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HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)


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実行時に共用可能イメージのロードと呼び出しを可能にするために,動的ライブラリ・ローダに対するインタフェースを提供します。

形式

#include <dlfcn.h>

void *dlopen (char *pathname, int mode);


引数



pathname

共用可能イメージの名前。この名前は,この後, dlsym関数で使用するために保存されます。

mode

この引数は OpenVMS システムでは無視されます。

説明

dlopen関数は,実行時に共用可能イメージのロードと呼び出しを可能にするために,動的ライブラリ・ローダに対するインタフェースを提供します。

この関数は共用可能イメージをロードするわけではなく, dlsym関数でこの後使用するために pathname 引数を保存します。 LIB$FIND_IMAGE_SYMBOL を呼び出すことにより,共用可能イメージを実際にロードする関数は dlsymです。

dlopen関数の pathname 引数は,共用可能イメージの名前でなければなりません。この名前は filename 引数として, dlsym関数から LIB$FIND_IMAGE_SYMBOL ルーチンにそのまま渡されます。 LIB$FIND_IMAGE_SYMBOL の呼び出しに image-name 引数を指定しないと,デフォルトのファイル指定である SYS$SHARE:.EXE がイメージ名に適用されます。

dlopen関数は, dlsymまたは dlclose呼び出しで使用されるハンドルを返します。エラーが発生した場合は,NULL ポインタが返されます。


戻り値

x dlsym または dlclose 呼び出しで使用されるハンドル。
NULL エラーを示します。


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