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HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)


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第 1 引数の,第 2 引数のべき乗を返します。

形式

#include <math.h>

double pow (double x, double y);

float powf (float x, float y); (Integrity, Alpha)

long double powl (long double x, long double y); (Integrity, Alpha)


引数



x

指数 y でべき乗を計算するときの基数として使用される浮動小数点数。

y

基数 x のべき乗を計算するために使用する指数。

説明

pow関数は,浮動小数点数の基数 x と,浮動小数点数の指数 y を使ってべき乗を計算します。 pow(x,y) の値は,正の x では e**(y ln(x)) として計算されます。

x が 0 で,y が負の値である場合は ±HUGE_VAL が返され, errnoに ERANGE または EDOM が設定されます。


戻り値

x 第 1 引数の,第 2 引数のべき乗を計算した結果。
1.0 基数が 0 で,指数が 0 だった場合。
HUGE_VAL 結果がオーバフローしました。 errno は ERANGE に設定されます。
±HUGE_VAL 基数が 0 で,指数が負の値でした。 errno に ERANGE または EDOM が設定されます。


#include <stdio.h> 
#include <math.h> 
#include <errno.h> 
 
main() 
{ 
    double x; 
 
    errno = 0; 
 
    x = pow(-3.0, 2.0); 
    printf("%d, %f\n", errno, x); 
} 

この例のプログラムは,次の出力を生成します。

0, 9.000000 


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