GET WILDCARDED FILESコマンドは指定したファイルそれぞれについてバッファを作成します。GET FILEコマンドとの違いは,同時に複数のファイルがオープンされることです。このコマンドはひとつのコマンドで2つ以上のファイルをオープンすることができます。
もし該当するファイルがないとき (つまり指定したファイルが存在しないとき), GET WILDCARD FILEコマンドはワイルドカードをファイル指定に使用していてもいなくても新しいバッファは作成しません(この動きは GET FILEコマンドやOPEN,
OPEN SELECTED コマンドと異なります。これらのコマンドはファイルが存在してもしなくてもバッファを作成します)。
日本語EVEはひとつひとつのファイルについて,すでにオープンされていないかをチェックします。もしすでにオープンされていなければ,ファイル名とファイル・タイプをバッファ名にしてバッファを作成します。それからファイルの内容がその新しいバッファにコピーされます。新しいバッファのマージンやその他の設定は $DEFAULTS$ バッファと同じ設定になります(オンライン・ヘルプの Defaultsを参照)。もしファイルがすでにオープンされていた場合には,バッファは作成されません。
2つかそれ以上のファイルがオープンされたとき,ワイルドカードに最後にマッチしたファイルのバッファが現在の画面に表示されます。もしそのファイルがすでにオープンされているファイルだったときには,カーソルはそのバッファ上で最後にいた位置に移動します。もしそのバッファが新しく作成されたものだったときには,カーソルはバッファの先頭に移動します。
オープンしたいファイル名と同じ名前で,ファイルに関連付けられていないバッファがすでにある場合,日本語EVEはバッファを作成する前に別のバッファ名をきいてきます。一回のGET WILDCARD FILES コマンドでバッファ名を要求するプロンプトが複数表示されることもあります。