Software Product Description _____________________________________________________________________ F6680データ・ストリーム・プログラミング・ SPD 54.65.00 インタフェースfor DEC OSF/1 Version 1.0 仕様書の包含する範囲 o 6680ターミナル入出力用に 本書はF6680データ・ストリーム・ 設計されたFACOMアプリケー プログラミング・インタフェース ションと通信する必要のあ for DEC OSF/1 (以下,F6680 DSPI るOSF/1アプリケーション と呼ぶ)のソフトウェア機能仕様を F6680 DSPIは,一度インストール 述べたものです。 されるとサブルーチン群から構成 されるアーカイブ・ランダム・ラ 1 製品概要 イブラリとしてOSF/1システム上に 常駐します。また,使いやすい呼 F6680 DSPIは,OSF/1システムを使 び出し可能なインタフェースを備 用するプログラマ向けに設計され えているため,プログラマはDEC たレイヤード・ソフトウェア・プ SNA Gatewayを介してFACOMアプリ ロダクトです。 ケーションと通信するOSF/1アプリ F6680 DSPIを使用することによ ケーションを容易に作成すること り,FACOM[R]ホスト上のアプリケ ができます。 ーションと通信するアプリケーシ ョンをOSF/1システム上に作成する 注意: この仕様書中のDEC SNA ことができます。ただし,FACOM側 Gatewayは特に断らない限り, アプリケーションがFACOMのLUタイ DECnet SNA Gateway ST及びDEC プ2(LU2)プロトコルを使用して SNA Peer Serverを意味します. いる場合にかぎられます。OSF/1側 アプリケーションとFACOM側アプリ 1.1 特徴 ケーションとの間の通信はDEC社の DEC SNA Gatewayが制御します。 F6680 DSPIはOSF/1 Cプログラ F6680 DSPIにより,様々な種類 ミング言語とCコンパイラをサ のアプリケーションが作成できま ポートしています。 す。たとえば,FACOMシステム上に このDSPIを使用するにあたって, 顧客情報があり,OSF/1システム上 FACOMネットワーク環境について熟 に商品情報がある場合に,F6680 知している必要はありません。セ DSPIにより両方の情報を統合す ッションの確立・切断,データの るアプリケーションが作成できま 送信・受信,画面およびデータ・ す。この他にも次のようなアプリ ストリームの送信などはDSPIの ケーション例があります。 各サブルーチンが行います。さら o FACOM6680ターミナルの機能 に,このDSPIはユーザに代わって をエミュレートするアプリ 次のFNAの機能も処理します。 ケーション o Bindの受信および解読 o FACOMホスト上で稼働する他 o Bindの受付とセッションの 社ソフトウェアと通信する 開始 ために6680拡張データ・ス トリームを使用するファイ ル転送アプリケーション DIGITAL 1995年1月 AE-QEG3A-TE F6680データ・ストリーム・プログラミング・ SPD 54.65.00 インタフェースfor DEC OSF/1 Version 1.0 o チェイニング,ブラケッテ フィールド・モードは,画面イ ィング,データ・フロー・ メージ・インタフェースの機能を コントロールなどのための 提供します。このモードでは,画 ステートの制御 面イメージは,フィールドごとに o Unbindタイプ2の自動処理 読み込まれるか,または画面イメ ージそのものが直接にアクセスさ これらの機能をDSPIが実行する れます。F6680 DSPIは,画面を構 ため,プログラミング作業では, 成するために,アウトバウンド・ FACOMとの接続に煩わされることな データ・ストリーム中にある6680 く,本来の問題解決に専念できま 指令と副指令を解読します。さら す。プログラマが行うFACOMとの に,更新後の画面イメージからイ 接続に関連する作業は,CLEARや ンバウンド6680データ・ストリー CANCELなどの最小限のFNA機能の実 ムを作り出します。 行と,コンテンションの処理だけ データ・ストリーム・モードと同 です。 様に,フィ−ルド・モードでもプ F6680 DSPIは,データ・ストリー ログラマはFNAプロトコルを熟知し ム・モードとフィールド・モード ている必要はありません。フィ− の2つのモードの接続を可能にして ルド・モードでは,次に示す拡張 います。 属性をサポートしています。 データ・ストリーム・モード o 拡張強調表示(明滅,反転表 データ・ストリーム・モードは, 示,下線) 6680データ・ストリームをFACOM o 拡張カラー で定義されたそのままの形状で送 o Field Validation 信・受信する手段を提供します。 このモードでは,FNA固有のすべ プロダクト・ユーザ・インタ ての機能はインタフェースが処理 フェース します。そのため,OSF/1アプリ F6680 DSPIのユーザには,C言語の ケーションでは,チェイニング, 知識をもったOSF/1アプリケーショ ブラケット,RU,RHを処理する必 ン・プログラマが適しています。 要はありません。同時にこのモー FNAの広範囲の知識は必要としませ ドでは,OSF/1アプリケーション ん。 はF6680 DSPIから完全な6680デー タ・ストリームを受信できます。 一方,OSF/1アプリケーション側 2 インストレーション では,アウトバウンド・データ・ このソフトウェアのインストレー ストリームを6680データ・スト ションを実行できるのは,経験の リーム形式の指令副指令に変換し 豊富なお客様に限られています。 たり,(必要な場合には)画面イ 他のお客様には日本DECのインスト メージの作成および操作というよ レーション・サービスをお勧めし うなことが必要となります。同様 ます。このサービスでは,日本DEC に,ユーザ自身の画面イメージ, のソフトウェア技術者がインスト あるいは他のデータ構造からイン レーションを行います。 バウンド・データ・ストリームを 構築することもOSF/1アプリケーシ 日本DECがソフトウェアをインスト ョン側が行う必要があります。 レーションする前に,お客様は次 フィールド・モード のことを行ってください。 o ターミナルおよびDEC SNA Gatewayも含めて,必要なハ ードウェアのすべてを事前 にインストールしておいて ください。 2 F6680データ・ストリーム・プログラミング・ SPD 54.65.00 インタフェースfor DEC OSF/1 Version 1.0 o DECの通信機器へのインター 日本DECがDEC SNA Gateway構成 フェイスに必要なモデムや をサポートするには,DEC SNA その他の機器を設置して, Gatewayを最初に購入される際に, 正しく動作しているかどう ゲートウェイ・オリエンテーショ かを確認してください。 ン/インストレーション・サービ o DEC SNA Gateway及びF6680 スも同時に購入する必要がありま DSPIと,必要なFACOMホス す。 ト・ソフトウェアが通信で きるようにパラメータを適 4 必要なハードウェア 切に設定してください。 o お客様と日本DECの合意が得 適用プロセッサ られるまでの適切な期間, 必要なディスク容量 インストレーションで使 用するすべてのハードウェ インストール時: 約3200 ア,通信機器,及びターミ キロバ ナルを使用可能な状態にし イト ておいてください。 システム運用時: 約3200 このプロダクトを正しく使用する キロバ ためには以下の作業が必要です。 イト o お客様は,日本DECとFACOM これらのディスク容量は,システ システムの技術者がインス ム・ディスク上で必要となるディ トール前の作業を協力して スク領域を表したものであり,概 実行できるよう準備してお 数です。実際の値は,システムの いてください。 環境,構成,ソフトウェア・オプ o お客様は,DEC SNA Gateway ションに応じて異なります。 とF6680 DSPIソフトウェ アをサポートするために, 5 オプション・ハードウェア FACOM構成要素の生成パラメ ータを変更してください。 なし。 3 必要なサポート 6 必須ソフトウェア FACOMホスト・ベースのアプリケー o 日本語DEC OSF/1オペレーテ ション環境にアクセスしたいすべ ィング・システムV3.0A てのOSF/1ノードを含む,ネットワ o DECnet/OSI for DEC OSF/1 ーク構成とカスタマ・サポート・ V3.0A(DECnetトランスポー プラン(適切な場合)を,お客様と トを使用する場合) 日本DECが協力して準備する必要が あります。 以下に示すソフトウェアのいずれ F6680 DSPIを日本DECが適切にサポ か1つが必要です。 ートするために,お客様は日本DEC o DECnet SNA Gateway ST がサポートするDEC SNA Gateway構 V1.2A (SPD 25.C6.xx) 成を準備しておかなければなりま せん。 3 F6680データ・ストリーム・プログラミング・ SPD 54.65.00 インタフェースfor DEC OSF/1 Version 1.0 o DEC SNA Peer Server V1.2 (SPD 51.08.xx) NCP-G V10L20 注意: ゲートウェイとして, DEC SNA Peer Serverを使用さ _____________________________ れる場合で, built-inのシリア ルポート(SCC)を使用される場 AIM/DC V12L30 合は, Full Duplex且つPoint to Pointの構成の場合のみ, _____________________________ F6680 DSPIの動作を保証しま す。 PFD V10L30 あらかじめ必要なハードウェア とソフトウェアについては,そ _____________________________ れぞれの『ソフトウェア仕様書 (SPD )』を参照してください。 TSS/VTAM-G V10L20 7 サポートされるFACOMソフト _____________________________ ウェア 本ソフトウェアは,以下に示す IPF V10L21 FACOMソフトウェアを使用して 構成されているFACOMプロセッ _____________________________ サ・システムに対してテストさ れており,これらのシステムに PSAM__________________V10L50_ 対して保証されます。また,本 ソフトウェアは,他のOSF/1ソ 注意: 本ソフトウェアを導入 フトウェア及び機器と組み合わ 後,その他の構成がテストされ せて使用したり,OSF/1がサポ ていることがあります。ソフト ートするソフトウェア以外のソ ウェア構成の最新情報について フトウェアと組み合わせて使用 は最寄りの日本DECの各支店/営 しても正しく機能する場合があ 業所にお問い合せください。 りますが,このような機器及び ソフトウェア構成では適切なテ 8 バージョンアップの考慮 ストを行っておりませんので, DECは本ソフトウェアに対して 本製品の将来のバージョンでは, 標準保証を提供しません。 必要なハードウェアおよびソフト _____________________________ ウェアの最小構成が変更されるこ バージ とがあります。 ョン, ソフトウェア製品______レベル_ 9 提供媒体 OS IV/F4 MSP E20 本製品はDEC OSF/1のソフトウェ ア・ライブラリとしてCD-ROMで提 _____________________________ 供されます。(QA-054JA-H8) VTAM-G V10L20 _____________________________ 4 F6680データ・ストリーム・プログラミング・ SPD 54.65.00 インタフェースfor DEC OSF/1 Version 1.0 10 注文情報 12 ソフトウェア製品サービス OSF/1システム 日本DECでは,様々なサービス・オ プションを提供しています。詳細 ソフトウェア・ライセン QL- については,最寄りの日本DEC各支 ス: 3KZJ*- 店/営業所にお問い合わせくださ ** い。 ソフトウェア媒体/ドキ QA- ュメント: 054JA- 13 保証 H8 ソフトウェア・ドキュメ QA- 本ソフトウェアについては,日本 ント: 3KZJA- DEC所定のソフトウェア保証基準に GZ 定められた保証が提供されます。 ソフトウェア製品サービ QT- 上記の内容は,リリース時点の情報 ス: 3KZJ*- です。最新の情報については,日本 ** DECの各支店/営業所にお問い合せ 提供されるライセンス,サービスお ください。 よび媒体の詳細については,最寄り (c) 1995 Digital Equipment の日本DECの各支店/営業所にお問 Corporation Japan. All rights い合わせください。 reserved. 11 ソフトウェア・ライセンス 本ソフトウェアは日本DEC標準販売 約款中のライセンス規定に基づい て提供されます。 日本DECのライセンス条件とその方 __________ 針についての詳細は,最寄りの日 [*] FACOMは富士通(株)の商標 本DEC各支店/営業所にお問い合わ です。 せください。 [*] IBMは米国International ライセンス管理機能 Business Machines社の商標で 本ソフトウェアはOSF/1ライセンス す。 管理機能(LMF)をサポートしてい [*] Apple,Macintoshは米国 ます。本プロダクトのライセンス Apple Computer社の商標です。 単位はCPUの性能に応じて割り当て [*] OSF,Motif,OSF/Motifは られます。 Open Software Foundation社の 商標です。 ライセンス管理機能の詳細は [*] Microsoft,MS及 『OSF/1 Operating System びMS-DOSは米国Microsoft社の Software Product Description 商標です。 (SPD 41.61.xx)』またはOSF/1 [*] PostScriptは米国Adobe Operating Systemのドキュメ Systems社の商標です。 ント・セット中の『Software [*] UNIXはX/Open社の商標で License Management』を参照して す。 ください。 [*] Digitalロゴ, DECwindows,DECnet, DECstation,DECsystem, MicroVAX,PATHWORKS, ULTRIX,VAX,VAXstation及び VAXserverは米国Digital Equipment Corporationの商標 です。 5