HP OpenVMS Systems Documentation |
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本書は,『OSF/Motifプログラマーズ・ リファレンス』および『X Window System』を補足する情報について説明するものであり, 日本語DECwindows Motif for OpenVMSバージョン1.2のインターフェイスを使用するアプリケーションを作成するプログラマを対象にしています。
本書の構成は次のとおりです。
関連情報については次のマニュアルを参照してください。
本書では次の表記法を使用します。
マウス | マウスという用語はマウス, パック,スタイラスなどのポインティング・デバイスのことです。 |
MB1(選択) MB2(ドラッグ) MB3(メニュー) | MB1はマウスの左ボタン,MB2はマウスの中央のボタン,MB3 はマウスの右ボタンのことです(ボタンはユーザが再定義することができます) 。 |
Ctrl+x | Ctrl+x(またはCtrl/x)は,Ctrlキーを押しながら他のキーやポインティング・ デバイスのボタンを押すことを意味しています。 |
太字のテキスト | 太字のテキストは引数,リソース,条件の名前を表しています。 |
数字 | 特に指定がない限り, テキスト中の数字はすべて10進数とみなされます。 2進数,8進数,16進数など10進数以外の基数は明示的に示してあります。 |
本書では次のフォーマットでルーチンを説明します。
正確な(大文字/小文字を区別した) MIT Cのルーチン名。
ルーチンの機能の簡単な説明。
ウィジェットがスーパークラス・ウィジェットからリソースを継承する順序。 この項目はウィジェット作成ルーチンの場合にのみ記述する。 例外についてはリソースの例外の項目に記述する。
MIT Cルーチンの宣言。次の構文規則に注意する必要がある。
要素 | 構文規則 |
---|---|
ルーチン・エントリ・ポイント名 | ルーチン名の先頭文字は大文字で表す。Xlib ルーチンは先頭文字にXを使用し,ツールキット・ ルーチンは先頭文字にXmまたはDXmを使用する。ルーチン・ エントリ・ポイント名は必須である。 |
括弧 | ルーチン呼び出し時の引数リストを括弧(())で囲む。 この括弧は必須である。 |
引数名 | 戻り引数を含めて,引数名はすべて小文字で表記する。 大括弧([])で囲まれていない限り,引数はすべて必要である。 引数はフォーマットの中で示す順序でプログラムに記述しなければならない。 |
スペース | 通常,エントリ・ポイント名と第1引数との間,および各引数の相互間にはスペースを1 つ以上入れる。このスペースは必須ではない。 |
大括弧([]) | 省略可能な引数は大括弧で囲む。 この大括弧は必須ではない。 |
コンマ | 各引数間にはコンマが必要である。 大括弧の中のコンマは省略可能である。このコンマは省略可能な引数がある場合のみ使用する。 |
リソースとそのタイプのリスト。ウィジェット作成ルーチンの場合にのみ記述する。
ルーチンによって返される値の説明。
各引数に対して有効な値と,その値の意味。
各ルーチンの省略時の値,およびアクセスを含むウィジェット固有のリソースの詳しい説明。 ウィジェット作成ルーチンの場合にのみ記述する。 アクセスは次に示す文字コードで示す。
文字コード | アクセスのタイプ |
---|---|
C | リソースはウィジェットを最初に作成したときに設定できる。 |
S | リソースはいつでも設定できる。 |
G | リソースの値はいつでも検索できる。 |
スーパークラス・ウィジェットからウィジェットが継承するリソースの使用方法および特性に関する例外。 この記述には,特定のウィジェットではサポートされないリソース, あるいは異なったサポートが行なわれるリソースなどが含まれる。
コールバック・データ構造体のMIT Cフォーマット。ウィジェット作成ルーチンの場合にのみ記述する。
コールバック・データ構造体内のフィールドの説明。ウィジェット作成ルーチンの場合にのみ記述する。
ウィジェットのコールバック条件の説明。ウィジェット作成ルーチンの場合にのみ記述する。
追加情報へのポインタを含むルーチンの使用方法の説明。
子ウィンドウのサイズをウィジェットが管理する方法についての説明。 ウィジェット作成ルーチンの場合にのみ記述する。
ウィジェット自身のサイズをウィジェットが変更する方法についての説明。 ウィジェット作成ルーチンの場合にのみ記述する。