この付録では,管理ユーティリティおよびコマンドについての説明と定義を行います。
A.1 X11 グラフィカル・ユーザ・インタフェース (CDE アプリケーション・マネージャ)
X11 ベースのグラフィカル・ユーザ・ユーティリティ (GUI) は,CDE アプリケーション・マネージャまたはコマンド行から使用できます。 GUI に SysMan ユーティリティと類似のユーティリティが用意されていたり,GUI が SysMan Menu タスクに置き換えられていることもあります。 CDE アプリケーションは,第 1 章で説明した方法で起動します。
すべての管理タスクが,SysMan Menu のオプションとして提供されているわけではありません。 GUI,SysMan Menu タスク,およびコマンドを組み合わせて使用する必要があります。 各リリースでは,SysMan Menu のオプションが追加され,古い管理方法は廃止されます。 管理に関するオプションを理解するために,表 A-1 〜 表 A-6 にユーティリティをリストします。 各表では,次の情報を示します。
1 番目の欄は,タスクを識別します。 このタスクは,構成するサブシステム,またはシステム・コンポーネント (ディスクやファイル・システムなど) に対して実行する管理アプリケーションです。 この欄に出てくるアプリケーションの形式には次の 3 つがあります。
カーネル・チューナ (dxkerneltuner
) などの,X11 準拠グラフィカル・ユーザ・インタフェース (GUI)
多様なユーザ環境で実行可能な SysMan Menu ユーティリティ
コマンド行スクリプト
『インストレーション・ガイド』の説明にあるように,スクリプトによってはアクセスするために,OSFRETIREDXXX
サブセットをインストールしなければなりません。
2 番目の欄は,SysMan Menu のタスクを示します。
[dns]
のように大カッコで囲まれているテキストはコマンド・オプションで,コマンド・プロンプトからユーティリティを直接起動する場合に,sysman
コマンドに指定します。
例を次に示します。
# sysman dns # sysman dns_client
1 番目のコマンドは,すべての DNS タスクのサブメニューを呼び出します。 2 番目のコマンドは,ローカル・システムを DNS クライアントとして構成するために使用できるユーティリティを呼び出します。
3 番目の欄は,同じタスクを実行するコマンド (コマンド行オプション) を示します。
多くの SysMan Menu タスクには,同等の CDE GUI はありません。
コマンド行では大抵の機能が提供されていますが,制限があります。
たとえば,usermod
コマンドを使って複数のユーザ・アカウントを選択して変更を適用させることはできませんが,アカウント・マネージャの GUI (dxaccounts
) を使うとこのような操作を行うことができます。
以降の表は,CDE アプリケーションの分類と同じになっています。 SysMan Menu,SysMan Station,および System Setup を起動するアイコンの他に,アプリケーション・マネージャにはシステム管理ユーティリティが収められた次のフォルダがあります。
表 A-1 に,構成ユーティリティをリストします。 これらのユーティリティは,はじめてシステムを構成するときにも,システムの定期保守にも使用されます。
表 A-2 に,日常管理ユーティリティをリストします。 これらのユーティリティは,システムの日常的な管理作業に使用されます。
表 A-3 に,システム動作のモニタリングおよび性能のチューニング用のユーティリティをリストします。
表 A-4 に,インストレーション・ソフトウェア管理用のユーティリティをリストします。
表 A-5 に,ファイル・システムとストレージの管理用ユーティリティをリストします。
表 A-6 に,システムの統計情報を提供するユーティリティをリストします。
構成するサブシステム | SysMan Menu オプション | コマンド行インタフェース |
ATM
(
atmsetup (8) |
ATM (Asynchronous Transfer Mode) の設定 [atm] |
atmconfig (8) |
監査構成 | 監査構成 [auditconfig] | なし |
CDE セットアップ
(
dtsetup (8) |
なし | なし |
DHCP サーバ
(
|
ネットワーク・セットアップ・ウィザード [net_wizard] システムを DHCP サーバとしてセットアップ [joind] |
なし |
ディスク
(
diskconfig (8) |
diskconfig
で実行されるファイル・システム・タスクの一部が,[ストレージ] オプション下に存在する。 |
disklabel (8)newfs (8) |
DNS (BIND)
(
bindconfig (8) |
Domain Name Service (DNS (BIND)) [dns,dns_client,dns_server,dns_deconfigure] | Version 5.1 で廃止 |
DOP
(
dop (8) |
DOP (Division of Privilege) の設定 [dopconfig] |
dop (8) |
ダンプ | ダンプ構成 [dumpconfig] | なし |
IPsec | インターネット・プロトコル・セキュリティの構成 [IPsec] | なし |
latsetup | LAT (ローカル・エリア・トランスポート) の構成 [lat] |
latsetup (8)lat_manual_setup (7) |
LDAP | LDAP 構成のセットアップ [ldap] |
ldapadd (8)ldapdelete (8)ldapmodify (8) |
メール
(
mailconfig (8) |
メールの設定 [mailsetup] |
mailsetup (8) |
NFS
(
nfsconfig (8) |
NFS (Network File System) [nfs] | Version 5.1 で廃止 |
NIS
(
nissetup (8) |
NIS (Network Information Service) の設定 (NIS) [nis] | なし |
NTP | NTP (Network Time Protocol) [ntp,ntp_config,ntp_status,ntp_start,ntpstop] | Version 5.1 で廃止 |
ネットワーク | ネットワーク・セットアップ・ウィザード [net_wizard] | なし |
PPP
(
pppd (8) |
Point-to-Point Protocol (PPP) [ppp] | なし |
プリント
(
printconfig (8) |
ライン・プリンタの設定 [lprsetup] |
lprsetup (8) |
セキュリティ | セキュリティの設定 [secconfig] | なし |
SLIP | シリアル・ライン・ネットワーク [serial_line] |
startslip (8) |
CDE 管理タスク | SysMan Menu オプション | コマンド行インタフェース |
アカウント・マネージャ
(
dxaccounts (8) |
アカウント [accounts,users,groups,nis_users,nis_groups,ldap_users,ldap_groups] |
|
アーカイバ
(
dxarchiver (8) |
なし |
|
監査マネージャ
(
dxaudit (8) |
なし | なし |
ディスプレイ・ウィンドウ
(
dxdw (8) |
なし |
|
イベント・ビューア | イベントの参照 [event_viewer] |
|
ファイル共用
(
dxfileshare (8) |
ローカル・ディレクトリ(/etc/exports)の共有 [export] |
|
ACL の取得/設定
(
dxsetacl (8) |
なし | なし |
ホスト・マネージャ
(
dxhosts (8) |
なし | なし |
ライセンス・マネージャ
(
dxlicenses (8) |
ライセンス・データの登録 [lmfsetup] |
lmf (8)lmfsetup (8) |
メール・ユーザ管理
(
mailusradm (8) |
なし | なし |
パワー管理
(
dxpower (8) |
なし |
sysconfig (8) |
SysMan シャットダウン | システムのシャットダウン [shutdown] |
shutdown (8) |
システム情報
(
dxsysinfo (8) |
なし |
du (1)df (1)swapon (8) |
表 A-3: システム管理のモニタリング/チューニング・アプリケーション
CDE 管理タスク | SysMan Menu オプション | コマンド行インタフェース |
クラス・スケジューラ | クラス・スケジューリング [class_sched,class_setup,class_start,class_stop] |
class_admin (8) |
HP Insight Manager | HP Insight Manager の設定 [imconfig] | なし |
構成レポート | 構成レポートの作成 [config_report] |
sys_check (8) |
エスカレーション・レポート | エスカレーション・レポートの作成 [escalation] |
sys_check (8) |
カーネル・チューナ
(
dxkerneltuner (8) |
なし |
|
プロセス・チューナ
(
dxproctuner (8) |
なし |
|
表 A-4: システム管理のソフトウェア管理アプリケーション
CDE 管理タスク | SysMan Menu オプション | コマンド行インタフェース |
ソフトウェア・インストール | インストレーション [install, setldload, setldlist, setldd] |
setld (8) |
アップデート・インストレーション・クリーンアップ | OS アップデート後のクリンナップ(updadmin) [updadmin] |
updadmin (8) |
CDE 管理タスク | SysMan Menu オプション | コマンド行インタフェース |
Advanced File System
(
dtadvfs (8) |
Advanced File System (AdvFS) ユーティリティ [advfs] |
advfs (4) |
ブート・テープ | ブータブル・テープの作成 [boot_tape] |
|
ファイル・システム管理 | ファイルシステム管理ユーティリティ [filesystems] |
|
Logical Storage Manager
(
lsmsa (8)dxlsm (8X) |
Logical Storage Manager (LSM) の管理 [lsm, volsetup] |
volsetup (8) |
Prestoserve I/O Accelerator
(
dxpresto (8X) |
Prestoserve ソフトウェアの設定 [presto] |
prestosetup (8)) |
CDE 管理タスク | SysMan Menu オプション | コマンド行インタフェース |
I/O 統計
(
dxdw (8) |
入出力 (I/O) 統計の参照 [iostat] |
iostat (1) |
ネットワーク統計
(
dxdw (8) |
なし |
netstat (1) |
システム・メッセージ
(
dxdw (8) |
イベント・ビューアを参照 |
syslogd (8) |
仮想メモリ統計
(
dxdw (8) |
仮想メモリ (VM) 統計の参照 [vmstat] |
vmstat (1) |
A.1 節
の表は,各種の SysMan Menu タスクと同等の機能を持つ GUI およびコマンド行ユーティリティを示しています。
以下の SysMan Menu ユーティリティが使用できます。
[accounts]
のようなアクセラレータ・キーワードは,sysman
コマンドを使用してコマンド行からユーティリティを起動する場合に使用します。
以下に示すのは,SysMan Menu ユーティリティのカテゴリの初期状態のリストです。
それぞれのカテゴリを独立した項で説明します。
アカウント [accounts]
ハードウェア [hardware]
メール [mail]
モニタリング/チューニング [monitoring]
ネットワーク [network]
プリント [printers]
セキュリティ [security]
ソフトウェア [software]
ストレージ [storage]
サポートとサービス [support]
一般的なタスク [general_tasks]
アカウント [accounts] を使用すると,ユーザ・アカウントの保守を行い,システム・リソースを管理することができます。 ユーザ・アカウントの管理については第 7 章を参照してください。 「アカウント」では,次の作業を行うことができます。
ユーザ・アカウント・データを記録する
/etc/passwd
ファイルを管理します。
ユーザ・リソース・アクセス・データを記録する
/etc/group
ファイルを管理します。
NIS ユーザ・アカウントを管理します。
NIS ユーザ・グループを管理します。
LDAP ユーザ・アカウントを管理します。
LDAP ユーザ・グループを管理します。
ハードウェア [hardware] を使用すると,システム・ハードウェアと周辺デバイスに関する情報が表示できます。 ハードウェアの管理については,『ハードウェア管理ガイド』を参照してください。 「ハードウェア」では,次の作業を行うことができます。
すべてのシステム・コンポーネントを階層構造で表示します。
たとえば,CPU と,バスに接続されているすべてのデバイスが表示されます。
詳細は,
hwmgr
(8)
クラスタの全メンバを階層構造で表示します。
システムに接続されているすべてのデバイス (たとえばディスク) のリストを表示します。
詳細は,
hwmgr
(8)
システム上のプロセッサのタイプと,オンラインになっている時間などのシステム状態を表示します。
マルチプロセッサ・システムの CPU を管理します。
コンポーネントの削除および追加のポリシ情報を管理します。
詳細は,
olar_config
(4)
メール [mail] を使用すると,電子メールの構成と,メール・アカウントの管理を行うことができます。 Mail では,次の作業を行うことができます。
システム上に電子メール・サービスを構成できます。
システム・アカウント所有者の email をセットアップすることができます。
モニタリング/チューニング [monitoring] を使用すると,システム・イベント報告とチューニング・ユーティリティを構成して使用できます。 次のユーティリティが使用できます。
イベント・マネージャ・ビューアを起動できます。
詳細については,
EVM
(5)
HP Insight Manager を構成できます。 詳細については,第 1 章を参照してください。
プロセス・グループに CPU 時間リソースを割り当てることができます。
詳細については,
class_admin
(8)
プロセスが使用するシステム・リソース (CPU 時間など) を管理するスケージュリング・データベースを作成することができます。 現在のスケジュールを設定することもできます。
現在選択されているスケジュールを実行するためのスケジューリング・デーモンを起動します。
スケジューリング・デーモンを停止し,リソースの共用をオフにします。
仮想メモリの統計情報をモニタリングできます。
詳細については,
vmstat
(1)
I/O (入力/出力) の統計情報をモニタリングできます。
詳細については,
iostat
(1)
システムの使用時間をモニタリングし,システムが動作している時間と,最後にブートしてからの平均作業負荷を確認できます。
詳細については,
uptime
(1)
ネットワーク [network] を使用すると,ネットワーク・リソースの設定と管理を行うことができます。 次のユーティリティを使用できます。
ネットワーク環境を手順に従って設定できるようにするユーティリティです。 概要については,第 1 章を参照してください。 また,ネットワーク構成オプションの詳細については,『ネットワーク管理ガイド:サービス編』を参照してください。
最も一般的に使用される個々のネットワーク機能を構成するためのタスクの集まりです。 次のユーティリティを使用できます。
ATM サービスをセットアップし,ATM アダプタを構成します。 詳細は,『ネットワーク管理ガイド:接続編』を参照してください。
TCP/IP アドレスやネットワーク・マスクなどの情報を指定して,ネットワーク・デバイスを構成することができます。
/etc/routes
) [route]静的経路を使用するためのネットワーク設定と,ルータ・ノードの定義を行うことができます。 静的経路は,ローカル・ネットワークおよびリモート・ネットワークとの最も一般的な通信形態です。 詳細については,『ネットワーク管理ガイド:サービス編』を参照してください。
gated
,routed
,IP ルータ) [routing]特定のルーティング方式を使用するように,ネットワークを構成できます。
ゲートウェイ・ルーティング・デーモン (gated
),ルーティング・デーモン (routed
),または インターネット・プロトコル (IP) ルータの中から選択できます。
詳細は,『ネットワーク管理ガイド:サービス編』を参照してください。
/etc/hosts
) [host]/etc/hosts
ファイルにリモート・ホスト・システムを追加できます。
これにより,ローカル・システムはそのホストを認識でき,ネットワーク通信が可能になります。
/etc/hosts.equiv
)
[hosteq]リモート・ホスト・システムとユーザを,/etc/hosts.equiv
ファイルに追加できます。
これにより,リモート・ホストのユーザがローカル・システムのリソースを使用できるようになります。
等価ホストに関連するセキュリティの問題については,『セキュリティ管理ガイド』を参照してください。
rwhod
) [rwhod]ローカル・ネットワークのユーザに関する情報を取得できます。
/etc/networks
) [networks]ネットワークの情報をローカル・システムに知らせることができます。
他のネットワーク機能を構成するために使用できるユーティリティの集まりです。 次のユーティリティを使用できます。
ローカル・システムのドメイン名サービスを構成します。 次のユーティリティを使用できます。
DNS サーバとしてシステムを設定 [dns_server]
DNS クライアントとしてシステムを設定 [dns_client]
このシステムの DNS の設定解除 [dns_deconfigure]
次のシリアル・ライン・ネットワーク・オプションを構成できます。
次の作業を含む,PPP の構成を行うことができます。
オプション・ファイルの作成 [ppp_options]
pap-secrets ファイルの修正 [pap]
chap-secrets ファイルの修正 [chap]
詳細は,『ネットワーク管理ガイド:接続編』を参照してください。
uucp
) 接続の設定 [uucp]モデム,TCP/IP,またはケーブル接続上の UUCP を構成できます。 詳細については,『ネットワーク管理ガイド:サービス編』を参照してください。
サーバと時刻値を比較することによってシステムの内部クロックを自動調整するか,クライアント・システムの時刻サーバとして動作するようにします。 詳細については,『ネットワーク管理ガイド:サービス編』を参照してください。 次のユーティリティを使用できます。
NTP クライアントとしてシステムを設定 [ntp_config]
NTP デーモンのステータス参照 [ntp_status]
NTP デーモンの起動/再起動 [ntp_start]
NTP デーモンの停止 [ntp_stop]
システム上に IPsec (Internet Protocol Security) を構成し管理を行うことができます。
ネットワーク・ファイル・システムを構成し,ホスト間でファイル・システムを共用できるようにします。 詳細については,『ネットワーク管理ガイド:サービス編』を参照してください。 次のユーティリティを使用できます。
NFS 設定状態の参照 [nfs_config_status]
NFS クライアントとしてシステムを設定 [nfs_client]
NFS クライアントとしてのシステム設定を解除 [nfs_deconfig_client]
NFS サーバとしてシステムを設定 [nfs_server]
NFS サーバとしてのシステム設定を解除 [nfs_deconfig_server]
NFS デーモン・ステータスの参照 [nfs_daemon_status]
NFS デーモンの起動/再起動 [nfs_start]
NFS デーモンの停止 [nfs_stop]
異なるホストへログインするなど,ネットワーク・システムのリソースをユーザが使用できるようにします。 ユーザ名とパスワードが,ホスト間で分散されます。 詳細については,『ネットワーク管理ガイド:サービス編』を参照してください。
LAT の設定を行うことができます。 詳細については,『ネットワーク管理ガイド:接続編』を参照してください。
DHCP をセットアップできます。 詳細は,『ネットワーク管理ガイド:接続編』を参照してください。
gated
や
rwhod
などの各種ネットワーク・デーモンの状態を調べることができます。
停止している
gated
や
rwhod
などのネットワーク・デーモンを起動または再起動できます。
すべてのネットワーク・サービスを停止できます。
プリンタ [printers] を使用すると,システムのプリント機能を構成できます。 このタスクでは,次のユーティリティが起動されます。
ローカルおよびリモート (ネットワーク) のプリント・デバイスを使用可能デバイスのリストに追加し,これらのリソースをユーザが使用できるようにします。
セキュリティ [security] を使用すると,システムのセキュリティ,システム監査,および管理ユーティリティにアクセスできる特権ユーザを管理できます。 詳細については,『セキュリティ管理ガイド』を参照してください。 次のユーティリティを使用できます。
特権を必要とするプログラム (SysMan Menu タスクのなど) に,ユーザがフル・アクセスできるようにします。
詳細については,
dop
(8)
DOP アクションとそれらに対応する特権を作成,変更,または削除できます。
基本セキュリティまたはエンハンスト・セキュリティを構成できます。
セキュリティ監査の設定と起動を行うことができます。
ソフトウェア [software] を使用すると,オペレーティング・システムおよびレイヤード・ソフトウェアのインストレーションとアップデートを管理できます。 次のユーティリティを使用できます。
オペレーティング・システムとコンポーネントのインストールができます。 このタスクは,次のユーティリティを提供しています。
RIS サーバまたは配布メディア (CD-ROM) からシステムにソフトウェアを追加できます。
システムに現在インストールされているソフトウェアをリストできます。
システムから永久的にソフトウェアを削除できます。
スペースを節約するためにシステムから不要なファイルを削除したり,アップデート・インストレーション (updateinstall
) 後にファイルをテープに保管することができます。
ソフトウェアの製品登録キー (PAK: Product Authorization Key) を登録できます。
ストレージ [storage] を使用すると,ファイル・システムとデータ・ストレージを管理できます。 次のユーティリティを使用できます。
ディスク・ストレージの基本的な管理を行うことができます。 詳細については,第 6 章を参照してください。 次のユーティリティを使用できます。
UFS と AdvFS のどちらでも使用できるユーティリティを提供しています。 このタスクは,次のユーティリティを提供しています。
ファイルシステムのアンマウント [dismount]
現在マウントされているファイルシステムの表示 [df]
ファイルシステムのマウント [mount]
ローカル・ディレクトリの共用 (/etc/exports
)
[export]
ネットワーク・ディレクトリのマウント (/etc/fstab
)
[net_mount]
AdvFS ドメインに関する基本的な管理作業を実行できます。
詳細については,
advfs
(4)
AdvFS ドメインの管理 [domain_manager]
AdvFS ファイルの管理 [file_manager]
AdvFS ドメインのデフラグメント [defrag]
新しい AdvFS ドメインの作成 [mkfdmn]
新しい AdvFS ファイル・セットの作成 [mkfset]
AdvFS ドメインのファイルの修復 [salvage]
AdvFS ドメインの修復 [verify]
UFS 上での基本的な管理作業を実行できます。 UFS 管理の詳細については,第 6 章を参照してください。 次のユーティリティを使用できます。
ディスクのパーティションに新規のファイル・システムを作成することができます。
LSM (Logical Storage Manager) ボリュームの基本的な管理を実行できます。 詳細については,『Logical Storage Manager』を参照してください。 次のユーティリティを使用できます。
Logical Storage Manager (LSM) の初期化 (LSM) [volsetup]
Logical Storage Manager (LSM) 管理 [lsmmgr]
障害回復時に利用できるスタンドアロン・カーネルを,ブート可能テープに作成できます。
詳細については,
btcreate
(8)btextract
(8)
記憶領域ネットワーク (SAN) 管理アプリケーションを識別し,SysMan Station に追加することができます。
サポートとサービス [support] を使用すると,トラブルシューティングおよびエラー回復の一環として,またはテクニカル・サポート担当者へ問題を報告する必要がある場合に,事前に構成された
sys_check
システム調査作業を実行できます。
詳細については,第 3 章
と,
sys_check
(8)
クラッシュ・ダンプのプロパティを構成できます。
手動でクラッシュ・ダンプ・ファイルを作成できます。
テクニカル・サポート担当者に提出するシステム調査レポートを作成できます。
ベースライン,トラブルシューティング,またはチューニングの目的で,システム調査レポートを作成することができます。
一般的なタスク [general_tasks] には,以下のようなさまざまな管理ユーティリティがあります。
システムを安全にシャットダウンできるようにします。
詳細については,
shutdown
(8)
基本システム・セットアップ・ウィザードを実行して,代表的な基本システムの構成手順を示します。 機能説明については,第 1 章を参照してください。
Prestoserve を構成することができます。 詳細については,『Guide to Prestoserve』を参照してください。
省略時のウィンドウ環境として,CDE または XDM を選択できます。
sysman -clone
コマンドの使用についての情報を表示します。
このコマンドは,システム構成のクローニングを行い他のシステムに適用します。
システムのクローニングについては,『インストレーション・ガイド -- 上級ユーザ編』を参照してください。
システム・プロンプトまたはシェル・プログラミングから SysMan タスクを実行するコマンド行インタフェース
sysman -cli
の使用についての情報が表示されます。
LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) を構成できます。