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OpenVMS マニュアル |
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HP OpenVMS
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表示デバイスに関係する名前カウントまたはデータ領域クォータの値を変更します。これらのクォータを変更すると,名前付きプロパティを格納できる非ページング・プールの量が変わります。
クォータ名パラメータの有効な値は,次のとおりです。
/GENERATE 修飾子を使用して作成された許可キーを無効化します。
/REVOKE 修飾子を指定すると,SET DISPLAY コマンドのどのアクションよりも先に無効化の操作が行われます。たとえば,同じコマンド行で /REVOKE と /GENERATE 修飾子を使用する場合,どのような順序で指定しても,1 つのキーを無効化してから,別のキーが生成されます。
/CREATE 修飾子とは併用できません。
LBX プロキシ・サーバ構成の Alpha システムと Integrity システムでは,この修飾子によって X ディスプレイ・サーバまたはスタンドアロンの LBX プロキシ・サーバのいずれかを指定します。スタンドアロンの LBX プロキシ・サーバはプロキシ・マネージャによって管理されないので,起動時に手動でサーバ番号を割り当てます。
表示デバイスをコマンド・パラメータで指定しなかった場合,論理名 DECW$DISPLAY の示す表示デバイスとサーバを対応づけます。
トランスポート名 は次の値のうちの 1 つになります。
Alpha システムと Integrity システムでは, トランスポート名パラメータに対する有効な値は, DECwindows の論理名 DECW$IPV6_SUPPORT でも決まります。この論理名は,インターネット・プロトコルのどのバージョン (IPv4 または IPv6) をサポートするかを指定します。 DECW$IPV6_SUPPORT 論理名と IPv6 プロトコルのサポートの詳細は, DECwindows Motif のマニュアルを参照してください。
Alpha システムおよび Integrity システムでプロキシ・マネージャを使用する場合,この修飾子は,選択した LBX プロキシ・サーバが X サーバへの接続に使用するトランスポートを指定します
スタンドアロンのプロキシ・サーバで使用する場合 (/SERVER 修飾子によって指定),この修飾子は,クライアントがプロキシ・サーバへの接続に使用するトランスポートを指定します。
次のオプションを使用して,実行するアクションを指定します。
SHOW DISPLAY/VALUES コマンドは,既存の名前付きプロパティとその値を表示するために使用します。プロパティ名は,31 文字以下という制限があります。ドル記号 ($) を含む名前は,弊社が OpenVMS 製品および機能で使用するために予約しています。たとえば,文字列 DECW$ は,DECwindows Motif 用に予約されています。
この修飾子では,他の独立プロセスでも利用できるように,すべての X 許可ファイル指定が (論理装置ではなく) 物理装置に解決されることに注意してください。検索リストを指定したが,ファイルが見つからない場合, X 許可ファイル指定は,検索リストの最初のディレクトリに解決されます。
/NOXAUTHORITY は,設定をクリアして論理名 DECW$XAUTHORITY によって参照されるファイルに戻る際,あるいはこの論理名が未定義の場合は省略時のファイルに戻る際に使用します。
#1 |
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$ SHOW DISPLAY Device: WSA1: [super] Node: 0 Transport: LOCAL Server: 0 Screen: 0 $ SET DISPLAY/CREATE/NODE=ZEPHYR/EXECUTIVE_MODE $ SHOW DISPLAY Device: WSA2: [exec] Node: ZEPHYR Transport: DECNET Server: 0 Screen: 0 $ SPAWN/NOWAIT/INPUT=NL: RUN SYS$SYSTEM:DECW$CLOCK $ SET DISPLAY/DELETE $ SHOW DISPLAY Device: WSA1: [super] Node: 0 Transport: LOCAL Server: 0 Screen: 0 |
この例では,ユーザはワークステーション (装置 WSA1:) にログインしています。 ( これは 0 によりわかります。0 は自ノードを参照する標準略記です。) その後 DECwindows Clock を起動して,その出力を他のワークステーション ZEPHYR に表示しようとしています。
ZEPHYR での表示が許可されているので,SET DISPLAY コマンドで ZEPHYR に出力先を変更できます。ZEPHYR 上に作成された装置は,エグゼクティブ・モード装置です。また,SHOW DISPLAY コマンドで,出力先を確認しています。そして Clock を起動します。Clock を終了した後,SET DISPLAY/DELETE コマンドで出力先の設定を無効にしています。最後に,SHOW DISPLAY コマンドで,その後に実行するアプリケーションが再びその実行ノードに表示されることを確認しています。
SET DISPLAY/CREATE コマンドにより,新しいワークステーション表示デバイス WSA2 が作成されます。SET DISPLAY/DELETE コマンドでこれを無効にした時に, DECwindows アプリケーションの出力は再び元の装置 WSA1 に戻ることに注意してください。
#2 |
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$ SET DISPLAY/CREATE/NODE=FLOPSY RABBIT $ SHOW DISPLAY RABBIT Device: WSA2: [super] Node: FLOPSY Transport: DECNET Server: 0 Screen: 0 $ RUN/DETACHED/OUTPUT=WSA2: SYS$SYSTEM:DECW$CLOCK $ SET DISPLAY/CREATE/NODE=ZEPHYR ZNODE $ SHOW DISPLAY ZNODE Device: WSA3: [super] Node: ZEPHYR Transport: DECNET Server: 0 Screen: 0 $ RUN/DETACHED/OUTPUT=WSA3: SYS$SYSTEM:DECW$CALENDAR $ RUN SYS$SYSTEM:DECW$BOOKREADER $ SHOW DISPLAY Device: WSA1: [super] Node: 0 Transport: LOCAL Server: 0 Screen: 0 |
この例では,ログイン (装置 WSA1:) 後,同一セッション内でいくつかのワークステーション・ディスプレイへ DECwindows アプリケーションの出力を設定しています。SET DISPLAY コマンドで異なる論理名を指定しているため, DECW$DISPLAY の論理名定義を変更せずに出力先を設定できます。このようにすれば,特定のアプリケーションだけ他のワークステーションに表示するようにできます。また自ノード上でアプリケーションの実行および表示を続けることもできます。この例では,Clock がノード FLOPSY で,Calendar がノード ZEPHYR で,そして Bookreader が自ノードでそれぞれ表示されます。
DCL コマンド RUN/DETACHED でアプリケーションを起動するには, SET DISPLAY コマンドで指定した論理表示デバイス名と同じ装置名を指定しなければなりません。この装置名は SHOW DISPLAY コマンドで確認できます。
#3 |
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$ SET DISPLAY/CREATE/GENERATE=TRUSTED- _$ /XAUTHORITY=XAUTHORITY_TEMP/NODE=ZEPHYR $ PIPE SHOW DISPLAY/EXTR | RSH FLOPSY "XAUTH NMERGE SYS$INPUT" $ SET HOST FLOPSY $ SET DISPLAY/NODE=ZEPHYR $ RUN SYS$SYSTEM:DECW$CLOCK |
この例で,ユーザは自サイトのワークステーション (WSA1:) にログインしており,リモート・ノード (FLOPSY) で DECwindows Clock アプリケーションを実行して,それを別のワークステーション (ZEPHYR) に表示しています。どちらのシステムも,マジック・クッキーでの許可を使用して, X ディスプレイ・サーバへのアクセスを制御します。
ノード ZEPHYR 上のサーバへの接続がすでに許可されている場合は,表示デバイスを作成して ZEPHYR に接続し,新しい許可キーを生成します。このキーにより,キー生成から 60 秒以内は,ZEPHYR 上のサーバへの信頼される接続が可能になります。このキーは,サーバへの信頼されるアクセスを制限するために,新しい X 許可ファイル XAUTHORITY_TEMP.DECW$XAUTH に格納されます。
次に許可キーが抽出されて FLOPSY にコピーされた後,そのシステムにある X 許可ファイルの他のエントリとマージされます。ここでホストをノード FLOPSY に設定し,表示をノード ZEPHYR に設定します。 FLOPSY からクロック・アプリケーションを実行すると,FLOPSY は ZEPHYR 上のサーバに接続され,生成された許可キーの指定に従ってアクセスが許可されます。
#4 |
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$ SET DISPLAY/CREATE/VALUE=- _$ (NAME=DECW$SESSION_MANAGER,SET="tcpip/zephyr:9510") $ SHOW DISPLAY/SYMBOLS/ALL Device: WSA23: [super] Node: 0 Transport: DECNET Server: 0 Screen: 0 User-defined values: "DECW$SESSION_MANAGER" = "tcpip/zephyr:9510" $ SHOW SYMBOL DECW$DISPLAY__DECW$SESSION_MANAGER DECW$DISPLAY__DECW$SESSION_MANAGER == "tcpip/zephyr:9510" $ SET DISPLAY UNTRUSTED/CREATE/XAUTHORITY=TEMP/GENERATE- _$ /VALUE=(NAME=DECW$SESSION_MANAGER,-) _$ SET="'DECW$DISPLAY__DECW$SESSION_MANAGER'" |
この例では,表示デバイスを作成するとともに,DECW$SESSION_MANAGER プロパティを,ポート番号 9510 を使用するリモート・ノード ZEPHYR 上のセッション・マネージャのネットワーク・アドレスに設定します。次に SHOW DISPLAY/SYMBOLS コマンドによって,ポート値の DCL シンボルを定義します。このシンボルを使用して,新しい表示デバイスのポート値が設定されます。
#5 |
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$ SET DISPLAY/CREATE/PROXY=GATEWY/NODE=hubbub.company.com- _$ /PMTRANSPORT=DECNET/NOLBXAUTHENTICATE/TRANSPORT=TCPIP $ SHOW DISPLAY Device: WSA23: [super] Node: HUBBUB.COMPANY.COM Transport: TCPIP Server: 0 Screen: 0 Connection will use: LBX proxy on node: gatewy.company.com Transport to proxy: TCPIP Server number: 63 $ RUN SYS$SYSTEM:DECW$CLOCK |
この例で,ユーザはローカル・ワークステーション (FLOPSY) にログインしており,企業ファイアウォールの外にある外部ホスト (hubbub.company.com) に接続しようとしています。ゲートウェイ・ホスト (GATEWY) 上のプロキシ・マネージャを使用して, LBX プロキシ・サーバを起動し,外部ホストに接続した後,DECwindows Clock アプリケーションを表示します。
ローカル・エリア・ネットワーク内からプロキシ・マネージャとの通信には DECnet が使用され,プロキシ・サーバから外部ホスト上の X ディスプレイ・サーバとの通信には TCP/IP が使用されています。管理対象プロキシ・サーバを使用している場合,クライアントからプロキシ・サーバへの接続に使用するトランスポートは,プロキシ・サーバが選択します。
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