Software Product Description _____________________________________________________________________ 日本語DEC SNAリモート・ジョブ・エントリfor DEC OSF/1 SPD 63.40.00 Version1.0ソフトウェア仕様書 仕様書の包含する範囲 2.1 jsnacodeユーティリティ この文書は,日本語DEC SNAリ jsnacodeユーティリティは, モート・ジョブ・エントリfor IBMコードのファイルとDEC コ DEC OSF/1(以下日本語RJEと略 ードのファイルを相互に変換す す)のソフトウェア機能仕様を るユーティリティです。本ユー 述べたものです。 ティリティは,どのような変換 を行うかを指定するためのいく 1 製品概要 つかのオプションを備えていま す。オプションの組み合せによ 日本語RJEは,DEC SNA Remote Job り,次のような変換機能が提供 Entry for OSF/1(以下,標準版RJE されます。 と略す)と日本語変換機能を組み IBM→DEC 合わせることにより,IBMホストと OSF/1システム間で漢字コードを含 o SO/SIコード(IBM漢字コード むファイルを透過的に送受信する とEBCDICコードを切り替え ことを可能にします。日本語RJEは るためのコード)ではさまれ OSF/1システム上で,OSF/1システ たIBM漢字コードからDEC漢 ム上のIBM漢字コード(SO/SIコード 字コードへの変換を行いま ではさまれた2バイト・コード)と す。SO/SIコードは削除され EBCDICコードの混在した順編成フ ます。 ァイルと,DEC漢字コードとASCII o jsnaknjdefユーティリティ コード(及びJISカタカナ・コー で作成した外字管理ファイ ド)の混在した順編成ファイルとの ルを指定することにより, 相互変換を行うためのユーティリ IBM付加文字(JIS第一水 ティを提供します。 準,第二水準に含まれない 注意: この仕様書中のDEC 文字)あるいはIBMユーザ定 SNA Gatewayは特に断らない 義文字のIBMコードをDEC拡 限り, DECnet SNA Gateway ST 張漢字セットのユーザ定義 ,DECnet SNA Gateway CT及び 領域のDEC漢字コードに変換 DEC SNA Peer Serverを意味し することができます。 ます. o 変換の際に使用する1バ イト・コード変換テーブ 2 特徴 ルをユーザが作成して, 指定できます。(この1バイ 日本語RJEは,jsnacodeユーテ ト・コード・テーブルは, ィリティ, jsnaknjdefユーティ jsnatratblユーティリティ リティ, jsnatratblユーティリ により作成されます。) ティ, DEC/IBMコード変換ライ ブラリ及び標準版RJEから構成 されるソフトウェア製品です。 DIGITAL 1995年1月 AE-QCZ4A-TE 日本語DEC SNAリモート・ジョブ・エントリfor DEC OSF/1 SPD 63.40.00 Version1.0ソフトウェア仕様書 o 半角カタカナ1バイト・コ ティリティには,次のような機能 ードを含むファイルを変換 があります。 する場合,出力ファイルと o 外字管理ファイルの作成 して作成されるDECコードか ら成るテキスト・ファイル o 既存の外字管理ファイルの の形式を次の2通りから選 修正 択できます。 o 外字管理ファイルの内容表 o 半角カタカナをプリン 示 タ,ターミナルにその まま出力できるよう, ESCAPEシーケンスコード 挿入された形式。 2.3 jsnatratblユーティリティ o ESCAPEシーケンスを含ま jsnatratblユーティリティは, ない形式。 利用者独自の1バイトコードの 変換テーブルを作成するための DEC→IBM ユーティリティです。この変換 o DEC漢字コードをSO/SIコー テーブルはjsnacodeユーティリ ドではさまれたIBM漢字コー ティにより利用されます。 ドへの変換を行います。 2.4 DEC/IBMコード変換ライブ o jsnaknjdefユーティリティ ラリ で作成した外字管理ファイ DEC/IBMコード変換ライブラリ ルを指定することにより, はDECコード, IBMコード相互間 DEC拡張漢字セットのユーザ の変換を行うルーチン群です。 定義領域のDEC漢字コード DECコード, IBMコードには1バ をIBM付加文字(JIS第一水 イトコードおよび2バイトコー 準,第二水準に含まれない ドを混在させることが可能で 文字)あるいはIBMユーザ定 す。 義文字のIBMコードへ変換す ることができます。 2.5 標準版RJE o 変換の際に使用する1バ DEC SNA Remote Job Entry for イト・コード変換テーブ OSF/1(標準版RJE)の仕様につい ルをユーザで作成して, ては,標準版RJEのソフトウェア 指定できます。(この1バイ 仕様書(SPD 62.72.xx)を参照し ト・コード・テーブルは, てください。 jsnatratblユーティリティ により作成されます。) 2.2 jsnaknjdefユーティリティ jsnaknjdefユーティリティは, 外字管理ファイルを作成・管理す るためのユーティリティです。外 字管理ファイルは,IBM付加文字 (JIS第一水準,第二水準に含まれ ない文字)あるいはIBMユーザ定義 文字のIBM 漢字コードとDEC拡張漢 字セットのユーザ定義領域のDEC漢 字コードとの変換対応規則を定義 し保存したファイルです。このフ ァイルは,jsnacodeユーティリテ ィにより利用されます。このユー 2 日本語DEC SNAリモート・ジョブ・エントリfor DEC OSF/1 SPD 63.40.00 Version1.0ソフトウェア仕様書 3 インストレーション 4 必要なサポート このソフトウェアのインストレ IBMホスト・ベースのアプリケーシ ーションを実行できるのは,経 ョン環境にアクセスしたいすべて 験の豊富なお客様に限られてい のOSF/1ノードを含む,ネットワー ます。他のお客様には日本DEC ク構成とカスタマ・サポート・プ のインストレーション・サービ ラン(適切な場合)を,お客様と日 スをお勧めします。このサービ 本DECが協力して準備する必要があ スでは,日本DECのソフトウェ ります。 ア技術者がインストレーション 日本語RJEを日本DECが適切にサポ を行います。 ートするために,お客様は日本DEC 日本DECがソフトウェアをインスト がサポートするDEC SNA Gateway構 レーションする前に,お客様は次 成を準備しておかなければなりま のことを行ってください。 せん。 o ターミナルおよびDEC SNA 日本DECがDEC SNA Gateway構成 Gatewayも含めて,必要なハ をサポートするには,DEC SNA ードウェアのすべてを事前 Gatewayを最初に購入される際に, にインストールしておいて ゲートウェイ・オリエンテーショ ください。 ン/インストレーション・サービ o DECの通信機器へのインター スも同時に購入する必要がありま フェイスに必要なモデムや す。 その他の機器を設置して, 正しく動作しているかどう 5 必要なハードウェア かを確認してください。 o DEC SNA Gateway及び日本語 適用プロセッサ RJEと,必要なIBMホスト・ AXP: DEC 2000モデル300 AXP, ソフトウェアが通信できる DEC 2000モデル500 AXP, ようにパラメータを適切に Digital 2100 Server 設定してください。 A500MP, o お客様と日本DECの合意が得 DEC 3000モデル300X/LX られるまでの適切な期間, AXP, インストレーションで使 DEC 3000モデル400 AXP, 用するすべてのハードウェ DEC 3000モデル400S ア,通信機器,及びターミ AXP, ナルを使用可能な状態にし DEC 3000モデル500 AXP, ておいてください。 DEC 3000モデル500S このプロダクトを正しく使用する AXP, ためには以下の作業が必要です。 DEC 3000モデル500X o お客様は,日本DECとIBMシ AXP, ステムの技術者がインスト DEC 3000モデル600 AXP, ール前の作業を協力して実 DEC 3000モデル600S 行できるよう準備しておい AXP, てください。 DEC 3000モデル800 AXP, DEC 3000モデル800S o お客様は,DEC SNA Gateway AXP, と日本語RJEソフトウェアを DEC 4000モデル600 AXP サポートするために,IBM構 Series, 成要素の生成パラメータを DEC 4000モデル700 AXP 変更してください。 Series, 3 日本語DEC SNAリモート・ジョブ・エントリfor DEC OSF/1 SPD 63.40.00 Version1.0ソフトウェア仕様書 れぞれの『ソフトウェア仕様書 DEC 7000モデル600 AXP (SPD )』を参照してください。 Series, DEC 10000モデル600 AXP Series 8 サポートされるIBMソフトウ 必要なディスク容量 ェア インストール時: 約650 本ソフトウェアは,以下に示す キロバ IBMソフトウェアを使用して構 イト 成されているIBMプロセッサ・ システム運用時: 約650 システムに対してテストされて キロバ おり,これらのシステムに対し イト て保証されます。また,本ソフ トウェアは,他のOSF/1ソフト これらのディスク容量は,システ ウェア及び機器と組み合わせて ム・ディスク上で必要となるディ 使用したり,OSF/1がサポート スク領域を表したものであり,概 するソフトウェア以外のソフト 数です。実際の値は,システムの ウェアと組み合わせて使用して 環境,構成,ソフトウェア・オプ も正しく機能する場合がありま ションに応じて異なります。 すが,このような機器及びソフ トウェア構成では適切なテスト 6 オプション・ハードウェア を行っておりませんので,DEC は本ソフトウェアに対して標準 なし。 保証を提供しません。 7 必須ソフトウェア 表 1 IBMソフトウェア環境 o 日本語DEC OSF/1オペレーテ _____________________________ ィング・システムV3.0A Software_Product____Version_Release o DECnet/OSI for DEC OSF/1 MVS/SP JES2 2 2.3 V3.0A(DECnetトランスポー MVS/SP JES3 2 2.3 トを使用する場合) MVS/ESA SP 3 1.3 以下に示すソフトウェアのいずれ JES2 か1つが必要です。 4 2.0 3.0 o DECnet SNA Gateway ST MVS/ESA SP 3 1.3 V1.2A (SPD 25.C6.xx) JES3 o DECnet SNA Gateway CT 4 2.0 V2.1A (SPD 29.76.xx) 3.0 ACF/VTAM 3 2.0 o DEC SNA Peer Server V1.2 2.1 (SPD 51.08.xx) 3.0 注意: ゲートウェイとして, 4.1 DEC SNA Peer Serverを使用さ 4.2 れる場合で, built-inのシリア 4 1.0 ルポート(SCC)を使用される場 RSCS 2 3.0 合は, Full Duplex且つPoint 3 1.0 to Pointの構成の場合のみ,日 VSE/SP 3 2.0 本語RJEの動作を保証します。 ___VSE/POWER___________2_______3.0 あらかじめ必要なハードウェア とソフトウェアについては,そ 4 日本語DEC SNAリモート・ジョブ・エントリfor DEC OSF/1 SPD 63.40.00 Version1.0ソフトウェア仕様書 9 バージョンアップの考慮 ライセンス管理機能の詳細は 本製品の将来のバージョンでは, 『OSF/1 Operating System 必要なハードウェアおよびソフト Software Product Description ウェアの最小構成が変更されるこ (SPD 41.61.xx)』またはOSF/1 とがあります。 Operating Systemのドキュメ ント・セット中の『Software License Management』を参照して 10 提供媒体 ください。 本製品はDEC OSF/1のソフトウェ ア・ライブラリとしてCD-ROMで提 13 ソフトウェア製品サービス 供されます。(QA-054JA-H8) 日本DECでは,様々なサービス・オ プションを提供しています。詳細 11 注文情報 については,最寄りの日本DEC各支 店/営業所にお問い合わせくださ OSF/1システム い。 ソフトウェア・ライセン QL- ス: 3H1J*- 14 保証 ** 本ソフトウェアについては,日本 ソフトウェア媒体/ドキ QA- DEC所定のソフトウェア保証基準に ュメント: 054JA- 定められた保証が提供されます。 H8 ソフトウェア・ドキュメ QA- 上記の内容は,リリース時点の情報 ント: 3H1JA- です。最新の情報については,日本 GZ DECの各支店/営業所にお問い合せ ソフトウェア製品サービ QT- ください。 ス: 3H1J*- (c) 1995 Digital Equipment ** Corporation Japan. All rights 提供されるライセンス,サービスお reserved. よび媒体の詳細については,最寄り __________ の日本DECの各支店/営業所にお問 [*] IBMはIBM社の商標です。 い合わせください。 [*] IBMは米国International Business Machines社の商標で 12 ソフトウェア・ライセンス す。 [*] Apple,Macintoshは米国 本ソフトウェアは日本DEC標準販売 Apple Computer社の商標です。 約款中のライセンス規定に基づい [*] OSF,Motif,OSF/Motifは て提供されます。 Open Software Foundation社の 日本DECのライセンス条件とその方 商標です。 針についての詳細は,最寄りの日 [*] Microsoft,MS及 本DEC各支店/営業所にお問い合わ びMS-DOSは米国Microsoft社の せください。 商標です。 [*] PostScriptは米国Adobe ライセンス管理機能 Systems社の商標です。 本ソフトウェアはOSF/1ライセンス [*] UNIXはX/Open社の商標で 管理機能(LMF)をサポートしてい す。 ます。本プロダクトのライセンス [*] Digitalロゴ, 単位はCPUの性能に応じて割り当て DECwindows,DECnet, られます。 DECstation,DECsystem, MicroVAX,PATHWORKS, ULTRIX,VAX,VAXstation及び VAXserverは米国Digital 5 日本語DEC SNAリモート・ジョブ・エントリfor DEC OSF/1 SPD 63.40.00 Version1.0ソフトウェア仕様書 __________ Equipment Corporationの商標 です。 6