コマンド・プロシージャの実行中,コマンド・インタプリタは,通常, DCL コマンドまたはプログラム・イメージの終了時に返された状態コードをチェックし, $STATUS という予約されているシンボルにこのコードの数値を保存します。また,この値の下位3ビットは,予約されているシンボル $SEVERITY に保存されます。エラーまたは回復不能エラーが検出された場合,コマンド・プロシージャの実行は強制終了されます。
SET NOON コマンドを使用して,省略時のエラー・チェックを無効にします。 SET NOON が有効な場合,コマンド・インタプリタは引き続き状態コード値を $STATUS にいれ,重大度を $SEVERITY にいれますが,値に応じた処理は実行しません。その結果,返されるエラーの数にかかわらず,コマンド・プロシージャは実行を続けます。
例外 
CALL,GOSUB,または GOTO コマンドで現在のコマンド・プロシージャに存在しないラベルを指定すると,コマンド・プロシージャは警告メッセージを表示して終了します。 
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SET ON または SET NOON コマンドは,現在のコマンド・レベルだけに適用されます。別のプロシージャを実行するコマンド・プロシージャで SET NOON コマンドを使用すると, 2番目のプロシージャの実行中に省略時の SET ON が確立されます。