/BREAK=ブレーク文字
ブレーク文字を指定します。回線上で,復帰改行(キャリッジ・リターン)ではなくブレークが必要な場合に使用します。 Ctrl/ブレーク文字キーで,ブレーク信号を生成します。
ブレーク文字は,C, M, Q, S, Y と [ を除いた @ から z までの任意の ASCII 文字を使用できます。ただしコマンド文字(/COMMAND=コマンド文字の説明を参照)やエスケープ文字(/ESCAPE=エスケープ文字の説明を参照)は使用できません。
@ から z までの任意の ASCII 文字には,大文字と小文字,@, \, ], ^, _, ` を含みます。
省略時の設定では,ブレーク文字は ] です。
/COMMAND=コマンド文字
コマンド文字を指定します。 Ctrl/コマンド文字キーで DTE コマンド・モードに入ります。
ブレーク文字は,C, M, Q, S, Y と [ を除いた @ から z までの任意の ASCII 文字を使用できます。ただし,ブレーク文字(/BREAK=ブレーク文字の説明を参照)やエスケープ文字(/ESCAPE=エスケープ文字の説明を参照)は使用できません。
@ から z までの任意の ASCII 文字には,大文字/小文字,@, \, ], ^, _, ` を含みます。
省略時の設定では,コマンド文字は @ です。
/DIAL=(NUMBER:番号[,MODEM_TYPE:モデム・タイプ])
出力ターミナル回線に接続されているモデムが,そのモデムの自動ダイアル・プロトコルを使って,自動ダイアルできることを指定します。 NUMBER キーワードと,そのあとに自動ダイアルする電話番号の指定が必要です。
新しい番号をダイアルする際には,リモート・システムから一度ログアウトしてください。
Alpha では,MODEM_TYPEキーワードの省略時の設定は DMCL (DECモデム・コマンドを使用するモデム)です。
モデム・タイプごとに,特定のモデム・ダイアラー・コードが必要です。どのモデム・ダイアラー・コードを使えば良いかは,システム管理者に確認してください。
MODEM_TYPE キーワードは, DF03,DF112,または DMCL 以外のモデム・タイプを指定するために使用されます。自動ダイアル機能を持つ他のモデムを使用したいというユーザのために,テンプレートが準備されています(SYS$EXAMPLES:DTE_DF03.MAR を参照してください)。
/ECHO
/NOECHO (省略時の設定)
ターミナル入力を,ローカル・システムでエコー表示するかどうかを指定します。省略時の設定では,リモート・システムでエコー処理されます。
/EIGHT_BIT (省略時の設定)
/NOEIGHT_BIT
出力ターミナル回線が, 7 ビットまたは 8 ビットの ASCII 文字コードをサポートするかどうかを指定します。省略時設定では,8 ビット文字がサポートされます。 /NOEIGHT_BIT を指定すると,7 ビット文字のサポートとなります。
/ERROR_ACTION=CONTINUE (省略時の設定)
/ERROR_ACTION=EXIT
EXIT や CONTINUE キーワードで,エラー処理を指定します。
出力ターミナル回線でエラーが検出された場合,ローカル・システムに報告され,ターミナルにエラー・メッセージが表示されます。
エラー処理に CONTINUE が指定されると,リモート・システムとの通信は続行されます。
エラー処理に EXIT が指定されると,リモート・システムとの通信は直ちに切断されます。
/ESCAPE=エスケープ文字
エスケープ文字を指定します。Ctrl/エスケープ文字キーで,DTEPAD を終了します。
エスケープ文字は,C, M, Q, S, Y と [ を除いた @ から z までの任意の ASCII 文字を使用できます。ただし,コマンド文字(/COMMAND=コマンド文字の説明を参照)やブレーク文字(/BREAK=ブレーク文字の説明を参照)は使用できません。
省略時の設定では,エスケープ文字は \ です。
@ から z までの任意の ASCII 文字には,大文字と小文字,@, \, ], ^, _, ` を含みます。
/FLOW_CONTROL (省略時の設定)
/NOFLOW_CONTROL
XON/XOFF フロー制御を設定するかどうか指定します。省略時の設定では,フロー制御されています。
XON/XOFF フロー制御は,データ・オーバラン・エラーを防ぐために使用します。入力データは受信バッファに格納され,このバッファが一杯になるとデータ送信を中断させるためにリモート・ノードに信号が送られます。受信バッファに十分な領域が生じると,送信を再開するために別のメッセージが送られます。
リモート・システムが XON/XOFF フロー制御をサポートしていない場合には,フロー制御しないように設定しなければなりません。
/INIT[=ファイル指定] (省略時の設定)
/NOINIT
DTEPAD の設定可能な属性を,初期化ファイルに書かれた値によって設定します。
コマンド・ライン中の修飾子で指定した属性値は,初期化ファイルの設定に優先します。
省略時の設定では, DTEPAD は論理名 DTEPAD$INI を使用して初期化ファイルを探します。 /INIT 修飾子にファイル指定しない場合には,論理名 DTEPAD$INI が変換され,ファイルが探されます。論理名 DTEPAD$INI が未定義の場合は,/NOINIT が省略時の設定となります。
初期化ファイルでは,以下の DTE コマンドを使用できます。
- SAVE
- SEND BREAK
- SET DTE
- SPAWN
初期化ファイルの例を次に示します。
SET DTE/MAX_BUFFERS=150
SET DTE/READ_DELAY=100
SEND BREAK
|
/LOG[=ファイル指定]
/NOLOG (省略時の設定)
セッションのログ・ファイルを保存するかどうかを制御します。
ファイル指定なしで /LOG 修飾子を使用すると,ログ情報は DTEPAD.LOG というファイルに保存されます。
ログがモデム・セッションに使われているときは,ログ・ファイルは回線上で生じるノイズを含みます。たとえば,ログ・ファイルに記録するために,ファイルをタイプすると,データ・ファイルとともにノイズも記録されます。したがって,ファイル転送を目的とする /LOG 修飾子の使用は避けた方が良いでしょう。
ファイル転送には非同期の DECnet をおすすめします。
/MAX_BUFFERS=バッファ数
受信バッファの最大数を指定します。受信バッファは,モデム・ポートからのデータを受信するために使用されます。必要なだけ確保されます。
省略時の設定は 100 です。指定可能な最小値は 20 です。
/PARITY=NONE (省略時の設定)
/PARITY=ODD
/PARITY=EVEN
出力ターミナル回線のパリティ・チェックを制御します。
/READ_DELAY=遅延時間
モデム・ポートの読み込み遅延をミリ秒で指定します。この遅延時間は,モデム・ポートからターミナルの受信バッファへのデータ転送の時間間隔です。
省略時の設定は 50 ミリ秒で,この値は最小値です。
遅延時間を長くすると,ターミナルでの表示間隔が長くなります。また,データ・オーバラン・エラーの発生確立も高くなりますが, CPU 負荷は軽くなります。
/SPEED=(出力速度,入力速度)
ターミナルがデータを送受信するときの速度(ボー・レート)を指定します。速度に1つだけ値を指定する場合には,入力ボー・レートと出力ボー・レートは同じ速度に設定されます。
すべてのターミナルが,入力ボー・レートと出力ボー・レートに対して異なる値をサポートするわけではありません。各ターミナルのボー・レートについての詳細は,そのターミナルのマニュアルを参照してください。
省略時の通信速度は,システムごとに異なります。
指定できる値は,次のとおりです。
50 150 1800 4800 38400
75 300 2000 7200 57600
110 600 2400 9600 76800
134 1200 3600 19200 115200
|
不正な,または,サポートされない速度が指定された場合,設定値は以前のままです。