入力した文字列ではなく,選択したテキスト文字列を現在のバッファから選択します。このコマンドは特に,大文字と小文字を組み合わせた長い文字列 ( 書籍の名前や人名など ) を実際に入力せずに検索するのに役立ちます。
【操作方法】
- 検索するテキストを選択します。
DECwindows では,選択領域は日本語 EVE の内部に存在しても,同時に実行中の別の DECwindows アプリケーションの内部に存在してもかまいません。
- FIND SELECTEDコマンドを使用します。選択は取り消されます。
日本語 EVE はまず,現在の方向にバッファを検索し,その後,逆方向に検索します。反対方向にだけ文字列を検索できる場合には,日本語 EVE は検索の方向を変更するかどうかを質問します。検索の方向を変更する場合には,[ Return ] を押します。検索の方向を変更せず,検索を終了する場合には,NO と入力し,[ Return ] を押します。文字列を検索できない場合には,カーソルは移動しません。
文字列を検索できた場合には,日本語 EVE は文字列の先頭にカーソルを移動し,検索したテキストを高輝度表示し,選択領域を取り消します。その後,COPY,FILL, REMOVE,UPPERCASE WORD,あるいはテキスト領域に対して使用できる他のコマンドも使用できます。
同じ文字列の別の発生箇所を検索する場合には,
FIND NEXT コマンドを使用するか,または [ Find ] を 2 回押します。
検索領域が設定されており ( 検索したテキストが強調表示されている場合 ),選択領域が設定されていない場合には,FIND SELECTED は FIND NEXT と同じ操作を実行します。検索領域と選択領域のどちらも設定されている場合には, FIND SELECTED は選択領域を使用します。