Software Product Description _____________________________________________________________________________ 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 仕様書の包含する範囲 この文書は,日本語DECnet SNA DTFのソフトウェア機能仕様を説明したものです。 本文では,製品の名称について以下の略称を使用します。 _____________________________________________________________________________ 製品名________________略称___________________________________________________ DTF for IBMソフトウェアTF for IBM (DTF for MVSとDTF for VMの総称) DTF for MVSソフトウェアTF for MVS DTF for VMソフトウェアDTF for VM OpenVMS/DTFソフト OpenVMS/DTF ウェア 日本語DECnet SNA DTF DTFソフトウェア 日本語DECnet SNA 日本語DECnet SNA DTFサーバ DTFサーバ・ソフト ウェア 日本語DECnet SNA 日本語DECnet SNA DTFユーティリティ DTFユーティリテ ィ・ソフトウェア DIGITAL 1994年6月 AE-Q6QVA-TE 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 _____________________________________________________________________________ 製品名________________略称___________________________________________________ Common Data CDD Dictionaryソフ トウェア_____________________________________________________________________ 1 日本語DECnet SNA DTFの概要 日本語DECnet SNA DTFは,SNA(システム・ネットワーク・アーキテクチ ャ)環境におけるIBM MVSおよびVMシステムと,DECnetネットワーク内の DECnetノードとの間のデータ転送機能を提供するソフトウェア製品です。DTFは, 次のDECnetノードをサポートします。 o DECnetノードのOpenVMSシステム o DECnet-ULTRIXノードのULTRIXシステム o PATHWORKS for DOSノードのMS-DOSシステム DEC環境とIBM環境間のアクセスはDECnet SNA Gatewayを介して行われます。 《主な機能》 次にDTFの主な機能を簡単に説明します。詳しい説明は,第4節を参照してください。 これらの機能は,特に注意のない限り,MVSとVMの両方に提供されています。 1.1 クライアント/サーバ形式のオペレーション DTFのオペレーションはクライアント/サーバ形式になっています。日本語OpenVMS /DTFサーバは,IBM MVSおよびIBM VMのクライアントと,DECnet OpenVMS,ULTRIX, MS-DOSのクライアントとの間で,ファイル・オペレーションをサポートします。 DECnetクライアント上では,DECnetソフトウェア以外の追加ソフトウェアは必要あり ません(OpenVMSリカバブル・コピー操作を使用する場合を除く)。詳しい説明は,第 3節を参照してください。 2 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 1.2 使い慣れたユーザ・インターフェイス DTFでは,DECユーザ(OpenVMS,MS-DOS,ULTRIX)とIBMユーザのそれぞれが使い慣れ たユーザ・インターフェイスを提供しています。したがって,ユーザが新たなコマン ドを覚える必要はなく,アプリケーションの開発がスムーズに行えます。 1.3 サポートする全クライアントからの包括的,双方向アクセス DTFのサポートするすべてのDECnetノードと,IBM MVS,IBM VMシステム間の双方向の ファイル転送を実現します。 1.4 データ変換機能 DTFは,データ変換のために3つのオプションを提供しています。 o レコード単位の変換 o フィールド単位の変換 o 無変換 レコード単位の変換では,ASCIIのスーパーセットであるDMCS (DIGITALマルチナショ ナル文字セット)とEBCDIC間のテキスト変換を行います。また,使用するサーバ・アカ ウントに変換情報を設定することで,日本語データを自動的に変換することができま す。DEC-IBM間の文字コード体系の違いを考慮した,様々な変換情報が設定できます。 また,外字管理ファイルにより,ユーザ定義文字の対応付けも可能です。さらに,CDD (共通データ辞書)を用いてフィールド単位の変換を行うことも可能です。イメー ジ・ファイル等の転送のために,変換を行わないようにも設定できます。 1.5 負荷分散と性能を考慮したデータ転送 DTFでは,DMCS-EBCDIC間のデータ変換を行うシステム(IBMシステムまたは日本語 OpenVMS/DTFサーバ・ノードのどちらか)をユーザが指定できるため,両システム間で の負荷分散と性能を考慮した調整が可能です。多くの場合,IBMシステム側で変換を行 った方が,日本語OpenVMS/DTFサーバのよりよい性能が得られます。ただし,日本語変 換は日本語OpenVMS/DTFサーバ・ノードでしか行えません。 3 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 1.6 チェックポイント・リカバリ機能 DTFでは,OpenVMSユーザとIBMユーザの双方に,システム事象またはネットワーク障害 におけるチェックポイント・リカバリ機能が提供されています。この機能は,中断さ れてしまったリカバブル・コピー操作を,ネットワークが回復した時にDTFが再開する というものです。この機能によって,大容量のファイルを転送する場合には,転送時 間とシステム資源をかなり節約できます。 1.7 ファイルのバックアップ DTFを使用すれば,OpenVMSまたはULTRIXのシステムを使用しながら,IBMのディスクや テープに対してバックアップ操作やリストア操作を行うことができます。DECとIBM両 方のシステムが混在する大規模なネットワーク・システムにおいては特に,この機能 によってシステム資源の有効利用がはかれます。 1.8 遠隔ジョブ・サブミッション DTFを使用すると,すべてのDECnetクライアント(OpenVMS,MS-DOS,ULTRIX)から遠 隔的にジョブをサブミットできます。 1.9 転送後実行 DTFを使用すると,OpenVMSおよびIBMシステム間でファイル転送が終了した後に実行さ れる,転送後実行ファイルを指定することができます。この機能によって,OpenVMSお よびIBMシステムの間で,DTFによるファイル転送の正常終了後に,バッチ・ジョブを 実行することが可能です。したがって,この機能を利用することで,より簡単に,分 散処理機能を実現し,IBMアプリケーションとVAX DECnetベースのアプリケーション間 の同期を取ることができます。 1.10 レコード単位のアクセス DTFは,OpenVMSシステムからIBM MVSまたはIBM VMシステムへのレコード単位のアクセ スをサポートします。 4 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 1.11 サポートされるファイル形式 DTFは複数のファイル形式(RMS,VSAM,BSAM,CMS)をサポートしているので,アプリ ケーション開発が簡単です。 1.12 階層記憶管理(HSM)のサポート DTFは,IBMの階層記憶管理機能をサポートしています。これは,DTF for MVSに限定さ れた機能です。 1.13 IBMエンタープライズ・アーキテクチャと記憶管理サブシステム(SMS)のサポ ート DTF for MVSは,IBMエンタープライズ・アーキテクチャ(MVS/ESA)に準拠して稼働 し,記憶管理サブシステム管理によるデータ・セットをサポートします(第4.13項を 参照してください)。これは,DTF for MVSに限定された機能です。 1.14 データ機密保護 DTFのすぐれた機密保護機能は,アクセスを制御し,価値あるデータを保護します。 DTFでは,IBMマシン上で実行される,次のような業界標準機密保護インターフェイス をサポートしています。  o RACF o CA-ACF2 o SAF o VMSECURE 1.15 サーバの管理 DTFには,日本語OpenVMS/DTFサーバを管理するための管理ユーティリティが含まれて います。 5 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 1.16 ログ情報の管理 DTF for IBMは,履歴照会や会計処理に必要となるような情報をログに保存します。 DTFのログ機能を使うことで,システム・プログラマは,特定の会計や課金情報の報告 書を簡単に作成することができます。これは,DTF for MVSに限定された機能です。 2 コンポーネント DTFは,次の4つのソフトウェアから構成されています。 o 日本語OpenVMS/DTFサーバ o 日本語OpenVMS/DTFユーティリティ o DTF for MVS o DTF for VM 2.1 日本語OpenVMS/DTFサーバ 日本語OpenVMS/DTFサーバは,DECnet SNA Gatewayを含むDECnetネットワーク内のすべ てのOpenVMSシステムにインストールできます。日本語OpenVMS/DTFサーバの実行され ているノードをサーバ・ノードと呼びます。DTFのすべてのファイル転送要求は,この サーバ・ノードを通して実行に移されます。サーバ・ノードは,DECnet SNA Gateway を介して,該当するDTF for IBMシステムと通信を行います。 日本語OpenVMS/DTFサーバは,DMCS-EBCDIC間のコード変換を行います。ただし,選択 によって,コード変換をDTF for IBMで実行することもできます。日本語データ変換の 場合は,変換情報データベースへの登録が必要となります。DEC,IBM間の文字コード 体系の違いを考慮した,様々な設定が可能です。日本語OpenVMS/DTFサーバ・ノードで フィールド単位の変換を行うには,CDDが必要です。日本語OpenVMS/DTFサーバには, 日本語OpenVMS/DTFユーティリティの機能が含まれています。詳しい説明は,次の第 2.2項を参照してください。 2.2 日本語OpenVMS/DTFユーティリティ 日本語OpenVMS/DTFユーティリティは,ユーザがリカバブル・コピー機能を使ってフ ァイルを転送したい場合に必要なオプション・コンポーネントです。これは,どの OpenVMSシステムにもインストールできます。また,IBMユーザがOpenVMSノードに対す るリカバブル・コピー機能を使用したい場合にも,日本語OpenVMS/DTFユーティリティ 6 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 をインストールする必要があります。日本語OpenVMS/DTFユーティリティは,サーバ管 理ユーティリティとチェックポイント・リカバリ・ユーティリティ(TRANSFER/DTF) から構成されています。日本語OpenVMS/DTFユーティリティは,データを転送するた め,日本語OpenVMS/DTFサーバと通信します。日本語OpenVMS/DTFユーティリティの機 能は日本語OpenVMS/DTFサーバに含まれているため,サーバ・ノードに日本語OpenVMS /DTFユーティリティをインストールする必要はありません。 2.3 DTF for MVS DTF for MVSは,MVSオペレーティング・システムが稼動する,どのIBMS/370クラスの マシンにもインストールできます。DTF for MVSは,日本語OpenVMS/DTFサーバからフ ァイル操作コマンドを受け取り,操作を行うMVSファイル・コマンドに対応づけます。 また,インターフェイスも提供されており,TSOユーザは,リカバブル・コピー・コマ ンドあるいは非リカバブル・コピー・コマンドを会話型またはバッチ型で実行できま す。DTF for MVSは,次の2つの部分から構成されています。 1. VTAMアプリケーション・プログラム ファイル転送のために日本語OpenVMS/DTFサーバ・ノードとの通信を制御する。 2. ユーザ・インターフェイス ユーザ・インターフェイスは,次の3つが提供されています。 o TSOコマンド・プロセッサ o 単一行コマンド・インターフェイス(REXXが必要です) o ISPFダイアログ 2.4 DTF for VM DTF for VMは,VMオペレーティング・システムが稼動する,どのIBMS/370クラスのマ シンにもインストールできます。DTF for VMは,日本語OpenVMS/DTFサーバからファ イル操作コマンドを受け取り,操作を行うVMファイル・コマンドに対応づけます。ま た,インターフェイスも提供されており,CMSユーザは,リカバブル・コピー・コマ ンドあるいは非リカバブル・コピー・コマンドを会話型またはバッチ型で実行できま す。DTF for VMは,次の3つの部分から構成されています。 1. VTAMアプリケーション・プログラム 日本語OpenVMS/DTFサーバ・ノードとの通信を制御する。 7 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 2. ファイル転送のためのCMSアプリケーション 3. ユーザ・インターフェイス ユーザ・インターフェイスは,次の3つが提供されています。 o TSOコマンド・プロセッサ o 単一行コマンド・インターフェイス(REXXが必要です) o ISPFダイアログ 3 構成 ユーザが通信を行いたいIBMシステムのそれぞれに,DTF for IBMコンポーネントをイ ンストールする必要があります。DECnetネットワーク上では,OpenVMSシステムにイン ストールされた日本語OpenVMS/DTFサーバが1つ必要です。また,DTFの使用量によって は,サーバ・コンポーネントを複数のOpenVMSシステムにインストールした方がよい場 合もあります。 DECnetネットワーク上のOpenVMS,ULTRIX, MS-DOS等の他のノードには,追加ソフトウェアは必要ありません。なぜなら,DTF では,ユーザが標準のDECnetファイル転送コマンドを使ってIBMファイルにアクセスで きるからです。 日本語OpenVMS/DTFユーティリティは,特定のOpenVMSシステムのユーザがリカバブ ル・コピー機能を必要とする場合,またはIBMユーザが,特定のOpenVMSシステムに対 してリカバブル・コピー操作を行いたい場合に限って必要となります。リカバブル・ コピー機能は,日本語OpenVMS/DTFサーバまたは日本語OpenVMS/DTFユーティリティの インストールされているOpenVMSノードに対してのみ有効です。 4 日本語DECnet SNA DTFの機能 4.1 使い慣れたユーザ・インターフェイス DTFにはユーザが使い慣れた多くのインターフェイスが備わっているため,ユーザの生 産性を高めます。ユーザが新たにコマンドや手順を学習する必要はありません。 OpenVMS環境のユーザは,COPY,TYPE,DIRECTORY等の標準のDCLコマンドを発行できま す。あるいは,RMS(レコード管理システム)プログラミング・インターフェイス,ま たはTRANSFER/DTFユーティリティを使って,DECnetネットワークとIBMシステム間のデ ータ交換を行うことができます。 8 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 IBM MVSユーザは,TSO DTFコマンド・プロセッサ,TSO ISPFパネル,または単一行イ ンターフェイスを使って,アクセスやデータ転送を行えます。IBM VMユーザは,CMS DTFコマンド・プロセッサ,CMS ISPFパネル,または単一行インターフェイスを使っ て,アクセスやデータ転送を行えます。TSOコマンド・プロセッサとCMSコマンド・プ ロセッサは,バッチ型でも起動できます。 ULTRIXユーザは,標準のDECnet-ULTRIXファイル転送コマンドを使ってファイルにアク セスできます。 MS-DOSユーザは,標準のPATHWORKS for DOS NFTコマンドを実行すればよいだけで す。 4.2 OpenVMSクライアントからのDTFアクセス OpenVMS DTFユーザは,リカバブル・ファイル転送,非リカバブル・ファイル転送, および双方向ファイル転送を,IBM DTFクライアントとOpenVMS DTFクライアントの間 で開始できます。DTFは,次のOpenVMS DCLコマンドをサポートしています。ただし, これらのDCLコマンドの修飾子には,DTFで使用する際に制限のあるものがありますの で,注意してください。 APPEND DELETE SEARCH BACKUP DIFFERENCES SUBMIT/REMOTE CLOSE DIRECTORY TYPE CONVERT EXCHANGE WRITE /NETWORK COPY OPEN CREATE READ 9 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 4.3 MS-DOSクライアントからのDTFアクセス MS-DOS DTFユーザは,非リカバブル・ファイル転送,双方向ファイル転送をIBM DTF クライアントとMS-DOS DTFクライアントの間で開始できます。IBM側で開始するファ イル転送は,PATHWORKS for DOSファイル・アクセス・リスナ(FAL)が稼動している場 合,MS-DOSシステムによってサポートされています。DTFは,次のPATHWORKS for DOS NFTコマンドをサポートしています。ただし,いくつかのコマンドには,DTFで使用す る際の制限があることに注意してください。 APPEND DELETE SUBMIT COPY DIRECTORY TYPE 4.4 ULTRIXクライアントからのDTFアクセス ULTRIX DTFユーザは,非リカバブル・ファイル転送,双方向ファイル転送をDTF for IBMとULTRIX DTFクライアントの間で開始できます。DTFは,次のDECnet-ULTRIXコマン ドをサポートしています。ただし,いくつかのコマンドには,DTFで使用する際の制限 があることに注意してください。 dcat dcp dls drm 4.5 IBMクライアントからのDTFアクセス IBM DTFユーザは,リカバブル・ファイル転送,非リカバブル・ファイル転送,双方向 ファイル転送をOpenVMS DTFクライアントの日本語OpenVMS/DTFユーティリティとIBMク ライアントの間で開始できます。さらにIBM DTFユーザは,非リカバブル・ファイル転 送,双方向ファイル転送をすべてのDTFクライアント(IBMシステムを含む)とIBMクラ イアント間で開始できます。 MVS TSOとVM CMSのユーザは,以下のコマンドを使用して,DECnetネットワーク内の日 本語OpenVMS/DTFユーティリティへのファイル転送,あるいはDTF for MVSが稼動して いるIBM MVSシステムへのファイル転送を行えます。 DTFSEND DTFRECV DTFRESUM 10 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 DTF command DTF ISPF DTF non-ISPF processor panels panels 4.6 チェックポイント・リカバリ機能 チェックポイント・リカバリ機能は,システム障害やネットワーク障害があった場合 でもデータを正確かつ完全に保存する機能です。OpenVMSユーザがTRANSFER/DTFユーテ ィリティを使用してファイルを転送する場合,送り側と受け取り側の通信が再確立さ れるときに,中断されたファイル転送プロセスを,データの損失なく自動的に再開し ます。チェックポイント・リカバリ機能は,ディスク常駐またはテープ常駐の非VSAM ファイルとCMSファイルをサポートしています。VSAMファイルには,この機能がサポー トされていません。 IBMユーザも,チェックポイント・リカバリ機能に類する機能を使用できます。IBMシ ステム集合環境変数(MVSのCLIST,VMのREXX)から実行されるリカバブル・コピー操 作が,これに相当します。ネットワーク障害によって転送が中断された場合,IBMシ ステム集合環境変数に含まれた情報を使って,ユーザが転送を再開することができま す。 4.7 ファイル・バックアップ DTFを使用すれば,OpenVMSシステムのディスク内容をIBMシステムのテープやディスク に,OpenVMS BACKUPコマンドを使って直接バックアップ,リストアすることができま す。また,ULTRIXユーザも同様に,IBMシステムのテープやディスクにバックアップや リストア操作を行えます。 4.8 遠隔ジョブ・サブミッション OpenVMS,ULTRIXおよびDOSユーザは,IBMシステム上でJCLあるいはREXXファイルをサ ブミットし,JESやバッチ・マシンで実行させることができます。この場合,標準の DECnetファイル操作コマンドを使用してジョブ・サブミッションを開始できます。た とえば,OpenVMSユーザはSUBMIT/REMOTEコマンドを,ULTRIXユーザはdcp-Sコマンドを 使用できます。ただし,これらのユーザは,ジョブの終了状態を受け取ることができ ません。IBM DTFユーザの場合は,転送後実行機能を使ってジョブをサブミットできま す。詳細は,次の第4.9項を参照してください。 11 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 4.9 転送後実行機能 転送後実行機能は,DCLコマンド・プロシージャ,MVS JCLプロシージャ,またはVM REXXプロシージャを,ファイル転送が終了してからサブミットできるようにする機能 です。IBMユーザは,コマンド・プロセッサまたはパネル・インターフェイスのいずれ かから転送後実行機能を使用できます。OpenVMSユーザは,TRANSFER/DTFユーティリテ ィを介してのみ転送後実行機能を使用できます。 4.10 レコード単位のアクセス DTFでは,OpenVMSユーザは,RMSアプリケーション,DCLコマンド,日本 語VAX DATATRIEVEを用いて,レコード単位でIBMのファイルにアクセスできます。 ただし,IBM側起動によるOpenVMS RMSファイルへのレコード単位のアクセスは,DTFで はサポートされていません。 4.11 サポートされるファイル形式 サポートされるファイル形式は,OpenVMSのすべてのファイル形式,ULTRIX,およ びMS-DOSストリーム・ファイルです。MS-DOSは,ストリーム・ファイルのみのサポー トです。したがって,MS-DOSシステムにコピーされるすべてのファイルは,ストリー ム・ファイルになります。MS-DOSシステムからコピーされるすべてのファイルは,IBM システム上では順編成データ・セットになります。 IBM MVSシステムでは,物理順編成データ・セット構造の非VSAMファイル形式をサポー トしています。これには,区分データ・セット・メンバの他に通常の順編成ファイル も含まれます。また,ディスク常駐の非VSAMファイルとテープ常駐の非VSAMファイル の両方がサポートされています。VSAMファイル形式でサポートされているものは,入 力順データ・セット(ESDS),相対レコード・データ・セット(RRDS),キー順デー タ・セット(KSDS)です。 IBM VMシステムは,物理順編成データ・セット構造のCMSファイル形式をサポートし ています。これには,MACLIBメンバの他に通常の順編成ファイルも含まれます。ディ スク常駐のファイルとテープ常駐のファイルの両方がサポートされており,ファイル 転送できます。DOS/VSE VSAMファイル形式でサポートされているものは,入力順デー タ・セット(ESDS),相対レコード・データ・セット(RRDS),キー順データ・セッ ト(KSDS)です。VMでは,空ファイルの作成やファイル中にヌル・レコードを作成す ることがサポートされていません。そこで,ヌル・レコードをユーザ任意の文字や値 を含むレコードに置き換えることで,この制限を回避することができます。 12 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 4.12 階層記憶管理(HSM)のサポート DTF for MVSは階層記憶管理機能をサポートしているので,ユーザは移送したデータ・ セットをリコールすることができます。IBMシステム・プログラマは,デバイス・リコ ール機能と同様に,並列待機の階層記憶管理リクエスト数を調整できます。 4.13 記憶管理サブシステム(SMS)サポート DTF for MVSは,MVS記憶管理サブシステム機能をサポートしています。 4.14 データ変換 DTFは,データ変換のために3つのオプションを提供しています。 1. 無変換 ユーザは,DTFがファイル転送中にデータを変換しないよう指定できます。このオプシ ョンは,イメージ・ファイルを転送する場合に役立ちます。 2. レコード単位の変換 オプション指定を省略した場合,DTFは,レコード単位でASCIIのスーパーセットであ るDMCS(DIGITALマルチナショナル文字セット)とEBCDIC間のテキスト変換を行いま す。さらに,変換情報データベースにその使用するサーバ・アカウントが登録されて いれば,日本語データの変換も可能です。変換情報はサーバ・アカウント単位で登録 され,DEC-IBM間の文字コード体系の違いを考慮した設定が可能です。また,外字管理 ファイルにより,ユーザ定義文字の対応付けも可能です。 DMCS-EBCDIC間のみの変換の場合,特に指定しないかぎり,データ変換は,日本語 OpenVMS/DTFサーバ・ノードで実行されます。日本語OpenVMS/DTFサーバ上の負荷を 軽減するため,サーバ・マネージャは,IBM DTFクライアントでデータ変換(DMCS− EBCDIC)を実行するよう選択して指定することができます。 3. フィールド単位の変換 ユーザは,CDDを用いてDTFがフィールド単位で変換を行うよう指定できます。この場 合,日本語OpenVMS/DTFサーバは,バイナリ,整数,浮動小数点,パック10進数,数値 ストリングといったデータ型を,ユーザが指定したCDDレコード定義を使って変換しま す。ファイルにおけるデータのセマンティックスは,ファイル転送を経ても変わりま せん。フィールド単位の変換を行うには,日本語OpenVMS/DTFサーバ・ノードにCDDが 必要です。 13 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 4.15 データ機密保護 有効なアクセス制御情報を知っているDECユーザでなければ,IBMシステム上のファイ ルにアクセスできません。DTF for IBMには,CA-ACF2,RACF,およびVMSCUREの各機密 保護システムへのインターフェイスが提供されています。また,システム・オーソラ イゼイション機能(SAF)インターフェイスを通して他の機密保護機構(CA-TOPSECRET など)への標準ユーザ出口も提供されています。DECシステムの場合,機密保護は, オペレーティング・システムの提供する標準ファイル保護機構によって守られていま す。 さらに,日本語OpenVMS/DTFサーバ・ノードのプロキシ・データベースを使用すること で,DECとIBM両方の環境の機密保護をより強固なものにできます。このデータベース を使用すれば,OpenVMSユーザ,MS-DOSユーザ,およびULTRIXユーザは,コマンド行で IBMのパスワードを入力する必要がありません。 また,DTFでは,標準のIBMシステム機密保護パッケージ(CA-ACF2,RACFなど)を使用 して,DEC- net形式のプロキシ情報をIBMシステムに格納できます。この機能は,DTF for MVS に限り有効です。 使いやすさを考慮し,DTF for IBMでは,IBMシステム上にあるユーザ自身のファイル を,パスワードを入力することなくファイル転送できます。 4.16 日本語OpenVMS/DTFサーバ管理 OpenVMS/DTFは,日本語OpenVMS/DTFサーバのサーバ・アカウント・データベース,フ ァイル定義データベース,DTFプロキシ・データベース,および情報変換データベース を管理する管理ユーティリティを提供しています。 o サーバは,サーバ・アカウント・データベースによって,多くの異なったIBM DTF クライアントへのファイル転送要求をサポートします。 o ファイル定義データベースでは,ひんぱんにアクセスするファイルのために,IBM ファイルのファイル仕様を定義できます。 o プロキシ・データベースでは,ユーザがIBMパスワードを指定しなくてもファイル 転送要求を入力できるように,サーバ管理者がマッピングを設定できます。 詳しい説明は,第4.15項を参照してください。 14 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 o 変換情報データベースでは,サーバ・アカウントに対する変換情報を登録できま す。DEC,IBMの文字コード体系の違いを考慮した設定およびユーザ定義文字に関す る情報が登録可能です。日本語データの変換には,変換情報データベースへの登録 が必要です。 4.17 事象ロギング DTF for IBMでは,履歴照会や会計管理に必要な事象をログに保存します。履歴ログ情 報は,DTF for IBMの使用状況を調べるのに利用できます。ネットワークやオペレーテ ィング・システムの稼動時間,性能チューニング,負荷分析などの判断材料として, これらの情報が役に立ちます。会計ログ情報は,ユーザがDTF for IBM機能を使って消 費した資源の使用状況記録となります。また,この情報をもとに課金報告書を作成で きます。会計および課金報告書作成機能の実現は,ユーザ出口で扱われ,サイトごと にカスタマイズできます。この機能は,DTF for MVSに限りサポートされています。 5 必要なハードウェアの最小構成 【適用プロセッサ】 Alpha AXP: DEC 2000モデル200 AXPサーバー, DEC 3000モデル300 AXPワークステーション, DEC 3000モデル300L AXPワークステーション, DEC 3000モデル400 AXPワークステーション, DEC 3000モデル400 AXPサーバ, DEC 3000モデル500 AXPワークステーション, DEC 3000モデル500X AXPワークステーション DEC 3000モデル500 AXPサーバ, DEC 3000モデル600 AXPワークステーション, DEC 3000モデル600 AXPサーバ, DEC 3000モデル800 AXPワークステーション, DEC 3000モデル800 AXPサーバ, DEC 4000モデル600 AXPシリーズ, DEC 4000モデル700 AXPシリーズ, 15 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 DEC 7000モデル600 AXPシリーズ DEC 10000モデル600 AXPシリーズ 【必要なディスク容量】 日本語OpenVMS/DTFサーバ (Block Cluster Size=1の場合) インストール時 約5,200ブロック (2,663Kバイト) システム運用時 約4,600ブロック (2,356Kバイト) 日本語OpenVMS/DTFユーティリティ (Block Cluster Size=1の場合) インストール時 約3,100ブロック (1,588Kバイト) システム運用時 約2,700ブロック (1,383Kバイト) 16 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 DTF for MVS (3380トラックの場合) インストールおよびメ 約185トラック ンテナンス時 システム運用時 約61トラック DTF for VM (4Kブロックの場合) インストールおよびメ 約1,000ブロック ンテナンス時 システム運用時 約3,000ブロック これらのディスク容量は,システム・ディスク上で必要となるディスク領域を表した ものであり,概数です。実際の値は,システムの環境,構成,ソフトウェア・オプシ ョンに応じて異なります。 6 クラスタ環境 本レイヤード・プロダクトは,正規のライセンスを持つVMScluster構成の上にインス トールされている場合,機能上の制限は受けません。本ソフトウェアで必要とされる ハードウェアについては「必要なハードウェアの最小構成」の項に記述されていると おりです。 * VMScluster構成については「VMScluster Software Product Description (SPD 29.78.xx)」に詳しく説明されています。 また,この構成にはCI,Ethernetおよび Mixed Interconnect構成が 含まれます。 7 必要なソフトウェア 1. 日本語OpenVMS/DTFサーバおよび日本語OpenVMS/DTFユーティリティの場合 o 日本語OpenVMSオペレーティングシステムV1.5 o DECnet for OpenVMS AXP V1.5 o 日本語OpenVMS/DTFサーバV3.1 17 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 日本語DECnet SNA[1]DTFソフトウェアには,以下にあげる製品のうちいずれかが必要 です。 あらかじめ必要なソフトウェアとハードウェアは,「ソフトウェア仕様書(SPD 62.50.00)」を参照してください。 o DECnet SNA Gateway-ST V1.2(SPD 29.C6.xx) o DECnet SNA Gateway-CT V2.0-V2.1(SPD 29.76.xx) 2. OpenVMSユーザの場合 o DECnet for OpenVMS AXP V1.5 3. ULTRIXユーザの場合 o 日本語ULTRIX V4.2 o DECnet-ULTRIX V4.2 4. MS-DOS[2] ユーザの場合 o PATHWORKS for DOS V4.0 o PATHWORKS for DOS:9800 V3.0 5. IBM[1] MVSユーザの場合 o VTAM V3.1,V3.2,V3.3 o MVS/ESA V3.1,またはMVS/XA V2.0 o DFP/ESA V3.1,V3.2またはDFP/XA V2.2,V2.3 o SMP/E V1.4,V1.5 o Assembler H V2.1,V2.2 o DTF for MVS V2.0,V3.0,V3.1 6. IBM VMユーザの場合 o VTAM V3.1,V3.2 o VM/SP5,VM/SP6,またはVM/XA V2.2 _______________________ [1] IBM, SNAは,米国International Business Machines社の商標です。 [2] MS-DOSは,米国Microsoft社の商標です。 18 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 o DTF for VM V3.0,V3.1 【OpenVMSテーラリング】 本レイヤード・プロダクトの全機能を得るために,次のOpenVMS構成要素が必要です。 o OpenVMS Required Saveset o Network Support o Utilities o Secure User's Environment OpenVMSのクラスおよびテーラリングについては「OpenVMS Operating System Software Product Description (SPD 25.01.xx)」および「日本語OpenVMSオペレ ーティング・システム・ソフトウェア仕様書(SPD 25.C4.xx)」を参照してください。 8 オプション・ソフトウェア 以下の製品のバージョンは,オペレーティング・システムのバージョンに依存してい ます。必要なバージョンについては,各製品のシステム・サポート付加情報を参照し てください。 1. 日本語OpenVMS/DTFサーバ o Common Data Dictionary (DMU形式のみ) o 日本語DEC DATATRIEVE V6.1 2. OpenVMSユーザ o 日本語OpenVMS/DTFユーティリティV3.1 3. IBM MVSユーザ o TSO/E o ISPF o JES2 or JES3 19 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 o CA-ACF2[3], RACF,あるいはCA-TOPSECRET[3] * REXXが使用できるTSOには,単一行のインターフェイスが必要です。 ネイティ ブ・ノードTSOは, DTFコマンド・プロセッサのみをサポートします。 4. IBM VMユーザ o ISPF o Dirmaint o CA-ACF2, RADF,あるいはVMSECURE[4] o Assembler H * Assembler Hは,サンプル出口を修正する時のみ必要です。 9 バージョンアップの考慮 本製品の将来のバージョンでは,必要なハードウェアおよびソフトウェアの最小構成 が変更されることがあります。 10 提供媒体 【OpenVMS System】 CD-ROM: 日本語OpenVMS AXPソフトウェア・ライブラリ 【DTF for IBM MVS およびVM System】 テープ: 9トラック6250BPI 磁気テープ _______________________ [3] CA-ACF2, CA-TOP SECRETは,米国 Computer Associates International社の商 標です。 [4] VMSECUREは, The Systems Centerの商標です。 20 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 11 インストレーション 日本DECがサポートするDECnet SNA Gateway構成を導入していただくため,お客様に は,まずゲートウエイ製品のSNAサポート・サービスと日本語DECnet SNA DTFのインス トレーション,およびSNAサポート・サービスを購入していただくようお願いします。 これらのインストレーションなどのサービスは,日本DEC技術部の専任技術者が担当し ます。 日本語OpenVMS/DTFサーバをインストールする前に,次のことを行ってください。 o ターミナルを含む,すべての必要なソフトウェアとハードウエアを前もってインス トールしておいてください。 o DECnet SNA Gatewayを使用して日本語OpenVMS/DTFサーバと通信するために,DTF for IBMを含むIBMホスト・ソフトウェアを導入しておいてください。 o お客様と日本DECの最終的な合意が得られるまでの期間,インストレーションで使 用するすべてのハードウェア,通信機器,および端末を使用可能な状態にしておい てください。 o DECシステムとIBMシステムの両方のスタッフがインストール前の作業を協力して実 行できるように準備をしておいてください。 o DECnet SNA Gatewayと日本語OpenVMS/DTFサーバをサポートするためにIBM構成要素 の生成パラメータを変更できるようにしておいてください。 上記の事項が満たされていないために遅延が生じた場合,時間または使用資材につい ての費用を別途請求させていただくことがありますので,あらかじめご了承くださ い。 12 注文情報 DECnet SNA DTF for OpenVMS AXP o DTFサーバー: ソフトウェア・ライセン QL-205J*-** ス: ソフトウェア媒体/ドキ QA-03XJA-H8 ュメント: 21 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 ソフトウェア・ドキュメ QA-205J*-GZ ント: ソフトウェア製品サービ QT-205J*-** ス: o DTFユーティリティ: ソフトウェア・ライセン QL-206J*-** ス: ソフトウェア媒体/ドキ QA-03XJA-H8 ュメント: ソフトウェア・ドキュメ QA-205J*-GZ ント: ソフトウェア製品サービ QT-206J*-** ス: DTF for IBMソフトウェア o DTF for MVS: ソフトウェア・ライセン QL-1GQA9-AA ス: ソフトウェア媒体: QA-1GQAA-** ソフトウェア・ドキュメ QA-1GQAA-GZ ント: ソフトウェア製品サービ QT-1GQJ*-** ス: o DTF for VM: ソフトウェア・ライセン QL-GUYA9-AA ス: ソフトウェア媒体: QA-GUYAA-** ソフトウェア・ドキュメ QA-GUYAA-GZ ント: ソフトウェア製品サービ QT-GUYJ*-** ス: 22 日本語DECnet SNA DTF Version 3.1ソフトウェア仕様書 SPD 62.50.00 提供されるライセンス,サービスおよび媒体の詳細については,最寄りの日本DECの各 支店/営業所にお問い合わせください。 13 ソフトウェア・ライセンス 本ソフトウェアは日本DEC標準契約条項中のライセンス規定に基づいて提供されます。 日本DECのライセンス条件とその方針についての詳細は,最寄りの日本DECの各支店/営 業所にお問い合わせください。 14 ライセンス管理機能 本ソフトウェアはOpenVMSライセンス管理機能(LMF)をサポートしています。ライセ ンス単位は,CPUの性能に応じて割り当てられます。 ライセンス管理機能についての詳細は,「OpenVMS Operating System Software Product Description(SPD 25.01.xx)」またはOpenVMS Operating Systemのドキ ュメント・セットの中の「License Management Utility Manual」を参照してくださ い。 15 ソフトウェア製品サービス 日本DECでは,様々なサービス・オプションを提供しています。詳細については,最寄 りの日本DEC各支店/営業所にお問い合わせください。 16 保証 本ソフトウェアについては,日本DEC所定のソフトウェア保証基準に定められた保証が 提供されます。 (c) 1994 Digital Equipment Corporation Japan. All rights reserved. _______________________ [TM] VTAMはInternational Business Machines社の商標です。 [TM] DIGITALロゴ, Alpha AXP, AXP, CCD, CDD/Plus, CI, DATATRIEVE, DEC, DECsta- tion, DECsystem, DECwindows, Digital, OpenVMS, PATHWORKS, ULTRIXおよびVMS は米国Digital Equipment Corporationの米国における商標です。 23