1 回のローリング・アップグレードで,ベース・オペレーティング・システムとクラスタ・ソフトウェアのアップグレードを新しいソフトウェアのパッチと組み合わせて行うことができる。つまり,インストール段階において,最初のメンバで installupdate を実行した後に,dupatch を使用して,新しくインストールしたソフトウェアにパッチをあてることができる。他のメンバをロールすると,それらのメンバに新しいソフトウェアとパッチが自動的に適用される。

ただし,現在のソフトウェアにパッチをあててからベース・オペレーティング・システムとクラスタ・ソフトウェアをアップグレードするという作業は,1 回のローリング・アップグレードで実行できない。この場合は,ローリング・アップグレードを 2 回行う必要がある。