バッファのジャーナル・ファイルを使って,システムの中断前に存在した,すべてのバッファの内容を回復します。別の編集セッションのバッファも同時に回復することができます。
RECOVER BUFFER ALLコマンドは,各種設定,キー定義,システム・バッファの内容は回復しません。
システムに問題が発生したときに編集していたすべてのバッファを回復するには以下のようにします。
- DCL コマンド EDIT/XTPU/NOJOURNAL を使って日本語 EVE を起動します。 /RECOVER 修飾子を指定する必要はありません。
- 日本語EVEのRECOVER BUFFER ALLコマンドを実行してください。
Command: RECOVER BUFFER ALL
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日本語 EVE は,論理名 XTPU$JOURNAL で指定されるディレクトリに存在するジャーナル・ファイルに対応するバッファを回復します。XTPU$JOURNAL は標準設定ではSYS$SCRATCH に定義されています。
バッファ名やジャーナル・ファイル名を指定しなくてよいこと以外は, RECOVER BUFFER
コマンドを繰り返し実行することと同じ結果が得られます。
それぞれのバッファについて,日本語 EVE はバッファ名や,バッファに対応するファイル名,ジャーナル・ファイル作成の日時などを表示します。日本語 EVE は以下の1つを選ぶようにユーザに聞いてきます。
- YES ---そのバッファを回復し,次のバッファを回復するかどうかを聞いてきます。これが単に [ Return ] キーを押したときの省略時の動作です。
- NO ---バッファの回復をスキップします。他に回復するバッファがあれば,日本語 EVE はそのバッファについて回復するかどうか聞いてきます。
- QUIT ---回復をキャンセルします。