Tru64 UNIX での日本語入力には大きく 4 つの種類があります。
システム・レベルかな漢字変換による入力
コマンド行やライン・エディタ,あるいは
more
コマンドなど,かな漢字変換の機能をもたないコマンドで日本語を入力する場合,端末をかな漢字変換モードに設定してシステム・レベルで日本語の入力を行います。
コマンドのかな漢字変換による入力
jvi
エディタなどは自らがかな漢字変換機能を備えているので,日本語入力のために端末をかな漢字変換モードに設定する必要はありません。
日本語入力システム Wnn によるかな漢字変換入力
日本語入力システム Wnn によるかな漢字変換入力の詳細については, 『Wnn によるかな漢字変換』を参照してください。
dxjim,VJE-γ,WX3 などの日本語入力システムによる日本語入力
Tru64 UNIX のウィンドウ環境における標準の日本語入力システムとして dxjim が提供されています。詳細は,『日本語機能ガイドブック』を参照してください。
また,Tru64 UNIX では,日本語入力システムとして VJE-γ あるいは WX3 を使用することもできます。詳細は,それぞれの入力システムのユーザーズ・ガイドを参照してください。なお,WX3 を使用するためには,別途ライセンスが必要になります。
このドキュメントでは,STREAMS tty によるシステム・レベルのかな漢字変換機能について説明します。
1.1 STREAMS tty におけるかな漢字変換の概要
1.1.1 かな漢字変換の概要
Tru64 UNIX のかな漢字変換機能には,次のような特徴があります。
最大 506 バイト(全角ひらがな 253 文字分)までの連文節変換
複合語および接頭語/接尾語処理
同音意義語,文節切りの学習
かな漢字変換の対象になる文字列は,ローマ字またはカタカナで入力し ます。入力文字列に対して,次の操作を行うことができます。
漢字変換/次・前候補, ひらがな変換, カタカナ変換
全角変換, 半角変換, 記号変換
無変換, 文節縮小/拡大, 右/左文節移動
半角カタカナ変換, 単語の登録/削除
Tru64 UNIX のかな漢字変換機能では,次の2つの学習機能を用意してあります。
「文節学習」は,自立語にどのような付属語を接続して使用したかを学習することをいいます。また同音意義語に対して使用頻度の高い単語が変換候補となるような学習を「同音意義語学習」といいます。
読み「ふくむ」を変換した場合(次の例で,記号 --> は次候補の選択を表します)
1回目 ふくむ --> 服務 --> 含む ............ 「含む」を選ぶ
2回目 ふくむ --> 含む ............ 「含む」が第一候補となる
「文節切り学習」は,同じ読みに対していくつかの文節区切りが可能な文について,どのような文節区切りが使用されたかを学習する機能です。
読み「はるにはながさき」を変換した場合,次のような変換が可能です (次の例で,記号/は文節の区切りを表します)。
「春には/長崎」 ......... 2文節
「春に/花が/咲き」......... 3文節
この文節区切りを学習することによって,ユーザが入力した読みを適切に変換することができます。
かな漢字変換は,次にあげる辞書とデータ・ファイルを使用しています。
システム辞書
システム全体で共通に使用します。この辞書には約 10 万語の単語,地名,人名が登録されています。
システム辞書は,環境変数 JSYTANGO で指定することができ,この変数が指定されていない場合は
/usr/i18n/jsy/jsytango.dic
がシステム辞書として使用されます。
ユーザごとに使用します。この辞書には,ユーザの使用した単語が使用順に登録され,その後のかな漢字変換に反映されます。 この辞書によって文節学習,同音意義語の学習が行われます。 また,システム辞書に登録されていないユーザ固有の単語の登録および削除もこの辞書に対して行われます。
個人辞書は,環境変数 JSYKOJIN で指定することができ,これが設定されていないときは個人辞書としてホーム・ディレクトリにある
jsykojin.dic
が使用されます。
個人辞書が存在しない場合は自動的に作成されます。
個人辞書は
txt2jdic
(1)
コマンドでユーザが作成することもできます。
txt2jdic
(1)
コマンドについては
txt2jdic
(1)
リファレンス・ページを参照してください。
また,プロセス間での個人辞書の共有は可能ですが一部制限があります。
ユーザごとに使用します。このデータ・ファイルには,ユーザの使用にともない学習された文節区切りの情報が格納され,その後のかな漢字変換に反映されます。
文節学習用データ・ファイルは,環境変数 JSYLEARN で指定することができ,これが設定されていないときは,ユーザのホーム・ディレクトリにある
.jsylearn
が使用されます。
データ・ファイルが存在しない場合は,自動的に作成されます。
1.1.1 項 で述べたように, Tru64 UNIX には漢字変換,ひらがな変換,全角変換などさまざまな変換があります。
これらの変換を行うキーは,初期設定ではキーパッドが割り当てられており,漢字変換は KP 7(キーパッドの数字 7 のキー)ひらがな変換は KP1,カタカナ変換は KP2 ,無変換は KP0 となっています。 キーパッドによるかな漢字変換については,章末の 表 1-1 「キーパッド対応表」を参照してください。
この変換キーは,各ユーザごとに設定することもできます。 変換キーを設定するには,キー定義を記述したファイルを作成し,環境変数 JSYKKSEQ にそのファイル名を指定します。 [脚注 1] 1.7 節 では,キー定義にそのまま使えるテンプレート・ファイルを紹介し,変換キーの設定の別の方法を説明します。
キー定義はプログラミング言語のような形式で記述されます。 次のファイルはこの章のかな漢字変換に使用する,実際のキー定義ファイルです。
null { '^@': henkan; '^L': hiragana; '^K': katakana; '^F': zenkaku; '^N': mu-henkan; '^P': right; '^_': shorten; '^]': symbol; "^G^@": previous; "^G^L": previous; "^G^P": left; "^G^F": hankaku; "^G^H": hankaku-kana; "^G^_": lengthen; "^G^K": henkan; jfk_muhenkan: mu-henkan; jfk_henkan: henkan; jfk_hiragana: hiragana; jfk_maekouho: previous; jfk_katakana: katakana; shft_left: shorten; shft_right: lengthen; shft_down: right; shft_up: left; }
たとえば,次の記述は [Ctrl/@](Ctrl キーを押しながら,スペース・バーを押す)が漢字変換キーとして定義されることを示します。
'^@' : henkan;
このファイルをキー定義ファイルとして使うために,環境変数 JSYKKSEQ を設定します。
例ではファイル名を
jsykkseq
とします。
% setenv JSYKKSEQ ~/jsykkseq
キー定義ファイルについての詳細は
kkseq
(4)
リファレンス・ページを参照してください。
1.1.5 Noncanonical かな漢字変換
通常キーボードから入力された文字列は,tty ドライバの編集用バッファに一時的に保存され [Return] の入力によりアプリケーションに送信されます。 これにより,文字列の打ち間違いがあってもアプリケーションに送信される前に修正を行うことができます。 この様な状態を Canonical モードといいます。 これに対して,カーソルの移動,more での q [Ctrl/@] の入力等,[Return] の入力を待たずにキーボードからの信号をアプリケーションに送信することがあります。 この様な状態を Noncanonical モードといいます。 Noncanonical モードでかな漢字変換をするためには,文字列がアプリケーションに渡される前に明示的に文字列をかな漢字変換用のバッファに保存し,変換を行なう必要があります。
STREAMS tty では,Noncanonical モードでかな漢字変換が行われます。
1.2 コマンド行での日本語の入力
STREAMS tty において tty レベルのかな漢字変換入力を行う場合には,stty
コマンドの
jinkey
オプションでかな漢字変換入力の開
始を指定する文字を設定する必要があります。次の例のようにして設定してください。
% stty jdec ikk jinkey[Ctrl/^]
ここでは,[Ctrl/^]
を変換入力の開始文字として指定しています。[Ctrl/^]
を入力することによってかな漢字変換のモードに入ります。かな漢字変換のモードに入ると, それぞれのユーザの設定に従って
[Ctrl/スペース]
などの変換キーでかな漢字変換が使用できます。BSD tty の場合と異なり, 新しい行でかな漢字変換モードに入る場合には,かな漢字変換入力の開始を指定する文字 (この例の場合,
[Ctrl/^])を再度入力する必要があります。
1.2.1 漢字変換
入力した文字列を漢字に変換するには,キー定義ファイルで「henkan;」の行に指定したキー(ここでは [Ctrl/@] )を使用します。次のように入力してください。
% [Ctrl/^] kabushikigaisha
ここで [Ctrl/@] キーを押すと,次のように漢字に変換されます。
% 株式会社
現在変換の対象となっている文節は強調表示されます。
「株式会社」は1文節なので,すべての文字が強調表示されます。
この変換対象の領域を示す属性を,たとえば下線などに変更することができます。
1.9 節
「変換文字列のビデオ属性」で設定方法を説明します。
1.2.2 ひらがな変換
入力した文字列をひらがなに変換するには,キー定義ファイルで「hiragana;」の行に指定したキー(ここでは [Ctrl/l] )を使用します。次のように入力してください。
% [Ctrl/^] tokorode
ここで [Ctrl/l] キーを押すと次のようになります。
% ところで
入力した文字列をカタカナに変換するには,キー定義ファイルで「katakana;」の行に指定したキー(ここでは [Ctrl/k] )を使用します。 次のように入力してください。
% [Ctrl/^] sukeju-ru
ここで [Ctrl/k] キーを押すと次のようになります。
% スケジュール
入力した文字列を全角ローマ字に変換するには,キー定義ファイルで「zenkaku;」の行に指定したキー(ここでは [Ctrl/f] )を,そして半角ローマ字に変換するには「hankaku;」の行に指定したキー(ここでは [Ctrl/g] [Ctrl/f] )を使用します。 次のように入力してください。
% [Ctrl/^] COMPAQ
ここで [Ctrl/f] キーを押すと全角に変換されます。
% COMPAQ
ここで [Ctrl/g] を押してから [Ctrl/f] を押すと,半角に変換されます。
% COMPAQ
入力した文字列を半角カタカナに変換するには,キー定義ファイルで「hankaku-kana;」の行に指定したキー(ここでは [Ctrl/g] [Ctrl/h] )を使用します (ロケールが deckanji の場合,全角文字に変換されます)。次のように入力してください。
% [Ctrl/^] konpaxtuku
ここで
[Ctrl/g]
を押してから
[Ctrl/h]
を押すと,半角カタカナに変換されます。
1.2.6 無変換
1度変換した文字列を変換前の状態にするには,キー定義ファイルで「mu-henkan;」の行に指定したキー(ここでは [Ctrl/n] ) を使用します。 次のように入力してください。
% [Ctrl/^] konpyu-ta
[Ctrl/k] を使い,カタカナに変換します。
% コンピュータ
ここで [Ctrl/n] キーを押すと変換前の文字列にもどります。
% konpyu-ta
かな漢字変換をするとき,変換キーを一度押しても,意図する漢字に変換されないことがあります。同音異義語が数多く存在するような単語の場合には,意図する漢字に変換されるまで,何度か変換キーを押さなければなりません。
かな漢字変換をしているとき,該当する漢字が表示されず,つい変換キーを押し過ぎてしまうことがあります。 そのようなとき,キー定義ファイルで「previous;」の行に指定した [Ctrl/g] [Ctrl/@] キーを押すと,1つ前の変換候補が表示されます。 もう一度 [Ctrl/g] [Ctrl/@] キーを続けて押すと,さらに1つ前の変換候補が表示されます。 [Ctrl/@] キーの代わりに [Ctrl/l] キーでも同じ動作をします。
たとえば「私邸」を得るために,次のように入力します。
% [Ctrl/^] sitei
何回か変換キーを押して変換していき,「私邸」を通り過ぎて次の候補である「師弟」という文字列を得ます (学習の状態によっては別の変換候補を表示する場合もあります)。
% 師弟
ここで, [Ctrl/g] [Ctrl/@] キーを押すと,「私邸」が得られます。
% 私邸
ローマ字・かな漢字変換では,入力した文字列が解析され自動的にいくつかの文節に区切られます。 このとき,自分が望んでいる文節に区切られないことがあります。
現在,漢字変換の対象になっている文節の区切り方を変更する場合には,文節の縮小および拡大機能を使用します。 また,漢字変換の対象となる文節を変えるには,文節移動の機能を使用します。
1.2.8.1 文節の縮小
[Ctrl/_] キーを使用します。 次のように入力してください。
% [Ctrl/^] kyouhanagasaki
ここで [Ctrl/@] キーを押すと次のようになります。
% 今日は長崎
書きたい文章は「今日は長崎」ではなく,「今日花が咲き」だったとします。 Ctrl/_ ] キーを押して「今日は」という文節を縮小します。 次のように文節が縮小されます。
% 今日花が先
「今日は」という文節を縮小して「今日」にしたことによって,現在,漢字変換の対象になっていない文節の区切りも変わります。
1.2.8.2 文節の移動
文節の移動には [Ctrl/p] キーを使用します。 前の例文で「先」という字が違うので, [Ctrl/p] キーを使用して文節を移動してください。
% 今日花が先
もう一度 [Ctrl/p] キーを押して,「先」に文節を移動します。
% 今日花が先
ここで, [Ctrl/@] キーを押して「咲き」を選択します。
% 今日花が咲き
文節の拡大には,[Ctrl/g] キーと [Ctrl/_] キーを使用します。 前の例文を使って,もう一度「今日は長崎」に変換します。
% 今日花が咲き
[Ctrl/p] キーを押して,「今日」に文節を移動します。
% 今日花が咲き
ここで, [Ctrl/g] キーを押し,次に [Ctrl/_] キーを押すと次のようになります。
% 今日は長崎
「今日」という文節が「今日は」に拡大されました。
1.2.9 記号変換
記号変換には [Ctrl/]] キーを使用します。 次のように入力してください。
% [Ctrl/^] =|
ここで [Ctrl/]] キーを押すと次のようになります。
% 〒
この章の最後に「記号変換対応表」があります。 記号変換を行うときに参照してください。
1.2.10 コード入力
読み方がわからずローマ字やカナで入力できないときや,候補が多くてなかなか欲しい文字を得られないときなどには,コード入力が便利です。 コード番号は『漢字コード表』を参照してください。 コード入力は区点番号による指定と漢字コードによる指定の両方ができます。 区点番号による指定の場合 j につづいて4桁の区点番号を,漢字コードによる指定の場合は x につづいて4桁の漢字コードをタイプします。 変換キーは,記号変換と同じキーを使います。 たとえば,「杼」という字を考えてみます。 この漢字の総画数は8画なので,『漢字コード表』の「総画数順漢字一覧表」の8画のところを調べます。 8画の後半以降に「杼」という字があり,区点番号は「5933」,漢字コードは「DBC1」とあります。 例では区点番号による指定を行います。 次のように入力してください。
% [Ctrl/^] j5933
ここで [Ctrl/]] キーを押すと,次のように変換されます。
% 杼
同様に,xdbc1 と入力し,これらのキーを押すと同じ字を得ることができます。 この字は,一字で「どんぐり」と読みます。
ローマ字またはカナ入力をして,
[Ctrl/@]
キーを数回押すとこの漢字を得ることができます。
1.2.11 日本語テキスト入りのファイルの作成
システム・レベルかな漢字変換を使って,日本語テキストの入ったファイルを作成します。 次のように入力してください。
% cat > nihongo 日本人[Return] 日本語ファイル[Return] 日本の夜明け[Return] [Ctrl/d] %
grep
(1)
コマンドで日本語の検索を行うことができます。
% grep 日本 nihongo 日本人 日本語ファイル 日本の夜明け % % grep 日本の nihongo 日本の夜明け %
1.3 man におけるシステム・レベルのかな漢字変換入力の使用例
man
(1)
コマンドによって,日本語固有機能に関するリファレンス・ページを端末で参照したり,参照中のテキストの中から指定した文字列を検索することができます。
しかし,
man
(1)
コマンド自身は日本語入力機能を備えていません。 そこで,検索する文字列に日本語を指定する場合には,システム・レベルのかな漢字変換入力を使用します。
以下に,
jvi
(1)
リファレンス・ページの中から「日本語」という文字列を探す場合について説明します。
まず man コマンドを実行します。
% man jvi
画面は
図 1-1
のようになります。
図 1-1: man コマンドの画面例
図 1-2: Noncanonical かな漢字変換入力モードを設定
文字列検索コマンドのスラッシュ(/)に続いて
[Ctrl/^]
を入力して,Noncanonical かな漢字変換入力モードにします。 (図 1-2)
図 1-3: 「nihongo」を「日本語」へ変換
ここで「nihongo」を入力して
[Ctrl/@]
キーを押します。 (図 1-3) そして
[Return]
キーを2回押します (1回目でかな漢字変換モードから抜け,2回目で
more
(1)
コマンドに文字列が送られる)。
すると文字列「日本語」が検索されます。 (図 1-4)
図 1-4: 検索の結果
ed
エディタでのかな漢字変換には,システム・レベルかな漢字変換を使用します。 ここでは kanji
というファイルを作成します。
% ed kanji [1] ?kanji [2] a [3] ed を使用して漢字ファイルを作成します。 [4] . [5] w [6] 40 [7] q [8] %
kanji というファイル名を引数に ed を起動します。 [例に戻る]
kanji というファイルが現行ディレクトリに存在しないことを示します。 詳しいメッセージを見たいときは,h コマンドを入力してください。 H コマンドを入力すると,以降のメッセージがすべて詳しいメッセージになります。 [例に戻る]
a(append)コマンドで,行を追加します。 [例に戻る]
システム・レベルかな漢字変換を使用して,テキスト本体を入力します。 [例に戻る]
テキストの入力を終えるときは,行頭にピリオド(.)を入力します。 [例に戻る]
w(write)コマンドで入力したテキストをファイルに書き込みます。 [例に戻る]
入力したテキストのバイト数を表示します(この場合は 40 バイト)。 [例に戻る]
q コマンドで ed を終了します。 [例に戻る]
一連の作業が終わったら,ファイルが正しく作成されたかどうかを次のコマンドで確かめてください。
% cat kanji ed を使用して漢字ファイルを作成します。 %
ed
エディタの詳細については,
ed
(1)
を参照してください。
1.5 jvi エディタでの日本語の入力
jvi [脚注 2] エディタは vi エディタに日本語入力機能を加えた日本語入力用エディタです。 jvi エディタでのかな漢字変換には,jvi エディタが持つかな漢字変換機能を使用しますので端末をかな漢字変換モードに設定する必要はありません。 しかし,かな漢字変換の方法は,システム・レベルでかな漢字変換をする方法と同じで キー定義ファイルに定義された各キーを使います。
ここでは,例として title というファイルを作成します。
% jvi title
テキストを入力するため,i
コマンドを入力します。 i コマンドにつづいて,「nihongo」とタイプし
[Ctrl/@]を入力してください。
図 1-5
のようにかな漢字変換されます。
図 1-5: jvi エディタでのかな漢字変換
jvi エディタは日本語入力機能のほかに,個人辞書に対し,jvi エディタから単語の登録や削除をする機能があります。 たとえば,文字列 「日本語 Tru64 UNIX オペレーティングシステム」 のうち 「日本語 Tru64 UNIX」 までを 「ryaku」 で登録するとします。
まず,jvi エディタを立ち上げ,図 1-6
のようにテキスト・ファイルを編集します。
図 1-6: jvi エディタでファイル編集
次に,エスケープ・キーで入力モードを終了した後,登録する単語または文節の頭文字にカーソルを置き,mz
でマークします。 例では行頭の「日」にカーソルを置いて,m キー,続いて z キーを押してください。 次に,登録する単語または文節の最後の文字の1つ右隣りにカーソルを置き,y`z
を入力します。ここでは「X」の後ろのスペースにあたります。 カーソルを移動して,y キー,バッククォート・キー,z キーを順番に押して「日本語 Tru64 UNIX」を unnamed buffer(無名バッファ)に入れます。 登録したい単語(文節)をバッファに入れたら
図 1-7
のように
:add-tango
コマンドを入力してください。
図 1-7: :add-tango コマンド
ここで [Return] を入力すると画面下部に次のようなメッセージが表示されます。
"日本語 Tru64 UNIX" を読み "りゃく"で登録しますか?
y を入力すると単語は登録されます。
n を入力すると登録されません。 登録後は次回の変換から有効になります。
図 1-8: 「ryaku」とタイプ
図 1-8
のように「ryaku」とタイプした後,
[Ctrl/@]
キーを入力すると,
図 1-9
のように変換されます。
図 1-9: 「ryaku」を 「日本語 Tru64 UNIX」に変換
登録した単語または文節を削除するときは
:delete-tango
コマンドを使用します。
:delete-tango ryaku
とコマンドを入力し [Return] を押すと画面下部に次のようなメッセージが表示されます。
"日本語 Tru64 UNIX" を読み "りゃく" から削除しますか?
ここで y を入力すると,登録した単語または文節が削除されます。
jvi
エディタの詳細は,
jvi
(1)
を参照してください。
1.6 BSD tty におけるかな漢字変換
Tru64 UNIX V5.0 以降,省略時の擬似端末デバイス (pty) には STREAMS tty が使用されますが,システム構成ファイルの次の行をコメントアウトしてカーネルを構築することにより,BSD tty を使用するようにシステムを構成することができます。
options RPTY pseudo-device pty
BSD tty の場合,次のコマンドを入力することにより,日本語 tty をかな漢字モード (Canonical モード) に設定することができます。
% stty jdec ikk
BSD tty の場合,Noncanonical モードでかな漢字変換を行なうためには,次のコマンドを実行して,かな漢字変換モードに入るキー・シーケンスを設定する必要があります。
% stty jx [Ctrl/^]
ここでは,BSD tty のシステム・レベルかな漢字変換機能を使って,コマンド行での日本語入力を説明します。
1.6.1.1 漢字変換
入力した文字列を漢字に変換するには,キー定義ファイルで「henkan;」の行に指定したキー(ここでは [Ctrl/@] )を使用します。 次のように入力してください。
% kabushikigaisha
ここで [Ctrl/@] キーを押すと,次のように漢字に変換されます。
% 株式会社
現在変換の対象となっている文節は強調表示されます。
「株式会社」は1文節なので,すべての文字が強調表示されます。
この変換対象の領域を示す属性を,たとえば下線などに変更することができます。
1.9 節
「変換文字列のビデオ属性」で設定方法を説明します。
1.6.1.2 ひらがな変換
入力した文字列をひらがなに変換するには,キー定義ファイルで「hiragana;」の行に指定したキー(ここでは [Ctrl/l] )を使用します。 次のように入力してください。
% tokorode
ここで [Ctrl/l] キーを押すと次のようになります。
% ところで
入力した文字列をカタカナに変換するには,キー定義ファイルで「katakana;」の行に指定したキー(ここでは [Ctrl/k] )を使用します。 次のように入力してください。
% sukeju-ru
ここで [Ctrl/k] キーを押すと次のようになります。
% スケジュール
入力した文字列を全角ローマ字に変換するには,キー定義ファイルで「zenkaku;」の行に指定したキー(ここでは [Ctrl/f] )を,そして半角ローマ字に変換するには「hankaku;」の行に指定したキー(ここでは [Ctrl/g] [Ctrl/f] )を使用します。 次のように入力してください。
% COMPAQ
ここで [Ctrl/f] キーを押すと全角に変換されます。
% COMPAQ
ここで [Ctrl/g] を押してから [Ctrl/f] を押すと,半角に変換されます。
% COMPAQ
入力した文字列を半角カタカナに変換するには,キー定義ファイルで「hankaku-kana;」の行に指定したキー(ここでは [Ctrl/g] [Ctrl/h] )を使用します (ロケールが deckanji の場合,全角文字に変換されます)。次のように入力してください。
% konpaxtuku
ここで
[Ctrl/g]
を押してから
[Ctrl/h]
を押すと,半角カタカナに変換されます。
1.6.1.6 無変換
1度変換した文字列を変換前の状態にするには,キー定義ファイルで「mu-henkan;」の行に指定したキー(ここでは [Ctrl/n] ) を使用します。 次のように入力してください。
% konpyu-ta
[Ctrl/k] を使い,カタカナに変換します。
% コンピュータ
ここで [Ctrl/n] キーを押すと変換前の文字列にもどります。
% konpyu-ta
また,たとえば「echo 漢字」のように変換の必要がない文字列の後に,変換の必要がある文字列を続けたい場合も [Ctrl/n] キーを使用します。
% echo
[Ctrl/n] キーを使い,無変換に変換します。 そして次のように入力します。
% echo kanji
ここで [Ctrl/@] キーを押すと次のようになります。
% echo 漢字
かな漢字変換をするとき,変換キーを一度押しても,意図する漢字に変換されないことがあります。同音異義語が数多く存在するような単語の場合には,意図する漢字に変換されるまで,何度か変換キーを押さなければなりません。
かな漢字変換をしているとき,該当する漢字が表示されず,つい変換キーを押し過ぎてしまうことがあります。 そのようなとき,キー定義ファイルで「previous;」の行に指定した [Ctrl/g] [Ctrl/@] キーを押すと,1つ前の変換候補が表示されます。 もう一度 [Ctrl/g] [Ctrl/@] キーを続けて押すと,さらに1つ前の変換候補が表示されます。 [Ctrl/@] キーの代わりに [Ctrl/l] キーでも同じ動作をします。
たとえば「私邸」を得るために,次のように入力します。
% sitei
何回か変換キーを押して変換していき,「私邸」を通り過ぎて次の候補である「師弟」という文字列を得ます (学習の状態によっては別の変換候補を表示する場合もあります)。
% 師弟
ここで, [Ctrl/g] [Ctrl/@] キーを押すと,「私邸」が得られます。
% 私邸
[Ctrl/_] キーを使用します。 次のように入力してください。
% kyouhanagasaki
ここで [Ctrl/@] キーを押すと次のようになります。
% 今日は長崎
書きたい文章は「今日は長崎」ではなく,「今日花が咲き」だったとします。[Ctrl/_] キーを押して「今日は」という文節を縮小します。 次のように文節が縮小されます。
% 今日花が先
「今日は」という文節を縮小して「今日」にしたことによって,現在,漢字変換の対象になっていない文節の区切りも変わります。
1.6.1.9 文節の移動
文節の移動には [Ctrl/p] キーを使用します。 前の例文で「先」という字が違うので, [Ctrl/p] キーを使用して文節を移動してください。
% 今日花が先
もう一度 [Ctrl/p] キーを押して,「先」に文節を移動します。
% 今日花が先
ここで, [Ctrl/@] キーを押して「咲き」を選択します。
% 今日花が咲き
文節の拡大には, [Ctrl/g] キーと [Ctrl/_] キーを使用します。 前の例文を使って,もう一度「今日は長崎」に変換します。
% 今日花が咲き
[Ctrl/p] キーを押して,「今日」に文節を移動します。
% 今日花が咲き
ここで, [Ctrl/g] キーを押し,次に [Ctrl/_] キーを押すと次のようになります。
% 今日は長崎
「今日」という文節が「今日は」に拡大されました。
1.6.1.11 記号変換
記号変換には [Ctrl/]] キーを使用します。 次のように入力してください。
% =|
ここで [Ctrl/]] キーを押すと次のようになります。
% 〒
この章の最後に「記号変換対応表」があります。 記号変換を行うときに参照してください。
1.6.1.12 コード入力
読み方がわからずローマ字やカナで入力できないときや,候補が多くてなかなか欲しい文字を得られないときなどには,コード入力が便利です。 コード番号は『漢字コード表』を参照してください。 コード入力は区点番号による指定と漢字コードによる指定の両方ができます。 区点番号による指定の場合 j につづいて4桁の区点番号を,漢字コードによる指定の場合は x につづいて4桁の漢字コードをタイプします。 変換キーは,記号変換と同じキーを使います。 たとえば,「杼」という字を考えてみます。 この漢字の総画数は8画なので,『漢字コード表』の「総画数順漢字一覧表」の8画のところを調べます。 8画の後半以降に「杼」という字があり,区点番号は「5933」,漢字コードは「DBC1」とあります。 例では区点番号による指定を行います。 次のように入力してください。
% j5933
ここで [Ctrl/]] キーを押すと,次のように変換されます。
% 杼
同様に,xdbc1 と入力し,これらのキーを押すと同じ字を得ることができます。
1.6.2 Noncanonical かな漢字変換による入力
通常キーボードから入力された文字列は,tty ドライバの編集用バッファに一時的に保存され
[Return]
の入力によりアプリケーションに送信されます。 これにより,文字列の打ち間違いがあってもアプリケーションに送信される前に修正を行うことができます。
この様な状態を Canonical モードといいます。 これに対して,カーソルの移動,more での q
[Ctrl/@]
の入力等,[Return]
の入力を待たずにキーボードからの信号をアプリケーションに送信することがあります。
この様な状態を Noncanonical モードといいます。 Noncanonical モードでかな漢字変換をするためには,文字列がアプリケーションに渡される前に明示的に文字列をかな漢字変換用のバッファに保存し,変換を行なう必要があります。
以下に
stty
(1)
コマンドを使い,Noncanonical モードでのかな漢字変換の方法を示します。
stty
(1)
コマンドで以下のようにかな漢字変換モードに入るキー・シーケンスを設定します。
% stty jx [Ctrl/^] %
この例では,かな漢字変換モードに入るキー・シーケンスとして
[Ctrl/^]
を指定しています。 このとき画面には
^^
が表示されます。 設定後は,指定した文字を入力するとかな漢字変換モードに入り,
[Return]
キーを押すとそのモードから抜け出します。 Noncanonical かな漢字変換はコマンドラインでも使用することができます。
まずコマンド行で Noncanonical かな漢字変換を使ってみます。
[Ctrl/^]
を入力してから次の
echo
(1)
コマンドを実行します。
[Ctrl/n]
キーで echo を無変換にするのを忘れないようにしてください。
% echo漢字
ここで [Return] キーを押すとビデオ属性が消えて Canonical モードに戻ります。
% echo 漢字
もう一度 [Return] キーを押します。
% echo 漢字[Return] 漢字 %
Tru64 UNIX では,4つのキー定義テンプレート・ファイルを
/usr/i18n/usr/skel/ja_JP
ディレクトリに用意しています。
% ls /usr/i18n/usr/skel/ja_JP/*.jsykkseq /usr/i18n/usr/skel/ja_JP/ctrl.jsykkseq /usr/i18n/usr/skel/ja_JP/evej.jsykkseq /usr/i18n/usr/skel/ja_JP/jvms.jsykkseq /usr/i18n/usr/skel/ja_JP/keypad.jsykkseq %
ファイル名 | キー定義 |
ctrl.jsykkseq | コントロール・キーを使用したキー定義 |
evej.jsykkseq | 日本語 VMS オペレーティング・システムの EVEJ テキスト・エディタ風のキー定義 |
jvms.jsykkseq | 日本語 VMS オペレーティング・システムの行編集用キー定義 |
keypad.jsykkseq | LK201 のキーパッドおよび変換キー付きキーボードの変換キーを使用するキー定義 |
jvms.jsykkseq
ファイルはこの章で使用したキー定義と同じです。 キー定義を記述したファイルを自分のキー定義として使用するには,
1.1.4 項
「変換キーの定義」で説明した方法以外に次の2つの方法があります。
stty
コマンドのオプション kkseq の設定
.jsykkseq
による設定
stty
(1)
コマンドの kkseq オプションでキー定義ファイルを設定することによって,設定したキー定義ファイルを使用することができます。
たとえば
jvms.jsykkseq
ファイルを指定するには,次のように入力してください。
% stty kkseq /usr/i18n/usr/skel/ja_JP/jvms.jsykkseq %
環境変数 JSYKKSEQ が設定されていない場合, Tru64 UNIX は,ホーム・ディレクトリの
.jsykkseq
ファイルをキー定義ファイルとして使用します。
たとえば,
jvms.jsykkseq
ファイルのキー定義を使用するとき,/usr/i18n/usr/skel/ja_JP/jvms.jsykkseq
ファイルをホーム・ディレクトリの
.jsykkseq
にコピーします。
% cp /usr/i18n/usr/skel/ja_JP/jvms.jsykkseq ~/.jsykkseq %
これで,環境変数 JSYKKSEQ などを毎回設定しなくても EVEJ 風キー定義を使用できます。 環境変数 JSYKKSEQ
が設定されてなく,ホーム・ディレクトリに
.jsykkseq
ファイルも存在しないような場合には,LK201 のキーパッドを使用するキー定義が割り当てられます。
1.8 変換キー付き日本語キーボード
Tru64 UNIX では,日本語入力用の変換キーを装備した下記のキーボードをサポートしています。
LK401-JJ
LK401-BJ
LK411-JJ
LK411-AJ
LK421-JJ
PCXAJ-AA
これらのキーボードの変換機能を使用する場合には,
% setenv JSYKKSEQ /usr/i18n/usr/skel/ja_JP/keypad.jsykkseq
または
% cp /usr/i18n/usr/skel/ja_JP/keypad.jsykkseq ~/.jsykkseq
のいずれかで,変換キー定義ファイルの設定を行ない,
% stty jdec ikk
とするか,あるいは次のように stty コマンドに変換キー定義ファイルを直接指定します。
% stty kkseq /usr/i18n/usr/skel/ja_JP/keypad.jsykkseq
以上のいずれかの設定をすると,コマンドライン等で
% kanji
として,[変換] を入力するとかな漢字変換ができます。
% 漢字
変換キーの対応については,章末の
表 1-2
「変換キー付き日本語キーボードの変換キー定義」を参照してください。
1.9 変換文字列のビデオ属性
現在変換中の文節,変換対象の領域を示すビデオ属性を指定することができます。 ビデオ属性の種類には,次の4つがあります。
bold | 太字属性 |
underline | 下線属性 |
reverse | 反転属性 |
none | 属性なし |
初期設定では変換対象の文節(JSYCLAUSE)が bold,変換領域(JSYHENKAN)が none です。 ビデオ属性を変更するには,かな漢字変換可能状態にする前に,環境変数 JSYCLAUSE,JSYHENKAN にビデオ属性を指定します。 次のコマンドは,変換対象の文節を reverse に,変換領域を underline に変更します。
% setenv JSYCLAUSE reverse % setenv JSYHENKAN underline % stty ikk %
すでにかな漢字変換が可能な状態にいる場合は,一度変換が可能な状態から抜け出るか,または次の
stty
(1)
コマンドを入力します。
% stty clause reverse % stty henkan underline %
この設定で,「kyounoshigotohaisogashii」と打ち,変換すると
となり,現在変換の対象となっている文節が反転で,今後文節を移動することで変換が可能な領域が下線でそれぞれ示されます。
1.10 変換対応表
ここでは,以下の対応表を示します。
キーパッド | 変換 |
KP0 | 無変換 |
KP1 | ひらがな変換 |
KP2 | カタカナ変換 |
KP3 | 全角変換 |
KP4 | 文節縮小・拡大 |
KP5 | 文節移動 |
KP6 | 半角カタカナ |
KP7 | 漢字変換 |
KP9 | 半角変換 |
PF1 | ゴールド |
機能 | キー操作 [脚注 3] |
漢字変換/文節次候補 | [変換] |
ひらがな変換/文節ひらがな変換 | [ひらがな] |
全角カタカナ変換/文節全角カタカナ変換 | [カタカナ] [脚注 4] |
次文節移動 | [Shift+down-arrow] |
前文節移動 | [Shift+up-arrow] |
文節縮小 | [Shift+<--] |
文節拡大 | [Shift+-->] |
文節前候補 | [前候補] |
無変換 | [無変換] |
ローマ字 | ひらがな | ||||||||
a | i | u | e | o | あ | い | う | え | お |
ka | ki | ku | ke | ko | か | き | く | け | こ |
qa | qi | qu | qe | qo | くぁ | くぃ | く | くぇ | くぉ |
sa | si | su | se | so | さ | し | す | せ | そ |
ta | ti | tu | te | to | た | ち | つ | て | と |
na | ni | nu | ne | no | な | に | ぬ | ね | の |
ha | hi | hu | he | ho | は | ひ | ふ | へ | ほ |
fa | fi | fu | fe | fo | ふぁ | ふぃ | ふ | ふぇ | ふぉ |
ma | mi | mu | me | mo | ま | み | む | め | も |
ya | yi | yu | ye | yo | や | い | ゆ | え | よ |
ra | ri | ru | re | ro | ら | り | る | れ | ろ |
la | li | lu | le | lo | ら | り | る | れ | ろ |
wa | wi | wu | we | wo | わ | ゐ | う | ゑ | を |
n | ん | ||||||||
xa | xi | xu | xe | xo | ぁ | ぃ | ぅ | ぇ | ぉ |
xka | xke | ヵ | ヶ | ||||||
xtu | っ | ||||||||
xtsu | っ | ||||||||
xya | xyi | xyu | xye | xyo | ゃ | ぃ | ゅ | ぇ | ょ |
xwa | xwu | ゎ | ぅ | ||||||
ga | gi | gu | ge | go | が | ぎ | ぐ | げ | ご |
za | zi | zu | ze | zo | ざ | じ | ず | ぜ | ぞ |
ja | ji | ju | je | jo | じゃ | じ | じゅ | じぇ | じょ |
da | di | du | de | do | だ | ぢ | づ | で | ど |
ba | bi | bu | be | bo | ば | び | ぶ | べ | ぼ |
pa | pi | pu | pe | po | ぱ | ぴ | ぷ | ぺ | ぽ |
va | vi | vu | ve | vo | ヴァ | ヴィ | ヴ | ヴェ | ヴォ |
kya | kyi | kyu | kye | kyo | きゃ | きぃ | きゅ | きぇ | きょ |
qya | qyi | qyu | qye | qyo | くゃ | くぃ | くゅ | くぇ | くょ |
kwa | kwi | kwu | kwe | kwo | くゎ | くぃ | く | くぇ | くぉ |
sya | syi | syu | sye | syo | しゃ | しぃ | しゅ | しぇ | しょ |
sha | shi | shu | she | sho | しゃ | しぃ | しゅ | しぇ | しょ |
tya | tyi | tyu | tye | tyo | ちゃ | ちぃ | ちゅ | ちぇ | ちょ |
cya | cyi | cyu | cye | cyo | ちゃ | ちぃ | ちゅ | ちぇ | ちょ |
cha | chi | chu | che | cho | ちゃ | ち | ちゅ | ちぇ | ちょ |
tsa | tsi | tsu | tse | tso | つぁ | つぃ | つ | つぇ | つぉ |
tha | thi | thu | the | tho | てゃ | てぃ | てゅ | てぇ | てょ |
nya | nyi | nyu | nye | nyo | にゃ | にぃ | にゅ | にぇ | にょ |
hya | hyi | hyu | hye | hyo | ひゃ | ひぃ | ひゅ | ひぇ | ひょ |
fya | fyi | fyu | fye | fyo | ふゃ | ふぃ | ふゅ | ふぇ | ふょ |
mya | myi | myu | mye | myo | みゃ | みぃ | みゅ | みぇ | みょ |
rya | ryi | ryu | rye | ryo | りゃ | りぃ | りゅ | りぇ | りょ |
lya | lyi | lyu | lye | lyo | りゃ | りぃ | りゅ | りぇ | りょ |
gwa | gwi | gwu | gwe | gwo | ぐゎ | ぐぃ | ぐ | ぐぇ | ぐぉ |
zya | zyi | zyu | zye | zyo | じゃ | じぃ | じゅ | じぇ | じょ |
jya | jyi | jyu | jye | jyo | じゃ | じぃ | じゅ | じぇ | じょ |
dya | dyi | dyu | dye | dyo | ぢゃ | ぢぃ | ぢゅ | ぢぇ | ぢょ |
dha | dhi | dhu | dhe | dho | でゃ | でぃ | でゅ | でぇ | でょ |
bya | byi | byu | bye | byo | びゃ | びぃ | びゅ | びぇ | びょ |
pya | pyi | pyu | pye | pyo | ぴゃ | ぴぃ | ぴゅ | ぴぇ | ぴょ |
読み | 変換後 | ||||||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | └ | ┴ | ┘ | ├ | ┼ | ┤ |
7 | 8 | 9 | 0 | - | ┌ | ┬ | ┐ | │ | ─ |
読み | 変換後 | ||||||
f1 | f2 | f3 | f4 | ┗ | ┻ | ┛ | ┣ |
f5 | f6 | f7 | f8 | ╋ | ┫ | ┏ | ┳ |
f9 | f0 | f- | ┓ | ┃ | ━ | ||
t1 | t2 | t3 | t4 | ┗ | ┸ | ┛ | ┠ |
t5 | t6 | t7 | t8 | ╂ | ┨ | ┏ | ┰ |
t9 | t0 | t- | ┓ | ┃ | ━ | ||
y1 | y2 | y3 | y4 | ┗ | ┷ | ┛ | ┝ |
y5 | y6 | y7 | y8 | ┿ | ┥ | ┏ | ┯ |
y9 | y0 | y- | ┓ | ┃ | ━ | ||
|| | ,. | .. | `` | ‖ | ... | ‥ | “ |
([ | ]) | << | >> | 〔 | 〕 | 《 | 》 |
[[ | ]] | [( | ) | 『 | 』 | 【 | 】 |
+- | XX | :- | =/ | ± | × | ÷ | ≠ |
<= | >= | OO | .; | ≦ | ≧ | ∞ | ∴ |
O> | O+ | '' | .C | ♂ | ♀ | ″ | ℃ |
C/ | L- | SS | >< | ¢ | £ | § | ☆ |
() | C) | <> | [] | ○ | ◯ | ◇ | □ |
<\ | </ | =| | >- | △ | ▽ | 〒 | --> |
<- | |^ | |V | ^i | ← | ↑ | ↓ | 仝 |
/] | /^ | /_ | |_ | 々 | 〆 | ∠ | ⊥ |
~~ | o) | ~v | =- | ⌒ | ∂ | ∇ | ≡ |
=: | *< | *> | v~ | ≒ | ≪ | ≫ | √ |
cc | oc | ;. | s1 | ∽ | ∝ | ∵ | ∫ |
s2 | (- | )- | (_ | ∬ | ∈ | ∋ | ⊆ |
)_ | (( | )) | cu | ⊇ | ⊂ | ⊃ | ∪ |
ca | /\ | \/ | ~| | ∩ | ∧ | ∨ | ¬ |
=> | == | v- | ]- | ==> | <==> | ∀ | ∃ |
.1 | '1 | '2 | .a | ° | ′ | ″ | Å |
%% | ## | |. | .^ | ‰ | ♯ | ♭ | ♪ |
+1 | +2 | ]| | † | ‡ | ¶ |
読み | 変換後 | ||||||||||||||
k>< | k() | k<> | k[] | k<\ | k</ | ★ | ● | ◆ | ■ | ▲ | ▼ |
変換前 | 漢字/ひらがな/カタカナ変換 | 全角変換 |
;(セミコロン) | 、(読点) | ; |
.(ピリオド) | 。(句点) | . |
+(正符号) | ・(中点) | + |
-(負符号,ハイフン) | ー(長音記号) | − |
\(逆斜線) | \(逆斜線) | ¥ |
`(左シングル引用符) | ‘(左シングル引用符) | ` |
~(チルダ) | 〜(波ダッシュ) |  ̄ |
@(単価記号) | ◎(二重丸) | @ |
*(星印) | ※(米印) | * |
=(等号) | 〓(げた記号) | = |
[(始め大カッコ) | 「(始めかぎカッコ) | [ |
](終り大カッコ) | 」(終りかぎカッコ) | ] |
<(不等号,より小) | 〈(始め山カッコ) | < |
>(不等号,より大) | 〉(終り山カッコ) | > |