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OpenVMS マニュアル |
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HP OpenVMS
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DELETE/INTRUSION_RECORD |
侵入データベースからエントリを削除します。CMKRNL(カーネルへのモード変更)と SECURITY 特権が必要です。
DELETE/INTRUSION_RECORD 侵入元
侵入元
ログインしようとする装置またはリモート・システムの名前を指定します。侵入元の名前は,たとえば大文字と小文字を区別したり, DCL の構文規則に抵触したりするなどの,他のオペレーティング・システム・ドメインの形式で表現することができます。そのような場合には,侵入元パラメータは引用符で囲まなければなりません。
侵入データベースからエントリを削除するには, DELETE/INTRUSION_RECORD コマンドを使用します。たとえば,ユーザ HAMMER が期限切れのパスワードを使用して端末 TTA24 に何度もログインしようとすると,SHOW INTRUSION コマンドは次のエントリを表示します。
Intrusion Type Count Expiration Source TERM_USER INTRUDER 9 10:29:39.16 TTA24:HAMMER
ログイン失敗の上限に到達しているため,端末はシステムからロックアウトされます。ユーザ HAMMER がシステム管理者に連絡し,ログイン失敗の原因がパスワードの期限切れであることが確認できれば, DELETE/INTRUSION コマンドを使用して侵入データベースからレコードを削除することができます。
/NODE=(ノード名[,...])
指定されたノードに関連するノード情報を削除します。指定されたノードがノード情報リストにしかないノードである場合,その侵入レコードも削除されます。
#1 |
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$ DELETE/INTRUSION_RECORD TTC2: |
この DELETE/INTRUSION_RECORD コマンドは, TTC2 への侵入の試みによって作成されたすべての侵入レコードを削除します。正当なユーザは誰もログインに失敗しないため,ユーザ名は指定されていません。
#2 |
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$ DELETE/INTRUSION_RECORD "AV34C2/LC-2-10":FORGETFUL |
この例では,侵入元はターミナル・サーバに接続されたローカル・ターミナルです。侵入データベースから記録を削除するには,ターミナル・ポート名を引用符で囲みます。これにより,オペレーティング・システムは,スラッシュ (/) が修飾子ではなく外来の文字であることを認識します。
#3 |
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$ DELETE/INTRUSION_RECORD NODE1::HAMMER |
このコマンドは,ノード NODE1 のユーザ HAMMER について生成されたすべての侵入エントリを削除します。
#4 |
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$ DELETE/INTRUSION_RECORD/NODE=(CAPPY,INDI) $ SHOW INTRUSION NETWORK SUSPECT 2 26-JUL-2001 08:51:25.66 BARNEY::HAMMER Node: TSAVO Count: 2 |
このコマンドは,ノード CAPPY およびノード INDI に関する侵入エントリを削除します。
#5 |
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$ DELETE/INTRUSION_RECORD/NODE=FOOBAR $ SHOW INTRUSION NETWORK SUSPECT 2 26-JUL-2001 08:51:25.66 BARNEY::HAMMER Node: TSAVO Count: 2 |
このコマンドは,ノード FOOBAR に関する侵入エントリを削除します。
#6 |
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$ DELETE/INTRUSION_RECORD/NODE=TSAVO $ SHOW INTRUSION %SHOW-F-NOINTRUDERS, no intrusion records match specification |
このコマンドは,ノード TSAVO に関する侵入エントリを削除しようと試みていますが,このノードに関する侵入レコードはありませんでした。
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