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HP C ランタイム・ライブラリ・リファレンス・マニュアル (下巻)


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POSIX ルートからの絶対パス名を返します。

形式

#include <stdlib.h>

char realpath (const char *restrict file_name, char *restrict resolved_name);


引数



file_name

絶対パスを必要とするファイルについて,その名前を示すテキスト文字列へのポインタ。

resolved_name

生成した絶対パスへのポインタ (生成した絶対パスは,null で終了する文字列として格納)。

説明

realpath関数は, POSIX ルートからの絶対パス名を返します。生成したパス名は null で終了する文字列として, resolved_name が指すバッファ内に格納されます。格納されるパス名の最大長は,PATH_MAX バイトです。

realpath関数は, POSIX 準拠モードでだけ,つまり,DECC$POSIX_COMPLIANT_PATHNAMES の値が,許されている値のいずれかになっている場合にだけ,サポートされます。

symlinkunlinkreadlinklchown,および lstatも参照してください。


戻り値

x 成功したことを示します。 x は, resolved_name へのポインタです。
NULL エラーが発生したことを示します。ヌル・ポインタが返され, resolved_name が指しているバッファの内容は意味がありません。 errno に,エラーを示すよう次のいずれかの値が設定されます。

  • ENAMETOOLONG --- file_name 引数の長さが PATH_MAX を超えたか,パス名に長さが NAME_MAX を超えるコンポーネントがあります。

  • ENOENT --- file_name に既存のファイルを指定していないコンポーネントがあるか, file_name が空の文字列を指しています。

  • chdir または stat から返された errno の値。


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