9    ソフトウェアの管理

この章では以下の内容について説明します。

9.1    ソフトウェア管理の概要

オプションのオペレーティング・システム・ソフトウェア・サブセット,ワールドワイド言語サポート (WLS) ソフトウェア・サブセット,およびレイヤード・プロダクトのソフトウェア・サブセットは,フル・インストレーションあるいはアップデート・インストレーションの後にインストールあるいはシステムから削除することができます。

ソフトウェア・サブセットは,オペレーティング・システムとともに出荷された CD-ROM,RIS サーバ,マウントされたディスクあるいはファイル・システム,他社の製品のソフトウェア CD-ROM などからインストールできます。

この章では,ソフトウェア管理作業に利用できる 2 つのソフトウェア管理ツール,SysMan Menu および setld ユーティリティについて説明します。 これらのツールはともに,同じ機能を実行します。 違いは,setld がコマンド・ライン・ユーティリティであるのに対して,SysMan Menu は X,テキスト・ベース,インターネットの 3 つの環境で実行できるという点です。

この章では,setld コマンド・ライン・ユーティリティに焦点を当てて説明します。 SysMan Menu で実行できるソフトウェア管理作業についてはオンライン・ヘルプを参照してください。

9.2    SysMan Menu によるソフトウェア管理

SysMan Menu は,システム管理作業が木構造で編成された,メニュー形式の管理ツールです。 作業項目を選択することにより,その作業を実行するためのダイアログ・ボックスが表示されます。

ご使用のシステムの表示デバイスの機能に応じて,SysMan Menu はグラフィカル・インタフェースあるいはテキスト・ベース・インタフェースのどちらかを表示します。 SysMan Menu は,コマンド行から,あるいは,CDE ディスクトップを実行している場合は CDE アプリケーション・マネージャから起動できます。

コマンド行から SysMan Menu を起動する場合は,次のコマンドを入力します。

# /usr/sbin/sysman &

SysMan Menu から「ソフトウェア」および「インストレーション」ブランチを展開すると,図 9-1 に示すようなソフトウェア管理作業が表示されます。

注意

クラスタ上のソフトウェアのロードおよび削除操作では,SysMan Menu はサポートされていません。 クラスタ上では,setld ユーティリティを使用してソフトウェア・サブセットをインストールまたは削除してください。

図 9-1:  SysMan Menu: Software および Installation ブランチの展開

以下に,図 9-1 で表示されている各ソフトウェア管理作業について簡単に説明します。

各ソフトウェア管理作業には,作業ウィンドウの Help を選択することにより表示されるオンライン・ヘルプが用意されています。 オンライン・ヘルプには,すべてのウィンドウ,ダイアログ・ボックス,入力フィールドについての詳細な説明とともに,実行できる機能について説明されています。

9.3    ソフトウェア・サブセット・ステータスの調査

setld -i コマンドを使用して,システムが認識しているソフトウェア・サブセットの一覧を表示します。 コマンドの出力には,各ソフトウェア・サブセットの状態 (ステータス) が示されます。

ソフトウェア・サブセットの状態についての説明は, setld(8) のリファレンス・ページを参照してください。 サブセットの状態は,not installeddeletingpre-load failedpre-load completeload failedload completedpost-load failedpost-load completedc-install failedinstalledmember load failedmember loaded,または unknown のいずれかです。

setld -i コマンドの出力は,次のようになります。

# /usr/sbin/setld -i
Subset           Status         Description
------           ------         -----------
OSFACCT540       not installed  System Accounting Utilities (System Administration)
OSFADVFS540      installed      AdvFS Commands (System Administration)
OSFADVFSBIN540   installed      AdvFS Kernel Modules (Kernel Build Environment)
   
.
.
.
OSFXSYSMAN540 installed Graphical Base System Management Utilities (System Administration) OSFXVFB540 not installed Virtual X Frame Buffer (Windows Applications)    

アンインストールされたソフトウェア・サブセットを setld -i コマンドの出力にリストしたくない場合は,次のコマンド行のように grep コマンドを使って,該当するサブセットを除いてください。

#  setld -i | grep -v "not installed"

9.4    サブセットに含まれているファイルの一覧表示

-i オプションを入力してソフトウェア・サブセット名を 1 つ指定すると,setld ユーティリティは,指定されたソフトウェア・サブセット内に含まれているファイルの一覧を表示します。 この機能は,任意のファイルが破損したり削除された場合に,どのソフトウェア・サブセットの再ロードあるいは削除が必要であるか確認する際に役に立ちます。

以下のコマンドは,OSFXSYSMAN540 ソフトウェア・サブセット内のファイルの一覧を表示する場合の例です。

# /usr/sbin/setld -i OSFXSYSMAN540
./.dt
./.dt/types
./.dt/types/sysmanfp.dt
./.dt/types/sysmanfp.fp
./etc/shortlist.desc
./usr/bin/X11/dxaccounts
     
.
.
.

9.5    シングル・システムからのソフトウェア・サブセットの削除

ソフトウェア・サブセットを削除するには,サブセット名 (たとえば,OSFACCT500) を指定する必要があります。 各ソフトウェア・サブセットの名前とその説明については,付録 C を参照してください。 ソフトウェア・サブセットを削除するには,root としてログインし,以下の構文で setld -d コマンドを実行してください。

/usr/sbin/setld [-D root_path] -d [-f] [subset-id [ subset-id... ] ]

別のソフトウェア・サブセットが依存しているサブセットを削除しようとすると,以下のようなメッセージが表示されます。

# setld -d OSFDCMT540
 
The following subsets need "Doc. Preparation Tools" (OSFDCMT540)
to operate correctly:
 
  Ref Pages: CDE Development (OSFCDEMANOP540)
  Ref Pages: CDE Admin/User (OSFCDEMANOS540)
  Doc. Preparation Tools Extensions (OSFDCMTEXT540)
  Ref Pages: Programming (OSFMANOP540)
  Ref Pages: Admin/User (OSFMANOS540)
  Ref Pages: Windows Programming (OSFMANWOP540)
  Ref Pages: Windows Admin/User (OSFMANWOS540)
 
Are you sure you wish to delete "Doc. Preparation Tools"
(OSFDCMT540)? (y/n): y
 
Deleting "Doc. Preparation Tools" (OSFDCMT540)

この例では,複数のリファレンス・ページ・ソフトウェア・サブセットが,Doc. Preparation Tools (OSFDCMT540) サブセットに依存していることを示しています。 依存サブセットを削除しない場合,それらのサブセットは正しく機能しません。

9.6    クラスタからのソフトウェア・サブセットの削除

クラスタからソフトウェア・サブセットを削除する操作は,シングル・システムからソフトウェア・サブセットを削除する操作と同じです。 クラスタからのソフトウェア・サブセットの削除には,サブセット名が必要です。

クラスタからソフトウェア・サブセットを削除するには,クラスタ内のいずれかのメンバに root ユーザとしてログインし,次の構文の setld -d コマンドを使用します。

/usr/sbin/setld -d [subset-id [ subset-id... ] ]

setld -d コマンドは,クラスタ内のどのメンバからでも実行でき,削除動作はすべてのクラスタ・メンバに対して行われます。 サブセットを削除する際にクラスタ・メンバがダウンしていた場合,ダウンしていた各メンバが回復したときに,復帰後 setld -Z を実行してください。 setld -Z が失敗した場合,必要であれば setld -Z -f を実行してください。

サブセット削除メッセージは,操作を開始したメンバに表示されます。

クラスタの各メンバに対するソフトウェア・サブセットの削除動作の記録については,各クラスタ・メンバの /var/adm/smlogs/setld.log にあるログ・ファイルを参照してください。

9.7    シングル・システムへのソフトウェア・サブセットのインストレーション

オプションのソフトウェア・サブセットをインストールするには,root としてログインし,次の構文で setld -l コマンドを実行してください。

/usr/sbin/setld [-D root_path] -l location [subset-id [ subset-id... ] ]

この構文の location パラメータには,インストールしたいソフトウェア・サブセットの位置を指定します。 このパラメータには,以下のものを指定することができます。

subset-id 変数には,ソフトウェア・サブセットの名前を指定します。 subset-id 変数の指定を省略すると,ソフトウェア・サブセットの一覧が表示され,その一覧からインストールすべきソフトウェア・サブセットを選択することができます。 1 つまたは複数の subset-id 変数を指定すると,指定したソフトウェア・サブセットだけがインストールされます。 全ソフトウェア・サブセットの名前と説明については,付録 C を参照してください。

CD-ROM からソフトウェア・サブセットをインストールするには,以下の手順で行います。 以下の例で使用しているディレクトリ・パスは,ベース・オペレーティング・システム CD-ROM のものです。 それ以外のディストリビューション・キットに関しては,ソフトウェア・ベンダから提供されるドキュメントを参照してください。

  1. CD-ROM をディスク・ドライブに挿入します。

  2. スーパユーザ,あるいは root ユーザとして,CD-ROM のマウント・ポイント・ディレクトリを作成します。 次の例では,/cdrom というディレクトリを作成します。

    # mkdir /cdrom 
    

  3. CD-ROM を /cdrom にマウントします。 CD-ROM のデバイス名が分からない場合は,付録 B を参照してください。 以下の例では,システムに CD-ROM デバイスが 1 つ接続されているものと仮定して説明します。

    # mount -r /dev/disk/cdrom0c /cdrom
    

    CD-ROM をマウントすると,/cdrom ディレクトリに移動して ( cd /cdrom ) CD-ROM 上の各ディレクトリを参照することができます。

  4. 以下のコマンドで,ベース・ソフトウェア・サブセットをインストールします。

    # setld -l /cdrom/ALPHA/BASE
    

    注意

    ソフトウェアのソースとして RIS サーバを使用する場合は,インストール先のシステムが RIS サーバのクライアントとして登録されていることを確認した上で,以下のようなコマンドを入力してください。

    # setld -l ris_server_name:
    

  5. ソフトウェア・サブセットの一覧が表示され,インストールしたいソフトウェア・サブセットの番号を入力するよう求められます。

    インストールしたいソフトウェア・サブセットに対応する,1 つまたは複数の番号を入力します。 場合によっては,1 つの画面では表示できない数のソフトウェア・サブセットがメニューとして提示される場合があります。 この場合は,各画面ごとにソフトウェア・サブセットを選択することも,最後の画面でサブセットを一括して選択することもできます。 各画面でソフトウェア・サブセットを選択した場合は,確認のために,選択したすべてのサブセットが最終画面で表示されます。 この段階で,選択項目を変更したり,ソフトウェア・サブセットの選択メニューを再表示することもできます。

    なお,選択メニューには,システムにまだインストールされていないソフトウェア・サブセットだけが表示されます。 以下に例を示します。

    The subsets listed below are optional:
     
    There may be more optional subsets than can be presented on a single
    screen. If this is the case, you can choose subsets screen by screen
    or all at once on the last screen. All of the choices you make will
    be collected for your confirmation before any subsets are installed.
     
     - General Applications :
     
         1) Additional Terminfo databases
         2) Computer Aided System Tutor
         3) DOS tools
         4) Local Area Transport (LAT)
         5) Perl Runtime
         6) UNIX(tm) SVID2 Compatibility
         7) UNIX(tm) to UNIX(tm) Copy Facility
     
     - Kernel Build Environment :
     
         8) Logical Storage Manager Kernel Modules
         9) POLYCTR advfs Kernel Modules
     
     - Kernel Software Development :
     
        10) Hardware Kernel Objects
        11) POLYCTR advfs Kernel Objects
        12) Standard Kernel Objects
     
     - Mail Applications :
     
        13) DECwindows Mail Interface
        14) RAND Corp. Mail Handler (MH)
     
     - Network-Server/Communications :
     
        15) ATM Commands
        16) Additional Networking Services
        17) Dataless Management Services
        18) Remote Installation Service
     
     - Printing Environment :
     
        19) Adobe Font Metric Files
     
    --- MORE TO FOLLOW ---
    Enter your choices or press RETURN to display the next screen.
     
    Estimated free diskspace(MB) in root:62.3 usr:405.6
     
    Choices (for example, 1 2 4-6): 11
     
     
     
    

    setld は,//usrvari18n ファイル・システムで利用可能なディスク領域のサイズを各画面の最下部に表示します。 追加のソフトウェアを選択すると,未使用ディスク領域のサイズ表示は,選択されたサブセットに応じて減少します。

    他のサブセットに依存するサブセットを選択した場合,setld は,依存サブセットを自動的に選択します。 たとえば,11) POLYCTR advfs Kernel Objects を選択した場合,setld は以下のようなメッセージを表示します。

    The chosen subset(s) require one or more additional subset(s)
    which will be loaded automatically:
     
     * 9 POLYCTR advfs Kernel Modules        (OSFADVFSBIN540)
     
     - Software Development :
     
        20) CDA(tm) Software Development
        21) CDA(tm) for X/Motif Development
        22) CDE Software Development and Programming Examples
        23) GNU Revision Control System
        24) Ladebug Debugger Version 4.0-43
        25) Ladebug Debugger Version 4.0-43 Release Notes
        26) Ladebug Debugger graphical user interface
        27) Ladebug Debugger remote server
        28) Programming Examples
        29) Software Development Desktop Environment
        30) Software Development Tools and Utilities
        31) Source Code Control System
        32) Standard Header Files
        33) Standard Programmer Commands
        34) Static Libraries
        35) X Window and X/Motif Header Files
        36) X Window and X/Motif Programming Examples
        37) X Window and X/Motif Software Development
        38) X Window and X/Motif Static Libraries
     
     - Supplemental Documentation :
     
        39) XIE Version 5 Online Documentation
     
     - System Administration :
     
        40) ATM Configuration Application
        41) Advanced File System Daemon
        42) Advanced File System Graphical User Interface
        43) C2-Security
        44) C2-Security GUI
     
    --- MORE TO FOLLOW ---
     
    Add to your choices or press RETURN to display the next screen.
     
    Estimated free diskspace(MB) in root:61.2 usr:403.9
     
    Choices (for example, 1 2 4-6):  11 40
     
     
    

  6. すべての選択項目を入力すると,以下のような確認メッセージが表示されます。

    You are installing the following optional subsets:
     
     - Kernel Build Environment :
            POLYCTR advfs Kernel Modules
     
     - Kernel Software Development :
            POLYCTR advfs Kernel Objects
     
     - System Administration :
            ATM Configuration Application
            POLYCTR advfs
     
    Estimated free diskspace(MB) in root:56.6 usr:402.8
     
    Is this correct? (y/n): y
     
     
    

  7. 選択内容の確認後,ソフトウェア・サブセットのロードおよび構成が行われ, 以下のようなメッセージが表示されます。

    Checking file system space required to install selected subsets:
     
    File system space checked OK.
     
    4 subset(s) will be installed.
     
    Loading subset 1 of 4 ...
     
    POLYCTR advfs Kernel Modules
       Copying from risserver1 (inet)
       Verifying
     
    Loading subset 2 of 4 ...
     
    POLYCTR advfs
       Copying from risserver1 (inet)
            Working....Fri Aug 23 14:48:02 EST 2002
       Verifying
     
    Loading subset 3 of 4 ...
     
    ATM Configuration Application
       Copying from risserver1 (inet)
       Verifying
     
    Loading subset 4 of 4 ...
     
    POLYCTR advfs Kernel Objects
       Copying from risserver1 (inet)
            Working....Fri Aug 23 14:48:34 EST 2002
       Verifying
     
    4 of 4 subset(s) installed successfully.
     
    Configuring "POLYCTR advfs Kernel Modules" (OSFADVFSBIN540)
     
    Configuring "POLYCTR advfs" (OSFADVFS540)
     
    Configuring "ATM Configuration Application" (OSFATMGUI540)
     
    Configuring "POLYCTR advfs Kernel Objects" (OSFADVFSBINOBJECT540)
     
     
    

  8. CD-ROM からのインストレーションが終了したら,以下のコマンドで CD-ROM をアンマウントしてください。

    # cd /
    # umount /dev/disk/cdrom0c
     
    

9.8    クラスタへのオプション・ソフトウェア・サブセットのインストレーション

1 つ以上のオプションのソフトウェア・サブセットクラスタにインストールする操作は,シングル・システムに 1 つ以上のソフトウェア・サブセットをインストールする場合と同じです。 唯一の例外は,/usr/sbin/setld -D root_path による代替ルートへのソフトウェアのインストールが,クラスタではサポートされていないことです。

オプションのソフトウェア・サブセットをクラスタにインストールするには,クラスタ内のいずれかのメンバに root ユーザとしてログインし,9.7 節 に示すように,配布メディアのマウントと setld の起動を順番に実行します。 ソフトウェアのロード処理は,すべてのクラスタ・メンバで実行されます。 サブセットをロードする際にクラスタ・メンバがダウンしていた場合,ロード情報は保存され,ロード作業は,クラスタ・メンバがオンラインに復帰するとすぐに実行されます。

サブセットのロードおよび構成のメッセージは,ロードの操作を開始したメンバに表示されます。 たとえば,OSFDCMT540 サブセットのロード操作を,3 メンバのクラスタの member2 で開始した場合,次のようなメッセージが member2 に表示されます。

Checking file system space required to install selected subsets:
 
File system space checked OK.
 
1 subset(s) will be installed.
 
Loading subset 1 of 1 ...
 
Doc. Preparation Tools
   Copying from risserver1 (inet)
        Working....Fri Aug 23 14:48:02 EST 2002
   Verifying
 
1 of 1 subset(s) installed successfully.
 
Configuring "Doc. Preparation Tools" (OSFDCMT540) on member 0.
Configuring "Doc. Preparation Tools" (OSFDCMT540) on member 1.
Configuring "Doc. Preparation Tools" (OSFDCMT540) on member 2.
Configuring "Doc. Preparation Tools" (OSFDCMT540) on member 3.
 
 

クラスタの member0 は,物理マシンではありません。 これは,クラスタ・メンバ固有情報に対する汎用レポジトリとして機能するディレクトリです。

クラスタの各メンバに対するソフトウェア・サブセットのロード動作の記録については,各クラスタ・メンバの /var/adm/smlogs/setld.log にあるログ・ファイルを参照してください。

9.9    カーネル構築環境サブセットを選択した後のカーネルの再構築

Tru64 UNIX の特定のベース・オペレーティング・システム製品 (Logical Storage Manager,Advanced File System,Asynchronous Transfer Mode など) には,カーネル構成要素が含まれています。 setld でこれらのソフトウェア・サブセットをインストールした場合は,doconfig ユーティリティを実行して,新しいカーネル構成要素を含めてカーネルを再構築する必要があります。 カーネルの再構築を実行しないと,これらの製品を使用することはできません。 新しいカーネルを作成した後,新しいカーネルを / (ルート) ファイル・システムに移動し,このカーネルでシステムをリブートすることにより,これらの製品が使用できるようになります。

doconfig ユーティリティでの新しいカーネルの再構築が必要になるようなカーネル構成要素が含まれているソフトウェア・サブセットの一覧については,付録 C を参照してください。 また,doconfig ユーティリティの詳細については, doconfig(8) を参照してください。

ベース・オペレーティング・システムのインストール後に ATM (Asynchronous Transfer Mode) の DGLTA アダプタをインストールする場合は,汎用カーネル genvmunix からシステムをブートし,ATM ソフトウェア・サブセットを CD-ROM からインストールした後,doconfig ユーティリティを実行してシステム・カーネルを再構築し,追加された ATM サポートを使用可能にしてください。 アダプタを構成するためには,SysMan Menu からATM 構成ユーティリティを実行してください。