コマンド指定子
再度呼び出すコマンドの,番号または最初の何文字か指定します。修飾子は指定できません。
指定する文字列は一意でなければなりません。そうでない場合には,その文字に一致するコマンドで最新のものを表示します。たとえば,SHOW STATUS コマンドが入力され,その後で SHOW TIME コマンドが入力されたとします。この場合,SHOW STATUS コマンドを呼び出すには, RECALL SHOW S と入力しなければなりません。コマンドの番号は,1 〜 254 までの範囲です。最後に入力したコマンドの番号が 1 です。
RECALL コマンド自体には,番号は付きません。コマンド指示子を省略すると, RECALL は,最後に入力したコマンドを再度呼び出します。呼び出したいコマンドの番号を確認するには, /ALL 修飾子を使用してRECALL バッファに記憶されているすべてのコマンドと,そのコマンド番号を表示させます。
システム入力したコマンドは,後で RECALL コマンドで使用できるようにリコール・バッファに保存されます。コマンド・プロシージャ内の INQUIRE コマンドの入力も,リコール・バッファに保存されます。RECALL コマンド自体は,リコール・バッファに保存されません。リコールするコマンドには連続文字を使用できますが,一度に読み込むことができる文字は 255 文字までです。
リコール・バッファには,最高 254 コマンドをいれることができます。リコール・バッファのサイズは 4KB であり,48 文字のコマンドが約 80 個保存されます。
必要な場合,最新のコマンドをいれるためにもっとも古い複数のコマンドがリコール・バッファから削除されます。
RECALL コマンドを使用すると,コマンドが表示されますが処理されません。表示されたコマンドを実行したい場合は,Return を押します。コマンド行を変更する場合は,コマンド行編集機能を使用して変更し, Return を押して変更したコマンドを実行します。
/ALL [コマンド指示子]
RECALL バッファに現在記憶されている,すべてのコマンドとそのコマンド番号を表示することを要求します。他の修飾子とともに /ALL 修飾子を使用しないでください。
リコール・バッファ内の特定のコマンドたけを表示するには, /ALL 修飾子の後にそのコマンドを指定します。
| 注意
RECALL コマンド自体が RECALL バッファに記憶されることはありません。
|
/ERASE
リコール・バッファの内容を消去します。
/INPUT=ファイル指定
指定ファイルの内容をリコールバッファに格納します。ファイル・タイプの省略時の設定は .LIS です。ファイル名にはワイルドカード文字を使用できません。
/ERASE 修飾子も指定された場合,リコール・バッファへの読み込み前にクリアされます。
/INPUT は /ALL や /PAGE と同時に指定できません。
/OUTPUT=ファイル指定
指定ファイルにリコール・バッファの内容を書き出します。ファイル・タイプの省略時の設定は .LIS です。ファイル名にはワイルドカード文字を使用できません。
/ERASE 修飾子も指定された場合,リコール・バッファの書き出し後クリアされます。
/OUTPUT は /ALL や /PAGE と同時に指定できません。
/PAGE
/NOPAGE (省略時の設定)
/PAGE 修飾子を指定すると,すべてのコマンドとその番号を一画面ずつ表示します。 /NOPAGE 修飾子は,/ALL 修飾子と同じ出力を作成します。 Ctrl/Z を押すことにより,出力表示を中止することができます。
/PAGE は /INPUT や /OUTPUT と同時に指定できません。
/SEARCH 文字列
リコール・バッファを検索し,指定した検索文字列を含むすべてのコマンド (およびその番号) を表示します。