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DIMsウィジェットに対応する入力コンテキストの前編集セッションを開始する関数です。
int DIMsPreEditStart (w)
Widget w;
正の戻り値は,クライアントが前編集文字列に使用できる最大バイト数です。戻り値-1は,前編集文字列のサイズが無制限であることを示します。
DIMsPreEditStartは前編集セッションを開始します。クライアント側では,PreeditStartコールバックが発行されると前編集バッファで使用できる最大値が返されます。この呼び出しは入力スタイルが on-the-spot の場合に使用され, KeyReleaseイベントによってトリガされます。詳細については, processEventCb の項を参照してください。この呼び出しは,createICCb(),またはreason引数として DimCR_CreateIC を設定するようなコールバックでは,クライアントと IMS の接続がまだ確立されていないため使用できないことに注意してください。このようなコールバックの詳細については, setAreaCb の項およびそれ以降のいくつかの項を参照してください。
w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。
DIMsウィジェットに対応する入力コンテキストの前編集セッションを終了させる関数です。
void DIMsPreEditDone (w)
Widget w;
戻り値はありません。
DIMsPreEditDoneは前編集セッションを終了させます。クライアント側では,PreeditDoneコールバックが発行されると前編集バッファが解放されます。この呼び出しはスタイルが on-the-spot の場合のみ使用できます。この呼び出しは,createICCb(),またはreason引数として DimCR_CreateIC を設定するようなコールバックでは,クライアントと IMS の接続がまだ確立されていないため使用できないことに注意してください。このようなコールバックの詳細については, setAreaCb の項およびそれ以降のいくつかの項を参照してください。
w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。
DIMs ウィジェットに対応する入力コンテキストの前編集セッションが開始されているかどうかをチェックする関数です。
void DIMsPreEditStateNotify (w, state)
Widget w; XIMPreeditState state;
DIMs ウィジェットの前編集セッションが開始されている場合は,Ture が返されます。 DIMs ウィジェットの前編集セッションが開始されていない場合は, False が返されます。
DIMsIsIState は,DIMs ウィジェットの前編集セッションが開始されているかどうかを示すブール値を返します。この呼び出しは入力スタイルが on-the-spot の場合のみ使用できます。
w 入力コンテキストに対応する DIMs ウィジェットを指定します。
DIMsウィジェットに対応する入力コンテキストの前編集セッションが開始されているかどうかをチェックする関数です。
Boolean DIMsIsIState (w)
Widget w;
DIMsウィジェットの前編集セッションが開始されている場合は,Trueが返されます。 DIMsウィジェットの前編集セッションが開始されていない場合は,Falseが返されます。
DIMsIsIStateは,DIMsウィジェットの前編集セッションが開始されているかどうかを示すブール値を返します。この呼び出しは入力スタイルがon-the-spot の場合のみ使用できます。
w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。
前編集セッションを開始した入力コンテキストで,文字列を挿入/削除/置換する関数です。
void DIMsPreEditDraw (w, caret, chg_first, chg_length, string, string_length, reditions, redition_length)
Widget w; int caret; int chg_first; int chg_length; void *string; int string_length; XIMFeedback *renditions; int rendition_length;
戻り値はありません。
DIMsPreEditDrawは,入力コンテキストの前編集文字列を挿入/削除/置換するために使用されます。クライアント側では, PreeditDrawコールバックが発行されると,このルーチンの引数に与えられた情報に従って編集バッファが挿入/削除/置換されます。この呼び出しは入力スタイルが on-the-spot の場合のみ使用できます。この呼び出しは,createICCb(),またはreason引数として DimCR_CreateIC を設定するようなコールバックでは,クライアントと IMS の接続がまだ確立されていないため使用できないことに注意してください。このようなコールバックの詳細については, setAreaCb の項およびそれ以降のいくつかの項を参照してください。
w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。 caret 前編集文字列のカーソル・オフセット(文字単位)を指定します。 chg_first 変更部分の開始位置(文字単位)を指定します。 chg_length 変更部分の長さ(文字単位)を指定します。 string 入力コンテキストに渡す文字列を指定します。エンコーディングはDIMsEncoding(w)の戻り値に一致しなければなりません。 IMSプログラマは,このデータにメモリを割り当てたら呼び出し後に解放する必要があります。 string_length stringのバイト数を指定します。 renditions 文字ごとの表示情報を持つXIMFeedback の配列へのポインタを指定します。 redition_length reditionsのメンバ数を指定します。
前編集の際にテキスト挿入位置を移動する関数です。
void DIMsPreEditCaret (w, position, direction, style)
Widget w; int *position; (呼び出し側へ返す) XIMCaretDirection direction; XIMCaretStyle; style;
戻り値はありません。
DIMsPreEditCaretは,前編集の際に,テキスト挿入位置を移動させる関数です。クライアント側では,PreeditCaretコールバックが発行されると新しいカレットの位置が返されます。この関数を呼び出す場合には, position引数にカレットの位置を指定しなければなりません。この関数は,同じ引数で前編集文字列の新しいオフセットを返します。この呼び出しは入力スタイルが on-the-spot の場合のみ使用できます。この呼び出しは,createICCb(),またはreason引数として DimCR_CreateIC を設定するようなコールバックでは,クライアントと IMS の接続がまだ確立されていないため使用できないことに注意してください。このようなコールバックの詳細については, setAreaCb の項およびそれ以降のいくつかの項を参照してください。
w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。 position 前編集文字列内のカレット・オフセットを指定します。呼び出し後には,初期位置からの新しいオフセット値が返されます。 direction カレットが移動する方向を指定します。 style カレットのフィードバックを指定します。
DIMsウィジェットに対応する入力コンテキストの状態更新セッションを開始する関数です。
void DIMsStatusStart (w)
Widget w;
戻り値はありません。
DIMsStatusStartは,状態領域を更新する前に呼び出される必要があります。クライアント側ではStatusStartが発行されます。この呼び出しはXIMStatusCallbackにのみ使用できます。この呼び出しは,createICCb(),またはreason引数として DimCR_CreateIC を設定するようなコールバックでは,クライアントと IMS の接続がまだ確立されていないため使用できないことに注意してください。このようなコールバックの詳細については, setAreaCb の項およびそれ以降のいくつかの項を参照してください。
w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。
DIMsウィジェットに対応する入力コンテキストの状態更新セッションを終了させます。
void DIMsStatusDone (w)
Widget w;
戻り値はありません。
DIMsStatusDoneは,状態領域を更新した後に呼び出す必要があります。クライアント側では,StatusDoneコールバックが発行されます。この呼び出しは,XIMStatusCallbackにのみ使用できます。この呼び出しは,createICCb(),またはreason引数として DimCR_CreateIC を設定するようなコールバックでは,クライアントと IMS の接続がまだ確立されていないため使用できないことに注意してください。このようなコールバックの詳細については, setAreaCb の項およびそれ以降のいくつかの項を参照してください。
w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。
DIMsウィジェットに対応する入力コンテキストの状態領域を更新する関数です。
void DIMsStatusDraw (w, type, string, string_length, reditions, renditions_length, bitmap)
Widget w; XIMStatusDataType type; void *string; int string_length; XIMFeedback *renditions; int rendition_length; Pixmap bitmap;
戻り値はありません。
DIMsStatusDrawは,入力コンテキストの状態領域を更新します。クライアント側では,StatusDrawコールバックが発行されます。この呼び出しは,XIMStatusCallbackにのみ使用できます。この呼び出しは,createICCb(),またはreason引数として DimCR_CreateIC を設定するようなコールバックでは,クライアントと IMS の接続がまだ確立されていないため使用できないことに注意してください。このようなコールバックの詳細については, setAreaCb の項およびそれ以降のいくつかの項を参照してください。
w 入力コンテキストに対応するDIMsを指定します。 type テキストまたはビットマップのいずれを使用するかを指定します。 string 状態領域を更新するためのテキストを指定します。エンコーディングはDIMsEncoding(w)の戻り値と一致しなければなりません。このデータにメモリを割り当てたら呼び出し後に解放する必要があります。 string_length stringのバイト数を指定します。 renditions 文字ごとの表示情報を持つXIMFeedback の配列へのポインタを指定します。 rendition_length renditionsのメンバ数を指定します。 bitmap typeがXIMBitmapTypeの場合にビットマップを指定します。
クライアントと,ジオメトリについての折衝を開始する関数です。
Boolean DIMsGeometryNegotiation (w)
Widget w;
クライアントが GeometryNegotiation コールバックをサポートする場合は,True が返されます。クライアントがGeometryNegotiation コールバックをサポートしない場合は, Falseが返されます。
DIMsGeometryNegotiationは,ジオメトリについてのクライアントとの折衝を開始します。クライアント側では,GeometryNegotiationコールバックが発行されます。この呼び出しは入力スタイルが off-the-spot の場合のみ使用できます。この呼び出しは,createICCb(),またはreason引数として DimCR_CreateIC を設定するようなコールバックでは,クライアントと IMS の接続がまだ確立されていないため使用できないことに注意してください。このようなコールバックの詳細については, setAreaCb の項およびそれ以降のいくつかの項を参照してください。
w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。
DIMsウィジェットに対応する入力コンテキストへの,クライアントからのイベント転送を有効または無効にします。
void DIMsSetEventsForward (w, state)
Widget w; Boolean state;
戻り値はありません。
DIMsSetEventsForwardは,XFilterEvents()による,クライアントから入力コンテキストへのイベント転送を有効,または無効にします。この関数は,IMSが動的イベント・フロー・モデルをサポートする場合にのみ有用です。イベント・フロー・モデルについての詳細は, 第 1.3.3 項 を参照してください。この呼び出しは,createICCb(),またはreason引数として DimCR_CreateIC を設定するようなコールバックでは,クライアントと IMS の接続がまだ確立されていないため使用できないことに注意してください。このようなコールバックの詳細については, setAreaCb の項およびそれ以降のいくつかの項を参照してください。
w 入力コンテキストに対応するDIMsウィジェットを指定します。 state イベント・フロー状態を指定します。クライアントによる入力コンテキストへのイベント転送を有効にする場合は Trueを指定し,クライアントがトリガオン・キーを受信するまで入力コンテキストへのイベント転送を無効にするには Falseを指定します。
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