この付録では,プリント・システムでサポートされるすべての属性について解説します。付録の構成は以下のとおりです。
オブジェクト・クラス別に分類した属性のリスト。設定可能な属性はアスタリスク (*) で示されます。
アルファベット順に解説された詳細な属性のリスト。各属性エントリの構成要素は次のとおりです。
属性の簡潔な説明。
属性が関連付けられるオブジェクト。
属性に指定できる値が 1 つ (単一値) か,複数 (複数値) か。
属性が設定可能かどうか。
属性に指定できる値。
この節では,オブジェクト・クラス別の属性リストを示します。設定可能な属性にはアスタリスク (*) が付いています。
スプーラおよびスーパバイザ属性
スプーラ属性
スーパバイザ属性
論理プリンタおよび物理プリンタ属性
論理プリンタ属性
物理プリンタ属性
キュー属性
ジョブ属性
ドキュメント属性
初期値ジョブ属性
初期値ドキュメント属性
この節では,プリント・システムの全属性について詳しく解説します。各属性の説明には次の情報が含まれます。
属性の簡潔な説明。この説明で属性の機能分類が分かります。この付録の「オブジェクト・クラス別属性リスト」の節を参照すれば,異なるオブジェクト・クラスにある類似の属性の機能と比較できます。
属性が関連付けられるオブジェクトのリスト。
属性に指定できる値が 1 つ (単一値) か,複数 (複数値) かを示すフィールド。
ユーザがその属性を設定/変更できるかどうかを示すフィールド。オブジェクト作成時にのみ設定可能な属性もあります。
属性に指定できる値のリスト。複合属性の場合は,要素ごとに有効値が示されます。
この節の説明にはクライアント属性が含まれています。これらの属性は,CLI コマンドの操作に関するパラメータを指定するもので,サーバでは処理されません。クライアント属性は以下のとおりです。
attributes
class
copy-from
count-limit
document-filename
filter
headings
requested-attributes
scope
style
time-limit
when
ドメイン内部およびドメイン間で,プリント・システムの指定した認証ユーザの特権レベルを指定します。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
複数値
可
表を参照
要素 | データ・タイプ | 有効値 |
name | テキスト | [UserName] @ (name-type=all-users でのみ有効) [UserName]@domain (name-type=all-users でのみ有効) [UserName]@host (name-type=all-users でのみ有効) |
name-type | オブジェクト識別子 | all-users user group (name および name-type 省略時の値) netgroup |
privilege-level | オブジェクト識別子 | end-user (privilege-level 省略時の値) operator administrator |
省略時の ACL には次の 2 つの値が設定されます。
name-type=all-users; privilege-level=end-user
name-sysadmin; name-type=group, privilege-level=administrator
管理者がサーバを作成すると,サーバの ACL にこれら 2 つの値が設定されます (唯一の例外は,スタートアップ・オプションの -A で administrator-value ACL を設定した場合)。ドメインに sysadmin という名前のグループが存在しない場合,ローカル・ルート・ユーザは,サーバの ACL をローカルでの正しい値に設定する必要があります。
次のように入力すると,access-control-list を省略時の値にリセットできます。
pdset -c server -x "access-control-list==" spooler_name
省略時の値にリセットすると,ローカルで何が正しい値かにかかわらず,指定したオブジェクトの ACL が前述の 2 つの省略時の値に置き換えられます。
スプーラがジョブを割り当てたキューです。
ジョブ
単一値
不可
255 文字までのテキスト文字列
論理プリンタでは,論理プリンタからのジョブの送信先となる単一のキューを表します。
物理プリンタでは,物理プリンタへのジョブの送信元となる単一のキュー (および,したがって単一のスプーラ) を表します。
ユーザは,associated-queue に値を設定する前に,関連する論理プリンタまたは物理プリンタを使用不能にする必要があります。
プリンタ (論理および物理)
単一値
可
255 文字までのテキスト文字列
オブジェクトが関連付けられたサーバの名前です。オブジェクトの作成時に,オブジェクトによって設定されます。
初期値ドキュメント
初期値ジョブ
プリンタ (論理および物理)
キュー
単一値
不可
4095 文字までのテキスト文字列
操作に設定される 1 つまたは複数の属性を指定するクライアント属性です。
N/A
複数値
可
255 文字までのテキスト文字列
オブジェクトの全体的な使用の可否を示します。オブジェクトが使用不能の場合は none に設定され,オブジェクトが使用可能の場合は normal に設定されます。
プリンタ (論理および物理)
キュー
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
単一値
不可
normal
none (使用不可)
第 1 ページの出力イメージから見て,用紙のどの辺が綴じしろになるのかを指定します。
この属性により,binding-edge-image-shift 属性が適用される用紙の辺が決まります。
出力先となる論理プリンタおよび物理プリンタの binding-edges-supported 属性に,指定したドキュメントの binding-edge 値が設定されている必要があります。
binding-edge を省略した場合,plex=tumble であれば,省略時の値は top-edge になります。それ以外 (plex=simplex または plex=duplex) の場合には,省略時の値は left-edge になります。
第 1 ページが用紙の裏側になるドキュメント (またはページ範囲) を指定する場合も,あくまでその「第 1」ページとの位置関係で binding-edge を指定する必要があります。つまり,全体として見れば左辺で綴じるドキュメントでも,用紙の裏になる第 1 ページから見れば綴じしろは右辺になるため,binding-edge には right-edge を指定します。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
bottom-edge
right-edge
top-edge
left-edge
プリンタでサポートされる binding-edge の値を指定します。
詳細については,binding-edge 属性の説明を参照してください。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
bottom-edge
right-edge
top-edge
left-edge
シンプル・テキスト形式のドキュメントでのテキストの配置を制御する属性の 1 つです。この属性では,用紙を正しい向きにしたときの論理ページの下端とテキスト領域の下端との間隔を行数で指定します。
(PostScript のようなドキュメント形式では,ドキュメントの内容の一部としてマージンを指定しますが,シンプル・テキストではマージンは内容に含まれません。)
bottom-margin=6 と指定すると,下マージンが 6 行分とられます。実際の間隔は,当該ドキュメントに指定された文字セットのサイズによって変わります。
bottom-margin 属性はシンプル・テキスト形式に適用されるため,通常は,filter-definition 属性で定義されるシンプル・テキスト翻訳フィルタの一部として指定されます。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
任意の正の数
A.2.10 cancel-individual-document-supported
ジョブ中の個々のドキュメントの印刷を取り消す機能がサーバにあるかどうかを示します。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
単一値
不可
false|no
プリンタで使用できる文字セット・エンコーディングを指定します。
ジョブを実行すると,スプーラはドキュメントに指定された文字セットを論理プリンタの character-sets-supported 属性と照合します。合致する文字セットが見つからない場合,その印刷要求は拒否されます。
さらに,スプーラは物理プリンタの character-sets-ready 属性とも照合を行います。合致する文字セットが見つからない場合,スプーラはジョブを pending (処理待ち) 状態のままにします。
プリンタ (物理プリンタのみ)
複数値
可
default-character-set を参照
A.2.12 character-sets-supported
プリンタでサポートされる文字セット・エンコーディングを指定します。
ジョブを実行すると,スプーラはドキュメントに指定された文字セットを論理プリンタの character-sets-supported 属性と照合します。合致する文字セットが見つからない場合,その印刷要求は拒否されます。
さらに,スプーラは物理プリンタの character-sets-ready 属性とも照合を行います。合致する文字セットが見つからない場合,スプーラはジョブを pending (処理待ち) 状態のままにします。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
default-character-set を参照
オペランドのオブジェクト・クラスを示すクライアント属性です。
N/A
単一値
可
ジョブの印刷処理が完了した時刻です。
job-sheets 属性でジョブ終了シートの使用を指定すると,completion-time 属性の値がジョブ終了シートに出力されます。
ジョブ
単一値
不可
A.2.15 conformance-levels-supported
サポートされる適合レベルを示します。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
複数値
不可
level-2M
シンプル・テキスト形式のドキュメントでのテキストの配置を制御する属性の 1 つです。この属性では,ドキュメントの主な印刷方向を指定できます。
(PostScript のようなドキュメント形式では,ドキュメントの内容の一部として印刷方向を指定しますが,シンプル・テキストでは印刷方向は内容に含まれません。)
(content-orientation 属性,ドキュメントの内容のいずれで指定されるかにかかわらず,) ドキュメントの印刷方向と number-up 属性の値により,出力ページ上に印刷されるイメージの方向と数が決まります。
出力先となる論理および物理プリンタの content-orientations-supported 属性に,指定したドキュメントの content-orientation 値が設定されている必要があります。
content-orientation 属性はシンプル・テキスト形式に適用されるため,通常は,filter-definition 属性で定義されるシンプル・テキスト翻訳フィルタの一部として指定されます。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
portrait
landscape
reverse-portrait
reverse-landscape
A.2.17 content-orientations-supported
プリンタでサポートされるドキュメントの印刷方向を指定します。この属性の値には,当該プリンタに送信されるドキュメントに対応するすべての印刷方向を設定する必要があります。
論理プリンタの content-orientations-supported にドキュメントの印刷方向の値が設定されていない場合,スプーラはその印刷要求を拒否します。物理プリンタの content-orientations-supported にドキュメントの印刷方向の値が設定されていない場合は,スプーラはジョブを pending (処理待ち) 状態のままにします。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
portrait
landscape
reverse-portrait
reverse-landscape
ドキュメントの印刷部数を指定します。機能がサポートされている場合,copy-count は選択したページにも適用できます (page-select 属性および page-select-supported 属性を参照)。
copy-count 属性の値は,論理プリンタまたは物理プリンタの maximum-copies-supported 属性の値を超えることはできません。上限を超えた値を指定すると,スプーラはジョブを拒否します。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
1 より大きい数
操作に設定される 1 つまたは複数の属性を指定するクライアント属性です。
N/A
単一値
可
pdls の出力でグループ分けされるオブジェクトの数を指定するクライアント属性です。この属性を指定することにより,pdls コマンドの出力を分割して段階的に表示できます。
N/A
単一値
可
1 より大きい数
ジョブの現在の状態を示します。
ジョブの job-print-after 属性が将来の日付または時刻に設定されている場合,そのジョブの current-job-state 属性は held (保留) に設定されます。指定された時間が経過すると,current-job-state が pending (処理待ち) に設定され,ジョブは印刷スケジュールに組み込まれます。
ジョブの job-hold 属性が true|yes に設定されている場合,current-job-state 属性は held (保留) に設定されます。
ジョブ
単一値
不可
completed (完了),printing (印刷中),held (保留),processing (処理中),paused (一時停止),retained (保持),pending (処理待ち),terminating (後処理中),preprocessing (前処理中),および unknown (不明)
文字セットが指定されていないドキュメント・ページに対して,スプーラが省略時のコード化文字セットとして使用する文字セットを指定します。
ドキュメント・データ自体に文字セットの指定がある場合,スプーラでは,その指定が default-character-set の指定に優先します。
ジョブを実行すると,スプーラはドキュメントに指定された文字セットを論理プリンタの character-sets-supported 属性と照合します。合致する文字セットが見つからない場合,その印刷要求は拒否されます。
さらに,スプーラは物理プリンタの character-sets-ready 属性とも照合を行います。合致する文字セットが見つからない場合,スプーラはジョブを pending (処理待ち) 状態のままにします。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
表を参照
値 | ||
Adobe-Standard-Encoding | ISO-Latin2 | PC-page-852-Latin2 |
ASCII | ISO-Latin3 | PC-page-862-Latin-Hebrew |
Big5 | ISO-Latin4 | Shift-JIS |
DEC-MCS | ISO-Latin5 | UCS4 |
EUC-Fixed-Width-Japanese | ISO-Latin6 | Unicode |
EUC-Packed-Format-Japanese | ISO-reg11-Swedish-for-Names | Unicode-ASCII |
GB-2312 | ISO-reg15-Italian | Unicode-IBM-1264 |
Half-Width-Katakana | ISO-reg17-Spanish | Unicode-IBM-1265 |
HP-Desktop | ISO-reg21-German | Unicode-IBM-1268 |
HP-Legal | ISO-reg4-United-Kingdom | Unicode-IBM-1276 |
HP-Math8 | ISO-reg60-Danish-Norwegian | Unicode-IBM-1261 |
HP-PiFont | ISO-reg69-French | Unicode-IBM-2039 |
HP-PS-Math | ISO-Text-Communication | Unicode-Latin1 |
HP-Roman8 | iso-ucs-2-level2 | Ventura-International |
IBM-Symbols | JIS-Encoding | Ventura-Math |
IBM-Thai | Microsoft-Publishing | Ventura-US |
ISO-Latin-Arabic | other | Windows30-Latin1 |
ISO-Latin-Cyrillic | PC8-Danish-Norwegian | Windows31-Latin1 |
ISO-Latin-Greek | PC8-page-437-US | Windows31-Latin2 |
ISO-Latin-Hebrew | PC8-Turkish | Windows31J |
ISO-Latin1 | PC-page-850-Multilingual | Windows31-Latin5 |
フォントが指定されていないドキュメント・ページに対して使用される,省略時のフォントを指定します。
ドキュメント・データ自体にフォントの指定がある場合,スプーラでは,その指定が default-font の指定に優先します。
ジョブを実行すると,スプーラはドキュメントに指定されたフォントを論理プリンタの fonts-supported 属性と照合します。合致するフォントが見つからない場合,その印刷要求は拒否されます。
さらに,スプーラは物理プリンタの fonts-ready 属性とも照合を行います。合致するフォントが見つからない場合,スプーラはジョブを pending 状態のままにします。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
255 文字までのテキスト文字列
ドキュメントの印刷を開始する前に,スーパバイザによって設定される省略時の給紙トレイを指定します。
出力先となる論理プリンタおよび物理プリンタの input-trays-supported 属性に,印刷するドキュメントの default-input-tray 属性の値に対応する値が設定されている必要があります。物理プリンタの input-trays-ready 属性にも,印刷するドキュメントの default-input-tray 属性の値に対応する値が設定されている必要があります。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
top,middle,bottom,envelope,manual,large-capacity,main,side
用紙の指定が必要なページで使用される,省略時の用紙を指定します。
page-media-select 属性が指定されている場合は,その値がページ単位で default-medium の値に優先します。
ジョブを実行すると,スプーラはドキュメントに指定された用紙を論理プリンタの media-supported 属性と照合します。合致する用紙が見つからない場合,その印刷要求は拒否されます。
さらに,スプーラは物理プリンタの media-ready 属性とも照合を行います。合致する用紙が見つからない場合,スプーラはジョブを pending (処理待ち) 状態のままにします。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
表を参照
値 | ||
a | iso-b10-white | jis-b4-white |
b | iso-b1-white | jis-b5-coloured |
c | iso-b2-white | jis-b5-white |
d | iso-b3-white | jis-b6-white |
default | iso-b4-coloured | jis-b7-white |
e | iso-b4-envelope | jis-b8-white |
executive | iso-b4-white | jis-b9-white |
folio | iso-b5-coloured | ledger |
invoice | iso-b5-envelope | monarch-envelope |
iso-a0-white | iso-b5-white | na-10x13-envelope |
iso-a10-white | iso-b6-white | na-10x14-envelope |
iso-a1-white | iso-b7-white | na-10x15-envelope |
iso-a2-white | iso-b8-white | na-6x9-envelope |
iso-a3-coloured | iso-b9-white | na-7x9-envelope |
iso-a3-white | iso-c3-envelope | na-9x11-envelope |
iso-a4-coloured | iso-c4-envelope | na-9x12-envelope |
iso-a4-transparent | iso-c5-envelope | na-legal-coloured |
iso-a4-white | iso-c6-envelope | na-legal-white |
iso-a5-coloured | iso-designated-long-envelope | na-letter-coloured |
iso-a5-white | jis-b0-white | na-letter-transparent |
iso-a6-white | jis-b10-white | na-letter-white |
iso-a7-white | jis-b1-white | na-number-10-envelope |
iso-a8-white | jis-b2-white | na-number-9-envelope |
iso-a9-white | jis-b3-white | quarto |
iso-b0-white | jis-b4-coloured |
指定されたオブジェクトの説明テキストを設定します。
初期値ドキュメント
初期値ジョブ
プリンタ (論理および物理)
キュー
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
単一値
可
4095 文字までのテキスト文字列
ファイルの名前 (ある場合) を,完全パスと共に指定します (クライアントの document-filename 属性と混同しないように注意)。
document-sheets 属性でドキュメント開始シートの使用を指定すると,document-file-name 属性の値がドキュメント開始シートに出力されます。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可 (ドキュメント・オブジェクトでは,ジョブ実行時のみ。初期値ドキュメント・オブジェクトでは,初期値ドキュメントの作成/変更時のみ)
4095 文字までのテキスト文字列
プリント・ジョブ中のドキュメントとして印刷する入力ファイル名を示すクライアント属性です。完全パスはファイル名に含めても,含めなくてもかまいません (ドキュメントおよび初期値ドキュメントの document-file-name 属性と混同しないように注意)。
N/A
単一値
可
4095 文字までのテキスト文字列
ドキュメントのデータ形式を指定します。
出力先となる論理プリンタおよび物理プリンタの document-formats-supported 属性に,指定したドキュメントの document-format 値が設定されている必要があります。物理プリンタの document-formats-ready 属性にも,ドキュメントの document-format 値が設定されている必要があります。
使用例:
document-format=PostScript
document-format="{document-format=PostScript document-format-variants='level2' document-format-version='48.13'}"
この例で,省略可能な要素を指定しない場合,中カッコ { } は不要です (document-format=PostScript)。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
表を参照
値 | ||
201PL | fortran | Pinwriter |
ART | HPGL | PJL |
automatic | IGP | plot |
CaPSL | imPRESS | PostScript |
CCITT | Interpress | PPDS |
cif | IPDS | PSPrinter |
CodeV | ISO6429 | QUIC |
CPAP | LCDS | raster |
DDIF | line-data | ReGIS |
DEC-PPL | LIPS | SCS |
Diagnostic | LN03 | simple-text |
ditroff | MODCA | SPDL |
DOC | NPAP | Tek4014 |
DPC | NPDL | TIFF |
DSC-DSE | other | troff |
dvi | PAGES | unknown |
Epson | PCL | WPS |
EscapeP | PCL-XL | XES |
EXCL | PDS |
プリンタおよび関連するすべての翻訳プログラムによって処理できるドキュメント形式を指定します。たとえば,標準スーパバイザ付きの LaserWriter では,この属性の値は PostScript と simple-text になります。
document-formats-ready 属性には,当該プリンタで印刷されるドキュメントの document-format 属性の値に対応する値を設定する必要があります。
document-formats-ready の値をプリンタの native-document-formats-ready 属性と比較するチェック処理も行われます。ここで合致しないものがあると,プリント・システムがジョブを打ち切ることがあります。詳細については,システム管理者にお尋ねください。
プリンタ (物理プリンタのみ)
複数値
可
(document-format 属性の説明を参照)
A.2.31 document-formats-supported
プリンタでサポートされるドキュメント形式を指定します。
document-formats-supported 属性には,当該プリンタに対して実行されたドキュメントの document-format 属性の値に対応する値を指定する必要があります。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
(document-format 属性の説明を参照)
ドキュメントに対して意味のある名前,または基本となる名前を指定します。ジョブを実行したユーザがドキュメント名を指定しなかった場合,この属性がファイル名として設定されます。
この属性の値には,パスは含まれません。システムが完全パス名を提供している場合,そのうちのファイル名だけがこの属性で使用されます。
document-sheets 属性でドキュメント開始シートの使用を指定すると,document-name 属性の値がドキュメント開始シートに出力されます。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
255 文字までのテキスト文字列
A.2.33 document-sequence-number
当該ドキュメントのジョブ中での順番を表します。
ドキュメント
単一値
不可
0 以上の数
サーバがジョブに挿入する補助シートについて指定します。
doc-set-start-copies-separate を指定すると,ドキュメントの各部の先頭にセパレータ・シートが挿入されます。
出力先となる論理プリンタおよび物理プリンタの document-sheets-supported 属性に,指定したジョブの document-sheets 値が設定されている必要があります。物理プリンタの document-sheets-ready 属性にも,指定したジョブの document-sheets 値が設定されている必要があります。
初期値ジョブ
ジョブ
単一値
可
none
doc-set-start-copies-separate
プリンタで使用できるようになっている補助シートを指定します。
document-sheets-ready 属性には,当該プリンタで印刷されるジョブの document-sheets 属性の値に対応する値を設定する必要があります。
プリンタ (物理プリンタのみ)
複数値
可
none
doc-set-start-copies-separate
A.2.36 document-sheets-supported
プリンタでサポートされる補助シートを指定します。
document-sheets-supported 属性には,当該プリンタに対して実行されたジョブの document-sheets 属性の値に対応する値を指定する必要があります。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
none
doc-set-start-copies-separate
ドキュメントの状態を示します。
ドキュメント
単一値
不可
transfer-pending, pending, processing, completed, printing
指定したオブジェクトが印刷要求を受け付け可能かどうかを指定します。この属性は,pdenable/pddisable コマンドで設定します。オブジェクトの作成時には,省略時の設定により,使用不能 (enabled=no) になっています。
省略時の値は使用不能 (enabled=no) です。
プリンタ (論理および物理)
キュー
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
単一値
可 (pdenable/pddisableで設定)
true|yes (使用可能)
false|no (使用不能)
サーバでサポートされるイベント・タイプおよびイベント・クラスを示します。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
複数値
不可
付録 C を参照
指定したプリンタで一定の翻訳フィルタの使用を禁止します。
プリンタ (物理プリンタのみ)
複数値
可
255 文字までのテキスト文字列
A.2.41 file-reference-is-local-only
file-reference 転送方式を使用するサーバがローカルでないドキュメント・ファイルにアクセスできるかどうかを示します。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
単一値
不可
true|yes
オペランドに指定された候補 object_instances を絞り込むための選択基準を指定するクライアント属性です。
N/A
単一値
可
テキスト文字列
フィルタとなるプログラムを定義し,そのプログラムを呼び出すのに必要な情報を設定します。
サーバ (スーパバイザのみ)
複数値
可
表を参照
ドキュメントに適用されるフィニッシング処理を指定します。
出力先となる論理プリンタおよび物理プリンタの finishings-supported 属性に,指定したドキュメントの finishing 値が設定されている必要があります。物理プリンタの finishings-ready 属性にも,指定したドキュメントの finishing 値が設定されている必要があります。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
表を参照
値 | |
bind | staple |
cover | staple-bottom-left |
edge-stitch | staple-bottom-right |
punch | staple-top-left |
saddle-stitch | staple-top-right |
プリンタで使用できる,ドキュメントごとのフィニッシング処理を指定します。
finishings-ready 属性には,当該プリンタで印刷されるドキュメントの finishing 属性の値に対応する値を指定する必要があります。
プリンタ (物理プリンタのみ)
複数値
可
finishing を参照
プリンタでサポートされる,ドキュメントごとのフィニッシング処理を指定します。
finishings-supported 属性には,当該プリンタに対して実行されるドキュメントの finishing 属性の値に対応する値を指定する必要があります。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
finishing を参照
プリンタで使用できるフォント・リソースを指定します。
ジョブを実行すると,スプーラはドキュメントに指定されたフォントを論理プリンタの fonts-supported 属性と照合します。合致するフォントが見つからない場合,その印刷要求は拒否されます。
さらに,スプーラは物理プリンタの fonts-ready 属性とも照合を行います。合致するフォントが見つからない場合,スプーラはジョブを pending (処理待ち) 状態のままにします。
プリンタ (物理プリンタのみ)
複数値
可
255 文字までのテキスト文字列
プリンタでサポートされるフォント・リソースを指定します。
ジョブを実行すると,スプーラはドキュメントに指定されたフォントを論理プリンタの fonts-supported 属性と照合します。合致するフォントが見つからない場合,その印刷要求は拒否されます。
さらに,スプーラは物理プリンタの fonts-ready 属性とも照合を行います。合致するフォントが見つからない場合,スプーラはジョブを pending (処理待ち) 状態のままにします。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
255 文字までのテキスト文字列
シンプル・テキスト形式のドキュメントでのテキストの配置を制御する属性の 1 つです。この属性では,各ページの最後に印刷されるテキストを指定します。
footer-text 属性はシンプル・テキスト形式に適用されるため,通常は,filter-definition 属性で定義されるシンプル・テキスト翻訳フィルタの一部として指定されます。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
シンプル・テキスト形式のドキュメントでのテキストの配置を制御する属性の 1 つです。この属性では,各ページの最初に印刷されるテキストを指定します。
header-text 属性はシンプル・テキスト形式に適用されるため,通常は,filter-definition 属性で定義されるシンプル・テキスト翻訳フィルタの一部として指定されます。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
4095 文字までのテキスト文字列
要求された属性の出力にカラム見出しを付けるかどうかを指定するクライアント属性です。
N/A
単一値
可
false|no
true|yes
ドキュメントでの強調表示の色を指定します。
出力先となる論理プリンタおよび物理プリンタの highlight-colours-supported 属性に,指定したドキュメントの highlight-colour 値が設定されている必要があります。物理プリンタの highlight-colours-ready 属性にも,指定したドキュメントの highlight-colour 値が設定されている必要があります。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
red,blue,green,cyan,magenta,yellow,cardinal,royalblue,ruby,violet,black,または指定色
A.2.53 highlight-colour-mismatch-action
ドキュメントで指定された強調色と,プリンタでサポートされる,または使用できる強調色 (highlight-colours-supported および highlight-colours-ready 属性) が合致しない場合に,強調色を使用するジョブをプリント・システムでどのように処理するかを指定します。
abort を指定すると,スプーラは,以下の場合にドキュメント/ジョブを拒否します。
照合した強調色がサポートされていない。
照合した強調色はサポートされているが,使用できるようになっていない。
ignore を指定すると,スプーラは,強調色の不一致を無視してドキュメント/ジョブの受け付けおよび印刷スケジュールの設定を続行します。
operator を指定すると,不一致の場合にはオペレータの介入を要求します。スプーラは,次のようにします。
照合した強調色がサポートされていない場合,ドキュメント/ジョブを拒否します。
照合した強調色はサポートされているが,使用できるようになっていない場合,ドキュメント/ジョブを受け付けますが,スケジューリングはしません。
値の指定を省略すると,スプーラは,次のようにします。
照合した強調色がサポートされていない場合,ドキュメント/ジョブを拒否します。
照合した強調色はサポートされているが,使用できるようになっていない場合,ドキュメント/ジョブを受け付けますが,スケジューリングはしません。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
abort
ignore
operator
A.2.54 highlight-colour-rendering-algorithm
ドキュメントの強調色レンダリング・アルゴリズムを設定します。
出力先となる論理プリンタおよび物理プリンタの highlight-colour-rendering-algorithms-supported 属性に,指定したドキュメントの highlight-colour-rendering-algorithm 値が設定されている必要があります。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
automatic,colourToHighlight,colourTables,presentation,pictorial
A.2.55 highlight-colour-rendering-algorithms-supported
プリンタでサポートされる強調色レンダリング・アルゴリズムを指定します。
highlight-colour-rendering-algorithms-supported 属性には,当該プリンタに対して実行されるドキュメントの highlight-colour-rendering-algorithm の値に対応する値を指定する必要があります。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
automatic,colourToHighlight,colourTables,presentation,pictorial
A.2.56 highlight-colours-ready
プリンタで使用できる強調色を指定します。
highlight-colours-ready 属性には,当該プリンタで印刷されるドキュメントの highlight-colour 属性の値に対応する値を指定する必要があります。
プリンタ (物理プリンタのみ)
複数値
可
red,blue,green,cyan,magenta,yellow,cardinal,royalblue,ruby,violet,black,または指定色
A.2.57 highlight-colours-supported
プリンタでサポートされる強調色を指定します。
highlight-colours-supported 属性には,当該プリンタに対して実行されるドキュメントの highlight-colour 属性の値に対応する値を指定する必要があります。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
red,blue,green,cyan,magenta,yellow,cardinal,royalblue,ruby,violet,black,または指定色
A.2.58 highlight-mapping-colour
参照色を設定します。
出力先となる論理プリンタおよび物理プリンタの highlight-mapping-colours-supported 属性に,指定したドキュメントの highlight-mapping-colour 値が設定されている必要があります。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
red,blue,green,cyan,magenta,yellow,cardinal,royalblue,ruby,violet,black,または指定色
A.2.59 highlight-mapping-colours-supported
プリンタでサポートされる強調色で,参照色として使用できる色を指定します。
highlight-mapping-colours-supported 属性には,当該プリンタに対して実行されるドキュメントの highlight-mapping-colour 属性の値に対応する値を指定する必要があります。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
red,blue,green,cyan,magenta,yellow,cardinal,royalblue,ruby,violet,black,または指定色
A.2.60 hold-jobs-interrupted-by-printer-failure
再起動後にスプーラに返されたジョブを held:保留 (true|yes) または pending:処理待ち (false|no) のいずれの状態に設定するかを指定します。
プリンタ (論理プリンタのみ)
サーバ (スプーラのみ)
単一値
可
true|yes
false|no
初期値ドキュメント・オブジェクトを指定します。このオブジェクトには,プリント・ジョブ実行時のドキュメント・オブジェクト構築の際に使用される省略時のドキュメント属性が設定されます。
ドキュメントの initial-value-document 属性は,プリンタの initial-value-document 属性に優先します。
ドキュメント
単一値
可 (ジョブ実行時のみ)
既存の initial-value-document の名前
A.2.62 initial-value-document-identifier
一意の初期値ドキュメント・オブジェクトを指定します。
初期値ドキュメント
単一値
可 (初期値ドキュメント作成時のみ)
初期値ジョブ・オブジェクトを指定します。このオブジェクトには,プリント・ジョブ実行時のジョブ・オブジェクト構築の際に使用される省略時のジョブ属性が設定されます。
ジョブの initial-value-job 属性は,プリンタの initial-value-job 属性に優先します。
ジョブ
単一値
可 (ジョブ実行時のみ)
既存の initial-value-job の名前
A.2.64 initial-value-job-identifier
一意の初期値ジョブ・オブジェクトを指定します。
初期値ジョブ
単一値
可 (初期値ジョブ作成時のみ)
プリンタの各給紙トレイにある用紙を指定します。属性の値として,各給紙トレイのオブジェクト識別子は 1 回しか記述できません (1 つのトレイに 1 つの用紙)。これに対し,用紙識別子は複数回指定することができます (同じ用紙の複数トレイ可)。
出力先となる論理プリンタおよび物理プリンタの input-trays-supported 属性および media-supported 属性に,指定したドキュメントの input-trays-medium 値が設定されている必要があります。物理プリンタの input-trays-ready 属性および media-ready 属性にも,指定したドキュメントの input-trays-medium 値が設定されている必要があります。
使用例:
input-trays-medium=top:a
input-trays-medium="top:na-letter-white bottom:na-legal-white"
プリンタ (物理プリンタのみ)
複数値
可
給紙トレイ: top,middle,bottom,envelope,manual,large-capacity,main,side
用紙: default-medium 属性の有効値を参照
プリンタで使用できるようになっている給紙トレイを指定します。
input-trays-ready 属性には,当該プリンタで印刷されるドキュメントの default-input-tray 属性の値に対応する値を設定する必要があります。
プリンタ (物理プリンタのみ)
複数値
可
top,middle,bottom,envelope,manual,large-capacity,main,side
プリンタでサポートされる給紙トレイを指定します。
input-trays-supported 属性には,当該プリンタに対して実行されたドキュメントの default-input-tray 属性の値に対応する値を指定する必要があります。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
top,middle,bottom,envelope,manual,large-capacity,main,side
当該ジョブがスケジューリングされているよりも前に印刷されるジョブの数を示します。当該ジョブの印刷が始まると,この属性は 0 に設定されます。
ジョブ
単一値
不可
0 以上の数
A.2.69 job-attributes-visible-to-all
ジョブおよびドキュメントの属性で,ジョブの所有者以外のユーザも pdls 操作で表示できるものを指定します。この属性は管理者が設定できます。省略時の設定では,自分のジョブよりも前にスケジューリングされているジョブだけを表示できます。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
複数値
可
プリント・ジョブに分かりやすい説明を付けます。
job-sheets 属性でジョブ開始シートの使用を指定すると,job-comment 属性の値がジョブ開始シートに出力されます。ジョブ・シートに印刷されるのはこの属性だけです。
初期値ジョブ
ジョブ
単一値
可
ジョブの印刷部数を指定するクライアント属性です。
job-copies と copy-count の積が論理プリンタまたは物理プリンタの maximum-copies-supported 属性の値を超えないようにしてください。上限を超えた値を指定すると,スプーラはジョブを拒否します。
job-copies と output-bin の 2 つのクライアント属性は,results-profile 属性の一部です。 results-profile 属性はサポートされていますが,ユーザは直接アクセスできません。その値は,job-copies および output-bin 属性で指定します。
初期値ジョブ
ジョブ
単一値
可
1 より大きい数
印刷が完了したジョブの部数を示します。
ジョブ
単一値
不可
0 以上の数
ジョブの印刷が完了したかどうかとは無関係に,ジョブを強制破棄する日付と時刻を指定します。job-discard-time が到来すると,ジョブの現在の状態にかかわらず,スプーラはそのジョブの job-retention-period 属性を 0 に設定し,その後,ジョブを削除します。
job-retention-period 属性では,スプーラがジョブとその属性およびデータを保持する期間の下限を設定し,job-discard-time 属性では,ジョブの印刷完了とは無関係に保持期間の上限を設定します。
"budget" というジョブを,1997 年 8 月 25 日までに印刷されなければ削除するように設定するには,次のように記述します。
pdmod -x "job-discard-time=25:08:1997:17:00:00" budget
初期値ジョブ
ジョブ
単一値
可
dd:mm:yyyy:HH:MM:SS 形式の値
スプーラまたはスーパバイザのクラッシュのためにスーパバイザからジョブが返された回数を示します。
ジョブ
単一値
不可
0 以上の数
プリント・ジョブを印刷スケジュールの候補にするかどうかを指定します。省略時の値は false|no です。
job-hold の値が false|no の場合,他に理由がない限り (current-job-state 属性および job-state-reasons 属性を参照),スプーラはジョブを保留せず,ジョブは印刷のためにスケジューリングされます。
値が true|yes の場合,スプーラはジョブを保留し,ジョブは印刷スケジュールに組み込まれません。このとき,次のようになります。
値 job-hold-set が当該ジョブの job-state-reasons 属性に設定されます。
さらに,値 held が当該ジョブの current-job-state 属性に設定されます。
job-hold 属性を true|yes に設定すると,以下のいずれかのイベントが発生するまで,ジョブは無期限に held (保留) 状態になります。
job-hold 属性を false|no に設定する。
以前に設定した job-discard-time が到来する。
関連するキューまたはスプーラのクリーン処理を行う。スプーラは,held (保留) 状態にあるジョブを含め,キューまたはスプーラにあるすべてのジョブを削除します。
初期値ジョブ
ジョブ
単一値
可
true|yes
false|no
スプーラが生成する値で,そのスプーラ内で一意です (分散環境全体で一意である必要はありません)。
ジョブ
単一値
不可
255 文字までのテキスト文字列
A.2.77 job-identifier-on-client
従来のサーバから実行されたジョブを識別するためのクライアント・ジョブ識別子です。
ジョブ
単一値
可 (ジョブ実行時のみ)
255 文字までのテキスト文字列
A.2.78 job-message-from-administrator
ジョブに対してあるアクションがとられる理由をユーザに示すため,判読可能な文字列を指定します。
-m オプションを使用して,ジョブに分かりやすいメッセージを付加することもできます。このメッセージは pdls ユーティリティで表示できます。
-m オプションの使用は,ジョブに job-message-from-administrator 属性を設定するのと同じ結果になります。
job-sheets 属性でジョブ開始シートの使用を指定すると,job-message-from-administrator 属性の値がジョブ開始シートに出力されます。
ジョブ
単一値
可
4095 文字までのテキスト文字列
プリント・ジョブに分かりやすい名前を付けます。ここで指定する文字列は,ジョブ開始シートに出力したり,通知メッセージやログ・メッセージで使用できます。job-name を指定しなければ,省略時の値としてファイル名またはマルチ・ドキュメント・ジョブの最初のファイルの名前が使用されます。
job-sheets 属性でジョブ開始/終了シートの使用を指定すると,job-name 属性の値がジョブ開始/終了シートに出力されます。
初期値ジョブ
ジョブ
単一値
可
255 文字までのテキスト文字列
プリント・ジョブを実行した元のホスト名を示します。この属性は,BSD インバウンド・ゲートウェイで使用されます。
job-sheets 属性でジョブ開始シートの使用を指定すると,job-originating-host 属性の値がジョブ開始シートに出力されます。
ジョブ
単一値
不可
255 文字までのテキスト文字列
印刷要求元のユーザ名を設定します。通常はジョブの所有者と同じですが,別のユーザが所有者のためにジョブを実行した場合は異なります。
ジョブ
単一値
可
4095 文字までのテキスト文字列
プリント・ジョブの所有者の名前を指定します。
job-owner の値は,通常,job-originator と同じですが,別のユーザが所有者のためにジョブを実行した場合は,Job-owner と job-originator は異なります。
認証プロセス時に,スプーラは job-owner 属性に基づいてジョブの所有権を設定します。
ジョブ
単一値
可 (ジョブ実行時のみ)
4095 文字までのテキスト文字列
ジョブのスケジューリングを開始可能にする日付と時刻を指定します。将来の日付を指定すると,次のようになります。
ジョブの current-job-state が held (保留) に設定されます。
ジョブの job-state-reasons に job-print-after-specified が設定されます。
指定した日付/時刻が到来すると,次のようになります。
ジョブの current-job-state が pending (処理待ち) に設定され,印刷スケジュールの候補になります。
job-print-after 属性を設定するには,次のように記述します。
pdpr -x "job-print-after=date_and_time" [filename]
または
pdmod -x "job-print-after=date_and_time" [spooler_name:]job_identifier
または
pdset -c job -x "job-print-after=date_and_time" [spooler_name:]job_identifier
初期値ジョブ
ジョブ
単一値
可
dd:mm:yyyy:HH:MM:SS 形式の値
ジョブが昇格された (キューの先頭に移動した) 時間を示します。
ジョブ
単一値
不可
スプーラがジョブとその属性およびデータをジョブの完了後も保持する最小限の期間を指定します。
job-retention-period 属性では,スプーラがジョブとその属性およびデータを保持する期間の下限を設定し,job-discard-time 属性では,ジョブの印刷完了とは無関係に,保持期間の上限を設定します。
job-retention-period 属性は,ジョブ印刷完了後の状態情報をユーザに提供するだけでなく,ジョブのドキュメント・データをその印刷完了後も保持するメカニズムの要となります。これにより,必要なら属性を変更してジョブを再印刷することが可能になります。
ジョブの job-discard-time 属性に値が設定されている場合,スプーラは,job-discard-time が到来すると job-retention-period を 0 に設定します。
初期値ジョブ
ジョブ
単一値
可
[HH:]mm[:SS] 形式の値
スーパバイザがジョブと共に印刷する補助シートについて指定します。
job-copy-start を指定すると,ジョブの各部の先頭に開始シートが挿入されます。
job-copy-wrap を指定すると,ジョブの各部の先頭と末尾に開始シート,終了シートがそれぞれ挿入されます。
出力先となる論理プリンタおよび物理プリンタの job-sheets-supported 属性に,指定したジョブの job-sheets 値が設定されている必要があります。物理プリンタの job-sheets-ready 属性にも,指定したジョブの job-sheets 値が設定されている必要があります。
初期値ジョブ
ジョブ
単一値
可
none
job-copy-start
job-copy-wrap
プリンタで使用できるようになっている補助シートについて指定します。
job-sheets-ready 属性には,当該プリンタで印刷されるジョブの job-sheets 属性の値に対応する値を設定する必要があります。
プリンタ (物理プリンタのみ)
複数値
可
none
job-copy-start
job-copy-wrap
プリンタでサポートされる補助シートを指定します。
job-sheets-supported 属性には,当該プリンタに対して実行されたジョブの job-sheets 属性の値に対応する値を指定する必要があります。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
none
job-copy-start
job-copy-wrap
ジョブの状態についての付加的なテキスト情報が設定されます。参照スーパバイザは,ジョブがエラーを表示して完了したか,または強制終了した場合に,この属性に分かりやすいテキストを設定します。
ジョブ
単一値
不可
表を参照
ジョブが held (保留),terminating (処理中),retained (保持),または completed (完了) 状態にある理由を示します。ジョブがこれらの状態のいずれでもない場合は,この属性は空値に設定されます。
ジョブ
複数値
不可
表を参照
値 | |
aborted-by-system |
job-hold-set |
cancelled-by-operator | job-print-after-specified |
cancelled-by-user | logfile-pending |
completed-with-errors | logfile-transferring |
completed-with-warnings | required-resource-not-ready |
documents-needed | successful-completion |
A.2.91 job-submission-complete
プリント・ジョブ中のすべてのドキュメントが実行され,ジョブがクローズされたかどうかを示します。
ジョブ
単一値
不可
true|yes
false|no
シンプル・テキスト形式のドキュメントでのテキストの配置を制御する属性の 1 つです。この属性では,用紙を正しい向きにしたときの論理ページの左端とテキスト領域の左端との間隔を文字数で指定します。
(PostScript のようなドキュメント形式では,ドキュメントの内容の一部としてマージンを指定しますが,シンプル・テキストではマージンは内容に含まれません。)
left-margin=12 と指定すると,左マージンが 12 文字分とられます。
left-margin 属性はシンプル・テキスト形式に適用されるため,通常は,filter-definition 属性で定義されるシンプル・テキスト翻訳フィルタの一部として指定されます。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
任意の正の数
シンプル・テキスト形式のドキュメントでのテキストの配置を制御する属性の 1 つです。この属性では,テキスト領域の長さを文字数で指定します。
(PostScript のようなドキュメント形式では,ドキュメントの内容の一部としてマージンを指定しますが,シンプル・テキストではマージンは内容に含まれません。)
length=60 と指定すると,テキスト領域の長さは 60 行となります。
length 属性はシンプル・テキスト形式に適用されるため,通常は,filter-definition 属性で定義されるシンプル・テキスト翻訳フィルタの一部として指定されます。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
任意の正の数
エラー/通知/ログ・メッセージの生成など,各国対応のタスク実行時にサーバが使用するロケール情報を示します。この属性の値は,サーバがロケール環境変数から設定します。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
単一値
不可
サーバでサポートされるロケールの一覧を示します。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
複数値
不可
当該キューまたはスプーラで使用できるようになっている論理プリンタを示します。スーパバイザでは空値になります。この属性は,論理プリンタが使用可能/使用不能になるたびに更新されます。
キュー
サーバ (スプーラのみ)
複数値
不可
使用可能な論理プリンタ名
A.2.97 logical-printers-supported
当該キューまたはスプーラでサポートされる論理プリンタを示します。スーパバイザでは空値になります。
キュー
サーバ (スプーラのみ)
複数値
不可
4095 文字までのテキスト文字列
A.2.98 maximum-copies-supported
プリンタで印刷できるドキュメントの最大部数を指定します。これには copy-count 属性および job-copies 属性で指定されたドキュメント部数が関係してきます。
この属性は,印刷可能なジョブの部数を制限するために使用できます。
プリンタ (論理および物理)
単一値
可
0 以上の数
A.2.99 maximum-number-of-printers-supported
スーパバイザから稼働できる実際のプリンタの数を示します。この制限を超えてスーパバイザ上に物理プリンタを作成しようとすると,操作は失敗します。
サーバ (スーパバイザのみ)
単一値
不可
0 以上の数
プリンタの最高速度をページ数/分で指定します。
プリンタ (物理プリンタのみ)
単一値
可
1 より大きい数
プリンタで現在使用できるようになっている用紙を指定します。
ジョブを実行すると,スプーラはドキュメントに指定された用紙を論理プリンタの media-supported 属性と照合します。合致する用紙が見つからない場合,その印刷要求は拒否されます。
さらに,スプーラは物理プリンタの media-ready 属性とも照合を行います。合致する用紙が見つからない場合,スプーラはジョブを pending (処理待ち) 状態のままにします。
プリンタ (物理プリンタのみ)
複数値
可
default-medium を参照
プリンタでサポートされる用紙を指定します。
ジョブを実行すると,スプーラはドキュメントに指定された用紙を論理プリンタの media-supported 属性と照合します。合致する用紙が見つからない場合,その印刷要求は拒否されます。
さらに,スプーラは物理プリンタの media-ready 属性とも照合を行います。合致する用紙が見つからない場合,スプーラはジョブを pending (処理待ち) 状態のままにします。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
default-medium を参照
オブジェクトの状態についての情報をユーザに提供するための判読可能な文字列を設定します。この属性は,オブジェクトが利用できない理由や,利用可能になる予定についてユーザに通知するために使用できます。
-m オプションを使用して,ジョブに分かりやすいメッセージを付加することもできます。このメッセージは pdls ユーティリティで表示できます。
-m オプションの使用は,初期値ドキュメント,初期値ジョブ,プリンタ,キュー,サーバの各オブジェクトに message 属性を設定するのと同じ結果になります。
初期値ドキュメント
初期値ジョブ
プリンタ (論理および物理)
キュー
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
単一値
可
4095 文字までのテキスト文字列
変更フィルタリングを制御します。この属性には,翻訳フィルタリングの前にドキュメント・データに適用されるフィルタの名前を指定します。
ドキュメント
単一値
可
255 文字までのテキスト文字列
A.2.105 modify-individual-document-supported
マルチ・ドキュメント・ジョブ中の個々のドキュメントを変更する機能がサーバにあるかどうかを示します。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
単一値
不可
true|yes
false|no
A.2.106 multiple-documents-supported
オブジェクトがマルチ・ドキュメント・ジョブを処理できるかどうかを示します。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
単一値
不可
true|yes
false|no
A.2.107 native-document-formats-ready
プリンタ・ハードウェアで直接サポートされるドキュメント形式を示します。
プリンタ (物理プリンタのみ)
複数値
可
翻訳フィルタリングおよび変更フィルタリングを使用不能にします。
ドキュメント
単一値
可
true|yes (フィルタリングなし)
false|no
A.2.109 notification-delivery-methods-ready
当該サーバでイベント通知に使用できるようになっている配信方法を示します。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
複数値
不可
electronic-mail
notification-service
A.2.110 notification-delivery-methods-supported
当該オブジェクトでイベント通知用にサポートされる配信方法を示します。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
複数値
不可
electronic-mail
notification-service
発生時にユーザに通知されるイベントを指定します。通知の配信方法についても指定します。
pdcreate または pdset 操作で,プリンタ,キュー,サーバの各オブジェクトに notification-profile を指定できるのは管理者だけです。エンド・ユーザは,pdmod,pdpr,または pdset 操作でジョブに notification-profile を指定することができます。
イベントはクラスごと,または特定のイベントごとに指定できます。notification-profile 属性でクラスを指定した場合,対応する通知サービスによりそのクラスのすべてのイベントがレポートされます。クラスとイベントの一覧については,付録 C を参照してください。
プリント・システムでは,electronic-mail (および CLI エイリアス電子メール),notification-service (および CLI エイリアス・メッセージ),none の 3 つの通知配信方式をサポートしています。
eventHandlingProfileSyntax による notification-profile 値の入力方法については,この付録の属性値構文の項を参照してください。
ジョブ
プリンタ (論理および物理)
キュー
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
複数値
可
ジョブ中のドキュメント数を示します。
ジョブ
単一値
不可
0 以上の数
A.2.113 number-of-printers-supported
管理者がスーパバイザから制御するように設定した実際のプリンタの数を指定します。number-of-printers-supported を maximum-number-of-printers-supported による制限を超えた値に設定しようとすると,操作は失敗します。
サーバ (スーパバイザのみ)
単一値
可
0 以上の数
シンプル・テキスト形式のドキュメントでのテキストの配置を制御する属性の 1 つです。この属性では,ドキュメント・ページにページ番号を出力するかどうかを指定します。
number-pages 属性はシンプル・テキスト形式に適用されるため,通常は,filter-definition 属性で定義されるシンプル・テキスト翻訳フィルタの一部として指定されます。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
true|yes
false|no
選択された用紙の単一のインスタンス上に出力されるページ・イメージの数を指定します。
空の属性値は none または 0 の指定と同じです。
ドキュメントの印刷方向と number-up 属性の組み合わせによって,ページ・イメージの翻訳,スケーリング,および回転角が決まります。ドキュメントの印刷方向とは,用紙上のページ・イメージ領域の相対サイズが設定された状態での実際の印刷データの向きのことです。ポートレート (たて) では,正しい向きにしたときのイメージ領域が縦長,ランドスケープ (よこ) では横長になります。
たとえば,横 8-1/2 インチ x 縦 11 インチの用紙に,ポートレートで number-up=2 を設定すると,用紙上のイメージ領域は上下に 2 分割されて 90 度または 270 度回転し,2 つの縦長のページ・イメージが左右に並びます。ただし,用紙の物理的な向きはランドスケープ (横 11 インチ x 縦 8-1/2 インチ) になります。
これに対して,ランドスケープで number-up=2 を設定すると,イメージ領域はやはり上下に 2 分割されますが回転はせず (または 180 度回転),2 つの横長のページ・イメージが上下に並びます。このとき用紙の物理的な向きはポートレート (横 8-1/2 インチ x 縦 11 インチ) になります。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
0
1
2
4
プリンタでサポートされる number-up 値を指定します。
空の属性値は none または 0 の指定と同じです。
以下の使用例における設定値は同等です。
numbers-up-supported=1 2 4
numbers-up-supported=simple-1-up simple-2-up simple-4-up
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
none (または 0)
simple-1-up (または 1)
simple-2-up (または 2)
simple-4-up (または 4)
当該オブジェクトのオブジェクト・クラスを示します。
ドキュメント
初期値ドキュメント
初期値ジョブ
ジョブ
プリンタ (論理および物理)
キュー
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
単一値
不可
A.2.118 object-classes-supported
当該サーバでサポートされるオブジェクト・クラスを示します。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
複数値
不可
ドキュメントのサイズをオクテットで表します。
ドキュメント
単一値
不可
ドキュメントが印刷される用紙に対する出力処理について指定します。
出力先となる論理プリンタおよび物理プリンタの outputs-supported 属性に,指定したドキュメントの output 値が設定されている必要があります。物理プリンタの outputs-ready 属性にも,指定したドキュメントの output 値が設定されている必要があります。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
page-collate,no-page-collate,decollate,no-decollate,burst,no-burst,stacking-default
印刷されたジョブの排出先となるプリンタの排出トレイを指定するクライアント属性です。
初期値ジョブ
ジョブ
単一値
可
top,middle,bottom,side,face-up,left,right,large,private,face-down,collator
プリンタで使用できるようになっている排出トレイを指定します。属性の値として OID,名前,または番号を設定できます。
output-bins-ready 属性には,当該プリンタで印刷されるジョブの output-bin 属性の値に対応する値を設定する必要があります。
プリンタ (物理プリンタのみ)
単一値
可
top,middle,bottom,side,face-up,left,right,large,private,face-down,collator
プリンタでサポートされる排出トレイを指定します。属性の値として OID,名前,または番号を設定できます。
output-bins-supported 属性には,当該プリンタに対して実行されたジョブの output-bins 属性の値に対応する値を指定する必要があります。
プリンタ (論理および物理)
単一値
可
top,middle,bottom,side,face-up,left,right,large,private,face-down,collator
プリンタで使用できるようになっている出力処理について指定します。
outputs-ready 属性には,当該プリンタで印刷されるドキュメントの output 属性の値に対応する値を設定する必要があります。
プリンタ (物理プリンタのみ)
複数値
可
no-page-collate
プリンタで現在サポートされる出力処理について指定します。
outputs-supported 属性には,当該プリンタに対して実行されたドキュメントの output 属性の値に対応する値を指定する必要があります。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
no-page-collate
指定した用紙に特定のページを印刷するように設定します。この属性で指定されていないページはすべて default-media 属性の設定に従って印刷されます。
プリント・システムでは,特定機種のプリンタに限ってこの属性をサポートします。詳細については,システム管理者にお尋ねください。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
ドキュメント中のページの出力順を指定します。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
unknown
first-to-last
last-to-first
印刷対象となるページまたはページ範囲を指定します。
出力先となる論理プリンタおよび物理プリンタの page-select-supported 属性で,当該ドキュメントと同じタイプのページ選択方式をサポートする必要があります。
pageSelectSyntax では,次の 2 種類のページ識別子を使用してページを選択できます。
Numeric (正の整数値,つまり 0 より大きい番号) では,便宜上のページ番号でドキュメント中のページを指定します。この番号は,スプーラにページが送られた順に 1 からカウントします。
例: page-select=15
Alphanumeric では,ドキュメント形式のページ識別子によってページを指定します。
例: page-select=chapter1
この構文では,ページ範囲を次のように指定します。
使用例:
page-select=15:21
page-select="'chapter 1:chapter 5'"
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
numeric
alphanumeric
プリンタでサポートされるページ識別子のタイプを指定します。この属性は,アウトバウンド・ゲートウェイのみに適用されます。
page-select-supported 属性には,当該プリンタに対して実行されたドキュメントで使用される page-select 値を設定する必要があります。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
numeric
alphanumeric
A.2.130 physical-printers-ready
当該オブジェクトで使用できるようになっている物理プリンタを示します。スプーラでは,そのスプーラのすべてのキューに関連する物理プリンタを示し,スーパバイザでは,そのスーパバイザのすべてのプリンタを示します。キューでは,そのキューに関連付けられているプリンタを示します。この属性はキューでのスケジューリングにのみ使用されます。この属性はシステムによって保守され,物理プリンタが使用可能/使用不能になるたびに更新されます。
キュー
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
複数値
不可
4095 文字までのテキスト文字列
A.2.131 physical-printers-requested
ジョブを印刷する候補になり得る物理プリンタ (複数可) のみを指定します。
出力先となる論理プリンタの physical-printers-supported 属性に,指定したジョブの physical-printers-requested 値が設定されている必要があります。
初期値ジョブ
ジョブ
複数値
可
255 文字までのテキスト文字列
A.2.132 physical-printers-supported
当該オブジェクトでサポートされる物理プリンタを示します。physical-printers-ready を参照してください。
キュー
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
複数値
不可
4095 文字までのテキスト文字列
ページ・イメージを片面印刷または両面印刷に対応できるように設定します。つまり,綴じしろのための余分のマージンを取って印刷するかどうかを指定します。
この属性により,連続したページ・イメージ間の向きの相対関係が変わるかどうかも指定されます (tumble の指定で,連続したページ・イメージを上下に並べて印刷)。
プリント・システムでは,特定機種のプリンタに限ってこの属性をサポートします。詳細については,システム管理者にお尋ねください。
出力先となる論理プリンタおよび物理プリンタの plexes-supported 属性に,指定したドキュメントの plex (両面印刷方法) 値が設定されている必要があります。
duplex と tumble はどちらも両面印刷用の設定です。印刷方向がポートレート (たて),ランドスケープ (よこ) のいずれの場合も,この 2 つの相違は次のとおりです。
duplex (長辺とじ) では,綴じしろは Y 軸に平行な辺になります。
tumble (短辺とじ) では,綴じしろは X 軸に平行な辺になります。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
simplex
duplex
tumble
プリンタでサポートされる plex (両面印刷方法) の値を指定します。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
simplex
duplex
tumble
ジョブの,現在の状態になる前の状態を示します。
ジョブ
単一値
不可
unknown,pre-processing,pending,processing,retained,held,paused,terminating,completed,printing
プリンタへの接続方法をスーパバイザに通知する,スーパバイザ固有の文字列です。
プリンタ (物理プリンタのみ)
単一値
可
テキスト文字列,または正の数値
A.2.137 printer-associated-printers
当該論理/物理プリンタに関連付けられている物理/論理プリンタを示します。この属性は,当該プリンタの associated-queue 属性が変更されるたびに更新され,このプリンタを使用可能にする際のエンド・ツー・エンドの一貫性チェックに使われます。
プリンタ (論理および物理)
複数値
不可
4095 文字までのテキスト文字列
接続されたプリンタのボー・レートを指定します。
プリンタ (物理プリンタのみ)
単一値
可
300,1200,2400,4800,9600,19200,38400
A.2.139 printer-connection-level
接続されたプリンタでサポートされる接続レベルを設定します。
プリンタ (物理プリンタのみ)
単一値
可
0 = 未指定 (システムの省略時設定を使用)
1 = 出力のみのデータ (単方向)
2 = 出力のみのデータ (状態ビットを返す)
3 = 双方向 (同期セッション制御なし)
4 = 双方向 (同期セッション制御あり)
5 = プリンタ・セッション制御
A.2.140 printer-connection-method
プリンタをサーバ・ホストに接続する方法について指定します。
プリンタ (物理プリンタのみ)
単一値
可
serial,parallel,ip-socket,bsd,digital-printserver
A.2.141 printer-connection-methods-supported
接続されたプリンタでサポートされる接続方式を示します。
サーバ (スーパバイザのみ)
複数値
不可
serial,parallel,ip-socket,bsd,digital-printserver
接続されたプリンタで使用するデータ・ビットを指定します。
プリンタ (物理プリンタのみ)
単一値
可
5,6,7,8
A.2.143 printer-initial-value-document
当該論理プリンタで使用する,サーバの初期値ドキュメントを指定します。
この属性は,ドキュメントで初期値ドキュメントを指定していない場合に使用されます。
プリンタ (論理プリンタのみ)
単一値
可
A.2.144 printer-initial-value-job
当該論理プリンタで使用する,サーバの初期値ジョブを指定します。
printer-initial-value-job は,ジョブで初期値ジョブを指定していない場合に使用されます。
プリンタ (論理プリンタのみ)
単一値
可
A.2.145 printer-input-flow-control
接続されたプリンタで使用する入力フロー制御を指定します。
プリンタ (物理プリンタのみ)
単一値
可
none,xoff,cts,dtr
プリンタの場所を指定します。
プリンタ (物理プリンタのみ)
複数値
可
4095 文字までのテキスト文字列
プリンタの型およびモデルを指定します。
プリンタ (物理プリンタのみ)
単一値
可 (プリンタ作成時のみ)
4095 文字までのテキスト文字列
プリンタに一意の名前を設定します。
プリンタ (論理および物理)
単一値
可 (プリンタ作成時のみ)
255 文字までのテキスト文字列
A.2.149 printer-name-requested
ジョブを実行する先の論理プリンタを指定します。論理プリンタの指定は,この属性か,pdpr コマンドの -p スイッチで行うことができます。
-p スイッチを省略すると,pdpr は printer-name-requested 属性で指定された論理プリンタを使用します。printer-name-requested も省略すると,pdpr は PDPRINTER 環境変数で指定された論理プリンタを使用します。
コマンド行で -p スイッチと printer-name-requested 属性の両方を指定すると,pdpr はコマンド行中で最後に指定された論理プリンタ名を使用します。
job-sheets 属性でジョブ開始シートの使用を指定すると,printer-name-requested 属性の値がジョブ開始シートに出力されます。
ジョブ
単一値
可 (ジョブ実行時のみ)
255 文字までのテキスト文字列
A.2.150 printer-output-flow-control
接続されたプリンタで使用する出力フロー制御を指定します。
プリンタ (物理プリンタのみ)
単一値
可
none,xoff,cts,dtr
接続されたプリンタで使用するパリティを指定します。
プリンタ (物理プリンタのみ)
単一値
可
none,even,odd,mark,space
A.2.152 printer-problem-message
プリンタによっては障害を説明するテキスト文字列を生成します。その場合,スーパバイザがそのテキスト文字列をこの属性に設定します。
プリンタ (論理および物理)
単一値
不可
当該プリンタが論理プリンタか物理プリンタかを示します。スプーラ上に作成されるのが論理プリンタで,スーパバイザ上に作成されるのが物理プリンタになります。
プリンタ (論理および物理)
単一値
不可
logical
physical
プリンタの現在の状態を示します。
プリンタ (論理および物理)
単一値
不可
unknown,idle,printing,needs-attention,paused,shutdown,timed-out,connecting-to-printer
接続されたプリンタで使用するストップ・ビットを指定します。
プリンタ (物理プリンタのみ)
単一値
可
0,1,2
A.2.156 printer-tcpip-port-number
接続されたプリンタが TCP/IP ソケット接続で使用するポート番号を指定します。
プリンタ (物理プリンタのみ)
単一値
可
1024 〜 65535
A.2.157 printer-timeout-period
サーバがプリンタからの応答を待つタイムアウト時間を秒数で設定します。指定した時間が経過しても応答がない場合は,プリンタの printer-state 属性が timed-out に設定されます。
printer-timeout-period 属性には省略時の値がありませんが,この属性の値が指定されなかった場合,参照スーパバイザは 300 秒という値を使用します。管理者がこの属性の値として 0 を入力すると,スーパバイザは当該プリンタでの入出力処理を監視しません。
プリンタ (物理プリンタのみ)
単一値
可
[HH:]mm[:SS] 形式の値
ジョブが割り当てられた物理プリンタを示します。この属性は,ジョブがスーパバイザに送信された時点でスプーラが設定します。
job-sheets 属性でジョブ開始シートの使用を指定すると,printers-assigned 属性の値がジョブ開始シートに出力されます。
ジョブ
単一値
不可
4095 文字までのテキスト文字列
当該物理/論理プリンタで使用できるようになっている論理/物理プリンタを示します。
pdenable 操作で論理プリンタを使用可能にすると,関連するスプーラは,関連付けられているすべての物理プリンタの printers-ready 属性にその論理プリンタの名前を追加します。
プリンタ (論理および物理)
複数値
不可
4095 文字までのテキスト文字列
キューの名前を指定します。
キュー
単一値
可 (キュー作成時のみ)
255 文字までのテキスト文字列
スプーラでサポートされるキューの一覧を示します。キューの作成/削除を行うと自動的に更新されます。
サーバ (スプーラのみ)
複数値
不可
255 文字までのテキスト文字列
シンプル・テキスト形式のドキュメントでのテキストの配置を制御する属性の 1 つです。この属性では,タブ・ストップ間のスペース文字の数を指定します。
repeated-tab-stops 属性はシンプル・テキスト形式に適用されるため,通常は,filter-definition 属性で定義されるシンプル・テキスト翻訳フィルタの一部として指定されます。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
正の数
操作に含められる属性を指定するクライアント属性です。
N/A
複数値
可
ジョブ中のドキュメント間でプリンタをリセットするかどうかを指定します (プリンタはジョブ間では必ずリセットされます)。
この属性により,当該プリンタに関連付けられたドキュメントに続いてリセット・シーケンスがプリンタに送信されます。たとえば,PostScript プリンタのフォント・データを調整するには,次のようなコマンドを使用します。
pdpr -p lp1 -x "reset-printer=no" -f fonts.dat -x "reset-printer=yes" file.ps
ドキュメント補助シートを印刷するには,プリンタをリセットすることが必要です。したがって,ジョブの document-sheets 属性に値が設定されている場合は,reset-printer の値にかかわらず,プリンタはドキュメント間で必ずリセットされます。
また,プリンタの再構成を引き起こす属性 (sides,default-input-tray,output-bin など) でも,プリンタのリセットが必要です。したがって,reset-printer=no を指定したドキュメントの次のドキュメントで相反するドキュメント属性を指定した場合,サーバはリセットの指示を無視します。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
true|yes
false|no
この属性はサポートされていますが,ユーザが直接指定することはできません。代わりに,次の 2 つのクライアント属性を使用して results-profile を間接的に設定できます。
job-copies (省略時の値 1)
output-bin (省略時の値なし)
ユーザはこれらのクライアント属性を参照できますが,results-profile は参照できません。
初期値ジョブ
ジョブ
複数値
可 (job-copies 属性および output-bin 属性によってのみ)
ジョブが終了した後,サーバがそのジョブを retained (保持) 状態に保つ期間を指定するクライアント属性です。これは,ジョブ・オブジェクト属性の job-retention-period に相当します。
N/A
単一値
可
シンプル・テキスト形式のドキュメントでのテキストの配置を制御する属性の 1 つです。この属性では,用紙を正しい向きにしたときの論理ページの右端とテキスト領域の右端との間隔を文字数で指定します。
(PostScript のようなドキュメント形式では,ドキュメントの内容の一部としてマージンを指定しますが,シンプル・テキストではマージンは内容に含まれません。)
right-margin=12 と指定すると,右マージンが 12 文字分とられます。実際の間隔は,当該ドキュメントに指定された文字セットのサイズによって変わります。
right-margin 属性はシンプル・テキスト形式に適用されるため,通常は,filter-definition 属性で定義されるシンプル・テキスト翻訳フィルタの一部として指定されます。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
任意の正の数
ジョブ属性の表示操作にドキュメント属性を含めるかどうかを指定するクライアント属性です。
N/A
単一値
可
0 = ジョブ属性のみを表示
1 = ジョブ属性とドキュメント属性を表示
サーバを示す一意の識別子です。管理者はサーバの作成時にサーバ名を指定します。いったんサーバ名が設定されると,どのユーザもそれを変更することはできません。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
単一値
可 (サーバ作成時のみ)
255 文字までのテキスト文字列
指定したサーバの現在の状態です。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
単一値
不可
ready
paused
terminating
サーバのタイプを示します。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
単一値
不可
spooler,supervisor,notification-server,proto-server
ジョブを片面印刷にするか,両面印刷にするかを指定します。
省略時の値はプリンタによって設定されます。
出力先となる論理プリンタおよび物理プリンタの sides-supported 属性に,指定したドキュメントの sides 属性の値が設定されている必要があります。物理プリンタの sides-ready 属性にも,指定したドキュメントの sides 属性の値が設定されている必要があります。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
1
2
プリンタで使用できるようになっている sides 値を設定します。
sides-ready 属性には,当該プリンタで印刷されるドキュメントの sides 属性の値に対応する値を設定する必要があります。省略時の値はプリンタによって設定されます。
プリンタ (物理プリンタのみ)
複数値
可
1
2
プリンタでサポートされる sides 値を指定します。
sides-supported 属性には,当該プリンタに対して実行されたドキュメントの sides 属性の値に対応する値を指定する必要があります。省略時の値はプリンタによって設定されます。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
1
2
当該ジョブの印刷が開始された時刻を示します。
ジョブ
単一値
不可
キューの現在の状態を示します。
キュー
単一値
不可
ready
paused
-r requested_attributes オプションで指定されたデータを標準出力に書き込む形式を指定するクライアント属性です。
N/A
単一値
可
column
line
当該ジョブに対する最新の印刷要求が実行された時刻を示します。この値は pdresubmit によって変更されます。
job-sheets 属性でジョブ開始シートの使用を指定すると,submission-time 属性の値がジョブ開始シートに出力されます。
ジョブ
単一値
不可
A.2.179 thickening-specification
濃度パラメータをドキュメント全体,またはドキュメントにあるビットマップ・イメージに対して設定します。
出力先となる論理プリンタおよび物理プリンタの thickening-supported 属性に,指定したドキュメントの thickening-specification 値が設定されている必要があります。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
entire-document
bitmap-images
プリンタでサポートされる濃度設定アルゴリズムを指定します。
thickening-supported 属性には,当該プリンタに対して実行されたドキュメントの thickening-specification 属性の値に対応する値を指定する必要があります。
プリンタ (論理および物理)
複数値
可
entire-document
bitmap-images
pdls による出力への書き込みを,指定した時間 (秒数) で区切るクライアント属性です。
N/A
単一値
可
シンプル・テキスト形式のドキュメントでのテキストの配置を制御する属性の 1 つです。この属性では,用紙を正しい向きにしたときの論理ページの上端とテキスト領域の上端との間隔を行数で指定します。
(PostScript のようなドキュメント形式では,ドキュメントの内容の一部としてマージンを指定しますが,シンプル・テキストではマージンは内容に含まれません。)
top-margin=6 と指定すると,上部マージンが 6 行分とられます。実際の間隔は,当該ドキュメントに指定された文字セットのサイズによって変わります。
top-margin 属性はシンプル・テキスト形式に適用されるため,通常は,filter-definition 属性で定義されるシンプル・テキスト翻訳フィルタの一部として指定されます。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
任意の負または正の数
ジョブのサイズ (全部数) をバイト単位で示します。この値は,スプーラがドキュメント属性の octet-count から算出します。
ジョブ
単一値
不可
サーバへのドキュメント転送方式,つまりサーバによるドキュメント取得方法を指定します。
ドキュメント
単一値
可 (ジョブ実行時のみ)
with-request,socket,file-transfer
A.2.185 transfer-methods-supported
サーバでサポートされる転送方式を示します。
サーバ (スプーラおよびスーパバイザ)
複数値
不可
with-request,socket,file-reference
翻訳フィルタの自動呼び出しを無効にします。
ドキュメント
単一値
可
プリント・サービス操作へのアクセスを要求しているユーザの名前です。
認証プロセスの一部として,スプーラはユーザの名前をスプーラの access-control-list 属性のエントリと照合します。スプーラは,認証時に取得したこのユーザ名を,印刷操作時に当該ジョブの user-name 属性に書き込みます。
ジョブ
単一値
不可
4095 文字までのテキスト文字列
サーバがシャットダウンする前に実行可能な処理を指定するクライアント属性です。
N/A
単一値
可
now
after-current
after-all
シンプル・テキスト形式のドキュメントでのテキストの配置を制御する属性の 1 つです。この属性では,テキスト領域の幅を文字数で指定します。これがテキストが折り返される前の最大の行幅です。
(PostScript のようなドキュメント形式では,ドキュメントの内容の一部としてマージンを指定しますが,シンプル・テキストではマージンは内容に含まれません。)
width=80 と指定すると,テキスト領域の幅は 80 文字となります。
width 属性はシンプル・テキスト形式に適用されるため,通常は,filter-definition 属性で定義されるシンプル・テキスト翻訳フィルタの一部として指定されます。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
任意の正の数
ページ・イメージが出力される用紙との関係で,ページ・イメージの位置をシフトします。シフトは,Reference Coordinate System (RCS) の X 軸方向に行われます。
この属性によって異なるマージンの要求が可能になり,配置の不具合をできる限り修正できます。
プリント・システムでは特定機種のプリンタに限ってこの属性をサポートします。詳細については,システム管理者にお尋ねください。
物理プリンタおよび論理プリンタ属性の x-image-shift-range-supported では,プリンタでサポートされるシフト範囲を指定します。
属性値の符号はシフトの向きを示します。正の値は X 軸の正方向へのシフトを表し,負の値は X 軸の負方向へのシフトを表します。シフト方向は,plex 属性の値にかかわりなく,すべてのページで同じです。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
任意の負または正の数
A.2.191 x-image-shift-range-supported
プリンタでサポートされる x-image-shift の範囲を指定します。
プリント・システムでは,特定機種のプリンタに限ってこの属性をサポートします。詳細については,システム管理者にお尋ねください。
プリンタ (論理および物理)
単一値
可
任意の 2 つの負または正の数で指定される範囲
ページ・イメージが出力される用紙との関係で,ページ・イメージの位置をシフトします。シフトは,Reference Coordinate System (RCS) の Y 軸方向に行われます。
この属性によって異なるマージンの要求が可能になり,配置の不具合をできる限り修正できます。
プリント・システムでは特定機種のプリンタに限ってこの属性をサポートします。詳細については,システム管理者にお尋ねください。
物理プリンタおよび論理プリンタ属性の y-image-shift-range-supported では,プリンタでサポートされるシフト範囲を指定します。
属性値の符号はシフトの向きを示します。正の値は Y 軸の正方向へのシフトを表し,負の値は Y 軸の負方向へのシフトを表します。シフト方向は,plex 属性の値にかかわりなく,すべてのページで同じです。
ドキュメント
初期値ドキュメント
単一値
可
任意の負または正の数
A.2.193 y-image-shift-range-supported
プリンタでサポートされる y-image-shift の範囲を指定します。
プリント・システムでは,特定機種のプリンタに限ってこの属性をサポートします。詳細については,システム管理者にお尋ねください。
プリンタ (論理および物理)
単一値
可
任意の 2 つの負または正の数で指定される範囲