Software Product Description _____________________________________________________________________ 日本語DEC SNAプリンタ・エミュレータfor DEC OSF/1 SPD 63.41.00 Version1.0ソフトウェア仕様書 仕様書の包含する範囲 プリンタ・エミュレータの機 本書は,日本語DEC SNAプリンタ・ 能 エミュレータfor DEC OSF/1(以 以下に,日本語PrEが提供する機能 下,日本語PrEと呼ぶ)のソフトウ を示します。 ェア機能仕様を述べたものです。 o SNA Character String (SCS)フォーマット(LUタイ 1 製品概要 プ1)および3270データ・ス 日本語PrEは, DEC SNA Gatewayを トリームのフォーマット(LU 通して,IBM [1]ホストに基づい タイプ3)のデータを受け取 たアプリケーションから印刷可能 ることができます。 なデータを受信できるようにする o 以下に示す3270データ・ス OSF/1レイヤード・ソフトウェア・ トリーム命令を認識しま プロダクトです。これらのアプリ す。 ケーションは,本来システム・ネ CR − Carriage Return ットワーク体系(SNA)ネットワーキ DUP − Duplicate(セミコ ング環境にあるIBM 3274クラスタ ロンに変換) 制御装置に接続されている,シス EM − End Message テム・モードのIBM 3283型印刷装 EUA − Erase Unprotected 置の出力を生成するために開発さ to Address れたものです。IBMシステムから FF − Form Feed OSF/1システムへのアクセスは, FM − Field Mark(アスタ DEC SNA Gatewayを通じて実行され リスクに変換) ます。 GE − Graphics Escape 日本語PrEアクセス・ソフトウェア (ハイフンに変換) を使用すると,OSF/1ユーザは受け NL − Newline 取った出力をlprを通じて印刷する PT − Program Tab か,またはディスク・ファイルに RA − Repeat to Address スプールするかのどちらかを選択 SA − Set Attribute(文 できます。 字セット属性のみ) SBA − Set Buffer Address SF − Start Fields 注意: この仕様書中のDEC SNA Gatewayは特に断らない限り, DECnet SNA Gateway ST , DECnet SNA Gateway CT及びDEC SNA Peer Serverを意味します. __________ [1] IBMは米国International Business Machines社の商標で す。 DIGITAL 1995年1月 日本語DEC SNAプリンタ・エミュレータfor DEC OSF/1 SPD 63.41.00 Version1.0ソフトウェア仕様書 o 以下に示す3270データ・ス o Printer Authorization トリームのコマンドをサポ Matrix機能をサポートして ートします。 いませんので,3283型印刷 WRITE 装置のREPRINTキー機能をエ ミュレートしません。 ERASE/WRITE o 印刷すべきプリント・ジョ ブを255枚までコピーできま ERASE/WRITE ALTERNATE す。 o 最大128まで同時にセッショ ERASE ALL UNPROTECTED ンを実行できます。 o lprに渡すオプションを使用 できます。従って,既存 o 以下に示すSNA Character の/etc/printcapのエントリ String命令を認識します。 に変更を加えることなく利 BS − Backspace 用することができます。 CR − Carriage Return o プリンタにスプールされた FF − Formfeed 出力ファイルを削除するこ GE − Graphics Escape とができます。この設定は (ハイフンに変換) ユーザが選択可能です。 HT − Horizontal Tab o INIT SELF要求をIBMアプリ IRS − Inter Record ケーションに送るオプショ Separator ンを提供します。 LF − Linefeed o LUにアクセスする際の付加 NL − Newline 的な機密保護を提供するた SA − Set Attribute(文 めにパスワードを利用して 字セットの選択の LU機密保護をサポートしま み) す。この機能は,DECnet SHF − Set Horizontal SNA Gaterway-ST,DECnet Format SNA Gateway-CTでサポート SVF − Set Vertical されます。 Format TRN − Transparency o 外字登録機能を備えていま VCS − Vertical Channel す。外字登録機能では,IBM Select 付加文字セットおよびユー VT − Vertical Tab ザ定義文字セット内の2914 文字が登録できます。これ o 以下に示すSNA Character により,日本語PrEによる String命令を無視します。 IBM付加文字セットおよびユ ーザ定義文字の印刷が可能 BEL − Bell になります。 ENP − Enable Presentation INP − Inhabit Presentation SLD − Set Line Density o 3283型印刷装置Program Attention (PA1およびPA2) キーおよび CANCEL PRINTキ ーをサポートします。 2 日本語DEC SNAプリンタ・エミュレータfor DEC OSF/1 SPD 63.41.00 Version1.0ソフトウェア仕様書 2 インストレーション 3 必要なサポート このソフトウェアのインストレー IBMホスト・ベースのアプリケーシ ションを実行できるのは,経験の ョン環境にアクセスしたいすべて 豊富なお客様に限られています。 のOSF/1ノードを含む,ネットワー 他のお客様には日本DECのインスト ク構成とカスタマ・サポート・プ レーション・サービスをお勧めし ラン(適切な場合)を,お客様と日 ます。このサービスでは,日本DEC 本DECが協力して準備する必要があ のソフトウェア技術者がインスト ります。 レーションを行います。 日本語PrEを日本DECが適切にサポ 日本DECがソフトウェアをインスト ートするために,お客様は日本DEC レーションする前に,お客様は次 がサポートするDEC SNA Gateway構 のことを行ってください。 成を準備しておかなければなりま o ターミナルおよびDEC SNA せん。 Gatewayも含めて,必要なハ 日本DECがDEC SNA Gateway構成を ードウェアのすべてを事前 サポートするには,DEC SNA にインストールしておいて Gatewayを最初に購入される際に, ください。 ゲートウェイ・オリエンテーショ o DECの通信機器へのインター ン/インストレーション・サービス フェイスに必要なモデムや も同時に購入する必要がありま その他の機器を設置して, す。 正しく動作しているかどう かを確認してください。 4 必要なハードウェア o DEC SNA Gateway及び日本語 PrEと,必要なIBMホスト・ 適用プロセッサ ソフトウェアが通信できる AXP: DEC 2000モデル300 AXP, ようにパラメータを適切に DEC 2000モデル500 AXP, 設定してください。 Digital 2100 Server o お客様と日本DECの合意が得 A500MP, られるまでの適切な期間, DEC 3000モデル300X/LX インストレーションで使用 AXP, するすべてのハードウェ DEC 3000モデル400 AXP, ア,通信機器,及びターミ DEC 3000モデル400S ナルを使用可能な状態にし AXP, ておいてください。 DEC 3000モデル500 AXP, このプロダクトを正しく使用する DEC 3000モデル500S ためには以下の作業が必要です。 AXP, o お客様は,日本DECとIBMシ DEC 3000モデル500X ステムの技術者がインスト AXP, ール前の作業を協力して実 DEC 3000モデル600 AXP, 行できるよう準備しておい DEC 3000モデル600S てください。 AXP, DEC 3000モデル800 AXP, o お客様は,DEC SNA Gateway DEC 3000モデル800S と日本語PrEソフトウェアを AXP, サポートするために,IBM構 DEC 4000モデル600 AXP 成要素の生成パラメータを Series, 変更してください。 DEC 4000モデル700 AXP Series, 3 日本語DEC SNAプリンタ・エミュレータfor DEC OSF/1 SPD 63.41.00 Version1.0ソフトウェア仕様書 れぞれの『ソフトウェア仕様書 DEC 7000モデル600 AXP (SPD )』を参照してください。 Series, DEC 10000モデル600 AXP Series 7 サポートされるIBMソフトウ 必要なディスク容量 ェア インストール時: 約1600 本ソフトウェアは,以下に示すIBM キロバ ソフトウェアを使用して構成され イト ているIBMプロセッサ・システム システム運用時: 約1600 に対してテストされており,これ キロバ らのシステムに対して保証されま イト す。また,本ソフトウェアは,他 のOSF/1ソフトウェア及び機器と これらのディスク容量は,システ 組み合わせて使用したり,OSF/1 ム・ディスク上で必要となるディ がサポートするソフトウェア以外 スク領域を表したものであり,概 のソフトウェアと組み合わせて使 数です。実際の値は,システムの 用しても正しく機能する場合があ 環境,構成,ソフトウェア・オプ りますが,このような機器及びソ ションに応じて異なります。 フトウェア構成では適切なテスト を行っておりませんので,DECは 5 オプション・ハードウェア 本ソフトウェアに対して標準保証 を提供しません。 なし。 表 1 6 必須ソフトウェア IBMソフトウェア環境 _____________________________ o 日本語DEC OSF/1オペレーテ IBM MVS/SP環境: ィング・システムV3.0A CICS/OS/VS 1 6.1 o DECnet/OSI for DEC OSF/1 1 7.0 V3.0A(DECnetトランスポー 3 2.1 トを使用する場合) 3 3.0 DSPRINT 2.0 以下に示すソフトウェアのいずれ JES328X 2 1.0 か1つが必要です。 IMS/VS 2 2.0 o DECnet SNA Gateway ST IBM VM/SP環境: V1.2A (SPD 25.C6.xx) RSCS 2 1.0 o DECnet SNA Gateway CT V2.1A (SPD 29.76.xx) IBM VSE/SP環境: o DEC SNA Peer Server V1.2 DICS/DOS/VS 1 6.0 (SPD 51.08.xx) ___VSE/ICCF____________2_______1.0 注意: ゲートウェイとして, DEC SNA Peer Serverを使用さ 8 バージョンアップの考慮 れる場合で, built-inのシリア ルポート(SCC)を使用される場 本製品の将来のバージョンでは, 合は, Full Duplex且つPoint 必要なハードウェアおよびソフト to Pointの構成の場合のみ,日 ウェアの最小構成が変更されるこ 本語PrEの動作を保証します。 とがあります。 あらかじめ必要なハードウェア とソフトウェアについては,そ 4 日本語DEC SNAプリンタ・エミュレータfor DEC OSF/1 SPD 63.41.00 Version1.0ソフトウェア仕様書 9 提供媒体 12 ソフトウェア製品サービス 本製品はDEC OSF/1のソフトウェ 日本DECでは,様々なサービス・オ ア・ライブラリとしてCD-ROMで提 プションを提供しています。詳細 供されます。(QA-054JA-H8) については,最寄りの日本DEC各支 店/営業所にお問い合わせくださ 10 注文情報 い。 OSF/1システム 13 保証 ソフトウェア・ライセン QL- 本ソフトウェアについては,日本 ス: 3H0J*- DEC所定のソフトウェア保証基準に ** 定められた保証が提供されます。 ソフトウェア媒体/ドキ QA- 上記の内容は,リリース時点の情報 ュメント: 054JA- です。最新の情報については,日本 H8 DECの各支店/営業所にお問い合せ ソフトウェア製品サービ QT- ください。 ス: 3H0J*- ** (c) 1995 Digital Equipment 提供されるライセンス,サービスお Corporation Japan. All rights よび媒体の詳細については,最寄り reserved. の日本DECの各支店/営業所にお問 い合わせください。 11 ソフトウェア・ライセンス 本ソフトウェアは日本DEC標準販売 約款中のライセンス規定に基づい て提供されます。 __________ 日本DECのライセンス条件とその方 [*] IBMはIBM社の商標です。 針についての詳細は,最寄りの日 [*] IBMは米国International 本DEC各支店/営業所にお問い合わ Business Machines社の商標で せください。 す。 [*] Apple,Macintoshは米国 ライセンス管理機能 Apple Computer社の商標です。 本ソフトウェアはOSF/1ライセンス [*] OSF,Motif,OSF/Motifは 管理機能(LMF)をサポートしてい Open Software Foundation社の ます。本プロダクトのライセンス 商標です。 単位はCPUの性能に応じて割り当て [*] Microsoft,MS及 られます。 びMS-DOSは米国Microsoft社の 商標です。 ライセンス管理機能の詳細は [*] PostScriptは米国Adobe 『OSF/1 Operating System Systems社の商標です。 Software Product Description』 [*] UNIXはX/Open社の商標で またはOSF/1 Operating Systemの す。 ドキュメント・セット中のを参照 [*] Digitalロゴ, してください。 DECwindows,DECnet, DECstation,DECsystem, MicroVAX,PATHWORKS, ULTRIX,VAX,VAXstation及び VAXserverは米国Digital Equipment Corporationの商標 です。 5