記号 |
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強制インストール | |
インストール中にインストールできないパッチのインストールを可能にするための,ベースライン処理の機能を表すときに使用される用語です。
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従来スタイルのパッチ・キット | | 新しいスタイルのパッチ・キット を参照。
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新しいスタイルのパッチ・キット | | 包括パッチ・キットとも呼ばれる新しいスタイルのパッチ・キットは,パッチの提供方法が改善されたリリース・パッチ・キットです。新しいスタイルのパッチ・キットが従来のパッチ・キットと異なるのは,キットに含まれるパッチのすべてのインストールや削除を行うか,あるいはインストールや削除をまったく行わないかのどちらかを選択する必要がある点です。最初の Tru64 UNIX の新しいスタイルのパッチ・キットは Version 5.1B Patch Kit 4 (Base Level 25) でした。 リリース・パッチ・キット も参照。
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早期リリース・パッチ (ERP) キット | | まだ開発中のリリース・パッチ・キットに含まれる予定のパッチを含んでいるパッチ・キット。カスタマー固有パッチの一種である ERP は,次のリリース・パッチ・キットに含まれる予定の特定の機能がすぐに必要なカスタマーを支援するために,HP によって提供されています。 カスタマー固有パッチ (CSP)・キット、 リリース・パッチ・キット も参照。
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包括パッチ・キット | | 新しいスタイルのパッチ・キット を参照。
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D |
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dupatch | | パッチ・キットに含まれているユーティリティで,Tru64 UNIX および TruCluster ソフトウェア製品へのパッチをインストール,削除,および管理します。このユーティリティは,パッチ・キットが正常にインストールされるとシステム上にインストールされて残ります。
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S |
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setld | | ソフトウェア・サブセットのインストールと管理を行う対話式プログラム。ソフトウェア製品は,ロード,削除,インベントリ作成,および構成が可能なサブセットにまとめられています。ロード操作では,ディスク,テープ,CD-ROM,またはインターネット・インストレーション・サーバからソフトウェアが読み取られます。パッチ・インストール・ツールである dupatch は setld プログラムをベースとしています。
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T |
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tar ファイル | | 複数のファイルを 1 つのファイルに保存および復元する tar コマンドによって作成されたファイル。Tru64 UNIX パッチ・キットは tar ファイルとして提供されます (Patch CD-ROM に収録されているキットを除く)。
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お |
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オフィシャル・パッチ | | リリース・パッチ・キット を参照。
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か |
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カスタマー固有パッチ (CSP)・キット | | 特定のカスタマーの問題を解決するために開発され,提供されているパッチ・キット。カスタマー固有パッチは,カスタマー固有のハードウェア構成とソフトウェアの構成,および環境についての事前情報に基づいて開発されます。カスタマー固有パッチは,別のカスタマーのシステムには適さない場合があります。早期リリース・パッチ は CSP の一種です。 早期リリース・パッチ (ERP) キット、 リリース・パッチ・キット も参照。
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の |
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ノーロール・パッチ | | 1 回の操作でクラスタにパッチを適用する処理です。この操作は,クラスタ全体をわずか 1 回リブートするだけで完了します。この方法は,ミッション・クリティカルな環境において最低限のダウンタイムで素早くパッチを適用する方法として開発されました。 ノーロール・パッチ処理は,dupatch を手直ししたものです。つまり,パッチをインストールまたは削除する場合,ローリング・アップグレードの手順では clu_upgrade ユーティリティと dupatch ユーティリティを使用しますが,ノーロール・パッチ処理では常に dupatch ユーティリティを使用します。ノーロール処理では,ローリング・アップグレードの手順に比べて実行する操作の数がかなり少なくなります。 ローリング・アップグレード も参照。
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は |
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バージョン・スイッチ | | ローリング・アップグレードの際,バージョン・スイッチは,アクティブ・バージョンのオペレーティング・システムから新しいバージョンのオペレーティング・システムへの移行を管理する場合に使用します。アクティブ・バージョンとは,現在使用中のバージョンを指します。クラスタでバージョン・スイッチを使用する目的は,すべてのメンバがアップデートされるまで,本質的に互換性がない新機能を導入しないようにするためです。 ローリング・アップグレード も参照。
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パッチ | | 問題の解決策を含んでいるファイルまたはファイル群です。ファイルが共通していたりファイル同士が依存関係にある場合,複数のパッチが 1 つのパッチに統合されます。1 つのパッチで複数の問題を修正する場合もあります。 各パッチは,それぞれの setld サブセットにパッケージされています。このサブセットは,dupatch という名前のユーティリティによって管理されます。
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パッチの適用可否 | | パッチによってシステムの性能が低下したりシステムがクラッシュしないかどうかを判断するための,システム・ファイルに対するファイルごとのチェック。パッチによって上書きされるシステム・ファイルのいずれかがパッチ・ファイルの前提条件を満たさない場合,パッチのインストールは続行できません。
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へ |
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ベースライン処理 | | dupatch の機能では,システムにインストールされているファイルを調べて,それらがそこに存在すべきものと同じかどうかを比較し,システム・ファイル間で互換性の問題を発生させるようなパッチ・ファイルがインストールされるのを防ぎます。
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り |
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リリース・パッチ・キット | | HP が提供する,特定のバージョンの Tru64 UNIX オペレーティング・システムおよび TruCluster ソフトウェアを変更するパッチ・キット。オフィシャル・パッチ・キットとも呼ばれるリリース・パッチ・キットは世界各国での配布用に作成されたもので,このキットに含まれているガイドラインに従う限り,カスタマーのシステムがどのようなものであれ,安全に使用することができます。リリース・パッチ・キットに含まれているパッチは,リリース・パッチと呼ばれます。 カスタマー固有パッチ (CSP)・キット、 早期リリース・パッチ (ERP) キット、 新しいスタイルのパッチ・キット も参照。
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ろ |
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ローリング・アップグレード | | クラスタの稼働中にクラスタのソフトウェアをアップグレードする手法です。クラスタのメンバを一度に 1 つずつロールして運用に戻しますが,その間,異なるバージョンのベース・オペレーティング・システム,クラスタおよび Worldwide Language Support (WLS,各国語サポート) ソフトウェアが混在する環境をクラスタが透過的に管理します。サービスにアクセスするクライアントからは,ローリング・アップグレードを実行していることがわかりません。 Version 5.0A 以上のシステムでは,クラスタにパッチを適用する場合や,クラスタ上の Tru64 UNIX オペレーティング・システムまたは TruCluster ソフトウェアの更新を行う場合には,ローリング・アップグレードを使用します。ローリング・アップグレード手順のインストール段階で実行するコマンドが異なるのみで,どちらのタイプのアップグレードも手順は同じです。 ノーロール・パッチ も参照。
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