この用語集では,TruCluster Server 環境で共通に使用されている用語について説明します。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
クラスタ・アプリケーションの可用性。シングル・インスタンス・アプリケーションの可用性を高めるとともに他のタイプのリソース (ネットワーク・インタフェースなど) の状態をモニタリングするサブシステム。クラスタ内で CAA を使用することにより,Tru64 UNIX で動作するどのアプリケーションでもそのシングル・インスタンスの可用性が高くなる。
コンテキスト依存シンボリック・リンク。ターゲット・パス名にたとえば
{memb}
のような環境変数 (実行時に解決される) が含まれる,特別な形式のシンボリック・リンク。クラスタでは,CDSL によって,システムごとの構成と,共用 CFS ルート (/
),/usr
,/var
ファイル・システム内のデータ・ファイルを維持できる。
クラスタ・ファイル・システム。物理ファイル・システムの上位にあって,クラスタ内にマウントされているすべてのファイル・システムへ (デバイス要求ディスパッチャの支援を受けて) クラスタ単位でアクセスできるようにする仮想ファイル・システム。CFS がすべてのクラスタ・メンバ間でキャッシュの一貫性を維持する。キャッシュの一貫性が保たれるので,すべてのメンバが,クラスタに直接接続されているファイル・システムを矛盾のないかたちで同じように扱うことができる。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
分散ロック・マネージャ。クラスタ内の連携するプロセス間で,共用リソースへのアクセスの同期をとるソフトウェア構成要素。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
イベント・マネージャ。カーネル・レベルおよびユーザ・レベルのプロセスと構成要素がイベントをポストできるようにするとともに,選択されたイベントが発生した時点でプロセスに通知されるようにする機能。この機能には,イベント・ビューア,API,コマンド行ユーティリティがある。詳細は,
EVM
(5)
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
クラスタ別名サブシステムが接続要求およびパケットをその別名のすべての適格なメンバへ送るように指示する,サービス・ポート上の指定。
当該サービス・ポートで入力方向の別名メッセージを受けないようにクラスタ別名サブシステムに指示する,サービス・ポート上の指定。
当該サービス・ポートで非別名アドレスへの接続要求を受け付けないようにクラスタ別名サブシステムに指示する,サービス・ポート上の指定。
1 つの別名メンバだけがそのサービスの接続要求およびパケットを受けるようにクラスタ別名サブシステムに指示する,サービス・ポート上の指定。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
L
Logical Storage Manager。データ紛失からの保護を行ったり,ディスクの入出力性能を改善したり,ディスク構成をカスタマイズしたりする,ディスク・ストレージ管理ツール。
LSM を使用すると,システム管理者は,ディスク上にあるデータにアクセスするユーザやアプリケーションを中断することなく,ディスク管理機能を実行できる。
共通の構成を共有する LSM (Logical Storage Manager) ディスクのグループ。LSM ディスク・グループの構成情報は,LSM ディスク・グループに関連する LSM ディスク,LSM ボリューム,LSM プレックス,LSM サブディスクなどのオブジェクトを記述するレコード群で構成されている。各 LSM ディスク・グループには管理者が割り当てた名前があり,その名前を使用して LSM ディスク・グループを参照することができる。
LSM ボリュームの論理データ・アドレス空間のコピー。ミラーと呼ばれることもある。LSM ボリュームには,LSM プレックスを 8 個まで対応させることができる。読み取りはどの LSM プレックスからでも行えるが,書き込みはすべての LSM プレックスに対して行われる。
UNIX ファイル・システム,データベース,およびその他のアプリケーションの使用するデータを含むスペシャル・デバイス。LSM は,アプリケーションと物理ディスクの間に LSM ボリュームを透過的に配置する。この後,アプリケーションは物理ディスクではなく,LSM ボリュームで動作するようになる。たとえば,ファイル・システムは物理ディスクではなく,LSM ボリューム上に作成される。
LSM ボリュームには,ディスク・パーティション・スペシャル・デバイスと使用上の互換性がある,ブロック・インタフェースと raw インタフェースがある。LSM ボリュームは仮想デバイスであるため,管理コマンドを使用して,ミラーリングや,複数ディスク・ドライブ上への分散,別のストレージを使用するための移動,ストライピングを行うことができる。LSM ボリュームの構成は,その LSM ボリュームを使用しているアプリケーションやファイル・システムを中断することなく,LSM ユーティリティを使用して変更できる。
論理ユニット番号。ターゲットを通してアドレス指定が可能な,物理周辺デバイスまたは仮想周辺デバイス。LUN はターゲットのバス接続を使用して,SCSI バス上で通信を行う。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
M
メガバイト/秒
メガビット/秒。
クラスタ・メンバ間での,高速で信頼性の高い通信を実現する PCI (peripheral component interconnect) インターコネクト。物理的には,このインターコネクトは,各メンバ・システムの PCI スロットに取り付けられている Memory Channel アダプタ,アダプタを接続する 1 本以上の Memory Channel ケーブル,オプションの Memory Channel ハブで構成される。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
当該ポートが宛先になっていれば省略時のクラスタ別名をソース・アドレスとして使用するようにクラスタ別名サブシステムに指示する,サービス・ポート上の指定。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
peripheral component interconnect。同期型で非対称の入出力チャネルである業界標準の拡張入出力バス。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
冗長性を持つ低価格ディスク・アレイ。ディスク・データを編成して性能と信頼性を高める技術。RAID には次の 3 つの特徴がある。
単一の論理デバイスまたは複数の論理デバイスとしてユーザが認識する物理ディスク群である。
ディスク・データは,定義されている方法で,物理的なドライブ群内に分散される。
ディスク容量に冗長性を持たせているため,1 台のドライブに障害が発生してもデータを回復できる。
ルーティング情報プロトコル。ゲートウェイと他のホストとの間でルーティング情報を交換するために使用するプロトコル。プロトコルの仕様は,PFC 1058 で定義され,RFC 1388 および 1723 で更新されている。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
小型コンピュータ・システム・インタフェース。ディスクやその他の周辺デバイスをコンピュータ・システムに接続するための,米国規格協会 (ANSI) による標準インタフェース。SCSI ベースのデバイスは,同じバス上の複数のデバイスとともに,一列に構成できる。
オリジナルの SCSI 標準の拡張であり,同じバス上に複数のシステムを配置する機能やホット・スワップをサポートしている。SCSI-2 標準は,ANSI 標準の X3.T9.2/86-109 である。
SCSI バス上でデバイスを識別する一意のアドレス (0 〜 15)。
一般にホスト・バス・アダプタ (HBA) と呼ばれるストレージ・アダプタ。このアダプタは,入出力バスと SCSI バスとを接続する。
SCSI バスに接続できる SCSI アダプタ,周辺機器コントローラ,インテリジェント周辺機器。
SCSI プロトコルの伝送および信号の要件をサポートするバス。
SCSI バスのデータ転送速度。SCSI バス速度には,低速 (slow) (5 MB/秒まで),高速 (fast) (10 MB/秒まで),高速ワイド (fast wide) (20 MB/秒まで),UltraSCSI (40 MB/秒まで) がある。
オペレーティング・システムからコンソール・ファームウェアへの外部インタフェース。ファームウェアが Alpha SRM (System Reference Manual) に準拠していることを前提とする。
当該ポートがダイナミック・ポートとして割り当てられないようにクラスタ別名サブシステムに指示する,サービス・ポート上の指定。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
細いケーブルと小型のコネクタを使用し,25 メートル (約 82 フィート) でのバス速度を最大 40 MB/秒とするディファレンシャル SCSI バス標準。
複数のコネクタを備えた専用の信号変換器。UltraSCSI ハブは,ホスト・バス・アダプタからのディファレンシャル入力 SCSI 信号をシングルエンド信号に変換した後,RAID アレイ・コントローラへの出力コネクション用として,シングルエンド信号をディファレンシャル信号に戻す。UltraSCSI ハブを使用すると,UltraSCSI デバイスを放射状に接続でき,ホストとストレージの分離が促進される。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
クラスタ別名のコンテキストにおいて,各別名 IP アドレスに対して自動的に作成される一意のハードウェア・アドレス。別名 vMAC (virtual Media Access Control) アドレスは,必要に応じて,ノードからノードへ,クラスタ別名プロキシ ARP マスタに従う。どのクラスタ・メンバが別名に対してプロキシ ARP マスタとしてサービスを行っているのかには関係なく,別名の vMAC アドレスは変わらない。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
ワールドワイド ID。製造者がディスクに割り当てる一意の識別子。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
2 本のケーブルを結合して 1 台のデバイスに接続したり,アダプタや RAID コントローラの外部で共用 SCSI バスをターミネートするケーブル。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
バスのプロトコルおよびハードウェア・インタフェースの種類を,別のバスのプロトコルおよびハードウェア・インタフェースに変換するデバイス。
一部のディスク・ドライブにある電気的スイッチ。このスイッチによって,ドライブの SCSI アドレス設定が決まる。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
クラスタ別名に関連した用語で,物理的に接続していないサブネット。クラスタ別名 IP アドレスは,共用サブネットまたは仮想サブネットのどちらかにある。
Memory Channel アダプタの接続に Memory Channel ハブを使用しない,Memory Channel インターコネクト構成。仮想ハブ・モードは,メンバ・システムが 2 つのクラスタだけでサポートされる。仮想ハブ・モードで Memory Channel インターコネクトを設定するには,Memory Channel リンク・ケーブルを使用して,1 つのメンバ・システムの Memory Channel アダプタを,他方のメンバ・システムの対応する Memory Channel アダプタに接続する。
中断を最小限に抑えるか,中断することなくコンピューティング・サービス (アプリケーションなど) をクライアントから利用できるようにする,コンピューティング・システムの特性。
次の項目も参照: 高可用性 (highly available)
クラスタ・メンバが保持しているノード・ボートの合計に,クォーラム・ディスク (定義されている場合) のボートを足した値。
クラスタ別名に関連した用語で,実際に存在する物理サブネット。クラスタ別名の IP アドレスは,共通サブネットまたは仮想サブネット内にある。
複数のメンバ・システムに接続され,オプションで 1 つ以上のストレージ・デバイスにも接続されているバス。
共用バスに接続されているディスク。
メンバがクラスタ単位の共用リソースにアクセスでき,有用な作業を実行できる,クラスタの状態。クラスタ内のノード・ボートとクォーラム・ディスク・ボートの合計が,必要なクォーラム・ボート数以上であると接続マネージャが判断した場合,そのクラスタはクォーラムを持つ。
次の項目も参照: クォーラム・ボート (quorum votes)
接続マネージャが使用する数学的メソッド。このメソッドにより,特定のメンバがクラスタに参加し,クラスタ単位のリソースへ安全にアクセスして,役に立つ作業を実行できるかどうか判断される。
h
パーティションにクラスタ状態とクォーラム情報が格納されているディスク。各クラスタでは,クォーラム・ディスクを最大で 1 つ使用できる。クォーラム・ディスクには,クォーラムの計算に使用されるボートが割り当てられている。
クォーラム・ディスクがクォーラムに投じるボートの数。
クラスタの形成または維持に必要なボートの数。クォーラム・ボートを計算する式は次のとおり。
クォーラム・ボート = (クラスタ期待ボート + 2) / 2 (小数点以下切り捨て)
クラスタ単位の共用リソースにアクセスできるメンバがない,クラスタの状態。 クラスタ内のメンバおよびクォーラム・ディスクのボートが,必要なクォーラム・ボート数より少ないと接続マネージャが判断した場合,クラスタはクォーラム・ロス (クォーラムの喪失) 状態になる。
次の項目も参照: クォーラム・ボート (quorum votes)
他のコンピュータ (サーバと呼ばれる) のリソースを使用するコンピュータ・システム。
アプリケーションやデータの高可用性を実現するために,ストレージや他のリソースを共用するサーバをゆるやかに結合したもの。クラスタは通信媒体,メンバ・システム,周辺デバイス,およびアプリケーションから構成される。メンバ・システム同士は,クラスタ・インターコネクトで通信する。
クラスタ・メンバがクラスタ内通信用に使用する専用のインターコネクト。
既存のクラスタのノードが複数の独立したクラスタに分断された異常状態。
クラスタ内の全メンバ,またはメンバのサブセットを指定するために使用される IP アドレス。クラスタ別名により,クラスタ内のシステムの一部またはすべてが,外部からは単一のシステムのように見える。
クラスタ内にある,基本的なコンピューティング・リソース。 メンバ・システムは,クラスタ・インターコネクトと物理的に接続されていなければならない。
一般的には,TruCluster Server ソフトウェアで構成され,クラスタの形成やクラスタへの参加が可能なシステム。接続マネージャから見ると,シングル・メンバ・クラスタを形成するか,既存のクラスタへのメンバシップが与えられているシステム。接続マネージャは,クラスタ・メンバ間の通信状態に基づいて,クラスタ・メンバシップを動的に判断する。クラスタの共用リソースには,アクティブなクラスタ・メンバのみがアクセスできる。
特定のメンバから見た,現在のクラスタ・メンバとクォーラム・ディスクによるボートの数。
TruCluster Server ソフトウェアでは,単一のハードウェアまたはソフトウェアの障害に耐えられる能力。
ハードウェアとソフトウェアで,単一の障害 (システム障害,ディスク障害,または SCSI ケーブルの切断など) を保護している場合,そのクラスタは可用性が高いと考えられる。
サービスが依存しているハードウェアが単一の障害に対して保護されており,障害発生時にフェイルオーバするようにサービスが構成されている場合,そのサービスは可用性が高いと考えられる。
SCSI-2 のオプション・モード。 最大転送速度は,10 MB/s。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
Tru64 UNIX の
setld
ソフトウェア・インストレーション・ユーティリティと互換性のある,インストール可能なソフトウェア・モジュール。
ハードウェアを二重化して予備のリソースを確保し,構成要素の障害時に使用できるようにすることを表す用語。
クラスタのインストレーション時に作成される特別なクラスタ別名。すべてのクラスタ・メンバは,省略時の設定により,省略時のクラスタ別名のメンバである。
アプリケーションの起動方法,停止方法,チェック方法を制御するために CAA が使用するシェル・スクリプト。省略時の設定では,処理スクリプトは,/var/cluster/caa/script
ディレクトリにある。処理スクリプトのファイル名は,resource_name.scr
という形式である。
一時点では 1 つのクラスタ・メンバだけで実行されるアプリケーション。CAA (Cluster Application Availability) サブシステムを使用すると,シングル・インスタンス・アプリケーションの最初のスタートアップとフェイルオーバ特性が制御されるため,可用性が高くなる。
データ線 1 本とグランド線 1 本を使用してデバイスを接続する信号パス。この伝送方式は経済的であるが,ディファレンシャル SCSI バスよりもノイズの影響を受けやすい。
1 つのメンバからしかアクセスできないデバイス。
物理レールと論理レールに 1 対 1 の関係がある Memory Channel の論理レール構成。この構成には,フェイルオーバ・プロパティはない。物理レールに障害が発生すると,論理レールにも障害が発生する。
シングルエンド SCSI バスとディファレンシャル SCSI バスの間の変換を行うデバイス。
クラスタへのシステムの参加状況を調整し,システムがクラスタに参加したりクラスタから外れたときのクラスタの完全性を維持する,クラスタ・ソフトウェア構成要素。
選択の優先順位が同じ次の別名メンバに接続を担当させるまで,このメンバが (平均で) 担当する接続数。
別名のどのメンバが新しい接続要求を受信するかの順番を決定するためにクラスタ別名に割り当てられる優先順位。選択の優先順位は,別名のメンバ間に階層を確立する。接続要求は,最も高い優先順位値を共有するメンバ間に分散される。
専用バス上のストレージ・デバイス。ストレージ・デバイスには,ハード・ディスク,フロッピィ・ディスク,テープ・ドライブ,その他のデバイスがある。
専用ストレージをローカル・システムに接続するバス。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
た
SCSI バスをターミネートするためのレジスタ・アレイ・デバイス。SCSI バスは,バスの両端でターミネートする必要がある。
複数のクラスタ・メンバから同時にアクセスできる入出力デバイス。
次の項目も参照: シングル・サーバ・デバイス (single-server device)
AdvFS ファイル・システムの性能強化機能。CFS は,ダイレクト・アクセス・キャッシュド・リードを使用することにより,同時に複数のクラスタ・メンバに代わって,ストレージから直接読みとることができる。
信号のレベルが,2 本の信号線の電圧差によって決まる SCSI バス。
クラスタ内のストレージ・デバイスに対するすべての入出力を制御するカーネル・サブシステム。デバイス要求ディスパッチャは,文字型ディスク・デバイスおよびブロック型ディスク・デバイスの両方に対するクラスタ単位のアクセスをサポートする。
注意: デバイス要求ディスパッチャと,TruCluster Production Server 製品の DRD (Distributed Raw Disk) サービスを混同しないこと。デバイス要求ディスパッチャは,完全にカーネルに統合されており,クラスタ・メンバからストレージにアクセスできるようにするための特別なサービスは必要としない。
ボートを持つクラスタ・メンバ。
2 本のケーブルを 1 つのデバイスに接続したり,アダプタの外部または RAID コントローラの外部で共用 SCSI バスをターミネートできるようにするコネクタ。
クラスタ別名に関連した用語で,受信後に
mbuf
チェーンをクラスタ・メンバ間で移動すること。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
クラスタ別名のルーティングに関する用語であり,クラスタ別名 IP アドレスが 1 つ以上存在する仮想サブネットへの公開ルートのこと (公開は RIP で行われる)。
メンバがクォーラムに投じるボートの定数。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
ディファレンシャル SCSI バスと,ストレージ・シェルフのシングルエンド SCSI バスとの間のインタフェースとなる,ストレージ・シェルフ上のモジュール。モジュール上のスイッチにより,SCSI バスのターミネーションが有効になり,ストレージ・シェルフの SCSI バス ID が制御できる。
CAA の制御下にあるアプリケーションをどこで実行するかを決めるポリシ。サポートされているポリシには,balanced
,favored
,restricted
がある。
個別の並列回路で構成された,フラット・ケーブル,ツイスト・ワイヤ・ケーブル,またはバックプレーン。バスはコンピュータ・システムの構成要素を接続して,アドレス,データ,制御情報のための通信パスを形成する。
ボート数が 0 (ゼロ) のクラスタ・メンバ。
次の項目も参照: 投票メンバ (voting member)
Memory Channel ハブを使用して Memory Channel アダプタを接続する,Memory Channel インターコネクト構成。標準モードで Memory Channel インターコネクトを設定するには,リンク・ケーブルを使用して,各 Memory Channel アダプタを Memory Channel ハブに取り付けられているラインカードに接続する。
AdvFS ファイル・システムを,1 つのクラスタ・メンバからだけアクセスできるようにマウントすること。
ファイル・システムのパーティショニングは,TruCluster Production Server Software および TruCluster Available Server Software のバージョン 1.5 またはバージョン 1.6 からの移行を容易にするために提供されており,ファイル・システムのアクセスを単一のクラスタ・メンバに制限する汎用的な方法としては作られていない。
サービスを提供する責任の移動。フェイルオーバは,ハードウェアまたはソフトウェアの障害により,サービスが他のメンバ・システムで再起動されたときに発生する。
片方がアクティブでもう片方が非アクティブの 2 つの物理レールで構成される Memory Channel の論理レール。アクティブ状態の物理レールに障害が発生すると,フェイルオーバによって,非アクティブ状態の物理レールが使用される。
Memory Channel ハブおよびそのケーブルと,Memory Channel アダプタおよび各ノード上のアダプタ用の Memory Channel ドライバ。
次の項目も参照: 論理レール (logical rail)
共通サブネット上にアドレスがあるクラスタ別名宛の要求を処理するためにクラスタ・メンバが使用するメカニズム。アドレス解決プロトコル (ARP) は,IP アドレスとイーサネット・アドレスを動的にマッピングする。ARP 要求には,ターゲット・ホスト上のインタフェースの IP アドレスが含まれる。この IP アドレスを認識するホストは,そのインタフェースのイーサネット・アドレスで応答しなければならない。他のホストはすべて,ARP 要求を無視しなければならない。
プロキシ ARP は,本質的には,システムまたはルータが,ARP 要求内の IP アドレスと一致するインタフェースを持つシステムのふりをするということである。プロキシ ARP システムは,自分のイーサネット・アドレスを返すことで ARP 要求に応答する。そしてそのシステムは,実際のターゲット・システムにパケットをルーティングする。プロキシ ARP は,サブネット化するときや,ルータの使用がまだ構成されていないホストがあるトポロジにルータを追加する場合に便利である。
別名に対するプロキシ ARP マスタとして動作しているクラスタ・メンバが,自分のネットワーク・インタフェースの 1 つを使用して,クラスタ別名 IP アドレスの ARP 要求に応答する。
目的によって異なるメンバを使用する,クラスタ上での実行用に設計されたアプリケーション。これらのアプリケーションは,Memory Channel,分散ロック・マネージャ (DLM),およびクラスタ別名のアプリケーション・プログラミング・インタフェースを使用して,アプリケーションとクラスタ・リソースを統合する。
クラスタの別名アドレスをネットワーク上で使用できるようにし,その別名に対する着信パケットを受信するクラスタ・メンバ。省略時の設定により,クラスタ・メンバはすべてブート時に別名ルータとして構成される。
クォーラム (quorum) を参照
クラスタ別名のルーティングに関する用語であり,クラスタ・ノード上のローカル IP アドレスを経由したクラスタ別名 IP アドレスへの公開ルートのこと (公開は RIP で行われる)。サブネット・マスクは「オール 1」にして使用される。
共用バスをアクティブにしたままそのバスに接続されているデバイスを交換できる機能。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
複数のクラスタ・メンバで同時に実行できるアプリケーション。定義により,マルチ・インスタンス・アプリケーションは,1 つのクラスタ・メンバに障害が発生しても,他のメンバで実行されているアプリケーションのインスタンスには影響しないため,可用性が高いアプリケーションである。
クラスタ・メンバ・システム識別する整数 (1 〜 63)。各メンバには,インストレーション・プロシージャ中に割り当てられた一意のメンバ ID がある。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
エンド・ユーザまたは他のソフトウェア構成要素に対してサービスを行う,クラスタのハードウェア構成要素またはソフトウェア構成要素。リソースには,ディスク,テープ,ファイル・システム,ネットワーク・インタフェース,アプリケーション・ソフトウェアなどがある。
アプリケーションのリソース要件が入っているファイル。このファイルには,リソースのモニタリングや,アプリケーションのフェイルオーバの制御のために CAA が使用するキーワードと値のペアが含まれている。CAA の制御下にあるアプリケーションごとにリソース・プロファイルがある。リソース・プロファイルは,/var/cluster/caa/profile
ディレクトリにある。リソース・プロファイルのファイル名は,resource_name.cap
という形式である。
クラスタ・メンバ上で実行されているすべての CAA デーモン。これらのデーモンは独立しているが,相互に通信して,リソースの状態に関する情報を共有している。
リソース・マネージャは,CAA サブシステムのすべての構成要素に加え,接続マネージャおよびイベント・マネージャ (EVM) とも通信する。また,リソース・マネージャは,特定のタイプのリソースの状態を監視するリソース・モニタも使用する。
ブート時にリソース・マネージャによってロードされるモニタ。各タイプのリソース (アプリケーション,ネットワーク,テープ,メディア・チェンジャ) に対して 1 つのリソース・モニタがある。
共通サブネット上のクラスタ別名に対してプロキシ ARP ルータの行う選択を制御する方法。共通サブネット内の各別名について,その別名に対するルータ優先順位の最も高いクラスタ・メンバが,プロキシ ARP 要求の別名に応答する。
クラスタの操作中にクラスタのソフトウェア・アップグレードを実行すること。 クラスタがベース・オペレーティング・システム,クラスタ,WLS (ワールドワイド言語サポート) の混在バージョン環境を透過的に維持しながら,一度に 1 つのメンバ,または複数のメンバが並列に,ローリングされて,元に戻される。クライアントは,ローリング・アップグレードが実行されているときでもサービスにアクセスできる。
1 つまたは複数の他のファイルに対する動作が,制限または禁止されていることを示すファイル。ロック・ファイルの存在を指示として使用したり,ロック・ファイルに制限の性質を示す情報を記述しておくことができる。
クラスタ内の単一のノードによって専用に使用されるクラスタ単位のポート・スペースにあるポート。
1 つまたは複数の Memory Channel 物理レール。 論理レールは,シングルレールまたは フェイルオーバ・ペアとして構成される。
クリックしてください: A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z あ い う え お か き く け こ さ し す せ そ た ち つ て と な に ぬ ね の は ひ ふ へ ほ ま み む め も や ゆ よ ら り る れ ろ わ |
わ