21    pdshutdown

21.1    名称

pdshutdown - サーバをシャットダウンします。

21.2    形式

pdshutdown [-c class_name]
[-m message_text] [-w when_time]
[-x extended_attribute_string...
[-X attribute_filename...][server_name:]server_name...

次のコマンドで pdshutdown のヘルプが表示されます。

pdshutdown -h

21.3    機能説明

pdshutdown ユーティリティは,指定されたスプーラまたはスーパバイザ・サーバをシャットダウンします。

アクセス・レベル

オペレータ

21.4    オプション

pdshutdown でサポートされるオプションは以下のとおりです。

21.4.1    -c class_name

シャットダウンするオブジェクトのクラス,つまりタイプを指定します。-x 文字列オプション,または -X ファイル・オプションを使用する場合は,コマンド属性のタイプと値を次のように指定します。

class=class_name

引数

server (省略時の値)

21.4.2    -m message_text

シャットダウンするサーバについてのメッセージを設定します。たとえば,スプーラをシャットダウンする場合,次のようなメッセージを付加できます。

-m "Big-spool is shut down"

-x extended-attributes-string オプション,または -X attribute_filename オプションを使用する場合は,コマンド属性のタイプと値を次のように指定します。

message=message_text-x "message='Big-spool is shut down'"

このタイプのメッセージを取得するには,対象のサーバに対し,次のオプションを指定した pdls ユーティリティを実行します。

-r message

21.4.3    -w when_time

サーバがシャットダウンする前に実行可能な処理を指定します。

引数

when_time には次の値を指定できます。

-x 文字列オプション,または -X ファイル・オプションを使用する場合は,コマンド属性のタイプと値を次のように指定します。

when=when_time-r message

21.4.4    -x extended_attribute_string

pdshutdown ユーティリティで処理するコマンド行に一連の attribute_type=value の組を指定するために使用します。

属性

-x オプションではオブジェクト属性は使用できません。

次のコマンド属性を指定できます。

21.4.5    -X attribute_filename

ユーティリティが読み取る属性ファイルを指定します。pdshutdown ユーティリティを実行すると,このオプションのコマンド行中の記述位置でファイル内の属性データが処理され,-x オプションで直接指定した場合と同じ結果になります。

21.5    オペランド

[server_name:]server_name

server_name にはシャットダウンするスプーラまたはスーパバイザの名前を指定します。[server_name:] の値は省略可能です。省略した場合,pdshutdown ユーティリティは PDPRINTER 環境変数で指定されたプリンタをサポートするサーバに対して実行されます。

21.6    使用例

  1. ginger という名前のサーバをシャットダウンします。

    pdshutdown -c server ginger

  2. ginger という名前のサーバをシャットダウンします。省略時の値は server なので,例 1 と同じ結果になります。

    pdshutdown ginger