B    構成変数

表 B-1 は,メンバ固有の rc.config ファイルに登録できるクラスタ構成変数の一部を示しています。

rc.config または rc.config.common を変更した後に,その変更を有効にするには,各メンバを個々にリブートしてください。

rc.config についての詳しい説明は,5.1 節を参照してください。

表 B-1:  クラスタ構成変数

変数 説明
CLU_BOOT_FILESYSTEM このメンバのブート・ディスクのドメインとファイルセットを指定する。
CLU_NEW_MEMBER 今回がこのメンバの最初のブートかどうかを指定する。値が 1 の場合は,初回のブートを示す。値が 0 (ゼロ) の場合は,メンバが以前にブートしていることを示す。
CLU_VERSION クラスタにインストールされている TruCluster Server ソフトウェアのバージョンを指定する。
CLUSTER_NET システムの 1 次ネットワーク・インタフェースの名前を指定する。
IMC_AUTO_INIT この変数に 1 が設定されている場合は,Memory Channel API ライブラリがブート時に自動的に初期化される。この初期化には,Memory Channel API ライブラリ用に約 4.5 MB を確保する必要がある。IMC_AUTO_INIT の省略時の値は 0。
IMC_MAX_ALLOC クラスタ全体で Memory Channel API ライブラリ用に割り当て可能な Memory Channel アドレス空間の総容量の最大値を確定する。この変数の値がクラスタ・メンバ間で異なる場合は,任意のメンバに対して指定された最大値で,クラスタに設定される値が確定される。省略時のアドレス空間の容量は 10 MB。
IMC_MAX_RECV Memory Channel API ライブラリで Memory Channel アドレス空間を読み込む場合にマップできる物理メモリの最大容量を確定する。この制限はノード固有で,メンバによって異なる場合がある。省略時のアドレス空間の容量は 10 MB。
TCR_INSTALL TCR に等しい場合は,正常にインストールされたことを示す。BAD に等しい場合は,正常にインストールされていないことを示す。
TCR_PACKAGE TCR に等しい場合は,正常にインストールされたことを示す。