,値またはそのキーとして格納さ れているサーバ構成パラメータを,OpenVMSレジストリから削除 します。 この操作を完了するために,アンインストレーション・プロシー ジャは,次の動作を行います。 o レジストリ・サービスがシステム上にあることを要求す る。レジストリ・サーバは,システムまたはクラスタで実 行されていなければならず,レジストリ・データベースが システム上で利用できなければならない。レジストリ・サ ービスが利用できない場合,アンインストレーション・プ 7-2 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアの削除 ロシージャは,レジストリ・サーバを起動しようとする。 レジストリ・サービスを利用できるようにする方法につい ての詳細は,『OpenVMSシステム管理者マニュアル』を参 照。 o PWRK$REGUTLパラメータ管理ユーティリティを起動する(説 明は『Server Administrator's Guide』)。 ___________________________________________________________ 7.3 Advanced Serverソフトウェアの削除 アンインストレーション・プロシージャを起動し,日本語 Advanced Server for OpenVMSソフトウェアを削除するには,次 の手順を行います。 1. SYSTEMアカウントにログインしていることを確認します。 2. Advanced Server ADMINISTERコマンド行インタフェースを 実行しているプロセスが存在しないことを確認します。 3. 次のように,アンインストレーション・コマンド・プロシ ージャを起動します。 $ @SYS$UPDATE:PWRK$DEINSTAL 「表 7-1, PWRK$DEINSTALプロンプト」では,アンインストレー ション・プロシージャが表示するプロンプトへの応答の方法を説 明します。 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアの削除 7-3 表 7-1 PWRK$DEINSTALプロンプト ________________________________________________________________ 削除プロシージャに行わせたい動 プロンプト______________作________________________________入力__ Are you sure you 続行 YES want to deinstall Advanced Server for OpenVMS[no]: 終了 Do you want to delete ユーザ・アカウント・データベ the Advanced Server ース,共有ファイル,およびサー data files [no]: バ構成パラメータなどのAdvanced Serverのオンディスク構造を OpenVMSレジストリに保存する。 ユーザ・アカウント・データベ YES ース,共有ファイル,およびサー バ構成パラメータなどのAdvanced Serverのオンディスク構造を削除 ________________________する____________________________________ 7-4 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアの削除 7.4___Advanced_Server削除プロシージャの例__________________ 次は,Advanced Serverソフトウェアを削除するプロシージャの 例です。 This procedure shuts down all Advanced Server V7.2 for OpenVMS servers and deletes most Advanced Server V7.2 for OpenVMS images. Are you sure you want to deinstall Advanced Server V7.2 for OpenVMS? Deinstall? [no]: YES Do you want to delete the Advanced Server data files [no]: YES Shutting down the currently running server(s)... Removing Advanced Server registry parameter and keys Deleting Advanced Server for OpenVMS common images... Deleting Advanced Server for OpenVMS NETBIOS component... Deleting Advanced Server V7.2 for OpenVMS images... Deleting Advanced Server data files... Removing PWRK$DEFAULT and PWRK$GUEST VMS accounts... Removing Advanced Server for OpenVMS identifiers... Removing Advanced Server for OpenVMS DECnet objects... Deassigning Advanced Server for OpenVMS logical names... Advanced Server V7.2 for OpenVMS is now deinstalled. 日本語Advanced Server for OpenVMSソフトウェアの削除 7-5 A ________________________________________________________________ インストレーションおよびアップグレードのチェックリスト 表 A-1に,Advanced Serverをインストールおよび構成するため に行う必要があるタスクを要約します。本書でタスクについて読 み,それを行うときには,この表をコピーしてチェックリストと して使用することができます。 表 A-1 インストレーションおよびアップグレードのチェックリスト ________________________________________________________________ ________________________________________________________________ (次ページに続く) インストレーションおよびアップグレードのチェックリスト A-1 表 A-1 (続き) インストレーションおよびアップグレードのチェック リスト ________________________________________________________________ < >1. 「第1.8節,インストレーション前の手順」のチェックリスト にある,次のようなインストレーション前のタスクを行うこ とにより,インストレーションの準備を整える。 a. 必要なハードウェアとソフトウェアが揃っていること を確認する。 b. SYSTEMアカウントにログインし,システム・ディスク をバックアップする。 c. このソフトウェアをインストールするために必要なデ ィスク領域があることを確認する。 d. GBLPAGES,GBLSECTIONS,PROCSECTCNT,およびSCSNODE というシステム・パラメータが正しく設定されている ことを確認する。 e. キュー・マネージャが実行されており,タイム・ゾー ンが正しく構成されていることを確認する。 f. 必要に応じて,DECnet(またはDECnet-Plus)およびTCP /IPが稼動していることを確認する。 g. クラスタ上にインストールする場合は,OpenVMSクラス タ構成を確認する。 h. Advanced Serverシステムで,OpenVMSレジストリ・サ ービスが利用可能であることを確認する。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) A-2 インストレーションおよびアップグレードのチェックリスト 表 A-1 (続き) インストレーションおよびアップグレードのチェック リスト ________________________________________________________________ < >2. インストレーション・プロシージャを起動し,インストレー ション・プロンプトに答える。次のものがインストールでき る。 o 完全なAdvanced Server o ライセンス・サーバのみ(Advanced Serverのインスト レーションを選択しない場合) o 外部認証ソフトウェアのみ(Advanced Serverのインス トレーションを選択しない場合) < >3. 構成プロシージャを起動し,構成プロンプトに答える。 < >4. インストレーション検証プロシージャを実行する(Advanced Serverのインストレーション時に行わなかった場合)。 < >5. サーバを起動する(Advanced Serverのインストレーション時 に起動しなかった場合)。 < >6. Windows NTサーバ管理ツールをインストールする(オプショ __________ン)。_________________________________________________ インストレーションおよびアップグレードのチェックリスト A-3 B ________________________________________________________________ Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 この付録では,Advanced Serverのインストレーションおよび構 成プロシージャの例を示します。 ___________________________________________________________ B.1 Advanced Serverのインストレーション・プロシージャの例 次に,Advanced Serverのインストレーション・ダイアログの例 を示します。この例は,これまでAdvanced Serverをインストー ルしたことのないシステムにインストレーションを行ったときの ものです。システムにすでにAdvanced Serverがインストールさ れている場合は,インストレーション・ダイアログが少し異なり ます。 $ @SYS$UPDATE:VMSINSTAL ASOVMSJA072 SYS$DEVICE:[KITS.ASOVMSJA] OpenVMS AXP Software Product Installation Procedure V7.2 It is 3-NOV-1998 at 09:31. Enter a question mark (?) at any time for help. * Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]? The following products will be processed: ASOVMSJA V7.2 Beginning installation of ASOVMSJA V7.2 at 09:31 %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set A ... %VMSINSTAL-I-RELMOVED, Product's release notes have been moved to SYS$HELP. Advanced Server V7.2 for OpenVMS Installation (c) Digital Equipment Corporation 1998. All rights reserved. Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 B-1 Restricted Rights: Use, duplication, or disclosure by the U.S. Government is subject to restrictions as set forth in subparagraph (c) (1) (ii) of DFARS 252.227-7013, or in FAR 52.227-19, or in FAR 52.227-14 Alt. III, as applicable. This software is proprietary to and embodies the confidential technology of Digital Equipment Corporation. Possession, use, or copying of this software and media is authorized only pursuant to a valid written license from Digital or an authorized sublicensor. Please select from the following install options: Advanced Server V7.2 for OpenVMS (complete) Advanced Server V7.2 for OpenVMS license server (only) External Authentication images (only) * Do you want to install the complete Advanced Server for OpenVMS [YES]? The following components will be installed: Advanced Server V7.2 for OpenVMS (complete) If the selection is correct, the installation will continue. If the selection is not correct, you can change your selection. Press CTRL/Y if you want to terminate the installation. * Is the selection correct [YES]? %ASOVMS-I-VERSION, Checking for OpenVMS version 7.2 ... * Do you want to run the IVP after the installation is finished [YES]? * Do you want to purge files replaced by this installation [YES]? %ASOVMS-I-FREEBLKS, Checking for 139500 free blocks User Accounts and User Identification Codes (UICs) -------------------------------------------------- The Advanced Server V7.2 for OpenVMS installation creates two OpenVMS accounts: a default account, PWRK$DEFAULT, and a guest account, PWRK$GUEST. The default UIC group number for both these new accounts depends on the following: o If you are installing the server for the first time, the default is the first unused UIC group number, starting with 360. o If there is an existing account PCFS$ACCOUNT, the default is the UIC group number associated with PCFS$ACCOUNT. B-2 Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 o If there is an existing account PWRK$DEFAULT or PWRK$GUEST, the default is the UIC group number associated with PWRK$DEFAULT or PWRK$GUEST, in preference to PCFS$ACCOUNT. However, the default UIC group number will not be used to change the UIC of any existing accounts. For more information about UIC group numbers, see the OpenVMS System Manager's Manual. * Enter default UIC group number for PWRK$DEFAULT and PWRK$GUEST [360]: All questions have been answered. The installation of the Advanced Server for OpenVMS will continue. %ASOVMS-I-ACCOUNTS, Creating OpenVMS accounts for PWRK$DEFAULT and PWRK$GUEST %VMSINSTAL-I-ACCOUNT, This installation creates an ACCOUNT named PWRK$DEFAULT. %UAF-I-ADDMSG, user record successfully added %UAF-I-RDBADDMSGU, identifier PWRK$DEFAULT value [000360,000001] added to rights database %VMSINSTAL-I-ACCOUNT, This installation creates an ACCOUNT named PWRK$GUEST. %UAF-I-ADDMSG, user record successfully added %UAF-I-RDBADDMSGU, identifier PWRK$GUEST value [000360,000002] added to rights database %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set B ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set C ... %ASOVMS-I-DEFOBJS, Defining DECnet objects PCX$SERVER and PCSA$MAIL %ASOVMS-I-DCLCMDS, Installing the Advanced Server DCL commands %ASOVMS-I-SPECIFY, Specifying target directories for the provided files %ASOVMS-I-OBSOLETE, Deleting obsolete files Next Steps ---------- To continue the installation procedure, enter the following command to execute the server configuration command procedure: $ @SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG For information about the configuration command procedure, see the Advanced Server V7.2 for OpenVMS Installation and Configuration Guide. %VMSINSTAL-I-MOVEFILES, Files will now be moved to their target directories... (c) Digital Equipment Corporation 1998. All rights reserved. Starting Installation Verification Procedure for Advanced Server V7.2 for OpenVMS %PWRK-I-NORMAL, IVP completed successfully Installation of ASOVMSJA V7.2 completed at 09:40 Adding history entry in VMI$ROOT:[SYSUPD]VMSINSTAL.HISTORY Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 B-3 Creating installation data file: VMI$ROOT:[SYSUPD]ASOVMSJA072.VMI_DATA VMSINSTAL procedure done at 09:40 B-4 Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 B.2___Advanced_Server構成プロシージャの例__________________ 次に,Advanced Serverの構成ダイアログの例を示します。 $ @SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG Advanced Server V7.2 for OpenVMS Configuration Procedure The Advanced Server stores and accesses the following types of data files: o Configuration parameter files o License server data files o Log files o Printer spool files o Virtual memory section files You can specify any existing OpenVMS disk device that has at least 76500 free blocks of disk space to store these data files. Note: The server frequently accesses the data files stored on the disk. If these files are stored on the system disk, it can degrade the performance of both the OpenVMS system and the server. Therefore, Digital recommends that you specify a disk other than the system disk. Enter disk device name where the Advanced Server data files will be stored [PWROOT:]: Creating Advanced Server directory tree on PWROOT:... PWRK$LICENSE_SERVER_STATE.DAT already exists, not superseded. %CREATE-I-EXISTS, PWRK$COMMONROOT:[000000] already exists Checking to see if the OpenVMS Registry Services are available... %RUN-S-PROC_ID, identification of created process is 0000023B Populating OpenVMS Registry with required Advanced Server & NT parameters... Please wait, this may take one to two minutes to complete ... Required OpenVMS Registry file server keys and values have been created. Migrating LANMAN.INI parameters to the OpenVMS Registry... Verifying SAM database files... Creating Advanced Server directory tree... Copying client files to Advanced Server directory tree... Changing the server configuration parameters will allow you to modify this server's client capacity and select the transports to be used. SPEEDY is currently configured to + support 20 PC clients + use the following transport(s): DECnet Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 B-5 If you want this server to be the primary domain controller, you should configure it to use all the transports used by any of the backup servers in the domain. If you want this server to be a backup domain controller, you should configure it to have at least one transport in common with the domain's primary domain controller, otherwise this configuration will fail. If you do not change the configuration parameters now, you may do so later by typing ADMIN/CONFIG. Do you want to change the server configuration parameters now? [YES]: NO Reading current configuration parameters ... Your Advanced Server for OpenVMS is presently configured to run as follows: 1. Run the license server: NO 2. Enable Timesource service: NO 3. Enable Alerter service: YES 3a. Alert user names: Administrator 4. Enable Netlogon service: YES 5. Advanced Server domain: LANGROUP 6. Advanced Server role: PRIMARY 7. Advanced Server computer name: SPEEDY 8. Server announce comment: Advanced Server V7.2 for OpenVMS Enter item number, or RETURN to use these values [DONE]: 5 An Advanced Server domain is a collection of computers that share a common security database and policy. Each domain has a unique name. A network can have many domains. The Advanced Server domain name can be up to 15 characters long. The domain name must be different than the computer name. Enter Advanced Server domain name for this system [5]: SPUNKY.DOM Your Advanced Server for OpenVMS is presently configured to run as follows: B-6 Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 1. Run the license server: NO 2. Enable Timesource service: NO 3. Enable Alerter service: YES 3a. Alert user names: Administrator 4. Enable Netlogon service: YES 5. Advanced Server domain: SPUNKY.DOM 6. Advanced Server role: PRIMARY 7. Advanced Server computer name: SPEEDY 8. Server announce comment: Advanced Server V7.2 for OpenVMS Enter item number, or RETURN to use these values [DONE]: Saving parameters to the OpenVMS Registry... Creating SAM datafiles... Creating sharefile PWRK$LMROOT:[LANMAN.DATAFILES]SHAREDB ... New sharefile has been created. ADMIN$ added IPC$ added PWUTIL added PWLICENSE added PWLIC added The Advanced Server Administrator network account is used to administer the server. The Administrator network account is mapped by default to the OpenVMS SYSTEM account. The network account password can be up to 14 characters long and the case of the characters used will be preserved. Enter Administrator network account password: Re-enter to verify password: Changing password for Administrator network account... Checking system resources... The current system configuration for SPEEDY will support 20 PC clients. The Advanced Server is configured to use DECnet, NetBEUI, TCP/IP. To automatically start the Advanced Server V7.2 for OpenVMS at system startup, you should add the following line to the SYS$MANAGER:SYSTARTUP_VMS.COM file. $ @SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP Note: Add this line below the lines that start all network transports (such as DECnet). Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 B-7 Do you want to start the Advanced Server V7.2 on node SPEEDY now [YES]: The file server will use DECnet, NetBEUI, TCP/IP. Advanced Server mail notification will use DECnet. Process NETBIOS created with identification 00000248 Process PWRK$NBDAEMON created with identification 0000024A Process PWRK$KNBDAEMON created with identification 0000024C Process PWRK$LICENSE_R created with identification 0000024E Checking to see if the OpenVMS Registry Services are available... The Advanced Server is configured to support 20 PC clients. Process PWRK$MASTER created with identification 00000251 The master process will now start all other Advanced Server processes. $ B-8 Advanced Serverのインストレーションおよび構成の例 C ________________________________________________________________ スタンドアロン・ライセンス・サーバのインストレーションと構成の例 この付録では,OpenVMSクラスタにおけるスタンドアロン・ライ センス・サーバのインストレーションおよび構成プロシージャの 例を示します。 ___________________________________________________________ C.1 スタンドアロン・ライセンス・サーバのインストレーション・ プロシージャの例 次に,スタンドアロン・ライセンス・サーバのインストレーショ ン・ダイアログの例を示します。 $ @SYS$UPDATE:VMSINSTAL OpenVMS AXP Software Product Installation Procedure V7.2 It is 1-DEC-1998 at 10:13. Enter a question mark (?) at any time for help. * Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]? * Where will the distribution volumes be mounted: PWRK$KITS The following products will be processed: ASOVMSJA V7.2 Beginning installation of ASOVMSJA V7.2 at 10:14 %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set A ... %VMSINSTAL-I-RELMOVED, Product's release notes have been moved to SYS$HELP. Advanced Server V7.2 for OpenVMS Installation (c) Digital Equipment Corporation 1998. All rights reserved. Restricted Rights: Use, duplication, or disclosure by the U.S. Government is subject to restrictions as set forth in subparagraph (c) (1) (ii) of DFARS 252.227-7013, or in FAR 52.227-19, or in FAR 52.227-14 Alt. III, as applicable. スタンドアロン・ライセンス・サーバのインストレーションと構成の例 C-1 This software is proprietary to and embodies the confidential technology of Digital Equipment Corporation. Possession, use, or copying of this software and media is authorized only pursuant to a valid written license from Digital or an authorized sublicensor. Please select from the following install options: Advanced Server V7.2 for OpenVMS (complete) Advanced Server V7.2 for OpenVMS license server (only) External Authentication images (only) * Do you want to install the complete Advanced Server for OpenVMS [YES]? NO * Do you want to install only the Advanced Server's license server [NO]? YES * Do you want to install only the External Authentication images [NO]? The following components will be installed: Advanced Server V7.2 for OpenVMS license server (only) If the selection is correct, the installation will continue. If the selection is not correct, you can change your selection. Press CTRL/Y if you want to terminate the installation. * Is the selection correct [YES]? %ASOVMS-I-VERSION, Checking for OpenVMS version 7.2 ... * Do you want to run the IVP after the installation is finished [YES]? * Do you want to purge files replaced by this installation [YES]? %ASOVMS-I-FREEBLKS, Checking for 139500 free blocks All questions have been answered. The installation of the Advanced Server for OpenVMS will continue. %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set B ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set C ... %ASOVMS-I-DEFOBJS, Defining DECnet objects PCX$SERVER and PCSA$MAIL %ASOVMS-I-DCLCMDS, Installing the Advanced Server DCL commands %ASOVMS-I-SPECIFY, Specifying target directories for the provided files %ASOVMS-I-OBSOLETE, Deleting obsolete files Next Steps ---------- To continue the installation procedure, enter the following command to execute the server configuration command procedure: $ @SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG For information about the configuration command procedure, see the Advanced Server V7.2 for OpenVMS Installation and Configuration Guide. C-2 スタンドアロン・ライセンス・サーバのインストレーションと構成の例 %VMSINSTAL-I-MOVEFILES, Files will now be moved to their target directories... (c) Digital Equipment Corporation 1998. All rights reserved. Starting Installation Verification Procedure for Advanced Server V7.2 for OpenVMS %PWRK-I-NORMAL, IVP completed successfully Installation of ASOVMSJA V7.2 completed at 10:21 Adding history entry in VMI$ROOT:[SYSUPD]VMSINSTAL.HISTORY Creating installation data file: VMI$ROOT:[SYSUPD]ASOVMSJA072.VMI_DATA VMSINSTAL procedure done at 10:28 ___________________________________________________________ C.2 スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成ダイアログの例 次に,スタンドアロン・ライセンス・サーバの構成ダイアログの 例を示します。 $ @SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG Advanced Server V7.2 for OpenVMS Configuration Procedure The Advanced Server stores and accesses the following types of data files: o Configuration parameter files o License server data files o Log files o Printer spool files o Virtual memory section files You can specify any existing OpenVMS disk device that has at least 5500 free blocks of disk space to store these data files. Note: The server frequently accesses the data files stored on the disk. If these files are stored on the system disk, it can degrade the performance of both the OpenVMS system and the server. Therefore, Digital recommends that you specify a disk other than the system disk. Enter disk device name where the Advanced Server data files will be stored [SYS$SYSDEVICE:]: PWROOT Creating Advanced Server directory tree on PWROOT:... スタンドアロン・ライセンス・サーバのインストレーションと構成の例 C-3 The license server can serve client-based licenses for Advanced Server clients over DECnet, NetBEUI, and TCP/IP. The Advanced Server need not be running for the license server to operate. Do you want to serve client-based licenses over DECnet [yes]: Do you want to serve client-based licenses over NetBEUI [no]: YES Do you want to serve client-based licenses over TCP/IP [no]: YES Do you want to start the Advanced Server license server now [yes]: NO To automatically start the license server at system startup, you should add the following line to the SYS$MANAGER:SYSTARTUP_VMS.COM file: $ @SYS$STARTUP:PWRK$LICENSE_STARTUP Note: Add this line below the lines that start all network transports (such as DECnet). $ C-4 スタンドアロン・ライセンス・サーバのインストレーションと構成の例 D ________________________________________________________________ 外部認証ソフトウェアのインストレーションの例 次に,外部認証ソフトウェアのみをインストールする場合のイン ストレーション・ダイアログの例を示します。 $ @SYS$UPDATE:VMSINSTAL.COM ASOVMSJA PWRK$KITS OpenVMS AXP Software Product Installation Procedure V7.2 It is 4-DEC-1998 at 19:22. Enter a question mark (?) at any time for help. * Are you satisfied with the backup of your system disk [YES]? The following products will be processed: ASOVMSJA V7.2 Beginning installation of ASOVMSJA V7.2 at 19:22 (c) Digital Equipment Corporation 1998. All rights reserved. Restricted Rights: Use, duplication, or disclosure by the U.S. Government is subject to restrictions as set forth in subparagraph (c) (1) (ii) of DFARS 252.227-7013, or in FAR 52.227-19, or in FAR 52.227-14 Alt. III, as applicable. This software is proprietary to and embodies the confidential technology of Digital Equipment Corporation. Possession, use, or copying of this software and media is authorized only pursuant to a valid written license from Digital or an authorized sublicensor. %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set A ... %VMSINSTAL-I-RELMOVED, Product's release notes have been moved to SYS$HELP. Advanced Server V7.2 for OpenVMS Installation Please select from the following install options: Advanced Server V7.2 for OpenVMS (complete) Advanced Server V7.2 for OpenVMS license server (only) External Authentication images (only) 外部認証ソフトウェアのインストレーションの例 D-1 * Do you want to install the complete Advanced Server for OpenVMS [YES]? NO * Do you want to install only the Advanced Server's license server [NO]? NO * Do you want to install only the External Authentication images [NO]? YES The following components will be installed: External Authentication images (only) If the selection is correct, the installation will continue. If the selection is not correct, you can change your selection. Press CTRL/Y if you want to terminate the installation. * Is the selection correct [YES]? %ASOVMS-I-VERSION, Checking for OpenVMS version 7.2 ... * Do you want to run the IVP after the installation is finished [YES]? * Do you want to purge files replaced by this installation [YES]? %ASOVMS-I-FREEBLKS, Checking for 139500 free blocks All questions have been answered. The installation of the Advanced Server for OpenVMS will continue. %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set B ... %VMSINSTAL-I-RESTORE, Restoring product save set C ... %ASOVMS-I-DEFOBJS, Defining DECnet objects PCX$SERVER and PCSA$MAIL %ASOVMS-I-DCLCMDS, Installing the Advanced Server DCL commands %ASOVMS-I-SPECIFY, Specifying target directories for the provided files %ASOVMS-I-OBSOLETE, Deleting obsolete files Next Steps ---------- To continue the installation procedure, enter the following command to execute the server configuration command procedure: $ @SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG For information about the configuration command procedure, see the Advanced Server V7.2 for OpenVMS Installation and Configuration Guide. %VMSINSTAL-I-MOVEFILES, Files will now be moved to their target directories... (c) Digital Equipment Corporation 1998. All rights reserved. Starting Installation Verification Procedure for Advanced Server V7.2 for OpenVMS %PWRK-I-NORMAL, IVP completed successfully Installation of ASOVMSJA V7.2 completed at 19:28 Adding history entry in VMI$ROOT:[SYSUPD]VMSINSTAL.HISTORY D-2 外部認証ソフトウェアのインストレーションの例 Creating installation data file: VMI$ROOT:[SYSUPD]ASOVMSJA072.VMI_DATA VMSINSTAL procedure done at 19:29 $ 外部認証ソフトウェアのインストレーションの例 D-3 E ________________________________________________________________ Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 この付録は次の節から構成されます。 o 第E.1節, Advanced Serverファイル o 第E.2節, Advanced Serverオンディスク構成 ___________________________________________________________ E.1 Advanced Serverファイル 表 E-1では,Advanced Serverのインストレーション時に作成さ れるファイルを説明します。 表 E-1 Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ DCPS$EXAMPLES:PWRK$BORDER.LUP ボーダがある場合のDECprint Supervisorプリンタ・レイア ップ DCPS$EXAMPLES:PWRK$NOBORDER.LUP ボーダがない場合のDECprint Supervisorプリンタ・レイア ップ DCPS$EXAMPLES:PWRK$REV_LANDSCAPE_ Windowsによるボーダがある場 BORDER.LUP 合のDECprint Supervisorプリ ンタ・レイアップ ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-1 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ DCPS$EXAMPLES:PWRK$REV_LANDSCAPE_ Windowsによるボーダがない場 NOBORDER.LUP 合のDECprint Supervisorプリ ンタ・レイアップ SYS$HELP:ASOVMS072.RELEASE_NOTES Advanced Serverリリース・ノ ート SYS$HELP:PCDISKHLP.HLB DOS File Maintenanceユーテ ィリティのヘルプ・ライブラ リ SYS$HELP:PWRK$ADMIN_CFG.HLB 構成マネージャのヘルプ・ラ イブラリ SYS$HELP:PWRK$ADMIN_LIC.HLB ライセンス・マネージャのヘ ルプ・ライブラリ SYS$LIBRARY:NETBIOSSHR.EXE NetBIOS for DECnetの共有可 能イメージ SYS$LIBRARY:PCDISKSHR.EXE DOS File Maintenanceユーテ ィリティの共有可能イメージ SYS$LIBRARY:PCSA_MAILSHR.EXE メール通知の共有可能イメー ジ SYS$LIBRARY:PWRK$CMTLIBSHR.EXE コンフィギュレータ,モニ タ,およびチューナの共有可 能ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$CMTSHR.EXE コンフィギュレータ,モニ タ,およびチューナの共有可 能イメージ ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-2 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$LIBRARY:PWRK$CSSHR_V7.EXE 共通サービスの共有可能イメ ージ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_LA51.TLB LA51デバイス制御ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_LA70.TLB LA70デバイス制御ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_LA75P.TLB LA75Pデバイス制御ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_LG01.TLB LG01デバイス制御ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_LG02.TLB LG02デバイス制御ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_LG06.TLB LG06デバイス制御ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_LG31.TLB LG31デバイス制御ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_DL1100.TLB DEClaser 1100デバイス制御ラ イブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_DL2100.TLB DEClaser 2100デバイス制御ラ イブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_DL2100P.TLB DEClaser 2100Pデバイス制御 ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_DL2200.TLB DEClaser 2200デバイス制御ラ イブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_DL2200P.TLB DEClaser 2200Pデバイス制御 ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_DL3200.TLB DEClaser 3200デバイス制御ラ イブラリ ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-3 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_FX1050.TLB FX1050デバイス制御ライブラ リ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_FX850.TLB FX850デバイス制御ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_GENERIC.TLB 汎用デバイス制御ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_HP_ HP LaserJetデバイス制御ライ LASERJET.TLB ブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_LA210.TLB LA210デバイス制御ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_LA324.TLB LA324デバイス制御ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_LA50.TLB LA50デバイス制御ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_LA75.TLB LA75デバイス制御ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_LJ250.TLB LJ250デバイス制御ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_LN03.TLB LN03デバイス制御ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_LN03P.TLB LN03 PLUSデバイス制御ライブ ラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_LN03R.TLB LN03Rデバイス制御ライブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_PROPRINTER.TLProprinterデバイス制御ライ ブラリ SYS$LIBRARY:PWRK$DEVCTL_SILENTWRITER.SilentWriterデバイス制御ラ イブラリ ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-4 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$LIBRARY:PWRK$FSLIB_ODS2.EXE ODS2/ODS5アドオン・ライブラ リ SYS$LIBRARY:PWRK$LICENSE_LIBSHR.EXE ライセンス共有可能ライブラ リ SYS$LIBRARY:PWRK$LICENSE_ ライセンス管理共有可能イメ MGMTSHR.EXE ージ SYS$LIBRARY:PWRK$MSV1_0_ACMESHR.EXE 外部認証サポート・ライブラ リ SYS$LIBRARY:PWRK$PCMSHR.EXE キャッシュ・マネージャ共有 可能イメージ SYS$LIBRARY:PWRK$PRINTER_ プリンタ情報ファイル INFORMATION.DAT SYS$LIBRARY:PWRK$SDA.EXE システム・ダンプ・アナライ ザの拡張 SYS$LIBRARY:PWRK$SDA_V1.EXE システム・ダンプ・アナライ ザのオリジナルの拡張 SYS$LIBRARY:PWRK$STREAMSSHR_V7.EXE ストリーム共有可能イメージ SYS$LIBRARY:PWRK$WINLIBSHR.EXE Advanced Serverキャラクタセ ル・ユーザ・インタフェース の共有可能イメージ SYS$LIBRARY:PWRK$XTILIBSHR.EXE X/Open Transport Interface 共有可能ライブラリ ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-5 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$LIBRARY:PWRK$XTINETBIOSSHR.EXE NetBIOS用のX/Open Transport Interface共有可能イメージ SYS$LIBRARY:PWRK$XTINSPNBSHR.EXE DECnet用のX/Open Transport Interface共有可能イメージ SYS$LIBRARY:XTI.H X/Open Transport Interface ヘッダ・ファイル SYS$LOADABLE_IMAGES:PCFSDRIVERDEF.STBPCFSDRIVERのためのデータ構 造定義 SYS$LOADABLE_IMAGES:PWRK$STREAMSOS_ ストリーム・システムのロー V7.EXE ド可能イメージ SYS$LOADABLE_IMAGES:PWRK$STREAMSOS_ V7.STB PWRK$STREAMSOS_V7.EXE用シン ボル・テーブル SYS$LOADABLE_IMAGES:SYS$PCFSDRIVER_ DECnet I/Oおよびダブル・マ V7.EXE ッピング・ドライバ SYS$LOADABLE_IMAGES:SYS$PCFSDRIVER_ V7.STB SYS$PCFSDRIVER_V7.EXE用シン ボル・テーブル SYS$LOADABLE_IMAGES:SYS$PCIDRIVER_ Cluster Interconnect I/Oド V7.EXE ライバ SYS$LOADABLE_IMAGES:SYS$PCIDRIVER_ V7.STB SYS$PCIDRIVER_V7.EXE用シン ボル・テーブル ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-6 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$MANAGER:PWRK$DEFINE_COMMANDS.COM[Advanced Serverユーティリテ ィを実行するコマンド用にシ ンボルを定義するコマンド・ プロシージャ SYS$MANAGER:PWRK$DEFINE_ROOT.COM ディレクトリ・ツリー論理名 SYS$MANAGER:PWRK$SHOWSYS.COM ファイル・サーバ・プロセス の状態を示すコマンド・プロ シージャ SYS$MESSAGE:PWRK$MSG.EXE 日本語Advanced Server for OpenVMSメッセージ・ファイル SYS$STARTUP:PWRK$CHECK_PARAMS.COM システム・リソースを確認す るコマンド・プロシージャ SYS$STARTUP:PWRK$COMMON_LOGICALS.COM 共通の論理名を定義するコマ ンド・プロシージャ SYS$STARTUP:PWRK$COMMON_SHUTDOWN.COM 共通シャットダウン・コマン ド・プロシージャ SYS$STARTUP:PWRK$COMMON_STARTUP.COM 共通スタートアップコマン ド・プロシージャ SYS$STARTUP:PWRK$GATHER_INFO.COM レポートに関する問題につい て情報をセーブ・セットに収 集するコマンド・プロシージ ャ SYS$STARTUP:PWRK$LICENSE_R_ License Registrarのスタート START.COM アップ [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-7 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$STARTUP:PWRK$LICENSE_S_ ライセンス・サーバのスター START.COM トアップ SYS$STARTUP:PWRK$LICENSE_ ライセンス・サーバのシャッ SHUTDOWN.COM トダウン・コマンド・プロシ ージャ SYS$STARTUP:PWRK$LICENSE_ ライセンス・サーバのスター STARTUP.COM トアップ・コマンド・プロシ ージャ SYS$STARTUP:PWRK$LOGICALS.COM 論理名を定義するコマンド・ プロシージャ SYS$STARTUP:PWRK$SHUTDOWN.COM シャットダウン・コマンド・ プロシージャ SYS$STARTUP:PWRK$STARTUP.COM スタートアップ・コマンド・ プロシージャ SYS$SYSTEM:NETBIOS.EXE DECnet用のNetBIOS SYS$SYSTEM:PCDISK.EXE DOS File Maintenanceユーテ ィリティ SYS$SYSTEM:PCSA$MAIL_SERVER.EXE PATHWORKSクライアント・メー ル・サーバ SYS$SYSTEM:PCSA_CLAIM_NAME.EXE PCSAクレイム・ネーム・ユー ティリティ SYS$SYSTEM:PCX$SERVER.COM PC DECwindows X serverを起 動するコマンド・プロシージ ャ ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-8 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$SYSTEM:PWRK$ACLADM.EXE サーバ構成ツール SYS$SYSTEM:PWRK$BLOBADM.EXE サーバ構成ツール SYS$SYSTEM:PWRK$CHACL.EXE サーバ構成ツール SYS$SYSTEM:PWRK$CHDOMAIN.EXE サーバ構成ツール SYS$SYSTEM:PWRK$CNVTOHFS.EXE ODS-5ファイル名変換ユーティ リティ SYS$SYSTEM:PWRK$DELETEACE.EXE File ACEユーティリティ SYS$SYSTEM:PWRK$ELFREAD.EXE イベント・ログ・ファイル・ リーダ・ユーティリティ SYS$SYSTEM:PWRK$EVTREPORT.EXE イベント・ロガー・レポー ト・ジェネレータ SYS$SYSTEM:PWRK$GETROLE.EXE サーバ構成ツール SYS$SYSTEM:PWRK$KNBDAEMON.EXE カーネルNETBIOSデーモン・プ ロセス SYS$SYSTEM:PWRK$LICENSE_REGISTRAR.EXELicense Registrar SYS$SYSTEM:PWRK$LICENSE_SERVER.EXE ライセンス・サーバ SYS$SYSTEM:PWRK$LMECHO.EXE デバッギング・ユーティリテ ィ(サポートせず) SYS$SYSTEM:PWRK$LMSTAT.EXE デバッギング・ユーティリテ ィ(サポートせず) ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-9 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$SYSTEM:PWRK$LOADSTREAMS_V7.EXE ストリーム・システムのロー ド可能イメージ用ローダ SYS$SYSTEM:PWRK$LR_SHOW_USAGE.EXE[1] ライセンス・カウント・ユニ ット・ユーティリティ SYS$SYSTEM:PWRK$LSACL.EXE デバッギング・ユーティリテ ィ(サポートせず) SYS$SYSTEM:PWRK$MAKEMACH.EXE サーバ構成ツール SYS$SYSTEM:PWRK$MAPUNAME.EXE デバッギング・ユーティリテ ィ(サポートせず) SYS$SYSTEM:PWRK$MASTER.EXE マスタ・プロセスおよびイベ ント・ロガー SYS$SYSTEM:PWRK$MONITOR.EXE PATHWORKSモニタ・ユーティリ ティ SYS$SYSTEM:PWRK$NBDAEMON.EXE NetBIOSデーモン・プロセス SYS$SYSTEM:PWRK$NBSHOW.EXE[1] NetBEUI状態表示ユーティリテ ィ SYS$SYSTEM:PWRK$NETEVENT.EXE デバッギング・ユーティリテ ィ(サポートせず) SYS$SYSTEM:PWRK$PWMON.EXE[1] ホスト・ベースのモニタ・ユ ーティリティ SYS$SYSTEM:PWRK$REGUTL.EXE レジストリ・パラメータ管理 ユーティリティ [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-10 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$SYSTEM:PWRK$RMACL.EXE サーバ構成ツール SYS$SYSTEM:PWRK$SAMCHECK.EXE サーバ構成ツール SYS$SYSTEM:PWRK$SETSHO.EXE Set/Show Parametersユーティ リティ SYS$SYSTEM:PWRK$SHOWQUOTA.EXE Show Disk Quotaユーティリテ ィ SYS$SYSTEM:PWRK$SRVCONFIG.EXE デバッギング・ユーティリテ ィ(サポートせず) SYS$SYSTEM:PWRK$START.EXE 独立マスタ・プロセスを起動 するユーティリティ SYS$SYSTEM:PWRK$STARTSVC.EXE デバッギング・ユーティリテ ィ(サポートせず) SYS$SYSTEM:PWRK$STOP.EXE サーバ・プロセスを終了する ユーティリティ SYS$SYSTEM:PWRK$VAPFADM.EXE サーバ構成ツール SYS$SYSTEM:PWRK$VERIFY.EXE 構成パラメータを確認するユ ーティリティ SYS$TEST:PWRK$IVP.COM インストレーション検証プロ シージャ(IVP) SYS$TEST:PWRK$IVP.DAT インストレーション検証プロ シージャのデータファイル SYS$UPDATE:PWRK$COMMANDS.CLD サーバ・コマンド行の定義 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-11 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$UPDATE:PWRK$COMMON.SAV[2] 初期のサーバ・ディレクト リ・ツリーのためのバックア ップ・セーブセット SYS$UPDATE:PWRK$COMMON_CONFIG.COM 共通の構成コマンド・プロシ ージャ SYS$UPDATE:PWRK$CONFIG.COM ワンタイム構成コマンド・プ ロシージャ SYS$UPDATE:PWRK$DEFINE_FORMS.COM[2] プリンタ・フォームを定義す るコマンド・プロシージャ SYS$UPDATE:PWRK$DEINSTAL.COM Advanced Server削除コマン ド・プロシージャ SYS$UPDATE:PWRK$GETPARAM.COM PWRK.INIからパラメータを取 得するコマンド・プロシージ ャ SYS$UPDATE:PWRK$INSTALL_COMMANDS.COM Advanced Server DCLコマン ドをインストールするコマン ド・プロシージャ SYS$UPDATE:PWRK$LICENSE_CONFIG.COM ライセンス・サーバ構成のコ マンド・プロシージャ SYS$UPDATE:PWRK$LICENSE.SAV PATHWORKSクライアント・ラ イセンシング・ソフトウェア BACKUPセーブセット SYS$UPDATE:PWRK$SETINI.COM サーバ構成パラメータを更新 するコマンド・プロシージャ [2]このファイルは,サーバの構成後削除される。___________________ ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-12 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$UPDATE:PWRK$SETPARAM.COM PWRK.INIにパラメータを設定 するコマンド・プロシージャ SYS$UPDATE:PWRK$VERSIONS.COM サーバ・イメージのバージョ ンを表示するコマンド・プロ シージャ SYS$HELP:PWRK$MANAGER.HLB ADMINISTERコマンドのヘル プ・ライブラリ SYS$HELP:PWRK$SHOWINI.HLB[1] PWRK$SHOWINI.EXE用のヘル プ・ファイル SYS$LIBRARY:PWRK$ACME_MODULE_ 外部認証のAlphaイメージ ALPHA.EXE SYS$LIBRARY:PWRK$ACME_MODULE_ 外部認証のVAXイメージ VAX.EXE SYS$LIBRARY:PWRK$CMT_LM.EXE コンフィギュレータ,モ ニタ,およびチューナへの Advanced Serverインタフェー ス SYS$LIBRARY:PWRK$LMAPISHR.EXE Advanced Server共有可能イメ ージ SYS$LIBRARY:PWRK$LMRPCAPISHR.EXE Advanced Server共有可能イメ ージ SYS$LIBRARY:PWRK$LMRPCSHR.EXE Advanced Server共有可能イメ ージ [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-13 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$LIBRARY:PWRK$LMRPCXNPSHR.EXE Advanced Server共有可能イメ ージ SYS$LIBRARY:PWRK$LMTASKSHR.EXE Advanced Server共有可能イメ ージ SYS$LIBRARY:PWRK$MGTLIBSHR.EXE Advanced Server共有可能イメ ージ SYS$LIBRARY:PWRK$NBLIB_DECNET.EXE DECnetに対するAdvanced Serverネットワーク・インタ フェース SYS$LIBRARY:PWRK$NBLIB_NETBEUI.EXE NetBEUIに対するAdvanced Serverネットワーク・インタ フェース SYS$LIBRARY:PWRK$NBLIB_TCPIP.EXE TCP/IPに対するAdvanced Serverネットワーク・インタ フェース SYS$STARTUP:PCSA$MAIL_STARTUP.COM TCP/IPクライアントが PATHWORKSメール・サーバ を起動するためのPCSAMAILコ マンド SYS$STARTUP:PWRK$ACME_STARTUP.COM 外部認証スタートアップ・フ ァイル SYS$STARTUP:PWRK$LMBROWSER_ ブラウザ・スタートアップ・ START.COM ファイル SYS$STARTUP:PWRK$LMDMN_START.COM Advanced Serverデーモンを実 行するコマンド・プロシージ ャ ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-14 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$STARTUP:PWRK$LMMCP_START.COM Advanced Serverコントローラ を実行するコマンド・プロシ ージャ SYS$STARTUP:PWRK$LMSRV_START.COM Advanced Serverを実行するコ マンド・プロシージャ SYS$STARTUP:PWRK$PCSA_SHUTDOWN.COM PATHWORKS for VMS V4.xシャ ットダウン・コマンド・プロ シージャ SYS$SYSTEM:PWRK$ADMIN.COM Remote Net Adminコマンド・ プロシージャ SYS$SYSTEM:PWRK$ADMIN_CFG.EXE 構成マネージャ・ユーティリ ティ SYS$SYSTEM:PWRK$ADMIN_LIC.EXE ライセンス・マネージャ・ユ ーティリティ SYS$SYSTEM:PWRK$BANNER.EXE システム情報を収集し,それ をログ・ファイルの先頭に挿 入するユーティリティ SYS$SYSTEM:PWRK$CHGROUP.EXE[1] Advanced Serverグループ・デ ータベースを管理するスタン ドアロン・ユーティリティ SYS$SYSTEM:PWRK$CHUSER.EXE[1] Advanced Serverユーザ・アカ ウント・データベースを管理 するスタンドアロン・ユーテ ィリティ [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-15 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$SYSTEM:PWRK$LMBROWSER.EXE Advanced Serverブラウザ・イ メージ SYS$SYSTEM:PWRK$LMDMN.EXE Advanced Serverデーモン SYS$SYSTEM:PWRK$LMMCP.EXE Advanced Serverコントローラ SYS$SYSTEM:PWRK$LMSHARE.EXE[1] Advanced Server共有データベ ースを管理するスタンドアロ ン・ユーティリティ SYS$SYSTEM:PWRK$LMSRV.EXE Advanced Server実行可能ファ イル SYS$SYSTEM:PWRK$MANAGER.EXE ADMINユーティリティ SYS$SYSTEM:PWRK$MODAL.EXE[1] Advanced Serverモダル・デー タベースを管理するスタンド アロン・ユーティリティ SYS$SYSTEM:PWRK$SHOWINI.EXE[1] サーバ構成パラメータを表示 する SYS$SYSTEM:PWRK$START_PRINTERS.EXE プリンタ・キューおよびプリ ンタの出力先を起動するユー ティリティ SYS$UPDATE:PWRK$LANMAN.SAV[2] Advanced Serverの初期ディ レクトリ・ツリーのための BACKUPセーブセット [1]このファイルは,サポートされていないユーティリティまたはコマ_ ンド・プロシージャである(またはそれに関連づけられている)。 [2]このファイルは,サーバの構成後削除される。 ________________________________________________________________ (次ページに続く) E-16 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 表 E-1 (続き) Advanced Server用にインストールされるファイル ________________________________________________________________ ファイル_____________________________説明_______________________ SYS$UPDATE:PWRK$LMCONFIG.COM Advanced Serverの初期ディレ クトリ・ツリーをセットアッ プするコマンド・プロシージ ャ SYS$UPDATE:PWRK$MIGRATE_INI.COM LANMAN.INIパラメータを OpenVMSレジストリに移行する コマンド・プロシージャ SYS$UPDATE:PWRK$PWUTIL.SAV[2] PATHWORKSクライアント・ベ ースのユーティリティ用の BACKUPセーブセット [2]このファイルは,サーバの構成後削除される。___________________ ________________________________________________________________ Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 E-17 E.2___Advanced_Serverオンディスク構成______________________ 図 E-1は,Advanced Serverオンディスク構成を示します。従属 構成の一部のみが示されていることに注意してください。 図 E-1 オンディスク構成図 pwrk$commonroot, pwrk$lmroot | |___datafiles | |___lanman | | | |___.accounts | |___.datafiles | |___.debug | |___.domains | |___.logs | |___.repl | |___.samsave | |___.shares | |___.upgrade | |___license | |___logs | |___params | |___perfdata | |___print | |___section | |___spool | |___temp E-18 Advanced Serverファイルおよびオンディスク構造 F ________________________________________________________________ Advanced Server論理名 表 F-1では,Advanced Serverを構成し,起動したときに作成さ れる論理名を説明します。 表 F-1 Advanced Server論理名 ________________________________________________________________ 論理名_____________________説明_________________________________ NETBIOS$DEVICE[2] DECnetデバイス PWRK$ADDON_LIBRARY ファイル・システムの共有可能イメージ の位置 PWRK$COMMON Advanced Serverの最上位ディレクトリ PWRK$COMMONROOT[1] Advanced Server共通ディレクトリ・ツリ ーのルート・ディレクトリ PWRK$DATAFILES 1バイト文字コード・ページの変換マッピ ング・データ PWRK$KNBDAEMON_DEVICE[2] TCP/IPデバイス PWRK$LANMAN Advanced Server領域 PWRK$LICENSE ライセンス領域 [1]この論理名は,ディレクトリを一緒に指定する必要がある。_______ [2]この論理名は,インストレーション時には定義されない。これは, 一定の状況下でネットワーク・アダプタを定義するために使用される。 詳細については,「第3.8節, Advanced Serverのネットワーク・デバイ スの選択」を参照 ________________________________________________________________ (次ページに続く) Advanced Server論理名 F-1 表 F-1 (続き) Advanced Server論理名 ________________________________________________________________ 論理名_____________________説明_________________________________ PWRK$LMDATAFILES Advanced Serverのデータ・ファイル領域 PWRK$LMDEBUG トレース・ファイルが書き込まれる領域 PWRK$LMDOMAINS Advanced Serverドメイン・データベース 領域 PWRK$LMLOGS Advanced Serverログ・ファイル領域 PWRK$LMROOT[1] Advanced Serverディレクトリ・ツリーの ルート・ディレクトリ PWRK$LMMSGFILES Advanced Serverメッセージ・ファイル PWRK$LMUPGRADE Advanced Serverアップグレード領域 PWRK$LOADSTREAMS LoadStreamsイメージ用論理名 PWRK$LOGS 共通ログ・ファイル領域 PWRK$NETBEUI_DEVICE[2] NetBEUIデバイス PWRK$PARAMS パラメータ領域 PWRK$PERFDATA Advanced Serverモニタ・パフォーマン ス・データ・ディレクトリ PWRK$PRINT Advanced Serverプリンタ・データベー ス・ディレクトリ [1]この論理名は,ディレクトリを一緒に指定する必要がある。_______ [2]この論理名は,インストレーション時には定義されない。これは, 一定の状況下でネットワーク・アダプタを定義するために使用される。 詳細については,「第3.8節, Advanced Serverのネットワーク・デバイ スの選択」を参照 ________________________________________________________________ (次ページに続く) F-2 Advanced Server論理名 表 F-1 (続き) Advanced Server論理名 ________________________________________________________________ 論理名_____________________説明_________________________________ PWRK$SAMSAVE SAMCHECKデータ領域 PWRK$SAMSAVEX SAMCHECKデータ領域 PWRK$SECTION セクション・ファイル領域 PWRK$SPOOL スプール領域 PWRK$TEMP Advanced Server一時領域 PWRK$VERSION_______________Advanced_Serverのバージョン__________ Advanced Server論理名 F-3 ________________________________________________________________ 索引 A DECnetトランスポート, 1-9 ___________________________ 構成中の実行, 1-20 Administratorアカウント 状態の確認, 1-20 パスワードの設定, 3-9 DECprint Supervisorソフトウ Advanced Serverディスク ェア, 1-4 変更, 3-5 インストレーション, 1-4 Advanced Server アンインストレーション・ _G_________________________ プロシージャの例, 7-5 GBLPAGESパラメータ オンディスク構成, E-18 確認と定義, 1-15 起動, 5-2 GBLSECTIONSパラメータ クラスタ・エイリアス, 確認と定義, 1-16 3-9 構成時の起動, 3-10 I サンプルのインストレーシ ___________________________ ョンと構成, B-1 IVP スタートアップ, 5-3 インストレーション後の実 停止, 5-7 行, 5-2 ファイル, E-1 自動実行, 2-11 論理名, F-1 Alerterサービス _L_________________________ 説明, 3-7 LANMAN.INIパラメータ B OpenVMSレジストリへの移 ___________________________ 行, 3-3 BACKUPコマンド, 1-14 LanmanIniMigratedパラメー タ, 3-3 _D_________________________ LMHOSTS DECnet 使用するための構成, 6-5 確認, 1-20 トランスポートの構成, 起動, 1-20 3-6 DECnet-Plus LMHOSTS名の解決, 3-6 確認, 1-20 起動, 1-21 索引-1 OpenVMSレジストリ, 3-3 _N_________________________ 起動, 1-13 NetBIOS名の解決 サーバ・パラメータの削除, LMHOSTSを使用した, 6-2 7-2 WINSを使用した, 6-5 OpenVMS VAXシステム, 2-13 Netlogonサービス, 3-8 OpenVMSレジストリ・サーバ, 1-3 _O_________________________ ODS-5へのファイル名の変換, _P_________________________ 5-10 PATHWORKS Advanced Servers OpenVMSクラスタ アップグレード, 1-2 Advanced Server for へのインストレーション, OpenVMSへのアップグ 2-13 レード, 1-4 PROCSECTCNTパラメータ Advanced Serverファイル用 確認と定義, 1-16 のディスク・デバイス, PWCONVERTコマンド, 5-11 3-5 PWRK$CONFIGプロシージャ PAKをロードする, 1-6 構成プロシージャを参照 クライアント・ライセンス PWRK$DEINSTALプロシージャ PAKをロードする, 4-2 アンインストレーション・ クラスタ・エイリアス, プロシージャを参照 3-9, 3-16 PWRK$REGUTLユーティリティ, 構成の確認, 1-11 1-13, 3-4 スタンドアロン・ライセン PWRK$STARTUP.COM ス・サーバのインストレ スタートアップ・プロシー ーションおよび構成プロ ジャを参照 シージャの例, C-1 でサーバを起動する, 5-5 S におけるサーバの起動, ___________________________ 4-7 SCSNODEパラメータ におけるサーバの役割, 定義, 1-17 3-8 SHOW QUEUE/MANAGERコマンド, におけるノードの構成, 1-18 3-2 START/QUEUE/MANAGERコマン のためのWINSサーバのセッ ド, 1-19 トアップ, 6-6 SYSTEMアカウント のノードの構成, 3-17 ログイン, 1-13 へのインストレーション, 1-22, 3-10 ライセンス・サーバを実行 する, 4-2 ライセンス・サーバーを実 行する, 1-6 索引-2 アンインストレーション・プ _T_________________________ ロシージャ (続き) TCP/IP, 1-9 のためのガイドライン, 起動, 1-21 7-1 状態の確認, 1-21 TDF _イ________________________ 時差係数を参照 移行 Timesourceサービス Advanced Serverへの, 1-2 説明, 3-7 LANMAN.INIパラメータ, 1-3 _V_________________________ インストールの必要条件 VMSINSTAL 必要条件, 1-10 キットの内容, 2-2 インストール前の手順, 1-11 説明, 2-1 インストレーション VMSINSTALプロシージャ チェックリスト, A-1 インストレーション・プロ インストレーション・キット シージャを参照 内容, 2-2 インストレーション検証プロ W シージャ ___________________________ IVPを参照 Windows NTサーバ管理ツール, インストレーション・ソフト 5-15 ウェア インストレーション, 5-15 外部認証ソフトウェア, WINS 2-15 OpenVMSクラスタのためのセ インストレーションのための ットアップ, 6-6 チェックリスト, A-1 使用するための構成, 6-5 インストレーション後のタス セットアップ, 6-5 ク, 5-1 トランスポートの構成, インストレーションの必要条 3-6 件 ア ソフトウェア, 1-9, 1-12 ___________________________ ディスク容量, 1-14 アップグレード ハードウェア, 1-9, 1-12 OpenVMSクラスタ, 1-4 ライセンス, 1-5 PATHWORKS Advanced インストレーション・プロシ Servers, 1-2 ージャ ファイル・サーバ, 1-2 Advanced Serverのサンプ アンインストレーション ル・スクリプト, B-1 日本語Advanced Server for インストールされるファイ OpenVMS, 7-3 ル, E-1 アンインストレーション・プ 外部認証, D-1 ロシージャ, 7-2 起動, 2-5 索引-3 インストレーション・プロシ 起動 (続き) ージャ (続き) 構成時のAdvanced Server スタンドアロン・ライセン の, 3-10 ス・サーバ, 4-1 スタンドアロン・ライセン スタンドアロン・ライセン ス・サーバ, 4-6 ス・サーバのサンプル・ ライセンス・サーバを自動 スクリプト, C-1 的に, 4-6 説明, 2-1 ライセンス・サーバを手動 前提条件, 2-3 で, 4-6 中断, 2-7 キットの内容 の質問, 2-6 確認, 1-11 プロンプトへの応答方法, キュー・マネージャ 2-7 起動, 1-19 インストレーション前のタス 構成時の実行, 1-19 ク, 2-3 インストレーション前の手順 _ク________________________ チェックリスト, 1-10 クライアント・ソフトウェア, オ 1-10 ___________________________ クライアント別のサーバ管理 オプションのソフトウェア, ツール, 5-15 5-15 クラスタ オペレーティング・システム OpenVMSクラスタを参照 の必要条件, 1-9 オンディスク構成, E-18 _コ________________________ カ 構成 ___________________________ バックアップ・ドメイン・ 外部認証 コントローラ, 3-5 セットアップ, 5-8 ワイド・エリア・ネットワ 外部認証ソフトウェア ーク, 3-5 インストレーション, 2-15 構成設定 個別インストレーション, 変更, 3-14 2-4 構成プロシージャ サンプル・インストレーシ Advanced Server, 3-1 ョン, D-1 Advanced Serverのための準 備, 3-4 _キ________________________ 起動, 3-10 起動 作成される論理名, F-1 Advanced Server, 5-2 実行中のサーバの起動, DECnet, 1-20, 1-21 3-14, 4-5 OpenVMSレジストリ, 1-13 スタンドアロン・ライセン TCP/IP, 1-21 ス・サーバのサンプル・ スクリプト, C-1, C-3 索引-4 構成プロシージャ (続き) 前提条件, 3-4 _ス________________________ 時のサーバの起動, 3-10 スタートアップ 必要なディスク領域, 3-4 Advanced Server, 5-3 プロンプトへの応答, OpenVMSクラスタにおける, 3-10, 4-3 5-5 構成マネージャ, 1-13 SYSMANユーティリティの起 コンピュータ名, 3-8 動, 5-6 SCSNODEパラメータ, 1-17 自動, 5-4 手動, 5-4 _サ________________________ トラブルシューティング, 削除 5-6 Advanced Server, 7-1 プロシージャ, 5-3 サーバ構成パラメータ, スタンドアロン・ライセン 7-2 ス・サーバ, 1-6, 4-2 サーバ インストレーションおよび 構成時の起動, 3-14, 4-5 構成プロシージャの例, サーバ・アナウンス・コメン C-1 ト, 3-9 スタートアップ, 4-6 サーバ管理ツール インストレーション, 5-15 _セ________________________ シ 製品識別子, 2-3 ___________________________ 時差係数 _ソ________________________ 設定, 1-19 ソフトウェアの必要条件, システム・ディスク 1-9, 1-12 インストレーションに必要 な容量, 1-14 タ システムのバックアップ, ___________________________ 1-14 タイム・ゾーンの設定 システム・パラメータ 確認, 1-19 確認と定義, 1-15 変更, 1-19 シャットダウン・プロシージ ャ, 5-7 _テ________________________ 省略時の答え ディスク容量 インストレーション・プロ 判定, 1-14 シージャ, 2-6 ディスク容量の必要条件, 1-14 ディスク領域 構成のための必要条件, 3-4 データの損失 防止, 1-14 索引-5 デバイス名, 2-3 ライセンスの必要条件, 1-5 _ト________________________ _リ________________________ ドメイン名 リリース・ノート, 1-7 定義された用語, 3-8 印刷, 1-8 トランスポート 表示, 2-8 LMHOSTS用の, 3-6 WINS用の, 3-6 _レ________________________ 選択, 3-5 レジストリ ネ OpenVMSレジストリを参照 ___________________________ ネットワーク・トランスポー _ロ________________________ ト・ソフトウェア, 1-9 論理名 ハ Advanced Server, F-1 ___________________________ スタートアップ・プロシー バックアップ・ドメイン・コ ジャ, 5-3 ントローラ 構成, 3-5 _ワ________________________ パーツ一覧 ワイド・エリア・ドメイン, 確認, 1-11 6-1 ハードウェアの必要条件, ワイド・エリア・ネットワー 1-9, 1-12 キング パラメータ 提供, 3-5 LanmanIniMigrated, 3-3 移行, 3-3 削除, 7-2 _ヘ________________________ 変換ユーティリティ, 5-11 _メ________________________ メモリの必要条件, 1-10 _ラ________________________ ライセンス・サーバ, 3-6 インストレーション・プロ シージャ, 4-1 構成プロシージャ, 4-1 スタンドアロン・インスト レーション, 2-4, 2-14 索引-6 日本語Advanced Server for OpenVMS インストレーションおよび構成ガイド ________________________________________________________________ 1999年4月 発行 コンパックコンピュータ株式会社 〒140-8641 東京都品川区東品川2-2-24天王洲セントラルタワ ー 電話 (03)5463-6600 (大代表) ________________________________________________________________