Software Product Description _____________________________________________________________________ H560ターミナル・エミュレータfor OpenVMS SPD 27.J7.01 Version 1.0Aソフトウェア仕様書 仕様書の包含する範囲 1.1 H560TEの起動 この文書は,H560ターミナル・エ H560TEを起動するには,接続した ミュレータfor OpenVMSのソフトウ いHITACシステムとシステム資源を ェア機能仕様を述べたものです。 指定する修飾子を含むローカルの OpenVMSシステムのコマンド言語を 本文中ではH560ターミナル・エミ 使用します。H560TEが動作してい ュレータfor OpenVMSを単にH560TE る間,ターミナル画面はT-560/20 と記述します。 表示画面に類似した様式にフォー マットされます。HITACシステム上 1 H560TEの概要 での作業を終了すると,H560TEは 終了し,ターミナルはOpenVMSコマ H560TEは,DECnetネットワーク内 ンド・ターミナルとして"復元"さ で適切に構成されたOpenVMSシステ れます。 ム上のVTxxxターミナル(またはそ の他のVT100,VT200,VT300モード 2 特徴 のDECターミナルかパーソナル・コ ンピュータ)のユーザが,対話式 2.1 T-560/20ビデオデータシステ でHITACホスト上のアプリケーショ ムのエミュレーション ンへアクセスを可能にするレイヤ H560TEは次に示すHITAC表示システ ード・ソフトウェア・プロダクト ムによく似た機能を提供します。 です。OpenVMSシステムからHITAC ホスト上のアプリケーション・ o T-560/20ビデオデータシス システムへのアクセスは,DECnet テム(タイプIII) SNA Gatewayを通じて行われます。 通常の操作において,HITACシステ 2.1.1 サポートされるT-560/20機 ムは"フォーム"のような定様式画 能 面をT-560/20にブロック・モード 1.接続方法 で転送します。H560TEは,"フォー o HNA/HDLC手順によるリモ ム"を一旦OpenVMSシステム上のメ ート接続 モリ内に格納し,それをターミナ ル上に表示します。ユーザが"フォ 2.T-560/20データストリーム ーム"に要求すると,H560TEは入力 a.コマンド 後の"フォーム"を一つのブロック として,DECnet SNA Gatewayを通 o Write じて HITACシステムに送ります。 o Erase/Write o Read Buffer o Read Modified o Erase All Unprotected DIGITAL 1994年4月 AE-Q4YZA-TE H560ターミナル・エミュレータfor OpenVMS SPD 27.J7.01 Version 1.0Aソフトウェア仕様書 b.制御シーケンス o モジュラスチェック o バッファアドレス設 フィールド 定シーケンス(Set o 桁あふれチェックフ Buffer Address) ィールド o フィールド属性定義 o 自動スキップフィー (DFC)シーケンス ルド (Field Heading) o 全桁入力フィールド o オンラインリピート o 右寄せフィールド シーケンス(Online o ライトペン検出可能 Repeat) フィールド o カーソル位置設定 o アンダードット表示 (Insert Cursor) o オンラインタブ d.カーソル表示 (Online Tab) o 文字リバースカーソ o EUシーケンス(Erase ル Unprotected) o アンダーラインカー 3.画面制御 ソル a.表示文字数 o ブリンクあり/なし o 英数字・カナ1920文 o 倍角カーソル(拡大 字(80文字×24行) 文字対応) o 漢字 960文字(40文 o アンダーラインカー 字×24行) ソル b.画面様式 o ブロックカーソル o 定様式/不定様式 4.キーボード機能 c.フィールド制御 a.カーソル移動 o 高輝度/通常輝度 o ←,→,↑,↓ o 表示/無表示 o タブ(|=),バック タブ(=|) o リバース/ノーマル o 復改(←┘) o 罫線表示 o 始点( ) o 拡大文字 b.編集 o 保護/非保護 o 挿入,削除 o 印字/非印字 o フィールド o 転送/非転送 o データ o 英数/カタカナ/数 o FM,DUP 字/数値フィールド 注意: 英数/カタカ o マイナスタブ ナ/数字/数値フィ c.ホストプログラムへの要 ールドを認識します 求 が, シフトコントロ o 送信 ールは行いません。 o PF1〜PF96 o 入力必須フィールド o PA1〜PA3 o 自動入力フィールド o 割込 2 H560ターミナル・エミュレータfor OpenVMS SPD 27.J7.01 Version 1.0Aソフトウェア仕様書 o スクリーン 2.1.2 サポートされないT-560/20 o SRQ 機能 d.画面の印刷 1.データストリーム o 印刷 o Diagnous Readコマンド o IDENT o Set Attributeオーダ 注意: 印刷属性を指 o グラフィックデータ 定できますが,指定 o 画像データ 内容は T-560/20と異 o 2050 560/20 DS2 なります) o 9415互換データストリー e.その他 ム o リセット 2.画面制御 o IA a.カラー表示 o ブリンク b.フィールド制御 5.ファイル転送機能 o ブリンク表示 o OpenVMSファイル−順編 3.キーボード機能 成ファイル o ファイル保存方法の指定 o キャンセル (新規/追加) o テスト o コード変換/無変換 o セットアップ o 圧縮/非圧縮転送 o リバース (OpenVMS→HITACの 4.その他の機能 場合のみ) o グラフィック機能 o タブ変換/無変換 o 画像機能 (OpenVMS→HITACの 場合のみ) o ライトペン o 連続ファイル転送 o 磁気カードリーダ o バーコードリーダ o OCRハンドリーダ 3 H560ターミナル・エミュレータfor OpenVMS SPD 27.J7.01 Version 1.0Aソフトウェア仕様書 2.2 H560TEバージョン1.0A固有の 機能 VAX 8810,VAX 8820, o Single Shift(SS2)に対応し VAX 8830, たDEC社製のVT端末または VAX 8840, パーソナル・コンピュータ VAX 9000モデル110, のVTエミュレータでは,漢 VAX 9000モデル210, 字入力モードで漢字と半角 VAX 9000モデル300シリ カナを区別して入力できま ーズ, す。 VAX 9000モデル400シリ ーズ, o 漢字入力は,JVMSキーと同 VAX 10000モデル600シリ じです。 ーズ, o IMLIBによりユーザがかな漢 VAXftモデル110,VAXft 字変換キーの定義を行えま モデル310, す。 VAXftモデル410,VAXft o ファイル転送が行えます。 モデル610, VAXftモデル612, o キー入力操作の代わりにフ MicroVAX: MicroVAX II, ァイルにキー・シーケンス MicroVAX 2000, を定義し,起動時も含めて MicroVAX 3100モデ H560ターミナル・エミュレ ル10/10E, ータfor OpenVMSに実行させ MicroVAX 3100モデ ることができます。 ル20/20E, MicroVAX 3100モデ 3 必要なハードウェアの最小構成 ル30, MicroVAX 3100モデ 適用プロセッサ ル40, VAX: VAX 4000モデル100, MicroVAX 3100モデ VAX 4000モデル200, ル80, VAX 4000モデル300, MicroVAX 3100モデ VAX 4000モデル400, ル90, VAX 4000モデル500, MicroVAX 3300, VAX 4000モデル600, MicroVAX 3400, VAX 6000モデル200シリ MicroVAX 3500, ーズ, MicroVAX 3600, VAX 6000モデル300シリ MicroVAX 3800, ーズ, MicroVAX 3900 VAX 6000モデル400シリ VAXstationVAXstation II, ーズ, VAXstation 2000, VAX 6000モデル500シリ VAXstation 3100モ ーズ, デル30, VAX 6000モデル600シリ VAXstation 3100モ ーズ, デル38, VAX 7000モデル600シリ VAXstation 3100モ ーズ, デル40, VAX 8200,VAX 8250,VAX 8300, VAXstation 3100モ VAX 8350,VAX デル48, 85XX,VAX 8600, VAXstation 3100モ VAX 8650,VAX 8700, デル76, VAX 8800, 4 H560ターミナル・エミュレータfor OpenVMS SPD 27.J7.01 Version 1.0Aソフトウェア仕様書 スタンドアロンのMicroVAX 2000お VAXstation 3200, よびVAXstation 2000では,TK50テ VAXstation 3500, ープ駆動装置が必要です。 VAXstation 3520, 必要なディスク容量 VAXstation 3540, VAXstation 4000 インストール時: 約1500 VLC, ブロッ VAXstation 4000モ ク デル60 (768K VAXstation 4000モ バイ デル90 ト) VAXserver:VAXserver 3100モデ システム運用時: 約1000 ル10/10E, ブロッ VAXserver 3100モデ ク ル20/20E, (512K VAXserver 3300, バイ VAXserver 3400, ト) VAXserver 3500, これらのディスク容量は,システ VAXserver 3600, ム・ディスク上で必要となるディ VAXserver 3602, スク領域を表したものであり,概 VAXserver 3800, 数です。実際の値は,システムの VAXserver 3900, 環境,構成,ソフトウェア・オプ VAXserver 4000モデ ションに応じて異なります。 ル200, VAXserver 4000モデ ル300, 4 インストレーション VAXserver 4000モデ 経験を積んだお客様のみ,このソ ル500, フトウェアのインストレーション VAXserver 6000モデ を実行してください。その他のお ル210/220, 客様には日本DECのインストレーシ VAXserver 6000モデ ョン・サービスをお勧めします。 ル310/320, このサービスでは,日本DECのソフ VAXserver 6000モデ トウェアの技術者がインストレー ル410/420, ションを行います。 VAXserver 6000モデ ル510/520, 日本DECによるソフトウェアのイン VAXserver 6000モデ ストレーションの前に,お客様は ル610, 次のことを行ってください。 VAXserver 6000モデ o ターミナルおよびDECnet ル620, SNA Gatewayを含む,必要な VAXserver 6000モデ ハードウェアのすべてを事 ル630 前にインストールしておい 適用されないプロセッサ てください。 o VAX-11/730 o DECの通信機器へのインター o VAX-11/750 フェイスに必要なモデムや その他の機器を設置して, o VAX-11/780 正しく動作しているかどう o VAX-11/785 かを確認してください。 プロセッサ制限事項 5 H560ターミナル・エミュレータfor OpenVMS SPD 27.J7.01 Version 1.0Aソフトウェア仕様書 o DECnet SNA Gatewayと 6 必要なソフトウェア* H560TEが通信できるように OpenVMS VAXシステム: パラメータを適切に設定し てください。 1.DECnet SNA Gateway環境 o お客様と日本DECの最終的 o 日本語OpenVMS VAXオペ な合意が得られるまでの期 レーティング・システム 間,インストレーションで V6.0 使用するすべてのハードウ o DECnet-VAX V6.0 ェア,通信機器,ターミナ o DECnet SNA Gateway ST ルを使用可能な状態にして V1.2 (SPD 25.C6.xx) おいてください。 このプロダクトを有効に使用する 必要なハードウェアおよびソフト ためには以下の作業が必要です。 ウェアについてはそれぞれの『ソ o お客様は,日本DECとHITAC フトウェア仕様書(SPD)』を参照 システムの技術者がインス してください。 トール前の作業を協力して 実行できるように準備して 7 注文情報 おいてください。 最寄りの日本DECの各支店/営業所 o お客様は,DECnet SNA にお問い合わせください。 GatewayとH560TEソフトウェ アをサポートするために, 8 ソフトウェア・ライセンス HITAC構成要素の生成パラメ ータを変更してください。 本ソフトウェアは日本DEC標準販売 約款中のライセンス規定に基づい 5 必要なサポート て提供されます。 HITACホスト・ベースのアプリケー 日本DECのライセンス条件とその方 ション環境にアクセスしたいすべ 針についての詳細は,最寄りの日 てのOpenVMSノードを含む,ネット 本DEC各支店/営業所にお問い合わ ワーク構成とDECnetカスタマ・サ せください。 ポート・プラン(適切な場合)を, お客様と日本DECが協力して準備す 9 ライセンス管理機能のサポート る必要があります。 本ソフトウェアはOpenVMSライセン H560TEを日本DECが適切にサポート ス管理機能(LMF)をサポートして するために,お客様は日本DECが います。本プロダクトのライセン サポートするDECnet SNA Gateway ス単位はCPUの性能に応じて割り当 を準備しておかなければなりませ てられます。 ん。 ライセンス管理機能の詳細は 日本DECがDECnet SNA Gatewayを 『OpenVMS Operating System サポートするには,DECnet SNA Software Product Description Gatewayを最初に購入される際に, (SPD 25.01.xx)』またはOpenVMS ゲートウェイ・オリエンテーショ Operating Systemのドキュメ ン/インストレーション・サービス ント・セット中の『License (QSF0x-SZ)も同時に購入する必要 Management Facility Manual』 があります。 を参照してください。 6 H560ターミナル・エミュレータfor OpenVMS SPD 27.J7.01 Version 1.0Aソフトウェア仕様書 10 ソフトウェア製品サービス また,このソフトウェアは,他の 日本DECでは,様々なサービス・オ HITACソフトウェアおよび機器と組 プションを提供しています。詳細 み合わせて使用したり,HITACがサ については,最寄りの日本DEC各支 ポートするソフトウェア以外のソ 店/営業所にお問い合わせくださ フトウェアと組み合わせて使用し い。 ても正しく機能します。ただし, 適切なテストを行っていない機器 およびソフトウェア構成でご使用 11 提供媒体 の際は,日本DECは本ソフトウェア VAX Systems: に対して標準保証を提供していま せん。 テープ: TK50ストリーム・テ H560TEは次の表にあるのHITACソフ ープまたは トウェア構成に対してテストされ 9トラック1600BPI磁 ており,これらの構成に対して保 気テープ 証されます。 _____________________________ CD-ROM バージ 本製品は,「日本語OpenVMS ョン, Consolidated Software ソフトウェア製品______レベル_ Distribution」の一部として, VOS3/ES1-JSS3 06-00 CD-ROMでも利用可能となってい ます。またソフトウェア・ドキュ _____________________________ メントは「日本語OpenVMS Online Documentation Library」の一部と ECS/VTAM 06-00 してCD-ROMで利用可能となってい ます。 05-06 12 注文情報 ECS/VTAM/BASE E2 01-03 最寄りの日本DECの各支店/営業所 にお問い合わせください。 _____________________________ 13 保証 ECS/NCP 06-00 本ソフトウェアについては,日本 05-06 DEC所定のソフトウェア保証基準に 定められた保証が提供されます。 _____________________________ 保証に関する制限事項 IBMがサポートする構成 ECS/VTAM/NCP E2 01-03 本ソフトウェアは,以下に示す TIOP2 06-01 HITACソフトウェアで構成された HITACシステムに対してテストされ 05-01 ており,これらのシステムに対し て保証されます。 _____________________________ TIOP3 01-01 03-00 7 H560ターミナル・エミュレータfor OpenVMS SPD 27.J7.01 Version 1.0Aソフトウェア仕様書 _____________________________ バージ DECの各支店/営業所にお問い合わ ョン, せください。 ソフトウェア製品______レベル_ _____________________________ DCCM3 07-06 DCCM3/EA 02-00 _____________________________ XMAP2 E2 01-01 XMAP2 05-00 _____________________________ MODE/BS 05-02 05-01 _____________________________ ASPEN E2 03-04 03-02 03-07 _____________________________ ADM 11-04 11-03 11-08 _____________________________ IFIT-TSS E2 02-00 ______________________03-00__ 本ソフトウェアを導入後,その他 の構成がテストされていることが あります。ソフトウェア構成の最 新情報については,最寄りの日本 8