CSP の削除は,リリース・パッチの削除と同じ方法で行います。-patch オプションで指定するパッチ番号は CSP の PatchID です。以下に,PatchID を確認する手順を示します。
パッチが提供されたキットを調べます。 たとえば,T64KIT0020665-V51BB22-ES-20031113.tar です (この CSP 名でのフィールドの確認については,http://h30097.www3.hp.com/docs/patch/naming/TITLE.HTM からアクセス可能な『Patch Kit Overview and Naming』を参照してください)。
キットに含まれているテキスト・ファイルを確認します。 たとえば,次のようなコマンドを実行します。
# more /var/adm/patch/doc/T64KIT0020665-V51BB22-ES-20031113.txt
CSP キットのテキスト・ファイルは,Web (パッチ・キット・ダウンロード・サイト http://www.itrc.hp.com/service/patch/mainPage.do ) からも入手可能です。
テキスト・ファイル内で PatchID が記述されているセクションを見つけます。 たとえば,次のように記述されています。
3 Summary of CSPatches contained in this kit Tru64 UNIX V5.1B PatchId Summary Of Fix ---------------------------------------- C386.00 Fix for SSRT3653, BIND v8
CSP パッチ ID を使用して,次のように dupatch コマンド行を入力します。
# /usr/sbin/dupatch -delete -name "Sally G" -note \ "delete CSP" -product TRU64_UNIX_V5.0B -patch C386.00
CSP キットには複数のパッチが含まれている場合がありますが,そのすべてがシステムにインストールされるわけではありません。
CSP パッチを削除する際は,その CSP パッチが必要とするパッチもすべて削除してください。