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HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)


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現在のプログラムのロケールで,引数が有効なワイド文字であるかどうかを確認します。

形式

#include <unistd.h>

int decc$validate_wchar (wchar_t wc);


引数



wc

確認するワイド文字。

説明

decc$validate_wchar関数は,指定された wchar_t型の引数が現在のプログラムのロケールで有効なワイド文字であるかどうかを確認するための便利な方法として使用できます。

decc$validate_wcharを呼び出す 1 つの理由として, isw* ワイド文字分類関数およびマクロが,文字プロパティを記述する classmask配列の逆参照を行う前に,引数の有効性を確認できないという理由があげられます。現在のプログラムのロケールのワイド文字の最大値を超える値を isw* 関数に渡すと,割り当てられている classmask配列を超えるメモリにアクセスする可能性があります。

ワイド文字の有効性を確認するための標準的な方法は, wctomb関数を呼び出す方法ですが,この方法では,十分なサイズのマルチバイト文字配列を宣言し,その配列を wctombに渡す必要があるので,使用するのに不便です。


戻り値

1 指定されたワイド文字が現在のプログラムのロケールで有効なワイド文字であることを示します。
0 指定されたワイド文字が現在のプログラムのロケールで有効なワイド文字でないことを示します。 errno は設定されません。


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