|
≫ |
|
|
|
HP OpenVMS DCL ディクショナリ
占有している装置を,他のプロセスで使用できるようにします ( ただしその装置に対応付けられている論理名の解除は行いません )。 DEALLOCATE コマンドは,使用中の装置は占有を解除しません。
形式
DEALLOCATE 装置名[:]
パラメータ
装置名[:]占有を解除する装置の名前を指定します。ここで指定する装置名は,使用中でなければ,物理装置名でも論理名でも構いません。物理装置名を指定する場合,省略時のコントローラは A,省略時のユニットは 0 です。このパラメータは /ALL 修飾子と同時に指定できません。
修飾子
/ALLユーザのプロセスで現在占有している装置のうち,使用中でないすべての装置の占有を解除します。この修飾子は,装置名パラメータと同時に指定できません。
例
この例の DEALLOCATE コマンドは,コントローラ B の RK06/RK07 装置のユニット 1 の占有を解除します。
#2 |
$ ALLOCATE MT: TAPE
%DCL-I-ALLOC, _MTB1: allocated
.
.
.
$ DEALLOCATE TAPE:
|
この例の ALLOCATE コマンドは,すべての磁気テープ・ドライブを占有し,それに論理名 TAPE を割り当てるよう要求しています。ALLOCATE コマンドの応答は,装置 MTB1 の占有に成功したことを示しています。DEALLOCATE コマンドは,論理名 TAPE を指定してそのテープ・ドライブの占有を解除することを指定しています。
この例の DEALLOCATE コマンドは,占有中のすべての装置の占有を解除します。
|