カード・リーダから読み込まれたカードに対する,省略時の変換モードを定義します。このコマンドの実行後,指定されたカード・リーダから読み込まれた入力は,すべて指定されたモードに変換されます。
SET CARD_READER 装置名[:]
装置名[:]変換モードが設定される,カード・リーダの名前を指定します。他のユーザが現在占有している装置は指定できません。
システムがブートストラップ型の場合,すべてのカード・リーダで読み込んだカードの変換モードは 029 に設定されます。いずれのコマンド修飾子も指定しないと,SET CARD_READER コマンドは無動作です。つまり,現在の装置の変換モードは変化しません。
/026026 穿孔装置で穿孔されたカード用に,カード・リーダを設定します。 /029029 穿孔装置で穿孔されたカード用に,カード・リーダを設定します。 /LOG/NOLOG (省略時の設定)カード・リーダの設定を確認するためのログ情報を,ターミナルに表示するかどうかを指定します。
$ ALLOCATE CR: _CRA0: ALLOCATED $ SET CARD_READER CRA0:/029 $ COPY CRA0: [PEARLMAN.DATAFILES]CARDS.DAT
この例で,ALLOCATE コマンドは,総称装置名を指定することにより,カード・リーダの占有を要求しています。 ALLOCATE コマンドが装置名を表示すると,SET CARD_READER コマンドは,変換モードを 029 に設定します。そのあと,COPY コマンドは, CRA0 というカード・リーダに読み込まれたすべてのカードを,ディレクトリ [PEARLMAN.DATAFILES] のファイル CARDS.DAT にコピーします。