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OpenVMS マニュアル


 

OpenVMS ドキュメント
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タイトルページ
目次
まえがき
第 1 章:日本語 EVE 概要
第 2 章:日本語EVEの拡張機能
第 3 章:DECwindows で起動する日本語 EVE
第 4 章:日本語 EVE コマンド・ディクショナリ
コマンド一覧
付録 A :定義済みキー一覧表
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日本語 EVE リファレンス・マニュアル


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形式

EXIT


説明

編集セッションを終了し,新しいファイルまたは既存のファイルの新しいバージョンを作成します。

編集セッションを終了するときに,日本語 EVE の現在のバッファをファイルに書き込みます (保存します)。ただし,編集操作を実行しなかった場合や,セッションの途中でバッファの内容をファイルに書き込んだ後,バッファを変更していない場合には,保存操作は実行されません。

バッファに対してファイル指定が設定されていない場合,つまり入力ファイルを指定せずに日本語 EVE を起動した場合や,BUFFERコマンドまたは NEWコマンドを使用してバッファを作成した場合には,日本語 EVE はファイル名を要求するプロンプトを表示します。このプロンプトに対して [ Return ] キーだけを押すと,バッファの内容を保存せず,編集セッションは終了します。

編集セッションで複数のバッファを編集した場合などで,現在のバッファ以外に変更したバッファがある場合には,日本語 EVE はそれらのバッファもファイルに書き込むかどうかを質問します。YES または NO で応答してください。必要ならば,日本語 EVE は出力ファイル指定を要求するプロンプトを表示します。

バッファの内容を変更していない場合には,EXITコマンドと QUITコマンドは同じです。つまり,どちらのコマンドも新しいファイルや既存のファイルの新しいバージョンを作成しません。

バッファに対応する出力ファイルは通常,入力ファイルと同じです。つまり,日本語 EVE を起動したときに指定したファイル,またはGET FILEコマンド, OPENコマンド,OPEN SELECTEDコマンドを使用したときに指定したファイルが出力ファイルとなります。編集セッションの途中で WRITE FILEまたはSAVE FILE ASコマンドを使用してバッファの内容を保存するときに,出力ファイル名を指定した場合には,編集セッションの終了時にも,バッファの内容はその出力ファイルに書き込まれます。

EXITコマンドは,バッファの内容をファイルに書き込む前に,書き出されるすべてのバッファの先頭から,各バッファに対応する出力コードセットに属さない文字列を検索します。

バッファの中の文字がすべて出力コードセットに属していれば,そのままファイルに書き込みます。

バッファの中に出力コードセットに属さない文字があったときには,その文字列にカーソルを移動して,ユーザに次の動作を質問します。これに対する応答は,以下のいずれかを選択します。

  • 次検索 ( [ N ] )
    検索された文字列をそのまま残して,次の文字列を検索します。

  • 強制保存 ( [ S ] )
    それ以降の検索をしないでそのバッファをファイルに書き出し,次のバッファの検索に移ります。

  • 中止 ( [ C ] )
    EXITを中止します。カーソルは検索された文字列の先頭に置かれ,検索された文字列は高輝度表示のまま残りますので,検索された文字列に対して編集操作を行うことができます。

[ N ][ S ] または[ C ]のキーを押してから [ Return ] キーを押してください。

EXIT実行時に出力コードセットに属さない文字として表示された文字は,ファイルには正しく書き込まれません。次検索 ( [ N ] ) や強制保存 ( [ S ] ) の選択はユーザの責任で行ってください。その文字の情報を失いたくない場合には,中止 ( [ C ] ) を選んでEXITを一時中止し,正しくないと指摘された文字を現在の出力コードセットに属する文字で置き換えるか, SET CODESET OUTPUTコマンドで出力コードセットを変えてください。現在の出力コードセットはSHOWコマンドで知ることができます。


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