UNIX および一般コンピュータの用語集

本用語一覧では,Tru64 UNIX のマニュアルで見られる主な用語を定義しています。 大部分の用語は UNIX 環境に関連するものですが,それ以外にも,インターネット関連用語など共通な用語も含まれています。

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記号

/

root を参照

. (ドット)

ユーザの作業ディレクトリを表す簡略表現。

次の項目も参照: 作業ディレクトリ

.. (ドット・ドット)

ユーザの作業ディレクトリのすぐ上にある親ディレクトリを表す簡略表現。

8 進数

8 をベース (基数) として使用する記数法。 8 進法では 0 から 7 までの数字を使用し,それぞれの桁位置が 8 の累乗を表します。

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A

API (アプリケーション・プログラム・インタフェース)

特定のプログラム (アプリケーション) またはコンピュータ・オペレーティング・システムを規定する方式であり,これを使用してアプリケーション・プログラムを記述すると,特定のプログラムまたはオペレーティング・システムに対して要求を出すことができます。

apropos

特定のワードまたは文字の文字列を含む参照ページ名および要約行を表示するコマンド。 apropos コマンドは man -k コマンドと同じ働きです。

次の項目も参照: リファレンス・ページ, man

ARP (アドレス解決プロトコル)

1) 上位のインターネット・アドレスを低位のインターネット・アドレス,つまり物理的なハードウェア・アドレスに動的に結びつけることができるインターネット (TCP/IP) プロトコル。 ARP を使用できるのは,単一の物理的ネットワーク内およびハードウェア・ブロードキャスト機能を備えたネットワークの場合だけです。

2) ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) 上にあるインターネット・アドレス,ベースバンド・アダプタ・アドレス,およびトークンリング・アダプタ・アドレス間で,動的にマッピングするインターネット (TCP/IP) プロトコル。

ASCII

128 文字 (制御およびグラフィック文字を含む) を定義する標準文字セット。 ASCII (情報交換用米国情報コード) が 7-ビットのバイナリ値をそれぞれの字,数字,および選択された制御文字に割り当てています。 ASCII ファイルテキスト・ファイル という用語は区別なく使用されます。

ATM (非同期転送モード)

セル交換を採用した 25 M/bps 〜 622 M/bps のネットワーク標準。 接続を目的として情報交換機能を提供する全二重式のノード間通信回線のことです。

attribute-value pair (属性値ペア)

ソフトウェア製品キットの主要ファイルにおける,キットの単一属性の名前および値を特定する行。 キットを kit コマンドでキットを作成する方法と,setld ユーティリティでインストールする方法を制御します。

awk

awk プログラミング言語で記述されたプログラムを実行するコマンド。 awk プログラムはパターンとパターン読み込み時に実行される対応するアクションの連続で構成されます。 awk ユーティリティはより強力なツールであり,grep または sed のいずれよりも,パターン照合およびテキスト操作に適しています。

次の項目も参照: grep, sed

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B

Berkeley Internet Name Domain

BIND (Berkeley Internet Name Domain) を参照

Berkeley Software Distribution

BSD (Berkeley Software Distribution) を参照

Berkeley UNIX

BSD (Berkeley Software Distribution) を参照

/bin directory (/bin ディレクトリ)

実行可能なプログラムとスクリプトを含むディレクトリ。 たとえば,/usr/bin ディレクトリには非特権ユーザが実行できるプログラムが,そして /sbin ディレクトリには特権ユーザのみが実行できるプログラムが含まれます。

次の項目も参照: バイナリ・ファイル, パス, スクリプト

BIND (Berkeley Internet Name Domain)

インターネット・ネットワークで使用できるネーム・サービス。

bit bucket (ビット・バケット)

取り出す可能性のないデータを保管する場所の名称。 しばしば,/dev/null として空デバイスを指すのに使用されます。

Bourne シェル

Steve Bourne が最初に開発したコマンド・インタプリタおよび解釈済みプログラミング言語。

次の項目も参照: シェル

break 文

プログラミング言語で,プログラムが現在の制御構造 (case 文または for ループなど) から直ちに抜けるようにする文。 break 文が頻繁に使用されるのは,プログラムされた回数分反復を行う前に,ループの実行を終了する場合です。

BSD (Berkeley Software Distribution)

University of California at Berkeley の Computer System Research Group による UNIX ソフトウェア・リリースであり,Tru64 UNIX オペレーティング・システムの一部機能の基礎になっています。

BSD ソケット・インタフェース

アプリケーションに対して提供される一種のトランスポート層インタフェースであり,これを使用して単一システム上の関連のない 2 つのプロセス間で,または接続された複数のシステム上でプロセス間通信を実行します。 このプロセス間通信機能を使うと,プログラムはその他のプログラム,プロトコル,およびデバイスとの通信にソケットを使用できます。

built-in

シェル内に組み込まれるコマンドであり,built-in の逆のコマンドの場合は,個別に実行可能な独立ファイルとなり,シェルによって呼び出されます。

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C

C

構造化された手続き型プログラミング言語であり,オペレーティング・システムとアプリケーションの双方に広範に使用されるとともに,大学等で広く学ばれています。 Tru64 UNIX オペレーティング・システムは C で記述されています。C は,Portable Operating System Interface (POSIX) の一部として標準化されています。

次の項目も参照: C++, コンパイラ, Java

C++

大規模アプリケーション・プログラムの作成に最適な言語として現在一般的にみなされているオブジェクト指向プログラミング言語。 C++ (C プラス・プラス と発音) は C プログラミング言語のスーパーセットです。

次の項目も参照: コンパイラ, Java

call by reference (参照渡しコール)

プログラミング言語で,実値ではなくデータのアドレスを提供することにより,引数をサブルーチン,関数またはプロシージャのいずれかに渡す方式。

次の項目も参照: call by value (値渡しコール)

call by value (値渡しコール)

プログラミング言語で,データの実値を提供することにより,引数をサブルーチン,関数またはプロシージャのいずれかに渡す方式。

次の項目も参照: call by reference (参照渡しコール)

CAM (Common Access Method)

デバイス・ドライバと Host Bus Adapters (ホスト・バス・アダプタ) 間のソフトウェア・インタフェースを定義する ANSI 規格。 また,SCSI 周辺機器がホスト・プロセッサに接続されていることを意味することもあります。

次の項目も参照: SCSI 小型コンピュータ用周辺機器インタフェース)

CAM Control Block (CAM 制御ブロック)

CCB (CAM Control Block (CAM 制御ブロック)) を参照

case insensitive (大文字小文字を区別しない)

大文字と小文字の区別ができないことです。 大文字小文字を区別しない (case-insensitive) デバイスまたはプログラムは,Aa を同一文字として認識します。

次の項目も参照: 大文字小文字を区別する

case 文

プログラミング言語で,引数の評価に応じて使用可能な複数のパスから選ぶことができる制御構造。

cbreak mode (c ブレーク・モード)

プロセスがタイプされたとおりに入力を読み込むことができる端末ドライバ・オペレーション・モード。 このモードには,文字,モード,および行編集入力機能がありません。

CCB (CAM Control Block (CAM 制御ブロック))

SCSI インタフェース・モジュール (SIM) ごとに関数の実行を制御するために,SCSI 周辺機器ドライバが XPT トランスポート・レベルに対して提供するデータ構造。

CDB (Command Description Block)

特定の演算に対応した SCSI 演算コード,パラメータ,および制御ビットを含むデータ構造。

CDE (Common Desktop Environment)

Tru64 UNIX オペレーティング・システムと対話するためのグラフィカル・ユーザ・インタフェース。 CDE インタフェースは共同開発され,業界標準に基づいています。 例として,X Consortium の X Window システムおよび Open Software Foundation の Motif インタフェースが挙げられます。

clist (c リスト)

BSD タイプの端末ドライバが,受信するデータまたは送信するデータを格納するために使用するデータ構造。

次の項目も参照: STREAMS

Command Description Block

CDB (Command Description Block) を参照

Common Access Method

CAM (Common Access Method) を参照

Common Desktop Environment

CDE (Common Desktop Environment) を参照

cooked mode (クック・モード)

入ってくるデータをドライバが解釈する際のデバイス・ドライバの状況。 たとえば,cooked mode (クック・モード) で動作している UNIX 端末ドライバは,端末からのリターン文字を行送り文字に翻訳してシステムに送ります。

次の項目も参照: raw モード

cron

crontab ファイルの命令に従って,指定した回数と日付でコマンドを実行するデーモン。

次の項目も参照: デーモン

crontab ファイル

特定のコマンドで日付と回数を指定するファイルが実行されます。 cron デーモンが,指定した間隔で crontab ファイルを確認して,指定した日付と回数で表示されたコマンドを実行します。

csh

C シェルを呼び出すコマンド。

次の項目も参照: C シェル, シェル

C シェル

University of California at Berkeley で開発されたコマンド・インタプリタおよび解釈済みプログラミング言語。 その構造の多くが相当する C 言語構造に類似しているため,このように命名されています。

次の項目も参照: シェル

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D

Dataless Management Services

DMS (Dataless Management Services) を参照

dbxd

dbx プログラムを呼び出すコマンドであり,これを使用して開発者は開発中にその他のプログラムをデバッグするのに役立てます。

DCE (分散コンピューティング環境)

分散コンピュータの業界標準であり,共通の命名,セキュリティ,時間同期化,システム可用性,データへのアクセス,およびシステム管理といった一定のグローバル・プロパティを共有するサービスのユニフォーム・セットを定義します。 DCE によって,異機種システム上でアプリケーションとデータが同時に動作できます。

DFS (分散ファイル・システム)

全体的に分散化したファイルを一元管理するシステムを提供する分散 DCE アプリケーション。 このファイル・システムのもと,DFS ファイルには現在ファイルを格納しているサーバによらず,同一名を使用して DCE DFS マシンからアクセスすることができます。

DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol)

このインターネット (TCP/IP) プロトコルによって,使用可能なアドレスのプールからインターネット・アドレスをネットワーク上のクライアントに自動割り当てできます。 アドレスの割り当ては,携帯型コンピュータなどのクライアント・システムがネットワークに接続されると自動的に実行されます。

Distributed Computing Environment (分散コンピューティング環境)

DCE (分散コンピューティング環境) を参照

Distributed File System (分散ファイル・システム)

DFS (分散ファイル・システム) を参照

DMS (Dataless Management Services)

HPwhereby サーバ・コンピュータ・システムが提供するサービスでは,サーバに接続されたクライアント・コンピュータ・システムの root, /usr, および /var ファイル・システムを,ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) を通して保持します。

DMS クライアント

システム・ディスクがクライアント自体ではなく DMS サーバに物理的に接続されているコンピュータ・システムであり,クライアントはネットワークを経由してそこにアクセスします。

DMS 領域

予約済みのディスク領域であり,DMS サーバに物理的に接続されており,そこには DMS ルート領域の複数コピー,つまり DMS クライアントにつき 1 つずつ含まれています。

dupatch

ユーティリティの一種であり,インストール,削除,および Tru64 UNIX や TruCluster 製品のパッチを管理するパッチ・キットに含まれます。 このユーティリティは,Tru64 UNIX パッチ・キットのインストールが問題なく完了すると,システム上にインストールされて残ります。

Dynamic Host Configuration Protocol

DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol) を参照

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E

ed エディタ

テキスト・ファイルのコンテンツを修正するための行指向プログラム。 プログラムはユーザからコマンドを受け取ることによって動作します。 たとえば,s/Unix/UNIX/g コマンドを出すと,エディタは現在の行にある "Unix" という文字列のそれぞれを "UNIX." に置換します。

EGP (External Gateway Protocol)

個別のネットワークがインターネット・バックボーンと通信できるようにするルーティング・プロトコルのタイプ。

次の項目も参照: インターネット

Emacs

Free Software Foundation が開発したテキスト・エディタであり,すべての UNIX システムが使用できますが,Berkeley UNIX または System V の標準ではありません。 これは Tru64 UNIX オペレーティング・システムと同梱されています。

email (電子メール)

記述したメッセージを他のユーザとネットワーク上で交換可能にするシステム。

EOF (ファイルの終わり)

1) プログラムがファイルを読み込んでデータ・ファイルの終わりに到達したことを示す状況。

2) 磁気テープに記述された文字の特定の順序。

次の項目も参照: ファイル・マーク

/etc

catchall ディレクトリであり,通常いろいろなシステム・データ・ファイルが含まれます (例,termcap, つまり端末機能データベースなど)。

Ethernet

異種コンピュータ,情報処理製品,および事務機器同士を内部接続するローカル通信ネットワークの通信概念。 ベースバンドが 10 M バイト/秒のローカル・エリア・ネットワーク (LAN) であり,衝突検出機能付キャリア検知多重アクセス (CSMA/CD) を採用しています。 ネットワークを通して,複数の局が事前調整なくして自在にメディアにアクセスできます。 また,キャリア検知と遅延,さらに検出と送信を実施することによって送信権の争奪を回避します。

External Gateway Protocol

EGP (External Gateway Protocol) を参照

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G

gid, GID

グループ ID (GID) を参照

globbing (グロビング)

ワイルドカードによるファイル名展開というシェルのプロセスを指す UNIX 用語であり,リテラル・ファイル名のリストを作成してからシェルがそれをコマンドに渡します。 C シェルによってユーザのデフォルトによる globbing (グロビング) が不可能になります。 Bourne, Korn, および POSIX シェルでは,globbing (グロビング) を望まない場合は,ユーザはファイル名のメタキャラクタに引用符を付けるか,または,メタキャラクタの使用を避ける必要があります。

grep

grep プログラムを呼び出すコマンドであり,それを使用して指定したファイルから指定したパターンに適合する文字が含まれる行を探索してから,その適合した行を標準出力に記述します。 名前は,Global Regular Expression Printer を意味しています。

次の項目も参照: 正規表現

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H

hashed passwd database (ハッシュド passwd データベース)

passwd ファイルのコンテンツを含むインデックス付きデータベース。 インデックス付きデータベースは情報を取り出すのに必要な探索時間を最小限にします。

HBA (Host Bus Adapter (ホスト・バス・アダプタ))

システム・メモリと SCSI (Small Computer System Interface) バス間のインタフェースを提供するハードウェアおよびマイクロコード。

history

C シェルおよび Korn シェルにおけるユーザのヒストリ・リストを表示するコマンド。

$HOME

ユーザのホーム・ディレクトリの絶対パス名を含む環境変数。

次の項目も参照: $home, 環境変数

$home

ユーザのホーム・ディレクトリの絶対パス名を含むプロセス変数。

次の項目も参照: $HOME, プロセス変数

Host Bus Adapter (ホスト・バス・アダプタ)

HBA (Host Bus Adapter (ホスト・バス・アダプタ)) を参照

HTML (ハイパーテキスト・マークアップ言語)

World Wide Web ブラウザ上での表示を意図してファイルに挿入されたコーディング (マークアップ) のことであり,ブラウザに Web ページのワードをどのように表示するかを伝えます。 マークアップは タグ を使用して表されますが,そのコマンド・ワードは山カッコで囲まれます。 たとえば,<P> というタグは新しいパラグラフを作成します。 また,<TABLE> というタグはテーブルのフォーマッティングを開始します。 World Wide Web Consortium (W3C) は HTML の標準化を進めていますが,Netscape も Microsoft のブラウザも,現在一部の機能が異なったままインプリメントされており,かつ非標準拡張子を採用しています。

次の項目も参照: PDF ファイル

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I

I18N

国際化 を参照

ICMP (Internet Control Message Protocol)

インターネット・プロトコル群のうちのホスト・ツー・ホストのプロトコルのことであり,Internet Protocol (IP) のエラーと操作を制御します。

次の項目も参照: IP (インターネット・プロトコル)

#include

C 言語プリコンパイラ指示文であり,名前付きファイルの挿入方法をコンパイルされたファイルに指定します。 挿入されるファイルは標準ヘッダ・ファイル (名前を山カッコで囲んで表示) または C 言語コードを含むそれ以外のファイル (名前を二重引用符で囲んで表示) です。 たとえば,

#include <header_file.h>
#include "myfile.c"

名前が山カッコ (<>) で囲まれているヘッダ・ファイルの絶対パス名は,/usr/include/file.hです。

次の項目も参照: インクルード・ファイル

init

ルート・ファイル・システムのマウント後のブート・プロシージャの最終ステップとして,UNIX システムが出すコマンド。 init プログラムはプロセスを作成して制御することによってシステムを初期化します。 また,そのプロセスは inittab ファイルで定義されています。

init プロセス

システム・アドミニストレーション・タスクを実行するシステムが作成するプロセス。 例,ログイン・プロセスの生成およびマルチユーザからシングルユーザ・モードへの順序立ったシャットダウン処理など。

inode

オペレーティング・システム内の個々のファイルを表す内部構造。 各ファイルには inode が 1 つあります。 inode には,ファイルのノード,タイプ,所有者,およびロケーションが含まれます。 inode のテーブルはファイル・システムの開始地点近くに格納されます。

inode 番号

ファイル・システム内の特定の inode ファイルを指定する番号。

Internet Control Message Protocol

ICMP (Internet Control Message Protocol) を参照

IP (インターネット・プロトコル)

インターネット・プロトコル群のネットワーク層プロトコルであり,コネクションレス,つまり最適パケット伝送サービスの基盤を提供します。 IP には Internet Control Message Protocol (ICMP) が必須部分として含まれています。 インターネット・プロトコル群は,IP が 2 種類のもっとも基本的なプロトコルの 1 つであることから,TCP/IP と呼ばれます。

IP ゲートウェイ

IP ルータ を参照

IP ルータ

2 つ以上のインターネット・ネットワークを接続するホスト。 IP ルータはルータが組み込まれているネットワーク上のホストすべてに到達する道順を把握しいます。 IP ゲートウェイとも呼ばれます。

ISO (国際標準化機構)

89 ヶ国の国家標準化組織で構成される国際母体。 ISO はネットワーキング・ソフトウェアを含む多岐にわたる商品やサービスの規格を発布します。

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J

Java

Sun Microsystems によって開発され,C++ に基づく,インターネットなどのネットワークでプログラム・オブジェクトの配布のために最適化されたプログラム言語。 Java は C++ より単純で学習が容易であり,またその他の利点を持っています。

Java アプレットは Java で書かれた,ひとつのウィンドウやプルダウン・メニューからなる短いプログラムです。

JavaScript

Netscape により開発されたインタプリタ型プログラミング (スクリプト) 言語。 機能的には Microsoft の Visual Basic,Sun の Tcl,UNIX から派生した Perl,IBM の REXX などに類似します。 一般的に,スクリプト言語は C や C++ などの高度に構造化されコンパイラ型言語よりも,容易かつ迅速にコードすることができます。 スクリプト言語は一般にコンパイラ型言語より処理に時間がかかりますが,短いプログラムを作成するには便利です。

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K

kdbx

kdbx プログラム,対話型のクラッシュ分析,カーネル・デバッグ・ツールを呼び出すコマンド。 kdbx プログラムは dbx デバッガのフロントエンドとして機能します。

kdebug プログラム

実行するカーネルを指定するプログラム。

kill

1) プロセスの強制的な停止。 通常は Ctrl-c を押すことで,ユーザはフォアグラウンド・プロセスを停止できます。

2) ユーザがバックグラウンド・プロセスや中断プロセスを終わらせるために実行する Tru64 UNIX コマンド。 スーパユーザはこのコマンドを実行してシステム上のどのプロセスでも停止できます。

Korn シェル

David Korn によって開発されたコマンド・インタプリタとインタプリタ型プログラム言語。 Korn シェル (ksh) は意味論的には Bourne シェルの拡張されたバージョンであり,ジョブ管理やコマンド・ヒストリ再呼出しなどの拡張機能を実装するコマンドを含みます。 POSIX シェルは Korn シェルのスーパーセットです。

次の項目も参照: シェル

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L

L10N

ローカリゼーション を参照

LAN (ローカル・エリア・ネットワーク)

情報処理装置の接続に最適化された高速の通信チャネルを提供する,限定された物理的距離で稼働するデバイス通信システム 。

LAT (ローカル・エリア転送)

ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) 上で,ホスト・コンピュータ・システムと端末,PC,プリンタ,モデム,その他の装置が接続されたターミナル・サーバとの間の通信をサポートするプロトコル。

次の項目も参照: LAN (ローカル・エリア・ネットワーク)

LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)

TCP/IP 上で動作する,インターネット標準のディレクトリ・サービス・プロトコル。 LDAP サーバはディレクトリ内のエントリを管理し,その情報をネットワーク上のユーザやアプリケーションから利用できるようにします。 この情報は,個々のユーザを識別し認証するために使用する,ユーザ情報の中心的なレポジトリとして使用できます。 このような使い方では,LDAP サーバは NIS (Network Information Services) と似ています。

次の項目も参照: LAN (ローカル・エリア・ネットワーク)

lex

入力を意義素と呼ばれる意味 (シンボル) の単位に整理するプログラムを生成するためのプログラムである,字句解析ルーチン生成システムを呼び出すコマンド。

次の項目も参照: 字句解析プログラム, パーサ, yacc (Yet Another Compiler-Compiler)

LUN (論理ユニット番号)

SCSI ドライバが識別できるように SCSI デバイスに割り当てられた番号。

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M

MAKDEV

Tru64 UNIX システムのデバイスのためにデバイス特殊ファイルを作成するスクリプト。 このスクリプトは /dev ディレクトリにあります。

make

特定のアプリケーションを作成するソースファイルが作成されるターゲット・ファイルより新しいかテストをして,プログラムとアプリケーションを構築するツール。 もしソースや中間形式のファイルがターゲット・ファイルより新しいなら,make は一定の規則に従ってターゲット・ファイルを再構築するために必要な処理を行います。 規則はデフォルトを使用するか,必要な手順を明示的に指定できます。

makefile

make ツールが使用する,仕様を含むファイル。 makefile にはターゲット・プログラムの名前を指定し,その構築のための規則が記述されます。

次の項目も参照: make

man

オンラインでリファレンス・ページを表示するコマンド。 manual の略です。

次の項目も参照: apropos, リファレンス・ページ

manpage,マニュアル・ページ

リファレンス・ページ を参照

MANPATH

man,catman,xman コマンドによって使用される,デフォルトのディレクトリ検索パスを規定する環境変数。

次の項目も参照: 探索パス

MFS (メモリ・ファイル・システム)

メモリだけに存在する UFS ファイル・システム。 恒久的なデータまたはファイル構造はディスクに出力されません。 MFS は読み込み/書き込み性能を改善しますが,一時的なキャッシュでしかありません。 MFS の内容はリブート,アンマウント操作,停電時などには失われます。

MIB (管理情報ベース)

管理情報ベースはネットワーク管理に関連する一連のデータ要素を定義します。 これらの多くはインターネット・ソサエティのインターネット・エンジニアリング・タスクフォース作業グループが作成したRFC により標準化されています。

Motif

mount

ファイル・システムを利用可能にするコマンド。

次の項目も参照: アンマウント

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N

NetRAIN (Redundant Array of Network Adaptors : ネットワーク・アダプタの冗長配列)

特定の種類のネットワーク接続性障害を防止するための機構を提供するインタフェース。 NetRAIN は同じ LAN セグメントの複数のネットワーク・インタフェースを NetRAIN セットと呼ばれる単一の仮想インタフェースに統合します。 他のネットワーク・インタフェースがアイドル状態でも,セットの中の 1 つのネットワーク・インタフェースは常にアクティブです。 もしアクティブなインタフェースに障害が発生すれば,アイドル状態のセットのメンバの 1 つが調整可能なフェイルオーバ時間周期内に同じ IP アドレスでオンラインになります。

NFS (ネットワーク・ファイル・システム)

システム (サーバ) が,ネットワーク経由でその他のシステム (クライアント) にファイル・システムをマウントさせて利用可能にするサービス。 クライアントが NFS ファイル・システムをマウントすれば,クライアントのユーザはローカルのものと同様にファイル・システムを使用できます。

NFS マウントされた

マウントされるシステムについて,物理的に接続されている (ローカル) ファイル・システムに対して,NFS によりネットワーク経由でマウントされるファイル・システムを指します。

次の項目も参照: NFS (ネットワーク・ファイル・システム)

NIS (Netowork Information Service)

ローカル・エリア・ネットワーク (LAN) 上の情報を共有するための,分散データ・ルックアップ・サービス。 NIS を使用すると,ネットワーク環境でのデータベース情報を適度に分散させることができます。 NIS は以前,イエロー・ページと呼ばれていました。

次の項目も参照: NFS (ネットワーク・ファイル・システム)

NUMA (不均等メモリ・アクセス)

マルチプロセッサ・システム用の 2 つのアーキテクチャのうちの 1 つ。 もう 1 つは,シンメトリック・マルチプロセッサ (SMP) です。 NUMA アーキテクチャは,1 つのインタコネクト (すべてのシステム・リソースにリンクしているバスまたはスイッチ) がある従来の SMP システムの欠点を改善します。 NUMA を使用すると,システム・スイッチやバスが性能上のボトルネックになることなく,多数の CPU を組み込んでシステムを拡張することができます。

nroff

nroff プログラムを呼び出すコマンド。 テキスト・フォーマッタの roff ファミリのメンバ。 nroff プログラムはターミナルやプリンタなどの文字セル装置上で,表示または印刷に適した ASCII 出力を生成します。

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O

OLAR (オンラインでの追加および交換)

オペレーティング・システムのサービスやアプリケーションを動作させたまま,容量の拡大,構成要素のアップグレード,および障害のある構成要素の交換を行うために使用されるシステム管理プロセス。 この機能 (「ホット・スワップ」と呼ばれることもある) を使用すると,予定されたメンテナンスおよび予定外のメンテナンスを行う際にシステムが動作している時間を長くでき,可用性が向上するという利点があります。

OSF (オープン・ソフトウェア財団)

共通の機能に基づいた,幅広い互換性を持つ UNIX システムを開発して,市場に出す目的で組織されたソフトウェア・ベンダのコンソーシアム。

OSF/Motif

当初オープン・ソフトウェア財団により,後に Open Group によって開発され,ライセンスされたグラフィカル・ユーザ・インタフェース。 OSF/Motif は X ウィンドウ・システムに基づいています。 Motif と呼ばれることもあります。

OSI (開放型システム間相互接続)

国際標準化機構によって開発された一連の国際規格。 OSI の目標は,異なるベンダーのコンピュータ・システムの相互接続を可能にすることです。

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P

PALcode (特権を与えられたアーキテクチャ・ライブラリ)

特定の Alpha オペレーティング・システム実装に固有の一連のサブルーチン。 これらのサブルーチンは文脈切り替え割り込み,例外,メモリ管理のためのオペレーティング・システム・プリミティブを提供します。

passwd

1) ユーザが自分のログイン・パスワードを変更するコマンド。

2) 利用者パスワードと関連づけられた情報が保存される UNIX ファイル。 ファイルのパス名は /etc/passwd です。

$PATH

ユーザのコマンドの検索パスを持つ環境変数。 $PATH 変数でのディレクトリ名はコロンで区切られます。

次の項目も参照: $path

$path

ユーザのコマンドの探索パスを持つプロセス変数。 $path 変数でのディレクトリ名はスペースで区切られます。

次の項目も参照: $PATH

Perl

World Wide Web で商品を注文するためのフォームなどに使用される CGI (コモン・ゲートウェイ・インタフェース) プログラムの開発にしばしば使われる多用途のスクリプト言語。 Perl は構文的に C 言語 に似ており,sedawk のような多用される UNIX の機能を多く含んでいます。 Perl は実行の直前に C コードまたはクロス・プラットフォームのバイト・コードにコンパイルされるインタプリタ型の言語です。 コンパイルされれば,Perl プログラムは完全にコンパイル済みの C 言語プログラムと同じぐらい速く実行できます。

次の項目も参照: スクリプト

PDF ファイル

Adobe Acrobat Reader によって使用される,文書を表示し,出力するための容易な方法を提供するファイル形式。 Adobe の PostScript の次世代フォーマットとして,PDF ファイルは特に CD-ROM とインターネットを経由して文書を配布するための標準的な手段になりました。 ほとんどの Tru64 UNIX 文書は PDF と HTML 形式で提供されます。 Acrobat Reader はバージョン 4.0E 以後の Tru64 UNIX Documentation CD-ROM で提供されます。 Adobe Web サイトでも同様に入手可能です。

http://www.adobe.com/

pid,PID

プロセス ID (PID) を参照

POSIX (ポータブル・オペレーティング・システム・インタフェース)

米国電気電子学会 (IEEE) の POSIX 作業グループによって提案された標準規格のコレクション。 POSIX 規格はアプリケーションのソース移植性をサポートするためのシステム・インタフェースを定義します。

次の項目も参照: C, SVID (System V インタフェース定義)

POSIX シェル

POSIX 規格に従うシェル。 POSIX シェル (sh) は Korn シェルのサブセットです。

次の項目も参照: シェル

PostScript

Adobe Systems によって開発された,活字組み文書や表示用文書の書式を指定するための言語。 Encapsulated PostScript ファイルは,PostScript ファイルに別の PostScript ファイルを埋め込む規格に基づくファイルです。

次の項目も参照: PDF ファイル

PPP (2 地点間プロトコル)

非同期のシリアル・ラインに関して IP データグラムをカプセル化して転送する転送ライン・プロトコル。 PPP は SLIP より効率的です。

次の項目も参照: SLIP (シリアル・ライン・インターネット・プロトコル)

printcap データベース

システムに認識できるすべてのプリンタの詳細を含むファイル (/etc/printcap)。

pty

擬似ターミナル を参照

pwd

ユーザの作業ディレクトリの絶対パス名を表示させるコマンド。

次の項目も参照: 作業ディレクトリ

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R

RAID (Redundant Array of Independent Disks : 独立したディスクの冗長配列)

同じデータを冗長的に,つまり複数のハード・ディスク上の別の場所に保存する方法。 データを複数のディスク上に置くことで,I/O 処理をバランスよく重複させることができ,性能を改善します。

RAID 技術は Logical Storage Manager (LSM) またはハードウェアに基づく RAID サブシステムを使用するストレージ機器構成で,高性能と高度なデータ可用性を実現するために多く使用されます。

4つの主要な RAID レベルは,データまたはディスクストライピングとして知られている RAID 0,データまたはディスクミラーリングとして知られている RAID 1,そしてパリティ RAID の一種である RAID 3 と RAID 5 です。

raw ソケット

内部のネットワーク・プロトコルとインタフェースに特権を与えられたユーザ・アクセスを提供するソケット。 これらのソケットは通常のインタフェースでは利用できないプロトコル機能を利用する際や,ハードウェア・インタフェースを使用して通信するために使用されます。

raw モード

ドライバがそれを通過するデータを解釈しないデバイス・ドライバの条件。 たとえば,raw モードで稼働している UNIX 端末ドライバは端末から直接システムに Return 文字を渡します。

次の項目も参照: cooked mode (クック・モード)

rc

コンピュータを起動する過程を管理するコマンド・スクリプトを含むファイルの名前の要素。 rc 文字は,BSD メール・ユーティリティ .mailrcや,Motif ウィンドウ・マネージャ .mwmrcなどの,ユーザによってカスタマイズされたスタートアップ情報を含むファイル名でも使用されます。

RCS (リビジョン管理システム)

特定のファイルのどの改訂版でも入手できるように,プログラムとマニュアル・ソース・ファイルを管理するための一連のプログラム。 ファイルへの改訂は,すべてのバージョンの完全なコピーではなく,元のバージョンに適用された一連の逐次的変更 (デルタ) として保存されます。 一度に 1 人のユーザだけが特定のファイルを変更できるように,システムはロック機構を提供します。

次の項目も参照: SCCS (Source Code Control System : ソース・コード管理システム)

RCS ファイル

元のファイルのテキストと適用された変更のリストを含むリビジョン管理システム (RCS) ライブラリに保存されたファイル。

RCS ライブラリ

リビジョン管理システム (RCS) ファイルが保存されるディレクトリ。

Redundant Array of Network Adaptors (ネットワーク・アダプタの冗長配列)

NetRAIN (Redundant Array of Network Adaptors : ネットワーク・アダプタの冗長配列) を参照

Request For Comments

RFC (Request For Comments) を参照

RFC (Request For Comments)

インターネットの構成要素を記述する形式仕様または文書。 RFC は技術者のグループによって立案され,他の技術者によって調べられるために提出されます。 一度承認を受ければ,RFC には番号が付けられ,決定的な仕様書とみなされます。 番号を付けられた RFC は変更できませんが,次の RFC が以前の RFC のすべてまたは一部に取って代わるか,またはさらに詳述を加えることができます。

RISC (縮小命令セット演算)

大きくて,さまざまな複雑な命令のセットの代わりに,限定された単純な命令のセットに基づくコンピュータ・アーキテクチャ。

RIS (リモート・インストール・サービス)

ローカルにマウントされた配布メディアを使用する代わりに,ネットワーク経由でソフトウェア・キットをインストールするためのユーティリティ。

RIS クライアント

サーバの RIS 領域に保存されたキットにアクセスして,ネットワーク経由でソフトウェアをインストールする許可を持つコンピュータ・システム。

RIS サーバ

その他のコンピュータに,インストールするソフトウェア・キットを提供するコンピュータ・システム。 ソフトウェアはサーバに属するディスクに保存され,RIS クライアントによってネットワーク経由でアクセスされます。

RIS 領域

インストール可能なソフトウェア・キットが保存されている1 つ以上の製品環境を含む,物理的にRIS サーバに接続されている予約されたディスク領域。

root

1) スーパユーザ (システム管理者) のログイン名。

2) この名前は UNIX システムのツリー型ファイル構造体の最上位のディレクトリに適用されます。 つまり,絶対パス名の始まりでもあります。 root ディレクトリは先頭スラッシュ (/) を持つパス名で表されます。 root ディレクトリ自体への参照が 1 つのスラッシュから成り立ちます。

次の項目も参照: パス名

root ディレクトリ

root ファイル・システム

その他のすべてのファイル・システムがマウントされる基本的なファイル・システム。 root ファイル・システムはシステムのその他の部分を実行するためのオペレーティング・システム・ファイルを含んでいます。

root ログイン

root を参照

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S

SCCS (Source Code Control System : ソース・コード管理システム)

特定ファイルのどのようなリビジョンでも入手できるように,プログラムとマニュアル・ソース・ファイルを管理するための一連のプログラム。 ファイルへのリビジョンは,すべてのバージョンの完全なコピーではなく,元のバージョンに適用された一連の逐次的変更 (デルタ) として保存されます。 一度に 1 人のユーザだけが特定のファイルを変更できるように,システムはロック機構を提供します。

次の項目も参照: RCS (リビジョン管理システム)

SCCS ライブラリ

ソース・コード管理システムの s ファイルと p ファイルが保存されるディレクトリ。

SCP (サブセット管理プログラム)

ソフトウェアのインストールを管理するためにソフトウェア・キットに含まれるファイル。 SCP はキットの開発者によって書かれ,そしてキットのインストール中に setld ユーティリティによって呼び出されます。 システム管理プログラムファイルは拡張子 .scp を持っています。

SCSI インタフェース・モジュール

SIM (SCSI インタフェース・モジュール) を参照

SCSI 小型コンピュータ用周辺機器インタフェース)

パーソナル・コンピュータ,小規模のマルチユーザ・システム,ワークステーションなどのような小規模のシステムのための工業規格バス。 SCSI ベースの装置は,複数の装置を同じバスで直列に構成することができます。 SCSI は"スカジー"と発音されます。

sed

標準的なストリーム・エディタである sed ユーティリティを呼び出すコマンド。 sed エディタは 1 つ以上のテキスト・ファイルを読み取り,一連の編集コマンドを含むスクリプトに従って変更を加え,標準出力に結果を書き込みます。

setld

ソフトウェア・サブセットをインストール,管理,更新,削除するためのユーティリティ。

次の項目も参照: サブセット

sh

passwd ファイルのユーザ設定に基づいて Bourne シェル,またはPOSIX シェルを呼び出すコマンド。

SIM (SCSI インタフェース・モジュール)

SCSI コマンドを実行するため,XPT トランスポート層を通して送られる CAM 制御ブロックを承認するよう設計されたサブプログラム。

SLIP (シリアル・ライン・インターネット・プロトコル)

非同期のシリアル・ライン上で IP データグラムをカプセル化して転送するライン・プロトコル。 SLIP は PPP ほど効率的ではありません。

次の項目も参照: PPP (2 地点間プロトコル)

SMTP (シンプル・メール転送プロトコル)

電子メールを交換するためのインターネット規格プロトコル。

SNMP (単一ネットワーク管理プロトコル)

ネットワーク管理情報を交換するためのインターネット規格プロトコル。

stdin

標準入力 を参照

store-and-forward

次の中間ホストへの転送を始める前に,完了した転送が 1 つの中間ホストに引き渡されるネットワーク接続の一種。

STREAMS

デバイス・ドライバの実装とネットワーキング・プロトコル・スタックをサポートするカーネル機構。

次の項目も参照: clist (c リスト), STREAMS フレームワーク

STREAMS フレームワーク

文字入出力のために,カーネル内と,カーネルとユーザ・レベルの間でインタフェース標準規格を定義する STREAMS コンポーネント。 これらのコンポーネントには関数,ユーティリティ・ルーチン,カーネル機能,データ構造が含まれます。

stty

ユーザ端末の特定の属性を設定またはレポートするコマンド。

su

スーパユーザ を参照

SVID (System V インタフェース定義)

System V で,サブルーチン・コール,システム・コール,コマンド,ユーティリティ,サービスを定義する仕様。

次の項目も参照: POSIX (ポータブル・オペレーティング・システム・インタフェース)

SVVS (System V 検証スイート)

System V インタフェース定義への遵守をテストする一連のプログラム。

sync

システムが停止する前に,すべてのキャッシュされたディスク書き込み操作の完了を強制するコマンド。

System V

AT&T によって開発された UNIX システムのバージョン。

System V インタフェース定義

System V 検証スイート

SVVS (System V 検証スイート) を参照

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T

tar ファイル

tar コマンドにより作成され,単一のファイルに複数のファイルを保存,復元するファイル。 Tru64 UNIX CD-ROM に含まれているキット以外の Tru64 UNIX パッチ・キットが tar ファイルとして提供されます。

TCP (伝送制御プロトコル)

アプリケーションのために,信頼性が高く,全二重のコネクション指向のサービスを提供するインターネット・トランスポート層プロトコル。 TCP がネットワークを通して情報を転送するために IP プロトコルを使用します。

TCP/IP

インターネット・プロトコル・スイートの 2 つの基本的なプロトコル,またはインターネット・プロトコル・スイートを示すためにしばしば使用される頭字語。 TCP はデータの高信頼転送を提供し,他方 IP はデータグラムのかたちでネットワークを通してデータを送信します。

次の項目も参照: TCP (伝送制御プロトコル), IP (インターネット・プロトコル)

terminfo データベース

端末の種類と機能の記述を含むファイル。 特定の端末が管理される方法を判定するためにシステムと X/Open Curses ライブラリ・ルーチンによって使用されます。

次の項目も参照: タームキャップ・データベース

tty

端末の略語。

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U

UBC (Unified Buffer Cache: ユニファイド・バッファ・キャッシュ)

従来型のファイル処理で読み取りおよび書き込みのために最近アクセスされたファイル・システム・データを一時的に保持し,マップされたファイル・セクションからページ・フォールトを保持することで,オペレーティング・システムとストレージ・ディスク間でレイヤとして動作するキャッシュ。

プロセスと UBC は限られた物理メモリを取り合うため,仮想記憶サブシステムはプロセスとファイル・システム要求に従って物理的なページを割り当てます。 競合するメモリ資源の要求に応じるために,仮想記憶サブシステムは,最も古いページをスワップ空間に定期的に書き込むことで,メモリ資源を再生利用します。 高負荷の下では,すべてのプロセスがメモリの解放のために一時停止 (スワップアウト) することがあります。

次の項目も参照: VFS (Virtual File System : 仮想ファイル・システム)

UDP (User Datagram Protocol : ユーザ・データグラム・プロトコル)

リモートのマシン上のアプリケーション・プログラムで相互にデータグラムを送るためのインターネット・プロトコル。 UDP はデータグラムを配送するために IP を使用します。

uid,UID

ULTRIX

Tru64 UNIX オペレーティング・システムの前身。 Ultrix オペレーティング・システムは Digital Equipment Corporation によって開発され,VAX と RISC コンピュータ上で稼働するのに対し,HP Tru64 UNIX は Alpha システム上で稼働します。

umask

作成されるファイルのデフォルトのアクセス権を指定する 3 桁の,8 進法に基づく数列。 umask コマンドはこの数を設定または変更します。

UNIX

元来,1960年代後期と1970年代初期に AT&T の ベル研究所で開発され,その後カリフォルニア大学バークレー校,AT&T,Open Software Foundation (OSF),その他の組織により発展したオペレーティング・システム。

UNIX-to-UNIX Copy Program

unlink

linkシステム・コールにより作成されたファイル間の接続を切断するために使われるシステム・コール。

URL (Uniform Resource Locator)

インターネットでアクセス可能なファイルまたはその他のリソースのアドレス。 ファイルまたはリソースの種類はインターネット・アプリケーション・プロトコルに基づきます。 たとえば HyperText Transfer Protocol (HTTP) を使用した場合,ファイルの種類は HTML ページ,画像ファイル,CGI アプリケーション,Java アプレットのようなプログラムなどです。 このようなアドレスは以下のようになります。 http://www.hp.com/jp/tru64unix/ これは HP Tru64 UNIX Web サイトの URL です。

/usr

オペレーティング・システム,そしていくつかのアプリケーションのコンポーネントが保存される読み取り専用ファイル・システム。 ユーザのホーム・ディレクトリが時々 /usr のサブディレクトリに置かれることがあります。

UUCP (UNIX-to-UNIX Copy Program)

ダイヤルアップ回線を使用してコンピュータを接続するための一連のプログラムとプロトコル。 このプログラムは,ファイルのコピー,リモート・コンピュータへのログイン,そしてバイナリ・ファイルを転送のために 7 ビットの ASCII のデータ行にコード化するための機能を含みます。 接続の容易さと低コストのため,UUCP は世界中で最も多用される情報ネットワークのひとつになりました。

UUCP ネットワーク

UUCP プログラムを使用して接続されたコンピュータの集合を指す用語。

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V

VFS (Virtual File System : 仮想ファイル・システム)

ファイルが位置するファイル・システムにかかわらずファイルへの共通のアクセスを許可する統合インタフェース。

vi エディタ

フルスクリーン・テキスト・エディタ。 vi エディタはモダル・エディタです。 コマンド・モードで,カーソルの動き,テキスト削除などのコマンドが使えます。 テキストをファイルに挿入するためには,ユーザはエディタを入力モードにするコマンドを入力すれば,その後エスケープキーが押されるまで,すべてのキー・ストロークが入力データと解釈されます。

次の項目も参照: 全画面エディタ

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W

WEBES (Web-Based Enterprise Services)

HP により,多くのサービス・ツールに実装されている共通のアーキテクチャ。 たとえばCompaq AnalyzeInsight Manager は WEBES の一般的なコンポーネントを利用しつつ,独自の機能が追加されています。 その他のサービス・ツールを同じマシンに加える際,共通の WEBES コンポーネントをそのまま利用することができます。 それぞれの WEBES ベースのサービス・ツールは,マシン上で継続的に実行される Director プロセスに機能性を加えます。

wordlist

1 語以上の単語から成り立つ C シェル変数。

WORM

記録可能コンパクトディスク (CD-R) などの,1 度だけ書き込むことができ,何度でも読み取ることができるストレージ媒体を指します。

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X

X/Open トランスポート・インタフェース

XPT

SCSI 周辺機器ドライバが CAM (共通アクセス法) 機能を実行するためのソフトウェアのトランスポート層。

XTI (X/Open トランスポート・インタフェース)

プロトコル独立である,アプリケーションのためのトランスポート層インタフェース。 XTI は,OSI モデルのためのトランスポート・サービス定義に基づく,トランスポート層インタフェース (TLI) に基づいた一連の C 言語関数から成り立ちます。

X ウィンドウ・システム

ネットワーク・ベースのウィンドウ化インタフェース。 X ウィンドウ・システムは多くの主要なコンピュータ製造業者によって採用されています。

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Y

yacc (Yet Another Compiler-Compiler)

パーサ (合理的な方法で入力を翻訳できるプログラム) を生成するためのプログラム。 yacc の出力は C 言語プログラムです。 yacc プログラムは通常 lex によって生成されたフロントエンドの出力を解釈するパーサを生成するために使用されます。

次の項目も参照: lex, パーサ

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アーカイブ

1) プログラム,データ・ファイル,テキスト・ファイル,およびその他のタイプのファイルを安全確実に保存することを目的とします。

2) このようなファイルのレポジトリ。

アクセス権

ユーザが他のどのユーザまたはグループがファイルを読み取り,書き込み,実行できるか管理するためにファイルに指定する制約。 3 つの種類のアクセス権があります。 ユーザに適用されるもの,ユーザのグループに適用されるもの,そして「その他」と呼ばれるその他の全員に適用されるものです。

アクセス権コード

アクセス権 を参照

アクセス権フィールド

アクセス権 を参照

アクティブ・ユーザ

XTI トランスポート接続の際に,接続を開始したトランスポート・ユーザを指します。

次の項目も参照: クライアント・プロセス, パッシブ・ユーザ, XTI (X/Open トランスポート・インタフェース)

宛先変更

標準入力,標準出力と標準エラーの仮想ファイルが特定のコマンドの実行中に関連づけられるべき 1 つ以上の装置を指定すること。

アドレス解決プロトコル

ARP (アドレス解決プロトコル) を参照

アプリケーション

一定の有用な関数または関数のセットを実行するように設計されたプログラムまたはプログラムのセット。 たとえば,ソース・コード制御システムはプログラムのソース・コードを管理するアプリケーションのことです。

アプリケーション・プログラム・インタフェース

API (アプリケーション・プログラム・インタフェース) を参照

アンマウント

特定のディレクトリ上に以前にマウントしたファイル・システムの除去をシステムへ通知すること。 その特定のファイル・システムをマウントしたユーザ,またはスーパユーザだけがそれをアンマウントすることができます。 ファイル・システムは umount コマンドによりアンマウントされます。

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イエロー・ページ

NIS (Netowork Information Service) を参照

一時停止した

停止させられていても,終了されていないプロセスの状態。 C シェル,Korn シェル,POSIX シェルのユーザは,fgbgコマンドを実行するか,Ctrl-z を押すことで,プロセスを一時停止して,再開することができます。 停止されたプロセスは"一時停止されたジョブ" と呼ばれます。

次の項目も参照: ターミネートする/終了する

イベント

トランスポート・ユーザにとって影響のある出現またはハプニング。 イベントは非同期であり,その意味でユーザがとるアクションの結果として発生するものではありません。

イベント管理

トランスポート・プロバイダがトランスポート・ユーザに重大なイベンが発生したことを通知するメカニズム。

イベント実行可能イメージ

物理的メモリに配置されている実行可能なイメージ。

インクルード・ファイル

関数,プログラム,またはユーザのグループが使用する宣言を含むテキスト・ファイル。 ヘッダ・ファイルとも呼ばれます。

次の項目も参照: #include

インターネット

1) 主要調査機関,大学,および政府系研究所からの参加者からなるコンピュータ・ネットワークの集合であり,その中には National Science Foundation (NSF) や NFSnet 地域組織などが含まれています。 インターネットは商用製品ではなく,どちらかというと調査用途の大規模プロジェクトであると言えます。

2) TCP/IP プロトコルを採用して接続されたネットワークの集合。

インターネット・アドレス

インターネット・ネットワークへのホストの接続を識別する固有の 32 ビットの番号。 インターネット・アドレスはネットワーク番号とホスト番号からなります。

インターネット・ドメイン名システム

インターネットのドメイン名システムであり,ホストのカテゴリには COM,EDU,GOV,MIL,NET,ORG,および ARPA があります。

次の項目も参照: 通信ドメイン, ドメイン名システム, インターネット

インターネット・プロトコル

IP (インターネット・プロトコル) を参照

引用する

引用符で囲み,またバックスラッシュ文字 (\) の後に続けることで,ある文字がプログラムによって特別な意味で解釈されることを防ぎ,文字どおりに受け取らせること。

次の項目も参照: エスケープ

インライン編集

ユーザが現在または先に入力したコマンド行を編集できるようにする一部シェルの機能。

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ウイルス

システム内の他のコンピュータ・プログラムまたはファイルにそれ自身を添付し,すべての利用可能な手段 (ディスク・ファイル,ネットワークなど) 使用して,他のコンピュータにそれ自身を無限に複製するよう意図されたソフトウェア。 ウイルスは通常「感染した」プログラムまたはシステムに損害を与えたり破壊したりするよう設計されており,しばしばウイルスの制作者の誕生日などの特定の時間に破壊的になるようにプログラムされています。

次の項目も参照: トロイの木馬, ワーム

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エスケープ

1) バックスラッシュ (\) を先頭につけることによって,プログラムによる文字の解釈を回避すること。

2) 一定のアクティビティを止めるためのコマンド,または特定の関数を実行するシーケンスの最初の文字として通常解釈される ASCII 文字。 多数の端末とワークステーションのカーソル制御シーケンスがエスケープ文字を使用します。

次の項目も参照: 引用する

エディタ

テキスト・ファイルのコンテンツを修正するプログラム。 vi のような全画面エディタはビデオ表示端末を使用して,操作するファイルの複数行を表示します。 エディタに従って,ユーザはカーソルを特定の位置に移動して,そこのテキストを変更します。 ed のような行エディタは 1 行単位で作業を行います。 sed のようなストリーム・エディタは,ユーザからコマンドを受け付けるのではなく,先に用意されているリスト (いわゆるスクリプト) からコマンドを適用して作業を行います。

エディタ

テキスト・ファイルの内容を修正するための行指向プログラム。 ex エディタは ed エディタの拡張バージョンです。

エラー

操作によって期待される結果が得られない状況。 XTI では,実行プロセス中にエラーがシステムに発生するか,またはライブラリ・エラーが発生すると,関数が戻されるインディケータ。 オブジェクトは,戻されたエラー・コードに基づいてアプリケーションがアクションをとれるように設計されています。

演算子

正規表現で,そのリテラルな意味以外の意味を持つ文字。 たとえば,1 対のカッコ ( [ ] ) はカッコによってくくられた文字のどれか 1 文字に照合するための演算子となります。

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オープン・システム

OSI (Open System Interconnection : 開放型システム間相互接続) のための ISO (International Organization for Standardization : 国際標準化機構) 参照モデルをサポートするシステム。

大文字小文字を区別する

大文字と小文字を区別することができます。 大文字小文字を区別するデバイスまたはプログラムは,Aa を異なる文字として認識します。 Tru64 UNIX オペレーティング・システムの一部をなすデバイスおよびプログラムは大文字小文字を区別します。

次の項目も参照: case insensitive (大文字小文字を区別しない)

オブジェクト・ファイル

コンパイラによって生成された非実行可能中間バイナリ・ファイル。 オブジェクト・ファイルは,完全な実行可能バイナリのコンパイルに使用するコンパイル済みのプログラム要素を提供するために,しばしばライブラリとして使用されます。

次の項目も参照: バイナリ・ファイル, コンパイラ

オプション

1) どシェルがのようにコマンドを実行するか指定する引数。 オプションは通常ハイフンの後につけられ,たとえば ls -a のようにコマンド行でコマンド名ともに示されます。 オプションはしばしばフラグまたはスイッチとも呼ばれます。

2) スイッチの設定を示す指標またはパラメータ。

3) 単語の終わりなど特定の条件が発生したときシグナルを送る文字。

4) CPU に条件を記述する内部標識。

親ディレクトリ

別のディレクトリを含むディレクトリ。 親ディレクトリに含まれるディレクトリはサブディレクトリと呼ばれます。

親プロセス

子プロセスと呼ばれるその他のプロセスを作成したプロセス。 Tru64 UNIX システムでは,シェル組込みコマンドでないすべてのコマンドが子プロセスを作成します。

次の項目も参照: フォークする (fork)

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カーソル

ビデオ表示画面上におけるキーボード入力の位置を示すシンボル。 次の文字が表示される位置にカーソルは配置されます。

次の項目も参照: ポインタ

カーソル移動キー

通常は上向き,下向き,および右向き矢印がラベル付けされたキーのセットであり,それに従ってビデオ表示画面のカーソルが配置されます。

カーネル

ユーザとアプリケーションに基本的なサービスを提供する,オペレーティング・システムの重要な部分。 カーネルは以下の機能を持っています。

カーネルは,それが実行されるハードウェアに固有の情報を持っています。

次の項目も参照: シェル, マイクロカーネル

解析順序

プログラムが入力される情報を翻訳する順序。 たとえば,左から右への解析順序を使用しているプログラムは「数列を作成 ; 数列を書き込み」という入力を解釈して,最初のステップで作成された数が次に書き込まれるようにします。 右から左の解析順序を持つプログラムは,同じ入力をまず以前のステップで作成された数列を書き込み,次に新規の数列を作成するように解釈します。

開放型システム間相互接続

次の項目も参照: OSI (開放型システム間相互接続)

隠しファイル

名前がピリオドで始まるファイル。 デフォルトで,ls コマンドはこのようなファイルをリスティングから省きます。

隠し文字

印刷できない ASCII 文字セットの文字。 たとえば,DEL および ESC 文字。

拡張文字

7 ビットの ASCII 文字以外の文字。 拡張文字を,8 ビット・セット (順序 128 〜 255) を持つ 1 バイト・コード・ポイントにすることもできます。

仮想記憶

プロセスとファイル・システムは限られた物理メモリを取り合うため,スワップ空間またはディスク (ページング) にその内容を書き込むことで,仮想記憶サブシステムは定期的に最も古いページを再生利用します。 高負荷の下では,すべてのプロセスがメモリを解放するために一時停止 (スワップアウト) されることもあります。

仮想ファイル・システム

VFS (Virtual File System : 仮想ファイル・システム) を参照

稼働時間

マシンが利用可能である時間帯。

次の項目も参照: ダウン・タイム

環境

ユーザがコンピュータ上で作業している状況のセット。 環境には,作業中のディレクトリの名前,コマンド・インタプリタの名前,ユーザの端末の ID などの情報が含まれます。

環境変数

シェルまたはコマンドが使用できる情報を含むシンボル。 環境変数は所定のプロセス・グループ内のすべてのプロセスに使用できます。 また,子プロセスを作成することによって伝播されます。

次の項目も参照: プロセス変数

完全パス名

絶対パス名 を参照

管理情報ベース

MIB (管理情報ベース) を参照

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キーワード

1) 情報を検索する際に,照合される単語。

2) ファイルで必要とされる予約語。

疑似 tty

擬似ターミナル を参照

擬似ターミナル

実質的にキーボードとディスプレイ装置として動作する特別なファイル。 pty または疑似 tty とも呼ばれます。

次の項目も参照: 擬似デバイス

擬似デバイス

擬似ターミナルなど,ハードウェアではなくソフトウェア・シミュレーションにより構成されるデバイス。

キャリッジ・リターン

後に続くテキストを次の行の左端に強制的に改行する文字,またはユーザ入力の終わりを知らせる文字。 Return キーが,キャリッジ・リターンを生成するのに通常使用されます。

キュー

処理されるのを待つ項目の列。 たとえば,プリント・キューはプリントされるのを待つジョブから成り立ちます。

キュー・デーモン

未処理のジョブのリストを管理し,それらのジョブを適切な時間に特定のデバイスに送るプロセス。

次の項目も参照: キュー, デーモン, ジョブ

キューに入ったメッセージ

後でユーザが表示できるように,ファイルに保存されたメッセージのリストに追加されるシステム・メッセージ。 キューに入ったメッセージは通常バックグラウンドプロセスで作成されます。 一般的に,ユーザと直接対話しているプログラムは,ユーザがすぐ見ることができるようにスクリーンにメッセージを送ります。

キュー要素

キューの中の項目。

行エディタ

一度に 1 行のテキストを編集する対話型,または非対話型テキスト・エディタ。

次の項目も参照: 全画面エディタ

共通インターネット・アドレス表記法

インターネット・ネットワーク上で,32 ビットのインターネット・アドレスに対応した 10 進法。 ドット 10 進数表記法とも呼ばれます。

切離しジョブ

ユーザがログアウトしてからも処理を継続するジョブ。

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クエリ

1) データについて必要な情報を検索する処理。

2) データ通信で,発信端末が着信端末の識別情報を要求し,適切な権限を与える過程。

3) 対話型システムで,システムから応答を引き出すための端末またはワークステーションでの操作。

4) 特定の条件に基づいてファイルから情報を求める要求。

クライアント

サーバと呼ばれる別のコンピュータ・システムが提供するリソースを使用するコンピュータ・システム。

クライアント・プロセス

通信のクライアント・サーバ・モデルで,サービスをサーバ・プロセスに要求するプロセス。

グループ

1) 保護リソースのアクセス権限を共有できるユーザの集合。

2) 単一名で一括される名前のリスト。

3) すべてのレコード内で特定のフィールドについて同一値を持つ関連レコードのセット。

4) 論理的に結合される一連のレコード。

次の項目も参照: ログイン・グループ

グループ ID (GID)

関連ユーザのグループに割り当てられる固有の番号。 多くの場合,グループ番号はグループ名を引数とするコマンドで代用できます。

次の項目も参照: ユーザ ID (UID), プロセス ID (PID)

グローバル

プログラミング言語で,プログラムのある小区分で定義された情報であり,なおかつプログラムの少なくともそれ以外の小区分でも使用されていること。 または,1 つ以上のプログラムまたはサブルーチンで使用できる情報であること。

グローバル探索

編集環境で,システムが文書全体をながめて特定の文字,ワード,または文字グループを探すプロセス。

グローバル文字

ワイルドカード文字 を参照

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現在のディレクトリ

作業ディレクトリ を参照

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更新インストール

ディスク・パーティション,ファイル・システム,ファイルのカスタマイズ,ネットワーク・印刷・電子メールの環境,ユーザ・アカウント,ユーザが作成したファイル,その他のすべてのシステム設定を保持したまま行うインストール。

次の項目も参照: フル・インストレーション

構成

1) データ処理システムまたはネットワークを構成するマシン,デバイス,およびプログラム。

2) オペレーティング・システムの実行によって使用可能になるサブシステムまたはサブシステムのセットを作る行為。

3) オペレーティング・システムに構成されたサブシステムのセット。

構成ファイル

システムまたはサブシステムの特性を特定するファイル。

構造

特定の目的で使用されるデータ構造。

コール

プログラミング言語で,サブルーチン,関数,またはプロシージャのいずれかを呼び出す文。

国際化

コンピュータの機能を異なる母国語,現地の慣習,およびコード化文字セットの要件に適合させること。 つまり,国際化したプログラムとは,サポートされている ロケール であれば,そのプログラムを修正しなくても必ず動作することを意味します。

国際化という用語はしばしば I18N という短縮形で表現されます。 これは,ワードの最初と最後の字の間に 18 字あることを示しています。

国際標準化機構

ISO (国際標準化機構) を参照

コネクション指向モード

確立された接続上でデータを送信するトランスポート終端がサポートするサービスのモード。

コネクションレス・モード

データ送信のために接続を確立する必要のないトランスポート終端がサポートするサービスのモード。 データはデータグラムと呼ばれる内蔵型ユニットで伝送されます。

子プロセス

親プロセス を参照

コマンド・インタプリタ

特定のソース言語で記述されたプログラムを理解して実行するプログラム。 プログラムを解釈するほうがプログラムをコンパイルする場合より実行速度が遅くなるのは,インタプリタが同時に 2 つの操作を実行しているからです。

PerlJavaScript は,コマンド・インタプリタに依存した普及しているスクリプティング言語の一例です。 UNIX シェルはコマンド・インタプリタです。

次の項目も参照: コンパイラ, シェル

コマンド・インタプリタ

シェル を参照

コマンド置換

引数としてのコマンドの出力を,そのコマンド行を低アクセント (  `  ` ) で囲むことによって,別のコマンドに取り込む機能。 まず,シェルがコマンドまたは低アクセントで囲まれたコマンドを実行してから,低アクセントを含む式全体を出力に置換します。 この機能は代入文で頻繁に使用されます。

コマンド・ヒストリ

ヒストリ・リスト を参照

コマンド・モード

ユーザがコマンドを入力できるシステムまたはデバイスの状態。

コメント・アウト

プログラムまたは文書ソース・ファイルの一部の解釈を選択的に無効することです。

コンパイラ

特定のソース言語で記述されたプログラムを実行可能なバイナリ・ファイル (またはオブジェクト・ファイルと称される中間バイナリ・ファイルに翻訳するプログラム。 入力には,1 つ以上のソース言語ファイルを 1 つ以上のオブジェクト・ファイルとあわせて含めることができます。 プログラムをコンパイルするほうがプログラムを解釈する場合より実行速度が速いのは,コンパイラがすでに解釈を実行しているからです。 cc プログラムは C コンパイラのことです。

次の項目も参照: バイナリ・ファイル, コンパイル, コマンド・インタプリタ, オブジェクト・ファイル

コンパイル

1 つ以上のプログラム・ソース・ファイルを処理して,実行可能な バイナリ・ファイルまたはオブジェクト・ファイルを生成することです。

コンパイル時間

コンパイルがプログラムのコンパイルを行っている間のアクションを指します。

次の項目も参照: 実行時

コンピュータ・ウィルス

ウイルス を参照

コンピュータ・ワーム

ワーム を参照

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サーバ

クライアントと呼ばれる 1 つ以上のその他のコンピュータにリソースを提供するコンピュータ・システム。

サーバ・プロセス

クライアント/サーバ・モデルの通信で,クライアント・プロセスにサービスを提供するプロセス。

再帰的

プログラミングで,プロシージャまたは関数について,特定の条件が満たされるまで繰り返してそれ自身を呼び出して,その作業を遂行すること。 再帰的なプロシージャまたは関数を実行するプロセスは再帰呼ばれます。

最適化

プログラムがタスクを行う際に,最も効果的に時間,I/O,その他のリソースを使用するように特定の方法を選択するプロセス。

サイレント文字

隠し文字 を参照

作業ディレクトリ

1) プログラムが処理するファイル名にディレクトリ・パスが含まれないときに,ファイルが読み取られる,またはファイルが書き込まれるディレクトリ。

2) ユーザの現在のディレクトリ。

次の項目も参照: ホーム・ディレクトリ

サブセット

Tru64 UNIX setld ユーティリティとともにインストール,または削除されたソフトウェアキットモジュール。 サブセットは通常,アプリケーションとそのサポートファイルのような,関連したファイルのコレクションから成り立ちます。

サブセット依存性

特定のサブセットを必要とする状態,または正常に動作するためのその他のサブセットが不足している状態。 setld ユーティリティの管理の下でサブセットのサブセット管理プログラム (SCP) によって判定されます。

サブセット管理プログラム

SCP (サブセット管理プログラム) を参照

サブディレクトリ

別のディレクトリに含まれた (ネストした) ディレクトリ。 サブディレクトリを含むディレクトリは親ディレクトリと呼ばれます。

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シェル

ユーザまたは別のプログラムによって入力されたコマンドを理解して,実行するオペレーティング・システムの構成要素。 最も多用される UNIX シェルは Bourne シェル,C シェル,Kornシェル,POSIX シェルです。 これらのすべてが Tru64 UNIX オペレーティング・システムに含まれます。

次の項目も参照: スクリプト

ジオメトリ

特定のディスク装置のシリンダ,トラック,およびセクタのサイズ (バイト単位)。

次の項目も参照: ディスク・ラベル

1) 値の表現方法。 たとえば,変数と定数が単独で,または演算子との組み合わせを伴って表現されること。

2) プログラミング言語における,1 つ以上のオペランドから値を演算する言語構造。 例,リテラル,識別子,配列参照,および関数呼び出しなど。

3) サインの構成。

字句解析プログラム

入力の解析を補助するために入力を分析し,その要素をカテゴリーごとに割り当てるプログラムやプログラムの断片。 lex プログラムは字句解析プログラムの作成を支援します。

次の項目も参照: パーサ

字句解析ルーチン生成システム

lex を参照

システム・コール

ファイル・システムとカーネルの通信機能にアクセスする機能。

システム負荷

すべてのプロセスがコンピュータにかける負荷。 システム負荷は通常,数として表され,1.0 がシステム資源の 100 パーセントの使用を表し,0.1 が10パーセントの使用を表します。

実行可能ファイル

コンパイラが作成したデータ・ファイルであり,そこにはコンピュータが読み込んだり,解釈したり,実行したりできるプログラム情報が含まれています。 イメージまたはバイナリ・ファイルとも呼ばれます。

実行時

実行中にプログラムまたはシステムがする処理を指します。

次の項目も参照: コンパイル時間

実効ユーザ ID

現在のユーザ ID のことですが,必ずしもユーザの ID ではありません。 たとえば,ログイン ID でログインしたユーザが別のユーザ ID に変更する場合があります。 ユーザが変更する ID は,ユーザが元のログイン ID に戻すまでは,実効ユーザ ID になります。

実効ルート・ディレクトリ

システムがファイル検索時に開始するポイント。 そのパス名はスラッシュ (/) が語頭にきます。

従属サブセット

サブセットが適切に機能するためにそれ以外のサブセットの存在を必要とする可能性のあるサブセットの状況。 setld ユーティリティの制御下にあるサブセットのソフトウェア制御プログラム (SCP) によって評価されます。

次の項目も参照: SCP (サブセット管理プログラム), サブセット

従属ファイル

従属物 を参照

従属物

従属ファイル とも呼ばれます。 make ユーティリティで,構築されるファイル (ターゲット) が依存する要素。 ソース・ファイルはオブジェクト・モジュールの従属物です。

上位互換性

小規模のマシンでの使用のために設計されながら,より大規模のマシンの上でもに変更なしで実行できること。

条件付きコンパイル

プログラムのコンパイル中のプロセス (コード・ブロック) の一部であり,検討中のコード・ブロックに対する変数または外部条件によって有効または無効になることです。 たとえば,あるプログラムに,Tru64 UNIX システム上で実行される場合のみコンパイルされるようなブロックが含まれることを言います。

条件付き実行

プログラム実行中のプログラムの動作または出力の一部であり,変数または条件によって有効または無効になることです。 たとえば,あるプログラムに,プログラムをメニュー・モードで開始する場合のみユーザに問い合わせるようなコードが含まれることを言います。

条件文

プログラミング言語における文 (例,if 文) であり,1 つ以上の変数または条件を評価してからその結果を使用して,連続するコードで複数の選択可能なパスから 1 つを選択します。

状態

プログラムが存在する状態。

ジョブ

1) ユーザによって定義され,システムによって実行される作業の単位。 ジョブはまた,一連のプログラム,ファイル,制御文などオペレーティング・システムに対して行われる作業を指すこともあります。

2) 適切なジョブ制御文によって識別されて,ひとつのプロシージャにまとめられた,一連の関連するプロシージャやプログラム。

ジョブ・キュー

システムに処理されるのを待つジョブのリスト。

ジョブ状態

システムによって実行されている作業の状態。

ジョブ制御

バックグラウンド・プロセスをモニタしてアクセスするための機構。

ジョブ番号

システムに入るジョブに割り当てる番号。

所有者

通常,ファイルを作成するユーザ。 所有者は,そのファイルへのアクセスを許可するユーザやグループのリストと,ユーザやグループがファイルにアクセスする方法を変更する権利を持っています。 ファイルの所有権はシステム・マネージャまたはスーパユーザによっても再設定できます。

シリアル・ライン・インターネット・プロトコル

SLIP (シリアル・ライン・インターネット・プロトコル) を参照

シンプル・メール転送プロトコル

SMTP (シンプル・メール転送プロトコル) を参照

シンボリック・リンク

別のファイルまたはディレクトリのパス名を含み,そのファイルまたはディレクトリへのポインタの役を務めるファイル。 シンボリック・リンクは同じファイル・システムの中で,または別のファイル・システムの間で作成できます。 ソフト・リンクとも呼ばれます。

次の項目も参照: ハード・リンク

信頼できるホスト

パスワード情報を入力する必要がないアクセスを認めるネットワーク内のコンピュータ。

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スイッチ

オプションの別名。

スーパユーザ

通常のファイル・アクセスの制限,プロセス管理などに優先する特権を持つユーザ。 su コマンドを実行することで,またはシステムに root としてログインすることで,これらの特権を所有するユーザはスーパユーザになることができます。

スクリプト

コンパイルされたプログラムに対し,解釈され,指定されたシェルによって実行されるプログラム。 一般に,スクリプト言語は C C++ のような高度に構造化されたコンパイラ型の言語より,容易にかつすばやくコードを書くことができます。 スクリプト言語は一般にコンパイラ型の言語より処理に時間がかかりますが,短いプログラムを作成するには便利です。

ステートメント

ソース言語の命令,シェル・スクリプト,コマンド言語など。

ストライピング

ディスク入出力を分配してスループットを改善する方法。 チャンクまたはストライプと呼ばれるストライプされたデータはブロックに分けられて,配列の中の複数のディスクに分配されます。 ストライプすることで並列 I/O ストリームが同時に別のデバイスを操作でき,I/O 操作を複数のデバイスで同時に処理できます。

次の項目も参照: RAID (Redundant Array of Independent Disks : 独立したディスクの冗長配列), ミラーリング

ストリーム

System V システムのために開発され,現在 UNIX システムで広く使用されている TCP/IP 定義。

ストリーム・エディタ

ユーザからコマンドを受け取る代わりに,スクリプトと呼ばれるあらかじめ準備されたリストでコマンドを設定して,テキスト・ファイルでデータを扱うプログラム。 sed のような強力なストリーム・エディタは,完全な機能を備えた対話型ライン・エディタで利用可能なすべての操作を行うことができます。

ストリーム・ソケット

トランスポート接続経由で双方向のバイト・ストリームを提供するソケット。

スプーリング

ファイルを予約されたディスク領域にコピーし,デバイスが新規のファイルを受け取る準備ができたとき,次にアクセスしてくるデバイスに一時的なコピーを順番に配送するプロセス。 一時的なコピーは作成された順序でデバイスに配送され,配送が完了したときに削除されます。 すなわち,スプーリングは FIFO (先入れ先出し) バッファリングの一種です。 スプーリングの最も一般的な使用はプリントです。 プリンタが利用可能になるまでユーザを待たせる代わりに,システムは出力されるべきファイルをスプールします。 そうすればユーザは元のコピーを編集または削除することができます。

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正規表現

どのように文字を解釈するか定義する一連の規則に従って構成され,テキスト情報を見つけるために使われる 1 つ以上の文字のパターン。 たとえば,ピリオドは入力中でどの文字に対しても有効な照合文字と解釈されます。 正規表現 a.c は文字 ac の間に 1 つの文字を持つどのような文字列とも一致します。 たとえば,abca?ca9cなどです。

次の項目も参照: パターン・マッチング

制御文

プログラミング言語で,評価またはテストの結果に応じて,確実に異なるアクションを起こすことができる文。

制限付きシェル

限定された機能を持つ,管理されたシェル環境を提供するセキュリティ機能。

セキュリティ

偶然または意図的な破壊,損害,流出からデータ,システム運用,装置を保護すること。

セッション

端末セッション を参照

絶対パス名

ルート・ディレクトリで始まるパス名であり,常にスラッシュ (/) が語頭に付きます。 たとえば,/usr/games は,絶対パス名です。 完全パス名とも呼ばれます。

次の項目も参照: 相対パス名

全画面エディタ

一度に画面全体を表示するエディタ。 ビジュアル・エディタとも呼ばれます。

次の項目も参照: 行エディタ

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相対パス名

ユーザの作業ディレクトリから始まるパス名。 相対パス名が先頭のスラッシュなしで表現されます。 たとえばdocs/myfile.txt は相対パス名です。

次の項目も参照: 絶対パス名

ソース階層

ソフトウェア・キットを作成する際に,kits コマンドにより,キットのためにサブセットにコンパイルされるディレクトリ・ツリーとファイル。

次の項目も参照: ターゲット階層

ソース・コード管理システム

SCCS (Source Code Control System : ソース・コード管理システム) を参照

ソート

設定可能な基準に基づいてある順序でファイルの情報を整理すること。

ソケット

プロセス間通信での,通信の終端。 また,ソケットと対応するデータ構造体を作成するシステム・コール。

ソケットペア

双方向通信のために UNIX ドメインで作成できるソケットのペア。 パイプと同じく,ソケットペアは関連するプロセスと通信できる必要があります。

次の項目も参照: パイプ

ソフト・リンク

シンボリック・リンク を参照

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ターゲット

make ユーティリティで,依存部から構築される要素。 実行可能プログラムは 1 つ以上のオブジェクト・モジュールからの構築されるターゲットです。 ターゲット・ファイルと呼ばれることもあります。

ターゲット階層

ソフトウェア・キットを作成するため,kits コマンドによってソフトウェア・キットが置かれるディレクトリ・ツリー。

次の項目も参照: ソース階層

ターミネートする/終了する

1) SCSI バスの端点で特殊な抵抗器 (ターミネータ) を設置すること。 いくつかの SCSI デバイスでは手作業でターミネータを挿入/除去する必要があります。 スイッチまたはソフトウェア・コマンドにより有効・無効を切り替えられる組み込み型のターミネータを持つデバイスもあります。 SCSI ホスト・アダプタとそれに接続された SCSI デバイスが適切にターミネートされなければ確実に動作しないことがあります。

2) プロセスを恒久的に終了 (kill) させること。 終了させられたプロセスは"終了させられたジョブと"呼ばれます。

次の項目も参照: 一時停止した

タームキャップ・データベース

端末の種類と機能の記述を含むファイル。 特定の物理的な端末が管理される方法を判定するために tset コマンドと BSD Curses ライブラリ・ルーチンによって使用されます。

次の項目も参照: terminfo データベース

代入文

一定のフィールドまたはパラメータの値を設定する文。 プログラム・ソース・ファイルおよびスクリプトでは,代入文が パラメータ = 値 という形式になることが多くあります。

ダウン・タイム

マシンが使用不可能である期間。

次の項目も参照: 稼働時間

タスク

1) 定義された活動。 たとえば,ユーザ・タスク,サーバ・タスク,プロセッサ・タスクなどが

2) プロセスと,プロセスを実行するプロシージャ。

単一ネットワーク管理プロトコル

SNMP (単一ネットワーク管理プロトコル) を参照

単語識別子

空白によって区切られ,シェルによって一意の要素として認知されるコマンド行。 キーストロークを保存するために使用されます。 単語識別子を使用することで,ユーザが現在のコマンド行で使用するために,以前のコマンド行の一部を選択できます。

探索パス

実行可能なファイルとその他の種類のファイルが検索される,通常コロンで分割された,ディレクトリの完全パス名のリスト。 ユーザは path$PATHMANPATH などのような変数を定義して探索パスを作成できます。

端末セッション

ユーザがログインしてログアウトする間のコンピュータとの対話作業。

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チルド置換

POSIXKornC シェルで,パス名の最初の文字としてチルド (~) を使用すること。 デフォルトでは,シェルはユーザのホーム・ディレクトリのパス名としてチルドを解釈します。 rolfというログイン名のユーザがパス名として ~/docs/figure_1 と入力するなら,システムは /usr/users/rolf/docs/figure_1 とエントリを展開します。 チルドをユーザのログイン名の前につけた場合,シェルはこの組み合わせを指定されたユーザのホーム・ディレクトリへの参照として解釈します。 たとえば,システム上のどのユーザが入力した場合でも ~willy は Willy のホーム・ディレクトリへのパスを表します。

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追加型バックアップ

ファイルをコピーするプロセスであり,最後のバックアップが作成されてから読み取り専用アクセス以外の理由で開かれて,また,バックアップの頻度基準に対応します。

通信ドメイン

システムのプロセス間通信機能が,ネットワークのプロパティを定義するために使用する抽象的な表現。 プロパティには通信プロトコルのセット,名前を操作して解釈する規則,およびアクセス権を送信する機能が含まれます。

ツリー構造

1) ほとんどのオペレーティング・システムにおけるディスク・ディレクトリの編成。 ディレクトリはファイルまたはサブディレクトリと呼ばれる別のディレクトリ,またその両方を持つことができます。 さらに,サブディレクトリがそれ自身のサブディレクトリを持つことができます。 結果的に,図示されたとき,この構造は木が枝分かれする様子に類似します。

2) ディスク・ディレクトリについて述べられたものと同様の方法でのデータの編成。 ファイルの一般的なツリー構造はいくつかの種類があります。 それぞれのデータが 0 か 1 のどちらかの 2 つの下位の要素 (子と呼ばれる) を持つものはバイナリ・ツリーと呼ばれます。 それぞれのデータが 2 つ 以上の子を持つことができ,特定のレベルでの要素 (子) が同じか,近い数を持つようにツリーの要素が平均して分配されるものは B+ ツリーと呼ばれます。

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定義済み変数

C シェルにより定義,保守されるシェル変数。

ディスク・パーティション

パーティション を参照

ディスク・ラベル

ディスク情報のことであり,通常はセクタ 0 (ゼロ) に位置しており,ディスク形態および partition divisions (部分分割) が含まれます。 この情報は,システム・ドライバおよびブート・プログラムがドライバを識別して,ドライバのプログラム方法やファイル・システムの探索場所を決定するのに使用します。

次の項目も参照: ジオメトリ, パーティション

ディレクトリ

名前を含みその他のファイルまたはその他のディレクトリの情報を制御するファイルのタイプ。

ディレクトリ階層

ファイル・システム内のディレクトリの配置。 ルート・ディレクトリはディレクトリ階層の最上位であり,そこにはすべてのファイル・システムやシステム上のすべてのディレクトリへのポインタが含まれています。

ディレクトリ・スタック

後で再呼び出しをするディレクトリを格納するデータ構造。

データグラム

トランスポート・プロバイダのコネクションレス・サービスによってネットワークに伝送されるデータのユニット。 ユーザ・データに加えて,データグラムには送信に必要な情報が含まれます。 データグラムは内蔵型であり,先に伝送されたデータグラム,または連続して伝送されたデータグラムとは関係がありません。

データグラム・ソケット

コネクションレス・モードで伝送する個々のメッセージからなるデータグラムを提供するソケット。

データ通信

Ethernet,電話システム,またはサテライト・リンクなどのネットワーク手段によるコンピュータ間の情報伝送。

デーモン

ユーザに透過的なシステム管理機能を実行するプロセス。 デーモンはそのタスクを自動的または定期的に実行できます。 たとえば,cron デーモンは crontab ファイルに列挙されたタスクを定期的に実行します。 デーモンはシステムおよびアプリケーションで生成することができます。 デーモンの中には手作業で開始できるものもあります。 たとえば,binlogd コマンドによって,指定したファイルにバイナリ・イベント・レコードのログを取るデーモンが始動します。 手作業でデーモンを開始するコマンドには通常 d を最後に置きます。

テキスト・ファイル

more コマンドを使用して読み取り,vi などのようなプログラムを使用して編集できるファイル。 テキスト・ファイルはASCII 文字セットにより構成されています。

次の項目も参照: バイナリ・ファイル

デバイス特殊ファイル

プロセスがハードウェア・デバイスにアクセスするのに使用するファイル。 たとえば,プリンタにはデバイス特殊ファイルからアクセスします。

次の項目も参照: ブロック型特殊ファイル

デバイス・ドライバ

ディスクまたはプリンタなどの周辺機器を制御するソフトウェア。

デルタ

RCS または SCCS ファイルで,ファイルの特定バージョンを構成する変更セット。

伝送制御プロトコル

TCP (伝送制御プロトコル) を参照

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等価クラス

照合すると等しいとみなされる文字のグルーピングまたは文字列。 たとえば,多数の言語では,同一等価クラスの大文字を小文字形式と同じであるとみなしますが,一部の言語では照合に際してアクセント文字と非アクセント文字とを区別します。

同期的な実行

トランスポート・ユーザに制御を戻す前に,トランスポート・プリミティブに固有のイベントを待つことを強制する実行のモード。

統合バッファ・キャッシュ

UBC (Unified Buffer Cache: ユニファイド・バッファ・キャッシュ) を参照

特殊ファイル

デバイス特殊ファイル を参照

ドメイン

ドメイン名システム を参照

ドメイン名システム

インターネット全体のホスト名をまとめるためのツリー構造化システム。

次の項目も参照: 通信ドメイン, インターネット・ドメイン名システム

トラップ

1) データ通信で,プログラムではなくハードウェアによる,特定のアドレスへの条件付きジャンプ。 割り込みに似ていますが,外部のイベントではなく,実行されるプログラムの直接的な処理により起動されます。

2) プログラミング言語で,特定の条件が満たされたとき,必要な処理を提供するサブルーチンに分岐またはジャンプするプロセス。

3) UNIX システムで,シェル・スクリプトでシグナルを捉えて,スクリプト内で制御をハンドラ・ルーチンに転送する特殊なステートメント。

トラップ・ハンドラ

異常な事態がプログラムの実行中に生じた時使われる,システムによって定義されたルーチン。

トランスポート・サービス

ユーザ・プロセス間のデータ転送のために,ネットワークでトランスポート層によりセッション層に与えられたサポート。 提供されるサービスにはコネクション指向とコネクションレスの 2 つの種類があります。

トランスポート終端

トランスポート・ユーザがトランスポート・プロバイダによりデータを交換できる通信パス。

トランスポート・プロバイダ

ネットワークでトランスポート層サービスを提供する伝送プロトコル。

トランスポート・ユーザ

データを送るため,またはネットワークで別のプログラムかポイントからデータを受け取るために,伝送プロトコルのサービスを必要としているプログラム。

トレースポイント

プログラムの実行を中断しないで,変数の値が出力されるソース・コード・プログラムにおける特定の位置。 プログラムをテストしてデバッグするために使用されます。

次の項目も参照: ブレークポイント

トロイの木馬

何か有用な目的を持つように見えながら,ユーザの知らないうちに,他のファイル,プログラム,システム自体に損害を与えたり,消去したりするために設計されたコンピュータ・プログラム。 トロイの木馬の例として,ゲームをプレーする間に,密かにディスク・ファイルを消去してしまうゲーム・プログラムなどが挙げられます。

次の項目も参照: ウイルス, ワーム

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二項演算子

1) 2 つの配列,データ項目,または式上で実行される演算子を表すシンボル。 二項演算子のタイプには,文字,論理,数字,および関係演算子の 4 つがあります。

2) 2 つの項を持つ算術演算子。

二地点間プロトコル

PPP (2 地点間プロトコル) を参照

入力

処理されるべきベータ。

入力リダイレクション

標準入力以外の入力ソースの仕様。

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ネイティブ・ソフトウェア

アセンプリ言語へ,またはコンピュータの標準的なマシン語表記 (オブジェクト・ファイル) に直接コンパイルされる言語で書かれるソフトウェア。 翻訳したか,解釈されたソフトウェアよりもネイティブ・ソフトウェアはより効率的で,より速く実行できます。 さらに,マシンのリソースを最も有効に使用するように調整できます。

ネーム・サービス

通信で他のプロセスを識別するためにクライアント・プロセスに提供されるサービス。

ネットワーク

情報を交換し,リソースを共有する目的で接続された複数の計算機システム。

ネットワーク・ファイル・システム

NFS (ネットワーク・ファイル・システム) を参照

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パーサ

入力を解釈し,その入力に対してどのよう動作をするべきか判定するためのプログラムまたはプログラム断片。 yacc プログラムはパーサの作成を支援します。

次の項目も参照: 字句解析プログラム

バージョン管理システム

ファイルの修正・設定の整理と保守を援助するソフトウェア・ツール。 特に,改訂版のソース・プログラム,マニュアル,データ・ファイルに対する識別・保存・ログ採取・検索を自動化します。

次の項目も参照: バージョン管理ライブラリ

バージョン管理ファイル

バージョン管理システムで,元のテキストと,それに適用された一連のリビジョン (デルタ) から成り立つファイル。 RCS では,このファイルは "RCS ファイル",SCCS では "s ファイル" と呼ばれます。

バージョン管理ライブラリ

RCS または SCCS などのバージョン管理システムの下で整理され,保守されるファイルを含むディレクトリ。

パーティション

ディスクの物理的な部分。 ディスクをパーティションに分けることで,さまざまなファイル・システムを持つように割り当てることができます。 たとえば,ルート・ファイル・システムは通常 a. という名前の最初のパーティション上にあります。 /usr ファイル・システムは別のパーティション,一般には g パーティション上にあります。 パーティションを使用すればディスクを柔軟に管理して使用できますが,特定のディスクで特定のファイルについてすべての利用可能空間を無制限に使用することは制限されます。

次の項目も参照: ディスク・ラベル, ジオメトリ

ハード・リンク

1) ln コマンドが 1 つ以上の名前を 1 つのファイルに割り当てられるメカニズム。 新しい名前もリンクされているファイルも両方,同一ファイル・システムになければなりません。

2) ln コマンドを使用するデフォルトの結果。

次の項目も参照: シンボリック・リンク

バイナリ

1) 2 という数字または 2 進法。

2) コンパイル・プロセスで作成される実行可能なファイル。

3) 考えられる 2 つの状態のうち一方を想定した状況。

バイナリ・ファイル

コンパイル・プロセスで作成されるファイル。 バイナリ・ファイルには ASCII 文字セットにはないコードも含まれ,使用可能な 256 バイト値すべてを利用します。 バイナリ・ファイルでは,more のようなプログラムを使用して読み込んだり,vi のようなエディタを使用して編集することもできません。

次の項目も参照: テキスト・ファイル

ハイパーテキスト・マークアップ言語

HTML (ハイパーテキスト・マークアップ言語) を参照

パイプ

1 つのプログラム・ディレクトリの出力をもう 1 つの入力につなぐ構成体。 パイプはコマンド行で,コマンドの間に垂直バー ( | ) を挿入して作成します。 例:

% nroff inputfile -ms | lpr

このパイプライン処理は nroff コマンドで入力ファイルを処理して,lprコマンドで直接プリンタに処理されたファイルを送ります。

次の項目も参照: パイプライン処理

パイプ処理

パイプライン処理 を参照

パイプライン処理

パイプにより接続された一連のコマンド。 パイプで 1 つのコマンドの出力を直接もう 1 つのコマンドの入力につなぐ過程は"パイプライン処理"または"パイプ処理"と呼ばれます。

配列

データ (変数) の集合であり,そのデータは共通名で識別されて,集合内のそれぞれの位置を表す数字でお互いを区別します。 区別するための数字を添字と呼びます。

パス

コマンドによって指定された実行可能ファイルがシェル組込みコマンドでなく,パス名が入力されない場合に,シェルが検索するディレクトリの順序づけられたリスト。

次の項目も参照: $PATH, $path

パス名

そのファイルへのアクセスを可能にするための一連のディレクトリに連結されたファイルの名前,すなわちファイルの完全な名前。 絶対パス名はルートディレクトリに始まり,先頭スラッシュで書かれます。 たとえば /usr/users/rolf/myfile.txt のようになります。 相対パス名はユーザの作業ディレクトリに始まり,先頭スラッシュなしで書かれます。 たとえば rolf/myfile.txt のようになります。

パス名修飾子

変数修飾子 を参照

パターン・マッチング

入力情報 (通常はテキスト) を特定の一連のシンボル (通常は正規表現) と比較し,関連性を見つける過程。

次の項目も参照: 正規表現

バックグラウンド・ジョブ

バックグラウンド・プロセス を参照

バックグラウンド・プロセス

通常のコマンド行入力を妨げることなく実行されるジョブ。 プロセスを開始するコマンドの最後にアンバサンド (&) 文字を続けて入力すると,プロセスがバックグラウンドで実行されます。 たとえば,X Window システムの時計プログラムをバックグラウンドで実行するには,xclock & というコマンドを入力します。 その結果,時計が一方のウィンドウに呼び出されるものの,xclock コマンドが入力されたコマンド行は,新規コマンドを受け付けられるようになります。

次の項目も参照: フォアグラウンド・プロセス

パッケージ

Tru64 UNIX オペレーティング・システム・ローダで,共通のネーム・スペースを共有するオブジェクト要素のコレクション。 シンボル名はひとつのパッケージの中で一意です。 シンボルはパッケージ名で区別されるため,別のパッケージからのシンボルは同一のシンボル名を持つことがあります。

パッシブ・ユーザ

XTI トランスポート接続で,接続を開始しなかったトランスポート・ユーザ。

次の項目も参照: クライアント・プロセス, アクティブ・ユーザ, XTI (X/Open トランスポート・インタフェース)

ハッシング

データの品目を格納したり取り出す目的で,探索キーをアドレスに変える方式。

パッチ

問題の修正を含むファイルもしくはファイルのコレクション。 ひとつのパッチで複数の問題を修正できることがあります。 ソフトウェア製品のパッチのコレクションは,パッチ・キットと呼ばれることがあります。

次の項目も参照: dupatch

反復

異なる日付で同一の関数を繰り返し実行することであり,多くの場合,オブジェクトは連続する近似解を使用して結果を出します。

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引数カウント

コマンド・インタプリタがコマンドに渡す引数の数,またはプログラムにあるルーチンからサブルーチン,プロシージャ,関数のうちいずれか 1 つに渡す引数の数。

引数リスト

コマンド・インタプリタがコマンドに渡す実際の情報 (引数),またはプログラムにあるルーチンからサブルーチン,プロシージャ,関数のうちいずれか 1 つに渡す実際の情報 (引数)。

ピクセル (画素)

グラフィックス・アプリケーションでディスプレイでの最も小さい要素。 ビデオ画面で,ピクセルは視覚的な画像を構成する点です。 ピクセルの数が通常画像の解像度を決定します。 ピクセルが多ければそれだけ解像度もよくなります。

ビジュアル・エディタ

全画面エディタ を参照

ヒストリ・リスト

C シェル および Korn シェルにおけるユーザが入力した最新コマンドのリスティング。 ヒストリ・リストのコマンドは,再呼び出し,修正,および再実行に使用できます。

非同期イベント

イベント を参照

非同期実行

1) ひとつのプロセスまたはスレッドが終了するのを待つことなく,別のプロセスまたはスレッドの実行が開始することです。

2) XTI では,トランスポート・ユーザに対して,待たせることなくイベントを通知する実行モードのことです。

非同期転送モード

ATM (非同期転送モード) を参照

非ブロッキング・モード

非同期実行 を参照

標準エラー

プログラムがエラー・メッセージを書き込むファイル。 一般に stderr と呼ばれる標準エラーファイルは,デフォルトでユーザのスクリーンに割り当てられますが,ユーザが利用可能などのようなデバイスまたはファイルに再び割り当てる (リダイレクトされる) ことができる仮想ファイルです。

標準エラー出力

標準エラー を参照

標準出力

プログラムが出力データを書き込むファイル。 一般に stdout と呼ばれる標準出力ファイルは,デフォルトでユーザのスクリーンに割り当てられますが,ユーザが利用可能などのようなデバイスまたはファイルに再び割り当てる (リダイレクトされる) ことができる仮想ファイルです。

標準出力

標準出力 を参照

標準入力

多くのプログラムが入力データまたはコマンドを受け取るファイル。 一般に stdin と呼ばれる標準入力ファイルは,デフォルトでユーザのキーボードに割り当てられますが,ユーザが利用可能などのようなデバイスまたはファイルに再び割り当てる (リダイレクトされる) ことができる仮想ファイルです。

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ファイバー・チャネル

SCSI の 3 倍もの速度でコンピュータ装置間でデータを伝送する手段を提供するテクノロジ (現在の最高速度は 10 億 bps であり,期待される速度以上に高速)。 ファイバー・チャネルは光ファイバー,同軸ケーブル,およびツイスト・ペアを使用して構築され,標準のセット,とりわけ Fibre Channel Physical and Signalling 規格,つまり ANSI X3.230-1994,ならびに ISO 14165-1 によって規定されています。

ファイル記述子

UNIX システムがファイルを識別するのに使用する符号のない小さな整数。 ファイル名のついたオープン・システム・コールが出されると,ファイル記述子がプロセスによって作成されます。 ファイル記述子がプロセスにすでにない場合には,ファイル記述子は存在しなくなります。

ファイル・システム

物理的または論理的大容量ストレージ上のファイルの集合体およびファイル管理構造。

ファイル・ポインタ

ファイル名を含む構造を示す識別子。

ファイル・マーク

磁気テープ上にデータ・ファイルの終わりを明白にするために記述された文字の連続。

次の項目も参照: EOF (ファイルの終わり)

ファイル名展開

globbing (グロビング) を参照

フィールド

1) レコード内の情報の基本単位。

2) awk では,入力レコードの 1 要素。

次の項目も参照: レコード

フィールド・セパレータ

レコード内でフィールドを分離するのに使用される 1 つ以上の文字。

フィルタ

1) 標準入力データを読み込み,データを修正して,それを標準出力に送信するコマンド。

2) 指定基準に沿ったデータ,信号,または素材を分離する装置またはプログラム。

ブール

1) 形式が一般的な代数に類似しているものの,変数の値が真と偽という 2 つの値に制限された代数 (George Booleが命名)。 ブール代数の論理は,値が 0 と 1 の数字で表されるコンピュータの 2 進論理とうまくかみ合います。

2) この用語はブール演算子とも呼ばれ,AND, OR, NOT, EXCEPT, IF, THEN, TRUE, および FALSE などが使用されます。

フォアグラウンド・ジョブ

フォアグラウンド・プロセス を参照

フォアグラウンド・プロセス

シェルが次のコマンドを受け付ける前に,完了または中断しなければならないジョブ。 つまり,ワークステーションまたは端末から入力を受信するジョブのこと。

次の項目も参照: バックグラウンド・プロセス

フォークする (fork)

1) 子プロセスを作成して開始するのに使用されるコマンド。

2) fork コマンドを使用した結果。

次の項目も参照: 親プロセス

符号拡張された

オペランドに上位ビットを付加して,コンピュータのデータ・パスより小さいオペランドのデータのサイズを大きくすること。 オペランドの符号ビットが 1 なら,付加されるビットは複数の 1 です。 0 なら複数の 0 のビットが付加されます。 この動作はオペランドの 2 の補数の数値を保持します。

フラグ

オプション を参照

プリプロセッサ

ファイルの情報の部分を別のプログラムが理解できる形に翻訳するプログラム。 たとえば,tbl プログラムは nroff テキスト・フォーマッタのためのプリプロセッサです。

フル・インストレーション

Tru64 UNIX をインストールすることであり,新規のファイル・システムを作成して,オペレーティング・システムのフル・コピーをキットからシステム上にロードします。 従来システム上に存在していたそれ以外のバージョンのオペレーティング・システム,レイヤード・プロダクト,およびパッチは重ね書きされます。 フル・インストレーションを行うとシステム・カスタマイゼーション (例,ユーザまたはデータ・ファイル) が保持されないのは,ルート (/), /usr,および /var ファイル・システムがプロセス中に再作成されるからです。

次の項目も参照: 更新インストール

ブレークポイント

プログラム実行中にデバッガを停止するソース・コード・プログラムのある場所。 ブレークポイントはプログラムのテストやデバッグに役立ちます。

次の項目も参照: トレースポイント

プロセス ID (PID)

実行しているプロセスに割り当てられた固有の番号。

次の項目も参照: グループ ID (GID), ユーザ ID (UID)

プロセス識別

プロセス・テーブル

システム内のすべてのプロセスについて関連する情報を含むカーネル・データ構造。

プロセス変数

現在のプロセスのみで使用できる情報を持つシンボル。 プロセス変数は子プロセスには自動的に伝えられません。

次の項目も参照: 環境変数

ブロッキング・モード

同期的な実行 を参照

ブロック型デバイス

データを固定サイズのグループ内で操作するデータ記憶域または転送デバイス。 たとえば,データ記憶域のサイズが通常 512 バイトのディスクなど。

次の項目も参照: 文字型デバイス

ブロック型デバイス・スイッチ・テーブル

Tru64 UNIX オペレーティング・システムが,特定のブロック型デバイスに関連付けられるエントリ・ポイントを選択するのに使用する方式。

次の項目も参照: 文字型デバイス・スイッチ・テーブル

ブロック型特殊ファイル

入力または出力デバイスへのアクセス機能を提供し,ファイル・システムをサポートできるデバイス特殊ファイル。

次の項目も参照: デバイス特殊ファイル

プロファイリング

システム資源が特定のプログラムでどのように使われているかのモニタリング。 プロファイリングはプログラマがプログラム・コードの効率を改善するのに役立ちます。

プロファイル・データ

プログラムがその実行時間をどのように使用しているかに関わる情報。

次の項目も参照: プロファイリング

分脈探索

グローバル探索 を参照

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ページ

固定された物理メモリの大きさの単位。

ヘッダ・ファイル

インクルード・ファイル を参照

別名

別の名前,シンボル,またはシンボルのグループの代わりに使用する名前またはシンボル。 通常は本来の表記を短縮するか,または簡単に表したものを使用します。 たとえば,あるディレクトリに頻繁にアクセスする場合は,work というワードを "cd /share/tomb/tools/tools/work" の別名となるように設定できます。 これによって,work と入力すると,/share/tomb/tools/tools/work ディレクトリにアクセスできるようになります。 詳細については, alias(1) 参照ページを参照してください。

変数

プログラミング言語,シェル・スクリプト,コマンド・プロシージャなどで,その値が変化可能な記号。

変数修飾子

通常その値がパス名であるという仮定の下で,変数の一部を指す記号。

変数展開

シェルコマンド行で,その関連づけられた文字列による変数名の置き換え。

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ポインタ

マウスの動きを反映して,位置を指定するシンボル。 ポインタは,それが置かれる場所の機能を示すために形が変わることがあります。

次の項目も参照: カーソル

ホーム・ディレクトリ

特定のユーザが所有するディレクトリであり,そこからユーザのそれ以外のディレクトリが階層上に派生しています。 ログイン・ディレクトリ とも呼ばれます。

次の項目も参照: 作業ディレクトリ

ホスト

1) 通信ネットワークにおける一次または制御コンピュータ。

2) ネットワークに組み込まれたコンピュータ。

ホスト名

ネットワーク上のコンピュータに付与された名前。

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マイクロカーネル

カーネルの一種で,非カーネル・コードにタスク・スケジューリング,メモリ管理,その他のサービスなどの作業の多くを任せます。 マイクロカーネルは特定プロセッサのアーキテクチャ上での動作など,基本的なプリミティブだけを提供します。

マウント・ポイント

マウントされたファイル・システムの名前であるディレクトリ・ファイル。

マクロ

機械語コードにコンパイルされたとき機械語コード命令を生成する,ソース言語の一部として書かれた命令。

次の項目も参照: 命令

マルチプロセッサ

2 以上のプロセッサが同一の物理的メモリを共有するシステム。

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ミドルウェア

2 つのプログラムを協調して作業させるようにするソフトウェアを指す用語。 ミドルウェアの例としては,COM for Tru64 UNIX ソフトウェアがあります。

ミラーリング

ディスク障害が生じた場合でも情報が利用可能であることを保証するため,ディスクで情報を複製する方法。

次の項目も参照: RAID (Redundant Array of Independent Disks : 独立したディスクの冗長配列), ストライピング

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無限ループ

プログラムが同一の命令セットを継続的に繰り返すようなソース・コード・エラー。 たとえば,命令 A が命令 B にプログラム実行命令を送り,それに対して命令 B が命令 A にプログラム実行命令を送り返します。 このようなループはプログラムの外から操作して中断するしかありません。

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命令

コンピュータ・プログラムの一部であり,コンピュータにその段階でどの関数を実行するかを伝えます。

メールボックス

新規と未読のメールメッセージを含むファイル。 メールボックス・ファイルは通常 /usr/spool/mail ディレクトリにあります。

メタ文字

コンピュータ・システムにとって特殊な意味を持たされた文字。 たとえば,アスタリスクはワイルドカード照合を行うためファイル名中でしばしば使用されます。

メモリ巡視機能

メモリ・エラーを事前に発見して処理するために,システム・メモリを読み込むプロセス。

メモリ・ファイル・システム

MFS (メモリ・ファイル・システム) を参照

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モード

ファイルに設定する一連のアクセス権。 これらのアクセス権はしばしば,それぞれのビットにアクセス権コードに設定する 8 進数記法の 3 つの数で表現されます。 アクセスを許可または拒否されるユーザには"所有者","グループ","その他"があります。 与えられる最も一般的なアクセス権は読み取り,書き込み,実行権です。 アクセス権を変更するために使用するコマンドは chmod です。

文字型デバイス

1 文字単位でデータを操作するデータ・ストレージまたは転送デバイス。 例,端末など。

次の項目も参照: ブロック型デバイス

文字型デバイス・スイッチ・テーブル

Tru64 UNIX オペレーティング・システムが,特定の文字型デバイスに関連付けられたエントリ・ポイントを選択するために使用する方式。

次の項目も参照: ブロック型デバイス・スイッチ・テーブル

文字型特殊ファイル

処理が文字ストリーム指向の I/O インタフェースまたは 非構造化 (raw) デバイスのいずれかにアクセスできるファイル。 例,通信回線または非バッファ型磁気テープまたはディスクなど。

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ユーザ ID (UID)

個々のログイン名と関連づけられた数列。 この数列は /etc/passwd ファイルに保存されます。

次の項目も参照: グループ ID (GID), プロセス ID (PID)

ユーザ・データグラム・プロトコル (UDP)

UDP (User Datagram Protocol : ユーザ・データグラム・プロトコル) を参照

ユーザ名

ログイン名 を参照

優先データ

緊急とみなされるデータ。 このデータの意味規則はトランスポート・プロバイダによって定義されます。

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ラベル

ディスク・ラベル を参照

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リテラル

1) 定数を表す値表現。

2) プログラムの変換中に変更できない特定のシンボル。

リビジョン管理システム

RCS (リビジョン管理システム) を参照

リファレンス・ページ

コマンド,システム・コール,ライブラリ・ルーチンなどのマニュアルを持っているファイルのコレクションの 1 つ。 リファレンス・ページはしばしば manual pages を省略して man pages と呼ばれます。

リンキング・ローダ

実行可能なファイルを生成するために,コンパイルまたはアセンブルされたプログラム,ルーチン,サブルーチンをロード,移動,リンクするためのプログラム。 リンク・ローダ,またはリンカ・ローダと呼ばれることもあります。

リンク

ファイルを参照しているディレクトリ・エントリ。

次の項目も参照: ハード・リンク, シンボリック・リンク

リント

バグ,ポータビリティ問題,照合しない引数タイプ,イニシャライズされていない変数などのエラーがないか C のコードを調べるプログラム。

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ルーティング・デーモン

ルーティング管理サービスを提供するプログラム。 ルーティング・デーモン routed は,ネットワーク・ルーティング・テーブルを管理するためにシステムが起動する際に呼び出されます。

次の項目も参照: デーモン

ループ

1) 特定の条件が満たされるまで繰り返し実行される一連の命令。

2) Tru64 UNIX 仮想メモリ・システムで,置き換えのために繰り返し走査されるメイン・メモリ内のページ・クラスタ。

次の項目も参照: 無限ループ

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レイヤード・プロダクト

Tru64 UNIX システムの機能を追加するために後でインストールできるように設計されたオプションのソフトウェア製品。

レコード

1) 1 つの単位として扱われる関連したデータ項目のコレクション。 レコードは 1 つ以上のフィールドを含みます。

2) awkで,2 つの連続したレコード区切り文字の間の情報。 ほとんどの場合,awkでのレコードは入力ファイルの行であると考えることができます。

連結する

並べて配置することです。 文字列のようなデータを連結する場合には,最初のオリジナル文字列の文字に続けて 2 番目以降のオリジナル文字列の文字すべてを含む文字列を生成することができます。 ファイルについては,同様の方法でコンテンツを新規ファイルまたはオリジナル・ファイルに組み合わせることによって結合できます。

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ローカリゼーション

コンピュータ・システムで地域的な要件を実装する過程。 これらの要件のいくつかはロケールで扱われます。 それぞれのロケールは現地の言語,文化に依存するデータ,コード・セットの特定の組み合わせをサポートするための一連のデータを持っています。 ロケールが持つことができる情報の種類とロケールを実行するインタフェースは標準化の適用を受けます。

"ローカリゼーション (localization)"は,最初の文字 "L" と最後の文字 "N" の間に文字が 10 あるという意味で L10N と省略されることがあります。

次の項目も参照: 国際化

ローカル・エリア・ネットワーク

LAN (ローカル・エリア・ネットワーク) を参照

ローカル・エリアの転送

LAT (ローカル・エリア転送) を参照

ローカル・ホスト

ユーザ端末に直接接続されたコンピュータ・システム。

ローリング・アップグレード

ソフトウェアによるクラスタのアップグレードをクラスタの動作中に行うことです。 一度に 1 つのメンバが「"ロール"」して動作状態に復帰する一方で,基本オペレーティング・システム,クラスタ・ソフトウェア,およびワールドワイド言語サポート (WLS) ソフトウェアに対して,クラスタは複数のバージョンからなる環境を自動的に維持します。 サービスにアクセスしているクライアントには,ローリング・アップグレードが進行中であることはわかりません

Tru64 UNIX Version 5.0A 以上のクラスタ化されたシステムでは,Tru64 UNIX オペレーティング・システムまたは TruCluster Server ソフトウェアの更新を行う場合,またはシステムのパッチを行う場合に,ローリング・アップグレードを実行します。

ログアウト,ログオフ

ユーザが現在のセッションを終了することをオペレーティング・システムに知らせるコマンドを入力して,コンピュータ・システムの実行を中止すること。

ログイン

通常はログイン名とパスワードを入力することで,正規ユーザとしてオペレーティング・システムにアクセスし,コンピュータ・システムを使用し始めること。

ログイン・グループ

ユーザにより作成されたファイルのアクセス権を確立する主要な分類。

次の項目も参照: グループ

ログイン・シェル

ユーザがシステムにログインしたときデフォルトで実行されるシェル。 passwd ファイル中のユーザのエントリで指定されます。

ログイン・ディレクトリ

ホーム・ディレクトリ を参照

ログイン名

コンピュータ・システム,そしてシステムのその他のユーザがユーザを識別するための名前。 システムにログインする際に,ユーザはログイン名と (通常は) パスワードを入力します。 ユーザ名と呼ばれることもあります。

ロック・ファイル

あるファイルへの操作を限定または禁止することを示すファイル。 ロック・ファイル自体を指標として使用するか,ロック・ファイルに制限の内容を記述することができます。 たとえば,Tru64 UNIX setld ユーティリティは,インストールするそれぞれの製品キットのサブセットのためのロック・ファイルを生成します。 もし特定の製品がインストール済みの別のサブセットを必要とするサブセットを含む場合,以前のサブセットを削除してしまわないように setld が後のサブセットの名前を以前のサブセットのロック・ファイルに加えます。

ロケール

中国やフランスなど特定の地域の文化的な慣習と,その地域で使用される言語を正確に処理するためのソフトウェア環境。 たとえば中国語のロケールを選択することで,すべてのコマンド,システム・メッセージ,キーストロークは漢字に対応し,中国語に適した方法で表示されます。

次の項目も参照: 国際化

論理ユニット番号

LUN (論理ユニット番号) を参照

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ワーム

それ自身を複製し,他のコンピュータ中に感染してネットワークで広まるように設計されたコンピュータ・プログラム。 ワームは他のプログラムまたはファイルにそれ自身を添付しません。 ワームは通常「感染した」プログラムまたはシステムに損害を与えたり破壊したりするよう設計されており,しばしばワームの制作者の誕生日などの特定の時間に破壊的になるようにプログラムされています。 いくつかのワームは直接的な損害を与えるわけではありませんが,正当な使用のために意図された資源を占拠するという点で有害です。

次の項目も参照: トロイの木馬, ウイルス

固定メモリ

通常,ブート時でオペレーティング・システムに割り当てられ,ページングのためには使用できない物理メモリ。 固定メモリは静的か,動的かのどちらかです。

ワイルドカード文字

ファイル名または正規表現でワイルドカード照合を行うために使用されるメタ文字。

次の項目も参照: メタ文字, 正規表現

割り込み

1) あるイベントが原因となってコンピュータが通常の処理ストリームからそれて,それをトリガした状況に対処すること。 事象の誘発原因が終了すると,通常の処理ストリームが割り込み時点から再開されます。 割り込みはソフトウェアの命令または I/O 操作の終了のようなハードウェア・イベントのいずれかによって引き起こされます。

2) 割り込みをトリガすること。

割り込みハンドラ

割り込みに対応するアクションを実行するプログラムまたはオペレーティング・システムのコード。