/ANONYMOUS
単一または複数のノードに匿名アクセスします。/ANONYMOUS は,省略時のリモート・アクセスです。リモート・ノードに対するパスワードの形式は, "user@fullyqualifiednodename" でなければなりません。
/ASCII
ASCII ファイル (テキスト・ファイル) を識別するために使用します。 /ASCII は,省略時の設定です。
/BINARY
バイナリ・ファイルを識別するのに使用します。
/FDL
この修飾子はオプションです。FDL(ファイル定義言語) ファイルを伴った対話を行います。ローカルな OpenVMS システムにファイルがコピーされる時は,リモート FDL ファイルが検索され,解釈されます。ファイルがローカルな OpenVMS システムの外にコピーされる時は,要求されたファイルに加え,FDL ファイルが作成され,コピーされます。 /FDL が指定されてもベンダのアプリケーションがサポートしていない場合は,警告メッセージが出力される可能性があります。
/LOG
ファイルが転送された際に,SYS$OUTPUT にメッセージを表示します。
/NOSTRUVMS
STRU OpenVMS 転送の試行を明示的に無効にするために使用します。そうでない場合,サーバによっては試行時にすぐに停止する可能性があります。
/PASSIVE=オプション
FTP クライアントとサーバのどちらがデータ接続を開始するかを制御します。この修飾子を指定しなかった場合は,Internet Protocol に応じた値が使用されます。 IPv4 の場合は OFF,IPv6 の場合は ON が使用されます。
/PASSIVE オプションは,次の表のとおりです。
OFF
|
FTP サーバがデータ接続を開始します。
|
ON (省略時の値)
|
FTP クライアントがデータ接続を開始します。
これは,FTP クライアントとサーバ間にファイアウォールがあるためにサーバからの接続ができない場合に使用されます。
ON が省略時の値となるのは,/PASSIVE が指定された場合のみです。
|
この修飾子が機能するためには,基盤となる TCP/IP ネットワーク製品がこの修飾子を認識し, FTP パッシブをサポートしている必要があります。
/PASSIVE 修飾子は FTP PASV コマンドと等価です。
/VERBOSE
/NOVERBOSE
すべてのメッセージ (バナー・メッセージを含む) が端末に表示されるかどうかを指定します。省略時の設定では,メッセージは表示されません。