この用語集では,Tru64 UNIX の性能,可用性,およびチューニングの説明に使用する用語をリストしています。
AL_PA (Arbitrated Loop Physical Address) は,ファイバ・チャネル・ループ上のノードをアドレス指定するために使用される。 ノードは,データを送信する準備が整うと,自身を識別する AL_PA を含むファイバ・チャネル基本信号を送信する。
エラー・イベントの分析と変換を行う診断ツール。
2 つのスイッチ間の通信に使用される拡張ポート。
入出力デバイスが同期モードで高いピーク転送速度を達成できるようにしたもの。
Fast SCSI を参照
UltraSCSI を参照
ファブリック内のポート (ファブリック・ポート) のことを F_port と呼ぶ。 それぞれの F_port には,製造時に 64 ビットの一意のノード名と 64 ビットの一意のポート名が割り当てられる。 ノード名とポート名を合わせると,ワールド・ワイド名になる。
ループ機能を備えた F_Port のことを FL_Port と呼ぶ。
非同期書き込み要求がキャッシュされる論理的な一連のキュー。
仮想ファイル・システム (VFS) が,最近アクセスしたファイル名とそれに対応する vnode をキャッシュする場所。
この名前の由来は Redundant Array of Independent Netowork Adaptors インタフェースであり,ある種のネットワーク接続障害から保護するメカニズムを提供する。
それぞれのノードは,データを送受信するためのファイバ・チャネル・ポートを少なくとも 1 つ備えていなければならない。 このノード・ポートのことを N_Port と呼ぶ。 それぞれのポートには,製造時に 64 ビットの一意のポート名 (ワールド・ワイド名) が割り当てられる。 ポイント・ツー・ポイント・トポロジでは,N_Port は他の N_Port に直接接続される。 ファブリック・トポロジでは,N_Port は F_Port に接続される。
調停ループ・トポロジでは,情報はループを回るように伝送される。 ループ上で動作させることができるノード・ポートのことを NL_Port (ノード・ループ・ポート) と呼ぶ。 情報は,デスティネーションに届くまで,それぞれの NL_Port によって複写される。 それぞれのポートは,製造時にノードに組み込まれた 64 ビットの一意のポート名 (ワールド・ワイド名) を持っている。
CPU キャッシュ,2 次キャッシュ,3 次キャッシュ,および物理メモリの間のアドレスとデータの移動を制御する。 この移動は,オペレーティング・システムからは見えない。
RAID (redundant array of independent disks) 技術は,高いディスク入出力性能とデータの可用性を提供する。 Tru64 UNIX オペレーティング・システムは,複数のディスクとソフトウェア LSM (Logical Storage Manager) を使用して RAID 機能を提供する。 ハードウェア・ベースの RAID 機能は,インテリジェント・コントローラ,キャッシュ,ディスク,およびソフトウェアによって実現される。
RAID0 機能は,ディスク・ストライピングとも呼ばれ,データをブロックに分割し,そのブロックをアレイ内の複数のディスクに分散する。 ディスク入出力の負荷を複数のディスクやコントローラに分散することによって,ディスク入出力の性能を改善する。 ただし,1 つのディスクに障害が発生するとディスク・アレイ全体が利用不能になるため,ストライピングを使用すると可用性が低下する。
RAID1 機能は,ミラーリングとも呼ばれ,アレイ内の別のディスク上にデータのコピーを保持する。 データを二重化することによって,データの高可用性が実現される。 RAID1 では,データを 2 箇所から読み取ることができるため,ディスク読み取りの性能が向上する。 ただし,RAID1 ではデータを 2 回書き込まなければならないため,ディスク書き込みの性能は低下する。 n 個のディスクのミラーリングには,2n 個のディスクが必要。
RAID3 機能は,データをブロックに分割して,そのデータをディスク・アレイ内に分散 (ストライプ) し,データへの並列アクセスを可能にする。 RAID3 では,データの可用性も向上する。 ディスクに障害が発生した場合には,別のディスクに格納された冗長パリティ情報を使用して,データが再生される。 RAID3 では,パリティ情報用に余分なディスクが必要である。 RAID3 では帯域幅が改善されるが,スループットは改善されない。 RAID3 では,大量のシーケンシャル・データを転送するアプリケーションの入出力性能が改善される。
RAID5 機能は,アレイ内のディスクにデータ・ブロックを分散する。 冗長パリティ情報が複数のディスクに分散されるため,各アレイ・メンバは,ディスク障害が発生したときにデータを再生するために使用する情報を保持している。 RAID5 では独立したデータ・アクセスが可能で,入出力操作を同時に処理できる。 RAID5 では,大規模なファイル入出力操作,複数の小規模データの転送,および読み取り操作のデータ可用性が改善され,性能が向上する。 RAID5 は,書き込みを多用するアプリケーションには適していない。
ファイル・システムを使用しないディスクやディスク・パーティションへの入出力。 raw 入出力ではバッファとキャッシュがバイパスされるため,ファイル・システムを使用する入出力よりも性能が改善される。
SCSI (Small Computer System Interface) は,デバイスおよび相互接続の技術。
帯域幅 (bandwidth) を参照
シンメトリック・マルチプロセシング (SMP) は,同じオペレーティング・システムを実行して,共有メモリにアクセスし,命令を同時に実行できる,マルチプロセッサ・システムの機能。
UBC LRU (Unified Buffer Cache least-recently used) ページは,UBC で使用されているページの中で最も古いページ。
SCSI-2 構成の 2 倍の性能を実現する,デバイス (アダプタまたはコントローラ) およびディスクのストレージ構成。 UltraSCSI (Fast-20 とも呼ばれる) では,帯域幅とスループットが改善され,ケーブル長を延長できる。
大規模データベース (VLDB: very-large database) システムのこと。 大規模で複雑なストレージ構成を使用する VLM システムである。 代表的な VLM/VLDB システム構成を,次に示す。
複数の高速 CPU を持つ SMP システム
4 GB を超える物理メモリ
複数の高性能ホスト・バス・アダプタ
高性能,高可用性を実現するための RAID ストレージ構成
大規模メモリ (VLM: very-large memory) システムのこと。 64 ビット・アーキテクチャ,マルチプロセシング,および 2 GB 以上のメモリを使用する。
オープン・ファイルに対するカーネル・データ構造。
クリーンな状態で,使用されていないページ (空きリストのサイズによって,ページ再生の発生時期が決まる)。
仮想メモリ・サブシステムや UBC が使用しているページ。
AdvFS がファイルに割り当てる,ディスク・スペースの連続領域。
スワップ領域割り当てモードの一種。 このモードでは,変更された仮想ページをシステムがスワップ領域に書き込む必要が発生するまで,スワップ領域が予約されない。 延期モードは,lazy モードとも呼ばれる。
カーネルおよびサブシステムの動作や性能を決定する変数。 カーネル変数のアクセスには,システム属性やパラメータが使用される。
ディスクが特定のディスク・セクタまで回転するための時間 (ミリ秒)。
読み取り専用仮想ページをプロセスが変更しようとしたときに発生するページ・フォールト。
アプリケーションが物理メモリにマッピングできるページの配列。
仮想アドレス空間は,可変メモリ (スタック,ヒープ,malloc
用のメモリ) とファイル・バック・メモリ (プログラム・テキストまたはシェアード・ライブラリ用のメモリ) に使用される。
物理メモリの一部,ディスク・スワップ領域,およびデーモンとアルゴリズムを使用して,プロセスと UBC へのメモリ割り当てを制御するサブシステム。
スタック,ヒープ,または
malloc
に使用される変更可能なメモリ。
データを一時的に保持する場所。 待ち時間を短縮して性能を改善するために使用される。 CPU キャッシュと 2 次キャッシュは,物理アドレスを保持する。 ディスク・トラック・キャッシュとライトバック・キャッシュは,ディスク・データを保持する。 キャッシュには,揮発性のもの (ディスク・データやバッテリによるバックアップがない) と不揮発性のものがある。
キャッシュ内にデータが見つかること。
キャッシュの有効度を示す指標。
キャッシュ内にデータが見つからなかったこと。
高可用性を実現するために,データを共用するサーバのグループ (クラスタ・メンバ・システム) をゆるやかに結合したもの。 一部のクラスタ製品は,高速で信頼できる通信のために,高性能インタコネクトを使用する。
パケットがあるシステムから別のシステムへネットワークを通過する際にたどる道筋。 これによって,別のネットワーク上の他のシステムと通信することができる。 経路は,各システムのルーティング・テーブルまたはルーティング・データベースに保存される。
ハードウェアやソフトウェアのリソースの障害に耐える能力。 高可用性は,リソースを多重化することによって単一故障点を取り除くことにより実現される。 可用性は,リソースの信頼性の面からも測られる。 すべてのリソースには,保護できる障害の数に限界がある。
システムやクラスタを形成するハードウェアやソフトウェアの集まり。 たとえば,CPU,メモリ・ボード,オペレーティング・システム,およびミラー・ディスクは,構成の一部である。
ハードウェアやソフトウェアの構成を設定または変更すること。 たとえば,入出力サブシステムの構成には,SCSI バスの接続や,ミラー・ディスクの設定が含まれる。
固定され,ページングによる再生 (reclamation) ができないメモリ・ページ。
固定され,再生できないページ。
通常状態の任意の時点で計測した,システム上で動作中のアプリケーションと,システムを使用しているユーザの総数。
ディスクのヘッドが特定のディスク・トラックへ移動するための時間 (ミリ秒)。
ディスク上の連続したブロックのデータを読み書きするアクセス・パターン。
物理アドレスにマッピングされているすべての仮想アドレスのセット (つまり,プロセスの実行中にアクセスされたすべてのページ)。
要求されたアドレスが仮想メモリ・サブシステムの内部データ構造体内で見つかったときに発生するページ・フォールト。
高可用性を実現するために,リソースを多重化すること。 たとえば,別のディスクにデータをミラーリングしたり,パリティ RAID を使用することによって,データに冗長性を持たせることができる。 クラスタを設定することによってシステムの冗長性が実現でき,複数のネットワーク・コネクションを使用することによってネットワークの冗長性が実現できる。 リソースの冗長レベルを高くするほど,リソースの可用性が高くなる。 たとえば,4 つのメンバ・システムで構成されたクラスタは,2 つのシステムで構成されたクラスタよりも冗長レベルが高く,可用性も高くなる。
パラレル SCSI の速度,距離,接続性の制限を緩和し,ホット・スワップやフォールト・トレランスなどの高可用性機能も提供する。 シリアル SCSI は,次世代の SCSI である。
名前,アドレス,および属性を 15 分以下の時間だけ保持し,その情報をファブリック内の他のデバイスに提供するスイッチ・サービス。 SNS は,ファイバ・チャネル標準で定義され,既知のアドレスに存在する。 ディレクトリ・サービスとも呼ばれる。
データが紛失するような故障が起きるまでに,構成要素が動作を続ける平均時間。 一般に,データ紛失までの平均時間 (MTDL: mean time to data loss),平均初期故障時間 (MTTF: mean time to first failure) または平均故障間隔 (MTBF: mean time between failures) として表わされる。
ディスク入出力での,デバイス・ドライバにとって最も効率の良い転送サイズ。 この値は,デバイス・ドライバによって提示される。
どのサーバが相互に通信可能であるか,および各ストレージ・コントローラのホスト・ポートと通信可能であるかを制御する。 スイッチ・ゾーニングはまた,ストレージ・システムのレベルでアクセスを制御する。
複数のスイッチを相互に接続して,スイッチのネットワークを形成したもの。
次の項目も参照: メッシュ・ファブリック (meshed fabric)
リソースを追加して期待どおり性能が改善され,性能が大幅に低下することなく作業負荷の増加に対応できる,システムの能力。
システムのハードウェア・リソースを追加することで,期待どおりの性能向上が得られる,システム能力のこと。
ディスク・アレイ内の複数のディスクにデータを分散すること。 これにより並列アクセスが可能となり,入出力の性能が向上する。 ストライピングは,RAID 0 とも呼ばれる。 ストライピングでは,シーケンシャルなデータ転送の性能と,高帯域幅を必要とする入出力操作の性能が改善される。
入出力サブシステムや構成要素が入出力操作を実行できる速さ。 スループットは,小規模な入出力操作を多数実行するアプリケーションで特に重要である。
中断状態のプロセスの変更 (ダーティ) ページをスワップ領域に書き込み,クリーン・ページを空きリストに置くこと。 スワッピングが発生するのは,空きリスト上のページの数が特定のしきい値よりも少なくなったときである。
低優先度のプロセスまたは常駐セット・サイズが大きいプロセスの変更ページを,物理メモリからスワップ領域にすべて移動すること。 スワップ・アウトが発生するのは,空きページ・リスト上のページの数が,特定の数を一定時間下回ったときである。 スワップ・アウトは,空きページ・リスト上のページの数が,特定の数に達するまで続く。
プロセスを実行するために,スワップ・アウトされたプロセスのページをディスク・スワップ領域から物理メモリに移動すること。 スワップ・インが発生するのは,空きページ・リスト上のページの数が,特定の数を一定時間超えたときだけである。
ディスクの一部分に構成されたブロック・デバイス。
ブート時に割り当てられ,オペレーティング・システムのデータやテキスト,システム・テーブル用に使用される固定メモリ。 静的固定メモリは,最近アクセスされた UNIX ファイル・システム (UFS) および CD-ROM ファイル・システム (CDFS) のメタデータを保持するメタデータ・バッファ・キャッシュとしても使用される。
どのサーバが各ストレージ・ユニットにアクセスできるかを制御する。 SSP はまた,ストレージ・ユニットのレベルでアクセスを制御する。
要求されたアドレスが初めてアクセスされたアドレスだったときに発生するページ・フォールト。
ゾーニングにより,リソースを分割して,管理やアクセス制御を行うことができる。 ゾーニングによって,1 台のスイッチで複数のクラスタ,さらには複数のオペレーティング・システムに対してサービスを行うようにすることで,ハードウェア・リソースを有効に活用することができる。 ゾーニングでは,ファブリックが複数のゾーンに分割されるので,各ゾーンは実質的に仮想ファブリックになる。
ファブリックに接続されたファイバ・チャネル・デバイスの論理的なサブセット。
スワップ領域の割り当てモードの一種。 このモードでは,変更可能な仮想アドレス空間の作成時にスワップ領域が予約される。 即時モードは省略時のスワップ領域割り当てモードであり,eager モードとも呼ばれる。
動的に構成可能なカーネル変数。 この値は,システムの性能を改善するために変更できる。 新しい属性値は,カーネルを再構築しなくても有効になる。
ソフトウェア (LSM など) によって RAID 機能を実現するストレージ・サブシステム。
シンプル・ネーム・サーバ (SNS) に基づいてゾーニングが強制される,ソフトウェアによる方式。 ソフト・ゾーニングは,すべてのホストがソフト・ゾーニングに対応している場合に使用でき,ソフト・ゾーニングを許可するように設定されていないホストがあるときには使用できない。
入出力サブシステムや構成要素がデータ・バイトを転送できる速度。 帯域幅は,大量のシーケンシャル転送を行うアプリケーションで特に重要である。
次の項目も参照: 転送速度 (transfer rate)
待ち時間 (latency) を参照
カーネル変数の値を変更してカーネルを修正し,システムの性能を改善すること。
ループ内のノード間のリンクによって形成されたループに沿ってフレームが伝送されるファイバ・チャネル・トポロジ。 ループ内のすべてのノードが帯域幅を共有するため,ノードとケーブルを追加するに従って帯域幅がわずかに減少する。
これによって,バスの実際の帯域幅が決まる。
ミリ秒単位で計測した,シーク時間と回転待ち時間の合計。 アクセス時間の短縮は,小規模な入出力操作を多数行うアプリケーションで特に重要である。
次の項目も参照: 回転待ち時間 (rotational latency), シーク時間 (seek time)
これを使用することによって,システム管理者は,各ユーザが使用できるディスク・スペースを制限でき,ディスク・スペースの使用量を監視できる。
ディスク・パーティションは,ディスクを論理的に分割したものであり,ファイルをさまざまなサイズの独立した領域に体系的に配置することを可能にする。 パーティションには,ファイル・システムと呼ばれる構造でデータが格納され,またページングやスワッピングなどのシステム動作に使用することもできる。
帯域幅 (bandwidth) を参照
SCSI バス仕様の電気的な実装方式。
システム・ハッシュ・テーブルなどの,動的に割り当てられるデータ構造体に使用される固定メモリ。
ユーザ・プロセスも,mlock
関数などの仮想メモリ・ロック・インタフェースを使用して,アドレス空間に動的固定メモリを割り当てる。
アダプティブ RAID3/5 とも呼ばれる。 動的パリティ RAID は RAID3 と RAID5 の特徴を組み合わせて,広範囲のアプリケーションのディスク入出力の性能と可用性を改善する。 アダプティブ RAID3/5 は,必要な作業負荷に応じて,データ転送を多用するアルゴリズムと入出力操作を多用するアルゴリズムの間で動的に調整を行う。
ネットワークに物理的に接続するために使用する回路基板。 NIC は,ネットワーク・アダプタまたはネットワーク・インタフェースとも呼ばれる。
フレームの送信元と送信先のこと。 ノードには,コンピュータ・システム,RAID (redundant array of independent disks) アレイ・コントローラ,ディスク・デバイスなどがある。 それぞれのノードは,製造時にノード内に組み込まれる 64 ビットの一意のノード名 (ワールド・ワイド名) を持っている。
システム・リソースの理論上の最大スループット,またはディスクに保持できる最大データ量 (バイト)。 能力の上限に達したリソースは,ボトルネックとなって性能を低下させることがある。
インテリジェント・コントローラ,キャッシュ,およびソフトウェアによって RAID 機能を提供するストレージ・サブシステム。
ファイバ・チャネル・フレームをハード的にブロックすることにより,すべてのファブリック・スイッチにおいて物理レベルでゾーンが強制される。
バス・エクステンダは,UltraSCSI 技術で,システムとストレージ間の接続距離を延長するために使用される。
次の項目も参照: バス・セグメント (bus segments)
バス・セグメントは,UltraSCSI 技術で,システムとストレージ間の接続距離を延長するために使用される。
次の項目も参照: バス・エクステンダ (bus extenders)
静的に構成可能なカーネル変数。 この値は,システムの性能を改善するために変更できる。 新しいパラメータ値を有効にするには,カーネルを再構築しなければならない。 多くのパラメータには,対応する属性がある。
種類が豊富で,さまざまな性能および構成が選択できる,最も一般的なタイプの SCSI。
RAID 機能の一種。 データの再生に使用する冗長情報を別のディスクに格納するか複数のディスクに格納して,データの可用性を高くする。 パリティ RAID は,RAID3 の一種としても知られている。
プロセスが使用しているページの中で最も古いもの。
ビットファイル・メタデータ・テーブルは,ボリューム上のファイルの拡張を記述する。
プログラム・テキストやシェアード・ライブラリ用に使用されるメモリ。
単独のスイッチ,または相互に接続された数台のスイッチで構成され,送信元のノード (送信側) とデスティネーション・ノード (受信側) の間でフレームをルーティングする。
ハードウェアやソフトウェアの障害後に冗長リソースを自動的に使用して,リソースを利用可能な状態に保つこと。 たとえば,クラスタのメンバ・システムの 1 つに障害が発生すると,そのシステム上で動作していたアプリケーションは,自動的に他のメンバ・システムにフェイルオーバされる。
システムに実装されているメモリ・ボードの総容量。 物理メモリは,固定メモリとして使用されるか,プロセスと UBC で共用される。
読み取り要求と同期書き込み要求がキャッシュされるキュー。 フラッシュ・キューは,主に書き込み要求や同期書き込みをバッファリングするために使用される。
次の項目も参照: ブロック・キュー (blocking queue)
すべてのデータは,フレームと呼ばれる情報パケットの単位で転送される。 フレームは,2112 バイトに制限されている。 情報が 2112 バイト以上からなる場合,情報は,複数のフレームに分割される。
プロセス間通信 (IPC) とは,2 つ以上のプロセスの間で情報を交換すること。
読み取り要求と同期書き込み要求がキャッシュされるキュー。 ブロック・キューは,主に読み取り要求とカーネル同期書き込み要求用に使用される。
次の項目も参照: フラッシュ・キュー (flush queue)
システムが割り当てることができる物理メモリの最小単位 (8 KB のメモリ)。
変更された (ダーティ) ページの内容を,物理メモリからスワップ領域へ書き込むこと。
ディスクから物理メモリへページを移動すること。
要求されたアドレスがスワップ領域内にあるときに発生するページ・フォールト。
プロセスの常駐セット全体を,2 次キャッシュにマッピングしようとすること。
現在の仮想アドレスから物理アドレスへの変換エントリを保持している配列。
仮想メモリ・サブシステムへの命令。 要求されたページを探し,ページ・テーブル内の仮想アドレスから物理アドレスへの変換情報を整えさせる。
プロセスと UBC に割り当てられたページを再使用できるように再生する処理。
固定されていない物理メモリ。
ほぼ能力一杯まで使用され,性能低下の原因となっているシステム・リソース。
特定の動作が完了するまでの時間。 待ち時間は,遅延とも呼ばれる。 高性能を実現するには,待ち時間が短くなければならない。 入出力待ち時間はミリ秒単位,メモリ待ち時間はマイクロ秒単位で計測される。 メモリ待ち時間は,メモリ・バンクの構成およびシステムのメモリ要件によって異なる。
共通の物理メモリを共用する複数のプロセッサ (CPU) を備えたシステム。
データのコピーを,別のディスク上に保持すること。 これにより,データの可用性が高くなり,ディスクの読み取り性能が向上する。 ミラーリングは,RAID 1 とも呼ばれる。
スイッチのカスケード接続構成であり,スイッチまでのネットワーク (スイッチも含む) に障害が発生しても,SAN 接続ノードへのデータ・パスが失われないようにすることができる。
最近アクセスされたファイル・システム・データのキャッシュに使用される物理メモリ。
ディスク上のさまざまな位置にあるブロックのデータを読み書きするアクセス・パターン。
ユーザやアプリケーションが利用できるハードウェアやソフトウェア構成要素 (CPU,メモリ,ネットワーク,ディスク・データなど)。
N_Port 間または N_Port と F_Port の間の物理的な接続。 リンクは,情報送信用と情報受信用の 2 つの接続で構成される。 あるノードの送信接続は,リンク先のノードから見ると受信接続になる。 リンクには,光ファイバ,同軸ケーブル,シールド・ツイスト・ペアがある。
現在,物理アドレスにマッピングされている仮想アドレスのセット。 ワーキング・セットは常駐セットのサブセットであり,プロセスの常駐セットのスナップショットである。
IEEE (Institute of Electrical and Electronics Engineers) によってサブシステムに割り当てられ,製造会社によって出荷前に設定される一意の番号。 サブシステムに割り当てられるワールド・ワード名 (WWN) は,決して変わらない。 ファイバ・チャネル・デバイスは,ノード名とポート名の両方の WWN (それぞれ 64 ビットの数) を持つ。