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HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)


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インターバル・タイマの値を返します。

形式

#include <time.h>

int getitimer (int which, struct itimerval *value);


引数



which

インターバル・タイマの種類。 HP C RTL では ITIMER_REAL だけがサポートされます。

value

itimerval構造体を指すポインタ。この構造体のメンバはタイマのインターバルおよびインターバルが終了するまでの時間を指定します。

説明

getitimer関数は,value によって示される構造体の which 引数によって指定されるタイマの現在の値を返します。

タイマ値は itimerval構造体によって定義されます。

       struct itimerval { 
               struct  timeval it_interval; 
               struct  timeval it_value; 
       }; 

次の表は itimerval構造体のメンバの値を示しています。

itimerval メンバの値 意味
it_interval = 0 it_value が 0 以外の値であるものとして,タイマが次に満了した後,タイマを無効にする。
it_interval = 0 以外の値 タイマの満了時に it_value の再ロードで使用する値を指定する。
it_value = 0 タイマを無効にする。
it_value = 0 以外の値 タイマが次に満了するまでの時間を示す。

システム・クロックの分解能より小さい時間値は,この分解能になるように切り上げられます。

HP C RTL は各プロセスに 1 つのインターバル・タイマを提供します。このタイマは <time.h>ヘッダ・ファイルに ITIMER_REAL として定義されています。このタイマはリアルタイムで減分され,タイマの満了時に SIGALRM シグナルを配布します。


戻り値

0 正常終了を示します。
-1    エラーを示します。 errno は EINVAL に設定されます ( value 引数に取り扱うことができない大きな時間値が指定されました)。


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