DIGITAL Software Product Description _____________________________________________________________________________ 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書 SPD 47.73.03 仕様書の包含する範囲 本書は,日本語DIGITAL ACMS Desktop(以下,ACMS Desktopと記す)のソフトウェア 機能仕様を述べたものです。 1 製品概要 ACMS Desktopは,デスクトップ・システム上のユーザ(クライアント)がネイティブな デスクトップ・システム環境からACMSトランザクション処理アプリケーション(サー バ)にアクセスするためのソフトウェアです。 次の表は,各サーバ環境でサポートされるクライアント,ネットワーク,デスクトッ プ・ツールを示しています。 _____________________________________________________________________________ クライアント_______ネットワーク_______デスクトップ・ツール___________________ Microsoft[R] DECnet Visual Basic[R] Windows[TM] TCP/IP PowerBuilder[R] IPX/SPX SQLWindows[R] Dial-in JAM[R] X.25 OpenUI[TM] Smalltalk[R] Visual C++[R] Windows 95[R] DECnet Visual Basic TCP/IP Visual C++ PowerBuilder Delphi[TM] Developer/2000[TM] 1997年7月 AE-PZ19D-TE 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書SPD 47.73.03 _____________________________________________________________________________ クライアント_______ネットワーク_______デスクトップ・ツール___________________ Windows NT DECnet Visual Basic TCP/IP Visual C++ Smalltalk PowerBuilder Delphi Developer/2000 Macintosh[R] DECnet 4th DIMENSION[R] TCP/IP Open Interface[TM] AppleTalk[R] Think C Dial-in Smalltalk X.25 HyperCard[R] SCO[TM] UNIX DECnet Motif[R] TCP/IP DIGITAL UNIX DECnet Motif TCP/IP OpenVMS DECnet DECforms TCP/IP Motif ULTRIX TCP/IP Motif ___________________DECnet____________________________________________________ 2 機能 ACMS Desktopの次の機能について説明します。 o 開発環境 o 実行時システム o ネットワークのサポート o 管理と制御 o 漢字コード変換 o ドキュメント 本製品には,サポート対象ではないソフトウェア・コンポーネントがいくつか含まれ ており,本SPD中にその旨記載してあります。これらのソフトウェア・コンポーネン トは,弊社のカスタマ・サポート・センターによるサポートはありませんが,ACMS Desktopを使用していただく上で役に立つという理由で本製品に含めてあります。この ため,将来にわたり提供することを約束するものではありませんので,ご了承くださ い。 2 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書SPD 47.73.03 いくつかのサード・パーティ製品が本製品の関連製品として使用でき,本SPDにその旨 記載してあります。なお,記載してあるサード・パーティ製品は本製品が提供するも のではありません。また,本製品が直接サポートするものでもありません。 ACMS Desktopとともに使用する場合であっても,通常弊社ではサード・パーティ製品 を直接サポートしていません。ただし,いくつかのサード・パーティ製品の特定のバ ージョンに関しては試験を行い,本バージョンのACMS Desktopとともに使用すること ができることを確認しています。確認済みの製品については本SPDの「オプション・ソ フトウェア」の節を参照してください。 2.1 開発環境 本製品は,サポート・ライブラリとともに,アプリケーション・ソフトウェアが認証 クライアントとして,ACMSアプリケーションとやり取りするための一連のプログラミ ング・インタフェースを提供します。これらのインタフェースを使用すると,プログ ラマはACMSまたはネットワーク通信に関して広範囲にわたる知識がなくても,クライ アント・プログラムを作成することができます。 ■クライアント 本製品は,Microsft Windows,DOS,Windows 95,Windwos NT,Macintosh,OpenVMS, DIGITAL UNIX,SCO UNIX,およびULTRIX環境で使用できるアプリケーション・プログ ラミング・インタフェースを提供します。これらのクライアント・サービスを使用す ることにより,次の機能を含むプログラムを作成することができます。 o クライアントの認証を行うためのACMS Desktopサーバへのサイン・イン o ACMS実行制御プロセスの制御のもとで実行されるタスクの選択 o ACMSタスク・エクスチェンジ・ステップ(フォーム処理)におけるACMSからのコール バックへの応答 o ACMS Desktopサーバからのサイン・アウト ■システム固有のウィンドウおよびフォーム・パッケージ 各デスクトップでは,ユーザが指定した任意の表示ソフトウェアを使用できます。 たとえば,Macintoshオペレーティング・システムでは4th DIMENSIONを,Microsoft WindowsではVisual BasicまたはPowerBuilderを使用できます。この場合,表示ソフト ウェアにはオブジェクト・ライブラリを取り込む機能が必要です。 ■非ブロッキング実行 本製品のクライアント部分は,非ブロッキング・プログラムをサポートします。 Windowsのようなイベント駆動型の処理環境では,プログラムはイベント・ディスパッ チ機能と,イベントが発生した時このディスパッチ機能により起動されるプロシージ ャ群を持つように設計されます。理想的には,次にくるイベントが遅延なくディスパ ッチされるよう,これらのプロシージャはすぐに完了するように作成されます。 3 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書SPD 47.73.03 クライアント・サービスを使用すると,アプリケーションはACMS Desktopサーバから の応答を待たずに,制御をイベント・ディスパッチ機能に返すことができます。ネッ トワーク通信が遅い場合,またはACMSアプリケーションで大量の処理を行っているた め応答が遅い場合に重要になります。 ■ポータブル・クライアント ポータブル・クライアント・インタフェースでは,次の3種類のアプリケーション開発 モデルをサポートします。 o ACMS Desktopサーバの実行中はアプリケーション・プログラムの実行がブロックさ れるブロッキング・インタフェース。DOS上のMicrosoft COBOLで作成するアプリケ ーションが相当します。 o MotifならびにMicrosoft Windowsなどの非ブロッキング・ツールで利用できるイベ ント駆動の非ブロッキング・インタフェース。 o ACMSタスクとデスクトップ・ツールの間で入出力をやり取りする強制非ブロッキン グ機能。 ポータブル・クライアントでは,Microsoft Windows,Windows 95,Windows NT, DOS,ULTRIX,DIGITAL UNIX,SCO UNIX,OpenVMSに対して,次のサービスを提供しま す。 o サイン・イン/アウト・サービス-セッションの確立と終了を実行する。 o 呼び出し処理サービス-アプリケーション・リクエストの送信と受信を行う。 o プレゼンテーション・プロシージャ・ルーチン-デスクトップ・ユーザがフォーム 処理を簡単に行うことができるように,ポータブル・クライアントで自動的に呼び 出される。 ■DOSメモリ・モデルとモード Microsoft WindowsおよびDOS用に,ミディアム・メモリ・モデルとラージ・メモリ・ モデルをサポートします。 Microsoft Windowsを使用するアプリケーション用に拡張Windowsオペレーティング・ モードをサポートします。 ■Macintosh用のクライアント このAPIはMacintoshオペレーティング・システムのデータ・アクセス・マネージャ (DAM)機能をサポートします。特別なDAMデバイス・ドライバ(DDEV)により,クライア ントの実行に必要なサービスを提供します。 これらのサービスは同期して実行されます。各サービスの実行が完了した時点でプロ グラムの制御が戻ります。なお,ACMSに対してタスクの実行をサブミットするとすぐ にDBExecサービスが完了するため,非ブロッキングのタスク実行がサポートされま す。タスクの完了を確認するためDBStateサービスが使用されます。 4 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書SPD 47.73.03 2.2 実行時システム ■クライアント・ランタイム・ライブラリ 製品のサービスを使用するクライアント・プログラムの実行に必要なランタイム・ ライブラリを,クライアントのオペレーティング・システムごとに提供します。 Microsoft Windows用のクライアントには,ダイナミック・リンク・ライブラリ(DLL) を提供します(DECnetに関しては,Microsoft Windowsクライアントのスタティック・ リンク・ライブラリも提供します)。Macintosh用クライアントでは,HyperCardおよび 4th DIMENSION用の外部関数も提供します。 ■サーバ サーバは非同期,マルチスレッドのランタイム・コンポーネントで,任意のOpenVMS のノードに存在します。このノードはデスクトップ・クライアントから呼ばれるACMS アプリケーションが存在するノードとは関係ありません。1つのノードには通常1つの サーバが存在します。タスクのデバッグのために別のサーバを起動することもできま す。サーバは,ACMSのエージェントまたはACMSへのゲートウェイとして次の機能を実 行します。 o デスクトップ・クライアント(ACMSサブミッタ)の認証を行う。 o ユーザに代わってタスクを呼び出す。ローカルおよびリモートのACMSタスクを選択 できる。 o タスク・エクスチェンジ・ステップ(デスクトップ・プレゼンテーション・プロシ ージャ)を実行する際,デスクトップ・クライアント・プログラムと通信する。 o ACMS Desktopサブミッタに関する情報をシステム・マネージャに提供する。 2.3 ネットワークのサポート ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)またはワイド・エリア・ネットワーク(WAN)に 接続されたデスクトップ・ノードに対し,次のネットワーク接続ソフトウェアをサポ ートします(詳細については,「必須ソフトウェア」を参照してください)。 o AppleTalk o DECnet o ダイアルイン(シリアル通信) o SPX/IPX o TCP/IP o X.25 注意: OpenVMSクライアントの場合,Novell[R] NetWare[R]のテスト用に通信モジュ ールを提供していますが,このモジュールはサポート対象ではありません。 5 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書SPD 47.73.03 2.4 管理と制御 ■サポートされる機能 o ACMSで発生したエラーを,クライアント・サービスがクライアント・プログラムに 通知する。これにより,デスクトップ側でローカルにエラー処理を行うことができ る。 o クライアント・サービスは,オプションでデスクトップ側のローカル・デバイス・ ファイルにエラー・メッセージを記録できる(Microsoft Windows,Windows NT, DOS,ULTRIX,SCO UNIX,DIGITAL UNIXおよびOpenVMSで利用可能)。 o 巡回冗長チェック(CRC)を付加することにより,データ破壊およびネットワーク障 害からメッセージを守ることができる。 o サーバは,ACMSおよびACMS DesktopクライアントのエラーをACMSソフトウェア・イ ベント・ロガーに通知する。 o OpenVMSのシステム・マネージャは通常のACMSユーティリティを使用することで, デスクトップ・クライアントのACMSへのアクセスを制御し,デスクトップ・クライ アントをACMSから取り除くことができる。 ■プログラミング・サービス システム管理作業を支援するために,サーバ・システム上でのACMS Desktopサービス を提供します。 2.5 漢字コード変換 クライアントとサーバで使用する漢字コードが異なる場合,クライアント・プログラ ム中で漢字コードの変換を行う必要があります。 ACMS Desktopでは,Microsoft WindowsおよびWindows 95/NT (Intel)クライアント用 にShift JIS - DEC漢字のコード変換を行うためのダイナミック・リンク・ライブラリ (DLL)を提供します。 なお,Microsoft WindowsおよびWindows 95/NT (Intel)以外のクライアントをご使用 の場合は,漢字コード変換のためのルーチンまたはライブラリを別途作成していただ く必要があります。 2.6 ドキュメント o クライアント・アプリケーション・プログラミング・ガイド クライアント・プログラムの開発とテストの方法について説明します。コンポーネン トと機能,設計と開発のガイドライン,インタフェース情報などが詳しく説明されて います。 6 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書SPD 47.73.03 o Gateway Management for ACMS (英語) ACMSモニタが存在するシステムでゲートウェイを管理するのに必要な情報と,使用で きるネットワーク・トランスポートに関する情報を示します。 o インストレーション・ガイド インストレーション手順を示し,クライアント・ソフトウェアをデスクトップ・シス テムにコピーおよびインストールする手順を示し,インストレーション検証プロシー ジャ(IVP)の実行手順を示します。 o Client Services Reference Manual (英語) 『クライアント・アプリケーション・プログラミング・ガイド』と共に使用するドキ ュメントです。このドキュメントには,クライアント・サービスとプレゼンテーショ ン・プロシージャの説明が示されています。 o リリース・ノート 本リリースに特有な情報および他のドキュメントの完成後に追加になった情報が記載 されています。なお,メディア・キットの一部としてオンラインで提供しているもの は英語版です。 o 4D Externals User's Guide (英語) Macintosh上でメディア・キットの一部としてオンラインで提供します。 4th DIMENSIONと組み合わせて4D Externalsを使用する方法を示します。 o 漢字コード変換ライブラリ(JCNVWIN)の使い方 漢字コード変換ライブラリの使い方,APIについて記載されています。オンライン・フ ァイルで提供されます。 3 必要なハードウェア 3.1 OpenVMS用サーバおよびクライアント ACMS Desktop V2.3 for OpenVMSは,OpenVMSバージョン6.1,6.2,および7.1が稼働す るすべてのAlphaハードウェア構成,または,OpenVMSバージョン5.5-2,6.1,6.2,お よび7.1が稼働するすべてのVAXハードウェア構成でサポートされます。構成の一覧に ついては,日本語OpenVMS Alphaオペレーティング・システムの『ソフトウェア仕様書 (SPD 28.A9.xx)』または日本語OpenVMS VAXオペレーティング・システムの『ソフトウ ェア仕様書(SPD 25.C4.xx)』のサポート対象のハードウェアの一覧を参照してくださ い。 必要なメモリの量は,サーバのCPU,サーバを使用するクライアントの個数,および同 じサーバで実行されている他のアプリケーションなどによって異なります。 7 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書SPD 47.73.03 3.2 DIGITAL UNIX用クライアント DIGITAL UNIX用クライアントは,DIGITAL UNIXバージョン3.0が稼働するすべての Alphaハードウェア構成でサポートされます。サポートされる構成の一覧について は,日本語DIGITAL UNIXオペレーティング・システムの『ソフトウェア仕様書(SPD 27.Y7.xx)』を参照してください。 3.3 Microsoft WindowsおよびDOS用クライアント o 日本語PATHWORKS for DOSおよびWindowsの『ソフトウェア仕様書(SPD 27.S7.xx)』 に記載されているパーソナル・コンピュータ(PC)で,Intel[TM] 80386,80486,あ るいはPENTIUMを使用しているPCが必要です。Microsoft Windowsクライアント・ア プリケーションの場合,80386,80486,あるいはPENTIUMを使用しているPCが必要 です。 o 最低640KBのシステム・メモリが必要です。1 MB以上用意することが望まれます。 Microsoft Windowsクライアント・アプリケーションの場合,4 MB以上必要です。 o 日本語PATHWORKS for DOSおよびWindowsの『ソフトウェア仕様書(SPD 27.S7.xx)』 に記載されている各種システム用のイーサネット・コントローラが必要です。1つ のシステムでは,そのシステムの制限に応じて複数の通信デバイスを装備できま す。通常,1つの通信デバイスは他の通信デバイスと同時に使用できないため,別 の通信デバイスを使用する場合はシステムをリブートする必要があります。 o ローカル・エリア・ネットワークで結ばれたPCシステムでは,5.25インチのフロッ ピィ・ディスク(360KB),または3.50インチのフロッピィ・ディスク(720KB)を読む ことができるフロッピィ・ディスク・ドライブを備えたシステムが最低1つ必要で す。 o Dial-in機能(シリアル通信)を使用する場合は, Hayes[R]互換のモデムが必要です。 3.4 Windows 95用クライアント o Windows 95が動作するIntel 80386,80486,あるいはPENTIUMベースのシステム 3.5 Windows NT用クライアント o Windows NTが動作するIntel 80386,80486,あるいはPENTIUMベースのシステム o Windows NTが動作するAlphaベースのシステム 8 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書SPD 47.73.03 3.6 Macintosh用クライアント o PATHWORKS for Macintoshの『ソフトウェア仕様書(SPD 31.53.xx)』に記載されて いるMacintoshコンピュータ o Macintoshエミュレーション・モードが使えるPower Macintoshコンピュータ 4 クラスタ環境 本レイヤード製品は,正規のライセンスを持つクラスタ構成*の上にインストールされ ている場合,機能上の制限を受けません。本ソフトウェアで必要とされるハードウェ アについては「必要なハードウェア」の項に記述されているとおりです。 * クラスタ構成については『VAXcluster Software for OpenVMS VAX Software Product Description (SPD 29.78.xx)』または『VMScluster Software for OpenVMS AXP Software Product Description (SPD 42.18.xx)』に詳しく説明 されています。また,この構成にはCI,EthernetおよびMixed Interconnect構成が 含まれます。 5 必須ソフトウェア 5.1 OpenVMS用ACMSサーバ o 日本語OpenVMS Alphaオペレーティング・システムV6.1,V6.2,& V7.1 (SPD 28.A9.xx)または日本語OpenVMS VAXオペレーティング・システムV5.5-2,V6.1, V6.2,& V7.1 (SPD 25.C4.xx) o 日本語ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 o 日本語ACMS for OpenVMS V3.3B〜V4.2 (SPD 26.V9.xx) o DECnetを使用する場合: - DECnet-VAX V5.5〜V6.1 (SPD 48.48.xx)または, - DECnet for OpenVMS Alpha V6.1 (42.25.xx)または, - DECnet for OpenVMS VAX and Alpha V6.2 (SPD 48.48.xx) o PATHWORKSまたはAppleTalkを使用する場合,個々のクライアントに対応する PATHWORKSの『ソフトウェア仕様書』に記載されている「必須ソフトウェア」 の節を参照してください(たとえば,Macintoshクライアントの場合は,日本語 PATHWORKS for Macintoshの『ソフトウェア仕様書』を参照してください)。 - AppleTalkはOpenVMS VAX V5.5〜V6.1環境でのみサポートされます。 o TCP/IPを使用する場合: - 日本語DIGITAL TCP/IP Services for OpenVMS V3.0〜V4.1 (SPD 28.B4.xx)また は, - TGV MultiNet V3.3 Rev A 9 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書SPD 47.73.03 o NetWareを使用する場合,サーバがあるシステムにIPXスタックがインストール されている必要があります。IPXスタックは,Emulex[TM]社から発売されている Leverage Host Services V4.0製品に含まれています。 o Dial-in (シリアル通信)を使用する場合,必要なソフトウェア・コンポーネントが 提供されます。 o X.25を使用する場合,日本語PATHWORKS V5.1 for DOS and Windowsの『ソフトウェ ア仕様書(SPD 27.S7.xx)』の「必須ソフトウェア」の節を参照してください。 5.2 Microsoft WindowsおよびDOS用クライアント o Microsoft DOS V3.3, V5.0,あるいはV6.0〜V6.22 o Microsoft Windows V3.1あるいはMicrosoft Windows for Workgroups V3.11 o DECnetを使用する場合,PATHWORKS for DOS and Windows V5.0〜V6.0 (SPD 55.07.xx) o TCP/IPを使用する場合,Windows Sockets (1.1) compatible TCP/IP,あるいは PATHWORKS V5.0〜V6.0 for DOS and Windows (SPD 55.07.xx) o NetWareを使用する場合,NovellのNetWare DOS Client V3.x,V4.0,あるいは PATHWORKS V5.0〜V6.0 for DOS and Windows o Dial-in (シリアル通信)を使用する場合,必要なソフトウェア・コンポーネントは ACMS Desktopが提供します。 o X.25を使用する場合,PATHWORKS V5.1 for DOS and Windows (SPD 55.07.xx) o シリアル通信を使用してX.25を使用する場合,必要なソフトウェア・コンポーネン トはACMS Desktopが提供します。 5.3 Windows 95用クライアント o Windows 95 o DECnetを使用する場合,PATHWORKS V5.1〜V6.0 for DOS and Windows (SPD 55.07.xx) o TCP/IPを使用する場合,Windows 95が提供するWindowsソケット 5.4 Windows NT用クライアント o AlphaまたはIntel用Windows NTオペレーティング・システムV3.5.1またはV4.0 o DECnetを使用する場合,PATHWORKS V4.1B for Windows NT (SPD 51.56.xx) o TCP/IPを使用する場合,Windows NTが提供するWindows NT Windows Sockets for TCP/IP 10 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書SPD 47.73.03 5.5 Macintosh用クライアント o Macintoshオペレーティング・システムV7.0〜V7.5 o DECnetを使用する場合,PATHWORKS for Macintosh V1.1〜V1.3 (SPD 31.53.xx) * AppleTalkはOpenVMS VAX V5.5〜V6.1環境でのみサポートされます。 o AppleTalkを使用する場合,日本語PATHSWORKS for Macintoshの『ソフトウェア仕 様書』の「必須ソフトウェア」の節を参照してください。 * AppleTalkはOpenVMS VAX V5.5〜V6.1環境でのみサポートされます。 o TCP/IPを使用する場合,MacTCP[R]ツール(日本語PATHWORKS for Macintosh V1.1〜 V1.3またはApple[R] Computer社から提供されています)。 o Dial-in (シリアル通信)を使用する場合,シリアル通信用ツールが必要です(Apple 社のSerial Toolなど)。 5.6 ULTRIX用クライアント o 日本語ULTRIXオペレーティング・システムV4.4 (SPD 26.40.xx)または,日本語 ULTRIX Worksystem Software V4.2A (SPD 28.22.xx) o DECnetまたはTCP/IPを使用する場合,必要なソフトウェア・コンポーネントは ULTRIXオペレーティング・システムが提供します。 5.7 SCO UNIX用クライアント o SCO UNIX System V/386, Release V3.2, Version 4またはOpen Desktop[TM] Release 1.1 o SCO UNIXでTCP/IPを使用する場合,SCO TCP/IP V1.1 (SPD 32.56.xx) o DECnetを使用する場合,DECnet for SCO UNIX V1.2 (SPD 34.21.xx) 5.8 OpenVMS用クライアント o 日本語OpenVMS VAXオペレーティング・システムV5.5-2,V6.1,V6.2 & V7.1 (SPD 25.C4.xx)または,日本語OpenVMS Alphaオペレーティング・システムV6.1, V6.2,& V7.1 (SPD 28.A9.xx) o DECnetを使用する場合: - DECnet-VAX V5.5〜V6.1 (SPD 48.48.xx)または, - DECnet for OpenVMS Alpha V6.1 (42.25.xx)または, - DECnet for OpenVMS VAX and Alpha V6.2 (SPD 48.48.xx) 11 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書SPD 47.73.03 o TCP/IPを使用する場合: - DEC TCP/IP Services for OpenVMS VAX V1.3〜V3.3 (SPD 25.A4.xx)または, - DEC TCP/IP Services for OpenVMS Alpha V3.1〜V3.3 (SPD 46.46.xx)または, - TGV MultiNet[R] V3.3 Rev A 5.9 DIGITAL UNIX用クライアント o 日本語DIGITAL UNIXオペレーティング・システムV3.2 (SPD 27.Y7.xx) o TCP/IPを使用する場合,必要なソフトウェア・コンポーネントはDIGITAL UNIXオペ レーティング・システムが提供します。 5.10 OpenVMSテーラリング 本レイヤード製品の全機能を得るには,次のOpenVMSコンポーネントが必要です。 o OpenVMS Required Saveset o Network Support o Programming Support o System Programming Support o Utilities OpenVMSのクラスおよびテーラリングについては『OpenVMS Alpha Operating System Software Product Description (SPD 41.87.xx)』または『OpenVMS VAX Operating System Software Product Description (SPD 25.01.xx)』を参照してください。 6 オプション・ソフトウェア 6.1 OpenVMS用サーバ ACMSに関連するシステムについては,ACMSの『ソフトウェア仕様書(SPD 26.V9.xxまた は25.50.xx)』を参照し,関連製品の必要なバージョンなどの情報を得てください。 ACMS Desktopのオプション・ソフトウェアは,Desktopサーバ・システムにインストー ルされているACMSのオプション・ソフトウェアによって異なります。 6.2 Microsoft WindowsおよびDOS用クライアント o クライアント・プログラムを作成する際に必要なDOSプログラミング・ライブラ リ,またはその他のライブラリを作成するために使用するプログラム・モジュー ル・アセンブラ。アセンブラはMicrosoft社から購入できます。 o Microsoft Visual C++ V1.51互換のCコンパイラ 12 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書SPD 47.73.03 o Microsoft COBOL V5.0 (Microsoft社製)。DOS用コマンド・ライン・サンプル・ア プリケーションを修正し,再リンクする際にMS[R]-COBOLが必要です。 o Microsoft Windowsソフトウェア開発キット(SDK) V3.1 (Microsoft社製) o Visual Basic V4.0 (Microsoft社製) o PowerBuilder V5.0 (Powersoft社製) o SQLWindows (Gupta社製) o Smalltalk (ParcPlace[R] Systems社製) o JAM (JYACC社製) o OpenUI (Open Software Associates社製) 6.3 Windows 95用クライアント o Visual Basic V4.0 o Visual C++ V4.0 (Microsoft社製) o PowerBuilder V5.0 o Delphi V2.0 (Borland[R]International社製) o Developer/2000 Release 1.32 (Oracle社製) 6.4 Windows NT用クライアント o Visual Basic V4.0 o Visual C++ V4.0 o Smalltalk o PowerBuilder V5.0 o Delphi V2.0 o Developer/2000 Release 1.32 6.5 Macintosh用クライアント o HyperCard (Apple Computer社製) o Macintosh Programmer's Workshop (MPW) Development Environment V3.2〜V3.3 (Apple Computer社製) o Macintosh Programmer's Workshop C V3.1 (Apple Computer社製) o 4th DIMENSION V2.3〜V3.1 (ACI US社製) o Smalltalk 13 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書SPD 47.73.03 o Open Interface (Neuron Data社製) o Think C V4.0〜V4.1 (Symantec[R]社製) 6.6 SCO UNIX用クライアント SCO UNIX o SCO TCP/IP Development System, Release 1.1 o SCO UNIX System V/386 Development System, Release 3.2, Version 4 (SPD 32.52.xx) o DECnet for SCO UNIX Developer Kit (SPD 34.21.xx) Open Desktop o Open Desktop Development System, Release 1.1 o DECnet for SCO UNIX Developer Kit (SPD 34.21.xx) 6.7 OpenVMS用クライアント VAX o DECforms V1.4, V2.2 (SPD 29.90.xx) o VAX C V2.0〜V3.2 (SPD 25.38.xx) o Oracle CDD/Repository for VMS V5.1〜V5.3 (SPD 25.53.xx) o DECset Release 11 for OpenVMS VAX Systems (SPD 27.07.xx) o DECwindows Motif V1.1 for OpenVMS (SPD 42.19.xx) Alpha o DECforms V2.2 (SPD 29.90.xx) o DIGITAL C V1.2 for OpenVMS Alpha Systems (SPD 42.26.xx) o Oracle CDD/Repository V5.3 for OpenVMS Alpha Systems (SPD 45.91.xx) o DECset Release 11 for OpenVMS Alpha Systems (SPD 42.29.xx) o DECwindows Motif V1.1 for OpenVMS Alpha (SPD 42.19.xx) 6.8 DIGITAL UNIX用クライアント o DIGITAL C++ V5.4 for DIGITAL UNIX (SPD 41.91.xx) 14 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書SPD 47.73.03 6.9 ULTRIX用クライアント o Motif V1.1 7 バージョンアップの考慮 本製品の将来のバージョンでは,必要なハードウェアおよびソフトウェアの最小構成 が変更されることがあります。 8 提供媒体 o CD-ROM 日本語ACMS Desktop for OpenVMSソフトウェアは,日本語OpenVMSソフトウェア・ライ ブラリの一部としてCD-ROMでも提供されます。 日本語ACMS Desktop for OpenVMSのドキュメントは,日本語OpenVMSオンライン・ドキ ュメント・ライブラリの一部としてCD-ROMでも提供され,メディアとドキュメントの キット,またはドキュメントのみのキットが用意されています。 9 注文情報 日本語ACMS Desktopコンカレント・ ユース・ライセンス: QL-GZGJA-3B 日本語ACMS Desktop パーソナル・ユース・ライセンス: QL-GZGJA-2B 日本語ドキュメント・キット: QA-GZGJA-GZ 提供されるライセンス,サービスおよび媒体の詳細については,最寄りの日本DECの各 支店/営業所にお問い合わせください。 上記の内容は,リリース時点の情報です。最新の情報については,日本DECの各支 店/営業所にお問い合わせください。 10 ソフトウェア・ライセンス 本ソフトウェアは日本DEC標準販売約款中のライセンス規定に基づいて提供されます。 日本DECのライセンス条件とその方針についての詳細は,最寄りの日本DECの各支店/営 業所にお問い合わせください。 15 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書SPD 47.73.03 ライセンス管理機能 本レイヤード製品はOpenVMSのライセンス管理機能(LMF)をサポートしています。 本レイヤード製品のライセンス単位には,コンカレント・ユースおよびパーソナ ル・ユースがあります。コンカレント・ユース・ライセンスでは,一人だけがACMS Desktopサーバにログインできます。パーソナル・ユース・ライセンスでは,各ライセ ンスに対して登録された一人のみが同一のACMS Desktopサーバにログインできます。 ライセンス管理機能についての詳細は,OpenVMSオペレーティング・システムの 『Software Product Description (SPD)』あるいはオペレーティング・システム のドキュメント・セット中の『License Management Utility Manual』を参照してくだ さい。 日本DECのライセンス条件とその方針についての詳細は,最寄りの日本DECの各支店/営 業所にお問い合わせください。 11 ソフトウェア製品サービス 日本DECでは様々なサービス・オプションを提供しています。詳細については,最寄り の日本DECの各支店/営業所にお問い合わせください。 12 保証 本ソフトウェア製品については,日本DEC所定のソフトウェア保証基準に定められた保 証が提供されます。 [R] 4th DIMENSIONはACI US社の商標です。 [R] Apple, AppleTalk, HyperCard, HyperTalk, Macintosh,およびMacTCPは米国 Apple Computer社の商標です。 [R] Borlandは米国Borland International社の商標です。 [R] Dialogは米国Micro Focus社の商標です。 [R] EmulexはEmulex社の商標です。 [R] GradientはGradient Technologies社の商標です。 [R] Hayesは米国Hayes Microcomputer Products社の商標です。 [R] JAMはJYACC社の商標です。 [R] Microsoft, MS, SQLWindows, Visual Basic, Visual C++,およびWindows 95は 米国Microsoft社の商標です。 16 日本語DIGITAL ACMS Desktop for OpenVMS V2.3 ソフトウェア仕様書SPD 47.73.03 [R] MultiNetはTGV社の商標です。 [R] MotifはOpen Software Foundation社の商標です。 [R] NetWareは米国Novell社の商標です。 [R] Oracleは米国Oracle社の商標です。 [R] PowerBuilderはPowersoft社の商標です。 [R] SmalltalkおよびParcPlaceはParcPlace Systems社の商標です。 [R] UNIXはX/Openカンパニーリミテッドが独占的にライセンスしている米国ならびに 他の国における登録商標です。 [R] IntelおよびPENTIUMは米国Intel社の商標です。 [TM] Delphiは米国Borland International社の商標です。 [TM] Developer/2000は米国Oracle社の商標です。 [TM] InterConnectionsはInterConnections社の商標です。 [TM] MPWは米国Apple Computer社の商標です。 [TM] Open DesktopおよびSCOは米国Santa Cruz Operation社の商標です。 [TM] Open Interfaceは米国Neuron Data社の商標です。 [TM] OpenUIはOpen Software Associates社の商標です。 [TM] Oracle CDD/Repositoryは米国Oracle社の商標です。 [TM] PC-DCEはGradient Technologies社の商標です。 [TM] WindowsおよびWindows NTは米国Microsoft社の商標です。 [TM] ACMS, ACMS Desktop, CI, DEC, DECforms, DECnet, DECnet-DOS, DECset, DECwindows, Digital, MicroVAX, OpenVMS, PATHWORKS, ULTRIX, VAX, VAXft, VAXserver, VAXstation, VAX C, VAX COBOL, VMS, VMSclusterおよびDIGITALロ ゴは米国Digital Equipment Corporationの米国における商標です。 (c) 1997 Digital Equipment Corporation Japan. All rights reserved. 17