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HP OpenVMS DCL ディクショナリ
F$UNIQUE (Alpha/Integrity のみ)
ファイル名に適した,クラスタ内で必ず固有である文字列を生成します (例は CLOSE/DISPOSITION を参照してください)。
F$UNIQUE 関数には修飾子がありませんが,後に何も含まれていない括弧を添える必要があります。
形式
F$UNIQUE()
戻り値
固有の文字列が含まれている 1 つの文字列。
引数
なし。
例
#1 |
$ WRITE SYS$OUTPUT F$UNIQUE()
414853555241159711D7DF797CCF573F
$
$ WRITE SYS$OUTPUT F$UNIQUE()
414853555241509811D7DF797E3F2777
$
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この例では,後に続く WRITE コマンドによって固有の文字列が戻される仕組みを示しています。
#2 |
$ OPEN/WRITE TEMP_FILE 'F$UNIQUE()
$ DIRECTORY
Directory WORK1:[TEST]
594B53554C421C9C11D75463D61F58B7.DAT;1
Total of 1 file.
$
$ CLOSE/DISPOSITION=DELETE TEMP_FILE
$ DIRECTORY
%DIRECT-W-NOFILES, no files found
$
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最初のコマンドによって一時的ファイルが作成され,そのファイルに固有の名前が与えられ,後に続く DIRECTORY コマンドによって表示されます。後でこのファイルを閉じて削除すると,ディレクトリに表示されなくなります。
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