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目次
まえがき
第 1 章:一般ユーザ向けリリース・ノート
第 2 章:システム管理者向けリリース・ノート
第 3 章:プログラミングに関するリリース・ノート
第 4 章: 関連ドキュメントに関するリリース・ノート
第 5 章:日本語機能に関するリリース・ノート
付録 A :OSF/Motif リリース 1.2 リリース・ノート
付録 B :OSF/Motif サンプル・プログラム
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日本語 HP DECwindows Motif for OpenVMS

日本語 HP DECwindows Motif
for OpenVMS
リリース・ノート


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V1.0

構成ファイル DECW$MWM_RC.DAT では,ウィンドウ・マネージャでのファンクション・キーの使用方法を定義します。アクセラレータの多くは, Alt キー (または Compose Characterキー) とファンクション・キーの組み合わせを使用します (たとえば,Alt+F7)。

アプリケーションがこれらのキーを使用する必要がある場合は,行頭に感嘆符(!)を付けてコメントにするか,新しいキーボード・バインディングを作成します。続いて,Mwm リソース・ファイルの Mwm*keyBindings:DefaultKeyBindingsを新しいバインディングを指すように変更します。

Motif バインディングでは,漢字端末エミュレータでの Compose Character シーケンスを妨げないよう,ウィンドウ・メニューの表示に Alt+Space キーあるいは Compose + Space キーを使用することができないようにしています。ウィンドウ・メニューは Shift+Escape (F11) キーで表示してください。

Alt+Space を再度有効にするには, [ルートメニュー:設定] ダイアログ・ボックスの適切なオプションを選択し,現在の設定を適用します。あるいは,構成ファイル DECW$MWM_RC.DAT の Alt+Space の省略時のボタン対応のコメントを削除するようにします。

V1.0

ファイル SYS$MANAGER:DECW$MWM.COM は,ウィンドウ・マネージャを再起動する方法を指定するために使用します。省略時の設定では,必ずすべての画面で再起動されます。ただし,ウィンドウ・マネージャをセッション・マネージャから起動していない場合,ウィンドウ・マネージャは最初にすべての使用可能な画面で起動されていない可能性があります。このファイルを変更してユーザのシステムでウィンドウを再起動する方法を変更することができます。

V1.0

Motif ウィンドウ・マネージャは,オプションのダイアログ・ボックスのモノクロ・モニタの色に関連するリソースを完全にカスタマイズすることはできません。色を変えるには, DECW$MWM_BW.DAT リソース・ファイルを直接編集してピックスマップ・リソースを変更する必要があります。たとえば,有効なウィンドウのタイトルの背景色を変更する場合は, Mwm*activeBackgroundPixmapリソースを変更しなければなりません。値としては,25_foreground,50_foreground,75_foreground,unspecified pixmap などがあります。

また,省略時の設定では,タイトル・テキストの背景色は白になっています。タイトル・テキスト以外と同じ色を使用する場合は, Mwm*cleanTextリソースをFALSEに設定します。

V1.0

異なるモニタ・タイプ (カラー,モノクロ,グレースケール) を持つマルチヘッド・システムを使用している場合は,メイン・モニタ (screen 0) のタイプと一致するモニタでのみ,オプションのダイアログ・ボックスから色をカスタマイズすることができます。他のモニタをカスタマイズするには,そのモニタ・タイプでシステムにログインするか,リソース・ファイルを直接編集しなければなりません。

V1.0

アイコン・ボックスを画面の端に移動し,キーボードからサイズ変更を行うと,画面から消えてしまうことがあります。アイコン・ボックスを探すには,そのウィンドウが見つかるまで Alt+Tab を押し,続いて Shift Escape (F11)キーを押してそのウィンドウのウィンドウ・メニューを表示させます。それから,ウィンドウを画面上に移動します。

V1.0

ウィンドウ・マネージャは,マルチライン・アイコン・タイトルの各行をセンタリングしません。

1.5 ツールとユーティリティ

この節は, DECwindows Motif に移植された X Window System ユーティリティに関するリリース・ノートです。

1.5.1 X 権限ユーティリティ (xauth)

この項は,X 権限ユーティリティ (xauth) に関するリリース・ノートです。

V1.3

論理名を使用してファイルが指定された場合, X 権限ユーティリティ (xauth) はファイル・ロックをサポートしません。 xauth は OpenVMS の論理名を解釈しないため,論理名で指定されたディレクトリではなく,現在の省略時のディレクトリにロック・ファイルを作成します。

たとえば,次の xauth コマンドは,ロック・ファイルを論理名 XAUTH_FILE で指定された USER ディレクトリに作成するのではなく,現在の省略時のディレクトリに作成します。

$ DEFINE XAUTH_FILE DISK:[USER]FILE.DECW$XAUTH 
$ XAUTH -f XAUTH_FILE 

xauth で論理名を使用するには,xauth を起動する前に,次のように各論理名を変換します。

$ XAUTH_FILE = F$TRNLNM ("XAUTH_FILE") 
$ XAUTH -f 'XAUTH_FILE' 

この制限は,xauth で論理名を使用する場合にだけ該当するもので, SET DISPLAY/XAUTHORITY_FILE コマンドで論理名を使用する場合には適用されません。

V1.3

X 権限ユーティリティ (xauth) は,指定されたファイルがディレクトリ内にまだ存在せず,タイプが指定されていない場合は,同じ名前のファイルとディレクトリを区別することができません。たとえば,次の xauth コマンドはロック・ファイルを 1 セット作成しますが, X 権限ファイルは作成しません。

$ CREATE/DIRECTORY [.TEST] 
$ XAUTH -f TEST 

この場合,xauth はエラーを表示せずに失敗します。

この問題を回避するには,X 権限ファイルを指定する場合に必ずファイル・タイプを指定してください。

1.5.2 フォント・サーバ情報ユーティリティ (fsinfo)

この項では,フォント・サーバ情報ユーティリティ (fsinfo) に関する注意事項について説明します。

V1.3

フォント・サーバ情報ユーティリティ (fsinfo) を最初に起動した際に,アクセス違反で終了する場合があります。この問題が発生した場合は fsinfo を再実行してください。以降に実行する fsinfo セッションは正しく起動されます。

1.5.3 画面印刷

この項は,画面印刷ユーティリティに関するリリース・ノートです。

V1.2--3

画面印刷 (Print Screen) アプリケーションを使用して PostScript 出力を作成するときに,一部のプリンタで出力の一部が欠ける問題が発生することがあります。通常,欠ける部分は,横長モードでの印刷時に左上部,縦長モードでの印刷時には左下部です。この問題は,PostScript プリンタ間に相違があることが原因です。

この問題を解決するために, DECwindows Motif for OpenVMS Version 1.2--5 で DECW$PRINTSCREEN.DAT に指定できる 4 つのリソースに対するサポートが追加されました。

PrintScreen.plxtranslate 
PrintScreen.plytranslate 
PrintScreen.plxscale 
PrintScreen.plyscale 

これらのリソースは,ページ上の PostScript イメージのサイズと位置を制御します。 plxtranslateリソースと plytranslateリソースは,原点からのイメージの x オフセットと y オフセット (インチ単位) を制御します。 plxscaleリソースと plyscaleリソースは,原点移動後にイメージ全体をページに表示するための x と y のスケール・ファクタです。


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