dupatch ユーティリティは,パッチ処理を以下のログ・ファイルに記録します。
/var/adm/patch/log/session.log
dupatch を実行するたびにセッション・ログが作成され,dupatch の処理が記録されます。ベースライン・ログは最大 25 世代まで保存されます。ログは先入れ先出し方式で管理され,session.log.25 が最も古いファイルとなります。
/var/adm/patch/log/Dupatch_load_Date.log
展開されたキットあるいはマウントされたパッチ CD-ROM から dupatch を実行すると,dupatch はそのパッチ・キットに新しいパッチ・ツールが含まれているかどうかを調べ,必要に応じてパッチ・ツールをロードします。
パッチ・ツールのロードは,次の形式のログ・ファイルに記録されます。Dupatch_load_2000Jul1:15:43:35.log
/var/adm/patch/log/baseline.log
システム・ベースライン機能を実行すると,ベースライン・ログが作成されます。ベースライン・ログは最大 25 世代まで保存されます。ログは先入れ先出し方式で管理され,baseline.log.25 が最も古いファイルとなります。
/var/adm/patch/log/event.log
パッチのインストール時あるいは削除時にはイベント・ログが作成され,インストールあるいは削除情報が記録されます。パッチがインストールあるいは削除されるたびに,このファイルが更新されます。dupatch のユーザ・インタフェースからパッチ・イベント・ログ内の情報を利用する機能は提供されていませんが,ログ・ファイルはプレーン・テキストなので,more コマンドなどで簡単に参照することができます。イベント・ログに記録される内容は次のとおりです。なお,フォーマットと内容は変更されることがあります。 例 A-1 「イベント・ログの例」 に典型的なイベント・ログを示します。
例 A-1 イベント・ログの例
<RECORD> DUPATCH_REV>30-01 TYPE>install NAME>mstone USER>mstone DATE>Mon Jul 3 13:03:33 EST 2000 NOTES>Install BL13 patches from CD-ROM > KITLOC>/cdrom/DIGITAL_UNIX_V4.0F/patch_kit/DIGITAL_UNIX_V4.0F/kit KITNAME><DUV40FAS0004-20000613> OSF440 REVERT>Y BACKUP_DIRECTORY>//var/adm/patch/backup BACKUP_SETUP> SUCCEED>OSFPAT00001900440