Software Product Description _____________________________________________________________________ 日本語DEC SNA 3270データ・ストリーム・プログラミング・ SPD 63.59.00 インタフェースfor DEC OSF/1 Version 1.0 仕様書の包含する範囲 o IBMホスト上で稼働する他社 本書は日本語DEC SNA 3270デー ソフトウェアと通信するた タ・ストリーム・プログラミン めに3270拡張データ・スト グ・インタフェースfor DEC OSF/1 リームを使用するファイル (以下,日本語3270 DSPIと呼ぶ)の 転送アプリケーション ソフトウェア機能仕様を述べたも o 3270ターミナル入出力用に のです。 設計されたIBMアプリケーシ ョンと通信する必要のある 1 製品概要 OSF/1アプリケーション 日本語3270 DSPIは,OSF/1システ 日本語3270 DSPIは,一度インス ムを使用するプログラマ向けに設 トールされるとサブルーチン群か 計されたレイヤード・ソフトウェ ら構成されるアーカイブ・ランダ ア・プロダクトです。 ム・ライブラリとしてOSF/1システ ム上に常駐します。また,使いや 日本語3270 DSPIを使用することに すい呼び出し可能なインタフェー より,IBM[R]ホスト上のアプリケ スを備えているため,プログラマ ーションと通信するアプリケーシ はDEC SNA Gatewayを介してIBMア ョンをOSF/1システム上に作成する プリケーションと通信するOSF/1ア ことができます。ただし,IBM側ア プリケーションを容易に作成する プリケーションがIBMのLUタイプ2 ことができます。 (LU2)プロトコルを使用している 場合にかぎられます。OSF/1側アプ 注意: この仕様書中のDEC リケーションとIBM側アプリケー SNA Gatewayは特に断らない限 ションとの間の通信はDEC社のDEC り, DECnet SNA Gateway ST , SNA Gatewayが制御します。 DECnet SNA Gateway CT及びDEC 日本語3270 DSPIにより,様々な種 SNA Peer Serverを意味します. 類のアプリケーションが作成でき ます。たとえば,IBMシステム上に 1.1 特徴 顧客情報があり,OSF/1システム上 日本語3270 DSPIはOSF/1 Cプロ に商品情報がある場合に,日本語 グラミング言語とCコンパイラ 3270 DSPIにより両方の情報を統合 をサポートしています。 するアプリケーションが作成でき ます。この他にも次のようなアプ このDSPIを使用するにあたって, リケーション例があります。 IBMネットワーク環境について熟知 o IBM3270ターミナルの機能を している必要はありません。セッ エミュレートするアプリケ ションの確立・切断,データの送 ーション 信・受信,画面およびデータ・ス トリームの送信などはDSPIの各サ ブルーチンが行います。さらに, このDSPIはユーザに代わって次の SNAの機能も処理します。 DIGITAL 1995年1月 AE-QCZ6A-TE 日本語DEC SNA 3270データ・ストリーム・プログラミング・ SPD 63.59.00 インタフェースfor DEC OSF/1 Version 1.0 o Bindの受信および解読 ストリームを3270データ・スト o Bindの受付とセッションの リーム形式の指令副指令に変換し 開始 たり,(必要な場合には)画面イ o チェイニング,ブラケッテ メージの作成および操作というよ ィング,データ・フロー・ うなことが必要となります。同様 コントロールなどのための に,ユーザ自身の画面イメージ, ステートの制御 あるいは他のデータ構造からイン バウンド・データ・ストリームを o Unbindタイプ2の自動処理 構築することもOSF/1アプリケーシ これらの機能をDSPIが実行するた ョン側が行う必要があります。 め,プログラミング作業では,IBM フィールド・モード との接続に煩わされることなく, フィールド・モードは,画面イメ 本来の問題解決に専念できます。 ージ・インタフェースの機能を提 プログラマが行うIBMとの接続に関 供します。このモードでは,画面 連する作業は,CLEARやCANCELなど イメージは,フィールドごとに読 の最小限のSNA機能の実行と,コン み込まれるか,または画面イメー テンションの処理だけです。 ジそのものが直接にアクセスされ 日本語3270 DSPIは,3270データ・ ます。日本語3270 DSPIは,画面 ストリームの指令,副指令,属 を構成するために,アウトバウン 性をサポートするだけでなく, ド・データ・ストリーム中にある 拡張データ・ストリームについて 3270指令と副指令を解読します。 次に示すような3279-G,3192-Gカ さらに,更新後の画面イメージか ラー・グラフィック・ディスプレ らインバウンド3270データ・スト イ・ステーションで可能な機能も リームを作り出します。 サポートしています。 データ・ストリーム・モードと同 o 拡張フィールドと文字属性 様に,フィ−ルド・モードでもプ o write-structured field ログラマはSNAプロトコルを熟知し o グラフィック・データ・ス ている必要はありません。フィ− トリーム ルド・モードでは,次に示す拡張 属性をサポートしています。 日本語3270 DSPIは,データ・スト o 拡張強調表示(明滅,反転表 リーム・モードとフィールド・モ 示,下線) ードの2つのモードの接続を可能に o 拡張カラー しています。 データ・ストリーム・モード o 文字セット データ・ストリーム・モードは, o 透過 3270データ・ストリームをIBMで定 o Field Validationと罫線 義されたそのままの形状で送信・ o SO/SI生成可能 受信する手段を提供します。この プロダクト・ユーザ・インタ モードでは,SNA固有のすべての フェース 機能はインタフェースが処理しま す。そのため,OSF/1アプリケー 日本語3270 DSPIのユーザには,C ションでは,チェイニング,ブラ 言語の知識をもったOSF/1アプリケ ケット,RU,RHを処理する必要は ーション・プログラマが適してい ありません。同時にこのモードで ます。SNAの広範囲の知識は必要と は,OSF/1アプリケーションは日本 しません。 語3270 DSPIから完全な3270デー タ・ストリームを受信できます。 一方,OSF/1アプリケーション側 では,アウトバウンド・データ・ 2 日本語DEC SNA 3270データ・ストリーム・プログラミング・ SPD 63.59.00 インタフェースfor DEC OSF/1 Version 1.0 2 インストレーション 3 必要なサポート このソフトウェアのインストレー IBMホスト・ベースのアプリケーシ ションを実行できるのは,経験の ョン環境にアクセスしたいすべて 豊富なお客様に限られています。 のOSF/1ノードを含む,ネットワー 他のお客様には日本DECのインスト ク構成とカスタマ・サポート・プ レーション・サービスをお勧めし ラン(適切な場合)を,お客様と日 ます。このサービスでは,日本DEC 本DECが協力して準備する必要があ のソフトウェア技術者がインスト ります。 レーションを行います。 日本語3270 DSPIを日本DECが適 日本DECがソフトウェアをインスト 切にサポートするために,お客様 レーションする前に,お客様は次 は日本DECがサポートするDEC SNA のことを行ってください。 Gateway構成を準備しておかなけれ o ターミナルおよびDEC SNA ばなりません。 Gatewayも含めて,必要なハ 日本DECがDEC SNA Gateway構成 ードウェアのすべてを事前 をサポートするには,DEC SNA にインストールしておいて Gatewayを最初に購入される際に, ください。 ゲートウェイ・オリエンテーショ o DECの通信機器へのインター ン/インストレーション・サービ フェイスに必要なモデムや スも同時に購入する必要がありま その他の機器を設置して, す。 正しく動作しているかどう かを確認してください。 4 必要なハードウェア o DEC SNA Gateway及び日本語 3270 DSPIと,必要なIBMホ 適用プロセッサ スト・ソフトウェアが通信 AXP: DEC 2000モデル300 AXP, できるようにパラメータを DEC 2000モデル500 AXP, 適切に設定してください。 Digital 2100 Server o お客様と日本DECの合意が得 A500MP, られるまでの適切な期間, DEC 3000モデル300X/LX インストレーションで使 AXP, 用するすべてのハードウェ DEC 3000モデル400 AXP, ア,通信機器,及びターミ DEC 3000モデル400S ナルを使用可能な状態にし AXP, ておいてください。 DEC 3000モデル500 AXP, このプロダクトを正しく使用する DEC 3000モデル500S ためには以下の作業が必要です。 AXP, o お客様は,日本DECとIBMシ DEC 3000モデル500X ステムの技術者がインスト AXP, ール前の作業を協力して実 DEC 3000モデル600 AXP, 行できるよう準備しておい DEC 3000モデル600S てください。 AXP, DEC 3000モデル800 AXP, o お客様は,DEC SNA Gateway DEC 3000モデル800S と日本語3270 DSPIソフト AXP, ウェアをサポートするため DEC 4000モデル600 AXP に,IBM構成要素の生成パ Series, ラメータを変更してくださ DEC 4000モデル700 AXP い。 Series, 3 日本語DEC SNA 3270データ・ストリーム・プログラミング・ SPD 63.59.00 インタフェースfor DEC OSF/1 Version 1.0 あらかじめ必要なハードウェア DEC 7000モデル600 AXP とソフトウェアについては,そ Series, れぞれの『ソフトウェア仕様書 DEC 10000モデル600 AXP (SPD )』を参照してください。 Series 必要なディスク容量 7 サポートされるIBMソフトウ ェア インストール時: 約3200 本ソフトウェアは,以下に示す キロバ IBMソフトウェアを使用して構 イト 成されているIBMプロセッサ・ システム運用時: 約3200 システムに対してテストされて キロバ おり,これらのシステムに対し イト て保証されます。また,本ソフ これらのディスク容量は,システ トウェアは,他のOSF/1ソフト ム・ディスク上で必要となるディ ウェア及び機器と組み合わせて スク領域を表したものであり,概 使用したり,OSF/1がサポート 数です。実際の値は,システムの するソフトウェア以外のソフト 環境,構成,ソフトウェア・オプ ウェアと組み合わせて使用して ションに応じて異なります。 も正しく機能する場合がありま すが,このような機器及びソフ 5 オプション・ハードウェア トウェア構成では適切なテスト を行っておりませんので,DEC なし。 は本ソフトウェアに対して標準 保証を提供しません。 6 必須ソフトウェア 表 1 o 日本語DEC OSF/1オペレーテ IBMソフトウェア環境 ィング・システムV3.0A _____________________________ o DECnet/OSI for DEC OSF/1 Software_Product____Version_Release V3.0A(DECnetトランスポー MVS/SP (MVS/XA) 2 2.3[1] トを使用する場合) 以下に示すソフトウェアのいずれ MVS/ESA SP JES2 3 1.3[2] か1つが必要です。 4 2.0 3.0 o DECnet SNA Gateway ST V1.2A (SPD 25.C6.xx) MVS/ESA SP JES3 3 1.3 o DECnet SNA Gateway CT 4 2.0 V2.1A (SPD 29.76.xx) 3.0 o DEC SNA Peer Server V1.2 ACF/VTAM 3 2.0 (SPD 51.08.xx) 2.1 注意: ゲートウェイとして, 3.0 DEC SNA Peer Serverを使用さ 4.1 れる場合で, built-inのシリア 4.2 ルポート(SCC)を使用される場 4 1.0 合は, Full Duplex且つPoint _____________________________ to Pointの構成の場合のみ,日 [1]Supported until September 本語3270 DSPIの動作を保証し 30th, 1995 ます。 [2]Supported until September 30th, 1994 4 日本語DEC SNA 3270データ・ストリーム・プログラミング・ SPD 63.59.00 インタフェースfor DEC OSF/1 Version 1.0 9 提供媒体 表 1 (続き) 本製品はDEC OSF/1のソフトウェ IBMソフトウェア環境 ア・ライブラリとしてCD-ROMで提  _____________________________ 供されます。(QA-054JA-H8) Software_Product____Version_Release TSO/E 1 4.0 10 注文情報 2 3.0 OSF/1システム 4.0 ソフトウェア・ライセン QL- ISPF for MVS 3 4.0 ス: 3HJJ*- 5.0 ** ソフトウェア媒体/ドキ QA- ISPF/PDF for MVS 3 4.0 ュメント: 054JA- 5.0 H8 ソフトウェア・ドキュメ QA- CICS/MVS 2 1.1 ント: 3HJJA- GZ CICS/ESA 3 2.0 ソフトウェア製品サービ QT- 3.0 ス: 3HJJ*- ** IMS/VS 2 2.0 提供されるライセンス,サービスお IMS/ESA TM 4 1.0 よび媒体の詳細については,最寄り の日本DECの各支店/営業所にお問 Netview 2 3.0 い合わせください。 4.0 GDDM 3 1.0 11 ソフトウェア・ライセンス SAS 6 0.8 本ソフトウェアは日本DEC標準販売 約款中のライセンス規定に基づい て提供されます。 VM/ESA 1 2.1 日本DECのライセンス条件とその方 針についての詳細は,最寄りの日 CMS 10.0本DEC各支店/営業所にお問い合わ せください。 ISPF for VM 3 2.0 ライセンス管理機能 ___ISPF/PDF_for_VM_____3_______2.0 本ソフトウェアはOSF/1ライセンス 管理機能(LMF)をサポートしてい ます。本プロダクトのライセンス 8 バージョンアップの考慮 単位はCPUの性能に応じて割り当て 本製品の将来のバージョンでは, られます。 必要なハードウェアおよびソフト ライセンス管理機能の詳細は ウェアの最小構成が変更されるこ 『OSF/1 Operating System とがあります。 Software Product Description (SPD 41.61.xx)』またはOSF/1 Operating Systemのドキュメ ント・セット中の『Software License Management』を参照して ください。 5 日本語DEC SNA 3270データ・ストリーム・プログラミング・ SPD 63.59.00 インタフェースfor DEC OSF/1 Version 1.0 12 ソフトウェア製品サービス 日本DECでは,様々なサービス・オ プションを提供しています。詳細 については,最寄りの日本DEC各支 店/営業所にお問い合わせくださ い。 13 保証 本ソフトウェアについては,日本 DEC所定のソフトウェア保証基準に 定められた保証が提供されます。 上記の内容は,リリース時点の情報 です。最新の情報については,日本 DECの各支店/営業所にお問い合せ ください。 (c) 1995 Digital Equipment Corporation Japan. All rights reserved. __________ [*] IBMはIBM社の商標です。 [*] IBMは米国International Business Machines社の商標で す。 [*] Apple,Macintoshは米国 Apple Computer社の商標です。 [*] OSF,Motif,OSF/Motifは Open Software Foundation社の 商標です。 [*] Microsoft,MS及 びMS-DOSは米国Microsoft社の 商標です。 [*] PostScriptは米国Adobe Systems社の商標です。 [*] UNIXはX/Open社の商標で す。 [*] Digitalロゴ, DECwindows,DECnet, DECstation,DECsystem, MicroVAX,PATHWORKS, ULTRIX,VAX,VAXstation及び VAXserverは米国Digital Equipment Corporationの商標 です。 6