DIGITAL Software Product Description _____________________________________________________________________________ ALL-IN-1 OSO TeamLinks Connection V2.5 SPD: 56.35.00 for OpenVMS Alpha V3.1 and OpenVMS VAX V3.0Bソフトウェア 仕様書 1 概要 TeamLinks[TM] Connection V2.5 (TLC V2.5)は,TeamLinks V2.5クライアント に,ALL-IN-1[TM] Office Server Options (OSO)V3.1 OpenVMS[TM] Alphaおよ びALL-IN-1 V3.0B VAX[TM]システムへの広範なアクセスを提供し,TeamLinks V2.5ユ ーザがALL-IN-1 OSOメール,ファイル・キャビネット,およびディレクトリ・サービ スに関連する新しいTeamLinksクライアント機能を利用できるようにします。TLC V2.5 は,ALL-IN-1ファイル・キャビネットへの豊富なアクセスを提供するファイル・キャ ビネット・サーバ,ALL-IN-1分散アクセス・サーバ,リモート・ブローカ,ライセン シング・メカニズム,およびサーバの管理に必要なシステム管理で構成されていま す。 TLC V2.5を既存のALL-IN-1 V3.1システムにインストールするには,TLC V2.5をイ ンストールする前にOpenVMSオペレーティング・システム,ALL-IN-1 V3.1,および DECnet[TM]またはTCP/IPソフトウェアをインストールする必要があります。詳細は, 「必要なソフトウェア」を参照してください。 TLC V2.5を既存のALL-IN-1 V3.0Bシステムにインストールするには,TLC V2.5をイン ストールする前にOpenVMS VAXオペレーティング・システム,ALL-IN-1 V3.0B, TLC V2.1およびDECnetまたはTCP/IPをインストールする必要があります。詳細は,「必要 なソフトウェア」を参照してください。 ALL-IN-1 V3.1を新しくインストールする場合,TLC V2.5は,ALL-IN-1 V3.1メデ ィア・キットと共に出荷され,TeamLinks V2.1およびV2.0クライアントに加えて, TeamLinks V2.5クライアントをサポートするために,オプションとしてインストール することができます。 TLC V2.5により,TeamLinks Mail for Microsoft[R] Windows[TM] V2.5クライア ントとTeamLinks Mail for Apple[R] Macintosh[R] V2.5クライアントのユーザ は,ALL-IN-1 V3.1およびV3.0Bのシステムで使用可能な次の主要なサービスにア クセスすることができます。 o ファイル・キャビネット-文書レベル - MS-DOS[R]あるいはMacintoshとの間のインポート/エクスポート - 文書のリファイリング - 文書の明示的変換 1996年8月 ALL-IN-1 OSO TeamLinks Connection V2.5 SPD: 56.35.00 for OpenVMS Alpha V3.1 and OpenVMS VAX V3.0Bソフトウェア仕様書 - 文書の明示的フォーマット化 - 文書の複写 - 作成日付の保存 - 文書の削除 - 文書の予約と予約解除 - 文書の選択的索引作成 o ファイル・キャビネット-フォルダ・レベル - フォルダ内での文書のリファイリング - フォルダ間での文書の複写 - フォルダの削除 - フォルダの内容に関する詳細情報の取得 - ドロア内のフォルダの索引表示 - 空の屑かごの整理 o ファイル・キャビネット-ドロア・レベル - ドロアの作成 - ドロアの削除 - 共有者,アクセス権,格納場所に関する詳細情報の取得 - 使用可能なドロアの追加 - ドロアの移動 - ファイル・キャビネット内のドロアの索引の提供 o メール - メール・メッセージの作成 - メール・メッセージの編集 - メール・メッセージの削除 - メール・メッセージの読取 - メール・メッセージの返信 - メール・メッセージの送信 - メール・メッセージの転送 - メール・メッセージのファイリング - メッセージ属性の表示 - 作成済みメッセージ属性の修正 2 ALL-IN-1 OSO TeamLinks Connection V2.5 SPD: 56.35.00 for OpenVMS Alpha V3.1 and OpenVMS VAX V3.0Bソフトウェア仕様書 - メッセージ・テキストのファイリング - メール・メッセージの添付 - メール・メッセージの添付削除 - 添付文書の索引の表示 - 受信確認要求の設定 - 受信確認生成オプションの制御機能のユーザへの提供 - 送信通知要求の設定 - 送信優先順位の設定 - 送信機密度の設定 - 送信重要度の設定 - 受信索引の表示 - 新着メッセージの読取 - アドレス確認の提供 - 自動返信サービスの提供 - 自動転送サービスの提供 - メール通知のブロードキャスト - 新着メール通知の受信 o ディレクトリ・サービス - IOSシステム用配布リスト - 個人用配布リスト - IOSグループ - IOSニックネーム - IOSプロファイル名 - 確認用のDDSディレクトリ・サービス - 属性による検索のためのDDSディレクトリ・サービス - プライマリあるいはセカンダリDDSサービス o ディレクトリのユーザ管理 - 個人用配布リスト o グループへのアクセス - グループの一覧 - メンバの一覧 3 ALL-IN-1 OSO TeamLinks Connection V2.5 SPD: 56.35.00 for OpenVMS Alpha V3.1 and OpenVMS VAX V3.0Bソフトウェア仕様書 o 索引作成 - 索引選択基準 - 複数選択 o CDA[TM]コンバータ(WPS-PLUS[TM], DX[TM], DDIF[TM])の利用 o システム管理 VTインタフェースあるいは端末エミュレーションによりシステム管理者が利用できる 機能として,ALL-IN-1システム管理の拡張機能があります。これによってシステム管 理者は,ファイル・キャビネット・サーバとALL-IN-1分散アクセス・サーバの両方を 起動したり停止したりすることができます。TCP/IPリンクは,サーバを再起動する必 要がある場合には自動的に再設定されます。 o ブロードキャスト・サーバ TCP/IPでのPCブロードキャストは,これからはノード名に代わってノード番号をサポ ートします。 注意: ALL-IN-1 VTユーザがTeamLinks V2.*クライアントに移行する場合,ALL-IN-1 V3.0Bは,TeamLinks V2.*クライアントで利用できるX.400 '84属性のすべてをサポー トするわけではありません。これは,すべてのX.400属性がサポートされるALL-IN-1 V3.1の場合と異なります。 クライント・サービスのレベルは,TeamLinks V2.*クライアントが提供するもの以上 に拡張することができます。ALL-IN-1ファイル・キャビネット・サーバとALL-IN-1分 散アクセス・サーバを完全に補完する,アプリケーション・プログラミング・インタ フェース(API)が,アプリケーション開発者のため完全に提供されます。 運用上の制限事項 TeamLinks ALL-IN-1アカウントが,複数のALL-IN-1ユーザが単一のOpenVMSアカウント を共有する形態をとる場合,TeamLinksをALL-IN-1に接続することはできません。各 TeamLinksユーザは,個別のALL-IN-1アカウントを持つ必要があります。 2 ソフトウェア・ライセンス TLC V2.5は,単独でライセンスされるものではなく,PAKあるいはLMFチェックは必要 ありません。 TeamLinksクライアントのALL-IN-1 OSOサーバのライセンシングについては,ALL-IN-1 SPD 25.T5.**を参照してください。 注意: ALL-IN-1 VTのすべての機能がTeamLinks V2.5クライアントによってサポート されるわけではありません。 このソフトウェアは,日本DECの標準契約条項に従って提供されます。日本DECの標準 契約条項に関しては,最寄りの弊社営業所にお問い合わせください。 4 ALL-IN-1 OSO TeamLinks Connection V2.5 SPD: 56.35.00 for OpenVMS Alpha V3.1 and OpenVMS VAX V3.0Bソフトウェア仕様書 3 必要なハードウェア 必要なハードウェアは,ALL-IN-1 OSO for OpenVMSに必要となるソフトウェアによっ て決まります。 3.1 サポートされるプロセッサ OpenVMS Alpha OpenVMS AlphaとAlphaServer[TM]システムのすべてがサポートされます。望ましい最 小のメモリ・サイズは64MBです。ただし,非常に規模の小さなインストレーションで は,ALL-IN-1 OSO V3.1は,32MBでも動きますが,ALL-IN-1のシステム常駐部分が50MB 以上であるために性能が低下します。 OpenVMS VAX 次のものを除くすべてのOpenVMS VAXシステムがサポートされます。 MicroVAX[TM]: MicroVAX I VAXstation[TM]: VAXstation I, VAXstation 8000 VAX-11/725, VAX-11/730, VAX-11/750, VAX-11/782 注意: 望ましい最小のメモリ・サイズは32MBです。 VAXserver[TM]プロセッサは,会話型ALL-IN-1操作をサポートしないので,サポートさ れません。ALL-IN-1 OSOとTLC V2.5を管理するためには,VTあるいは端末エミュレー ションからの会話型操作が必要になります。 プロセッサの制限事項 ALL-IN-1は,Ethernetおよび混合相互接続によるクラスタのディスクレス・サテライ ト・システムをサポートしません。 ALL-IN-1サーバ・オプションに関するさらに詳しい情報は,ALL-IN-1サーバのソフト ウェア仕様書(SPD 25.T5.**)を参照してください。 3.2 必要なディスク・スペース(ブロック・クラスタ・サイズ=1) インストール時に必要なディ 20,000ブロック スク・スペース: 運用時に必要なディスク・ス 1,000ブロック ペース: 運用時に必要なALL-IN-1ライ 10,000ブロック ブラリ・ディスク・スペース: これらの数字は,システム・ディスク上で必要なディスク・スペースを表わしていま す。サイズは概算です。実際のサイズは,ユーザのシステム環境,構成,およびソフ トウェア・オプションによって異なります。 5 ALL-IN-1 OSO TeamLinks Connection V2.5 SPD: 56.35.00 for OpenVMS Alpha V3.1 and OpenVMS VAX V3.0Bソフトウェア仕様書 4 クラスタ環境 ALL-IN-1 OSO V3.1がサポートするVAXcluster[TM]とVMScluster[TM]構成についての詳 細は,SPD 25.T5.**を参照してください。 警告: クラスタ内でALL-IN-1を実行するノードはすべて同一で共通の"OA$"論理名定 義セットを参照する必要があります。 5 必要なソフトウェア 5.1 ALL-IN-1 OSO V3.1 Alphaシステムへのインストール o 日本語OpenVMS Alpha V6.1 o 日本語ALL-IN-1 OSO for OpenVMS Alpha V3.1 o DECnet V1.5 for OpenVMS Alpha o 日本語DEC FMS[TM] V2.4 For OpenVMS Alpha 5.2 ALL-IN-1 OSO V3.0BのVAXシステムへのインストール o 日本語OpenVMS VAXオペレーティング・システムV5.5-2以降 o Mandatory Update Patchがインストールされている日本語ALL-IN-1 IOS for OpenVMS V3.0。これは,新規インストール用のALL-IN-1 V3.0BおよびTLC V2.1 キットで提供されます。 o DECnet-VAX end node V5.6以降 o 日本語ALL-IN-1 IOS TeamLinks Connection V2.1 for OpenVMS VAX V3.0 o 日本語VAX FMS V2.4 6 オプションのソフトウェア o 日本語TeamLinks Mail for Microsoft Windows V2.5, V2.0A (SPD: 62.82.**) o TeamLinks Mail for Macintosh V2.1 (SPD: 47.39.**) o PATHWORKS[TM] for VAX V4.0以降 および/または[*] o PATHWORKS V5 for OpenVMS Alpha o PATHWORKS for DOS V4.0以降 _______________________ [*] 「および/または」は,このソフトウェアがOpenVMS AlphaとOpenVMS VAXシステ ムで使用できること,および顧客ニーズにより混合アーキテクチャ・クラスタで 両方が必要であることを示しています。 6 ALL-IN-1 OSO TeamLinks Connection V2.5 SPD: 56.35.00 for OpenVMS Alpha V3.1 and OpenVMS VAX V3.0Bソフトウェア仕様書 o VAX Message Router V3.3a以降(日本語ALL-IN-1 V3.0Bキットに含まれている)。 Alphaでは利用できません。 o VAX Message Router OpenVMS Gateway V3.3以降(日本語ALL-IN-1 V3.0Bおよび V3.1キットに含まれている) および/または[*] o WinSockets API Vn.nおよびPATHWORKS for VMSあるいはDEC TCP/IP Services for OpenVMSをサポートする製品 7 バージョンアップの考慮事項 このアプリケーションの将来のバージョンでは,TeamLinksクライアントの次に続くリ リースに追加の機能を提供することがあります。 8 注文情報 TLC V2.5およびTLC V2.1は,ソフトウェア・ライブラリCDROMに含まれています。 TLC V2.5キットには適切な操作に必要なすべてのドキュメントが含まれています。ド キュメントには,インストール,システム管理,およびトラブルシューティングにつ いての情報が記載されています。 9 ソフトウェアの保証 本ソフトウェア製品については,このSPDのソフトウェア保証の定義に従って本製品の インストールに対して日本DECにより保証が提供されます。 上記の情報は,リリースの時点で有効なものです。最新の情報に関しては,最寄りの 弊社営業所にお問い合わせください。 (c)1996 Digital Equipment Corporation Japan. All rights reserved. [R] AppleおよびMacintoshは,米国Apple Computer社の商標です。 [R] MicrosoftおよびMS-DOSは,米国Microsoft社の商標です。 [TM] Windowsは,米国Microsoft社の商標です。 [TM] DIGITALロゴ,ALL-IN-1, AlphaServer, CDA, DDIF, DEC, DECnet, DX, FMS, MicroVAX, OpenVMS, PATHWORKS, TeamLinks, TK, VAX, VAX FMS, VAXcluster, VAXserver, VAXstation, VMScluster,およびWPS-PLUSは,米国Digital Equipment社の商標です。 7