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高速プレックス接続機能を使用するミラー・ボリュームのログ・プレックス。 または,バックアップ用のセカンダリ・ボリュームを作成するために,プライマリ・ボリュームから切り離された移行プレックスのログ・サブディスク。 プライマリ・ボリュームの FPA ログは,移行プレックスが (セカンダリ・ボリュームの一部として) 切り離されている間に変更されるリージョンだけを追跡します。 セカンダリ・ボリュームの FPA ログ・サブディスクは,セカンダリ・ボリュームの変更を追跡します。 移行プレックスがプライマリ・ボリュームに戻されると,FPA ログはマージされ,マージされたログにマークされていたリージョンだけが,戻されたプレックスに書き込まれます。 これにより,プレックスの再同期化に要する時間が短縮されます。
LSM で使用するように構成され,公用リージョンだけがあり,プライベート・リージョンがないディスク。
nopriv
ディスクは一般的に,ディスクまたはディスク・パーティション内の既存のデータをカプセル化した結果,作成されます。
次の項目も参照: プライベート・リージョン, 公用リージョン, シンプル・ディスク, スライス・ディスク
関連する各サブディスクに,同じサイズ単位でデータとパリティを均等に分散しているプレックス。 プレックスには,ストライプ・カラム数の属性 (関連するサブディスクの数によって表される) と,ストライプ幅の属性があります。 ストライプ幅は,対応するサブディスク 1 つに,特定のアドレス 1 つでどのくらいのデータが割り当てられるかを定義します。 パリティ・データは,各ストライプ・ユニット内のデータに対して XOR 操作を行った結果です。 パリティ・データは,ボリュームのすべてのパリティが 1 つのカラムに含まれることがないように,各ストライプごとに 1 カラム分左シフトされて異なるカラム (異なるディスクであることを想定している) に書き込まれます。 このため,RAID 5 プレックス内のディスクに障害が発生しても,各ストライプの,失われたデータやパリティを再作成することによって,ボリュームを回復できます。
次の項目も参照: 連結プレックス, RAID 5 ログ, RAID 5 ボリューム, ストライプ・プレックス
RAID 5 プレックスを使用し,通常 1 つ以上の RAID 5 ログ・プレックスを使用するボリューム。 RAID 5 ボリュームは 1 つの RAID 5 プレックスのみからなります。 RAID 5 ボリュームは,パリティによってデータの冗長性を確保しているため,冗長ボリュームとも呼ばれます。
次の項目も参照: ミラー・ボリューム, RAID 5 ログ, RAID 5 プレックス, 冗長ボリューム, シンプル・ボリューム
RAID 5 ボリュームのログ・プレックス。 RAID 5 ログ・プレックスには,事前に定義した書き込み回数でデータのコピーとパリティが格納されます。 システム障害の際には,システムを再起動するときにかかるボリューム内のデータとパリティの同期化に要する時間が,RAID 5 ログによって短縮されます。 障害の後にシステムが再起動すると,障害の時点で完了していなかったすべての書き込み動作が再度行われます。
次の項目も参照: RAID 5 プレックス, RAID 5 ボリューム
volboot
ファイルは特殊なファイル (通常,/etc/vol/volboot
に格納されています) で,システムの起動時に,rootdg
ディスク・グループのロードやシステムのホスト ID の定義に使用します。
volboot
ファイルには,ホスト ID だけでなくディスク・アクセス・レコードのリストも格納されています。
システムの起動時に,このディスク・アクセス・レコードのリストを走査して
rootdg
ディスク・グループのメンバであり,このシステムのホスト ID が付加されたディスクを検索します。
該当するディスクが見つかると,その構成データベースが読み込まれ,ルート・ディスク・グループのロードの第 2 段階で使用されるディスク・アクセス・レコードを完全に網羅したリストが作成されます。
また,この構成を使用して,他のすべてのディスク・グループを配置します。
次の項目も参照: ディスク・アクセス・レコード
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高速プレックス接続機能を利用して,プライマリ・ボリュームから切り離され,バックアップ用のセカンダリ・ボリュームを作成するために使用されるプレックス。
次の項目も参照: 高速プレックス接続, プライマリ・ボリューム, セカンダリ・ボリューム
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ディスク上のプライベート・リージョンに保持されたログ。
LSM カーネルによって書き込まれます。
このログには,ディスク・グループのボリュームの状態を記述したレコードが記録されます。
このログでは,カーネルが状態の変化を持続的に登録するメカニズムを使用するため,システム障害が発生しても
vold
デーモンを使用すると状態の変化を検出できます。
volsave
コマンドを使用して保存するファイルセット。
LSM 構成の復元に使用できます。
省略時の設定では,LSM 記述セットは,/usr/var/lsm/db
ディレクトリのタイムスタンプ付きディレクトリに保存されます。
volclonedg
コマンドによって作成されるディスク・グループ。
システムまたはクラスタ上の別の LSM ディスク・グループの完全な複製であり,そのディスクは,作成前にハードウェアでクローニングされています。
ディスク・グループのすべてのボリューム,プレックス,サブディスク,およびディスク・メディア・レコードを含む小さなデータベース。 このデータベースは,ディスク・グループ内の一部またはすべてのディスク上のプライベート・リージョンに格納されます。 各ディスク上に 2 つのコピーが存在する場合もあります。 このデータベースはディスク・グループに属するため,複数のディスク・グループにわたってレコードが対応付けられることはありません。 したがって,あるディスク・グループに属するディスク上にサブディスクを定義し,他のディスク・グループに属するボリュームに対応付けることはできません。
rootdg
ディスク・グループ内の構成データベースには,他のすべてのディスク・グループのレコードが入っています。
次の項目も参照: 記述セット, プライベート・リージョン, ルート・ディスク・グループ (rootdg)
ミラー・ボリュームと一緒に使用する機能であり,プレックスの再同期化に要する時間が短縮できます。 この機能は,ミラー・ボリュームの 1 つのプレックスを切り離してバックアップ用の一時的なボリュームを作成するときに使用されます。 このプレックスは,後でオリジナル (プライマリ) のボリュームに再接続されます。
次の項目も参照: プライマリ・ボリューム, セカンダリ・ボリューム, 移行プレックス
FPA ログ を参照
ディスクの公用リージョンは,サブディスクを割り当てるために予約されたスペースです。 サブディスクは,ディスクの公用リージョンの先頭に対する相対的なオフセットによって定義します。 ディスクの公用リージョンは,1 つの隣接したリージョンだけで形成されます。
次の項目も参照: プライベート・リージョン, サブディスク
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ボリュームで使用するディスクに割り当てられた記憶域のリージョン。 サブディスクは,プレックスを介してボリュームに対応付けられます。 1 つまたは複数のサブディスクをまとめ,プレックスのレイアウト (連結,ストライプ,または RAID 5) に基づいてプレックスを形成します。 サブディスクは,ディスク・メディア・レコードと対応させて定義します。
次の項目も参照: 連結プレックス, ディスク・メディア・レコード, RAID 5 プレックス, ストライプ・プレックス
データの冗長性を確保するための LSM ボリューム。 データの冗長性はミラーリング (ミラー・ボリュームでは,ボリューム・データの完全なセットを含む複数のストライプ・データ・プレックスまたは複数の連結データ・プレックスを使用),またはパリティによるストライピング (RAID 5 ボリュームの場合) によって実現され,少なくとも 1 つのログ・プレックスを持ちます。 非冗長ボリュームと対照的です。
次の項目も参照: ログ・プレックス, ミラー・ボリューム, RAID 5 ボリューム
LSM が使用するように構成され,公用リージョンとプライベート・リージョンが同じディスク・パーティション内にあるディスク。
シンプル
・ディスクは,ディスク全体 (パーティションを指定しない) ではなく,ディスク・パーティション (c
パーティションを含む) を LSM 用に初期化すると作成されます。
次の項目も参照: nopriv ディスク, スライス・ディスク, 公用リージョン, プライベート・リージョン
連結プレックスを 1 つだけ使用するボリューム。 このタイプのボリュームにはデータの冗長性がないため,システムの障害からは保護されません。 ただし,複数のディスク上のスペースを使用して 1 つのボリュームを作成したり,データを他の LSM ディスクに移動したり,オンライン・ボリューム管理を行うことができます。 LSM のライセンスがない場合,作成できるボリュームはシンプル・ボリュームだけです。
次の項目も参照: 連結プレックス, ミラー・ボリューム, RAID 5 ボリューム
LSM がストライプ・プレックスまたは RAID5 データ・プレックスの各カラム内のサブディスクに書き込むデータ量を示す値。 LSM は完全な I/O 要求を,ストライプ幅で定義されたサイズのユニットに分解し,各ユニットを異なるサブディスクに書き込みます。 省略時のストライプ幅は,ストライプ・プレックスの場合は 64K バイト,RAID 5 プレックスの場合は 16K バイトです。 ストライプ幅は,その性質上,連結プレックスには適用されません。
次の項目も参照: ストライプ・プレックス, RAID 5 プレックス
対応付けられたサブディスクにわたってデータを均一に格納するプレックス。 プレックスには,特有のストライプ・カラム数 (対応付けられたサブディスク数) と特有のストライプ幅が指定されています。 ストライプ幅では,対応付けられたサブディスクの 1 つに特定のアドレスを持つデータを割り当てる量を定義します。 たとえば,ストライプ幅が 128 ブロック,ストライプ・カラムが 2 の場合,128 ブロックの最初のグループが最初のサブディスクに,次の 128 ブロックが 2 番目のサブディスクに割り当てられます。 また,3 番目のグループは最初のサブディスクに,という順番で割り当てられます。
次の項目も参照: 連結プレックス, RAID 5 プレックス, ストライプ幅
別のボリュームの完全な,使用可能なプレックスから作成されたボリューム (volassist snapshot
コマンドを使用します)。
オリジナルのボリュームをマウント状態で使用可能にしたまま,データ・バックアップやその他の操作で使用されます。
LSM スナップショット・ボリュームは,オリジナル・ボリュームのデータの完全なコピーを含み,マウントされた,完全に読み書きが可能なボリュームですが,作成時にデータ・プレックスのコピー元となるオリジナル・ボリュームとは,完全に別個のボリュームです。
次の項目も参照: セカンダリ・ボリューム
LSM が使用するように構成され,公用リージョン
(通常,ディスクの
g
パーティション) とプライベート・リージョン
(通常,ディスクの
h
パーティション) が別であるディスク。
次の項目も参照: nopriv ディスク, シンプル・ディスク, 公用リージョン, プライベート・リージョン
高速プレックス接続機能を使用して,他のボリュームをバックアップするために作成される一時的ボリューム。 セカンダリ・ボリュームは,高速プレックス接続サポートによってミラー・ボリューム (プライマリ・ボリューム) から切り離されたプレックス (移行プレックス) から作成されます。
次の項目も参照: 高速プレックス接続, 移行プレックス, プライマリ・ボリューム, スナップショット・ボリューム
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ミラー・ボリュームのログ。 通常,ミラー・ボリュームの DRL は,サブディスクを 1 つ含む個別のプレックスですが,データ・プレックスと関連付けられたサブディスクとすることもできます。 DRL には,そのボリュームのリージョンの状態がビットマップ形式で記録されています。 そして,書き込みがあるとダーティとしてマークされます。 DRL によって,障害の後にシステムが再起動したときに,そのボリュームのすべてのデータの同期を復旧するためにかかる時間が短縮されます。 冗長性を持たせるために,1 つのボリュームに複数の DRL を置くことができます。 DRL は,ボリューム全体にかかわるディスク障害のときには役に立ちません。
ディスクには 2 つの意味があります。
データが最終的に格納される物理ディスクです。 基礎となる技術に基づいて動作します。
LSM で表現する論理ディスクです。 物理ディスクに対して 1 対 1 でマップされ,記憶域を割り当てる単位を表します。
両者の相違は,物理ディスクが,シリンダやヘッドの数を定義できる幾何学的なデバイスのイメージであるのに対して,LSM ディスクは単に名前とサイズを割り当てた単位であることです。
LSM が使用するディスクには,通常 2 つの特殊なリージョン (プライベート・リージョンおよび公用リージョン) が含まれています。
一般的に,各リージョンはディスクの完全なパーティション 1 個から形成されており,スライス
・ディスクとなります。
ただし,プライベート・リージョンと公用リージョンは同じパーティションから割り当てることができるため,シンプル
・ディスクとなります。
LSM は,公用リージョンだけありプライベート・リージョンのない
nopriv
ディスクを使用することもあります。
LSM
nopriv
ディスクは,ディスクまたはディスク・パーティションのカプセル化の結果,作成されます。
次の項目も参照: ディスク・グループ, nopriv ディスク, シンプル・ディスク, スライス・ディスク, サブディスク, ボリューム
/sbin/voldisk init
コマンドを使用してそのプライベート・リージョンを初期化するときに,物理ディスクへ割り当てられる 64 バイトの識別子。
この識別子には,完全に固有の値を使用します。
システムの起動時に物理ディスクをディスク・メディア・レコードに対応付けるために,ディスク ID はディスク・メディア・レコードに格納されます。
次の項目も参照: ディスク・メディア・レコード
ディスク・アクセス・レコード を参照
ディスクへのパスを定義する構成レコード。 このレコードは,ディスク・アクセス (DA) 名で識別されます。 ディスク・アクセス・レコードには,ユニット番号が入っています。 LSM では,システム内のディスク・アクセス・レコードを使用して,ディスクに接続されたすべてのディスクを検索します。 ディスク・アクセス・レコードは,特定の物理ディスクを識別するものではありません。
ディスク ID を使用すると,コントローラ間のディスク移動,またはコントローラ上の別の場所へのディスク移動を LSM で行うことができます。 ディスクを移動するときは,別のディスク・レコード名を使用してそのディスクにアクセスします。 ただし,ディスク・メディア・レコードは実際の物理ディスクを維持します。
システムによっては,接続しているデバイスのリストに基づいて LSM が自動的にディスク・アクセス・レコードを構築する場合があります。
このようなシステムでは,ディスク・アクセス・レコードを明示的に定義する必要はありません。
その他のシステムでは,/sbin/voldisk define
コマンドを使用してディスク・アクセス・レコードを定義する必要があります。
特に,RAM ディスクやフロッピィ・ディスクのような特殊なディスクの場合は,明示的な
/sbin/voldisk define
コマンドが必要になります。
次の項目も参照: ディスク ID, ディスク・メディア・レコード, volboot ファイル
共通の構成データベースを共有するディスクのグループ。 各ディスク・グループ名は管理者が割り当て,その名前を使用してディスク・グループを参照します。 また,各ディスク・グループには内部的に重複しないディスク・グループ ID が定義されているため,管理者が 2 つのディスク・グループに同じ名前を割り当てた場合にもこれらを区別することができます。
ディスク・グループを作成すると,構成データベースを分割することができます。 そのため,データベースのサイズが大きくなり過ぎたり,データベースの変更が多くのドライブに影響したりするのを防ぐことができます。 また,システム間の移動が可能な物理ディスク・メディアのグループを使用して LSM を実行することもできます。
ディスクとディスク・グループは相互に関連しています。 ディスク・グループはディスクから形成され,ディスク・グループの構成データベースのコピーは,ディスク・グループ内のいくつか,またはすべてのディスクに格納されます。 ディスク・グループ内のディスクには,すべて同じディスク・グループ ID が設定されます。 この ID は,ディスク・グループを指定するための固有の識別子です。
次の項目も参照: クローン・ディスク・グループ, 構成データベース, ディスク・グループ ID, ルート・ディスク・グループ (rootdg)
64 バイトの完全に固有の識別子で,/sbin/voldg init
コマンドを使用してディスク・グループを作成するときにディスク・グループに対応付けられます。
この識別子は,割り当てられたディスク・グループ名に追加されます。
管理者が割り当てた名前が同じでも,このディスク・グループ ID がディスク・グループを区別します。
ディスクのプライベート・リージョンに格納されたブロック。 次のような,ディスクのプロパティが定義されています。
プライベート・リージョンのロケーションとサイズ
公用リージョンのロケーションとサイズ
ディスクに対する固有のディスク ID
ディスク・グループ ID とディスク・グループ名 (現在,ディスクがディスク・グループに対応付けられている場合)
ディスクを専用に使用するホストのホスト ID
次の項目も参照: ディスク ID, ディスク・グループ ID, ホスト ID, プライベート・リージョン
ディスク・メディア・レコード を参照
物理ディスクへの参照。 場合によっては,ディスク・メディア (DM) 名で識別されるディスク・パーティションへの参照。 このレコードは,物理ディスクまたはパーティションの物理ディスク識別子と考えることができます。 ディスク・メディア・レコードは,特定のディスクを,システムのさまざまなディスク制御装置上の場所とは関係なく,参照するために使用する構成レコードです。
ディスク・メディア・レコードに格納されたディスク ID は,設定または削除することができます。 ディスクを削除または交換すると,対応付けられたサブディスクもディスクと一緒に削除または交換されます。
次の項目も参照: 構成データベース, ディスク・アクセス・レコード, ディスク ID
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連結データ・プレックスまたはストライプ・データ・プレックスが 1 つしかないボリューム。 ボリュームの 1 つのディスクが故障すると,ボリューム全体が失われます。 ミラー・ボリューム および RAID 5 ボリュームと対照的です。
次の項目も参照: シンプル・ボリューム
ディスクのプライベート・リージョンには,LSM が内部的な目的で使用する,ディスク上の構造が格納されています。 一般的に,各プライベート・リージョンの大きさは 4096 ブロックです。 各プライベート・リージョンの先頭には,ディスクとディスク・グループを識別するためのディスク・ヘッダがあります。 プライベート・リージョンには,ディスク・グループの構成データベースのコピーやディスク・グループのカーネル・ログのコピーも格納されます。
プレックス (移行プレックス) が切り離されるボリューム。 高速プレックス接続サポートによって,一時的にバックアップ用のセカンダリ・ボリュームを作成するために切り離されます。
次の項目も参照: 高速プレックス接続, セカンダリ・ボリューム, 移行プレックス
ボリュームの論理データ・アドレス空間のコピー。 ミラーと呼ばれることもあります。 各プレックスは,概念的にはボリュームのコピーであり,ボリュームの入出力の際および LSM の構成変更の際に保守されます。 プレックスは,ボリュームのストレージを構成するための最も重要な方法です。 データを格納するプレックスは,連結,ストライプ化,または RAID 5 構造 (レイアウト) にすることができます。
ミラー・ボリュームまたは RAID 5 ボリュームへの書き込み,あるいは高速プレックス接続機能の一部としての書き込み動作を記録するログ。 ログ・プレックスは,1 つのログ・サブディスクと関連付けられ,レイアウトは常に連結です。
次の項目も参照: 連結プレックス, ログ・プレックス, 移行プレックス, プレックスの一貫性, RAID 5 プレックス, ストライプ・プレックス
LSM ミラー・ボリュームのすべてのプレックスの内容の同一性の状態。 1 つのプレックスへの読み取り要求で返される内容が,他のプレックスの同じリージョンへの読み取り要求で返される内容と同じであること。 ボリュームの複数のプレックスに異なるデータが格納されている場合を「プレックスの一貫性がない」と表現します。
プレックスに一貫性がない場合,データの整合性は著しく損なわれます。 この状況は,システム障害の前後に書き込み動作があり,システム・クラッシュのときに 1 つのプレックスへの書き込みが完了しており,別のプレックスへの書き込みが完了していない場合に発生します。 この場合まず,同じデータを含むようにプレックスを同期化しないと,ミラー・ボリュームの作成後にプレックスの一貫性が失われることがあります。
LSM の重要な役割は,ボリュームを読み込んだすべてのアプリケーションへ一貫したデータを確実に返すことです。 そのため,プレックス間でデータをコピーして各プレックスに同じ内容を格納することにより,ボリュームのプレックスの一貫性を「回復」する必要があります。 また,一方のプレックスからデータを読み込んでもう一方のプレックスへ自動的に書き出し,ボリューム・オフセットでデータの一貫性を保つようにボリュームを設定することもできます。
システムやクラスタ・メンバを識別するために,通常,管理者が割り当てる名前。
ホスト ID は,特定の物理ディスクに所有権を割り当てるために使用されます。
ディスクが特定のホストで使用されているディスク・グループに属する場合,そのディスクにはそのホスト ID が設定されます。
そして,そのホストだけがそのディスクにアクセスできます。
ディスクに保存されたホスト ID をクリアするには,/sbin/voldisk clearimport
コマンドを使用します。
ディスクがディスク・グループのメンバで,特定のホストに一致するホスト ID を持つ場合,このディスク・グループはシステムの起動時にそのホストによりインポートされます。
ホット・スペア・ディスクは,ミラー・ボリュームまたは RAID 5 ボリュームの使用中に障害が発生したディスクを自動的に置き替えるために指定する LSM ディスクです。
ホット・スペア機能は,volwatch
コマンドで有効/無効を切り替えることができます。
ホット・スペア・ディスクは,他の LSM オブジェクト (ボリュームまたはサブディスク) で使用されていなれば,LSM 用の初期化時,またはそれ以降に指定できます。
アプリケーションやファイル・システムが,物理ディスクやディスク・パーティションのように使用できる仮想ディスク・デバイス。 ボリュームは,ディスク・パーティション・デバイスと互換性のあるブロック・デバイス・インタフェースと raw デバイス・インタフェースを提供します。 1 つのボリュームを,複数のディスク・ドライブに割り当て,複数のミラー (プレックス) を作成することができます。 また,別のディスクへ移動することもできます。 ボリュームの構成を変更する場合も,そのボリュームを使用しているアプリケーションやファイル・システムに影響を与えることはありません。
次の項目も参照: プレックス
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プレックス を参照
複数の連結データ・プレックスまたはストライプ・データ・プレックスがあるボリューム。 一般的には,ログ・プレックスが 1 つ以上あります。 シンプル・ボリュームと対照的です。
次の項目も参照: RAID 5 ボリューム, 冗長ボリューム
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ボリュームを読み込むプレックスを切り替えるための構成可能なポリシ (ストライプ・プレックスまたは連結プレックスのあるボリュームだけで使用)。 ボリュームに 1 つ以上の使用可能なプレックスが対応付けられている場合,LSM はプレックス間で読み込みを分散させて,入出力の負荷を分散させます。 そのため,ボリュームから読み込む場合の帯域幅が拡大します。
読み込みポリシは,次のいずれかに設定します。
ラウンド・ロビン読み込みポリシ
2 回の読み込み操作に対して,1 回ずつ,前の読み込み操作で使用したプレックスとは別のプレックスに切り替えます。 プレックスが 3 つあるとすると,3 つのプレックス間で順に切替えが行われます。
優先プレックス読み込みポリシ
読み込み要求に対して特定のプレックスが使用されます。 読み込み要求に対して優先プレックスを使用できない場合,このポリシはラウンド・ロビン読み込みポリシに変更されます。
選択読み込みポリシ
省略時のポリシです。 ボリュームに対応付けされたプレックスのセットに基づいて適切な読み込みポリシを使用します。 ボリュームに対応付けられた読み書き用ストライプ・プレックスが 1 つだけの場合,そのプレックスは自動的に優先プレックスとして選択されます。 それ以外の場合は,ラウンド・ロビン・ポリシが使用されます。 ボリュームにストライプ・プレックスと連結プレックスが 1 つずつある場合,ストライプ・プレックスを優先するとスループットが向上します。
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LSM は,rootdg
と呼ばれる特殊なディスク・グループを 1 つ作成し,このディスク・グループを必要とします。
このグループは,通常,ほとんどのユーティリティで省略時の設定として使用されます。
ルート・ディスク・グループの構成データベースには,標準のディスク・グループ情報の定義だけでなく,ディスク・グループ特有のローカルな情報が含まれます。
次の項目も参照: 構成データベース
1 つ以上のディスクのサブディスクを使用して,連続してアクセスできるストレージ・スペースの仮想連続リージョンを作成するプレックス。 LSM は,データの書き込み中にサブディスクの終わりに達すると,次のサブディスクでデータの書き込みを続けます。 次のサブディスクは,物理的に同じディスク上に存在していても,別のディスク上に存在していても構いません。 このレイアウトにより,同じディスクまたは異なるディスク上の複数のリージョンのスペースを使用して,1 つの大きなストレージ・プールを作成できます。
次の項目も参照: RAID 5 プレックス, ストライプ・プレックス
ミラー・ボリュームまたは RAID 5 ボリュームの書き込み動作を追跡する,または高速プレックス接続機能の一部として追跡するプレックスです。
次の項目も参照: ダーティ・リージョン・ログ (DRL), FPA ログ, RAID 5 ログ