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OpenVMS マニュアル | 
    
  
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HP OpenVMS
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ICONV CONVERT | 
ファイル内の文字を,あるコードセットから別のコードセットへ変換します。変換された文字は,出力ファイルに書き込まれます。
ICONV CONVERT infile outfile
infile
必須。変換する文字を格納したファイルの名前。 /FROMCODE 修飾子はこのファイルの文字コードセットを指定します。
outfile
必須。ICONV CONVERT によって作成されるファイルの名前。 /TOCODE 修飾子はこのファイルの文字のコードセットを指定します。
/FROMCODE=fromcodeset
必須。infile の文字のコードセットを指定します。
/TOCODE=tocodeset
必須。outfile の文字コードセットを指定します。
ICONV CONVERTコマンドは,infile内の文字を, /FROMCODE修飾子で指定されるコードセットから, /TOCODE修飾子で指定されるコードセットへ変換します。変換されたファイルは,outfileに書き込まれます。変換は,次の2種類の方法のいずれかで行われます。
- 変換テーブル・ファイルを使用して,変換文字を検索する。これがデフォルトの方法であり,次の変換テーブル・ファイルの命名規則が適用される。変換テーブルは,DCL コマンドの ICONV COMPILE により作成される。
 - 必要な変換を行う共用イメージ・ファイルを使用する。この方法は,テーブルを使用した変換が便利でない場合 (たとえば,アルゴリズムの大きさに対して仮想アドレス空間が大きい場合) にも使用できる。また,テーブルを使用した変換ができない場合 (たとえば,ISO2022 のような状態依存のコーディングの場合)にも使用できる。
 
コンバータのファイルの命名規則は次のとおりです。
 fromcodeset_tocodeset.iconv
注意 
変換ファイルをシステムに追加する場合には,同じファイル命名規則を使用しなければなりません。
ICONV CONVERTは,現在のディレクトリでコンバータ・ファイルを検索します。現在のディレクトリ内でこのファイルが見つからなかった場合は,論理名 SYS$I18N_ICONV によって定義されるシステム・ディレクトリを検索します。
| #1 | 
|---|
$ ICONV CONVERT /FROMCODE=EUCTW /TOCODE=DECHANYU - _$ FROMFILE.DAT TOFILE.DAT  | 
この例は,EUCTW文字からDECHANYU文字への変換を示しています。ファイルFROMFILE.DAT内のEUCTW文字は,対応するDECHANYU文字へ変換されます。変換された文字は,ファイルTOFILE.DATに格納されます。
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