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HP OpenVMS DCL ディクショナリ
MBAn という名前の仮想メールボックスを作成し,それに入出力チャネル番号を割り当てます。 /MAILBOX 修飾子は必須です。
| 注意
以下の特権が必要です。
- TMPMBX (一時的メールボックス) : 一時的メールボックス (省略時の設定) を作成するために必要
- CMEXEC (エグゼクティブ・モードへの変更) : 一時的メールボックスを作成するために必要 (省略時の設定)。 注意: この要件は一時的なものなので,将来のリリースでは削除されます。
- PRMMBX (パーマネント・メールボックス) : パーマネント・メールボックスを作成するために必要 (/PERMANENT 修飾子を使用した場合)
- SYSNAM (システム論理名) : システム論理名テーブルにメールボックスに対する論理名を作成するために必要。
- GRPNAM (グループ論理名) : グループ論理名テーブルにメールボックスに対する論理名を作成するために必要。
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メールボックスを削除するには,DELETE/MAILBOX コマンドを使用します。
形式
CREATE/MAILBOX 論理名
パラメータ
論理名新しいメールボックスに対する論理名を指定します。システムによりメールボックスが作成され,論理名がそのメールボックスを指すように設定されます。
説明
CREATE/MAILBOX コマンドは仮想メールボックスを作成します。
修飾子
/BUFFER_SIZE=nシステムの動的メモリのバイト数を指定します。このメモリは,メールボックスにメッセージを送る際のバッファとして使用されます。 /BUFFER_SIZE を指定しないか 0 を指定した場合,オペレーティング・システムは省略時の設定値としてシステム・パラメータ DEFMBXBUFQUO の値を使用します。
/LOG/NOLOG (省略時の設定)新たに作成したメールボックスの名前を表示します。
/MESSAGE_SIZE=nメールボックスに送信可能なメッセージの最大サイズをバイト単位で指定します。最大値は 65535 です。 /MESSAGE_SIZE を指定しないか 0 を指定した場合は,オペレーティング・システムは省略時の設定値としてシステム・パラメータ DEFMBXMXMSG の値を使用します。
/PERMANENTメールボックスがパーマネント・メールボックスであることを指定します。省略時の設定では,メールボックスは一時的メールボックスです。
/PROTECTION=(所有者[:アクセス][,...])
メールボックスに対する保護を指定します。
- 所有者 パラメータには,system (S), owner (O),group (G), world (W)を指定します。
- アクセス パラメータには,読み込み (R),書き込み (W),論理入出力 (L),物理入出力 (P) を指定します。
保護を指定しない場合,メールボックス・テンプレートが使用されます。
詳しい保護コードの指定方法については,『OpenVMS システム・セキュリティ・ガイド』を参照してください。
/TEMPORARY (省略時の設定)メールボックスが一時的メールボックスであることを指定します。 /PERMANENT を指定しない限り,省略時の設定は一時的メールボックスです。
例
#1 |
$CREATE/MAILBOX/PERMANENT/MESSAGE_SIZE=512/LOG MY_MAILBOX
%CREATE-I-CREATED, MBA38: created
$SHOW DEVICE MBA38/FULL
Device MBA38:, device type local memory mailbox, is online,
record-oriented device, shareable, mailbox device.
Error count 0 Operations completed 0
Owner process "" Owner UIC [SYSTEM]
Owner process ID 00000000 Dev Prot S:RWPL,O:RWPL,G:RWPL,W:RWPL
Reference count 0 Default buffer size 512
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この例では,MY_MAILBOX という論理名を使用してパーマネント・メールボックスを作成しています。 SHOW DEVICE コマンドにより,メールボックスの属性がすべて表示されます。
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