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HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)


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メモリ領域内の文字列の間で,文字を順次コピーします。

形式

#include <string.h>

void *memccpy (void *dest, void *source, int c, size_t n);

関数バリアント memccpy関数は,それぞれ 32 ビットと 64 ビットのポインタ・サイズで使用するための _memccpy32_memccpy64という名前のバリアントを持っています。ポインタ・サイズ固有の関数の使用方法については,『HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル(上巻)』第 1.9 節を参照してください。

引数



dest

デスティネーション文字列の位置へのポインタ。

source

ソース文字列の位置へのポインタ。

c

検索したい文字。

n

コピーしたい文字数。

説明

memccpy関数は,メモリ領域内の文字列に作用します。メモリ領域とは,カウントによって制限され,null 文字で終了しない,連続した文字のグループです。この関数は,コピー先のメモリ領域でのオーバフローをチェックしません。 memccpy関数は <string.h>ヘッダ・ファイルに定義されています。

memccpy関数は,source がポイントする位置から,以下のいずれかが起こるまで, dest がポイントする位置へと文字を順次コピーします。

  • c で指定された文字 ( unsigned charに変換) のコピーが終了した。

  • nで指定された数の文字のコピーが終了した。


戻り値

x dest がポイントする文字列の中の, c で指定される文字の後の文字へのポインタ。
NULL エラーを示します。文字列の中で n 個の文字をスキャンしても,文字 c は発見されませんでした。


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