まえがき

本書では,Advanced Server for UNIX (ASU) ソフトウェアのインストール,構成,および管理の方法について説明します。

対象読者

本書は,ASU ソフトウェアのインストール,構成,および管理を行うすべてのユーザを対象としています。

新しい機能

今回のリリースで新しく追加された機能は次のとおりです。

本書の構成

本書の構成は,次のとおりです。

第 1 章 ASU ソフトウェアのインストール方法について説明します。
第 2 章 ASU ソフトウェアの構成方法について説明します。
第 3 章 ASU に関連するユーザ・アカウントについて説明するとともに,それらの作成方法についても説明します。
第 4 章 ASU ソフトウェアを使用して,UNIX ファイル・システムを共有する方法について説明します。
第 5 章 ASU ソフトウェアを使用して,UNIX ベースのプリンタを共有する方法について説明します。
第 6 章 TruCluster バージョン 5.x 以降のクラスタ環境における ASU ソフトウェアの構成方法について説明します。
第 7 章 ASU ソフトウェアのチューニング方法について説明します。
第 8 章 ASU ソフトウェアのトラブルシューティングを行う方法について説明します。
付録 A ASU のインストレーションおよび構成プロシージャの例を示します。
付録 B ASU レジストリ・エントリについて説明します。
付録 C lanman.ini ファイルについて説明します。
付録 D net コマンドについて説明します。
付録 E ASU コマンドについて説明します。
付録 F TruCluster バージョン 1.x クラスタ環境における ASU ソフトウェアの構成方法について説明します。

関連資料

ASU ソフトウェアについての詳細は,次のマニュアルを参照してください。

本書で使用する表記法

本書では,次の表記法を使用しています。

%
$

パーセント記号は,C シェルのシステム・プロンプトを表します。ドル記号は, Bourne シェル,Korn シェル,および POSIX シェルの場合の システム・プロンプトを表します。

#

番号記号は root としてログインした場合のシステム・プロンプトを表します。

file

イタリック体 (斜体) は,変数値,プレースホルダ,および関数の引数名を示します。

[ | ]
{ | }

構文定義では,大カッコはオプションの項目を示し,中カッコは必須項目を示します。 大カッコまたは中カッコの中の項目を縦線で区切っている場合は, そこに併記されている項目の中から1つの項目を選択することを示します。

colored text

構文定義では,リテラル要素(コマンド名など文字通り入力する要素)は緑色で表示され,変数値,数式/論理式記号,関数の引数名は赤色で表示されます。 構文説明以外の場所では,色付きのテキストは使用しません。

. . .

構文定義では,水平の反復記号は,前の項目を1回以上繰り返して使用できることを示します。

cat(1)

リファレンス・ページの参照には,該当するセクション番号をカッコ内に示します。 たとえば, cat(1) は,cat コマンドについての情報が, リファレンス・ページのセクション1に記載されていることを示します。

[Return]

四角で囲まれたキー名はユーザがそのキーを押すことを示します。

[Ctrl/x]

この記号は,スラッシュの前に指定されているキーを押しながら, スラッシュの後のキーまたはマウス・ボタンを押すことを示します。 例中では,このようなキーの組み合わせは, 四角あるいは大カッコで囲まれて示されます(たとえば,[Ctrl/C] )。