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2 標準のキー定義と使い方

2.1 提供されるキー定義とその特徴

IMLIBは,あらかじめ作成されたキー定義を4種類提供します。 ユーザは,簡単な操作で,これらのキー定義のうちの1つを選択して使うことができます。 ユーザが何の変更もしなかったときには,JVMSキーが使われます。

  1. JVMSキー

    日本語OpenVMS標準のキー定義です。JVMSキーを使うと,かな漢字変換キーと VMSの行編集キーとが重ならないという特徴があります。 詳しくは,『日本語ライブラリ 利用者の手引き』を参照してください。

  2. EVEJキー

    EVEJエディタのキー定義です。日本語EVEのEVEJキーパッド・モードで使われています。 詳しくは『日本語EVEユーザーズ・ガイド』を参照してください。

  3. KEYPADキー

    VTシリーズ端末のキーパッドを使用したキー定義です。 kkseqにおける/usr/i18n/skel/ja_JP/keypad.jsykkseqと同等のキー定義です。 詳しくは,「日本語 DIGITAL UNIX オンライン・リファレンス・ページ」を参照してください。

  4. CTRLキー

    コントロールキーを使用したキー定義です。 kkseqにおける/usr/i18n/skel/ja_JP/keypad.jsykkseqと同等のキー定義です。 詳しくは,「日本語 DIGITAL UNIX オンライン・リファレンス・ページ」を参照してください。

  5. TAROキー

    ワープロ・ソフトの一太郎[1]のキー定義に似たキー定義です。


    [1] 一太郎は株式会社ジャストシステムの登録商標です。

IMLIBでのキー定義では,かな漢字変換およびかな漢字変換中の編集に関するもののみが定義できます。 カーソル移動や単語消去のような通常の編集機能は, 各アプリケーションが定義するキーで行われます。

2.2 EVEJキー,KEYPADキー,CTRLキー またはTAROキーを選択する方法

ユーザが何も選択しないときには,キー定義はJVMSキーが使われます。EVEJキー, KEYPADキー,CTRLキーまたはTAROキーを使うときには次のようにします。

ここでは,EVEJキーを使うように設定してみます。

この定義をユーザの.cshrc(shを使っている場合は.profile)に入れておくと,以後のセッションで選択 したキー定義を使うことができます。

新しいキー定義を使うには,アプリケーションを再起動してください。


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