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OpenVMS マニュアル


 

OpenVMS ドキュメント
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目次
まえがき
第 1 章:日本語 EVE 概要
第 2 章:日本語EVEの拡張機能
第 3 章:DECwindows で起動する日本語 EVE
第 4 章:日本語 EVE コマンド・ディクショナリ
コマンド一覧
付録 A :定義済みキー一覧表
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日本語 EVE リファレンス・マニュアル


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形式

DELETE


説明

バッファのモードに応じて,カーソルの左側の文字を消去するか,またはその文字をスペースに変更します。挿入モードでは,行の残りの部分は1文字だけ左に移動し,文字は消去されます。重ね書きモードでは,消去した文字はスペースに変更されます。

行の先頭で DELETE を使用した場合には,モードとは無関係に前の行のキャリッジ・リターンが消去され,現在の行は1行だけ上に移動します。この機能は,FILL コマンドのために段落を作成するときに,ブランク行を消去するのに役立ちます。

消去した文字を復元する場合には,RESTORE CHARACTER コマンドを使用します。このコマンドもバッファのモードに応じて機能が異なります。

保留削除 (Pending Delete) を有効にした後,テキストを選択した場合には, DELETE は選択されたテキストを消去します。消去したテキストを復元するには,RESTORE SELECTION コマンドを使用します。詳しい説明は,SET PENDING DELETE コマンドの説明を参照してください。


次の例では,DELETEコマンドを使用して前の文字を消去する方法と,選択領域を消去する方法(保留削除)を示しています。

  1.  
    Command: INSERT MODE
    Command: DELETE
     
    

    挿入モードでは,DELETEはカーソルの左側の文字を消去します。

  2.  
    Command: OVERSTRIKE MODE
    Command: DELETE
     
    

    重ね書きモードでは,DELETEは現在の位置が行の先頭である場合を除き,前の文字をスペースに変更します。

  3. Command: SET PENDING DELETE
    Command: SELECT
                    . 
                    . 
                    . 
    Command: DELETE
     
    

    保留削除を有効にした後,テキストを選択した場合には,DELETE は選択領域を消去します。消去した内容を復元するには, RESTORE SELECTIONコマンドを使用します。


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