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HP Tru64 UNIX: Version 5.1B-4 リリース・ノート > 第3章 リリース・ノート

3-2 キットの削除に関する注意事項

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Tru64 UNIX V5.1B-4 ライブラリ

目次
索引
まえがき
第 1 章: 新機能
第 2 章: ソフトウェアの選択とインストール
第 3 章: リリース・ノート
第 4 章: 最新情報の入手
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Tru64 UNIX ホーム
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以下の各項では,Version 5.1B-4 をアンインストールする場合の操作について説明します。パッチの削除手順を実行する前に,各項をお読みください。

3-2-1 NHD キットがインストールされたシステムで一部のパッチ・キットが削除できない問題

下記の条件のいずれかが該当する場合,New Hardware Delivery-7 (NHD-7) キットがインストールされたシステムからパッチ・キットを削除することはできません。

  • 削除するパッチ・キットが NHD キットの前にインストールされた。

    たとえば,Patch Kit 2 をインストールした後で NHD-7 をインストールした場合,このパッチ・キットは削除できません。 ただし,その後で Patch Kit 4 をインストールした場合は,パッチ・キットを削除できます。

  • NHD-7 でパッチ・キットがインストールされた。

    Patch Kit 3 のリリース以降,パッチ・キットは NHD-7 キットに統合されています。 その結果,NHD-7 をインストールする際に現在のキットが自動的にインストールされます。 これらのパッチ・キットは削除できません。 ただし,その後にインストールされたパッチ・キットは削除できます。 たとえば,NHD-7 で Patch Kit 4 をインストールした後に Patch Kit 5 を単独でインストールした場合,Patch Kit 4 は削除できませんが,Patch Kit 5 は削除できます。

上記の条件に当てはまるパッチ・キットを削除したい場合,唯一の解決策は,Version 5.1B オペレーティング・システムを再インストールし,次に必要なパッチ・キットをインストールして,NHD-7 でインストールされる不必要なパッチ・キットを含まない状態にシステムを復元することです。

3-2-2 システムに加えた変更を変更前の状態に戻す必要がある場合

パッチ・キットのインストール後にシステムに次の変更を加えた場合には,パッチ・キットをアンインストールする前に,それらの変更を元に戻す必要があります。

  • ハードウェア構成を変更した場合(たとえば,新規ディスクの追加など),パッチ・キットをアンインストールすると,パッチ・キットのインストール前のシステム構成では新しいデバイスを認識しなかったり,サポートに必要な機能を提供しないことがあります。

  • クラスタに新しいメンバをしている場合,パッチ・キットをアンインストールしようとすると,そのような新しいメンバは戻るべき以前の状態がありません。

このような状態でキットをアンインストールするには,以下の手順を実行します。

  1. パッチ・キットのインストール後に追加した新しいハードウェアおよび新しいクラスタ・メンバをすべて削除します。

  2. dupatch ユーティリティを実行してパッチ・キットをアンインストールします。

  3. パッチ・キットが正常にアンインストールされたことを確認します。

確認後,削除したクラスタ・メンバを追加し,また,削除したハードウェアがパッチ適用前のシステムでサポートされるものであれば,ハードウェアを再インストールできます。 パッチ・キットを再インストールすることも可能です。

3-2-3 パッチ適用前のシステムに戻すために実行が必要なスクリプト

パッチ・キットを削除して,パッチ適用前の状態にシステムを復元する場合は,パッチ削除プロセスの中でシステムをリブートする前に,/etc/dn_fix_dat.sh スクリプトを実行する必要があります。

この条件が適用されるのは,ご使用の V5.1B システムにインストールされている唯一の Tru64 UNIX パッチ・キットが Version 5.1B-4 である場合です。

注記: ノーロール・パッチによるパッチ適用プロシージャでは,パッチ削除後にシステムが自動的にリブートされるので,この方法を使用してパッチを削除し,システムをパッチ適用前の状態に戻すことはできません。

このスクリプトを実行しなかった場合,システムが正常にブートしないことがあります。 正常にブートしない場合は,次の操作を実行します。

  1. システムをシングルユーザ・モードでブートします。

      >>> boot -fl s 
  2. dn_fix_dat.sh スクリプトを実行します。

    # /etc/dn_fix_dat.sh
  3. 通常通りにリブートします。

3-3-9 項 「バージョン・スイッチの無効化に必要なスクリプト」 で説明するように,バージョン・スイッチを解除する必要がある場合には,当該プロセスの手順 5 に続いて /etc/dn_fix_dat.sh スクリプトを実行します。

注記:

dupatch を使用したインストールおよび削除のプロセスを実行したときに /etc/dn_fix_dat.sh スクリプトの実行に関する「パッチ固有情報」が表示された場合,システムがここに記述されている要件を満たしていない場合は,その指示は無視してください。

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