HP OpenVMS DCL ディクショナリ
コマンドまたはプログラムが,会話型ターミナル以外の入力装置からデータを読み込む場合に,データ・ストリームの終わりを示します。
形式
$ EOD
説明
コマンド・プロシージャまたはバッチ・ジョブの EOD (end-of-deck) コマンドの機能は,次のとおりです。
- ドル記号 ($) で始まる入力データ行を終了させます。DECK コマンドは,ドル記号で始まる以降の行をコマンドでなくデータとして解釈することを示します。 EOD コマンドは,データ行の最後を示します。
- コマンド・ストリームの中に,複数の入力ファイルが他のコマンドが介在しないで含まれている場合に,入力ファイルを終了させます。データを読み取るプログラムまたはコマンドは,EOD コマンドが読まれた時に,ファイルの終端 (end-of-file) 条件を受け取ります。
EOD コマンドの前には必ず,ドル記号を付けてください。ドル記号は,入力レコードの最初の文字位置 (カラム1) になければなりません。
例
#1 |
$ CREATE WEATHER.COM
$ DECK
$ FORTRAN WEATHER
$ LINK WEATHER
$ RUN WEATHER
$ EOD
$ @WEATHER
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このコマンド・プロシージャは,WEATHER.COM というコマンド・プロシージャを作成します。DECK コマンドと EOD コマンドによって囲まれている行が, WEATHER.COM というファイルに書き込まれます。そのあと,コマンド・プロシージャは WEATHER.COM を実行します。
プログラム MUPROG には 2 つの入力ファイルが必要です。これらのファイルは論理装置 SYS$INPUT から読み込まれます。 EDO コマンドは 1 つ目のデータ・ファイルの終了と,2 つ目のデータ・ファイルの開始を示します。ドル記号で始まる次の行 ( この例では PRINT コマンド ) は, 2 つ目のデータ・ファイルの終了を示します。
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